JP6821793B2 - 可撓性のある長形状物用保持器 - Google Patents

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Description

本発明は、電気ケーブルやテキスタイルを代表とする可撓性のある長い形状物用保持器に関し、ベースと、支持体によってベースから離れた位置に支えられる少なくとも第一のエレメントと、同じく支持体に支えられ第一のエレメントと同じ面で突破溝を構成する第二のエレメントを備えている。
本発明は可撓性のある長い形状物用保持器に関する。本発明保持器はとりわけケーブルの整理を助けるケーブルホルダーとして実施形成できる。さらには、物体を掛けるために使用される壁掛けフックとして実施形成できる。
実施形態によっては、一つの保持器で、ケーブルホルダーと壁掛けフックの両方のアプリケーションを実現することもできる。保持器のさらなる適用分野についても以下に説明する。
家屋や職場のオフィスや作業場に存在する電話機やコンピューターとその周辺機器およびプリンター照明ライトなどの電気ケーブルや各種接続コード等は、通常ITサービス業者や電気技師らによって配線設置される。その際ケーブルは有効に固定整理される。
ケーブルの整理の一般的なアプローチは、結びつけ、挟み留め、またはケーブルダクトへの挿入である。その際一般的に使用される製品は、ケーブルタイ、ケーブルクリップ、ケーブルチャンネルである。これらのソリューションの問題は、ケーブルのどれか一つを交換する時に、時には工具を用いて設置を開かなくてはならないことである。これは、例えば機器の置き場所を変えるために、ケーブルを少し長めに引き出したい時や、ケーブルの走行方向を変えたい時にもしばしば当てはまる。
特許文献1から9にそのようなソリューションの例を示す。これらはいずれも、横にずらして重ね合わせた二つ腕が形成するホルダーの突破溝を通して、電気ケーブルの様な可撓性のある長い形状の物を個別に出し入れしたり、ホルダー内で個別に前後にスライドしたり、また回転させて走行方向を変えたりすることを可能にしてはいるが、ケーブルの長手方向と突破溝の経路が一致した時、使用者の意に反してホルダーから外れてしまうのを防ぐことはできていない。
壁掛けフックの領域においても、様々なソリューションが知られている。しかしながら、これらにも同様の問題がある。既知の壁掛けフックには、例えば手拭きタオルが、手を拭いている最中にフックから外れることでも知られるように、吊り下げた物が不意に外れる、という問題がある。ほかにも、ショッピングバッグのハンドルがちょっとした揺さぶりによりフックから跳ね上がって外れることもよくある。特許文献10は、救助車内に吊り下げたヘッドホンを、水平及び垂直方向の重力加速度に起因する掛け外れから守るフックの例である。しかし、ケーブルは横にずらして設置した腕の隙間から偶発的に外に出ることができるため、ケーブルホルダーとして兼用できない。特許文献11は、同じ向きに設置した二つの腕の中間に、反対方向から伸びるように設置した爪によってフックの突破溝の経路を湾曲させることにより、保持するスポーツネットが振動や揺さぶりで偶発的に外れるのを防ぐフックの例である。しかし、このフックの問題は、保持される物が一つの腕だけに掛けられた場合、掛け外れに対する保護が効かないことである。このフックのさらなる問題は、これをケーブルホルダーとして使用した場合、基本的にクランプ式保持となるため、保持されるケーブルの動きの自由が拘束されてしまうことである。
既知の壁掛けフックが抱える問題は、保持されている物体の不意に掛け外れである。二つの例を挙げる。例1「ハンドタオルのループが手を拭いている最中にフックの先より高く持ち上げられてフックから外れてしまう」、例2「フックに掛けられたショッピングバッグも揺さぶりで外れてしまう」。
中国特許第201373179号 フランス特許第1413388号 米国特許第3154275号 英国特許第1084047号 ドイツ特許第1907859号 ドイツ特許公開公報第202006008840号 米国意匠第565934号 オランダ特許第1029362号 米国特許第1763770号 米国特許公開公報第2011186702号 欧州特許第2121147号
本発明は、構造が簡単で、保持される物をいつでも素早く個別に出し入れでき、保持される物の可動性を妨げない一方、可動による偶発的な脱落を防いで保持される物をより安全に保持する、ケーブルホルダー兼壁掛けフックとして使用できる、可撓性を持った長形状物用保持器を創造することを目的とする。
課題を解決するための手段は、請求項1が明示する本発明保持器の特徴により規定される。本発明によれば、突破溝領域内のエレメントの少なくとも一つは、凹状形を有する。
短く言えば、これにより、可撓性を持った長形状物をいつでも個別に出し入れでき、保持される長形状物の可動性を妨ない一方、可動による偶発的な脱落は防ぐ、構造が簡単で、ケーブルホルダーと同時に壁掛けフックとしても使用できる保持器が創造される。
凹形を呈する第一のエレメントは必ずしも一体的に形成される必要はない。しかしそれがいくつかの部分から成る場合は、それらの部分が実質的に連続した凹形状を形成するものとする。また、この一つ目のエレメントは、凹形に枯渇する必要もない。本発明保持器の突破溝構成要素であるこのエレメントの縁部によって、突破溝領域内に凹形状が形成されるのであれば、エレメント自体は波状やW字形態であってもよい。
保持される長形状物の例としては、ケーブル、ワイヤー、紐、ロープ、チェーン、帯状のテキスタイル等が挙げられる。長形状物は上記のリストに限定されず、専門技術者にはリストに加わる他の長形状物も知られている。
長形状物を保持器に挿入するには、長形状物が突破溝を通過できるよう、長形状物を突破溝の形に応じて変形させるのが好ましい。突破溝の形状はいわば長形状物の鍵の役割を有する。別の方法として、長形状物を斜めに持って突破溝の一方の開口部に挿入し、手で誘導して突破溝を通過させることもできる。
長形状物は保持器内で長手方向に平行なスライドは可能な一方、水平および垂直方向に対しては実質的に安全に保持される。従って長形状物は保持器から取り出すことなく、長手方向に自由にスライドさせることができる。
第一のエレメントの凹形状は、二つ目のエレメントによって、可撓性を持った長い形状物が真っ直ぐに伸びた状態では通過できない形状の突破溝が形成されるべく補足されるのが好ましい。しかしながら、第二のエレメントの形状および配置は、保持されるべき長形状物の厚さもしくは太さや可撓性に大きく依存する。第二のエレメントは突破溝の領域に配置され、目的となる長形状物を伸ばした状態で挿入れする際の障害となる役割を担う。例えば一実施形態において、第二のエレメントの配置加減で、保持対象である長形状物はその太さの故伸ばした状態では挿入できないが、別の細い長形状物は伸ばした状態でも挿入できる様にしてもよい。このように、第二のエレメントは、第一のエレメントとの組み合わせで形成される突破溝を、保持対象となる長形状物が伸びた状態では通過できないことを保証するだけでよいので、意図される目的・用途に応じて大きく任意に形成することができる。
好ましい実施形態のおいては、第二のエレメントは、その一部が第一のエレメントが有する凹形状の両端を結ぶ弦に触れる、または切断する、または凹状領域内に位置するよう配置される。これにより、長形状物はその性質にかかわらず、伸びた状態では突破溝を通過できなくなる。このため、多目的に応用できる保持器が生成される。例えば第一のエレメントはベースに平行なC字形で、第二のエレメントはC字形内でベースに垂直に配置されたピンであってもよい。専門技術者にはこの他多様なバリエーションが知られている。
本保持器は主にケーブルまたはテキスタイルを保持するために使用される。本保持器はとりわけコンピューターケーブル、電話ケーブル、ラジオケーブル、携帯電話の充電ケーブルなどのほか、ランプや家庭用電化機器、特に電気ケトルなどのケーブルを保持するのに適している。しかし、ケーブルやワイヤーを、まったく他の用途で保持することもできる。例えば、本発明保持器は牛をキープする牧場の電気フェンスのワイヤーの保持にも非常に適している。これらの用途すべてにおいて、本発明保持器は、長形状物をその一端から保持器に挿入する必要がない、という利点を有する。従って長形状物は、突破溝の形状に応じた形(例えばC形状やその類形)を形成することで、任意の部位で突破溝を通過して出し入れすることができる。本発明保持器はさらに他の用途、特に壁掛けフックとして衣類、布巾、キッチンや浴室のタオルなどにも使用できる。本発明保持器はまた、屋外での使用でも、保持される物が風で外されることがないという利点を有する。さらには、本発明保持器は自動車または自動二輪車のエンジン区画内のケーブルホルダ―として使用することもできる。概して、本発明保持器は産業分野であらゆる種類の可撓性のある長形状物の保持に活用できる。より大きくて頑丈な実施形態では、水撒きホースやそれに類似する物体も保持できる。
本発明は、既知のケーブルホルダーソリューションが持つ問題を解決し、以下に挙げる利点を提供する。
簡単な操作:ケーブルの出し入れは、いつでも手間暇を掛けることなく可能である。
適合性:ケーブルは保持器内で、自由に前後に移動したり、回転して走行方向を変えることができる。従って、一本一本のケーブルは状況の変化に対応して、設置したデバイスを崩すことなく、個別に調整することができる。
配向中立性:アームの形状と配置は、ケーブルが保持器から偶発的に脱するのを実質的に不可能にする。従って、本発明保持器は配向中立である。
個別または組み合わせで使用:本発明保持器は、使用場面に応じて、一個のみで、または数個を組み合わせて活用できる。長いケーブルの配線は、本発明保持器を複数個使用して、配線経路を設定できる。使用する保持器は、既存の配線設定に影響を与えることなく、いつでも追加削減できる。
本発明は、壁掛けフックとしてとりわけ以下に挙げる利点を提供する。
不意の掛け外れがない:アームの形状と配置が、基本的に偶発的または意図しない掛け外れを防ぐ。このことは、本発明保持器は壁掛けフックとして、保持される物体を不意の掛け外れから保護する機能を有していることを意味する。
拡張適用:実施形態によっては、壁掛けフックとして使用する際、吊り下げられる物体の一部が自身の残りの部分で押さえ付けられる状態を実現することにより、ループのないテキスタイル、例えばシルクのスカーフや紐またはロープの保持にも適用できる。これは、アームの形状とその配置に起因して機能する。こうして保持された物体は、押さえ付けられている部分の圧力を緩和することで、容易に取り外すことができる。
突破溝領域内の二つのエレメントは基本的に同様、あるいは全く同一形状であることが好ましい。これにより、構造がより簡単な保持器が実現でき、経済的生産を可能にする。
実施形態の変形例においては、突破溝領域内の二つのエレメントを異なるように設計することもできる。
突破溝領域内の二つのエレメントは、ベースに平行な面内で、点対称に配置されるのが好ましい。
実施形態の変形例においては、突破溝領域内の二つのエレメントは、互いに非対称であってもよい。
保持器は、少なくとも一つの点対称軸を有するのが好ましい。この点対称軸は、ベースに対して垂直であるのが好ましい。
実施形態の変形例では、保持器は点対称軸を有していなくてもよい。
凹状形は、半円形であることが好ましい。
実施形態の変形例においては、他の形状もあり得る。例として、凹形状は多角形でもよい。さらに、半円形状の代わりに半楕円形状、または理想的な幾何学形状に必ずしも対応しない別の自由型凹形状での実施も可能である。
二つのエレメントは、基本的にS字状の突破溝が形成されるように配置されるのが好ましい。S字状の突破溝は、可撓性を持つ長形状物が、真っ直ぐに伸びた状態では通過できない、という効果を有する。しかし同長形状物を結び目理論の念に従ってU字状に曲げると、S字状の突破溝を通して保持器に挿入することができる。挿入後、同長形状物を真っ直ぐに伸ばすと、S字状の突破溝を通過できなくなるので、長形状物は保持器に安全に保持される。保持されている長形状物を保持器から除去するには、挿入時と同様にU字状に曲げて、S字状の突破溝を通過させればよい。
本保持器の特別な利点は、長形状物をその一端から保持器に挿入する必要がないことである。また、長形状物は、伸びた状態のままでは保持器から出ることができない。さらに、長形状物は真っ直ぐに伸びてはいなくとも、突破溝を通過するに必要なU字状の湾曲が形成され、かつその形状を保ちつつ突破溝に沿って誘導されない限り、保持器から出ることができない。従って制御されない動きの下でも、保持されている長形状物が偶発的に保持器から飛び出す可能性は、最小限に抑えられる。さらに、本発明保持器は可動部分を必要としないため、一個体としての製造を可能にする。従って、特に経済的かつ構造が簡素で、それが故に丈夫な、可撓性を持つ長形状物用保持器が実現される。
専門技術者には、突破溝が必ずしもS字状を有する必要はないことは明らかである。原理的に突破溝は、可撓性を持つ長形状物が伸ばした状態では通過できない凹状曲線を、少なくとも一つ有していれば十分である。従って突破溝はU字状やC字状であってもよい。さらに、突破溝はW字状やV字状などに形成することもできる。専門技術者には、この他にも適切な形状が知られている。
ベースは、取り付けのための固定具受容孔を有しているのが好ましい。固定具はネジが好ましいが、釘やピン状形の固定具も可能である。これにより、特に壁面に非常に簡単な取り付けが実現される。
選択肢として、本保持器は、取り付け面、特に壁などに接着することもできる。また、冷蔵庫のドアなど磁性のある面に取り付けることもできるよう、磁石を備えていてもよい。さらに、滑らかな表面に取り付けるための吸盤を備えていてもよい。本保持器はまた、突起状の部分に取り付けるためのクリップないしはバネを含むこともできる。さらに本保持器は、取り付け面の対応部分に弾力的にラッチすることができるラッチ要素を例とする固定要素と一体的に形成されてもよい。専門技術者には、他の取り付け方法も知られている。
本保持器の課題は、例えば、ケーブルの挿入および除去操作と、保持されているケーブルの長手方向前後へのスライドおよび走行方向を変えるための回転を束縛しない、という観点から、状況への適用性を維持しつつケーブルを保持することである。
既知のケーブルホルダーソリューションは、ケーブルをケーブルタイで結束したり、ケーブルクリップで挟んだり、ケーブルダクトに通すことで、ケーブルを整理する。これらのソリューションの問題は、特にケーブルを除去または追加挿入する必要が生じた場合や、保持されているケーブルを前後にスライドさせたり、走行方向を変える必要が生じた場合に明らかになる。そのような場合、既知のソリューションにおいては、設定の一部ないしは全部を開き、最悪の場合すべてのケーブルを一旦取り除いた後改めて設定し直さなければならない。拘束性の低いソリューションでは、ケーブルはより可動的で、状況の変化への対応性は高まるが、可動性に起因する不意の飛び出しからは保護されない。
ケーブルは二つの特別に形作られたアームで、緩くかつ閉じない様に抱擁されるのが好ましい。これにより個々のケーブルは、いつでも二つのアームの隙間から出し入れでき、またアームの内側で自由に動くことができる。それにもかかわらず、アームの形状および配置が、保持器の配向に関係なく、ケーブルが保持器から偶発的に飛び出るのは事実上不可能にする。ケーブルを隙間から導くには、ケーブルを隙間に対応する形状にしなければならない。
壁掛けフックとして適用する場合も、保持される物体の不意の掛け外れは大抵防がれる。本保持器はこの保護機能を二つのアームの形状と配置によって実現する。物体が吊り下げられている方のアームの形状だけでも偶発的な掛け外れを困難にする。二つ目のアームは保護をさらに補足する。
ケーブルホルダーとしてはの実施形態は、使用者が工具を使わずにケーブルをいつでも出し入れでき、また、保持されているケーブルが外れるのを恐れることなくスライドさせたり回転させたりできるものであるべきである。このことは、保持機能が保持されるケーブルの走行方向に依存してはならないことから、求められるケーブルホルダーソリューションが配向中立であることを意味する。
本発明は壁掛けフックとして、保持される物体を、掛け外し操作を困難にすることなく、不意の掛け外れから保護するものである。
本発明のさらなる有利な実施形態および特徴は、以下の詳細な説明および請求項全体により明示される。
本発明保持器の一実施形態例の斜視図である。 図1の実施形態例を上から見た図である。 図1の実施形態例を前方から見た図である。 図1の実施形態例を左側面から見た図である。 図1と図2を参照にして保持器のアームの特徴を示す図である。 保持される長形状物の可動性を図1を用いて示す図である。 吊り下げられたループの可動性を図2を用いて示す図である。 長形状物を挿入する方法を図1を用いて示す図である。 滑りやすいテキスタイルを滑り落ちない様に掛ける方法を図2を用いて示す図である。 滑りやすいテキスタイルを滑り落ちない様に掛ける別の方法を図2を用いて示す図である。 滑りやすロープや紐などを滑り落ちない様に掛ける方法を図2を用いて示す図である。 ベースが楕円形で支持体に捻じれのない実施形態変形例を上方・前方および側方から見た図である。
図1は本発明保持器の一実施形態例の概観斜視図である。
本発明に係る保持器は、ケーブルホルダーかつ壁掛けブックとして使用できる。保持器は、一つの丸形を好ましいとするベース1と、二つの同形状をしたアーム2から構成される。保持器は、金属またはプラスチックを好ましい素材とし、ベース中央の固定具受容孔3を通して、一個の固定具、とりわけネジまたはその類で取り付けるのを好ましい固定方法とする。需要次第で、素材を木材、セラミックまたはガラス製にすることも考えられる。さらに取り付け仕様は、吸盤式、磁石式または両面テープ式なども考えられる。実施形態サイズは使用目的、即ち、保持されるべき長形状物の太さ及び数量に応じて決められる。
本実施形態における同形状の二つのアーム2は、ベース1の端に180度ずらして設置され、ベース1の中心を通る垂直軸に対して対称であるのが好ましい。
アーム2は、二つの部位、2a及び2bを備えている。第一部、即ちアームの下部2aは、ベースの中央から見て軽く外側に膨らむと同時に、ベース外輪に沿って反時計周りに約90度曲がりながら、ベースから上方に伸びる。第二部、即ちアームの上部2b-1と2b-2は、下部2aの高さの面で下部2aに継続して伸び、ベースの直径のおよそ1/3である半円を形成する。上から見ると、アームの輪郭は3/4程のリングの部分の様に見える。
本実施形態例における保持器の内側と外側の境界をなす突破溝は、上から見ると一種のS字状をしている。これはアームの形状とその配置に起因する。
図1は、本発明保持器の最も好ましい実施形態例の斜視図であり、その素材はプラスチックや金属が最も適するところであるが、セラミック、ガラスまたは木材を素材とすることも考えられる。
本発明保持器は、ベース1と、ベースに180度ずらして設置された、特別に曲げられた二つのアーム2を備えている。アームの曲線は互いに接近する様に伸び、その先端が出会う前に終わる。これにより、電気ケーブルや手拭きタオルなどのループ、ワイヤーなどの可撓性のある長形状物の出し入れを可能にする、S字状の隙間を残す。保持された物体は、二つのアーム内で自由に動くことができるが、アームの形状および配置のため、偶発的な掛け外れは実質的に排除できる。本発明保持器は概して、金属またはプラスチック製であり、固定具受容孔3を通してネジ一本で取り付けられる。サイズは使用目的即ち、保持される長形状物の太さ及び数量に応じて決定でき、吸盤、磁石または接着剤による取り付け仕様にすることも可能である。
本発明保持器は、ベース1と、突破溝を規定する二つのエレメント2b-1と2b-2を有しており、それらは支持体2aによってベース1から距離5の位置に保持され、突破溝を規定する二つのエレメントのうち少なくとも一つは、形成される突破溝経路が曲がるよう、凹状形を有している。ケーブル等、可撓性のある長形状物は、湾曲した突破溝をを通していつでも出し入れできるが、自然に伸びた状態では湾曲した突破溝を通過できないため、偶発的な掛け外れは防がれる。
突破溝領域内の二つのエレメント2b-1と2b-2は、それらが規定する突破溝経路がS字状または鏡面反転S字状を有するべく、二つとも凹状形を有するのが好ましい。
突破溝経路の凹状部は、ケーブルを出し入れする際の抵抗が最小限になるよう、円弧形であることが好ましい。
突破溝領域内の二つのエレメント2b-1と2b-2は、それぞれが円形リングの半分体であり、その二つが成すリングの中心線上で半径分変位させる事により、ベース1から距離5を置いてベース1に平行にS字状または鏡面反転したS字状に走る突破溝を形成するのが好ましい。
突破溝の最狭部は、少なくとも保持されるべきケーブルが通過できる幅を有するべきである。
ベース1から突破溝までの距離5は、少なくとも保持されるべきケーブルに適当なスペースを提供できる大きさを有するべきである。
二つの支持体2aは同一形状で、ベース1の中心線上に設置されるのが好ましい。支持体が各々一つの突破溝領域内のエレメント2b-1と2b-2をその外端点5aで支持することで垂直軸6に対して軸対称な二つのアーム2が形成され、この二つのアームがケーブルを「抱擁」する。
アーム2の断面は円形であるのが好ましく、その直径もしくは強度は、使用目的、即ち、保持される長形状物の太さや数量に応じて決定される。
支持体2aは、各々が支持するエレメント2b-1及び2b-2のカーブと調和するべく、垂直軸6を中心に90度程度まで曲げられるのが好ましい。その際、アーム2同士の間隔がいかなる点においても、突破溝の最狭部の幅より小さくならない様にする。
ベース1は少なくとも、その中央にネジを主とする固定具を通す固定具受容孔3を設けられる大きさを有する。しかし、本発明保持器は、磁石、接着剤、または吸盤を利用して固定することも可能であり、それらの場合の実施形態のベース1は、固定具受容孔3を有しなくてもよいが、各々の仕様で十分な固定力を得るに足る大きさを有している必要がある。
ベース1の形は丸形を主とするが、需要次第で他の形状、例えば机の縁などの狭い面に固定するのに適するように、楕円形などの細長い形状にしてもよい。
本発明保持器はプラスチックまたは金属製が好ましい。しかし美的観点から望まれるならば、セラミック製、ガラス製または木製の実施形態も考えられる。
本発明保持器のケーブルホルダーとしての適用に係り、既知のケーブルホルダーソリューションと比較して、とりわけ以下のメリットが挙げられる。
・工具を使うことなく、ケーブルをいつでも個別に出し入れできる。
・個々のケーブルは、保持器内で互いに独立して前後のスライド、及び、走行方向を変えるための回転ができる。
・個々のケーブルの可動性にも関わらず、偶発的な脱線は防がれる。
・配向中立で、上向き、横向きまたは下向き等、あらゆる設置状態においてもその機能は損なわれない。
本発明保持器の壁掛けフックとしての適用に係り、既知の壁掛けフックソリューションと比較して、とりわけ二つの利点が挙げられる。
・吊り下げられたオブジェクトは、偶発的な掛け外れから保護されること。
・既知の壁掛けフックに容易に保持されないスカーフや紐などに代表される物体も、簡単な操作で滑り落ちないように掛け外しができる。
図2は図1で示した一実施形態例の上面図である。これはアーム2のポジション示す。これはまた、アーム2のベース1から先端までの全形状を示し、本発明保持器の内側と外側の開いた境界をなす突破溝を明示する。
図2は図1で示した一実施形態例の上面図であり、保持器の内側と外側を滑らに繋ぐ、S字状の突破溝を明示する。図2はまた、突破溝領域内の二つのエレメント2bが、突破溝領域の外端5aで、各々一つの支持体2aと結合されることにより、垂直軸6に対して軸対称の二つのアーム2が形成される事を示す。
図3は図1で示した一実施形態例の正面図である。これはアーム2がまずベース1から上方に距離5に達するまで伸び、次にその到達した高さの面に留まって継続して伸びる、アーム2の縦次元の走路を明示する。
図4は図1で示した一実施形態例の左側面図である。この視点からも、アーム2がベース1からまず上方に伸び、次に達した高さの面に留まって継続して伸びることが明瞭である。図4はさらに、アーム2の上方に伸びる部分が、外側に軽く膨らんでいることも明示する。
図3と図4は、図1で示した一実施形態例を正面と側面から見た図であり、突破溝領域にある二つのエレメント2bが、各々支持体2a によってベース1から距離5の位置で、ベース1に平行に支持されていることを明示する。
図5は、二つのアームの形状の特徴を、図1と図2を参照に、上面図と斜視図を用いて示す。
図5はアームの特徴の詳細を図2と図1を参照に、突破溝領域に位置する二つのエレメント2bがそれぞれ、円形リングの直径線に沿って半径分ずらした半分体であることを明示する。二つのエレメントのカーブは、各々の外端5aより垂直軸6の周りに90度曲がりつつ伸びる支持体2aによって滑らかに延長されるが、その際二つのアーム間の距離がいずれの点においても突破溝の最狭部より小さくならない様、支持体2aは外側に軽い膨らみを有することもある。
図6は保持されたケーブルの可動性を示す。二つのアームによって抱擁されたケーブルは、保持器内で前後または上下に動くことができ、また、走行方向を変えるために回転することもできる。
図6は、保持されたケーブルが、自然にまっすぐに伸びた状態では湾曲した突破溝を通過できないため、偶発的に保持器から外れることなく、保持器内で水平および垂直方向への移動、および回転ができることを示すイラストである。この機能は、保持器の設置配向に依存しない。従って保持器は、ケーブルホルダーとしての適用において、配向中立である。
図7は、一つのアーム2に吊り下げられたループの可動性を示す。ループが吊り下げられたアームの形状に起因して、ループは非常に広い可動範囲を有する。二つ目のアームは、ループが上方に押し上げられた場合に起こり得る、不意の掛け外れに対する保護として機能する。
図7は、保持器の壁掛けフックとしての適用例を示し、吊り下げられたループが、それを保持するアーム2の形状と、二つ目のアーム2により、偶発的な掛け外れから保護される一方、意図的な掛け外しには障害がないことを示す。
図8は、保持器をケーブルホルダーとして適用する際の、ケーブルの挿入の仕方を示し、保持器の内部と外部を隔てる突破溝の機能を明示する。ケーブルの様な可撓性を持った長形状物は、突破溝の幅より太くない限り、S字状に湾曲した突破溝を容易に通過することができる。その際、ケーブルはわずかに曲げられ、同時にS字状の突破溝に沿って誘導される。これを逆方向に行うと、ケーブルを保持器から取り出せる。これは人間の手にとってはいとも簡単な操作である。しかし、ケーブルが保持器内でいかに可動であろうとも、また、保持器がどのような配向で設置されようとも、ケーブルの出し入れが偶発的に起こることはほぼない。
図8はケーブルを任意の位置でわずかにに曲げて突破溝の一端から突破溝経路に沿って手で誘導することにより、保持器に出し入れできる様子を示す。
図9Aと図9Bは、シルクのスカーフに代表されるような柔らかいテキスタイを本発明保持器でホールドする際の、二つの拡張適用例を示す。
図9Aはシルクのスカーフが滑り落ちない様に保持する、一つ目の拡張適用例を示す。ここではまずスカーフの一角を、高い方に位置するアーム2に、スカーフの短い方の部分T1が前に垂れるように掛ける。その際、前に垂れる部分T1を、低い方に位置するアーム2の先端の後ろに通して、低い方に位置するアーム2とスカーフの残り部分T2で挟まれるようにシフトする。こうしてスカーフは滑り落ちることなく保持器に保持される。
図9Bはシルクのスカーフが滑り落ちない様に保持する、二つ目の拡張適用例を示す。ここではスカーフの一角を低い方に位置するアーム2に、スカーフの短い方の部分T1が前に垂れるように掛ける。次にスカーフの残りの部分T2を、高い方に位置するアーム2の付け根に回しかぶせるように掛けて、短い部分T1が低い方に位置するアーム2に押し挟まれるようにする。こうしてスカーフは滑り落ちることなく保持器に保持される。
このようにして保持されたスカーフは、長い方の部分T2を、押し挟まれている短い方の部分T1から離すように横にずらして圧迫力を減らし、同時に下方に引くことで、迅速かつ容易に保持器から除去できる。
図10は、紐やロープを保持する、さらなる拡張適用例を示す。まず保持されるべき紐を、低い方に位置するアーム2に、短い方の部分T1が前に垂れる様に掛ける。次に、長い方の部分T2を前方に引っ張り、短い方の部分T1が長い方の部分T2によってベース1に押し付けられるよう、アームに沿ってシフトさせる。同時に長い方の部分T2を、上側のアーム2に回して、その付け根に掛ける。こうして紐は滑り落ちることなく保持器に保持される。
図9A、図9Bおよび図10は、既知の壁掛けフックでは保持するのが困難なスカーフや紐などの物体も、本発明保持器が有する二つのアーム2に起因して、その短い方の部分T1を残りの部分T2で押し挟むことで、滑り落ちない様に保持できることを説明する図である。自身の重みに圧迫されて保持される物体は、圧迫する部分T2を軽く持ち上げて、圧迫されている部分T1を、その圧力から解放することで、保持器から容易に除去できる。
図11は、ベース1が楕円形で、支持体2aは回転を有さない、机の縁などの狭い取り付け面で有利となる変形実施形態の例を、上面、正面および側面から示した図である。
本発明保持器は、中心に固定具を通す固定具受容孔3を収容することができるベース1と、各々ベース1からの距離5で支持体2aに支持され突破溝を構成する二つのエレメント2b-1と2b-2を備え、そのうちの少なくとも一つのエレメントは凹状形を有していることを特徴とする、ケーブルやテキスタイルの様な可撓性を持った長形状物用保持器である。
ベース1は少なくとも、その中央に取り付け用固定具を通す固定具受容孔3を収容できる大きさを持つ。
突破溝領域内のエレメン二つのエレメント2b-1と2b-2はそれぞれ、ベース1から距離5の位置で、ベース1に平行な、点対称のS字状または鏡面反転したS字状突破溝を形成するよう対称軸に沿って配置される、正多角形または円形状リングの半分体である。
支持体2aは、それぞれが突破溝を形成するエレメント2bをその外端5aで支えることにより、垂直軸6について軸対称なアーム2が形成されるよう、ベース1の中心線上に配置される。
支持2aは、それぞれ突破溝を形成する二つのエレメント2bのカーブを滑らかに延長し、かつどの部分においても、もう一方のアーム2との距離が突破溝領域の最狭部を下回らない様にしながら、垂直軸6の周りで90度程度までの回転を有する。
本発明に係る一実施形態例は、中心に固定具受容孔を備えた丸形状のベースと、90度回転した支持体を有する。
本発明に係るさらなる実施形態例は、中心に固定具受容孔を備えた楕円形状のベースと、回転を有しない支持体を有する。
取り付け方法は、固定具受容孔を通してネジ一本で固定するのが好ましい。
他の取り付け方法を可能にするため、ベースを接着式、マグネット式、クランプ式または吸盤式仕様にしてもよい。
本発明保持器の生産においては金属製、プラスチック製、セラミック製、ガラス製または木製が考えられる。
本発明保持器はケーブルホルダーとして、机の上、下、縁、または壁に取り付けられ、ITや電気業界、オフィスや作業場または家庭で、ケーブルを迅速かつきれいに、またフレキシブルに整理するのを助ける。
本発明保持器は壁掛けフックとして、屋内外で手拭きタオルやショッピングバッグなどを素早く簡単に掛けるを助け、保持される物体を不意の掛け外れから保護する。特に屋外においては、物体は風で外されることなく保持することができる。
本発明保持器はスカーフホルダーとして、ブティックやアンビエンテおよびライフスタイル市場で、シルクのスカーフの美しさを引き出す展示を助ける。
本発明は、可撓性を持った長形状物用保持器かつ壁掛けフックに関する。保持器はベース1と、ベース1に距離5の位置で、ベース1に平行に走るS字状の突破溝を形成する二つのアーム2を備えている。ケーブルの様な可撓性を持つ長形状物は、S字状の突破溝を通していつでも保持器に出し入れできる。保持されるケーブルは、二つのアームによって緩く抱擁されているだけなので、保持器内での移動や走行方向を変えるための回転はできるが、突破溝経路の形状に起因して、偶発的な脱線からは保護される。偶発的脱線防止機能は、本発明を壁掛けブックにも適するものにする。さらに二つのアームにより、スカーフ等のテキスタイルをも、滑り落ちなくかつ容易に外せる様に保持できる。保持器は配向中立であり、ベースが有する固定具受容孔を通してネジ一本で固定できるが、磁石、接着または吸盤仕様での取り付け方法も考えられる。素材としては金属またはプラスチックを主とするが、セラミック、ガラスまたは木材での実施も考えられる。
本発明の実施形態例またはその変形体は、DIY市場で家具の戸や引き出しの取っ手としても提供できる。
要約すると、本発明は、ケーブルホルダーかつ壁掛けフックとして適用できる保持器の創造である。
1 ベース
2 アーム(突破溝を形成する一つのエレメントとその支持体の合成物)
2a 支持体
2b-1 突破溝を形成する第一のエレメント
2b-2 突破溝を形成する第二のエレメント
3 取り付けのための固定具受容孔 (固定具の例:ネジ)
4 ベースの中心線
5 ベースから突破溝までの距離
5a 突破溝を形成するエレメントと支持体の接続点
6 ベースの中心を通る垂直軸
T1 柔軟なテキスタイルの部分のうち、滑り落ちることなく保持させる際に自身の残りの部分によって保持器に押さえつけられる短い方の部分
T2 柔軟なテキスタイルの部分のうち、滑り落ちることなく保持させる際に自身の短い方の部分を保持器に押さえつける長い方の部分

Claims (8)

  1. 一つのベース(1)と、少なくとも第一のエレメント(2b-1)と第一のエレメントが位置する面で突破溝を規定する第二のエレメント(2b-2)を備え、この二つのエレメントは各々前記ベース(1)の中心線の両端に固定され前記ベース(1)より斜め上方に湾曲しながら伸びる支持体(2a)によってベース(1)から距離(5)の位置に保たれ、突破溝領域にある第一のエレメント(2b-1)は凹状形を有し、当該二つの凹形状は、それぞれ両端を結ぶ線に沿って互いに変位することによって、第二のエレメント(2b-2)は第一のエレメント(2b-1)の凹形状の両端を結ぶ線と接触または交差する様に配置され、よって第二のエレメント(2b-2)は部分的に第一のエレメント(2b-1)の凹部領域内に在ることを特徴とする、ケーブルやテキスタイル等の可撓性を持つ長形状物用保持器。
  2. 請求項1において、二つのエレメント(2b-1,2b-2)は実質的に同じ、または全く同じであるのが好ましいことを特徴とする保持器。
  3. 請求項1または2において、前記二つのエレメント(2b-1,2b-2)ベース(1)に平行な面で点対称であることを特徴とする保持器。
  4. 請求項1から3のいずれか一項において、少なくとも一つの点対称軸(6)を有することを特徴とする保持器。
  5. 請求項1から4のいずれか一項において、前記凹形状が半円形であることを特徴とする保持器。
  6. 請求項1から5のいずれか一項において、前記二つのエレメント(2b-1,2b-2)は、実質的にS字状の突破溝領域が発生するよう配置されることを特徴とする保持器。
  7. 請求項1から6のいずれか一項において、前記ベース(1)は取り付けのための固定具受容孔(3)を含むことを特徴とする保持器。
  8. 請求項1から7のいずれか一項における、ケーブルまたはテキスタイルを保持する保持器の使用。
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