JP6818426B2 - 像振れ補正装置及びその制御方法、撮像装置、プログラム - Google Patents

像振れ補正装置及びその制御方法、撮像装置、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、像振れを補正する技術に関する。
近年、カメラやビデオ等の撮像装置は高倍率化が進んでおり、手振れを含む撮像装置に加わる振れによる画角変動の抑制機能の向上が求められている。振れ補正には、大別して光学的防振と電子防振とがある。光学的防振においては、撮像光学系の一部を成す防振レンズ(振れ補正レンズ)が、光軸と略直交する方向に動作可能に設けられ、振れをキャンセルする方向に防振レンズが駆動される。
一方、従来からある代表的な焦点調節の方式として、三角測距方式とコントラストAF方式とがある。コントラストAF方式は、撮像素子から得られた輝度信号に対して特定周波数成分をフィルタ処理で抽出した焦点評価値(コントラスト評価値)を用いて自動焦点調整(AF)を行う方式である。特許文献1は、手振れに起因する合焦精度への影響を軽減するために、手振れの程度に応じて三角測距方式による合焦位置とコントラストAF方式による合焦位置をそれぞれの重み付けを変更した合焦位置とする技術を開示している。
特開2009−145852号公報
しかしながら、近年、振れ補正機構の性能向上の要求を満たすために、防振レンズが光軸からあまりに大きく外れるほど駆動されると、光学性能の変化により、画像中心部の被写体コントラストが低下するという問題が発生する。この問題の解消のために、防振レンズの補正量に連動して、画像中心部の被写体コントラストを維持するようにフォーカスレンズを光軸方向へ補正駆動することが考えられる。
一方、コントラストAF方式によるAF制御では、撮影の直前に、被写体のコントラストの高低の程度を検出するために、フォーカスレンズの位置を所定周期毎に所定量だけ変化させながら焦点評価値を取得する、いわゆる山取りスキャンが行われる。ここで、山取りスキャンを行っている最中に、仮に、前述した防振レンズの補正量に連動したフォーカスレンズの補正駆動を行ったとすると、山取りスキャンを適切に行えず、適切な焦点評価値を取得できなくなるおそれがある。その結果、適切な合焦位置にフォーカスレンズを駆動することができず、撮像された画像の合焦精度が低下するおそれがある。
本発明の目的は、適切な振れ補正と適切な焦点評価値の取得とを両立させることである。
上記目的を達成するために本発明は、振れを検出する検出手段により検出された振れに基づいて、移動手段により補正手段を撮像光学系の光軸方向と異なる方向へ移動させる像振れ補正装置であって、フォーカスレンズを前記光軸方向へ駆動しながら、被写体の撮像により得られる撮像信号に基づいて焦点評価値を取得する取得手段と、前記取得手段により前記フォーカスレンズが駆動中であるか否かに応じて、前記フォーカスレンズの制御の方法を決定し、該決定した方法を用いて、前記移動手段による前記補正手段の移動量に基づいて前記フォーカスレンズの前記光軸方向への駆動を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記取得手段により前記フォーカスレンズが駆動中でない場合は、第1の周期ごとに、前記移動量に基づいて前記フォーカスレンズの位置補正量を算出すると共に該算出した位置補正量に基づいて前記フォーカスレンズの位置を制御し、前記制御手段は、前記取得手段により前記フォーカスレンズが駆動中である場合は、前記第1の周期より短い第2の周期ごとに、前記移動量に基づいて前記フォーカスレンズの速度補正量を算出すると共に該算出した速度補正量に基づいて前記フォーカスレンズの移動速度を制御し、前記制御手段は、算出した前記速度補正量の変化度合に応じて前記第2の周期を変更することを特徴とする。
本発明によれば、適切な振れ補正と適切な焦点評価値の取得とを両立させることができる。
像振れ補正装置が適用される撮像装置のブロック図である。 光軸方向におけるFレンズの位置と焦点評価値との関係を示す図(図(a)、(b))、レンズ群の位置状態を示す模式図(図(c)、(d))である。 Fレンズ位置補正量と防振レンズ位置との関係を示す補正テーブルの一例を示す概念図である。 撮影処理のフローチャートである。 補正周期再設定処理のフローチャートである。 防振レンズ位置の変化の一例を示す図(図(a))、位置補正制御による補正駆動を実施した場合における、Fレンズの位置の変化の一例を示す図(図(b))である。 AF制御(山取りスキャン)処理のフローチャートである。 防振レンズ位置の変化の一例を示す図(図(a))、速度補正制御による補正駆動を実施した場合における、Fレンズの位置の変化の一例を示す図(図(b))である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る像振れ補正装置が適用される撮像装置のブロック図である。この撮像装置100は、一例としてデジタルカメラとして構成される。この撮像装置100は、レンズ鏡筒101を有する。レンズ鏡筒101は、その内部に撮像光学系を成すレンズ群を保持してレンズ駆動を行う。レンズ群には、ズームレンズ(以下、Zレンズと記す)102、防振レンズ103、フォーカスレンズ(以下、Fレンズと記す)104が含まれる。Zレンズ102は焦点距離を調節することで画角を光学的に変更する。防振レンズ103は撮像光学系の光軸と異なる方向、具体的には光軸に略直交する方向へ移動自在に設けられ、光軸から偏心することで像振れを補正する振れ補正レンズ(補正手段)である。Fレンズ104は、光軸方向に移動してピント位置を調節する。絞り及びシャッタ105は、光量を調節する露出制御に使用される。
レンズ鏡筒101を通過した光は、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)等を用いた撮像素子106に受光され、光信号から電気信号へと変換される。その電気信号は画像処理回路107に入力されて、画素補間処理や色変換処理等が施された後、画像データとして内部メモリ108に送られる。表示部109は撮像された画像データとともに撮影情報などを表示する。圧縮伸長処理部110は、内部メモリ108に保存されているデータを画像フォーマットに応じて圧縮伸長する。記憶メモリ111は、画像データ等のデータを一時的に格納するための記憶部である。操作部112は、各種のメニュー操作、モード切り換え操作を行うユーザインタフェースである。例えば、操作部112では、ユーザ操作によって、静止画と動画の撮影モード切り替えを行うことができる。操作部112には、押し込み量に応じて第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2が順にオンするレリーズボタンが備えられている。レリーズボタンが半分程度押し込まれると第1のスイッチSW1がオンし、レリーズボタンが最後まで押し込まれると第2のスイッチSW2がオンする。
振れ検出部113は、例えば、角速度センサまたは加速度センサを有し、撮像装置100に加わる振れ及び揺れを検出する検出手段である。シャッタ駆動部114は絞り及びシャッタ105を駆動する。Fレンズ駆動部115はFレンズ104を駆動する。防振レンズ駆動部116は、防振レンズ103を駆動する移動手段である。位置検出部117は、光軸に略直交する方向における防振レンズ103の現在位置を検出する。Zレンズ駆動部118は、Zレンズ102を駆動する。
システム制御部119(取得手段、制御手段)は、不図示のCPU(中央演算処理装置)等の演算装置で構成される。システム制御部119は、ユーザの操作に応じて、内部メモリ108に記憶されている各種の制御プログラム、例えばAE制御、AF制御、防振制御、ズーム制御等を行うためのプログラムを実行する。システム制御部119において、輝度信号算出部121は、撮像素子106から出力された電気信号を被写体の輝度として算出する。評価値演算部122は、輝度信号算出部121が算出した輝度信号から特定周波数成分を抽出し、焦点評価値(AF評価値またはコントラスト評価値とも称する)を演算する。AF制御部124は、フォーカス制御部123に対して所定範囲の駆動指令を行うと同時に、Fレンズ104の各位置における焦点評価値を参照することによりコントラストの形状を算出する。そしてAF制御部124は、コントラストが最も高くなるフォーカス位置を、撮像素子106面上で光束が合焦する位置として決定する自動合焦(AF)制御を行う。フォーカス制御部123は、Fレンズ104の駆動方向及び駆動量を制御する。
防振制御部125は、振れ検出部113からの情報を元に、像振れをキャンセルするための方向と移動量を算出し、それらを防振レンズ駆動部116へ伝える。像振れをキャンセルするように防振レンズ駆動部116が防振レンズ103を駆動することにより防振制御が行われる。ピント補正部126は、防振レンズ103の光軸中心からの位置(補正量)に応じてFレンズ104の位置を補正する。ズーム制御部127は、操作部112によるズーム操作指示に従ってZレンズ102の駆動方向及び駆動量を算出し、その算出結果に従って、Zレンズ駆動部118がZレンズ102を駆動する。
操作部112の第1のスイッチSW1がオンされると、露出制御部120は、輝度信号算出部121により得られた輝度情報に基づいて露出制御値(絞り値及びシャッタ速度)を演算し、その演算結果を絞りシャッタ駆動部114へ伝える。その内容に応じてシャッタ駆動部114が絞り及びシャッタ105を駆動することで、自動露出(AE)制御が行われる。操作部112の第2のスイッチSW2がオンされると、露出制御部120は、決定した絞り値及びシャッタ速度に基づいて撮影を行い、撮像素子106による撮像の結果、得られた画像データが記憶メモリ111に記録される。
ここで、防振レンズ103が光軸から外れたときに起きる現象である被写体ピントずれについて図2を用いて説明する。図2(a)、(b)は、光軸方向におけるFレンズ104の位置と焦点評価値との関係を示す図である。図2(a)、(b)において、横軸にFレンズ104の位置をとり、縦軸に焦点評価値をとっている。図2(c)、(d)はそれぞれ、図2(a)、(b)に対応するレンズ群の位置状態を示す模式図である。図2(a)、(c)は防振レンズ103が光軸中心に位置する場合を示し、図2(b)、(d)は防振レンズ103が光軸から偏心した場合を示している。
図2(a)に示すように、所定の被写体に対する焦点評価値は、Fレンズ104の位置によって変動し、コントラストの高低差による山形状が形成される。山の頂点が、被写体のコントラストが最大となる位置であり、この位置にFレンズ104があるとき、ピントが合っているということになる。防振レンズ103が他のレンズ群と同じ光軸上に位置する場合(図2(c))は、Fレンズ104が光軸方向における位置X1に位置するときに焦点評価値が最大値となることが分かる。図2(c)の状態から、防振レンズ103が駆動されて光軸中心から外れると(図2(d))、被写体の焦点評価値の山形状が右方向にずれる(図2(b))。つまり、焦点評価値が最大となる時のFレンズ104の位置が位置X1から位置X2へずれることになる。
例えば、防振レンズ103が光軸上にあるときにFレンズ104が駆動されて位置X1に移動し、位置X1で停止して被写体にピントが合っている状態で、その後に防振レンズ103が光軸に直交する方向へ移動すると、被写体の焦点評価値の山がずれる。すると、位置X1における焦点評価値は、図2(a)の状態ではY1であったものが、図2(b)の状態ではY2まで下がってしまう。この場合、焦点評価値の低い状態で撮影動作が行われ、撮像画像の合焦精度が低下するおそれがある。これに加えて、撮影者の手振れは一定のものではなく、時々刻々と変わっていくため、防振レンズ103の動きも一定の動きではなく、被写体コントラストも常に変化する。
次に、防振レンズ103とFレンズ104の動作の関係について説明する。以降、光軸中心を基準として、防振レンズ103の光軸に略直交する方向への移動距離を表す量(防振角)を「防振レンズ位置」と呼称する。また、防振レンズ103が光軸中心から外れた位置に駆動されたことに応じて、焦点評価値のピークのずれをなくすためにFレンズ104が光軸方向に駆動されるべき量を、「Fレンズ位置補正量」と呼称する。
図3は、Fレンズ位置補正量と防振レンズ位置との関係を示す補正テーブルの一例を示す概念図である。図3において、横軸にFレンズ位置補正量をとり、縦軸に防振レンズ位置をとる。防振レンズ位置Ang0は、防振レンズ位置が0度、即ち防振レンズ103が光軸中心にあることを意味する。その場合のFレンズ位置補正量はComp0となる。本実施の形態における具体的な数値としては、Comp0はゼロとされる。防振レンズ位置が光軸中心から最も離れたときの防振レンズ位置はAng5で表わされる。この場合のFレンズ位置補正量はComp5となる。
このように、補正テーブルに従い、防振レンズ位置の変化分に対応した量だけFレンズ104の位置を補正することにより、被写体のコントラストの低下を抑制することができる。なお、補正テーブルにおいて、防振レンズ位置及びFレンズ位置補正量の各数値は、撮像光学系の特性により決定される値であり、予め定められた設計値として内部メモリ108に記憶される。なお、この補正テーブルでは、防振レンズ位置とFレンズ位置補正量との関係はほぼ比例としたが、これに限られるものではなく、光学系の特性により曲線となる場合もある。
図4は、撮影処理のフローチャートである。このフローチャートの処理は、システム制御部119が備えるROM等の記憶部に格納されたプログラムをシステム制御部119が備えるCPUが読み出して実行することにより実現される。この処理は、操作部112の操作により装置電源がオンにされると開始される。
まず、ステップS100では、システム制御部119は、防振レンズ位置に応じたFレンズ104の位置補正を実行するための周期である第1の補正周期T1を初期化する。ここでは、システム制御部119は、第1の補正周期T1として、予め定められた初期値Tdを設定する。ステップS102では、システム制御部119は、Fレンズ104の位置補正を開始してからの経過時間K1を初期化、すなわち0に設定する。ステップS102では、システム制御部119は、経過時間K1の計測を開始する。なお、第1の補正周期T1と経過時間K1との関係についての詳細は後述する。
ステップS103では、システム制御部119は、操作部112の状態により、撮像装置の電源がオフ(OFF)にされたか否かを判別する。そして、システム制御部119は、撮像装置の電源がオフにされた場合は、図4の処理を終了させる一方、電源オン状態が継続している場合は、処理をステップS104に進める。ステップS104では、システム制御部119は、経過時間K1が第1の補正周期T1を超えたか(K1>T1)否かを判別する。そして、K1>T1が成立する場合は、処理をステップS105に進める一方、K1≦T1が成立する場合は、処理をステップS110に進める。
ステップS105では、システム制御部119は、位置検出部117の出力から現在の防振レンズ位置を取得する。ステップS106では、システム制御部119は、補正テーブル(図3)を参照し、ステップS105で取得した防振レンズ位置(Ang)に対応するFレンズ位置補正量(Comp)を算出する。ステップS107では、システム制御部119は、ステップS106で算出したFレンズ位置補正量に基づき、Fレンズ駆動部115を制御して、Fレンズ104の位置補正駆動を実施する。すなわち、システム制御部119は、防振レンズ位置が光軸中心にある状態(Fレンズ位置補正を行っていない状態)におけるFレンズ104の位置に対してFレンズ位置補正量を加算した位置を目標としてFレンズ104を駆動する。
ステップS108では、システム制御部119は、経過時間K1を初期化、つまり0に設定し、さらに経過時間K1の計測を開始する。ステップS109では、システム制御部119は、補正周期再設定処理(図5)を実行することで、予め定められた判定条件に基づき、必要に応じて第1の補正周期T1を再設定する。
図5は、この補正周期再設定処理のフローチャートである。まず、システム制御部119は、現在、動画撮影中であるか否かを判別し(ステップS121)、動画撮影中である場合は、第1の補正周期T1に、予め定められた所定周期Tmを設定する(ステップS122)。一方、現在、動画撮影中でない場合は、システム制御部119は、Fレンズ位置補正量の変化度合が閾値を超えるか否かを判別する(ステップS123)。
ここで、Fレンズ位置補正量の変化度合は、図4のステップS106で前回に算出された位置補正量と今回に算出された位置補正量とから算出される。あるいは、システム制御部119は、ステップS106で算出されたFレンズ位置補正量を内部メモリ108に随時記憶しておき、過去に記憶された複数のFレンズ位置補正量から変化度合を算出してもよい。なお、変化度合は比であってもよいが、差分であってもよい。
そして、ステップS123の判別の結果、Fレンズ位置補正量の変化度合が閾値を超える場合は、システム制御部119は、第1の補正周期T1に、予め定められた所定周期Tcを設定する(ステップS124)。一方、Fレンズ位置補正量の変化度合が閾値を超えない場合は、システム制御部119は、第1の補正周期T1に、初期値Tdを再度設定する。
なお、所定周期Tmは、初期値Tdよりも短い値とされる。動画撮影中は、非動画撮影中に比べて、よりきめ細かな制御が必要だからである。動画撮影中は、非動画撮影中より速い周期でFレンズ104の位置補正駆動(ピント補正)を実施することにより、精度の高いピント補正が実現される。一方、動画を撮影していない場合には、Fレンズ104の補正駆動の回数を減らすことにより、消費電力の低減が実現される。また、所定周期Tcは、初期値Tdよりも短い値とされる。Fレンズ位置補正量の変化度合が大きい状況は、手振れが大きく防振レンズ103の位置が頻繁に大きく変動するような状況である。この場合、きめ細かな制御が必要だからである。例えば、Fレンズ位置補正量の変化度合が大きい場合には、変化度合が小さい場合に比べて、より速い周期でピント補正を実施することにより、精度の高いピント補正が実現される。一方、変化度合が小さい場合は、Fレンズ104の補正駆動の回数を減らすことにより、消費電力の低減が実現される。ステップS122、S123、S125の後、図5の処理は終了する。
図4のステップS110では、システム制御部119は、操作部112の第1のスイッチSW1がオンされたか否かを判別し、第1のスイッチSW1がオンされていない場合は、処理をステップS103へ戻す。一方、第1のスイッチSW1がオンされた場合は、システム制御部119は、処理をステップS111へ進める。
ステップS103〜S110が繰り返される間は、Fレンズ104を光軸方向に駆動しながら被写体の撮像により得られる撮像信号に基づいて焦点評価値を取得する「山取りスキャン」は実施されない。このように、焦点評価値を取得するためにFレンズ104を駆動していない状態におけるFレンズ104の駆動制御は、Fレンズ104の位置補正駆動(ステップS107)によるものである。すなわち、システム制御部119は、防振レンズ103の移動量に基づいてFレンズ位置補正量を算出し、該算出した位置補正量に基づいてFレンズ104の位置を制御する。これは、第1の補正周期T1で実施される。この制御例について図6(a)、(b)を用いて説明する。
図6(a)は、時間に対する防振レンズ位置の変化の一例を示す図である。横軸に時間をとり、縦軸に防振レンズ位置をとる。図6(b)は、図6(a)に対応して位置補正制御によるFレンズ104の補正駆動を実施した場合における、時間に対するFレンズ104の位置の変化の一例を示す図である。図6(b)では、横軸に時間をとり、縦軸にFレンズ104の位置をとる。時刻t0は、装置電源がオンにされた時刻、または、前回に位置補正駆動を実施した時刻である。
図6(a)において、時刻t0における防振レンズ位置はAng0である。補正テーブル(図3)から、防振レンズ位置Ang0に対応するFレンズ位置補正量はComp0(ゼロ)であるから、図6(b)の時刻t0におけるFレンズ104の位置は、位置補正駆動が加味されていない位置である。このようにピント補正が加味されていないFレンズ104の位置を基準位置とする。
時刻t0から第1の補正周期T1が経過した時刻t1における防振レンズ位置はAng1である(図6(a))。補正テーブル(図3)から、防振レンズ位置Ang1に対応するFレンズ位置補正量はComp1である。そのため、システム制御部119は、時刻t1では、基準位置に対してComp1を加算した位置へFレンズ104を駆動する。次に、時刻t1から第1の補正周期T1が経過した時刻t2における防振レンズ位置はAng4である(図6(a))。補正テーブル(図3)から、防振レンズ位置Ang4に対応するFレンズ位置補正量はComp4である。そのため、システム制御部119は、時刻t2では、基準位置に対してComp4を加算した位置へFレンズ104を駆動する。以降同様にして、第1の補正周期T1が経過した時点の防振レンズ位置に応じて、Fレンズ位置補正量を決定し、基準位置に対してFレンズ位置補正量を加算した位置を目標としてFレンズ104を駆動することにより、適切に振れ補正を行える。なお、例えば、防振レンズ位置が、補正テーブルにおいて規定のある値の間(例えば、Ang0とAng1との間)の値となった場合には、補間演算により、Fレンズ位置補正量を求めても良い。
図4に戻り、ステップS111では、システム制御部119は、経過時間K1の計測を停止する。次に、システム制御部119は、ステップS112で、AF制御(山取りスキャン)処理(図7)を実行することで、Fレンズ104の合焦位置を決定する。このAF制御については図7で後述する。その後、ステップS113では、システム制御部119は、ステップS112で決定されたFレンズ104の合焦位置にFレンズ104を駆動する。
次に、ステップS114では、システム制御部119は、操作部112の第1のスイッチSW1のオン状態が継続しているか否かを判別し、第1のスイッチSW1のオン状態が継続していない場合は、処理をステップS100に戻す。一方、第1のスイッチSW1のオン状態が継続している場合は、システム制御部119は、ステップS115で、操作部112の第2のスイッチSW2がオンにされたか否かを判別する。そして、第2のスイッチSW2がオンにされていない場合は、システム制御部119は、処理をステップS114に戻す。一方、第2のスイッチSW2がオンにされた場合は、ステップS116で、システム制御部119は、撮影動作を行う。その後、処理はステップS100に戻る。
図7は、図4のステップS112で実行されるAF制御(山取りスキャン)処理のフローチャートである。まず、ステップS200では、システム制御部119は、山取りスキャンを行うスキャン範囲を決定する。ここで、スキャン範囲の両端位置は、より至近側の被写体に合焦する方向の端位置をスキャン開始位置とし、より無限遠側の被写体に合焦する方向の端位置をスキャン終了位置として定義される。なお、スキャン範囲、スキャン開始位置、スキャン終了位置においては、前述のピント補正は考慮されていない状態、すなわち、防振レンズ103が光軸中心にあるとして決定される。
ステップS201では、システム制御部119は、スキャンを行う時間間隔を決定する。ステップS202では、システム制御部119は、Fレンズ104の初期駆動速度を決定する。ステップS203では、システム制御部119は、ステップS200で決定されたスキャン範囲におけるスキャン開始位置までFレンズ104を駆動する。スキャン開始位置への駆動が完了した後、処理はステップS204に進む。ステップS204では、システム制御部119は、スキャン経過時間K2を初期化、つまり0に設定する。ここで、スキャン経過時間K2は、スキャン終了位置へのFレンズ104の駆動を開始(後述するステップS206)した後の経過時間、または、前回に焦点評価値を取得してからの経過時間である。
ステップS205では、システム制御部119は、スキャン経過時間K2の計測を開始する。ステップS206では、システム制御部119は、ステップS200で決定されたスキャン範囲におけるスキャン終了位置へのFレンズ104の駆動を開始する。なお、この時のFレンズ104の駆動は、ステップS202で決定された初期駆動速度で実行される。スキャン終了位置への駆動を開始したら、スキャン終了位置への駆動完了を問わず、処理はステップS207へ進む。
ステップS207では、システム制御部119は、今回周期における焦点評価値を取得する。すなわち、システム制御部119は、輝度信号の高周波成分を抽出し、演算した焦点評価値を内部メモリ108に記憶する。ステップS208では、システム制御部119は、Fレンズ104の想定位置Pを演算し、ステップS207で取得した焦点評価値と対応付けて内部メモリ108に記憶する。Fレンズ104の想定位置Pとは、ステップS206でスキャン開始位置からスキャン終了位置へのFレンズ104の駆動を開始した時点からの経過時間とステップS202で決定された初期駆動速度とに基づき演算されるFレンズ104の位置である。つまり、想定位置Pは、スキャン開始位置を基準として、仮に初期駆動速度のままFレンズ104を駆動した場合に、ステップS208を実行する時点でFレンズ104が到達する位置のことである。ステップS209では、システム制御部119は、ステップS208で演算した想定位置Pが、スキャン範囲におけるスキャン終了位置に達したか否かを判別する。そして、システム制御部119は、想定位置Pがスキャン終了位置に達していない場合は処理をステップS210に進める一方、想定位置Pがスキャン終了位置に達した場合は処理をステップS218に進める。
ここで、想定位置Pについて図8で説明する。図8(a)は、時間に対する防振レンズ位置の変化の一例を示す図である。横軸に時間をとり、縦軸に防振レンズ位置をとる。図8(b)は、図8(a)に対応してFレンズ104の速度補正制御による補正駆動を実施した場合における、時間に対するFレンズ104の位置の変化の一例を示す図である。図8(b)では、横軸に時間をとり、縦軸にFレンズ104の位置をとる。時刻t0は、スキャン開始位置からの駆動を開始した時刻である。図8(b)では、速度補正をした場合を実線で示し、速度補正を行わない場合(想定位置Pの遷移)を点線で示している。図8(b)に点線で示すように、想定位置Pは直線的に遷移していく。
図7のステップS210では、システム制御部119は、位置検出部117の出力から現在の防振レンズ位置を取得する。システム制御部119は、ステップS211では、ステップS210で取得した防振レンズ位置に基づき速度補正量ΔVを算出し、さらにステップS212では、ステップS211で算出した速度補正量ΔVに基づいて補正速度cVを決定する。ステップS213では、システム制御部119は、ステップS212で決定された補正速度cVが所定速度より大きい(補正速度cV>所定速度)か否かを判別する。
そして、システム制御部119は、補正速度cVが所定速度よりも大きい場合には、ステップS214で、Fレンズ104の駆動速度を、ステップS212で決定された補正速度cVに変更し、処理をステップS216へ進める。一方、補正速度cVが所定速度以下の場合には、システム制御部119は、ステップS215で、Fレンズ104の駆動速度を所定速度に変更し、処理をステップS216へ進める。ここで、所定速度は予め定められた値であり、Fレンズ104の移動速度を制限する目的で用いられる。従って、Fレンズ104の移動速度は所定速度が下限となる。これは、Fレンズ104の移動速度をあまりに遅い速度に変更すると、AF制御の処理時間が増加してパフォーマンスの低下に繋がるからである。速度の下限を所定速度とすることにより、AF制御の処理遅延が抑制される。ステップS216では、システム制御部119は、スキャン経過時間K2が第2の補正周期T2よりも大きくなる(K2>T2)まで待つ。ここで、第2の補正周期T2は、第1の補正周期T1より短い値に設定される。そして、スキャン経過時間K2が第2の補正周期T2よりも大きくなると、システム制御部119は、ステップS217で、スキャン経過時間K2を初期化して計測を開始し、処理をステップS207に戻す。
ステップS207〜S217の繰り返しにより、第2の補正周期T2ごとに、速度補正量ΔV、補正速度cVが算出され、Fレンズ104の駆動速度が段階的に補正される。図8(a)、(b)を用いて、速度補正量ΔV、補正速度cVの算出例を説明する。図8(a)の例では、時刻t0における防振レンズ位置はAng0である。補正テーブル(図3)から、防振レンズ位置Ang0に対応するFレンズ位置補正量はComp0である。Comp0はゼロであるため、図8(b)の時刻t0におけるFレンズ104の位置は、位置補正駆動が加味されていない位置である。このようにピント補正が加味されていないFレンズ104の位置を基準位置とする。
その後、Fレンズ104を初期駆動速度で駆動開始し、時刻t0から第2の補正周期T2が経過した時刻t1における防振レンズ位置はAng1となる。補正テーブル(図3)から、防振レンズ位置Ang1に対応するFレンズ位置補正量はComp1である。時刻t1における速度補正量ΔVt1、補正速度cVt1はそれぞれ、下記の数式1、2により決定される。なお、速度補正量ΔV、補正速度cV、想定位置Pについては、各時刻tにおけるものを指すときにはt2、t3等の符号を付記する。
[数1]
速度補正量ΔVt1=(時刻t1におけるFレンズ位置補正量Comp−時刻t0におけるFレンズ位置補正量Comp)/第2の補正周期T2
[数2]
補正速度cVt1=時刻t0における駆動速度(時刻t0では初期駆動速度)+速度補正量ΔVt1
数式2は、現在のFレンズ104の駆動速度として設定されている現在速度に、ステップS211で算出された速度補正量ΔVを加算することでFレンズ104の補正速度cVが算出されることを示している。
時刻t1で、Fレンズ104の駆動速度が補正速度cVt1に変更された結果、時刻t1から第2の補正周期T2が経過した時刻t2におけるFレンズ104の実位置は、図8(b)の補正後位置Qt2となる。一方、Fレンズ104の想定位置Pは想定位置Pt2となる。
さらに、時刻t2における防振レンズ位置はAng4である。補正テーブル(図3)から、防振レンズ位置Ang4に対応するFレンズ位置補正量はComp4である。時刻t2における速度補正量ΔVt2、補正速度cVt2はそれぞれ、下記の数式3、4により決定される。
[数3]
速度補正量ΔVt2=(時刻t2におけるFレンズ位置補正量Comp−時刻t1におけるFレンズ位置補正量Comp)/第2の補正周期T2
[数4]
補正速度cVt2=時刻t1における駆動速度(時刻t1では補正速度cVt1)+速度補正量ΔVt2
時刻t2で、Fレンズ104の駆動速度が補正速度cVt2に変更された結果、時刻t2から第2の補正周期T2が経過した時刻t3におけるFレンズ104の実位置は、図8(b)の補正後位置Qt3となる。一方、Fレンズ104の想定位置Pは想定位置Pt3となる。時刻t3以降における速度補正量ΔV、補正速度cVもそれぞれ、数式1、2において時刻t1に代えて時刻t3、t4・・・における各値を適用することで算出される。従って、第2の補正周期T2が経過するごとに、その時点の防振レンズ位置に応じてFレンズ104の駆動速度を変更することでピント補正が実現される。
図7のステップS218では、システム制御部119は、スキャン経過時間K2の計測を停止し、ステップS219では、Fレンズ104の駆動を停止する。ステップS220では、システム制御部119は、取得され記憶された複数の焦点評価値とそれらに対応する想定位置Pとから焦点評価値のピークを演算し、焦点評価値がピークとなるときのFレンズ104の位置を合焦位置として決定する。その後、図7の処理は終了する。
ステップS208〜S217が繰り返される間は、「山取りスキャン」が実施される。このように、焦点評価値を取得するためにFレンズ104を駆動している状態におけるFレンズ104の駆動制御は、Fレンズ104の駆動速度の補正(ステップS214、S215)によるものである。すなわち、システム制御部119は、防振レンズ103の移動量に基づいてFレンズ104の速度補正量ΔVを算出し、該算出した速度補正量ΔVに基づいてFレンズ104の移動速度を制御する。これは、第2の補正周期T2で実施される。この制御方法は、ステップS103〜S110が繰り返される間に実施される、Fレンズ104の位置補正駆動とは異なるものである。従って、山取りスキャンのためにFレンズ104を駆動しているか否かによって、Fレンズ104の制御の方法を決定し、該決定した方法を用いて、防振レンズ103の移動量に基づいてFレンズ104の駆動が制御される。これにより防振レンズ103が光軸外に大きくずれることによって起きる被写体コントラストの低下防止と、AF制御の失敗防止とを両立することが可能になる。
本実施の形態によれば、山取りスキャンのためにFレンズ104を駆動中でない場合は、Fレンズ104の位置を制御することで、適切に振れ補正を行える。一方、山取りスキャンのためにFレンズ104を駆動中である場合は、Fレンズ104の移動速度を制御することで、適切に焦点評価値の取得を行える。よって、適切な振れ補正と適切な焦点評価値の取得とを両立させることができる。
また、第1の補正周期T1を、動画撮像中であるか否かに応じて変更し、動画撮像中は動画撮像中でない場合に比べて短い値に設定するので、動画像での精度の高いピント補正を実現すると共に、非動画撮像中には消費電力を低減することができる。また、第1の補正周期T1を、Fレンズ位置補正量の変化度合に応じて変更するので、精度の高いピント補正の実現と消費電力の低減とを両立することができる。
また、第2の補正周期T2は第1の補正周期T1よりも短い値に設定することで、Fレンズ104の速度補正の精度を向上させ、AF制御に及ぼす影響を低減することができる
なお、第2の補正周期T2を、速度補正量ΔVの変化度合に応じて変更するようにしてもよい。例えば、速度補正量ΔVの変化度合が大きい場合は、変化度合が小さい場合に比べて、より短い周期とする。これにより、例えば、手振れが大きく、防振レンズ位置が頻繁に大きく変動するような場合においても、精度の高い速度補正が可能となり、精度の高いピント補正の実現と消費電力の低減とを両立することができる。
なお、防振レンズ103及びFレンズ104の駆動制御に関わる上述した各処理の一部または全部を、レンズ鏡筒101が有する制御部が実行するようにしてもよい。従って、本発明の像振れ補正装置は、交換式のレンズ鏡筒として構成してもよいし、レンズ交換式の撮像装置本体として実現してもよい。あるいは、像振れ補正装置は、レンズカメラ一体型の撮像装置に包含される構成としてもよい。また、撮像装置としては、デジタルカメラに限定されず、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、テレビカメラ、双眼鏡、望遠鏡、フィールドスコープ等の光学機器であってもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
103 防振レンズ
104 フォーカスレンズ
113 振れ検出部
116 防振レンズ駆動部
119 システム制御部

Claims (8)

  1. 振れを検出する検出手段により検出された振れに基づいて、移動手段により補正手段を撮像光学系の光軸方向と異なる方向へ移動させる像振れ補正装置であって、
    フォーカスレンズを前記光軸方向へ駆動しながら、被写体の撮像により得られる撮像信号に基づいて焦点評価値を取得する取得手段と、
    前記取得手段により前記フォーカスレンズが駆動中であるか否かに応じて、前記フォーカスレンズの制御の方法を決定し、該決定した方法を用いて、前記移動手段による前記補正手段の移動量に基づいて前記フォーカスレンズの前記光軸方向への駆動を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記取得手段により前記フォーカスレンズが駆動中でない場合は、第1の周期ごとに、前記移動量に基づいて前記フォーカスレンズの位置補正量を算出すると共に該算出した位置補正量に基づいて前記フォーカスレンズの位置を制御し、
    前記制御手段は、前記取得手段により前記フォーカスレンズが駆動中である場合は、前記第1の周期より短い第2の周期ごとに、前記移動量に基づいて前記フォーカスレンズの速度補正量を算出すると共に該算出した速度補正量に基づいて前記フォーカスレンズの移動速度を制御し、
    前記制御手段は、算出した前記速度補正量の変化度合に応じて前記第2の周期を変更することを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 前記制御手段は、動画撮像中であるか否かに応じて前記第1の周期を変更することを特徴とする請求項に記載の像振れ補正装置。
  3. 前記制御手段は、動画撮像中は動画撮像中でない場合に比べて前記第1の周期を短い値に設定することを特徴とする請求項に記載の像振れ補正装置。
  4. 前記制御手段は、算出した前記位置補正量の変化度合に応じて前記第1の周期を変更することを特徴とする請求項に記載の像振れ補正装置。
  5. 前記制御手段は、前記算出した速度補正量が所定速度を超えない場合は、前記フォーカスレンズの移動速度を前記所定速度に制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の像振れ補正装置と、前記被写体の撮像により得られる撮像信号を取得する撮像素子と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 検出された振れに基づいて、補正手段を撮像光学系の光軸方向と異なる方向へ移動させる像振れ補正装置の制御方法であって、
    フォーカスレンズを前記光軸方向へ駆動しながら、被写体の撮像により得られる撮像信号に基づいて焦点評価値を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより前記フォーカスレンズが駆動中であるか否かに応じて、前記フォーカスレンズの制御の方法を決定し、該決定した方法を用いて、前記補正手段の移動量に基づいて前記フォーカスレンズの前記光軸方向への駆動を制御する制御ステップと、を有し、
    前記制御ステップは、前記フォーカスレンズが駆動中でない場合は、第1の周期ごとに、前記移動量に基づいて前記フォーカスレンズの位置補正量を算出すると共に該算出した位置補正量に基づいて前記フォーカスレンズの位置を制御し、
    前記制御ステップは、前記フォーカスレンズが駆動中である場合は、前記第1の周期より短い第2の周期ごとに、前記移動量に基づいて前記フォーカスレンズの速度補正量を算出すると共に該算出した速度補正量に基づいて前記フォーカスレンズの移動速度を制御し、
    前記制御ステップは、算出した前記速度補正量の変化度合に応じて前記第2の周期を変更することを特徴とする像振れ補正装置の制御方法。
  8. 請求項に記載の像振れ補正装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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