JP6825994B2 - 防火システム、制御装置及び制御方法 - Google Patents

防火システム、制御装置及び制御方法 Download PDF

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本発明は、防火シャッター等の防排煙制御設備(区画閉鎖装置)を制御するための防火システム、制御装置及び制御方法に関する。
火災感知器が火災を感知したことに連動して防火シャッターを動作させる防火システムが知られている。特許文献1には、火災感知器の状態を監視する防災盤が異常検知信号を制御装置に送信することにより、火災発生時に防火シャッターを閉めることができるシャッター装置が開示されている。
特開2006−233608号公報
防災盤と制御装置との間は、防災盤から直接又は中継器を介して制御装置に電力を供給するための電源線、及び防災盤から制御装置に異常検知信号を送信するための信号線により接続されている。火災が発生した場合、防災盤から制御装置に異常検知信号を送信することで、制御装置が防火シャッター又は防火扉等の区画閉鎖装置を制御して区画を封鎖し、延焼を防ぐことができる。
しかしながら、火災によって電源線や信号線が溶断又は短絡してしまう場合がある。電源線が溶断すると、制御装置に電力が供給されず、制御装置が動作しなくなってしまう。また、信号線が溶断すると、制御装置が異常検知信号を受信できず、制御装置が区画閉鎖装置を制御することができない。その結果、区画閉鎖装置によって区画を閉鎖することができず、火災が広がってしまう危険性があるという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、電源線又は信号線が損傷した場合であっても、区画閉鎖装置を動作させることができる防火システム、制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の防火システムは、火災を感知する感知器と、区画閉鎖装置を制御する制御装置と、当該制御装置に電源線を介して電力を供給する防災制御盤と、を備える防火システムである。前記防災制御盤は、前記感知器から火災信号を受信した場合に、信号線を介して、前記区画閉鎖装置を動作させるための指示を含む連動信号を前記制御装置に送信し、前記制御装置は、前記連動信号を受信した場合、又は前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出した場合に、前記区画閉鎖装置を閉鎖させる。
前記制御装置は、例えば、前記電源線及び前記信号線と異なるケーブルを介して、火災の発生を検出する火災センサーと接続されており、前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出した場合、前記火災センサーが火災の発生を検出したことを条件として、前記区画閉鎖装置を閉鎖させる。
前記制御装置は、前記電源線及び前記信号線と異なるケーブルを介して、火災の発生を検出する火災センサーと接続されており、前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出し、かつ前記火災センサーが故障していることを検出した場合に、前記区画閉鎖装置を閉鎖させてもよい。
前記制御装置は、前記区画閉鎖装置を駆動する駆動部と、前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部が前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出した場合に、前記電源線から供給される電力と異なる電力を前記駆動部に供給することにより、前記駆動部に前記区画閉鎖装置を閉鎖させる駆動制御部と、を有してもよい。
前記制御装置は、前記異常検出部が前記電源線及び前記信号線の異常を検出していない状態において、前記電源線から供給される電力に基づいて前記区画閉鎖装置を閉鎖させるための電力を発生し、かつ前記異常検出部が前記電源線及び信号線の少なくともいずれかの異常を検出した状態において、電池から供給される電力に基づいて前記区画閉鎖装置を閉鎖させるための電力を発生する電力発生部をさらに有してもよい。
前記制御装置は、前記連動信号に基づいて前記駆動制御部に前記区画閉鎖装置を閉鎖させるための制御信号を発生させる中継器と、前記駆動制御部を有する制御盤と、を有し、前記駆動制御部は、前記異常検出部が前記電源線及び前記信号線の異常を検出していない状態において、前記制御信号に基づいて前記駆動部に前記区画閉鎖装置を駆動させ、かつ前記異常検出部が前記電源線又は前記信号線の異常を検出した状態において、前記感知器と異なる火災センサーが火災の発生を検出したことを示す火災検知信号に基づいて前記駆動部に前記区画閉鎖装置を閉鎖させてもよい。
前記駆動制御部は、前記異常検出部が前記電源線又は前記信号線の異常を検出し、かつ前記火災センサーが故障していることを検出した場合に、前記駆動部に区画閉鎖装置を閉鎖させてもよい。
本発明の第2の態様の制御装置は、区画閉鎖装置を駆動する駆動部と、電力が供給される電源線、又は火災感知器が火災を感知したことを示す信号を伝送する信号線の異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部が前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出した場合に、前記電源線から供給される電力と異なる電力を前記駆動部に供給することにより、前記駆動部に前記区画閉鎖装置を閉鎖させる駆動制御部と、を有する。
本発明の第3の態様の制御方法は、区画閉鎖装置を制御する制御装置と、防火制御盤との間を接続する電源線及び信号線の少なくともいずれかの異常を検出するステップと、前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出したことを条件として、前記区画閉鎖装置を駆動するステップと、を有する。
本発明によれば、電源線又は信号線が損傷した場合であっても、区画閉鎖装置を動作させることができるという効果を奏する。
防火システムの構成を示す図である。 装置制御盤の構成を示す図である。 装置制御盤における処理の流れを示すフローチャートである。
[防火システム100の概要]
図1は、本実施形態の防火システム100の構成を示す図である。防火システム100は、複数の感知器1、区画閉鎖装置2、防災制御盤3、制御装置4及び火災センサー7により構成されている。防火システム100は、複数の感知器1のいずれかが火災を感知した場合に、防災制御盤3及び制御装置4が連動して区画閉鎖装置2を閉めることで、火災が他の区画に広がることを防ぐためのシステムである。感知器1と、防災制御盤3と、制御装置4との間は、防災制御盤3から感知器1及び制御装置4に電力を供給する電源線P、及び信号を伝送するための信号線Sにより接続されている。なお、信号線Sが電源線Pを兼ねていてもよい。
感知器1は、火災を感知する。感知器1は、火災を感知すると、防災制御盤3との間で接続された信号線Sを介して、火災を感知したことを示す火災信号を防災制御盤3に送信する。区画閉鎖装置2は、例えば、防火シャッター又は防火扉であり、建物内の区画の境界位置に設けられている。
防災制御盤3は、複数の感知器1の少なくともいずれかから火災信号を受信した場合に、信号線Sを介して、区画閉鎖装置2を閉鎖させるための指示を含む連動信号を制御装置4に送信する。防火システム100には、複数の区画閉鎖装置2が設置されており、防災制御盤3は、火災信号を送信した感知器1に対応する区画閉鎖装置2に対して連動信号を送信する。火災信号を送信した感知器1に対応する区画閉鎖装置2は、例えば、火災信号を送信した感知器1が含まれている区画と、当該区画と隣接する区画との間に設けられた区画閉鎖装置2である。
制御装置4は、防災制御盤3から連動信号を受信した場合に区画閉鎖装置2を閉鎖させる。また、制御装置4は、電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかの異常を検出した場合にも、区画閉鎖装置2を閉鎖させる。この場合、制御装置4は、区画閉鎖装置2を閉鎖するための電力を、電源線Pを介して防災制御盤3から供給される電力から、制御装置4が内蔵する電池が供給する電力に切り換えて、電池が供給する電力により区画閉鎖装置2を閉鎖させる。詳細については後述するが、制御装置4は、電源線Pの電圧が所定の閾値以下まで低下したことを検知した場合に、防災制御盤3からの連動信号を受信することなく、区画閉鎖装置2を閉鎖可能にする。
また、制御装置4は、信号線Sの電圧が所定の信号電圧閾値以下まで低下したことを検出した場合に、防災制御盤3からの連動信号を受信することなく、区画閉鎖装置2を閉鎖可能にする。制御装置4は、電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかの異常を検出した状態において、例えば近傍に設置されており、電源線P及び信号線Sと異なるケーブルを介して接続された火災センサー7が火災を検出したことを条件として、区画閉鎖装置2を閉鎖させる。
制御装置4は、中継器5と装置制御盤6とを有する。中継器5と装置制御盤6との間は、信号線S、電源線P及び制御線Dにより接続されている。制御線Dは、中継器5が防災制御盤3から連動信号を受信したことに応じて、区画閉鎖装置2を閉鎖させるための指示を装置制御盤6に通知するためのケーブルである。
中継器5は、連動信号に基づいて装置制御盤6に区画閉鎖装置2を閉鎖させるための制御信号を発生させる。具体的には、中継器5は、区画閉鎖装置2を閉鎖させる指示を含む連動信号を受信した場合に、制御線Dの電圧を所定の電圧に変化させることにより制御信号を発生する。
装置制御盤6は、例えば中継器5から電源線Pを介して供給される電力、又は装置制御盤6が内蔵する電池により供給される電力を用いて区画閉鎖装置2を駆動するためのソレノイドを動作させることにより、区画閉鎖装置2を閉鎖させる。装置制御盤6は、電源線P及び信号線Sに異常が発生していない状態において、中継器5から入力される制御信号に基づいて区画閉鎖装置2を駆動し、電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかに異常が発生している状態において、火災センサー7から入力される火災検知信号に基づいて区画閉鎖装置2を駆動する。
[装置制御盤6の構成]
図2は、装置制御盤6の構成を示す図である。装置制御盤6は、異常検出部61と、切換制御部62と、電源部63と、駆動制御部64と、駆動部65とを有する。
異常検出部61は、電力検出回路611及び信号検出回路612を有しており、電源線P(図2におけるP(−)及びP(+))及び信号線Sの少なくともいずれかの異常を検出する。電力検出回路611は、例えば、電源線Pから供給される電力、電源線Pの電圧、又は電源線Pを流れる電流の異常を検出することにより、電源線Pの異常を検出する。
電源線Pは、定常状態で所定の電圧(例えば24V)になっている。電源線Pが断線すると電力検出回路611の入力側が開放状態になるため、電力検出回路611が検出する電圧が不定となる。そこで、電力検出回路611は、例えば、電源線Pの電圧が定常状態の電圧と異なる状態が、電源の電圧変動の最大の周期よりも大きな所定の時間以上継続した場合に、電源線Pに異常が発生したことを検出する。電力検出回路611は、電源線Pに異常が発生したことを切換制御部62に通知する。
信号検出回路612は、信号線Sの電圧を検出することにより、信号線Sの異常を検出する。信号線Sは、定常状態で所定の電圧(例えば24V)になっており、論理値0の連動信号が送信される間は電圧が0Vとなり、論理値1の連動信号が送信される間は電圧が24Vとなる。信号検出回路612は、信号線Sの電圧を監視する回路を有しており、信号線Sの電圧が閾値以下の状態が所定の時間以上継続した場合に、信号線Sに異常が発生したことを検出する。所定の時間は、例えば、連動信号の最大の長さに相当する時間である。信号検出回路612は、信号線Sに異常が発生したことを切換制御部62に通知する。
切換制御部62は、電力検出回路611から電源線Pに異常が発生したことの通知を受けた場合、又は信号検出回路612から信号線Sに異常が発生したことの通知を受けた場合に、電源部63及び駆動制御部64の動作モードを切り換える。具体的には、切換制御部62は、電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかに異常が発生した場合、電源部63を制御して、駆動部65を介して区画閉鎖装置2を駆動するための電力を、電源線Pから供給される電力から、電源部63が内蔵する後述の電池631から供給される電力に切り換える。
また、切換制御部62は、電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかに異常が発生した場合、駆動制御部64を制御して、駆動部65を介して区画閉鎖装置2を駆動するトリガーを、制御線Dを介して入力される制御信号から、火災センサー7が火災を検知したことを示す火災検知信号に切り換える。切換制御部62は、例えばCPU(Central Processing Unit)及びメモリを有しており、CPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより電源部63及び駆動制御部64の動作モードを切り換えるように制御する。
電源部63は、電池631、予備電源回路632、ダイオード633及びダイオード634を有する。電源部63は、異常検出部61が、電源線P及び信号線Sの異常を検出していない状態において、電源線Pから供給される電力に基づいて、区画閉鎖装置2を駆動するための電力を発生する。また、電源部63は、異常検出部61が電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかの異常を検出した状態において、電池631から供給される電力に基づいて区画閉鎖装置2を閉鎖させるための電力を発生する。
電池631は、区画閉鎖装置2を駆動するための電力を供給可能な電池であり、例えば充電可能なリチウムイオン電池である。予備電源回路632は、電池631から供給される電力に基づいて、区画閉鎖装置2を駆動するための電圧を発生するレギュレータである。予備電源回路632は、電池631により電力を供給するモードに切り換える指示を切換制御部62から受けた場合に、電池631に基づく電圧の発生を開始する。
ダイオード633及びダイオード634はスイッチングダイオードである。ダイオード633は、アノードが予備電源回路632の電圧出力端子に接続されており、ダイオード634は、アノードが電源線Pに接続されている。電源部63がダイオード633及びダイオード634を有することにより、電源線Pから電力が供給されている状態において、電源線Pから供給された電力がそのまま駆動制御部64に供給され、電源線Pから電力が供給されていない状態において、予備電源回路632から供給される電力が駆動制御部64に供給される。
駆動制御部64は、異常検出部61が電源線P及び信号線Sの異常を検出していない状態において、連動信号に基づいて駆動部65に区画閉鎖装置2を閉鎖させる。また、駆動制御部64は、異常検出部61が電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかの異常を検出した状態において、火災センサー7が火災の発生を検出したことを条件として駆動部65に区画閉鎖装置2を閉鎖させる。駆動制御部64は、異常検出部61が電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかの異常を検出した場合に、電源線Pから供給される電力と異なる電力を駆動部65に供給することにより、駆動部65に区画閉鎖装置2を閉鎖させる。
駆動制御部64は、スイッチ641及びリレー642を有する。スイッチ641は、例えば2接点スイッチであり、切換制御部62の制御に基づいて、リレー642に印加するリレー制御電圧を切り換える。スイッチ641は、第1端子が制御線Dに接続されており、第2端子が火災センサー7に接続されている。スイッチ641は、異常検出部61が電源線P及び信号線Sの異常を検出していない状態において、制御線Dを介して入力される電圧をリレー制御電圧としてリレー642に印加する。また、スイッチ641は、異常検出部61が電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかの異常を検出した状態において、火災センサー7から入力される電圧をリレー制御電圧としてリレー642に印加する。
リレー642は、スイッチ641から入力されるリレー制御電圧に基づいて、電源部63から供給される電力を駆動部65に供給するか否かを切り換える。具体的には、リレー642は、異常検出部61が電源線P及び信号線Sの異常を検出していない状態において、制御線Dを介して入力される電圧が閾値以上である場合に、電源部63と駆動部65とを接続し、電源部63が出力する電力を駆動部65に供給する。また、リレー642は、異常検出部61が電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかの異常を検出した状態において、火災センサー7が出力する電圧が閾値以上であり、火災センサー7が火災を検知したことを示している場合に、電源部63と駆動部65とを接続し、電源部63が出力する電力を駆動部65に供給する。
駆動部65は、区画閉鎖装置2を駆動するための力を発生するデバイスとして、例えばソレノイド651を有する。リレー642が電源部63と駆動部65とを接続していない状態において、ソレノイド651には電流が流れず、ソレノイド651は、区画閉鎖装置2を駆動するためのアクチュエータ(不図示)を動作させない。一方、リレー642が電源部63と駆動部65とを接続している状態において、ソレノイド651に電流が流れることにより、区画閉鎖装置2を閉鎖させるようにアクチュエータが動作する。このようにすることで、装置制御盤6は、電源線P及び信号線Sに異常が発生していない状態において、防災制御盤3からの制御に基づいて区画閉鎖装置2を閉鎖し、電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかに異常が発生し、かつ火災センサー7が火災を検知したことに応じて、区画閉鎖装置2を閉鎖する。
[装置制御盤6における処理の流れ]
図3は、装置制御盤6における処理の流れを示すフローチャートである。切換制御部62は、異常検出部61における検出結果に基づいて、電源線P又は信号線Sが正常であるか否かを監視する(S11)。切換制御部62は、電源線P及び信号線Sが正常であると判定した場合(S11においてYES)、信号線Sを介して防災制御盤3から受信する連動信号に基づいて、区画閉鎖装置2を閉鎖する指示を受けたか否かを判定する(S12)。
切換制御部62は、区画閉鎖装置2を閉鎖する指示を受けていない場合(S12においてNO)、処理をS11に戻す。切換制御部62は、区画閉鎖装置2を閉鎖する指示を受けた場合(S12においてYES)、電源線Pから供給される電力を電源部63に出力させることで、区画閉鎖装置2を閉鎖できる状態にする。この状態において制御線Dの電圧が閾値以上になると駆動部65に電流が流れて、ソレノイド651が区画閉鎖装置2を駆動することにより区画閉鎖装置2を閉鎖させる(S13)。
切換制御部62は、ステップS11において電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかに異常が発生したと判定した場合(S11においてNO)、リレー642と火災センサー7とを接続するようにスイッチ641を切り換える(S14)。この状態において火災センサー7が火災を検知した場合に(S15においてYES)、駆動部65に電流が流れて、ソレノイド651が区画閉鎖装置2を駆動することにより区画閉鎖装置2を閉鎖させる(S13)。
(変形例1)
以上の説明においては、電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかに異常が発生した場合に、装置制御盤6は、区画閉鎖装置2を閉鎖するための電力を電池631から供給される電力に切り換えるとともに、リレー642を制御する信号を火災センサー7が出力する火災検知信号に切り換えた。これに対して、装置制御盤6は、電源線Pに異常が発生し、信号線Sに異常が発生していない場合、リレー642を制御する信号として、制御線Dから出力される制御信号を用いてもよい。また、装置制御盤6は、信号線Sに異常が発生し、電源線Pに異常が発生していない場合、電源線Pにより供給される電力を、区画閉鎖装置2を閉鎖するための電力として用いてもよい。
(変形例2)
以上の説明において、駆動制御部64は、異常検出部61が電源線P又は信号線Sの異常を検出し、かつ火災センサー7が火災の発生を検出したことを条件として、駆動部65に区画閉鎖装置2を閉鎖させた。これに対して、駆動制御部64は、異常検出部61が電源線P又は信号線Sの異常を検出し、かつ火災センサー7が故障していることを検出した場合に、駆動部65に区画閉鎖装置2を閉鎖させることで、フェールセーフ動作を行うようにしてもよい。
[防火システム100による効果]
以上説明したように、防火システム100においては、異常検出部61が電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかに異常が発生したことを検出した場合に、装置制御盤6が、電池631から供給される電力に基づいて、区画閉鎖装置2を閉鎖するように駆動部65を制御する。このようにすることで、防災制御盤3と中継器5とを接続する電源線P及び信号線Sのいずれかに異常が発生した場合であっても、装置制御盤6が自律的に区画閉鎖装置2を閉鎖することができる。したがって、電源線Pを介して防災制御盤3から電力が供給されなくなったり、信号線Sを介して防災制御盤3から連動信号が送信されなくなったりしても、区画閉鎖装置2を閉鎖することができるので、火災による延焼を防ぐことができる。
また、装置制御盤6は、異常検出部61が電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかに異常が発生したことを検出した場合に、装置制御盤6の近傍に設置された火災センサー7が火災を検知したことを条件にして区画閉鎖装置2を閉鎖することもできる。このようにすることで、必要以上に区画閉鎖装置2を閉鎖してしまい、避難経路が不足してしまうことを防止できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
例えば、以上の説明においては、装置制御盤6において電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかの異常を検出する例を示したが、中継器5において電源線P及び信号線Sの少なくともいずれかの異常を検出してもよい。また、中継器5と装置制御盤6とが一体の装置であってもよい。また、制御装置4が中継器5を有しておらず、装置制御盤6が防災制御盤3と直接通信をする構成であってもよい。
また、以上の説明においては、感知器1から防災制御盤3に送信される火災信号、及び防災制御盤3から制御装置4に送信される連動信号が、共通の信号線Sにより伝送されるR型防火システムを例示したが、本発明はP型防火システムに適用することも可能である。例えば、本発明は、感知器1から防災制御盤3に火災信号を送信するための信号線と、防災制御盤3から制御装置4に連動信号を送信するための信号線とが異なる防火システムにも適用することができる。
1 感知器
2 区画閉鎖装置
3 防災制御盤
4 制御装置
5 中継器
6 装置制御盤
7 火災センサー
61 異常検出部
62 切換制御部
63 電源部
64 駆動制御部
65 駆動部
100 防火システム
611 電力検出回路
612 信号検出回路
631 電池
632 予備電源回路
633 ダイオード
634 ダイオード
641 スイッチ
642 リレー
651 ソレノイド

Claims (9)

  1. 火災を感知する感知器と、区画閉鎖装置を制御する制御装置と、当該制御装置に電源線を介して電力を供給する防災制御盤と、を備える防火システムであって、
    前記防災制御盤は、前記感知器から火災信号を受信した場合に、信号線を介して、前記区画閉鎖装置を動作させるための指示を含む連動信号を前記制御装置に送信し、
    前記制御装置は、前記電源線及び前記信号線と異なるケーブルを介して、火災の発生を検出する火災センサーと接続されており、前記連動信号を受信した場合、又は前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出した場合に、前記火災センサーが火災の発生を検出したことを条件として、前記区画閉鎖装置を閉鎖させる、
    防火システム。
  2. 火災を感知する感知器と、区画閉鎖装置を制御する制御装置と、当該制御装置に電源線を介して電力を供給する防災制御盤と、を備える防火システムであって、
    前記防災制御盤は、前記感知器から火災信号を受信した場合に、信号線を介して、前記区画閉鎖装置を動作させるための指示を含む連動信号を前記制御装置に送信し、
    前記制御装置は、前記電源線及び前記信号線と異なるケーブルを介して、火災の発生を検出する火災センサーと接続されており、前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出し、かつ前記火災センサーが故障していることを検出した場合に、前記区画閉鎖装置を閉鎖させる、
    防火システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記区画閉鎖装置を駆動する駆動部と、
    前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部が前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出した場合に、前記電源線から供給される電力と異なる電力を前記駆動部に供給することにより、前記駆動部に前記区画閉鎖装置を閉鎖させる駆動制御部と、
    を有する、
    請求項1又は2に記載の防火システム。
  4. 前記制御装置は、
    前記異常検出部が前記電源線及び前記信号線の異常を検出していない状態において、前記電源線から供給される電力に基づいて前記区画閉鎖装置を閉鎖させるための電力を発生し、かつ前記異常検出部が前記電源線及び信号線の少なくともいずれかの異常を検出した状態において、電池から供給される電力に基づいて前記区画閉鎖装置を閉鎖させるための電力を発生する電力発生部をさらに有する、
    請求項に記載の防火システム。
  5. 前記制御装置は、
    前記連動信号に基づいて前記駆動制御部に前記区画閉鎖装置を閉鎖させるための制御信号を発生させる中継器と、
    前記駆動制御部を有する制御盤と、
    を有し、
    前記駆動制御部は、前記異常検出部が前記電源線及び前記信号線の異常を検出していない状態において、前記制御信号に基づいて前記駆動部に前記区画閉鎖装置を駆動させ、かつ前記異常検出部が前記電源線又は前記信号線の異常を検出した状態において、前記感知器と異なる火災センサーが火災の発生を検出したことを示す火災検知信号に基づいて前記駆動部に前記区画閉鎖装置を閉鎖させる、
    請求項又はに記載の防火システム。
  6. 前記駆動制御部は、前記異常検出部が前記電源線又は前記信号線の異常を検出し、かつ前記火災センサーが故障していることを検出した場合に、前記駆動部に区画閉鎖装置を閉鎖させる、
    請求項に記載の防火システム。
  7. 区画閉鎖装置を駆動する駆動部と、
    電力が供給される電源線、又は火災感知器が火災を感知したことを示す信号を伝送する信号線の異常を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部が前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出した場合に、前記電源線から供給される電力と異なる電力を前記駆動部に供給することにより、前記駆動部に前記区画閉鎖装置を閉鎖させる駆動制御部と、
    を有する制御装置。
  8. 火災を感知する感知器と、区画閉鎖装置を制御する制御装置と、当該制御装置に電源線を介して電力を供給する防災制御盤と、を備える防火システムにおける制御方法であって、
    前記防災制御盤が、前記感知器から火災信号を受信した場合に、信号線を介して、前記区画閉鎖装置を動作させるための指示を含む連動信号を前記制御装置に送信するステップと、
    前記電源線及び前記信号線と異なるケーブルを介して、火災の発生を検出する火災センサーと接続された前記制御装置が、前記連動信号を受信した場合、又は前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出した場合に、前記火災センサーが火災の発生を検出したことを条件として、前記区画閉鎖装置を閉鎖させるステップと、
    を有する制御方法。
  9. 火災を感知する感知器と、区画閉鎖装置を制御する制御装置と、当該制御装置に電源線を介して電力を供給する防災制御盤と、を備える防火システムにおける制御方法であって、
    前記防災制御盤が、前記感知器から火災信号を受信した場合に、信号線を介して、前記区画閉鎖装置を動作させるための指示を含む連動信号を前記制御装置に送信するステップと、
    前記電源線及び前記信号線と異なるケーブルを介して、火災の発生を検出する火災センサーと接続された前記制御装置が、前記電源線及び前記信号線の少なくともいずれかの異常を検出し、かつ前記火災センサーが故障していることを検出した場合に、前記区画閉鎖装置を閉鎖させるステップと、
    を有する制御方法。
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