JP6813190B2 - 下肢用マッサージ機 - Google Patents

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Description

本発明は、下肢のマッサージに好適な下肢用マッサージ機に関する。
従来より、膝と踝(くるぶし)との間に位置するふくらはぎや、くるぶしから足先までの足部などの下肢の施療部に対して、マッサージ動作を付与するマッサージ機構を備えた下肢用マッサージ機がある。
このような下肢用マッサージ機としては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
特許第5912548号公報
特許文献1に開示されている下肢用マッサージ機は、ふくらはぎなどの下肢の施療部に対してマッサージを施術することのできるものである。
しかし近年では、マッサージ感に関する要望は多種多様となり、例えば「膝近くのふくらはぎの上部においても、マッサージ動作を付与できる機構を備えてほしい」といった要望が使用者から挙がってきている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、対向配置された一対の施療部材をふくらはぎの長手方向に沿って移動させて、ふくらはぎ全体を挟み込んで押圧するマッサージ動作を行うことが可能な下肢用マッサージ機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
本発明にかかる下肢用マッサージ機は、ふくらはぎに対してマッサージ動作を付与する垂直マッサージ機構と、足部に対してマッサージ動作を付与する水平マッサージ機構と、前記垂直マッサージ機構を内蔵する上ケース体と、前記水平マッサージ機構を内蔵する下ケース体とを有する下肢用マッサージ機において、前記上ケース体は、前記垂直マッサージ機構の上下動に連動して上下方向に移動可能とされていて、前記垂直マッサージ機構が所定量上昇した後に、前記上ケース体が前記垂直マッサージ機構と共に上昇する上方遅延移動を行う構成とされていることを特徴とする。
好ましくは、前記上ケース体は、当該上ケース体と前記垂直マッサージ機構とが共に下降し、前記上ケース体の下降終了後に、前記垂直マッサージ機構のみが下降する下方遅延移動を行う構成とされているとよい。
好ましくは、前記上ケース体には、前記垂直マッサージ機構を上下方向に移動させると共に、前記上ケース体の上方遅延移動及び前記垂直マッサージ機構の下方遅延移動を行わせる上下移動機構が配備されているとよい。
また、本発明にかかる下肢用マッサージ機は、ふくらはぎに対してマッサージ動作を付与する垂直マッサージ機構と、足部に対してマッサージ動作を付与する水平マッサージ機構と、前記垂直マッサージ機構を内蔵する上ケース体と、前記水平マッサージ機構を内蔵する下ケース体とを有する下肢用マッサージ機において、前記上ケース体は、前記垂直マッサージ機構を内蔵する内ケース体と、当該内ケース体を収納する外ケース体とを有し、且つ前記内ケース体は、前記外ケース体に対して上下方向に移動可能とされていて、前記内ケース体は、前記垂直マッサージ機構の上下動に連動して上下方向に移動可能とされていて、前記垂直マッサージ機構が所定量上昇した後に、前記内ケース体が前記垂直マッサージ機構と共に上昇する上方遅延移動を行う構成とされていることを特徴とする。
好ましくは、前記内ケース体は、当該内ケース体と前記垂直マッサージ機構とが共に下降し、前記内ケース体の下降終了後に、前記垂直マッサージ機構のみが下降する下方遅延移動を行う構成とされているとよい。
好ましくは、前記上ケース体には、前記内ケース体及び前記垂直マッサージ機構を上下方向に移動させる上下移動機構が配備されていて、前記上下移動機構は、前記垂直マッサージ機構を上下方向に移動させる第1の移動手段と、前記内ケース体の上方遅延移動及び下方遅延移動を行わせる第2の移動手段と、を有しているとよい。
好ましくは、前記第2の移動手段は、前記内ケース体の上下方向に距離を空けて取り付けられている一対の係合部と、前記第1の移動手段と共に移動可能であり、前記一対の係合部間に配備され、いずれか一方の係合部に係合する係合体を有し、前記係合体は、前記第1の移動手段により、前記垂直マッサージ機構と共に上下方向に移動し、且つ前記係合部に係合することで、前記内ケース体と前記垂直マッサージ機構との同伴移動を可能とするものであって、上下方向に沿って前記係合体と前記係合部との間には、前記内ケース体の上方遅延移動、及び、前記垂直マッサージ機構の下方遅延移動を実現させる空間部が設けられているとよい。
好ましくは、前記内ケース体には、前記係合部を構成する上部係合部と下部係合部とが配設され、前記上部係合部と前記下部係合部の間には案内レールが配備されており、前記案内レールには、前記係合体として、当該案内レールに沿って移動するスライダーが配備されていて、前記上部係合部と前記スライダーの上面との間の前記上側空間部、及び、前記下部係合部と前記スライダーの下面との間の前記下側空間部には、弾性部材が配設されているとよい。
好ましくは、前記弾性部材は、前記内ケース体と前記垂直マッサージ機構との距離が所定の値以内で移動可能とするものであるとよい。
好ましくは、前記上ケース体の移動が妨げられる状況が発生した際に、前記上下移動機構を停止させる安全機構が配備されているとよい。
好ましくは、前記内ケース体の移動が妨げられる状況が発生した際に、前記上下移動機構を停止させる安全機構が配備されているとよい。
好ましくは、前記安全機構は、前記内ケース体の移動が妨げられる状況を検出する検出部と、前記検出部の検出結果を基に、前記上下移動機構を停止させる停止部と、を有しているとよい。
好ましくは、前記検出部は、前記内ケース体と前記垂直マッサージ機構との距離を検出するものであって、前記停止部は、前記検出部が検出した内ケース体と垂直マッサージ機構との距離が所定の値を外れた際に、前記上下移動機構を停止させるように構成されているとよい。
好ましくは、前記ケース体の移動が妨げられる状況が発生した際に、前記ケース体の移動を停止させる安全機構が配備されているとよい。
本発明にかかる下肢用マッサージ機を用いることで、対向配置された一対の施療部材をふくらはぎの長手方向に沿って移動させて、ふくらはぎ全体を挟み込んで押圧するマッサージ動作を行うことが可能となる。
本発明にかかる下肢用マッサージ機を示した外観の正面斜視図である。 水平マッサージ機構及び垂直マッサージ機構を示した正面斜視図である。 垂直マッサージ機構の正面斜視図である(一部、分解斜視図としている)。 上下移動機構による垂直マッサージ機構及び内ケースの動作を示した側面図である。 上下移動機構による垂直マッサージ機構及び内ケースの動作を示した正面図である。 垂直マッサージ機構の分解斜視図である。 水平マッサージ機構の分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。また、図1〜図7に関して、見やすくするため、一部を省略して描いている。
図1〜図7は、本発明にかかる下肢用マッサージ機1の実施形態を示している。
本実施形態の下肢用マッサージ機1は、使用者の左右両方の下肢をマッサージの対象(施療部)として、下肢を構成する足部とふくらはぎとの両方に、揉みのマッサージや直線的に移動するような押圧マッサージ(指圧マッサージ)を同時に行えるように構成されている。
すなわち、本実施形態の下肢用マッサージ機1は、使用者の左右両方のふくらはぎに対してマッサージ動作を付与する垂直マッサージ機構43と、使用者の左右両方の足部に対してマッサージ動作を付与する水平マッサージ機構54と、これら垂直マッサージ機構43、水平マッサージ機構54を内蔵するケーシング2を有している。
さらに、本実施形態の下肢用マッサージ機1には、垂直マッサージ機構43を内蔵する上側のケーシング2を上下方向に移動させる上下移動機構19と、上側のケーシング2に所定以上の負荷がかかった場合にその上下移動機構19による上下動を停止する安全機構41が、備えられている。
なお、水平マッサージ機構54や垂直マッサージ機構43の「水平」「垂直」の呼称は、本明細書中での便宜上のものに過ぎず、下肢用マッサージ機1としての使用状態を限定したものではない。
また、本明細書において「ふくらはぎ」は、人間の下肢のうち、膝下であってくるぶしより上の部分を言うものとし、「足部」はくるぶしより下(足先)の部分を言うものとする。また、説明における方向は、図に適宜示しており、下肢用マッサージ機1を使用する使用者から見た前後方向、左右方向、上下方向と一致する。
図1に示すように、本実施形態の下肢用マッサージ機1は、正面視すると四角形であり、且つ側面視すると長靴型(L字型)であるケーシング2を有している。
ケーシング2は、前後方向を向き、水平マッサージ機構54を内蔵する下ケース体3と、この下ケース体3の後端部で起立して備えられ、垂直マッサージ機構43を内蔵する上ケース体5とを有している。
下ケース体3は、上面が上方に向かって湾曲状に盛り上がったドーム状(凸状)に形成されている。その下ケース体3の内部は、空間とされていて、その空間に水平マッサージ機構54が内蔵されている。
その下ケース体3の上面には、上方に向かって開放状とされ、使用者の左右両方の足部が挿入可能な施療凹部4が、左右一対互いに離れて並設されている。また、これら左右一対の施療凹部4内には、弾力性及び柔軟性があり且つ適度な通気性を備えた内張材(図示せず)が設けられている。
上ケース体5は、垂直マッサージ機構43を内蔵する内ケース体(インナーケース体)6と、当該内ケース体6を収納する外ケース体(アウターケース体)とを有している。
この内ケース体6は、上下移動機構19(詳細は後述)により、外ケース体に対して上下方向に移動可能とされている。
さらに、内ケース体6は、垂直マッサージ機構43の上下動に連動して上下方向に移動可能とされていて、垂直マッサージ機構43が所定量上昇した後に、内ケース体6が垂直マッサージ機構43と共に上昇する上方遅延移動を行う構成とされている。
また、内ケース体6は、当該内ケース体6と垂直マッサージ機構43とが共に下降し、内ケース体6の下降終了後に、垂直マッサージ機構43のみが下降する下方遅延移動を行う構成とされている。
内ケース体6は、前面が前方に向かって湾曲状に突出したドーム状(凸状)に形成されている。その下ケース体3の内部は、空間とされていて、その空間に垂直マッサージ機構43が内蔵されている。
詳しくは、内ケース体6は、垂直マッサージ機構43、及び、その垂直マッサージ機構43を上下方向に移動させる上下移動機構19が配備される基台(基板)9と、その基台9を覆うように配備される前カバー体7と、を有している。
前カバー体7は、前面が前方に向かって突出するような湾曲状に形成された板材である。また、前カバー体7の前面には、前方に向かって開放状とされ、使用者の左右両方のふくらはぎが挿入可能な施療凹部8が、左右一対互いに離れて並設されている。これら左右一対の施療凹部8内には、弾力性及び柔軟性があり且つ適度な通気性を備えた内張材(図示せず)が設けられている。
図2、図3に示すように、基台9は、左端部と右端部とが前方に突出するように形成された湾曲状の板材である。つまり、基台9は、垂直マッサージ機構43、上下移動機構19、安全機構41が取り付けられる中央取付部10と、中央取付部10をそれぞれ左右方向から囲うように突設されている左突設部11及び右突設部12とを有している。
左突設部11及び右突設部12の外壁面11a,12aは、内ケース体6が上下方向に沿って移動可能となるように、略垂直に形成されている。この左突設部11及び右突設部12の外壁面13は、外ケース体14(内板材17)の内壁面18に当接、あるいは、少しだけ離れた位置(当接するかしないかの若干の間隔)とされている。この当接あるいは若干の間隔によって、左突設部11及び右突設部12の外壁面13が、外ケース体14の内壁面18に上下方向に案内されて、内ケース体6が上下方向に移動する。
以上、内ケース体6の内部において、前カバー体7及び基台9のそれぞれが、湾曲状に形成されることにより設けられる空間に、垂直マッサージ機構43、上下移動機構19、安全機構41が内蔵されることとなる。
さて、基台9の左側及び右側の外壁面13、つまり左突設部11及び右突設部12のそれぞれには、上下方向に長く且つ、左右方向に貫通した溝13が形成されている。この溝13には、第2の移動手段30を構成する内側案内溝28が取り付けられる。
また、基台9の中央取付部10の左右端部、すなわち中央取付部10から左突設部11及び右突設部12に切り替わる部位に、上下移動機構19を構成する第1の移動手段20及び第2の移動手段30が配備されている。
図1に戻って、外ケース体14は、下ケース体3の後端部から起立状に固定して取り付けられている。
この外ケース体14は、上記の基台9と同じ湾曲形状で、内ケース体6よりやや大きい外板材15と、外板材15の外周囲を囲う前板材16と、前板材16の開口部を覆い、基台9の左突設部11及び右突設部12に当接する内壁面18を備える内板材17と、を有している。つまり、外ケース体14は、平面視でコ字状に形成されている。
外板材15は、左端部と右端部とが前方に突出するように形成された湾曲状の板材である。前板材16は、前方に向かって湾曲状に突出して形成された板材である。
内板材17は、上記の基台9と同じ湾曲形状で、その基台9より少し左右方向の幅が広く形成された板材である。つまり、内板材17に設けられた左突設部11と右突設部12の間隔が、基台9に設けられた左突設部11と右突設部12の間隔より、ほぼ同じ間隔、あるいは、少しだけ広い間隔となっている。
このような構成により、外ケース体14は、内板材17の内側に形成されている空間に、内ケース体6を左右両側から囲うように収納することができる。また、外ケース体14の内板材17が、基台9を上下方向に案内する構成となっているので、内ケース体6が外ケース体14に対して上下方向に移動可能となっている。
図2〜図5に示すように、本実施形態の上ケース体5には、内ケース体6及び垂直マッサージ機構43を上下方向に移動させる上下移動機構19が、配備されている。
具体的には、上下移動機構19は、内ケース体6の基台9に配備され、垂直マッサージ機構43を上下方向に移動させる第1の移動手段20と、内ケース体6の上方遅延移動及び下方遅延移動を行わせる第2の移動手段30と、垂直マッサージ機構43を上下方向に移動させる駆動力を発生する駆動部32と、を有している。
この上下移動機構19は、第1の移動手段20により、垂直マッサージ機構43を所定量上昇させた後に、第2の移動手段30により、内ケース体6を上昇させると共に、第1の移動手段20により、垂直マッサージ機構43を上昇させる上方遅延移動を行うことができるようになっている。
また、上下移動機構19は、第2の移動手段30により、内ケース体6を下降させると共に、第1の移動手段20により、垂直マッサージ機構43を下降させ、その内ケース体6の下降を終了させた後に、第2の移動手段30により垂直マッサージ機構43のみを下降させる下方遅延移動を行うことができるようになっている。
駆動部32は、垂直マッサージ機構43を上下方向に移動させる駆動力を出力して、その駆動力を第1の移動手段20及び第2の移動手段30へ伝達するものである。
駆動部32は、駆動力(回転駆動力)を出力する上下移動用駆動モータ34と、その回転駆動力を所定の速度に減速するギアボックス35と、第1の移動手段20及び第2の移動手段30へ伝達する回転駆動軸33と、を有している。
上下移動用駆動モータ34は、内ケース体6の後側壁面に、出力軸が右方を向くように配備されている。ギアボックス35は、上下移動用駆動モータ34の右側、すなわち内ケース体6の中央に配備されている。ギアボックス35には、上下移動用駆動モータ34の出力軸が挿入されている。
回転駆動軸33は、軸心が左右方向を向き且つ、内ケース体6の左端側から右端側に掛け渡されるように配備されている。この回転駆動軸33は、上下移動用駆動モータ34より前側で且つ、ギアボックス35に対して貫通した状態で配備されている。
図3に示すように、第1の移動手段20は、内ケース体6の内部の左端側及び右端側にそれぞれ配備されている。
第1の移動手段20は、歯が上下方向を向くように配備されているラックギア21と、ラックギア21上を回転して移動するピニオンギア22と、ラックギア21の外側に取り付けられている第1の案内レール23と、その第1の案内レール23に上下方向に移動可能に嵌合する第1のスライダー24と、外ケース体14の内板材17に取り付けられている外側案内溝27と、内ケース体6の基台9に取り付けられている内側案内溝28と、を有している。
なお、ピニオンギア22、ラックギア21、第1の案内レール23、第1のスライダー24は、外ケースの内部に配備されている。
外側案内溝27の内側壁面と内側案内溝28の外側壁面は、対向し且つ当接乃至は接するような(遠く離れていない)位置に配備されている。
外側案内溝27は、内板材17の左端部及び右端部の内壁面18側に取り付けられている。外側案内溝27には、上下方向に長い長孔が設けられている。この長孔には、垂直マッサージ機構43の回転駆動軸48と、上下移動機構19の回転駆動軸33が貫通状に配備される。
内側案内溝28は、基台9の左突設部11及び右突設部12の外壁面13側に取り付けられている。
内側案内溝28には、上下方向に長い長孔が設けられている。この長孔には、外側案内溝27と同様に、垂直マッサージ機構43の回転駆動軸48と、上下移動機構19の回転駆動軸33が貫通状に配備される。
内側案内溝28の下部には、外側案内溝27の長孔内を、上下方向に移動(摺動)し且つ、垂直マッサージ機構43の下方移動を制限するストッパー29が形成されている。
外側案内溝27の外側には、ピニオンギア22とラックギア21が配備されている。
ピニオンギア22は、上下移動機構19の回転駆動軸33の両端部に取り付けられていて、ラックギア21に歯合している。ラックギア21は、歯が長く備えられているものであって、軸心が上下方向を向いて取り付けられている。
ラックギア21の外側には、第1の案内レール23が取り付けられている。第1の案内レール23は、ラックギア21と同様に、長尺の棒材とされていて、軸心が上下方向を向いて取り付けられている。第1の案内レール23の外側には、当該第1の案内レール23を上下方向に移動する第1のスライダー24が備えられている。
第1のスライダー24は、長さが第1の案内レール23より短いものであって、内側に第1の案内レール23に嵌合して案内される溝26が設けられている。この溝26は、上端、下端、内側を向く面側が開放状とされていて、第1の案内レール23を外側から上下方向に摺動自在に嵌合するものである。つまり、この溝26の断面は、U字状とされている。
また、第1のスライダー24には、貫通孔25が2つ以上設けられていて、その貫通孔25に垂直マッサージ機構43の回転駆動軸48と、上下移動機構19の回転駆動軸33がそれぞれ挿入される。つまり、垂直マッサージ機構43の回転駆動軸48と、上下移動機構19の回転駆動軸33は、第1のスライダー24に回転自在に係合(枢支)される。
つまり、垂直マッサージ機構43の回転駆動軸48と、上下移動機構19の回転駆動軸33が、第1のスライダー24により回動自在に枢支され、その第1のスライダー24が第1の案内レール23上を上下方向に移動することによって、垂直マッサージ機構43が上下方向に移動するようになっている。
その第1の移動手段20の内側に、第2の移動手段30が配備されている。つまり、第2の移動手段30は、内ケース体6に内蔵されている。
第2の移動手段30は、垂直マッサージ機構43が第1の移動手段20により上方向に一定量移動された後に、垂直マッサージ機構43の移動に伴って、内ケース体6を上方向に押し上げる。つまり、内ケース体6は、垂直マッサージ機構43の移動開始後より一定期間遅れて、第2の移動手段30により上方向に上昇することとなる。
詳しくは、第2の移動手段30は、内ケース体6の上下方向に距離を空けて取り付けられている一対の係合部(取付部)31と、第1の移動手段20と共に移動可能であり且つ、一対の係合部31の間を移動する係合体36と、を有している。
係合部31は、基台9の左突設部11及び右突設部12にそれぞれ取り付けられていて、上側が上部係合部31aとされ、下側が下部係合部31bとされている。この上部係合部31aと下部係合部31bは、内側(内ケース体6に形成されている空間)に向いて突設された板片とされている。なお、左突設部11における上部係合部31aと下部係合部31bの間隔と、右突設部12における上部係合部31aと下部係合部31bの間隔は、同じ距離である。
この上部係合部31aと下部係合部31bの間に、係合体36を案内する第2の案内レール37が配備されている。この第2の案内レール37は、長尺の部材であって、軸心が上下方向を向くように配備されている。第2の案内レール37は、上端が上部係合部31aに取り付けられていて、下端は下部係合部31bに取り付けられている。本実施形態においては、第2の案内レール37として長尺の丸棒を採用している。
第2の案内レール37には、係合体36として、当該第2の案内レール37に沿って移動する第2のスライダーが配備されている。上下方向(第2の案内レール37上)であって、第2のスライダー36と上部係合部31aとの間には、内ケース体6の上方遅延移動を実現させる上側空間部38(所定の空間)が設けられている。また、上下方向(第2の案内レール37上)であって、第2のスライダー36と下部係合部31bとの間には、垂直マッサージ機構43の下方遅延移動を実現させる下側空間部39(所定の空間)が設けられている。
第2のスライダー36は、第2の案内レール37上に配備され、案内レールの軸心長さより上下方向に短い部材である。第2のスライダー36には、軸心が上下方向を向いた貫通孔36aが形成されている。この貫通孔36aには、案内レールが挿入される。
また、第2のスライダー36には、第2の案内レール37が挿入される貫通孔36aを避けるようにして、2つの貫通孔36b,36cが設けられている。貫通孔36bには、上下移動機構19の回転駆動軸33が貫通状に嵌入されている。また、貫通孔36cには、垂直マッサージ機構43の回転駆動軸48が貫通状に嵌入されている。
つまり、垂直マッサージ機構43の回転駆動軸48と、上下移動機構19の回転駆動軸33は、第2のスライダー36に回転自在に係合(枢支)されている。
第2のスライダー36は、垂直マッサージ機構43の回転駆動軸48と、上下移動機構19の回転駆動軸33の上下動に伴って、第2の案内レール37上を上下方向に移動する。そして、第2のスライダー36が上方向に移動して上側係合部に係合されることで、内ケース体6が垂直マッサージ機構43と共に上方向に移動することとなる。
つまり、第2のスライダー36は、第2の案内レール37に沿って第1の移動手段20による垂直マッサージ機構43と共に上方向に移動し、且つ上側係合部に係合することで、内ケース体6と垂直マッサージ機構43との上方向への同伴移動を可能とするものである。
一方で、第2のスライダー36が、第2の案内レール37に沿って下方向に移動して下側係合部に係合されることで、垂直マッサージ機構43のみが下方向に移動することとなる。
第2の移動手段30が、第2の案内レール37に沿って上下方向に移動可能な第2のスライダー36と、その第2のスライダー36が係合される上側係合部及び下側係合部とを備え、第2のスライダー36と上部係合部31aとの間に上側空間部38と、第2のスライダー36と下部係合部31bとの間に下側空間部39を設けることにより、内ケース体6の上方遅延移動、及び、垂直マッサージ機構43の下方遅延移動を実現させることが可能となる。
さて、上側空間部38及び下側空間部39には、弾性部材40がそれぞれ配設されている。この弾性部材40は、内ケース体6と垂直マッサージ機構43との距離が所定の値以内で移動可能とするものである。本実施形態においては、弾性部材40として、バネを採用している。
バネ40は、上側空間部38及び下側空間部39に対応する位置であって、第2の案内レール37の外周囲を覆うように配備されている。
例えば、第2のスライダー36が上側係合部に係合されて、内ケース体6が上昇した際に、外部から所定より超える負荷(下方に押されるような負荷)が内ケース体6にかかった場合、上側のバネ40の収縮により、安全機構41による垂直マッサージ機構43の上昇動作の停止直前における、内ケース体6にかかる負荷を回避することができる。
また、第2のスライダー36が下側係合部に係合されて、下降した内ケース体6が下ケース体3に当接した際に、下側のバネ40の収縮により、安全機構41による垂直マッサージ機構43の下降動作の停止直前における、内ケース体6にかかる負荷を回避することができる。
さらに、図2〜5に示すように、本実施形態の下肢用マッサージ機1には、内ケース体6の移動が妨げられる状況(例えば、図5中の(c)に記載の2点破線のように、内ケース体6に対して下方に押されるような負荷)が発生した際に、上下移動機構19を停止させる安全機構41が配備されている。
なお、安全機構41は、通常の内ケース体6及び垂直マッサージ機構43の上昇及び下降の停止動作も実施される。
安全機構41は、内ケース体6の移動が妨げられる状況を検出する検出部42と、検出部42の検出結果を基に、上下移動機構19を停止させる停止部と、を有している。なお、停止部については、例えば、下肢用マッサージ機1を制御する制御部内に格納されていてもよい。
検出部42は、内ケース体6と垂直マッサージ機構43との距離、下降した上ケース体5と下ケース体3との当接を検出するものである。検出部42は、内ケース体6の上端部、及び、内ケース体6の下端部に配備されている。検出部42としては、例えば、リミットスイッチなどを採用してもよい。
また、検出する距離としては、例えば、内ケース体6の上端部に配備されている検出部42と、垂直マッサージ機構43の上端部との距離や、内ケース体6の下端部に配備されている検出部42と、垂直マッサージ機構43の下端部との距離などが挙げられる。
また、内ケース体6が負荷により停止したときに、上下移動機構19の回転駆動軸33の回転速度(回転状態)を検出して、その回転速度を基に、垂直マッサージ機構43の移動速度を導出し、その移動速度から内ケース体6と垂直マッサージ機構43との距離を求めてもよい。
また、検出部42は、第2のスライダー36が上側係合部に係合されて内ケース体6が停止した位置(上限位置)、及び、第2のスライダー36が下側係合部に係合されて内ケース体6が停止した位置(下限位置)を基に、内ケース体6及び垂直マッサージ機構43の位置を検出するようにしてもよい。この検出された位置に基づいて、停止部が内ケース体6及び垂直マッサージ機構43の上昇・下降を任意に停止させることができるようになる。
なお、上で述べたバネ(弾性部材)40は、安全機構41が動作する直前の負荷を吸収して逃がす部材であるので、安全機構41を構成する部材ともいえる。
安全機構41は、内ケース体6の上昇に際して、検出部42において、例えば、内ケース体6の上端部において、検出部42と垂直マッサージ機構43の上端部との距離を検出し、停止部において、検出された距離が所定の距離より短くなった場合、内ケース体6に所定より超える負荷がかかったと判断し、上下移動機構19の駆動を停止させて、内ケース体6及び垂直マッサージ機構43の上昇を停止させる。
また、安全機構41は、内ケース体6の下降に際して、検出部42において、例えば、内ケース体6の下端部において、検出部42と垂直マッサージ機構43の下端部との距離を検出し、停止部において、検出された距離が所定の距離より短くなった場合、内ケース体6と下ケース体3との間で挟み込みが発生したと判断し、上下移動機構19の駆動を停止させて、内ケース体6及び垂直マッサージ機構43の下降を停止させる。
次に、本実施形態にかかる下肢用マッサージ機1(特に、垂直マッサージ機構43及び内ケース体6の上下方向の移動)の作動態様を説明する。
図4は、上下移動機構19による垂直マッサージ機構43及び内ケース体6の動作を示した側面図である。図5は、上下移動機構19による垂直マッサージ機構43及び内ケースの動作を示した正面図である。
図4、図5中の(a)は、垂直マッサージ機構43が下限位置であり、内ケース体6が外ケース体14に収納されている停止状況を示す図である。図4、図5中の(b)は、垂直マッサージ機構43が上下移動機構19の第1の移動手段20により上昇しているが、内ケース体6は外ケース体14に収納されている状況を示す図である。
図4、図5中の(c)は、垂直マッサージ機構43が第1の移動手段20により上昇すると共に、内ケース体6が第2の移動手段30により上昇して、内ケース体6及び垂直マッサージ機構43が上限位置で停止した状況を示す図である。
なおここでは、内ケース体6及び垂直マッサージ機構43の上昇動作について、説明する。
図4、図5中の(a)に示すように、上下移動機構19の上下移動用駆動モータ34により、回転駆動軸33が回転すると、回転駆動軸33に取り付けられているピニオンギア22がラックギア21上を回転しながら上方へ移動する。
図4、図5中の(b)に示すように、ピニオンギア22がラックギア21上を回転しながら上方へ移動すると、第1のスライダー24が第1の案内レール23に沿って、上方へ移動する。ラックギア21上を走行するピニオンギア22と、第1の案内レール23上を摺動する第1のスライダー24の上方への移動により、垂直マッサージ機構43が上下移動機構19とともに、上昇する。
図4、図5中の(c)に示すように、さらに、ピニオンギア22がラックギア21上を回転しながら上方へ移動すると、第1のスライダー24も第1の案内レール23に沿って、上方へ移動する。このとき、上下移動機構19の回転駆動軸33により、第1のスライダー24と連動状態とされている第2のスライダー36も第2の案内レール37に沿って、上方へ移動することとなる。ラックギア21上を走行するピニオンギア22と、第2の案内レール37上を摺動する第2のスライダー36の上方への移動により、内ケース体6が垂直マッサージ機構43と上下移動機構19とともに、上昇する。そして、第2のスライダー36が上部係合部31aに係合されることにより、内ケース体6の上昇が停止することとなる。
さて、内ケース体6には、垂直マッサージ機構43(ふくらはぎマッサージ機構)が内蔵されている。
この垂直マッサージ機構43としては、様々なものが採用可能であるが、本実施形態の場合、図6に示すように、垂直マッサージ機構43は、ふくらはぎの前面の斜め外方及び内側方を押すマッサージ部材44と、ふくらはぎを裏側からマッサージする押圧部材45と、これらマッサージ部材44と押圧部材45とを駆動するマッサージ駆動部46とを有するものとなっている。
マッサージ駆動部46は、垂直マッサージ用駆動モータ47と、その垂直マッサージ用駆動モータ47の回転駆動力を伝達する回転駆動軸48と、回転駆動軸48の回転駆動力を左右一対のマッサージ部材44の近接離反動作に変換する左右一対の変換部49とを有している。
変換部49は、回転駆動軸48が中心部を貫通し且つ外周縁が回転駆動軸48に対して傾斜状に設けられたカム溝を有する傾斜ボス部50と、マッサージ部材44の基端に設けられていて傾斜ボス部の外周縁に嵌り込む環状嵌合部51と、を有している。
マッサージ部材44は、ふくらはぎの側方に、左右一対配備されていて、先端部には施療子52が形成されている。マッサージ部材44の基端部には、環状嵌合部51が形成されていて、その環状嵌合部51は傾斜ボス部50を外嵌する。傾斜ボス部50は、回転駆動軸48に回転自在に取り付けられていて、回転駆動軸48の軸心に対して傾斜回転する。各マッサージ部材44に備えられている施療子52は、傾斜ボス部50の傾斜回転により、揺動運動をする。
押圧部材45は、左右一対のマッサージ部材44に挟まれる位置に配備されていて、回転駆動軸48に回転自在に取り付けられている。押圧部材45の外周面には、径方向外側を向いた施療子53が突設されている。
マッサージ部材44と押圧部材45とを一組として、この組み合わせが内ケース体6の左右の施療凹部8に対応するように合計二組、設けられている。マッサージ部材44と押圧部材45とが一体となって、上下移動機構19により上下動することで、ふくらはぎは、その前後が効果的に押圧マッサージされることになる。
加えて、下肢用マッサージ機1には、水平マッサージ機構54が外ケース体14に内蔵されている。
この水平マッサージ機構54としては、様々なものが採用可能であるが、本実施形態の場合、図7に示すように、水平マッサージ機構54は、施療部を挟み込むように配備された左右一対のマッサージ部材55と、左右一対のマッサージ部材55の相互間に配備された押圧部材56と、左右一対のマッサージ部材55を互いに近接離反させる第1駆動機構57と、押圧部材56を施療部へ押しつけるように動作させる第2駆動機構63とを有する。
水平マッサージ機構54は、第1駆動機構57と第2駆動機構63とが同期して動作する同期状況と、第1駆動機構57が停止し且つ第2駆動機構63が動作する非同期状況とが切り替え自在に構成されている。なお、非同期状況においては、左右一対のマッサージ部材55が互いに近接した状態を維持した状態で、第2駆動機構63が動作するようになっている。
第1駆動機構57は、水平マッサージ用駆動モータ64の回転駆動力を伝達する回転軸58と、回転軸58の回転駆動力を左右一対のマッサージ部材55の近接離反動作に変換する左右一対の変換部59とを有している。また、 第2駆動機構63は、第1駆動機構57に備えられた回転軸58により駆動される押圧部材56を有している。
変換部59は、回転軸58が中心部を貫通し且つ外周縁が回転軸58に対して傾斜状に設けられたカム溝を有する傾斜ボス部60と、マッサージ部材55の基端に設けられていて傾斜ボス部60の外周縁に嵌り込む環状嵌合部61と、傾斜ボス部60と回転軸58との間に配備されたワンウエイクラッチ機構62とを有している。変換部59は、回転軸58の回転駆動力がワンウエイクラッチ機構62を介して、傾斜ボス部60に伝達される構成とされている。
すなわち、回転軸58が正転する際に、回転軸58の回転駆動力がワンウエイクラッチ機構62を介して、傾斜ボス部60に伝達されることにより、第1駆動機構57と第2駆動機構63とが同期して動作する同期状況となるようになっている。また、回転軸58が逆転する際に、回転軸58の回転駆動力がワンウエイクラッチ機構62を介して、傾斜ボス部60に非伝達となって、第1駆動機構57が停止し且つ第2駆動機構63が動作している非同期状況となるようになっている。
このワンウエイクラッチ機構62は、一方向動力伝達部と、ブレーキ部とを有している。一方向動力伝達部は、回転軸58が正転する際に回転軸58の回転駆動力を傾斜ボス部60に伝達し、回転軸58が逆転する際に回転軸58の回転駆動力を傾斜ボス部60に非伝達とする構成とされている。また、ブレーキ部は、一方向動力伝達部が回転軸58の回転駆動力を非伝達としている状況下において、マッサージ部材55の動きを規制すべく傾斜ボス部60の回転を規制する構成とされている。
以上述べた下肢用マッサージ機1を用いることで、対向配置された一対のマッサージ部材44、押圧部材45をふくらはぎの長手方向に沿って移動させて、ふくらはぎの上部において、挟み込んで押圧するマッサージ動作を行うことが可能となる。すなわち、左右一対のマッサージ部材44及び押圧部材45によるふくらはぎ全体への効果的なマッサージ施術が可能となる。
ところで、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、垂直マッサージ機構43と水平マッサージ機構54とは、常に同期して動作するようにしてもよいし、いずれか一方だけを独立して動作するようにしてもよい。これらは、使用者の所望するところに応じて、適宜選択できるようにしておくとよい。
また、外ケース体14及び内ケース体6が一体的に形成、つまり上ケース体5全体が垂直マッサージ機構43の上昇より遅れて上昇する構成とされていてもよい。
すなわち、ふくらはぎに対してマッサージ動作を付与する垂直マッサージ機構43と、足部に対してマッサージ動作を付与する水平マッサージ機構54と、垂直マッサージ機構43を内蔵する上ケース体5と、水平マッサージ機構54を内蔵する下ケース体3とを有する下肢用マッサージ機1において、上ケース体5は、垂直マッサージ機構43の上下動に連動して上下方向に移動可能とされていて、垂直マッサージ機構43が所定量上昇した後に、上ケース体5が垂直マッサージ機構43と共に上昇する上方遅延移動を行う構成とされているとよい。
また、上ケース体5は、当該上ケース体5と垂直マッサージ機構43とが共に下降し、上ケース体5の下降終了後に、垂直マッサージ機構43のみが下降する下方遅延移動を行う構成とされているとよい。
また、上ケース体5には、垂直マッサージ機構43を上下方向に移動させると共に、上ケース体5の上方遅延移動及び垂直マッサージ機構43の下方遅延移動を行わせる上下移動機構19と、上ケース体5の移動が妨げられる状況が発生した際に、上下移動機構19を停止させる安全機構41が配備されているとよい。
1 下肢用マッサージ機
2 ケーシング
3 下ケース体
4 施療凹部
5 上ケース体
6 内ケース体
7 前カバー体
8 施療凹部
9 基台(基板)
10 中央取付部
11 左突設部
11a 外壁面
12 右突設部
12a 外壁面
13 溝
14 外ケース体
15 外板材
16 前板材
17 内板材
18 内壁面
19 上下移動機構
20 第1の移動手段
21 ラックギア
22 ピニオンギア
23 第1の案内レール
24 第1のスライダー
25 貫通孔
26 溝
27 外側案内溝
28 内側案内溝
29 ストッパー
30 第2の移動手段
31 係合部
31a 上部係合部
31b 下部係合部
32 駆動部
33 回転駆動軸
34 上下移動用駆動モータ
35 ギアボックス
36 係合体(第2のスライダー)
36a 貫通孔
36b 貫通孔
36c 貫通孔
37 第2の案内レール
38 上側空間部
39 下側空間部
40 弾性部材(バネ)
41 安全機構
42 検出部
43 垂直マッサージ機構
44 マッサージ部材
45 押圧部材
46 マッサージ駆動部
47 垂直マッサージ用駆動モータ
48 回転駆動軸
49 変換部
50 傾斜ボス部
51 環状嵌合部
52 施療子
53 施療子
54 水平マッサージ機構
55 マッサージ部材
56 押圧部材
57 第1駆動機構
58 回転軸
59 変換部
60 傾斜ボス部
61 環状嵌合部
62 ワンウエイクラッチ機構
63 第2駆動機構
64 水平マッサージ用駆動モータ

Claims (14)

  1. ふくらはぎに対してマッサージ動作を付与する垂直マッサージ機構と、足部に対してマッサージ動作を付与する水平マッサージ機構と、前記垂直マッサージ機構を内蔵する上ケース体と、前記水平マッサージ機構を内蔵する下ケース体とを有する下肢用マッサージ機において、
    前記上ケース体は、前記垂直マッサージ機構の上下動に連動して上下方向に移動可能とされていて、前記垂直マッサージ機構が所定量上昇した後に、前記上ケース体が前記垂直マッサージ機構と共に上昇する上方遅延移動を行う構成とされている
    ことを特徴とする下肢用マッサージ機。
  2. 前記上ケース体は、当該上ケース体と前記垂直マッサージ機構とが共に下降し、前記上ケース体の下降終了後に、前記垂直マッサージ機構のみが下降する下方遅延移動を行う構成とされていることを特徴とする請求項に記載の下肢用マッサージ機。
  3. 前記上ケース体には、前記垂直マッサージ機構を上下方向に移動させると共に、前記上ケース体の上方遅延移動及び前記垂直マッサージ機構の下方遅延移動を行わせる上下移動機構が配備されていることを特徴とする請求項又はに記載の下肢用マッサージ機。
  4. ふくらはぎに対してマッサージ動作を付与する垂直マッサージ機構と、足部に対してマッサージ動作を付与する水平マッサージ機構と、前記垂直マッサージ機構を内蔵する上ケース体と、前記水平マッサージ機構を内蔵する下ケース体とを有する下肢用マッサージ機において、
    前記上ケース体は、前記垂直マッサージ機構を内蔵する内ケース体と、当該内ケース体を収納する外ケース体とを有し、且つ前記内ケース体は、前記外ケース体に対して上下方向に移動可能とされていて、
    前記内ケース体は、前記垂直マッサージ機構の上下動に連動して上下方向に移動可能とされていて、前記垂直マッサージ機構が所定量上昇した後に、前記内ケース体が前記垂直マッサージ機構と共に上昇する上方遅延移動を行う構成とされている
    ことを特徴とする下肢用マッサージ機。
  5. 前記内ケース体は、当該内ケース体と前記垂直マッサージ機構とが共に下降し、前記内ケース体の下降終了後に、前記垂直マッサージ機構のみが下降する下方遅延移動を行う構成とされていることを特徴とする請求項に記載の下肢用マッサージ機。
  6. 前記上ケース体には、前記内ケース体及び前記垂直マッサージ機構を上下方向に移動させる上下移動機構が配備されていて、
    前記上下移動機構は、前記垂直マッサージ機構を上下方向に移動させる第1の移動手段と、前記内ケース体の上方遅延移動及び下方遅延移動を行わせる第2の移動手段と、を有している
    ことを特徴とする請求項に記載の下肢用マッサージ機。
  7. 前記第2の移動手段は、前記内ケース体の上下方向に距離を空けて取り付けられている一対の係合部と、前記第1の移動手段と共に移動可能であり、前記一対の係合部間に配備され、いずれか一方の係合部に係合する係合体を有し、
    前記係合体は、前記第1の移動手段により、前記垂直マッサージ機構と共に上下方向に移動し、且つ前記係合部に係合することで、前記内ケース体と前記垂直マッサージ機構との同伴移動を可能とするものであって、
    上下方向に沿って前記係合体と前記係合部との間には、前記内ケース体の上方遅延移動、及び、前記垂直マッサージ機構の下方遅延移動を実現させる空間部が設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載の下肢用マッサージ機。
  8. 前記内ケース体には、前記係合部を構成する上部係合部と下部係合部とが配設され、前記上部係合部と前記下部係合部の間には案内レールが配備されており、
    前記案内レールには、前記係合体として、当該案内レールに沿って移動するスライダーが配備されていて、
    前記上部係合部と前記スライダーの上面との間の前記上側空間部、及び、前記下部係合部と前記スライダーの下面との間の前記下側空間部には、弾性部材が配設されている
    ことを特徴とする請求項に記載の下肢用マッサージ機。
  9. 前記弾性部材は、前記内ケース体と前記垂直マッサージ機構との距離が所定の値以内で移動可能とするものである
    ことを特徴とする請求項に記載の下肢用マッサージ機。
  10. 前記上ケース体の移動が妨げられる状況が発生した際に、前記上下移動機構を停止させる安全機構が配備されていることを特徴とする請求項のいずれかに記載の下肢用マッサージ機。
  11. 前記内ケース体の移動が妨げられる状況が発生した際に、前記上下移動機構を停止させる安全機構が配備されていることを特徴とする請求項のいずれかに記載の下肢用マッサージ機。
  12. 前記安全機構は、
    前記内ケース体の移動が妨げられる状況を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果を基に、前記上下移動機構を停止させる停止部と、を有している
    ことを特徴とする請求項11に記載の下肢用マッサージ機。
  13. 前記検出部は、前記内ケース体と前記垂直マッサージ機構との距離を検出するものであって、
    前記停止部は、前記検出部が検出した内ケース体と垂直マッサージ機構との距離が所定の値を外れた際に、前記上下移動機構を停止させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の下肢用マッサージ機。
  14. 前記ケース体の移動が妨げられる状況が発生した際に、前記ケース体の移動を停止させる安全機構が配備されていることを特徴とする請求項1に記載の下肢用マッサージ機。
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