JP6818159B2 - 色覚障害者の色知覚を増大させるための光源及び方法 - Google Patents

色覚障害者の色知覚を増大させるための光源及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、照明システム、及び更にそのような照明システムを備える小売店照明システムに関する。
人間の知覚を拡張させるシステム及び方法は、当技術分野において既知である。例えば、国際公開第2015/184299号は、色及び輝度の時間変調を活用することにより、空間的に構造化された情報の複数のチャネルを単一の画像に符号化する可能性を活用する媒体及びデバイスについて記載している。用途としては、色覚異常の軽減と、赤外線、紫外線、及び偏光から通常は「不可視」な情報で拡充された画像を生成することと、可視スペクトル内に新しい知覚可能な色を効果的に追加することとが挙げられる。とりわけ、この文書は、裸眼観察者が知覚できない物体の少なくとも1つの特性を検出するように構成された少なくとも1つのセンサであって、少なくとも1つの特性は、少なくとも1つの測定によって記述される、センサと、センサとデータ通信状態にある少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な1つ以上の構成要素とを備え、かつ集合的に、
少なくとも1つのセンサから、対象物を表すデータ及び少なくとも1つの測定を受信し、人間の観察者によって知覚可能であり、時間と共に体系的に変化し、局所化されかつ対象物の非拡張画像に忠実な測定を表す属性を含む、オブジェクトの拡張画像を生成するように構成されている、システムについて説明されている。
「不完全な」三色型色覚の視覚を有する人は、ある程度は色覚異常であろうし、異常三色型色覚者として知られている。この状態にある人は、その人の3つの錐体タイプの全てが、明色を知覚するために使用されるが、錐体の1つのタイプがわずかにずれているので、どの錐体タイプが「不完全」であるかに応じて生成される、3つの異なるタイプの効果が存在する。異なる異常状態は、赤色光に対する感度の低下である第1色弱、緑色光に対する感度の低下であり色覚異常の最も一般的な形態である第2色弱、及び青色光に対する感度の低下であり極めて稀な第3色弱である。
色覚障害(別名、色覚異常)は、世界で男性ではおよそ12人に1人(8%)に、女性では200人に1人に影響している。色覚異常には、多くの原因及びタイプが存在する。いくつかのタイプの色覚障害は、網膜受容体(錐体)の先天的に低い感度に起因し、その結果、(例えば、特定の種類の緑色と赤色との間で)特定の色を区別する際に誤って解釈したり、又は区別できないことが、人間の生理学から知られている。本発明の目的は、色受容体が存在し活性化されているが、上述した感度低下を示す人における、そのようなタイプの色覚障害に対して解決策を提供することである。
色覚障害は疾患ではなく、むしろ人の機能性の低下であるが、ある程度重要な多くの症状をもたらす。例えば、交通信号灯の色を認識できないことが、危険な状況につながる可能性がある。
色知覚を向上させるために可能なことは、光の一部を除去するゴーグルを使用することである。しかし、ゴーグルの使用には2つの大きな欠点がある。すなわち、固定された(調整可能ではない)カラーフィルタ機能のみを提供すること(一方で、色覚障害は人によって非常に変化する)、及びユーザからのアクション(「ゴーグルを着用すること」)を必要とし場合によっては望ましくない注意を引くこと(「ゴーグルは着色されている」)である。ゴーグルの機能を担い、前述の2つの問題に対する解決策をも提供する、多機能で、調整可能で、目障りでない光源を有する解決策を提供することが非常に好ましい。
したがって、本発明の一態様は、上述した欠点のうちの1つ以上を、好ましくは更に少なくとも部分的に取り除く、代替的な解決策を提供することである。本発明は、先行技術の欠点のうちの少なくとも1つを克服若しくは改善すること、又は有用な代替物を提供する目的を有し得る。
本発明では、とりわけ、買物において色覚障害者を手助けする、小売(店)光システムに基づく解決策を提案し、それにより、より正確な色知覚を提供することにより、例えば衣類の選択を容易にし、更に、自分の衣類の「一般的に」受け入れられる/期待される色設定の選択を導く(「奇妙な」選択を導かない)ことである。また、例えば、熟した果物と熟していない果物(緑色であるか、赤味を帯びているか)とを区別する機会を色覚障害者に提供することによって、果物の買物を、より容易にすることができる。
とりわけ、本明細書では、問題を引き起こしている色帯域(例えば、色覚障害の場合の大部分を占める緑−赤であるが、青−黄もある)内に(変化する)オーバラップが存在する波長セグメントにおいて、放出色スペクトルが高度に調整可能である光源(又は光源のグループ)を提供することが提案される。そのような光スペクトルは、狭帯域光源又は狭帯域蛍光体を使用することによって生成されてもよく、これは全スペクトルにおいて狭発光帯域を提供しアドレス可能である(オン/オフすることと、強度を操作することができる)。特定の実施形態では、光を、特に(センサ)信号に依存させて供給するために、ある環境を、例えば店舗内において、想定される機能に適した衣料品店内の試着室を選択することができる。解決策が機能し得るように光の設定(他の光源の十分に減光された光)を提供するような環境。更に、ユーザ/顧客のためのユーザインタフェースが提供されてもよく、それにより、色をより区別できるように照明光スペクトルを変更することが可能になる。このようなインタフェースは手動(例えば、単純な回転ノブ)、(例えば、色覚障害タイプを示す)アイコンを有するタッチパッド、又はこれらの組み合わせである(例えば、粗調整及び微調整を有する)。したがって、システムをインタフェースすること及び操作することはまた、任意選択的に、例えば個人用スマートフォンの控え目なアプリ機能によって提供されてもよく、その時、当該機能は、その個人にとって最適な個人用かつ特定の色設定をも含有し得る。
したがって、第1の態様では、本発明は、可変スペクトル分布を有する照明デバイス光(「光」)を供給するように構成された、照明デバイスを備える照明システム(「システム」)であって、照明システムは、照明デバイス光のスペクトル分布を制御するように構成された制御システム(「コントローラ」)を備え、照明デバイスは、少なくとも2つの照明モードを備え、
(i)第1の照明モードでは、照明デバイスは、第1のスペクトル強度P1を有する可視領域内の第1のスペクトル分布を有する可視光、特に白色光を供給するように構成され、第1のスペクトル分布は、440〜490nmの第1のスペクトル範囲内、又は510〜580nmの第2のスペクトル範囲内に構成されたスペクトル強度ギャップ(「ギャップ」又は「スペクトルギャップ」)を有し、スペクトル強度ギャップは、少なくとも20nmのスペクトルギャップ幅(GW1)と、スペクトル強度ギャップ(のスペクトル範囲)内の照明デバイス光の最大スペクトルギャップ強度PG1を有し、PG1/P1≦0.2であり、
(ii)第2の照明モードでは、照明デバイスは白色光を供給するように構成され、白色光は、第2のスペクトル強度P2を有する第2のスペクトル分布を有し、第1の照明モードのスペクトル強度ギャップと同じスペクトル範囲内の照明デバイス光に対して相対的に高い強度P2を有し、P2/P2>0.2であり、
照明システムは、スペクトル強度ギャップ内にのみ波長を有する光源光を供給するように構成された複数の光源を更に備え、制御システムは、ユーザインタフェース及びセンサの入力信号のうちの1つ以上に依存させて、複数の光源を制御するように構成されている、照明システムを提供する。
そのようなシステムでは、色覚異常者が、色をより良好に知覚できるように、色覚異常者にとって特に適合された白色光を供給することが可能である。更に、そのようなシステムでは、システムの光の知覚に対する影響が無く又は比較的低く、光のスペクトル分布を変化させることが可能である。したがって、比較的離散的に、光を第2のスペクトル分布から第1のスペクトル分布に変化させ、また戻すことができる。更に、そのようなシステムにより、色覚異常者は、ゴーグルを使用する必要がなく、このことがまた、多くの色覚異常者によって高く評価され得る。
本明細書における白色光という用語は、当業者には既知である。特に、白色光とは、約2000〜20000K、特に2700〜20000K、一般的な照明に関しては、特に約2700K〜6500Kの範囲、バックライトの目的に関しては、特に約7000K〜20000Kの範囲の相関色温度(CCT)を有し、特に、BBL(黒体軌跡;black body locus)から約15SDCM(等色標準偏差;standard deviation of color matching)の範囲内、特にBBLから約10SDCMの範囲内、更に特にBBLから約5SDCMの範囲内である光に関連する。
上述のように、照明システムは、可変スペクトル分布を有する照明デバイス光を供給するように構成された照明デバイスを備える。「照明デバイス」という用語はまた、複数の(異なる)照明デバイスを指す場合がある。したがって、照明システムは、本明細書で定義されるような1つ以上の照明デバイス、及び任意選択的に更に、1つ以上の他の照明デバイス(例えば、スペクトル的に調整可能でなくてもよい)を備えてもよい。
使用中、照明デバイスは、可変スペクトル分布を有する光を生成することができる。例えば、照明デバイスは、1つ以上の異なる色、1つ以上の異なるカラーポイント、1つ以上の異なる色温度を有する光を供給するように構成されていてもよい。照明デバイス光のスペクトル特性は、制御システムによって制御されている。
したがって、照明システムは、照明デバイス光のスペクトル分布を制御するように構成された制御システムを備える。上述のように、照明システムは、それぞれ少なくとも単一の照明デバイスの2つ以上のサブセットを備えた複数の光源を備えてもよく、サブセットは、制御システムによって個別に制御可能であってもよい。
用語「制御」及び類似の用語は、特に、少なくとも、照明デバイス光などの要素の動作を決定すること、又は作動を監視することを指す。したがって、本明細書では、「制御する」及び同様の用語は、例えば、測定、表示、作動、開放、シフト、温度変更などのような、動作を要素に課すこと(要素の動作を決定する、又は要素の作動を監視すること)などを指し得る。そのほか、「制御する」という用語及び同様の用語は加えて、モニタリングを含んでもよい。したがって、「制御する」という用語及び同様の用語は、要素に動作を課すこと、及び要素に動作を課して要素をモニタリングすることを含んでもよい。
照明デバイスが、どのような調整可能性を有し得たとしても、実施形態単独での照明デバイス、又は1つ以上の他の照明デバイスと組み合わせた他の実施形態での照明デバイスは、異なるスペクトル特性を有する白色光を供給する少なくとも2つの照明モードを備える。
色覚異常者に特に有用であり得る第1のモードでは、可視スペクトル内の特定帯域が供給されないか、又は低強度を有するのみである。例えば、黄色光の欠如は、赤−緑の色覚異常者による色認識を支援することができると思われる。例えばデフォルトモードであってもよい、第2の照明モードでは、このギャップは、より高い強度を有していてもよい。このようにして、例えば、カラーポイント、色温度、CRI、R8等から成る群から選択される1つ以上のスペクトル特性が、本質的に同じであり得ながら、様々な種類の白色光を供給することができる。第1のモードは、色覚異常者によって選択されて、絵画、(セキュリティ)情報、(販売用)製品、衣服、着用可能品等のような物品を観察することを支援し得る。第1のモードにおける光は、特に白色光であり、例えば、特に、BBL(黒体軌跡)から約15SDCM(等色標準偏差)内にカラーポイントを有する。任意選択的に、第1のモードで白色光を得るために、追加の光源を使用してもよい。このようにして、修正された第1のモードを(同様に)得てもよい。特に、ユーザは、色覚障害と最もよく合うように、この第1のスペクトル分布を選択することができる。
したがって、照明デバイスは、少なくとも2つの照明モードを備え、(i)第1の照明モード(「第1のモード」)では、照明デバイス1は、第1のスペクトル強度P1を有する可視領域内の第1のスペクトル分布を有する可視光、特に白色光を供給するように構成され、第1のスペクトル分布は低強度の、あるいは、本質的に強度がゼロのスペクトル強度ギャップを有し、及び(ii)第2の照明モード(「第2の照明モード」)では、照明デバイスは、第1の照明モードのスペクトル強度ギャップと同じスペクトル範囲内の照明デバイス光に対して、相対的に高い強度を有する白色光を供給するように構成されている。したがって、本発明は、色覚異常者の視力の向上を促進するためのスペクトル領域のオン及びオフの切り替えを可能にする。切り替えが許容され得るだけでなく、例えば上述したような(2つのモードにおける)光のスペクトル特性を本質的に同一に維持するために、可視スペクトルのより多くの部分の形状及び強度を、あるモードから他のモードに変化させてもよい。強度、特に(第1の)スペクトル強度及びスペクトル強度ギャップ内における強度は、別段の指示がない限り、又は文脈から明らかでない限り、特に光子数(すなわち、(可視領域内の)光子の(総)数)で評価される。
実施形態では、第1のモードでは、照明デバイスは、着色光を供給し、任意選択的に1つ以上の追加の光源が(スペクトル強度ギャップにおいて)着色光をも供給して、共に白色光を供給する(共に、特に、色覚異常者にとって良好な色知覚を有する白色光を供給する)。
実施形態では、第1のモードでは、照明デバイスは、白色光を供給し、任意選択的に1つ以上の追加の光源が(スペクトル強度ギャップにおいて)着色光をも供給して、共に(特に、色覚異常者にとって良好な色知覚を有する)白色光を供給する。
第1の照明モードでは、照明デバイスは、第1のスペクトル強度P1を有する可視領域内の第1のスペクトル分布を有する可視光、特に白色光を供給するように構成され、(したがって)第1のスペクトル分布は、特に430〜600nmのスペクトル範囲内に構成されたスペクトル強度ギャップを有し、スペクトル強度ギャップは、少なくとも20nmのスペクトルギャップ幅と、スペクトル強度ギャップ内における照明デバイス光の最大スペクトルギャップ強度PG1とを有し、PG1/P1≦kであり、kは予め定義された強度比の値である。kの値は0以上である。
したがって、部分k又は部分×100%kは、スペクトル強度ギャップにおける相対強度であり、1−k又は100−100%×kは、スペクトルの残りの部分における強度である。上述のように、スペクトルの残りの部分は、ギャップの強度が比較的低いため、本質的に白色光を供給する。白色光とのより良好な整合が想定され、及び/又は特別な効果又は強調が望まれ得る場合は、例えば、更により良好に白色に接近させるために、スペクトル分布の他の部分におけるスペクトル分布を更に変化させることもできる。例えば、k≦0.2、特にk≦0.1、例えば、k≦0.0.05である。特定の実施形態では、kはシステム内で予め定義されていてもよい。なお更なる実施形態では、最大のk値は、システム内で予め定義されていてもよい。実施形態では、kはユーザによって(実施形態では予め定義された最大のk値まで(ユーザインタフェースを介して)影響され得る。なお別の実施形態では、設定は、ユーザが選択した設定の履歴から学習して実装され得る。
スペクトルギャップは、特に430〜600nmの範囲内で、例えば黄色で構成される。ギャップ幅は、特に、少なくとも20nmであり、更に特に、スペクトルギャップ幅(GW1)は少なくとも40nm、例えば40〜150nmの範囲内にある。したがって、このようなギャップでは相対強度は、≦kである。
任意選択的に、当該用語は、また、複数のギャップを指す場合もある。一般に、これは、第1のモードでは単一のギャップが存在するだろうが、その位置は選択できることを意味する。このようにして、色覚異常の拡張及び/又はタイプもまた、照明システムによって満たされてもよい。したがって、実施形態では、ギャップの位置及び/又はギャップの幅はユーザによって(ユーザインタフェースを介して)定義されてもよい。
したがって、特定の実施形態では、ギャップ幅は、システム内で予め定義されていてもよい。なお更なる実施形態では、最大ギャップ幅の値は、システム内で予め定義されていてもよい。実施形態では、ギャップ幅は、ユーザによって(実施形態では予め定義された最大ギャップ幅の値まで)(ユーザインタフェースを介して)影響され得る。同様に、特定の実施形態では、ギャップ位置は、システム内で予め定義されていてもよい。なお更なる実施形態では、複数のギャップ位置がシステム内で予め定義されていてもよい。実施形態では、ギャップ位置は、ユーザによって(ユーザインタフェースを介して)影響され得る。したがって、特定の実施形態では、430〜600nmのスペクトル範囲内のスペクトル強度ギャップの位置が制御可能である。
第2の照明モードでは、照明デバイスはまた白色光を供給するが、第1のモードにおいて強度が低いか又は本質的にゼロであるギャップと同じギャップ内での強度は高い。第2の照明モードにおける光は、特に白色光であり、例えば、特に、BBL(黒体軌跡)から約15SDCM(等色標準偏差)以内のカラーポイントを有する。少数の人のみが色覚異常であり、大部分の人は三色型色覚者なので、第2の照明モードは、例えば、デフォルトモードであってもよい。したがって、第2の照明モードでは、照明デバイスは白色光を供給するように構成され、白色光は、第2のスペクトル強度P2を有する第2のスペクトル分布を有し、第1の照明モードのスペクトル強度ギャップGと同じスペクトル範囲内の照明デバイス光に対して相対的に高い強度P2を有し、P2/P2>kであり、例えば少なくとも、>1.1×k、少なくとも、1.2×kなどである。
赤−緑の色覚異常の人にとって、510〜580nmのスペクトル範囲内のギャップの位置が、有益であると思われる。このような範囲内では、したがって、少なくとも20nmのギャップ、例えば530〜550nmの範囲内のギャップなどが存在し得る。ギャップはまた、少なくとも50nm、例えば520〜570nmの範囲内のギャップなど、より広くてもよい。したがって、特定の実施形態では、スペクトル強度ギャップは、510〜580nmのスペクトル範囲にあり、スペクトルギャップ幅は少なくとも50nmであり、k≦0.1である。
しかし、他の実施形態では、スペクトル強度ギャップは、440〜490nmのスペクトル範囲にあり、スペクトルギャップ幅(GW1)は少なくとも20nmであり、kは上記のとおりである(例えば特に、k≦0.2)。このようにして、シアンに対する過大な感受性を補償することができる。
上述のように、照明システムは、ユーザインタフェースを備えてもよく、又はユーザインタフェースに機能的に結合されていてもよい。したがって、特定の実施形態では、照明システムは、制御システムに指示するためのユーザインタフェースを更に備える。ユーザインタフェースデバイスの例としては、とりわけ、手動作動ボタン、ディスプレイ、タッチスクリーン、キーパッド、音声起動入力デバイス、オーディオ出力、インジケータ(例えば、ライト)、スイッチ、ノブ、モデム、及びネットワーキングカードが挙げられる。特に、ユーザインタフェースデバイスは、ユーザインタフェースが機能的に含まれていることによって、ユーザインタフェースが機能的に接続されるデバイス又は装置に、ユーザが指示することを可能にするように構成されてもよい。ユーザインタフェースは特に、手動作動ボタン、タッチスクリーン、キーパッド、音声起動入力デバイス、スイッチ、ノブなど、及び/又はオプションとしてモデム、並びにネットワーキングカードなどを含んでもよい。ユーザインタフェースは、グラフィカルユーザインタフェースを備えてもよい。「ユーザインタフェース」という用語はまた、遠隔制御などのリモートユーザインタフェースも指し得る。遠隔制御が、別個の専用デバイスであってもよい。しかし、遠隔制御はまた、システム、又はデバイス、又は機器を(少なくとも)制御するように構成されたアプリを有するデバイスであってもよい。例えば、試着室は、照明を第1のモードに(一時的に)切り替えるためのボタンを有し得る。又は、例えば食料雑貨店では、顧客は、照明を第1のモードに(一時的に)切り替えるためのアプリを使用してもよい。ユーザインタフェースはまた、無線ユーザインタフェースであってもよい。
これらの実施例から明らかなように、そのようなデバイスの切り替えは、特定領域内の1つ以上のデバイスに限定され得る。したがって、制御システムは、1つ以上の照明デバイスのサブセットの照明を第1のモードに変更し、一方で、1つ以上の他の照明デバイスの1つ以上のサブセットを第2の照明モード(又は他のモード)に維持するように構成されていてもよい。
したがって、特定の実施形態では、照明システムは、無線ユーザインタフェースから制御システムに対する命令を受信するための通信要素を更に備える。このようにして、照明システムは、ユーザインタフェース、例えば、照明システムを制御するように(とりわけ、第1のモード、及び/又は、ギャップ幅と、ギャップ位置と、k値とのうちの1つ以上を選択することを可能にするように)構成されたアプリを有するスマートフォンに、機能上は結合されていてもよい。
更なる特定の実施形態では、照明システムは、無線送信機から命令を受信するための受信器要素を更に備える。例えば、無線送信機は、トークン又はRFIDチップであってもよく、それらはトークンリーダ又はRFIDチップリーダなどによって読み出すことができる。ユーザは、そのようなトークン又はRFIDを、例えば店舗の入口で受け取ってもよく、又はそのようなトークン若しくはRFIDチップを個人的に所有していてもよく、又はそれと同等であってもよい。方法及びデバイスの他の選択肢は、WiFi又はNFCを介した無線送信を含み得る。更に、特定の実施形態では、例えば、アクセスコードをプログラムすること、及び/又はスペクトルに関するユーザ固有のニーズに関連するユーザ設定をプログラム/格納することが含まれ得る。例えば、スマートフォン、又は、個人情報を含有する、場合によってはクレジットカード若しくはアクセスカードのような他の媒体が、色覚異常に関する情報を含有していてもよい。その時、照明は(一時的に)適合されていてもよい。
上述のように、第2の照明モードは、一般にデフォルトモードであってもよい。しかし、もちろん、オフィス又はホームの状況では、第1のモードがデフォルトモードであってもよい。したがって、特定の実施形態では、照明システムは、基本モード(BM)を含み、第2の照明モード(又は任意選択的に第1のモード)がデフォルトモードであり、照明デバイスは、制御システムによって受信された信号に応じて第1のモード(又は任意選択的に第2の照明モード)に切り替わり、時間信号、センサ信号、及びユーザインタフェース命令のうちの1つ以上に応答して、第2の照明モード(又は任意選択的に第1のモード)に切り替わって戻るように構成されている。例えば、タイマを使用して、例えば、5分後、又は10分後などにデフォルトモードに切り替わって戻ってもよい。これは固定された(予め定められた)期間であってもよい。したがって、時間信号が、デフォルトモードへの復帰をトリガしてもよい。もちろん、センサもまた、デフォルトモードへの復帰をトリガ(又は復帰を阻止)してもよい。例えば、試着室では、存在センサが(明らかに試着室をまだ出ていない)人の存在を感知しない限り、照明はデフォルトモードに切り替わってもよい。
実施形態では、センサ(及び制御システム)は、例えば、ウェアラブルデバイスの認識に基づいてユーザの識別情報を検出し、及び/又は、特に第1のモードにおける特定のスペクトルニーズを検出するように構成されていてもよい。
代替として又は加えて、センサ(及び制御システム)は、(照明システムを含む空間内の)環境光条件、画像化された/見られた物品(例えば衣類)の種類、人(識別情報)の判定などのうちの1つ以上を感知し、予め定義された設定及び/又は関係に従って照明を適合させるように構成されていてもよい。
2つのモードが存在するという事実は、3つ以上のモードが存在するという選択肢を除外しない。されど、少なくとも本明細書で定義される照明デバイスは、2つの照明モードを提供することが可能である。したがって、本明細書では、デフォルトモードとして第2の照明モードが言及されており、デフォルトモードはまた、任意の第2の照明モードを言及してもよく、それゆえ複数の第2の照明モードが存在し得ることを除外しない。更に、照明デバイスが着色光を供給し得ることも除外されず、これも実施形態ではデフォルトモードであってもよい。
ユーザは、例えば、第1のモード又は第2の照明モードにおいてスペクトル分布を適合させてもよい。第1のモードにおいてスペクトル分布を適合させる場合、色覚異常者が(更に)、照明を特定の希望に微調整することができてもよい。したがって、実施形態では、照明システムは、スペクトル強度ギャップ内に波長を有する光源光を供給するように構成された1つ以上の光源を更に備える。特に、制御システムは、ユーザインタフェース及びセンサの入力信号のうちの1つ以上に依存させて、1つ以上の光源を制御するように構成されている。これは特に第1のモードに適用されてもよいが、任意選択的に、これはまた、第2の照明モードに適用されてもよいことに留意されたい。
したがって、特定の実施形態では、照明デバイスはまた、(適合された)第1の照明モードを含み、第1の照明モードでは、ユーザインタフェース及びセンサの入力信号のうちの1つ以上に応答して、スペクトル強度ギャップの少なくとも一部が光源光で満たされる。このようにして、kを再び増加させてもよい。このような実施形態は、第1のモードで供給される照明の微調整を可能にする。したがって、本照明システムを用いて、色覚異常者用の照明が、個別化され得る。
したがって、第1の照明モードでは、照明デバイスはスペクトル光分布を提供してもよく、スペクトル光分布は、白色であってもよく、スペクトル強度ギャップを含み、スペクトル強度ギャップは、任意選択的に、照明デバイスが備える、又は照明システムの別の光源によって供給される、更なる光源の1つ以上の(狭い)帯域で充填されて、第1の照明モード又は適合された第1の照明モードにおける第1のスペクトル分布を提供してもよく、第1のスペクトル分布は特に白色光である。このようにして、(適合された)第1のモード及び第2の照明モードにおいて白色光が供給されてもよい。
特定の実施形態では、照明システムは、スペクトル強度ギャップのスペクトル範囲内の照明デバイス光を低減させるための制御可能な帯域フィルタ(又は切り替え可能な光学フィルタ)を更に備える。例えば、実施形態では、切り替え可能なコレステリックフィルタが適用されてもよい。このような実施形態では、光をフィルタで除去することができる。上述のように、第1のモードでは、光をフィルタで除去できるだけでなく、スペクトル分布の残りを変化させることもできる。
加えて、又はフィルタで除去する代わりに、ギャップ内に光を供給しないことによって、ギャップが形成されてもよい。これは、例えば、複数の異なる光源が適用され、1つ以上の光源が本質的に光をスペクトルギャップに供給せず、1つ以上の他の光源が、供給する場合に得ることができる。したがって、特定の実施形態では、照明システム、とりわけ1つ以上の照明デバイス(の各々)は複数の光源を備え、1つ以上の光源の各々の2つ以上のサブセットは、異なるスペクトル分布を有する光源光を供給するように構成され、制御システムは、第1の照明モード又は第2の照明モード(又は本明細書の別の場所で定義される修正された第1の照明モード(及び/又は本明細書の別の場所で定義される修正された第2の照明モード))で照明デバイス光を供給するために、複数の光源を制御するように構成されている。実施形態では、1つ以上の光源は、両方のサブセットを備えてもよいことに留意されたい。更に、例えば着色光を供給するためにも、3つ以上のサブセットが利用可能であり得る。したがって、特定の実施形態では、複数の光源は帯域エミッタを備え、帯域エミッタの各々が10〜150nmの範囲から選択される半値全幅を有する光源光を供給するように構成されていてもよい。帯域エミッタの例は、固体光源、量子ドットベースの固体光源などである。
特定の実施形態では、第1のスペクトル分布は、(第1のモードにおいて)スペクトル強度ギャップを生成するための(制御可能な)帯域フィルタを使用して、ハロゲン系光源などの、白色光を供給するための通常の広帯域光源によって提供されてもよい。このようにして得られた第1のスペクトル分布は、任意選択的に、修正された第1のスペクトル分布を生成するように更に調整されてもよい。したがって、照明デバイスは、少なくとも単一の固体光源を更に含んでいてもよい。
特定の実施形態では、第2のスペクトル分布は、ハロゲン系光源などの、白色光を供給するための通常の広帯域光源によって提供されてもよい。このようにして得られた第2のスペクトル分布は、任意選択的に、修正された第2のスペクトル分布を生成するように更に調整されてもよい。したがって、照明デバイスは、少なくとも単一の固体光源を更に含んでいてもよい。したがって、実施形態では、照明デバイスはまた、適合された第2の照明モードを備えてもよく、ユーザインタフェース又はセンサの入力信号のうちの1つ以上に応答して、第2のスペクトル分布が更に修正されてもよい。
第1のスペクトル分布又は修正された第1のスペクトル分布は、特にスペクトル分布形状において第2のスペクトル分布とは異なる。任意選択の修正されたスペクトル分布は、第1のスペクトル分布又は修正された第1のスペクトル分布とは、スペクトル分布が異なることになる。
照明デバイスは、例えば、オフィス照明システム、家庭用アプリケーションシステム、店舗照明システム、家庭用照明システム、アクセント照明システム、スポット照明システム、劇場照明システム、光ファイバアプリケーションシステム、投影システム、自己点灯ディスプレイシステム、画素化ディスプレイシステム、セグメント化ディスプレイシステム、警告標識システム、医療用照明アプリケーションシステム、インジケータ標識システム、装飾用照明システム、ポータブルシステム、自動車用アプリケーション、(屋外)道路照明システム、都市照明システム、温室照明システム、園芸用照明などの一部であってもよく、又は、それらに適用されてもよい。
なお更なる特定の態様では、本発明は、本明細書で定義される照明システムを備える小売店照明システムを提供し、小売店照明システムは、複数のシステム照明デバイスを備え、システム照明デバイスは、1つ以上の照明デバイスと、任意選択的に1つ以上の更なる照明デバイスとを備え、1つ以上の照明デバイスのうちの各々は基本モードを含み、第2の照明モード(又は、第1のモードではない別のモード)はデフォルトモードであり、1つ以上の照明デバイスは、制御システムによって受信された信号に応じて第1のモードに切り替わり、時間信号、センサ信号(例えば、PIRセンサなどの存在センサの存在センサ信号)、及びユーザインタフェース命令のうちの1つ以上に応答して、第2の照明モード(又は、第1のモードではない別のモード)に切り替わって戻るように構成されている。このような小売店照明システムは、例えば、店舗内の特定の領域では第1のモードに従った照明を可能にし、一方、他の領域は第1のモードなどとは別のモードに従って点灯されてもよい。上述のように、このような小売店照明システムは、特に、アプリなどのリモートユーザインタフェースから命令を受信するように構成されていてもよい。
ここで、本発明の実施形態が、添付の概略図面を参照して例としてのみ説明され、図面中、対応する参照記号は、対応する部分を示す。
複数の可能な固体光源を概略的に示す。 例えば光変換(及び生成)のためのQD(量子ドット)を使用した固体光源に対する、複数のQD(量子ドット)スペクトルを概略的に示す。 本発明のいくつかの態様を概略的に示す。 本発明のいくつかの態様を概略的に示す。 本発明のいくつかの態様を概略的に示す。 照明システムの一実施形態、及びそのような照明システムで実現できる可能な第1のモード及び可能な第2の照明モードの実施形態を概略的に示す。 小売店照明などにおける適用を概略的に示す。 いくつかの照明スキームを概略的に示す。 いくつかの照明スキームを概略的に示す。 いくつかの照明スキームを概略的に示す。 いくつかの照明スキームを概略的に示す。 これらの概略図面は、必ずしも正しい縮尺ではない。
実施形態では、照明システムは、主に、問題を引き起こしている色帯域(例えば、色覚障害の場合の大部分を占める緑−赤であるが、青−黄もある)内に(変化する)オーバラップが存在する波長セグメントにおいて、放出色スペクトルが高度に調整可能である照明デバイス(又は照明デバイスのグループ)を備えてもよい。
例えば、そのような光スペクトルは、狭帯域照明デバイス又は狭帯域蛍光体を使用することによって生成されてもよく、これは全スペクトルにおいて狭帯域発光帯域を提供し、アドレス可能である(オン/オフすることができ、かつ強度を操作することができる)。
照明システムは、例えば店舗内において、想定される機能に適した衣料品店内の試着室など、特定の環境で例えば使用することができる。よって、当該方法が機能するような光設定(十分に減光された光)を提供する環境が選択され得る。
更に、ユーザ/顧客のためのユーザインタフェースが提供されてもよく、それにより、色をより区別できるように照明光スペクトルを変更することが可能になる。このようなインタフェースは手動(例えば、単純な回転ノブ、(例えば、色覚障害タイプを示す)アイコンを有するタッチパッド、又はこれらの組み合わせである(例えば、粗調整及び微調整を有する)。システムをインタフェースすること及び操作することはまた、任意選択的に、例えば個人用スマートフォンの控え目なアプリ機能によって提供されてもよく、その時、当該機能はまた、その個人にとって最適な個人用かつ特定の色設定も含有し得る。
任意選択的に、フィードバックデータロギングのための方法が提供されて、例えば、色覚障害者(例えば、自分の個人設定を最適化するために)、又は店の所有者の何れかのユーザの満足度を捕捉し、例えば、提供される衣料の種類に関連する設定を学習し、又は環境の設定に合わせること(例えば、周囲光の設定が、より目障りな場合に、システムの「効果」を増大させること)ができる。例えば、設定データは、店舗の特定の景色(例えば、特定の衣類を伴う)において、特定の色覚障害のユーザにとって正しい(補正)光スペクトルを実現するように、例えば、色覚障害者の個人用デバイス内で又は店舗の所有者の照明管理システム内でプログラムされていてもよい。
上述のように、色覚異常者は、色知覚を改善するためにゴーグルを使用してもよい。しかし、光をフィルタに通す方法(減色法)は、非常に粗く、個人化されていないスペクトルをもたらす。したがって、本明細書では、とりわけ、加色法を使用し、個々の色覚障害者(又は類似の/同等の特性を有する人々のグループ)にとって最適なスペクトルを構成することが提案されている。その目的は、色覚障害の知覚を修正するために、オーバラップ帯域の除外を含めて、自然光(又は特定の用途に想定される光スペクトル)に最大限に接近させることである。
所望のスペクトル分布を作成するために、いくつかのアプローチに従ってもよい。例えば、様々な発光帯域を有する複数のLEDを使用してもよく、図1を参照されたい。代替として又は加えて、複数の狭帯域蛍光体による変換を使用してもよい。その時、スペクトルは、例えば、存在する場合/所望の場合は残留した励起光(青色)、及び変換された光で構成される。もちろん、白色スペクトル分布を生成するためだけにUVエミッタを使用することにより、残留する青色の問題を防止することができる。狭帯域蛍光体について特に、有機蛍光体、又は(非常に狭帯域の)量子ドット蛍光体タイプの何れかの2つの選択肢が存在する。一例として、1種類の組成及び様々な幾何学的サイズの量子ドット蛍光体のセットの放出スペクトルを図2に示す。本質的に、製造中に量子ドットのサイズを単に調整することによって任意の発光最大を実現することができる。
更に、調整可能なスペクトル機能を可能にするための複数の手法が存在する。例えば、第1の選択肢では、照明器具内の複数の光源に基づいて、複数の量子ドットを有する高度に調整可能なスペクトルであり、これら複数の光源は全てアドレス可能であり、光は混合照明器具内で組み合わされる。例えば、第2の選択肢では、「オープンスペクトル暗領域」を有するベースラインスペクトルから生成された調整可能なスペクトルであり、その暗領域は次に、注意深く選択され調整された量子ドット蛍光体変換器の限定されたセットにより満たされ、その結果、緑色と赤色との間の所望の分離(黒色スペクトル領域)が維持されながら、可能な限り白色光に接近する。特に第2の選択肢は、本明細書では最も明白な手法として選択され、光の設定において使用され得る手法を説明するために仮想的な例が使用される。
図3aでは、ベース設定の例が示されている。左及び右ベースライン帯域(ここでは青緑ベース及び赤ベースと称する)が作動されており、間にある4つ(これは仮の数である)の蛍光体(又はNB LEDエミッタ)は非作動である。場合によっては、青緑及び赤のベーススペクトルはまた、強度が調整されてもよく、更に、「可能な限り良好な」全体としての白色スペクトルを(どんなユーザ又は観察者にとっても)作り出すように、スペクトルギャップを埋めながら適合されてもよい。これは、色スペクトルが、「ピンクがかった」ようになり、それゆえ目立ち、場合により目障りになることを防止し得る。各自の色覚障害特性を有する、ある特定のユーザについては、4つの利用可能な中間色のうちの2つを作動させることにより(NB蛍光体については、(青色又はUV)励起源をスイッチオンし、LEDエミッタについては、電力をスイッチオンして)、最適な照明スペクトルが形成され、図3bを参照されたい。別のユーザにとっては、別のスペクトルがより最適であり得る。これは次のグラフに示されており、スペクトル線の別の選択肢を作動させることを示し、図3cを参照されたい。この図における特定の実施例では、より大きな不整合(赤と緑の感度の不均衡)を有する人にとって、設定がより最適であり得るため、オーバラップする波長のより広い「除去」を必要とする。上述したように、スペクトル帯域ピークの(相対的な)強度を変化させることにより、同じ効果を生じさせ得る。
ユーザは、視覚が改善されるように、ユーザインタフェースを使用して自分で光設定を変更することが可能であってもよい。そのために、試着室内で、試験用映像(別名、石原式仮性同色表)を使用して、ユーザが光を適合させることを可能にしてもよい。しかし、もっと簡単には、人の特性が既知であり、想定される目的のための色設定が標準化されるであろう場合は、入力デバイスで単一選択により、又は接続可能な光源に接続された(ユーザ用の最適な設定を既に格納している可能性がある)スマートフォンを介して、設定が選択され得る。
図4は照明システム1の実施形態を概略的に示し、上列は第1のモードM1から第2の照明モードM2への変化を示し、下列は照明デバイス光101のスペクトル分布への予想される影響を示す。
照明システム10は、可変スペクトル分布SDを有する照明デバイス光101を供給するように構成された照明デバイス100を備え、照明システム1は、照明デバイス光101のスペクトル分布SDを制御するように構成された制御システム200を備える。概略的に示すように、照明デバイス1は、少なくとも2つの照明モードM1、M2を備える。
第1の照明モードM1では、照明デバイス1は、第1のスペクトル強度P1(光子数において)を有する可視領域内の第1のスペクトル分布SD1を有する(白色)可視光101を供給するように構成され、第1のスペクトル分布SD1は、430〜600nmのスペクトル範囲内に構成されたスペクトル強度ギャップGを有し、スペクトル強度ギャップGは、少なくとも20nmのスペクトルギャップ幅GW1と、スペクトル強度ギャップG内における照明デバイス光101の最大スペクトルギャップ強度PG1(光子数における)とを有し、PG1/P1≦kであり、kは予め定義された強度比の値である。
第2の照明モードM2では、照明デバイス1は白色光101を供給するように構成され、白色光101は、第2のスペクトル強度P2(光子数において)を有する第2のスペクトル分布SD2を有し、第1の照明モードのスペクトル強度ギャップGと同じスペクトル範囲(破線を参照)内の照明デバイス光101に対して相対的に高い強度P2(光子数における)を有し、P2/P2>kである。
着色光、特に白色光を供給することができる第1のモードM1の代わりに、白色光を特に供給することができる、適合された第1のモードM1を選択することもできる(図3b、図3c及び図6dも参照)。したがって、照明デバイスは、第1のモードM1に代替して又は追加して適合させた第1の照明モードM1を含んでもよく、ユーザインタフェース210の入力信号又はセンサ(以下も参照)のうちの1つ以上に応答して、スペクトル強度ギャップGの少なくとも一部が光源光(111)で満たされ、それによってkが増加する。その例を図3b及び図3cにも示す。
照明デバイス光101は、複数の異なる光源110の光源光111光で構成されていてもよいことに留意されたい。
任意選択的に、照明システム1は、スペクトル強度ギャップGのスペクトル範囲内の照明デバイス光101を低減させるための制御可能な帯域フィルタ120を更に備えてもよい。
図5は、特に小売店照明システム1000としての照明システム1の用途を概略的に示し、例えば、空間Sの特定の空間部分S1において、照明デバイス100は、カスタマイズされた照明用に構成されていてもよい。したがって、照明システム1は、制御システム200に指示するためのユーザインタフェース210、例えばタッチスクリーン、又はスイッチ、又はスライドスイッチを更に備えていてもよい。
代替として又は加えて、照明システム1は、アプリのような無線ユーザインタフェース210から、制御システム200に対する命令を受信するための通信要素220を更に備えていてもよい。
更なる特定の実施形態では、照明システム1は、無線送信機240から(制御システムに対する)命令を受信するための受信要素230を更に備える。非常に概略的には、中間空間部S1内のユーザはトークンを携帯してもよく、トークンは、受信要素230による検出に応じて、制御システムに、第1のモード又は修正された第1のモードなどの特定のスペクトル分布を選択するように命令する。
小売店照明システム1000はまた、参照番号1200で示される他の照明デバイスを含んでいてもよい。したがって、図5は、14の実施形態を概略的に示す。
前述の請求項の何れか一項に記載の照明システム1を備える小売店照明システム1000であって、小売店照明システム1000は、複数のシステム照明デバイス1100を備え、システム照明デバイス1100は、1つ以上の照明デバイス100と、任意選択的に1つ以上の更なる照明デバイス1200とを備え、1つ以上の照明デバイス100のうちの各々は、基本モードBMを含み、第2の照明モードM2はデフォルトモードであり、1つ以上の照明デバイス100は、制御システム200によって受信された信号に応じて第1のモードM1に切り替わり、時間信号、センサ信号、及びユーザインタフェース命令のうちの1つ以上に応答して、第2の照明モードM2に切り替わって戻るように構成されている。
図6a〜図6dは、非限定的な数のスキームを概略的に示し、別のモードへの切り替えは、センサ信号、ユーザ指示などによってトリガされ得る。ここで、BMは基本モードを示し、M3は別のモード、例えば非白色光を示す。
基本デバイスを作製し、試験した。白色光は、両方のモードで供給することができ、1つは色覚健常者用のものであり、もう1つは色覚異常者用のものであり、これは三色型色覚者にも白色に見えるが、色覚異常者にとっては、より良好な色知覚を与えることが明らかである。
照明デバイスは、1つ以上の光源を備えてもよい。一般に、照明デバイスは、複数の光源を備えてもよい。用語「光源」は、例えば、発光ダイオード(LED)、共振空洞発光ダイオード(RCLED)、垂直共振器レーザダイオード(VCSEL)、端面発光レーザなどの半導体発光デバイスを指し得る。用語「光源」はまた、パッシブマトリックス有機発光ダイオード(PMOLED)又はアクティブマトリックス有機発光ダイオード(AMOLED)などの有機発光ダイオードを指し得る。特定の実施形態では、光源は、固体光源(LED又はレーザダイオードなど)を含む。一実施形態では、光源はLED(発光ダイオード)を備える。LEDという用語はまた、複数のLEDを指す場合がある。更には、用語「光源」はまた、実施形態では、いわゆるチップオンボード(chips-on-board;COB)光源を指す場合もある。用語「COB」は、特に、封入も接続もされることなく、PCBなどの基板上に直接実装されている、半導体チップの形態のLEDチップを指す。それゆえ、複数の半導体光源が、同じ基板上に構成されてもよい。実施形態では、COBは、単一の照明モジュールとして一体に構成されている、マルチLEDチップである。「光源」という用語はまた、2〜2000個の固体光源などの複数の光源に関連し得る。
「実質的に全ての光(substantially all light)」、又は「実質的に成る(substantially consists)」などにおける、本明細書の「実質的に(substantially)」という用語は、当業者には理解されるであろう。用語「実質的に」はまた、「全体的に(entirely)」、「完全に(completely)」、「全て(all)」などを伴う実施形態も含み得る。それゆえ、実施形態では、この形容詞はまた、実質的に削除される場合もある。適用可能な場合、用語「実質的に」はまた、95%以上、特に99%以上、更に特に99.5%以上などの、100%を含めた90%以上にも関連し得る。用語「備える(comprise)」は、用語「備える(comprise)」が「から成る(consists of)」を意味する実施形態もまた含む。用語「及び/又は」は、特に、「及び/又は」の前後で言及された項目のうちの1つ以上に関連する。例えば、語句「項目1及び/又は項目2」、及び同様の語句は、項目1及び項目2のうちの1つ以上に関連し得る。用語「備える(comprising)」は、一実施形態では、「から成る(consisting of)」を指す場合もあるが、別の実施形態ではまた、「少なくとも定義されている種、及び任意選択的に1つ以上の他の種を包含する」も指す場合がある。
更には、明細書本文及び請求項での、第1、第2、第3などの用語は、類似の要素を区別するために使用されるものであり、必ずしも、連続的又は時系列的な順序を説明するために使用されるものではない。そのように使用される用語は、適切な状況下で交換可能であり、本明細書で説明される本発明の実施形態は、本明細書で説明又は図示されるもの以外の、他の順序での動作が可能である点を理解されたい。
本明細書のデバイスは、とりわけ、動作中について説明されている。当業者には明らかとなるように、本発明は、動作の方法又は動作時のデバイスに限定されるものではない。
上述の実施形態は、本発明を限定するものではなく、むしろ例示するものであり、当業者は、添付の請求項の範囲から逸脱することなく、多くの代替的実施形態を設計することが可能となる点に留意されたい。請求項では、括弧内のいかなる参照符号も、請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。動詞「備える(to comprise)」及びその活用形の使用は、請求項に記述されたもの以外の要素又はステップが存在することを排除するものではない。文脈が明らかにそうではないことを必要としない限り、明細書本文及び請求項の全体を通して、単語「含む(comprise)」、「含んでいる(comprising)」などは、排他的又は網羅的な意味ではなく包括的な意味で、すなわち、「含むが、限定されない」という意味で解釈されたい。要素に先行する冠詞「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、複数のそのような要素が存在することを排除するものではない。本発明は、いくつかの個別要素を含むハードウェアによって、及び、好適にプログラムされたコンピュータによって実装されてもよい。いくつかの手段を列挙するデバイスの請求項では、これらの手段のうちのいくつかは、1つの同一のハードウェア物品によって具現化されてもよい。特定の手段が、互いに異なる従属請求項内に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが、有利に使用され得ないことを示すものではない。
本発明は更に、明細書本文で説明される特徴及び/又は添付図面に示される特徴のうちの1つ以上を含む、デバイスに適用される。本発明は更に、明細書本文で説明される特徴及び/又は添付図面に示される特徴のうちの1つ以上を含む、方法又はプロセスに関する。
本特許で論じられている様々な態様は、更なる利点をもたらすために組み合わされることも可能である。更には、当業者は、実施形態が組み合わされることが可能であり、また、3つ以上の実施形態が組み合わされることも可能である点を理解するであろう。更には、特徴のうちのいくつかは、1つ以上の分割出願のための基礎を形成し得るものである。

Claims (15)

  1. 可変スペクトル分布を有する照明デバイス光を供給するように構成された照明デバイスを備える照明システムであって、前記照明システムは、前記照明デバイス光の前記スペクトル分布を制御するように構成された制御システムを備え、前記照明デバイスは、少なくとも2つの照明モードを備え、
    (i)第1の照明モードでは、前記照明デバイスは、第1のスペクトル強度P1を有する可視領域内の第1のスペクトル分布を有する白色光を供給するように構成され、前記第1のスペクトル分布は、440〜490nmの第1のスペクトル範囲内、又は510〜580nmの第2のスペクトル範囲内に構成されたスペクトル強度ギャップを有し、前記スペクトル強度ギャップは、少なくとも40nmのスペクトルギャップ幅と、前記スペクトル強度ギャップ内における照明デバイス光の最大スペクトルギャップ強度PG1とを有し、PG1/P1≦0.2であり、
    (ii)第2の照明モードでは、前記照明デバイスは、白色光を供給するように構成され、前記白色光は、第2のスペクトル強度P2を有する第2のスペクトル分布を有し、前記第1の照明モードの前記スペクトル強度ギャップと同じスペクトル範囲内の前記照明デバイス光に対して、相対的に高い強度P2を有し、P2/P2>0.2であり、
    前記照明システムは、前記スペクトル強度ギャップ内にのみ波長を有する光源光を供給するように構成された複数の光源を更に備え、前記制御システムは、ユーザインタフェース及びセンサの入力信号のうちの1つ以上に依存させて、前記複数の光源を制御するように構成されている、照明システム。
  2. 前記スペクトルギャップ幅は少なくとも50nmである、請求項1に記載の照明システム。
  3. PG1/P1≦0.1である、請求項1又は2に記載の照明システム。
  4. 前記スペクトルギャップ幅は40〜150nmの範囲内にある、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の照明システム。
  5. 前記第1のスペクトル範囲又は前記第2のスペクトル範囲は、前記ユーザインタフェースを介して選択される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明システム。
  6. 前記制御システムに対する命令を前記ユーザインタフェースから受信するための通信要素を更に備える、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の照明システム。
  7. 前記スペクトルギャップ幅の値、及び/又は前記スペクトル強度ギャップ内における照明デバイス光の前記スペクトルギャップ強度PG1の比率であるPG1/P1が、前記ユーザインタフェースを介して選択される、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の照明システム。
  8. 前記照明デバイスはまた、適合された第1の照明モードを含み、前記ユーザインタフェース又は前記センサの前記入力信号のうちの1つ以上に応答して、前記スペクトル強度ギャップの少なくとも一部が光源光で満たされ、それにより比PG1/P1が増加する、請求項7に記載の照明システム。
  9. 複数の光源を備え、1つ以上の光源の各々の2つ以上のサブセットは、異なるスペクトル分布を有する光源光を供給するように構成され、前記制御システムは、前記第1の照明モード、又は前記第2の照明モード、又は請求項8に記載の修正された第1の照明モードで前記照明デバイス光を供給するために、前記複数の光源を制御するように構成されている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の照明システム。
  10. 前記複数の光源は、帯域エミッタを備え、前記帯域エミッタの各々が10〜150nmの範囲から選択される半値全幅を有する光源光を供給するように構成されている、請求項9に記載の照明システム。
  11. 前記照明システムは、基本モードを含み、前記第2の照明モードは、デフォルトモードであり、前記照明デバイスは、前記制御システムによって受信された信号に応じて前記第1の照明モードに切り替わり、時間信号、センサ信号及びユーザインタフェース命令のうちの1つ以上に応答して前記第2の照明モードに切り替わって戻るように構成されている、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の照明システム。
  12. 440〜490nmの前記第1のスペクトル範囲内、又は510〜580nmの第2のスペクトル範囲内の前記スペクトル強度ギャップの位置が制御可能である、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の照明システム。
  13. 前記スペクトル強度ギャップの前記スペクトル範囲内の照明デバイス光を低減させるための制御可能な帯域フィルタを更に備える、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の照明システム。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の照明システムを備える小売店照明システムであって、前記小売店照明システムは、複数のシステム照明デバイスを備え、前記システム照明デバイスは、1つ以上の照明デバイスと、任意選択的に1つ以上の更なる照明デバイスとを備え、前記1つ以上の照明デバイスのうちの各々は基本モードを含み、前記第2の照明モードは、デフォルトモードであり、前記1つ以上の照明デバイスは、前記制御システムによって受信された信号に応じて前記第1の照明モードに切り替わり、時間信号、センサ信号、及びユーザインタフェース命令のうちの1つ以上に応答して前記第2の照明モードに切り替わって戻るように構成されている、小売店照明システム。
  15. リモートユーザインタフェースから命令を受信するように構成されている、請求項14に記載の小売店照明システム。
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