JP6825408B2 - 電力用半導体装置、電力変換装置および電力用半導体装置の製造方法 - Google Patents

電力用半導体装置、電力変換装置および電力用半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力用半導体装置に関し、特に、半導体素子を接合したリードフレームにヒートシンクが取り付けられ、封止樹脂により一体化された電力用半導体装置に関する。
半導体装置の中でも電力用半導体装置は、鉄道車両、ハイブリッドカー、電気自動車等の車両、家電機器、産業用機械等において、比較的大きな電力を制御、整流するために利用されている。そのため、半導体素子へ流れる電流も大きく、半導体素子の抵抗からジュール熱によって発熱する。熱による温度上昇は、半導体素子の特性、信頼性の低下につながる。従って、電力用半導体装置は、半導体素子の熱を効率よく放熱することが必要である。
このような電力用半導体装置の構成の一つとして、リードフレームのダイパッドに半導体素子を実装し、ダイパッドの反対側の面に絶縁膜を介して放熱用のヒートシンクを接合し、半導体素子が発生する熱を効率よく放熱するようにするとともに、ヒートシンクの放熱面を除いた全体を樹脂で封止して、回路部材を保持するモールドモジュールがある(例えば、特許文献1を参照)。上記のようなモールドモジュールでは、樹脂封止の際に封止用金型と金型内に設置したヒートシンクとの間に隙間があると、この隙間に封止樹脂が侵入して硬化し、ヒートシンクの放熱面に樹脂膜が形成される。実使用時において、半導体素子の熱はヒートシンクを介して放熱フィンに伝達されるが、樹脂膜がヒートシンクと放熱フィンの間に存在すると、ヒートシンクから放熱フィンへの熱伝達が阻害される。その結果、半導体素子の放熱が阻害され、パワーサイクル信頼性が低下する要因となる。
そこで、樹脂封止を行う際に、ヒートシンクと金型との間に隙間が生じないよう、ヒートシンクを所定の位置に保持して、封止樹脂の回り込みを防ぐ必要がある。また、封止樹脂の注入により各部材の位置がずれないように、各部材を所定の位置に保持する必要がある。例えば、特許文献2には、樹脂封止前に金型から摺動する棒状の保持機構を設けて各部材の位置を補正し、所定の位置に各部材を保持する製造方法が提案されている。
特開2008−283138号公報 特開平9−260410号公報
引用文献1のモールドモジュールにおいて、特許文献2のような、金型に摺動する棒状の保持機構を用いて各部材を所定の位置に保持しようとすると、構造が複雑かつ部品点数が多くなるためメンテナンスに時間がかかり生産性が低下するという問題がある。また、摺動部に封止樹脂が侵入することで金型の摩耗が発生したり、侵入し金型に固着した樹脂を除去するために定期的に金型を分解し清掃する頻度が高くなる。また、保持機構を引き抜いたあとに痕跡が残る、ヒートシンク上面内に棒状の保持機構が当接するための場所を別途設ける必要があるため、ヒートシンクおよび半導体装置の小型化が難しいという問題もあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、より簡素な手段で各部材を所定の位置に保持し、ヒートシンクの放熱面に封止樹脂の薄膜が発生することを防ぐことのできる電力用半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の電力用半導体装置は、
ヒートシンクと、
前記ヒートシンクの上面に配置されたダイパッドを含むリードフレームと、
前記ダイパッドの上面に接合された半導体素子と、
前記半導体素子に接続された金属線と、
前記ダイパッドの上面であって前記半導体素子が接合されていない部分に配置された絶縁性のスペーサと、
前記ヒートシンク、前記リードフレーム、前記半導体素子、前記金属線および前記スペーサを封止する封止樹脂と、を備え、
前記ヒートシンクの下面および前記スペーサの上面が前記封止樹脂から露出し
前記スペーサは、少なくとも2以上のダイパッドにまたがって設置される
また、本発明の電力用半導体装置の製造方法は、
封止金型の下金型上に、前記下金型に接したヒートシンクと、前記ヒートシンクの上面に配置されたダイパッドを含むリードフレームと、前記ダイパッドの上に接合された半導体素子と、前記半導体素子に接続された金属線と、前記ダイパッドの上面であって前記半導体素子が接合されていない部分に、少なくとも2以上のダイパッドにまたがって配置された絶縁性のスペーサと、を設置する工程と、
前記封止金型の上金型によって前記スペーサの上面を押圧し、前記ヒートシンクを前記下金型に押し当てるように、前記封止金型を閉じる工程と、
前記封止金型内に封止樹脂を注入する工程と、
前記封止樹脂を硬化させる工程と、
前記封止金型から、樹脂封止された半導体装置を取り出す工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の電力用半導体装置およびその製造方法によれば、ダイパッド上にスペーサを設置するという簡素な手段により、各部材を所定の位置に保持して、ヒートシンクの放熱面に樹脂膜が発生するのを防ぐことができる。
本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体装置の下面図である。 図1の電力用半導体装置のB−B断面図である。 図1の電力用半導体装置のC−C断面の一部を示した図である。 本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体装置の上面図である。 本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体装置の製造途中におけるモジュールを示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体装置の製造途中におけるモジュールの一部を示す上面図である。 本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体装置の製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体装置の製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体装置の製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体装置の製造途中における封止体を示す図である。 リードフレームが変形した場合の本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体装置の製造工程を示す図である。 リードフレームが変形した場合の本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体装置の製造工程を示す図である。 スペーサが無い場合の比較例を示した図である。 スペーサがない場合の比較例における電力用半導体装置の下面図である。 本発明の実施の形態2にかかる電力用半導体装置の製造途中におけるモジュールを示す図である。 図15の電力用半導体装置の別断面を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる電力用半導体装置の製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる電力用半導体装置の製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる電力用半導体装置の製造工程を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる電力用半導体装置の上面図である。 本発明の実施の形態3にかかる電力変換装置を適用した電力変換システムの構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1にかかる電力用半導体装置1の裏面を示す図である。図2は図1のB−B線における切断面を示す断面図であり、図3は図1のC−C線における切断面のうち一部を示す断面図である。図4は電力用半導体装置1の上面図である。
はじめに、電力用半導体装置1及び主な部材の構成について説明する。図1、図2に示すように、実施の形態1にかかる電力用半導体装置1は、裏面からヒートシンク16の放熱面が露出するとともに、トランスファーモールドにより形成された封止樹脂10により略平板状にパッケージされる。電力用半導体装置1の厚みは3〜35mm程度である。
電力用半導体装置1の長手方向の両側面に配置されるパワーリード端子13Pt、制御リード端子13Ctは、それぞれパッケージ内部で内部パワーリード13Pi、内部制御リード13Ciに連なっており、パワーリード端子13Ptと内部パワーリードからパワーリード13P、制御リード端子13Ctと内部制御リード13Ciから制御リード13Cが構成される。パワーリード13P、制御リード13Cは、後述する製造工程において少なくとも封止体2を形成するまでは、厚み0.3〜1.5mmほどの銅製リードフレーム13に連なったものである。
パワーリード13Pにおける複数の内部パワーリード13Piのうち一部は、平坦に形成されてダイパッド13Pfをなしており、当該ダイパッド13Pf上に半導体素子5がはんだ15を介して接合されている。半導体素子5としては、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が用いられる。ダイパッド13Pfの半導体素子5が接合された面の反対側の面には、放熱性と絶縁性の高い絶縁膜14を介してヒートシンク16が接着されている。そして、他の内部パワーリード13Piは、金属線からなるパワーワイヤ11Pによって半導体素子5や、その他図示しない半導体素子5の上面電極と電気接続されている。
また、制御リード13Cの内部制御リード13Ciは、金属線からなる制御ワイヤ11Cによって半導体素子5のゲート電極と電気接続されている。内部制御リード13Ciには、半導体素子5を駆動するための駆動素子6が配置され、当該駆動素子6にはワイヤ12が接続されている。
パワーリード13Pにおけるダイパッド13Pfの上面にはスペーサ100が設置されている。図3に示すように、スペーサ100は、ダイパッド13Pf上面のうち、半導体素子5が接合された以外の部分に設置される。後述するように、スペーサ100を設置することにより、樹脂封止の際に各部材を所定の位置に保持してヒートシンクの放熱面に樹脂膜が発生するのを防ぐことができる。
スペーサ100は、例えばSiOから成る。材質は他のセラミック材でも良く、またセラミック材に限らず絶縁性の有機物または無機物であればよい。スペーサ100の上面部100Uは電力用半導体装置1の上面に露出している(図4)。スペーサ100の下面には、はんだもしくは樹脂性接着剤を用いた接合材17、ダイパッド13Pf、絶縁膜14、ヒートシンク16がこの順に設けられ、電力用半導体装置1の上面から裏面までつながっている。接合材17の設置面積は一か所当たり、幅0.3〜2.5mm×長さ1〜60mmである。設置は、接合材を用いなくても良く、例えば嵌め合いでもよい。
スペーサ100は、1つのダイパッド上に設置されても良いが、2以上のダイパッドに跨って設置されても良い。一つのスペーサを二以上のダイパッドに跨って配置することにより、配置の自由度が上がり、多様な配置を行うことができる。
スペーサ100の形状は、単純な角柱または円柱形状でも良いが、図3に示すようにスペーサ100の上面部100Uの周囲に、スペーサ上面部100Uよりも低い位置に段差面100Dが設けられていると好ましい。これにより、単純な角柱または円柱形状に比べ、スペーサ上面からダイパッド13Pfまでの沿面距離(樹脂と接触している距離)を長くすることができ、アンカー効果が働き樹脂の剥離を抑制できる。また、仮にスペーサ上面部100Uの周囲の樹脂が一部剥離した場合でも、最初に露出するのは段差面100Dとなり、ダイパッド13Pfや半導体素子5が直接外部に露出するのを防ぐことができる。樹脂の剥離が抑制されることで、電力用半導体装置1の信頼性を向上することができる。
段差面100Dは平坦でもよいが、外縁から中心部に向かって下方向へ傾斜しているとさらに好ましい。外縁から中心部に向かって下方向へ傾斜することで、樹脂封止後の半導体装置1が反って変形したときに、当該段差面100Dに樹脂が引っかかるため、さらなるアンカー効果が働き樹脂の剥離がさらに抑制される。
なお、スペーサ100は一体物に限らず、複数の部品を組み合わせてスペーサ100の形状を形成してもよい。
半導体素子5はスイッチング素子(トランジスタ)や整流素子として機能する。半導体素子5としては、シリコンウエハを基材とした一般的な素子でも良いが、本発明においては炭化珪素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)系材料、またはダイヤモンドといったシリコンと比べてバンドギャップが広い、いわゆるワイドバンドギャップ半導体材料を用いることができる。ワイドバンドギャップ半導体材料を用いて形成され、電流許容量および高温動作が可能な半導体素子を用いた場合に、本発明の電力用半導体装置1は、特に顕著な効果が現れる。特に炭化珪素を用いた半導体素子に好適に用いることができる。デバイスの種類としては、特に限定する必要はないが、IGBTの他にMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field−Effect−Transistor)でもよく、その他縦型半導体素子であればよい。
次に、本実施の形態1の半導体装置の製造方法について図5〜図10を用いて説明する。図5は、図1の電力用半導体装置1の製造途中におけるモジュール1Mを示す図である。図6は、図5を上面からみた平面図である。図7〜図10は図1の電力用半導体装置1の製造工程を示す図である。図7は、半導体回路が形成されたモジュール1Mを封止するために、モジュール1Mを金型110に設置した状態の断面図であり、図8は封止のために上金型111が降下し、封止直前で上金型111とスペーサ100の上面全体が接触した状態の断面図であり、図9は封止樹脂が金型内に充填完了した断面図である。なお、図7〜図10は、図1のB−B線に対応した切断面を示している。
はじめに、図5に示すように、ダイパッド13Pfの上面の所定位置へはんだ15を介して半導体素子5を接合し、ダイパッド13Pfの下面に絶縁膜14を介してヒートシンク16を接合し、その他図示しない回路部材の設置を行う。そして、ダイパッド13Pf上面のうち、半導体素子5が接合された箇所以外の所定の位置へ、接合材17を用いてスペーサ100を設置する。次に、内部パワーリード13Piの所定位置と半導体素子5の表面の主電力の電極とを金属製のワイヤを用いたパワーワイヤ11Pで電気的に接続し、内部制御リード13Ciの所定位置と半導体素子5の表面のゲート電極とを金属製のワイヤを用いた制御ワイヤ11Cで電気的に接続して、モジュール1Mが形成される。次に、図7に示すように、電力回路を備えたモジュール1Mを、樹脂封止するためのトランスファーモールド用の金型110(上金型111、下金型112)内に、ヒートシンク16と下金型112が接するようにして設置する。
なお、モジュール1Mの形成順および金型内への設置の順序はこれに限定されず、異なる順序でモジュール1Mの形成および金型内への設置を行っても良い。
次に、図8に示すように、リードフレーム13の一部を上金型111と下金型112とで挟み込み、金型110を締める。このとき、上金型111とスペーサ100が接触してスペーサ100が下方に押し込まれることにより、ヒートシンク16を含む各部材が下方に押し付けられ、ヒートシンク16の放熱面が下金型112と平行になり互いに密着した状態で保持される。このようにしてモジュール1Mが三次元的に位置決めされる。そして、図9のように、モジュール1Mが3次元的に位置決めされた金型110内の空間にトランスファーモールドを注入し、モジュール1Mを樹脂封止する。樹脂封止後、金型110から封止体2を取り出し、トリミング工程を行う。封止体2からはみ出たリードフレーム13の一部を除去し、その後スペーサ100の一部が露出している方向へ変形させる。これにより、図1〜図3に示す電力用半導体装置1が製造される。
モジュール1Mは、図7の金型110に設置する以前に、搬送時の振動や治具等との接触によりリードフレーム13が変形しダイパッド13Pfが半導体素子5の方向に変形する場合がある。ダイパッド13Pfが変形した状態で金型110内に設置すると、図11に示すようにヒートシンク16と下金型112との間に隙間が発生する。図13に示す比較例のように、スペーサ100がない場合は、ヒートシンク16と下金型112の間に発生した隙間に樹脂が充填され、ヒートシンク16の放熱面に樹脂が覆いかぶさる場合があった(図14)。
これに対して、本実施の形態1のスペーサ100を設けた電力用半導体装置1は、図12に示すように、ダイパッド13Pfが変形した状態でモジュール1Mを金型110内に設置し金型を締めていくと、上金型111の一部とスペーサ100の一部が接触しダイパッド13Pfが下金型112のほうへ押しこまれる。このとき、スペーサ100が上金型111から受けた力は、ダイパッド13Pf、絶縁膜14を介してヒートシンク16へ伝わり、ヒートシンク16は下金型112に押しつけられる。これにより、水平方向が位置決めされたモジュール1Mは垂直方向でも位置決めされることになり、図8に示すように、ヒートシンク16と下金型112との間に隙間が無い状態を作ることができる。
このようにしてモジュール1Mが3次元的に位置決めされた金型110内の空間にトランスファーモールドを注入し樹脂封止すると、図10のようにダイパッド13Pfの回路部材を封止するとともにヒートシンク16の放熱面に封止樹脂の薄膜がない封止体2を形成することができる。
本実施の形態1は、特許文献2のように上金型に摺動する棒状の保持機構でヒートシンクを保持する場合と比較して簡素であり、金型の部品点数が少なく、メンテナンスにかける時間を少なくできるため生産性が向上する。また、摺動部が無いので摺動部への樹脂の侵入が問題となることもない。保持機構を引き抜く必要が無いので痕跡ができず各部材の露出のおそれもない。また、スペーサはダイパッドの上に設置されることから、ヒートシンク上面内に保持機構のための専用の場所を別途設ける必要がないため、ヒートシンクおよび半導体装置1の小型化が容易である。
また、スペーサ100の設置によって、従来は封止樹脂10ですべて満たされていたパッケージ内の容量の一部をスペーサが占めることになり、封止樹脂10の使用量が減少し、より短い時間で封止を完了させることができるため、生産性が向上する。
さらに、封止樹脂10の使用量が減少することにより、吸湿による樹脂の膨張によって発生する電力用半導体装置1の反りを低減することができ、電気接続部や回路部材等への応力を低減して劣化を防止することができる。これにより、電力用半導体装置1の吸湿に対する信頼性を向上することができる。
また、スペーサ100にAlやAlNなど弾性率の高い材料を用いることで、反りをさらに低減することができる。
一方、スペーサ100の傾きやダイパッド間の高さバラつきが有る場合、例えばスペーサ100にPTFEなど弾性率が低い材料を用いてもよい。これにより、上金型111と下金型112で挟み込んだときにスペーサ100が圧縮されるとともにスペーサ100の傾きやダイパッド間の高さバラつきを吸収し、下金型112とスペーサ100の放熱面を平行状態に形成することができる。
また、図6のように、ヒートシンク上面に垂直な方向から見て、スペーサ100の長手方向がワイヤの配線方向に沿うようにスペーサ100を配置してもよい。これにより、トランスファーモールドによって封止する際に、スペーサ100に沿って樹脂が流動することでワイヤの配線方向に平行に樹脂を流動させることができる。これにより、流動してきた封止樹脂10によってパワーワイヤ11Pや制御ワイヤ11Cが押し流されることを防ぐことが可能となり、パワーワイヤ11Pや制御ワイヤ11Cの配置の制約が少なくなる。
特に、半導体素子5のゲート電極と接続される制御ワイヤ11Cは、パワーワイヤ11Pほど大電流を流す必要がないことから、細くて柔らかいことが多く、樹脂に押し流され倒れやすい。スペーサ100の長手方向を制御ワイヤ11Cの配線方向に沿わせることにより、制御ワイヤ11Cが倒れるのを防ぐことができる。
また、封止樹脂10を金型110内に注入するゲートが、当該樹脂注入ゲートから流動してきた封止樹脂10がパワーワイヤ11Pや制御ワイヤ11Cに直撃するように配置されている場合、先述と同じようにワイヤが倒される。その際、封止樹脂10の直撃を防ぐために、上記樹脂注入ゲートとワイヤとの間にスペーサ100を配置するとよい。
また、仮にワイヤ11が流されて倒れた場合、スペーサ100はリードフレーム13と絶縁されているため接触しても電気回路へ影響がなく、また、スペーサ100でワイヤを保持でき、かつ金型でワイヤ11を保持する場合と異なりワイヤ11の露出を防げるため、スペーサ100をワイヤ間に置くことが望ましい。
また、実施の形態1の電力用半導体装置1は、スペーサ100の形状が、上面部100Uの周囲の、当該上面部100Uよりも低い位置に段差面100Dを設け、さらに当該段差面100Dが外縁から中心部に向かって下方向に傾斜した形状であるため、スペーサ上面部100Uからダイパッド13Pfまでの沿面距離(封止樹脂10と接触している距離)を長くすることができ、さらに封止樹脂10が段差面100Dに引っ掛かることにより、アンカー効果が働き樹脂の剥離を抑制することができるので、電力用半導体装置1の信頼性を向上することができる。
また、実施の形態1の電力用半導体装置1は、半導体素子5から発熱した熱を、接合材17、ダイパッド13Pf、スペーサ100を通じて、電力用半導体装置1の上面から露出するスペーサ上面部100Uから放熱することができる。その結果、電気接続部や回路部材等への熱応力を低減して劣化を防止でき、電力用半導体装置1の信頼性を向上させることができる。また、スペーサ100にAINなど熱伝導率が高い材料を用いることで放熱性能をさらに向上させることができる。
実施の形態2.
図15〜図19を参照して、本発明の実施の形態2における電力用半導体装置について説明する。図15は本発明の実施の形態2によるスペーサ100を設置したモジュール1Maを示す図であり、図1のB−B線の断面図である。図16は本発明の実施の形態2によるスペーサ100を設置したモジュール1Maを示す図であり、図1のC−C線の断面図である。図17〜図19は図15及び図16に示すモジュール1Maをトランスファーモールド金型110内で樹脂封止する過程を示す図である。図20は図19で樹脂封止した電力用半導体装置1の上面図である。
本実施の形態2における電力用半導体装置1は、スペーサ100の上面部100Uの形状が異なる点以外は、実施の形態1と同一である。このため以下ではこの点のみについて説明する。
図15に示すように、本実施の形態2のスペーサ100は、上面部100Uが上に凸状に湾曲した形状を有する。スペーサ上面部100Uが平面の場合、スペーサ100をダイパッド13Pfに設置した際に、接合材17の厚みに差が生じたり、スペーサの形状バラついたりすることによってスペーサ上面部100Uとヒートシンク16の放熱面が平行でなくなると、上金型111とスペーサ上面部100Uが片当たりになる。これに対して、本実施の形態2のようにスペーサ上面部100Uが上に凸状に湾曲していると、片当たりにならない。このため、スペーサ100を設置した際の傾きに関係なく上金型111と点で接触することができるので、より安定してヒートシンク16を下金型112に押しこみヒートシンク16の放熱面に樹脂の薄膜が発生することを防ぐことができる(図17〜図20)。
これにより放熱面への樹脂の回り込みを防止することができ、電気接続部や回路部材等への熱応力を低減して劣化を防止でき、電力用半導体装置1の信頼性を向上させることができる。また、スペーサ上面部100Uの角が丸いことにより、熱によるスペーサ100の膨張時に樹脂にかかる応力を緩和することができるため、冷熱サイクルによる信頼性を向上させることができる。
実施の形態3.
本実施の形態は、上述した実施の形態1,2にかかる半導体装置を電力変換装置に適用したものである。本発明は特定の電力変換装置に限定されるものではないが、以下、実施の形態3として、三相のインバータに本発明を適用した場合について説明する。
図21は、本実施の形態にかかる電力変換装置を適用した電力変換システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態の電力変換システムは、電源150、電力変換装置200、負荷300から構成される。電源150は、直流電源であり、電力変換装置200に直流電力を供給する。電源150は種々のもので構成することが可能であり、例えば、直流系統、太陽電池、蓄電池で構成することができるし、交流系統に接続された整流回路やAC/DCコンバータで構成することとしてもよい。また、電源150を、直流系統から出力される直流電力を所定の電力に変換するDC/DCコンバータによって構成することとしてもよい。
電力変換装置200は、電源150と負荷300の間に接続された三相のインバータであり、電源150から供給された直流電力を交流電力に変換し、負荷300に交流電力を供給する。電力変換装置200は、図21に示すように、直流電力を交流電力に変換して出力する主変換回路201と、主変換回路201を制御する制御信号を主変換回路201に出力する制御回路203とを備えている。
負荷300は、電力変換装置200から供給された交流電力によって駆動される三相の電動機である。なお、負荷300は特定の用途に限られるものではなく、各種電気機器に搭載された電動機であり、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車、鉄道車両、エレベーター、もしくは、空調機器向けの電動機として用いられる。
以下、電力変換装置200の詳細を説明する。主変換回路201は、スイッチング素子と還流ダイオードを備えており(図示せず)、スイッチング素子がスイッチングすることによって、電源150から供給される直流電力を交流電力に変換し、負荷300に供給する。主変換回路201の具体的な回路構成は種々のものがあるが、本実施の形態にかかる主変換回路201は2レベルの三相フルブリッジ回路であり、6つのスイッチング素子とそれぞれのスイッチング素子に逆並列された6つの還流ダイオードから構成することができる。主変換回路201の各スイッチング素子や各還流ダイオードは、上述した実施の形態1,2のいずれかの半導体装置に相当する半導体モジュール202によって構成する。6つのスイッチング素子は2つのスイッチング素子ごとに直列接続され上下アームを構成し、各上下アームはフルブリッジ回路の各相(U相、V相、W相)を構成する。そして、各上下アームの出力端子、すなわち主変換回路201の3つの出力端子は、負荷300に接続される。
また、上述した実施の形態1で説明したように、スイッチング素子としての各半導体素子5を駆動する駆動素子6が半導体モジュール202に内蔵されているため、主変換回路201は駆動回路を備えている。駆動回路は、主変換回路201のスイッチング素子を駆動する駆動信号を生成し、主変換回路201のスイッチング素子の制御電極に供給する。具体的には、後述する制御回路203からの制御信号に従い、スイッチング素子をオン状態にする駆動信号とスイッチング素子をオフ状態にする駆動信号とを各スイッチング素子の制御電極に出力する。スイッチング素子をオン状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以上の電圧信号(オン信号)であり、スイッチング素子をオフ状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以下の電圧信号(オフ信号)となる。
制御回路203は、負荷300に所望の電力が供給されるよう主変換回路201のスイッチング素子を制御する。具体的には、負荷300に供給すべき電力に基づいて主変換回路201の各スイッチング素子がオン状態となるべき時間(オン時間)を算出する。例えば、出力すべき電圧に応じてスイッチング素子のオン時間を変調するPWM制御によって主変換回路201を制御することができる。そして、各時点においてオン状態となるべきスイッチング素子にはオン信号を、オフ状態となるべきスイッチング素子にはオフ信号が出力されるよう、主変換回路201が備える駆動回路に制御指令(制御信号)を出力する。駆動回路は、この制御信号に従い、各スイッチング素子の制御電極にオン信号又はオフ信号を駆動信号として出力する。
本実施の形態に係る電力変換装置では、主変換回路201のスイッチング素子と還流ダイオードとして実施の形態1,2にかかる半導体装置を適用するため、実施の形態1,2と同様の効果が得られる。
本実施の形態では、2レベルの三相インバータに本発明を適用する例を説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、種々の電力変換装置に適用することができる。本実施の形態では、2レベルの電力変換装置としたが3レベルやマルチレベルの電力変換装置であっても構わないし、単相負荷に電力を供給する場合には単相のインバータに本発明を適用しても構わない。また、直流負荷等に電力を供給する場合にはDC/DCコンバータやAC/DCコンバータに本発明を適用することも可能である。
また、本発明を適用した電力変換装置は、上述した負荷が電動機の場合に限定されるものではなく、例えば、放電加工機やレーザー加工機、又は誘導加熱調理器や非接触器給電システムの電源装置として用いることもでき、さらには太陽光発電システムや蓄電システム等のパワーコンディショナーとして用いることも可能である
なお、本発明は、矛盾のない範囲内において、各実施の形態の内容を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 電力用半導体装置
1M モジュール
1Ma モジュール
2 封止体
5 半導体素子
6 駆動素子
10 封止樹脂
11 ワイヤ
11C 制御ワイヤ
11P パワーワイヤ
12 ワイヤ
13 リードフレーム
13C 制御リード
13Ci 内部制御リード
13Ct 制御リード端子
13P パワーリード
13Pi 内部パワーリード
13Pt パワーリード端子
13Pf ダイパッド
14 絶縁膜
16 ヒートシンク
17 接合材
18 ねじ穴
100 スペーサ
100D 段差面
100U 上面部
110 金型
111 上金型
112 下金型
150 電源
200 電力変換装置
201 主変換回路
202 半導体モジュール
203 制御回路
300 負荷

Claims (10)

  1. ヒートシンクと、
    前記ヒートシンクの上面に絶縁膜を介して配置されたダイパッドを含むリードフレームと、
    前記ダイパッドの上面に接合された半導体素子と、
    前記半導体素子に接続された金属線と、
    前記ダイパッドの上面であって前記半導体素子が接合されていない部分に配置された絶縁性のスペーサと、
    前記ヒートシンク、前記リードフレーム、前記半導体素子、前記金属線および前記スペーサを封止する封止樹脂と、を備え、
    前記ヒートシンクの下面および前記スペーサの上面が前記封止樹脂から露出し、
    前記スペーサは、少なくとも2以上のダイパッドにまたがって設置された、電力用半導体装置。
  2. ヒートシンクと、
    前記ヒートシンクの上面に絶縁膜を介して配置されたダイパッドを含むリードフレームと、
    前記ダイパッドの上面に接合された半導体素子と、
    前記半導体素子に接続された金属線と、
    前記ダイパッドの上面であって前記半導体素子が接合されていない部分に配置された絶縁性のスペーサと、
    前記ヒートシンク、前記リードフレーム、前記半導体素子、前記金属線および前記スペーサを封止する封止樹脂と、を備え、
    前記ヒートシンクの下面および前記スペーサの上面が前記封止樹脂から露出し、
    前記スペーサは、前記上面の周囲に、前記上面よりも低い段差面を有し、
    前記段差面は、外縁から中心部に向かって下方向へ傾斜した形状を有する、電力用半導体装置。
  3. ヒートシンクと、
    前記ヒートシンクの上面に絶縁膜を介して配置されたダイパッドを含むリードフレームと、
    前記ダイパッドの上面に接合された半導体素子と、
    前記半導体素子に接続された金属線と、
    前記ダイパッドの上面であって前記半導体素子が接合されていない部分に配置された絶縁性のスペーサと、
    前記ヒートシンク、前記リードフレーム、前記半導体素子、前記金属線および前記スペーサを封止する封止樹脂と、を備え、
    前記ヒートシンクの下面および前記スペーサの上面が前記封止樹脂から露出し、
    前記ヒートシンクの上面に垂直な方向から見て、前記スペーサの長手方向が前記金属線の配線方向に沿うように、前記スペーサが設置された、電力用半導体装置。
  4. ヒートシンクと、
    前記ヒートシンクの上面に絶縁膜を介して配置されたダイパッドを含むリードフレームと、
    前記ダイパッドの上面に接合された半導体素子と、
    前記半導体素子に接続された金属線と、
    前記ダイパッドの上面であって前記半導体素子が接合されていない部分に配置された絶縁性のスペーサと、
    前記ヒートシンク、前記リードフレーム、前記半導体素子、前記金属線および前記スペーサを封止する封止樹脂と、を備え、
    前記ヒートシンクの下面および前記スペーサの上面が前記封止樹脂から露出し、
    前記スペーサは、前記上面の周囲に、前記上面よりも低い段差面を有し、前記段差面の外縁が前記ダイパッドの上面まで延びて形成された前記スペーサの下面の外縁は、前記スペーの前記上面の外縁より外側に位置する、電力用半導体装置。
  5. 前記段差面は、外縁から中心部に向かって下方向へ傾斜した形状を有する、請求項4に記載の電力用半導体装置。
  6. 前記スペーサの前記上面が、上に凸状の湾曲面である、請求項1から5のいずれか一項に記載の電力用半導体装置。
  7. 前記半導体素子は、ワイドギャップ半導体材料により形成された、請求項1から6のいずれか一項に記載の電力用半導体装置。
  8. 前記ワイドギャップ半導体材料は、炭化珪素、窒化ガリウム系材料またはダイヤモンドのいずれかである、請求項7に記載の電力用半導体装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の電力用半導体装置を有し、入力される電力を変換して出力する主変換回路と、
    前記主変換回路を制御する制御信号を前記主変換回路に出力する制御回路と、を備えた電力変換装置。
  10. 封止金型の下金型上に、前記下金型に接するヒートシンクと、前記ヒートシンクの上面に絶縁膜を介して配置されたダイパッドを含むリードフレームと、前記ダイパッドの上に接合された半導体素子と、前記半導体素子に接続された金属線と、前記ダイパッドの上面であって前記半導体素子が接合されていない部分に、少なくとも2以上のダイパッドにまたがって配置された絶縁性のスペーサと、を設置する工程と、
    前記封止金型の上金型によって前記スペーサの上面を押圧し、前記ヒートシンクを前記下金型に押し当てるように、前記封止金型を閉じる工程と、
    前記封止金型内に封止樹脂を注入し封止する工程と、
    封止された半導体装置を前記封止金型から取り出す工程と、
    を備えた電力用半導体装置の製造方法。
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