JP6815638B2 - 地震後の盗難防止方法及び装置 - Google Patents

地震後の盗難防止方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6815638B2
JP6815638B2 JP2017062157A JP2017062157A JP6815638B2 JP 6815638 B2 JP6815638 B2 JP 6815638B2 JP 2017062157 A JP2017062157 A JP 2017062157A JP 2017062157 A JP2017062157 A JP 2017062157A JP 6815638 B2 JP6815638 B2 JP 6815638B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
door
substrate
earthquake
fixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017062157A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018165428A (ja
Inventor
靖久 富山
靖久 富山
Original Assignee
株式会社北村鉄工所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社北村鉄工所 filed Critical 株式会社北村鉄工所
Priority to JP2017062157A priority Critical patent/JP6815638B2/ja
Publication of JP2018165428A publication Critical patent/JP2018165428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6815638B2 publication Critical patent/JP6815638B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Description

本発明は、地震後の盗難防止方法及び装置に関する。
大地震のために家屋が損壊したとき、ドア枠が変形して、ドアの開閉ができなくなることがある。ドアが開かないために外に出られずに救助が遅れたり、最悪のケースでは、発生した火災にのみ込まれて焼死したり、余震による建物の倒壊によって圧死したりするということもある。このような事態を防ぐために、下記特許文献等に記載されたような発明・考案が提案されている。本出願人も現在未公開の出願においてドア枠変形に対応可能なドアを提案している。それらの結果、現在では大地震があっても、安全にドアを開けて外に脱出することができるようになりつつある。
実開昭61-065190号公報 特開平09-189174号公報 特開平10-184218号公報 特開平10-280821号公報 特開2005−163466号公報
ところが、いったん脱出に成功しても今度はドアを閉めて施錠することができないという新たな問題に直面することになる。外に脱出した人たちはとりあえず避難所や親戚・友人の家に向かうので、被災した家は施錠されていない空き家となる。テレビなどの報道によると、そうした空き家に空き巣が侵入して、残された金品を奪い取る窃盗事件が多発している。
それを防ぐためにドアにチェーンを巻きつけることも行われているようであるが、素人が急ごしらえで行っているので十分なものとは言い難いのが実情である。
本発明は、地震後により破壊されたドアに応急措置を施して、仮施錠することにより、そのような盗難を防止する方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明に係る地震後の盗難防止装置は、既存のドアガード又はドアチェーンの固定板の位置に取り付けられる基板と、前記基板の上に位置するチェーン固定具と、チェーンを有し、前記チェーン固定具は、前記チェーンを通過させるチェーン通過部を有することを特徴とする(請求項1)。
通常タイプのドア枠に対しては、前記基板は本体の両端部が折り曲げられているものを使用する(請求項2)。しかし、網戸が取り付けられているタイプのドア枠に対しては、前記基板は本体の片側端部のみが折り曲げられているものを使用する(請求項3)。強度が弱くなるので好ましくはないが、両端部ともに折り曲げない態様も可能である。
本発明に係る地震後の盗難防止方法は、既存のドアガード又はドアチェーンの固定板を取り外す工程と、前記固定板を取り外した位置に、基板とこの基板の上に位置するチェーン固定具を有する装置を取り付ける工程と、前記チェーン固定具とドアの取っ手の間をチェーンで連結する工程と、前記チェーンに施錠する工程を有することを特徴とする(請求項4)。
好ましくは、前記固定板を取り外した位置にある元のネジ穴を使用することにより、追加の穴加工工事を不要とする(請求項5)。
本発明の装置及び方法によれば、既存のドアガード又はドアチェーンの固定板を取り外し、チェーン固定具を取り付け、チェーンをかけるだけの簡単な作業で、かなりしっかりした防犯対策となる。また、本装置の取り付けにあたっては、既存のドアガード又はドアチェーンの元のネジ穴が利用できるため、新しい穴加工などの追加工事を要しない。
請求項3の装置によれば、ドアの内側に開閉可能な網戸を設置している住宅に対しても適用可能となる。
本発明実施例1の盗難防止装置を取り付けている状態の斜視図である。 図1の盗難防止装置の分解斜視図である。 取り付け状態における図1の盗難防止装置の(a)平面図、(b)左側面図、(c)正面図、(d)右側面図である。 チェーンをかけ、仮施錠が完成した状態の図1の盗難防止装置であり、(a)(b)はサイズの異なる枠に取り付けた状態を示している。 本発明実施例2の盗難防止装置の分解斜視図である。 取り付け状態における図5の盗難防止装置の(a)平面図、(b)左側面図、(c)正面図、(d)右側面図である。 チェーンをかけ、仮施錠が完成した状態の図5の盗難防止装置であり、(a)(b)はサイズの異なる枠に取り付けた状態を示している。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
図1〜図4は本発明実施例1の盗難防止装置1を示している。この装置1は、地震が発生した後に取り付けるものであるので、各戸では保管や取り付けが困難な場合もあるであろう。したがって、例えばマンションの管理組合などで一括保管し、地震が発生した後に必要があれば、管理人の指導の下で一斉に取り付けることが望ましい。
取り付ける場所は、図1に一点鎖線で示したドアガード2の、係止用突起22を有する固定板21のところである。ドアガード2は、この突起22に対して長穴23を有するアーム24を脱着させることで、両者を一時固定したり、開放したりすることができる器具である。固定板21は上下2個所がネジで固定されているだけであるから、これをドライバー(図示せず)で外して、元のネジ穴25を利用して盗難防止装置1を取り付ける。
なお、ドアガード2ではなく、ドアチェーン(図示せず)を用いている住宅もあるが、その場合も同様に固定板を外して、元のネジ穴を利用して盗難防止装置を取り付ける。
盗難防止装置1は図1〜3に示すように、基板3と、その上に取り付けられるチェーン固定具4からなる。
図2に示すように、基板3は、本体31と、直角に折り曲げられた両端部32を有し、断面が「コ」の字型となった金属板である。ドア枠5に固定するためのネジ穴33、34、35及びチェーン固定具4と連結するためのネジ穴34を有する。
チェーン固定具4は、チェーン通過部41が「コ」の字型に盛り上がり、その左右に基底板42を有する金属板である。チェーン通過部41は、後記するように、チェーンを通過させる場所であるので、それに必要な高さ及び幅を有する。チェーン通過部41の「コ」の字部分の上面及び2側面に貫通孔43が設けられている。この貫通孔43は南京錠などを取り付ける際に必要があれば利用することができる。基底板42は、基板3の本体31と連結するためのネジ穴44及びさらにドア枠5と連結するためのネジ穴45を有する。ネジ穴45は既存のネジ孔25(図1)の位置に合わせて微調整ができるように長穴となっている。
盗難防止装置1をドア枠5に取り付けた状態を図3に示す。基板3とチェーン固定具4はネジ穴34、44を使ってネジ47により固定されている。ドア枠5と本体31はネジ穴33、34、35を使ってネジ36、4、4により固定されている。
ドア枠5の幅はメーカーにより多少の変動があるが、図4(a)(b)に示すように、ネジ36の挿入量により、調節が可能である。
この盗難防止装置1を使用して施錠するには、図4に示すように、別に用意したチェーン6でドア7の外側取っ手71(レバーハンドル又はドアノブ)と盗難防止装置1のチェーン固定具4の間を連結する。チェーン6はドア枠5とドア7の隙間を通過する。取っ手71の位置(高さや寄り)やドアガード又はドアチェーンの位置(高さ)は、メーカーにより多少の変動はあり、地震後のドア枠の変形状況によっても変動するが、長めのチェーンを用意しておけば任意の位置で施錠が可能である。最後に、チェーン6の両端61を南京錠62などで施錠する。ドア7を開くときには逆の操作をする。
この盗難防止装置1を使用することにより、ドア7がドア枠5に対して確実に施錠される。万一、空き巣に入られた場合でも、不正開錠、破錠などの痕跡がチェーンに残るので、すぐに警察に通報するなどして初動捜査が容易となる。
なお、この盗難防止装置1は、チェーン6をチェーンカッターなどで切断するような空き巣に対しては有効な対応策とはならない。しかし、そのようなチェーンカッターを持ち歩くような不審者はだれの目にもつくので、そのような行為はおのずと抑制されると考えられる。また、本装置1は、長期間使用するものではなく、あくまで緊急事態用のものであるので、ある程度の脆弱性は許容されると考えられる。
図5〜図7は実施例2の盗難防止装置1Aを示している。この盗難防止装置は、玄関のドアの内側に開閉式の網戸(図示せず)を設置している住宅向けのものである。網戸の枠8がドア枠5に固定されているので、この網戸枠8に邪魔されて、実施例1のときのように、ドア枠5をそのまま利用することができないのである。
網戸枠8に邪魔される理由は、ドア枠の1側面が網戸枠8によりふさがれてしまうためである(図6(a)及び(c)参照)。そのため、実施例2では基板の片側32Aのみ直角に折り曲げられている。
網戸枠8Aとドア枠5の間にはわずかな段差が発生することがあるので、それを補うために基板3Aとチェーン固定板4Aの間にスペーサ9が設けられている。スペーサ9は1枚の金属板であり、ネジ通過用にネジ孔91、92を有する。段差の程度によってはスペーサ9を2枚以上使用することもある。
それらの点を除けば実施例1と同様であるので、実施例1の符号の後に「A」をつけて詳細な説明は省略する。
1,1A 盗難防止装置
2 ドアガード
21 固定板
22 係止用突起
22 突起
23 長穴
24 アーム
25 ネジ孔
3,3A 基板
31 本体
32 両端部
33 ネジ穴
34 ネジ穴
36 ネジ
4,4A チェーン固定具
41 チェーン通過部
42 基底板
43 貫通孔
44 ネジ穴
45 ネジ穴
46 ネジ
4A チェーン固定板
5 ドア枠
6 チェーン
61 両端
62 南京錠
7 ドア
71 取っ手
8 網戸枠
9 スペーサ
91 ネジ孔


Claims (5)

  1. 地震後の盗難防止装置であって、
    既存のドアガード(2)又はドアチェーンの固定板の位置に取り付けられる基板(3,3A)と、
    前記基板(3,3A)の上に位置するチェーン固定具(4,4A)と、
    使用状態において、ドア(7)の室内側に位置する前記チェーン固定具(4,4A)と、前記ドア(7)の室外側に位置する取っ手(71)の間をつなぐチェーン(6,6A)と、
    前記チェーン(6,6A)の施錠具(62)からなり、
    前記チェーン固定具(4,4A)は、前記チェーン(6,6A)を通過させるチェーン通過部(41,41A)を有する
    ことを特徴とする地震後の盗難防止装置。
  2. 前記基板(3)は本体(31)の両端部が折り曲げられているものである請求項1記載の装置。
  3. 前記基板(3A)は本体(31)の片側端部のみが折り曲げられているものである請求項1記載の装置。
  4. 地震後の盗難防止方法であって、
    既存のドアガード(2)又はドアチェーンの固定板(21)を取り外す工程と、
    前記固定板(21)を取り外した位置に、基板(3,3A)とこの基板(3,3A)の上に位置するチェーン固定具(4,4A)を有する装置を取り付ける工程と、
    前記チェーン固定具(4,4A)とドアの取っ手の間をチェーン(6,6A)で連結する工程と、
    前記チェーン(6,6A)に施錠する工程
    を有することを特徴とする方法。
  5. 前記固定板(21)を取り外した位置にある元のネジ穴を使用して、前記基板(3,3A)とこの基板(3,3A)の上に位置するチェーン固定具(4,4A)を有する装置をネジで取り付けることにより、追加の穴加工工事を不要とした請求項4記載の方法。
JP2017062157A 2017-03-28 2017-03-28 地震後の盗難防止方法及び装置 Active JP6815638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017062157A JP6815638B2 (ja) 2017-03-28 2017-03-28 地震後の盗難防止方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017062157A JP6815638B2 (ja) 2017-03-28 2017-03-28 地震後の盗難防止方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018165428A JP2018165428A (ja) 2018-10-25
JP6815638B2 true JP6815638B2 (ja) 2021-01-20

Family

ID=63922654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017062157A Active JP6815638B2 (ja) 2017-03-28 2017-03-28 地震後の盗難防止方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6815638B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4213432Y1 (ja) * 1966-04-15 1967-07-31
JP2509296B2 (ja) * 1988-05-27 1996-06-19 基博 五反田 ドア掛けロックの施解錠装置
JP2598378B2 (ja) * 1994-09-09 1997-04-09 タキゲン製造株式会社 チェーン止め金具
JP2003253942A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Hideo Kataoka 一般の鎖又は連結及び分離機能をもつ鎖を用いて、半開きの扉の内側に外から施錠、解錠のできる補助ロッカー装置
JP2003293644A (ja) * 2002-04-05 2003-10-15 Guard Lock:Kk ドアチェーン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018165428A (ja) 2018-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6477872B1 (en) Locking mechanism for storage units
US10316556B2 (en) Door barricade
US8756883B2 (en) Assembly and method for securing a door opening or other opening of a building structure
US20170211301A1 (en) Door barricade
US4000590A (en) Security grille
CA2988887C (en) Apparatus and method for securing railcar doors
US5802765A (en) Door assembly and security guard
JP6815638B2 (ja) 地震後の盗難防止方法及び装置
US7444784B2 (en) Window well covering system
US6837082B1 (en) Door security system
US5014527A (en) Kickproofer
US6866309B1 (en) Security bolt latch apparatus and method
US11795742B2 (en) Controlled access door barricade system
KR100924624B1 (ko) 방화문의 불법 침입방지 장치
US5740628A (en) Removable security apparatus for building openings
US9932755B2 (en) Door security device
KR100648073B1 (ko) 건축물의 도난방지용 여닫이 방범창 잠금장치
KR100912192B1 (ko) 방화문의 불법 침입방지 장치
JP7343165B2 (ja) 補助錠
JP6867018B2 (ja) 地震後の盗難防止装置及び方法
WO2019229461A1 (en) Door locking devices
EP4363679A1 (en) Use of a safety device for preventing rotation of a handle for a door or a window during renovation or construction of a building, and specific safety devices therefor
JP4441922B2 (ja) クレセント錠の防犯カバー
CA2278906C (en) Anti-tamper device
US20090205255A1 (en) Security gate with emergency escape

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6815638

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250