JP6818969B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、カメラ画像を用いた輝度分布測定技術に関する。
従来のカメラ画像を用いた輝度分布測定技術(例えば、特許文献1)では、撮影条件設定手段によって撮影手段の撮影条件が変更され、異なる撮影条件で撮影手段が同一の被測定箇所を複数回撮影する。また、画像生成手段が、撮影手段の画素値の出力範囲内で画素値と輝度との誤差が他の範囲よりも小さくなる範囲の階調値を特定値として予め設定している。そして、撮影手段により撮影された複数枚の画像において、同一の測定点に対応する画素の画素値と特定値とが比較される。更に、特定値に最も近い画素値が選択され、選択された画素値から測定点の輝度が求められる。
また、他の輝度分布測定技術(例えば、特許文献2)では、カメラ制御部が、デジタルスチルカメラよりなるカメラの撮影条件を設定する。また、画像生成部が、異なる撮影条件で撮影された複数の画像をカメラから取り込む。更に、画像生成部が、各画素の画素値を換算式により輝度に変換する。そして、画像生成部が、各画素の輝度を合成することで測定対象の輝度分布を求めている。
特開2006−118990号公報 特開2006−118991号公報
従来のカメラ画像を用いた輝度分布測定技術では、異なる露出時間で撮影された複数の画像において、それぞれの画像から取得可能な輝度範囲の輝度値を求めて輝度分布を合成している。
屋外または窓から自然光が入光する屋内では、自然光量は太陽にかかっている雲の量などにより刻々と変化する。このため、同じ露出時間でも太陽にかかっている雲の量が多い瞬間に撮影した画像から求めた画素の輝度値と、太陽にかかっている雲の量が少ない瞬間に撮影された画像から求めた画素の輝度値が異なるということが生じる。自然光が少ない瞬間に撮影された画像から求めた輝度値は正確な輝度値より低めの値になる。一方、自然光が多い瞬間に撮影された画像から求めた輝度値は正確な輝度値より高めの値になる。このように、自然光の光量の変化によって測定誤差にバラつきが生じ、異なる瞬間に撮影された画像から求めた輝度値を用いる場合に、正確な輝度分布が生成できないという課題がある。
本発明は、このような課題を解決することを主な目的とする。より具体的には、本発明は、自然光の影響を受けずに、正確な輝度分布を得ることを主な目的するとする。
本発明に係る情報処理装置は、
カメラに設定する撮影のためのパラメータのうち露出時間以外のパラメータを固定し、前記露出時間を変化させて前記カメラに撮影対象領域を撮影させるカメラ制御部と、
前記カメラの撮影により得られた、前記撮影対象領域のN(N≧3)枚の画像を取得する画像取得部と、
前記N枚の画像から同一画素位置の画素値を画素位置ごとに抽出し、抽出した同一画素位置の画素値と、前記N枚の画像の各々の撮影時の露出時間とに基づき、露出時間と画素値との関係が画素位置ごとに表されるモデルを生成するモデル生成部と、
生成された前記モデルと輝度係数とを用いて、画素位置ごとに輝度値を算出する輝度値算出部と、
画素位置ごとの輝度値を用いて、前記撮影対象領域の輝度分布を生成する輝度分布生成部とを有する。
本発明によれば、自然光の影響を受けずに、正確な輝度分布を得ることができる。
実施の形態1に係る輝度分布測定装置の機能構成例を示す図。 実施の形態1に係る輝度分布測定装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態1に係る輝度分布測定装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態1に係る輝度分布測定装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態1に係る輝度分布測定装置のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係る画素位置ごとの露出時間と画素値との関係を示す図。 実施の形態1に係る一次近似式の傾き値と測定輝度値との関係を示す図。 実施の形態2に係る輝度分布測定装置の機能構成例を示す図。 実施の形態2に係る輝度分布測定装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態2に係る輝度分布測定装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態3に係る輝度分布測定装置の機能構成例を示す図。 実施の形態3に係る輝度分布測定装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態3に係る輝度分布測定装置の動作例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。以下の実施の形態の説明及び図面において、同一の符号を付したものは、同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、実施の形態1に係る輝度分布測定装置10の機能構成例を示す。
輝度分布測定装置10は、情報処理装置に相当する。また、輝度分布測定装置10で行われる動作は、情報処理方法及び情報処理プログラムに相当する。
輝度分布測定装置10は、カメラ1に接続されている。カメラ1は、撮影対象領域を撮影する。輝度分布測定装置10は、撮影のためのカメラ1のパラメータ(撮影パラメータ)を設定する。また、輝度分布測定装置10は、カメラ1の撮影画像(以下、単に画像ともいう)を取得する。
図1において、画像取得部11は、カメラ1の撮影により得られた、撮影対象領域の撮影画像を取得する。画像取得部11が行う処理は、画像取得処理に相当する。
カメラ制御部21は、カメラ1の撮影制御を行う。また、カメラ制御部21は、撮影パラメータを設定する。カメラ制御部21が行う処理は、カメラ制御処理に相当する。
上限/下限画素値記憶部32は、上限画素値と下限画素値を記憶する。
画素値取得部12は、画像取得部11により取得された画像から画素位置ごとの画素値を取得する。
画素値比較部31は、画素位置ごとの画素値を上限画素値又は下限画素値と比較する。また、画素値比較部31は、輝度測定範囲外領域(除外領域の例)を指定する。
画素値比較部31は、後述するモデル生成部100の一部を構成するとともに、除外領域指定部としても動作する。
画素値記憶部13は、画素位置ごとの画素値と、撮影時の露出時間とを記憶する。
画素値選択部41は、画素値記憶部13に記憶されている画素値のうち、下限画素値より大きく上限画像値より小さいという条件を満たす画素値を選択する。
露出時間−画素値モデル生成部51は、露出時間と画素値との関係を近似したモデルを生成する。
なお、画素値取得部12、画素値比較部31、画素値選択部41及び露出時間−画素値モデル生成部51は、まとめてモデル生成部100という。
つまり、モデル生成部100は、N(N≧3)枚の画像から同一画素位置の画素値を画素位置ごとに抽出し、抽出した同一画素位置の画素値と、N枚の画像の各々の撮影時の露出時間とに基づき、露出時間と画素値との関係が画素位置ごとに表されるモデルを生成する。
なお、モデル生成部100が行う処理は、モデル生成処理に相当する。
輝度値算出部52は、露出時間−画素値モデル生成部51が生成したモデルと輝度係数とを用いて、画素位置ごとに輝度値を算出する。輝度値算出部52が行う処理は、輝度値算出処理に相当する。
輝度係数記憶部53は、輝度係数を記憶する。
輝度分布生成部61は、輝度値算出部52により算出された画素位置ごとの輝度値を用いて、撮影対象領域の輝度分布を生成する。輝度分布生成部61が行う処理は、輝度分布生成処理に相当する。
図5は、本実施の形態に係る輝度分布測定装置10のハードウェア構成例を示す。
本実施の形態に係る輝度分布測定装置10は、コンピュータである。
輝度分布測定装置10は、ハードウェアとして、プロセッサ901、メモリ902、画像インタフェース911、カメラ制御インタフェース912及び記憶装置913を備える。
記憶装置913には、図1に示す画像取得部11、画素値取得部12、カメラ制御部21、モデル生成部100、輝度値算出部52及び輝度分布生成部61の機能を実現するプログラムが記憶されている。
これらプログラムは、記憶装置913からメモリ902にロードされる。そして、プロセッサ901がこれらプログラムを実行して、画像取得部11、カメラ制御部21、モデル生成部100、輝度値算出部52及び輝度分布生成部61の動作を行う。
図5では、プロセッサ901が画像取得部11、カメラ制御部21、モデル生成部100、輝度値算出部52及び輝度分布生成部61の機能を実現するプログラムを実行している状態を模式的に表している。
なお、図5では、プロセッサ901が画像取得部11、カメラ制御部21、モデル生成部100、輝度値算出部52及び輝度分布生成部61の機能を実現することとしているが、これらの機能の少なくとも一部を画像処理プロセッサ(図5に不図示)で実現するようにしてもよい。
また、図1の画素値記憶部13、上限/下限画素値記憶部32及び輝度係数記憶部53は、メモリ902又は記憶装置913により実現される。
図1のカメラ制御部21は、カメラ制御インタフェース912を介してカメラ1を制御する。また、図1の画像取得部11は、画像インタフェース911を介してカメラ1から撮影画像を取得する。
***動作の説明***
次に、図2〜図4を参照して、本実施の形態に係る輝度分布測定装置10の動作例を説明する。
図2は、カメラ1のゲイン値調整処理の動作例を示すフローチャートである。
図3は、カメラ撮影処理の動作例を示すフローチャートである。
図4は、輝度値算出処理及び輝度分布生成処理の動作例を示すフローチャートである。
本実施の形態では、露出時間と画素値との関係が表されるモデルとして、一次近似式を生成する例を説明する。なお、露出時間と画素値との関係が表されるモデルは一次近似式に限定されず、二次以上の多項近似式又はマトリクスでもよい。
先ず、図2を参照して、カメラ1のゲイン値調整処理を説明する。
カメラ制御部21が、カメラ1の解像度、ホワイトバランス、ゲイン、カメラ1に装着されたレンズの絞り値、ピントを固定値に設定する(ステップS11)。
ここで、カメラ制御部21は、周辺減光の影響を最小にするために、レンズの絞り値を最大値に設定し、ピントを無限遠に設定する。
次に、カメラ制御部21が、カメラ1の露出時間を設定可能な最小値に設定する(ステップS12)。
次に、カメラ制御部21は、カメラ1に輝度分布計測対象領域に撮影させる(ステップS13)。つまり、カメラ制御部21は、ステップS11で設定した露出時間以外の撮影パラメータと、ステップS12で設定した露出時間にてカメラ1に輝度分布計測対象領域を撮影させる。
なお、カメラ1により撮影された画像は、画像取得部11がカメラ1から取得する。
次に、画素値取得部12が、画像取得部11が取得した画像から画素位置ごとに画素値を取得し、取得した画素値を画素値比較部31に出力する。
画素値比較部31は、画像中の最大の画素値が上限/下限画素値記憶部32に予め記憶されている上限画素値未満であるか否かを判定する(ステップS14)。ここで、上限画素値はpバイトデータで画素値を表現する画像フォーマットの場合、pバイトで表現できる上限値(256のp乗−1)である。ただし、使用するカメラの特性(画像フォーマット)により上限画素値未満であっても画素値が飽和する場合は、画素値比較部31は、飽和する画素値を上限画素値として取り扱う。
画像中の最大の画素値が上限画素値以上であった場合(ステップS14でNO)は、画素値比較部31は、カメラ1のゲインが最小値であるか否かを判定する(ステップS15)。カメラのゲインが最小値でなければ(ステップS15でNO)、画素値比較部31は、カメラ制御部21にカメラ1のゲインを下げるよう指示する。カメラ制御部21は、画素値比較部31からの指示に従って、カメラ1のゲインを下げる(ステップS16)。
以上のステップS13〜S16の処理を、画像中の画素値の最大値が上限画素値未満になるまで繰り返す。
ここで、例えば輝度分布計測対象領域に太陽が写っている場合などはカメラ1のゲインを設定可能な最小値にしても最大の画素値が上限画素値未満にならない。このため、このような場合は、画素値比較部31は、ゲインが最小値でも(ステップS15でYES)最大の画素値が上限画素値以上である画像内の領域を輝度測定範囲外領域に指定し、輝度測定範囲外領域が示される情報を上限/下限画素値記憶部32に格納する(ステップS17)。
また、ステップS14でYESの場合、または、ステップS17が行われた後に、画素値取得部12が、画像の画素位置ごとの画素値を露出時間の情報とともに画素値記憶部13に格納する(ステップS21)。
また、画素値取得部12は、設定可能な最短の露出時間で撮影した場合の最小の画素値を下限画素値として上限/下限画素値記憶部32に格納する(S22)。
以上によりカメラ1のゲイン値調整処理が完了する。
次に、図3を参照して、カメラ撮影処理を説明する。
先ず、カメラ制御部21が、カメラの露出時間を前回の撮影時の露出時間の規定値倍に設定する(ステップS31)。
次に、カメラ制御部21は、カメラ1に輝度分布計測対象領域を撮影させ、画素値取得部12が画像の画素位置ごとの画素値を撮影時の露出時間の情報とともに画素値記憶部13に格納する(ステップS32)。
より具体的には、前述と同様に、画像取得部11がカメラ1により撮影された画像を取得する。また、画素値取得部12が、画像取得部11が取得した画像から画素位置ごとに画素値を取得する。更に、画素値取得部12は、取得した画素値を露出時間の情報とともに画素値記憶部13に格納する。
また、画素値取得部12は、取得した画素値を画素値比較部31に出力する。
画素値比較部31は、画像中の最小の画素値が下限画素値より大きいか否かを判定する(ステップS33)。
画像中の最小の画素値が下限画素値よりも大きい場合(ステップS33でYES)は、画素値比較部31は、撮影画像の枚数が必要枚数に達しているか否かを判定する(ステップS34)。
必要枚数は、モデル(一次近似式)の生成に必要な画像の枚数である。
必要枚数は、例えば3枚である。最小の画素値が下限画素値より大きいという条件を満たす撮影画像の枚数が増えるほど、輝度値算出部52の輝度値の算出精度が向上する。
ステップS33及びステップS34でいずれもNOである場合は、画素値比較部31は、露出時間が最大値に達しているか否かを判定する(ステップS35)。
露出時間が最大値に達していない場合(ステップS35でNO)は、処理がステップS31に戻り、カメラ制御部21が、新たな露出時間を、前回の撮影時の露出時間の規定値倍に設定する。その後、ステップS32以降の動作が行われる。
つまり、カメラ制御部21は、カメラ1の撮影パラメータのうち、露出時間以外の撮影パラメータを固定する一方で、規定値倍ごと露出時間を変化させてカメラ1に輝度分布計測対象領域を撮影させる。
一方、露出時間が最大値に達している場合(ステップS35でYES)は、画素値比較部31が、輝度測定範囲外領域を指定し、指定した輝度測定範囲外領域を示す情報を上限/下限画素値記憶部32に格納する(ステップS36)。
ステップS36では、画素値比較部31は、露出時間を増加させてカメラ1が複数回にわたって輝度分布計測対象領域を撮影した結果、最大の露出時間に達した際に下限画素値より大きい画素値が得られている画像の枚数が必要枚数に達していない画素領域を、輝度測定範囲外領域に指定する。例えば、必要枚数が3枚であると仮定する。また、最大の露出時間に達した際に5枚の画像が得られていたと仮定する。5枚の画像のうち、3枚の画像では左上から20画素×20画素の領域の画素値が下限画素値以下であり、2枚の画像では同じ領域の画素値が下限画素値よりも大きかったとする。この場合は、左上から20画素×20画素の領域で下限画素値よりも大きい画素値が得られた画像は2枚であり、必要枚数に達していない。このため、画素値比較部31は、左上から20画素×20画素の領域を輝度測定範囲外領域に指定する。
以上の処理によりカメラ撮影処理が完了する。
なお、本実施の形態では、図3の処理によりN(N≧3)枚の画像が画素値記憶部13に格納されたものとする。
次に、図4を参照して輝度値算出処理及び輝度分布生成処理を説明する。
先ず、画素値選択部41が、画素値記憶部13に格納されているN枚の画像から同一画素位置の画素値を画素位置ごとに取得する(ステップS41)。なお、画素値選択部41は、上限/下限画素値記憶部32に格納されている輝度測定範囲外領域の画素位置の画素値は取得しない。
また、ステップS41において、画素値選択部41は、N枚の画像の各々の撮影時の露出時間の情報も画素値記憶部13から取得する。
次に、画素値選択部41は、ステップS41で取得された画素値のうち、下限画素より大きく上限画像値より小さいという条件を満たす画素値を選択する(ステップS42)。
撮影時の露出時間と画素値とは図6に例示するように、露出時間をX軸、画素値をY軸とした場合に、Y切片を下限画素値とする線形の関係にある。
本実施の形態では、露出時間以外の撮影パラメータを固定し、露出時間を変化させながら同一の輝度分布計測対象領域(撮影対象領域)を複数回撮影している。このため、同一画素位置では、露出時間とカメラ1のイメージセンサに入射する光量とが比例する。この結果、同一画素位置では、露出時間と画素値が線形の関係になる。図6では、各線が画素位置を表す。なお、図6に示した例において、線から若干外れる値があるのは撮影時刻によって外光が変化していたためである。
図4のフローにおいて、露出時間−画素値モデル生成部51は、ステップS42で選択された画素値と、ステップS41で取得された露出時間とを用いて、露出時間−画素値の一次近似式であるy=ax+bを求める(ステップS43)。
ここで、xは、撮影時の露出時間である。yは、画素値である。定数bは、下限画素値である。傾き値aは、画素に対応するイメージセンサに入射する光量に比例する。前述したように、イメージセンサに入射する光量は露出時間に比例する。
輝度(単位: cd/m2)は、特定方向の光の強さを光源の単位面積当たりの光度(単位: cd)として表した値である。このため、画素位置ごとの輝度は、一次近似式:y=ax+bの傾き値aに比例する。
従って、一次近似式:y=ax+bから画素位置ごとの輝度を求めることができる。また、一次近似式:y=ax+bを用いることにより、外光が変化した際の画像ごとの画素値のバラつきを平坦化することができる。
図4のフローにおいて、次に、輝度値算出部52が、画素位置ごとに輝度を求める(ステップS45)。
より具体的には、輝度値算出部52は、露出時間−画素値モデル生成部51が求めた露出時間―画素値の一次近似式の傾き値:aに、輝度係数記憶部53に格納されている輝度係数を乗じて、画素位置ごとの輝度値を求める。輝度係数は、図2の手順により求められたホワイトバランス及びゲインで任意の領域を撮影して得られた画像群から算出された露出時間―画素値一次近似式の傾き値:aと、リファレンスとなる輝度計で当該任意の領域を測定して得られた輝度値との関係を表す係数である。図7は、一次近似式の傾き値aと、輝度計(コニカミノルタ社製LS−110)で測定した輝度値との関係を表している。一次近似式の傾き値をx、測定された輝度値をyとした場合、図7の例では、y=0.0249xが得られる。つまり、図7の例では、輝度係数は0.0249である。
輝度値算出部52は、輝度測定範囲外領域を除く全画素位置の輝度値を求めたか否かを判定する(ステップS46)。
輝度値を求めていない画素位置があれば(ステップS46でNO)、画素位置ごとに、ステップS41以降の処理が繰り返される。
一方、輝度測定範囲外領域を除く全画素位置の輝度値が求められている場合(ステップS46でYES)は、輝度分布生成部61が、輝度測定範囲外領域を除く全画素位置での輝度値を用いて、輝度分布計測対象領域の輝度分布を生成する(ステップS51)。
***実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態では、モデル生成部100が、異なる露出時間で撮影された複数の画像における同一画素位置の画素値と、露出時間とを用いて、画素値と露出時間との関係を近似したモデルを生成する。そして、輝度値算出部52が、モデルと輝度係数とを用いて、画素位置ごとの輝度値を算出する。そして、輝度分布生成部61が、輝度値算出部52が算出した画素位置ごとの輝度値を用いて輝度分布を生成する。
このような手順により、本実施の形態では、自然光量が変化した際の画像ごとの画素値のバラつきが平坦化され、この結果、輝度分布での測定誤差のバラつきを抑えることができる。つまり、本実施の形態によれば、自然光の影響を受けずに、正確な輝度分布を得ることができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、以下で説明していない事項は、実施の形態1と同様である。
***構成の説明***
図8は、実施の形態2に係る輝度分布測定装置10の機能構成例を示す。
図8において図1と同一の符号の要素は同一または相当部分を示す。図1と同一の符号の要素の説明は省略する。
図8では、図1に示す構成に、外れ画像検出部81が追加される。
外れ画像検出部81は、露出時間−画素値モデル生成部51によるモデルの生成後に、画素位置ごとの露出時間と画素値との関係がモデルから乖離している画像を検出する。つまり、外れ画像検出部81は、モデルからの乖離幅が他の画像に比べて有意に大きい画像を検出する。
外れ画像検出部81もプログラムにより実現される。外れ画像検出部81の機能を実現するプログラムは、図5に示すプロセッサ901により実行される。
***動作の説明***
図9は、本実施の形態に係る輝度分布測定装置10のカメラ撮影処理を示す。
図10は、本実施の形態に係る輝度分布測定装置10の輝度値計算処理及び輝度分布生成処理を示す。
先ず、図10を参照して、本実施の形態に係る輝度値計算処理及び輝度分布生成処理を説明する。
なお、本実施の形態でも、露出時間と画素値との関係を近似したモデルとして、一次近似式が用いられる例を説明する。
図10において、ステップS41〜ステップS43は実施の形態1に示したものと同じであるので、説明を省略する。
外れ画像検出部81は、画素値と露出時間の関係を示す点(図6にプロットされた点)が他の画像に比べて有意に大きく一次近似式(図6の各線)から乖離している画像(以下、外れ画像という)があるか否かを調べる(ステップS81)。
外れ画像がない場合(ステップS81でNO)は、ステップS45以降の処理が行われる。ステップS45以降の処理は、実施の形態1に示したものと同じであるので、説明を省略する。
一方、外れ画像がある場合(ステップS81でYES)は、外れ画像の撮影時の自然光の強さが他の画像の撮影時の自然光の強さとは異なっていると考えられる。
この場合に、外れ画像検出部81は、外れ画像を除いた後の撮影画像の枚数が必要枚数に達しているか否かを判定する(ステップS82)。
外れ画像を除いた後の撮影画像の枚数が必要枚数に達している場合(ステップS82でYES)は、露出時間−画素値モデル生成部51が、外れ画像以外の残りの画像を用いて、新たに一次近似式(モデル)を生成する(ステップS43)。
ステップS43により生成された新たな一次近似式に対してはステップS81以降の処理が行われる。
一方、外れ画像を除いた後の撮影画像の枚数が必要枚数に達していない場合(ステップS82でNO)は、外れ画像検出部81はカメラ制御部21に外れ画像と同じ露出時間で輝度分布計測対象領域を撮影するよう指示する(図9のステップS85)。カメラ制御部21は、外れ画像検出部81からの指示に基づき、カメラ1に外れ画像と同じ露出時間で輝度分布計測対象領域を撮影させる。
図9のステップS32から図10のステップS42までは実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
ステップS43では、露出時間−画素値モデル生成部51は、ステップS85において新たな撮影により得られた画像と、外れ画像以外の残りの画像とを用いて新たに一次近似式(モデル)を生成する。
***実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態では、外れ画像の有無を調べ、外れ画像がある場合に、外れ画像を除外して新たにモデルを生成する。このため、自然光の光量が大きく変化した際に撮影された画像を用いずに輝度値を求めることができる。従って、本実施の形態によれば、輝度分布での測定誤差のバラつきを抑えることができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、以下で説明していない事項は、実施の形態1と同様である。
***構成の説明***
図11は、実施の形態3に係る輝度分布測定装置10の機能構成例を示す。
図11において図1と同一の符号の要素は同一または相当部分を示す。図1と同一の符号の要素の説明は省略する。
図11では、図1に示す構成に、露出時間決定部91が追加される。
露出時間決定部91は、必要枚数の画像が得られていない場合に、最小の露出時間及び最大の露出時間のうちのいずれかと直近の撮影に用いられた露出時間との差分時間に基づき、次の撮影に用いる露出時間を決定する。
露出時間決定部91もプログラムにより実現される。露出時間決定部91の機能を実現するプログラムは、図5に示すプロセッサ901により実行される。
***動作の説明***
図12及び図13は、本実施の形態に係る輝度分布測定装置10のカメラ撮影処理を示す。
本実施の形態でも、カメラのゲイン値調整処理は図2に示す通りである。また、輝度値計算処理及び輝度分布生成処理は図4に示す通りである。
なお、本実施の形態でも、露出時間と画素値との関係を近似したモデルとして、一次近似式が用いられる例を説明する。
図12及び図13を参照して、本実施の形態に係るカメラ撮影処理を説明する。
露出時間決定部91は、カメラ制御部21に対し、カメラ1の露出時間を最大値に設定するよう指示する。カメラ制御部21は、カメラの露出時間を最大値に設定する(ステップS101)。
また、カメラ制御部21は、カメラ1に輝度分布計測対象領域を撮影させる(ステップS13)。
画素値比較部31は、画像中の最小の画素値が下限画素値より大きいか否かを判定する(ステップS33)。
画像中の最小の画素値が下限画素値以下である場合(ステップS33でNO)は、画素値比較部31は、下限画素値以下である最小の画素値の領域を輝度測定範囲外領域に指定し、輝度測定範囲外領域を示す情報を上限/下限画素値記憶部32に格納する(ステップS102)。
ステップS33でYESであった場合、また、ステップS33でNOであった場合にステップS102の処理が行われた後に、画素値比較部31は、撮影画像中の輝度測定範囲外領域を除く領域内での最小の画素値が上限画素値よりも小さいか否かを判定する(ステップS105)。
撮影画像中の輝度測定範囲外領域を除く領域内での最小の画素値が上限画素値以上である場合(ステップS105でNO)は、露出時間決定部91が、次の撮影に用いる露出時間を決定する。ここでは、一次近似式を生成するために必要な撮影画像の枚数である必要枚数をq枚とする。露出時間の最小値と直近の撮影時の露出時間との差分時間をqで除算して得られた時間をΔtとする。露出時間決定部91は、(直近の撮影時の露出時間−Δt)を次の撮影に用いる露出時間に決定する(ステップS110)。
次に、カメラ制御部21が、ステップS110で決定された露出時間でカメラ1に輝度分布計測対象領域を撮影させる(ステップS13)。その後、処理はステップS105に戻る。
一方、ステップS105の判定において撮影画像中の輝度測定範囲外領域を除く領域内での最小の画素値が上限画素値よりも小さい場合(ステップS105でYES)は、カメラ制御部21が、カメラ1に輝度分布計測対象領域を撮影させ、画素値取得部12が画像の画素位置ごとの画素値を撮影時の露出時間の情報とともに画素値記憶部13に格納する(ステップS32)。
次に、露出時間決定部91が次の撮影に用いる露出時間を決定する。ここでも、一次近似式を生成するために必要な撮影画像の枚数である必要枚数をq枚とする。また、露出時間の最小値と直近の撮影時の露出時間との差分時間を(q−1)で除算して得られた時間をΔtとする。露出時間決定部91は、(直近の撮影時の露出時間−Δt)を次の撮影に用いる露出時間に決定する(ステップS120)。
次に、カメラ制御部21が、ステップS120で決定された露出時間でカメラ1に輝度分布計測対象領域を撮影させ、画素値取得部12が画像の画素位置ごとの画素値を撮影時の露出時間の情報とともに画素値記憶部13に格納する(ステップS320)。
次に、画素値比較部31が、前回撮影時(ステップS320の撮影の1つ前の撮影時)に最大の画素値であった領域が、今回の撮影(ステップS320の撮影)でも最大の画素値の領域であるか否かを判定する(ステップS130)。
前回撮影時に最大の画素値であった領域が今回の撮影では最大の画素値の領域ではなくなった場合(ステップS130でNO)は、ステップS120以降の処理が繰り返される。
前回撮影時に最大の画素値であった領域が今回の撮影でも最大の画素値の領域である場合(ステップS130でYES)は、露出時間決定部91は、次の撮影に用いる露出時間を決定する。具体的には、露出時間決定部91は、(直近の撮影時の露出時間−Δt)を次の撮影に用いる露出時間に決定する(ステップS140)。なお、Δtは、ステップS120の場合と同様に、露出時間の最小値と直近の撮影時の露出時間との差分時間を(q−1)で除算して得られた時間である。また、直近の撮影とは、今回の撮影、つまり、ステップS320の撮影である。
次に、露出時間決定部91は、次の撮影に用いる露出時間が露出時間の最小値であるか否かを判定する(ステップS145)。
次の撮影に用いる露出時間が露出時間の最小値でない場合(ステップS145でNO)は、カメラ制御部21が、この露出時間(ステップS140で決定した露出時間)でカメラ1に輝度分布計測対象領域を撮影させ、画素値取得部12が画像の画素位置ごとの画素値を撮影時の露出時間の情報とともに画素値記憶部13に格納する(ステップS320)。
次の撮影に用いる露出時間が露出時間の最小値の場合(ステップS145でYES)は、画素値比較部31が、輝度測定範囲外領域以外の全ての画素位置で、画素値が下限画素値を超え、かつ、上限画素値未満である画像が一次近似式を計算するのに必要な枚数以上撮影されているかどうかを調べる(ステップS150)。
輝度測定範囲外領域以外の全ての画素位置で、画素値が下限画素値を超え、かつ、上限画素値未満である画像が一次近似式を計算するのに必要な枚数以上撮影されている場合(ステップS150でYES)は、カメラ制御部21が、この露出時間(ステップS140で決定した露出時間)でカメラ1に輝度分布計測対象領域を撮影させ、画素値取得部12が画像の画素位置ごとの画素値を撮影時の露出時間の情報とともに画素値記憶部13に格納する(ステップS321)。
一方、輝度測定範囲外領域以外の全ての画素位置で、画素値が下限画素値を超え、かつ、上限画素値未満である画像が一次近似式を計算するのに必要な枚数以上撮影されていない場合(ステップS150でNO)は、露出時間決定部91が、次の撮影に用いる露出時間を決定する。ここでは、一次近似式を計算するのに不足している画像の枚数(現在までに得られている画像の枚数と必要枚数との差分枚数)をrとする。また、露出時間の最小値と直近の撮影時の露出時間との差分時間を(r−1)で除算して得られた時間をΔtとする。露出時間決定部91は、(直近の撮影時の露出時間−Δt)を次の撮影に用いる露出時間と決定する(ステップS160)。
次に、カメラ制御部21が、この露出時間(ステップS160で決定した露出時間)でカメラ1に輝度分布計測対象領域を撮影させ、画素値取得部12が画像の画素位置ごとの画素値を撮影時の露出時間の情報とともに画素値記憶部13に格納する(ステップS322)。
その後、ステップS145以降の処理が繰り返される。
***実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態では、輝度測定範囲外領域の全画素で画素値が下限画素値を超えて上限画素値未満である画像の枚数が必要枚数を満たすよう撮影時の露出時間を設定する。このため、本実施の形態によれば、必要最低限の撮影回数により輝度分布測定結果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、図12のステップS101で露出時間を最大値に設定する例を説明した。これに代えて、ステップS101で露出時間を最小値に設定してもよい。この場合は、ステップS110、ステップS120、ステップS160において「露出時間の最小値」の代わりに「露出時間の最大値」を用いることになる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
***ハードウェア構成の説明***
最後に、輝度分布測定装置10のハードウェア構成の補足説明を行う。
図5に示すプロセッサ901は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ901は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等である。
図5に示すメモリ902は、RAM(Random Access Memory)である。
図5に示す記憶装置913は、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等である。
また、記憶装置913には、OS(Operating System)も記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がプロセッサ901により実行される。
プロセッサ901はOSの少なくとも一部を実行しながら、画像取得部11、カメラ制御部21、モデル生成部100、輝度値算出部52、輝度分布生成部61、外れ画像検出部81及び露出時間決定部91の機能を実現するプログラムを実行する。
プロセッサ901がOSを実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、画像取得部11、カメラ制御部21、モデル生成部100、輝度値算出部52、輝度分布生成部61、外れ画像検出部81及び露出時間決定部91の処理の結果を示す情報、データ、信号値及び変数値の少なくともいずれかが、メモリ902、記憶装置913、プロセッサ901内のレジスタ及びキャッシュメモリの少なくともいずれかに記憶される。
また、画像取得部11、カメラ制御部21、モデル生成部100、輝度値算出部52、輝度分布生成部61、外れ画像検出部81及び露出時間決定部91の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記録媒体に格納されていてもよい。そして、画像取得部11、カメラ制御部21、モデル生成部100、輝度値算出部52、輝度分布生成部61、外れ画像検出部81及び露出時間決定部91の機能を実現するプログラムが格納された可搬記録媒体を商業的に流通させてもよい。
また、画像取得部11、カメラ制御部21、モデル生成部100、輝度値算出部52、輝度分布生成部61、外れ画像検出部81及び露出時間決定部91の「部」を、「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。
また、輝度分布測定装置10は、処理回路により実現されてもよい。処理回路は、例えば、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)である。
なお、本明細書では、プロセッサと処理回路との上位概念を、「プロセッシングサーキットリー」という。
つまり、プロセッサと処理回路とは、それぞれ「プロセッシングサーキットリー」の具体例である。
1 カメラ、10 輝度分布測定装置、11 画像取得部、12 画素値取得部、13 画素値記憶部、21 カメラ制御部、31 画素値比較部、32 上限/下限画素値記憶部、41 画素値選択部、51 露出時間−画素値モデル生成部、52 輝度値算出部、53 輝度係数記憶部、61 輝度分布生成部、81 外れ画像検出部、91 露出時間決定部、100 モデル生成部、901 プロセッサ、902 メモリ、911 画像インタフェース、912 カメラ制御インタフェース、913 記憶装置。

Claims (12)

  1. カメラに設定する撮影のためのパラメータのうち露出時間以外のパラメータを固定し、前記露出時間を変化させて前記カメラに撮影対象領域を撮影させるカメラ制御部と、
    前記カメラの撮影により得られた、前記撮影対象領域のN(N≧3)枚の画像を取得する画像取得部と、
    前記N枚の画像から同一画素位置の画素値を画素位置ごとに抽出し、抽出した同一画素位置の画素値と、前記N枚の画像の各々の撮影時の露出時間とに基づき、露出時間と画素値との関係が画素位置ごとに表されるモデルを生成するモデル生成部と、
    生成された前記モデルと輝度係数とを用いて、画素位置ごとに輝度値を算出する輝度値算出部と、
    画素位置ごとの輝度値を用いて、前記撮影対象領域の輝度分布を生成する輝度分布生成部とを有する情報処理装置。
  2. 前記カメラ制御部は、
    前記露出時間を規定値倍ごと変化させて前記カメラに前記撮影対象領域を撮影させる請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記モデル生成部は、
    前記モデルとして、露出時間と画素値との関係が画素位置ごとに表される一次近似式を生成する請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記モデル生成部は、
    前記N枚の画像から抽出した同一画素位置の画素値から規定の条件を満たす画素値を選択し、選択した画素値と、前記N枚の画像の各々の露出時間とに基づき、前記モデルを生成する請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、更に、
    露出時間を増加させて前記カメラが複数回にわたって前記撮影対象領域を撮影した結果、最大の露出時間に達した際に規定の条件を満たす画素値が得られている画像の枚数が前記モデル生成に必要な画像の枚数である必要枚数に達していない画素領域を、除外領域に指定する除外領域指定部を有し、
    前記モデル生成部は、
    前記除外領域以外の領域について、前記N枚の画像から同一画素位置の画素値を画素位置ごとに抽出する請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、更に、
    前記モデルの生成後に、画素位置ごとの露出時間と画素値との関係が前記モデルから乖離している画像を検出する外れ画像検出部を有し、
    前記モデル生成部は、
    前記N枚の画像のうち前記外れ画像検出部により検出された画像以外の画像を用いて新たに前記モデルを生成する請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置は、更に、
    前記モデルの生成後に、画素位置ごとの露出時間と画素値との関係が前記モデルから乖離している画像を検出する外れ画像検出部を有し、
    前記カメラ制御部は、
    前記外れ画像検出部により検出された画像と同じ露出時間で前記カメラに新たに前記撮影対象領域を撮影させ、
    前記モデル生成部は、
    前記N枚の画像のうち前記外れ画像検出部により検出された画像以外の画像と、前記カメラの新たな撮影により得られた画像とを用いて新たに前記モデルを生成する請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は、更に、
    前記モデル生成に必要な画像の枚数である必要枚数の画像が得られていない場合に、最小の露出時間及び最大の露出時間のうちのいずれかと直近の撮影に用いられた露出時間との差分時間に基づき、次の撮影に用いられる露出時間を決定する露出時間決定部を有し、
    前記カメラ制御部は、
    前記露出時間決定部により決定された露出時間で前記カメラに撮影対象領域を撮影させる請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記露出時間決定部は、
    前記差分時間を前記必要枚数及び(必要枚数−1)のいずれかで除算して得られた時間を直近の撮影に用いられた露出時間から減算して得られる時間を、次の撮影に用いられる露出時間に決定する請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記露出時間決定部は、
    現在までに得られている画像の枚数と前記必要枚数との差分枚数を算出し、
    前記差分時間を(差分枚数−1)で除算して得られた時間を直近の撮影に用いられた露出時間から減算して得られる時間を、次の撮影に用いられる露出時間に決定する請求項8に記載の情報処理装置。
  11. コンピュータが、カメラに設定する撮影のためのパラメータのうち露出時間以外のパラメータを固定し、前記露出時間を変化させて前記カメラに撮影対象領域を撮影させ、
    前記コンピュータが、前記カメラの撮影により得られた、前記撮影対象領域のN(N≧3)枚の画像を取得し、
    前記コンピュータが、前記N枚の画像から同一画素位置の画素値を画素位置ごとに抽出し、抽出した同一画素位置の画素値と、前記N枚の画像の各々の撮影時の露出時間とに基づき、露出時間と画素値との関係が画素位置ごとに表されるモデルを生成し、
    前記コンピュータが、生成された前記モデルと輝度係数とを用いて、画素位置ごとに輝度値を算出し、
    画前記コンピュータが、素位置ごとの輝度値を用いて、前記撮影対象領域の輝度分布を生成する情報処理方法。
  12. カメラに設定する撮影のためのパラメータのうち露出時間以外のパラメータを固定し、前記露出時間を変化させて前記カメラに撮影対象領域を撮影させるカメラ制御処理と、
    前記カメラの撮影により得られた、前記撮影対象領域のN(N≧3)枚の画像を取得する画像取得処理と、
    前記N枚の画像から同一画素位置の画素値を画素位置ごとに抽出し、抽出した同一画素位置の画素値と、前記N枚の画像の各々の撮影時の露出時間とに基づき、露出時間と画素値との関係が画素位置ごとに表されるモデルを生成するモデル生成処理と、
    生成された前記モデルと輝度係数とを用いて、画素位置ごとに輝度値を算出する輝度値算出処理と、
    画素位置ごとの輝度値を用いて、前記撮影対象領域の輝度分布を生成する輝度分布生成処理とをコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
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