JP6751375B2 - 時刻管理装置、時刻基準装置、基準時刻管理システム、および基準時刻管理方法 - Google Patents
時刻管理装置、時刻基準装置、基準時刻管理システム、および基準時刻管理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6751375B2 JP6751375B2 JP2017154998A JP2017154998A JP6751375B2 JP 6751375 B2 JP6751375 B2 JP 6751375B2 JP 2017154998 A JP2017154998 A JP 2017154998A JP 2017154998 A JP2017154998 A JP 2017154998A JP 6751375 B2 JP6751375 B2 JP 6751375B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- pulse
- optical
- unit
- time management
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Description
ができる。
《比較例の構成と動作》
図6は、比較例の基準時刻管理システムSの構成と動作とを示す図である。
図6に示した基準時刻管理システムSは、互いに離れた位置に設置されているローカル装置2a、リモート装置3b,3cを備えている。ローカル装置2aとリモート装置3bとの間、およびローカル装置2aとリモート装置3cとの間は光ファイバ1を介して互いに接続されている。
本実施形態の基準時刻管理システムSにおいて伝送される光パルスとPTPパケットを図1に示す。
GPS受信部21は、GPS衛星からの時刻信号を受信する。この時刻信号に基づき、時刻20が計時される。
パルス生成部23は、時刻情報を伝達するタイミングになったときに、GPS信号の1PPSタイミング信号を基準にパルス信号11を生成して送信する。
電気−光変換部261は、図1では“E/O”と記載されており、パルス信号11を光パルス12に変換する。
この光−電気変換部311は、図1では“O/E”と記載されており、光パルス12をパルス信号13に変換する。
ローカル装置2とリモート装置3とは、先ずPTPを用いて、ローカル装置2の時刻20とリモート装置3の時刻30とを同期する。このときリモート装置3の時刻30は、PTPのタイムスタンプ打刻誤差やパケット遅延揺らぎ、上り下りリンク非対称性により、除去できない時刻誤差(Offset)が残留している。例えばリモート装置3の内部クロックが125MHzの場合、1タイムスタンプの打刻につき8nsの誤差が生じる。PTPでは合計4個のタイムスタンプを用いて時刻同期を行うため、このとき少なくとも32nsの同期誤差が生じる。
リモート装置3は、光パルスが到着したタイミングで、PTPにより同期した時刻30とテーブル上に保持したパルス到着予想時刻とを比較し、その差分を算出する。リモート装置3は、この差分に対してリモート装置3の時刻30を補正する。PTPによる時刻同期が完了後、到着したパルスを用いて補正を実行する。その後、リモート装置3は、同様の動作を繰り返す。
基準時刻管理システムSは、ローカル装置2、リモート装置3、光ファイバ1を含んでいる。
光信号送受信部27は、図2では“RX/TX”と記載されており、このPTPパケットを光信号に変換して、リモート装置3に送信する。更に光信号送受信部27は、リモート装置3が送信したPTPパケットを電気信号に変換する。なお、光信号送受信部27が変換する光信号の波長と、光信号送信部26が変換する光信号の波長とは異なっていてもよく、また同一の波長であってもよい。
PTP処理部24と光信号送受信部27は、時刻同期プロトコルにより、光ファイバ1を介してリモート装置3に基準時刻に関する情報を送信する時刻送信部として機能する。
時刻同期部38は、PTP処理部34からのタイムスタンプ情報をもとに、図1に示した時刻30を同期する。時刻30は、時刻同期部38が計時している。
パルス到着予想時刻保持部36は、事前に校正した伝送路長Lとパルス送出スケジュール・送出間隔をもとにパルス到着時刻の情報を保持する。
時刻同期部38は、ローカル装置2からのPTPパケットをもとに、図1に示した時刻30の同期を行い、その時刻を時刻比較部37に伝達しておく。
時刻伝送・同期のフローは以下のステップにより実行される。
最初、ローカル装置2とリモート装置3とは、PTPによる時刻同期を実行する(ステップS10)。ステップS10が終了したとき、リモート装置3の時刻は、ローカル装置2の時刻に対して正方向に00:05だけずれている。なお、タイムスタンプ打刻誤差(PTPで想定される同期誤差範囲)の最悪値は、+00:10または−00:10とする。
ステップS11において、ローカル装置2は、正確な時間“12:00”に光パルスを送信する。リモート装置3は、この光パルス12の到着時刻を“12:20”として記録する。リモート装置3は、伝送路長Lをもとに光パルス12の到着予想時刻をテーブルに保持している。光パルスの伝達時間は、伝送路長Lを光速度cで除算することで算出される。光パルスの伝達時間は、00:15なので、この光パルス12の到着予想時刻は、“12:15”である。これにより、PTPで残留した時刻オフセットδtが“00:05”であることが算出可能である。
リモート装置3は、自身が計時している時刻から、PTPの時刻オフセットδtを減算して補正する。これにより、ローカル装置2の時刻に同期することができる。
PTPで想定される時刻誤差に対して、パルス間隔を最適化(PTPのタイムスタンプ誤差よりも長く)することで、パルス欠損時の影響(測定基準のずれによる時刻誤差増加)を回避することができる。
光パルス12が一部欠損(例えば1番目のパルスが欠損する等)した場合、次にくるパルスとテーブル値を比較すると、ひとつ前のパルスの到着時刻と比較することになるため、時刻が大きくずれることになる。そこで、パルス到着時間において一定の閾値を設け、その閾値以内にパルスが到着した場合に正常と判定し、テーブルとの比較を行う。
最初、ローカル装置2とリモート装置3とは、PTPによる時刻同期を実行する(ステップS20)。
リモート装置3は、伝送路長Lをもとに光パルス12の到着予想時刻をテーブルに保持しており、更にPTPタイムスタンプの打刻誤差を保持している。
リモート装置3は、自身が計時している時刻から、PTPで残留した時刻オフセットδtを減算して補正する。これにより、ローカル装置2の時刻に同期することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(e)のようなものがある。
(b) ローカル装置とリモート装置とがPTPによる時刻同期を実行するのは、最初の1回に限定されることが望ましい。光パルスによって精密に補正した自身の時刻に対して、PTPによる時刻同期を行うと、再び時刻オフセットδt(図1参照)のずれが発生するためである。
(c) ローカル装置とリモート装置とがPTPによる時刻同期を実行して光パルスで時刻補正したのち、再びPTPによる時刻同期を実行した際、リモート装置は、自身の時刻とPTPパケットに含まれるタイムスタンプとの差が、打刻誤差の範囲内であったならば、時刻補正しないようにしてもよい。光パルスによって精密に補正した自身の時刻に対して、PTPによる時刻同期を行うと、再び時刻オフセットδt(図1参照)のずれが発生するためである。
(d) ローカル装置が送信する光パルスをリモート装置が正しいタイミングで検知できなくなった場合、改めてPTPによる時刻同期をやり直したのち、光パルスによる残留オフセットの算出を行ってもよい。これにより、再びローカル装置とリモート装置を正確に時刻同期させることができる。リモート装置が正しいタイミングで光パルスを検知できない場合とは、例えば、比較すべきパルスの到着予想時刻の時刻誤差範囲外に光パルスを検知した場合である。図4でいうと、リモート装置3が12:55から13:05までの間に光パルスを検知した場合に相当する。この状態を放置すると、リモート装置3は、光パルス1周期分(00:30)ずれて時刻同期する可能性があるためである。
(e) ローカル装置は、リモート装置として機能するように、リモート装置の各部構成を備えていてもよい。これにより、GPS受信部などの時刻源に障害が発生したときに、他のローカル装置に時刻を同期して、この時刻を下位端末などに配信することができる。
1 光伝送路
11 パルス信号
12 光パルス
13 パルス信号
15 PTPパケット
2 ローカル装置 (時刻基準装置)
2a ローカル装置
20 ローカル時刻
21 GPS受信部
22 時刻管理部
23 パルス生成部
24 PTP処理部 (時刻送信部)
25 時刻配信部
26 光信号送信部
261 電気−光変換部
27 光信号送信受部
3,3b,3c リモート装置 (時刻管理装置)
30 時刻
31 光信号受信部
311光−電気変換部
32 光信号送受信部
33 パルス検出部
34 PTP処理部 (時刻同期プロトコル処理部)
35 PTPタイムスタンプ打刻誤差保持部
36 パルス到着予想時刻保持部
37 時刻比較部
38 時刻同期部
39 時刻配信部
4a〜4c 通信ネットワーク
5a〜5c 時刻情報配信装置
6a GPS衛星
6b GPS衛星
7a,7b リンク系システム装置
71 伝送路
8 マスタ装置
9 スレーブ装置
Claims (8)
- 光伝送路を経由して時刻基準装置と接続される時刻管理装置であって、
前記時刻基準装置から送信された時刻同期プロトコルのパケットに含まれる基準時刻を抽出する時刻同期プロトコル処理部と、
前記時刻基準装置から送信された光パルスを検出するパルス検出部と、
時刻同期プロトコル処理部が抽出した基準時刻により自身の時刻を同期し、前記パルス検出部が光パルスを検出した時刻により自身の時刻を補正する時刻同期部と、
を備えることを特徴とする時刻管理装置。 - 光パルスの到着が予測される時刻を保持する記憶部を更に備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の時刻管理装置。 - 光伝送路を経由して時刻管理装置と接続され、当該光伝送路を経由して基準時刻に関する情報を送出する時刻基準装置であって、
前記基準時刻を計時する時刻管理部と、
時刻同期プロトコルにより、光伝送路を介して前記時刻管理装置に前記基準時刻に関する情報を送信する時刻送信部と、
前記基準時刻に基づく光パルスを生成し、前記時刻管理装置に送信するパルス生成部と、
を備えることを特徴とする時刻基準装置。 - GPS(Global Positioning System)衛星からの信号に基づいて前記基準時刻を生成するGPS受信部を更に備える、
ことを特徴とする請求項3に記載の時刻基準装置。 - 前記パルス生成部が生成する光パルスの周期は、時刻同期プロトコルによる時刻オフセットの誤差よりも大きい、
ことを特徴とする請求項3に記載の時刻基準装置。 - 光伝送路を経由して時刻基準装置と接続される時刻管理装置とを含む時刻同期システムであって、
前記時刻基準装置は、
基準時刻を計時する時刻管理部と、
時刻同期プロトコルにより、光伝送路を介して前記時刻管理装置に前記基準時刻に関する情報を送信する時刻送信部と、
前記基準時刻に基づく光パルスを生成し、前記時刻管理装置に送信するパルス生成部と、
を備え、
前記時刻管理装置は、
前記時刻基準装置から送信された時刻同期プロトコルのパケットに含まれる基準時刻を抽出する時刻同期プロトコル処理部と、
前記時刻基準装置から送信された光パルスを検出するパルス検出部と、
時刻同期プロトコル処理部が抽出した基準時刻により自身の時刻を同期し、前記パルス検出部が光パルスを検出した時刻により自身の時刻を補正する時刻同期部と、
を備えることを特徴とする基準時刻管理システム。 - 前記時刻管理装置は、光パルスの到着が予測される時刻を保持する記憶部を更に備える、
ことを特徴とする請求項6に記載の基準時刻管理システム。 - 光伝送路を経由して時刻基準装置と接続される時刻管理装置とを含む時刻同期システムにおいて、
前記時刻基準装置は、基準時刻を計時し、
時刻同期プロトコルにより、光伝送路を介して前記時刻管理装置に前記基準時刻に関する情報を送信し、
前記基準時刻に基づく光パルスを生成し、前記時刻管理装置に送信し、
前記時刻管理装置は、
前記時刻基準装置から送信された時刻同期プロトコルのパケットに含まれる基準時刻により自身の時刻を同期し、
前記時刻基準装置から送信された光パルスを検出した時刻により自身の時刻を補正する、
ことを特徴とする基準時刻管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017154998A JP6751375B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | 時刻管理装置、時刻基準装置、基準時刻管理システム、および基準時刻管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017154998A JP6751375B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | 時刻管理装置、時刻基準装置、基準時刻管理システム、および基準時刻管理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019032289A JP2019032289A (ja) | 2019-02-28 |
JP6751375B2 true JP6751375B2 (ja) | 2020-09-02 |
Family
ID=65523297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017154998A Active JP6751375B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | 時刻管理装置、時刻基準装置、基準時刻管理システム、および基準時刻管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6751375B2 (ja) |
-
2017
- 2017-08-10 JP JP2017154998A patent/JP6751375B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019032289A (ja) | 2019-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3491753B1 (en) | System and methods for network synchronization | |
US11006378B2 (en) | Synchronizing clocks in a wireless system | |
US8126333B2 (en) | Optical transmission system and synchronization method using time reference pulse | |
CN102546071B (zh) | 一种时钟同步方法与系统 | |
KR20090032306A (ko) | 네트워크상의 타임 동기화 시스템 및 방법 | |
WO2014083725A1 (ja) | 同期装置、同期システム、無線通信装置及び同期方法 | |
US11153838B1 (en) | Time synchronization enhancements for integrated 5G-TSN networking | |
JP2012130055A (ja) | 無線通信方式における基地局同期化方式 | |
US7660524B2 (en) | Temperature compensation for transmission between nodes coupled by a unidirectional fiber ring | |
US10320507B2 (en) | Method for determining a propagation time of a telegram in a communication network, and corresponding network components | |
JP6227888B2 (ja) | 通信システム、同期システム、通信方法 | |
CN104243079A (zh) | 一种实时以太网的微秒级时钟同步方法 | |
KR20100062786A (ko) | 유무선 통합 네트워크에서의 시각 동기화 시스템 및 시각 동기 방법 | |
JP6381392B2 (ja) | Ponシステム、olt、onuおよび伝送方法 | |
JP6751375B2 (ja) | 時刻管理装置、時刻基準装置、基準時刻管理システム、および基準時刻管理方法 | |
JP6823568B2 (ja) | 時刻管理装置、基準時刻管理システム、および基準時刻管理方法 | |
KR101176798B1 (ko) | 슬레이브 장치와 마스터 장치 간의 클락 동기화 방법 | |
US11419084B1 (en) | Time synchronization in hybrid wired-wireless time-sensitive networking | |
JP2011040870A (ja) | 光伝送システム及び時刻基準パルスを用いた同期方法 | |
JP2015117941A (ja) | 通信システム、及び時刻同期方法 | |
WO2020121824A1 (ja) | 時刻比較装置、および、時刻品質監視方法 | |
JP2012009960A (ja) | 遅延測定システム及び遅延測定方法 | |
WO2020026817A1 (ja) | 時刻同期システム及び時刻同期方法 | |
KR100901752B1 (ko) | 기지국에서의 동기 방법, 리모트 유닛에서의 동기 방법,이를 지원하는 기지국, 및 리모트 유닛 | |
JP2016152487A (ja) | 時刻同期方法および時刻同期装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190826 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200727 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200811 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200814 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6751375 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |