JP6822867B2 - 水素製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水素製造装置に関する。
近年、燃料電池自動車に水素を充填するための水素供給設備を有する水素ステーションが開発されている。このような水素ステーションとしては、例えば水素を製造する水素製造装置を備えるオンサイト型の水素ステーションや、水素製造装置から搬送された水素を貯蔵する水素タンクを備えるオフサイト型の水素ステーションが実用化されている。
一方、電解法により水素ガスを製造する水素製造装置が知られている(特許文献1)。水を電気分解して得られた水素ガスは、水分を多く含むため、製品化前に除湿される必要がある。このため、特許文献1の水素製造装置は、水を電気分解して水素ガスを発生させる水電解器と、水電解器で発生した水素ガスに含まれる水分を取り除く除湿器とを備えている。
特開2014−185387号公報
水素ステーションの水素供給設備は、水素ガスの需要の変動に対応できることが求められる。水素ガスの貯蔵量を増大させるために、水素ガスを貯蔵する製品ガスタンクを大型化することは、水素供給設備の設置スペースが増大するので好ましくない。そこで、水素ガスを圧縮機で昇圧して製品ガスタンクに貯蔵することにより、水素ガスの貯蔵量を増大させる手法が考えられる。
オンサイト型の水素ステーションの水素製造装置として特許文献1の水素製造装置を採用し、かつ上記手法を採用した場合、水を電気分解して得られた水素ガスは、水素製造装置で除湿された後、除湿された状態で圧縮機において昇圧される。しかしながら、電解法により水素ガスを製造する水素製造装置と水素ガスを昇圧する圧縮機とが分離していると水素製造における効率を高めることが困難である。
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、電解法により水素ガスを製造する際の効率を高めることができる水素製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、電解法により水素ガスを生成する水電解器と、昇圧後の上記水素ガスを貯留する蓄圧器とを備える水素製造装置であって、上記水電解器及び上記蓄圧器間の流路中に直列に連結され、上記水電解器で生成された水素ガスを段階的に昇圧する2以上の圧縮機又は多段圧縮可能な圧縮機と、段階的に昇圧中の上記水素ガスから凝縮する水を排出する1以上の排水機構と、段階的に昇圧中又は昇圧後の上記水素ガスに含まれる水分を取り除く1以上の除湿器とを備える。
当該水素製造装置は、水電解器及び蓄圧器間の流路中に水素ガスを段階的に昇圧する圧縮機を備えている。そして当該水素製造装置は、段階的に昇圧中の水素ガスから凝縮する水を排出する排水機構と、段階的に昇圧中又は昇圧後の水素ガスに含まれる水分を取り除く除湿器とを備えているので、水素ガスを圧縮する際に凝縮する水を排水機構で取り除くとともに、水素ガスに含まれる水分を除湿器で除湿できる。つまり、当該水素製造装置は、圧縮機と水素ガスを圧縮するエネルギーを利用して水素ガスに含まれる水分を取り除く排水機構と水素ガスに含まれる水分を取り除く除湿器とを用いて、水分が取り除かれた水素ガスを昇圧された状態で製造できる。したがって、当該水素製造装置は、電解法により水素ガスを製造する際の効率を高めることができる。
当該水素製造装置が、上記流路に付設され、上記圧縮機で昇圧された水素ガスを冷却する冷却器を備え、上記排水機構が、上記冷却器で冷却された上記水素ガスから凝縮した水を排出するとよい。冷却器が昇圧後の水素ガスを冷却することにより水素ガスに含まれる水分の凝縮を促すので、水素ガスに含まれる水分が効率よく取り除かれる。
2以上の上記除湿器が、上記流路中に並列かつ切り替え可能に連結されているとよい。除湿器は、一定量の水分を吸収した後に再生される必要がある。当該水素製造装置は、2以上の除湿器が流路中に並列かつ切り替え可能に連結されていると、1の除湿器が除湿を行っている間に他の除湿器を再生できる。つまり、当該水素製造装置は、除湿器を再生するために水素の製造を中断する必要がない。
少なくとも上記圧縮機の1段目及び2段目間の流路中に、1の上記排水機構が配置されており、上記1の排水機構及び上記蓄圧器間の流路中に、上記除湿器が配置されているとよい。当該水素製造装置は、1段目の圧縮において水素ガスから凝縮した水を排水機構で取り除いた後、水素ガスを除湿器で除湿するので、除湿器の再生頻度を減少できる。
当該水素製造装置が、水素ガスを貯蔵する製品ガスタンクをさらに備え、上記蓄圧器が、貯留している上記水素ガスを上記製品ガスタンクに送出可能であり、上記製品ガスタンクが、貯蔵している上記水素ガスを上記圧縮機の1段目に送出可能であるとよい。これにより、当該水素製造装置は、製品ガスタンクが貯蔵する水素ガスの量を蓄圧器が貯留する水素ガスの量によって調整できるので、水素ガスの需要が変動しても製品ガスタンクから水素ガスを安定的に供給できる。
本発明の水素製造装置は、電解法により水素ガスを製造する際の効率を高めることができる。
本発明の一実施形態の水素製造装置を備える水素供給設備を概略的に示す概略構成図である。 図1の水素供給設備における水素製造装置の圧縮機構を概略的に示す概略構成図である。 図2の圧縮機構の除湿器を概略的に示す概略構成図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
本発明の一実施形態の水素製造装置1は、図1に示す水素供給設備に備えられる。水素供給設備は、水素製造装置1及び水素供給装置2を備えている。水素製造装置1及び水素供給装置2は流路を介して接続されており、水素製造装置1で製造された水素ガスは、この流路を経由して水素供給装置2に送出される。
[水素製造装置]
水素製造装置1は、電解法により水素ガスを生成し、生成した水素ガスを除湿して貯蔵する装置である。水素製造装置1は、電解法により水素ガスを生成する水電解器11と、昇圧後の水素ガスを貯留する蓄圧器12とを備えている。水電解器11及び蓄圧器12間の流路中には、水電解器2で生成された水素ガスを段階的に昇圧する圧縮機構13が連結されている。また、水素製造装置1は、除湿された水素ガスを貯蔵する製品ガスタンク14と、水電解器11で生成された水素ガスを貯留する水素ホルダー15と、製品ガスタンク14に水素ガスを供給する水素カードル16とをさらに備えている。
<水電解器>
水電解器11は、太陽光、太陽熱、水力、風力、バイオマス又は地熱等の再生可能エネルギーを電力に変換し、変換した電力を利用して電解法により水素ガスを生成する装置である。水電解器11は、再生可能エネルギーを電力に変換する発電器11aを備え、発電器11aから供給される電力を用いて水電解器11に供給される水を電気分解して水素ガスを生成する。水電解器11は、流路101を介して水素ホルダー15と接続されており、水電解器11で生成された水素ガスは、流路101を経由して水素ホルダー15に送出される。また、流路101には、減圧弁101aが設けられており、水素ホルダー15側の水素ガスの圧力が所定の圧力より低くなった時に水電解器11側から水素ホルダー15側へ水素ガスが送出される。
<蓄圧器>
蓄圧器12は、昇圧後の水素ガスを貯留する圧力容器である。この圧力容器には、耐圧性を向上させるために、例えば耐圧部材及び水素脆化対応部材が用いられる。蓄圧器12は、流路102を介して圧縮機構13と接続されており、圧縮機構13で昇圧された水素ガスが、流路102を経由して蓄圧器12に流入する。また、蓄圧器12は、流路103を介して製品ガスタンク14と接続されており、蓄圧器12に貯留された水素ガスは、流路103を経由して製品ガスタンク14に送出される。流路103には、減圧弁103aが設けられており、製品ガスタンク14側の水素ガスの圧力が所定の圧力より低くなった時に蓄圧器12側から製品ガスタンク14側へ水素ガスが送出される。つまり、蓄圧器12が、貯留している水素ガスを製品ガスタンク14に送出可能となっている。
蓄圧器12は、製品ガスタンク14を大型化することなく、製品ガスタンク14内の水素ガスの量を安定的に調整するために設けられている。具体的には、蓄圧器12は、製品ガスタンク14内の水素ガス圧が低下した時に製品ガスタンク14へ水素ガスを送出し、製品ガスタンク14内の水素ガス量が過大となる時に製品ガスタンク14から送出された水素ガスを貯留する。したがって、蓄圧器12は、耐圧性が高いと好ましい。なお、製品ガスタンク14から送出された水素ガスが、圧縮機構13経由で蓄圧器12に流入する仕組みについては後述により明らかになる。
蓄圧器12に貯留される水素ガスの圧力の下限は、5MPaであり、10MPaであるとより好ましく、15MPaであるとさらに好ましい。蓄圧器12に貯留される水素ガスの圧力が上記下限未満であると、蓄圧器12に貯留できる水素ガスの容量が不足し、製品ガスタンク14内の水素ガスの量を安定的に調整できないおそれがある。一方、蓄圧器12に貯留される水素ガスの圧力の上限は、75MPaであり、70MPaであるとより好ましく、65MPaであるとさらに好ましい。蓄圧器12に貯留される水素ガスの圧力が上記上限を超えると、水素ガスを圧縮する効率が低下するおそれがあるとともに、蓄圧器12の耐圧性を向上させるための耐圧部材や水素脆化対応部材に対するコストが増大するおそれがある。
<圧縮機構>
圧縮機構13は、水素ガスを昇圧し、かつ水素ガスに含まれる水分を取り除く機構である。圧縮機構13には、流路104の一端が接続されており、流路104の他端には、流路105を介して水素ホルダー15が接続され、かつ流路106を介して製品ガスタンク14が接続されている。つまり、圧縮機構13は、水素ホルダー15から送出された水素ガスが、流路105及び流路104を経由して流入し、製品ガスタンク14から送出された水素ガスが、流路106及び流路104を経由して流入するように構成されている。また、圧縮機構13は、流路102を介して蓄圧器12と接続されており、圧縮機構13から送出される水素ガスは、流路102を経由して蓄圧器12に流入する。なお、流路105及び流路106には、それぞれ流路を開閉可能とするバルブ105a及びバルブ106aが設けられている。
図2に示すように、圧縮機構13は、水素ガスを段階的に昇圧する圧縮機31及び圧縮機32と、水素ガスから凝縮する水を排出する排水機構33及び排水機構34と、水素ガスに含まれる水分を取り除く除湿器35及び除湿器36とを備えている。つまり、水素製造装置1は、水電解器11及び蓄圧器12間の流路中に連結され、水電解器11で生成された水素ガスを段階的に昇圧する圧縮機31及び圧縮機32と、段階的に昇圧中の水素ガスから凝縮する水を排出する排水機構33と、昇圧後の水素ガスから凝縮する水を排出する排水機構34と、段階的に昇圧中の水素ガスに含まれる水分を取り除く除湿器35と、昇圧後の水素ガスに含まれる水分を取り除く除湿器36とを備えている。圧縮機構13は、流路104側から順に、圧縮機31、排水機構33、除湿器35、圧縮機32、排水機構34及び除湿器36を備えており、除湿器36は流路102に接続されている。また、圧縮機構13は、圧縮機31で昇圧された水素ガスを冷却する冷却器である熱交換器33aと、圧縮機32で昇圧された水素ガスを冷却する冷却器である熱交換器34aとを備えている。
(圧縮機)
圧縮機31及び圧縮機32は、水素ガスを昇圧する圧縮機であり、圧縮機31を圧縮機の1段目とし、圧縮機32を圧縮機の2段目として水素ガスを段階的に昇圧する。圧縮機31及び圧縮機32としては、特に限定されないが、例えば往復圧縮機(レシプロ圧縮機)を用いることができる。
当該水素製造装置1の圧縮機構13は、圧縮機31及び圧縮機32を備える2段圧縮式であり、例えば、水素ホルダー15から送出された約0.8MPaの水素ガスを圧縮機の1段目である圧縮機31で約7.8MPaまで昇圧し、さらにこの水素ガスを圧縮機の2段目である圧縮機32で約45MPaまで昇圧する。
(排水機構)
排水機構33及び排水機構34は、昇圧された水素ガスから凝縮する水を排出する機構である。排水機構33及び排水機構34は、例えば、流路の下部であって、凝縮した水が重力により集合する位置に排水弁が設けられることにより構成される。また、排水機構33には、圧縮機31により昇圧された水素ガスを冷却する熱交換器33aが付設され、排水機構34には、圧縮機32により昇圧された水素ガスを冷却する熱交換器34aが付設されている。
熱交換器33a及び熱交換器34aは、昇圧されて高温になった水素ガスを冷却用熱媒体と熱交換させることによって冷却する冷却器である。冷却用熱媒体としては、特に限定されないが、例えば水を用いることができる。昇圧された水素ガスに含まれる水分は、熱交換器33a又は熱交換器34aによって冷却されることにより凝縮を促される。そして、排水機構33は、熱交換器33aで冷却された水素ガスから凝縮した水を排出し、排水機構34は、熱交換器34aで冷却された水素ガスから凝縮した水を排出する。
当該水素製造装置1は、例えば、圧縮機31で約7.8MPaまで昇圧されて約160℃〜180℃になった水素ガスを熱交換器33aで約40℃に冷却し、さらに圧縮機32で約45MPaまで昇圧されて高温になった水素ガスを熱交換器34aで冷却する。
(除湿器)
除湿器35及び除湿器36は、水素ガスに含まれる水分を吸着して取り除く装置であり、例えば水分を吸収する吸着剤を内部に備える吸着塔により構成される。図3に示すように、除湿器35は、除湿器35a及び除湿器35bが流路中に並列かつ切り替え可能に連結される構成である。つまり、水素製造装置1は、除湿器35a及び除湿器35bが、流路中に並列かつ切り替え可能に連結されている構成である。
図3に示すように、水素ガスが除湿器35に流入する流路は、バルブ41aが設けられた流路41とバルブ42aが設けられた流路42とに分岐している。また、水素ガスが除湿器35から流出する流路は、バルブ43aが設けられた流路43とバルブ44aが設けられた流路44とが合流して形成されている。そして流路41は、除湿器35aを経由して流路43に通じており、流路42は、除湿器35bを経由して流路44に通じている。また流路41のバルブ41a及び除湿器35a間には、除湿器35aを再生する際に水素ガスを排出するための流路45が接続されており、流路42のバルブ42a及び除湿器35b間には、除湿器35bを再生する際に水素ガスを排出するための流路46が接続されている。さらに流路43のバルブ43a及び除湿器35a間には、除湿器35aを再生する際に水素ガスを導入するための流路47が接続されており、流路44のバルブ44a及び除湿器35b間には、除湿器35bを再生する際に水素ガスを排出するための流路48が接続されている。なお、流路45、流路46、流路47及び流路48には、それぞれバルブ45a、バルブ46a、バルブ47a及びバルブ48aが設けられている。また、流路47及び流路48に導入される水素ガスは、例えば蓄圧器12から供給されてもよい。また、流路45及び流路46から排出される水素ガスは、水素ホルダー15に戻されてもよい。
除湿器の吸着剤は、一定量の水分を吸収すると吸水力が低下するので、一定量の水分を吸収した後に再生される必要がある。そこで、除湿器35は、除湿器35a及び除湿器35bの一方を用いて水素ガスを除湿しつつ、除湿器35a及び除湿器35bの他方を再生可能とする。具体的には、除湿器35は、バルブ41a、バルブ43a、バルブ46a及びバルブ48aを開放し、バルブ42a、バルブ44a、バルブ45a及びバルブ47aを閉鎖することで、除湿器35aを用いて水素ガスを除湿しつつ、除湿器35bを再生し、バルブ41a、バルブ43a、バルブ46a及びバルブ48aを閉鎖し、バルブ42a、バルブ44a、バルブ45a及びバルブ47aを開放することで、除湿器35bを用いて水素ガスを除湿しつつ、除湿器35aを再生する。
なお、除湿器36についても除湿器35と同様に構成されている。
<製品ガスタンク>
製品ガスタンク14は、蓄圧器12又は水素カードル16から送出された水素ガスを貯蔵する圧力容器である。圧力容器の材質としては、例えばステンレス合金、アルミニウム合金等が挙げられる。製品ガスタンク14は、流路103を介して蓄圧器12と接続されており、蓄圧器12から送出された水素ガスが、流路103を経由して製品ガスタンク14に流入する。また、製品ガスタンク14は、流路107を介して水素カードル16と接続されており、水素カードル16から送出された水素ガスが、流路107を経由して製品ガスタンク14に流入する。
製品ガスタンク14は、流路106及び流路104を介して圧縮機構13と接続されており、貯蔵された水素ガスを流路106及び流路104を経由して圧縮機構13に送出可能となっている。つまり、製品ガスタンク14は、貯蔵している水素ガスを圧縮機の1段目(圧縮機31)に送出可能となっている。また、製品ガスタンク14は、バルブが設けられた流路を介して水素供給装置2の圧縮機21と接続されており、貯蔵された水素ガスを水素供給装置2に送出可能となっている。
<水素ホルダー>
水素ホルダー15は、水電解器11で生成された水素ガスを貯留する容器である。容器の材質としては、例えばステンレス合金、アルミニウム合金等が挙げられる。水素ホルダー15は、流路101を介して水電解器11と接続されており、水電解器11から送出された水素ガスが、流路101を経由して水素ホルダー15に流入する。また、水素ホルダー15は、流路105及び流路104を介して圧縮機構13と接続されており、水素ホルダー15に貯留された水素ガスは、流路105及び流路104を経由して圧縮機構13に送出に送出される。
<水素カードル>
水素カードル16は、水素ガスを貯留する圧力容器であり、製品ガスタンク14内の圧力が低下し、蓄圧器12から製品ガスタンク14へ水素ガスが供給されない場合に、貯留している水素ガスを製品ガスタンク14に補給するためのものである。水素カードル16は、流路107を介して製品ガスタンク14と接続されており、水素カードル16に貯留された水素ガスは、流路107を経由して製品ガスタンク14に送出される。また、流路107には、減圧弁107aが設けられており、製品ガスタンク14側の水素ガスの圧力が所定の圧力より低くなった時に水素カードル16側から製品ガスタンク14側へ水素ガスが送出される。
[水素供給装置]
水素供給装置2は、水素製造装置1から送出された水素ガスを昇圧した状態で貯留し、貯留している水素ガスを燃料電池自動車等に供給する装置である。水素供給装置2は、水素ガスを昇圧する圧縮機21と、昇圧後の水素ガスを貯留する蓄圧器22と、水素ガスを燃料電池自動車等に供給するディスペンサ23とを備えている。
<圧縮機>
圧縮機21は、水素ガスを昇圧する圧縮機であり、例えば往復圧縮機を用いることができる。圧縮機21は、流路を介して水素製造装置1の製品ガスタンク14と接続されており、製品ガスタンク14から送出された水素ガスを昇圧して蓄圧器22に送出する。
<蓄圧器>
蓄圧器22は、昇圧後の水素ガスを貯留する圧力容器であり、耐圧性を向上させるために、例えば耐圧部材及び水素脆化対応部材を用いることができる。蓄圧器22は、圧縮機21から送出された水素ガスを昇圧された状態で貯留する。また、蓄圧器22は、ディスペンサ23と接続されており、貯留している水素ガスをディスペンサ23に送出する。
<ディスペンサ>
ディスペンサ23は、燃料電池自動車等の水素を動力とする装置に水素ガスを供給する装置である。ディスペンサ23は、ディスペンサ23から延出するホースと、充填ノズルと、燃料電池自動車等と接続するためのカプラーとを有しており、これらを用いて蓄圧器22から送出された水素ガスを燃料電池自動車等に供給する。
(利点)
当該水素製造装置1は、水電解器11及び蓄圧器12間に設けられた圧縮機構13が、圧縮機と、水素ガスを圧縮するエネルギーを利用して水素ガスに含まれる水分を取り除く排水機構と、水素ガスに含まれる水分を取り除く除湿器とを備えているので、水分が取り除かれた水素ガスを昇圧された状態で製造できる。つまり、当該水素製造装置1は、電解法により水素ガスを製造する際の効率を高めることができる。
また、当該水素製造装置1は、昇圧されて高温になった水素ガスを熱交換器33a及び熱交換器34aを用いて冷却するので、水素ガスに含まれる水分を排水機構33及び排水機構34で効率よく取り除くことができる。そして、当該水素製造装置1は、排水機構33及び排水機構34で水分を取り除かれた水素ガスを除湿器35及び除湿器36で除湿するので、除湿器35及び除湿器36の再生頻度を低下させることができる。
また、当該水素製造装置1は、除湿器35a及び除湿器35bが並列かつ切り替え可能に連結される構成であるので、除湿器35a及び除湿器35bの一方を用いて水素ガスを除湿しつつ、他方を再生することができる。
また、当該水素製造装置1は、1段目の圧縮機31以降に除湿器35及び除湿器36を配置しているので、再生時に除湿器内の圧力を利用して水素ガスを排出することにより、再生用の水素ガスの導入量を低減できる。
また、当該水素製造装置1は、水電解器11だけでなく水素カードル16を備えているので、水電解器11が太陽光又は風力等の継続性について不安定な再生可能エネルギーを利用する場合であっても、製品ガスタンク14内の水素ガスの量を安定的に保持することができる。
さらに、当該水素製造装置1は、蓄圧器12が貯留している水素ガスを製品ガスタンク14に送出可能とし、製品ガスタンク14が貯蔵する水素ガスを流路106及び流路104を経由して圧縮機の1段目である圧縮機31に送出可能としているので、製品ガスタンク14が貯蔵する水素ガスの量を、蓄圧器12が貯留する水素ガスの量によって調整できる。したがって、水素ガスの需要が変動しても製品ガスタンク14から水素供給装置2へ水素ガスを安定的に供給できる。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
上記実施形態では、水素製造装置1が圧縮機として圧縮機31及び圧縮機32を備えるものについて説明したが、これに限定されず、水素製造装置1が2以上の圧縮機を直列に備えていればよい。また、圧縮機としては、複数の圧縮機を用いるものに限定されず、例えば、多段圧縮可能な圧縮機を用いてもよい。
上記実施形態では、水素製造装置1が排水機構として排水機構33及び排水機構34を備えるものについて説明したが、これに限定されず、水素製造装置1が1段目の圧縮機以降に1以上の排水機構を備えていればよい。また、水素製造装置1が、昇圧後の水素ガスから凝縮する水を排出する排水機構34を備えていなくてもよい。
上記実施形態では、水素製造装置1が除湿器として除湿器35及び除湿器36を備えるものについて説明したが、これに限定されず、水素製造装置1が1段目の圧縮機以降に1以上の除湿器を備えていればよい。また、水素製造装置1は、除湿器35a及び除湿器35bを並列に備えるものに限定されず、2以上の除湿器を並列かつ切り替え可能に備えていればよい。
また、水素製造装置1は、除湿器に加熱装置が付設されており、除湿器を加熱装置で加熱しながら再生するものであってもよい。この場合、加熱装置は、熱交換器33a又は熱交換器34aにおいて水素ガスと熱交換した後の高温の水を用いて加熱を行うものであってもよい。
上記実施形態では、水素製造装置1が熱交換器33a及び熱交換器34aを備えるものについて説明したが、水素製造装置1が熱交換器を備えていなくてもよい。ただし、昇圧されて高温になった水素ガスが自然冷却されるまでには時間がかかるので、水素製造装置1が熱交換器を備えていると好ましい。また、水素製造装置1は、排水機構に対応して熱交換器を付設するものに限定されず、熱交換器が付設されていない排水機構を備えていてもよい。
本発明の水素製造装置は、電解法により水素ガスを製造する際の効率を高めることができる。
1 水素製造装置
2 水素供給装置
11 水電解器
11a 発電器
12 蓄圧器
13 圧縮機構
14 製品ガスタンク
15 水素ホルダー
16 水素カードル
21 圧縮機
22 蓄圧器
23 ディスペンサ
31、32 圧縮機
33、34 排水機構
33a、34a 熱交換器
35、35a、35b、36 除湿器
41、42、43、44、45、46、47、48 流路
41a、42a、43a、44a、45a、46a、47a、48a バルブ
101、102、103、104、105、106、107 流路
101a、103a、107a 減圧弁
105a、106a バルブ

Claims (4)

  1. 電解法により水素ガスを生成する水電解器と、
    昇圧後の上記水素ガスを貯留する蓄圧器と
    を備える水素製造装置であって、
    上記水電解器及び上記蓄圧器間の流路中に直列に連結され、上記水電解器で生成された水素ガスを段階的に昇圧する2以上の圧縮機又は多段圧縮可能な圧縮機と、
    段階的に昇圧中の上記水素ガスから凝縮する水を排出する1以上の排水機構と、
    段階的に昇圧中又は昇圧後の上記水素ガスに含まれる水分を取り除く1以上の除湿器と
    を備え
    上記水素ガスを貯蔵する製品ガスタンクをさらに備え、
    上記蓄圧器が、貯留している上記水素ガスを上記製品ガスタンクに送出可能であり、
    上記製品ガスタンクが、貯蔵している上記水素ガスを上記圧縮機の1段目に送出可能である水素製造装置。
  2. 上記流路に付設され、上記圧縮機で昇圧された水素ガスを冷却する冷却器を備え、
    上記排水機構が、上記冷却器で冷却された上記水素ガスから凝縮した水を排出する請求項1に記載の水素製造装置。
  3. 2以上の上記除湿器が、上記流路中に並列かつ切り替え可能に連結されている請求項1又は請求項2に記載の水素製造装置。
  4. 少なくとも上記圧縮機の1段目及び2段目間の流路中に、1の上記排水機構が配置されており、
    上記1の排水機構及び上記蓄圧器間の流路中に、上記除湿器が配置されている請求項1、請求項2又は請求項3に記載の水素製造装置。
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