JP4547249B2 - クランプ - Google Patents
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Description
しかしながら、従来のクランプでは、固定受け部材の一端部は屈曲形成された上屈曲部に雄ねじ棒が設けられていたため、この上屈曲部や雄ねじ棒が管材に当たって2本の管材間に固定受け部材の一端部を通すことができず、管材を連結し難い場合があった。
すなわち、第1に、中途部に管材3を受ける管材受け部26を有する1対の固定受け部材4の一端部同士を連結部材7で連結し、前記各固定受け部材4と相まって管材3を挟持する可動受け部材5を前記各固定受け部材4の他端部に締結具6を介して連結しており、前記各固定受け部材4の一端部の前記連結部材7よりも外端側に前記可動受け部材5の先端部を係止する係止部23を設け、両固定受け部材4の係止部23の最大幅Xを所定間隔に配置された2本の管材3間に挿入可能な寸法に設定しており、
前記固定受け部材4の他端部または前記可動受け部材5の他端部には、締結時に固定受け部材4の中途部と可動受け部材5の中途部とを管材3に押圧すべく前記締結具6よりも外端側に締結支点部39を設けたことを特徴とする。
第3に、前記連結部材7は、雌ねじ16を形成した軸部15およびフランジ部17を有する軸部材13と、この軸部材13に螺合する雄ねじ部18およびフランジ部20を有する止め具14とを備え、前記一方の固定受け部材4に一方のフランジ部を廻り止めする廻り止め部22aを形成し、互いに螺合した軸部材13と止め具14の最大寸法を前記固定受け部材4の係止部23の最大幅Xとほぼ同じかまたはこの最大幅Xよりも小さくしたことを特徴とする。
第4に、前記締結具6は、締結ボルト34とナット35を有していて前記固定受け部材4と可動受け部材5とを互いに対向した状態で連結しており、前記可動受け部材5を前記固定受け部材4と可動受け部材5との対向方向に向いた前記締結ボルト34の軸心廻りに回転自在にしていることを特徴とする。
本発明に係るクランプ1は、例えば、図9に示すように、いわゆるシステムトラスの角トラス2端部の管材3同士を連結したり、筋交い用の補強管材3aと角トラス2とを連結する場合等に使用される。クランプ1は種々の形状の管材3を連結することが可能であるが、ここでは円形の管材3を連結する場合を説明する。
前記各固定受け部材4は、アルミ製の押出形材を使用しており、その一端部同士が連結部材7によって連結されている(以下、この一端部を連結端部9という)。また、前記固定受け部材4の他端部に、前記締結具6を介して可動受け部材5が連結されている(以下、この他端部を締結端部10という)。
前記連結部材7は、軸部材13(連結ナット)とこの軸部材13の止め具14(連結ボルト)を有している。軸部材13は、筒状に形成された軸部15を有し、この軸部15の内周面には雌ねじ16が形成されている。この軸部15の一端部にはフランジ部17が設けられている。
軸部材13のフランジ部17と止め具14のフランジ部20は、固定受け部材4の連結孔21よりも大きくされており、連結部材7は、これらのフランジ部17、20で固定受け部材4の連結端部9を挟んで連結している。
前記両固定受け部材4の係止部23の最大幅X(一方の係止部23の側面23aから他方の係止部23の側面23aまでの距離)は、所定間隔に配置された管材3間に挿入可能な寸法に設定されている。
この管材受け面27の締結具6側(締結端部10側)の端部27aは前記連結部材7の軸部材13の軸線Y(図1、2参照)を延長した場合にこの軸線Yの延長位置近傍まで延設(オーバラップ)されている。ここで、「軸線Yの延長位置近傍」とは、前記管材受け面27の端部27aが対向方向において前記軸線Yを越えて可動受け部材5側に位置していることをいい、このように構成することで、固定受け部材4は管材3を確実に保持できる強度を備えている。
この管材受け面32は、固定受け部材4の管材受け面27に対向しており、これら管材受け面27、32によって、管材3を挟持するようになっている。また、可動受け部材5の他端部には、前記締結具6を挿通する挿通孔33が対向方向貫通状に形成されている。
すなわち、前記締結ボルト34は、その軸部が固定受け部材4と可動受け部材5の対向方向に向けられてこれらを連結しており、可動受け部材5はこの締結ボルト34の軸部(対向方向に向いた軸心)廻りに回動自在となっている。
前記締結支点部39は、締結端部10の対向内面から対向方向に突出された突起部を有し、この突起部は、固定受け部材4の締結端部10において前記締結具6よりも外端側に設けられている。この締結支点部39は前記可動受け部材5の他端部の内向内面に対向方向に突出して設けることもできる。
図9に示すように、例えばシステムトラスにおいて角トラス2同士を連結する場合、角トラス2の各端部の2本の管材3は、所定間隔で平行に配置されることになる。この実施形態では、例えば管材3の直径が約32mm、管材3の軸心間距離50mm(管材3の離間距離18mm)、両固定受け部材4の係止部23の最大幅Xが約17mmの場合で説明する。
この状態で、固定受け部材4の連結端部9(係止部23)を2本の管材3間に挿入し、各管材3を各固定受け部材4の管材受け部26に当接させる。そして、各可動受け部材5を上方に回動させ、可動受け部材5の係合凹部30に前記固定受け部材4の係止部23を嵌合させる。
このようにして2本の管材3を締結した場合、前記固定受け部材4の管材受け部26の締結具6側の端部27aには、前記連結部材7の軸心方向(軸線Yに沿う方向)に荷重が作用する。
上述したように、固定受け部材4と可動受け部材5とを締結する締結具6を固定受け部材4の連結端部9(一端部)に設けずに締結端部10(他端部)に設けることで、連結端部9側の係止部23の形状を単純化することができる。
さらに、クランプ1は、可動受け部材5が対向方向に向いた締結ボルト34の軸心廻りに回転自在とされているため、作業スペースの奥行きが狭い場所等でも締結作業を楽に行うことができる。
なお、クランプ1は、固定受け部材4が連結部材7を介して相対回転自在とされていることから、2本の管材3が平行の場合に限らず、図7、8に示すように2本の管材3が交差した状態でもこれらを連結することができる。
連結部材7には、前記軸部材13の他、リベット等の他の種々の連結手段を用いることができる。
この実施形態では、管材3の直径が約32mm、管材3の軸心間距離50mm(管材3の離間距離18mm)、両固定受け部材4の係止部23の最大幅Xが約17mmの場合を説明したが、これらの数値は例示であり、これ以外の寸法の場合でも本発明を適用できる。
3 管材
4 固定受け部材
5 可動受け部材
6 締結具
7 連結部材
13 軸部材
14 止め具
15 軸部
16 雌ねじ
17 フランジ部
18 雄ねじ部
20 フランジ部
22a 廻り止め部
23 係止部
26 管材受け部
27 管材受け面
27a 端部
39 締結支点部
Claims (4)
- 中途部に管材(3)を受ける管材受け部(26)を有する1対の固定受け部材(4)の一端部同士を連結部材(7)で連結し、前記各固定受け部材(4)と相まって管材(3)を挟持する可動受け部材(5)を前記各固定受け部材(4)の他端部に締結具(6)を介して連結しており、前記各固定受け部材(4)の一端部の前記連結部材(7)よりも外端側に前記可動受け部材(5)の先端部を係止する係止部(23)を設け、両固定受け部材(4)の係止部(23)の最大幅(X)を所定間隔に配置された2本の管材(3)間に挿入可能な寸法に設定しており、
前記固定受け部材(4)の他端部または前記可動受け部材(5)の他端部には、締結時に固定受け部材(4)の中途部と可動受け部材(5)の中途部とを管材(3)に押圧すべく前記締結具(6)よりも外端側に締結支点部(39)を設けたことを特徴とするクランプ。 - 前記連結部材(7)を軸部材(13)で構成して前記各固定受け部材(4)を相対回転自在に連結し、前記固定受け部材(4)の管材受け部(26)に管材(3)を受ける管材受け面(27)を形成し、前記管材受け面(27)の締結具(6)側の端部を前記軸部材(13)の軸線延長位置近傍まで延設しており、前記1対の管材受け面(27)の間隔は前記挿入時の2本の管材(3)の間隔に対応していることを特徴とする請求項1に記載のクランプ。
- 前記連結部材(7)は、雌ねじ(16)を形成した軸部(15)およびフランジ部(17)を有する軸部材(13)と、この軸部材(13)に螺合する雄ねじ部(18)およびフランジ部(20)を有する止め具(14)とを備え、前記一方の固定受け部材(4)に一方のフランジ部を廻り止めする廻り止め部(22a)を形成し、互いに螺合した軸部材(13)と止め具(14)の最大寸法を前記固定受け部材(4)の係止部(23)の最大幅(X)とほぼ同じかまたはこの最大幅(X)よりも小さくしたことを特徴とする請求項1または2に記載のクランプ。
- 前記締結具(6)は、締結ボルト(34)とナット(35)を有していて前記固定受け部材(4)と可動受け部材(5)とを互いに対向した状態で連結しており、前記可動受け部材(5)を前記固定受け部材(4)と可動受け部材(5)との対向方向に向いた前記締結ボルト(34)の軸心廻りに回転自在にしていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のクランプ。
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