JP6815428B2 - 衛生用紙収納箱 - Google Patents

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Description

本発明は、ティシュペーパーを収納する収納箱に関する。
従来、ティシュペーパーなどの衛生用紙は、収納箱に収納して使用されている。その収納箱内のティシュペーパーの残量は、一般的には、取出し口から確認されている。
特許文献1では、取出し口から確認することなく、収納箱の側面の一部を切り抜いた収納箱が開示されている。
特許文献2では、収納箱の側面に切り抜いた窓を設けた収納箱が開示されている。
特開2008−68921号公報 実開平6−31599号公報
しかしながら、一方、当該切り抜いた窓に対して、文字、記号、図形、例えば、デザイン性をもたされることが考えられる。収納箱の側面とティシュペーパーが同じ色の場合、そのデザインが分かりにくいことがある。すなわち、収納箱の側面のデザインの明度とティシュペーパーの明度が同じ場合、デザインとティシュペーパーが同化してしまい、デザインが分かり辛い場合があり、視認性に欠けることがある。また、取出し口や当該切り抜いた窓、すなわち、収納箱の外面に設けられた開口部などから内部を覗くとしても、収納箱の外面および内側面の明度とティシュペーパーの明度が同じ場合、外面および内側面とティシュペーパーとが同化してしまい、残量が分かり辛い場合がある。
よって、本発明の目的は、収納箱の外面および/または内側面とティシュペーパーとの明度差があり、視認性に優れた収納箱を提供することにある。
衛生用紙を収納するための収納箱であって、衛生用紙を取り出す取出口を有し、収納箱の外面のL*a*b*表色系による明度L*1値、および/または内側面のL*a*b*表色系による明度L*3値と、衛生用紙の明度L*2値との差が、5以上であることを特徴とする。
本発明によれば、収納箱の外面および/または内側面と衛生用紙との明度差があり、使用者に視認しやすくすることができる。
本発明の第1実施形態に係る収納箱を示す斜視図である。 図1の収納箱の展開シートを示す上面図である。 図1の収納箱の展開シートを示す下面図である。 本発明の第1実施形態に係る収納箱に有する切抜開口部の構成を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る収納箱に収納されているティシュペーパーの残量が50%のときを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る収納箱に収納されているティシュペーパーの残量が0%ときを示す平面図である。 図3と異なる切抜開口部によるパターン模様を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る収納箱にティシュペーパー収納されているときを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る収納箱に収納されているティシュペーパーの残量が50%のときを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る収納箱に収納されているティシュペーパーの残量が0%のときを示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る収納箱に収納されているティシュペーパーの残量が50%のときを示す斜視図である。 図11の収納箱の展開シートを示す下面図である。 比較例における収納箱に収納されているティシュペーパーの残量が50%のときを示す斜視図である。 図13の収納箱の展開シートを示す下面図である。 本発明の第4実施形態に係る収納箱に収納されるティシュペーパーの残量が50%のときを示す斜視図である。 図15の収納箱の展開シートを示す下面図である。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る収納箱の斜視図である。また、図2は、図1の収納箱を展開した展開シートの上面図である。本実施形態の収納箱10は、ティシュペーパーPをポップアップ式に取出し可能にティシュペーパーPの束を収納するための収納箱である。
収納箱10は、天面と底面と一対の短側面と一対の長側面を備えた略直方体形状の構造である。天面11と対向する底面14と、天面11の長手方向側辺につながる第1長側面12と、天面11と底面14との間に位置する長手方向側辺につながる第2長側面13によって、長手方向の各面を形成している。すなわち、第1長側面12、天面11、第2長側面13、底面14の順に並び、底面14における第2長側面13側と反対側に設けられた糊しろ8が第1長側面12と接合され、収納箱10が形成されている。また、本実施形態では、一辺が他辺よりも長い直方体の収納箱10を一例として説明するが、これに限るものではなく、収納箱としては、例えば直方体に含まれる立方体でもよい。
この収納箱10は、天面11、第1長側面12、第2長側面13および底面14が紙製の硬質材で作製されて、そのうちの一面である天面11(取出口面)の中央付近に、長手方向に延長されている長穴15(以下、取出し口ともいう)が形成されている。長穴15は、収納箱10内に収納されるティシュペーパーPの束から、その最上位にあるティシュペーパーPを取り出すようになっている。また、天面11の内側にプラスチック製のフィルム19が貼付されている。フィルムによって、ホコリ等が収納箱10に侵入しないように閉塞されている。さらに、フィルムには、取出し口15の長手方向に沿ってスリット19aが形成されており、このスリット19aを介してティシュペーパーPを取り出すことができる。
図2に示す、収納箱10の展開シート10aにおいて、本実施形態の収納箱10の第2長側面13は、全面に黒色などの色材を塗布する塗布部12aが形成されている。さらに、第2長側面13は、形成領域20内に、内部空間Sを目視により把握して内部状況を視認可能に切り抜かれた形態で開口する複数の切抜開口部21を有している。本発明では、これに限らず、収納箱10の天面11および収納箱10の短側面の少なくとも一面に切抜開口部21を有してもよい。また、切抜開口部21としては、本実施形態のように円形に限るものではなく、例えば、矩形などの定型、動物などのイラスト、文字、図形および記号などを規則配置または不規則配置するパターン模様を形成するようにしてもよい。
また、図3は、図1の収納箱10の展開した展開シートの下面図である。本実施形態の収納箱10の第2長側面13の対向面である第1長側面12の内側面には、全面に黒色などの色材を塗布する塗布部12bが形成されている。本実施形態では、第1長側面12の全面に形成するとしているが、切抜開口部21から視認可能な範囲内のみに形成するようにしてもよい。また、第1長側面12の内側面に塗布部12bを形成するとしたが、これに限られることなく、切抜開口部21から視認可能であれば、後述する各内フラップ6、7と外フラップ16、17から形成される短側面18の内側面に塗布部を形成してもよい。
収納箱10には、天面11の短手方向側辺につながる外フラップ16と、底面14の短手方向側辺につながる外フラップ17と、第1長側面12の短手方向側辺につながる内フラップ6と、第2長側面13の短手方向側辺につながる内フラップ7とによって、短手方向の各面を形成している。そして、第1長側面12、天面11、第2長側面13、底面14、糊しろ8のそれぞれの境界には、折り曲げるための折り曲げ線が形成されている。第1長側面12と天面11との境界には、第1折り曲げ線L1が形成されている。そして、天面11と第2長側面13との境界には、第2折り曲げ線L2が形成されている。また、第2長側面13と底面14との境界には、第3折り曲げ線L3が形成されている。さらに、底面14と糊しろ8との境界には、第4折り曲げ線L4が形成されている。したがって、各面を折り返し、貼り合せることで四角柱状の筒状にすることができる。すなわち、第1長側面12および第2長側面13は、天面11に角縁を介して連続している。
さらに、上述した四角柱形状の筒状の状態に、ティシュペーパーPを積層したティシュペーパーPの束を収納したら、内フラップ6及び7を内側にそれぞれを折り返す。そして、底面14の短手方向側辺につながる外フラップ17をそれぞれ内側に折り返し、天面11の短手方向側辺につながる外フラップ16をそれぞれ内側に折り返し、内フラップ6および7の上に重ねて折り曲げられて、短側面18が形成される。よって、図1に示すように、収納箱10にティシュペーパーPの束が収納される。
本実施形態では、図4に示すように、第2長側面13は、形成領域20内に、収納箱10の内部空間Sを目視により把握して内部状況を視認可能に切り抜かれた形態で開口する複数の切抜開口部21を有している。切抜開口部21は、図2に示す展開シート10aの状態と同様に、例えばレーザー加工機によって切り抜くことにより形成される。ここで、本実施形態では、第2長側面13の形成領域20内に切抜開口部21を形成したが、これに限るものではなく、第1長側面12や各内フラップおよび外フラップによって形成される短側面18に形成してもよい。さらに、収納箱10の一面の所望の形成領域内に、適宜の寸法・形状に形成した切抜開口部21を配置して、所謂、デザイン模様や風景等を線図などと区別して表現するようにしてもよい。
本実施形態の第2長側面13の内側には、切抜開口部21を覆うように収納箱10の内側面を視認可能な可視光を透過する透明または半透明のシート13bが設けられている。これは、天面11の取出し口15に貼り付けられているフィルム19と同様に、ホコリ等が収納箱10に侵入しないように閉塞されている。本実施形態では、シート13bを第2長側面13の内側に設けるとしたが、これに限ることなく、第2長側面13の外側、または内側および外側の両方に貼り付けられてもよい。
ここで、本発明の「L*a*b*表色系」は、CIE(国際照明委員会)1976(JIS Z 8781−4)で規定された表色系である。明度L*値を変化させることで、色に対して、暗くすることや薄くすることによって、観者は視認しやすいと判断する。
そこで、本実施形態では、収納箱10の外面である第2長側面13の外側面のL*a*b*表色系による明度L*値を、明度L*1値とする。そして、本実施形態では、JIS Z 8781−4に規定されるCIE(国際照明委員会)L*a*b*表色系における第1長側面12の内側面および/または第2長側面13の外側面およびティシュペーパーPのL*a*b*表色系をD65光源および2度の視野条件で分光光度計(「939(型番)」,エックスライト社製)を用いて測定する。収納箱10の第1長側面12の内側面および/または第2長側面13の外側面を測定する場合、任意の30点を測定し、その平均値を本発明の測定値とする。ただし、第2長側面13の内側の切抜開口部21は避けて測定を行う。また、ティシュペーパーPを測定する場合、2プライで1組のティシュペーパーであれば10枚(10組)を重ねて測定をする。
また、第2長側面13の外側面の明度L*1値は、95以下であり、好ましくは、90未満、より好ましくは85未満であり、さらにより好ましくは65未満であり、さらにまたより好ましくは、40未満である。そして、衛生用紙であるティシュペーパーPのL*a*b*表色系による明度L*値を、明度L*2値とする。また、ティシュペーパーPの明度L*2値は、80以上であり、好ましくは、90以上であり、より好ましくは93以上であり、さらにまたより好ましくは95以上である。第2長側面13の外側面のL*1値とティシュペーパーPのL*2値との差が5以上であり、好ましくは、10以上であり、より好ましくは20以上であり、さらに好ましくは30以上であり、さらにより好ましくは60以上である。よって、本実施形態によれば、収納箱10の第2長側面13に形成された複数の切抜開口部21とティシュペーパーPとの明度差があり、使用者に当該文字、記号、図形等を視認しやすくすることができる。すなわち、第2長側面13の外側面の明度とティシュペーパーPの明度に差を設けることで、第2長側面13の切抜開口部21からティシュペーパーPが視認しやすくなる。
そして、さらに、本実施形態では、収納箱10において、第2長側面13の対向面である第1長側面12の内側面のL*a*b*表色系による明度L*値を、明度L*3値とする。また、第1長側面12の内側面の明度L*3値は、95以下であり、好ましくは90未満であり、より好ましくは、80未満であり、さらに好ましくは85未満であり、さらにより好ましくは、65未満である。また、第1長側面12の内側面の明度L*3値とティシュペーパーPのL*2値との差が5以上であり、好ましくは10以上であり、より好ましくは15以上であり、さらに好ましくは30以上である。これにより、収納箱10からティシュペーパーPが取り出され、収納箱内10のティシュペーパーPの束が徐々に少なくなることが使用者に視認しやすくなる。詳細については、図4〜図6を用いて説明する。
図4は、収納箱10内に収納されたティシュペーパーPが未使用(100%)の状態である。収納箱10は、例えば、第2長側面13の外側面の明度L*1値を10とし、ティシュペーパーPの明度L*2値を80程度とし、第1長側面12の内側面の明度L*3値は0とする。これによって、第2長側面13の外側面とティシュペーパーPとの明度に差が出て収納箱10内が視認しやすく、切抜開口部21を介して、収納箱10の内部にティシュペーパーPの束が天面11から底面14まで入っていることが確認できる。明度L*1値を10、明度L*2値を80としたが、これに限られるものでなく、明度L*1値と明度L*2値との差が5以上の条件を満たせばどのような値でもよい。
そして、収納箱10からティシュペーパーPが徐々に取り出されると、収納箱10内のティシュペーパーPの束の残量も減少する。図5は、収納箱10内のティシュペーパーPの束の残量が50%の状態を示す図である。複数の切抜開口部21のうち、天面11から第2長側面13の中央までの切抜開口部21は、第1長側面12の内側面の黒色となる。これは、ティシュペーパーPが無くなり、第2長側面13と対向する第1長側面12の内側面の黒色が確認でき、使用者に収納箱10のティシュペーパーPの束の残量が50%であることを視認させることができる。
さらに、収納箱10からティシュペーパーPが取り出され、収納箱10内のティシュペーパーPが無くなると図6のようになる。図6は、収納箱10内に収納されたティシュペーパーPの残量がない(0%)状態を示す図である。第2長側面13に有している切抜開口部21のすべてにおいて、切抜開口部21を介して、第1長側面12の内側面を視認することができる。この状態になると、収納箱10内にティシュペーパーPがないことを使用者に知らせることが可能となる。
切抜開口部21の形成領域20としては、図3に示すように、収納箱10の第2長側面13および短側面18に対して平行に沿うように延長されている形状に限るものではない。
例えば、形成領域20として、図7(a)に示すように、第2長側面13において、第2折り曲げ線L2に沿うように長尺形状に延長されているとともに、その中央付近が底面14に接近する方向に延長されている、すなわち、漏斗の形状になるように形成するようにしてもよい。この場合には、消費が少ない時に、天面11と平行に長い範囲でティシュペーパーPを切抜開口部21から視認させることができ、また、その消費が進んで残量が少なくなったときには、その漏斗形状の切抜開口部21の先端側の小さな面積の端部でティシュペーパーPを視認させることができ、その残量に応じた印象で知らせることができる。
さらに、形成領域20としては、図7(b)に示すように、第2長側面13において、天面11と一方の短尺な短側面18とによって挟まれる角部13c1から、底面14と他方の短尺な短側面18とによって挟まれる角部13c2に向かうように、直線的に斜め方向に延長されている形状に形成してもよい。この場合には、ティシュペーパーPの残量が天面11に接近する多い状態から底面14に接近する少ない状態までの範囲を表示可能にすることができ、切抜開口部21から視認するティシュペーパーPの長さによって、その残量を把握させることができる。
このように、本発明の実施形態の収納箱によれば、収納箱10の内側面の明度と、ティシュペーパーPの明度との差を5以上とすることで、収納箱内のティシュペーパーの残量を使用者に知らせ、把握しやすくすることができる。さらに、使用者が収納箱内のティシュペーパーの残量を知るには、収納箱の側面に限らず、天面に設けられた切抜開口部や取出し口から把握しやすくすることができる。
(第2実施形態)
続いて、図8〜図10を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、切抜開口部21を有する第2長側面13の外側面の明度において、第1実施形態と異なっている。以下、本実施形態に係る第1長側面12について、第1実施形態と相違について説明する。なお、特に明記しない点に関しては、第1実施形態と同様であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図8は、収納箱10内に収納されたティシュペーパーPが未使用(100%)の状態である。第2実施形態では、収納箱10は、例えば、第2長側面13の外側面の明度L*1値を95とし、ティシュペーパーPの明度L*2値を80とする。本実施形態の収納箱10では、第1実施形態と同様に、第2長側面13の外側面のL*1値とティシュペーパーPのL*2値との差が5以上である。第2長側面13の外側面の明度とティシュペーパーPの明度に差を設けることで、第2長側面13の切抜開口部21からティシュペーパーPが視認しやすくなる。よって、本実施形態によれば、収納箱10の第2長側面13に形成された複数の切抜開口部21とティシュペーパーPとの明度差があり、使用者に当該文字、記号、図形等を視認しやすくすることができる。
そして、さらに、第1実施形態と同様に、収納箱10において、第2長側面13の対向面である第1長側面12の内側面のL*a*b*表色系による明度L*値を、明度L*3値とし、本実施形態では、明度L*3値を0とする。第1長側面12の内側面の明度L*3値とティシュペーパーPの明度L*2値との差が5以上である。また、第2長側面13は、上述したように、形成領域20内に、内部空間Sを目視により把握して内部状況を視認可能に切り抜かれた形態で開口する複数の切抜開口部21を有している。これによって、第2長側面13の外側面とティシュペーパーPとの明度に差があるため、切抜開口部21を介して、収納箱10の内部にティシュペーパーPの束が視認可能である。収納箱10の第1長側面12の内側面の明度よりも収納箱10の第2長側面13の外側面の明度のほうが高い。そのため、使用者には、ティシュペーパーPが取り出され、収納箱10内のティシュペーパーPの残量が視認しやすい。
そして、収納箱10からティシュペーパーPが徐々に取り出されると、収納箱10内のティシュペーパーPの束の残量も減少する。収納箱10内のティシュペーパーPの束の残量が50%となると、図9のようになる。収納箱10の複数の切抜開口部21のうち、天面11から第2長側面13の中央までの切抜開口部21内が黒色となる。これは、ティシュペーパーPが無くなり、第2長側面13の切抜開口部21を介して、第1長側面12の内側面の色が確認でき、使用者は収納箱10のティシュペーパーPの束の残量が50%であることを視認させることができる。
さらに、収納箱10からティシュペーパーPが取り出され、収納箱10内のティシュペーパーPが無くなると図10のようになる。図10は、収納箱10内に収納されたティシュペーパーPの残量が0%のときの状態を示す図である。収納箱10では、第2長側面13が有している複数の切抜開口部21内のすべてにおいて、第1長側面12の内側面の色である黒色が視認することができる。この状態になると、収納箱10内にティシュペーパーPがないことを使用者に知らせる。
このように、本実施形態においても、収納箱10の長側面に有する切抜開口部を介して、収納箱内のティシュペーパーの残量を、使用者は適宜確認することができる。
(第3実施形態)
続いて、図11は、収納箱10内に収納されたティシュペーパーPの束が50%の状態である。図12は、図11の収納箱の展開シートを示す下面図である。本実施形態では、第2長側面13の外側面の明度L*1値、ティシュペーパーPの明度L*2値および第1長側面12の内側面の明度L*3値が、それぞれ異なっている。以下、特に明記しない点に関しては、第1実施形態と同様であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本発明の収納箱10は、第2長側面13の外側面の明度L*1値は、62とし、ティシュペーパーPの明度L*2値を96とし、第1長側面12の内側面の明度L*3値を83とする。明度L*1値と、明度L*2値との差は34であり、明度L*3値と、明度L*2値との差は13である。本実施形態の収納箱10において、モニターにティシュペーパーPを収納箱10から抜き取る際に、取出し口および第2長側面の外側面から収納箱10内のティシュペーパーPの束の残量が分かるかの評価と、第2長側面13の切り抜き部分がはっきり認識できるかの評価を行った。
結果として、収納箱10内のティシュペーパーPの束の残量が取出し口から分かると評価したのは、モニターの約半数であった。また、収納箱10内のティシュペーパーPの束の残量が第2長側面13の外側面から分かると評価したのは、モニターの約9割であった。そして、第2長側面13の切り抜き部分が認識できるとしたのも約9割であった。
一方、比較例として、図13は、収納箱10内に収納されたティシュペーパーPの束が50%の状態である。また、図14は、図13の収納箱10の展開シートを示す下面図である。比較例では、第2長側面13の外側面の明度L*1値と第1長側面12の内側面の明度L*3値とが同じ値で、これらとティシュペーパーPの明度L*2値とが異なっている。
収納箱10は、第2長側面13の外側面の明度L*1値および第1長側面12の内側面の明度L*3値を92とし、ティシュペーパーPの明度L*2値を96とする。明度L*1値と、明度L*2値との差が4であり、明度L*3値と、明度L*2値との差も4である。上記、本発明の収納箱10と同様に、モニターにティシュペーパーPを収納箱10から抜き取る際に、取出し口および第2長側面の外側面から収納箱10内のティシュペーパーPの束の残量が分かるかの評価と、第2長側面13の切り抜き部分がはっきり認識できるかの評価を行った。
結果として、収納箱10内のティシュペーパーPの束の残量が取出し口から分かると評価したのは、モニターの約1割にしか満たなかった。また、収納箱10内のティシュペーパーPの束の残量が第2長側面13の外側面から分かると評価したのは約半数であった。そして、第2長側面13の切り抜き部分が認識できるとしたのも約半数であった。
このように、本実施形態と比較例とを比較すると、それぞれの明度差が5以上であると、取出し口および収納箱10の長側面に有する切抜開口部を介して、収納箱内のティシュペーパーの残量を、使用者は適宜確認することができる。
(第4実施形態)
続いて、図15は、収納箱10内に収納されたティシュペーパーPの束が50%の状態である。図16は、図15の収納箱の展開シートを示す下面図である。本実施形態では、天面11および第2長側面13の外側面の明度L*1値と、第1長側面12の内側面の明度L*3値と、ティシュペーパーPの明度L*2値とが異なっている。また、本実施形態では、第2長側面13の外側面に切抜開口部を有していない。以下、特に明記しない点に関しては、第1実施形態と同様であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
収納箱10は、天面11および第2長側面13の外側面の明度L*1値を62とし、第1長側面12の内側面の明度L*3値を83とし、ティシュペーパーPの明度L*2値を96とする。明度L*1値と、明度L*2値との差が34であり、明度L*3値と、明度L*2値との差が13である。本実施形態の収納箱10において、モニターにティシュペーパーPを収納箱10から抜き取る際に、取出し口から収納箱10内のティシュペーパーPの束の残量が分かるかの評価を行った。
結果として、収納箱10内のティシュペーパーPの束の残量が取出し口から分かると評価したのは、モニターの約半数であった。
このように、本実施形態において、収納箱10の取出し口を介して、収納箱内のティシュペーパーの残量を、使用者は適宜確認することができる。
(その他)
なお、本発明は、上述した実施形態に限られること無く、適宜の変形、修正および代替などが可能である。例えば、本実施形態では、短側面に切抜開口部を形成し、その短側面の対向面の明度を適宜決定するようにしてもよい。また、長側面の一部を切り抜いてデザインを付与するようにしてもよい。
さらに、上述した、収納箱の外面および内側面の明度と、ティシュペーパーPの明度との差が5以上であるとしたが、これに限られることは無く、収納箱の外面のみの明度と、ティシュペーパーPの明度との差が5以上あってもよい。これによって、収納箱の外面に設けられた切抜開口部からティシュペーパーの残量を視認しやすくなる。さらにまた、収納箱の内側面のみの明度と、ティシュペーパーPの明度との差が5以上であってもよい。これによって、収納箱の取出し口からティシュパーパーの残量を視認しやすくなる。
10 収納箱
10a 展開シート
11 天面
12 第1長側面
12b 塗布部
13 第2長側面
13a 塗布部
14 底面
15 取出し口
16 外フラップ
6 内フラップ
17 外フラップ
7 内フラップ
8 糊しろ

Claims (4)

  1. 衛生用紙を収納するための衛生用紙収納箱であって、
    前記衛生用紙を取り出す取出口を有し、
    前記衛生用紙収納箱の外面のL*a*b*表色系による明度L*1値、および内側面のL*a*b*表色系による明度L*3値と、
    衛生用紙の明度L*2値との差が、13以上であり、
    前記衛生用紙収納箱の外面は、前記取出口を有する取出口面および当該取出口面に角縁を介して連続する外側面をさらに有し、前記外側面のうちの少なくとも一面に、前記衛生用紙収納箱の内部状況を視認可能な切抜開口部を有し、
    前記明度L*3値は、前記明度L*2値より低い値であり、
    前記明度L*2値は、85以上であり、
    前記明度L*3値は、80以下であり、
    前記切抜開口部を有する外側面の対向面である内側面には、色材を塗布する塗布部が形成されていることを特徴とする衛生用紙収納箱。
  2. 前記明度L*1値は、95以下であることを特徴とする請求項1に記載の衛生用紙収納箱。
  3. 前記明度L*1値は、85未満であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の衛生用紙収納箱。
  4. 前記衛生用紙収納箱には、前記切抜開口部を覆うように透明または半透明のシートが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の衛生用紙収納箱。
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