JP6813394B2 - 画像検査装置 - Google Patents

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本開示は、画像検査装置に関する。
従来、スリット光による検査とエリア光による検査との両立を図った画像検査装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2003−214824号公報
この種の画像検査装置では、スリット光による検査とエリア光による検査との両立のため、例えば、エリア光による検査を行う二次元画像中にスリット光に基づく輝線が含まれ、検査し難くなる等の問題が生じる場合があった。
そこで、本開示の課題の一つは、例えば、輝度に基づく異常検査と高さに基づく異常検査とを、より都合良く両立することが可能な画像検査装置を得ることである。
実施形態の画像検査装置にあっては、例えば、検査対象面の第一方向に沿った複数の位置のそれぞれで検査対象面の二次元の第一撮影画像を取得する第一撮影画像取得部と、検査対象面の第一方向に沿った複数の位置のそれぞれで検査対象面上に照射された輝線の画像を含む検査対象面の二次元の第二撮影画像を取得する第二撮影画像取得部と、第二撮影画像のそれぞれにおける輝線の位置に基づいて当該第二撮影画像と対応する第一撮影画像における一次元の検査領域を決定する検査領域決定部と、複数の第一撮影画像のそれぞれにおける検査領域での画像を繋ぎあわせた二次元の第一検査画像を生成する第一検査画像生成部と、を備える。
図1は、実施形態の検査システムの概略構成を示す例示的かつ模式的な側面図である。 図2は、実施形態の検査システムによって取得される撮影画像、第一撮影画像、および第二撮影画像を示す例示的かつ模式的な説明図である。 図3は、実施形態の画像検査装置の概略構成を示す例示的かつ模式的なブロック図である。 図4は、実施形態の画像検査装置において得られる第二撮影画像を示す例示的かつ模式的な説明図である。 図5は、図4の第二撮影画像から生成されたライン疑似画像の例示的かつ模式的な説明図である。 図6は、実施形態の画像検査装置において得られる第一撮影画像を示す例示的かつ模式的な説明図である。 図7は、図6の第一撮影画像から生成されたライン輝度画像の例示的かつ模式的な説明図である。 図8は、実施形態の検査システムの各位置におけるライトシートまたは仮想ライトシートと撮影方向との角度を示す例示的かつ模式的な説明図である。 図9は、実施形態の検査システムの図1のレイアウトにおける高さと基準位置からのずれとを示す例示的かつ模式的な説明図である。
以下、本発明の例示的な実施形態および変形例が開示される。以下に示される実施形態および変形例の構成や制御、ならびに当該構成や制御によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態および変形例に開示される構成や制御以外によっても実現可能である。また、本発明は、基本的な構成や制御によって得られる派生的な効果も含む種々の効果を得ることが可能である。
図1は、検査システム1の構成図である。図中、方向Xは主走査方向、方向Yは副走査方向、方向Zは高さ方向、方向Mは移動方向(搬送方向)である。
図1に示されるように、検査システム1は、エリア光源10と、シート光源20と、エリアセンサ30と、を備えている。検査システム1は、エリアセンサ30による撮影画像に基づいて、検査対象物2の表面2aの外観検査を行う。表面2aは、検査対象面とも称されうる。撮影画像は、カメラ画像や、センサ画像、ベース画像等とも称されうる。
検査対象物2は、エリアセンサ30による表面2aの撮影位置が経時的に変化するよう、不図示の搬送機構によって方向Mに搬送される。エリアセンサ30は、時間間隔をあけて、複数の時刻で、表面2aのそれぞれ異なる位置の撮影画像を取得する。
なお、本実施形態では、検査対象物2が移動するが、検査システム1(エリア光源10、シート光源20、およびエリアセンサ30)が移動してもよいし、検査対象物2および検査システム1の双方が移動してもよい。また、検査システム1と検査対象物2(表面2a)との相対的な移動方向(方向M)は、直線に沿う方向には限定されず、曲線に沿う方向であってもよい。
また、検査システム1では、エリアセンサ30によって表面2aの所定位置が撮影されるよう、検査対象物2または搬送機構の位置や、速度、エリアセンサ30の撮影時刻等が、制御される。
エリア光源10から出射されたエリア光は、検査対象物2の表面2aの所定範囲(位置P1)に照射される。エリア光源10からの光は、表面2aに直接照射されてもよいし、光学系部品を介して照射されてもよい。
また、シート光源20から出射された光に基づくライトシートLS(例えば、レーザーライトシート)は、表面2aの、エリア光源10からの光が照射されている範囲とは別の範囲(位置P2)に、照射される。ライトシートLSは、文字通りシート状の光であり、図1の例では、方向Xおよび方向Z(XZ平面)に沿って広がっている。位置P2は、位置P1とは方向Mに離れている。ライトシートLSは、シート光源20から表面2aに直接照射されてもよいし、別の光学系部品を介して照射されてもよい。
エリアセンサ30は、例えば、CMOSやCCD等を有し、表面2aの二次元の撮影画像を取得する。二次元の撮影画像は、エリア光源10からの光の照射範囲の画像と、シート光源20からの光の照射範囲の画像と、を含む。
図2は、検査システム1によって取得される撮影画像Imc、第一撮影画像Ima、および第二撮影画像Imbを示す説明図である。図中、方向nは、撮影された回数であり、方向tは、時刻(時刻)である。また、方向Xは主走査方向、方向Yは副走査方向である。方向Xおよび方向Yは、検査システム1における実座標系の方向であって、画像中の方向ではない。
図2に示されるように、エリアセンサ30は、異なる時刻で、複数の撮影画像Imcを取得する。エリアセンサ30は、回数n=1(時刻t=δt×1、δtは、時間間隔)においては、撮影画像Imc1を取得し、以降、回数n=i(時刻t=δt×i、iは整数)においては、撮影画像Imci(i=1,2,・・・)を取得する。なお、撮影の時間間隔は一定でなくてもよい。
撮影画像Imcのうち、方向Yの後方(方向Mの前方)には、輝度検査用の第一撮影画像Imaが含まれている。第一撮影画像Imaは、エリア光源10からの光の照射範囲に含まれる。
また、撮影画像Imcのうち、方向Yの前方(方向Mの後方)には、光切断検査用の第二撮影画像Imbが含まれている。第二撮影画像Imbには、シート光源20からの光の照射範囲が含まれる。
具体的に、撮影画像Imc1には、方向Yにおける位置y=1を基準位置とする第一撮影画像Ima1の領域と、方向Yにおける位置y=301を基準位置とする第二撮影画像Imb301の領域とが含まれている。表面2aの基準位置は、例えば、各画像の方向Yの中央位置である。以降、回数n=i(時刻t=δt×i)において取得された撮影画像Imciには、方向Yにおける位置=iを基準位置とする第一撮影画像Imaiと、方向Yにおける位置j=i+300(jは整数)を基準位置とする第二撮影画像Imbjとが、含まれている。図2から明らかとなるように、第一撮影画像Imaiの基準位置と、第二撮影画像Imbjの基準位置とは、方向Yにおいて300×s離れている。ここに、sは、方向Yにおける単位長さ、すなわちy座標1つあたりの長さであり、例えば、1画素分の長さである。基準位置は、基準線の一例である。位置y=iは、第一位置の一例であり、位置y=jは、第二位置の一例である。
図2から明らかとなるように、位置y=301の第一撮影画像Ima301は、撮影画像Imc301に含まれる一方、位置y=301の第二撮影画像Imb301は、撮影画像Imc1に含まれている。同様に、位置y=302の第一撮影画像Ima302は、撮影画像Imc302に含まれる一方、位置y=302の第二撮影画像Imb302は、撮影画像Imc2に含まれ、位置y=303の第一撮影画像Ima303は、撮影画像Imc303に含まれる一方、位置y=303の第二撮影画像Imb303は、撮影画像Imc3に含まれている。このように、表面2aの同じ位置を撮影した第一撮影画像Imaおよび第二撮影画像Imbは、異なる時刻t(タイムステップ)で取得された撮影画像Imcに含まれている。なお、撮影画像Imcや、第一撮影画像Ima、第二撮影画像Imb等の画素数や、第一撮影画像Imaおよび第二撮影画像Imbの基準位置間の長さ(画素数)等のスペックは、この例には限定されない。
図3は、画像検査装置100の概略構成を示すブロック図である。画像検査装置100は、撮影画像Imcから取得した第一撮影画像Imaに基づいて表面2aの輝度検査を行うとともに、撮影画像Imcから取得した第二撮影画像Imbに基づいて光切断法により表面2aの高さ検査(凹凸検査)を行う。
図3に示されるように、画像検査装置100は、演算処理部110や、主記憶部120、データ記憶部130等を有している。演算処理部110は、例えば、central processing unit(CPU)やコントローラ等であり、主記憶部120は、例えば、read only memory(ROM)や、random access memory(RAM)等であり、データ記憶部130は、例えば、hard disk drive(HDD)や、solid state drive(SSD)、フラッシュメモリ等である。データ記憶部130は、補助記憶装置の一例である。また、データ記憶部130は、データベースの一例である。
演算処理部110による演算処理や制御は、ソフトウエアによって実行されてもよいし、ハードウエアによって実行されてもよい。また、演算処理部110による演算処理や制御には、ソフトウエアによる演算処理や制御とハードウエアによる演算処理や制御とが含まれてもよい。ソフトウエアによる処理の場合にあっては、演算処理部110は、ROMや、HDD、SSD、フラッシュメモリ等に記憶されたプログラム(アプリケーション)を読み出して実行する。演算処理部110は、プログラムにしたがって動作することにより、演算処理部110に含まれる各部、すなわち、画像データ取得部111や、位置データ取得部112、輝度検査部113、光切断検査部114、画像出力制御部115等として、機能する。この場合、プログラムには、上記各部に対応するモジュールが含まれる。
プログラムは、それぞれインストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROMや、FD、CD−R、DVD、USBメモリ等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されうる。また、プログラムは、通信ネットワークに接続されたコンピュータの記憶部に記憶され、ネットワーク経由でダウンロードされることによって導入されうる。また、プログラムは、ROM等に予め組み込まれてもよい。
また、演算処理部110の全部あるいは一部がハードウエアによって構成される場合、演算処理部110には、例えば、FPGAや、ASIC等が含まれうる。
画像データ取得部111は、エリアセンサ30から、各時刻で取得された二次元の撮影画像Imcを取得する。
位置データ取得部112は、各撮影画像Imcの方向Yにおける位置を取得する。位置は、例えば、搬送機構に設けられたエンコーダによる検出結果や、撮影画像Imcから画像処理によって得られた情報等であるが、これらには限定されない。
なお、画像データ取得部111で取得された異なる撮影時刻における複数の撮影画像Imcは、位置データ取得部112で取得された位置との対応付けがわかる状態で、データ記憶部130に記憶されてもよい。
光切断検査部114は、第二撮影画像Imbに基づいて光切断法により表面2aの高さ検査(凹凸検査)を行う。光切断検査部114は、第二画像取得部114aや、ライン疑似画像生成部114b、二次元疑似画像生成部114c、高さ異常検出部114d等を有する。
第二画像取得部114aは、撮影画像Imcから第二撮影画像Imbを取得する。また、ライン疑似画像生成部114bは、第二撮影画像Imbに基づいてライン疑似画像を生成する。第二画像取得部114aは、第二撮影画像取得部の一例である。
図4は、第二撮影画像Imbを示す説明図である。図4に示されるように、第二撮影画像Imbには、シート光源20から出射された光に基づく輝線BLの画像が含まれている。光切断法では、図1に示されるように、エリアセンサ30による表面2aの撮像角度とシート光源20から出射された光に基づくライトシートLSの表面2aへの照射角度との間に角度差が設定されているため、輝線BLの方向Yにおける位置は、表面2aの高さ(凹凸)に応じて変化する。なお、図1の例では、ライトシートLSは表面2aに対して略直角に照射されているが、この例には限定されない。また、輝線BLは、方向Yに複数の画素に渡って広がっている場合がある。このような場合にあっては、輝線BLの位置は、例えば、輝線BLの幅方向の複数の輝度値の重み付け平均等によって算出されうる。また、第二撮影画像Imbの方向Xおよび方向Yの画素数は、図4の例には限定されない。
図4には、方向Yにおける位置y=301における第二撮影画像Imb301の一例が示されている。この場合、位置y=301が基準位置(基準線)であり、方向Xのx=1〜20の各位置において、表面2aの高さが基準高さである位置では、輝線BLは位置y=301に位置される。また、表面2aの高さが基準高さよりも高い位置では、当該高さが高いほど輝線BLは位置y=301から方向Yの後方(図4の上方)に離れ、表面2aの高さが基準高さよりも低い位置では、当該高さが低いほど輝線BLは位置y=301から方向Yの前方(図4の下方)に離れる。
具体的に、方向Xにおける位置x=1〜3,17〜20の区間A1では、輝線BLは位置y=301(基準位置)に位置されているため、表面2aの高さは基準高さである。方向Xにおける位置x=4,5,15,16の区間A2では、輝線BLは位置y=300に位置されているため、表面2aの高さは区間A1での高さ(基準高さ)よりも高い。方向Xにおける位置x=6〜8,13,14の区間A3では、輝線BLは位置y=299に位置されているため、表面2aの高さは区間A2での高さよりも高い。方向Xにおける位置x=9〜12の区間A4では、輝線BLは位置y=298に位置されているため、表面2aの高さは区間A3での高さよりも高い。すなわち、図4の例では、表面2aは方向Xの中央部が緩やかに突出した形状を有している。
ライン疑似画像生成部114bは、方向Yにおける基準位置(図4の例ではy=301)における一次元の疑似画像を生成する。ライン疑似画像Imblは、第二撮影画像Imbの方向Yにおける基準位置に対応した線状の一次元の画像である。ライン疑似画像Imblの方向Xの各位置における画素は、各位置での高さに応じた輝度値を有している。各画素の輝度値は、表面2aの高さが高いほど高く設定され、表面2aの高さが低いほど低く設定される。上述したように、各位置での表面2aの高さは、第二撮影画像Imbにおける輝線BLの方向Yにおける基準位置(基準線)からのずれに対応している。よって、ライン疑似画像生成部114bは、各画素に、各位置での輝線BLの基準位置からのずれに応じた輝度値を与えることにより、ライン疑似画像Imblを生成する。ライン疑似画像Imblは、疑似画像の一例であり、ライン疑似画像生成部114bは、疑似画像生成部の一例である。また、ライン疑似画像Imblは、一次元疑似画像とも称されうる。
図5は、図4の第二撮影画像Imbから生成されたライン疑似画像Imblの説明図である。図5に示されるように、図4の輝線BLに対応したライン疑似画像Imbl301では、方向Xの各位置x=1〜20において、表面2aの高さが高いほど大きな輝度値が与えられる。すなわち、区間A4の各位置(画素、x=9〜12)の輝度値が最も高く、区間A3の各位置(x=6〜8,13,14)の輝度値が区間A4の輝度値よりも低く、区間A2の各位置(x=4,5,15,16)の輝度値が区間A3の輝度値よりも低く、区間A1の各位置(x=1〜3,17〜20)の輝度値が区間A2の輝度値よりも低く設定される。これにより、図5に示されるような、高さが高い場所ほど輝度値が高いライン疑似画像Imblが得られる。
二次元疑似画像生成部114cは、方向Yの各位置(基準位置)毎に取得された方向Xに沿った一次元の複数のライン疑似画像Imblを方向Yに結合することにより、二次元疑似画像を生成する。二次元疑似画像は、第二検査画像の一例であり、二次元疑似画像生成部114cは、第二検査画像生成部の一例である。二次元疑似画像は、高さ画像や、三次元画像、凹凸画像等とも称されうる。
高さ異常検出部114dは、二次元疑似画像に基づいて、表面2aの高さの異常を検出する。高さ異常検出部114dは、例えば、疑似画像の輝度値が所定範囲に無い領域、すなわち、表面2aの高さが所定範囲内に無い領域の広さが、閾値以上であった場合に、当該領域を高さ異常(凹凸異常)として検出する。高さ異常検出部114dは、第一異常検出部とも称されうる。
輝度検査部113は、第一撮影画像Imaに基づいて表面2aの輝度検査を行う。輝度検査部113は、第一画像取得部113aや、検査領域決定部113b、二次元輝度画像生成部113c、輝度異常検出部113d等を有している。
第一画像取得部113aは、撮影画像Imcから第一撮影画像Imaを取得する。また、検査領域決定部113bは、同じ基準位置の第二撮影画像Imbに含まれる輝線BLに基づいて、第一撮影画像Imaにおける検査領域を決定する。第一画像取得部113aは、第一撮影画像取得部の一例である。
図6は、第一撮影画像Imaを示す説明図であり、図7は、第一撮影画像Imaに基づくライン輝度画像Imalの生成を示す説明図である。図6には、位置y=301における第一撮影画像Ima301の一例が示されている。なお、図6には、図示されていないが、第一撮影画像Ima301の各画素は、輝度値を有している。また、第一撮影画像Imaの方向Xおよび方向Yの画素数は、図6の例には限定されない。
図6に示されるように、検査領域決定部113bは、位置y=301(基準位置)における第一撮影画像Ima301に、同じ位置y=301(基準位置)における第二撮影画像Imb301に含まれている輝線BLを当てはめる。そして、図7に示されるように、検査領域決定部113bは、輝線BLと重なった位置の画素を抽出し、これを線状に並べて、ライン輝度画像Imalを生成する。図7から明らかとなるように、検査領域決定部113bは、第二撮影画像Imb301における輝線BLの形状に応じて、当該輝線BL上で方向Yにおいて位置y=301とは異なる位置(y=298〜300)にある画素を、位置y=301の画素として取り扱う。図1,4からわかるように、第一撮影画像Ima301および第二撮影画像Imb301における輝線BLの位置は、表面2aにおいてライトシートLSが当たっている位置を示している。図6の第一撮影画像Ima301におけるにおける輝線BLの位置は、一次元の検査領域の一例である。
二次元輝度画像生成部113cは、方向Yの各位置(基準位置)毎に取得された方向Xに沿った一次元の複数のライン輝度画像Imalを方向Yに結合することにより、二次元輝度画像を生成する。二次元輝度画像は、第一検査画像の一例であり、二次元輝度画像生成部113cは、第一検査画像生成部の一例である。また、ライン輝度画像Imalは、一次元輝度画像とも称されうる。
輝度異常検出部113dは、二次元輝度画像に基づいて、表面2aの異常を検出する。輝度異常検出部113d、例えば、輝度画像の輝度値が所定範囲に無い領域の広さが、閾値以上であった場合に、当該領域を輝度異常として検出する。
以上説明したように、本実施形態では、検査領域決定部113bが、第一撮影画像Imaのうち輝度検査の対象とする画素(の位置)を、輝線BLの位置に基づいて決定している。上述したように、第一撮影画像Ima301および第二撮影画像Imb301における輝線BLの位置は、表面2aにおいてライトシートLSが当たっている位置を示している。このような構成によれば、例えば、エリアセンサ30を仮想的にライトシートLSの照射方向に設置した場合の輝度画像を得ることができるため、検査システム1におけるエリア光源10や、シート光源20、エリアセンサ30等のレイアウトの自由度が高まるという利点がある。
また、本実施形態では、画像検査装置100は、輝線BLに基づいて二次元輝度画像を生成する二次元輝度画像生成部113c(第一検査画像生成部)に加えて、輝線BLに基づいて二次元疑似画像を生成する二次元疑似画像生成部114c(第二検査画像生成部)を備えている。したがって、本実施形態によれば、輝度検査部113による輝度検査、および光切断検査部114による光切断検査の双方を行うことができる。
この場合、本実施形態によれば、輝度検査部113によって輝度検査を行う方向Yにおける表面2aの位置と、光切断検査部114によって高さ検査を行う方向Yにおける表面2aの位置とを、より精度良く位置決めすることができる。したがって、本実施形態によれば、例えば、輝度および高さによる二つの異常検出結果に基づく異常判断を行う場合に、位置精度が向上し、より精度良く異常を判断できるという利点がある。
(変形例)
検査領域決定部113bは、表面2aの所定位置、例えば位置y=301について、第一撮影画像Ima中の検査領域を決定する際に、光学系のレイアウト、および第二撮影画像Imbにおいて得られた輝線BLに基づいて、第一撮影画像Imaの撮影位置(位置P1)にライトシートLSと平行な仮想ライトシートVLS(図1)が照射された場合に、当該第一撮影画像Ima中に生じる仮想輝線(不図示)を推定してもよい。光学系のレイアウトとは、例えば、エリアセンサ30の位置や、エリアセンサ30による撮影方向、表面2aへのライトシートLSの照射方向、第一撮影画像Imaの撮影位置(位置P1、第一撮影位置)、第二撮影画像Imbの撮影位置(位置P2、第二撮影位置)等である。
検査領域は、第一撮影画像Ima中でライトシートLSと平行な仮想ライトシートVLSが当たる位置であるのが好適であるが、位置P1と位置P2との距離が大きくなりすぎると、第二撮影画像ImbにおいてライトシートLSによって生じる輝線BLの位置と、第一撮影画像Imaにおいて仮想ライトシートVLSによって生じる仮想輝線(不図示)の位置との差が大きくなる虞がある。このような場合にあっては、検査領域決定部113bは、光学系の幾何学的なレイアウトによって、仮想輝線を推定し、当該仮想輝線に基づいて、第一撮影画像Ima中の検査領域を決定することができる。
図8は、図1のレイアウトにおいて、検査システム1の位置P1における仮想ライトシートVLSと撮影方向との角度θ1と、位置P2におけるライトシートLSと撮影方向との角度θ2とを示す説明図である。また、図9は、図1(図8)のレイアウトにおける、高さHb1,Hb2と、基準位置(基準線LP1,LP2)からのずれDb1,Db2とを示す説明図である。
例えば、図9に示されるように、検査システム1の位置P2における第二撮影画像Imb中の輝線BLの位置P2での基準位置(基準線)LP2からのずれDb2と、表面2aの位置pdにおけるライトシートLSの照射方向に沿った高さHb2との関係は、公知の光切断法により、以下の式(1)で表される。
Hb2=F2(Db2) ・・・ (1)
ここに、F2(Db2)は、位置P2での主走査方向から見た場合におけるライトシートLSの表面2aへの照射方向とエリアセンサ30による撮影方向との角度θ2(例えば、表面2a上での角度)に応じて定まる関数である。式(1)は、高さHb2がずれDb2の関数であることを意味する。この場合、ずれDb2が大きいほど、高さHb2が大きくなる。
同様に、検査システムの位置P1における第一撮影画像Ima中の仮想輝線の位置P2の基準位置(基準線)LP1からのずれDb1と、表面2aの位置pdにおける仮想ライトシートVLSの照射方向に沿った高さHb1との関係は、公知の光切断法により、以下の式(2)で表される。
Hb1=F1(Db1) ・・・ (2)
ここに、F1(Db1)は、位置P1での主走査方向から見た場合における仮想ライトシートVLSの表面2aへの照射方向とエリアセンサ30による撮影方向との角度θ1(例えば、表面2a上での角度)に応じて定まる関数である。式(2)は、高さHb1がずれDb1の関数であることを意味する。この場合、ずれDb1が大きいほど、高さHb1が大きくなる。
式(2)は、次の式(3)のように書き換えられる。
Db1=Fi1(Hb1) ・・・ (3)
ここに、Fi1(Hb1)は、F1(Db1)の逆関数である。
ここで、仮想ライトシートVLSはライトシートLSと平行である。よって、図9に示されるように、表面2aにおける同じ位置pdに関しては、仮想ライトシートVLSに沿った高さHb1と、ライトシートLSに沿った高さHb2とは、同じである。したがって、式(1)および式(3)より、ずれDb1は、以下の式(4)から求められる。
Db1=Fi1(F2(Db2)) ・・・ (4)
一例として図1(図8)のレイアウトの場合、図9に示されるように、ずれDb1の絶対値は、ずれDb2よりも大きくなる。この場合、図6において、仮想輝線(不図示)は、輝線BLよりも基準位置から離れた線となる。なお、このような仮想輝線の推定は、図1に示されるようなレイアウト以外の場合にも同様に適用可能である。また、関数により、位置P1と位置P2における主走査方向のずれの差も考慮することが可能である。
本変形例によれば、例えば、輝度および高さによる二つの異常検出結果に基づく異常判断を行う場合に、位置精度がより一層向上し、より一層精度良く異常を判断できるという利点がある。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態はあくまで一例である。実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、実施形態の構成や形状は、部分的に他の構成や形状と入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、方向、角度、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、光切断検査部114は、データ記憶部130に一旦記憶された第二撮影画像Imbについてライン疑似画像Imblを生成するのではなく、画像データ取得部111から得られた第二撮影画像Imbについて、随時、ライン疑似画像Imblを生成してもよい。さらに、その場合、輝度検査部113は、表面2aのライン疑似画像Imblが得られる度に、当該ライン疑似画像Imblが得られた位置についての第一撮影画像Imaをデータ記憶部130から取得し、ライン輝度画像Imalを生成してもよい。
2a…表面(検査対象面)、30…エリアセンサ、100…画像検査装置、113a…第一画像取得部(第一撮影画像取得部)、113b…検査領域決定部、113c…二次元輝度画像生成部(第一検査画像生成部)、114a…第二画像取得部(第二撮影画像取得部)、114b…ライン疑似画像生成部(疑似画像生成部)、114c…二次元疑似画像生成部(第二検査画像生成部)、BL…輝線、Ima…第一撮影画像、Imb…第二撮影画像、Imbl…ライン疑似画像(疑似画像)、Imc…撮影画像、P1…位置(第一撮影位置)、P2…位置(第二撮影位置)。

Claims (4)

  1. 検査対象面の第一方向に沿った複数の位置のそれぞれで前記検査対象面の二次元の第一撮影画像を取得する第一撮影画像取得部と、
    前記検査対象面の第一方向に沿った複数の位置のそれぞれで前記検査対象面上に照射された輝線の画像を含む前記検査対象面の二次元の第二撮影画像を取得する第二撮影画像取得部と、
    前記第二撮影画像のそれぞれにおける前記輝線の位置に基づいて当該第二撮影画像と対応する前記第一撮影画像における一次元の検査領域を決定する検査領域決定部と、
    複数の第一撮影画像のそれぞれにおける前記検査領域での画像を繋ぎあわせた二次元の第一検査画像を生成する第一検査画像生成部と、
    を備えた、画像検査装置。
  2. 前記第二撮影画像のそれぞれにおける前記輝線の位置の基準線からのずれに応じた輝度値を与えた一次元の疑似画像を生成する疑似画像生成部と、
    前記疑似画像を繋ぎ合わせた二次元の第二検査画像を生成する第二検査画像生成部と、
    を備えた、請求項1に記載の画像検査装置。
  3. 前記検査対象面の第一位置における前記第一撮影画像、および前記検査対象面の前記第一位置とは異なる第二位置における前記第二撮影画像は、一つのエリアセンサによって得られた撮影画像中の、前記第一方向に離間した二つの領域の画像である、請求項1または2に記載の画像検査装置。
  4. 前記一つのエリアセンサにより、前記検査対象面の前記第一位置における前記第一撮影画像は、第一撮影位置で撮影されるとともに、前記検査対象面の前記第一位置における前記第二撮影画像は、前記第一撮影位置とは異なる第二撮影位置で撮影され、
    前記検査領域決定部は、前記検査対象面の前記第一位置について、前記第二撮影位置で撮影された前記第二撮影画像に含まれる前記輝線から、前記第一撮影位置に前記輝線を生じた光と平行な仮想光が照射された場合に前記第一撮影画像中に生じる仮想輝線を推定し、当該仮想輝線に基づいて前記第一撮影画像における一次元の検査領域を決定する、請求項3に記載の画像検査装置。
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