JP6823568B2 - 時刻管理装置、基準時刻管理システム、および基準時刻管理方法 - Google Patents
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Description
前記光伝送路で伝送された光パルスを受信する光受信部と、
前記光受信部が受信した前記光パルスの受信間隔を計測するパルス間隔測定部と、
前記パルス間隔測定部の出力に基づいてリモート基準時刻を算出する時刻計算部と、
を備え、且つ前記時刻計算部は、
少なくとも、前記光パルスの送信基準時刻と、前記光伝送路の固有の特性を表す伝送路情報と、前記パルス間隔測定部が計測した前記受信間隔の変動分を表す変動情報とに基づいて前記リモート基準時刻を算出する、
リモート時刻管理装置。
前記時刻基準装置は、事前に定めたスケジュールおよび前記基準時刻に同期したタイミングで、光パルスを前記光伝送路に周期的に送出する光パルス送信部を備え、
前記リモート時刻管理装置は、少なくとも、前記光伝送路を経由して受信した前記光パルスの受信間隔変動分と、前記光パルスの送信基準時刻と、前記光伝送路の固有の特性を表す伝送路情報とに基づいて、リモート基準時刻を算出する時刻計算部を備える、
基準時刻管理システム。
前記時刻基準装置は、少なくとも最初に送出する前記光パルスの送信予定時刻を表す情報を、前記時刻管理装置に対して、前記光パルスの送信前に通知する予定時刻送信部を備える、
基準時刻管理システム。
前記時刻基準装置は、前記光伝送路の固有の特性を表す伝送路情報を保持すると共に、前記伝送路情報を前記時刻管理装置に対して通知する伝送路情報送信部を備える、
基準時刻管理システム。
前記時刻管理装置の前記時刻計算部は、前記光パルスの送信基準時刻、および伝送路情報の少なくとも一方を、所定の伝送路を経由して前記時刻基準装置から取得する、
基準時刻管理システム。
前記時刻基準装置が、事前に定めたスケジュールおよび前記基準時刻に同期したタイミングで、光パルスを前記光伝送路に周期的に送出し、
前記時刻管理装置が、少なくとも、前記光伝送路を経由して受信した前記光パルスの受信間隔変動分と、前記光パルスの送信基準時刻と、前記光伝送路の固有の特性を表す伝送路情報とに基づいて、リモート基準時刻を算出する、
基準時刻管理方法。
前記時刻管理装置が、少なくとも、前記光伝送路における伝送路長変動に起因する時刻誤差を補正するように、前記リモート基準時刻を算出する、
基準時刻管理方法。
《基準時刻管理システムの構成例》
本発明を実施する基準時刻管理システムの構成例を図2に示す。
図2に示した基準時刻管理システムは、互いに離れた位置に設置されているローカル装置10、リモート装置11、およびリモート装置12を備えている。ローカル装置10とリモート装置11との間、およびローカル装置10とリモート装置12との間は光伝送路13を介して互いに接続されている。
本発明を実施する基準時刻管理システムにおいて伝送される主要な信号の状態および経時変化の例を図3に示す。
図3のシステムにおいて、ローカル装置10がパルス信号21を一定の時間間隔で発生するので、リモート装置12の入力に到着する光パルス22の時間間隔も定常状態では一定であり、基準時間間隔Δt0になる。一方、時間経過に伴って環境の温度が変化すると、光ファイバ13aの長さ方向の物理的な伸縮が発生するため、図3に示したように光ファイバ長Lが変動する。すなわち、光ファイバ長変動量ΔLが伝送する時刻の誤差要因になる。
Δtx=nΔL/c ・・・(1)
n:光ファイバ屈折率
ΔL:光ファイバ長変動量
c:光速
したがって、到着時間間隔変動量Δtxを計測することにより、上記(1)式から光ファイバ長変動量ΔLを算出できる。
(1)先頭のパルスのローカル側からの送出時刻:T
(2)ファイバ伝送時間:nL/c (n:ファイバ屈折率、L:ケーブル長、c:光速)
(3)光ファイバ長変動量:ΔL
Ta=T+n(L±ΔL)/c ・・・(2)
なお、上記(2)式において、「±」の符号は光ファイバ長変動量ΔLの変化の方向に応じて定まる。
本発明の基準時刻管理システムの主要な構成および機能の概要を図4に示す。
図4に示した基準時刻管理システムは、ローカル装置10、リモート装置12、光伝送路13、およびデータ通信ネットワーク(DCN)30を含んでいる。なお、図2に示したシステムのように、リモート装置12と同等の機能を有するリモート装置11を光伝送路13を介してローカル装置10に接続してもよい。
本発明の実施形態においてリモート装置側で絶対時刻を算出するための基本的な処理手順を図5に示す。図5の処理手順について以下に説明する。
Δtx=Δt0−Δt1 ・・・・(3)
nΔL/c=Δtx ・・・(4)
Ta=T+n(L±ΔL)/c ・・・(5)
なお、上記(5)式において、「±」の符号は光ファイバ長変動量ΔLの変化の方向に応じて定まる。
例えば、ローカル装置10がある時刻T1で、1番目のパルスP1を光パルス22として光伝送路13に送出する。リモート装置12は、到着した光パルス22として1番目のパルスP1を検出する。
上述の基準時刻管理システムにおいては、PTPなどの従来技術と比べて、時刻伝送および時刻同期の高精度化の効果が得られる。すなわち、リモート装置12が光パルス22の受信間隔のみを監視対象として絶対時刻Taの同期を実行するので、PTPの課題であるパケット遅延揺らぎやタイムスタンプ打刻の影響を受けることがない。また、PTPのように往復の信号のやり取りを行う必要がなく、タイムスタンプ打刻の処理も不要であるため、時刻同期処理を簡素化できる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a),(b)のようなものがある。
(a) ローカル装置の時刻源はGPS信号に限定されず、例えば原子時計などであってもよい。
(b) ローカル装置は、リモート装置として機能するように、リモート装置の各部構成を備えていてもよい。これにより、GPS受信部などの時刻源に障害が発生したときに、他のローカル装置に時刻を同期して、この時刻を下位端末などに配信することができる。
10a パルス発生部
10b 電気−光変換部
11,12 リモート装置(時刻管理装置)
12a 光−電気変換部
13 光伝送路
13a 光ファイバ
14 GPS衛星
15,17,19 時刻情報配信装置
16,18,20 通信ネットワーク
21 パルス信号
22 光パルス
30 データ通信ネットワーク(DCN)
41 GPS受信部
42 時刻同期部(予定時刻送信部)
43 パルス生成部
44 光信号送信部(光パルス送信部)
45 ファイバ長保存部(伝送路情報送信部)
46 時刻配信部
51 光信号受信部
52 パルス間隔測定部
53 原子発振器
54 時刻計算部
55 時刻配信部
Δt0 基準時間間隔
Δt1 到着時間間隔
Δtx 到着時間間隔変動量
nL/c 光ファイバ伝送時間
L 光ファイバ長
n 光ファイバ屈折率
c 光速
ΔL 光ファイバ長変動量
Ta 絶対時刻
T 先頭パルスのローカル側送出時刻
Claims (7)
- 既知の光伝送路を経由して時刻基準装置と接続される時刻管理装置であって、
前記光伝送路で伝送された光パルスを受信する光受信部と、
前記光受信部が受信した前記光パルスの受信間隔を計測するパルス間隔測定部と、
前記パルス間隔測定部の出力に基づいてリモート基準時刻を算出する時刻計算部と、
を備え、且つ前記時刻計算部は、
少なくとも、前記光パルスの送信基準時刻と、前記光伝送路の固有の特性を表す伝送路情報と、前記パルス間隔測定部が計測した前記受信間隔の変動分を表す変動情報とに基づいて前記リモート基準時刻を算出する、
時刻管理装置。 - 基準時刻を把握可能な時刻基準装置と、前記時刻基準装置から離れた位置に配置された時刻管理装置と、前記時刻基準装置と前記時刻管理装置との間を接続する既知の光伝送路とを有する基準時刻管理システムであって、
前記時刻基準装置は、事前に定めたスケジュールおよび前記基準時刻に同期したタイミングで、光パルスを前記光伝送路に周期的に送出する光パルス送信部を備え、
前記時刻管理装置は、少なくとも、前記光伝送路を経由して受信した前記光パルスの受信間隔変動分と、前記光パルスの送信基準時刻と、前記光伝送路の固有の特性を表す伝送路情報とに基づいて、リモート基準時刻を算出する時刻計算部を備える、
基準時刻管理システム。 - 請求項2に記載の基準時刻管理システムにおいて、
前記時刻基準装置は、少なくとも最初に送出する前記光パルスの送信予定時刻を表す情報を、前記時刻管理装置に対して、前記光パルスの送信前に通知する予定時刻送信部を備える、
基準時刻管理システム。 - 請求項2に記載の基準時刻管理システムにおいて、
前記時刻基準装置は、前記光伝送路の固有の特性を表す伝送路情報を保持すると共に、前記伝送路情報を前記時刻管理装置に対して通知する伝送路情報送信部を備える、
基準時刻管理システム。 - 請求項2に記載の基準時刻管理システムにおいて、
前記時刻管理装置の前記時刻計算部は、前記光パルスの送信基準時刻、および伝送路情報の少なくとも一方を、所定の伝送路を経由して前記時刻基準装置から取得する、
基準時刻管理システム。 - 基準時刻を把握可能な時刻基準装置と、前記時刻基準装置から離れた位置に配置された時刻管理装置と、前記時刻基準装置と前記時刻管理装置との間を接続する既知の光伝送路とを有するシステムにおいて、前記時刻管理装置が前記基準時刻を推定し把握するための基準時刻管理方法であって、
前記時刻基準装置が、事前に定めたスケジュールおよび前記基準時刻に同期したタイミングで、光パルスを前記光伝送路に周期的に送出し、
前記時刻管理装置が、少なくとも、前記光伝送路を経由して受信した前記光パルスの受信間隔変動分と、前記光パルスの送信基準時刻と、前記光伝送路の固有の特性を表す伝送路情報とに基づいて、リモート基準時刻を算出する、
基準時刻管理方法。 - 請求項6の基準時刻管理方法において、
前記時刻管理装置が、少なくとも、前記光伝送路における伝送路長変動に起因する時刻誤差を補正するように、前記リモート基準時刻を算出する、
基準時刻管理方法。
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JP2017155122A JP6823568B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | 時刻管理装置、基準時刻管理システム、および基準時刻管理方法 |
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JP2017155122A JP6823568B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | 時刻管理装置、基準時刻管理システム、および基準時刻管理方法 |
Publications (2)
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JP2019035591A JP2019035591A (ja) | 2019-03-07 |
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Family Applications (1)
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JP2017155122A Active JP6823568B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | 時刻管理装置、基準時刻管理システム、および基準時刻管理方法 |
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AU2019433219B2 (en) * | 2019-07-22 | 2022-06-16 | Umut Keten | Time transfer system and method for satellite-independent, phase and frequency synchronization over traditional IP core network without full or partial timing support |
JP7506784B1 (ja) | 2023-03-10 | 2024-06-26 | セイコーソリューションズ株式会社 | 時刻配信装置、同期システム、及びプログラム |
-
2017
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