JP6809300B2 - 排気還流装置 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、エンジンから排出された排気の一部をエンジンの吸気側に再循環する排気還流装置に関するものである。
特許文献1は、排気の一部(EGRガス)を吸気側に還流して再循環する排気還流装置(EGR装置)を開示する。排気還流装置は、EGRガスを吸気側に還流する際に、EGRガスを適切な温度に制御することが求められる。排気還流装置は、EGRクーラにおいてエンジン冷却水とEGRガスとの間で熱交換を行う。エンジン冷却水の温度が低い場合は、エンジン冷却水を燃焼式ヒータで加熱して、エンジン冷却水の温度をEGRガスの露点温度以上とする。これにより、結露したEGRガスにEGRガスの成分が溶け込むことで生じる硫酸の発生を抑えられる。よって、エンジンの暖機が完了する前から排気再循環を実施することが可能であり、早期に排気還流装置による窒素酸化物の低減効果が得られる。
特開平11−125151号公報
ところで、上記の従来の排気還流装置は、エンジン冷却水の加熱に燃焼式ヒータを使用している。このため、エンジン冷却水の加熱に多くの燃料が必要であり、燃費が悪化するという問題がある。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、排気還流装置にはさらなる改良が求められている。
開示されるひとつの目的は、EGRガスを加熱する際に、効率的な熱交換を行うことのできる排気還流装置を提供することである。
ここに開示された排気還流装置は、エンジン(16)からの排気をエンジンの吸気管(17)に還流させる排気還流管(3、4)と、排気還流管に接続されて、排気とエンジンの冷却に使用されるエンジン冷却水との熱交換を行う排気熱交換器(20)と、エンジン冷却水を排気熱交換器に循環させる冷却水管(6、7)と、排気熱交換器から外部への伝熱経路上に断熱層を形成する断熱材(27、127、227)とを備え、排気熱交換器は、排気が通過する複数のチューブ(21)と、チューブが内部に収められているケーシング(30)と、ケーシングの内部に設けられ、チューブを流れる排気と熱交換するエンジン冷却水が通過する冷却水流路(23)と、ケーシングと伝熱可能に設けられ、複数のチューブへと排気を分配する入口側フランジ(25)と、ケーシングと伝熱可能に設けられ、複数のチューブを通過した排気を集める出口側フランジ(125)とを備え、排気還流管は、出口側フランジに接続するための下流フランジ(4a)を備え、断熱材は、出口側フランジと下流フランジとの間に設けられている出口側断熱材(127)であって、出口側フランジの接続面(125c)の少なくとも外周縁を覆うように設けられている。
また、ここに開示された排気還流装置は、エンジン(16)からの排気をエンジンの吸気管(17)に還流させる排気還流管(3、4)と、排気還流管に接続されて、排気とエンジンの冷却に使用されるエンジン冷却水との熱交換を行う排気熱交換器(20)と、エンジン冷却水を排気熱交換器に循環させる冷却水管(6、7)と、排気熱交換器から外部への伝熱経路上に断熱層を形成する断熱材(27、127、227)とを備え、排気熱交換器は、排気が通過する複数のチューブ(21)と、チューブが内部に収められているケーシング(30)と、ケーシングの内部に設けられ、チューブを流れる排気と熱交換するエンジン冷却水が通過する冷却水流路(23)と、ケーシングと伝熱可能に設けられ、複数のチューブへと排気を分配する入口側フランジ(25)と、ケーシングと伝熱可能に設けられ、複数のチューブを通過した排気を集める出口側フランジ(125)とを備え、排気還流管は、入口側フランジに接続するための上流フランジ(3a)と出口側フランジに接続するための下流フランジ(4a)とを備え、断熱材は、入口側フランジと上流フランジとの間に設けられている入口側断熱材(27)と、出口側フランジと下流フランジとの間に設けられている出口側断熱材(127)とを備え、出口側断熱材は、入口側断熱材よりも断熱性能が高い。
開示される排気還流装置によると、排気熱交換器を構成する構成部品を覆うように断熱材を備えている。これにより、排気熱交換器からの放熱を低減して効率的な熱交換を行い、EGRガスを効果的に温めることができる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
排気還流装置のブロック図である。 第1実施形態の排気熱交換器の分解斜視図である。 第1実施形態の排気熱交換器の正面図である。 第1実施形態の排気熱交換器の頂面図である。 蓄熱装置の模式図である。 排気還流装置のバルブ制御を示すフローチャート図である。 第2実施形態の排気熱交換器の頂面図である。 第2実施形態の排気熱交換器の側面図である。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的におよび/または構造的に対応する部分および/または関連付けられる部分には同一の参照符号、または百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分および/または関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。
第1実施形態
図1において、排気還流装置1は、エンジン(ENG)16、排気熱交換器20、蓄熱装置50、およびそれらをつなぐ配管を備えている。排気還流装置1は、乗り物に搭載されている。排気還流装置1は、排気の一部をEGRガスとしてエンジン16の吸気側に戻すことで排気を再循環するものである。
エンジン16は、吸気管17と排気管18とを備えている。排気管18は、排気還流管の一部をなす第1EGR管3を備えている。吸気管17は、排気還流管の一部をなす第2EGR管4を備えている。第1EGR管3と第2EGR管4は、排気熱交換器20を介して連通している。言い換えると、排気熱交換器20は、EGRガスを排気熱交換器20内部に導入する第1EGR管3を備えている。排気熱交換器20は、EGRガスを排気熱交換器20内部から外部に流出する第2EGR管4を備えている。
第2EGR管4には、EGRバルブ14が設けられている。EGRバルブ14は、第2EGR管4を経て吸気管17に導入される排気流量を調整する制御弁である。EGRバルブ14としては、たとえば、ステッピングモータあるいはリニアソレノイド等を動力源として作動するポペット弁等が使用可能である。EGRバルブ14は、全閉位置および全開位置のほかに、全閉位置から全開位置までの任意の位置に保持可能な構造のものである。EGRバルブ14は、吸気管17に導入される排気流量を、0から最大流量までの間で連続的に制御することができる。
排気熱交換器20は、エンジン冷却水(LLC)を排気熱交換器20内部から外部に流出する冷却水流出管7を備えている。冷却水流出管7は、エンジン16に接続されている。排気熱交換器20は、エンジン冷却水を排気熱交換器20内部に導入する冷却水導入管6を備えている。冷却水導入管6は、エンジン16に接続されている。冷却水導入管6と冷却水流出管7とは、エンジン冷却水の流れる冷却水管をなしている。冷却水導入管6は、冷却水温度センサ61を備えている。冷却水温度センサ61は、冷却水導入管6におけるエンジン16に近い位置に配置されている。
冷却水導入管6は、加熱手段としての蓄熱装置50を備えている。蓄熱装置50は、冷却水温度センサ61の下流に位置している。言い換えると、冷却水導入管6において、冷却水温度センサ61から排気熱交換器20までの経路の途中に蓄熱装置50を備えている。エンジン16から流れ出たエンジン冷却水は、冷却水温度センサ61を通過した後に、蓄熱装置50に向かって流れる。冷却水温度センサ61はエンジン16から流れ出た直後のエンジン冷却水の水温を測定可能に設けられている。
冷却水導入管6は、バイパス管62を備えている。バイパス管62は、蓄熱装置50の入口配管52と出口配管53とを接続している。バイパス管62は、蓄熱装置50を経由しない流路を構成している。言い換えると、冷却水導入管6は、バイパス管62を通過する経路と蓄熱装置50を経由する経路との2つの経路を有している。
バイパス管62は、バルブ63を備えている。言い換えると、冷却水導入管6において、蓄熱装置50とバルブ63とは並列の関係にある。バルブ63は、所定部位の流路における断面積を調整することで流量を調整する。バルブ63としては、たとえば、ステッピングモータあるいはリニアソレノイド等を動力源として作動するポペット弁等が使用可能である。バルブ63は、全閉位置および全開位置のほかに、全閉位置から全開位置までの任意の位置に保持可能な構造のものである。バルブ63は、バイパス管62に導入されるエンジン冷却水の流量を、0から最大流量までの間で連続的に制御することができる。蓄熱装置50の流路抵抗に比べ、バイパス管62の流路抵抗を小さく設定している。このため、バルブ63を開いた場合には、エンジン冷却水は流路抵抗の小さなバイパス管62を流れる。バルブ63を閉じた場合には、バイパス管62の流路が閉じているため、エンジン冷却水は蓄熱装置50を流れる。
蓄熱装置50は、入口配管52を備えている。入口配管52は、冷却水導入管6と連通して蓄熱装置50に冷却水を流入可能に設けられている。蓄熱装置50は、出口配管53を備えている。出口配管53は、冷却水導入管6と連通して蓄熱装置50から冷却水を流出可能に設けられている。蓄熱装置50は、蓄熱装置50の温度を測定する蓄熱温度センサ55を備えている。蓄熱温度センサ55は、出口配管53に設けられている。蓄熱装置50の温度としては、蓄熱装置50により熱交換を行った直後のエンジン冷却水の温度を測定している。
排気還流装置1は、エンジン16の排気の一部をEGRガスとして吸気管17に導入してエンジン16のシリンダ内に吸入させる。排気熱交換器20内には、第1EGR管3を通ってEGRガスが導入される。排気熱交換器20に導入されたEGRガスは、排気熱交換器20の内部を流れる。排気熱交換器20の内部を流れたEGRガスは、第2EGR管4を通って吸気管17に戻される。こうして排気がエンジン16に再循環する。
排気熱交換器20内には、冷却水導入管6を通ってエンジン冷却水が導入される。排気熱交換器20に導入されたエンジン冷却水は、排気熱交換器20の内部を流れる。排気熱交換器20の内部を流れたエンジン冷却水は、冷却水流出管7を通って排気熱交換器20から導出される。排気熱交換器20は、EGRガスとエンジン冷却水との間で熱交換を行う。
排気熱交換器20は、EGRガスの加熱を目的とした熱交換を行う。エンジン16の始動直後など、EGRガスの温度が低い状態では、エンジン冷却水を用いて、EGRガスを凝縮温度よりも高い温度に加熱する。これにより、EGRガスの凝縮を防止しつつ、早期に排気還流装置1を運転可能としている。排気熱交換器20は、EGRガスの吸熱を目的とした熱交換を行う。エンジン16の暖気完了後など、EGRガスの温度が高い状態では、エンジン冷却水を用いて、EGRガスの熱を吸熱する。EGRガスの温度を下げることで、ガス密度を高め、エンジン16の損失低減およびノッキングを防止する。熱交換して適切な温度になったEGRガスは、第2EGR管4を介して吸気管17に導入される。排気熱交換器20とEGRガスとで熱交換を開始可能なエンジン冷却水の温度としては、EGRガスの凝縮温度よりも高い温度であればよい。具体的には、40℃以上の温度が好ましい。
排気還流装置1は、制御装置(ECU)15を備えている。制御装置15は、EGRバルブ14と、蓄熱温度センサ55と、冷却水温度センサ61と、バルブ63とに接続されている。制御装置15は、イグニッションスイッチ90とバッテリ91に接続されている。制御装置15は、イグニッションスイッチ90によるON/OFFを検出して、エンジン16の始動や停止などを制御する。制御装置15は、冷却水温度センサ61と蓄熱温度センサ55とで測定された温度に基づき、バルブ63の弁開度を制御する。バルブ63の弁開度制御の詳細については後述する。
図2において、排気熱交換器20は、構成部品として、チューブ21と、ケーシング30と、入口側フランジ25と、出口側フランジ125と、入口側コアプレート26と、出口側コアプレート126とを有している。排気熱交換器20は、複数のチューブ21を積層配置して直方体形状としている。チューブ21は、断面が扁平長方形状を成す管部材として形成されている。チューブ21の扁平面に対して垂直な方向に隙間を保ちつつ複数のチューブ21が積層されている。
チューブ21の内部には、インナーフィン22が配設されている。インナーフィン22は、断面が波形形状である。インナーフィン22は、チューブ21の端部から逆側の端部まで一様に形成されている。
EGRガスの入口側に位置するチューブ21の端部は、入口側コアプレート26に接合されている。入口側コアプレート26は、孔部26aが複数設けられている。孔部26aは所定の間隔をあけて平行に並んで設けられている。EGRガスの入口側に位置するチューブ21の端部は、入口側コアプレート26の孔部26aに嵌合して接合固定されている。入口側コアプレート26の外側には、入口側フランジ25が接合固定されている。入口側フランジ25は、中央部分に入口側開口25aを備えた四角形状の筒形部材である。入口側開口25aは、EGRガスを複数のチューブ21に分配する空間を形成している。入口側フランジ25の四隅には、ボルト等を挿通させて排気熱交換器20を所定の位置に固定するための取り付け孔25bを備えている。
入口側フランジ25は、排気熱交換器20の外面の一部を構成する入口側接続面25cを備えている。入口側接続面25cは、第1EGR管3と入口側フランジ25との接続面をなしている。
入口側フランジ25には、入口側断熱材27が配されている。入口側断熱材27は、入口側接続面25cに設けられている。入口側断熱材27は、入口側接続面25cに対して直接貼り付けて固定されている。入口側断熱材27は、中央部分に入口側断熱材開口27aを備えた四角形状のシート状の部材である。入口側断熱材27の四隅には、ボルト等を挿通させて排気熱交換器20を所定の位置に固定するための取り付け孔27bを備えている。入口側断熱材27は、独立気泡の発泡断熱材である。入口側断熱材27は、断熱材料としての固体熱伝導率の低さと、内部に泡状の空洞部を有することによる構造的特徴とで断熱層を形成している。入口側断熱材27は、入口側フランジ25からの熱のやり取りを低減させる断熱層を提供する断熱機能を有している。入口側断熱材27は、配管同士のつなぎ目において流体が漏れ出すことを防ぐシール機能を有している。入口側断熱材27は、断熱機能とシール機能を両立する部材であればよく、独立気泡の発泡断熱材に限られない。
図3において、入口側断熱材27は、入口側接続面25cの全体を覆うように設けられている。すなわち、1枚の入口側断熱材27で入口側接続面25cの内周縁と外周縁との両方を覆っている。
図4において、第1EGR管3は、入口側フランジ25と接続するための上流フランジ3aを備えている。上流フランジ3aは、第1EGR管3の端部から外周側に張り出した形状である。上流フランジ3aの四隅には、ボルト等を挿通させて排気熱交換器20を所定の位置に固定するための取り付け孔が備えられている。排気熱交換器20は、入口側フランジ25と上流フランジ3aとをボルト等でつないで、第1EGR管3と連通している。
図2において、EGRガスの出口側に位置するチューブ21の端部は、出口側コアプレート126に接合されている。出口側コアプレート126は、孔部126aが複数設けられている。孔部126aは、所定の間隔をあけて平行に並んで設けられている。EGRガスの出口側に位置するチューブ21の端部は、出口側コアプレート126の孔部126aに嵌合して接合固定されている。出口側コアプレート126の外側には、出口側フランジ125が接合固定されている。出口側フランジ125は、中央部分に出口側フランジ開口125aを備えた四角形状の筒形部材である。出口側フランジ開口125aは、EGRガスを複数のチューブ21から集める空間を形成している。出口側フランジ125の四隅には、ボルト等を挿通させて排気熱交換器20を所定の位置に固定するための取り付け孔125bを備えている。
出口側フランジ125は、排気熱交換器20の外面の一部を構成する出口側接続面125cを備えている。出口側接続面125cは、第2EGR管4と出口側フランジ125との接続面をなしている。
出口側フランジ125には、出口側断熱材127が配されている。出口側断熱材127は、出口側接続面125cに設けられている。出口側断熱材127は、出口側フランジ125に対して直接貼り付けて固定されている。出口側断熱材127は、中央部分に出口側断熱材開口127aを備えた四角形状のシート状の部材である。出口側断熱材127の四隅には、ボルト等を挿通させて排気熱交換器20を所定の位置に固定するための取り付け孔127bを備えている。出口側断熱材127は、独立気泡の発泡断熱材である。出口側断熱材127は、断熱材料としての固体熱伝導率の低さと、内部に泡状の空洞部を有することによる構造的特徴とで断熱層を形成している。出口側断熱材127は、出口側フランジ125からの熱のやり取りを低減させる断熱層を提供する断熱機能を有している。出口側断熱材127は、配管同士のつなぎ目において流体が漏れ出すことを防ぐシール機能を有している。出口側断熱材127は、断熱機能とシール機能を両立する部材であればよく、独立気泡の発泡断熱材に限られない。
図4において、第2EGR管4は、出口側フランジ125と接続するための下流フランジ4aを備えている。下流フランジ4aは、第2EGR管4の端部から外周側に張り出した形状である。下流フランジ4aの四隅には、ボルト等を挿通させて排気熱交換器20を所定の位置に固定するための取り付け孔を備えている。排気熱交換器20は、出口側フランジ125と下流フランジ4aとをボルト等で接続固定して、第2EGR管4と連通している。
図2において、ケーシング30は、2つのケーシング部材を重ね合わせて接合されている。ケーシング30は、角筒状に形成されている。四角形の角筒状のケーシング30の外面は、入口面30a、出口面30b、頂面30c、底面30dの4つの四角形状の面から構成されている。
入口面30aは、ケーシング30の外面を構成する複数ある面のうちの1つの面である。入口面30aは、水入口管32が突出して設けられている面である。入口面30aは、排気熱交換器20の設置状態における排気熱交換器20の側面を構成する面である。入口面30aは、流入したエンジン冷却水がEGRガスと最初に熱交換を行う面である。すなわち、入口面30aは、ケーシング30の各面において、最もEGRガスとケーシング30との温度差が生じやすい面である。
出口面30bは、ケーシング30の外面を構成する複数ある面のうちの1つの面である。出口面30bは、水出口管36が突出して設けられている面である。出口面30bは、排気熱交換器20の設置状態における排気熱交換器20の側面を構成する面である。出口面30bは、EGRガスと熱交換を行った後のエンジン冷却水が流れる面である。すなわち、出口面30bは、ケーシング30の各面において、最もEGRガスとケーシング30との温度差が生じにくい面である。入口面30aと出口面30bとは、互いに平行な面である。
頂面30cは、排気熱交換器20の設置状態における排気熱交換器20の上側を構成する面である。底面30dは、排気熱交換器20の設置状態における排気熱交換器20の下側を構成する面である。頂面30cと底面30dとは、互いに平行な面である。
排気熱交換器20の外面は、排気熱交換器20以外の部品と接続する面と、排気熱交換器20の外側を構成する面とを含んで構成されている。すなわち、排気熱交換器20の外面は、入口側フランジ25と出口側フランジ125とケーシング30とで構成されている。より具体的には、排気熱交換器20の外面は、入口側接続面25cと、出口側接続面125cと、入口面30aと、出口面30bと、頂面30cと、底面30dとの6つの面で構成されている。外面は外部に露出している部分の面であればよく、上述した6つの面に限られない。
ケーシング30の入口面30aには、外側に張り出す第1膨出部31を備えている。第1膨出部31は、出口側フランジ125よりも入口側フランジ25に近い位置に設けられている。ケーシング30は、第1膨出部31を備えた入口面30aとはチューブ21を挟んで反対側の出口面30bに第2膨出部35を備えている。第2膨出部35は、入口側フランジ25よりも出口側フランジ125に近い位置に設けられている。
第1膨出部31には、入口側パイプ孔が設けられている。入口側パイプ孔に、エンジン冷却水が流入する水入口管32が嵌合して接合されている。水入口管32は、冷却水導入管6と接続されている。第2膨出部35には、出口側パイプ孔が設けられている。出口側パイプ孔に、エンジン冷却水が流出する水出口管36が嵌合して接合されている。水出口管36は、冷却水流出管7と接続されている。
図3において、水入口管32と水出口管36は、略同じ高さに設けられている。複数のチューブ21は互いに平行に設けられている。
図2において、ケーシング30とチューブ21との間、および隣接するチューブ21同士の間には冷却水流路23として機能する隙間が形成されている。すなわち、エンジン冷却水は、水入口管32から流入し、第1膨出部31からケーシング30の内部に広がる。
ケーシング30の内部に流入したエンジン冷却水は、チューブ21の外表面などに沿って流れる。言い換えると、エンジン冷却水は、チューブ21、ケーシング30、入口側コアプレート26、出口側コアプレート126で形成された閉空間内の隙間である冷却水流路23を流れる。
一部のエンジン冷却水は、チューブ21の外表面と接触して熱交換しながら冷却水流路23を流れる。チューブ21の内側にはEGRガスが流れている。このため、エンジン冷却水は、チューブ21を流れているEGRガスと熱交換を行うこととなる。一部のエンジン冷却水は、入口側コアプレート26の裏面と接触して熱交換しながら冷却水流路23を流れる。入口側コアプレート26の表側には、チューブ21で熱交換を行う前のEGRガスが流れている。このため、エンジン冷却水は、チューブ21を流れる前のEGRガスと熱交換を行うこととなる。一部のエンジン冷却水は、出口側コアプレート126の裏面と接触して熱交換しながら冷却水流路23を流れる。出口側コアプレート126の表側には、チューブ21で熱交換を行った後のEGRガスが流れている。このため、エンジン冷却水は、チューブ21を流れた後のEGRガスと熱交換を行うこととなる。一部のエンジン冷却水は、ケーシング30の裏面と接触して熱交換しながら冷却水流路23を流れる。ケーシング30の外表面は、外気にさらされている。このため、エンジン冷却水は、外気と熱交換を行うこととなる。
エンジン冷却水は、冷却水流路23を流れる過程で上述のように熱交換を行いながら、ケーシング30の第2膨出部35に向かって流れる。第2膨出部35にたどり着いたエンジン冷却水は、水出口管36から流出される。
エンジン冷却水と熱交換したケーシング30は、入口側フランジ25や出口側フランジ125に伝熱する。言い換えると、ケーシング30は、入口側フランジ25と出口側フランジ125とに対して、直接接触して伝熱可能な状態で組みつけられている。エンジン冷却水と熱交換した入口側コアプレート26は、接触状態にある入口側フランジ25に伝熱する。エンジン冷却水と熱交換した出口側コアプレート126は、接触状態にある出口側フランジ125に伝熱する。排気熱交換器20を構成する構成部品であるケーシング30と、入口側フランジ25と、出口側フランジ125とは、エンジン冷却水との熱交換で得た熱を外気に放熱する。
排気熱交換器20を構成する各部材は、エンジン16のEGRガスおよびエンジン冷却水に直接触れるため、耐腐食性および高温強度に優れる材料から形成されている。排気熱交換器20を構成する各部材は、例えばアルミニウム材料や、ステンレス鋼材料から形成されている。排気熱交換器20を構成する各部材は、ろう付け、あるいは溶接により接合されている。
図3において、入口側断熱材27は、入口側フランジ25の入口側接続面25cの外周縁を覆うように設けられている。すなわち、入口側断熱材27は、入口側フランジ25よりもわずかに大きいサイズである。外周縁は、入口側接続面25cにおいて最も外側に位置する端部である。外周縁は、入口側フランジ25の角を構成している。出口側断熱材127についても、入口側断熱材27と同様に、出口側接続面125cの外周縁を覆うように設けられている。
図4において、第1EGR管3と排気熱交換器20とは、ボルトで固定されている状態である。第1EGR管3と排気熱交換器20との固定状態において、上流フランジ3aと入口側フランジ25との間に入口側断熱材27が介在している。言い換えると、第1EGR管3と排気熱交換器20とは、入口側断熱材27により直接は接触していない状態である。言い換えると、排気熱交換器20の外部に相当する第1EGR管3への伝熱経路上に入口側断熱材27を備えている。ボルトと入口側フランジ25との間には、高い断熱性を有するワッシャが配されている。これにより、ボルトを介して排気熱交換器20から第1EGR管3に熱が伝達されることを抑制している。
第2EGR管4と排気熱交換器20とは、ボルトで固定されている状態である。第2EGR管4と排気熱交換器20との固定状態において、下流フランジ4aと出口側フランジ125との間に出口側断熱材127が介在している。言い換えると、第2EGR管4と排気熱交換器20とは、出口側断熱材127により直接は接触していない状態である。言い換えると、排気熱交換器20の外部に相当する第2EGR管4への伝熱経路上に出口側断熱材127を備えている。ボルトと出口側フランジ125との間には、高い断熱性を有するワッシャが配されている。これにより、ボルトを介して排気熱交換器20から第2EGR管4に熱が伝達されることを抑制している。
出口側断熱材127の厚さLoは、入口側断熱材27の厚さLiよりも大きい。すなわち、出口側断熱材127は、入口側断熱材27に比べて断熱性能が高い。
図5において、蓄熱装置50は、蓄熱容器51を備えている。蓄熱容器51は、内側と外側の間に真空領域を設けた真空二重管構造である。蓄熱容器51の内部には、エンジン冷却水を導入する入口配管52を備えている。入口配管52は、蓄熱容器51内部の底に設けられている。入口配管52は、蓄熱容器51内部と冷却水導入管6とを連通している。蓄熱容器51の内部には、エンジン冷却水を流出する出口配管53を備えている。出口配管53は、蓄熱容器51内部の底から蓄熱容器51内部の上方まで延出して設けられている。出口配管53は、蓄熱容器51内部と、冷却水導入管6とを連通している。出口配管53には、蓄熱温度センサ55が設置されている。
蓄熱容器51は、内部に複数の蓄熱カプセル54を備えている。蓄熱カプセル54は、内部に蓄熱材料を充填した球体のカプセルである。蓄熱材料としては、体積変化が小さい固相と液相との相の変化で蓄熱を行う蓄熱材が好ましい。具体的な蓄熱材の例としては、パラフィンワックス、などがあげられる。固相と液相との相変化で蓄熱する蓄熱材料を利用することで、蓄熱装置50としてのサイズが小型であっても、多くの熱を蓄積可能である。ただし、潜熱蓄熱材としてはラウリン酸などの脂肪酸化合物や、キシリトールなどの糖類を主成分とするものも使用可能である。また、使用可能な蓄熱材料としては潜熱蓄熱材に限られず、顕熱蓄熱材として水を利用するなどしてもよい。
蓄熱装置50を経由してエンジン冷却水を循環させる場合、入口配管52からエンジン冷却水が蓄熱容器51内部に流入する。エンジン冷却水は、蓄熱容器51の底から流入して上方に向かって移動する。エンジン冷却水が移動する間、エンジン冷却水は、蓄熱カプセル54と接触して熱交換を行う。エンジン冷却水の温度である冷却水温度Twが低ければ、蓄熱カプセル54はエンジン冷却水に放熱して加熱する。すなわち、加熱手段として機能する。冷却水温度Twが高ければ、蓄熱カプセル54は、エンジン冷却水から熱を受け取って蓄熱する。
蓄熱カプセル54は、エンジン冷却水の流れに対して流速を低下させる抵抗として働く。よって、エンジン冷却水は、バルブ63が開状態の場合には、より流路抵抗の小さなバイパス管62を通ることとなる。蓄熱装置50を経由する場合には、流路抵抗が増大する。このため、バイパス管62を通過させる場合に比べてエンジン冷却に使用可能なエンジン冷却水の量は減少する。蓄熱カプセル54と熱交換を行ったエンジン冷却水は、出口配管53から冷却水導入管6に戻される。
次に、排気再循環におけるバルブ63の制御処理を説明する。図6において、EGRバルブ14を開いて排気再循環をスタートすると、まず、ステップS110でバルブ63を開く。ステップS110の時点では、エンジン冷却水は、流路抵抗の大きな蓄熱装置50を通過せずに、流路抵抗の小さなバイパス管62を通過する状態となる。
ステップS111で、冷却水温度センサ61で測定した冷却水温度Twが、放熱開始水温Tw0より高い温度であるか否かを判断する。放熱開始水温Tw0は、例えば50℃である。冷却水温度Twが放熱開始水温Tw0以上の温度になるまで、エンジン冷却水をバイパス管62に通過させる状態を継続する。この間、エンジン冷却水は、エンジン16と熱交換してエンジン16の熱を吸収する。また、エンジン冷却水は、EGRガスと熱交換してEGRガスの熱を吸収する。これにより、冷却水温度Twは次第に上昇する。冷却水温度Twが放熱開始水温Tw0以上の温度となった場合、ステップS120に進む。
ステップS120では、バルブ63を閉じる。ステップS120の時点では、エンジン冷却水は、蓄熱装置50を通過する状態となる。ステップS121で、蓄熱温度センサ55で測定した蓄熱装置温度Tsが、放熱完了温度Ts1よりも低い温度であるか否かを判断する。放熱完了温度Ts1は、例えば60℃である。放熱完了温度Ts1を固定値とせず、冷却水温度Twを放熱完了温度Ts1としてもよい。蓄熱装置温度Tsが放熱完了温度Ts1を下回る温度になるまで、エンジン冷却水が蓄熱装置50を通過する状態を継続する。言い換えると、蓄熱装置温度Tsが放熱完了温度Ts1を下回る温度になるまで、蓄熱装置50はエンジン冷却水に放熱を継続する。ステップS120とステップS121は、蓄熱装置50がエンジン冷却水への放熱を実行する放熱モードである。蓄熱装置温度Tsが放熱完了温度Ts1を下回る温度になった場合、ステップS130に進む。
ステップS130では、バルブ63を開く。ステップS130の時点では、エンジン冷却水は、蓄熱装置50を通過せずにバイパス管62を通過する状態となる。ステップS130の間は、エンジン冷却水に対して、蓄熱装置50による放熱も蓄熱も行わない。その後、ステップS140に進む。
ステップS140で、冷却水温度Twが、蓄熱開始水温Tw1より高い温度であるか否かを判断する。蓄熱開始水温Tw1は、例えば80℃である。冷却水温度Twが蓄熱開始水温Tw1よりも高い温度になるまで、エンジン冷却水をバイパス管62に通過させる状態を継続する。この間、エンジン冷却水は、エンジン16の熱を吸収してエンジン16を冷却する。また、エンジン冷却水は、EGRガスの熱を吸収してEGRガスを冷却する。これにより、冷却水温度Twは、次第に上昇する。冷却水温度Twが蓄熱開始水温Tw1よりも高い温度になった場合、ステップS141に進む。
ステップS141では、EGRバルブ14が閉じているか否かを判断する。EGRバルブ14が開いている状態とは、排気再循環を継続している状態である。EGRバルブ14が開いている状態では、ステップS140に戻る。すなわち、冷却水温度Twが蓄熱開始水温Tw1よりも高温であり、かつEGRバルブ14が閉じている場合に、ステップS142に進む。
ステップS142では、バルブ63を閉じる。ステップS142の時点では、エンジン冷却水は、蓄熱装置50を通過する状態となる。ステップS143で、蓄熱温度センサ55で測定した蓄熱装置温度Tsが、蓄熱完了温度Ts2よりも高い温度であるか否かを判断する。蓄熱完了温度Ts2は、例えば80℃である。蓄熱完了温度Ts2を固定値とせず、冷却水温度Twを蓄熱完了温度Ts2としてもよい。この場合、蓄熱装置50を経由しても冷却水温度Twが温度を維持しているか否かで判断を行うこととなる。蓄熱装置温度Tsが蓄熱完了温度Ts2を上回る温度になるまで、エンジン冷却水が蓄熱装置50を通過する状態を継続する。言い換えると、蓄熱装置温度Tsが蓄熱完了温度Ts2を上回る温度になるまで、蓄熱装置50はエンジン冷却水からの蓄熱を継続する。ステップS142とステップS143は、蓄熱装置50がエンジン冷却水からの蓄熱を実行する蓄熱モードである。蓄熱装置温度Tsが蓄熱完了温度Ts2を上回る温度になった場合、ステップS150に進む。
ステップS150では、バルブ63を開く。ステップS150の時点では、エンジン冷却水は、蓄熱装置50を通過せずにバイパス管62を通過する状態となる。ステップS150の間は、エンジン冷却水に対して、蓄熱装置50による放熱も蓄熱も行わない。
上述した実施形態によると、入口側断熱材27によって、入口側フランジ25と上流フランジ3aとの接触による熱のリークを抑制している。また、出口側断熱材127によって、出口側フランジ125と下流フランジ4aとの接触による熱のリークを抑制している。これにより、排気熱交換器20の温度が高い状態を維持しやすい。よって、EGRガスを加熱する際に、効率的な熱交換を行うことができる。
入口側断熱材27は、入口側フランジ25の入口側接続面25cの内周縁および外周縁を覆うように設けられている。これにより、入口側フランジ25と上流フランジ3aとが直接接触することによる熱のリークを効果的に抑制することができる。出口側断熱材127は、出口側フランジ125の出口側接続面125cの内周縁および外周縁を覆うように設けられている。これにより、出口側フランジ125と下流フランジ4aとが直接接触することによる熱のリークを効果的に抑制できる。よって、出口側フランジ125周辺でのエンジン冷却水の温度低下を効果的に抑制することができる。このため、熱交換により加熱されたEGRガスの温度が、出口側フランジ125の周辺で低下することを効果的に抑制できる。
出口側断熱材127の断熱性能を入口側断熱材27の断熱性能よりも高くしている。これにより、熱交換で温められたEGRガスの温度が低下してしまうことを効果的に防止できる。断熱性能を高める方法としては、厚さを厚くすることに限られない。例えば、断熱性能が高い断熱材料を選択するなどしてもよい。入口側断熱材27と出口側断熱材127を同じ厚さで同じ断熱性能の断熱材としてもよい。この場合、入口側と出口側とで共通部品の断熱材を利用可能であるため、製造時の作業性を向上できる。
エンジン16が運転しているときに発生するエンジン冷却水の熱を蓄熱して、排気熱交換器20での熱交換に利用する。このため、燃焼式ヒータなどの別の熱源を使用することによる燃費の悪化を防止しつつ、エンジン16の始動後、早期に排気再循環を行うことができる。
エンジン冷却水を蓄熱装置50に経由しないバイパス管62を備えている。このため、エンジン冷却水と蓄熱装置50とが熱交換を行う必要がない場合は、バイパス管62を通過させることで、蓄熱装置50が熱を蓄えた状態を長時間維持できる。
蓄熱装置温度Tsを測定する蓄熱温度センサ55を、出口配管53に備えている。このため、蓄熱温度センサ55はエンジン冷却水との熱のやりとりが完了した最終的な出口温度に近い温度を計測することができる。蓄熱温度センサ55の設置位置は出口配管53に限定されるものではない。例えば、蓄熱容器51の内部に蓄熱温度センサ55を備えるなどしてもよい。蓄熱容器51の内部に蓄熱温度センサ55を備えた場合、蓄熱装置50で熱交換されている最中のエンジン冷却水の温度を蓄熱装置温度Tsとして測定する。
ステップS141において、EGRバルブ14が開いている状態では、バルブ63を閉じない。すなわち、排気再循環を実施している間、エンジン冷却水はバイパス管62を通過させて循環させる。これにより、循環するエンジン冷却水の量を多く確保して、排気再循環中にエンジン16の冷却不足が引き起こされることを防止できる。ただし、ステップS141を行わなくてもよい。すなわち、EGRバルブ14の開閉状態に関係なく、バルブ63を閉じてもよい。これによれば、排気再循環を継続している間も、蓄熱装置50が蓄熱できる。したがって、より素早く蓄熱を完了させることができる。
バルブ63が開いた状態は、すべてのエンジン冷却水がバイパス管62を通過する状態でなくともよい。すなわち、エンジン冷却水の大部分がバイパス管62を通過する状態であればよく、一部のエンジン冷却水が蓄熱装置50に流れ込む構成としてもよい。バルブ63が閉じた状態は、すべてのエンジン冷却水が蓄熱装置50を経由して通過する状態でなくともよい。すなわち、エンジン冷却水の大部分が蓄熱装置50を通過する状態であればよく、一部のエンジン冷却水がバイパス管62に流れ込む構成としてもよい。
ステップS110およびステップS111を行わなくてもよい。すなわち、排気再循環の開始後、直接ステップS120に進んでもよい。これによれば、排気再循環のスタート時点でのエンジン冷却水の温度によらず、蓄熱装置50による放熱を行う。したがって、蓄熱装置50は、エンジン冷却水に対してより素早く放熱を開始できる。
ステップS130において、バルブ63を完全に開にするのではなく、半分開いた状態の半開状態としてもよい。半開状態は、バイパス管62における流量を制限した状態である。これによれば、ステップS130の時点で、エンジン冷却水は、蓄熱装置50とバイパス管62の2つの経路のそれぞれに分かれて通過する状態となる。ステップS130の間も、エンジン冷却を行いつつ、蓄熱装置50による蓄熱を行うことができる。
ステップS143に代えて、エンジン16がオフであると判断した場合にステップS150に進むようにしてもよい。すなわち、蓄熱装置50の温度が蓄熱開始水温Tw1よりも高い温度になった場合であっても、蓄熱を継続する。これによれば、エンジン16がオフになるまでの間、蓄熱を継続するため、エンジン16がオフされた時点で蓄熱装置50により多くの熱を蓄熱できる。したがって、次に排気再循環を開始するときに、より多くの熱を蓄熱した状態からスタートできるため、エンジン冷却水に対してより多くの熱を放熱可能である。
加熱手段として、蓄熱装置50を備えた場合を例に説明を行ったが、燃焼式ヒータなどにより加熱を行ってもよい。
第2実施形態
排気熱交換器20は、排気熱交換器20の外表面をなすケーシング30において、各面がケーシング面断熱材227で覆われている。
図7において、排気熱交換器20は、入口面30aに入口面断熱材227aを備えている。排気熱交換器20は、水出口管36を備えている出口面30bに、出口面断熱材227bを備えている。排気熱交換器20は、頂面30cに頂面断熱材227cを備えている。頂面断熱材227cは、矩形パネル状である。頂面断熱材227cは、入口側フランジ25から出口側フランジ125までを連続して覆っている。
ケーシング面断熱材227は、ケーシング30の各面に対して直接接触するように貼り付けられて固定されている。言い換えると、ケーシング面断熱材227は、排気熱交換器20の外部に相当する空気中への伝熱経路上に備えられている。
入口面断熱材227aは、出口面断熱材227bよりも断熱材料を厚く設けている。すなわち、入口面断熱材227aは、出口面断熱材227bよりも断熱性能が高い。
図8において、排気熱交換器20は、底面30dに底面断熱材227dを備えている。入口面断熱材227aは、水入口管32を避けるように切欠き228を設けている。入口面断熱材227aは、入口側フランジ25から出口側フランジ125までを連続して覆っている。入口面断熱材227aは、第1膨出部31を含む入口面30aを覆っている。
ケーシング面断熱材227は、グラスウールで形成した断熱パネルである。ケーシング面断熱材227の断熱材料は、それ自身が断熱層を形成する断熱材である。すなわち、グラスウール自身の固体熱伝導率の低さと繊維状の構造とで高い断熱性を有する断熱層を形成している。ケーシング面断熱材227の断熱材料はグラスウールに限られない。例えばウレタンフォーム、発泡ポリスチレン、シリカ繊維、多孔質セラミックなども利用可能である。
ケーシング30の外周面である4面は、すべてケーシング面断熱材227で覆われている。このため、排気熱交換器20から空気中への自然対流による放熱を低減して、排気熱交換器20の温度低下を抑制できる。したがって、排気熱交換器20において、効果的に熱交換を行い、EGRガスの温度を上昇させることができる。
水入口管32を備えている入口面30aを覆う入口面断熱材227aは、その他の面を覆うケーシング面断熱材227よりも高い断熱性能を有している。これにより、EGRガスに対してエンジン冷却水による加熱を行う場合に、最もエンジン冷却水の温度が高い入口面30aにおいて、空気中への放熱を抑制できる。したがって、効果的にエンジン冷却水を加熱することが可能である。
EGRガスの入口付近から出口付近に近づくにつれて、断熱性能を高めるようにケーシング面断熱材227の厚みを厚くするなどしてもよい。すなわち、EGRガスの出口付近の断熱性能を最も高くしてもよい。これによれば、エンジン冷却水により加熱されたEGRガスの温度低下をより効果的に抑制できる。
水入口管32の材料をチューブ21よりも断熱性能の高い材料を使用するなどしてもよい。例えば、金属製のチューブ21に対して樹脂製の水入口管32を用いることができる。EGRガスと熱交換する前のエンジン冷却水から、水入口管32を介して空気中に放熱されるエネルギーを低減できる。
排気熱交換器20の外周面としては、入口面30a、出口面30b、頂面30c、底面30dの4面に限られない。例えば、水入口管32と水出口管36とを同じ面に設けてもよい。例えば、水出口管36を頂面30cに設けてもよい。
ケーシング30は、四角形の角筒状に限られない。例えば、六角形の角筒状や、円筒状でもよい。
ケーシング面断熱材227は、各面に分割された矩形パネルに限られない。例えば、入口面30a、出口面30b、頂面30c、底面30dを連続する1枚の断熱材で覆ってもよい。
ケーシング面断熱材227は、ケーシング30の外面が外部に露出しないように完全に覆う状態でなくともよい。すなわち、外面の大部分が覆われていればよい。例えば、入口面断熱材227aに切欠き228を設けずに、水入口管32が配される部分を露出させるようなサイズの小さな矩形状の断熱パネルを配してもよい。これによれば、断熱材を複雑な形状に加工する必要がないため、容易に製造可能である。
以上に述べた実施形態によると、排気熱交換器20において、エンジン冷却水を用いてEGRガスを加熱する際に効率的な熱交換を行うことができる。
排気熱交換器20から外部への伝熱経路上に断熱材27、127、227を設けている。このため、排気熱交換器20から外部への伝熱や放熱による熱の損失を低減できる。言い換えると、排気熱交換器20において、エンジン冷却水とEGRガスとの熱交換を効率的に実施できる。加熱手段として蓄熱装置50を使用する場合には、蓄積可能なエネルギーの量に制限がある。さらに、蓄積時から放熱時までの時間経過によるエネルギーのロスも発生する。しかしながら、上述したように効率的な熱交換が実現可能であるため、蓄熱装置50の小型化が可能である。加熱手段として燃焼式ヒータを用いる場合には、燃焼式ヒータで多くの燃料を消費する。しかしながら、上述したように効率的な熱交換が実現可能であるため、燃焼式ヒータで使用する燃料を低減できる。
他の実施形態
この明細書における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
上述した実施形態による排気還流装置1が適用されるエンジン16は水冷式であれば、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンのどちらでもよい。
排気熱交換器20から空気中への伝熱を防ぐ断熱層を形成する断熱材としては、上述した連続気泡の発泡断熱材やグラスウールなどの断熱材に限られない。例えば、壁面に断熱層としての真空部を備えた二重管式の金属製の保温容器を断熱材として用いてもよい。この保温容器内に排気熱交換器20を配置する。これにより、排気熱交換器20から保温容器の外部空間への放熱や伝熱を防ぐことができる。例えば、壁面に断熱層としての細かなセル状の空気層を備えた樹脂製のシート状断熱材を用いてもよい。このような断熱材を用いて、排気熱交換器20の周囲の空間を断熱する。これにより排気熱交換器20の外部に位置する空気が自然対流により排気熱交換器20から多くの熱を奪うことを防止できる。したがって、排気熱交換器20においてエンジン冷却水の熱をEGRガスに効率的に伝達することができる。
1 排気還流装置、 3 第1EGR管、 3a 上流フランジ、 4 第2EGR管、 4a 下流フランジ、 6 冷却水導入管、 7 冷却水流出管、 14 EGRバルブ、 15 制御装置、 16 エンジン、 17 吸気管、 18 排気管、 20 排気熱交換器、 21 チューブ、 23 冷却水流路、 25 入口側フランジ、 25c 入口側接続面、 27 入口側断熱材、 30 ケーシング、 30a 入口面、 30b 出口面、 30c 頂面、 30d 底面、 32 水入口管、 36 水出口管、 50 蓄熱装置、 55 蓄熱温度センサ、 61 冷却水温度センサ、 62 バイパス管、 63 バルブ、 125 出口側フランジ、 125c 出口側接続面、 127 出口側断熱材、 227 ケーシング面断熱材、 227a 入口面断熱材、 227b 出口面断熱材、 227c 頂面断熱材、227d 底面断熱材、 228 切欠き、 Tw0 放熱開始水温、 Tw1 蓄熱開始水温、 Ts1 放熱完了温度、 Ts2 蓄熱完了温度。

Claims (10)

  1. エンジン(16)からの排気を前記エンジンの吸気管(17)に還流させる排気還流管(3、4)と、
    前記排気還流管に接続されて、前記排気と前記エンジンの冷却に使用されるエンジン冷却水との熱交換を行う排気熱交換器(20)と、
    前記エンジン冷却水を前記排気熱交換器に循環させる冷却水管(6、7)と、
    前記排気熱交換器から外部への伝熱経路上に断熱層を形成する断熱材(27、127、227)とを備え、
    前記排気熱交換器は、
    前記排気が通過する複数のチューブ(21)と、
    前記チューブが内部に収められているケーシング(30)と、
    前記ケーシングの内部に設けられ、前記チューブを流れる前記排気と熱交換する前記エンジン冷却水が通過する冷却水流路(23)と、
    前記ケーシングと伝熱可能に設けられ、複数の前記チューブへと前記排気を分配する入口側フランジ(25)と、
    前記ケーシングと伝熱可能に設けられ、複数の前記チューブを通過した前記排気を集める出口側フランジ(125)とを備え、
    前記排気還流管は、前記出口側フランジに接続するための下流フランジ(4a)を備え、
    前記断熱材は、前記出口側フランジと前記下流フランジとの間に設けられている出口側断熱材(127)であって、前記出口側フランジの接続面(125c)の少なくとも外周縁を覆うように設けられている排気還流装置。
  2. エンジン(16)からの排気を前記エンジンの吸気管(17)に還流させる排気還流管(3、4)と、
    前記排気還流管に接続されて、前記排気と前記エンジンの冷却に使用されるエンジン冷却水との熱交換を行う排気熱交換器(20)と、
    前記エンジン冷却水を前記排気熱交換器に循環させる冷却水管(6、7)と、
    前記排気熱交換器から外部への伝熱経路上に断熱層を形成する断熱材(27、127、227)とを備え、
    前記排気熱交換器は、
    前記排気が通過する複数のチューブ(21)と、
    前記チューブが内部に収められているケーシング(30)と、
    前記ケーシングの内部に設けられ、前記チューブを流れる前記排気と熱交換する前記エンジン冷却水が通過する冷却水流路(23)と、
    前記ケーシングと伝熱可能に設けられ、複数の前記チューブへと前記排気を分配する入口側フランジ(25)と、
    前記ケーシングと伝熱可能に設けられ、複数の前記チューブを通過した前記排気を集める出口側フランジ(125)とを備え、
    前記排気還流管は、前記入口側フランジに接続するための上流フランジ(3a)と前記出口側フランジに接続するための下流フランジ(4a)とを備え、
    前記断熱材は、
    前記入口側フランジと前記上流フランジとの間に設けられている入口側断熱材(27)と、
    前記出口側フランジと前記下流フランジとの間に設けられている出口側断熱材(127)とを備え、
    前記出口側断熱材は、前記入口側断熱材よりも断熱性能が高い排気還流装置。
  3. 出口側断熱材は、前記出口側フランジの接続面(125c)の少なくとも外周縁を覆うように設けられている請求項2に記載の排気還流装置。
  4. 前記断熱材は、前記排気熱交換器を構成する構成部品の外面を覆うように設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の排気還流装置。
  5. 前記断熱材は、前記ケーシングの外面を覆うように設けられている請求項1から請求項4のいずれかに記載の排気還流装置。
  6. 前記ケーシングは、前記エンジン冷却水を前記冷却水流路へ導入する水入口管(32)を備え、
    前記断熱材は、前記ケーシングの外面のうち、少なくとも前記水入口管が配設されている入口面(30a)を覆うように設けられている請求項5に記載の排気還流装置。
  7. 前記エンジン冷却水の温度を測定する冷却水温度センサ(61)と、
    前記冷却水温度センサよりも下流に設けられて、前記エンジン冷却水を加熱する加熱手段(50)と、
    前記冷却水温度センサに基づき、前記加熱手段による加熱を制御する制御装置(15)と、を備えた請求項1から請求項6のいずれかに記載の排気還流装置。
  8. 前記加熱手段は、前記エンジン冷却水と熱交換して蓄熱および放熱を行う蓄熱装置(50)であり、
    前記蓄熱装置の温度を測定する蓄熱温度センサ(55)と、
    前記蓄熱装置の入口配管と出口配管とを繋いで、前記蓄熱装置を経由せずに前記エンジン冷却水を循環させるバイパス管(62)と、
    前記蓄熱装置を流れる前記エンジン冷却水の流量を調整するバルブ(63)と、を備え、
    前記制御装置は、前記蓄熱温度センサで測定した温度が放熱完了温度(Ts1)よりも高い場合に、前記エンジン冷却水を前記蓄熱装置に循環させるように前記バルブの開度を制御して放熱モードを実行する請求項7に記載の排気還流装置。
  9. 前記制御装置は、前記冷却水温度センサで測定した温度が蓄熱開始水温(Tw1)よりも高い場合に、前記エンジン冷却水を前記蓄熱装置に循環させるように前記バルブの開度を制御して蓄熱モードを実行する請求項8に記載の排気還流装置。
  10. 前記制御装置は、前記冷却水温度センサで測定した温度が放熱開始水温(Tw0)よりも低い場合に、前記エンジン冷却水を前記蓄熱装置に循環させない請求項8または請求項9に記載の排気還流装置。
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