JP6818315B2 - 食品用組成物 - Google Patents

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本発明は、食品用組成物に関する。
皮膚の賦活、脂肪分解促進作用及びACE阻害作用等の観点から、ハトムギ由来成分及び鮭白子抽出物を含む食品用組成物が提案されている(例えば、特許文献1及び2)。
特開平9−67262号公報 特開2011−74051号公報
しかし、従前提案された食品用組成物では、疾病、疲労、加齢等により食物摂取器官や消化器官が衰弱している場合にも摂取・消化し易いという観点からの検討が十分とはいえなかった。
本発明は、従来のハトムギ由来成分や鮭白子抽出物を配合した食品用組成物に比べ、摂取・消化し易く、消化器官が衰弱している場合にもハトムギ由来成分及び鮭白子抽出物の健康促進作用を効率よく利用できる食品用組成物を提供することを課題とする。
本発明は、
〔1〕成分A、成分B及び成分Cを配合して得られうる食品組成物であって、
前記成分Aが、ハトムギの殻、薄皮及び渋皮からなる群から選ばれる少なくとも1種以上のハトムギ部位に酵素処理をして得られうる組成物であり、
前記成分Bが、魚類白子粉砕スラリーを水系媒体で精製して得られうる組成物であり、
前記成分Cが、魚類白子粉砕スラリーを蛋白質分解酵素と核酸分解酵素とで処理して得られうる組成物である食品用組成物(以下「本発明1」ともいう)、及び、
〔2〕前項〔1〕記載の成分A、成分B及び成分Cを混合する工程を含む食品用組成物の製造方法(以下「本発明2」ともいう)、に関する。
本発明によれば、従来のハトムギ由来成分や鮭白子抽出物を配合した食品用組成物に比べ、摂取・消化し易く、消化器官が衰弱している場合にもハトムギ由来成分及び鮭白子抽出物の健康促進作用を効率よく利用できる食品用組成物を提供することができる。
〔本発明1〕
本発明1は、成分A、成分B及び成分Cを配合して得られうる食品組成物である。
(成分A)
成分Aは、ハトムギの殻、薄皮及び渋皮(以下「ハトムギ外皮」ともいう)からなる群から選ばれる少なくとも1種以上のハトムギ部位に酵素処理をして得られうる組成物である。
成分Aは、少なくともハトムギ外皮のいずれかの部位を使用していればよく、ハトムギの子実を含めて酵素処理されたものでもよい。
成分Aは、例えば、2000年代に入って、ハトムギの外皮に含まれる有用物質を医薬・健康食品用に活用すべく産学共同の研究がなされて開発された「殻付ハトムギ熱水抽出物(CRD)」とか「ハトムギCRD」と呼ばれる組成物が例示できる(例えば、特許3590042号公報、「殻付ハトムギ熱水抽出物(CRD)の研究開発」(鈴木 信孝、第17回日本補完代替医療学会学術集会特別講演II)。
成分Aは、従前より広く知られているハトムギの健康促進効果と共に種々の効能(疣贅・伝染性軟属腫・尖圭コンジローマ等のいわゆるイボの抑制、顔面皮膚の色素、紅斑、肝斑、にきび等のいわゆる皮膚・爪のシミ、荒れの抑制などの皮膚の健康促進;肩こり等の筋由来不調の緩和作用;冷え性等の体熱調整不良由来の症状の緩和作用;一定の抗寄生虫、抗肥満、抗糖尿、抗高脂血症、抗骨粗鬆症、抗腫瘍、抗炎症、抗アレルギー、抗酸化、抗紫外線、抗浮腫、利尿作用、月経困難症軽減等)が検証され期待されており、本発明1は成分Aのこれらの健康促進効果及び医学的効能を利用する。
成分Aは、例えば、特許3590042号公報にも開示されているが、以下のような製造条件で得ることができる。
(1)成分Aの製造条件例1
工程(A1-1):殻つきハトムギ(殻実)を水洗し、例えば、24時間以上自然乾燥等して十分に乾燥させた後、
工程(A1-2-1)精米機等で、ハトムギの殻を挽割って脱ぷ(ハトムギ外皮を取り除く)処理し、例えば、3.5メッシュ(5.6mm)程度の篩にかけて得たハトムギ外皮を、必要に応じて粉砕するか、又は、
工程(A1-2-2)殻つきハトムギを子実ごと粉砕する。
粉砕は、例えば衝撃式粉砕機にて30メッシュ(0.5mm)を通過するよう粉砕することが好ましい。
工程(A1-2-1)又は工程(A1-2-2)で得られたハトムギ外皮又は粉砕物を、以下ではハトムギ原料という。
工程(A1-3):ハトムギ原料1kgに対し水3〜7Lを加え、例えば1〜2時間浸漬した後、例えば20〜30分時間をかけて加熱して沸騰させ、さらに例えば20〜30分煮沸する。その後、例えば40℃〜50℃に加温しながら例えば3〜7時間程度真空濃縮するか又は真空遠心濃縮して濃縮ハトムギスラリーを得る。
工程(A1-4):濃縮ハトムギスラリーに、市販の麹、例えば蒸した米に麹菌アスペルギルス・オリザ(Aspergillus oryzae)を直接生育させた米麹を、ハトムギ原料1kgに対し例えば100−200g添加し、撹拌しながら25〜40℃で12〜96時間発酵させ、ハトムギ外皮の少なくとも1種以上の部位又はハトムギ外皮の少なくとも1種以上の部位と子実が酵素処理されたスラリー状の成分Aを得ることができる。
濃縮ハトムギスラリーに接種する酵素としては、麹菌に代えて又は麹菌と共に、乳酸菌(例えばラクトバチルス族、ラクトコッカス属又はストレプトコッカス属に属する乳酸菌)や酵母(例えばサッカロミセス属、シゾサッカロミセス属、クルーベルミセス族、ピキア族に属する酵母)を使用できる。
工程(A1-5)スラリー状の成分Aは、必要に応じて発酵後に加熱殺菌(例えば、90℃前後で約30分)を行ってもよい。
工程(A1-6-1):スラリー状の成分Aを、(必要であれば加熱殺菌して後)凍結乾燥、真空加熱乾燥またはスプレードライ法等で乾燥させて成分Aの乾燥物を得ることができる。
工程(A1-6-2):スラリー状の成分Aを、(必要でれば加熱殺菌して後)遠心ろ過して得られた上清画分を40℃〜50℃に加温しながら5時間程度真空濃縮するか、又は真空遠心濃縮後、凍結乾燥、真空加熱乾燥若しくはスプレードライ法等で乾燥させることにより、エキスの乾燥物である成分A(以下、成分A乾燥エキスともいう)を得ることができる。
(2)成分Aの製造条件例2
工程(A2-1):殻つきハトムギ(殻実)を水洗し、例えば、24時間以上自然乾燥等して十分に乾燥させた後、
工程(A2-2):成分Aの製造条件例1工程A(1-2-1)又は工程A(1-2-2)と同様の条件でハトムギ原料を得る。
工程(A2-3):ハトムギ原料を、各種酵素剤の存在下に蒸煮することにより、ハトムギ原料の酵素処理物であるスラリー状の成分Aを得ることができる。
酵素としては、例えば、ジアスターゼ、タカジアスターゼ、α−アミラーゼ、β−アミラーゼ、グルコアミラーゼ、ペクチナーゼ、β−ダルコシダーゼ、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、キシラナーゼ等の各種の酵素を1種以上用いることができる。
市販されている酵素としては、
液化型α−アミラーゼとしてクライスターゼL−1(大和化成(株)製)、
耐熱性α−アミラーゼとしてクライスターゼT−5(大和化成(株)製)、
糖化型α−アミラーゼとしてスミチームT(新日本化学(株)製)、
β−アミラーゼとしてβ−アミラーゼ(長瀬産業(株)製)、
グルコアミラーゼ剤としてグルクザイム(天野製薬(株)製)、アミログルコシダーゼ(ノボ生化学工業(株)製)、
ペクチナーゼ剤としてペクチナーゼA(天野製薬(株)製)、ペクチナーゼG(天野製薬(株)製)、
β−ダルコシダーゼとしてノボザイム188(ノボ生化学工業(株)製)、
セルラーゼとしてセルラーゼA(天野製薬(株)製)やセルラーゼT(天野製薬(株)製)、
ヘミセルラーゼ剤としてヘミセルラーゼ「アマノ」(天野製薬(株)製)、セルロシンHC100(阪急バイオインダストリー(株)製)、
キシラナーゼ剤としてセルロシンTP25(阪急バイオインダストリー(株)製)等が挙げられる。
酵素の添加量は、酵素の種類に応じて適切に調整すればよいが、抽出収率の観点から、ハトムギ原料に対して好ましくは0.1〜5.0質量%である。
ハトムギ原料と添加された酵素には、抽出収率の観点から、ハトムギ原料1kgに対して水3〜7L程度を加えて酵素反応系を構成することが好ましい。
酵素反応条件は、抽出収率の観点から、
処理温度が好ましくは45〜85℃、より好ましくは50〜60℃であり、
pHが好ましくは3〜6.5、より好ましくは3.5〜6、更に好ましくは4.5〜5.5であり、
処理時間は好ましくは20〜180分、より好ましくは90〜120分である。
酵素を2種以上使用する場合には、同時使用又は時間差をつけての使用のいずれでもよい。
工程(A2-4):スラリー状の成分Aは、必要に応じて酵素反応後に加熱殺菌(例えば、90℃前後で約30分)を行ってもよい。
工程(A2-5-1):スラリー状の成分Aを、(必要でれば加熱殺菌して後)凍結乾燥、真空加熱乾燥またはスプレードライ法等で乾燥させて成分Aの乾燥物を得ることができる。
工程(A2-5-2):スラリー状の成分Aを、(必要でれば加熱殺菌して後)遠心ろ過して得られた上清画分を40℃〜50℃に加温しながら5時間程度真空濃縮するか、又は真空遠心濃縮後、凍結乾燥、真空加熱乾燥若しくはスプレードライ法等で乾燥させることにより、成分Aの乾燥エキスを得ることができる。
成分Aの態様は、スラリー状、必要に応じて水分量を調整した懸濁物、濃縮物、液状物(例えば、遠心ろ過後の上清画分)、ペースト状又は固状物(粉末、顆粒)のいずれでもよい。
後述する実施例で使用した成分Aは、製造条件例2に従って製造されている。
(成分B)
成分Bは、魚類白子粉砕スラリーを水系媒体で精製して得られうる組成物である。
成分Bは、例えば、特開2007−117014号公報に開示される以下のような製造方法で得ることができる。
工程(B1):魚類から採取された魚類白子から皮、筋、血管等を除去した後、血抜きおよび水洗を行い水切りした魚類白子原料を得る。
白子を有する魚類としては、白子の含有量に富むという観点から、好ましくは鮭、鰊、鱒及び鱈からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の魚類であり、より好ましくは少なくとも鮭を含むことであり、更に好ましくは鮭である。
工程(B2):魚類白子原料1000質量部に好ましくは100〜1000質量部、より好ましくは200〜500質量部、更に好ましくは250〜350質量部の水を加え、粉砕して魚類白子粉砕スラリーを得る。
工程(B3):魚類白子粉砕スラリーを濾過し白子の皮等の固形分を取り除いた後、スプレードライヤーで噴霧乾燥し、魚類白子粉砕スラリー乾燥物を得る。
工程(B4):魚類白子粉砕スラリー乾燥物を水系媒体で洗浄等して精製し、水系媒体可溶物と水分を除いて減圧乾燥し成分Bの乾燥物を得る。
水系媒体としては水溶性有機溶媒又は水溶性有機溶媒と水の混合物が使用でき、食用を考慮すると、エタノール又はエタノールと水の混合物が好ましい。
成分Bは乾燥物を粉末化したパウダー状、液状媒体に分散させたスラリー状、粘性媒体に分散させたゼリー状等のいずれの態様であってもよい。
成分Bは、後述する成分Bに含まれる核蛋白質(ヌクレオプロテイン)を低分子量化しないで利用する観点から、魚類白子粉砕スラリーを蛋白質分解酵素及び/又は核酸分解酵素による酵素処理を行わないで製造することが好ましい。
成分Bは、特開2007−117014号公報によれば、核酸及び蛋白質を50質量%以上含有しており、これらは核酸及び蛋白質の複合体である核蛋白質を構成していると考えられる。
核蛋白質は、体内に摂取されると消化されてヌクレオチドやヌクレオシドに分解され小腸、肝臓を経て赤血球によって体の隅々まで運ばれヌクレオシドの形で細胞に取り込まれ核酸合成に再利用されると考えられる。
本発明1は、成分Bに含まれる核蛋白質の効能を利用する。
(成分C)
成分Cは、魚類白子粉砕スラリーを蛋白質分解酵素と核酸分解酵素とで処理して得られうる組成物である。
成分Cは、例えば、特開2003−313130号公報に開示される以下のような製造方法で得ることができる。
工程(C1):魚類から採取された魚類白子から皮、筋、血管等を除去した後、血抜きおよび水洗を行い、水切り等をして魚類白子原料を得る。
白子を有する魚類としては、白子の含有量に富むという観点から、好ましくは鮭、鰊、鱒及び鱈からなる群から選ばれる少なくとも1種の魚類であり、より好ましくは少なくとも鮭を含むことであり、更に好ましくは鮭である。
工程(C2):魚類白子原料2500質量部に、
水を好ましくは200〜2500質量部、より好ましくは500〜2000質量部、更に好ましくは800〜1200質量部加えて得る魚類白子原料スラリーを粉砕して、粉砕原料スラリーを得る。
工程(C3):粉砕原料スラリーに、
蛋白質分解酵素(プロテアーゼ)を好ましく1〜5質量部、より好ましく1.5〜4質量部、更に好ましくは2〜3質量部添加し、好ましくは攪拌しながら、
好ましくは35〜60℃、pH5.0〜7で1〜10時間、
より好ましくは40〜50℃、pH5.5〜6.5で2〜7時間、
しくは44〜47℃、pH6.0〜6.3で3.5〜5時間で酵素処理をして第1酵素処理スラリーを得る。
蛋白質分解酵素は、市販品を使用でき、例えば、ノボザイムズジャパン社から入手できる。
工程(C4):第1酵素処理スラリーを好ましくは60〜85℃、より好ましくは65〜75℃にして、
核酸分解酵素(ヌクレアーゼ)を好ましくは1〜5質量部、より好ましく1.5〜4質量部、更に好ましくは2〜3質量部添加し、好ましくは攪拌しながら、
好ましくはpH4.5〜7で1〜10時間、
より好ましくはpH4.7〜6で2〜7時間、
更に好ましくはpH5〜5.5で3.5〜5時間で酵素処理をして第2酵素処理スラリーを得る。
ヌクレアーゼは、市販品を使用でき、例えば、天野エンザイム社から入手できる。
工程(C5):第2酵素処理スラリーを好ましくは75〜90℃、より好ましくは80〜90℃に昇温して、残存する蛋白質分解酵素及び核酸分解酵素を失活させた酵素処理スラリーを得る。
工程(C6):酵素処理スラリーを40〜50℃に冷却し、デカンター連続式横型遠心分離機、自動バスケット型遠心分離機などの遠心分離機で固液分離した上清画分を採取して成分Cの液状物を得る。
成分Cの液状物は適宜濃縮して所望の固形分濃度とすることができ、必要であれば噴霧乾燥等の乾燥をして成分Cの乾燥物を得る。
成分Cの乾燥物は、成分Bは乾燥物を粉末化したパウダー状、液状媒体に分散させた液状、粘性媒体に分散させたゼリー状等のいずれの態様であってもよいが、本発明1の咀嚼性を考慮すると液状で本発明1に配合されることが好ましい。
成分Cは、成分Bに含まれる核蛋白質が、蛋白質分解酵素と核酸分解酵素によって低分子化した核蛋白質又はその構成要素(以下、低分子量核蛋白質ともいう)を含むと考えられる。
さらに、特開2003−313130号公報の開示を考慮すると、低分子量核蛋白質の構成要素としてオリゴヌクレオチド、ヌクレオシド及びオリゴペプチドからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物が含まれていると考えられる。
特開2003−313130号公報の開示を考慮すると、成分C乾燥物中には、低分子量核蛋白質が少なくとも30質量%以上、好ましくは40質量%以上、更に好ましくは50質量%以上含まれていると考えられる。
成分Cに含まれる低分子量核蛋白質の分子量(好ましくは重量平均分子量)は、本発明1の咀嚼性及び消化性の観点から、好ましくは300〜3000であり、より好ましくは500〜2500であり、更に好ましくは1000〜2000であるように酵素処理条件を調整することが好ましい。
分子量(好ましくは重量平均分子量)の測定は、特開2008−63315号公報に記載される、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)法の条件で測定できる。
特開2003−313130号公報によれば、成分Cは遺伝子酸化損傷抑制効果を有しており、本発明1は成分Cに由来することが期待される効能を利用する。
成分B及び成分Cは上述した効果により、
a.新陳代謝(細胞分裂)を促進、
b.末梢血管を拡張し、血行を促す
c.抗酸化作用(活性酸素の除去)
d.損傷したDNAの修復
e.免疫力の増強、正常化
f.腸絨毛の発育を促進し腸内環境を整える
g.アポトーシスの促進、正常分化の促進
h.糖の吸収を遅らせる
i.脳や神経の働きをよくする
等の効能を本発明1に付与することが期待される。
(成分D)
本発明1は、成分B及び成分Cの効能発現を補助する観点から、さらにビール酵母組成物(成分D)を配合して得られうることが好ましい。
成分Dは、ビールの製造において、麦芽の煮込み汁(麦汁)にビール用醸造酵母を混ぜて、麦汁をビールに変化させ、ビールを抽出除去後の残渣を精製等の加工をして得られる。
成分Dは、上記工程で麦芽の多様な栄養素が蓄積して人及び動物に必要な栄養源が凝縮されており、必須アミノ酸、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維等の多種多様な栄養成分を補給することができるといわれており、食品分野における多くの市販品を使用することができる。
成分Dは、例えば、以下のような製造条件で得ることができる。
(工程D-1)ビールの製造において、ビールを抽出除去後の残渣を回収する。
(工程D-2)残渣を水系溶媒(例えば、水、食用アルコール又はこれらの混合液)中で(必要に応じて塩を加えて)抽出して生じた沈殿物を乾燥及び粉砕して粗原料を得る。
(工程D-3)粗原料を水系溶媒(例えば、水、食用アルコール又はこれらの混合液)中で精製して脱塩し、固形分を乾燥及び粉砕して成分Dの乾燥物を得る。
成分Dは、成分Dの上記栄養素を直接供給することに加えて、成分D中に多く含まれる核酸RNAが、本発明1中の成分B及び成分C中の核酸DNAに対して情報転写機能を補い、蛋白質等の生合成を円滑にする進行させることが期待される。
(成分E)
本発明1は、除菌効果と腸内環境の維持の観点から、さらに大豆発酵組成物(成分E)を配合して得られうることが好ましい。
成分Eは、例えば、以下のような製造方法で得ることができる。
工程(E1):1質量部に原料大豆を、好ましくは5〜20質量部の水に浸漬して、
好ましくは水温10〜40℃、2〜48時間で、
より好ましくは水温15〜35℃、6〜36時間で、
更に好ましくは水温15〜35℃、12〜24時間で、膨潤処理いて仕込み原料を得る。
水は水道水、純水、蒸留水、日本国内山岳部で採取される天然水の何れでもよいが、成分Eの風味の観点から、日本国内山岳部で採取される天然水が好ましい。
工程(E2):仕込み原料を粉砕して、必要に応じて、好ましくは85〜95℃で加熱滅菌して
原料スラリーを得る。
工程(E3):原料スラリーに乳酸菌及び必要に応じて他の酵母菌を摂取して原料スラリーを発酵熟成させて大豆発酵組成物である成分Eを得る。
発酵熟成時の温度は、好ましくは10℃〜55℃、より好ましくは20℃〜50℃、更に好ましくは25℃〜45℃である。
発酵熟成時のpHは、好ましくは10℃〜55℃、より好ましくは20℃〜50℃、更に好ましくは25℃〜45℃である。
発酵熟成時間は、好ましくは1時間〜5年、より好ましくは6時間〜4年、更に好ましくは1日〜3年間、更に好ましくは7日〜3年間、更に好ましくは1月〜3年間、更に好ましくは6月〜3年間、更に好ましくは1〜3年である。
工程(E4):成分Eは、85〜95℃で加熱滅菌することが好ましい。
工程(E5):成分Eはそのまま、又は必要に応じて遠心ろ過して得られた上清画分を採取して、40℃〜50℃に加温しながら1〜10時間程度真空濃縮するか、又は真空遠心濃縮後、凍結乾燥、真空加熱乾燥若しくはスプレードライ法等で乾燥させることにより、成分Eの乾燥物を得ることができる。
工程(E6):成分Eをさらに60〜100℃の水系溶媒で抽出して大豆発酵抽出組成物である成分Eとして使用できる。
水系媒体としては水溶性有機溶媒又は水溶性有機溶媒と水の混合物が使用でき、食用を考慮すると、エタノール又はエタノールと水の混合物が好ましい。
抽出は、成分Eの抽出液を、デカンター連続式横型遠心分離機、自動バスケット型遠心分離機などの遠心分離機により固液分離した上清画分を採取する方法等が挙げられる。
大豆発酵抽出組成物である成分Eは、更に濃縮又は希釈してもよく、凍結乾燥、加熱乾燥等の乾燥処理に付して使用してもよい。その形態は特に限定されず、例えば、溶液、懸濁液、半固体(例えば、ペースト状等)、固体(例えば、粉末、顆粒等)などであってもよい。
成分Eは、それ自体が黄色ブドウ球菌等に対して除菌効果を有し、本発明1を消化するに際して腸機能を維持する効能を有すると考えられ、本発明1にこれらの効能を付与することが期待される。
(成分F)
本発明1は、摂取し易さの観点からゼリー状であることが好ましい。
本発明1は、本発明1をゼリー状とするために、さらに食品用ゲル化剤(成分F)を配合して得られうることが好ましい。
成分Fは、食品用に使用されるゼラチン、寒天、デンプン等の多糖類等を使用できる。 多糖類としては、デンプン、マンナン、キサンタンガム、アカシアガム、ジェランガム、ペクチン、カラギーナン、ローカストビーンガム、デキストリン、アルギン酸ナトリウム等が挙げられ、デンプン、キサンタンガム、アカシアガム、ペクチン、カラギーナン、ローカストビーンガム、デキストリン及びアルギン酸ナトリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種以上の多糖類を使用することが好ましい。なお、複数の多糖類を含む食品用ゲル化剤を増粘多糖類ということがある。
成分Fは、ゼラチン、寒天、デンプン、マンナン、キサンタンガム、アカシアガム、ジェランガム、ペクチン、カラギーナン、ローカストビーンガム、デキストリン、アルギン酸ナトリウム等が挙げられ、デンプン、キサンタンガム、アカシアガム、ペクチン、カラギーナン、ローカストビーンガム、デキストリン及びアルギン酸ナトリウムからなる群から選ばれる少なくとも1種以上のゲル化剤成分を使用することが好ましい。
成分Fを配合する場合、成分Fを安定して分散させる観点から、さらにトレハロース等の二糖類以上のオリゴマーの糖類を配合することが好ましい。
(その他の成分)
本発明1は、必要に応じて、さらに以下の成分を配合することができる:
(1)各種ビタミン類;
(2)葉酸(WO2002/072123によれば、ビタミンB12と協調してアミノ酸の代謝やタンパク質の合成、特にRNA やDNA の生成に関与し、細胞の分裂・複製、組織の増殖に重要な機能を果たす);
(3)日本国内水道水、蒸留水、イオン交換水等の水;
(4)グルコン酸等の食品用有機酸を使用したpH調整剤;
(5)シクロデキストリン等の酸味マスキング剤。
(食品用組成物)
本発明1は、成分A、成分B及び成分C(好ましくは、さらに成分D、成分E及び成分Fからなる群か選ばれる少なくとも1種以上の成分)を配合して得られうる。
本発明1は、成分B及び成分Cの配合によって、消化器官が衰弱している場合にも核蛋白質が消化し易く、全体としてハトムギ由来成分及び鮭白子抽出物の健康促進作用を効率よく利用できる。
ハトムギ由来成分及び鮭白子抽出物の健康促進作用の観点から、本発明1中、
成分Aの固形分100質量部に対して、
成分Bの固形分は、好ましくは5〜100質量部、より好ましくは15〜50質量部、更に好ましくは10〜30質量部であり、
成分Cの固形分は、好ましくは1〜100質量部、より好ましくは2〜50質量部、更に好ましくは5〜25質量部であり、
成分Dをさらに配合する場合は、成分Bと成分Cの固形分合計100質量部に対して、
成分Dの固形分は、好ましくは5〜100質量部、より好ましくは15〜50質量部、更に好ましくは10〜30質量部であり、
成分Eをさらに配合する場合は、成分Aの固形分100質量部に対して、
成分Eの固形分は、好ましくは0.1〜5質量部、より好ましくは0.2〜3質量部、更に好ましくは0.5〜1.5質量部であり、
成分Fをさらに配合する場合は、成分A〜Eの合計の固形分100質量部に対して、
好ましくは5〜100質量部、より好ましくは15〜50質量部、更に好ましくは10〜30質量部であり、
ゼリー状にする際の水分は、成分Aの固形分100質量部に対して、好ましくは100〜1000質量部、より好ましくは150〜600質量部、更に好ましくは200〜400質量部である。
本発明1は、食品として摂取できるどのような態様であってもよく、成分A、成分B及び成分C(好ましくは、さらに成分D、成分E及び成分Fからなる群か選ばれる少なくとも1種以上の成分)だけで、又は、各態様に用いられる常用成分を用いて、例えば、液状、ペースト状、ゼリー状、粉末状、錠状、カプセル状、顆粒状等の態様で製剤化できるが、摂取し易さの観点から液状、ペースト状又はゼリー状であることが好ましく、ゼリー状であることがより好ましい。
各態様に用いられる常用成分としては、乳糖、黒糖等の甘味調整剤、デンプンなどの賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味・矯臭剤等の食品・医薬の製剤技術分野における通常の各種補助剤を用いて製剤化することができる。
本発明1は、本発明1の健康に対する各成分の効能を考慮すると、1日当りの摂取量は固形分換算で好ましくは0.5〜20g、より好ましくは1〜10g、更に好ましくは1.5〜5gである。
本発明1は、上記の実施例品換算の好適摂取量を1日当たり好ましくは1〜10回、より好ましくは2〜5回、更に好ましくは2〜4回に分けて摂取することを考慮して固形分換算で、0.5〜20g、より好ましくは1〜10g、更に好ましくは1.5〜5gを容器(好ましくはフィルム容器)に充填して密封して分包することが好ましい。
フィルム容器は薄い矩形状でも、細長いスティック状でもよいが、摂取し易さの観点からスティック状であることが好ましい。
〔本発明2〕
本発明2は、成分A、成分B及び成分C(好ましくは、さらに成分D、成分E及び成分Fからなる群か選ばれる少なくとも1種以上の成分)を混合する工程を含む食品用組成物の製造方法であり、本発明1の好適な製造方法である。
本発明2の好適な工程を以下に説明する。
(工程1)主成分である成分A、成分B及び成分C(好ましくは、さらに成分D及び/又は成分E)を所望の固形分量となるように秤量し、これらを、必要であれば所望の量の水を加えて混合して、好ましくは100〜140℃、5〜60分、より好ましくは110〜130℃、10〜30分、更に好ましくは115〜125℃、10〜20分の加熱殺菌をして主成分スラリーを得る。
(工程2)本発明1をゼリー状にする場合は、成分F(好ましくは、さらにトレハロース)を必要であれば所望の量の水を加えて混合撹拌して、好ましくは75〜95℃、より好ましくは80〜90℃で加熱溶解し、必要であれば篩過してゲル化剤スラリーを得る。
(工程3)主成分スラリーを、必要に応じて、好ましくは80〜100℃、10〜60分、より好ましくは85〜95℃、20〜40分の加熱殺菌をして、必要に応じてゲル化剤スラリーを加え、好ましくは60〜80℃、より好ましくは65〜75℃まで冷却して、必要に応じてその他の成分を混合して本発明2の製造結果物である食品用組成物である本発明1を得る。
(工程4)工程3で得た食品用組成物は、所望の量ずつフィルム容器に充填してフィルム容器を密封し、必要に応じて箱詰めされる。
〔原料〕
(1)成分A:ハトムギエキスCRD SD粉末(販売元:アグリリンクテクノロジー社、乾燥物)
(2)成分B:ヌクレオプロテイン(製造元:日産化学社、乾燥物)
(3)成分C:ヌクレゲン(製造元:日生バイオ社、乾燥物)
(4)成分D:ビール酵母抽出 RNA(販売元:エル・エスコーポレーション社、乾燥物)
(5)成分E:大豆発酵代謝エキス(登録商標)(販売元:菱和ECOフーズ社、液状(固形分濃度5質量%、水分95質量%))
(6)成分F:増粘多糖類系ゲル化剤(市販品)
(7)その他の成分:ビタミン類(市販品)、葉酸(市販品)、トレハロース粉末(市販品)、黒糖粉末(市販品)
〔配合〕
各成分を表1の質量部ずつ秤量した。
〔製造条件〕
(1)工程1:150Lの調合タンクに、表1の質量部の成分A、成分B,成分C、成分D及び成分E並びに128質量部の水を投入して混合し、121℃15分の加熱殺菌をして主成分スラリーを得た。
(2)工程2:300Lの調合タンクに、表1の質量部のトレハロース及びゲル化剤並びに183質量部の水を投入して混合撹拌し、87℃で加熱溶解させた後に篩過してゲル化剤スラリーを得た。
(3)工程3:600Lの調合タンクに、主成分スラリーを投入して90℃30分の加熱殺菌をして、さらにゲル化剤スラリーを投入して撹拌混合して、70℃まで冷却した後、そこに、表1の質量部のトレハロース以外のその他の成分を投入して60℃で混合撹拌して、ゼリー状の本発明1を75kg得た。
(4)工程4:工程3で得たゼリー状の本発明1を5gずつフィルム容器に充填しシール密閉して1パックとし、15000パック製造した。
〔実用試験〕
(1)対象者 (1−1)人間24名 (1−2)犬14匹 (1−3)猫3匹
(2)実施内容
1回に1パック摂取して、各対象者に3〜5日間摂取してもらった。
対象者に聞き取り調査した結果を表3に示す。
(3)結果
表2に示すように各年代の人間及び各年齢の犬及び猫に試験した結果、実施品はいずれも問題なく摂取され、表3に示すように飲み易いとの感想と体調の良さについての意見が多かった。

Claims (5)

  1. 成分A、成分B及び成分Cを配合して得られうる食品組成物であって、
    前記成分Aが、ハトムギの殻、薄皮及び渋皮からなる群から選ばれる少なくとも1種以上のハトムギ部位に発酵処理又は酵素処理をして得られうる組成物であり、
    前記成分Bが、魚類白子粉砕スラリーを水系媒体で精製して得られうる組成物であり、
    前記成分Cが、魚類白子粉砕スラリーを蛋白質分解酵素と核酸分解酵素とで処理して得られうる組成物である食品用組成物。
  2. さらにビール酵母組成物(成分D)を配合して得られうる請求項1記載の食品用組成物。
  3. さらに大豆発酵組成物(成分E)を配合して得られうる請求項1又は2記載の食品用組成物。
  4. 前記食品用組成物がゼリー状である請求項1〜3のいずれか1項記載の食品用組成物。
  5. 請求項1記載の成分A、成分B及び成分Cを混合する工程を含む食品用組成物の製造方法。
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