JP6812944B2 - 質量分析装置用情報管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、質量分析の対象である試料に関する情報、質量分析の際の分析条件、質量分析により収集された分析結果などの各種情報を管理する装置に関し、さらに詳しくは、マトリクス支援レーザ脱離イオン化法やレーザ脱離イオン化法などのイオン化法を用いた質量分析装置に関連する情報の管理に好適な質量分析装置用情報管理装置に関する。
マトリクス支援レーザ脱離イオン化飛行時間型質量分析装置(MALDI−TOFMS)による測定では、一般的に、サンプルプレート(ターゲットプレートと呼ばれることもある)上のウェルに用意された、マトリクスを混合して調製された試料にそれぞれレーザ光を照射して該試料中の成分をイオン化し、生成されたイオンを質量分析する。また最近では、マトリクスを使用することなく試料中の成分をイオン化するレーザ脱離イオン化(LDI)法や、特殊なサンプルプレートを用いることでマトリクスの使用を不要とした表面支援レーザ脱離イオン化(SALDI)法などのイオン化法も利用されている(特許文献1など参照)。こうした測定に使用されるサンプルプレート上には多数のウェルが行列状に配置されており、各ウェルの位置にそれぞれ試料が混合された又は溶解された液体が滴下され、それが乾固されることでウェル上に試料が形成される。サンプルプレート上の各ウェルの位置は、通常、行方向及び列方向のそれぞれの番号に基づく識別番号により特定される。
一般的に質量分析を始めとする機器分析では、サンプルIDなどの試料を特定する識別情報に対応付けて、その試料に関する様々な情報(試料の由来、前処理の内容等)や、分析条件、分析により収集された分析結果などが管理されることが多い。これに対し、MALDI法、LDI法などのイオン化法を用いた測定では、使用したサンプルプレートの番号とそのプレート上のウェルの位置を示す番号とで試料を特定することができる。そのため、サンプルプレートの識別情報とウェルの識別情報とが重要である。また、同じサンプルIDを持つ試料を複数のウェル上に搭載して測定することもあるため、こうした点でも、ウェルの識別情報は試料を特定するうえで重要である。こうしたことから、従来一般に、MALDI−TOFMSによる測定を行う際には、測定に先立ち、次のような手順でサンプルプレート上のウェルと試料との対応付けがなされている。
まず、分析担当者はパーソナルコンピュータ等の作業端末において、測定に使用するサンプルプレートのウェル配置と同じ行数、列数のセル配置の行列型フォーマットを有するテンプレートを予め用意された多数のテンプレートの中から見つけ出す。そして、そのテンプレートを印刷したシート上に手書きすることにより、又はそのテンプレートを表示した表示画面上においてキーボードを用いて入力することにより、サンプルを形成したウェルに対応するテンプレート上の各セルに、それぞれ搭載した試料のサンプルIDを記入する。テンプレート上の各セルにはウェルと同じ識別番号が付されており、上記作業により、サンプルプレート上のウェルの識別番号とサンプルIDとが対応付けられたプレート情報シートが得られる。
しかしながら、上述したようなプレート情報シートの作成作業は煩雑で手間が掛かるし、入力ミス等も起こりがちである。特に最近では、測定作業の効率化のために、従来に比べて1枚のサンプルプレート上のウェルの数がかなり多くなってきており、上記のような作業の手間は一層煩雑になっている。
また、MALDI−TOFMSによる分析終了後には、試料毎に、その分析条件や取得されたマススペクトルなどの分析結果を集約したリポジトリを作成する必要がある。同じ試料を複数のウェルに搭載してそれぞれ分析した場合には、そうした異なるウェルに対する分析結果を集約する必要があるが、こうした作業もかなり煩雑で手間が掛かるという問題もある。
国際公開第2008/1360587号パンフレット
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その主たる目的は、サンプルプレート上のウェルの位置情報と試料に関する情報とを対応付けるプレート情報シートを作成する際の作業を簡便に且つ効率良く行うことができる質量分析装置用情報管理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために成された本発明は、複数のウェルを有するサンプルプレートの各ウェルに搭載されている試料をそれぞれ質量分析する質量分析装置のための、ユーザインターフェイスである入力部及び表示部を具備する情報管理装置であって、
a)試料が搭載されたサンプルプレートの試料搭載面を撮影する撮像部と、
b)各種のサンプルプレートについてウェル配置を含むプレート情報が格納されているプレート情報記憶部と、
c)前記撮像部により撮影された前記サンプルプレートの画像に基づいて又はユーザにより前記入力部から入力された該サンプルプレートに関連する情報に基づいて、当該サンプルプレートに対応するプレート情報を前記プレート情報記憶部から取得するプレート情報取得部と、
d)前記撮像部により撮影された前記サンプルプレートの画像に基づいて、試料が搭載されているウェルを識別する試料有無識別部と、
e)前記プレート情報取得部により取得されたプレート情報に含まれるウェル配置に対応するセル配置を有するテンプレートを、前記試料有無識別部により試料が搭載されていると認識されたウェルに対応するセルを他のセルと視覚上で識別可能な形式で前記表示部の画面上に表示するとともに、ユーザによる前記入力部の操作に応じて前記テンプレート上の試料搭載有りのセルに任意の情報を入力する入力支援部と、
を備えることを特徴としている。
本発明に係る質量分析装置用情報管理装置における質量分析装置は、サンプルプレートに形成されたウェルに搭載された試料についての質量分析を行う装置であればよい。具体的には、質量分析装置としては、MALDI法、LDI法、SALDI法、シリコン上脱離イオン化(DIOS)法などのレーザ光を利用したイオン化法を用いた質量分析装置のほか、二次イオン質量分析(SIMS)法による質量分析装置、高速原子衝撃(FAB)法によるイオン化を用いた質量分析装置、などでもよい。
本発明に係る質量分析装置用情報管理装置では、質量分析装置で使用される可能性がある様々なサンプルプレートについて、ウェル配置を含むプレート情報を予めプレート情報記憶部に記憶しておく。質量分析装置による測定対象である、試料が搭載されたサンプルプレートがユーザにより用意されると、撮像部はこのサンプルプレートの試料搭載面を撮影する。プレート情報取得部は、撮像部により撮影されたサンプルプレートの画像を受け取りその画像に基づいて、或いは、入力部からユーザにより入力された情報に基づいて、当該サンプルプレートに対応するプレート情報をプレート情報記憶部から取得する。ここで、ユーザによる入力されたサンプルプレートに関連する情報とは例えば、サンプルプレート上の行方向、列方向のセル数、サンプルプレートの種類を示す識別番号などである。これらはユーザがその数字等を直接入力してもよいし、用意された多数の選択肢の中からユーザが選択できるようにしてもよい。一方、試料有無識別部は上記サンプルプレートの画像に対する画像認識処理により、サンプルプレート上で試料が搭載されているウェルと搭載されていないウェルとを識別する。
入力支援部は、プレート情報取得部により取得されたプレート情報に含まれるウェル配置に対応するセル配置を有するテンプレート上で、試料が搭載されているウェルに対応するセルと試料が搭載されていないウェルに対応するセルとが容易に識別可能であるようにして表示部の画面上に表示する。例えばテンプレートが行列状に複数のセルが配置されたテーブルである場合、そのテーブル上の各セルの背景色を試料が搭載されているウェルに対応するセルと試料が搭載されていないウェルに対応するセルとで異なるものとするとよい。そして、入力支援部は、ユーザによる入力部の操作に応じて、表示しているテンプレート上の試料搭載有りのウェルに対応するセルへの任意の情報を入力する。なお、試料搭載なしのウェルに対応するセルへは情報の入力ができないようにしておくとよい。
例えば入力部がキーボードである場合、ユーザがキーボードから入力した適宜の文字列をそのまま各セルへと入力すればよい。また、ユーザにより事前に作成されたリスト又は過去に実施された分析の履歴のリストなどから、適宜の文字列をコピー&ーストしたり、より簡便なドラッグ&ドロップの操作を行ったりすることで各セルへの情報の入力を行えるようにしてもよい。もちろん、一旦、入力された情報は適宜、削除したり修正したりできるようにすることが望ましい。
テンプレートの各セルへ入力する情報に特段の制約はないが、少なくとも試料を特定するための試料識別情報、例えばサンプルIDを含むものとするとよい。これにより、テンプレートの各セルに入力された情報に基づいて、そのサンプルプレート上の各ウェルの位置情報とそのウェルに搭載されている試料の試料識別情報とを対応付けることができる。
そこで本発明に係る質量分析装置用情報管理装置では、前記入力支援部による支援の下で前記入力部により入力される情報は試料を特定するための試料識別情報を含み、
前記入力支援部により入力された情報に基づいて、前記サンプルプレート上の各ウェルの識別情報と試料識別情報とを対応付け、その対応付けの結果又は対応付けのための情報を記憶する管理情報記憶部をさらに備える構成とするとよい。
本発明に係る質量分析装置用情報管理装置の一態様として、前記プレート情報取得部は、前記サンプルプレートの画像に基づいてウェルの配置を認識し、その認識結果に基づいてプレート情報を取得する構成とすることができる。
この態様では、プレート情報取得部は、サンプルプレートの画像に対する画像認識処理によりウェルの領域を認識し、ウェルの配置、例えば行方向と列方向それぞれのウェルの数を判定する。そして、そのウェル配置に一致するプレート情報をプレート情報記憶部において探索して読み出すことでプレート情報を取得する。したがって、ユーザによるサンプルプレートに関連した情報の入力作業は不要である。
また本発明に係る質量分析装置用情報管理装置の別の態様として、サンプルプレートには該サンプルプレートの種類を含む識別情報のバーコードが付加されており、前記プレート情報取得部は、前記サンプルプレートの画像に基づいてバーコードを読み取り、その解読結果に基づいてプレート情報を取得する構成とすることもできる。
この態様では、プレート情報取得部は、サンプルプレートの画像中のバーコードを読み取り、そのバーコードを解読して得られるプレートIDなどをプレート情報記憶部に照合することで、サンプルプレートに対応するプレート情報を取得する。この構成では、サンプルプレートの種類(ウェル配置)だけでなく、個々のサンプルプレートを特定することができる。そのため、読み取ったバーコードを解読したプレートIDを記録しておき、その記録と照合することで、すでに使用されたサンプルプレートであるか否かを判定することもできる。そのサンプルプレートが再使用不可のタイプのサンプルプレートである場合、そのサンプルプレートを再使用するのは適切でない。そこで、過去に使用されたサンプルプレートであることが判明したならば、その旨をユーザに警告する等により、不適切な分析が行われることを回避することができる。
本発明に係る質量分析装置用情報管理装置のシステム構成や装置の形態は特定のものに限定されない。ただし、ユーザがサンプルプレートの試料搭載面を簡便に撮影したり、或いは、入力部による入力を簡単に行ったりするために、本発明に係る質量分析装置用情報管理装置において、前記入力部、前記表示部、前記撮像部、前記プレート情報記憶部、前記プレート情報取得部、前記試料有無識別部、及び前記入力支援部は、撮像機能を有するタブレット型端末装置に含まれる構成とするよい。
即ち、表示部、入力部、撮像部などが一体化されたタブレット型PC(パーソナルコンピュータ)にインストールした所定のソフトウェアを、該PCにおいて実行することにより、プレート情報記憶部、プレート情報取得部、試料有無識別部、入力支援部などの各部の機能が実現される構成とするとよい。もちろん、それら機能の全てがタブレット型端末装置で実現されなくてもよく、例えばタブレット型PCと通信ネットワーク回線を介して接続された別のPCで一部の機能が実現されるものであってもよい。
特に、上述したように、サンプルプレートに対応するテンプレートの各セルへの情報入力に、ユーザにより事前に作成されたリストや過去に実施された分析の履歴のリストなどを用いる場合、こうしたリストは個々のタブレット型端末装置ではなく、より高性能なPCで構成されるサーバに保存されていることがしばしばある。そうした場合、上記入力支援部は、情報入力に利用可能なリストなどをサーバに問い合わせ、必要なデータをサーバからタブレット型端末装置に一旦ダウンロードしたうえで表示部の画面上に表示してユーザが利用する。この場合には、上記入力支援部の機能はタブレット型端末装置において完結しているわけでなく、タブレット型端末装置とサーバとに跨っていると捉えることができる。即ち、この場合、本発明に係る質量分析装置用情報管理装置は、通信ネットワーク回線により接続されたタブレット型端末装置とサーバとから実質的に構成される。
また本発明に係る質量分析装置用情報管理装置において、前記管理情報記憶部は、サンプルプレート上の各ウェルに搭載されている試料を質量分析することで得られた分析結果情報及び/又はその分析結果に対し所定の解析処理を実施することで得られた解析結果情報を、各ウェルの識別情報に対応付けてその対応付けの結果又は対応付けのための情報を記憶する構成とすることができる。
上記分析結果情報は典型的にはマススペクトルデータ、解析結果情報は例えば試料中の成分の同定結果などである。この構成によれば、サンプルプレート上の各ウェルとそのウェルに搭載されている試料とが紐付けされるだけでなく、そのウェルと分析結果情報や解析結果情報とも紐付けされる。これにより、テンプレート上のセルの位置情報つまりはサンプルプレート上のウェルの位置情報をキーとして、分析した試料に関する情報と分析結果情報や解析結果情報とをそれぞれ求めることができる。
また本発明に係る質量分析装置用情報管理装置ではさらに、試料単位で、サンプルプレートの識別情報、ウェルの識別情報、分析条件、並びに、分析結果情報及び/解析結果情報、を格納するためのリポジトリを作成し、複数の試料についてのリポジトリから成るデータベースを構築するリポジトリ作成部をさらに備える構成とすることができる。
この構成によれば、試料毎に様々な情報が格納されるリポジトリを煩雑な手間を掛けずに簡便に作成することができる。
本発明に係る質量分析装置用情報管理装置によれば、従来はかなり面倒で手間の掛かる作業であった、サンプルプレート上のウェルの位置情報と試料に関する情報とを対応付けるプレート情報シートを作成する際の作業を、簡便に且つ効率良く行うことができる。
本発明に係る質量分析装置用情報管理装置の一実施例の概略構成図。 本実施例の質量分析装置用情報管理装置における試料情報の登録作業の手順を示すフローチャート。 質量分析で用いられるサンプルプレートの一例を示す平面図。 図3に示したサンプルプレートに対応する試料情報入力用のテンプレートの一例を示す図。
以下、本発明に係る質量分析装置用情報管理装置の一実施例について、添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例である質量分析装置用情報管理装置を含む分析システムの全体構成図、図2は本実施例の質量分析装置用情報管理装置における試料情報の登録作業の手順を示すフローチャート、図3は質量分析で用いられるサンプルプレートの一例を示す平面図、図4は図3に示したサンプルプレートに対応する試料情報入力用のテンプレートの一例を示す図である。
図1に示す分析システムは、作業端末1、サーバ2、測定装置3、及び、測定用PC4を含み、作業端末1、サーバ2、及び測定用PC4はインターネットやイントラネットなどである通信ネットワーク回線9に接続されている。
作業端末1は、データ処理部10、入力部11、表示部12、撮像部13、を含み、データ処理部10は、機能ブロックとして、プレート情報記憶部101、事前作成情報記憶部102、プレート識別部103、試料有無識別部104、プレート対応情報入力支援部105、表示処理部106、登録情報記憶部107などを含む。作業端末1は典型的には、タッチパネル搭載のタブレット型PCを用いるとよいが、ラップトップ型PCやスマートフォンでもよい。作業端末1がタブレット型PCである場合、データ処理部10に含まれる各ブロックの機能は、該PCにインストールされた専用のソフトウェアを該PCのCPU上で動作させることにより実現される。
測定装置3はMALDI−TOFMSであり、測定用PC4は測定装置3の動作を制御する機能と測定装置3で取得されたデータを処理する機能を有する。サーバ2は主として、測定装置3で取得されたデータや測定用PC4によるデータ処理によって得られた成分同定結果などを一括して保存しておくものであり、測定データ記憶部21、履歴情報記憶部22、測定ログ作成部23、リポジトリ作成部24などを含む。なお、図1では、測定装置3及び測定用PC4はそれぞれ一つずつのみ記載しているが、複数組の測定装置3及び測定用PC4を設けてもよい。また、作業端末1が複数存在していてもよい。
図3に示すように、測定装置3での測定に使用されるサンプルプレート5には、12×4(合計48個)の行列状に上面視円形状のウェル51(51a、51b)が形成されている。また、ウェル51の間の適宜の位置には、ウェル51よりも一回り小さなキャリブラント専用ウェル52(52a、52b)が形成されている。キャリブラント専用ウェル52は質量較正などのための標準試料を搭載するための専用のウェルである。また、サンプルプレート5のおもて面(試料搭載面)には、そのサンプルプレート5を特定するための情報としてのプレートIDを含むバーコード53が貼付されている。
図3において、符号51a、52aで示す斜線で塗りつぶしたウェルは試料が搭載されているウェルであり、符号51b、52bで示すウェルは試料が搭載されていないウェルである。即ち、この例では、48個のウェル51のうち、25個のウェル51aにのみ試料が搭載されており、それ以外のウェル51bには試料が搭載されていない(つまり、空の状態である)。また、3個のキャリブラント専用ウェル52のうち、1個のキャリブラント専用ウェル52aに標準試料が搭載されている。なお、このサンプルプレート5はディスポーザブルであって、再使用は禁止されているものとする。
測定装置3での測定に利用されるサンプルプレートには図3に示したものだけでなく、ウェル配置が異なる様々なものがある。そこで、ウェル配置が異なる様々な形態のサンプルプレートについてそれぞれ、試料情報入力用のテンプレートを含むプレート情報を予めプレート情報記憶部101に記憶させておく。図4は図3に示したサンプルプレートに対応するテンプレート6であるが、サンプルプレート5上の各ウェル51はテンプレート上の各セル61に対応しており、サンプルプレート5のウェル51は12×4個の行列配置であるため、これに対応して、テンプレート6は12×4の行列状にセル61が配列されたテーブルである。なお、キャリブラント専用ウェル52は、テンプレート6では四つのセル61で囲まれる菱形状の小セル62で示されている。
このように、プレート情報記憶部101に記憶されるテンプレートは、サンプルプレート上のウェルの配置と同じ行列状にセルが配置されたテーブルである。サンプルプレート上の各ウェルには、図3に示すように英文字(図3では「A」〜「L」)と数字(図3では「1」〜「4」)とを組み合わせた識別情報が付与されている。そして、テンプレート上の各セルにもウェルと同じ識別情報が与えられている。
また、分析担当者が予め試料情報リストを作成しておき、それを事前作成情報記憶部102に格納しておくこともできる。この試料情報リストには、各試料を特定するサンプルIDのほか、その試料についてなされた前処理の種類(使用されたMALDI用マトリクスの種類を含む)を特定する前処理IDなどを含むものとすることができる。もちろん、試料情報リストの事前作成は必須ではない。
次に、主として作業端末1を用いて実施される試料情報の入力作業について、図2のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、分析担当者は作業端末1の撮像部13により、試料が搭載された、測定装置3による測定対象であるサンプルプレート5の試料搭載面全体を撮影し画像を取得する(ステップS1)。プレート識別部103は、撮影された画像上にバーコードが存在する場合、そのバーコードを解読してプレートIDを取得する(ステップS2)。
プレート識別部103は、取得したプレートIDに基づいて、そのサンプルプレートに使用履歴があるか否かを判定する(ステップS3)。なお、使用履歴があるサンプルプレートであるか否かの判定は、サーバ2の履歴情報記憶部22に記録されている情報を利用してもよいし、或いは、作業端末1のデータ処理部10自体に、使用したサンプルプレートのプレートIDを順次記録する記憶部を備えるようにしてもよい。上述したように、このサンプルプレート5はディスポーザブルであって再使用は適切でない。そこで、使用履歴があるサンプルプレートである場合には、その旨の警告表示を行うとよい。
なお、サンプルプレートが再使用可能なものである場合にはステップS3の処理自体を省いても構わないが、分析担当者が、測定済みのサンプルプレートを未測定であると誤って判断して測定しようとする場合もあり得るので、ステップS3の処理を実施して使用履歴があるか否かを分析担当者に提示することが望ましい。
また、プレート識別部103は、ステップS1において得られた画像に対する画像処理によりサンプルプレート5上のウェルの配置や数を特定し、それをプレート情報記憶部101に照合する。それにより、そのサンプルプレート5に対応付けられているテンプレートを含むプレート情報を読み出す(ステップS4)。なお、バーコード53にそのサンプルプレートを特定する情報だけでなくプレートの種類を示す情報を含ませることができる場合には、バーコードの解読結果をプレート情報記憶部101に照合することで、そのサンプルプレート5に対応付けられているテンプレートを含むプレート情報を読み出せばよい。即ち、この場合には、画像処理によるサンプルプレート5上のウェルの配置や数の特定は不要である。
また、試料有無識別部104はステップS1において得られた画像に対して画像認識処理を行うことにより、サンプルプレート5上のウェル51及びキャリブラント専用ウェル52の中で、試料(標準試料を含む)が搭載されているウェル51a、52aを識別する(ステップS5)。
次にプレート対応情報入力支援部105は、ステップS4で得られたプレート情報に基づいてテンプレートの画像を作成する。このとき、ステップS5による試料有無の識別結果に基づいて、試料が搭載されているウェル51a及びキャリブラント専用ウェル52aに対応するセル61a及び小セル62aは試料が搭載されていないウェル51b及びキャリブラント専用ウェル52bに対応するセル61b及び小セル62bとは異なる背景色を用いる。図4に示す例では、試料が搭載されているウェル51a及びキャリブラント専用ウェル52aに対応するセル61a及び小セル62aの背景を斜線で塗りつぶし、試料が搭載されていないウェル51b及びキャリブラント専用ウェル52bに対応するセル61b及び小セル62bの背景は白色としている。こうして試料の有無をセル61、62上に明示したテンプレート6の画像を、表示処理部106を通して表示部12の画面上に表示する(ステップS6)。これにより、分析担当者は、試料が搭載されているウェル51a及びキャリブラント専用ウェル52aの位置を一目で確認することができる。
図4に示すように、テンプレート6の各セル61には、対応するウェル51の識別番号A1、A2、…、B1、B2、…、L3、L4が変更不能な状態で表示されている。このテンプレート6上の、試料が搭載されているセル61aには適宜の情報を入力することが可能であり、分析担当者は以下のようないずれかの方法で、各セル61aにサンプルIDを含む情報を入力する(ステップS7)。具体的には、入力可能な情報は試料を特定するサンプルID、分析担当者を特定する担当者ID、などである。これらの情報の入力方法は大別して次の三つである。
(1)分析担当者が表示部12に表示されているテンプレート6上で情報を入力したいセル61aを指でタップすると、これを検知したプレート対応情報入力支援部105は所定のキーボード画面を表示部12の画面上に重ねて表示する。入力部11としてのキーボード画面上で分析担当者が適宜の文字入力を行って入力確定操作を行うと、その入力された文字が上記タップ操作により指定されたセル61a内に入力される。この場合には、任意の文字列の入力が可能である。なお、試料が搭載されていないウェル51bに対応するセル61bがタップされてもキーボード画面は開かず、該セル61bへの情報入力は行えない。
(2)分析担当者が表示部12の画面上で所定の操作を行うと、プレート対応情報入力支援部105は事前作成情報記憶部102から、分析担当者が事前に作成したリストを読み出し、そのリストを表示画面上に重ねて(例えば別のウインドウで)表示する。分析担当者がこのリスト上で適宜の情報に指で触れることで該情報を指定し、テンプレート6の任意のセル61aまで移動させる操作(ドラッグ&ドロップ操作)を行うと、プレート対応情報入力支援部105は、リスト上で選択された情報をコピーしてセル61aに入力する。この場合、試料が搭載されていないウェル51bに対応するセル61b上ではドロップ操作が行えず、該セル61bへの情報入力は行えない。
(3)サーバ2の履歴情報記憶部22には、過去に測定されたサンプルID等の情報が履歴情報として蓄積されている。過去に測定した試料と同じ試料を再度、測定するような場合には、分析担当者が表示画面上で所定の操作を行うと、プレート対応情報入力支援部105はサーバ2にアクセスして履歴情報記憶部22から必要な情報をダウンロードし、その履歴情報に基づくリストを表示部12の画面上に表示する。分析担当者は、表示されているリストからのドラッグアンドドロップ操作により、選択した情報をコピーしてテンプレート6上の任意のセル61aに入力する。履歴のリスト上で、例えば測定日時の時系列順等の任意の条件でリストの内容をソートしたり、或いは特定の条件(例えばサンプルIDに特定の文字列を含むもの)に一致する内容を選択的に表示したりできるようにしておくとよい。これにより、分析担当者はより簡単に又は迅速に目的とする情報を見つけ出して利用することができる。この場合にも、試料が搭載されていないウェル51bに対応するセル61b上ではドロップ操作が行えず、該セル61bへの情報入力は行えない。
もちろん、上述したいずれの手法で入力が行われた場合でも、テンプレート6上のセル61に一旦入力された情報は適宜、編集したり削除したりすることができる。
分析担当者は試料が搭載されているウェル51aに対応する全てのセル61aについてサンプルID等の情報を入力したあと、所定の操作を行うことで入力の確定を指示する(ステップS8)。この指示を受けてプレート対応情報入力支援部105は、そのサンプルプレート5のプレート番号、ウェル51の識別番号、及び、各ウェル51(51a)に対して入力されたサンプルIDなどの情報を対応付けて登録情報記憶部107に格納する(ステップS9)。
以上により、1枚のサンプルプレート上の各ウェルに搭載されている試料についての情報の入力作業が完了する。
そのあと、上記サンプルプレート5に搭載されている各試料に対する測定が測定装置3で実施されると、測定用PC4では、測定により得られたマススペクトルデータに基づく成分同定等の所定の解析処理が実施される。そして、ウェル毎の試料に対応するマススペクトルデータ等の測定結果及びそれに基づく解析結果は、測定条件とともにサーバ2に送られ、測定データ記憶部21に保存される。サーバ2において、測定ログ作成部23は、ウェル毎の試料に対応する測定結果、解析結果、測定条件などのデータと、通信ネットワーク回線9を介して作業端末1の登録情報記憶部107から収集したウェルとサンプルID等の情報とに基づき、試料毎に測定に関する情報を記録した測定ログを作成する。また、リポジトリ作成部24は、測定ログを含め、試料毎に得られた全てのデータを格納するリポジトリを作成し、多数の試料についてのリポジトリに基づきデータベースを構築する。
上記実施例の質量分析装置用情報管理装置では、プレート識別部103が、ステップS1において得られた画像に対する画像処理によりサンプルプレート5上のウェルの配置や数を特定してそれをプレート情報記憶部101に照合することにより、或いは、読み取ったバーコードの解読結果をプレート情報記憶部101に照合することにより、テンプレートを含むプレート情報を取得していた。これにより、ユーザの手を煩わせることなくプレート情報を取得することができるが、プレート情報記憶部101からプレート情報を読み出すために必要なサンプルプレートに関連した情報、例えばウェルの配置や行数・列数の情報、又はプレートの種類を示す識別番号などをユーザが入力部11から入力するようにしてもよい。
また、こうした入力は数値や文字を入力する操作でもよいが、予め用意された多数の選択肢の中から簡単なクリック操作やタッチ操作で選択できるようにすることが好ましい。このようにステップS4でユーザによる入力操作を必要とした場合、自動的にプレート情報を取得する場合に比べればユーザの手数は増えるものの、ステップS5における、試料が搭載されているウェルの識別についてはユーザの手を煩わせることがないので、従来に比べれば格段にユーザの手間を減らすことができる。
また、上記実施例の質量分析装置用情報管理装置における各機能ブロックの、作業端末1とサーバ2への区分けは単に一例であり、適宜に機能を分担することができる。また、作業端末1が十分に性能が高いコンピュータであり、データ保存用のメモリの記憶容量も十分であれば、作業端末1に全ての機能を持たせることもできる。ただし、作業端末1が複数であり、測定装置3や測定用PC4も複数であるような分析システムでは、サーバ2によるデータの一元的な管理が行われることが好ましい。そのため、上記実施例のように、1枚のサンプルプレート上のウェルにそれぞれ搭載されている試料に関する情報等の登録作業のみを各作業端末1において実施し、そこで登録された情報を用いた測定ログの作成やリポジトリの作成はサーバで集中的に行うほうが便利である。
また、上記実施例は本発明の一例であり、上記記載以外の点において、本発明の趣旨の範囲で適宜変形や修正、追加を行っても本願特許請求の範囲に包含されることは明らかである。
例えば上記実施例では、測定装置はMALDI−TOFMSであるが、サンプルプレート上のウェルに搭載された試料に対する質量分析を行う質量分析装置であればMALDI−TOFMSに限らないのは当然である。具体的にいえば、例えば、MALDI法と同様に、レーザ光を試料に照射することで試料中の成分をイオン化する手法である、LDI法、SALDI法、DIOS法などのイオン化法を用いた質量分析装置でもよい。また、SIMS質量分析装置、FAB法によるイオン化を用いた質量分析装置など、原子線、イオン線などの粒子線を試料に照射することで試料中の成分をイオン化する手法を利用した質量分析装置でもよい。
1…作業端末
10…データ処理部
101…プレート情報記憶部
102…事前作成情報記憶部
103…プレート識別部
104…試料有無識別部
105…プレート対応情報入力支援部
106…表示処理部
107…登録情報記憶部
11…入力部
12…表示部
13…撮像部
2…サーバ
21…測定データ記憶部
22…履歴情報記憶部
23…測定ログ作成部
24…リポジトリ作成部
3…測定装置
4…測定用PC
5…サンプルプレート
51、51a、51b…ウェル
52、52a、52b…キャリブラント専用ウェル
53…バーコード
6…テンプレート
61、61a、61b…セル
62、62a、62b…小セル
9…通信ネットワーク回線

Claims (9)

  1. 複数のウェルを有するサンプルプレートの各ウェルに搭載されている試料をそれぞれ質量分析する質量分析装置のための、ユーザインターフェイスである入力部及び表示部を具備する情報管理装置であって、
    a)試料が搭載されたサンプルプレートの試料搭載面を撮影する撮像部と、
    b)各種のサンプルプレートについてウェル配置を含むプレート情報が格納されているプレート情報記憶部と、
    c)前記撮像部により撮影された前記サンプルプレートの画像に基づいて又はユーザにより前記入力部から入力された該サンプルプレートに関連する情報に基づいて、当該サンプルプレートに対応するプレート情報を前記プレート情報記憶部から取得するプレート情報取得部と、
    d)前記撮像部により撮影された前記サンプルプレートの画像に基づいて、試料が搭載されているウェルを識別する試料有無識別部と、
    e)前記プレート情報取得部により取得されたプレート情報に含まれるウェル配置に対応するセル配置を有するテンプレートを、前記試料有無識別部により試料が搭載されていると認識されたウェルに対応するセルを他のセルと視覚上で識別可能な形式で前記表示部の画面上に表示するとともに、ユーザによる前記入力部の操作に応じて前記テンプレート上の試料搭載有りのセルに任意の情報を入力する入力支援部と、
    を備えることを特徴とする質量分析装置用情報管理装置。
  2. 請求項1に記載の質量分析装置用情報管理装置であって、
    前記プレート情報取得部は、前記サンプルプレートの画像に基づいてウェルの配置を認識し、その認識結果に基づいてプレート情報を取得することを特徴とする質量分析装置用情報管理装置。
  3. 請求項1に記載の質量分析装置用情報管理装置であって、
    サンプルプレートには該サンプルプレートの種類を含む識別情報のバーコードが付加されており、
    前記プレート情報取得部は、前記サンプルプレートの画像に基づいてバーコードを読み取り、その解読結果に基づいてプレート情報を取得することを特徴とする質量分析装置用情報管理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の質量分析装置用情報管理装置であって、
    前記質量分析装置はマトリクス支援レーザ脱離イオン化法を用いた質量分析装置であることを特徴とする質量分析装置用情報管理装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の質量分析装置用情報管理装置であって、
    前記質量分析装置はレーザ脱離イオン化法を用いた質量分析装置であることを特徴とする質量分析装置用情報管理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の質量分析装置用情報管理装置であって、
    前記入力部、前記表示部、前記撮像部、前記プレート情報記憶部、前記プレート情報取得部、前記試料有無識別部、及び前記入力支援部は、撮像機能を有するタブレット型端末装置に含まれることを特徴とする質量分析装置用情報管理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の質量分析装置用情報管理装置であって、
    前記入力支援部による支援の下で前記入力部により入力される情報は試料を特定するための試料識別情報を含み、
    前記入力支援部により入力された情報に基づいて、前記サンプルプレート上の各ウェルの識別情報と試料識別情報とを対応付け、その対応付けの結果又は対応付けのための情報を記憶する管理情報記憶部をさらに備えることを特徴とする質量分析装置用情報管理装置。
  8. 請求項7に記載の質量分析装置用情報管理装置であって、
    前記管理情報記憶部は、サンプルプレート上の各ウェルに搭載されている試料を質量分析することで得られた分析結果情報及び/又はその分析結果に対し所定の解析処理を実施することで得られた解析結果情報を、各ウェルの識別情報に対応付けてその対応付けの結果又は対応付けのための情報を記憶することを特徴とする質量分析装置用情報管理装置。
  9. 請求項7又は8のいずれかに記載の質量分析装置用情報管理装置であって、
    試料単位で、サンプルプレートの識別情報、ウェルの識別情報、分析条件、並びに、分析結果情報及び/解析結果情報、を格納するためのリポジトリを作成し、複数の試料についてのリポジトリから成るデータベースを構築するリポジトリ作成部をさらに備えることを特徴とする質量分析装置用情報管理装置。
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