JP6817506B2 - 断熱材の製造方法 - Google Patents

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本発明は、断熱材とその製造方法に関する。特に、シリカキセロゲルまたはシリカエアロゲルを含有する断熱材とその製造方法に関する。
ビーズ状のシリカキセロゲルまたはシリカエアロゲルはその組織内に数nmの空隙を多く含むことにより熱伝導率が小さく、断熱材に適する。
また、これらに限らず断熱性フィラーを他のバインダーに分散混合させた材料は、断熱材として優れた性能を発揮する(特許文献1)。
エアロゲルは超臨界乾燥を用いて乾燥させたゲルを指し、キセロゲルは超臨界乾燥を用いずに常圧で乾燥させたゲルを指す。エアロゲルとキセロゲルにおいては、ゲルの細孔径や細孔容積等の構造物性が同じであれば、基本的には断熱性能は同等のものである。
特に明記しない限り、本明細書中のキセロゲルという用語はエアロゲルやキセロゲルあるいはこれらの混合物も含む。
しかし、このようなシリカキセロゲルは、ナノメートルサイズのシリカ一次粒子がゲル骨格を形成している。このため、シリカキセロゲルは、もろく崩れやすい。
したがって、これらのシリカキセロゲルのビーズ状粒子を、バインダー材料に混合させることが行われる。
特開2002−179846号公報
しかし、バインダーとなる基材にシリカキセロゲルビーズを混練する過程で、ビーズにせん断などの外力が加わることにより、しばしば破壊されることによりその断熱性を維持することが困難となる。
また、これらキセロゲルビーズのビーズ表面、ポーラス部分は、共に、親油性である場合が多い。この場合、親油性のバインダー基材が、キセロゲルビーズのビーズ表面に入り込み、ポーラス部分から空気層が除去される。このことにより、その断熱性が損なわれる。
よって、本願発明の課題は、樹脂バインダーに含有されたシリカキセロゲルなどの断熱フィラーが破壊されず、且つ、そのフィラーのポーラス構造中に樹脂バインダーが浸入していない、優れた断熱性が維持された断熱材とその製造方法を提供することである。
また、キセロゲルビーズを表面処理により親水化する工程と、親水化されたキセロゲルビーズを、親水化されたキセロゲルビーズとの溶解度パラメータの差が、前記キセロゲルビーズとビスフェノールA型液状エポキシとの溶解度パラメータの差以上の樹脂組成物のモノマー液体に配合し、分散、硬化させ、キセロゲルビーズが分散した樹脂硬化物を作製する工程と、上記樹脂硬化物を粉砕し、粉砕物個片中に上記キセロゲルビーズが少なくとも一個以上含有された複合化断熱フィラーを作製する工程と、上記複合化断熱フィラーを第一の樹脂組成物との溶解度パラメータの差が、前記第一の樹脂組成物とエタノールとの溶解度パラメータの差以下の第二の樹脂組成物のモノマー液体に配合し、分散、硬化させる工程と、含む断熱材の製造方法を用いる。
本発明の断熱材では、断熱フィラーであるキセロゲルビーズが親水化処理されていることによって、そのポーラス内に第一の樹脂の侵入が抑制された複合化断熱フィラーとなっている。
このため、その第一の樹脂が断熱フィラーを機械的に保護しており、これが第二の樹脂中に分散配合される際に、せん断などを加えて、均一化処理をしてもシリカキセロゲルビーズが破砕されず優れた断熱材となる。
実施の形態の製造プロセスを示す図 (a)〜(e)実施の形態の断熱材を示す断面図 実施の形態におけるキセロゲルビーズ表面の疎水基の分解反応を表す図 実施の形態のキセロゲルビーズの熱重量変化を示す図 (a)比較例の表面処理されていないキセロゲルビーズを水に投入した状態の写真図、(b)実施例の親水化処理されたキセロゲルビーズを水に投入した状態の写真図 (a)〜(c)比較例として、キセロゲルビーズを液体に添加した場合の顕微鏡写真、(d)〜(e)実施例として、キセロゲルビーズを液体に添加した場合の顕微鏡写真 (a)〜(b)実施の形態において、キセロゲルビーズを配合した樹脂硬化物およびその一部の拡大顕微鏡写真 (a)比較例として、ジメチルポリシロキサンの樹脂片を液体に添加した場合の写真、(b)〜(f)実施例として、ジメチルポリシロキサンの樹脂片を液体に添加した場合の写真図 (a)〜(b)比較例として、キセロゲルビーズを熱処理せずに第一の樹脂に配合した場合およびその一部の拡大写真図
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
本実施の形態の断熱材の製法は、次のようである。すなわち、図1に示すように、まず、高モル珪酸溶液を原料とするキセロゲルを作製する。これを粉砕することによりビーズ化(粒子状)し、ビーズを高温での焼成などのプロセスで親水化処理し、親水化処理されたビーズを第一の樹脂組成物中に分散する。
次にビーズが分散配合された第一の樹脂組成物を破砕することにより破砕された樹脂片中にビーズが少なくとも一個含有された新たな複合化断熱フィラーとし、この複合化断熱フィラーを第二の樹脂組成物中に分散配合することによって断熱材とする製法である。
実施の形態の断熱材25を図2(a)〜図2(e)に示す。実施の形態の断熱材25は、キセロゲルなどの断熱性材料30を第一の樹脂31(樹脂組成物)で覆い、かつ、その周囲を第二の樹脂32(樹脂組成物)で覆ったものである。
ここで、断熱性材料30は、第一の樹脂31で完全に覆われている必要はなく、断熱性材料30の一部が、第一の樹脂31から飛び出していてもよい。第一の樹脂31の形状は、上記で示したように、破砕されるので、角ばっている。ただし、第一の樹脂31は丸みを帯びていてもよい。第一の樹脂31が角ばっていると、第二の樹脂32にしっかり覆われやすく好ましい。なお、図2(a)〜図2(e)では、断熱材25を粒状に描画しているが、直方体など必要な形態で用いられる。
以下に製法を説明する。なお、断熱性材料30として、一例として、キセロゲルのビーズを使用した例を説明するが、他の断熱性材料を用いることもできる。
(1)高モル珪酸溶液の準備、(2)キセロゲルビーズの製造、(3)キセロゲルビーズの親水化処理、(4)親水化キセロゲルビーズの樹脂組成物への配合、(5)キセロゲルビーズを含有した第一の樹脂31の粉砕による断熱フィラーの製造、(6)断熱フィラーの第二の樹脂32への配合と、からなる。それぞれの詳細について以下記述する。
(1)高モル珪酸溶液の準備
高モル珪酸水溶液は、珪酸ナトリウム水溶液または珪酸ソーダ水溶液と呼ばれる水ガラスから製造される。組成としては、水ガラスの分子式は、NaO・nSiO・mHOで表されるのに対して、HOにSiO(無水珪酸)とNaO(酸化ソーダ)が様々な比率で溶解している液体として表される。
ここで、nはNaOとSiOの混合比率を表しているモル比である。つまり、高モル珪酸水溶液は、キセロゲルの構築に不要なナトリウムを水ガラスから除去した後に、塩基性側で安定化させた原料であり、水ガラスでもなくコロイダルシリカでもない。その高モル珪酸水溶液の特徴は、ゾルの粒径が水ガラスとコロイダルシリカの中間サイズ(1〜10nm)にあることである。
(2)キセロゲルビーズ(断熱性材料30)の製造
上記高モル珪酸溶液を塩酸などの添加によりpH調整することによりゲル化し、ゲルを養生する。次に養生したゲルを例えばヘキサメチルジシロキサンとイソプロピルアルコール、塩酸の混合液に浸漬することにより、系に存在するシラノール基をトリメチルシリル基に置き換えることにより疎水化し、最後に疎水化したゲルを乾燥させ、スプリングバックによりシリカキセロゲルを得ることができる。
製造されたキセロゲルの特性としては、平均細孔径や細孔容積、比表面積などを窒素吸着法により測定することができる。例えば、平均細孔径が10〜60nm、細孔容積3.0〜10cc/g、200〜500m/gの比表面積を有する。
次に上記のようにして作製したキセロゲルを粉砕することによりキセロゲルビーズとすることができる。ゲルの粉砕方法としてはジェットミルを始めとする粉砕機とメッシュを組み合わせることにより粉砕することが出来、約20μm〜約2mmの粒径のキセロゲルビーズを得ることが出来る。
(3)キセロゲルビーズの親水化処理
次に、このキセロゲルビーズを、樹脂組成物のモノマー液体や、軟化点以上に加熱した溶融液体樹脂に、配合、分散させ、硬化させる。しかし、上記のようにして作製したキセロゲルビーズは、トリメチルシリル基などの疎水化処理の影響により表面および内部のナノポーラスの内壁にいたるまで疎水性となっている。このため、これを同じく疎水性の樹脂組成物のモノマー液体や軟化点以上に加熱した溶融液体樹脂に配合すると、ビーズ表面およびナノポーラスにモノマー液体が浸入することとなり、その断熱性が損なわれる。
そこでキセロゲルビーズを表面処理により親水化することにより、キセロゲルビーズのナノポーラスへのモノマー液体や溶融液体樹脂の浸入を抑制する。
<表面処理>
キセロゲルビーズの表面処理の方法は、具体的には加熱処理により行うことができる。キセロゲルビーズの表面は、上記養生完了後に残存しているシラノール基が、疎水化工程において疎水基で置換されている。疎水基の熱分解温度以上の温度で加熱すると、図3に示すように、加水分解あるいは酸化反応により疎水基がシロキサン骨格から解離し、その表面およびナノポーラス内壁の疎水性が失われる。
本実施形態では、疎水基はHMDSOの分解生成物に由来するトリメチルシリル基である。図4に、キセロゲルビーズの熱重量分析を示す。図4から、その分解温度が約400℃であることがわかる。
そこで、電気加熱炉内において、ステンレス製の容器に1.5gのキセロゲルビーズを入れ、450℃で12時間加熱した。12時間加熱したものと加熱処理していないものとを水に投入した外観を、それぞれに、図5(a)、図5(b)に示す。
図5(a)に示すように、加熱処理していないもの(比較例)は疎水性のため水には沈まない。一方、加熱処理(450℃、12時間)により親水化処理したもの(実施例)は、図5(b)に示すように水に沈むことで親水化処理されていることを確認することができた。
(4)親水化キセロゲルビーズの第一の樹脂31の組成物への配合と破砕
上記表面処理したキセロゲルビーズを、第一の樹脂31である液体樹脂に配合、分散し液体樹脂を硬化させる。液体樹脂がモノマー液体である場合には、モノマーの最適な硬化方法に従って、熱硬化や光硬化など、硬化方法を選べば良い。また、液体樹脂が軟化点以上に加熱された溶融液体樹脂である場合には、キセロゲルビーズを分散後に軟化点以下に冷却すれば良い。
<第一の樹脂31の溶解度パラメータ>
以下、第一の樹脂31である、モノマー液体と、軟化点以上に加熱された溶融樹脂とを総称し、液体樹脂と呼ぶ。キセロゲルビーズを第一の樹脂31への入れ込むためには、表面処理の後のキセロゲルビーズ表面の溶解度パラメータと、液体樹脂の溶解度パラメータとが、十分離れていることが重要である。溶解度パラメータの差は大きいほど好ましいので、上限は特に設定されない。
溶解度パラメータは物質間の親和性の尺度を表すパラメータであり、溶解度パラメータが類似した物資どうしは混ざりやすく、固体―液体間では濡れ易い。
図6(a)〜図6(e)に熱処理後のキセロゲルビーズを溶解度パラメータの異なる液体に添加した場合の写真を示す。それぞれの図における液体の種類および溶解度パラメータを表1に示す。
熱処理した後のキセロゲルビーズは、疎水基が分解され、ヒドロキシル基になっていると考えられる。このため、その溶解度パラメータとしては、メタノールやエタノールと近く、13(cal/cm1/2程度と考えられる。
Figure 0006817506
図6(a)〜図6(e)の結果から分かるように、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールまでは、液体中のキセロゲルビーズは透明に近く、これはキセロゲルビーズ内に液体が浸入した結果である。図6(a)〜図6(c)は比較例1〜3である。図6(d)と図6(e)は実施例1,2である。
しかし、溶解度パラメータの差が3(cal/cm1/2以上となる液状エポキシ(図6(d))、デカメチルテトラシロキサン(図6(e))では、キセロゲルビーズが透明とはならず、その内部に液体が浸入していないことがわかる。
以上の結果により、液状樹脂のキセロゲルビーズ内への浸入を抑制するためにはキセロゲルビーズ表面の溶解度パラメータと液体樹脂の溶解度パラメータとの差は、3(cal/cm1/2以上であることが望ましい。キセロゲルは、トリメチルシリル基によって疎水化されている場合、その溶解度パラメータはシリコーンゴムと近い7.5(cal/cm1/2程度と推測される。
キセロゲルビーズ表面の溶解度パラメータと液体樹脂の溶解度パラメータとの差が、3(cal/cm1/2以下である場合はよくない。つまり、SP値が4.5〜10.5(cal/cm1/2の範囲にある多くの汎用的樹脂やゴムの場合である。例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリ酢酸ビニル、ポリメタクリル酸メチル、アクリルゴム、ウレタンゴム、エポキシ樹脂などの場合である。これらの場合は、後述するような表面処理をしないキセロゲルビーズと濡れ性が良く、キセロゲルビーズの表面と液体モノマーの濡れ性によって、ポーラス構造に樹脂液体モノマーが浸入し、断熱性能が損なわれることとなる。
たとえば後述するシリコーン系の樹脂組成物モノマーの溶解度パラメータは、7.5(cal/cm1/2であるため、混合するとモノマー液体が、キセロゲルビーズのポーラス構造にまで浸入する。これを例えば後述する表面処理により、溶解度パラメータを12〜14(cal/cm1/2程度とすることができる。その結果溶解度パラメータが4.5〜10.5の範囲にある樹脂との溶解度パラメータの差を3(cal/cm1/2より大きく出来るという観点から、シリコーン系の樹脂をはじめ、多くの液体樹脂のポーラス構造への浸入を抑制することができる。
尚、液体樹脂の溶解度パラメータは、原子団寄与法によってそれらの化学構造から見積もることも出来るし、文献値により得ることもできる。
同様に、その表面を疎水化するために被覆した処理剤の構造からキセロゲルビーズの溶解度パラメータを推定することができる。
<第一の樹脂31の種類>
第一の樹脂31としては、そのポーラス構造に樹脂モノマー液体が浸入しないように、第一の樹脂31である液体樹脂は、疎水性である必要がある。親水化処理後のキセロゲルビーズ表面の溶解度パラメータが、13(cal/cm1/2程度であるので、溶解度パラメータが10(cal/cm1/2以下であるポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリ酢酸ビニル、ポリメタクリル酸メチル、アクリルゴム、ウレタンゴム、エポキシ樹脂およびこれらの混合物とすることができる。
ここでは、第一の樹脂31としては、2液混合付加反応型のジメチルシリコーンモノマー液体を用いた。硬化後の第一の樹脂31は、ジメチルシリコーンである。これは主鎖構造がシロキサン骨格構造であり、メチル基がシリコン原子に結合している。さらに、上記シロキサン骨格の末端にはビニル基などシロキサン骨格同士の結合に必要な反応部位が結合している。シロキサン骨格を熱硬化させる際には、ヒドロシリル化反応がおこり、分散されたキセロゲルビーズを内部に含有する形状で硬化物となる。
また、シリコン原子に結合する官能基は、第一の樹脂31が疎水性である必要があるという観点からメチル基を始め、一般式C2n+1−2k−2l−4mで表すことができる炭化水素基であることが望ましい。
ここでnは官能基中の炭素原子数、k、l、mはそれぞれ官能基中の2重結合の数、環の数、3重結合の数である。
<濃度>
キセロゲルビーズの第一の樹脂31である液体樹脂への添加量としては、液体樹脂とキセロゲルビーズの混合物におけるキセロゲルビーズの体積比率が12体積%以上80体積%以下とすることが好ましい。体積比率が12%より小さいと、樹脂中におけるキセロゲルビーズの量が少なくなりすぎ、後述する第一の樹脂31の粉砕時後に粉砕個片中に含まれるキセロゲルビーズも少なくなり十分な断熱性を確保することができず好ましくない。また80体積%より大きいとキセロゲルビーズの凝集により硬化後の樹脂中に含まれる空気が多くなりすぎ、成型体とすることができず、また第一の樹脂31組成物に被覆されず、むき出しとなるキセロゲルビーズも現れ、好ましくない。尚、本実施形態では45体積%としている。シリコーン樹脂の液体モノマーであり、モノマー液体の比重が0.97、キセロゲルビーズのかさ密度が0.07の場合、重量比として約0.8重量%以上、約23.1重量%以下となる。本実施形態においてはビーカー内において2液混合した樹脂モノマー33gと親水化処理したキセロゲルビーズ3gを混合した。
<分散方法>
分散方法としては、限定するものではないが、ガラス棒で攪拌した。ガラス棒で攪拌する際、ガラス棒本体とビーカーの内壁の間のせん断でキセロゲルビーズが破壊されないよう配慮しながら攪拌した。その他、攪拌羽根をモーターで駆動しながら攪拌するなど、分散には公知の方法が可能である。攪拌後にキセロゲルビーズが分散させた第一の樹脂31組成物の液体モノマーを60℃で4時間加熱し硬化させた。硬化条件はそれぞれの液体樹脂の硬化条件に合わせればよく、軟化点より高温とした溶融樹脂を使用している場合は、溶融温度以下に冷却することで、凝固により硬化させることができる。
この際、硬化後の樹脂組成物の溶解度パラメータは、一般的に知られたシリコーン樹脂の溶解度パラメータである、約7.5(cal/cm1/2と推測され、先述の表面処理したシリカキセロゲルビーズの溶解度パラメータの差は3(cal/cm1/2以上となる。
<生成物>
このようにして作製した硬化後のキセロゲルビーズを含有した樹脂例を、図7(a)、図7(b)に示す。図7(a)が全体写真であり、図7(b)がその一部の拡大写真である。
図7(b)において、樹脂硬化物11中においては親水化処理によってポーラス構造内に空気が含有されたままとなっているキセロゲルビーズ10が分散されているが、その表面と樹脂の相溶性が低いため、表面の少なくとも一部に空気層12が形成されている。キセロゲルビーズ同士は凝集していてもよい。
<粉砕>
次に、キセロゲルビーズを含有した第一の樹脂31の硬化物を適当なサイズに粉砕し、粉砕後のそれぞれの個片にキセロゲルビーズが少なくとも1個以上含有された複合化断熱フィラーとすることができる。
粉砕後の複合化断熱フィラーの粒径は限定するものではないが、250μm以上5mm以下とすることができる。粉砕機および粉砕方法は公知の方法により行うことができる。粉砕機としては、限定するものではなく例えば、一般的な高速回転式の粉砕機を使用することができる。この粉砕工程において、シリカキセロゲルビーズは、それぞれに少数個のビーズが包埋された個片に粉砕され、ビーズ中のポーラス部分には樹脂組成物が侵入しておらず、断熱性に優れた複合化断熱フィラーとすることができる。また、第一の樹脂31組成物の弾性率が小さく、粉砕機による粉砕が困難な場合は乳鉢などを使用し作業者の手作業で粉砕してもよく、本実施形態では乳鉢により粉砕している。
(5)複合化断熱フィラーの樹脂組成物への配合
上記工程によって作製された、キセロゲルビーズが少なくとも一個以上含有された複合化断熱フィラーを、第二の樹脂32へ配合させることにより、断熱性と強度にすぐれた複合材料とすることができる。
<配合方法>
配合方法は、例えば、容器で第二の樹脂32である液体樹脂を攪拌する。その中に、上記複合化断熱フィラーを投入、分散し、型に流し込んで硬化させる方法で複合材料とすることができる。
この場合、キセロゲルビーズは、第一の樹脂31に包埋されて保護されている。そのため、キセロゲルビーズを第二の樹脂32へ配合、分散する際に、キセロゲルビーズ単体では難しかったせん断応力を加えるなどの操作を行うことができる。
従って、第二の樹脂32中にキセロゲルビーズが、均一に、かつ、空隙が含有されず、分散された形態となる。結果、優れた断熱性と強度の高い複合材料となる。
<第二の樹脂32>
第二の樹脂32は、本実施の形態の第一の樹脂31と同じでもあっても異なっていてもよいが、分散性を向上させ、最終的な断熱材25の強度維持という観点からは、第一の樹脂31の溶解度パラメータと第二の樹脂32の溶解度パラメータは近いことが好ましい。その差は少なくとも7(cal/cm1/2以下とすることができる。これは以下の実験結果により確認することが出来る。
<種類>
図8(a)〜図8(f)に溶解度パラメータが7.5(cal/cm1/2のポリジメチルシロキサン樹脂片(以下、樹脂片19)を溶解度パラメータの異なる液体に添加した場合の写真を示す。それぞれの図における液体の種類および溶解度パラメータは、表2に示すとおりである。図8(a)は比較例4、図8(b)〜図8(f)は実施例3〜7である。
Figure 0006817506
図8(b)〜図8(f)から分かるように、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ビスフェノールA型液状エポキシ、デカメチルテトラシロキサンでは、樹脂片19は液体中で分散しており、凝集20は観られない。ビスフェノールA型液状エポキシは、比重が大きいために浮いているが、凝集20はしていない。つまり、溶解度パラメータが7.5(cal/cm1/2の樹脂片19との溶解度パラメータの差が7.2(cal/cm1/2までの液体中では、樹脂片19は問題なく分散するといえる。
しかし、樹脂片19との溶解度パラメータの差が15(cal/cm1/2以上となる水の場合では、図8(a)で示すように、凝集20が観られ、分散が進まないことが、分かる。
以上より、溶解度パラメータの差が、少なくとも7.2(cal/cm1/2より小さい場合には、分散が進み、溶解度パラメータの差が、7.2より大きい場合には、複合化断熱フィラーと第二の樹脂32の相溶性が悪くなり、複合化断熱フィラーは凝集し、また、複合化断熱フィラー間に空隙が発生し、最終的な複合材料の強度の低下を招く可能性がある。溶解度パラメータは近ければ近いほど相溶性も高まり、好ましいので下限はない。
本実施形態では、液体樹脂として第一の樹脂31と同様のシリコーン樹脂モノマーを使用している。
<複合化断熱フィラーの添加量>
液体樹脂(第二の樹脂32)に対する複合化断熱フィラーの添加量としては、限定するものではないが20重量%以上90重量%以下とすることができる。つまり第一の樹脂31へのフィラー添加量が上述のように0.8重量%以上、23.1重量%以下である場合、最終的な複合材料中における断熱フィラーの配合量は0.16重量%以上、20.8重量%以下が好ましいということになる。
すなわち最終的な添加量が0.16重量%より小さいと、十分な断熱性が得られず好ましくない。また20.8重量%を超える量にしようとすると、複合化断熱フィラーの第二の樹脂32の液体樹脂への添加量が23.1重量%をこえることになり、23.1重量%をこえると、液体樹脂の粘度が高くなりすぎ、所望の形態に成形することが困難となり、好ましくない。
本実施形態では第二の樹脂32の液体樹脂への複合化断熱フィラーの添加量を50重量%としている。第二の樹脂32は具体的には第一の樹脂31と同様とすることも出来、上記のように第一の樹脂31の溶解度パラメータとの差が少なくとも7(cal/cm1/2以下となるように選べば良い。
本実施形態では、ビーカーに第一の樹脂31の液体モノマーと同様の樹脂液体モノマーを25g用意し、そこに複合化断熱フィラーを20g添加、スパチュラとビーカーの内壁に、せん断を加えながら混練し、分散させた。分散後のものを適量2mm厚みのスペーサを設けた2枚のガラス間で挟み、60℃で4時間加熱することで、厚さ2mmの断熱シートとした。
<実施例8>
実施例8として、上記実施の形態の製造プロセスに従い、複合化された断熱材25を製造した。
すなわち、濃度14%の高モル珪酸溶液50gに、12規定の塩酸を7g添加することによりpHを7とし、ゲル化させた。
次に、ゲル化したものを密閉し、85℃の恒温槽中で3時間養生することによりさらにゲル化を促進させ、ゲル化を促進させたものを、HMDSOを200gにイソプロパノールを20gと6規定の塩酸を45.2g添加した混合液に12時間浸漬し、疎水化を行った。
疎水化完了後150℃で2時間加熱することにより乾燥し、キセルゲルを作製、得られたキセロゲルを回転式粉砕機で粉砕しキセロゲルビーズを作製した。
キセロゲルビーズを450℃で12時間処理し、処理後のキセロゲルビーズ3gを2液混合型の付加型シリコーン樹脂のモノマー液体33gに配合し分散、さらに60℃で4時間加熱し、硬化した。
得られた硬化物を乳鉢で粉砕し、第一の樹脂31の樹脂片に少なくとも1個以上キセロゲルビーズが含有された複合化断熱フィラーとした。このようにして、作製した複合化断熱フィラー25gを、第一の樹脂31と同様の2液混合型の付加型シリコーン樹脂のモノマー液体25gに配合し、混練、スペーサを設置したガラス板間で硬化することにより、複合化断熱フィラーが第二の樹脂32中に分散されている複合化の断熱材25とした。
<比較例5>
比較例5として、450℃で12時間熱処理したキセロゲルビーズの2.27gを、第二の樹脂32の47.73gに直接配合し、他は実施例と同様の方法で混練、シート化したものを作製した。その他、実施例8と同じ条件である。
比較例5では、第一の樹脂31に配合し硬化させることなく、すなわち、複合化断熱フィラーとしている。
<効果>
実施例8における断熱シートと比較例5のシートの熱伝導率を測定した結果、実施例8の熱伝導率は57.5mW/mKであるのに対して、比較例5では63mW/mKとなり、実施例8における断熱シートですぐれた断熱性能を示した。
熱伝導率は、NETZSCH社製HFM436を使用し、定常法で測定した。
比較例5では、強度の小さいキセロゲルビーズを直接樹脂モノマー(第二樹脂)に配合し、混練する過程でキセロゲルビーズが破砕され、そのポーラス構造を維持することが出来ず、熱伝導率が増加したと思われる。
また、実施例8における断熱シートと比較例5のシートの引張強度を測定した結果、実施例8の強度は9.0kN/mであるのに対して、比較例5では6.7kN/mとなり、実施例8における断熱シートですぐれた強度を示した。
引張試験はゴムの引張特性の求め方について規定されたJIS 6251に則り試験を行った。
比較例5では、キセロゲルビーズと樹脂組成物の界面に存在する空気層が引張時に亀裂の起点となるために、強度が低下したと説明される。尚、実施例8と比較例5、比較例6との比較を表1に示す。
熱伝導率として、60mW/mK以下を合格、引張強度として、8.0kN/m以上を合格として合否判定を行った。
Figure 0006817506
<実施例9>
実施例9は、実施例8と異なり、第一の樹脂31と第二の樹脂32とが異なることであり、その他は同様である。
実施例8と同様の方法で表面処理した親水化キセロゲルビーズを、実施例8と同様の2液混合付加反応型のジメチルシリコーンモノマー33gに親水化処理したキセロゲルビーズ3gを添加し、ガラス棒で攪拌した。ガラス棒で攪拌する際、ガラス棒本体とビーカーの内壁の間のせん断でキセロゲルビーズが破壊されないよう配慮しながら攪拌し、分散液とした。この分散液を、ビーカー内において60℃で4時間加熱し硬化させた。硬化後、ビーカー内からキセロゲルビーズを内包した硬化物を取り出し、連続式回転ミルで1000回転/分で粉砕し、複合化断熱フィラーを作製した。
このように作製した複合化断熱フィラー20gをエポキシ樹脂25gに配合し、厚み2mmの平板状に硬化成型した。エポキシ樹脂としては、ビスフェノールAタイプの液状エポキシ23とジエチレントリアミン2.3gを混合した液体を、室温で12時間放置することにより硬化させた。
<比較例6>
比較例6として、キセロゲルビーズを熱処理せず表面処理を行わなかったもの実施例9と同様の方法で使用し、シリコーン樹脂中に分散させたものを粉砕し、さらに粉砕物を同様のエポキシ樹脂に配合し、平板状の硬化物を成型した。
この際、シリコーン樹脂中に熱処理せず表面処理を行わなかったキセロゲルビーズを配合し硬化したものの写真を図9(a)〜図9(b)に示す。
図9(a)が全体写真であり、図9(b)がその一部の拡大写真である。図9(b)に示すようにキセロゲルビーズ10の表面は疎水化されたままであり、第一の樹脂31であるシリコーン樹脂と相溶性が高い。従って、その表面は樹脂とよく濡れており、図7の空気層12に示したような気泡が観られないことがわかる。
(効果)
実施例9における断熱シートと比較例6のシートの熱伝導率を測定した結果、実施例9の熱伝導率は55mW/mKであるのに対して、比較例6では77mW/mKとなり、実施例9の断熱シートですぐれた断熱性能を示した。比較例6では、キセロゲルビーズの熱処理を実施しなかったために、樹脂の液体モノマーがキセロゲルビーズのポーラス構造に浸入し、その断熱性が損なわれたため、熱伝導率が増加したと説明される。尚、実施例9と比較例2との比較を表1に示す。
熱伝導率として、60mW/mK以下を合格とした。引張強度は、硬化させたエポキシ樹脂が硬く、測定することが出来なかった。
(結論)
表1に示した、実施例8と比較例5の比較より、表面処理されたキセロゲルビーズを一旦第一の樹脂31に含有させた複合化断熱フィラーとすることにより、キセロゲルビーズが保護され、最終的な断熱材25を形成できることが明らかである。
また、実施例9と比較例6の比較により、キセロゲルの親水化処理(表面処理)を行わなかった場合には、熱伝導率の上昇が観られ、断熱性能が劣ることがわかる。
以上より、キセロゲルなどの断熱フィラーを配合した断熱材25を製造する際には、熱処理などによる親水化を行い、かつ親水化した断熱フィラーを第一の樹脂31片で保護した複合化断熱フィラーとすることが有効であることが分かる。
以上説明したように、本実施の形態の断熱フィラーとそれを使用した断熱材は、優れた断熱材として広く使用される。
10 キセロゲルビーズ
11 樹脂硬化物
12 空気層
19 樹脂片
20 凝集
23 液状エポキシ
25 断熱材
30 断熱性材料
31 第一の樹脂
32 第二の樹脂

Claims (2)

  1. キセロゲルビーズを表面処理により親水化する工程と、
    前記親水化された前記キセロゲルビーズを、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリ酢酸ビニル、ポリメタクリル酸メチル、アクリルゴム、ウレタンゴム、エポキシ樹脂およびこれらの混合物のいずれかである第一の樹脂を構成しうるモノマー液体に配合し、分散、硬化させ、前記キセロゲルビーズが分散した第一の樹脂硬化物を作製する工程と、
    前記第一の樹脂硬化物を粉砕し、粉砕物個片中に前記キセロゲルビーズが少なくとも一個以上含有された複合化断熱フィラーを作製する工程と、
    前記複合化断熱フィラーを、前記第一の樹脂との溶解度パラメータの差が、前記第一の樹脂とエタノールとの溶解度パラメータの差以下の第二の樹脂を構成しうるモノマー液体に配合し、分散、硬化させる工程と、含む断熱材の製造方法。
  2. 前記キセロゲルビーズの表面処理が、表面疎水基の分解温度以上の温度で熱処理する方法である請求項1記載の断熱材の製造方法。
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