JP6810652B2 - 鉄筋把持装置 - Google Patents

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Description

本発明は鉄筋把持装置に係り、特に、鉄筋受け部との間で鉄筋を挟圧して把持する押圧ボルトの押圧部材がボルト本体に対して揺動可能とされている鉄筋把持装置の改良に関するものである。
(a) 長手方向に離間して多数の節が外周面に設けられた鉄筋をその長手方向と直角な方向から把持するために、(b) 前記鉄筋に押圧される押圧面が設けられた押圧部と、部分球状凸面を有する当接部が設けられた軸部とを、第1軸心上に一体に備えている押圧部材、および前記軸部が挿入される挿入穴が第2軸心上に設けられているとともにその挿入穴には前記当接部が揺動可能に摺接させられる当接受け部が設けられているボルト本体を有し、前記押圧部材が前記当接部および前記当接受け部を介して前記ボルト本体に揺動可能に保持されている押圧ボルトと、(c) 前記押圧ボルトが螺合されるねじ穴が設けられたボルト螺合部と、前記鉄筋の側面を受けるために前記ボルト螺合部に螺合された前記押圧ボルトに対向するように設けられた鉄筋受け部と、を一体に備えている把持部材と、を有し、(d) 前記ボルト螺合部に螺合された前記押圧ボルトと前記鉄筋受け部との間で前記鉄筋を挟圧して把持する鉄筋把持装置が、例えば一対の鉄筋を軸方向に突き合わせてガスバーナ等により加熱しつつ軸方向に加圧して圧接する鉄筋圧接装置等に用いられている。特許文献1に記載の装置はその一例で、押圧部材がボルト本体に対して揺動可能とされることにより、鉄筋の節等の突起物に拘らず鉄筋を適切に把持することができる。また、鉄筋を適切に把持できることから、鉄筋加圧時等に押圧面と鉄筋との間で滑りが生じて鉄筋に疵が付くことが抑制される。
特開2013−130017号公報
しかしながら、このような従来の鉄筋把持装置は、押圧部の裏面がボルト本体の先端に当接させられることによって押圧部材の揺動が制限されるため、押圧部材の押圧部と軸部との境界部分に応力集中が生じ、使用に伴って変形したり折損したりして十分な耐久性が得られないという問題があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、押圧ボルトの押圧部材がボルト本体に対して揺動可能とされている鉄筋把持装置において、押圧部材の耐久性を向上させることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 長手方向に離間して多数の節が外周面に設けられた鉄筋をその長手方向と直角な方向から把持するために、(b) 前記鉄筋に押圧される押圧面が設けられた押圧部と、部分球状凸面を有する当接部が設けられた軸部とを、第1軸心上に一体に備えている押圧部材、および前記軸部が挿入される挿入穴が第2軸心上に設けられているとともにその挿入穴には前記当接部が揺動可能に摺接させられる当接受け部が設けられているボルト本体を有し、前記押圧部材が前記当接部および前記当接受け部を介して前記ボルト本体に揺動可能に保持されている押圧ボルトと、(c) 前記押圧ボルトが螺合されるねじ穴が設けられたボルト螺合部と、前記鉄筋の側面を受けるために前記ボルト螺合部に螺合された前記押圧ボルトに対向するように設けられた鉄筋受け部と、を一体に備えている把持部材と、を有し、(d) 前記ボルト螺合部に螺合された前記押圧ボルトと前記鉄筋受け部との間で前記鉄筋を挟圧して把持する鉄筋把持装置において、(e) 前記押圧部材の前記軸部には、前記第1軸心方向において前記押圧部と反対方向へ突き出す円柱形状の凸部が同心に一体に設けられている一方、(f) 前記ボルト本体の前記挿入穴の底部には、前記凸部が所定の遊びを有して嵌め入れられる嵌合穴が前記第2軸心と同心に設けられており、(g) 前記凸部が前記嵌合穴の内壁面に当接させられることによって前記ボルト本体に対する前記押圧部材の揺動が制限されることを特徴とする。
第2発明は、第1発明の鉄筋把持装置において、前記凸部が前記嵌合穴の内壁面に当接させられることと前後して、前記押圧部の裏面が前記ボルト本体の先端に当接させられ、その両方で前記押圧部材の揺動が制限されることを特徴とする。
第3発明は、第2発明の鉄筋把持装置において、前記ボルト本体の前記第2軸心に対する前記押圧部材の前記第1軸心の揺動角度が2°〜4°の範囲内の所定角度となるように、前記遊びの大きさおよび前記押圧部の裏面と前記ボルト本体の先端との間の隙間が定められていることを特徴とする。揺動角度は、押圧部材が揺動可能な最大角度である。
第4発明は、第1発明〜第3発明の何れかの鉄筋把持装置において、前記当接受け部は、前記当接部の部分球状凸面に対応する部分球状凹面を備えていることを特徴とする。
第5発明は、第1発明〜第4発明の何れかの鉄筋把持装置において、(a) 前記挿入穴の前記当接受け部よりも開口部側には、前記当接部の前記部分球状凸面の球直径よりも小さい径寸法の小径部が設けられ、その小径部には雌ねじが形成されているとともに、前記当接部の外周面には前記雌ねじに螺合可能な雄ねじが形成されており、前記軸部は前記雄ねじを前記雌ねじに螺合させつつ前記挿入穴内に挿入される一方、(b) 前記軸部の前記当接部よりも前記押圧部側には、前記押圧部材の揺動を許容するように前記小径部よりも小径の首部が設けられていることを特徴とする。
第6発明は、第1発明〜第4発明の何れかの鉄筋把持装置において、(a) 前記挿入穴の前記当接受け部よりも開口部側には、前記当接部の前記部分球状凸面の球直径よりも小さい径寸法の圧入部が設けられており、前記軸部は前記当接部により前記圧入部を弾性的に拡径させつつ前記挿入穴内に挿入される一方、(b) 前記軸部の前記当接部よりも前記押圧部側には、前記押圧部材の揺動を許容するように前記圧入部よりも小径の首部が設けられていることを特徴とする。
このような鉄筋把持装置においては、押圧部材の軸部に円柱形状の凸部が同心に一体に設けられており、ボルト本体の挿入穴の底部に同心に設けられた嵌合穴内に凸部が遊びを持って嵌め入れられ、嵌合穴の内壁面に凸部が当接させられることによって押圧部材の揺動が制限されるため、押圧部材の押圧部と軸部との境界部分における応力集中が解消し或いは軽減されて、その押圧部材の耐久性を向上させることができる。すなわち、凸部が嵌合穴の内壁面に当接させられることにより凸部の根元部分に負荷が掛かるが、凸部の径寸法を適当に設定することにより所定の耐久性を確保することができる。
第2発明では、凸部が嵌合穴の内壁面に当接させられることと前後して、押圧部の裏面がボルト本体の先端に当接させられ、その両方で押圧部材の揺動が制限されるため、揺動制限の際に押圧部材に掛かる負荷が分散され、比較的小径の凸部および嵌合穴を採用することが可能で、押圧ボルトをコンパクトに構成しつつ押圧部材の耐久性を向上させることができる。
第3発明では、押圧部材の揺動角度が2°〜4°の範囲内の所定角度となるように定められているため、その揺動によって節等の突起物に拘らず鉄筋を適切に把持できる把持性能を維持しつつ押圧部材の耐久性を向上させることができる。すなわち、揺動角度が大きい程鉄筋を適切に把持できるとともに押圧部の滑りによる鉄筋の疵付きを抑制することができるが、揺動制限の際に押圧部材に掛かる負荷が大きくなって耐久性が損なわれるため、揺動角度を2°〜4°の範囲内とすることで鉄筋の把持性能と耐久性とをバランス良く確保できる。
第4発明は、当接受け部が当接部の部分球状凸面に対応する部分球状凹面を備えている場合で、両者が面接触させられるため、押圧ボルトにより高荷重で押圧部材を鉄筋に押圧して把持することができるとともに、高荷重に拘らず所定の耐久性を確保できる。
第5発明は、ボルト本体の挿入穴の当接受け部よりも開口部側に小径部が設けられて雌ねじが形成されている一方、押圧部材の当接部の外周面には雄ねじが形成され、雄ねじを雌ねじに螺合させつつ押圧部材の軸部が挿入穴内に挿入されるため、ボルト本体に対して押圧部材を揺動可能に容易に組み付けることができる。また、損傷や摩耗等で押圧部材を交換する際には、雄ねじおよび雌ねじの螺合を介して容易に脱着して交換することができる。
第6発明は、ボルト本体の挿入穴の当接受け部よりも開口部側に小径の圧入部が設けられており、押圧部材の軸部は当接部により圧入部を弾性的に拡径させつつ挿入穴内に挿入されるため、ボルト本体に対して押圧部材を揺動可能に容易に組み付けることができる。また、損傷や摩耗等で押圧部材を交換する際には、当接部により圧入部を弾性的に拡径させることにより容易に脱着して交換することができる。
本発明の一実施例である鉄筋把持装置を備えた鉄筋加圧装置を示す一部を切り欠いた正面図である。 図1の鉄筋把持装置の構成を具体的に説明するために一部を切り欠いて示した図で、図1における右方向から見た側面図に相当する図である。 図2の鉄筋把持装置に備えられた押圧ボルトの構成を具体的に説明するために一部を切り欠いて示した側面図である。 図3の押圧ボルトの構成部品であるボルト本体の一部を切り欠いて示した側面図である。 図3の押圧ボルトの構成部品である押圧部材の側面図である。 図5の押圧部材の押圧面を示した図で、図5における右方向から見た端面図である。 押圧ボルトが鉄筋に押圧された状態を示す断面図で、図2におけるVII 矢視方向から見た平面図である。 押圧ボルトの別の態様を説明する図で、図3に対応する側面図である。 図8の押圧ボルトの構成部品であるボルト本体の一部を切り欠いて示した側面図である。 図8の押圧ボルトの構成部品である押圧部材の側面図である。
本発明の鉄筋把持装置は、例えば一対の鉄筋を軸方向に突き合わせてガスバーナ等により加熱しつつ軸方向に加圧して圧接する際に、その一対の鉄筋を軸方向に突き合わせて加圧状態に保持する鉄筋加圧装置等に好適に用いられるが、鉄筋を長手方向と直角な方向から把持する場合には同様に用いることができる。ボルト本体の当接受け部としては、当接部の部分球状凸面に対応する部分球状凹面が適当であるが、当接部が線状(リング状)に着座させられるテーパ状凹面等を用いることもできる。部分球状凹面は、当接部が面接触させられるように、部分球状凸面の球直径と同じか僅かに大きい径寸法で設けられる。
本発明は、凸部が嵌合穴の内壁面に当接させられることと前後して、押圧部の裏面がボルト本体の先端に当接させられ、その両方で押圧部材の揺動を制限することが望ましいが、少なくとも凸部が嵌合穴の内壁面に当接させられることによって押圧部材の揺動が制限されるようになっておれば良い。また、押圧部の裏面をボルト本体の先端に当接させる代わりに、例えば押圧部材の軸部がボルト本体の挿入穴の開口周縁部に当接させられることによって押圧部材の揺動が制限されても良い。複数箇所の当接で揺動を制限する場合、同時に当接させても良いが、弾性変形等を考慮して時間的にずれがあっても差し支えない。押圧部材の揺動角度は2°〜4°程度の範囲内が適当であるが、必要に応じて5°或いは6°程度まで大きくすることもできるし、6°以上の揺動が可能であっても良い。凸部は、例えば径寸法が一定の円柱形状とされるが、径寸法を徐々に変化させたテーパ形状とすることも可能である。嵌合穴についても、径寸法を変化させることができる。
押圧部材は、例えば雄ねじと雌ねじとの螺合や圧入を経てボルト本体に揺動可能に組み付けられるが、押圧部材を脱着する必要がなければカシメ等を用いて抜け出し不能に組み付けることもできるなど種々の態様が可能である。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において、図は説明のために適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、一対の鉄筋12および14を軸方向に突き合わせてガスバーナ等により加熱しつつ軸方向に加圧して圧接する際に、その一対の鉄筋12および14を軸方向に突き合わせて加圧状態に保持する鉄筋加圧装置10を説明する図で、一部を切り欠いて示した正面図である。鉄筋12、14は、何れも長手方向に離間して多数の節16(図7参照)や図示しないリブ等の突起物が外周面に設けられている異形棒鋼などで、同心に且つ軸方向の一端部が互いに突き合わされた状態で保持される。鉄筋加圧装置10は、鉄筋12、14に互いに押圧する方向の加圧力を油圧により与えるための押圧シリンダ18と、軸方向の相対移動可能且つ軸心回りの相対回転可能に嵌合された一対の大径スリーブ22および小径スリーブ24と、大径スリーブ22に一体的に固設された鉄筋把持装置26と、小径スリーブ24に一体的に固設された鉄筋把持装置28と、大径スリーブ22内に収容されて一対の鉄筋12、14を互いに離間させる方向に付勢するリターンスプリング29とを備えている。大径スリーブ22の一端部には連結ソケット30がねじ締結により一体的に固設されており、連結ソケット30に形成されたL字形の切欠31に押圧シリンダ18が連結ピン等を介して着脱可能に装着される。押圧シリンダ18のピストンロッド20は、小径スリーブ24の端部に固設された当接部材21に当接させられ、その小径スリーブ24を大径スリーブ22に対して相対的に軸方向(図1における左方向)へ駆動する。これにより、大径スリーブ22に設けられた鉄筋把持装置26に把持された鉄筋12と、小径スリーブ24に設けられた鉄筋把持装置28に把持された鉄筋14とが、相対的に接近する方向へ駆動されて軸方向に加圧される。
鉄筋12および14を把持するための鉄筋把持装置26および28は、略同様に構成されているため、図1の右方向から見て一部を切り欠いて示した図2を用いて、小径スリーブ24に取り付けられた鉄筋把持装置28について具体的に説明する。鉄筋把持装置28は、小径スリーブ24の端部からその長手方向に対して直交する方向へ延び出すように、その小径スリーブ24に一体的に設けられた把持部材32と、その把持部材32に螺合された押圧ボルト34とを備えている。把持部材32は、平板状のアーム部36と、そのアーム部36の先端(一端)においてC字状に分岐させられたボルト螺合部38および鉄筋受け部40とを有し、アーム部36の下端部(他端部)が小径スリーブ24に形成されたスリット状の切欠から小径スリーブ24内に挿入されて溶接等により一体的に固設されている。ボルト螺合部38には、把持すべき鉄筋14に対して直交する方向、すなわち図2における左右方向に貫通するようにねじ穴42が設けられており、そのねじ穴42に押圧ボルト34が螺合されることにより、その押圧ボルト34に対向するように設けられた鉄筋受け部40との間で、鉄筋14が長手方向と直角な方向から挟圧されて把持される。鉄筋受け部40は、凹状乃至はV字状の鉄筋受け面を備えており、押圧ボルト34の中心線と鉄筋14の中心線とが略直交する位置に鉄筋14を位置決めする。
大径スリーブ22には、軸方向に切欠43が設けられており、小径スリーブ24に固設された鉄筋把持装置28のアーム部36がその切欠43内を通過して外部に突き出しているとともに、大径スリーブ22の軸心まわりに所定の角度範囲で回動可能とされている。大径スリーブ22の軸心まわりにおける鉄筋把持装置28の角度位置は、U字形状のブラケット44の両端部に螺合されている一対の位置調節用ボルト46により鉄筋12、14を略同心に位置決めするように調整される。鉄筋把持装置28は、小径スリーブ24と共に小径スリーブ24の軸方向へ移動可能な状態で、一対の位置調節用ボルト46によって軸心まわりの角度位置が規定される。ブラケット44は、両端部が切欠43方向に突き出す姿勢で大径スリーブ22の外周側に溶接等により一体的に固設されている。なお、他方の鉄筋把持装置26には、大径スリーブ22の外周側に嵌合されて溶接等により一体的に固設される円筒部48がアーム部36に一体に設けられている。
押圧ボルト34は、図3に示すようにボルト本体50と押圧部材52とを備えて構成されている。図3は、押圧ボルト34の一部を切り欠いて示した側面図で、図4はボルト本体50を単独で示す図で一部を切り欠いて示した側面図、図5は押圧部材52を単独で示す側面図である。押圧部材52は、鉄筋14に押圧される押圧面54aが設けられた円柱形状の押圧部54と、部分球状凸面を有する当接部56aが設けられた軸部56とを、第1軸心である中心線S1上に一体に備えている。図6は、押圧部54の押圧面54aを示す端面図で、全体として平坦な円形の押圧面54aには、滑り止めとして機能する凹凸部として多数の四角錐形状の突起58が等密度で設けられている。四角錐形状の突起58の代わりに円錐形状や角柱形状の突起、或いは網目状の刻み目など種々の凹凸形状の滑り止めを用いることができるし、そのような滑り止めを省略することも可能である。軸部56の当接部56aの一部、すなわち中心線S1を中心とする外周部には、中心線S1を中心とする雄ねじ60が設けられている。また、軸部56には、当接部56aと押圧部54との間に、当接部56aの部分球状凸面の球直径d1よりも小さい直径d2の首部56bが中心線S1と同心に設けられているとともに、押圧部54と反対側には球直径d1よりも小さい直径d3の円柱形状の凸部56cが中心線S1に沿って突き出すように同心に一体に設けられている。図3および図5における「O」は、当接部56aの部分球状凸面の球中心である。
ボルト本体50は、前記ねじ穴42に螺合される雄ねじが外周面に設けられた雄ねじ部62と、その雄ねじ部62をねじ穴42に螺合するための工具が係止される断面六角形の工具係止部64とを、第2軸心である中心線S2上に一体に備えている。雄ねじ部62側の軸方向の端面には、前記軸部56が挿入される挿入穴66が中心線S2上に設けられているとともに、挿入穴66には、前記当接部56aが揺動可能に摺接させられる当接受け部66aが設けられている。当接受け部66aには、当接部56aの部分球状凸面に対応する部分球状凹面が形成されており、当接部56aが面接触させられるようになっている。この当接受け部66aの部分球状凹面の球直径D1は部分球状凸面の球直径d1と同じか僅かに大きい寸法とされている。これにより、押圧部材52が当接部56aおよび当接受け部66aを介して当接部56aの球中心Oを中心として揺動可能にボルト本体50によって保持される。押圧部材52の押圧部54の直径は、雄ねじ部62の雄ねじの谷径以下、すなわちねじ穴42の内径よりも小さく、押圧部材52をボルト本体50に装着した状態で、押圧部材52をねじ穴42内に挿入してボルト本体50をねじ穴42に螺合することができる。
上記挿入穴66の当接受け部66aよりも開口部側には、前記当接部56aの球直径d1よりも小さい直径D2の小径部66bが設けられているとともに、その小径部66bには谷径が球直径d1以上で且つ前記雄ねじ60を螺合させることが可能な雌ねじ68が形成されている。これにより、押圧部材52の軸部56は、当接部56aの外周面に形成された雄ねじ60を雌ねじ68に螺合させつつ挿入穴66内に挿入され、雄ねじ60が雌ねじ68を貫通させられることにより、当接部56aが当接受け部66aに着座させられて揺動可能に保持されるとともに、挿入穴66からの抜け出しが防止される。小径部66bの直径D2は、前記首部56bの直径d2よりも十分に大きく、押圧部材52の揺動が許容される。
また、挿入穴66の底部には、当接受け部66aの部分球状凹面の球直径D1よりも小さく且つ前記凸部56cの直径d3よりも大きい直径D3の嵌合穴66cが中心線S2に沿って同心に一体に設けられており、その嵌合穴66c内に凸部56cが嵌め入れられる。D3>d3であることから、嵌合穴66cと凸部56cとの間には所定の遊びe1(図3参照)が設けられ、その遊びe1によって押圧部材52の揺動が許容されるとともに、凸部56cが嵌合穴66cの内壁面に当接させられることによって所定の揺動角度α以上の揺動が制限される。揺動角度αは、ボルト本体50の中心線S2に対する押圧部材52の中心線S1の最大傾斜角度で、本実施例では揺動角度αが2°〜4°の範囲内の所定角度(例えば3°程度)となるように遊びe1の大きさが定められている。
本実施例ではまた、上記凸部56cが嵌合穴66cの内壁面に当接させられることと前後して、前記押圧部54の裏面54bがボルト本体50の先端50aに当接させられ、その両方で押圧部材52の揺動が制限されるようになっている。すなわち、図3に示すように押圧部材52の中心線S1がボルト本体50の中心線S2と一致する姿勢において、押圧部材52の押圧部54の裏面54bとボルト本体50の先端50aとの間には軸方向に所定の隙間e2が設けられており、この隙間e2の存在で押圧部材52の揺動が許容されるとともに、押圧部54の裏面54bがボルト本体50の先端50aに当接させられることによって、それ以上の揺動が制限される。この時の揺動角度が前記揺動角度αと略同じになるように、隙間e2の大きさが定められている。押圧部材52の揺動が制限された状態で押圧ボルト34により鉄筋14を押圧して把持する際には、反力によって押圧部材52の首部56bや凸部56c、或いはボルト本体50の挿入穴66の外壁部分等が弾性変形させられるため、少なくともその押圧時すなわち弾性変形時に、凸部56cが嵌合穴66cの内壁面に当接させられ且つ押圧部54の裏面54bがボルト本体50の先端50aに当接させられるように、遊びe1および隙間e2が定められれば良い。押圧時の弾性変形量が大きい方が先に当接させられるようにすることも可能で、例えば首部56bの弾性変形量が凸部56cに比較して大きい場合は、押圧部54の裏面54bがボルト本体50の先端50aに当接させられた後に、首部56bの弾性変形等により押圧部材52が更に揺動させられ、凸部56cが嵌合穴66cの内壁面に当接させられるように、遊びe1および隙間e2を定めることもできる。
このような鉄筋把持装置28によれば、図7に示すように、押圧ボルト34がボルト螺合部38のねじ穴42に螺合されて、押圧部材52の押圧部54が鉄筋14の節16に押圧されることにより、その鉄筋14が鉄筋受け部40との間で挟圧されて把持される。そして、油圧シリンダ18によって小径スリーブ24が大径スリーブ22に対して相対的に軸方向へ駆動され、小径スリーブ24と共に鉄筋把持装置28が矢印F1方向へ押圧されると、鉄筋14が鉄筋12に対して加圧される際の反力F2により、押圧部材52はボルト本体50に対して相対的に反力F2方向(図7における下方側)へ回動するように球中心Oの右まわりに揺動させられる。このように押圧部材52が揺動させられることにより、鉄筋14の把持状態が適切に維持されるとともに押圧部54と鉄筋14との滑りによる鉄筋14の疵付きが抑制される。
ここで、このように押圧部材52が揺動させられると、押圧部54の裏面54bがボルト本体50の先端50aに当接させられることにより、押圧部材52のそれ以上の揺動が制限されるため、その当接によって押圧部54と軸部56との境界部分である首部56bに負荷が掛かる。その場合に本実施例では、押圧部材52の軸部56に円柱形状の凸部56cが同心に一体に設けられており、ボルト本体50の挿入穴66の底部に同心に設けられた嵌合穴66c内に凸部56cが遊びe1を持って嵌め入れられ、嵌合穴66cの内壁面に凸部56cが当接させられることによっても押圧部材52の揺動が制限されるため、押圧部材52の首部56bに掛かる負荷が軽減されて、その押圧部材52の耐久性を向上させることができる。すなわち、凸部56cが嵌合穴66cの内壁面に当接させられることにより凸部56cの根元部分に負荷が掛かるが、凸部56cの径寸法を適当に設定することにより所定の耐久性を確保することができる。
また、凸部56cが嵌合穴66cの内壁面に当接させられることと前後して、押圧部54の裏面54bがボルト本体50の先端50aに当接させられ、その両方で押圧部材52の揺動が制限されるため、揺動制限の際に押圧部材52に掛かる負荷が分散され、比較的小径の凸部56cおよび嵌合穴66cを採用することが可能で、押圧ボルト34をコンパクトに構成しつつ押圧部材52の耐久性を向上させることができる。
また、押圧部材52の揺動角度αが2°〜4°の範囲内の所定角度となるように定められているため、その揺動によって節16等の突起物に拘らず鉄筋14を適切に把持できる把持性能を維持しつつ押圧部材52の耐久性を向上させることができる。すなわち、揺動角度αが大きい程鉄筋14を適切に把持できるとともに押圧部54の滑りによる鉄筋14の疵付きを抑制することができるが、揺動制限の際に押圧部材52に掛かる負荷が大きくなって耐久性が損なわれるため、揺動角度αを2°〜4°の範囲内とすることで鉄筋14の把持性能と耐久性とをバランス良く確保できる。
また、当接受け部66aが当接部56aの部分球状凸面に対応する部分球状凹面を備えており、両者が面接触させられるため、押圧ボルト34により高荷重で押圧部材52を鉄筋14に押圧して把持することができるとともに、高荷重に拘らず所定の耐久性を確保できる。
また、ボルト本体50の挿入穴66の当接受け部66aよりも開口部側に小径部66bが設けられて雌ねじ68が形成されている一方、押圧部材52の当接部56aの外周面には雄ねじ60が形成され、雄ねじ60を雌ねじ68に螺合させつつ押圧部材52の軸部56が挿入穴66内に挿入されるため、ボルト本体50に対して押圧部材52を揺動可能に容易に組み付けることができる。また、損傷や摩耗等で押圧部材52を交換する際には、雄ねじ60および雌ねじ68の螺合を介して容易に脱着して交換することができる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において前記実施例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図8は、押圧ボルトの別の態様を説明する図で、図3に対応する側面図であり、この押圧ボルト80はボルト本体82および押圧部材84を備えて構成されている。図9は、ボルト本体82を単独で示す図で一部を切り欠いて示した側面図であり、図10は押圧部材84を単独で示す側面図である。押圧部材84は、押圧面54aが設けられた押圧部54と、当接部56a、首部56b、および凸部56cを有する軸部56とを、中心線S1上に一体に備えているが、当接部56aは全域に亘って球面形状を成しており、前記雄ねじ60が存在しない点が前記実施例と相違する。ボルト本体82は、雄ねじ部62と工具係止部64とを中心線S2上に一体に備えているとともに、雄ねじ部62側の軸方向の端面には挿入穴66が中心線S2上に設けられており、その挿入穴66には当接受け部66aおよび嵌合穴66cが設けられているが、前記雌ねじ68が設けられる小径部66bの代わりに圧入部66dが設けられている点が前記実施例と相違する。この圧入部66dは、押圧部材84の当接部56aの球直径d1よりも小さい直径D4で設けられており、押圧部材84の軸部56は、当接部56aにより圧入部66dを弾性的に拡径させつつ挿入穴66内に挿入され、当接部56aが圧入部66dを貫通させられることにより、当接部56aが当接受け部66aに着座させられて揺動可能に保持されるとともに、挿入穴66からの抜け出しが防止される。圧入部66dの直径D4は、当接部56aを圧入できるように球直径d1よりも僅かに小さく、前記直径D2よりも大きい。このように圧入部66dの直径D4が前記直径D2よりも大きいことから、押圧部材84の首部56bの直径d4も、押圧部材84が揺動角度αまで揺動できる範囲で前記直径d2より大きくされている。
本実施例においても、凸部56cが嵌合穴66cの内壁面に当接させられることと前後して、押圧部54の裏面54bがボルト本体82の先端82aに当接させられ、その両方で押圧部材84の揺動が揺動角度αで制限されるため、前記実施例と同様の作用効果が得られる。その場合に、押圧部材84の首部56bの直径d4が前記直径d2よりも大きいため、首部56bの強度が高くなって耐久性が一層向上する。
また、ボルト本体82の挿入穴66の当接受け部66aよりも開口部側に小径の圧入部66dが設けられており、押圧部材84の軸部56は当接部56aにより圧入部66dを弾性的に拡径させつつ挿入穴66内に挿入されるため、ボルト本体82に対して押圧部材84を揺動可能に容易に組み付けることができる。また、損傷や摩耗等で押圧部材84を交換する際には、当接部56aにより圧入部66dを弾性的に拡径させることにより容易に脱着して交換することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
12、14:鉄筋 16:節 26、28:鉄筋把持装置 32:把持部材 34、80:押圧ボルト 38:ボルト螺合部 40:鉄筋受け部 42:ねじ穴 50、82:ボルト本体 50a、82a:先端 52、84:押圧部材 54:押圧部 54a:押圧面 54b:裏面 56:軸部 56a:当接部 56b:首部 56c:凸部 60:雄ねじ 66:挿入穴 66a:当接受け部 66b:小径部 66c:嵌合穴 66d:圧入部 68:雌ねじ S1:中心線(第1軸心) S2:中心線(第2軸心) e1:遊び α:揺動角度

Claims (6)

  1. 長手方向に離間して多数の節が外周面に設けられた鉄筋をその長手方向と直角な方向から把持するために、
    前記鉄筋に押圧される押圧面が設けられた押圧部と、部分球状凸面を有する当接部が設けられた軸部とを、第1軸心上に一体に備えている押圧部材、および前記軸部が挿入される挿入穴が第2軸心上に設けられているとともに該挿入穴には前記当接部が揺動可能に摺接させられる当接受け部が設けられているボルト本体を有し、前記押圧部材が前記当接部および前記当接受け部を介して前記ボルト本体に揺動可能に保持されている押圧ボルトと、
    前記押圧ボルトが螺合されるねじ穴が設けられたボルト螺合部と、前記鉄筋の側面を受けるために前記ボルト螺合部に螺合された前記押圧ボルトに対向するように設けられた鉄筋受け部と、を一体に備えている把持部材と、
    を有し、前記ボルト螺合部に螺合された前記押圧ボルトと前記鉄筋受け部との間で前記鉄筋を挟圧して把持する鉄筋把持装置において、
    前記押圧部材の前記軸部には、前記第1軸心方向において前記押圧部と反対方向へ突き出す円柱形状の凸部が同心に一体に設けられている一方、
    前記ボルト本体の前記挿入穴の底部には、前記凸部が所定の遊びを有して嵌め入れられる嵌合穴が前記第2軸心と同心に設けられており、
    前記凸部が前記嵌合穴の内壁面に当接させられることによって前記ボルト本体に対する前記押圧部材の揺動が制限される
    ことを特徴とする鉄筋把持装置。
  2. 前記凸部が前記嵌合穴の内壁面に当接させられることと前後して、前記押圧部の裏面が前記ボルト本体の先端に当接させられ、その両方で前記押圧部材の揺動が制限される
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄筋把持装置。
  3. 前記ボルト本体の前記第2軸心に対する前記押圧部材の前記第1軸心の揺動角度が2°〜4°の範囲内の所定角度となるように、前記遊びの大きさおよび前記押圧部の裏面と前記ボルト本体の先端との間の隙間が定められている
    ことを特徴とする請求項2に記載の鉄筋把持装置。
  4. 前記当接受け部は、前記当接部の部分球状凸面に対応する部分球状凹面を備えている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の鉄筋把持装置。
  5. 前記挿入穴の前記当接受け部よりも開口部側には、前記当接部の前記部分球状凸面の球直径よりも小さい径寸法の小径部が設けられ、該小径部には雌ねじが形成されているとともに、前記当接部の外周面には前記雌ねじに螺合可能な雄ねじが形成されており、前記軸部は前記雄ねじを前記雌ねじに螺合させつつ前記挿入穴内に挿入される一方、
    前記軸部の前記当接部よりも前記押圧部側には、前記押圧部材の揺動を許容するように前記小径部よりも小径の首部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の鉄筋把持装置。
  6. 前記挿入穴の前記当接受け部よりも開口部側には、前記当接部の前記部分球状凸面の球直径よりも小さい径寸法の圧入部が設けられており、前記軸部は前記当接部により前記圧入部を弾性的に拡径させつつ前記挿入穴内に挿入される一方、
    前記軸部の前記当接部よりも前記押圧部側には、前記押圧部材の揺動を許容するように前記圧入部よりも小径の首部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の鉄筋把持装置。
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