JP6822941B2 - 通信端末、端末制御プログラム、端末制御方法及び通信システム - Google Patents

通信端末、端末制御プログラム、端末制御方法及び通信システム Download PDF

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本発明は、通信品質を測定する通信端末、端末制御プログラム、端末制御方法及び通信システムに関する。
通信端末は、基地局との間で行う無線通信の通信品質を測定できる。通信品質は、例えばRSSI(受信信号強度)、SNR(信号対雑音比)等の指標によって表される。通信品質が悪いエリアがある場合に通信品質の改善を図る1つの手段として、通信事業者が管理する基地局に設置されたアンテナの向きを遠隔操作する手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−278021号公報
ところで、通信事業者は、例えば、SNSをはじめとするWebサイトに「電波が悪い」や「電話が繋がらない」等のメッセージが投稿されているかを調査し、調査した結果に基づいて、上述の手段を用いて通信品質の改善を図っている。しかし、Webサイトにおいて上述のようなメッセージを発見した場合であっても、実際に通信端末が測定する通信品質が不明であるため、通信事業者は通信品質を検証することが難しかった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、通信品質を検証するための情報を出力することができる通信端末、端末制御プログラム、端末制御方法及び通信システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る通信端末は、ユーザが入力したメッセージを取得するメッセージ取得手段と、通信品質を示す品質情報と、前記通信品質を測定した位置を示す位置情報とを含むログを生成するログ生成手段と、前記メッセージ取得手段が取得した前記メッセージに前記通信品質に関する所定のキーワードが含まれているか否かを判定するキーワード判定手段と、前記キーワード判定手段が前記メッセージに前記所定のキーワードが含まれていると判定した場合に、前記メッセージ取得手段が取得した前記メッセージと、前記ログ生成手段が生成した前記ログとを関連付けて外部に送信する送信手段と、を備える。
前記送信手段は、前記メッセージ取得手段が取得した前記メッセージと、前記メッセージが入力された時刻を含む所定の時間内に測定された前記通信品質を示す前記品質情報を含むログとを関連付けて外部に送信してもよい。
前記メッセージ取得手段は、前記ユーザが前記通信端末において動作するアプリケーションソフトウェアを用いて投稿する前記メッセージを取得してもよい。
前記メッセージ取得手段は、前記ユーザが前記アプリケーションソフトウェアにおいて投稿する前のメッセージを取得してもよい。
前記ログ生成手段は、前記アプリケーションソフトウェアが起動したことに応じて測定された前記通信品質を示す前記品質情報を含む前記ログを生成してもよい。
前記メッセージ取得手段は、前記ユーザが通話で発した音声を文字列に変換したメッセージを取得してもよい。
前記ログ生成手段は、前記メッセージ取得手段が前記メッセージを取得したことに応じて測定された前記通信品質を示す前記品質情報を含む前記ログを生成してもよい。
本発明の第2の態様に係る端末制御プログラムは、コンピュータに、ユーザが入力したメッセージを取得するステップと、通信品質を示す品質情報と、前記通信品質を測定した位置を示す位置情報とを含むログを生成するステップと、取得した前記メッセージに前記通信品質に関する所定のキーワードが含まれているか否かを判定するステップと、前記メッセージに前記所定のキーワードが含まれていると判定した場合に、取得した前記メッセージと、生成した前記ログとを関連付けて外部に送信するステップと、を実行させる。
本発明の第3の態様に係る端末制御方法は、コンピュータが実行する、ユーザが入力したメッセージを取得するステップと、通信品質を示す品質情報と、前記通信品質を測定した位置を示す位置情報とを含むログを生成するステップと、取得した前記メッセージに前記通信品質に関する所定のキーワードが含まれているか否かを判定するステップと、前記メッセージに前記所定のキーワードが含まれていると判定した場合に、取得した前記メッセージと、生成した前記ログとを関連付けて外部に送信するステップと、を有する。
本発明の第4の態様に係る通信システムは、前記通信端末と、前記通信端末と通信する管理装置と、を有し、前記管理装置は、前記通信端末から送信された前記メッセージ及び前記ログを取得する取得手段と、前記品質情報に基づいて、前記位置情報が示す位置における通信品質が正常であるか否かを判定する品質判定手段と、を備える。
前記品質判定手段は、前記品質情報に基づいて、前記位置情報が示す位置から所定の範囲における通信品質が正常であるか否かを判定してもよい。
前記品質判定手段は、前記品質情報が示す通信品質の値が所定値を超える場合、前記品質情報に対応する前記位置情報が示す位置から前記所定の範囲における通信品質が正常であると判定してもよい。
前記品質判定手段は、前記取得手段が取得したログの数に基づいて、通信品質が正常であるか否かを判定してもよい。
前記品質判定手段は、一の所定の範囲に含まれる位置を示す位置情報を含むログの数に基づいて、当該一の所定の範囲における通信品質が正常であるか否かを判定してもよい。
前記通信システムは、前記品質判定手段が、通信品質が異常であると判定した場合に、前記取得手段が取得した前記メッセージに含まれる前記所定のキーワードの種類に基づいて、前記メッセージに関連付けられた前記品質情報に対応する前記位置情報が示す位置に対して重み付けを行う重み付け手段をさらに備えてもよい。
本発明によれば、通信品質を検証するための情報を出力することができるという効果を奏する。
本実施の形態に係る通信システムの模式図である。 本実施の形態に係る通信端末のブロック図である。 本実施の形態に係る通信端末が行うメッセージ取得方法の模式図である。 本実施の形態に係る管理装置のブロック図である。 本実施の形態に係る管理装置が行う品質状態検出方法の模式図である。 本実施の形態に係る通信システムの動作の流れを示すシーケンス図である。
[通信システムSの概要]
図1は、本実施の形態に係る通信システムSの模式図である。通信システムSは、管理装置100と、複数の通信端末200と、複数の基地局10とを含む。通信システムSが含む通信端末200及び基地局10の数は限定されない。通信システムSは、その他のサーバ、端末等の機器を含んでもよい。
基地局10は、LTE(Long Term Evolution)等の無線通信(移動体通信)を行うことが可能な無線基地局装置である。基地局10は、アンテナ、プロセッサ、電気回路等、無線通信に必要な設備を備え、自身が通信可能な範囲(すなわちセル)内の通信端末200に無線で接続される。基地局10は、通信端末200とインターネット等のネットワークNとの間の通信を中継する。
通信端末200は、LTE等の無線通信を行うことが可能な通信装置である。通信端末200は、例えばスマートフォン、タブレット端末等の携帯端末である。通信端末200は、基地局10に無線で接続され、基地局10を介してネットワークNとの間で通信を行う。また、通信端末200は、後述のように基地局10との間の通信品質を測定するとともに、自身の位置を測定する。
また、通信端末200には、SNS(Social Networking Service)をはじめとするメッセージを投稿するサービスに用いられるアプリケーションソフトウェア(以下、SNSアプリという)がインストールされている。通信端末200は、SNSアプリにおいてユーザが入力したメッセージを取得する。
管理装置100は、通信端末200によって測定された通信品質を示す品質情報を記憶して管理するコンピュータである。管理装置100は、有線又は無線でネットワークNに接続される。
[通信端末200の構成]
図2は、本実施の形態に係る通信端末200のブロック図である。図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、図2に示していないデータの流れがあってよい。図2において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図2に示すブロックは単一の装置内に実装されてよく、あるいは複数の装置内に別れて実装されてよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてよい。
通信端末200は、制御部210と、測位信号受信部220と、通信部230と、記憶部240と、集音部250とを有する。制御部210は、ログ生成部211と、取得部212と、キーワード判定部213と、送信部214とを有する。
測位信号受信部220は、例えばGPS(Global Positioning System)受信機を含み、GPS衛星からの測位信号を受信する。通信端末200は、複数のGPS衛星からの測位信号を用いて、高精度に自身の位置の座標を算出することができる。
通信部230は、基地局10を介して管理装置100との間で通信をするための通信インターフェースである。通信部230は、無線通信を実行するためのアンテナ、プロセッサ、電気回路等を含む。通信部230は、外部から受信した通信信号に所定の処理を行ってデータを取得し、取得したデータを制御部210に入力する。また、通信部230は、制御部210から入力されたデータに所定の処理を行って通信信号を生成し、生成した通信信号を外部に送信する。
記憶部240は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部240は、制御部210が実行するプログラムを予め記憶している。また、記憶部240は、通信端末200が測定した品質情報を記憶する。
集音部250は、周囲の音波を集めることが可能なマイクロフォンである。集音部250は、例えば、通話において入力された音声、すなわち、通話においてユーザが発した音声を取得する。
制御部210は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部240に記憶されたプログラムを実行することにより、ログ生成部211、取得部212、キーワード判定部213及び送信部214として機能する。ログ生成部211、取得部212、キーワード判定部213及び送信部214の機能については、図3を用いて後述する。制御部210の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。また、制御部210の機能の少なくとも一部は、ネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
本実施の形態に係る通信端末200は、図2に示す具体的な構成に限定されない。通信端末200は、1つの装置に限られず、2つ以上の物理的に分離した装置が有線又は無線で接続されることにより構成されてもよい。
[メッセージ取得方法の説明]
図3は、本実施の形態に係る通信端末200が行うメッセージ取得方法の模式図である。通信端末200のログ生成部211は、通信部230を用いて測定した通信品質を示す品質情報と、測位信号受信部220を用いて取得した通信品質を測定した位置を示す位置情報とを含むログを生成する(a)。具体的には、ログ生成部211は、まず、基地局10との間の通信品質を測定する。本実施の形態では、通信品質としてRSSI又はSNRを用いるが、通信品質の高低又は良悪を示すことが可能なその他の指標を用いてもよい。また、通信品質は、通信が正常終了されたこと又は異常終了(切断)されたことを示してもよい。
ログ生成部211は、音声通話又はデータ通信のどちらにおいて通信品質の測定を行ってもよく、また特定のソフトウェアを用いた通信に限定して通信品質の測定を行ってもよい。ログ生成部211は、毎回の通信において通信品質を測定してもよく、あるいは前回の測定から所定時間経過した場合の通信において通信品質を測定してもよい。
また、ログ生成部211は、SNSアプリが起動したことに応じて測定された通信品質を示す品質情報を含むログを生成してもよいし、後述する取得部212がメッセージを取得したことに応じて測定された通信品質を示す品質情報を含むログを生成してもよい。このようにすることで、ログ生成部211は、ユーザが通信品質に関して不満を感じたときに近いタイミングで通信品質を測定することができる。
ログ生成部211は、通信端末200のバッテリ(充電池)の残量に応じて、通信品質の測定の頻度を変化させてもよい。ログ生成部211は、例えば通信端末200のバッテリの残量が所定の閾値より少ない場合に測定頻度を低下させ、通信端末200のバッテリの残量が所定の閾値以上である場合に測定頻度を上昇させることによって、通信端末200の稼働時間と測定頻度とのバランスをとることができる。
続いて、ログ生成部211は、測位信号受信部220が受信したGPS衛星からの測位信号を用いて、通信品質測定時の通信端末200の位置(座標)を測定する。ログ生成部211による通信端末200の位置の測定は、具体的な方法に限定されない。例えばログ生成部211は、通信端末200が通信可能な基地局10のセルの位置に基づいて、通信品質測定時の通信端末200の位置を推定してもよい。
ログ生成部211は、通信品質の測定を行った通信の開始時、途中、終了時のいずれかの時点の位置を、通信品質測定時の位置として測定する。ログ生成部211は、生成したログを記憶部240に記憶させる。
通信端末200の取得部212は、ユーザが入力したメッセージを取得する(b)。具体的には、取得部212は、ユーザが通信端末200において動作するSNSアプリを用いて投稿するメッセージを取得する。取得部212は、ユーザが入力したメッセージを、SNSアプリに設けられた投稿を行うためのボタンを押下したときに取得してもよいし、投稿する前(例えば、メッセージを入力したとき)に取得してもよい。
取得部212が取得するメッセージは、SNSアプリにおいて投稿されるメッセージに限らない。例えば、取得部212は、集音部250を介して、ユーザが通話で発した音声を文字列に変換したメッセージを取得してもよい。取得部212が行う音声の文字列変換は、公知の技術を利用することができる。
通信端末200のキーワード判定部213は、取得部212が取得したメッセージに通信品質に関する所定のキーワードが含まれているか否かを判定する(c)。キーワード判定部213は、例えば、通信に関する内容であることを示すキーワード(例えば、通信及び電波等)と、通信品質に関する否定的な内容であることを示すキーワード(例えば、悪い及び切れる等)とがメッセージに含まれているか否かを判定する。
キーワード判定部213は、上述のキーワードに加えて、通信品質に影響を及ぼした要因に関するキーワード(例えば、事故、天候、行事等)がメッセージに含まれているか否かを判定してもよい。このようにすることで、キーワード判定部213は、通信事業者に通信品質を改善する対策を行う必要があるか否かをより容易に判断させることができる。
通信端末200の送信部214は、キーワード判定部213がメッセージに所定のキーワードが含まれていると判定した場合に、取得部212が取得したメッセージと、ログ生成部211が生成したログとを関連付けて外部に送信する(d)。具体的には、送信部214は、通信部230を介して、取得部212が取得したメッセージと、ログ生成部211が、メッセージが入力された時刻を含む所定の時間内に測定された通信品質を示す品質情報を含むログとを関連付けて管理装置100に送信する。送信部214は、取得部212が音声を文字列に変換したメッセージを取得した場合には、メッセージが入力された時刻として、音声が発せられた時刻を用いる。
送信部214は、例えば、取得部212が取得したメッセージと、ログ生成部211が、メッセージが入力された時刻に最も近い時刻に測定された通信品質を示す品質情報を含むログとを関連付けて管理装置100に送信する。管理装置100は、通信端末200からメッセージ及びログを受信して記憶する(e)。
[管理装置100の構成]
図4は、本実施の形態に係る管理装置100のブロック図である。図4において、矢印は主なデータの流れを示しており、図4に示していないデータの流れがあってよい。図4において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図4に示すブロックは単一の装置内に実装されてよく、あるいは複数の装置内に別れて実装されてよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてよい。
管理装置100は、制御部110と、通信部120と、記憶部130とを有する。制御部110は、取得部111と、品質判定部112と、重み付け部113と、出力部114とを有する。
通信部120は、基地局10を介して通信端末200との間で通信をするための通信インターフェースである。通信部120は、通信を実行するためのプロセッサ、コネクタ、電気回路等を含む。通信部120は、外部から受信した通信信号に所定の処理を行ってデータを取得し、取得したデータを制御部110に入力する。また、通信部120は、制御部110から入力されたデータに所定の処理を行って通信信号を生成し、生成した通信信号を外部に送信する。
記憶部130は、ROM、RAM、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部130は、制御部110が実行するプログラムを予め記憶している。また、記憶部130は、通信端末200から受信した品質情報を記憶する。記憶部130は、管理装置100の外部に設けられてもよく、その場合に通信部120を介して制御部110との間でデータの授受を行ってもよい。
制御部110は、例えばCPU等のプロセッサであり、記憶部130に記憶されたプログラムを実行することにより、取得部111、品質判定部112、重み付け部113及び出力部114として機能する。取得部111、品質判定部112、重み付け部113及び出力部114の機能については、図5を用いて後述する。制御部110の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。また、制御部110の機能の少なくとも一部は、ネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
本実施の形態に係る管理装置100は、図4に示す具体的な構成に限定されない。管理装置100は、1つの装置に限られず、2つ以上の物理的に分離した装置が有線又は無線で接続されることにより構成されてもよい。
[品質状態検出方法の説明]
図5は、本実施の形態に係る管理装置100が行う品質状態検出方法の模式図である。管理装置100の取得部111は、通信端末200から送信された所定のキーワードを含むメッセージと、通信端末200が通信品質の測定を行った各地点Pの品質情報を含むログとを取得する(f)。図5は、通信端末200が品質情報を測定した地点Pを地図上に模式的に表している。
品質判定部112は、ログに含まれる品質情報に基づいて、ログに含まれる位置情報が示す位置における通信品質が正常であるか否かを判定する(g)。具体的には、品質判定部112は、品質情報に基づいて、位置情報が示す位置から所定の範囲における通信品質が正常であるか否かを判定する。品質判定部112は、例えば、品質情報が示す通信品質としてのRSSI又はSNRの値が所定値を超える場合、品質情報に対応する位置情報が示す位置から所定の範囲における通信品質が正常であると判定する。一方、品質判定部112は、RSSI又はSNRの値が所定値以下である場合、品質情報に対応する位置情報が示す位置から所定の範囲における通信品質が異常であると判定する。
ここで、所定の範囲は、位置情報が示す位置を中心とした一定の範囲である。品質判定部112は、通信端末200のキーワード判定部213が含まれていると判定した、通信品質に影響を及ぼした要因に関するキーワードの種類に応じて所定の範囲を変動させてもよい。品質判定部112は、例えば、コンサート又は花火大会等の行事が開催されている場合、位置情報が示す会場を所定の範囲として通信品質が正常であるか否かを判定する。
品質判定部112は、取得部111が取得したログの数に基づいて、通信品質が正常であるか否かを判定してもよい。具体的には、品質判定部112は、一の所定の範囲に含まれる位置を示す位置情報を含むログの数に基づいて、当該一の所定の範囲における通信品質が正常であるか否かを判定してもよい。例えば、図5に示すように、品質判定部112は、所定の範囲A1に含まれるログの数が1つであり、予め管理装置100に設定された所定の数以下である場合に、所定の範囲A1における通信品質が正常であると判定する。一方、品質判定部112は、所定の範囲A2に含まれるログの数が多数あり、所定の数を超える場合に、所定の範囲A2における通信品質が異常であると判定する。ログの数の閾値は、予め管理装置100に設定される。
重み付け部113は、品質判定部112が、通信品質が異常であると判定した場合に、取得部111が取得したメッセージに含まれる所定のキーワードの種類に基づいて、メッセージに関連付けられた品質情報に対応する位置情報が示す位置に対して重み付けを行う(h)。所定のキーワードの種類は、例えば、通信ができない状態であることを示すキーワード、及び通信が遅い状態であることを示すキーワード等である。管理装置100には、所定のキーワードの種類の優先順位が予め設定される。
ここで、通信ができない状態であることを示すキーワードが、通信が遅い状態であることを示すキーワードよりも優先順位が高いとする。また、図5に示すように、通信品質が異常であると判定された地点P1に関連付けられているメッセージM1である「電波が悪い」と、通信品質が異常であると判定された地点P2に関連付けられているメッセージM2である「通信が切れる」とがあるとする。
この場合において、重み付け部113は、高い優先順位のキーワード(すなわち通信ができない状態を示すキーワード)を含むメッセージM2に対応する地点P2に対して、低い優先順位のキーワード(すなわち通信が遅い状態を示すキーワード)を含むメッセージM1に対応する地点P1よりも重要度が高い重み付けを行う。反対に、重み付け部113は、低い優先順位のキーワードを含むメッセージM1に対応する地点P1に対して、高い優先順位のキーワードを含むメッセージM2に対応する地点P2よりも重要度が低い重み付けを行う。このようにすることで、重み付け部113は、通信品質に異常がある地点が複数ある場合に、優先して対策する必要がある地点を通信事業者に認識させることができる。
出力部114は、所定のキーワードを含むメッセージと、当該メッセージに関連付けられたログに含まれる品質情報と、重み付け部113が重み付けを行った品質情報に対応する位置情報が示す位置に対する重要度とを出力する。出力部114は、図5に示すような地図上に情報を出力してもよいし、所定のキーワードを含むメッセージと、品質情報と、地点を示す情報(例えば、緯度及び経度、又は住所等)と、重要度とをメッセージとして出力してもよい。出力部114は、例えば、図5に示すような地図上に情報を出力する場合に、重み付け部113が重み付けを行った地点に関する情報として、各地点Pを重要度に応じた表示態様(例えば、重要度によって異なる色、形状、模様等)で出力する。出力部114は、出力した情報を、管理装置100が備える不図示のディスプレイに表示してもよいし、通信部120を介して事業者が管理する管理端末に表示させてもよい。
[通信システムSの動作]
図6は、本実施の形態に係る通信システムSの動作の流れを示すシーケンス図である。本シーケンス図は、通信端末200において動作するSNSアプリが起動したことを契機として開始する。通信端末200の取得部212は、ユーザがSNSアプリを用いて投稿するメッセージを取得する(S11)。
ログ生成部211は、取得部212がメッセージを取得すると、測定した通信品質を示す品質情報と、通信品質を測定した位置を示す位置情報を含むログを生成する(S12)。図6の例では、ログ生成部211は、ステップS12において、取得部212がメッセージを取得したことを契機としてログを生成しているが、毎回の通信においてログを生成してもよいし、所定の間隔においてログを生成してもよいし、SNSアプリが起動したことに応じてログを生成してもよい。ログ生成部211は、生成したログを記憶部240に記憶させる。
キーワード判定部213は、取得部212が取得したメッセージに通信品質に関する所定のキーワードが含まれているか否かを判定する(S13)。キーワード判定部213は、取得部212が取得したメッセージに通信品質に関する所定のキーワードが含まれていないと判定した場合(S13においてNOの場合)、処理を終了する。
一方、送信部214は、メッセージに通信品質に関する所定のキーワードが含まれていると判定された場合(S13においてYESの場合)、メッセージと、当該メッセージが入力された時刻を含む所定の時間内に測定された通信品質を示す品質情報を含むログとを関連付けて管理装置100に送信する。
続いて、管理装置100の品質判定部112は、取得部111が通信部120を介してメッセージ及びログを取得すると、ログに含まれる位置情報が示す位置において、ログに含まれる品質情報が示す通信品質が正常であるか否かを判定する(S15)。品質判定部112は、通信品質が正常であると判定した場合(S15においてYESの場合)、処理を終了する。
一方、重み付け部113は、品質判定部112が、通信品質が異常であると判定した場合(S15においてNOの場合)、所定のキーワードの種類に基づいて、重み付けを行う(S16)。そして、出力部114は、所定のキーワードを含むメッセージと、当該メッセージに関連付けられたログに含まれる品質情報と、重み付け部113が重み付けを行った品質情報に対応する位置情報が示す位置に対する重要度とを出力する(S17)。
[本実施の形態の効果]
以上説明したとおり、通信端末200は、ユーザが入力したメッセージに所定のキーワードが含まれている場合に、当該キーワードと、測定した通信品質及び測定した位置を含むログとを関連付けて管理装置100に送信する。キーワードとログとを取得した管理装置100は、ログに含まれる通信品質の値が異常である場合に、所定のキーワードを含むメッセージと、当該メッセージに関連付けられたログに含まれる品質情報等を出力する。このようにすることで、通信システムSは、ユーザが通信品質に関するメッセージを入力することに応じて、通信品質に異常がある位置を検出し、通信品質を検証するための情報を出力することができる。その結果、通信事業者は、ユーザが入力したメッセージと、実際に測定された通信品質とを関連付けて検証することができる。
通信システムSが所定のキーワードを含むメッセージに品質情報を関連付けることにより、例えば「電波が悪い」というようなメッセージをユーザが投稿した場合に、通信事業者は品質情報に基づいて客観的に通信品質の状態を把握することができる。さらに、通信事業者は、ユーザがメッセージを入力したことを契機として通信システムSが動作するので、最新の通信品質の状態を把握することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
10 基地局
100 管理装置
110 制御部
111 取得部
112 品質判定部
113 重み付け部
114 出力部
120 通信部
130 記憶部
200 通信端末
210 制御部
211 ログ生成部
212 取得部
213 キーワード判定部
214 送信部
220 測位信号受信部
230 通信部
240 記憶部
250 集音部

Claims (15)

  1. ユーザが入力したメッセージを取得するメッセージ取得手段と、
    通信品質を示す品質情報と、前記通信品質を測定した位置を示す位置情報とを含むログを生成するログ生成手段と、
    前記メッセージ取得手段が取得した前記メッセージに前記通信品質に関する所定のキーワードが含まれているか否かを判定するキーワード判定手段と、
    前記キーワード判定手段が前記メッセージに前記所定のキーワードが含まれていると判定した場合に、前記メッセージ取得手段が取得した前記メッセージと、前記ログ生成手段が生成した前記ログとを関連付けて外部に送信する送信手段と、
    を備える通信端末。
  2. 前記送信手段は、前記メッセージ取得手段が取得した前記メッセージと、前記メッセージが入力された時刻を含む所定の時間内に測定された前記通信品質を示す前記品質情報を含むログとを関連付けて外部に送信する、
    請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記メッセージ取得手段は、前記ユーザが前記通信端末において動作するアプリケーションソフトウェアを用いて投稿する前記メッセージを取得する、
    請求項1又は2に記載の通信端末。
  4. 前記メッセージ取得手段は、前記ユーザが前記アプリケーションソフトウェアにおいて投稿する前のメッセージを取得する、
    請求項3に記載の通信端末。
  5. 前記ログ生成手段は、前記アプリケーションソフトウェアが起動したことに応じて測定された前記通信品質を示す前記品質情報を含む前記ログを生成する、
    請求項3又は4に記載の通信端末。
  6. 前記メッセージ取得手段は、前記ユーザが通話で発した音声を文字列に変換したメッセージを取得する、
    請求項1又は2に記載の通信端末。
  7. 前記ログ生成手段は、前記メッセージ取得手段が前記メッセージを取得したことに応じて測定された前記通信品質を示す前記品質情報を含む前記ログを生成する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の通信端末。
  8. コンピュータに、
    ユーザが入力したメッセージを取得するステップと、
    通信品質を示す品質情報と、前記通信品質を測定した位置を示す位置情報とを含むログを生成するステップと、
    取得した前記メッセージに前記通信品質に関する所定のキーワードが含まれているか否かを判定するステップと、
    前記メッセージに前記所定のキーワードが含まれていると判定した場合に、取得した前記メッセージと、生成した前記ログとを関連付けて外部に送信するステップと、
    を実行させるための端末制御プログラム。
  9. コンピュータが実行する、
    ユーザが入力したメッセージを取得するステップと、
    通信品質を示す品質情報と、前記通信品質を測定した位置を示す位置情報とを含むログを生成するステップと、
    取得した前記メッセージに前記通信品質に関する所定のキーワードが含まれているか否かを判定するステップと、
    前記メッセージに前記所定のキーワードが含まれていると判定した場合に、取得した前記メッセージと、生成した前記ログとを関連付けて外部に送信するステップと、
    を有する端末制御方法。
  10. 請求項1から7のいずれか一項に記載の通信端末と、前記通信端末と通信する管理装置と、を有し、
    前記管理装置は、
    前記通信端末から送信された前記メッセージ及び前記ログを取得する取得手段と、
    前記品質情報に基づいて、前記位置情報が示す位置における通信品質が正常であるか否かを判定する品質判定手段と、
    を備える、通信システム。
  11. 前記品質判定手段は、前記品質情報に基づいて、前記位置情報が示す位置から所定の範囲における通信品質が正常であるか否かを判定する、
    請求項10に記載の通信システム。
  12. 前記品質判定手段は、前記品質情報が示す通信品質の値が所定値を超える場合、前記品質情報に対応する前記位置情報が示す位置から前記所定の範囲における通信品質が正常であると判定する、
    請求項11に記載の通信システム。
  13. 前記品質判定手段は、前記取得手段が取得したログの数に基づいて、通信品質が正常であるか否かを判定する、
    請求項10から12のいずれか一項に記載の通信システム。
  14. 前記品質判定手段は、一の所定の範囲に含まれる位置を示す位置情報を含むログの数に基づいて、当該一の所定の範囲における通信品質が正常であるか否かを判定する、
    請求項13に記載の通信システム。
  15. 前記品質判定手段が、通信品質が異常であると判定した場合に、前記取得手段が取得した前記メッセージに含まれる前記所定のキーワードの種類に基づいて、前記メッセージに関連付けられた前記品質情報に対応する前記位置情報が示す位置に対して重み付けを行う重み付け手段をさらに備える、
    請求項10から14のいずれか一項に記載の通信システム。
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