JP6820997B2 - マッサージの施術及び芳香を放出するシステム及び方法 - Google Patents

マッサージの施術及び芳香を放出するシステム及び方法 Download PDF

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本発明は、概ね、香り放出モジュールを有するマッサージ器に関する。
現在市販されているマッサージ器は、ユーザの体に多様な種類のマッサージ動作を施すことができるマッサージ部材を備えている。必要に応じて、ユーザは、特定の所望のリラックス効果を生成するためのマッサージ部材の動きと加圧動作との所定の組み合わせに対応するマッサージプログラムを選択することができる。しかしながら、マッサージ動作を単に施しただけでは、十分なリラックス成果をもたらさない場合がある。
したがって、少なくとも前述の問題に対処可能なマッサージ器が必要とされている。
本出願は、アロマセラピーを使用してマッサージ動作を向上させて、リラックス効果を向上させることができるマッサージ器について記載する。1つの実施形態では、マッサージ器は、マッサージシステムと、香り放出モジュールと、マッサージシステム及び香り送達モジュールにそれぞれ接続されたマイクロコントローラであって、マイクロコントローラは、マッサージシステムを起動させて、マッサージ動作を施すように、かつ香り放出モジュールを起動させて、芳香を放出するように、動作可能である、マイクロコントローラと、を備える。
別の実施形態では、マッサージ器は、マッサージシステムと、香り放出モジュールと、ユーザの体に一連のマッサージ動作を施すためにマッサージプログラムをマッサージシステム上で実行するように動作可能なマイクロコントローラであって、マッサージプログラムは、芳香を放出するために香り放出モジュールを起動させるための命令を含む、マイクロコントローラと、を備える。
更に別の実施形態では、マッサージ器によってマッサージを施す方法について記載する。本方法は、第1の一連のマッサージ動作を行うことと、第1の一連のマッサージ動作を行いながら、マッサージ器に第1の芳香を放出させることと、第2の一連のマッサージ動作を行うことと、第2の一連のマッサージ動作を行いながら、マッサージ器に第2の芳香を放出させることと、を含む。
本明細書において記載されるシステム及び方法の利点として、ストレスを効果的に緩和させ、リラックス効果を増大させるために、マッサージ動作を施し、芳香を放出する性能が挙げられる。その結果、ユーザは、向上したマッサージ体験を享受し、効果的なリラクゼーションを得ることができる。
マッサージ器での使用に好適な香り放出モジュールの実施形態を図示する概略図である。 香りカートリッジが装着された香り放出モジュールを図示する概略図である。 内部に香りカートリッジが装着されていない香り放出モジュールを図示する概略図である。 香りカートリッジ単体を図示する概略図である。 芳香を放出するために開放状態にある香りカートリッジを図示する概略図である。 香り放出モジュールのハウジングと流動装置との間の接続を図示する簡略化概略図である。 芳香を放出するように動作可能なマッサージ器の1つの実施形態を図示する簡略化ブロック図である。 1つ又は2つ以上の芳香を選択的に放出するように動作可能なマッサージ器の変形例の実施形態を図示する簡略化ブロック図である。 香り放出モジュールを内蔵するマッサージ器に実装される例示的な方法の工程を図示するフローチャートである。 香り放出モジュールを備える目元マッサージ器を図示する概略図である。 目元マッサージ器の香り放出モジュールと流動装置との間の接続を図示する概略図である。 香り放出モジュールを備えるマッサージチェアを図示する概略図である。
本出願は、ユーザにマッサージ動作を施しながら、芳香を拡散するように動作可能な香り放出モジュールを一体化しているマッサージ器について記載する。マッサージ動作とアロマセラピーとの併用により、リラックス効果を増大させることができる。
図1〜図5は、マッサージ器での使用のための香り放出モジュール100を図示する概略図である。香り放出モジュール100は、香りカートリッジ102と、ハウジング104と、を備えてもよい。香りカートリッジ102は、所望の香りを拡散するための香り媒体(scent medium)を収容するケーシング102Aであってもよい。香り媒体の例として、芳香オイル、ゲル、又は液体状の圧縮された芳香剤(aromatic air)が挙げられ、芳香は、レモンの香り、ミントの香りなどでもよい。1つの実施形態では、香りカートリッジ102は、芳香蒸気(aromatic vapor)を生成するために香り媒体を加熱するように動作可能な(図2に仮想線で図示された)ヒータ103を備えていてもよく、ヒータ103は、例示的な発熱抵抗体である。別の実施形態では、香り媒体は、香りカートリッジ102の内部に配置された多孔質部材(図示せず)を通って拡散されてもよい。香り媒体によって生成された芳香は、香りカートリッジ102側に設けられた1つ又は2つ以上の出口孔105を通って香りカートリッジ102から放出されてもよい。
ハウジング104は、概ね細長い形状を例示的に有し得るが、一般的に、どのような形状でも適用可能である。ハウジング104は、マッサージ器において、香り放出モジュール100の組立て及び取り付けを容易にするための、1つ又は2つ以上の据付構造体104Aを有していてもよい。また、ハウジング104は、香りカートリッジ102を取り外し可能に配置できる空洞部106を有していてもよく、かつハウジング104に、ふた108が組み付けられていてもよい。ふた108は、ハウジング104を開放し、香りカートリッジ102の装着又は取り外しのために空洞部106へアクセスすることができるように動作可能であり、香りカートリッジ102が空洞部106内に装着されると、ハウジング104を閉鎖して、空洞部106へのアクセスを防止するように動作可能である。1つの実施形態では、ふた108は、ハウジング104と枢動可能に接続された第1の端部108Aと、空洞部106のリムと係合して、ふた108を閉鎖位置に保持することができる弾性タブを形成する第2の端部108Bと、を有していてもよい。
ハウジング104は、空洞部106に接続する1つ又は2つ以上の出口孔110を有していてもよく、香りカートリッジ102から出ていく香りは、出口孔110を通って香り放出モジュール100から拡散によって放出される。出口孔110は、香り放出モジュール100の外部の近接環境への香りの拡散を促進するために、ハウジング104上の任意の所望の位置に配置されてもよい。例えば、出口孔110は、ふた108の第1の端部108A側の反対側の空洞部106側に配置されてもよい。出口孔110は、ハウジングの下部付近に配置されてもよく、ハウジングの下部は、閉鎖位置にある場合、ふた108の第2の端部108A付近である。
図1〜図5を参照すると、ハウジング104は、香り解放アクチュエータ(scent release actuator)114と更に接続されていてもよく、香り解放アクチュエータ114は、出口孔110を開閉して、ハウジング104からの香りの放出を可能又は不可能にするように動作可能である。香り解放アクチュエータ114は、互いに接続されたフレーム116及び操作部118を備えてもよい。1つの実施形態では、フレーム116及び操作部118からなる香り解放アクチュエータ114は、(図2に示されるように)単体として一体的に形成されてもよい。図示されていない他の実施形態では、フレーム116及び操作部118は、互いに動作可能に接続された2つの別の構成要素であってもよい。香り解放アクチュエータ114は、摺動動作のためにハウジング104に組み付けられてもよく、フレーム116は、空洞部106の内部に配置され、操作部118は、手動操作のために外側に露出している。構成の1つの例において、ハウジング104は、長手方向軸線Yを有していてもよく、香り解放アクチュエータ114は、長手方向軸線Yに沿ってハウジング104に対して摺動することができ、ふた108は、長手方向軸線Yに対して横断方向に延在する枢軸を中心に、ハウジング104に対して枢動することができる。長手方向軸線Yは、香り放出モジュール100の上部から下部まで延在し得る。
フレーム116は、空洞部106の内部に定置された香りカートリッジ102を包囲していてもよく、封止部材120で固着された遠位部分116Aを有していてもよい。封止部材120は、例示的にゴム製であってもよく、又は例えば弾性材料などの他の適切な材料で製造されてもよい。香り解放アクチュエータ114は、2つの位置、すなわち、(図2でよく図示されるように)封止部材120が香りカートリッジ102の孔105を閉鎖して、香りの放出を阻止する第1の位置と、(図5でよく図示されるように)封止部材120が孔105から離れるように動かされて、香りの放出を可能にする第2の位置と、の間でハウジング104に対して摺動することができる。香り解放アクチュエータ114が開放位置にある場合、ばね122が圧縮され、香りは、出口孔105を通って香りカートリッジ102から出ていき、ハウジング104の内部で拡散し、出口孔110を介して香り放出モジュール100から出ていくことができる。
香り解放アクチュエータ114は、ハウジング104内で付勢部材よって付勢されてもよい。例えば、ばね122は、香りカートリッジ102の孔105を封止する第1の位置へと香り解放アクチュエータ114を付勢させるように設けられてもよい。ばね122は、ハウジング104と、香り解放アクチュエータ114、例えば、フレーム116の遠位部分116Aと、にそれぞれ接続されていてもよい。また、香り解放アクチュエータ114は、ディテント(図示せず)を設けていてもよく、ディテントは、ハウジング104と係合して、香り解放アクチュエータ114を、香りカートリッジ102の出口孔105を開放する第2の位置に保持することができる。
操作部118は、香り解放アクチュエータ114の手動操作を容易にするために、ハウジング104の外部に露出していてもよい。1つの実施形態では、操作部118は、ハウジング104の出口孔110の近くに例示的に配設されてもよい。
香り解放アクチュエータ114は、手動で操作されて、香りカートリッジ102を開放及び封止するものとして記載してきたが、代替の実施形態では、電気的に又は空気圧で制御されて、香りカートリッジ102を開放及び封止する香り解放アクチュエータ114を有していてもよい。例えば、特定の実施形態では、香りカートリッジ102は、圧縮された芳香ガス(aromatic gas)を香り媒体として使用し、香りカートリッジ102の中に加圧された芳香ガスを保持する弁を使用してもよく、香り解放アクチュエータ114は、芳香を霧状で解放するために弁を押圧及び開放するように電気的に制御されてもよい。
図3及び図4を参照すると、香りカートリッジ102が加熱によって起動される実施形態では、ハウジング104は、複数の導体128が設けられた内側側壁126を更に有していてもよく、香りカートリッジ102は、香りカートリッジ102の中に埋設されたヒータ103と接続される複数の電気端子130(すなわち、陽極及び陰極)を有していてもよい。香りカートリッジ102がハウジング104の空洞部106内に装着されると、香りカートリッジ102の電気端子130は、ハウジング104の導体128と電気接触することができ、電流は、ヒータ103を通って流れて、香り媒体を加熱し、芳香蒸気を生成することができる。
香り放出モジュール100が1つの香りカートリッジ102を受容するように例示的に記載してきたが、ハウジング104の寸法は、複数の香りカートリッジ102を受容するように改変されてもよいことが理解されよう。この場合、香り解放アクチュエータ114は、同じように構成されて、すべての香りカートリッジ102を同時に閉鎖又は開放してもよい。
芳香は、典型的には、香り放出モジュール100付近の近接外部環境への拡散によって伝達される。一部の実施形態では、ハウジング104からの芳香を外向きに容易に拡散するために、電動ファン、エアポンプ又は送風装置などの流動装置が設けられていてもよい。例えば、流動装置は、ハウジング104の外部に配置されてもよく、空気の流れは、流動装置からハウジング104の内部までのダクトに沿って移送されてもよい。図6は、香り放出モジュール100のハウジング104と流動装置140との間の接続を図示する簡略概略図である。ふた108側の反対側にあるハウジング104の背面104Bは、開口部142を例示的に有していてもよく、ダクト144は、ハウジング104の開口部142及びハウジング104から離れて配設された流動装置140に接続されてもよい。香り放出モジュール100が香りを生成すると、流動装置140は、ダクト144を通ってハウジング104の中へと空気の流れを作り出して、ハウジング104の出口孔110を通る香りの外向きの拡散を促進する。流動装置を有するマッサージ器の例示的な実装については、図10及び図11を参照しながら以下に記載する。
図1〜図6に関連して、図7は、前述した香り放出モジュール100を内蔵するマッサージ器200の1つの実施形態を図示する簡略化ブロック図である。マッサージ器200は、電源202と、マッサージシステム204と、マイクロコントローラ206と、前述した香り放出モジュール100と、を備えていてもよい。マッサージシステム204は、様々な種類のマッサージ動作を施すように動作可能な、作動アーム、電動モータ、エアバッグポンプ、ソレノイドなどの構成要素を備えていてもよい。マッサージシステム204によって施され得るマッサージ動作の例として、たたき動作、揉みマッサージ動作、グリップ動作、及びローリング動作を挙げることができるが、これらに限定されない。
マイクロコントローラ206は、マッサージシステム204と接続されていてもよく、様々なマッサージ動作を施すためのマッサージシステム204の動作を制御及び管理することができる。また、マイクロコントローラ206は、スイッチ208を介して香り放出モジュール100と接続されていてもよく、スイッチ208は、選択的に香りを放出するために、香り放出モジュール100を起動又は停止するように動作することができる。1つの実施形態では、マイクロコントローラ206は、例示的に、32ビットの縮小命令セットコンピューティング(RISC)のマイクロコントローラであってもよい。マイクロコントローラ206は、内部に記憶された複数のマッサージプログラムのうち1つを選択し、選択されたマッサージプログラムをマッサージシステム204上で実行することができる。1つの実施形態では、マイクロコントローラ206は、処理ユニット210と、マッサージプログラムコードを記憶するためのメモリ212と、を例示的に含んでいてもよい。
メモリ212は、マッサージ器200において利用可能な複数のマッサージプログラム220のコードを記憶することができる。マッサージプログラム220のそれぞれは、ユーザの体に一連の所定のマッサージ動作を行うためにマッサージシステム204を作動させるように、処理ユニット210によって実行可能であり得る。マッサージプログラム220のうち1つ又は2つ以上は、処理ユニット210によって実行可能な、香り放出モジュール100を起動させるための命令を更に含んでいてもよく、マッサージシステム204がユーザの体にマッサージ動作を施しながら、芳香を放出することができる。したがって、ユーザは、マッサージ動作を受けながら、芳香を吸い込むことができ、それによって、リラックス成果を増大させることができる。
図1〜図7に関連して、図8は、複数の芳香を放出するように動作可能なマッサージ器200’の変形例の実施形態を図示する概略図である。本実施形態では、香り放出モジュール100’は、様々な香りの複数の香りカートリッジ102を受容するように寸法決めされてもよい。香り放出モジュール100’は、ハウジング104が複数の香りカートリッジ102を受容するように寸法決めされてもよいことを除き、図1〜図6に記載の香り放出モジュール100と類似であり得る。複数の香りカートリッジ102は、(図3でよく図示されるように)固有かつ個別のセットの導体128とそれぞれ接続されてもよく、複数のスイッチ208を介して、マイクロコントローラ206とそれぞれ接続される。マッサージ器200’において、マイクロコントローラ206は、スイッチ208のうち1つ又は2つ以上を操作して、1つ又は2つ以上の香りを選択的に放出するために、香り放出モジュール100を起動させることができる。
図9は、マッサージ器200’に実装されるマッサージプログラムの例示的な工程を図示するフローチャートである。最初の工程302において、マイクロコントローラ206は、マッサージシステム204を作動させて、ユーザの体の選択された領域に、第1の一連のマッサージ動作を行うことができる。工程304において、ユーザに第1の一連のマッサージ動作を施しながら、マイクロコントローラ206は、香り放出モジュール100’を更に起動させて、第1の香りを生成することができる。第1の香りは、例示的に、レモンの香りであってもよい。また、工程304における香り放出モジュール100’は、連続的に起動されてもよく、又はオンとオフとを繰り返し切り替えて、第1の一連のマッサージ動作の施術中に放出される香りの量を制御可能に調整することができる。工程306において、マイクロコントローラ206は、マッサージシステム204を作動させて、第2の一連のマッサージ動作を行うことができる。工程308において、第2の一連のマッサージ動作を施しながら、マイクロコントローラ206は、香り放出モジュール100’を起動させて、第1の香りとは異なる第2の香りを生成することができる。第2の香りは、例示的に、ミントの香りであってもよい。同様に、工程308における香り放出モジュール100’は、連続的に起動されてもよく、又はオンとオフとを繰り返し切り替えて、第2の一連のマッサージ動作の施術中に放出される香りの量を制御的に調整してもよい。したがって、マッサージ器200’は、マッサージ動作を施すことと、マッサージ動作と関連する芳香を選択的に放出することとを、同期的に行うことができる。第1の香り及び第2の香りは、同時に起動されて、組み合わされた香りを有するように構成されていてもよい。第1の香り及び第2の香りは、例えば、50%−50%、40%−60%、30%−70%、20%−80%などの種々の割合で拡散されて、様々な香りの組み合わせを提供してもよい。
前述したような香り放出モジュールを内蔵する様々な種類のマッサージ器を実装することができる。図1〜図7に関連して、図10及び図11は、香り放出モジュール100又は100’を含む目元マッサージ器400を図示する概略図である。目元マッサージ器400は、左目部分402、右目部分404、及び左目部分402を右目部分404と接続するブリッジ領域406を含んでいてもよい。左目部分402及び右目部分404のそれぞれは、ユーザの目の周りの領域にマッサージ動作を施すように動作可能なマッサージ機構を備えていてもよい。香り放出モジュール100又は100’は、ユーザの鼻梁の上にあるブリッジ領域406の中に配置され得る。具体的には、香り放出モジュール100又は100’は、ユーザの鼻に向かって下向きに向けられたハウジング104の出口孔110に定置され得る。出口孔110がユーザの鼻の近くにあることにより、香りを効率的に送達することができ、かつ拡散によって生じる無駄を低減することができる。
図11を参照すると、目元マッサージ器400は、ケーブルアセンブリ410を介して、オペレータコントローラ408と接続することができる。オペレータコントローラ408は、目元マッサージ器400の外部にあり、オペレータコントローラ408を使用して、ユーザに1つ又は2つ以上のマッサージプログラムを起動するなど、目元マッサージ器400の様々な機能を作動させることができる。オペレータコントローラ408は、ケーシング412を有していてもよく、ケーシング412の中には、流動装置414が配置される。本実施形態では、流動装置414は、空気弁418と接続されたエアポンプ416を例示的に備えてもよい。ケーブルアセンブリ410は、反対側にある2つの端部420A及び420Bを有するダクト420を封入していてもよく、端部420A及び420Bは、エアポンプ416の空気弁418とハウジング104の背面104Bにある開口部142とにそれぞれ接続されている。エアポンプ416は、空気の流れを発生させるように動作可能であり、空気の流れは、香りの拡散を促進するために、ダクト420を通って、ハウジング104の中へと伝達される。
図12は、香り放出モジュール100又は100’を備えるマッサージチェア500を図示する概略図である。マッサージチェア500は、座部502と、座部502の背面において座部502に組み付けられた背もたれ部504と、座部502の左右側に配設された左右肘掛け部506と、を備えてもよい。座部502は、ユーザに、座位における支持を提供することができる。背もたれ部504は、座部502と枢動可能に接続されてもよく、傾き調整が可能である。背もたれ部504は、ユーザの背中に沿って多様な種類のマッサージ動作を施すように動作可能な背中マッサージ機構を組み付けることができる。また、背もたれ部504は、ヘッドレスト領域510と、ヘッドレスト領域510の近くにある、それぞれ前向きに突出する左右ウイング部512と、を含んでいてもよい。香り放出モジュール100又は100’は、ヘッドレスト領域510の近く、例えば、左右ウイング部512のうち一方に隣接して配置されてもよい。また、前述した流動装置(図示せず)は、芳香の外向きの拡散を促進するために、香り放出モジュール100又は100’と連結されてもよい。流動装置は、マッサージチェアの中に配置されてもよく、又は図11を参照して前述したようにオペレータコントローラの中に配置されてもよい。香り放出モジュール100又は100’は、ユーザに極めて近接して香りを放出するように構成されていてもよい。これにより、香りは、ある一定の近さ、例えば、香り放出モジュール100又は100’から0.5、1メートルを越えたところにいる人によって感知されないであろう。香り放出モジュール100又は100’は、香りの放出量を制御するために、例えば、孔105を開閉するのに必要な時間をプログラミングすることによって、所定の量の香りを解放するように構成されていてもよい。これにより、香り放出モジュール100又は100’は、その量から所定の範囲で香りを放出するように制御することができる。
本明細書において記載されたマッサージ器の利点として、ストレスと痛みとを効果的に緩和させ、癒し効果を増大させるために、マッサージ動作を施し、芳香を放出する性能が挙げられる。その結果、ユーザは、向上したマッサージ体験を享受し、効果的なリラクゼーションを得ることができる。
本システム及び本方法の実現について、特定の実施形態に関連してのみ記載してきた。これらの実施形態は、例示的なものであり、限定的なものではないことを意図する。多くの変形、改変、追加、及び改良が可能である。したがって、本明細書において単一の事例として記載されている構成要素に対して、複数の事例が与えられてもよい。例示的な構成において別個の構成要素として提示されている構造及び機能性は、組み合わされた構造又は構成要素として実装されてもよい。これら及び他の変形例、改変例、追加例、及び改良例は、以下に続く特許請求の範囲において定義される発明の範囲内に含まれるものとする。
本開示は以下の態様を包含する。
(1)
マッサージシステムと、
香り放出モジュールと、
前記マッサージシステム及び前記香り送達モジュールにそれぞれ接続されたマイクロコントローラであって、該マイクロコントローラは、前記マッサージシステムを起動させて、マッサージ動作を施すように、かつ前記香り放出モジュールを起動させて、芳香を放出するように、動作可能である、マイクロコントローラと、を備える、マッサージ器。
(2)
前記マイクロコントローラは、前記マッサージシステム及び前記香り放出モジュールを起動させて、前記マッサージ動作を施すことと、前記芳香を放出することとを、同時に行うように動作可能である、上記(1)に記載のマッサージ器。
(3)
前記香り放出モジュールは、前記香り放出モジュールの外部に香りを放出するための1つ又は2つ以上の出口孔を有するハウジングと、該ハウジングに組み付けられた香り解放アクチュエータと、を備え、該香り解放アクチュエータは、香りの放出を選択的に可能又は不可能にするように動作可能である、上記(1)又は(2)に記載のマッサージ器。
(4)
前記香り解放アクチュエータは、手動操作のために外向きに露出した操作部を含み、該操作部は、前記出口孔の近くに配置されている、上記(3)に記載のマッサージ器。
(5)
前記香り放出モジュールは、香り媒体を収容する香りカートリッジを更に含み、該香りカートリッジは、前記ハウジング内に取り外し可能に装着されている、上記(3)又は(4)に記載のマッサージ器。
(6)
前記香りカートリッジは、1つ又は2つ以上の第2の出口孔を含み、該1つ又は2つ以上の第2の出口孔を通って芳香が前記香りカートリッジの外部に放出され、前記香り解放アクチュエータは、前記香りカートリッジの前記第2の出口孔を選択的に開放又は封止するように動作可能である、上記(5)に記載のマッサージ器。
(7)
前記香り解放アクチュエータは、前記香りカートリッジの前記第2の出口孔を封止するように付勢されたばねである、上記(6)に記載のマッサージ器。
(8)
前記ハウジングは、複数の導体を更に備え、前記香りカートリッジは、ヒータを備え、該ヒータは、前記香りカートリッジが前記ハウジングの中に定置されると、該導体と電気接続される、上記(5)、(6)又は(7)に記載のマッサージ器。
(9)
前記ハウジングは、前記ハウジングを開閉させて、前記香りカートリッジが配置される空洞部へのアクセスを、それぞれ可能にするように、かつ防止するように、動作可能である、ふたが組み付けられている、上記(5)、(6)、(7)又は(8)に記載のマッサージ器。
(10)
前記香り放出モジュールは、ダクトを介して流動装置と接続され、該流動装置は、前記芳香の外向きの拡散を促進するために、前記香り放出モジュールの内部を通って空気を流すように動作可能である、上記(1)〜(9)のいずれか1つに記載のマッサージ器。
(11)
前記流動装置は、前記マッサージ器のオペレータコントローラの中に配置されている、上記(10)に記載のマッサージ器。
(12)
目元マッサージ器として実装されている、上記(1)〜(11)のいずれか1つに記載のマッサージ器。
(13)
前記目元マッサージ器は、左目部分及び右目部分、並びに該左目部分を該右目部分と接続するブリッジ部を含み、前記香り放出モジュールは、該ブリッジ部の領域内に配置されている、上記(12)に記載のマッサージ器。
(14)
マッサージチェアとして実装されている、上記(1)〜(11)のいずれか1つに記載のマッサージ器。
(15)
前記マッサージチェアは、ヘッドレスト領域と、該ヘッドレスト領域の近くにある、それぞれ前向きに突出している左右ウイング部分と、を含み、前記香り放出モジュールは、前記左右ウイング部分のうち一方の中に配置されている、上記(14)に記載のマッサージ器。
(16)
マッサージシステムと、
香り放出モジュールと、
ユーザの体に一連のマッサージ動作を施すためにマッサージプログラムを該マッサージシステム上で実行するように動作可能なマイクロコントローラであって、該マッサージプログラムは、芳香を放出するために該香り放出モジュールを起動させるための命令を含む、マイクロコントローラと、を備える、マッサージ器。
(17)
目元マッサージ器として実装されている、上記(16)に記載のマッサージ器。
(18)
マッサージチェアとして実装されている、上記(16)に記載のマッサージ器。
(19)
マッサージ器によってマッサージを施す方法であって、
第1の一連のマッサージ動作を行うことと、
該第1の一連のマッサージ動作を行いながら、前記マッサージ器に第1の芳香を放出させることと、
第2の一連のマッサージ動作を行うことと、
前記第2の一連のマッサージ動作を行いながら、前記マッサージ器に第2の芳香を放出させることと、を含む、方法。

Claims (13)

  1. マッサージ器であって、
    マッサージシステムと、
    香り放出モジュールと、
    前記マッサージシステム及び前記香り放出モジュールにそれぞれ接続されたマイクロコントローラであって、該マイクロコントローラは、前記マッサージシステムを起動させて、マッサージ動作を施すように、かつ前記香り放出モジュールを起動させて、芳香を放出するように、動作可能である、マイクロコントローラと、
    前記芳香の外向きの拡散を促進するために、前記香り放出モジュールの内部を通って空気を流すように動作可能である流動装置と、を備え
    前記流動装置は、前記マッサージ器のオペレータコントローラの中に配置され、該オペレータコントローラの外側に配置された前記香り放出モジュールに接続されている、マッサージ器。
  2. 前記マイクロコントローラは、前記マッサージシステム及び前記香り放出モジュールを起動させて、前記マッサージ動作を施すことと、前記芳香を放出することとを、同時に行うように動作可能である、請求項1に記載のマッサージ器。
  3. 前記香り放出モジュールは、前記香り放出モジュールの外部に香りを放出するための1つ又は2つ以上の出口孔を有するハウジングと、該ハウジングに組み付けられた香り解放アクチュエータと、を備え、該香り解放アクチュエータは、香りの放出を選択的に可能又は不可能にするように動作可能である、請求項1又は2に記載のマッサージ器。
  4. 前記香り解放アクチュエータは、手動操作のために外向きに露出した操作部を含み、該操作部は、前記出口孔の近くに配置されている、請求項3に記載のマッサージ器。
  5. 前記香り放出モジュールは、香り媒体を収容する香りカートリッジを更に含み、該香りカートリッジは、前記ハウジング内に取り外し可能に装着されている、請求項3又は4に記載のマッサージ器。
  6. 前記香りカートリッジは、1つ又は2つ以上の第2の出口孔を含み、該1つ又は2つ以上の第2の出口孔を通って芳香が前記香りカートリッジの外部に放出され、前記香り解放アクチュエータは、前記香りカートリッジの前記第2の出口孔を選択的に開放又は封止するように動作可能である、請求項5に記載のマッサージ器。
  7. 前記香り解放アクチュエータは、前記香りカートリッジの前記第2の出口孔を封止するように付勢されたばねである、請求項6に記載のマッサージ器。
  8. 前記ハウジングは、複数の導体を更に備え、前記香りカートリッジは、ヒータを備え、該ヒータは、前記香りカートリッジが前記ハウジングの中に定置されると、該導体と電気接続される、請求項5、6、又は7に記載のマッサージ器。
  9. 前記ハウジングは、前記ハウジングを開閉させて、前記香りカートリッジが配置される空洞部へのアクセスを選択的に可能又は不可能にするように、動作可能である、ふたが組み付けられている、請求項5、6、7、又は8に記載のマッサージ器。
  10. 目元マッサージ器として実装されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載のマッサージ器。
  11. 前記目元マッサージ器は、左目部分及び右目部分、並びに該左目部分を該右目部分と接続するブリッジ部を含み、前記香り放出モジュールは、該ブリッジ部の領域内に配置されている、請求項10に記載のマッサージ器。
  12. マッサージチェアとして実装されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載のマッサージ器。
  13. 前記マッサージチェアは、ヘッドレスト領域と、該ヘッドレスト領域の近くにある、それぞれ前向きに突出している左右ウイング部分と、を含み、前記香り放出モジュールは、前記左右ウイング部分のうち一方の中に配置されている、請求項12に記載のマッサージ器。
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