JP6819179B2 - 排紙ユニット、及び画像形成装置 - Google Patents

排紙ユニット、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、排紙ユニット、及び画像形成装置に関する。
従来、例えば電子写真方式の画像形成装置には、装置本体に装着可能な排紙ユニットや反転機構を装備した両面ユニットが備えられている。装置本体では、転写した搬送物の紙を第1の搬送路を経て排紙トレイへ排出したり、或いは第1の搬送路と繋がる別な経路となる第2の搬送路を経て両面ユニットへ搬送できるようになっている。また、排紙ユニットでは、繋がり箇所に設けられた分岐爪を動作させて紙を第1の搬送路や第2の搬送路へ選択的に切り替えて案内する機能が持たされている。
排紙ユニットの一例では、分岐爪を動作させるためにソレノイドを備えている(特許文献1参照)。
しかしながら、分岐爪の切り替えがソレノイドにより頻繁に行われると、ソレノイドやソレノイドを動作する電子部品(電子回路基板)に負担が掛かり、ソレノイドや電子部品、牽いては排紙ユニットが発熱し、紙が変形したり、排紙ユニットが故障することがある。発熱対策用として排紙ユニットに冷却ファンを設ける技術も知られているが、冷却ファンの設置によるコスト高やレイアウト上の制限、大型化を招くために好ましくない。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、排紙ユニットが発熱して紙を変形させたり、排紙ユニットが故障することのない低コストでレイアウト上の制限のない小型の排紙ユニット、及び画像形成装置を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態は、搬送物を搬送して排紙トレイへ排出するための第1の搬送路と、前記搬送物を両面ユニットへ搬送するための第2の搬送路と、前記第1の搬送路及び前記第2の搬送路に設けた分岐爪と、前記分岐爪をソレノイドにより動作させる分岐爪動作切替部と、を備えた排紙ユニットにおいて、前記分岐爪動作切替部は、前記ソレノイドのオン・オフを一定周期で繰り返すときに当該ソレノイドのオン時間の積算時間とオフ時間の積算時間値を計測し、前記オン時間の積算時間値と前記オフ時間の積算時間値の差が一定値を超えたとき、当該ソレノイドのオフ時間長くるように前記一定周期の動作タイミングの変更し、前記オフ時間の変更の後に計測される前記オン時間の積算時間値と前記オフ時間の積算時間値の差が前記一定値を超えなくなったとき、前記オフ時間を前記変更の前の長さに戻すことを特徴とする。
本発明によれば、上記構成により、排紙ユニットが発熱して紙を変形させたり、排紙ユニットが故障することのない低コストでレイアウト上の制限のない小型の排紙ユニット、及び画像形成装置を提供できる。
本発明に係る排紙ユニットが適用された画像形成装置の概略図である。 図1に示す排紙ユニットの周辺構成を含めた図である。 図2に示す排紙ユニットに備えられる分岐爪動作切替部の動作制御を示すフローチャートである。 図3の動作制御に伴う画像形成装置の生産性を示した模式図である。 図4の基本動作において、図3の動作制御に伴う時間とソレノイド温度との関係図である。
以下に、本発明の排紙ユニット、及び画像形成装置について、図面をもとに説明する。
図1は、本発明に係る排紙ユニット5が適用された画像形成装置1の概略図である。
図1の画像形成装置1は、略垂直方向搬送パス方式を採用している複写機である。画像形成装置1としては、例えばプリンタ、スキャナ、ファクシミリ等の機能を一つの筐体に纏めたデジタル複合機(MFP:MultiFunction Peripheral)であっても良い。
図1の画像形成装置1には、装置本体2の高さ方向における上方に読込みユニットである画像読込み部6が配備され、ほぼ中央に画像を形成するためにブラックK、シアンC、マゼンダM、イエローYのそれぞれの色のトナー容器を持つ画像形成部3が配備されている。また、画像形成装置1には、画像形成部3における下方に給紙部4、上方に排紙ユニット5が配備されている。
このうち、給紙部4では、給紙トレイ7から給紙コロ8によって搬送物の紙が搬送路に供給され、搬送路上の紙が対構成のレジストローラ10によって画像形成部3の転写ローラ9側に送られる。このとき、画像形成部3では、スキャナ機能を有する画像読込み部6、或いは画像形成装置1に接続するパーソナルコンピュータ(PC)から画像データが取得される。
画像形成部3は、取得された画像データを作像する4連タンデム型カラーのブラックK、シアンC、マゼンダM、イエローYのそれぞれの色のトナーがトナーボルトから補給される現像装置21を有する。現像回転体である4つの現像回転体である感光体ドラム11は、4つの現像装置21と現像回転体の軸方向で各々対向している。また、4つの感光体ドラム11は、転写ベルト22の平面上に対向して並設され、感光体ドラム11上に作像された各々トナー像とのタイミングが合わせられて転写ベルト22に転写される。転写ベルト22のトナー像は、転写ベルト22と対向する転写ローラ9とにより紙を挟持し、トナー像が紙に転写される。
トナー像が転写された紙は、搬送方向下流の定着装置の定着ローラ12対へと搬送され、定着ローラ12による加熱による定着が行われ、定着装置の上方に着脱可能に配備された排紙ユニット5側に送られる。
排紙ユニット5では、定着ローラ12対の搬送路23が分岐爪13で分岐され、分岐爪13の下方側から延びて定着済みの紙を排紙トレイへ排出する第1の搬送路17を形成している。また、分岐爪13の上方側から延びて定着済みの紙を排紙トレイへ排出する第2の搬送路18を形成している。また、ここでの第2の搬送路18は、紙を両面ユニットへ搬送するための反転兼用搬送路である。第1の搬送路17には、排紙ローラ14と対向する反転兼排紙ローラ24とで紙を挟持して紙を搬送する。第2の搬送路18には、排紙ローラ15と対向する反転兼排紙ローラ24とで紙を挟持して紙を搬送する。即ち、反転兼排紙ローラ24は、第1の搬送路17、第2の搬送路18で共通して使用する。分岐爪13は、第1の搬送路17及び第2の搬送路18の繋がり箇所に設けられている。第2の搬送路18は両面ユニットの所定箇所に付設される両面経路16に繋がる。尚、両面ユニットは、装置本体2へ装着可能で、両面経路16を開放することができる。
図2は、上述した排紙ユニット5の周辺構成を含めた図である。
図2の排紙ユニット5には、排紙ローラ14(図1参照)の軸方向である長手方向に所定の間隔で分岐爪13が複数設けられ、複数の分岐爪13が一体で移動可能となっている。一方の端部側には、分岐爪動作切替部19が設けられ、各分岐爪13をソレノイドにより動作させる。分岐爪動作切替部19の電子部品(電子回路基板)は、ソレノイドを動作させるために分岐爪動作切替部19に設けられる。排紙ユニット5では、各分岐爪13の動作により紙を下側の第1の搬送路17、上側の第2の搬送路18へ選択的に切り替えて案内する。詳細には、分岐爪動作切替部19は、ソレノイドのオフ時には図1の各分岐爪13の爪先が上方に移動し、下側の第1の搬送路17が開放され、且つ上側の第2の搬送路18が閉塞される位置に動作させる。また、分岐爪動作切替部19は、ソレノイドのオン時には各分岐爪13の爪先が下方に移動し、下側の第1の搬送路17が閉塞され、且つ上側の第2の搬送路18が解放される位置に動作させる。
分岐爪13の動作と紙の動きとの関係を図1で説明する。通常片面モードの場合は、分岐爪13がソレノイドのオフ時に図1中の上側に位置されることにより、下側の第1の搬送路17が開放され、且つ上側の第2の搬送路18が閉塞され、紙が排紙ローラ14によって搬送されて排紙トレイへ排出される。これに対し、両面モードの場合は、分岐爪13がソレノイドのオン時に図1中の下側に位置されることにより、下側の第1の搬送路17が閉塞され、且つ上側の第2の搬送路18が解放されるように切り替えられ、紙が排紙ローラ15によって搬送される。紙の後端が分岐爪13を通過したことを付近のセンサが検出する際、ソレノイドがオフとなり分岐爪13が図1中の上側の位置に切り替わる。これに伴い、下側の第1の搬送路17が開放され、且つ上側の第2の搬送路18が閉塞されると共に、排紙ローラ15が逆方向に回転し、紙が両面経路16へ搬送され、画像形成部3を経て下側の第1の搬送路17から排紙トレイへ排出される。
ところで、分岐爪13の切り替えは、分岐爪動作切替部19の電子部品によってソレノイドをオン・オフして行う。特に紙を両面経路16へ搬送する場合には分岐爪13を上側の第2の搬送路18の開放後に下側の第1の搬送路17の開放へと移行するため、分岐爪13の切り替え動作が頻繁に行われる。ソレノイドのオンの状態が長い電通状態ではソレノイドや電子部品の温度が上昇してしまう。これにより、排紙ユニット5では、両面モード時に通紙を継続させると分岐爪13を駆動するソレノイドが過熱状態となる。そこで、排紙ユニット5中のソレノイド等の過熱を防止するため、分岐爪動作切替部19の電子部品が通紙時にソレノイドのオン・オフを一定周期で繰り返す動作タイミングを変更し、ソレノイドのオンの積算時間とオフの積算時間とに基づいてソレノイドのオフ時間を長くする。
上述の分岐爪13を動作させるソレノイドの温度とソレノイドの動作タイミングを変更することの関係について以下に詳細を説明する。ソレノイドのオン時間をton、ソレノイドのオンしている1秒当たりの温度上昇係数をα[℃/min]とすると、ソレノイドのオンしている間に温度はα×ton[℃]上昇する。また、ソレノイドのオフ時には通電されずに温度が低下する。そこで、ソレノイドのオフ時間をtoff、ソレノイドのオフしている1秒当たりの温度減少係数をβ[℃/min]とすると、ソレノイドのオフしている間に温度はβ×toff[℃]減少する。排紙ユニット5において、両面モードの場合、紙が通紙状態であればソレノイドのオン・オフが一定周期で繰り返される。そこで、ソレノイドのオンの総積算時間をΣton、ソレノイドのオフの総積算時間をΣtoff、ソレノイドの初期温度をT0とすると、そのときのソレノイドの温度Tは、T=α×Σton−β×Σtoff+T0なる関係式になる。
分岐爪動作切替部19の電子部品は、上述した機能以外に計時カウント機能を有しており、分岐爪13を動作させるソレノイドの温度Tが一定値Tcを超えたときにソレノイドの動作タイミングを変更する。詳しくはソレノイドのオンの積算時間値に温度上昇係数αを乗じた値からオフの積算時間値に温度減少係数βを乗じた値を減算した差値が一定値Tcを超えたときにソレノイドの動作タイミングを変更してそのオフ時間toffを長くする。ソレノイドの温度Tの一定値Tcは、紙が変形したり、排紙ユニット5が故障してしまう極大温度Tmax未満の値となるようにする。
ところで、温度減少係数βは温度上昇係数αと比べて小さく、例えば日本の夏のような亜熱帯的な地域では、α=5、β=0.6程度である。こうした状況で排紙ユニット5の分岐爪13を長時間継続的に動作し続けるとソレノイドの温度Tの上昇が止まらず、極大温度Tmaxを越えてしまう。そこで、ソレノイドの温度Tが極大温度Tmaxを越えないように極大温度Tmax未満の一定値Tcを超えた時点でソレノイドの動作タイミングを変更してオフ時間toffを長くする。また、分岐爪動作切替部19の電子部品は、ソレノイドにおけるオフ時間toffについての一定周期を動作タイミングの変更時には変更前よりも長くする。これにより、ソレノイドのオフ時間toffをオン時間tonよりも長くできるのでソレノイドの温度Tが自然冷却により低下する。更に、ソレノイドの動作タイミングの一定周期を変更してオフ時間toffを長くしてから所定の時間を経過するとソレノイドのオフ時間toffを元の動作タイミングの一定周期に戻す。このための条件は、ソレノイドの温度Tが一定値Tcよりも低く、ソレノイドの動作中に理論上で達成可能な極小温度Tminになった時点で行うか、或いはソレノイドの動作タイミングを変更してオフ時間toffを長くしている所定の時間ta(ソレノイドの温度Tが極小温度Tminに低下するまでに相当する時間)としても良い。本実施形態では、所定の時間taを用いて変更解除を行っている。
図3は、上述した排紙ユニット5に備えられる分岐爪動作切替部19の動作制御を示すフローチャートである。
図3の動作制御は、分岐爪動作切替部19の電子部品により実施される。画像形成装置1(図1参照)が動作可能なときに、まず給紙部4から給紙開始(ステップS1)する。次に、転写、定着を経て予め指示設定された片面モード、両面モード等の印刷モードに応じて排紙ユニット5に通紙したときにソレノイドのオン時間tonの積算時間値を得るためのカウントを開始する。また、ソレノイドのオフ時間toffの積算時間値を得るためのカウントを開始する。これらはソレノイドのオン時間ton積算カウント開始、ソレノイドのオフ時間toff積算カウント開始(ステップS2)の処理として実施される。
更に、ソレノイドの温度T(初期温度T0を有する)を示すα×Σton−β×Σtoff+T0の値が一定値Tc以下であるか否かを、Tc≧α×Σton−β×Σtoff+T0なる関係で判定(ステップS3)する。この判定の結果、ソレノイドの温度Tが一定値Tc以下(Tc≧T)であれば、直前のソレノイドのオン時間ton積算カウント開始、ソレノイドのオフ時間toff積算カウント開始(ステップS2)の処理に戻ってカウント動作を継続する。これに対し、ソレノイドの温度Tが一定値Tcを超えていれば(Tc<T)であれば、ソレノイドの動作タイミング変更(ステップS4)の処理を行い、ソレノイドのオフ時間toffについての一定周期を変更前よりも長くする。これにより、ソレノイドにおけるオフ時間toffをオン時間tonよりも長くしてソレノイドを自然冷却することができる。
この後、動作タイミング変更している経過時間tが極小温度Tminに相当する所定の時間taに至ったか(t≧ta)の判定(ステップS5)を行う。この判定の結果、経過時間tが所定の時間taに至っていなければ、ソレノイドの動作タイミング変更(ステップS4)の処理に戻って動作を継続する。これに対し、経過時間tが所定の時間taに至っていれば(t≧ta)、ソレノイドのオフ時間toffを元の動作タイミングを一定周期に戻すソレノイドの動作タイミング変更解除(ステップS6)の処理を行う。この後、ソレノイドのオン時間tonの積算時間値を得るためのカウントをリセットし、ソレノイドのオフ時間toffの積算時間値を得るためのカウントをリセットする。これらをソレノイドのオン時間ton積算カウントリセット、ソレノイドのオフ時間toff積算カウントリセット(ステップS7)の処理として実施し、その後に制御動作を終了する。
図4は、図3の動作制御に伴う画像形成装置の生産性を示した模式図である。
図4は、画像形成装置1の印刷モードが両面モードであり、排紙ユニット5における基本動作が連続通紙の後に所定の紙間Dでそれぞれ1枚印刷が実施される生産性の概要を示している。ここで紙間Dは印刷していない時間帯を示すもので、紙のスキューセットや後排紙処理の時間に該当する。1枚印刷は17秒毎に1枚通紙させている。図3の動作制御を35分行うことでソレノイドの温度Tを73℃程度から55℃程度まで減少させることが確認できた。また、図3中のソレノイドのオン時間ton積算カウントリセット、ソレノイドのオフ時間toff積算カウントリセット(ステップS7)の処理は、それまでに積算してきたソレノイドのオン時間tonとオフ時間toffとをリセットし、新たにカウントを開始できるようにするための処理である。結果として、図3で説明した動作制御を実施することで、ソレノイドの温度Tの上昇を抑制できることが確認できた。
図5は、図4の基本動作において、図3の動作制御に伴う時間[min]とソレノイド温度[℃]との関係図である。
図5では、画像形成装置1の印刷モードとして両面モードが指定され、排紙ユニット5でのソレノイドのオン・オフが一定周期で繰り返される基本動作における図3の動作制御の時間の経過に伴うソレノイドの温度Tの特性を示している。画像形成装置1の電源をオンにして排紙ユニット5で両面モードにおける通紙が開始されると、ソレノイドの温度Tは上昇する。その後、ソレノイドの温度Tが一定値Tcを超えたTc<Tの時点で分岐爪動作切替部19の電子部品の動作制御によりソレノイドの動作タイミング変更を行ってソレノイドのオフ時間toffの一定周期を動作タイミングの変更前よりも長くする。このソレノイドの動作タイミングを変更するための開始時間は、ソレノイドの温度Tが一定値Tcを超えたのを分岐爪動作切替部19の電子部品が確認し、ソレノイドが電子部品から制御指令を受けて動作するタイミングである。
ソレノイドの動作タイミング変更によりソレノイドのオフ時間toffの周期を長くすることにより、ソレノイドの温度Tは徐々に自然冷却されて下がり、やがては極小温度Tmin相当の温度(所定の時間ta経過時の温度)に至る。ソレノイドの温度Tが極小温度Tmin相当の温度になると、ソレノイドの動作タイミング変更を終了(ソレノイドの動作タイミング変更解除)してソレノイドを元の動作タイミングの一定周期に戻す。
更に、両面モードの通紙を継続すると、ソレノイドのオン・オフが一定周期で繰り返される動作中にソレノイドの温度Tが上昇する。その後、再度ソレノイドの温度Tが一定値Tcを超えたTc<Tの時点で分岐爪動作切替部19の電子部品の動作制御により再度ソレノイドの動作タイミング変更を行ってソレノイドのオフ時間toffの一定周期を動作タイミングの変更前よりも長くする。このソレノイドの動作タイミングを変更するための開始時間は、ソレノイドの温度Tが一定値Tcを超えたのを分岐爪動作切替部19の電子部品が確認し、ソレノイドが電子部品から制御指令を受けて動作するタイミングとなる。
尚、図5において、ソレノイドの温度Tが一定値Tcを超えた時点とピークの時点とが異なっている。その理由はソレノイドの温度Tが一定値Tcを超えたことを分岐爪動作切替部19の電子部品が確認しても、すぐ直後に動作タイミングを変更しないためである。本実施形態では、動作タイミングの変更は、両面モードで連続通紙の印刷中には行っていない。そのため、ピークの時点のソレノイドの温度Tが異なってくるが、その制御は容易であり、ピークが極大温度Tmaxよりも低い温度となるように一定値Tcを設定しておくだけで良い。
再度のソレノイドの動作タイミング変更によりソレノイドのオフ時間toffの周期を長くすることにより、ソレノイドの温度Tは徐々に自然冷却されて下がり、やがては極小温度Tmin相当の温度(所定の時間ta経過後の温度)に至る。ここでもソレノイドの温度Tが極小温度Tmin相当の温度になると、ソレノイドの動作タイミング変更を終了(ソレノイドの動作タイミング変更解除)してソレノイドを元の動作タイミングの一定周期に戻す。ソレノイドの動作タイミング変更を行ってソレノイドのオフ時間toffの一定周期を動作タイミングの変更前よりも長くすることによって、ソレノイドの発熱は抑制されて過熱防止される。それ以降に継続する排紙ユニット5における基本動作のときにも、ソレノイドの温度Tが一定値Tcを超えた時点で同様にソレノイドの動作タイミング変更を行う。
このように、排紙ユニット5では、印刷モードが両面モードのとき、分岐爪動作切替部19の電子部品が動作制御によりソレノイドの動作タイミング変更を行ってソレノイドのオフ時間toffの一定周期を動作タイミングの変更前よりも長くする。これによって、ソレノイドが自然冷却されるため、排紙ユニット5への十分な発熱対策を図ることができる。この結果、ソレノイドの温度Tを温度センサ等を追加することなく下げることが可能になり、排紙ユニット5が発熱して紙を変形させたり、排紙ユニット5が故障することのない低コストでレイアウト上の制限のない小型の排紙ユニット5となる。以上のように、実施形態は、両面モードについて説明したが、ソレノイドのオン・オフ動作を伴うモードであれば適用可能であり、片面モードで第2の搬送路18と第1の搬送路17とを交互に使用して排紙トレイに排紙する場合でも適用可能である。
尚、上述した実施の形態では、搬送物を紙として説明したが、それ以外のコート紙、ラベル紙等の他、オーバヘッドプロジェクタシート、フィルム、可撓性を持つ薄板等を対象にしても良い。
1 画像形成装置
2 装置本体
3 画像形成部
4 給紙部
5 排紙ユニット
6 画像読込み部
7 給紙トレイ
8 給紙コロ
9 転写ローラ
10 レジストローラ
11 感光体ドラム
12 定着ローラ
13 分岐爪
14、15 排紙ローラ
16 両面経路
17 第1の搬送経路
18 第2の搬送経路
19 分岐爪動作切替部
21 現像装置
22 転写ベルト
23 搬送路
24 反転兼排紙ローラ
特許3996387号公報

Claims (3)

  1. 搬送物を搬送して排紙トレイへ排出するための第1の搬送路と、前記搬送物を両面ユニットへ搬送するための第2の搬送路と、前記第1の搬送路及び前記第2の搬送路に設けた分岐爪と、前記分岐爪をソレノイドにより動作させる分岐爪動作切替部と、を備えた排紙ユニットにおいて、
    前記分岐爪動作切替部は、前記ソレノイドのオン・オフを一定周期で繰り返すときに当該ソレノイドのオン時間の積算時間とオフ時間の積算時間値を計測し、
    前記オン時間の積算時間値と前記オフ時間の積算時間値の差が一定値を超えたとき、当該ソレノイドのオフ時間長くるように前記一定周期の動作タイミングの変更し、
    前記オフ時間の変更の後に計測される前記オン時間の積算時間値と前記オフ時間の積算時間値の差が前記一定値を超えなくなったとき、前記オフ時間を前記変更の前の長さに戻すことを特徴とする排紙ユニット。
  2. 請求項1記載の排紙ユニットにおいて、
    前記分岐爪動作切替部は、前記ソレノイドのオンの積算時間値に温度上昇係数を乗じた値から当該ソレノイドのオフの積算時間値に温度減少係数を乗じた値を減算した差値が一定値を超えたときに当該ソレノイドの前記オフ時間長くなるように前記一定周期の動作タイミングの変更をすることを特徴とする排紙ユニット。
  3. 請求項1又は2記載の排紙ユニットを具備したことを特徴とする画像形成装置。
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