JP6811441B2 - 組織採取具 - Google Patents

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Description

本発明は、体内に挿入して使用される組織採取具に関する。
従来、医療器具を体内に導入し、各種組織を採取することが行われている。組織採取に用いられる医療器具の一つとして、経内視鏡的に体内に導入される生検針が知られている。
一般的な生検針は、先端が鋭利な円筒状である。このような生検針を組織に刺入すると、組織の一部が略円柱状に切り出され、生検針内に進入する。しかし、生検針内に進入した組織の一部は、生検針の前方においてまだ組織の他の部位とつながっているため、回収することは容易ではない。
この問題に関連して、特許文献1に記載の生検装置が提案されている。この生検装置は、先端側の外周面に切欠き部を有する内針と、内針が挿入された中空状の外針とを備えており、内針と外針とを相対的に進退させることにより、切欠き部内に組織を取り込むことができる。
特許第5450359号公報
特許文献1に記載の生検装置では、外針が内針に対して前進することにより、切欠き部内に進入した組織の一部が他の部位から切り離される。しかし、外針が相対的に前進する際に切欠き部内に進入した組織の一部を内針の外に出してしまう可能性がある。その結果、常に十分な量の組織を採取できるとは限らず、手技が煩雑となる。
上記事情を踏まえ、本発明は、十分な量の組織をより確実に採取可能な組織採取具を提供することを目的とする。
本発明は、組織を切離して採取する組織採取具であって、筒状に形成され、内部空間と、前記内部空間に連通する側孔とを有する第一部材と、前記内部空間に挿入され、前記第一部材に対して相対移動可能に構成された第二部材と、前記第一部材に設けられ、前記側孔の内側に向かって突出する第一突出部と、前記第二部材に設けられ、前記第一突出部と反対の方向に突出する第二突出部とを備え、前記第一突出部は、前記側孔の開口の法線方向に見た平面視と、前記法線と前記前記第一部材の軸線との両方に対して直角をなす方向に見た側面視との両方において尖った形状を有し、前記側孔の周縁を形成する前記第一部材の断面は、前記第一突出部を挟んで隣り合う第一刃面および第二刃面を外周面側に有し、前記第一刃面および前記第二刃面のエッジは、前記第一突出部の先端まで連続するように形成され、前記第一突出部と前記第二突出部とが対向して離間する位置関係に前記第一部材と前記第二部材とがあるときに、前記組織が前記側孔から前記内部空間に進入可能に構成された組織採取具である。
前記第二部材は、前記第一部材に対して相対移動することにより、前記側孔を遮蔽可能であってもよい。
本発明の組織採取具は、前記第一部材または前記第二部材の先端部に設けられ、前記組織に刺入可能な穿刺部をさらに備えてもよい。
このとき、前記穿刺部は、前記第一部材の軸線に対して傾斜する複数の斜面と、前記複数の斜面間に位置する稜線とを有し、前記稜線は、前記第一部材の軸線まわり方向において、前記第一突出部と異なる位相に位置してもよい。
また、前記側孔の周縁を形成する前記第一部材の断面は、前記第一刃面および前記第二刃面と、前記側孔の径方向縁部を形成する第一縁面および第二縁面と、前記側孔において前記第一突出部と反対側の縁部を形成する第一端面および第二端面とを有し、前記第一刃面と、前記第一縁面と、前記第一端面とが共通の平行軸線を有するように形成されてもよい。
このとき、前記第二刃面と、前記第二縁面と、前記第二端面とが共通の平行軸線を有するように形成されてもよい。
本発明の組織採取具によれば、十分な量の組織をより確実に採取することができる。
本発明の第一実施形態に係る組織採取具の全体図である。 同組織採取具の先端部の拡大断面図である。 同組織採取具の第一部材を示す図である。 同第一部材を異なる方向から見た図である。 同第一部材を異なる方向から見た図である。 同第一部材を異なる方向から見た図である。 同組織採取具の第二部材を示す図である。 同組織採取具の使用時の一過程を示す図である。 同組織採取具の使用時の一過程を示す図である。 同組織採取具の使用時の一過程を示す図である。 同組織採取具の使用時の一過程を示す図である。 同組織採取具の変形例の使用時における一過程を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る組織採取具の先端部を模式的に示す拡大断面図である。 同組織採取具の使用時の一過程を示す図である。
本発明の第一実施形態の組織採取具について、図1から図12を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の組織採取具1は、長尺の挿入部10と、挿入部10に挿通された組織採取部20と、挿入部10および組織採取部20の基端側に設けられた操作部50とを備えている。
挿入部10は、管状に形成されており、可撓性を有する。本実施形態の挿入部10は、図1に示すように、公知のコイルシースで形成されているが、他の材料で形成されてもよい。挿入部10の長さや外径等の各部寸法は、適宜設定することができる。例えば、内視鏡装置の処置具チャンネルに挿通可能かつ処置具チャンネルの先端開口から突没可能な寸法に設定されてよい。
図2は、組織採取具1の先端部を示す拡大断面図である。図2に示すように、組織採取部20は、挿入部10に挿通された第一部材21と、第一部材21に挿通された第二部材36とを備えている。
第一部材21は、金属等で略管状に形成されており、先端部に鋭利に形成された穿刺部22を有する。本実施形態の第一部材21において、穿刺部22は中実に形成されており、穿刺部22より基端側の領域が内部空間Sを有する管状に形成されている。
図3は、第一部材21の先端部の外観図である。第一部材21において、穿刺部22に近い管状部位の外周面の一部が除去されている。これにより、第一部材21のうち、管状に形成された領域の先端部に、内部空間Sに連通する側孔23が形成されている。
側孔23の周縁には、外周面の一部が除去されたことにより、第一部材21の断面が形成されている。第一部材21の断面は、先端側に形成された第一端面24aおよび第二端面24bと、基端側に形成された第一刃面25aおよび第二刃面25bと、第一端面24aと第一刃面25aとの間、および第二端面24bと第二刃面25との間のそれぞれに位置する第一縁面26aおよび第二縁面26bとの、計六つの面を有する。第一端面24a、第一縁面26a、および第一刃面25aと、第二端面24b、第二縁面26b、および第二刃面25bとは、第一部材21の軸線X1を中心線として、対称に形成されている。
上述した六つの面は、いずれも平坦に形成されているが、軸線X1に対してなす角度は異なっている。第一縁面26aおよび第二縁面26bは、軸線X1に平行に形成されている。図2に示すように、第一端面24aおよび第二端面24b、ならびに第一刃面25aおよび第二刃面25bは、それぞれ軸線X1に対して角度をなすように傾斜している。第一刃面25aおよび第二刃面25bが軸線X1に対してなす角度は、第一端面24aおよび第二端面24bが軸線X1に対してなす角度よりも小さい。これにより、第一刃面25aおよび第二刃面25bにおいて、側孔23に近い側の縁部は、それぞれ鋭利なエッジ25c、25d(図3参照)とされている。
図3に示すように、エッジ25c、25dは、第一部材21の基端側に凸となる曲線状に形成されている。これにより、第一刃面25aと第二刃面25bとが隣り合う部位に、側孔23の内側に向かって突出する第一突出部27が形成されている。すなわち、第一突出部27の両側には、それぞれ第一刃面25aおよび第二刃面25bが位置しており、第一刃面25aおよび第二刃面25bのエッジ25c、25dは、それぞれ第一突出部27の先端27aまで連続している。
図4に示すように、軸線X1に対して同側に位置する第一端面24a、第一縁面26a、および第一刃面25aは、軸線X1に対してなす角度がそれぞれ異なるものの、軸線X1に対して直角をなす方向に延びる共通の平行軸線X2を有する。したがって、平行軸線X2と平行に延びるレーザーやカッター等を、延びる方向が変化しないように移動させて第一部材21の外周面の一部を切り落とすことにより、第一端面24a、第一縁面26a、および第一刃面25aの三つの平面を単一の切断工程で形成することができる。
同様に、軸線X1に対してもう一方の側に位置する第二端面24b、第二縁面26b、および第二面25bも、図5に示すように、軸線X1に対して直角をなす方向に延びる共通の平行軸線X3を有する。したがって、平行軸線X2と平行に延びるレーザーやカッター等で第一端面24a、第一縁面26a、および第一刃面25aを形成し、さらに、平行軸線X3と平行に延びるレーザーやカッター等で第二端面24b、第二縁面26b、および第二面25bを形成することにより、六つの面および第一突出部27を有する側孔23を、わずか2工程で第一部材21に形成することができる。このように、第一部材21は、側孔23の周縁に一見複雑な形状の6つの面を有しながらも、実際には極めて加工性に優れるように構成されている。
図6は、第一部材21を側孔23の開口と反対側から見た図である。側孔23よりも基端側の領域には、第二部材36が係合する溝28が形成されている。
また、上述した穿刺部22は、図3および図6に示すように、軸線X1に対して傾斜する三つの斜面22a、22b、および22cを有する。隣り合う各斜面間に位置する稜線22d、22e、および22fは、軸線X1まわりの方向において、いずれも第一突出部27と異なる位相に位置している。
図7は、第二部材36を示す図である。第二部材36は、略円柱状の部材の一部がくり抜かれて形成されており、図2に示すように、くり抜かれた部分が組織を収容する収容部37となっている。第二部材36は、収容部37の先端よりも基端側に突出する第二突出部38を有する。第二部材36において、収容部37よりも先端側の領域の、略円柱形状の軸線X4方向における寸法は、側孔23の軸線X1方向における最大寸法よりも長い。
図2に示すように、第二部材36の外周面には、突起39が形成されている。第二部材36は、突起39が溝28に進入するように、先端側から第一部材21内に挿入されている。突起39と溝28とが係合していることにより、第二部材36は、第一部材21に対して軸線X1まわりに回転することなく、軸線X1方向に相対移動可能に配置されている。第二部材36が第一部材21内に挿入されている状態において、第二突出部38は、第一突出部27と反対の方向に突出している。
突起39と溝28とが係合している状態において、第一部材21の第一突出部27と第二部材36の第二突出部38とは、軸線X1まわりの方向において、概ね同一の位相に位置し、正対している。第一突出部27と第二突出部38とが対向して離間している状態において、側孔23と、内部空間Sおよび収容部37とは連通している。側孔23と内部空間Sとが連通している状態から第二部材36を第一部材21に対して所定長さ以上後退させると、第二部材36の先端側領域の外周面で側孔23を遮蔽し、内部空間Sを密閉することができる。
第一部材21および第二部材36は、採取対象の組織内で好適に動作するよう、所定値以上の剛性を有する材料で形成される。例えば、金属や樹脂等が好適であり、超微細粒化ステンレス鋼等が特に好適である。
操作部50は、図1に示すように、挿入部10の基端部が接続された本体51と、第一部材21と接続された第一スライダ52と、第二部材36と接続された第二スライダ53とを備えている。第一スライダ52は、図2に示す操作コイル41を介して第一部材21と接続されている。第一スライダ52は、本体51に対して摺動可能に配置されており、第一スライダ52を本体51に対して摺動させることにより、組織採取部20を挿入部10から突出させたり、組織採取部20を挿入部10内に収容したりすることができる。
第二スライダ53は、操作コイル41に挿通された操作ワイヤ42(図2参照)を介して第二部材36と接続されている。第二スライダ53は、本体51および第一スライダ52に対して摺動可能に配置されており、第二スライダ53を第一スライダ52に対して摺動させることにより、第二部材36を第一部材21に対して進退させることができる。
上記のように構成された本実施形態の組織採取具1の使用時の動作について、膵臓を採取対象の組織(以下、単に「対象組織」と称する。)とする場合を例にとり説明する。
術者は、まず図示しない内視鏡を患者の体内に導入し、膵臓の付近まで内視鏡の先端部を移動させる。次に、組織採取部20を挿入部10内に収容した状態で、組織採取具1を先端側から内視鏡の鉗子チャンネルに挿入し、鉗子チャンネルの先端開口から挿入部10の先端部を突出させる。使用する内視鏡は、対象組織の種類や位置等に応じて、光学内視鏡や超音波内視鏡など、公知の各種のものを適宜選択してよい。
術者は、内視鏡の画像で膵臓および膵臓のうち組織片を採取する部位を確認しながら、第一スライダ52および第二スライダ53を本体51に対して前進させ、組織採取部20を挿入部10から突出させる。このとき、予め第二スライダ53を第一スライダ52に対して所定量後退させておき、第一部材21の側孔23を遮蔽しておく。術者は、側孔23が塞がれた状態を保持しつつ、穿刺部22を対象組織である膵臓に刺入し、図8に示すように、側孔23が対象組織St内に入るまで組織採取部20を対象組織St内に進入させる。
続いて、術者は第二スライダ53を第一スライダ52に対して前進させる。すると、第二部材36が第一部材21内で第一部材21に対して前進する。その結果、側孔23が開放されて内部空間Sに設けられた第二部材36の収容部37と連通する。
側孔23が開放されることにより、図9に示すように、対象組織Stの一部が側孔23から内部空間S内の収容部37内に進入する。
術者が第二スライダ53を第一スライダ52に対して後退させると、第二部材36が第一部材21内で基端側に移動する。その結果、図10に示すように、第二突出部38が収容部37内に進入した組織St1に刺さる。
術者がさらに第二スライダ53を第一スライダ52に対して後退させると、組織St1に刺さった第二部材36は、組織St1を基端側に牽引し、第一突出部27に接近させる。組織St1が第一突出部27に接触すると、第一突出部27の先端に連なるエッジ25cおよび25dが組織St1と接触し、組織St1が第一刃面25aおよび第二刃面25bにより徐々に切り裂かれていく。最終的に、組織St1は、対象組織Stから切り離されて、図11に示すように収容部37に収容される。
使用者は、第二部材36により側孔23が遮蔽された状態を保持しつつ組織採取部20を後退させて挿入部10内に収容する。組織採取具1および内視鏡を体外に抜去すると、一連の手技が終了する。
以上説明したように、本実施形態の組織採取具1によれば、第一部材21の側孔23が開放されて対象組織の一部が内部空間S内に進入可能である状態において、第一部材21に設けられた第一突出部27と、第二部材36に設けられた第二突出部38とを、側孔23を挟んで軸線X1方向に対向する位置関係とすることができる。
したがって、内部空間S内に進入した組織St1に第二突出部38を確実に刺入させて係止し、組織St1を切離する第一刃面25aおよび第二刃面25bと連なる第一突出部27に向かって確実に移動させることができる。その結果、シリンジ等を用いた吸引により、組織採取部20内を陰圧にしなくても、組織St1を第一刃面25aおよび第二刃面25bにより確実に切り取って、十分な体積の組織片として採取することができる。
また、組織採取具1は、第二部材36により側孔23を遮蔽可能に構成されているため、組織採取の前後において側孔23を遮蔽し、対象組織以外の組織や体液等が内部空間Sに進入することを好適に防止することができる。その結果、従来の生検装置のように、異物混入防止のためのスタイレット等を用いる必要がなく、スタイレット挿入による組織採取部20や操作コイル41等の可撓性低下も生じない。
さらに、組織に刺入される穿刺部22は、3つの斜面および3本の稜線を有し、かつ3本の稜線22d、22e、および22fは、第一部材21の軸線X1まわりの方向において、いずれも第一突出部27と異なる位相に位置している。これにより、側孔23の付近に位置する対象組織Stは、稜線22d、22e、および22fによって切り裂かれず、側孔23から内部空間S内に進入しやすい。
本実施形態においては、第一部材が穿刺部を有する例を説明したが、穿刺部は本発明の組織採取具において必須ではない。
したがって、図12に示す変形例の組織採取具1Aのように、第一部材21Aの先端が曲面を有するように丸められた形状であってもよい。このような形状であっても、図12に示すように、胆管や膵管等の狭窄部101に組織採取部20Aを進入させることで、狭窄部101の組織の一部を十分量確実に採取することができる。
本発明の第二実施形態について、図13および図14を参照して説明する。本実施形態の組織採取具61は、第一部材および第二部材の形状において第一実施形態の組織採取具1と異なっている。以降の説明において、既に説明したものと共通する構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図13は、組織採取具61の先端部を模式的に示す拡大断面図である。第一部材62は、先端に開口63を有する管状に形成されている。第二部材71の先端には穿刺部72が形成されている。第一部材62の先端部の外周面は、開口63から穿刺部72が突出した際に穿刺部72の外面と間に大きな段差が生じないように、開口63に近づくにつれて徐々に外径が小さくなるように形成されている。
上記のように構成された組織採取具61の使用時の動作について説明する。
組織採取具61を対象組織内に刺入する際は、第二部材71を第一部材62に対して前進させ、図13に示すように、開口63から穿刺部72を突出させるとともに、側孔23を遮蔽する。対象組織内で第二部材71を後退させると、図14に示すように、側孔23が開放されて内部空間Sと連通し、対象組織Stの一部が側孔23から内部空間S内に進入する。その後の組織採取の手順は、概ね第一実施形態と同様である。
本実施形態の組織採取具61においても、第一実施形態の組織採取具1と同様に、十分な体積の組織片を確実に採取することができる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、組織採取部を超音波内視鏡で視認しやすくするために、第一部材または第二部材の表面に公知のディンプル構造を設けてもよい。
また、第一突出部と第二突出部の配置が逆転されてもよい。すなわち、組織採取具の先端側に第一突出部が設けられ、基端側に第二突出部が設けられてもよい。この場合は、第二部材を第一部材に対して前進させることにより、組織が採取される。
また、第二突出部に突起部を複数設ける等により、より確実に組織を第一突出部に向かって牽引可能に構成してもよい。
さらに、第二部材に収容部が設けられず、第一部材の内部空間に直接組織が収容されるように組織採取部が構成されてもよい。
加えて、側孔の周縁に形成される第一部材の断面の態様は、上述した6つの面を有するものには限定されず、適宜変更されてよい。例えば、第一縁面と第一端面とを連続する一つの面にすることにより、4つの面を有するように構成されてもよい。
他の例として、第一端面、第一縁面、および第一刃面は共通する平行軸線を有するように形成しつつ、第二端面、第二縁面、および第二刃面は共通する平行軸線を有さないように形成されてもよい。この場合、加工性の良さは若干低下するものの、組織採取性能については上述した各実施形態と同一の効果を奏するように構成することも可能である。
本発明の組織採取具の対象組織は、上述した膵臓や胆管に限定されない。したがって、公知の各種の内視鏡でアプローチ可能なあらゆる組織を対象とすることが可能である。
1、1A、61 組織採取具
21、21A、62 第一部材
22、72 穿刺部
22a、22b、22c 斜面
22d、22e、22f 稜線
23 側孔
24a 第一端面
24b 第二端面
25a 第一刃面
25b 第二刃面
25c、25d エッジ
26a 第一縁面
26b 第二縁面
27 第一突出部
27a (第一突出部の)先端
36、71 第二部材
S 内部空間
St1 組織
X1 (第一部材の)軸線
X2、X3 平行軸線

Claims (6)

  1. 組織を切離して採取する組織採取具であって、
    筒状に形成され、内部空間と、前記内部空間に連通する側孔とを有する第一部材と、
    前記内部空間に挿入され、前記第一部材に対して相対移動可能に構成された第二部材と、
    前記第一部材に設けられ、前記側孔の内側に向かって突出する第一突出部と、
    前記第二部材に設けられ、前記第一突出部と反対の方向に突出する第二突出部と、
    を備え、
    前記第一突出部は、前記側孔の開口の法線方向に見た平面視と、前記法線と前記前記第一部材の軸線との両方に対して直角をなす方向に見た側面視との両方において尖った形状を有し、
    前記側孔の周縁を形成する前記第一部材の断面は、前記第一突出部を挟んで隣り合う第一刃面および第二刃面を外周面側に有し、
    前記第一刃面および前記第二刃面のエッジは、前記第一突出部の先端まで連続するように形成され、
    前記第一突出部と前記第二突出部とが対向して離間する位置関係に前記第一部材と前記第二部材とがあるときに、前記組織が前記側孔から前記内部空間に進入可能である、
    組織採取具。
  2. 前記第二部材は、前記第一部材に対して相対移動することにより、前記側孔を遮蔽可能である、請求項1に記載の組織採取具。
  3. 前記第一部材または前記第二部材の先端部に設けられ、前記組織に刺入可能な穿刺部をさらに備える、請求項1または2に記載の組織採取具。
  4. 前記穿刺部は、前記第一部材の軸線に対して傾斜する複数の斜面と、前記複数の斜面間に位置する稜線とを有し、
    前記稜線は、前記第一部材の軸線まわり方向において、前記第一突出部と異なる位相に位置する、
    請求項3に記載の組織採取具。
  5. 前記側孔の周縁を形成する前記第一部材の断面は、
    前記第一刃面および前記第二刃面と、
    前記側孔の径方向縁部を形成する第一縁面および第二縁面と、
    前記側孔において前記第一突出部と反対側の縁部を形成する第一端面および第二端面と、を有し、
    前記第一刃面と、前記第一縁面と、前記第一端面とは、共通の平行軸線を有するように形成されている、
    請求項1に記載の組織採取具。
  6. 前記第二刃面と、前記第二縁面と、前記第二端面とは、共通の平行軸線を有するように形成されている、
    請求項5に記載の組織採取具。
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