JP6820212B2 - 緩衝器 - Google Patents

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Description

この発明は、緩衝器に関する。
緩衝器は、車両の車体と車輪の間に介装されて、車輪に入力された振動を減衰して車体の揺れを抑制する。
そして、上記緩衝器には、緩衝器が発揮する減衰力を可変にできる減衰力調整バルブを備えるものがある。
具体的には、このような緩衝器は、液体が収容されたシリンダと、前記シリンダ内移動自在に挿入されるロッドと、前記ロッドの一端に連結され、前記シリンダ内を伸側室と圧側室に区画するとともにシリンダ内周に摺接するピストンと、減衰バルブとを備えて構成される。減衰力調整バルブは、たとえば、緩衝器のピストン部分に設けられる。そして、減衰力調整バルブには、前記伸側室と前記圧側室を連通する通路を有するピストンと、前記ピストンに積層され前記通路を開閉する環状のリーフバルブと、前記リーフバルブをピストン側に附勢する背圧室と、前記背圧室の内部圧力を調整可能な電磁弁を備えるものがある(たとえば、特許文献1参照)。
このような減衰力調整バルブは、部品点数が多く構造が複雑であるため、緩衝器の組立て時にロッドに直接組み付けようとすると、組み立て作業が複雑になってしまう。
そのため、ロッドの先端に筒状のハウジングを設けて、当該ハウジングと別に組み立ててアッセンブリ化された減衰力調整バルブを連結するようにして、緩衝器の組み立て作業を簡易ならしめている。
具体的には、減衰力調整バルブは、前記ピストンを外周に保持する軸部と前記軸部のロッド側端外周に前記電磁弁を収容する筒状のソケット部を有する保持部材を備え、前記軸部の反ロッド側からナットで締め付けられて、アッセンブリ化されている。
そして、ロッドの先端に設けられたハウジングの内側端部と減衰力調整バルブの保持部材のソケット部の外周とを連結させて、前記ハウジングと減衰力調整バルブを連結している。
特開2015−72047
ところで、緩衝器をサスペンションに利用する場合、特にストラット式のサスペンションに利用する場合には、車両の旋回時に緩衝器に対して大きな横方向の力(以下、横力という。)が作用する。ところが、このような緩衝器では、横力をシリンダ端に設けられてロッドを支持するロッドガイドと、シリンダに摺接するピストンとで受ける。よって、緩衝器に横力が入力されるとロッドに曲げ応力が作用するのでハウジング内に収容された減衰力調整バルブの保持部材や電磁弁などにも曲げモーメントが作用してこれらの部品を変形させてしまう恐れがあった。
そこで、本発明では、緩衝器をサスペンションに利用する際に、減衰力調整バルブに作用する横力を低減して、減衰力調整バルブを構成する部品の変形を抑制することを目的とする。
前記課題を解決するための手段における緩衝器は、シリンダと、シリンダ内軸方向に移動自在に挿入されるロッドと、ロッドの先端に連結されるとともに減衰力調整バルブを保持する筒状のハウジングと、シリンダに対して軸方向へ移動可能であってシリンダ内を伸側室と圧側室に区画するとともにハウジングに装着されるピストンと、減衰力調整バルブとハウジングとの間に設けられてハウジングの減衰力調整バルブに対する傾きを許容する変位吸収部材とを備えたことを特徴とする。
の構成によると、緩衝器に横力が作用した際に、ハウジングが内側に撓んで減衰力調整バルブに対して傾いても、減衰力調整バルブとハウジングとの間に設けられた変位吸収部材が、ハウジングの傾きを許容するため、減衰力調整バルブに作用する曲げモーメントが緩和される。
また、前記減衰力調整バルブが、前記ハウジング内を区画するとともに前記伸側室と前記圧側室を連通する通路を有する隔壁部材と、前記隔壁部材に積層されて前記通路を開閉する弁体と、前記弁体を内部圧力で閉方向に附勢する背圧室を形成する背圧室形成部材とを備える減衰部と、前記内部圧力を制御する電磁弁とを備える緩衝器としてもよい。この構成によると、緩衝器の減衰力を電子制御により調整できる。
また、前記電磁弁は、弁部と前記弁部を嵌合するソレノイドを備え、前記ソレノイドと前記弁部との間に前記変位吸収部材を設けるようにしてもよい。この構成によると、変位吸収部材によってハウジングの傾きが許容されるため、特に精密性が要求される電磁弁の弁部に作用する曲げモーメントが緩和される。
また、前記減衰部は前記ハウジングの先端側に連結されており、前記電磁弁は前記ハウジングの基端側に収容されており、前記減衰部と前記電磁弁との間に前記減衰部の前記電磁弁に対する傾きを許容する変位吸収部材を備える緩衝器としてもよい。この構成によると、電磁弁がフロート支持されているため、緩衝器に横力が入力された際に減衰部が傾いても、減衰部の傾きが変位吸収部材によって許容される。
本発明の緩衝器によれば、緩衝器に作用した横力をハウジングで受けるため、減衰力調整バルブに作用する曲げモーメントを抑制でき、横力による部品の変形を防止できる。
本発明の一実施形態に係る緩衝器の縦断面図である。 図1の緩衝器の一部拡大断面図である。 本発明の第一実施形態に係る緩衝器の電磁弁周辺の変形例を示す縦断面図であって、第一変形例を示す。 本発明の第一実施形態に係る緩衝器の電磁弁周辺の変形例を示す縦断面図であって、第二変形例を示す。 本発明の第一実施形態に係る緩衝器の電磁弁周辺の変形例を示す縦断面図であって、第三変形例を示す。
以下に、図面を参照しながら本実施の形態について説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品か対応する部品を示す。
本実施の形態に係る緩衝器Dは、作動油などの液体を満たしたシリンダ10と、シリンダ10内に移動自在に挿入されるロッド12と、ロッド12の先端に底部2bが連結された有底筒状のハウジング2と、ハウジング2の外周に装着されシリンダ10内を伸側室R1と圧側室R2に区画するピストン13と、ハウジング2の筒部2a内に保持された減衰力調整バルブVを備えて構成されている。
減衰力調整バルブVは、ハウジング2の内側と圧側室R2とを区画するとともにハウジング2内と圧側室R2を連通する通路である伸側通路MPeと圧側通路MPcを有する環状の隔壁部材11を備える。そして、ハウジング2の筒部2aには伸側室R1と内側を連通する連通孔2dが設けられているため、伸側通路MPeと圧側通路MPcは、連通孔2dを介して伸側室R1と圧側室R2を連通させている。さらに、減衰力調整バルブVは、隔壁部材11に積層されて伸側通路MPeの出口端を開閉する環状の伸側弁体Veと、伸側弁体Veを内部圧力で閉方向に附勢する伸側背圧室Ceを形成する環状の伸側背圧室形成部材C1と、同じく隔壁部材11に積層されて圧側通路MPcの出口端を開閉する環状の圧側弁体Vcと、圧側弁体Vcを内部圧力で閉方向に附勢する圧側背圧室Ccを形成する環状の圧側背圧室形成部材C2と、絞りと、両背圧室Cc,Ceとを連通し、これらの背圧室Cc,Ce内の圧力を制御する電磁弁EVを途中に有する調整通路Pcと、調整通路Pcの下流を伸側室R1に連通するとともに調整通路Pcから伸側室R1へ向かう作動油の流れのみを許容する圧側圧力排出通路Ecと、調整通路Pcの下流を圧側室R2に連通するとともに調整通路Pcから圧側室R2へ向かう作動油の流れのみを許容する伸側圧力排出通路Eeと、フェール通路FPと、フェール通路FPに設けたリリーフ弁で構成されるフェール弁FVとを備えて構成されている。
そして、シリンダ10に対してピストン13が図1中上下方向となる軸方向に移動する際に、伸側通路MPeを通過する作動油の流れに対して伸側弁体Veで、圧側通路MPcを通過する作動油の流れに対して圧側弁体Vcでそれぞれ電磁弁EVにより制御された抵抗を与えて緩衝器Dが所望の減衰力を発揮するようになっている。
また、図示はしないが、シリンダ10の図1中下方には、フリーピストンが摺動自在に挿入されており、このフリーピストンによってシリンダ10内であって圧側室R2の図1中下方に気体が充てんされる気室が形成されている。よって、この緩衝器Dが伸縮してシリンダ10内にロッド12が出入りし、伸側室R1と圧側室R2の合計容積が変化すると、フリーピストンがシリンダ10内で上下動して気室を拡大あるいは縮小させて、ロッド12がシリンダ10内に出入りするロッド体積を補償する。なお、本実施の形態においては、緩衝器Dは、単筒型の緩衝器として構成されているが、気室に代えて、シリンダ10を収容する外筒を設け、当該外筒とシリンダ10との間をリザーバとし、当該リザーバによってシリンダ10内に出入りするロッド体積を補償する複筒型の緩衝器として構成されてもよい。
以下、本実施の形態に係る減衰力調整バルブVの構造および作用について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る減衰力調整バルブVは、隔壁部材11と隔壁部材11に積層された弁体Vc,Veと各弁体Vc,Veを附勢する背圧室Cc,Ceを形成する背圧室形成部材C1,C2備える減衰部40が装着される保持部材28と、電磁弁EVを備える。
保持部材28は、軸方向に延び、外周に減衰部40が装着される保持軸28aと、保持軸28aの上端外周に設けたフランジ部28bと、フランジ部28bのロッド側端外周に電磁弁EVを収容する収容部Lを形成する筒状のソケット部28cを備える。
また、ソケット部28cの内周は、図2に示すように、フランジ部28bの外周側端から軸方向に延びる小径筒部28hと、小径筒部28hの図中上方に連続して形成される大径筒部28iを有して断面が階段状になっている。
さらに、保持部材28は、保持軸28aの先端から開口して軸方向に延び収容部Lに通じる縦孔28dと、保持軸28aの外周に軸方向に設けられた縦溝28eと、フランジ部28bに形成され収容部Lと縦溝28eを連通させるポート28fと、保持軸28aの図1中下端外周に設けた螺子部28gとを備える。
縦孔28dは、図1中下端が拡径されており、当該拡径された部分には収容部Lから圧側室R2への作動油の通過のみを許容する逆止弁Ceeが設けられている。これにより、縦孔28dは、逆止弁Ceeとで収容部Lから圧側室R2に向けて一方通行に作動油が流れる伸側圧力排出通路Eeを構成する。
次に、減衰部40の構成について詳細に説明する。減衰部40は、上述の通り、保持軸28aの外周に装着されている。具体的には、保持軸28aの外周に図1中上から順にそれぞれ環状の圧側背圧室形成部材C2、圧側弁体Vc、隔壁部材11、伸側弁体Ve、伸側背圧室形成部材C1が組み付けられている。さらに、これらの部材が組み付けられた状態で、螺子部28gにナットNをねじ込むことによって、減衰部40と保持部材28が一体化され、これらでバルブアッセンブリ20が構成される。
隔壁部材11は、環状であって、図中上下に貫通する伸側通路MPeと圧側通路MPcが設けられている。さらに、隔壁部材11の図1中下端外周には、環状の突起部11aが設けられている。
また、本例では、伸側弁体Veは、隔壁部材11に積層されて伸側通路MPeの出口端を開閉する複数の環状リーフバルブで構成されている。他方、圧側弁体Vcも同様に隔壁部材11に積層されて圧側通路MPcの出口端を開閉する複数の環状リーフバルブで構成されている。
圧側背圧室形成部材C2は、圧側弁体Vcを閉方向に附勢する圧側スプールScと、圧側スプールScの軸方向の移動を案内する有底筒状の圧側ガイド部31とを備えて構成される。圧側ガイド部31は、保持軸28aの外周に嵌合される筒状の装着部31aと、装着部31aの図1中上端外周に連結された有底筒状の摺接筒31bとを備えてなる。
そして、図1に示すように、圧側ガイド部31に圧側スプールScを組み付けると、圧側ガイド部31と圧側スプールScと圧側弁体Vcとに囲まれた部屋で圧側背圧室Ccが形成される。
また、圧側ガイド部31の装着部31aには伸側パイロットオリフィスOeが設けられており、圧側背圧室Ccは、伸側パイロットオリフィスOeを介して、保持軸28aの外周に設けられた縦溝28eに連通している。
さらに、圧側ガイド部31の摺接筒部31bには、伸側圧力導入通路Ieが設けられており、伸側圧力導入通路Ieは、伸側室R1と圧側背圧室Ccを連通させている。この伸側圧力導入通路Ieには、伸側室R1からの作動油の流れのみを許容する逆止弁Cieが設けられており、この逆止弁Cieによって伸側圧力導入通路Ieは、伸側室R1から圧側背圧室Ccへ向かう作動油の流れのみを許容する一方通行の通路に設定される。伸側ガイド部32は、保持軸28aの外周に嵌合される筒状の装着部32aと、装着部32aの図1中下端外周に連結された有底筒状の摺接筒32bとを備えてなる。
伸側背圧室形成部材C1は、伸側弁体Veを附勢する伸側スプールSeと、伸側スプールSeの軸方向の移動を案内する有底筒状の伸側ガイド部32とを備えて構成される。
そして、図1に示すように、伸側ガイド部32に伸側スプールSeを組み付けると、伸側ガイド部32と伸側スプールSeと伸側弁体Veとに囲まれた部屋で伸側背圧室Ceが形成される。
また、伸側ガイド部32の装着部32aには圧側パイロットオリフィスOcが設けられており、伸側背圧室Ceは、圧側パイロットオリフィスOcを介して、保持軸28aの外周に設けられた縦溝28eに連通している。これにより、伸側背圧室Ceと圧側背圧室Ccは縦溝28eを介して連通している。
さらに、伸側ガイド部32の摺接筒32bには、圧側圧力導入通路Icが設けられており、圧側室R2と伸側背圧室Ceを連通させている。この圧側圧力導入通路Icには、圧側室R2からの作動油の流れのみを許容する逆止弁Cicが設けられており、この逆止弁Cicによって圧側圧力導入通路Icは、圧側室R2から伸側背圧室Ceへ向かう作動油の流れのみを許容する一方通行の通路に設定される。
なお、本例では、絞りは、前記した伸側パイロットオリフィスOeと圧側パイロットオリフィスOcとで構成されている。
次に、保持部材28のソケット部28cの収容部Lに収容される電磁弁EVについて説明する。本実施の形態に係る電磁弁EVは、弁部21と弁部21を嵌合するソレノイドSolを備えて構成される。
弁部21は、図2に示すように、保持部材28のソケット部28cの小径筒部28hに嵌合されてフランジ部28bの図中上端に積層される環状のバルブハウジング52と、バルブハウジング52の内周に挿入されて径方向に位置決められつつ、収容部L内に収容される弁座部材50と、ソケット部28cの大径筒部28iに嵌合されると共に弁座部材50を挟持する押え部材53と、弁座部材50に離着座する電磁弁弁体51とを備えて構成される。
バルブハウジング52は、保持部材28のフランジ部28bに積層されるとポート28fに連通するポート52aを備える。
弁座部材50は、有底筒状の弁収容筒50aと、弁収容筒50aの図2中上端外周に連なるフランジ50bと、フランジ50bの図2中上端から軸方向に突出するように形成される環状の制御弁弁座50dと、フランジ50bの制御弁弁座50dよりも内周側から開口して外部へ通じる透孔50cと、フランジ50bの制御弁弁座50dよりも外周側に開口して内外を連通するフェール通路FPを備えて構成されている。そして、弁収容筒50aをバルブハウジング52の内周に挿入して組み付けると、透孔50cとポート52aが連通する。
また、弁座部材50の弁収容筒50aの外周には、環状のリーフバルブからなるフェール弁FVが装着されている。この状態で、弁収容筒50aをバルブハウジング52の内周に挿入して弁座部材50をバルブハウジング52に組み付けると、フェール弁FVの内周がフランジ50bの図2中下端とバルブハウジング52とで挟持されて固定されるので、フェール弁FVの外周側はフェール通路FPの出口端を閉塞する。そして、このフェール弁FVは、作用する圧力が開弁圧に達すると撓んで、フェール通路FPを開放して、伸側圧力排出通路Eeおよび圧側圧力排出通路Ecに連通する。
押え部材53は、環状であって、弁座部材50のフランジ50bの図2中上面に積層されるとともにフランジ50bの外周面に当接する断面L字状の当接部53aと、当接部53aの図2中下端から径方向に延びて、ソケット部28cの大径筒部28iに嵌合される嵌合部53bを備えて構成される。
また、当接部53aには、内外を連通する通路53cが設けられており、嵌合部53bには外方から収容部Lに通じる貫通孔53dが設けられている。さらに、嵌合部53bの上端外周には収容部Lから伸側室R1への作動油の通過のみを許容する逆止弁Cecが設けられている。これにより、貫通孔53dは、逆止弁Cecとで収容部Lを伸側室R1に連通させる圧側圧力排出通路Ecを構成する。
電磁弁弁体51は、図2に示すように、弁収容筒50a内に摺動自在に挿入される小径部51aと、小径部51aの図2中上方側である反弁座部材側に設けられて弁収容筒50aには挿入されない大径部51bと、大径部51bの反弁座部材側端の外周に設けたフランジ状のばね受部51cとを備えて構成される。また、ばね受部51cとフランジ50bとの間には電磁弁弁体51を弁座部材50から離間する方向へ附勢するばねEVsが介装されている。
そして、弁部21の図2中上方には、電磁弁弁体51に推力を与えこれを軸方向に駆動するソレノイドSolが設けられている。
ソレノイドSolは、巻線57と巻線57に通電するハーネスHとをモールド樹脂で一体化した有頂筒状のモールドステータ56と、有頂筒状であってモールドステータ56の内周に嵌合される第一固定鉄心58と、モールドステータ56の図1中下端に積層される環状の第二固定鉄心59と、第一固定鉄心58と第二固定鉄心59との間に介装されて磁気的な空隙を形成するフィラーリング60と、第一固定鉄心58と第二固定鉄心59の内周側に軸方向移動可能に配置された筒状の可動鉄心61と、可動鉄心61の内周に固定されるシャフト62とを備えて構成されている。そして、巻線57に通電すると、ソレノイドSolは、可動鉄心61を吸引してシャフト62に図1中下方向きの推力を与える。
また、本実施の形態においては、図2に示すように、ソレノイドSolの弁部21側に設けられた第二固定鉄心59が、ハウジング2の内周に外周が摺接する環状の本体部59aと、本体部59aから弁部21側に向けて延びる筒部59bを備えており、弁部21が筒部59bに嵌合されて電磁弁EVが構成されている。
戻って、電磁弁弁体51は、弁座部材50から最も離間している状態(ソレノイドSolが推力を発揮していない状態)では、ばね受部51cの外周が通路53cの入口端に対向して、通路53cを閉塞する。反対に、ソレノイドSolが推力を発揮すると、ソレノイドSolが電磁弁弁体51を弁座部材50側に附勢するため、通路53cは開放される。したがって、通路53cの開度はソレノイドSolへの通電量に応じて制御される。
ここで、保持部材28の保持軸28aの外周に設けられた縦溝28eは、減衰部40の内周と共に通路を形成しており、当該通路が伸側パイロットオリフィスOeと圧側パイロットオリフィスOcを介して伸側背圧室Ceと圧側背圧室Ccを互いに連通するとともに、ポート28fを通じてポート52aに連通している。そして、ポート52aは、透孔50c及び通路53cを介して伸側圧力排出通路Ee及び圧側圧力排出通路Ecに連通している。したがって、本例では、縦溝28e、ポート52a、透孔50c及び通路53cによって、調整通路Pcが構成されている。
これにより、緩衝器Dの伸長作動時には、圧縮された伸側室R1から拡大された圧側室R2に移動する作動油の一部が、伸側圧力導入通路Ieを介して圧側背圧室Ccに流入し、伸側パイロットオリフィスOe及び調整通路Pcを通って、伸側圧力排出通路Eeを介して圧側室R2に排出される。
なお、伸側パイロットオリフィスOeは、作動油の通過の際に抵抗を与えて圧力損失をもたらすので、作動油が流れている状態において調整通路Pc内の圧力は、伸側室R1よりも低圧となるため、圧側圧力排出通路Ecに設けた逆止弁Cecは開かず閉塞されたままとなる。
反対に、緩衝器Dの収縮作動時には、圧縮された圧側室R2から拡大された伸側室R1に移動する作動油の一部が、圧側圧力導入通路Icを介して伸側背圧室Ceに流入し、圧側パイロットオリフィスOc及び調整通路Pcを通って、圧側圧力排出通路Ecを介して伸側室R1に排出される。
なお、圧側パイロットオリフィスOcは、作動油の通過の際に抵抗を与えて圧力損失をもたらすので、作動油が流れている状態において調整通路Pc内の圧力は、圧側室R2よりも低圧となるため、伸側圧力排出通路Eeに設けた逆止弁Ceeは開かず閉塞されたままとなる。
したがって、電磁弁EVの上流は、調整通路Pcを介して伸側背圧室Ceおよび圧側背圧室Ccに通じているので、ソレノイドSolへの通電量を高めて電磁弁弁体51を弁座部材50側に駆動すれば、両背圧室Ce,Ccの内部圧力は大きくなり、反対にソレノイドSolへの通電量を低くすれば、両背圧室Ce,Ccの内部圧力は小さくなる。よって、電磁弁EVにより、伸側背圧室Ceおよび圧側背圧室Ccの内部圧力が同時に制御されて、伸側弁体Veおよび圧側弁体Vcの開弁圧が決定される。
また、電磁弁EVは、ソレノイドSolへ通電できないフェール時には、通路53cを電磁弁弁体51におけるばね受部51cの外周で閉塞する遮断ポジションを採っている。そのため、フェール時には、通路53cを通過できない作動油が、フェール弁FVの開弁圧に達すると、フェール弁FVを押し開いて、フェール通路FPを通り、伸側圧力排出通路Eeおよび圧側圧力排出通路Ecから圧側室R2あるいは伸側室R1に排出される。
よって、フェール時において電磁弁EVの電磁弁弁体51が遮断ポジションを採る場合には、伸側背圧室Ceおよび圧側背圧室Ccの内部圧力はフェール弁FVにより制御される。
次に、減衰力調整バルブVとハウジング2の連結構造について詳細に説明する。
本実施の形態に係るハウジング2は、図1に示すように有底筒状であって、底部2bがロッド12の先端に連結されるとともに、筒部2aの図中下端外周に設けた螺子部2cと、螺子部2cの図中上方に設けられたハウジング2の内外を連通する連通孔2dを備えて構成される。
また、本実施の形態に係るピストン13は、筒状の摺接筒部13aと、摺接筒部13aの図中下端から内周側に突出する環状当接部13bを有し内周に環状当接部13bで形成される段部を備えている。そして、環状当接部13bを隔壁部材11の下端外周に設けられた突起部11aに当接させつつ、摺接筒部13aの内周をハウジング2の螺子部2cにねじ込むことで、減衰力調整バルブVは、ハウジング2とピストン13とで挟持されてハウジング2に保持される。このように、本実施の形態においては、ハウジング2の基部側であるハウジング2内に電磁弁EVが収容され、バルブアッセンブリ20の減衰部40が、ハウジング2の先端側に連結されている。
なお、バルブアッセンブリ20をハウジング2にピストン13ではなく、ハウジング2に連結される部材によって装着してもよいが、本実施の形態のようにピストン13により装着すると部品点数が減少する。
また、摺接筒部13aの外周には、ピストンバンドPBが装着されており、ピストンバンドPBがピストン13とシリンダ10の内周の間をシールしている。ただし、摺接筒部13aには、シリンダ10の内周とピストン13の間をシールするシール部材が設けられていればよく、シール部材はピストンバンドPBに限定されない。
上述の通り、本実施の形態においては、緩衝器Dは、シリンダ10と、シリンダ10内軸方向に移動自在に挿入されるロッド12と、ロッド12の先端に連結されるとともに、減衰力調整バルブVを保持する筒状のハウジング2とを備え、ハウジング2にシリンダ10内を伸側室R1と圧側室R2に区画するピストン13が装着されている。ここで、車両の旋回時に緩衝器Dに対して入力された横力は、シリンダ10に当接している部分から伝達される。上記構成によると、シリンダ10の内周に摺接するピストン13がハウジング2に装着されているため、ピストン13を介してハウジング2に横力が伝達される。したがって、ハウジング2で横力を受けるので、減衰力調整バルブVを構成する部品に作用する曲げモーメントが入力されるのを抑制でき、減衰力調整バルブVを構成する部品の変形を防止できる。
また、ピストンバンドPBは、ピストン13のハウジング2と径方向で接している部分の外周にのみ装着されるようにしてもよい。この構成によると、緩衝器Dに横力が入力された際にピストン13に作用する横力は、シリンダ10に直接当接しているピストンバンドPBが装着されている部分で受けるため、当該横力の大部分をハウジング2で受けるようになる。そのため、ピストンバンドPBがピストン13のハウジング2と接していない部分の外周にも装着される場合に比べて減衰力調整バルブVを構成する部品に作用する曲げモーメントを抑制できる。
また、本実施の形態においては、ピストン13は、ハウジング2の先端に装着されているが、ピストン13の装着位置をハウジング2の先端よりも上方に配置するようにしてもよい。このようにすると、緩衝器Dに横力が入力された際に、ピストン13よりも下方に設けられた減衰力調整バルブVを構成する部品には曲げモーメントが作用しない。さらに、この構成によると、ピストン13がハウジング2の先端に装着された場合よりも、ピストン13とロッドガイド(図示せず)の間の長さが短くなるため、緩衝器Dに横力が入力された場合に減衰力調整バルブVに作用する曲げモーメントを抑制できる。
また、本実施の形態においては、緩衝器Dに入力された横力をハウジング2で受けているが、大きな横力が作用する場合には、ハウジング2が内側に撓んで、減衰力調整バルブVにハウジング2を介して曲げモーメントが作用する可能性がある。
そこで、減衰力調整バルブVとハウジング2との間に、ハウジング2の減衰力調整バルブVに対する傾きを許容する変位吸収部材を設けるようにしてもよい。上記構成によると、緩衝器Dに横力が作用した際に、ハウジング2が内側に撓んで減衰力調整バルブVに対して傾いたとしても、減衰力調整バルブVとハウジング2との間に設けられた変位吸収部材がハウジング2の傾きを許容するため、減衰力調整バルブVに作用する曲げモーメントが緩和される。
なお、変位吸収部材は、力が加わると変形して変位を許容する部材であればよく、たとえば、ゴムやバネなどの弾性体であってもよい。
ここで、減衰力調整バルブVとハウジング2の間とは、ハウジング2から減衰力調整バルブVに作用する曲げモーメントの伝達経路をいう。
本実施の形態に係る緩衝器Dのように、ソレノイドSolがハウジング2の内周に接しつつ収容されており、ソレノイドSolの第二固定鉄心59の筒部59bに弁部21が嵌合されて電磁弁EVが構成される場合には、ハウジング2が内側に撓むとハウジング2によってソレノイドSolが弁部21側に押されるため、ソレノイドSolを伝達経路として弁部21に曲げモーメントが作用する。
そこで、例えば、図3、図4に示すように、ソレノイドSolと弁部21との間に変位吸収部材を設けるようにしてもよい。
具体的には、図3に示す第一変形例では、弁部21と第二固定鉄心59の筒部59bの内周との間に環状の変位吸収部材B1を設けて、ハウジング2の減衰力調整バルブVに対する傾きを変位吸収部材B1によって許容するため、弁部21に作用する曲げモーメントが緩和される。
または、図4に示す第二変形例のように、弁部21と第二固定鉄心59の本体部59aおよび筒部59bとの間に断面L字状の変位吸収部材B2を設けるようにしてもよい。この構成によると、ハウジング2から弁部21にソレノイドSolを介して作用する曲げモーメントの伝達経路全体を囲むように変位吸収部材B2が設けられるため、弁部21に作用する曲げモーメントをより効果的に緩和できる。
このようにすれば、減衰力調整バルブVの電磁弁EVを構成する部分の内、特に精密性が要求される弁部21を曲げモーメントから保護できる。
なお、本実施の形態においては、ソレノイドSolがハウジング2の内周に接しており、ハウジング2が内側に撓んで傾くとソレノイドSolを介して弁部21に曲げモーメントが作用するのを防止するために、曲げモーメントの伝達経路である弁部21とソレノイドSolの第二固定鉄心59との間に変位吸収部材B1,B2が設けられているのであって、変位吸収部材B1,B2が設けられる位置は図3,4の第一,第二変形例の位置には限定されない。したがって、ハウジング2が内側に撓んだ際に減衰力調整バルブVに作用する曲げモーメントの伝達経路であるハウジング2と減衰力調整バルブVの間に変位吸収部材を設けるようにすればハウジング2から減衰力調整バルブVに作用する曲げモーメントを抑制できる。
また、緩衝器Dに横力が入力されると、ピストン13を介して隔壁部材11に横力が作用するため、ピストン13と隔壁部材11との間にも変位吸収部材を設けるようにしてもよい。上記構成によると、ピストン13が横力によって隔壁部材11に対して傾いた分の傾きを変位吸収部材が許容するため、隔壁部材11に作用する横力が抑制されて、減衰力調整バルブVに作用する曲げモーメントが抑制される。
また、電磁弁EVは、シリンダ10の内周に接しているピストン13から離れた位置に配置されているため、緩衝器Dに横力が入力された際に電磁弁EVには特に大きな曲げモーメントが作用する。
そこで、ハウジング2の先端側に連結された減衰部40とハウジング2の基端側に収容された電磁弁EVとの間に変位吸収部材が設けられるようにしてもよい。
ここで、減衰部40と電磁弁EVとの間とは、ピストン13を介して減衰部40に横力が作用した際に、当該横力による曲げモーメントが電磁弁EVに作用する伝達経路をいう。
具体的には、図5に示すように、電磁弁EVと保持部材28のソケット部28cとの間に環状の変位吸収部材B3を設ければよい。この構成によると、電磁弁EVが保持部材28のソケット部28cにフローティング支持されるため、緩衝器Dに横力が入力された際に減衰部40と保持部材28が電磁弁EVに対して傾いても、減衰部40と保持部材28の傾きをソケット部28cと電磁弁EVとの間に設けられた変位吸収部材B3が許容するので、電磁弁EVに作用する曲げモーメントをさらに抑制できる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱なく改造、変形及び変更ができるのは当然である。
2・・・ハウジング、10・・・シリンダ、11・・・隔壁部材、12・・・ロッド、13・・・ピストン、21・・・弁部、40・・・減衰部、B1,B2,B3・・・変位吸収部材、Ce・・・伸側背圧室、Cc・・・圧側背圧室、C1・・・伸側背圧室形成部材、C2・・・圧側背圧室形成部材、D・・・緩衝器、EV・・・電磁弁、Sol・・・ソレノイド、V・・・減衰力調整バルブ、Ve・・・伸側弁体、Vc・・・圧側弁体

Claims (4)

  1. シリンダと、
    前記シリンダ内軸方向に移動自在に挿入されるロッドと、
    前記ロッドの先端に連結されるとともに、減衰力調整バルブを保持する筒状のハウジングと
    前記シリンダに対して軸方向へ移動可能であって前記シリンダ内を伸側室と圧側室に区画するとともに前記ハウジングに装着されるピストンと、
    前記減衰力調整バルブと前記ハウジングとの間に設けられて前記ハウジングの前記減衰力調整バルブに対する傾きを許容する変位吸収部材とを備えた
    ことを特徴とする緩衝器。
  2. 前記減衰力調整バルブが、
    前記ハウジング内を区画するとともに前記伸側室と前記圧側室を連通する通路を有する隔壁部材と、前記隔壁部材に積層されて前記通路を開閉する弁体と、前記弁体を内部圧力で閉方向に附勢する背圧室を形成する背圧室形成部材とを有する減衰部と、
    前記内部圧力を制御する電磁弁とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  3. 前記電磁弁は、弁部と前記弁部を嵌合するソレノイドを有し
    前記ソレノイドと前記弁部との間に前記変位吸収部材を設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の緩衝器。
  4. 前記減衰部は前記ハウジングの先端側に連結されており、
    前記電磁弁は前記ハウジングの基端側に収容されており、
    前記減衰部と前記電磁弁との間に前記減衰部の前記電磁弁に対する傾きを許容する変位吸収部材を有する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の緩衝器。
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