JP6810142B2 - 経験した引張ひずみ及び/又はせん断ひずみを測定する伸縮性ひずみゲージを備えるねじ - Google Patents

経験した引張ひずみ及び/又はせん断ひずみを測定する伸縮性ひずみゲージを備えるねじ Download PDF

Info

Publication number
JP6810142B2
JP6810142B2 JP2018520032A JP2018520032A JP6810142B2 JP 6810142 B2 JP6810142 B2 JP 6810142B2 JP 2018520032 A JP2018520032 A JP 2018520032A JP 2018520032 A JP2018520032 A JP 2018520032A JP 6810142 B2 JP6810142 B2 JP 6810142B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gauges
screw
gauge
conical hole
screw head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018520032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018527585A (ja
Inventor
デメオク、エチエンヌ
Original Assignee
デメオク、エチエンヌ
テクシー.エフエール
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デメオク、エチエンヌ, テクシー.エフエール filed Critical デメオク、エチエンヌ
Publication of JP2018527585A publication Critical patent/JP2018527585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6810142B2 publication Critical patent/JP6810142B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B31/00Screwed connections specially modified in view of tensile load; Break-bolts
    • F16B31/02Screwed connections specially modified in view of tensile load; Break-bolts for indicating the attainment of a particular tensile load or limiting tensile load
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L1/00Measuring force or stress, in general
    • G01L1/20Measuring force or stress, in general by measuring variations in ohmic resistance of solid materials or of electrically-conductive fluids; by making use of electrokinetic cells, i.e. liquid-containing cells wherein an electrical potential is produced or varied upon the application of stress
    • G01L1/22Measuring force or stress, in general by measuring variations in ohmic resistance of solid materials or of electrically-conductive fluids; by making use of electrokinetic cells, i.e. liquid-containing cells wherein an electrical potential is produced or varied upon the application of stress using resistance strain gauges
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/24Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for determining value of torque or twisting moment for tightening a nut or other member which is similarly stressed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B31/00Screwed connections specially modified in view of tensile load; Break-bolts
    • F16B31/02Screwed connections specially modified in view of tensile load; Break-bolts for indicating the attainment of a particular tensile load or limiting tensile load
    • F16B2031/022Screwed connections specially modified in view of tensile load; Break-bolts for indicating the attainment of a particular tensile load or limiting tensile load using an ultrasonic transducer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

本発明は、ねじの締め付けの分野に関し、具体的には、締め付け中及び/又は締め付け後に内部の応力を知ることを可能にする手段を含むねじに関する。
ねじを締め付ける作業中、ねじ内の応力を正確に知る必要があることがある。これは、時間が経過しても適切な締め付けを確実に維持していることが望ましいことから、ねじを用いて作られたアセンブリの保守にも有用である。
実際、締め付けが強すぎると、ねじやその螺入部分を劣化させることがあり、締め付けが弱すぎると、ねじを螺入部分から分離させることがある。締め付けによって、ねじに対してその縦方向に張力が付加されるため、ねじ内に引張応力が生じてねじが伸びる。
また、ねじは、例えばそのねじを螺入する孔のずれが理由で、あるいは単に、使用中にねじ留めされる部分が受ける作用及び影響が理由で、その部分によってせん断を受けることがある。このせん断は、ねじ内にせん断応力を作り出し、ねじを緩めたり、最悪の場合ねじを破壊したりすることがある。
従来の締め付けトルクを測定する装置、すなわち、動力計を備えた締め付けツールは、ねじに付加される正確に分かっているトルクによってねじを締め付けることができる。しかしながら、特に、得られる締め付けは摩擦や材料等に依存するため、ねじに付加されるトルクは必ずしもその締め付けに対応するとは限らない。つまり、これらの装置は確実な締め付けができるものではない。
このため、締め付けを確実なものとするために、締め付けトルクではなく、ねじ内の内部引張応力の測定が求められている。実際、2つの部品の互いに対するクランプが、ねじに付加される張力、ひいてはねじの伸びに直接的に対応する。
ねじ内に組み込まれた応力測定装置の使用が知られている。具体的には、これによって、超音波技術又はコントロールバー技術といった具体的な技術を用いてねじの伸びの値を求められる。
しかしながら、これらの技術は以下の欠点のうちの1つ又は複数を有する。
−実装されている装備が複雑であること、
−コントロールバーの場合に、ねじがねじ山が付いた部品の内部へと突き通されて、脆化すること、
−測定がねじの長さに依存し、ねじの各種類に従って応力を算出する必要があること、及び
−この技術を適用できるのは比較的大きなねじのみであり、また、引張応力しか計測できないこと。
これらの問題を解決するために、特許文献1は、ねじ山付きの円筒状本体101とヘッド102とから構成され、このヘッドの側壁104上に、ねじヘッド102の上面107上に配置された処理・表示手段106にワイヤ105で接続されるひずみゲージ103を有する、図1に示すねじ100を提案している。
これによって、エンドユーザーは、時間が経過しても適切な締め付け応力が維持されていることを周期的に確認できる。
こうしたねじ100を用いると、締め付けの間、レンチ等の締め付け手段によってゲージ103が破損してしまうことがある。更に、ワイヤ105を通すためにねじに孔を開けなければならず、また、検出される変形が小さいために正確な算定が困難になる。
これらの問題を解決するために、特許文献2は、ねじ山付きの円筒状本体201とヘッド202とから構成され、ねじヘッド202の下面205上に円筒状本体201に隣接して形成された環状溝204内に配置された少なくとも1つのひずみゲージ203を備える、図2に示すねじ200を開示している。
1つ以上のゲージ203は、それらが測定した値を、ねじヘッド202に開けられた孔を通過するワイヤによって有線で、又は、電子機器を内蔵した各ゲージ203の無線送信によって無線で、ねじの外部にある表示装置に送信できる。
しかしながら、このねじは幾つかの欠点を有する。
−ゲージが、ねじと、概して金属製であるねじ留めされる部品との間に挟まれて送信が妨げられることから、ゲージと外部の表示装置との間の無線通信が困難であること、
−ゲージが締め付けの間に僅かしか変形しないため、測定可能な信号を得るにはヘッドを強く変形させなければならないこと、
−ゲージが、締め付け圧力が付加される領域内において、ヘッドの下方に配置されるため、破損しやすいこと、
−締め付けが完了するとゲージにアクセスできなくなってしまうこと、及び
−せん断といった、締め付け応力を判定するのに付随的な応力もゲージの変形の一因となってしまうため、ねじの長手方向に沿ったねじ内の引張応力のみに起因するゲージの変形に対応する、実際に付加されている締め付け応力が正しく測定できなくなってしまうこと。
台湾特許第1310810号明細書 米国特許出願公開第2014/251027号明細書
本発明は、測定ゲージを含む上記のねじにおける問題の解決を図るものであり、つまり、時間が経過してもねじが行う締め付けをうまく制御できるように、ねじの内部応力の測定がより簡単且つより信頼できるねじ及び、より破損しにくいねじのゲージの提案を図るものである。
本発明は、ねじヘッドとねじ山付きの円筒状本体とを有するねじであって、ねじヘッドに、ねじヘッドの変形と共に変形するように配置されるひずみゲージが設けられ、ひずみゲージは、ねじ内の応力を測定するために、電源及び、ねじ内の少なくとも1つの応力の値をひずみゲージの変形から判定する判定手段に接続された又は接続可能である、ねじにおいて、ねじヘッドは、その上面に、ねじの円筒状本体の回転軸線と一直線上にある回転軸線を有する円錐状孔を有し、ひずみゲージが、円錐状孔の変形と共に変形するように円錐状孔の壁に配置され、ひずみゲージが、円筒状本体内の応力を判定するために、引張及びせん断から選択される、ねじ内の応力の少なくとも1種類を測定するように配向されることを特徴とするねじに関する。
本発明に係る解決策によれば、付随的な測定が生じることなく、せん断応力及び/又は引張応力の測定をより信頼できるものにするために、ねじに応力がかかった際にひずみゲージの変形を増幅でき、また、ゲージの破損を防ぐことができる。
第1の特定の実施例によれば、ねじヘッドに、所謂引張用のゲージである4つのひずみゲージが設けられ、2つのゲージがそれぞれ、その主要測定方向が、円錐状孔の母線と一直線上となるように配置され、これら2つの母線が直径方向に対向し、2つの他のゲージがそれぞれ、その主要測定方向が、円錐状孔の壁と、ねじヘッドの上面に平行な仮想平面の交線に形成される円上にくるように配置され、円の円周上に互いの距離が等しくなるように配列され、好適には、それぞれが、2つの母線のうちの対応する1つの中心に位置付けられ、4つのゲージは、電源及び判定手段に接続された又は接続可能なホイートストン・ブリッジによって接続され、ゲージは、ねじヘッド内にせん断が付加されない場合、内部引張応力を測定できる。
第2実施例によれば、ねじヘッドに、所謂引張用のゲージである4つの第1ひずみゲージと、同じく所謂引張用である4つの第2ひずみゲージとが設けられ、第1ひずみゲージがそれぞれ、その主要測定方向が円錐状孔の母線と一直線上となるように配置され、互いの間の角度が等しくなるように配列され、第2ひずみゲージがそれぞれ、その主要測定方向が、円錐状孔の壁と、ねじヘッドの上面に平行な仮想平面との交差点に形成される円上にくるように配置され、円の円周上に互いの距離が等しくなるように配列され、第1ひずみゲージは、隣接して直列に電気的に接続する2つの第1ゲージをそれぞれが備える2つのゲージ群を形成し、第2ひずみゲージは、隣接して直列に電気的に接続する2つの第2ゲージをそれぞれが備える2つの他のゲージ群を形成し、これら4つのゲージ群は、電源及び判定手段に接続された又は接続可能なホイートストン・ブリッジによって接続され、第1及び第2ゲージは、円筒状本体内の応力を知るために、ねじヘッドの内部引張応力を測定できる。
好適には、ねじヘッドが六角形のヘッドであり、第1ゲージのそれぞれの主要測定方向が、円錐状孔に生じる円とねじヘッドの上面の輪郭を画成する六角形の対向する2つの頂点を結ぶ線分との交点と、円錐状孔の頂点とを結ぶ母線に対して10〜30度の角度、好適には15度の角度を形成する。
各第2ゲージは、隣接する2つの第1ゲージの主要測定方向の間に位置付けられてもよい。
好適には、各第2ゲージは、その中心が第1ゲージのうちの対応する1つの主要測定方向上に位置付けられる。「その中心が位置付けられる」とは、第1ゲージの主要測定方向が、第2ゲージの中心を第2ゲージの主要測定方向で通過することを意味する。
より好適には、各第2ゲージは、対応する第1ゲージと、ダブルゲージロゼットの形態で一体である。
第3の特定の実施例によれば、ねじヘッドに、所謂せん断用のゲージである4つのひずみゲージが設けられ、第1及び第3ゲージが、円錐状孔の主要母線の両側に45度に位置付けられる2つの母線に平行に配置され、他の2つのゲージが、円錐状孔の主要母線に対して直径方向に対向する円錐状孔の他の主要母線の両側に45度に位置付けられる2つの母線に平行に配置され、4つのゲージは、電源及び判定手段に接続された又は接続可能なホイートストン・ブリッジによって接続され、ゲージは、円筒状本体内の応力を知るために、ねじヘッドの内部引張応力を測定できる。
好適には、円錐状孔はねじヘッドの高さ以下の高さを有する。
好適には、円錐の頂点における角度が70〜150度、好適には75〜120度、最も好適には90度である。
せん断用の4つのゲージは、引張用のゲージと共に配置されてもよいし、又は、引張用のゲージなしで配置されてもよい。
好適には、溝が、ねじ山付きの円筒状本体に対して同軸に隣接するようにねじのヘッドの下面に形成される。
ひずみゲージは、電源及び判断手段に有線で接続されていても又は接続可能であってもよい。
ひずみゲージは、電源及び判定手段に無線で接続され又は接続可能であり、ゲージは第1近距離無線通信(NFC)式無線トランシーバーに接続され、電源及び判定手段が第2NFC式無線トランシーバーに接続され、第1及び第2トランシーバー間で電力及び情報を無線送信することが可能である。
本発明の主題をよりよく示すように、その幾つかの特定の実施例を、提示及び非限定を目的として、添付の図面を参照しながら以下に記載する。
先行技術に係る、応力測定ゲージを含むねじの斜視図である。 先行技術に係る、応力測定ゲージを含むねじの縦断面図である。 2つの部品を接合し、ワイヤによって電源及び判定手段に接続される、本発明に係るねじの概略図である。 電源及び判定手段に無線で接続される、本発明に係るねじの概略図である。 本発明に係るねじの縦断面の概略レイアウトである。 第1実施例に係るねじのゲージの配置を上面視した概略レイアウトである。 本発明に係るねじのゲージに接続されるホイートストン・ブリッジの電気回路図である。 締め付けトルクの付加によって引張応力を受ける、本発明の第1実施例に係るねじの縦断面の概略レイアウトである。 第1実施例に係るねじの検量線である。 本発明の第2実施例に係るねじのゲージの配置を上面視した概略レイアウトである。 ゲージの配線を含み、示されているゲージは描写の便宜のために水平位置にある、第2実施例に係るねじの上面概略図である。 せん断を測定するひずみゲージが設けられる本発明の第3実施例に係るねじを側面視した部分断面の概略レイアウトである。 第3実施例に係るねじを上面視した概略レイアウトである。 せん断応力を受ける、第3実施例に係るねじを側面視した部分断面の概略レイアウトである。
図3aを参照すると、ヘッド2とねじ山付きの円筒状本体3とを備え、貫通孔5を有する第1部品4と、ねじ山付きの本体3に対応するタップ加工が施された止まり孔7を有する第2部品6とを接続する、本発明に係るねじ1の概略レイアウトが示されている。
ねじ1は、矢印Tに沿った引張応力、双方向矢印Cに沿ったせん断応力、又は両方の応力を同時に受けることができる。
ねじ1は、電源及び、1つ又は複数の内部応力を判定する手段(不図示)に接続されるひずみゲージアセンブリ8を備える。
1つ又は複数の内部応力を判定する手段は、本明細書では、ホイートストン・ブリッジの端末において電圧を測定できる電圧計であり、以下に詳述される。
ゲージアセンブリ8は、図3aに示すような有線接続9又は図3bに示すような無線接続によって電源及び判定手段に接続できる。後者の場合、ゲージアセンブリ8は第1NFC(近距離無線通信)式無線トランシーバー8aに接続され、電源8b及び判定手段8cは第2NFC式無線トランシーバー8dに接続され、第1及び第2トランシーバー8a,8b間で電力及び情報を無線送信することが可能である。
より正確には、第1無線トランシーバー8aは、増幅器8eと、NFCチップ8fと、増幅器8eを囲む円形アンテナ8gとから構成され、これらの要素はゲージアセンブリ8内に組み込まれてその上部を形成する。第2無線トランシーバー8dは同様の要素を備える(不図示)。
こうした無線通信の利点は、ねじ1の耐用年数の間、ねじ1の近傍に第2トランシーバー8bを配置してねじ1の応力値を読み取るようにすることで、ねじ1が正しく締め付けられているかを確認したり、或いは新たな締め付けへと進めたりできるという点である。
図4を参照すると、ゲージアセンブリ8は、ヘッド2の上面2aに設けられた円錐状孔10内に設置されるひずみゲージを備え、孔10がヘッド2の中心に設けられるように、ゲージアセンブリ8の回転軸線がその円筒状本体3と一直線上にあることが分かるであろう。
ゲージは接着によって円錐状孔10内に取り付けられる。接着は、ゲージが部品の変形に可能な限り近い変形を反映するように、正確に行われる必要がある。
本明細書の円錐状孔10の高さはねじヘッド2の高さと略等しいが、ねじヘッド2より低くてもよい。本明細書の円錐状孔10の頂角は90度である。この円錐状孔10の大きさは制限的なものではなく単に例として与えられるものであり、添付の図面が非限定の概略図であることが分かるであろう。
円錐状孔10は、ねじヘッド2が応力を受けた際にゲージによって生じる変形を増幅できる。
実際、先行技術では、ゲージはねじヘッドの側面か、又はねじヘッドの下面に形成された溝内に配置される。
引張の際、ねじヘッドの側面に配置されたゲージは、その面の下部がねじが締め付けられている支持部にあるために収縮が極めて小さく、この配置ではヘッドの衝突は極めて僅かとなる。また、溝内に配置されたゲージは、強い応力があったとしても変形が小さく、この配置ではこのねじの部分の変形は小さなものとなる。
円錐状孔10内に配置されたゲージは、引張が下方の場合は円錐状孔10の下部が下方へと引っ張られて円錐状孔10の母線がねじヘッドの側面又は溝よりも著しく伸びることから、先行技術のねじのゲージよりも変形する。
また、円錐状孔10内にゲージを配置すると、必要に応じてゲージを簡単且つ素早く確認することができるが、これは先行技術のねじでは不可能である。
また、円錐状孔10内にゲージを配置することでゲージを保護することができる。実際、先行技術と比較して、ツール又は過剰な締め付けによってゲージが破損することがない。
第1トランシーバーがある場合、例えばNFCチップの縁部を円錐状孔10の壁に接着するか、或いは小さいねじの場合には円錐状孔10を覆うようにヘッド2の上面2aに接着することで、円錐状孔10の壁に第1トランシーバーを取り付けることができる。
溝11が、ねじ山付きの円筒状本体3に隣接してヘッド2の下面2bに設けられる。
溝11は、ねじヘッド2の軸受がねじ山付きの円筒状本体3に近付き過ぎず、ねじヘッド2の変形がその設置に依存しないようにできる。実際、ねじが通過する支持部4の孔5は、ねじがそこを通過するのを助けるようにねじよりも僅かに大きい。そのため、ねじとこの孔との間に隙間が生じて、この隙間が孔の全円周と一致しないように、ねじをこの孔内で片寄らせて位置付けることができる。ねじヘッドの軸受面はこの隙間に依存し、軸受面が減少すると、応力がより重要となって変形がより強くなる。
こうして、変形が支持部4上のねじヘッド2軸受の面に依存することが分かるであろう。
溝11は、同じ軸受面11aを、孔5内のねじ1の位置に関係なく支持部4に置くことができるようになっている。
ねじ1は図4では中心に位置付けられているが、左又は右に偏っている場合も常に同じ軸受面11aとなることが理解されよう。従って、ゲージの変形は、孔5に対するねじ1の位置に依存しない。
実施例1
図5及び図7を参照すると、ひずみゲージ、具体的には4つのひずみゲージ12a〜12dが円錐状孔10内に取り付けられていることが分かるであろう。
ゲージ12a〜12dのそれぞれが、図5及び図7に表された、ゲージ12a〜12dのそれぞれを形成する線分の配向が示す主要測定方向を有する。本明細書では、ゲージの主要測定方向はゲージの縦方向であり、これに沿ってゲージが伸びる又は縮む。
2つの第1ゲージ12a及び12cはそれぞれ、その主要測定方向が直径方向に対向する上記の円錐状孔10の母線と一直線上となるように配置される。
2つの第2ゲージ12b及び12dはそれぞれ、その主要測定方向が上記の円錐状孔10の壁と、ねじヘッド2の上面2aに平行な仮想平面との交線に形成される円上にくるように配置され、直径方向に対向する。
より一般的にはゲージアセンブリ8のゲージである4つのゲージ12a〜12dはホイートストン・ブリッジ13によって電気的に接続され、ホイートストン・ブリッジ13は、2つのポイント13a及び13bにおいて電源から電力が供給され、2つのポイント13c及び13dにおいて、本明細書では電圧計である、1つ又は複数の内部応力を判定する手段に更に接続される。
読みやすさのために、用語R1〜R4を用いてゲージ12a〜12dの抵抗値を定義する。こうして、以下の式の群(1)が提供される。
R1=R(12a);R2=R(12b);
R3=R(12c);及びR4=R(12d)
式(2)は、抵抗値R1〜R4を、ホイートストン・ブリッジ13のVe(13aと13bとの間に付加される電圧)及びVs(13cと13dとの間で測定される電圧)である入力電圧及び出力電圧と関連付ける。
(2)Vs=[Ve.(R1.R3−R2.R4)]/[(R2+R1).(R3+R4)]
ねじ1に応力が付加されていない初期状態では、ゲージ12a〜12dは同じ抵抗値を有する。
そのため、一般的に、そして以下の説明において、ゲージのそれぞれは初期状態において同じ抵抗値Rを有すると考えられるだろう。
この事例では、R1=R2=R3=R4=Rである。
式(2)に代入すると、
Vs=[Ve.(R2−R2)]/[(2R).(2R)]が得られる。
2−R2=0であることから、Veに関係なくVs=0であることが理解されよう。
一方、式(3)が成立すると、ブリッジが均衡することが理解されよう。
(3)R1.R3−R2.R4=0
ここで、ゲージの動作及び、様々な引張応力に関連付けられた測定を検討する。
引張のみの場合
図7を参照すると、特にねじの締め付けの際に張力Tがねじに付加されると、ねじヘッド2が、その上面2aがへこむように変形することが分かるであろう。この場合、第1ゲージ12a及び12cは伸び、第2ゲージ12b及び12dは縮む。
ひずみゲージ抵抗値はその長さに比例し、ゲージが伸びると増加して、ゲージが縮むと減少する。
そのため、第1ゲージ12a及び12cの抵抗値は所定の値、例えばAだけ増加し、第2ゲージ12b及び12dの抵抗値は所定の値、例えば−Bだけ減少する。
式の群(1)に代入すると、R1=R3=R+A及びR2=R4=R−Bが得られる。
そして、式(3)に代入すると以下が得られる。
R1.R3−R2.R4=(R+A)2−(R−B)2
=A2−B2+2RA+2RB≠0
第1ゲージが第2ゲージの縮みと同じだけ伸びる、すなわちA=Bで、(3)においてBをAに代入する場合でも、(3)=4RA≠0が得られる。
式(3)が成立しない場合、非ゼロ電圧Vsが測定される。
引張応力が電圧Vsに関係することは、線形数学関係によって実験的に立証されてきた。言い換えれば、引張応力は測定された電圧に比例する。
電圧/応力検量直線の例を図8に示す。これを確立するには、様々な既知の張力をねじ1に付加し、そのそれぞれについて、ホイートストン・ブリッジ13における電圧を測定する。こうして、ブリッジ13において測定された電圧を知ることで張力を知ることができる。
比例係数、すなわち直線の傾斜が各種のねじによって異なるため、各ねじに対してこうした検量直線を確立する必要がある。実際、特に、ねじ1の具体的な形状、その長さ、ねじヘッド2の大きさ及びゲージの具体的な位置に依存する。
こうして、実際には、ねじ及び対応する検量直線がエンドユーザーに提供されて、ユーザーが、1つ又は複数の内部応力を判定する手段によって提供される電圧値から引張応力の値を知ることができるようになる。
せん断のみの場合
ねじ1にせん断力のみが付加されると、ねじヘッド2はせん断方向に縮み、せん断に直交する方向に伸びる。こうした場合、第1ゲージ12a及び12cは僅かしか変形せず、第2ゲージ12b及び12dはせん断の方向に従って伸びる又は縮む。
具体的には、ゲージ12a及び12cを通過する軸線に沿って配向されたせん断が付加されると、ゲージ12b及び12dは縮む。
そのため、ゲージ12a及び12cの抵抗値は変化しないか、無視できる程度にしか変化せず、第2ゲージ12b及び12dの抵抗値は同じ値、−Cだけ減少する。
こうして、R2=R4=R−C及びR1=R3=Rが得られる。式(3)に代入すると以下が得られる。
(3)=R2−(R−C)2
=R2−R2−C2+2RC
=−C2+2RC≠0
式(3)が成立しない場合、非ゼロ電圧Vsが測定されて、せん断が測定される。
同様に、ゲージ12b及び12dと同じ方向に配向されたせん断はゲージ12b及び12dを伸ばす。
こうして、R2=R4=R+C及び(3)=C2−2RC≠0が得られる。そして電圧値が得られ、ねじによって受けたせん断応力を移行させる。しかしながら、この測定は付随的な測定であって、本発明の第1実施例に係るねじの目的ではない。
引張及びせん断が同時の場合
引張及びせん断が同時に付加される、例えばせん断がゲージ12a及び12cを通過する軸線に沿って付加される場合、以下のようなゲージの動作が確認される。
−ゲージ12a及び12cは引張の影響を受けて伸び、せん断によって生じるその変形が極めて低く無視できる程度であること、及び
−ゲージ12b及び12dは引張の影響を受けて縮み、せん断の影響を受けて更に縮むこと。
こうして、R1=R3=R+A及びR2=R4=R−B−Cが得られる。
式(3)を用いると以下が得られる。
(3)=(R+A)2−(R−B−C)2
=R2+A2+2RA−R2−B2−C2+2RB+2RC−2BC
第1ゲージが第2ゲージの引張の影響を受けることによる縮みと同じだけ伸びる、すなわちA=Bで、(3)においてBをAに代入する場合でも、(3)=4RA+−C2+2RC−2AC≠0が得られる。
引張及びせん断による要素が混在する抵抗値が測定されることが分かるであろう。
こうして、第1実施例に係るねじは、せん断が存在しない状態で、引張応力を正確に測定できる。
実際には、両方の応力を付加でき、第2及び第3実施例はそれぞれ、引張応力及びせん断応力が同時に付加されても両方の応力を測定できる。
第2実施例
図9及び図10を参照すると、本発明の第2実施例に係るねじヘッド2が、円錐状孔10内に取り付けられる8つのひずみゲージ14a〜14hを有することが分かるであろう。ゲージ14a〜14hのそれぞれが、図9に表された、ゲージ14a〜14hのそれぞれを形成する線分の配向が示す主要測定方向を有する。
4つの第1ゲージ14a〜14dはそれぞれ、その主要測定方向が上記の円錐状孔10の母線と一直線上となるように配置され、ゲージ間の角度が等しくなるように配列される。言い換えれば、図9に示すようにねじ1を上面から見た場合に、ゲージ14a〜14dのうちの1つの測定方向は、それに隣接するゲージ14a〜14dのうちの2つに対して直角である。
4つの第2ゲージ14e〜14hはそれぞれ、その主要測定方向が、上記の円錐状孔10の壁と、ねじヘッド2の上面2aに平行な仮想平面との交差点に形成される円上にくるように配置され、その円の円周上に互いの距離が等しくなるように配列される。言い換えれば、ゲージ14e〜14hは対ごとに対向し、ゲージ14e〜14hのうちの1つは、それに隣接するゲージ14e〜14hのうちの2つから4分の1円弧だけ離間する。
また、第2ゲージは、上記の母線に対して垂直且つその中心が母線上に取り付けられる。言い換えれば、母線のそれぞれが、その中心において第2ゲージと垂直に交差する。
図9及び図10では、ねじヘッド2が六角ヘッドであり、上記の第1ゲージ14a〜14dのそれぞれの主要測定方向が、円錐状孔10に生じる円とねじヘッド2の上面2aの輪郭を画成する六角形の対向する2つの頂点を結ぶ線分との交点と、円錐状孔10の頂点とを結ぶ母線に対して15度の角度を形成することも分かるであろう。言い換えれば、第1ゲージ14a〜14dのうちの1つの主要測定方向は、円錐状孔10の頂点を回転の中心として、ねじ1のヘッド2を形成する六角形の対向する2つの頂点を通過する直線に対して15度だけ回転する。第1ゲージ14a〜14dのそれぞれが、それに隣接する2つのゲージに対して90度であることから、ゲージ14a〜14dのそれぞれは、ねじヘッド2を形成する六角形の対向する2つの頂点を通過する直線に対して15度の配向となる。
同様に、第2ゲージ14e〜14hは、他と同じ慣性を有する領域内にそれぞれ配置される。第2ゲージ14e〜14hは、図9に示すように第1ゲージ14a〜14dの近傍に配置されてもよいし、図10に示すように4つのダブルゲージロゼットを用いて第1ゲージ14a〜14dと一体であってもよい。
15度の配向によって、締め付けの際に各ゲージ14a〜14hに同じ慣性を提供できる。実際、ねじヘッド2が六角形の形状であるという事実が、その締め付けの間、測定位置に応じて強度が異なる応力を引き起こす。
具体的には、ねじヘッド2を形成する六角形の対向する2つの頂点を結ぶ軸線上において、移動する物質の量がより著しくなるため、付加される慣性モーメントが、ヘッド2の両側の垂直二等分線上よりも著しくなる。
このため、この軸線上に配置されたゲージによって測定される応力は、この垂直二等分線上に配置されたゲージによって測定されるものよりも低くなる。
こうして、15度の配向によって、ゲージ14a〜14hのそれぞれに対して等しい慣性モーメントを提供できる。
装置8は、ねじヘッド2の温度変化を測定できる温度センサ14tも備えてもよい。
実際のところ、温度変化によって、ねじヘッド2を形成する材料が膨張又は収縮してゲージ14a〜14hを伸ばし又は縮ませ、温度変化によって、ねじ1を形成する材料の弾性が変化する。
また、応力がない場合に、ゲージの感度及び、温度と主に上昇するゲージの抵抗に従って、ゼロ熱ドリフトも温度に依存する。測定時には温度を考慮する必要がある。
無線測定の場合には増幅器8eで、そして有線測定の場合には判定手段で、温度に従った抵抗値の補償を行うことができる。いずれの場合でも、この温度補償は、経験的に確立されたか又は習得による規則に従う。
補償自体が、ゼロドリフト及びゲージの感度を訂正する周知の技術である。
図10では、ゲージ14a〜14hの配置及びホイートストン・ブリッジ13の配線が示されている。
ゲージ14a〜14hをつなぐ配線も示され、これらのゲージ14a〜14hは対ごとに順番に接続されて、その抵抗値を増加させ、ホイートストン・ブリッジ13によって接続されるゲージの群を形成するようになっている。
こうした装置8は、例えばISO4017標準に従ったM4サイズのねじ、すなわち、ヘッドを形成する六角形の2つの対向する側の間の距離が7mmのねじに実装できる。
式の群(1)を用いると以下が得られる。
R1=R(14a)+R(14b);R2=R(14e)+R(14f);
R3=R(14c)+R(14d);及びR4=R(14g)+R(14h)
引張のみの場合
第1実施例のゲージ12a〜12dと同様に、張力Tがねじ1に付加されると、第1ゲージ14a〜14dが伸び、第2ゲージ14e〜14hが縮む。
そのため、第1ゲージ14a〜14dの抵抗値が値Dだけ増加し、第2ゲージ14e〜14hの抵抗値が値−Eだけ減少する。
式の群(1)に代入すると、R1=R3=2R+2D、及びR2=R4=2R−2Eが得られる。
そして、式(3)に代入すると以下が得られる。
(3)=(2R+2D)2−(2R−2E)2
=4D2−4E2+8RD+8RE≠0
第1ゲージが第2ゲージの縮みと同じだけ伸びる、すなわちD=Eの場合でも、(3)=16RD≠0が得られる。
式(3)が成立せず非ゼロ電圧Vsが測定されると、引張応力が生じることがある。
ここでも、対応するねじを有するエンドユーザーに提供される、ねじ内の引張応力によって測定される電圧と合致する検量直線が経験的に得られる。
せん断のみの場合
ねじ1にせん断力のみが付加されると、ねじヘッド2はせん断方向に縮み、せん断に直交する方向に伸びる。こうした場合、第1ゲージ14a〜14dは僅かしか変形せず、第2ゲージ14e〜14hはせん断方向に従って伸びる又は縮む。
具体的には、ゲージ14e及び14gを通過する軸線に沿って配向されたせん断が付加されると、ゲージ14e及び14gは伸び、ゲージ14f及び14hは縮む。このため、第1ゲージ14a〜14dの抵抗値は変化せず、ゲージ14e及び14gの抵抗値は増加し、ゲージ14f及び14hの抵抗値は減少する。
より具体的には、第2ゲージ14e〜14hが対ごとに対向しているため、ゲージ14e及び14gの抵抗値は同じ値Fだけ増加し、ゲージ14f及び14hの抵抗値は同じ値−Gだけ減少する。
こうして、以下が得られる。
R2=R4=R+F+R−G=2R+F−G;及び
R1=R3=2R
式(3)に代入すると以下が得られる。
(3)=(2R)2−(2R+F−G)2
=−4RF+4RG+2FG−F2−G2
このせん断は完璧か又はほぼ完璧であると考えられ、つまり、ゲージ14e及び14gは、ゲージ14f及び14hの減少と同じだけ伸び、すなわちF=Gである。
こうした場合、式(3)は成立し、電圧は測定されない。
より具体的には、せん断の配向及び量に関係なく、式(3)が成立すると、以下に説明するように、第1実施例に係るねじ1がねじヘッド2内のせん断応力の付随的な測定の防止を可能にする。
引張及びせん断が同時の場合
引張及びせん断が同時に付加される、例えばせん断がゲージ14e及び14gを通過する軸線に沿って付加される場合、以下のようなゲージの動作が確認される。
−ゲージ14a〜14dは引張の影響を受けて値Dだけ伸び、せん断はゲージ14a〜14dに影響を与えないこと、
−ゲージ14e及び14gは引張の影響を受けて値Eだけ縮み、値Fのせん断の影響を受けて値Fだけ延長すること、及び
−ゲージ14f及び14hは引張の影響を受けて値Eだけ縮み、値Gのせん断の影響を受けて値Gだけ更に縮むこと、
こうして、以下が得られる。
R1=R3=2R+2D、及び
R2=R4=R−E+F+R−E−G=2R−2E+F−G
式(3)を用いると以下が得られる。
(3)=(2R+2D)2−(2R−2E+F−G)2
=4R2+8RD+4D2−4R2+8RE−4RF+4RG+4EF−4EG+2FG−4E2−F2−G2
上記のように、せん断が完璧又は略完璧であると考えられると、つまり、ゲージ14e及び14gは、ゲージ14f及び14hの縮みと同じだけ伸び、F=Gである。
こうして、(3)=8RD+4D2+8RE−4E2≠0が得られる。せん断の影響を受けたゲージの変形が介入しないことが分かるであろう。
第1ゲージが第2ゲージの縮みと同じだけ伸びる、すなわちD=Eの場合でも、(3)=16RD≠0が得られる。
本発明の第2実施例に係るねじ1を用いて引張のみが測定され、測定された値16RDは引張のみの場合と一致する。
第3実施例
ここで図11及び図12を参照すると、ねじヘッド2が、所謂せん断用のゲージであるひずみゲージ、具体的には円錐状孔10内に取り付けられる4つのゲージ15a〜15dを備える、本発明の第3実施例が示されている。
ねじ1は、貫通孔5を有する第1プレート4と貫通孔18を有する第2プレート17との間でナット16によって締め付けられる。
ゲージ15a〜15dのそれぞれは、図11〜図13に表された、ゲージ15a〜15dのそれぞれを形成する線分の配向が示す主要測定方向を有する。
第1及び第2ゲージ15a,15bは、その主要測定方向が円錐状孔10の第1母線の両側に45度になるように配置され、第3及び第4ゲージ15c,15dは、同様に、円錐状孔10のその第1母線に対して直径方向に対向する他の母線の両側に45度になるように配置される。
4つのゲージ15a〜15dはホイートストン・ブリッジ13によって電気的に接続される。
式の群(1)を用いると以下が得られる。
(4)R1=R(15a);R2=R(15c);
R3=R(15b);及びR4=R(15d)
引張のみの場合
具体的にはねじを締め付けている間に、張力Tがねじ1に付加されると、ねじヘッド2はその上面2aがへこむように変形する。この場合、ゲージ15a〜15dは全て同じ値だけ伸びる。
そのため、第1ゲージ15a〜15dの抵抗値は所定の値Hだけ増加して、R1=R2=R3=R4=R+Hとなるようになっている。
式(3)を代入すると以下が得られる。
(3)(R+H)2−(R+H)2=0
式(3)が成立した場合、ゼロ電圧Vsが測定される。こうして、本発明の第3実施例に係るねじでは、引張応力のみが測定されることはない。
せん断のみの場合
図13を参照すると、ねじ1にせん断力のみが付加された場合、ゲージ15a〜15dがせん断方向に従って伸びる又は縮むことが分かるであろう。
具体的には、プレート17の方向19に沿った移動によるせん断の間、ゲージ15a及び15bは伸び、ゲージ15c及び15dは縮む。
つまり、ゲージ15a及び15bは同じ値Iだけ増加し、第2ゲージ15c及び15dは同じ値Jだけ減少する。
こうして、R1=R3=R+I及びR2=R4=R−Jが得られる。
式(3)を代入すると以下が得られる。
(3)=(R+I)2−(R−J)2
=I2−J2+2RI+2RJ
せん断が完璧であると考えられ、つまり、ゲージ15a及び15bはゲージ15c及び15dの縮みと同じだけ伸びる、すなわちI=Jで、(3)においてIをJに代入する場合でも、(3)=4RI≠0が得られる。
また、せん断がプレート17の方向20に沿った移動によるものと考える場合、ゲージ15a及び15cが伸び、ゲージ15b及び15dが縮む。
つまり、ゲージ15a及び15cの抵抗値が同じ値Iだけ増加し、ゲージ15b及び15dの抵抗値が同じ値Jだけ減少する。
こうして、R1=R2=R+I及びR3=R4=R−Jが得られる。
式(3)を代入すると以下が得られる。
(3)=(R+I).(R−J)−(R+I).(R−J)
=0
こうした場合、式(3)が成立し、ゼロ出力電圧Vsが測定され、せん断は測定されない。
こうして、第3実施例に係るねじ1は、せん断の方向を事前に分かっていれば、ねじヘッド2に付加された応力を測定するために、せん断を測定できる。
引張及びせん断が同時の場合、第2実施例と同じ論理を用いることでせん断のみが測定されることが理解されよう。
ここでも、各種のねじに検量線を確立することができる。
特定の実施例によれば、ねじ1は、それぞれが上記のようにホイートストン・ブリッジ13によって接続される引張用のゲージ12a〜12d又は14a〜14hと、せん断用のゲージ15a〜15dとを備えてもよい。
このため、こうしたねじ1は、ねじヘッド2において、その方向が知られたせん断応力及び引張応力の両方を測定できる。
当然ながら、本発明の上記の実施例は提示及び非限定を目的として提供されており、本発明の範囲を逸脱することなく変更できることが理解されよう。

Claims (15)

  1. ねじヘッド(2)とねじ山付きの円筒状本体(3)とを有するねじ(1)であって、
    前記ねじ(1)内の応力を測定するために、前記ねじヘッド(2)に、前記ねじヘッド(2)の変形と共に変形するように配置されたひずみゲージ(12a〜12d;14a〜14h;15a〜15d)が設けられ、
    前記ひずみゲージ(12a〜12d;14a〜14h;15a〜15d)は、電源と、前記ねじ内の少なくとも1つの応力の値を前記ひずみゲージ(12a〜12d;14a〜14h;15a〜15d)の変形から判定するための判定手段とに接続され、又は接続可能であって、
    前記ねじヘッド(2)は、その上面(2a)に、前記ねじ(1)の前記円筒状本体(3)の回転軸線と一直線上にある回転軸線を有する円錐状孔(10)を有し、
    前記ひずみゲージ(12a〜12d;14a〜14h;15a〜15d)は、前記円錐状孔(10)の変形と共に変形するように、前記円錐状孔(10)の壁に配置され、
    前記ひずみゲージ(12a〜12d;14a〜14h;15a〜15d)は、前記円筒状本体(3)内の応力を判定するために、引張及びせん断から選択される、前記ねじ(1)内の応力の少なくとも1種類を測定するように配向されることを特徴とする、ねじ(1)。
  2. 前記ねじヘッドに、所謂引張用のゲージである4つの第1ひずみゲージ(14a〜14d)と、同じく所謂引張用である4つの第2ひずみゲージ(14e〜14h)とが設けられ、
    前記第1ひずみゲージ(14a〜14d)はそれぞれ、その主要測定方向が、前記円錐状孔(10)の母線と一直線上となるように配置され、互いの間の角度が等しくなるように配列され、
    前記第2ひずみゲージ(14e〜14h)はそれぞれ、その主要測定方向が、前記円錐状孔(10)の前記壁と、前記ねじヘッド(2)の前記上面(2a)に平行な仮想平面との交線に形成される円上にあるように配置され、前記円の円周上に互いの距離が等しくなるように配列され、
    前記第1ひずみゲージ(14a〜14d)は、隣接して直列に電気的に接続する2つの第1ゲージ(14a〜14d)をそれぞれが備える2つのゲージ群を形成し、前記第2ひずみゲージ(14e〜14h)は、隣接して直列に電気的に接続する2つの第2ゲージ(14e〜14h)をそれぞれが備える2つの他のゲージ群を形成し、
    これら4つのゲージ群は、前記電源と前記判定手段とに接続され、又は接続可能であるホイートストン・ブリッジ(13)によって接続され、
    前記第1及び第2ゲージ(14a〜14h)は、前記円筒状本体(3)内の応力を知るために、前記ねじヘッド(2)の内部引張応力を測定することを可能にすることを特徴とする、請求項1に記載のねじ(1)。
  3. 前記ねじヘッド(2)が六角形のヘッドであって、
    前記第1ゲージ(14a〜14d)のそれぞれの前記主要測定方向は、前記円錐状孔(10)の頂点を、前記円錐状孔(10)の生成した前記円と前記ねじヘッド(2)の前記上面(2a)の輪郭を画成する六角形の対向する2つの頂点を結ぶ線分との交点まで結ぶ母線に対して、10〜30度の角度を形成することを特徴とする、請求項2に記載のねじ(1)。
  4. 前記第1ゲージ(14a〜14d)のそれぞれの前記主要測定方向は、前記円錐状孔(10)の頂点を、前記円錐状孔(10)の生成した前記円と前記ねじヘッド(2)の前記上面(2a)の輪郭を画成する六角形の対向する2つの頂点を結ぶ線分との交点まで結ぶ母線に対して、15度の角度を形成することを特徴とする、請求項3に記載のねじ(1)。
  5. 各第2ゲージ(14e〜14h)が、その中心が前記第1ゲージ(14a〜14d)のうちの対応する1つの前記主要測定方向上に位置付けられることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載のねじ(1)。
  6. 各第2ゲージ(14e〜14h)が、前記対応する第1ゲージ(14a〜14d)と、ダブルゲージロゼットの形態で一体であることを特徴とする、請求項に記載のねじ(1)。
  7. 前記ねじヘッド(2)に、所謂せん断用のゲージである4つのひずみゲージ(15a〜15d)が設けられ、
    第1(15a)及び第3(15c)ゲージは、前記円錐状孔(10)の主要母線の両側に45度に位置付けられる2つの母線に平行に配置され、
    他の2つのゲージ(15b,15d)は、前記円錐状孔(10)の前記主要母線に対して直径方向に対向する前記円錐状孔(10)の他の主要母線の両側に45度に位置付けられる2つの母線に平行に配置され、
    前記4つのゲージ(15a〜15d)は、前記電源と前記判定手段とに接続され、又は接続可能であるホイートストン・ブリッジ(18)によって接続され、
    前記4つのゲージ(15a〜15d)は、前記円筒状本体(3)内の応力を知るために、前記ねじヘッド(2)の内部せん断応力を測定することを可能にすることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のねじ(1)。
  8. 前記ねじヘッドに、所謂引張用のゲージである4つのひずみゲージ(12a〜12d)が設けられ、
    2つのゲージ(12a,12c)はそれぞれ、その主要測定方向が前記円錐状孔(10)の母線と一直線上となるように配置され、これら2つの母線が直径方向に対向し、
    他の2つのゲージ(12b,12d)はそれぞれ、その主要測定方向が、前記円錐状孔(10)の前記壁と、前記ねじヘッド(2)の前記上面(2a)に平行な仮想平面上との交線に形成される円上にあるように配置され、前記円の円周上に互いの距離が等しくなるように配列され
    記4つのゲージ(12a〜12d)は、前記電源と前記判定手段とに接続され、又は接続可能であるホイートストン・ブリッジ(13)によって接続され、
    前記4つのゲージ(12a〜12d)は、前記ねじヘッド(2)内にせん断が付加されない場合、内部引張応力を測定することを可能にすることを特徴とする、請求項1に記載のねじ(1)。
  9. 他の2つのゲージ(12b,12d)はそれぞれ、それぞれの中心が、前記2つの母線のうちの対応する母線上に位置付けられることを特徴とする、請求項8に記載のねじ(1)。
  10. 前記円錐状孔(10)は、前記ねじヘッド(2)の高さ以下の高さを有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のねじ(1)。
  11. 前記円錐の頂点における角度は、70〜150度であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のねじ(1)。
  12. 前記円錐の頂点における角度は、75〜120度であることを特徴とする、請求項11に記載のねじ(1)。
  13. 前記円錐の頂点における角度は、90度であることを特徴とする、請求項11に記載のねじ(1)。
  14. 溝(11)が、前記ねじ山付きの円筒状本体(3)に対して同軸に隣接するように前記ねじヘッド(2)の下面に形成されていることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載のねじ(1)。
  15. 前記ひずみゲージ(12a〜12d;14a〜14h;15a〜15d)は、前記電源と前記判定手段とに無線で接続され、又は接続可能であって、
    前記ひずみゲージ(12a〜12d;14a〜14h;15a〜15d)は、第1近距離無線通信(NFC)式無線トランシーバーに接続され、
    前記電源と前記判定手段とは、第2NFC式無線トランシーバーに接続され、
    前記第1及び第2トランシーバーは、それらの間で電力及び情報を無線送信することが可能であることを特徴とする、請求項1〜1のいずれか一項に記載のねじ(1)。
JP2018520032A 2015-07-09 2016-07-08 経験した引張ひずみ及び/又はせん断ひずみを測定する伸縮性ひずみゲージを備えるねじ Active JP6810142B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1556518A FR3038671B1 (fr) 2015-07-09 2015-07-09 Vis munie de jauges d'extensometrie pour mesurer la contrainte de traction et/ou de cisaillement subie(s) par la vis
FR1556518 2015-07-09
PCT/FR2016/051749 WO2017006068A1 (fr) 2015-07-09 2016-07-08 Vis munie de jauges d'extensometrie pour mesurer la contrainte de traction et/ou de cisaillement subie(s) par la vis

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018527585A JP2018527585A (ja) 2018-09-20
JP6810142B2 true JP6810142B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=54066111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018520032A Active JP6810142B2 (ja) 2015-07-09 2016-07-08 経験した引張ひずみ及び/又はせん断ひずみを測定する伸縮性ひずみゲージを備えるねじ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10731693B2 (ja)
EP (1) EP3320219B1 (ja)
JP (1) JP6810142B2 (ja)
CN (1) CN107850103B (ja)
ES (1) ES2760610T3 (ja)
FR (1) FR3038671B1 (ja)
WO (1) WO2017006068A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6989667B2 (ja) * 2016-02-12 2022-01-05 株式会社サンノハシ 構造物で使われる力学部材
JP6864499B2 (ja) * 2017-02-28 2021-04-28 株式会社サンノハシ 軸力を検出するための締結ボルト装置
US11589905B2 (en) * 2018-07-19 2023-02-28 Warsaw Orthopedic, Inc. Set screw sensor placement
US11529208B2 (en) 2018-07-19 2022-12-20 Warsaw Orthopedic, Inc. Break-off set screw
US10893915B2 (en) * 2019-05-07 2021-01-19 Warsaw Orthopedic, Inc. Surgical system and method
US11298162B2 (en) * 2018-07-19 2022-04-12 Warsaw Orthopedic, Inc. Load sensing assembly for a spinal implant
US11707299B2 (en) * 2018-07-19 2023-07-25 Warsaw Orthopedic, Inc. Antenna placement for a digital set screw
EP3736552A1 (en) * 2019-05-08 2020-11-11 Hilti Aktiengesellschaft Shear sensor collar
CN110543036B (zh) * 2019-08-15 2021-07-06 Tcl华星光电技术有限公司 液晶显示屏
CN112179553B (zh) * 2020-09-09 2021-06-22 西南交通大学 一种超声同步测量螺栓轴向力和剪切力的方法
CN113567014A (zh) * 2021-08-05 2021-10-29 东风汽车集团股份有限公司 车辆底盘紧固连接系统失效检测方法及装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2600029A (en) * 1946-11-12 1952-06-10 Gerotor May Corp Stress indicating bolt or stud
US3201977A (en) * 1961-02-20 1965-08-24 Kutsay Ali Umit Strain gauge
USRE30183E (en) * 1976-09-24 1980-01-08 Radio-frequency tuned-circuit microdisplacement transducer
SE424573B (sv) * 1978-11-13 1982-07-26 Atlas Copco Ab Bult for axialkraftoverforing
DE4410722A1 (de) * 1994-03-28 1995-10-05 Bosch Gmbh Robert Vorrichtung zur berührungsfreien Bestimmung der Vorspannkraft
US7441462B2 (en) * 2001-01-29 2008-10-28 Innovation Plus, Llc Load indicating member with identifying element
US7973671B2 (en) * 2004-05-19 2011-07-05 Vibrosystm Inc. Shear component breakage detection
US7293466B2 (en) * 2005-07-19 2007-11-13 Hitachi, Ltd. Bolt with function of measuring strain
US20080253858A1 (en) * 2007-04-12 2008-10-16 Chih-Ching Hsieh Screwing device with function of twisting force measurement
US8521448B1 (en) * 2009-10-21 2013-08-27 The Boeing Company Structural analysis using measurement of fastener parameters
TWI334464B (en) * 2007-12-13 2010-12-11 Ind Tech Res Inst Fixing element and inspection system thereof
JP2010053927A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Asahi Electric Works Ltd 締め付け装置およびその軸力検出システム
CN101354300A (zh) * 2008-09-19 2009-01-28 清华大学 螺栓受力检测装置
US8584957B2 (en) * 2012-01-23 2013-11-19 Silicon Valley Microe Corp. Intelligent fastener
TWI495800B (zh) * 2013-03-06 2015-08-11 Kabo Tool Co A screw with a locking force
JP6324405B2 (ja) 2013-11-22 2018-05-16 株式会社サンノハシ ボルト、ナット、および歪測定システム
CN203745120U (zh) * 2014-01-06 2014-07-30 潍柴动力股份有限公司 螺栓受力检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
ES2760610T3 (es) 2020-05-14
US20180195547A1 (en) 2018-07-12
CN107850103A (zh) 2018-03-27
EP3320219B1 (fr) 2019-09-11
FR3038671A1 (fr) 2017-01-13
EP3320219A1 (fr) 2018-05-16
JP2018527585A (ja) 2018-09-20
WO2017006068A1 (fr) 2017-01-12
FR3038671B1 (fr) 2017-07-21
CN107850103B (zh) 2019-09-13
US10731693B2 (en) 2020-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6810142B2 (ja) 経験した引張ひずみ及び/又はせん断ひずみを測定する伸縮性ひずみゲージを備えるねじ
US20130340537A1 (en) Force sensor including sensor plate with local differences in stiffness
US9372125B2 (en) Load detecting device
KR100411354B1 (ko) 하중측정장치
JP4323568B1 (ja) ボルト螺合部の応力測定方法および装置
US20080253858A1 (en) Screwing device with function of twisting force measurement
TWI518253B (zh) Can feel the tension of the screw pieces
ES2258252T3 (es) Procedimiento para detectar defectos de medida de planeidad en flejes, especialmente flejes de acero y de metal, y rodillo de medida de planeidad.
JPS61181932A (ja) 荷重指示用部材、装置および方法
US4977783A (en) Load monitor
WO2015174193A1 (ja) ボルト締め付け実習装置
US20170131171A1 (en) Tension and Torque Calibration Apparatus
JP2017129556A (ja) 定着ボルト試験機
CN206114179U (zh) 一种测量高强螺栓连接副扭矩系数的装置
US4140010A (en) Load test apparatus for hoisting units by means of strain gages
US7819017B2 (en) Dynamometer element
CN205607835U (zh) 一种螺栓连接摩擦面的抗滑移系数测量装置
KR101149503B1 (ko) 휴대용 스트레인 계측 장치.
EP3483577B1 (en) System and method for determining tension of a non-living object
JP2021001757A (ja) 荷重変換器
CN103419165B (zh) 一种高精度扭矩扳子及其校验、安装和检测方法
US7013737B2 (en) Removable twisting measuring device for various hand tools
RU2519363C1 (ru) Динамометрический ключ
US4067115A (en) Rolling mill equipment
KR100295844B1 (ko) 소성역 체결 볼트 축력계

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180626

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6810142

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250