JP6819853B2 - 円盤状の板ガラス及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、円盤状の板ガラス及びその製造方法に関する。
半導体ウェハの製造プロセス中、半導体ウェハを支持する部材に円盤状の板ガラスが用いられる場合がある。
この種の半導体ウェハ用の板ガラスの端面部は、他部材の接触による欠けや割れを防止するために、次のように構成される場合がある。すなわち、板ガラスの板厚方向に対向する第一及び第二の主表面と端面とを繋ぐ部分に面取り部を形成すると共に、研磨等によって端面及び面取り部を含む端面部全体の表面粗さを小さくする構成とされる場合がある(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、端面部全体の算術平均粗さを440nm以下にすることが開示されている。
特開2009−16771号公報
ところで、半導体ウェハ用の板ガラスの場合、半導体ウェアの製造工程の中で、板ガラスを所定位置に正しく位置決めすることが要求される。そのため、板ガラスの位置決め時に、カメラなどを用いて平面視で板ガラスの端面部の境界を自動認識する構成が採用される場合がある。
しかしながら、端面部全体の面粗さが小さくなりすぎると、端面部全体が鏡面又は鏡面に近い状態となる。そのため、板ガラスの位置決め時に、端面部が眩しく光って端面部の境界を認識しにくくなる。その結果、板ガラスの位置決めエラーが生じるおそれがある。
一方、端面部の境界を認識できるように端面部全体の面粗さを大きくすると、端面部の強度が低下して板ガラスの破損リスクが高まるという問題が再び生じ得る。
本発明は、端面部の強度を十分確保しつつ、カメラ等により平面視で端面部の境界を認識しやすい板ガラスを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために創案された本発明に係る板ガラスは、板厚方向に対向する第一及び第二の主表面と、端面と、第一の主表面と端面を繋ぐ第一の面取り部と、第二の主表面と端面を繋ぐ第二の面取り部とを備えた円盤状の板ガラスであって、第一の面取り部の表面粗さRaが、第一及び第二の主表面のそれぞれの表面粗さRaよりも大きく、端面の表面粗さRaが、第一の面取り部の表面粗さRaよりも小さいことを特徴とする。
このような構成によれば、第一の面取り部の表面粗さと、端面の表面粗さとが異なる。そして、第一の面取り部は第一及び第二の主表面に比べて粗面となり、端面は第一の面取り部に比べて平滑面となる。第一の面取り部や第二の面取り部は、カメラ等により平面視で板ガラスの端面部の境界を自動認識する際に、比較的大きな面積を持った領域として観測されやすい。そのため、第一の面取り部が上記のように相対的に粗面となれば、端面部の境界を正確に認識しやすくなり、板ガラスの位置決めエラーを抑制することができる。一方、端面は面取り部よりも外方側に突出するため、面取り部よりも他部材が接触しやすい。そのため、端面が上記のように相対的に平滑面となって高強度となれば、他部材との接触による破損を防止する観点からは、端面と面取り部を含む端面部全体の強度も十分なものとなる。
上記の構成において、第二の面取り部の表面粗さRaが、第二の主表面の表面粗さRaよりも大きく、端面の表面粗さRaが、第二の面取り部の表面粗さRaよりも小さいことが好ましい。このようにすれば、第二の面取り部も第一及び第二の主表面に比べて粗面となり、端面部の境界をより認識しやすくなる。
上記の構成において、第一及び第二の主表面のそれぞれの表面粗さRa<端面の表面粗さRa<第一及び第二の面取り部のそれぞれの表面粗さRaなる関係が成立することが好ましい。このようにすれば、それぞれの面の表面粗さが最適化される。そして、端面の表面粗さが主表面の表面粗さよりも粗くて済むので、加工に要する時間を短縮化することができる。
上記の構成において、端面の表面粗さRaが、0.003〜0.03μmであることが好ましい。また、上記の構成において、第一及び第二の面取り部のそれぞれの表面粗さRaが、0.01〜0.20μmであることが好ましい。さらに、上記の構成において、第一及び第二の主表面のそれぞれの表面粗さRaが、0.2〜1.5nmであることが好ましい。ここで、「表面粗さRa」は、JIS B0601:2001に準拠した方法で測定した値を指す(以下、同様)。
上記の構成において、周縁部の一部に切欠き部を有することが好ましい。このようにすれば、切欠き部を基準として板ガラスの向きを調整することができる。そのため、例えば、板ガラスに支持される半導体ウェハの結晶方位の向きと板ガラスの切欠き部の位置を対応させておけば、板ガラスの切欠き部を基準として半導体ウェハの結晶方位の向きを認識することができる。ここで、半導体ウェハの結晶方位を所定の向きに合わせるために、半導体ウェハにも切欠き部が設けられている場合には、半導体ウェハの切欠き部と板ガラスの切欠き部の位置を一致させておくことが好ましい。
上記の構成において、切欠き部の表面粗さRaは、第一の面取り部の表面粗さRaよりも小さくてもよい。このようにすれば、第一の面取り部に比べて平滑面となるため、切欠き部の強度が上がる。そのため、切欠き部を基準として板ガラスの向きを調整する際に、切欠き部を起点として板ガラスが破損するのを防止できる。
上記の構成において、切欠き部の面粗さRaは、端面の面粗さRaよりも大きくてもよい。このようにすれば、切欠き部は端面に比べて粗面となるため、カメラなどを用いて、平面視で板ガラスの向きを認識しやすくなる。
この場合、切欠き部の面粗さRaが、0.01〜0.20μmであることが好ましい。
上記の課題を解決するために創案された本発明に係る板ガラスは、板厚方向に対向する第一及び第二の主表面と、端面と、第一の主表面と端面を繋ぐ第一の面取り部と、第二の主表面と端面を繋ぐ第二の面取り部とを備えた円盤状の板ガラスであって、端面が鏡面であり、第一の面取り部と第二の面取り部の少なくとも一方が鏡面よりも粗い非鏡面であることを特徴とする。
このような構成によれば、第一及び第二の面取り部の少なくとも一方が非鏡面であるので、端面部の境界を正確に認識しやすくなり、板ガラスの位置決めエラーを防止することが可能となる。一方、面取り部よりも他部材との接触が生じやすい端面は、鏡面であるため高強度となる。そのため、他部材との接触による破損を防止する観点からは、端面と面取り部を含む端面部全体の強度も十分確保される。
上記の構成において、端面の表面粗さRaが、0.003〜0.03μmであることが好ましい。
上記の課題を解決するために創案された本発明に係る板ガラスの製造方法は、円盤状の元板ガラスの板厚方向で対向する一対の主表面の少なくとも一方と端面を繋ぐ部分に面取り部を粗く形成する面取り工程と、前記端面を鏡面研磨する研磨工程とを備えていることを特徴とする。
このような構成によれば、鏡面からなる端面と、鏡面よりも粗い非鏡面からなる面取り部とを有する板ガラスを製造することができる。したがって、既に述べた対応する構成と同様の作用効果を享受することができる。
上記の構成において、面取り工程が研磨工程の前に行われ、研磨工程で面取り部を除く端面を鏡面研磨することが好ましい。このようにすれば、鏡面研磨された部分の面性状をそのまま維持しやすい。
この場合、前記研磨工程で、前記端面と共に前記一対の主表面を鏡面研磨することが好ましい。このようにすれば、端面と主表面が一緒に鏡面研磨されるので、効率よく板ガラスを製造することができる。
上記の構成において、面取り工程で、面取り部をエッチング処理することが好ましい。このようにすれば、面取り部の表面が、エッチング処理に起因する固有の面性状となる。これに起因して、面取り部がエッチング面で構成されると、研削などの機械加工面で構成する場合に比べて、平面視で端面部の境界を認識しやすくなる。換言すれば、面取り部がエッチング面で構成されると、表面粗さRaが比較的小さくなっても平面視で端面部の境界を認識することが可能となる。
上記の構成において、板ガラスの周縁部の一部に切欠き部を形成する切欠き部形成工程を備えていることが好ましい。
本発明によれば、端面部の強度を十分確保しつつ、カメラ等により平面視で端面部の境界を認識しやすい板ガラスを提供することができる。
本発明の実施形態に係る板ガラスの一例を示す平面図である。 図1の板ガラスの断面図である。 本発明の実施形態に係る板ガラスの変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る板ガラスの変形例を示す断面図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施形態に係る板ガラスの製造方法に含まれる面取り工程を説明するための側面図である。 (a)及び(b)は、共に面取り工程の変形例を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る板ガラスの製造方法に含まれる研磨工程を説明するための斜視図である。 図7のA−A断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面に基づいて説明する。
(円盤状の板ガラス)
図1に示すように、本実施形態に係る円盤状の板ガラス1は、周縁部の一部に切欠き部としてのV字状(或いはU字状)のノッチ2が形成されている。板ガラス1は、半導体ウェハを支持するウェハ支持板ガラスとして利用される。半導体ウェハは、例えば板ガラス1に接着された状態で保持される。なお、ノッチ2は省略してもよい。
図2に示すように、板ガラス1は、板厚方向に対向する第一の主表面3及び第二の主表面4と、端面5と、第一の主表面3と端面5を繋ぐ第一の面取り部6と、第二の主表面4と端面5を繋ぐ第二の面取り部7とを備えている。すなわち、板ガラス1の端面部は、端面5と、第一及び第二の面取り部6,7とを含む。この実施形態では、ノッチ2にも面取り部が形成されている。なお、図示例では、第一の主表面3を上面、第二の主表面4を下面としているが、第一の主表面3と第二の主表面4のいずれを上面として半導体ウェハを支持するようにしてもよい。
この実施形態では、第一及び第二の面取り部6,7は、第一及び第二の主表面3,4に対して傾斜した傾斜平面で構成されている。すなわち、板ガラス1に対してC面取りが施されている。
端面5は、平面方向の外方側に最も突出した部分を含む。この実施形態では、端面5は、第一及び第二の主表面3,4に対して略直交する平面で構成されている。
第一及び第二の面取り部6,7のそれぞれの表面粗さRaは、第一及び第二の主表面3,4のそれぞれの表面粗さRaよりも大きい。また、端面5の表面粗さRaは、第一及び第二の面取り部6,7のそれぞれの表面粗さRaよりも小さい。
この実施形態では、第一の主表面3、第二の主表面4および端面5が鏡面とされ、第一の面取り部6および第二の面取り部7が鏡面よりも粗い非鏡面とされる。なお、第一及び第二の面取り部6,7のいずれか一方が、端面5と同程度の表面粗さ(鏡面)であってもよい。
さらに、この実施形態では、非鏡面とされた第一及び第二の面取り部6,7は、エッチング処理されたエッチング面で構成されている。
端面5の表面粗さRaは、0.003〜0.03μmであることが好ましく、0.01〜0.02μmであることがより好ましい。また、第一及び第二の面取り部6,7のそれぞれの表面粗さRaは、0.01〜0.20μmであることが好ましく、0.03μm超〜0.15μmであることがより好ましい。さらに、第一及び第二の主表面3,4のそれぞれの表面粗さRaは、0.2〜1.5nmであることが好ましく、0.6〜1.1nmであることがより好ましい。
したがって、板ガラス1において、(第一及び第二の主表面3,4のそれぞれの表面粗さRa)<(端面5の表面粗さRa)<(第一及び第二の面取り部6,7のそれぞれの表面粗さRa)なる関係が成立することが好ましい。
ノッチ2の表面粗さRaは、この実施形態では、端面5の表面粗さRaよりも大きい。すなわち、ノッチ2は非鏡面とされる。この場合、ノッチ2の表面粗さRaは、0.01〜0.20μmであることが好ましく、0.03μm超〜0.15μmであることがより好ましい。
なお、ノッチ2の表面粗さRaは、第一及び第二の面取り部6,7の表面粗さRaよりも小さくてもよい。すなわち、ノッチ2は鏡面であってもよい。この場合、ノッチ2の表面粗さRaは、0.003〜0.03μmであることが好ましく、0.01〜0.02μmであることがより好ましい。
板ガラス1の直径Dは、例えば100mm〜500mmである。板ガラス1の板厚Tは、例えば0.5mm〜1.5mmである。板ガラス1の直径D及び板厚Tは、これに限定されない。
板ガラス1の30℃〜380℃の温度範囲における平均熱膨張係数は、板ガラス1が支持する半導体ウェハ内で半導体チップの割合が少なく、封止材の割合が多い場合には、上昇させることが好ましい。逆に、板ガラス1の30℃〜380℃の温度範囲における平均熱膨張係数は、半導体ウェハ内で半導体チップの割合が多く、封止材の割合が少ない場合には、低下させることが好ましい。
板ガラス1の30℃〜380℃の温度範囲における平均熱膨張係数を0×10−7/℃以上50×10−7/℃未満に規制したい場合、板ガラス1は、ガラス組成として、質量%で、SiO:55〜75%、Al:15〜30%、LiO:0.1〜6%、NaO+KO(NaOとKOの合量):0〜8%、MgO+CaO+SrO+BaO(MgO、CaO、SrO及びBaOの合量):0〜10%を含有することが好ましく、或いは、SiO:55〜75%、Al:10〜30%、LiO+NaO+KO(LiO、NaO及びKOの合量):0〜0.3%、MgO+CaO+SrO+BaO:5〜20%を含有することも好ましい。
板ガラス1の30℃〜380℃の温度範囲における平均熱膨張係数を50×10−7/℃以上かつ70×10−7/℃未満に規制したい場合、板ガラス1は、ガラス組成として、質量%で、SiO:55〜75%、Al:3〜15%、B:5〜20%、MgO:0〜5%、CaO:0〜10%、SrO:0〜5%、BaO:0〜5%、ZnO:0〜5%、NaO:5〜15%、KO:0〜10%を含有することが好ましく、SiO:64〜71%、Al:5〜10%、B:8〜15%、MgO:0〜5%、CaO:0〜6%、SrO:0〜3%、BaO:0〜3%、ZnO:0〜3%、NaO:5〜15%、KO:0〜5%を含有することがより好ましい。
板ガラス1の30℃〜380℃の温度範囲における平均熱膨張係数を70×10−7/℃以上かつ85×10−7/℃以下に規制したい場合、板ガラス1は、ガラス組成として、質量%で、SiO:60〜75%、Al:5〜15%、B:5〜20%、MgO:0〜5%、CaO:0〜10%、SrO:0〜5%、BaO:0〜5%、ZnO:0〜5%、NaO:7〜16%、KO:0〜8%を含有することが好ましく、SiO:60〜68%、Al:5〜15%、B:5〜20%、MgO:0〜5%、CaO:0〜10%、SrO:0〜3%、BaO:0〜3%、ZnO:0〜3%、NaO:8〜16%、KO:0〜3%を含有することがより好ましい。
板ガラス1の30℃〜380℃の温度範囲における平均熱膨張係数を85×10−7/℃超かつ120×10−7/℃以下に規制したい場合、板ガラス1は、ガラス組成として、質量%で、SiO:55〜70%、Al:3〜13%、B:2〜8%、MgO:0〜5%、CaO:0〜10%、SrO:0〜5%、BaO:0〜5%、ZnO:0〜5%、NaO:10〜21%、KO:0〜5%を含有することが好ましい。
板ガラス1の30℃〜380℃の温度範囲における平均熱膨張係数を120×10−7/℃超かつ165×10−7/℃以下に規制したい場合、板ガラス1は、ガラス組成として、質量%で、SiO:53〜65%、Al:3〜13%、B:0〜5%、MgO:0.1〜6%、CaO:0〜10%、SrO:0〜5%、BaO:0〜5%、ZnO:0〜5%、NaO+KO:20〜40%、NaO:12〜21%、KO:7〜21%を含有することが好ましい。
上記のガラス組成とすれば、板ガラス1の平均熱膨張係数を所望の範囲に規制しやすくなると共に耐失透性が向上するため、板厚のばらつきが小さい板ガラス1を得やすくなるという利点がある。
ここで、図3に示すように、板ガラス1の第一の面取り部6及び第二の面取り部7は、曲面で形成されていてもよい。すなわち、板ガラス1に対してR面取りが施されていてもよい。また、図4に示すように、板ガラス1の端面5も曲面で形成されていてもよい。すなわち、第一の主表面3と第二の主表面4とが、第一の面取り部6、端面5及び第二の面取り部7で構成される曲面で繋がっていてもよい。
以上のような構成を備えた板ガラス1によれば、第一及び第二の面取り部6,7が非鏡面とされるので、カメラ等によって平面視で端面部の境界を正確に認識しやすくなり、板ガラス1の位置決めエラーを抑制することができる。なお、第一及び第二の面取り部6,7のいずれか一方が非鏡面であれば、位置決めエラーを抑制することができる。
また、端面5が鏡面とされるため、端面5の強度は高くなる。端面5は面取り部6,7よりも他部材が接触しやすい。したがって、他部材との接触による破損を防止する観点からは、端面5の強度が高ければ、面取り部6の強度が多少低くなったとしても、端面部全体の強度は十分確保される。
(円盤状の板ガラスの製造方法)
次に、以上のような構成を備えた板ガラス1の製造方法について説明する。
本実施形態に係る板ガラス1の製造方法は、面取り工程と、研磨工程とを主たる構成として備えている。この実施形態では、面取り工程は研磨工程の前に行われる。
面取り工程では、図5(a),(b)に示すように、円盤状の元板ガラス1aを所定姿勢で保持した状態で、第一の主表面3aと端面5aとが略直交する第一の部分P1と、第二の主表面4aと端面5aとが略直交する第二の部分P2とにそれぞれ面取り部6a,7aを粗加工する。
詳細には、この実施形態では、第一及び第二の部分P1,P2を同時研削可能な断面V字状の研削面12を有する研削工具11を回転させながら接近移動させる。これにより、研削工具11の研削面12を元板ガラス1aの第一及び第二の部分P1,P2に押し付けて研削する。
このような研削加工が完了すると、図5(b)に示すように、元板ガラス1aの第一及び第二の部分P1,P2が、傾斜平面からなる第一及び第二の面取り部6a,7aに加工される。この研削加工は、元板ガラス1aの板厚方向中央部に位置する端面5aと、研削工具11の研削面12の底部との間に隙間Cが設けられた状態で進行する。そのため、この実施形態では、面取り工程で端面5aは未加工となる。なお、例えば、図4に示したような曲面からなる端面5aの場合、面取り工程で、面取り部6a,7aと端面5aを一緒に加工してもよい。
ここで、面取り工程で使用する研削工具11としては、図6(a)に示すようにテーパ状の研削面13を有するものを使用することもできるし、図6(b)に示すように円盤状の研削面14を有するものを使用することもできる。このような研削工具11を使用する場合、第一の部分P1と第二の部分P2の研削加工を個別に行ってもよいし、研削工具11を上下二つ配置するなどして、第一の部分P1と第二部分P2の研削加工を同時に行ってもよい。
この実施形態では、面取り工程は、エッチング処理を含む。図示は省略するが、エッチング処理は、元板ガラス1aの第一の主表面3a及び第二の主表面4aをマスキング等により保護した状態で、元板ガラス1aの端面5及び面取り部6a,7aを含む端面部をエッチング液に浸漬することにより行う。なお、エッチング処理は、元板ガラス1aの端面部にエッチング液を塗布又は噴霧することにより行ってもよい。また、エッチング処理は省略してもよい。
この実施形態では、研磨工程において、図7に示すようなラップ研磨装置21を使用して、元板ガラス1aの第一及び第二の主表面3a,4aと端面5とを鏡面研磨(仕上げ加工)する。
ラップ研磨装置21は、それぞれ同じ向きに回転駆動されるリングギア22及びサンギア23を有するキャリア装着部24と、キャリア装着部24を上下両側から挟んで互いに逆向きに回転駆動される上定盤25及び下定盤26とを備えている。
キャリア装着部24には、リングギア22及びサンギア23の間に配置され、両ギア22,23と噛み合う複数のキャリア27が装着されている。各々のキャリア27には、元板ガラス1aを保持するための複数の円形状のホール28が設けられている。ホール28は板ガラス1aよりも僅かに大きい。各々のキャリア27は、リングギア22及びサンギア23を回転駆動することにより、各々のキャリア27の中心軸xを中心に自転しながらサンギア23を中心として公転する。
図7及び図8に示すように、上定盤25及び下定盤26には、キャリア27に対向する側にそれぞれ研磨パッド25a,26aが設けられている。上定盤25の研磨パッド25aと下定盤26の研磨パッド26aの間には、砥粒を含むスラリーが供給される。
そして、上記のようなキャリア27の自転と公転を伴う遊星歯車運動により、キャリア27に保持された複数の元板ガラス1aの両主表面3a,4aが上下定盤25,26の研磨パッド25a,26aによって鏡面研磨される。
図8に示すように、この実施形態では、キャリア27のホール28の内周面にも研磨パッド28aが設けられている。そのため、キャリア27の遊星歯車運動によって、ホール28内で元板ガラス1aがランダムに回転することにより、元板ガラス1aの端面5aもホール28の研磨パッド28aによって鏡面研磨される。これにより、エッチング面からなる端面5aが鏡面に加工される。この過程で、上定盤25の研磨パッド25a、下定盤26の研磨パッド26a及びホール28の研磨パッド28aは、元板ガラス1aの面取り部6a,7aには接触しない。したがって、面取り部6a,7aは、研磨工程で鏡面研磨されることなく、非鏡面(この実施形態ではエッチング面)に保たれる。
この実施形態では、円盤状の板ガラス1の製造方法は、面取り工程の前にノッチ形成工程を更に備えている。図示は省略するが、ノッチ形成工程では、元板ガラス1aの周縁部の一部にノッチを形成する。ノッチは、例えば、元板ガラス1aの周縁部の所定位置に、例えば切削、研削又はレーザ加工により形成される。ノッチは、元板ガラス1aの周縁部から内側に窪んだ状態であるので、上記の研磨工程で、上定盤25の研磨パッド25a、下定盤26の研磨パッド26a及びホール28の研磨パッド28aと接触しない。したがって、ノッチは、研磨工程で鏡面研磨されることなく、非鏡面(この実施形態ではエッチング面)に保たれる。
以上のように元板ガラス1aを加工することにより、端面5が鏡面をなし、かつ、第一及び第二の面取り部6,7が鏡面よりも粗い非鏡面をなす板ガラス1が製造される。
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限定されるものではなく、上記した作用効果に限定されるものでもない。本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
上記の実施形態では、円盤状の板ガラスにおいて、切欠き部としてノッチを有する場合を説明したが、切欠き部は、オリエンテーションフラットと呼ばれる直線状のものであってもよい。
上記の実施形態では、円盤状の板ガラスの製造方法において、研磨工程で元板ガラスの第一及び第二の主表面と端面を同時に鏡面研磨する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、研磨工程で元板ガラスの端面のみを鏡面研磨してもよい。この場合、例えば、元板ガラスの端面のみにテープを往復移動させながら押し当てることで、端面の鏡面研磨を行ってもよい。ここで、テープは、少なくとも一方の面に研磨面を有するもので、研磨対象部分に押付けた際、研磨対象部分の表面に倣って変形可能な程度のフレキシブル性を有することが好ましい。テープの研磨面には、例えばアルミナ、炭化ケイ素、ダイヤモンドなど公知の材質の砥粒をテープの基体(PEなどの樹脂製フィルム)に固着したものが使用可能である。また、その粒度は、例えば300以上でかつ10000以内に設定され、好ましくは500以上でかつ3000以内に設定される。また、例えば、元板ガラスの端面のみに回転砥石を押し当てることで、端面の鏡面研磨を行ってもよい。
上記の実施形態では、円盤状の板ガラスの製造方法において、研磨工程でノッチに鏡面研磨を施さず、ノッチを非鏡面のまま残す場合を説明したが、研磨工程でノッチに鏡面研磨を施してもよい。この場合、ノッチに対して上記のテープ研磨を施すことが好ましい。
上記の実施形態では、円盤状の板ガラスの製造方法において、研磨工程の前に面取り工程を行う場合を説明したが、研磨工程の後に面取り工程を行ってもよい。この場合、例えば、面取り部を有さない元板ガラスの端面部全体を鏡面研磨(仕上げ加工)した後に、板厚方向中央部に位置する端面を除く部分に研削などの機械加工により面取り部を粗加工するようにしてもよい。また、例えば、予め面取り部を有する元板ガラスの端面部全体を鏡面研磨した後に、面取り部に対応する部分のみに粗面化処理を施して面取り部を粗加工するようにしてもよい。
1 円盤状の板ガラス
1a 円盤状の元板ガラス
2 ノッチ
3 第一の主表面
4 第二の主表面
5 端面
6 第一の面取り部
7 第二の面取り部
11 研削工具
12 研削面
21 ラップ研磨装置
22 リングギア
23 サンギア
24 キャリア装着部
25 上定盤
25a 研磨パッド
26 下定盤
26a 研磨パッド
27 キャリア
28 ホール
28a 研磨パッド

Claims (16)

  1. 板厚方向に対向する第一及び第二の主表面と、端面と、前記第一の主表面と前記端面を繋ぐ第一の面取り部と、前記第二の主表面と前記端面を繋ぐ第二の面取り部とを備えた円盤状の板ガラスであって、
    前記第一及び第二の主表面のそれぞれの表面粗さRa<前記端面の表面粗さRa<前記第一の面取り部の表面粗さRaなる関係が成立することを特徴とする円盤状の板ガラス。
  2. 前記第二の面取り部の表面粗さRaが、前記第一及び第二の主表面のぞれぞれの表面粗さRaよりも大きく、
    前記端面の表面粗さRaが、前記第二の面取り部の表面粗さRaよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の円盤状の板ガラス。
  3. 前記端面の表面粗さRaが、0.003〜0.03μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の円盤状の板ガラス。
  4. 前記第一及び第二の面取り部のそれぞれの表面粗さRaが、0.01〜0.20μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の円盤状の板ガラス。
  5. 前記第一及び第二の主表面のそれぞれの表面粗さRaが、0.2〜1.5nmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の円盤状の板ガラス。
  6. 周縁部の一部に切欠き部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の円盤状の板ガラス。
  7. 前記切欠き部の表面粗さRaが、前記第一の面取り部の表面粗さRaよりも小さいことを特徴とする請求項6に記載の円盤状の板ガラス。
  8. 前記切欠き部の表面粗さRaが、前記端面の表面粗さRaよりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の板ガラス。
  9. 前記切欠き部の表面粗さRaが、0.01〜0.20μmであることを特徴とする請求項8に記載の円盤状の板ガラス。
  10. 板厚方向に対向する第一及び第二の主表面と、端面と、前記第一の主表面と前記端面を繋ぐ第一の面取り部と、前記第二の主表面と前記端面を繋ぐ第二の面取り部とを備えた円盤状の板ガラスであって、
    前記端面が鏡面であり、前記第一の面取り部と前記第二の面取り部の少なくとも一方が前記鏡面よりも粗い非鏡面であり、
    前記第一及び第二の主表面のそれぞれの主表面の表面粗さRa<前記端面の表面粗さRa<前記第一及び第二の面取り部のうちの前記非鏡面となる面取り部の表面粗さRaなる関係が成立することを特徴とする円盤状の板ガラス。
  11. 前記端面の表面粗さRaが、0.003〜0.03μmであることを特徴とする請求項10に記載の円盤状の板ガラス。
  12. 請求項10又は11に記載の円盤状の板ガラスを製造するための、円盤状の板ガラスの製造方法であって、
    円盤状の元板ガラスの板厚方向で対向する第一及び第二の主表面の少なくとも一方と端面を繋ぐ部分に非鏡面からなる面取り部を粗く形成する面取り工程と、
    前記端面の表面粗さRaが、前記第一及び第二の主表面の表面粗さRaよりも大きくなるように、前記端面を鏡面研磨する研磨工程とを備えていることを特徴とする円盤状の板ガラスの製造方法。
  13. 前記面取り工程が前記研磨工程の前に行われ、前記研磨工程で前記面取り部を除く前記端面を鏡面研磨することを特徴とする請求項12に記載の円盤状の板ガラスの製造方法。
  14. 前記研磨工程で、前記端面と共に前記一対の主表面を鏡面研磨することを特徴とする請求項13に記載の円盤状の板ガラスの製造方法。
  15. 前記面取り工程で、前記面取り部をエッチング処理することを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載の円盤状の板ガラスの製造方法。
  16. 前記板ガラスの周縁部の一部に切欠き部を形成する切欠き部形成工程を備えていることを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載の円盤状の板ガラスの製造方法。
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