JP6819906B2 - リリーフ弁付き電池 - Google Patents

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Description

本発明は、リリーフ弁付き電池に関する。
例えば、特許文献1には、リリーフ弁の一例であるガス放出弁を備えた二次電池が開示されている。特許文献1に開示された二次電池は、電極体が収容された電池ケースと、電池ケースの壁部に設けられたガス放出弁とを備えている。ガス放出弁は、電池ケースの外側に配置されたハウジングと、ハウジングの内部において電池ケースの内部と外部とを連通する連通路と、連通路を開閉可能な弁体とを有している。連通路のうち弁体よりも電池ケースの内部側に位置する内側連通路内には、多孔質水分吸収材が配置されている。
特許文献1に開示された二次電池によれば、例えば、電池ケースの外部に存在する水分が内側連通路内に進入した場合であっても、水分は内側連通路に配置された多孔質水分吸収材によって吸収される。よって、電池ケースの外部に存在する水分が電池ケースの内部に進入することを抑制することができる。
特開2017−22050号公報
ところで、上述のように、上記二次電池において電池ケースの内部に水分が進入することを抑制することができる。ただし、二次電池の他の構成によって、電池ケースの内部に水分が進入することを抑制することで、更に高品質な二次電池を提供することができる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電池ケースの外部の水分が電池ケースの内部に進入することを抑制することが可能なリリーフ弁付き電池を提供することである。
本願出願人は、特許文献1に開示された二次電池とは異なる構成で、電池ケースの外部の水分が電池ケースの内部に進入することを抑制することを検討した。その結果、本願出願人は、電池ケースの内部と連通するハウジングの内部に水分を進入することを抑制することで、電池ケースの内部に水分が進入することをより抑制することができることを見出した。
すなわち、本発明に係るリリーフ弁付き電池は、電極体と、電池ケースと、リリーフ弁とを備えている。電池ケースには、電極体が収容されている。リリーフ弁は、電池ケースに設けられている。電池ケースには、電池ケースの壁を貫通した貫通孔を有している。リリーフ弁は、ハウジングと、弁体と、弾性体と、放出孔と、水分吸収材とを有する。ハウジングは、貫通孔を覆うように、電池ケースの外側に配置されている。弁体は、ハウジングの内部空間において、貫通孔に押し当てられて貫通孔を塞ぐ状態と、貫通孔から少なくとも一部が離れて貫通孔を完全に塞がない状態とに移動可能に配置されている。弾性体は、弁体とハウジングの内側面との間に配置され、弁体を貫通孔に押し当てる。放出孔は、ハウジングに形成されている。水分吸収材は、放出孔に充填され、ガスを透過させ、かつ、水分を吸収する。
上記リリーフ弁付き電池によれば、ハウジングに形成された放出孔には、水分吸収材が充填されている。そのため、ハウジングの外部および電池ケースの外部から放出孔を通じてハウジング内に進入しようとする水分は、水分吸収材によって吸収される。よって、ハウジング内に水分が進入することを抑制するため、電池ケースの内部に水分が進入することを抑制することができる。
一実施形態に係るリリーフ弁付き電池の部分断面図である。 リリーフ弁を示す断面図であり、弁体が貫通孔を塞ぐ状態を示す図である。 図2のIII−III断面におけるリリーフ弁の断面図である。 リリーフ弁を示す断面図であり、弁体が貫通孔を完全に塞がない状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係るリリーフ弁付き電池について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、各図は、模式図であり、必ずしも実際の実施品が忠実に反映されたものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係るリリーフ弁付き電池10の部分断面図である。以下の説明では、図1における上、下、左、右をそれぞれリリーフ弁付き電池10の上、下、左、右とする。図面中の符号U、D、L、Rは、それぞれ上、下、左、右を示している。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、リリーフ弁付き電池10の設置態様などを限定するものではない。図1では、略直方体の電池ケース11の片側の幅広面に沿って、内部を露出させた状態で描かれている。リリーフ弁付き電池10は、例えば非水系二次電池であり、リチウムイオン二次電池である。図1に示すように、リリーフ弁付き電池10は、電池ケース11と、電極体12と、集電端子13と、接続部材14と、外部端子15と、リリーフ弁50とを備えている。
電池ケース11は、内部に空間を有する箱状に形成されている。ここでは、電池ケース11は、容器11aと蓋体11bとを有する。容器11aは、電極体12および電解液を収容している。容器11aは、扁平な角型の容器であり、上方が開口している。蓋体11bは、容器11aの開口に装着されるプレート状の部材である。なお、電池ケース11は、電池ケース11の壁に形成された貫通孔18を有している。本実施形態では、貫通孔18は、蓋体11bの上面に形成されている。貫通孔18は、電池ケース11の内部と外部とを連通させており、電池ケース11の内部のガスを外部へ放出するためのものである。
電極体12は、正極シート21と、負極シート22と、第1セパレータシート23と、第2セパレータシート24とを備えている。正極シート21、負極シート22、第1セパレータシート23および第2セパレータシート24は、それぞれ長尺の帯状の部材である。例えば、第1セパレータシート23、正極シート21、第2セパレータシート24、負極シート22はこの順に重ねられ、電池ケース11の容器11a内で捲回されている。
正極シート21は、予め定められた幅および厚さのアルミニウム箔などの正極集電箔21aの両面に、正極活物質を含む正極活物質層21bが形成された部材である。なお、正極集電箔21aの片側の端部には、正極活物質層21bが形成されていない未形成部21cが設定されている。正極活物質は、例えば、リチウム遷移金属複合材料のように、充電時にリチウムイオンを放出し、放電時にリチウムイオンを吸収し得る材料である。
負極シート22は、予め定められた幅および厚さの銅箔などの負極集電箔22aの両面に、負極活物質を含む負極活物質層22bが形成された部材である。なお、負極集電箔22aの片側の端部には、負極活物質層22bが形成されていない未形成部22cが設定されている。負極活物質は、例えば、天然黒鉛のように、充電時にリチウムイオンを吸蔵し、充電時に吸蔵したリチウムイオンを放電時に放出し得る材料である。
例えば、第1セパレータシート23および第2セパレータシート24には、例えば、所要の耐熱性を有し、電解質が通過し得る多孔質の樹脂シートが用いられる。
容器11a内で捲回された正極シート21では、未形成部21cが容器11a内の左端付近に配置される。負極シート22では、未形成部22cが容器11a内の右端付近に配置される。正極シート21の未形成部21cおよび負極シート22の未形成部22cには、それぞれ1つの集電端子13が溶接されている。
集電端子13は、基部13aと、取付片13bと、軸部13cとを備えている。右側(負極側)の集電端子13と左側(正極側)の集電端子13は、ここでは左右互い違いの形状である。そこで、以下では右側の集電端子13について説明する。また、集電端子13に近接する接続部材14、外部端子15についても右側の部材について説明し、左側の部材の説明は簡略化または省略する。集電端子13の基部13aは、水平方向に延びる板状の部位である。基部13aは、電池ケース11の蓋体11bの下面に取り付けられている。基部13aからは取付片13bが下方に延びている。取付片13bは、鉛直方向に延びる板状の部位である。取付片13bには、負極の未形成部22cが溶接されている。基部13aの上方には、軸部13cが延びている。軸部13cは、上下方向に延びる円柱状の部位である。集電端子13は、負極シート22と電気的に接続されている。集電端子13の軸部13cは、蓋体11bの外部に突出している。
集電端子13の軸部13cは、蓋体11bの外側で接続部材14の一端に連結されている。接続部材14は、中間部に段差が設けられ、略S字に折り曲げられたプレート状の部材である。外部端子15は、リリーフ弁付き電池10の電力を外部に取り出すための端子である。複数のリリーフ弁付き電池10を連結して組電池を構成する場合には、この外部端子15同士をバスバーで接続する。外部端子15は、接続部材14の他端部に設けられている。
次に、リリーフ弁50について説明する。図2は、リリーフ弁50を示す断面図であり、後述する弁体52が貫通孔18を塞ぐ状態を示す図である。図3は、図2のIII−III断面におけるリリーフ弁50の断面図である。図4は、リリーフ弁50を示す断面図であり、弁体52が貫通孔18を完全に塞がない状態を示す図である。なお、図2および図4は、図1の部分Bを拡大した図である。図2に示すように、リリーフ弁50は、電池ケース11の内部のガスを、電池ケース11に形成された貫通孔18を通じて外部に放出するためのものである。本実施形態では、リリーフ弁50は、電池ケース11の蓋体11bに形成された貫通孔18を覆うように設けられている。リリーフ弁50は、ハウジング51と、弁体52と、ばね53と、水分吸収材71とを備えている。
ハウジング51は、貫通孔18を覆うように、電池ケース11の外側に配置されている。ハウジング51は、内部に空間を有し、下方が開口している。ここでは、ハウジング51は、貫通孔18と連通する内部空間61を有している。ハウジング51および電池ケース11によって、内部空間61は密閉されている。ハウジング51には、下方に向かって開口した開口および後述の放出孔57以外に、孔や隙間などは形成されていない。本実施形態では、ハウジング51は、有底の筒部62と、フランジ63とを有する。筒部62は、平面視において貫通孔18を囲むように、貫通孔18よりも上方に配置されている。筒部62は、電池ケース11の蓋体11bの上面から上方に延びている。なお、筒部62の形状は特に限定されないが、図3に示すように、例えば円筒形状である。図2に示すように、フランジ63は、筒部62の下端に接続されている。フランジ63は、筒部62の下端と共に電池ケース11の蓋体11bに配置されている。なお、本実施形態では、ハウジング51の内側面の下部には、筒部62の下端に向かうに従って、フランジ63の先端側に傾斜する傾斜面65が形成されている。傾斜面65は、筒部62の下端に向かうに従って、ハウジング51の中心とは反対側に傾斜している。
ハウジング51には、放出孔57が形成されている。詳しくは、放出孔57は、ハウジング51の筒部62の側面に貫通するように形成されている。放出孔57は、電池ケース11の内部のガスが電池ケース11の外部へ放出されるための孔である。本実施形態では、放出孔57は筒部62の側面の下部に形成されているが、放出孔57が形成される位置は特に限定されない。例えば、放出孔57は、筒部62の上部に形成されていてもよいし、筒部62の中央部に形成されていてもよい。本実施形態では、放出孔57は、極小の孔である。ここでは、放出孔57の径L1は、1mm〜5mmであり、例えば、2mmである。本実施形態では、放出孔57の径L1は、貫通孔18の径L2よりも短い。例えば、放出孔57の径L1は、貫通孔18の径L2の1/2倍の長さよりも短くてもよい。
水分吸収材71は、放出孔57に充填されている。ここでは、充填とは、放出孔57が開口している方向から見たとき、放出孔57に水分吸収材71が隙間なく敷き詰められている状態のことをいう。水分吸収材71は、電池ケース11内のガスなどの空気を透過させ、かつ、水分を通過させないものである。水分吸収材71は、水分を吸収する。例えば、水分吸収材71は、多孔質部材によって形成されている。具体的には、水分吸収材71は、ゼオライトによって形成されている。しかしながら、水分吸収材71の材質は特に限定されない。
弁体52は、貫通孔18を開閉するものである。弁体52は、ハウジング51の内部空間61において、貫通孔18に押し当てられて貫通孔18を塞ぐ状態と、貫通孔18から少なくとも一部が離れて貫通孔18を完全に塞がない状態とに移動可能に配置されている。ここでは、弁体52は、ハウジング51の内部空間61に配置されており、ハウジング51に対して上下方向に摺動自在である。本実施形態では、弁体52は、ハウジング51の内側面に嵌め合わされている。弁体52は、貫通孔18に押し当てられて貫通孔18を塞ぐ状態(図2参照)と、貫通孔18から少なくとも一部が離れて貫通孔18を完全に塞がない状態(図4参照)とに移動可能に配置されている。なお、弁体52の形状は特に限定されない。本実施形態では、弁体52はハウジング51の内側面と合致する形状であり、上部および中央部が円柱形状であり、下部が下方に尖った円錐形状である。ここでは、弁体52の下部には、下方に向かうに従って弁体52の中心に向かって傾斜する傾斜面81が設けられている。弁体52が貫通孔18を塞いでいる状態であるとき、傾斜面81が電池ケース11の蓋体11bに接触し、貫通孔18を閉鎖している。
なお、本実施形態では、ハウジング51の内部空間61に弁体52が配置されている状態において、内部空間61は、ハウジング51内において、弁体52よりも貫通孔18側の空間である第1内部空間61aと、ハウジング51内において、弁体52よりも貫通孔18側と反対側の空間である第2内部空間61bとを有する。第1内部空間61aは、ハウジング51内において、貫通孔18と電池ケース11との間に位置し、貫通孔18と連通することが可能である。第2内部空間61bは、ハウジング51内において、弁体52とハウジング51の上面との間に位置している。
図3に示すように、弁体52の外側面には、溝82が形成されている。図2に示すように、溝82は、上下方向に延びた溝であり、第1内部空間61aと第2内部空間61bとを連通させる。すなわち、第1内部空間61aと第2内部空間61bとは、溝82によって繋がっている。本実施形態では、ハウジング51の内部空間61に弁体52が配置されている状態において、溝82は、放出孔57と対向している。内部空間61に弁体52が配置されている状態において、溝82は、放出孔57と連通している。なお、本実施形態では、弁体52は、溝82と放出孔57とが対向する位置で、ハウジング51に対して回動しないように弁体52の回動を規制する規制機構を備えていてもよい。このことによって、溝82が放出孔57に対してずれ難くすることができる。
ばね53は、弾性体の一例であり、弁体52を貫通孔18に向かって弾性力を付与するものである。ばね53は、弁体52を貫通孔18に押し当てる。ばね53は、弁体52とハウジング51の内側面との間に配置されている。本実施形態では、ばね53は、弁体52に向かって弾性力を付与するようにハウジング51の内部空間61に配置されている。ここでは、ばね53は、圧縮された状態で維持されており、第2内部空間61bに介在している。ばね53の上端はばね座(図示せず)を介してハウジング51の上面に接続され、ばね53の下端はばね座(図示せず)を介して弁体52の上面に接続されている。なお、ばね53は、第1内部空間61aに配置されていてもよい。この場合、ばね53は、伸びた状態で維持されており、第2内部空間61bに介在している。この場合、ばね53は、縮む力によって弁体52を貫通孔18に押し当ててもよい。
以上、本実施形態に係るリリーフ弁付き電池10の構成について説明した。次に、電池ケース11の内部のガスが外部に放出される際のリリーフ弁50の動作について説明する。リリーフ弁50の動作について説明するにあたり、リリーフ弁50において、弁体52は貫通孔18に押し当てられ、貫通孔18を塞いでいる状態とする。このとき、電池ケース11の内部の圧力が所定の圧力以上になると、図4に示すように、弁体52が貫通孔18を開放する。詳しくは、電池ケース11の内部の圧力が上がると、図2の矢印A1のように、弁体52が上方に移動することでばね53が縮む。このことで、図4に示すように弁体52と貫通孔18との間に隙間85が形成される。よって、弁体52が貫通孔18を開放する。このとき、電池ケース11内のガスの一部は、貫通孔18を通じてハウジング51内の第1内部空間61aに進入する。そして、第1内部空間61aに進入したガスは、弁体52に形成された溝82を通じてハウジング51内の第2内部空間61bに進入し、第2内部空間61bに収容される。本実施形態では、ハウジング51に形成された放出孔57は極小な孔である。また、放出孔57には、水分吸収材71が充填されているため、放出孔57におけるガスの透過率が小さい。そのため、溝82を流れるガスは、放出孔57には侵入し難く、第2内部空間61bに向かって流れる。なお、このとき、外部(例えば、大気中)の水分が放出孔57に進入するおそれがあり得る。しかしながら、本実施形態では、放出孔57には、水分吸収材71が充填されている。そのため、外部の水分が放出孔57に進入した場合であっても、水分は、放出孔57の内部において水分吸収材71に吸収されるため、ハウジング51の内部には進入し難い。
このように、電池ケース11の内部のガスの一部がハウジング51の内部空間61に進入することで、電池ケース11の内部の圧力が下がる。電池ケース11の内部の圧力が下がるに従って、ばね53の弾性力が弁体52に付加されるため、図4の矢印A2のように、弁体52は貫通孔18に向かって移動する。そして、電池ケース11の内部の圧力が所定の圧力未満になったとき、図2に示すように、弁体52が貫通孔18を閉鎖する。弁体52が貫通孔18を徐々に塞いでいるとき、第2内部空間61bに収容されているガスは、弁体52に形成された溝82に進入する。溝82に進入したガスは、ハウジング51に形成された放出孔57に進入する。ここでは、放出孔57に充填された水分吸収材71は、ガスを通過させる。そのため、放出孔57に進入したガスは、水分吸収材71を通じて外部に徐々に放出される。このように、放出孔57からガスが放出されるため、弁体52は、ゆっくりと貫通孔18を塞ぐ方向に移動する。なお、このとき、放出孔57の内部には、外部に向かう方向に流速が形成されているため、外部の水分は放出孔57には進入し難い。仮に、外部の水分が放出孔57に進入した場合であっても、その水分は水分吸収材71に吸収される。よって、外部の水分は、ハウジング51内に進入し難い。
以上のように、本実施形態では、電池ケース11の外部の水分が放出孔57に進入した場合、放出孔57に充填された水分吸収材71に水分が吸収される。よって、電池ケース11の外部の水分が放出孔57を通じてハウジング51の内部空間61に進入し難くすることができる。したがって、電池ケース11の外部の水分が電池ケース11の内部に進入し難くすることができる。その結果、電池ケース11の内部に水分が進入することに起因して、リリーフ弁付き電池10の性能が低下することを抑制することができる。
以上、一実施形態に係るリリーフ弁付き電池10について説明した。上記実施形態では、リリーフ弁付き電池10として、リチウムイオン二次電池を例に説明したが、本発明は他の種々の発電原理で発電する電池に対して同様に適用することができる。
10 リリーフ弁付き電池
11 電池ケース
12 電極体
18 貫通孔
50 リリーフ弁
51 ハウジング
52 弁体
53 ばね(弾性体)
57 放出孔
61 内部空間
61a 第1内部空間
61b 第2内部空間
71 水分吸収材
82 溝

Claims (1)

  1. 電極体と、
    前記電極体が収容された電池ケースと、
    前記電池ケースに設けられたリリーフ弁と、
    を備え、
    前記電池ケースには、前記電池ケースの壁を貫通した貫通孔を有し、
    前記リリーフ弁は、
    前記貫通孔を覆うように、前記電池ケースの外側に配置されたハウジングと、
    前記ハウジングの内部空間において、前記貫通孔に押し当てられて前記貫通孔を塞ぐ状態と、前記貫通孔から少なくとも一部が離れて前記貫通孔を完全に塞がない状態とに移動可能に配置された弁体と、
    前記弁体と前記ハウジングの内側面との間に配置され、前記弁体を前記貫通孔に押し当てる弾性体と、
    前記ハウジングに形成された放出孔と、
    前記放出孔に充填され、ガスを透過させ、かつ、水分を吸収する水分吸収材と、
    を有する、リリーフ弁付き電池。
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