JP6826889B2 - 断熱箱 - Google Patents

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Description

本発明は、段ボール箱のような箱体に収容されて使用される断熱箱に関する。
物流システムにおいては、物品を一定温度、例えば低温で輸送するサービスが、陸送、空輸を問わず提供されている。物品を低温で輸送する場合は、例えば、断熱性を有する保冷箱に物品とともに保冷材を収容し、この保冷材の冷気によって物品を保冷しながら輸送することが考えられる。また、倉庫内にて物品を低温で保管する場合も同様に、断熱性を有する保冷箱に物品とともに保冷材を収容し、保冷材の冷気によって物品を保冷しながら保管することが考えられる。
このような保冷箱としては、段ボール箱等の箱体内に、断熱性材料からなる6枚の板状部材を箱体の内部六面をそれぞれ覆うように配置したものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。このように、段ボール箱等の箱体の内部六面のそれぞれを、断熱性材料からなる6枚の板状部材で覆うことにより、物品を一定温度に保冷することができる。
特開2002−59984号公報
しかしながら、上述したように、段ボール箱等の箱体の内部六面のそれぞれを、断熱性材料からなる6枚の板状部材で覆うものにおいては、6枚の板状部材の境界部分に隙間が生じる場合があり、その場合、内部の冷気がその境界部分から外部に漏れてしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、段ボール箱のような箱体に収容されて使用される断熱箱において、内部の冷気の外部への漏れを少なくすることができる断熱箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
断熱性材料からなり、コの字状に折り曲げ可能な第1、第2、第3及び第4の板状部材が組み合わされて構成される断熱箱であって、
前記第1の板状部材と前記第2の板状部材とがそれぞれコの字状に折り曲げられた状態で互いに組み合わされ、前記第1の板状部材によって、蓋部、底面及び1つの側面が構成され、第2の板状部材によって3つの側面が構成されてなる六面体の外箱と、
前記第3の板状部材と前記第4の板状部材とがそれぞれコの字状に折り曲げられた状態で互いに組み合わされ、前記第3の板状部材によって、蓋部、底面及び1つの側面が構成され、第4の板状部材によって3つの側面が構成されてなる六面体の内箱とを有し、
前記内箱は、前記第4の板状部材のコの字状の開放部分が前記第2の板状部材のコの字状の開放部分とは逆向きとなるように前記外箱に収容されている。
上記のように構成された本発明においては、断熱性材料からなり、コの字状に折り曲げ可能な第3の板状部材と第4の板状部材とがコの字状に折り曲げられた状態で互いに組み合わされて六面体からなる内箱が構成されているため、内箱には、第3の板状部材と第4の板状部材との境界部分に隙間が生じる場合がある。一方、断熱性材料からなり、コの字状に折り曲げ可能な第1の板状部材と第2の板状部材とがコの字状に折り曲げられた状態で互いに組み合わされて六面体からなる外箱が構成されているため、外箱にも、第1の板状部材と第2の板状部材との境界部分に隙間が生じる場合がある。そして、内箱が外箱に収容されることで断熱箱が構成されることになるが、内箱が、内箱の3つの側面を構成する第4の板状部材のコの字状の開放部分が、外箱の3つの側面を構成する第2の板状部材のコの字状の開放部分とは逆向きとなるように外箱に収容されるので、内箱の蓋部、底面及び1つの側面を構成する第3の板状部材のコの字状の開放部分も、外箱の蓋部、底面及び1つの側面を構成する第1の板状部材のコの字状の開放部分とは逆向きとなり、それにより、内箱の第3の板状部材と第4の板状部材との境界部分に隙間が生じたとしても、その隙間の外側の部分には外箱の板状部材が存在し、また、外箱の第1の板状部材と第2の板状部材との境界部分に隙間が生じたとしても、その隙間の内側の部分には内箱の板状部材が存在することとなる。それにより、内部の冷気の外部への漏れが少なくなる。また、断熱性材料からなる第1の板状部材と第2の板状部材とで構成された六面体からなる外箱に、断熱性材料からなる第3の板状部材と第4の板状部材とで構成された六面体からなる内箱が収容されるので、六面の全てにおいて、断熱性材料からなる板状部材が2枚重ね合わされた状態となり、高い断熱性能が実現される。
また、内箱が外箱に収容された状態における内箱の蓋部の上面の高さが、内箱が外箱に収容された状態における第2の板状部材の上端部と同じ高さであれば、外箱の蓋部が閉じられた場合、内箱の蓋部の上面以外に第2の板状部材の上端部に外箱の蓋部が当接した状態となることで、上面からの押圧に強くなる。
また、複数の内箱を上記同様にして外箱に収容すれば、複数の内箱毎に異なる温度環境を設定することができる。
本発明によれば、第1の板状部材と第2の板状部材とがそれぞれコの字状に折り曲げられた状態で互いに組み合わされてなる六面体の外箱に、第3の板状部材と第4の板状部材とがそれぞれコの字状に折り曲げられた状態で互いに組み合わされてなる六面体の内箱が収容された状態で、段ボール箱のような箱体に収容されて使用されることになるが、内箱が、内箱の3つの側面を構成する第4の板状部材のコの字状の開放部分が、外箱の3つの側面を構成する第2の板状部材のコの字状の開放部分とは逆向きとなるように外箱に収容されていることで、内箱の第3の板状部材と第4の板状部材との境界部分に隙間が生じたとしても、その隙間の外側の部分には外箱の板状部材が存在し、また、外箱の第1の板状部材と第2の板状部材との境界部分に隙間が生じたとしても、その隙間の内側の部分には内箱の板状部材が存在することとなり、それにより、内部の冷気の外部への漏れを少なくすることができる。また、断熱性材料からなる第1の板状部材と第2の板状部材とで構成された六面体からなる外箱に、断熱性材料からなる第3の板状部材と第4の板状部材とで構成された六面体からなる内箱が収容されることにより、六面の全てにおいて、断熱性材料からなる板状部材が2枚重ね合わされた状態となり、高い断熱性能を実現することができる。
また、内箱が外箱に収容された状態における内箱の蓋部の上面の高さが、内箱が外箱に収容された状態における第2の板状部材の上端部と同じ高さのものにおいては、外箱の蓋部が閉じられた場合、内箱の蓋部の上面以外に第2の板状部材の上端部に外箱の蓋部が当接した状態となるため、上面からの押圧に強くなる。
また、複数の内箱を上記同様にして外箱に収容したものにおいては、複数の内箱毎に異なる温度環境を設定することができる。
本発明の断熱箱の実施の一形態を構成する外箱の構成を示す図であり、(a),(b)は外箱を構成する板状部材を示す図、(c)は(a),(b)に示した板状部材が組み合わされて構成された外箱の外観斜視図、(d)は(c)に示した外箱の蓋部を開けた状態の外観斜視図である。 本発明の断熱箱の実施の一形態を構成する内箱の構成を示す図であり、(a),(b)は内箱を構成する板状部材を示す図、(c)は(a),(b)に示した板状部材が組み合わされて構成された内箱の外観斜視図、(d)は(c)に示した内箱の蓋部を開けた状態の外観斜視図である。 図1に示した外箱に図2に示した内箱が収容されて構成された断熱箱を示す外観斜視図であり、(a)は外箱と内箱の蓋部がいずれも開いた状態を示す図、(b)は外箱の蓋部のみが開いた状態を示す図である。 図1に示した外箱に図2に示した内箱が収容された状態における、外箱を構成する板状部材と内箱を構成する板状部材との向きを説明するための図であり、(a)は図3に示した断熱箱の一対の側面に平行な断面を示す図、(b)は図3に示した断熱箱の底面に平行な断面を示す図である。 図1〜図3に示した断熱箱の具体的な使用形態を説明するための外観斜視図である。 図1〜図3に示した断熱箱の具体的な使用形態を説明するための外観斜視図である。 段ボール箱に収容された断熱箱内に物品を収容した状態を示す外観斜視図である。 図1〜図3に示した断熱箱による作用を説明するための図であり、(a)は図3に示した断熱箱の一対の側面に平行な断面を示す図、(b)は図3に示した断熱箱の底面に平行な断面を示す図である。 本発明の断熱箱の他の実施の形態を示す外観斜視図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の断熱箱の実施の一形態を構成する外箱の構成を示す図であり、(a),(b)は外箱を構成する板状部材を示す図、(c)は(a),(b)に示した板状部材10,20が組み合わされて構成された外箱の外観斜視図、(d)は(c)に示した外箱2の蓋部を開けた状態の外観斜視図である。
本形態における外箱は図1に示すように、第1の板状部材10と第2の板状部材20とが組み合わされて構成される。
板状部材10は、例えば矢崎総業製のアローエコ等の、紙を原料とする20mm程度の厚さを有する断熱性材料から構成されており、3つの板部11〜13が折り部14a,14bを介して折り曲げ可能に連接して構成されている。板状部材10は、折り部14a,14bに対して加熱しながら筋押し加工が施されることで、折り部14a,14bにて折り曲げ可能となっている。
板状部材20は、例えば矢崎総業製のアローエコ(登録商標)等の、紙を原料とする20mm程度の厚さを有する断熱性材料から構成されており、3つの板部21〜23が折り部24a,24bを介して折り曲げ可能に連接して構成されている。板状部材20は、折り部24a,24bに対して加熱しながら筋押し加工が施されることで、折り部24a,24bにて折り曲げ可能となっている。
このように構成された板状部材10,20がそれぞれ、折り部14a,14b,24a,24bにてコの字状に折り曲げられて組み合わされることで、図1(c),(d)に示すように、六面体の外箱2が構成される。その際、板状部材20の端面が、板状部材10の外周に沿った部分に当接した状態となる。そして、板状部材10の板部11によって外箱2の蓋部が構成され、板状部材10の板部13によって外箱2の底面が構成され、板状部材10の板部12と板状部材20の板部21〜23によって外箱2の4つの側面が構成されることになる。外箱2の蓋部となる板部11は、外箱2の1つの側面となる板部12と折り部14aを介して折り曲げ可能に連接していることで、外箱2の蓋部が折り部14aを中心として開閉可能となり、閉じた状態では、板状部材20の上端部となる端面にて支えられることになる。
ここで、板状部材10,20の板部11〜13,21〜23の連接方向を第1の方向とし、それと直交する方向を第2の方向とした場合、上記のように、板状部材10,20がそれぞれ、折り部14a,14b,24a,24bにてコの字状に折り曲げられて組み合わされることで、六面体の外箱2が構成されることから、板状部材20においては、第2の方向の長さが、板状部材10の厚さと板部12の第1の方向の長さに応じたものとなっている。また、板状部材20の板部21,23の第1の方向の長さが、板状部材10の厚さと板部11,13の第1の方向の長さに応じたものとなっている。また、板状部材20の板部22の第1の方向の長さが、板状部材10の厚さと第2の方向の長さに応じたものとなっている。
図2は、本発明の断熱箱の実施の一形態を構成する内箱の構成を示す図であり、(a),(b)は内箱を構成する板状部材を示す図、(c)は(a),(b)に示した板状部材30,40が組み合わされて構成された内箱の外観斜視図、(d)は(c)に示した内箱3の蓋部を開けた状態の外観斜視図である。
本形態における内箱は図2に示すように、第3の板状部材30と第4の板状部材40とが組み合わされて構成される。
板状部材30は、例えば矢崎総業製のアローエコ等の、紙を原料とする20mm程度の厚さを有する断熱性材料から構成されており、3つの板部31〜33が折り部34a,34bを介して折り曲げ可能に連接して構成されている。板状部材30は、折り部34a,34bに対して加熱しながら筋押し加工が施されることで、折り部34a,34bにて折り曲げ可能となっている。
板状部材40は、例えば矢崎総業製のアローエコ等の、紙を原料とする20mm程度の厚さを有する断熱性材料から構成されており、3つの板部41〜43が折り部44a,44bを介して折り曲げ可能に連接して構成されている。板状部材40は、折り部44a,44bに対して加熱しながら筋押し加工が施されることで、折り部44a,44bにて折り曲げ可能となっている。
このように構成された板状部材30,40がそれぞれ、折り部34a,34b,44a,44bにてコの字状に折り曲げられて組み合わされることで、図2(c),(d)に示すように、六面体の内箱3が構成される。その際、板状部材40の端面が、板状部材30の外周に沿った部分に当接した状態となる。そして、板状部材30の板部31によって内箱3の蓋部が構成され、板状部材30の板部33によって内箱3の底面が構成され、板状部材30の板部32と板状部材40の板部41〜43によって内箱3の4つの側面が構成されることになる。内箱3の蓋部となる板部31は、内箱3の1つの側面となる板部32と折り部34aを介して折り曲げ可能に連接していることで、内箱2の蓋部が折り部34aを中心として開閉可能となり、閉じた状態では、板状部材40の上端部となる端面にて支えられることになる。
ここで、板状部材30,40の板部31〜33,41〜43の連接方向を第1の方向とし、それと直交する方向を第2の方向とした場合、上記のように、板状部材30,40がそれぞれ、折り部34a,34b,44a,44bにてコの字状に折り曲げられて組み合わされることで、六面体の内箱3が構成されることから、板状部材40においては、第2の方向の長さが、板状部材30の厚さと板部32の第1の方向の長さに応じたものとなっている。また、板状部材40の板部41,43の第1の方向の長さが、板状部材30の厚さと板部31,33の第1の方向の長さに応じたものとなっている。また、板状部材40の板部42の第1の方向の長さが、板状部材30の厚さと第2の方向の長さに応じたものとなっている。
上記のように構成された外箱2に内箱3が収容されることで、本形態の断熱箱が構成される。
図3は、図1に示した外箱2に図2に示した内箱3が収容されて構成された断熱箱を示す外観斜視図であり、(a)は外箱2と内箱3の蓋部がいずれも開いた状態を示す図、(b)は外箱2の蓋部のみが開いた状態を示す図である。図4は、図1に示した外箱2に図2に示した内箱3が収容された状態における、外箱2を構成する板状部材10,20と内箱3を構成する板状部材30,40との向きを説明するための図であり、(a)は図3に示した断熱箱1の板部21,23,41,43に平行な断面を示す図、(b)は図3に示した断熱箱1の板部13,33に平行な断面を示す図である。
本形態における断熱箱は図3に示すように、図1に示した外箱2に図2に示した内箱3が収容されて構成される。その際、図3に示すように、外箱2の底面となる板部13上に内箱3が載置され、板部13と内箱3の底面となる板部33とが当接した状態となるが、図4(a)に示すように、外箱2を構成する板状部材10と内箱3を構成する板状部材30とが、コの字状の開放部分が逆向きとなるように、外箱2に内箱3が収容され、また、図4(b)に示すように、外箱2を構成する板状部材20と内箱3を構成する板状部材40とが、コの字状の開放部分が逆向きとなるように、外箱2に内箱3が収容される。そして、内箱3を構成する板状部材30,40の板部31〜33,41〜43のそれぞれの縦横の長さが、外箱2を構成する板状部材10,20の対応する板部11〜13,21〜23のそれぞれの縦横の長さよりも、板状部材30の2枚分の厚さだけ短くなっていることから、外箱2の側面を構成する板部12に内箱3の側面を構成する板部42が当接し、外箱2の側面を構成する板部21に内箱3の側面を構成する板部43が当接し、外箱2の側面を構成する板部22に内箱3の側面を構成する板部32が当接し、外箱2の側面を構成する板部23に内箱3の側面を構成する板部41が当接する。また、外箱2の板部11と内箱3の板部31が折り曲げられることで、外箱2と内箱3のそれぞれの蓋部が閉じられると、外箱2の板部11と内箱3の板部31とが当接することになる。また、図3(b)及び図4(a)に示すように、内箱3が外箱2に収容された状態においては、内箱3の蓋部を構成する板部31の上面の高さh1が、板状部材20の上端部となる端面の高さh2と同じとなる。なお、内箱3を構成する板状部材30,40の板部31〜33,41〜43はそれぞれ、板部31が板状部材10の板部11に対応し、板部32が板状部材10の板部12に対応し、板部33が板状部材10の板部13に対応し、板部41が板状部材20の板部21に対応し、板部42が板状部材20の板部22に対応し、板部43が板状部材20の板部23に対応する。
以下に、上述した断熱箱1の具体的な使用形態について説明する。
図5及び図6は、図1〜図3に示した断熱箱1の具体的な使用形態を説明するための外観斜視図である。
上述した断熱箱1は、段ボール箱のような箱体に収容されて使用される。その際、断熱箱1は、収容部の大きさが断熱箱1の外箱2の大きさと同じ箱体に収容されることになる。
図1〜図3に示した断熱箱1を、収容部の大きさが断熱箱1の外箱2の大きさと同じ段ボール箱に収容して使用する場合は、まず、図5(a)に示すように、外箱2を構成する板状部材10の板部13が段ボール箱4の底面に当接するとともに、板状部材10の板部12が段ボール箱4の1つの側面に当接するようにして、段ボール箱4に板状部材10を収容する。
次に、図5(b)に示すように、外箱2を構成する板状部材20の板部21〜23が、段ボール箱4の側面のうち板部12に当接していない3つの側面に当接するようにして、段ボール箱4に板状部材20を収容する。これにより、段ボール箱4内に、板状部材10,20からなる外箱2が収容された状態となる。この際、板状部材10の板部11は折り曲げずに外箱2の蓋部が開いた状態としておく。
次に、図6(a)に示すように、内箱3を構成する板状部材30の板部33が板状部材10の板部13に当接するとともに、板状部材30の板部32が板状部材20の板部22に当接するようにして、段ボール箱4に板状部材30を収容する。
次に、図6(b)に示すように、内箱3を構成する板状部材40の板部42が板状部材10の板部12に当接するとともに、板部41,43がそれぞれ板状部材20の板部23,21に当接するようにして、段ボール箱4に板状部材40を収容する。これにより、段ボール箱4に収容された外箱2内に、板状部材30,40からなる内箱3が収容された状態となる。この際、板状部材30の板部31は折り曲げずに内箱3の蓋部が開いた状態としておく。
このようにして、図1〜図3に示した断熱箱1が段ボール箱4に収容されることになる。その後、段ボール箱4に収容された断熱箱1内に、一定の温度に保冷する等、温度管理が必要となる物品が収容されることになる。
図7は、段ボール箱4に収容された断熱箱1内に物品を収容した状態を示す外観斜視図である。
図1〜図3に示した断熱箱1を用いて物品を一定の温度に保冷する場合は、図7に示すように、上記のようにして段ボール箱4に収容された断熱箱1内に、一定の温度で保冷したい物品5を収容するとともに、物品5の周囲に保冷剤6を収容する。保冷剤6は、繰り返し使用可能なタイプであっても、使い捨てタイプであってもよい。また、物品5や保冷剤6の周囲に空間が生じた場合、エアークッション等の緩衝材によってその空間を埋めることで、断熱箱1に収容された物品5の搬送途中等において、物品5を振動等から保護することができる。
段ボール箱4に収容された断熱箱1内に保冷剤6とともに物品5を収容した後、まず、内箱3の蓋部を構成する板部31を折り部34aにて折り曲げることで内箱3の蓋部を閉じ、その後、外箱2の蓋部を構成する板部11を折り部14aにて折り曲げることで外箱2の蓋部を閉じる。その際、上述したように、内箱3が外箱2に収容された状態においては、内箱3の蓋部を構成する板部31の上面の高さが、外箱2の3つの側面を構成する板状部材20の上端部となる端面と同じ高さであることにより、外箱2の蓋部が閉じられた場合、内箱3の蓋部の上面以外に板状部材20の上端部に外箱2が当接した状態となるため、上面からの押圧に強くなる。
このようにして断熱箱1内に収容された物品5は、保冷剤6とともに断熱箱1内に収容されていることから、保冷剤6の冷気によって保冷される。
なお、断熱箱1が収容される箱体としては、上述したような段ボール箱4に限らず、折り畳みコンテナや断熱カバー等からなるものが考えられる。そのような箱体に上述した断熱箱1が収容されることで、一定の温度で保冷したい物品を収容して保管や搬送をするための物品収容箱が構成されることになる。
以下に、本形態の断熱箱1による作用について説明する。
図8は、図1〜図3に示した断熱箱1による作用を説明するための図であり、(a)は図3に示した断熱箱1の板部21,23,41,43に平行な断面を示す図、(b)は図3に示した断熱箱1の板部13,33に平行な断面を示す図である。
図1〜図3に示した断熱箱1においては、コの字状に折り曲げ可能な板状部材30,40がそれぞれコの字状に折り曲げられた状態で互いに組み合わされて六面体からなる内箱3が構成されているため、図8(a)に示すように、板状部材30の板部31,33と板状部材40の板部42との境界部分に隙間7aが生じる場合があり、また、図8(b)に示すように、板状部材30の板部32と板状部材40の板部41,43との境界部分にも隙間7aが生じる場合がある。
一方、コの字状に折り曲げ可能な板状部材10,20がそれぞれコの字状に折り曲げられた状態で互いに組み合わされて六面体からなる外箱2が構成されているため、図8(a)に示すように、板状部材10の板部11,13と板状部材20の板部22との境界部分に隙間7bが生じる場合があり、また、図8(b)に示すように、板状部材10の板部12と板状部材20の板部21,23との境界部分にも隙間7bが生じる場合がある。
そして、内箱3が外箱2に収容されることで断熱箱1が構成されることになるが、内箱3が、内箱3の3つの側面を構成する板状部材40のコの字状の開放部分が、外箱2の3つの側面を構成する板状部材20のコの字状の開放部分とは逆向きとなるように外箱2に収容されるので、内箱3の蓋部、底面及び1つの側面を構成する板状部材30のコの字状の開放部分も、外箱2の蓋部、底面及び1つの側面を構成する板状部材10のコの字状の開放部分とは逆向きとなり、それにより、内箱3の板状部材30の板部31,33と板状部材40の板部42との境界部分に隙間7aが生じたとしても、図8(a)に示すように、その隙間7aの外側の部分には、板状部材10の板部11,13と板状部材20の板部22との境界部分に生じた隙間7bが存在せずに外箱2の板状部材10の板部12が存在し、また、内箱3の板状部材30の板部32と板状部材40の板部41,43との境界部分に隙間7aが生じたとしても、図8(b)に示すように、その隙間7aの外側の部分には、板状部材10の板部12と板状部材20の板部21,23との境界部分に生じた隙間7bが存在せずに外箱2の板状部材20の板部21,23が存在することになる。それにより、内箱3内の冷気が内箱3に生じた隙間7aを介して内箱3の外部に漏れ出たとしても、外箱2の板状部材10,20にて止まることとなり、断熱箱1内の冷気の外部への漏れが少なくなる。
また、断熱性材料からなる2つの板状部材10,20で構成された六面体からなる外箱2に、断熱性材料からなる2つの板状部材30,40で構成された六面体からなる内箱3が収容されて断熱箱1が構成されるので、断熱箱1の六面の全てにおいて、断熱性材料からなる板状部材が2枚重ね合わされた状態となり、高い断熱性能が実現される。
また、外箱2を構成する板状部材10,20及び内箱3を構成する板状部材30,40を、紙を原料とする断熱性材料から構成することで、発泡スチロールにように使用後に産業廃棄物として廃棄する必要がなく、可燃ごみとして廃棄することができる。
(他の実施の形態)
図9は、本発明の断熱箱の他の実施の形態を示す外観斜視図である。
上述した実施の形態においては、外箱2内に1つの内箱3が収容されたものを例に挙げて説明したが、内箱3の3つの側面を構成する板状部材のコの字状の開放部分が、外箱2の3つの側面を構成する板状部材のコの字状の開放部分とは逆向きとなるとともに、それにより、内箱3の蓋部、底面及び1つの側面を構成する板状部材のコの字状の開放部分が、外箱2の蓋部、底面及び1つの側面を構成する板状部材のコの字状の開放部分とは逆向きとなるように、内箱3が外箱2内に収容されていれば、外箱2に収容される内箱3の数は1つに限らない。
例えば、図9(a)に示すように、外箱2内に2つの内箱3a,3bが積み重ねられて収容されたものであってもよい。その場合でも、内箱3a,3bのそれぞれについて3つの側面を構成する板状部材のコの字状の開放部分が、外箱2の板部21〜23からなる板状部材の開放部分とは逆向きとなるように内箱3a,3bが外箱2に収容されることになる。この場合、2つの内箱3a,3bが積み重ねられた高さが、外箱2の板部21〜23の連接方向に直交する方向の長さ以下である必要があるが、これらが同じであれば、外箱2の蓋部が閉じられた場合、内箱3aの蓋部の上面以外に板部21〜23の端面に外箱2の板部11が当接した状態となるため、上面からの押圧に強くなる。
また、図9(b)に示すように、外箱2内に2つの内箱3a,3bが並べて収容されたものであってもよい。その場合でも、内箱3a,3bのそれぞれについて3つの側面を構成する板状部材のコの字状の開放部分が、外箱2の板部21〜23からなる板状部材の開放部分とは逆向きとなるように内箱3a,3bが外箱2に収容されることになる。
また、外箱2内に収容される内箱の数は、3つ以上であってもよい。
このように、外箱2内に複数の内箱を収容し、複数の内箱の内部の温度を個別に設定することで、複数の内箱毎に異なる温度環境を設定することができ、それにより、保管温度が互いに異なる物品を1つの断熱箱に収容して保管することができる。
1 断熱箱
2 外箱
3,3a,3b 内箱
4 段ボール箱
5 物品
6 保冷剤
7a,7b 隙間
10,20,30,40 板状部材
11〜13,21〜23,31〜33,41〜43 板部
14a,14b,24a,24b,34a,34b,44a,44b 折り部

Claims (3)

  1. 断熱性材料からなり、コの字状に折り曲げ可能な第1、第2、第3及び第4の板状部材が組み合わされて構成される断熱箱であって、
    前記第1の板状部材と前記第2の板状部材とがそれぞれコの字状に折り曲げられた状態で互いに組み合わされ、前記第1の板状部材によって、蓋部、底面及び1つの側面が構成され、第2の板状部材によって3つの側面が構成されてなる六面体の外箱と、
    前記第3の板状部材と前記第4の板状部材とがそれぞれコの字状に折り曲げられた状態で互いに組み合わされ、前記第3の板状部材によって、蓋部、底面及び1つの側面が構成され、第4の板状部材によって3つの側面が構成されてなる六面体の内箱とを有し、
    前記内箱は、前記第4の板状部材のコの字状の開放部分が前記第2の板状部材のコの字状の開放部分とは逆向きとなるように前記外箱に収容されている、断熱箱。
  2. 請求項1に記載の断熱箱において、
    前記内箱が前記外箱に収容された状態における当該内箱の蓋部の上面の高さが、前記内箱が前記外箱に収容された状態における前記第2の板状部材の上端部と同じ高さである、断熱箱。
  3. 六面体からなる外箱に、六面体からなる複数の内箱が収容されてなる断熱箱であって、
    前記外箱は、断熱性材料からなり、コの字状に折り曲げ可能な第1の板状部材と第2の板状部材とがそれぞれコの字状に折り曲げられた状態で互いに組み合わされ、前記第1の板状部材によって、蓋部、底面及び1つの側面が構成され、第2の板状部材によって3つの側面が構成され、
    前記複数の内箱のそれぞれは、断熱性材料からなり、コの字状に折り曲げ可能な第3の板状部材と第4の板状部材とがそれぞれコの字状に折り曲げられた状態で互いに組み合わされ、前記第3の板状部材によって、蓋部、底面及び1つの側面が構成され、第4の板状部材によって3つの側面が構成され、前記第4の板状部材のコの字状の開放部分が前記第2の板状部材のコの字状の開放部分とは逆向きとなるように前記外箱に収容されている、断熱箱。
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