JP6820783B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6820783B2
JP6820783B2 JP2017067628A JP2017067628A JP6820783B2 JP 6820783 B2 JP6820783 B2 JP 6820783B2 JP 2017067628 A JP2017067628 A JP 2017067628A JP 2017067628 A JP2017067628 A JP 2017067628A JP 6820783 B2 JP6820783 B2 JP 6820783B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
wafer
holding
guide ring
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017067628A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018170436A (ja
Inventor
一大 寺岡
一大 寺岡
飯野 正
正 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2017067628A priority Critical patent/JP6820783B2/ja
Publication of JP2018170436A publication Critical patent/JP2018170436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6820783B2 publication Critical patent/JP6820783B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

開示の実施形態は、基板処理装置に関する。
従来、半導体ウェハやガラス基板といった基板に対し、処理液を供給して洗浄処理等の基板処理を行う基板処理装置が知られている。
基板処理装置には、基板を保持して回転させる回転機構と、基板の外方に配置され、基板を全周に亘って囲繞する案内部材とを備えたものがある(特許文献1参照)。案内部材は、基板とともに回転し、基板処理に使用された処理液を排液のために導く役割を担う。
特開2011−243627号公報
しかしながら、案内部材を備えた基板処理装置においては、案内部材に近接する基板の周縁部が基板処理後にプラスに帯電することが分かった。基板の周縁部がプラスに帯電すると、基板に電気的な影響が生じるおそれがある。
実施形態の一態様は、基板の周縁部が帯電することを抑制することのできる基板処理装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る基板処理装置は、保持部と、供給部と、案内部材と、導通経路部とを備える。保持部は、基板を保持するとともに回転可能である。供給部は、保持部に保持された基板に処理液を供給する。導電性の案内部材は、保持部に保持された基板を全周に亘って囲繞し、回転する基板から流出した処理液を上面において案内する。導通経路部は、導電性を有し、案内部材と接触する。
実施形態の一態様によれば、基板の周縁部が帯電することを抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。 図2は、処理ユニットの概略構成を示す図である。 図3は、保持部の模式拡大図である。 図4は、保持部周辺の模式平面図である。 図5は、第1ガイドリングの導通経路を説明するための図である。 図6は、支柱部から接地電位への導通経路の構成を示す図である。 図7は、導通経路の変形例を示す図である。 図8は、第1ガイドリングとウェハとの隙間を示す図である。 図9は、変形例に係る第1ガイドリングの構成を示す図である。 図10は、処理ユニットが実行する基板処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、変形例に係る保持部の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する基板処理装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは隣接して設けられる。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部11と、搬送部12とを備える。キャリア載置部11には、複数枚の基板、本実施形態では半導体ウェハ(以下ウェハW)を水平状態で収容する複数のキャリアCが載置される。
搬送部12は、キャリア載置部11に隣接して設けられ、内部に基板搬送装置13と、受渡部14とを備える。基板搬送装置13は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いてキャリアCと受渡部14との間でウェハWの搬送を行う。
処理ステーション3は、搬送部12に隣接して設けられる。処理ステーション3は、搬送部15と、複数の処理ユニット16とを備える。複数の処理ユニット16は、搬送部15の両側に並べて設けられる。
搬送部15は、内部に基板搬送装置17を備える。基板搬送装置17は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置17は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いて受渡部14と処理ユニット16との間でウェハWの搬送を行う。
処理ユニット16は、基板搬送装置17によって搬送されるウェハWに対して所定の基板処理を行う。
また、基板処理システム1は、制御装置4を備える。制御装置4は、たとえばコンピュータであり、制御部18と記憶部19とを備える。記憶部19には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部18は、記憶部19に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置4の記憶部19にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
上記のように構成された基板処理システム1では、まず、搬入出ステーション2の基板搬送装置13が、キャリア載置部11に載置されたキャリアCからウェハWを取り出し、取り出したウェハWを受渡部14に載置する。受渡部14に載置されたウェハWは、処理ステーション3の基板搬送装置17によって受渡部14から取り出されて、処理ユニット16へ搬入される。
処理ユニット16へ搬入されたウェハWは、処理ユニット16によって処理された後、基板搬送装置17によって処理ユニット16から搬出されて、受渡部14に載置される。そして、受渡部14に載置された処理済のウェハWは、基板搬送装置13によってキャリア載置部11のキャリアCへ戻される。
次に、処理ユニット16について図2を参照し説明する。図2は、処理ユニット16の概略構成を示す図である。
図2に示すように、処理ユニット16は、チャンバ20と、基板保持機構30と、処理流体供給部40と、回収カップ50とを備える。
チャンバ20は、基板保持機構30と処理流体供給部40と回収カップ50とを収容する。チャンバ20の天井部には、FFU(Fan Filter Unit)21が設けられる。FFU21は、チャンバ20内にダウンフローを形成する。
基板保持機構30は、保持部31と、支柱部32と、駆動部33とを備える。保持部31は、ウェハWを水平に保持する。支柱部32は、鉛直方向に延在する部材であり、基端部が駆動部33によって回転可能に支持され、先端部において保持部31を水平に支持する。駆動部33は、支柱部32を鉛直軸まわりに回転させる。かかる基板保持機構30は、駆動部33を用いて支柱部32を回転させることによって支柱部32に支持された保持部31を回転させ、これにより、保持部31に保持されたウェハWを回転させる。
処理流体供給部40は、ウェハWに対して処理流体を供給する。処理流体供給部40は、処理流体供給源70に接続される。
回収カップ50は、保持部31を取り囲むように配置され、保持部31の回転によってウェハWから飛散する処理液を捕集する。回収カップ50の底部には、排液口51が形成されており、回収カップ50によって捕集された処理液は、かかる排液口51から処理ユニット16の外部へ排出される。また、回収カップ50の底部には、FFU21から供給される気体を処理ユニット16の外部へ排出する排気口52が形成される。
<処理ユニットの具体的な構成例>
次に、上述した処理ユニット16の具体的な構成について図3および図4を参照して説明する。図3は、保持部31の模式拡大図である。また、図4は、保持部31周辺の模式平面図である。
図3および図4に示すように、保持部31は、円板状のベースプレート311と、ベースプレート311の上面に設けられた複数の保持体312とを備える。複数の保持体312は、ウェハWを側方から把持することによって、ウェハWをベースプレート311から浮かせた状態で保持する。
図4に示すように、ここでは、3つの保持体312が、ベースプレート311の上面に対して60度間隔で均等に配置される。なお、保持体312は、上記のようにウェハWを把持するものに限らず、ウェハWの下面に当接して、ウェハWを下方から支持する支持ピン等であってもよい。また、複数の保持体312の個数および配置は、上記の例に限定されない。
保持部31に保持されたウェハWの径方向外方には、第1ガイドリング101および第2ガイドリング102が設けられている。
図4に示すように、第1ガイドリング101および第2ガイドリング102は、円環状の部材であり、ウェハWの周縁部との間に隙間をあけて、ウェハWを全周に亘って囲繞するように配置される。
第1ガイドリング101は、保持部31に保持されたウェハWに近接して配置される。また、第2ガイドリング102は、第1ガイドリング101よりも大径に形成され、第1ガイドリング101との間に隙間をあけて、第1ガイドリング101を全周に亘って囲繞するように配置される。
第1ガイドリング101および第2ガイドリング102は、複数の支柱部材103を介してベースプレート311に固定されており、ベースプレート311と共に回転する。複数の支柱部材103は、ベースプレート311に対し、周方向に互いに間隔をあけて配置され、第1ガイドリング101および第2ガイドリング102をベースプレート311から浮かせた状態で支持する。
第1ガイドリング101の上面は、保持部31に保持されたウェハWの上面よりも低い位置に配置されており、回転するウェハWから流出した処理液は、第1ガイドリング101の上面を流れ、第1ガイドリング101と第2ガイドリング102との隙間を通って、排液口51(図2参照)へ案内される。
本発明者らは、ガイドリングを備えた基板処理装置において、ウェハWの周縁部が基板処理後にプラスに帯電することを発見した。そして、鋭意研究の結果、ウェハWから飛散した処理液やミストの影響でガイドリングがマイナスに帯電すること、および、ガイドリングがマイナスに帯電することで、ガイドリングに近接するウェハWの周縁部がプラスに帯電することを突き止めた。
そこで、本実施形態に係る処理ユニット16では、ウェハWの周縁部に近接配置される第1ガイドリング101の除電を行うことにより、ウェハWの周縁部のプラス帯電を抑制することとした。
<導通経路の構成>
第1ガイドリング101に発生した電気の導通経路の構成について図5を参照して説明する。図5は、第1ガイドリング101の導通経路を説明するための図である。
本実施形態において、第1ガイドリング101および複数の支柱部材103は、導電性を有する部材で形成される。たとえば、第1ガイドリング101および支柱部材103は、PEEKなどの導電性樹脂を用いて形成される。
なお、第1ガイドリング101および支柱部材103は、必ずしも導電性を有する部材で形成されることを要しない。たとえば、第1ガイドリング101および支柱部材103は、表面が導電性の部材でコーティングされた非導電性の部材で形成されてもよい。
図5中の矢印で示すように、第1ガイドリング101に生じた電気は、導電性を有する第1ガイドリング101から同じく導電性を有する複数の支柱部材103を介してベースプレート311の内部へ伝達される。
ベースプレート311の内部には、導電性部材311aが設けられており、かかる導電性部材311aは、支柱部材103と接触している。これにより、支柱部材103からの電気は導電性部材311aへ伝達される。
導電性部材311aは、支柱部32まで延びており、導電性部材311aへ導かれた電気は支柱部32へ伝達される。支柱部32は、導電性を有する部材で形成される。
このように、第1ガイドリング101に生じた電気は、第1ガイドリング101から複数の支柱部材103および導電性部材311aを介して支柱部32へ伝達される。
つづいて、支柱部32から接地電位への導通経路の構成について図6を参照して説明する。図6は、支柱部32から接地電位への導通経路の構成を示す図である。
図6に示すように、支柱部32を回転させる駆動部33は、電動機331と、複数(ここでは2つ)の軸受332とを備える。また、電動機331は、ハウジング331aと、固定子331bと、回転子331cとを備える。
ハウジング331aは、たとえば筒状に形成され、内部に固定子331bおよび回転子331cを収納する。ハウジング331aは、導電性部材で形成される。固定子331bは、ハウジング331aの内周面に設けられる。この固定子331bの内周側には空隙を介して回転子331cが対向配置される。回転子331cは、支柱部32の外周面に設けられ、固定子331bと対向配置される。
軸受332は、ハウジング331aと支柱部32との間に設けられ、支柱部32を回転可能に支持する。軸受332は、たとえば玉軸受であり、導電性部材で形成される。
接地部150は、たとえばアース線であり、一端部がハウジング331aに接続され、他端部が接地電位に接続される。
このように、本実施形態では、支柱部32から軸受332、ハウジング331aおよび接地部150を介する導通経路が形成されている。したがって、第1ガイドリング101から支柱部材103および導電性部材311aを介して支柱部32へ伝達された電気は、支柱部32から軸受332、ハウジング331aおよび接地部150を介して接地電位へ伝達される。これにより、第1ガイドリング101を除電することができる。
このように、本実施形態では、支柱部32および駆動部33(回転機構の一例)が「導通経路部」の一例に相当するが、導通経路部は、導電性部材311aと接触し、導電性を有する部材で形成されるものであればよく、上記の例に限定されない。
ここで、導通経路の変形例について図7を参照して説明する。図7は、導通経路の変形例を示す図である。
図7に示すように、処理ユニット16は、導電性の接続部材35と、導電性の軸受36と、絶縁性の支持部材37とをさらに備えた構成としてもよい。
接続部材35は、たとえば金属で形成され、棒形状を有し、支柱部32の反負荷側の端部に対し、支柱部32と同軸上に接続される。
接続部材35の他端部は、導電性の軸受36によって回転可能に支持され、軸受36は、絶縁性の支持部材37によって支持される。接地部150は、一端部が軸受36に接続され、他端部が接地電位に接続される。
このように、第1ガイドリング101に発生した電気を電動機331を介すことなく接続部材35から軸受36を介して接地部150へ流すこととしてもよい。
なお、電動機331は、導電性の軸受332(図6参照)に代えて、絶縁性の軸受332aを備える。このように、絶縁性の軸受332aを用いることで、意図しない経路での導通を防止することができる。
<第1ガイドリングとウェハとの隙間について>
本実施形態に係る第1ガイドリング101は、基板保持機構30に保持されたウェハWに対し、従来よりも更に近接して配置される。この点について図8を参照して説明する。図8は、第1ガイドリング101とウェハWとの隙間を示す図である。
図8に示すように、第1ガイドリング101の内周縁部とウェハWの周縁部との隙間Gの大きさは、回転するウェハWに対して処理流体供給部40から処理液Lが供給された場合に、第1ガイドリング101とウェハWとに亘って処理液Lの液膜が形成される大きさに設定される。
ウェハWに形成された液膜から処理液Lが千切れて飛散すると、千切れた処理液Lが帯電し、かかる帯電した処理液Lが第1ガイドリング101に付着することによって第1ガイドリング101が帯電するおそれがある。これに対し、本実施形態のように、第1ガイドリング101とウェハWとの隙間Gを小さくして、隙間Gにも処理液Lの液膜Lfが形成されるようにすることで、処理液Lが千切れることによる処理液Lの帯電を防止することができる。これにより、第1ガイドリング101の帯電を未然に防止することができるため、第1ガイドリング101の帯電に伴うウェハWの帯電をより確実に抑制することができる。
なお、第1ガイドリング101とウェハWとに亘る液膜を形成し易くするためには、第1ガイドリング101の表面は、親水性であることが好ましい。そこで、第1ガイドリング101の表面を親水性にしてもよい。かかる点について、図9を参照して説明する。図9は、変形例に係る第1ガイドリング101の構成を示す図である。
図9に示すように、第1ガイドリング101は、導電性を有する導電性部分101aと、親水性を有する親水性部分101bとを有していてもよい。親水性部分101bは、たとえば、親水性のコーティング剤または親水性のテープにより構成される。また、親水性部分101bは、導電性部分101aの表面改質を行うことにより形成されてもよい。
ここでは、親水性部分101bによって導電性部分101aの表面全体が覆われる場合の例を示したが、親水性部分101bは、少なくとも導電性部分101aの上面を覆うものであればよい。
このように、第1ガイドリング101の少なくとも上面を親水性にすることにより、処理液が千切れることによる処理液の帯電をより確実に防止することができる。
<基板処理について>
次に、処理ユニット16において実行される基板処理の一例として、ドライエッチング後またはアッシング後のウェハWを洗浄する洗浄処理の内容について図10を参照して説明する。図10は、処理ユニット16が実行する基板処理の一例を示すフローチャートである。
なお、処理ユニット16の処理流体供給部40には、処理流体供給源70として、DIW(純水)を供給するDIW供給源と、IPA(イソプロピルアルコール)を供給するIPA供給源と、ポリマー除去液を供給するポリマー除去液供給源とが接続される。処理流体供給部40は、複数の処理液を供給する1つのノズルを備えていてもよいし、各処理液を吐出する複数のノズルを備えていてもよい。
図10に示すように、処理ユニット16では、まず、DIW供給処理が行われる(ステップS101)。DIW供給処理では、駆動部33が保持部31を回転させることにより、保持部31に保持されたウェハWを回転させる。つづいて、処理流体供給部40のDIWを供給するノズルがウェハWの中央上方に位置する。
その後、DIW供給源から供給されるDIWがノズルから回転するウェハWの上面に供給される。ウェハWへ供給されたDIWは、ウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの上面に広がる。このように、ウェハWの上面にDIWの液膜を形成しておくことにより、その後のIPA供給処理において、ウェハWの上面にIPAの液膜を形成し易い状態とすることができる。
つづいて、処理ユニット16では、IPA供給処理が行われる(ステップS102)。IPA供給処理では、処理流体供給部40のIPAを供給するノズルがウェハWの中央上方に位置する。
その後、IPA供給源から供給されるIPAがノズルから回転するウェハWの上面に供給される。ウェハWへ供給されたIPAは、ウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの上面に広がる。このように、ウェハWの上面にIPAの液膜を形成しておくことにより、その後のポリマー除去液供給処理において、ポリマーの除去効率を高めることができる。
つづいて、処理ユニット16では、ポリマー除去液供給処理が行われる(ステップS103)。ポリマー除去液供給処理では、処理流体供給部40のポリマー除去液を供給するノズルがウェハWの中央上方に位置する。
その後、ポリマー除去液供給源から供給されるポリマー除去液がノズルから回転するウェハWの上面に供給される。ウェハWへ供給されたポリマー除去液は、ウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの上面に広がる。これにより、ドライエッチング後またはアッシング後のウェハWに付着したポリマーが除去される。
つづいて、処理ユニット16では、DIW供給処理が行われる(ステップS104)。DIW供給処理では、処理流体供給部40のDIWを供給するノズルがウェハWの中央上方に位置する。その後、DIW供給源から供給されるDIWがノズルから回転するウェハWの上面に供給される。ウェハWへ供給されたDIWは、ウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの上面に広がる。これにより、ウェハWの上面に残存するポリマー除去液やポリマー除去液によって除去されたポリマー等がDIWによってウェハWから除去される。
つづいて、処理ユニット16では、乾燥処理が行われる(ステップS105)。乾燥処理では、ウェハWの回転数を増加させることにより、ウェハW上に残存するDIWを振り切ってウェハWを乾燥させる。
その後、ウェハWの回転が停止し、基板搬送装置17によって処理ユニット16からウェハWが搬出されることにより、一連の基板処理が終了する。
<他の変形例>
上述した実施形態では、第1ガイドリング101を導電性を有する部材で形成して第1ガイドリング101の帯電を防止することとしたが、さらに、保持体312(図3参照)を導電性を有する部材で形成し、保持部31の帯電を防止することとしてもよい。かかる場合の例について図11を参照して説明する。図11は、変形例に係る保持部31の構成を示す図である。
保持体312が導電性を有する部材で形成される場合、図11に示すように、ベースプレート311の内部に設けられる導電性部材311aは、支柱部材103および保持体312の両方に接触するように設けられる。これにより、第1ガイドリング101および保持体312の各々に生じた電気は、導電性部材311aへ伝達され、導電性部材311aから支柱部32や接地部150を介して接地電位へ伝達されて、第1ガイドリング101および保持体312が除電される。
このように、第1ガイドリング101の導通経路および保持体312の導通経路を共通化することで、導通経路部の構成を簡略化することができる。
なお、保持部31はウェハWに直接触れるため、ウェハWに触れている箇所と触れてない箇所とで除電効果の分布にバラツキが生じる可能性がある。このため、保持体312による除電効果は、第1ガイドリング101による除電効果よりも低いことが好ましい。すなわち、第1ガイドリング101および保持体312の抵抗値は、保持体312>第1ガイドリング101とすることが好ましい。このようにすることで、保持部31がウェハWに触れている箇所と触れてない箇所との間で生じる除電効果のバラツキを第1ガイドリング101による除電効果によって緩和させることができる。
また、保持体312は、必ずしも導電性を有する部材で形成されることを要さず、たとえば、表面が導電性の部材でコーティングされた非導電性の部材で形成されてもよい。
上述してきたように、実施形態に係る処理ユニット16(基板処理装置の一例)は、保持部31と、供給部と、導電性の案内部材と、導通経路部とを備える。保持部31は、ウェハW(基板の一例)を保持するとともに回転可能である。処理流体供給部40(供給部の一例)は、保持部31に保持されたウェハWに処理液Lを供給する。導電性の第1ガイドリング101(案内部材の一例)は、保持部31に保持されたウェハWを全周に亘って囲繞し、回転するウェハWから流出した処理液Lを上面において案内する。導通経路部は、導電性を有し、第1ガイドリング101と接触する。
したがって、実施形態に係る基板処理装置によれば、基板の周縁部が帯電することを抑制することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
W ウェハ
1 基板処理システム
16 処理ユニット
30 基板保持機構
31 保持部
32 支柱部
33 駆動部
101 第1ガイドリング
102 第2ガイドリング
103 支柱部材
150 接地部
311 ベースプレート
311a 導電性部材
312 保持体

Claims (6)

  1. 基板を保持するとともに回転可能な保持部と、
    前記保持部に保持された前記基板に処理液を供給する供給部と、
    前記保持部に保持された前記基板を全周に亘って囲繞し、回転する前記基板から流出した前記処理液を上面において案内する導電性の案内部材と、
    導電性を有し、前記案内部材と接触する導通経路部と
    を備え
    前記案内部材は、
    前記保持部と共に回転する
    ことを特徴とする基板処理装置。
  2. 基板を保持するとともに回転可能な保持部と、
    前記保持部に保持された前記基板に処理液を供給する供給部と、
    前記保持部に保持された前記基板を全周に亘って囲繞し、回転する前記基板から流出した前記処理液を上面において案内する導電性の案内部材と、
    導電性を有し、前記案内部材と接触する導通経路部と
    を備え
    前記保持部は、
    ベースプレートと、
    前記ベースプレートの上面に設けられて前記基板を前記ベースプレートから離隔した状態で保持する保持体と
    を備え、
    前記案内部材は、
    導電性の支柱部材を介して前記ベースプレートに固定され、
    前記導通経路部は、
    前記ベースプレートの内部に設けられ、前記支柱部材と接触する導電性部材
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  3. 前記保持体は、導電性を有し、
    前記導電性部材は、前記支柱部材および前記保持体に接触すること
    を特徴とする請求項に記載の基板処理装置。
  4. 前記導通経路部は、
    前記導電性部材と接触し、前記ベースプレートを回転させる回転機構を含むこと
    を特徴とする請求項またはに記載の基板処理装置。
  5. 前記案内部材の上面は、
    前記保持部に保持された前記基板の上面よりも低い位置に配置されること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  6. 前記案内部材と前記基板との隙間の大きさは、
    回転する前記基板に対して前記供給部から前記処理液が供給された場合に、前記案内部材と前記基板とに亘って前記処理液の液膜が形成される大きさに設定されること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の基板処理装置。
JP2017067628A 2017-03-30 2017-03-30 基板処理装置 Active JP6820783B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017067628A JP6820783B2 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017067628A JP6820783B2 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018170436A JP2018170436A (ja) 2018-11-01
JP6820783B2 true JP6820783B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=64020314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017067628A Active JP6820783B2 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6820783B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7438015B2 (ja) 2020-05-01 2024-02-26 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置
JP7404427B2 (ja) 2022-03-23 2023-12-25 セメス カンパニー,リミテッド 支持ユニット及び基板処理装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4467379B2 (ja) * 2004-08-05 2010-05-26 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置
JP4823036B2 (ja) * 2006-09-15 2011-11-24 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置
JP6051919B2 (ja) * 2012-04-11 2016-12-27 東京エレクトロン株式会社 液処理装置
US9779979B2 (en) * 2014-02-24 2017-10-03 Lam Research Ag Apparatus for liquid treatment of wafer shaped articles
JP6512974B2 (ja) * 2015-07-14 2019-05-15 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018170436A (ja) 2018-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9897919B2 (en) Substrate liquid treatment apparatus, substrate liquid treatment method and storage medium
US10366877B2 (en) Substrate processing method and substrate processing apparatus
JP6797309B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
US9536761B2 (en) Substrate liquid processing apparatus
US11551941B2 (en) Substrate cleaning method
US9865452B2 (en) Substrate processing method and substrate processing apparatus
JP6820783B2 (ja) 基板処理装置
TW201919776A (zh) 基板處理裝置、基板處理方法及記憶媒體
JP6836912B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR102573015B1 (ko) 기판 처리 방법, 기판 처리 장치 및 기억 매체
JP2021034731A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP6407829B2 (ja) 基板液処理装置、基板液処理方法
JP2021176178A (ja) 基板処理装置
US20210229135A1 (en) Substrate processing apparatus
JP6979826B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2017092387A (ja) 液処理装置
JP5726636B2 (ja) 液処理装置、液処理方法
JP2020205334A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
TWI837720B (zh) 基板處理裝置以及基板處理方法
WO2020039849A1 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
TWI788793B (zh) 鍍覆裝置
JP7008546B2 (ja) 基板処理装置、基板液処理方法およびノズル
JP7263292B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
US20210159097A1 (en) Substrate processing apparatus and substrate processing method
JP2023018993A (ja) 基板処理装置および基板処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6820783

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250