JP6823985B2 - 3次元形状計測方法及び3次元形状計測装置 - Google Patents

3次元形状計測方法及び3次元形状計測装置 Download PDF

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Description

本発明は、3次元形状計測方法及び3次元形状計測装置に関する。
物体の3次元形状計測方法の一つとして、特許文献1に開示されているような位相シフト法が知られている。位相シフト法においては、明度が正弦波状に変化する縞パターンが物体に投影され、縞パターンが投影された物体の画像データが取得される。また、位相シフト法においては、物体の各点に投影された縞パターンの相対位相値が算出される。相対位相値から物体の3次元形状を算出するために、相対位相値と縞次数とに基づいて、物体の各点における絶対位相値を算出する位相接続が実施される。
特開2001−124534号公報
位相接続において、物体に空間コードパターンを投影する空間コード化法を用いる方法が知られている。空間コード化法を用いて位相接続する場合、縞パターンと空間コードパターンとが1対1に対応するように空間コードパターンが投影される。すなわち、位相シフト法で使用される縞パターンの周期と空間コード化法で使用される空間コードパターンの周期とが一致し、縞パターンの周期の境界と空間コードパターンの周期の境界とが一致するように、縞パターン及び空間コードパターンが物体に投影される。しかし、縞パターンと空間コードパターンとが1対1に対応するように物体に投影される場合、縞パターンの位相境界位置に含まれるノイズに起因して、算出される絶対位相値が大きな誤差を含んでしまう可能性がある。物体の3次元形状は、物体の各点の絶対位相値に基づいて算出される。そのため、絶対位相値が誤差を含んでしまうと、物体の3次元形状の計測精度が低下する。
本発明の態様は、計測精度の低下を抑制できる3次元形状計測方法及び3次元形状計測装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、正弦波状の明度分布の縞パターンを位相シフトさせながら物体に投影して、前記縞パターンが投影された前記物体の画像を示す第1画像データを複数取得することと、複数の前記第1画像データの輝度に基づいて、前記第1画像データの複数の画素それぞれの相対位相値を算出することと、周期が異なる複数のグレイコードパターンを前記物体に投影して、前記グレイコードパターンが投影された前記物体の画像を示す第2画像データを複数取得することと、複数の前記第2画像データに基づいて、前記第1画像データの複数の前記画素それぞれの前記縞パターンの縞次数を算出することと、前記相対位相値と前記縞次数とに基づいて、前記第1画像データの複数の前記画素それぞれの絶対位相値を算出することと、前記第1画像データの複数の前記画素それぞれの絶対位相値に基づいて、前記物体の3次元形状を算出することと、を含み、複数の前記グレイコードパターンの合成値であるグレイコードの周期は、前記縞パターンの周期よりも短い、3次元形状計測方法が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、正弦波状の明度分布の縞パターンを位相シフトさせながら物体に投影し、周期が異なる複数のグレイコードパターンを前記物体に投影する投影装置と、前記縞パターンが投影された前記物体の画像を示す第1画像データを複数取得し、前記グレイコードパターンが投影された前記物体の画像を示す第2画像データを複数取得する撮像装置と、複数の前記第1画像データの輝度に基づいて、前記第1画像データの複数の画素それぞれの相対位相値を算出する相対位相値算出部と、複数の前記第2画像データに基づいて、前記第1画像データの複数の前記画素それぞれの前記縞パターンの縞次数を算出する縞次数算出部と、前記相対位相値と前記縞次数とに基づいて、前記第1画像データの複数の前記画素それぞれの絶対位相値を算出する絶対位相値算出部と、前記第1画像データの複数の前記画素それぞれの絶対位相値に基づいて、前記物体の3次元形状を算出する3次元形状算出部と、を備え、複数の前記グレイコードパターンの合成値であるグレイコードの周期は、前記縞パターンの周期よりも短い、3次元形状計測装置が提供される。
本発明の態様によれば、計測精度の低下を抑制できる3次元形状計測方法及び3次元形状計測装置が提供される。
図1は、本実施形態に係る3次元形状計測装置の一例を模式的に示す図である。 図2は、本実施形態に係る制御装置の一例を示す機能ブロック図である。 図3は、本実施形態に係る3次元計測方法の一例を示すフローチャートである。 図4は、本実施形態に係る縞パターンの一例を示す図である。 図5は、本実施形態に係る縞パターンが投影された物体の画像データの一例を示す図である。 図6は、本実施形態に係る画像データの画素の輝度の一例を示す図である。 図7は、本実施形態に係る相対位相値及び絶対位相値の一例を模式的に示す図である。 図8は、本実施形態に係るグレイコードパターンの一例を示す図である。 図9は、本実施形態に係るグレイコードパターンが投影された物体の画像データの一例を示す図である。 図10は、本実施形態に係る第1画像データの輝度変化と、第2画像データNの輝度変化と、複数のグレイコードパターンを合成することにより生成される縞次数コードと、縞次数との関係を示す図である。 図11は、本実施形態に係る相対位相値とグレイコードとの関係を模式的に示す図である。 図12は、本実施形態に係る位相接続前の相対位相値及びグレイコードと、位相接続後の絶対位相値との関係を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、XYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。所定面のX軸と平行な方向をX軸方向とし、X軸と直交する所定面のY軸と平行な方向をY軸方向とし、所定面と直交するZ軸と平行な方向をZ軸方向とする。また、X軸を中心とする回転又は傾斜方向をθX方向とし、Y軸を中心とする回転又は傾斜方向をθY方向とし、Z軸を中心とする回転又は傾斜方向をθZ方向とする。XY平面は所定面である。
[3次元計測装置]
図1は、本実施形態に係る3次元形状計測装置1の一例を模式的に示す図である。図1に示すように、3次元形状計測装置1は、計測対象物である物体Sを支持するステージ2と、ステージ2に支持されている物体Sにパターンを投影する投影装置3と、パターンが投影された物体Sの画像データを取得する撮像装置4と、制御装置5とを備える。
投影装置3は、光を発生する光源31と、光源31から射出された光を光変調する光変調素子32と、光変調素子32で生成されたパターンを物体Sに投影する投影光学系33とを有する。
光変調素子32は、デジタルミラーデバイス(Digital Mirror Device:DMD)を含む。なお、光変調素子32は、透過型の液晶パネルを含んでもよいし、反射型の液晶パネルを含んでもよい。光変調素子32は、制御装置5から出力されるパターンデータに基づいてパターン光を生成する。投影装置3は、パターンデータに基づいてパターン化されたパターン光を物体Sに照射する。
撮像装置4は、物体Sで反射したパターン光を結像する結像光学系41と、結像光学系41を介して物体Sの画像データを取得する撮像素子42とを有する。撮像素子42は、CMOSイメージセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)又はCCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor)を含む固体撮像素子である。
制御装置5は、コンピュータシステムを含み、投影装置3及び撮像装置4を制御する。制御装置5は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサを含む演算処理装置と、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)のようなメモリ及びストレージを含む記憶装置とを有する。演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施する。
制御装置5は、入力装置6及び表示装置7と接続される。入力装置6は、コンピュータ用キーボート、マウス、及びタッチパネルの少なくとも一つを含み、操作されることにより入力信号を制御装置5に出力する。表示装置7は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)又は有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display:OELD)のようなフラットパネルディスプレイを含む。
本実施形態において、3次元形状計測装置1は、位相シフト法に基づいて、物体Sの3次元形状を計測する。位相シフト法に基づいて物体Sの3次元形状を計測する場合、位相接続が実施される。3次元形状計測装置1は、空間コード化法に基づいて、位相接続を実施する。
投影装置3は、位相シフト法に基づいて、正弦波状の明度分布の縞パターンPBを位相シフトさせながら物体Sに投影する。また、投影装置3は、空間コード法に基づいて、空間コードパターンの一種であるグレイコードパターンPRを物体Sに投影する。
投影装置3は、周期が異なる複数のグレイコードパターンPRを物体Sに投影する。本実施形態において、投影装置3は、複数のグレイコードパターンPRの合成値であるグレイコードの周期が縞パターンPBの周期よりも短くなるように、縞パターンPB及びグレイコードパターンPRを物体Sに投影する。
本実施形態において、物体Sに投影される複数のグレイコードパターンPRのうち少なくとも一つのグレイコードパターンPRの周期は、縞パターンPBの周期よりも短い。
また、投影装置3は、複数のグレイコードパターンPRの合成値であるグレイコードの周期の境界の少なくとも一部が縞パターンPBの周期の境界から外れるように、縞パターンPB及びグレイコードパターンPRを物体Sに投影する。
撮像装置4は、縞パターンPBが投影された物体Sの画像を示す画像データ(第1画像データ)Mを複数取得する。また、撮像装置4は、グレイコードパターンPRが投影された物体Sの画像を示す画像データ(第2画像データ)Nを複数取得する。
[制御装置]
図2は、本実施形態に係る制御装置5の一例を示す機能ブロック図である。制御装置5は、入出力部51と、パターン生成部52と、画像データ取得部53と、相対位相値算出部54と、縞次数算出部55と、絶対位相値算出部56と、3次元形状算出部57と、記憶部58とを有する。
パターン生成部52は、パターンデータを生成する。パターン生成部52で生成されたパターンデータは、入出力部51を介して光変調素子32に出力される。光変調素子32は、パターン生成部52で生成されたパターンデータに基づいて、パターン光を生成する。本実施形態において、パターン生成部52は、パターンデータとして、縞パターンデータ及びグレイコードパターンデータを生成する。光変調素子32は、パターン生成部52で生成された縞パターンデータに基づいて、縞パターン光を生成する。光変調素子32は、パターン生成部52で生成されたグレイコードパターンデータに基づいて、グレイコードパターン光を生成する。
画像データ取得部53は、入出力部51を介して、撮像素子42から画像データを取得する。本実施形態において、画像データ取得部53は、縞パターンPBが投影された物体Sの画像を示す画像データM、及びグレイコードパターンPRが投影された物体Sの画像を示す画像データNを取得する。
相対位相値算出部54は、複数の画像データMの輝度に基づいて、画像データMの複数の画素pそれぞれの相対位相値θpを算出する。相対位相値算出部54は、位相シフトされた縞パターンPBのそれぞれが投影された物体Sの画像を示す複数の画像データMの同一の点の輝度に基づいて、その点に対応する画像データMの画素pの相対位相値θpを算出する。相対位相値算出部54は、画像データMの複数の点それぞれの輝度に基づいて、画像データMの複数の画素pそれぞれの相対位相値θpを算出する。
縞次数算出部55は、複数の画像データNに基づいて、画像データMの複数の画素pそれぞれの縞パターンPBの縞次数nを算出する。縞次数nとは、物体Sに1度に投影される縞パターンPBの複数の縞のうち、特定の縞を基準として付される複数の縞それぞれの番号である。換言すれば、縞次数nとは、物体Sに1度に投影される縞パターンPBの複数の縞のうち、基準の縞から数えてn番目の縞であることを示す値である。
絶対位相値算出部56は、相対位相値θと縞次数nとに基づいて、画像データMの複数の画素pそれぞれの絶対位相値θaを算出する。
3次元形状算出部57は、画像データMの複数の画素pそれぞれの絶対位相値θaに基づいて、画像データMの複数の画素pそれぞれに対応する物体Sの複数の点それぞれの高さデータを算出して、物体Sの3次元形状を算出する。
[3次元計測方法]
次に、本実施形態に係る3次元計測方法について説明する。図3は、本実施形態に係る3次元計測方法の一例を示すフローチャートである。
パターン生成部52は、縞パターンデータを生成する。縞パターンデータは、投影装置3の光変調素子32に出力される。投影装置3は、正弦波状の明度分布の縞パターンPBを位相シフトさせながら物体Sに投影する。撮像装置4は、縞パターンPBが投影された物体Sの画像を示す画像データMを複数取得する(ステップS10)。
本実施形態においては、投影装置3は、縞パターンPBをπ/2ずつ位相シフトさせながら、物体Sに投影する。撮像装置4は、π/2ずつ位相シフトされる縞パターンPBが投影された物体Sの画像データMを取得する。画像データ取得部53は、撮像装置4の撮像素子42から入出力部51を介して画像データMを取得する。
図4は、本実施形態に係る縞パターンPBの一例を示す図である。図4に示すように、縞パターンPBは、位相シフト量が0[°]である縞パターンPB1と、位相シフト量が90[°]である縞パターンPB2と、位相シフト量が180[°]である縞パターンPB3と、位相シフト量が270[°]である縞パターンPB4とを含む。投影装置3は、縞パターンPB1、縞パターンPB2、縞パターンPB2、及び縞パターンPB4のそれぞれを物体Sに順次投影する。
図5は、本実施形態に係る縞パターンPBが投影された物体Sの画像データMの一例を示す図である。図5に示すように、画像データMは、縞パターンPB1が投影された物体Sの画像データM1、縞パターンPB2が投影された物体Sの画像データM2、縞パターンPB3が投影された物体Sの画像データM3、及び縞パターンPB4が投影された物体Sの画像データM4を含む。画像データ取得部53は、複数の画像データM(M1,M2,M3,M4)を取得する。
図6は、本実施形態に係る画像データM1の画素p(x,y)の輝度a、画像データM2の画素p(x,y)の輝度a、画像データM3の画素p(x,y)の輝度a、及び画像データM4の画素p(x,y)の輝度aの一例を示す図である。4つの画像データM(M1,M2,M3,M4)において、画素p(x,y)は、物体Sの同一の点からの光が入射した画素である。図6に示すように、相対的な輝度は、縞パターンPBの位相シフト量だけ変化する。
相対位相値算出部54は、複数の画像データM(M1,M2,M3,M4)の輝度に基づいて、画像データMの複数の画素pそれぞれの相対位相値θpを算出する(ステップS20)。
縞パターンPBが投影された物体Sの複数の点それぞれの相対位相値θpと、画像データMの複数の画素pそれぞれの相対位相値θpとは、1対1で対応する。相対位相値算出部54は、画像データMの複数の画素pそれぞれの相対位相値θpを算出して、縞パターンPBが投影された物体Sの複数の点それぞれの相対位相値θpを算出する。
相対位相値算出部54は、(1)式に基づいて、画素p(x,y)の相対位相値θp(x,y)を算出する。
相対位相値算出部54は、全ての画素pについて相対位相値θpを算出する。全ての画素pについての相対位相値θpが算出されることにより、縞パターンPBが投影された物体Sの全ての点についての相対位相値θpが算出される。
図7は、本実施形態に係る相対位相値θp及び絶対位相値θaの一例を模式的に示す図である。図7に示すように、相対位相値θpは、縞パターンPBの1位相毎に算出される。(1)式は逆正接関数であるため、図7に示すように、各画素pの相対位相値θpは、縞パターンPBの1位相毎の値(−π〜πの間の値)となる。
相対位相値θpから物体Sの3次元形状を算出するために、物体Sの各点における絶対位相値θaを算出する位相接続が実施される。本実施形態においては、位相接続のために、物体Sにグレイコードパターンを投影する空間コード化法が使用される。本実施形態においては、空間コード化法に基づいて縞パターンPBの縞次数nが算出される。図7に示すように、相対位相値θpと縞次数nとに基づいて、絶対位相値θa(=θp+2nπ)が算出される。
図8は、本実施形態に係るグレイコードパターンPRの一例を示す図である。グレイコードパターンPRは、明暗のコードが所定の周期で反転するパターンである。図8に示すように、グレイコードパターンPRは、縞パターンPBの周期よりも短い周期でコードが変化するグレイコードパターンPR1と、グレイコードパターンPR1の周期とは異なる周期でコードが変化するグレイコードパターンPR2と、グレイコードパターンPR1,PR2の周期とは異なる周期でコードが変化するグレイコードパターンPR3と、グレイコードパターンPR1,PR2,PR3の周期とは異なる周期でコードが変化するグレイコードパターンPR4とを含む。投影装置3は、グレイコードパターンPR1、グレイコードパターンPR2、グレイコードパターンPR3、及びグレイコードパターンPR4のそれぞれを物体Sに順次投影する。
図9は、本実施形態に係るグレイコードパターンPRが投影された物体Sの画像データNの一例を示す図である。画像データNは、グレイコードパターンPR1が投影された物体Sの画像データN1と、グレイコードパターンPR2が投影された物体Sの画像データN2と、グレイコードパターンPR3が投影された物体Sの画像データN3と、グレイコードパターンPR4が投影された物体Sの画像データN4とを含む。画像データ取得部53は、複数の画像データN(N1,N2,N3,N4)を取得する。
縞次数算出部55は、複数の画像データNに基づいて、画像データMの複数の画素pそれぞれの縞パターンの縞次数nを算出する(ステップS30)。
縞次数算出部55は、空間コーディングの手法を用いて画像データMにおける縞パターンPBの縞次数nを算出する。
図10は、本実施形態に係る縞パターンPBを投影して撮像された画像データMの輝度変化と、グレイコードパターンPRを投影して撮像された画像データNの輝度変化と、複数のグレイコードパターンPRを合成することにより生成されるグレイコードGC(縞次数コード)と、縞次数nとの関係を示す図である。
縞次数算出部55は、画像データMの複数の画素のそれぞれについて、複数のグレイコードパターンPBの合成値であるグレイコードGCを生成する。グレイコードGCは、同一の縞次数コードによって構成されるコードである。グレイコードGCは、所定の周期で生成される。本実施形態において、グレイコードGCの周期は、縞パターンPBの周期よりも短い。
縞次数コードは、複数のグレイコードパターンPRが物体Sに投影されたときの明暗コードの組み合わせに基づいて規定される。グレイコードパターンPRは、明暗コードが交互に反転するパターンを含む。本実施形態においては、4つのグレイコードパターンPR(PR1,PR2,PR3,PR4)が物体Sのある点に投影されたとき、それら4つのグレイコードパターンPRの明コードと暗コードとの組み合わせにより、2進数に基づいて縞次数コードが規定される。図10に示す例では、縞次数コードとして、「0x0000」、「0x0001」、「0x0010」、「0x0011」、「0x0100」、「0x0101」、「0x0110」、「0x0111」が規定される。
本実施形態において、1回目に投影されるグレイコードパターンPRの明暗コードの周期Lrは、縞パターンPBの周期Lbよりも短い。2回目に投影されるグレイコードパターンPRの明暗コードの周期Lrは、1回目に投影されるグレイコードパターンPRの明暗コードの周期Lrの2倍である。3回目に投影されるグレイコードパターンPRの明暗コードの周期Lrは、2回目に投影されるグレイコードパターンPRの明暗コードの周期Lrの2倍である。4回目に投影されるグレイコードパターンPRの明暗コードの周期Lrは、3回目に投影されるグレイコードパターンPRの明暗のコードの周期Lrの2倍である。
1つのグレイコードGCは、1つの縞次数コードによって規定される。すなわち、グレイコードGCと縞次数コードとは、1対1で対応する。本実施形態においては、グレイコードGCの周期は、縞パターンPBの周期よりも短い。本実施形態において、グレイコードGCの周期は、縞パターンPBの周期の3/4である。すなわち、縞パターンPBの3周期分の長さとグレイコードGCの4周期分の長さとが等しい。
縞パターンPBの周期をLb、グレイコードパターンの周期をLr、0.5以上1未満の数をT、0以上の整数をi、としたとき、本実施形態においては、(2)式の条件を満足する。
図10に示す例では、数Tは、3/4である。すなわち、グレイコードパターンPR1の周期Lrは、(3/4)×Lbである。グレイコードパターンPR2の周期Lrは、(6/4)×Lbである。グレイコードパターンPR3の周期Lrは、(12/4)×Lbである。グレイコードパターンPR4の周期Lrは、(24/4)×Lbである。
このように、複数のグレイコードパターンPRの合成値から縞次数コード及び縞次数コードに1対1で対応するグレイコードGCが算出され、縞次数nが算出される。
絶対位相値算出部56は、相対位相値θpと縞次数nとに基づいて、画像データMの複数の画素pそれぞれの絶対位相値θaを算出する(ステップS40)。
3次元形状算出部58は、画像データMの複数の画素pそれぞれの絶対位相値θaに基づいて、物体Sの3次元形状を算出する(ステップS50)。
3次元形状算出部58は、絶対位相値θaに基づいて、三角測量の原理により、画像データMの各画素pにおける高さデータを算出する。画像データMの各画素pにおける高さデータと物体Sの表面の各点における高さデータとは1対1で対応する。物体Sの表面の各点における高さデータは、3次元空間における各点の座標値を示す。3次元形状データ算出部58は、各点における高さデータに基づいて、物体Sの3次元形状データを算出する。
[作用及び効果]
図11は、本実施形態に係る相対位相値θpとグレイコードGCとの関係を模式的に示す図である。図12は、本実施形態に係る位相接続前の相対位相値θp及びグレイコードGCと、位相接続後の絶対位相値θaとの関係を模式的に示す図である。図11及び図12に示すように、本実施形態によれば、複数のグレイコードパターンPRの合成値であるグレイコードGCの周期は、縞パターンPBの周期よりも短い。また、グレイコードGCの周期の境界と縞パターンPBの周期の境界とは、ずれている。したがって、縞パターンPBの位相境界位置にノイズが含まれている場合において、位相接続した場合においても、算出される絶対位相値θaに大きな誤差が含まれることが抑制される。したがって、物体Sの3次元形状の計測精度の低下が抑制される。
また、本実施形態においては、縞パターンPBの3周期分の長さとグレイコードGCの4周期分の長さとが等しい。したがって、物体Sの3次元形状の計測精度の低下を抑制しつつ、縞次数コードに基づいて縞パターンPBの位相接続を実施することができる。
1…3次元形状計測装置、2…ステージ、3…投影装置、4…撮像装置、5…制御装置、6…入力装置、7…表示装置、31…光源、32…光変調素子、33…投影光学系、41…結像光学系、42…撮像素子、51…入出力部、52…パターン生成部、53…画像データ取得部、54…相対位相値算出部、55…縞次数算出部、56…絶対位相値算出部、57…3次元形状算出部、58…記憶部、M…画像データ(第1画像データ)、N…画像データ(第2画像データ)、PB…縞パターン、PR…グレイコードパターン。

Claims (2)

  1. 正弦波状の明度分布の縞パターンを位相シフトさせながら物体に投影して、前記縞パターンが投影された前記物体の画像を示す第1画像データを複数取得することと、
    複数の前記第1画像データの輝度に基づいて、前記第1画像データの複数の画素それぞれの相対位相値を算出することと、
    周期が異なる複数のグレイコードパターンを前記物体に投影して、前記グレイコードパターンが投影された前記物体の画像を示す第2画像データを複数取得することと、
    複数の前記第2画像データに基づいて、前記第1画像データの複数の前記画素それぞれの前記縞パターンの縞次数を算出することと、
    前記相対位相値と前記縞次数とに基づいて位相接続して、前記第1画像データの複数の前記画素それぞれの絶対位相値を算出することと、
    前記第1画像データの複数の前記画素それぞれの絶対位相値に基づいて、前記物体の3次元形状を算出することと、を含み、
    前記縞パターンの位相境界位置のノイズに起因する前記絶対位相値の誤差が抑制されるように、複数の前記グレイコードパターンの合成値であるグレイコードの周期は、前記縞パターンの周期よりも短く、前記グレイコードの周期の境界の少なくとも一部が前記縞パターンの周期の境界から外れており、
    前記縞パターンの周期をLb、
    前記グレイコードパターンの周期をLr、
    3/4の数をT、
    0以上の整数をi、
    としたとき、
    Lr=T×Lb×2
    の条件を満足する、
    3次元形状計測方法。
  2. 正弦波状の明度分布の縞パターンを位相シフトさせながら物体に投影し、周期が異なる複数のグレイコードパターンを前記物体に投影する投影装置と、
    前記縞パターンが投影された前記物体の画像を示す第1画像データを複数取得し、前記グレイコードパターンが投影された前記物体の画像を示す第2画像データを複数取得する撮像装置と、
    複数の前記第1画像データの輝度に基づいて、前記第1画像データの複数の画素それぞれの相対位相値を算出する相対位相値算出部と、
    複数の前記第2画像データに基づいて、前記第1画像データの複数の前記画素それぞれの前記縞パターンの縞次数を算出する縞次数算出部と、
    前記相対位相値と前記縞次数とに基づいて位相接続して、前記第1画像データの複数の前記画素それぞれの絶対位相値を算出する絶対位相値算出部と、
    前記第1画像データの複数の前記画素それぞれの絶対位相値に基づいて、前記物体の3次元形状を算出する3次元形状算出部と、を備え、
    前記縞パターンの位相境界位置のノイズに起因する前記絶対位相値の誤差が抑制されるように、複数の前記グレイコードパターンの合成値であるグレイコードの周期は、前記縞パターンの周期よりも短く、前記グレイコードの周期の境界の少なくとも一部が前記縞パターンの周期の境界から外れており、
    前記縞パターンの周期をLb、
    前記グレイコードパターンの周期をLr、
    3/4の数をT、
    0以上の整数をi、
    としたとき、
    Lr=T×Lb×2
    の条件を満足する、
    3次元形状計測装置。
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