JP6808874B1 - 転倒防止ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
係る転倒防止具は壁等に互いを係止するものや、壁等の間を突っ張ったり、粘着、吸着であったり、出っ張った足を係止するものから、様々である。
しかしながら、様々な形状、デザインの物品の転倒防止に対応可能で、手軽で、自由度の高い転倒防止具は皆無といえる。
前記転倒防止具(2)は、
棒状または板状の板棒材(11)が、回動可能構造を備え、前記回動可能構造は載置部(21)と係止され、前記板棒材(11)は、転倒防止アイテム(S)と突き当て可能である突き当て部(31)を備えるか、または転倒防止アイテム(S)と着脱可能に係止可能な物品係止部(15)を備え、
前記転倒防止アイテム(S)は、転倒させたくない物品であり、
前記載置部(21)は、前記転倒防止アイテム(S)を載置する台または板または可撓性シート(10)であり、前記突き当て部(31)が、前記転倒防止アイテム(S)に突き当てられることによって、前記転倒防止アイテム(S)の転倒を抑止可能である構成を採用する。
前記転倒防止具(2)は、
棒状または板状の板棒材(11)が、回動可能構造を備え、前記回動可能構造は載置部(21)と係止され、前記板棒材(11)は、
転倒防止アイテム(S)と着脱可能に係止可能な物品係止部(15)を備え、
前記転倒防止アイテム(S)は、転倒させたくない物品であり、
前記載置部(21)は、前記転倒防止アイテム(S)を載置する台または板または可撓性シート(10)であり、前記突き当て部(31)が、前記転倒防止アイテム(S)に突き当てられることによって、前記転倒防止アイテム(S)の転倒を抑止可能である
構成を採用することもできる。
構成を採用することもできる。
以下、図面に基づいて本発明に係る転倒防止具2あるいは転倒防止ユニット1について説明する。
但し、図面に示した形状や配置構成等についてはあくまでも代表的な例示であり、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、各図面の構成に限定されるものではなく、また、それぞれの図の例示の構成は、それぞれ他のお互いの図面の構成の例において、互いに応用可能であるものである。
図1(a)は、載置部21である板状の台の上に植栽容器が転倒防止アイテムSとして載置されており、係る植栽容器を、係る載置部21に係止して設けられた3つの転倒防止具2によって、3方向から支持することによって、係る植栽容器の転倒を抑止している構成の例である。
尚、係る3本の板棒材11の内、1本の板棒材11は、係る転倒防止アイテムSである植栽容器の向こう側に配置されており、こちらから見えている板棒材11は、2本の板棒材11のみである。
特に、係る転倒防止アイテムSが植栽容器の様に、サイズや形状が様々であっても、係る板棒材11が備えた回動可能構造によって係る板棒材11の角度が調整できる構成であるので、自由度が高く、対応可能で、また、水受け皿も下に敷くようなことも多く、転倒防止の対策が難しい植栽容器のような構成の転倒防止アイテムSに対しても、転倒を防止することが可能な構成として、安全性の面からも、有用な構成である。
また、係る回動具12の回動は、例えば係る回動具12の回動軸28の回転を一定の角度で、例えばネジ14構造等で回転を止めることが可能な構成として保持可能な構成とすることによって、様々な角度で係る板棒材11を止めることが可能となり、様々な形状の転倒防止アイテムSに対応可能で、よりしっかりと保持可能な構成となり、有用である。
尚、係る載置部21と係る載置部21の係止された転倒防止具2のセットを、転倒防止ユニット1とする。
載置部21は、係る転倒防止アイテムSを載置する為の台であり、板状でも、網状でも良いし、係る素材は、鉄やアルミニウム等の金属でも良いし、木でも、竹でも、ポリ塩化ビニールや、ポリアミドやポリカーボネートの様な合成樹脂でも、可撓性シート10でも、コンクリートでも、ガラスでも、陶磁器でも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
植栽容器は、花器でもあり、植物27を植栽する為の容器であり、植物27を根26を張らせるようにして植栽し、培養する為の基材である培養基材に係る根26を張らせて植物27を育苗する為の容器である。
また、図面には示されていないが、係る載置部21に水が溜まる水受けである構成として、係る植栽容器に潅水された水が外に流れ出さない構成としても、周りを汚す心配も減り、また、別途別の水受けを準備する必要もなく、有用である。
尚、係る図面には、二つの転倒防止具2が示されているが、係る構成においては、係る転倒防止具2は3方以上から支持される方が、より効果的に係る植栽容器である転倒防止アイテムSを転倒防止可能に保持可能で望ましい。
尚、ドット模様部は培養基材を示しているものである。
係る転倒防止具2は、係る円形の花台の板状の台の周辺部の3か所から、係る円形の花台に載置された花瓶に向かって設けられており、回動具12を介して係る円形の花台の外辺部に、台係止部13であるクランプで着脱可能に係止された板棒材11が、回動することによって、係る花瓶に略球状の突き当て部31で突き当てて、係る花瓶を保持している構成の例である。
この様に背の高い花瓶等の花器の転倒防止にも有用な構成であり、特に、係る花器がガラスや陶器である構成である場合等は、転倒して割れて破損した場合等は、破片で怪我をしたり、係る花瓶や植栽容器の中に収容された水や、培養土等の培養基材によって、大切な周囲の物品を汚したり、破損させてしまったりすることも抑止することが可能な構成であり、有用である。
帯紐材20は、可撓性のある長尺な部材であり、可撓性シート10からなる帯状材でも、紐でも、ロープでも、ベルトでも、面ファスナーでも、ワイヤーでも良く、その他、本願発明の特徴的な作用、効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
尚、必要に応じて、係る台係止部13側を、転倒防止アイテムSに係止する構成としても良い。
係る台係止部13が板等を挟み込んで係止可能なクランプであることによって、係る板の材質に関わらず係止可能で、自由度が高く、有用である。
尚、下記は、花瓶や水差し等の水に花を生ける容器、及び、植木鉢等の培養土等の培養基材を入れて、根を張らせる植栽容器も総称して、花器とする。
尚、係る点格子模様にて図示されている部分が、係る転倒防止アイテムSを示している。
係る板棒材11が、回動可能な構成であることによって、係る転倒防止アイテムSの位置やサイズに対して、自由度が高く、有用な構成である。
係る突き当て部31側の部分円形の凹形状の半径と、係る植栽容器の外径の半径は、多少違っても、係る転倒防止アイテムSの外径から、係る板棒材11の横ずれして外れてしまうのを押さえる効果は備わっているので、十分安定させる効果があり、有用である
この様に、係る突き当て部31の形状を、ある程度、係る転倒防止アイテムSの外形に合わせた形状とすることによって、係る転倒防止アイテムSの安定性を上げることが可能となり、有用である。
特に、転倒防止アイテムSの外形が円筒などの曲面の場合、係る突き当て部31が棒状等で細目の形状だと、滑ってずれ易い形状であるので、この様に、突き当て部31に円状あるいは弧状、くの字状、コの字状等の凹形状を備えることは、有用である。
図2(a)の構成の例は、図1(a)の構成の例の転倒防止ユニット1において、略球状の突き当て部31の代わりに、回動手首29が、係る転倒防止アイテムSである植栽容器に当接することによって係る植栽容器の転倒を防止している構成の転倒防止ユニット1例である。
係る板棒材11が回動具12によって回動可能な回動手首29を備え、係る回動手首29が係る転倒防止アイテムSに当接することによって、より広い面で係る転倒防止アイテムSを支えることが可能な構成であり、ついては、係る転倒防止アイテムSと回動手首29との間でより大きな摩擦抵抗を生じることが可能となり、係る当接した部分がずれて外れ難く、より安定した保持効果をもたらすことが可能であり、転倒防止効果が高く、有用である。
また、係る手首回動部30も、ネジ14で締め付ける構造とすることなどによって、適切な一定の角度で、係る回動軸28を保持可能な構成としても、より、安定的に係る転倒防止アイテムSの転倒を防止することが可能な構成となり有用である。
突き当て面32は、回動手首29に備えられた面であり、主には、係る回動手首29に備えられた一番広い面であり、係る回動手首29が回動して転倒防止アイテムSと当接可能となる面である。
尚、突き当て部31あるいは突き当て面32は、平面でも良いし、曲面や、凹凸を備えて滑り止めの効果を高めた構成としても良いし、吸盤やゲル素材等を備えて吸着性の高い素材としても良いし、係る材質も、スポンジ等の発泡性素材やゴムなどの弾性素材としても良いし、自己吸着シートやマグネットや面ファスナー等の、面で着脱可能に係止可能な面係止具を備えても良く限定せず、その他、本願発明の特徴的な作用、効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
この様に、係る跨ぎ長さ16を変更可能な構成とすることによって、係る突き当て面32が転倒防止アイテムSと当接する高さによって、係る跨ぎ長さ16を調整して、よりしっかりと、また、自由度高く、係る転倒防止アイテムSの倒れを防止することが可能であり、有用である。
係る回動手首29に設けられた突き当て面32を構成する部材が、係る手首回動部30を構成する部材とレール状に嵌め合うことによって、係る突き当て面32が、係る手首回動部30に対してスライドして可動であることによって、係る跨ぎ長さ16を変更可能とした構成の例である。
係るスライド構造は、この様に手首回動部30側と突き当て面32側の部材でスライド可能な構成としても良いし、突き当て面32側の部材で同じようにスライド可能な構造を備えて、係る突き当て面32自体の長さが変わることによって、係る跨ぎ長さ16を変更可能とした構成としても良いし、その他、本願発明の特徴的な作用、効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
係る突き当て面32には、係る手首回動部30側の部材に挿通して連結された棒状の部材で連結されており、係る棒状の部材が、回転軸39となって、係る回転軸39を中心に回転することによって、係る跨ぎ長さ16が変更される構成の例である。
尚、図2(e)中の点線で示された図が、係る突き当て面32が約45度程度、回転した図であり、係る突き当て面32が、180度回転することによって、図2(c)の実線の図と、上側の点線の図の状態の関係性を示す構成となるものである。
係るクランプは、係る植栽容器の開口部の縁に係止して設けられており、係る板棒材11において、クランプと反対側の端に設けられた回動手首29が、地面に当接することによって、係る転倒防止アイテムSを支えて、転倒を防ぐ構成の例である。
また、係る板棒材11が、例えば振り出し竿の様に長さが可変な構造を備えることによって、係る転倒防止アイテムSの高さやサイズに合わせて係る転倒防止具2の長さを、自由に、より適切に設定して、転倒防止することが可能な構成となり、有用である。
係る転倒防止具2が、2つ、背の高い花器である花瓶の左右から設けられている構成の例であり、係る転倒防止具2に設けられた帯状の面ファスナーが、係る花器を、違う高さで巻いて係止して支持している構成の例であり、この様に、違う高さで支持することによって、係る転倒防止アイテムSを、より、転倒し難くすることが可能となり、有用である。
この様に、上下2段にて係止する構成とすることによって、1段のみで係止する構成と比べて、特にこの様に背が高く細い転倒防止アイテムSの場合、例えば1段のみで係止している構成の場合に、係る係止している段より下側を、所謂、柔道の足払いの様な形で何かがぶつかってしまった場合、係る係止している1段を回転軸の様にして転倒してしまう場合があるが、このように、2段で係止している構成とすることによって、係る係止している段が、そのような回転軸とならず、係る転倒防止アイテムSの転倒を防止する効果が、より高い構成となるものであり、有用である。
また、係る台係止部13として説明されている帯紐材20は、係る板棒材11のもう一端側に設けられているのが突き当て面32を備えて当接によって保持可能とする回動手首29であるので、係る帯紐材20が台係止部13である構成として示されているものであるが、係る回動手首29が、例えばクランプ等の構成によって、台等に係止される構成の例の場合は、係る帯紐材20が帯紐係止具23と呼称されるものである。
この様に、板状の載置部21に、係る転倒防止具2を備えた転倒防止ユニット1とする構成とすることによって、どこに置いてある植栽容器等の転倒防止アイテムSの下に係る転倒防止ユニット1を敷くだけで、転倒防止効果が期待できる構成となり、有用である。
また、係る帯紐係止具23を、それぞれの板棒材11に別々に設けられた面係止具である構成とすることによって、係る長さも係る転倒防止アイテムSの外形に合わせて自由に、容易に調整可能であるし、また、係る転倒防止アイテムSの外径が、例えば、この様に逆円錐台形状の場合、この様に帯状の可撓性部材を巻く際には、上下の径の違いにより、係る面に対して、係る帯状の可撓性部材の密着性を保持させて巻くのが、やや手間が掛かる面があるが、この様に別々の複数の面係止具で巻く構成とすることによって、容易に、自由度高く、よりしっかりと係る転倒防止アイテムSの外形に係る帯紐係止具23を巻いて係止することが可能であるので、より、係る転倒防止アイテムSの安定性が増し有用な構成となるものである。
帯紐係止具23は、転倒防止アイテムSと板棒材11を係止して、係る転倒防止アイテムSの転倒を防止する為に係る板棒材11に設けられた物品係止部15である。
また、係る帯紐係止具23は、より幅が広い構成とすることによって、よりしっかりと係る転倒防止アイテムSである植栽容器を保持可能な構成となり有用であり、例えば係る帯紐材20の幅を、係る植栽容器の高さと略同程度の高さの帯紐材20とすることによって、鉢カバーも兼ねた転倒防止ユニット1あるいは転倒防止具2である構成とすることも可能であり、冬の植栽容器の保温や、夏の植栽容器への直射日光を避ける構成とすることができ、植物27の育成にも優しい構成とすることが可能で、倒れ難い鉢カバーとして、有用である。
係る2本の板棒材11は、同一の回動軸28を備えて回動具12に備えられており、係る構成とすることによって、係る転倒防止アイテムSを高さの違う2段にて支持することが可能に、面ファスナーを備えて、係る転倒防止アイテムSを保持することによって、係る転倒防止アイテムSである植栽容器の安定性を、より高めた構成の例である。
この様に、係る転倒防止アイテムSを高さの違う2段にて係止する構成の有用性は、図2(g)の構成の例の説明にもある様に、有用性の高い構成である。
係る二つの板棒材11は、1つの回動軸に横に並列に設けた構成としても良いし、長い方の板棒材11を二股にして係る回動軸28に設けて、もう一本の短い方の板棒材11を係る長い方の板棒材11の二股の股の間に設ける構成としても良く、係る構成は、限定しない。
この様に、外面凸部33に当接させて、係る転倒防止アイテムSを保持する構成とすることによって、例えば、図1(a)の構成の例の転倒防止ユニット1の場合は、非常に強い当たりが係る植栽容器にかかり、また、特に係る板棒材11の角度が大きく、係る当接する位置が高い場合、係る突き当て部31が滑ってずれてしまい、係る転倒防止アイテムSが転倒してしまう懸念もある構成ではあるが、係る転倒防止アイテムSを外面凸部33にて保持する構成とすることによって、そのように、係る突き当て部31が転倒防止アイテムSから外れてしまうという懸念は、かなり低減される構成であり、より、安定的に係る転倒防止アイテムSを保持可能な構成であり、有用である。
尚、係る板棒材11は、長さが可変である構成とすることによって、係る外面凸部33に合わせて係る板棒材11の長さを調整可能な構成であり、より、確実に係る外面凸部33を活用した転倒防止の構成とすることが可能であり、有用である。
外面凸部33は、転倒防止アイテムSの上部に設けても良いし、中程に設けても良いし、複数設けても良いし、波型やギザギザの外面としても良く、限定せず、本願発明の特徴的な作用、効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
図4(a)の構成の例は、図3(a)の構成の例の転倒防止ユニット1と略同等の構成の例の転倒防止ユニット1において、係る載置部21が、台状の花台である構成の例である。
この様に、載置部21の高さが高くて、係る載置部21が高い為に、地震等においても、係る載置部21状の揺れが大きくなり易く、また、この様に、高い載置部21に置かれた転倒防止アイテムSが落下した際には、係る転倒防止アイテムSの破損や、周囲の物品等に対する破損や汚れの被害も大きくなり易い為、この様に高い位置に転倒防止アイテムSが載置されるような構成においても、有用性が高い構成である。
また、この様な背の高い花台に、図3(a)の構成の例の様な転倒防止ユニット1を載置した構成としても良いが、そのような構成とした場合、係る転倒防止アイテムSが転倒防止ユニット1ごと、係る花台から落下してしまう恐れもあり、図4(a)の構成の様に、係る転倒防止具2と載置部21が一体となった構成とした方が、より、係る転倒防止具2が係る花台の様な背の高い載置部21に一体である構成とすることが可能となり、地震等の揺れにおいても、係る転倒防止アイテムSが落下し難い構成となり、有用である。
この様に、移動可能な台車に例えば、植栽容器を載置するような場合、係る載置部21が動く為、より、載置部21の安定性も悪く、係る転倒防止アイテムSである植栽容器の転倒防止対策が必要であり、この様に、図3(a)の構成の例の様な転倒防止具2を備えた車輪19を備えた転倒防止ユニット1とすることによって、安心して、係る転倒防止アイテムSである植栽容器を移動、あるいは載置することができ、有用である。
また、複数の板状の板棒材11で係る転倒防止アイテムSである植栽容器を囲う様にして設けることによって、係る転倒防止ユニット1が、鉢カバーの様な効果ももたらし、例えば、夏であれば直射日光から植栽容器である鉢を守って、鉢が蒸れる鉢蒸れを防止することが可能となるし、冬場は、冷気から鉢を守って、鉢の中が凍るのを抑止することが可能であり、また、装飾的にも、様々な色や形状の板棒材11を設けることで、倒れ難い鉢カバーとしても、様々な有用性を発揮する構成である。
また、係る構成とすることによって、様々なサイズの植栽容器にも対応可能であり、また、係る板棒材11が外れることも無く係る植栽容器である転倒防止アイテムSの転倒を防止可能であり、有用である。
特に、植栽容器は、植栽される植物によっては、特に、係る植物が花木類で、背が高かったり、重心のバランスが悪かったりするものも多く、様々で、また、風の影響や地震等の揺れの影響も受けて倒れ易く、重量があるものや、割れるものも多く、安全性の面からも有用である。
また、係る板棒材11は、係る花台の前面側から設けられている構成の例であるが、係る花台の後ろ側から設けても良い。
係る板棒材11を係る花台の前面側に設ける場合は、例えば、係る板棒材11を幅を広い板状である構成として、前面からの直射日光を係る植栽容器にあたるのを防ぐ構成としても有用であるし、また、板棒材11を、後ろ側から設ける構成とすることによって、係る板棒材11が植栽容器に隠れて、見映え的な意匠性を悪化させない構成として有用性があり、必要に応じて、選択可能な構成である。
また、係るベルトには、2つの板棒材11が設けられている構成の例である。
係る帯紐係止具23であるベルトは、バックルを備え、係るバックルにて転倒防止アイテムSを巻いたベルトを繋げて、締め込んで係止することが可能な構成の例である。
係る板棒材11は板状であり、1重に巻いた可撓性シート10が、係る板棒材11の先端に、係る板棒材11の板材と、もう一枚の別の板材の間に挟まれて設けられている構成の例であり、係る1重に巻いた可撓性シート10がベルト通しの様な構成の帯紐係止部22となり、係るベルトである帯紐係止具23を係る帯紐係止部22に挿通して係止する構成の例である。
この様に、係るベルト通し状の帯紐係止部22を、係る板棒材11の先端の係る板材の外に可撓性の素材で設けることによって、係る帯紐係止部22が、自由に植栽容器等の転倒防止アイテムSの面に合わせて沿うことが可能な構成であるので、よりしっかりと密着して、係る転倒防止アイテムSを保持可能な構成となり、有用である。
尚、係る物品係止部15でもある帯紐係止具23が、このように目隠し板棒材11の板材あるいは棒材の端の外に、可撓性ある部材によって構成される帯紐係止部22によって設けられる構成とするのと同様に、係る目隠し板棒材11の板材あるいは棒材の端の外に、可撓性の素材から成る物品係止部15を備える構成とすることによっても、同様に、係る転倒防止アイテムSの面に合わせて沿うことが可能な構成となり、有用である。
係る帯紐係止具23が、係る板棒材11に挿通して設けられることによって、係る2本の板棒材11の間隔を、自由に調整可能な構成であり、有用である。
係る構成においては、係るクランプは、方形の花台の同じ辺に設けられた構成の例であるが、係るクランプを設ける辺は、係る方形の隣の辺に設けても良いし、対向する辺に設けても良いし、また、係るベルトに設ける板棒材11の数も、3つでもそれ以上でも良く、限定しない。
係るベルトを、係る板棒材11にベルト通し式に設けることによって、係る板棒材11の位置を自由に変更可能であり、また、板棒材11を追加することも容易であり、有用である。
図7(a)の構成の例は、略板状の板棒材11に可撓性シート10が設けられている構成の例で、係る長尺の板状の板棒材11の短手方向の辺に、同様に長尺の帯状の可撓性シート10が設けられている構成の例であり、係る可撓性シート10は、係る板棒材11を、係る短辺側の辺を下にして立てた際に、底面になる面にネジ14で係止された構成の例であり、係る帯状の可撓性シート10も、係る短手方向の略端の辺にて、係る板棒材11の短手側の辺にて、係止されている構成の例である。
係る転倒防止ユニット1に、転倒防止アイテムSとしての植栽容器が設けられた構成の例の説明図が、図7(i)であり、係る板棒材11に係止された可撓性シート10が、係る板棒材11の根元で曲折することによって、係る板棒材11が回動し、係る植栽容器に当接されて、係る植栽容器の倒れを抑止している構成の例である。
また、係る構成においても、図7(a)の構成と同様の面でも合わせて係止する構成としても、更に強度が増し、有用である。
また、図7(j)の図と説明にもある様に、係る載置部21が植栽容器の水受けとなる構成とした場合に、係る係止部が係る板棒材11の載置部21側の面に備えられているので、係る板棒材11が水に浸らず、つまり、係る板棒材11が、木の構成の場合に、水に浸ることによる材の劣化を抑制することが可能な構成であり有用である。
係る構成は、載置部21の可撓性シート10の材質と、係る曲折して係る板棒材11を回動可能にする可撓性シート10の材質を変えて、強度等をアップした構成としたい場合などに、有用である。
また、一枚の可撓性シート10に、複数の植栽容器等の転倒防止アイテムSを載置可能な構成の転倒防止ユニット1とすることが可能な構成であり、例えば、下を汚したくないような場所等において、しっかりと広い載置部21である可撓性シート10で覆い、下を保護しながら、係る植栽容器が転倒しないように、係る転倒防止ユニット1にて、植栽容器等の転倒防止対策をすることが可能な構成であり、有用である。
また、係る可撓性シート10と板棒材11の係止部は、ネジ14でも良いし、接着でも、粘着でも、リベットでも、融着でも、板で挟持しても、面ファスナーでも、クランプでも良く、その他、本願発明の特徴的な作用、効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
この様に、係る転倒防止ユニット1は、転倒防止アイテムSを対向する2方向から押さえて、係る転倒防止アイテムSが転倒するのを抑制可能とする構成の例である。
係る対面する板棒材11を備えた構成の転倒防止ユニット1は、図7(h)の構成の例の様に、一文字に設ける構成としても良いし、2つの係る転倒防止ユニット1を係る植栽容器の下で交差させて、十文字状に配置させて、十字方向から係る植栽容器を支持させる構成としても良く、また、更に多くの転倒防止ユニット1を交差させて多方向から支持させる構成としても、更に係る植栽容器を安定することが可能で有用である。
また、係る載置部21である係る帯状の可撓性シート10を、例えば、バックルや、面ファスナーで畳んで係止可能な構成とする等、長さが変更可能な構成としても、載置する植栽容器等の転倒防止アイテムSの様々なサイズや形状に対応可能な転倒防止ユニット1とすることが可能であり、有用である。
係る可撓性シート10は、一部が省略されており、1つの可撓性シート10に、設けられた板棒材11の内、3つの板棒材11が示されている状態の説明図である。
係る構成の例の転倒防止ユニット1は、例えば、図7(j)の斜視図の例に示されているように、例えば、円形の可撓性シート10を載置部21として、係る円形の可撓性シート10の略縁部に複数の板棒材11を放射状に設けて、係る板棒材11を備えた可撓性シート10に、転倒防止アイテムSである植栽容器を備えて、板棒材11で支持した構成の例である。
図7(i)の構成の例は、図7(a)の構成の説明にもある様に、載置部21である1つの帯状の可撓性シート10あたり、1つの板棒材11が設けられた転倒防止ユニット1に、植栽容器を載置し、係る転倒防止アイテムSである植栽容器の下で、係る2つの転倒防止ユニット1の載置部21である可撓性シート10を2重にして重ねてその上に係る植栽容器を載置した構成の例である。
尚、係る可撓性シート10である載置部21が、互いの可撓性シート10である載置部21と係止可能な係止部を備えていることによって、係る重複部のずれを予防することが可能であり有用であり、また更に、係る係止部を複数備えるか、または、面係止具を備えることによって、係る板棒材11同士の距離を調整可能に係止することが可能である構成としても、係る転倒防止アイテムSのサイズに合わせた構成とすることが可能であり、有用である。
係る構成とすることによって、係る転倒防止アイテムSの周囲から、複数の板棒材11で係る転倒防止アイテムSを支持可能とすることができ、より安定的に係る転倒防止アイテムSを保持することができ、有用であると共に、係る可撓性シート10と係る板棒材11との係止部が、係る植栽容器が載置されている係る可撓性シート10の載置部21より高くなり、係る植栽容器が載置されている部分に水が溜まる様にして、周囲を囲う様に、つまりは、係る載置部21が、係る植栽容器の水受けともなる構成とすることができ、係る植栽容器からの排水で周囲を汚す心配も減り、有用である。
この様に、可撓性シート10に複数設けた板棒材11によって、複数方向から係る転倒防止アイテムSを支持する構成とすることによって、より、係る転倒防止アイテムSの安定性が増す構成とすることが可能であり、有用であり、また、係る可撓性シート10の形状は、円でも良いし、4角形でも良いし、多角形でも良いし、三角形でも、その他異形でも良く、本願発明の特徴的な作用、効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
係る棚は、4段の棚である例であり、上3段のそれぞれの棚の段には、左右1つずつ転倒防止具2が設けられている構成の例であり、右側の転倒防止具2は、2本の長さの違う板棒材11を備えた転倒防止具2が設けられており、上側の板棒材11は、回動手首29を備え、また、係る回動手首29は、横回転手首34であり、下側の板棒材11が係る上側の板棒材11よりも短い板棒材11が備えられた構成の例であり、それぞれの板棒材11は、別々の蝶番に設けられて、二つの回動軸を備えた構成である。
係る構成とすることによって、係る棚に収容された本の冊数によって、係る二本の板棒材11が係る本の倒れを押さえる構成が変わることを、係る上3段の棚の転倒防止具2が示している。
一方、2段面の棚の板棒材11は、収容されている本の冊数が最上段の段よりも多い為、係る横回転手首34が回転して、逆に下側が長い構成とした例であり、係る構成とすることによって、係る上側の板棒材11の角度が大きく、係る本の上側の方を押さえる構成となっているので、係る横回転手首34が下側を長くして、係る本の下側の方もしっかりと押さえることによって、係る本の転倒を抑制している構成の例である。
本図の構成の例においては、係る板棒材11は2本で係る本の右側を押さえている構成の例であるが、係る板棒材11を、左側の板棒材11の様に、振り出し竿式にスライドして長さが変更可能である構成とすることによって、係る収容する冊数に対応可能な構成としても、構成がよりシンプルになり、有用である。
係る板棒材11は、右側からのみ、例えば、振り出し竿的に長く伸びる板棒材11の構成としても良いが、長く伸びすぎると扱い難くなったり、長くなる分板棒材11の強度の面もより必要となってくることもあるので、必要に応じて、棚のサイズと板棒材11の強度と扱い易さのバランスを考慮して、係る構成を変更すれば良いものである。
この様に、係る板棒材11を可撓性シート10に係止した転倒防止ユニット1とする構成とすることによって、収容する本の冊数によって、係る板棒材11の位置を変更することが可能な構成となり、収容する冊数が少ない時には、この様に係る棚の左側に、係る可撓性シート10を曲折して収容した構成の例であり、係る冊数が増えてくると、係る板棒材11の回動や長さ変更によっての調整と合わせて、係る載置部21である可撓性シート10の長さをずらして調整することによって、係る収容量の変更に対応可能とした構成の例であり、この様に、係る載置部21を可撓性シート10とすることによって、係る本の収容する冊数に合わせて載置部21のサイズを変更することが可能であり、有用である。
図9(a)の構成の例の転倒防止ユニット1である台車は、横から見た図を正面図として、係る図の台車の左側、つまり台車でいうところの前側に人が引っ張る把手兼壁を備えており、係る図の台車の右側、つまり、台車でいうところの後ろ側に、転倒防止具2を備えた構成の例の荷物運搬用の台車である。
係る載置台が、係る立った壁である立ち壁を備えていることによって、係る転倒防止アイテムSである荷物を係る壁に、板棒材11で押し付けるか、または、係る立ち壁と合わせて係る転倒防止アイテムSを係止して転倒を防止することが可能であるので、有用である。
尚、係る立ち壁は、立った棒である、立ち棒とする構成としても、同様に有用である。
係る台車には、転倒防止アイテムSとして2つの荷物が2列に積載されており、係る荷物を、後ろ側に設けられた転倒防止具2が押さえている構成の例である。
尚、図9(a)の構成の例の係る載置係止部35は、特に係る転倒防止アイテムSの下側に設けられた載置係止部35であり、アイテム底下係止部24である。
この様に、係る板棒材11とアイテム底下係止部24を帯紐材20によって係止することによって、転倒防止アイテムSを押さえている板棒材11を下から引っ張ることによって安定して係る板棒材11にて係る転倒防止アイテムSを押さえることが可能な構成であり、また、係る引っ張る強さを強くすることによって、より強く係る転倒防止アイテムSを押さえることもできるように、押さえ強さの調整も可能であり、また、係る転倒防止アイテムSのすぐ下に、係るアイテム底下係止部24が備えられていることによって、係る板棒材11で係る転倒防止アイテムSを押さえてすぐに係るアイテム底下係止部24に係る帯紐材20を掛けることが可能であり、作業性も良く、有用性の高い構成の例である。
つまり、台車に積載した荷物の荷崩れの心配が減るということは、係る台車のサイズを大きくして、荷物の積載量を大きくすることも可能となり、荷物の運搬作業の効率性をアップすることが可能な構成であり有用である。
また、本図の構成の例では、帯紐材20がアイテム底下係止部24と係止されている構成の例であるが、係る帯紐材20で係止せず、係る板棒材11の自重で抑える構成としても良く、意図的に係る板棒材11の重量を、積み荷を押さえるに足りる重量を備えた構成としても良いし、係る板棒材11が、一定の角度で保持可能な構成としても良く、係る構成とすることによって作業性が上がり、有用である。
尚、係るアイテム底下係止部24の構成の例は、係る上面図からは係る板棒材11に隠れて見えないので、係る構成の説明は、図9(d)あるいは、図9(e)で説明するものであり、係る説明図と同等のアイテム底下係止部24の構成である。
係るアイテム底下係止部24は、係る載置部21の台車でいう前から後ろにかけて設けられている棒材、あるいはワイヤーあるいは紐材の例であり、係るアイテム底下係止部24が、図9(e)に示される様に、係る載置部21の一段低いところに設けられていることによって、係る載置部21に荷物が載せられても、係るアイテム底下係止部24が、係る荷物と干渉しない構成となっており、また、係る荷物が増えても、係る荷物の下にあるアイテム底下係止部24に係る板棒材11を帯紐材20を介して設けることが可能な構成であり、有用であり、アイテム底下係止部24は、係る転倒防止アイテムSの底の載置部21に設けられた係止部であり、この様に前から後ろまでに渡って設ける構成の他、載置部21のところどころに、断続的に設ける構成としても良いし、Dカンの様な部材を係る載置部に設けても良く、その他、本願発明の特徴的な作用、効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
係るアイテム底下係止部24に引掛けられた帯紐材20が、係る橋架材17を下に引っ張ることによって、係る板棒材11と橋架材17が上に上がってしまわない構成であることを示しており、有用である。
係る可撓性シート10が設けられているのは、橋架材17であるが、係る可撓性シート10は、板棒材11に設けても良いし、図9(a)の構成の例の係る板棒材11が一本の構成の例の帯紐材20の代わりに、可撓性シート10を備える構成としても、同様に有用である。
また、係る板棒材11、または橋架材17に、係る可撓性シート10や帯紐材20を巻くことが可能な巻き取り具18を備えた構成としても良く、また、係る巻き取り具18は、自動で巻く構成としても作業性の効率が上がり、有用である。
係る構成とすることによって、図10(e)や図10(f)の様に、係る台車の後ろ側を越える位まで荷物である転倒防止アイテムSが積載されても、係る板棒材11を一定の角度に保持可能であり、有用である。
また、図10(f)の構成の例では、係る板棒材11が更に後ろ側に倒れることによって、係る板棒材11と係る板棒材11に橋架された橋架材17に、板材を渡して、係る板材の上に荷物を載置することが可能な構成を示しており、係る台車の積載容量を大きく増加することが可能な構成であり、係る台車の運搬効率を上げることが可能な構成であり、有用である。
特に、倉庫や運送の作業者の人員不足である昨今においては、この様に運搬効率と作業効率をアップさせるような台車は、運送のコストダウンと労力の低減に貢献することが可能な仕様であり、有用である。
また、係る板棒材11は、完全に水平に倒れず、やや、傾斜を備えた状態に保持されている構成であることによって、荷崩れを抑制している構成の例であり、有用である。
尚、係る板棒材11が開く角度は、水平まで開いても良く、限定しない。
係る板材を設けることによって、この様に小さな荷物が多数積み上げられているような構成の台車においても、荷崩れを防ぐことが可能であり有用である。
図11(a)の構成の例に示される板材は、抑え掛板37であり、係る抑え掛板37は、係る板棒材11や橋架材17と係る板材を、引掛けることが可能な凸部を備えている構成の板材である。
係る抑え掛板37に設けられた凸部である抑え掛歯38は、下駄の歯状の板が1つ設けられており、係る抑え掛歯38が、係る橋架材17に掛けられて、係る抑え掛板37が係る荷物を後ろ側から押さえている構成の例であり、係る下駄の歯状の抑え掛歯38が、端に設けられていないことによって、係る凸部で係る橋架材17に吊設された状態で、しっかりと荷物に抑え掛板37の面が密着可能に設けられることが可能であり、有用である。
また、係る抑え掛板37が係る板棒材11または橋架材17に設けられることによって、係る抑え掛板37の重量によっても、係る板棒材11が跳ね上がり難くなる構成となり有用である。
また、係る抑え掛板37に設けられている抑え掛歯38が、1つであることによって、係る抑え掛板37を上下どちら側からも、係る抑え掛歯38に係る橋架材17が突き当たる様に設置することが可能な構成であり、作業性が良く、有用である。
つまり、係る板棒材11を倒してしまうと、凸凹して、係る上には荷物を載置し難い状態となるが、係る抑え掛板37を係る板棒材11と橋架材17の上に敷くことによって、平面が形成され、その上に荷物を載置することが可能となり、有用である。
尚、係る板棒材11は、一定の角度を保持可能な構成の回動具12を備えた構成としても良いし、図10の構成の例の様に帯紐材20によって、係る角度を保持可能な構成としても良く、限定しない。
尚、係る抑え掛板37は、載置部21に載置されて、係る橋架材17に設けられている構成の例であり、また、係る板棒材11は、スライド可能に長さが変更可能な構成であり、係る荷物量に合わせて、係る板棒材11の長さを適切に変更することが可能な構成であり有用である。
また、係る突き当て部31が、細くなっていることによって、より、係る抑え掛歯38の下側に入り込むようにして食い込み、ずれて外れ難い構成となっている例である。
図13(a)の構成の例は、橋架材17に、回動手首29として、挿通部を備えた板材が、係る挿通部に係る橋架材17を挿通させて回動可能に設けられている構成の例である。
この様に、橋架材17を介して回動手首29を板棒材11に設ける構成とすることによって、図11の説明にあるような抑え掛板37と同様な有用性が備えられると共に、作業的には、係る抑え掛板37を着脱する手間が掛からず、また、着脱する際に、抑え掛板37を着脱する際に、抑え掛板37が外れて落下したり、転倒防止アイテムSである荷物を押さえながらの係る抑え掛板37の着脱もしなければならないという作業の難しさも解消され、有用な構成である。
一方、抑え掛板37を設ける構成は、よりシンプルな構成であり、必要でない時は外して置いたり、荷物の種類に合わせて、別の抑え掛板37に変更したりと、自由度が高いと有用性があり、必要に応じて、係る構成は選択すべきものである。
この様に、跨ぎ長さ16を変更可能な構成とすることによって、積載されている荷物の高さに合わせて、係る突き当て面32の長さを変更可能であり、荷物の転倒を抑止可能とするものである。
また、係るスライド方向は、上側だけでなく、下側、あるいは、左右側にもスライド可能な構成としても、それぞれの方向の荷物の崩れを抑止可能で、有用である。
この様に、回動部である橋架材17を挟んで二重構造とすることによって、係る橋架材17が二つの突き当て面32を備えることができる構成となる。
係る二つの突き当て面32を、それぞれ、違う材質として、例えば、一面側は、ソフトな面、もう一面はマグネットシートを備えた面とする等、積載する荷物に合わせて変更可能としても良いし、図13(c)の構成の例の様に、係る回動部を境に、上下で長さを違う構成として、係る板棒材11が小さい角度で、係る回動手首29を、低い位置で使う場合や、高い位置で使う場合や、高く積まれた荷物に対して使う場合によって、係る上下を回動して変更して使い分ける構成としても良い。
図13(d)の構成の例が、係る図13(c)の回動手首29を上下逆に回動して設けた構成の例である。
尚、係る回動手首29に、帯紐材20を備えて、係る帯紐材20を、図9の例にもある様に、アイテム底下係止部24や、帯紐係止部22や、荷下板36に係止して、係る橋架材17の位置が上がらない構成としても有用であるが、係る回動手首29としての板材と板棒材11の自重や、滑り止め構造でも、係る板棒材11がずり上がることはかなり抑制可能であるので、作業性との兼ね合いで、必要に応じて選択可能であるものである。
また、係る構成の例は、転倒防止ユニット1として、転倒防止具2と載置部21がセットとなった構成の例であるが、係る構成において、載置部21の無い、転倒防止具2のみの構成で、クランプなどの台係止部13を備えた転倒防止具2として、普通の台車に係る転倒防止具を、自由に設けることが可能な構成としても、必要に応じて、様々なサイズや構成の台車に設けることが可能で、自由度が高く、有用である。
係る構成とすることによって、例えば、図14(c)の構成の例の様に、係る前後の板棒材11が前後に開き、荷物の積載可能な載置部21をより大きく取れる構成であり、有用である。
係る構成とすることによって、更に多くの荷物を積載して運搬可能な構成となり、有用である。
図15(a)の構成の例の転倒防止ユニット1である台車は、係る台車を上から見た上面図であり、係る板棒材11が交差する様にして係る台車の後方に、互いに斜め方向を向いた回動具12が備えられている構成の例である。
係る構成とすることによって、例えば、図15(b)の構成の例の様に、係る互いの板棒材11を、係る交差部分で、例えば帯紐材20で巻いて係止するだけで、係る板棒材11の角度を一定の高さに保持することが可能であり、あるいは、図15(d)の構成の様に、互いの板棒材11を帯紐材20で橋架することによっても、係る板棒材11がそれ以上上がることを抑制することが可能であるので、係る転倒防止アイテムSである荷物を後ろから安定して押さえておくことが可能な構成となり、有用である。
この様に、係る載置部21に積載される荷物が増えてくると、係る板棒材11の角度が高くなり、突き当て部31の高さも高くなる為、より安定して係る荷物を押さえる為には、図10や図11に示されるような抑え掛板37を備える構成としても良い。
また、係る板棒材11を、この様に互いに帯紐材20によって係止することによって、係る板棒材11が上がらず、また、係る帯紐材20が、係る荷物を押さえる効果もあるので、有用である。
図16(a)の構成の例の転倒防止ユニット1である台車を構成する2つの板棒材11は、係る台車の後ろ側に設けられた回動具12を介して係る載置部21に設けられて、係る台車の側辺に沿って倒れた状態で配置している構成の例である。
係る回動具12の回動軸28は、水平に対して内側に傾いて設けられている為、係る板棒材11が上に立ち上がるにつれて、係る板棒材11は、係る載置部21の上の方に斜めに立ち上がってくる構成となっている。
係る交差している部分である交差部で帯紐材20等で係る板棒材11を互いに係止することによって、係る板棒材11はその角度で保持され、係る荷物をよりしっかりと保持可能となる構成であり、有用である。
係る板棒材11は、荷物が多くなってくるほど、立ち上がり角度が大きくなっていき、突き当て部31の高さも高くなってくる構成であり、通常は、係る突き当て部31の高さが一定以上に高くなってくると、転倒防止ユニット1を押さえる力は弱くなってくるが、係る構成によれば、係る交差部で互いに係止することによって、容易に係る板棒材11の立ち上がり角度を保持することも可能な構成であり、また、係る回動具12の回動軸28が、斜めであることによって、係る板棒材11の高さ方向への上がり方が、係る回動軸28が水平に設けられている構成と比較すると、緩やかになり、同じ長さの板棒材11であっても、同じ量の荷物の量に対しては、係る突き当て部31の高さは、係る回動軸28が斜めに設けられている本構成の方が、低い構成であり、係る荷物の保持力や保持する高さが高くなり難く、よりしっかりと荷物を保持可能な面があり、有用である。
尚、係る交差部での係る板棒材11の係止は、必要に応じて係止すれば良く、係る板棒材11の自重でも保持可能とすることできるし、係る回動具12自体が、一定の角度で保持可能である構成の回動具12としても良い。
また、抑え掛板37を備えた構成としても良い。
つまり、同じように、係る板棒材11が交差する構成である図15の構成においては、係る板棒材11を全て倒した状態においては、図15(a)の構成の例の様に、係る板棒材11が載置部21の上で交差した状態で配置される構成であるので、図16(a)の構成の例の様に、係る板棒材11を係る台車の脇に配置可能な本構成の方が、有用である点である。
一方、図15の構成においては、例えば、図15(c)の構成の例の様に、係る板棒材11がハの字に開いた状態で、係る板棒材11を互いに帯紐材20で橋架するだけで、係る板棒材11がそれ以上上がらず、係る板棒材11の角度を保持可能であるという等の有用性があり、どちらの構成の有用性を重視して採用するかは、目的と必要に応じて選択可能であるものである。
図16(f)の構成の係る台車には、4つの板棒材11が一番倒された状態で配置されており、台車の後ろ側に、図16(a)の構成の例と同等の板棒材11が係る台車の脇に沿って設けられており、係る台車の前側には、係る後ろ側の板棒材11より、やや内側の載置部21の上に斜めにハの字状に、板棒材11が設けられた構成の例である。
尚、係る板棒材11は、この様に、交差して、係る転倒防止アイテムSを挟み込むようにして保持可能な構成としても良いし、図16(b)の様に、突き当て部31で突き当てることによって、転倒防止アイテムSを保持する構成としても良いし、二本の板棒材11だけ交差させて転倒防止アイテムSを挟み込み、他の二本は転倒防止アイテムSに突き当てて保持したり、帯紐材20で橋架させて保持する構成としても良く、転倒防止アイテムSに合わせて転倒を防止する保持方法の自由度が高く、有用である。
係る構成は、転倒防止ユニット1として、載置部21に回動軸28を斜めに回動具12を備えた構成の例であるが、転倒防止具2として、係る転倒防止具2に備えられた台係止部13が、係る転倒防止具2を載置部21に設けた際に、係る回動軸28が斜めになる構成である転倒防止具2である構成としても良い。
図17(a)の構成の例は、転倒防止アイテムSである荷物が載せられていない、転倒防止ユニット1の構成の例であり、鉛直方向に設けられた回動軸28を備えた板棒材11が、略水平に2本設けられており、係る二本の板棒材11に橋架する様にして、略鉛直方向に橋架材17が設けられている構成の例である。
但し、係る板棒材11を載置部21に略鉛直方向の回動軸28にて備えた場合、図1から図16の構成の例の様に、係る板棒材11に対して、自重でかかる板棒材11を支えることができない為、係る板棒材11の角度を保持する為のブレーキが、必須となるものであり、係るブレーキは、係る板棒材11を支持している回動具12に備えて係る板棒材の回動を制御可能である構成としても良いし、係る板棒材11と載置部21との間に、ブレーキを備える構成としても良く、例えば、図17(c)の構成の例の様に、係る板棒材11に設けた車輪19に、ブレーキを備える構成としても良いし、係る板棒材11と載置部21との間に、三角形のゴム材を挟持させても良く、係るブレーキ構造は、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
係る水平方向に設けられた板棒材11は、片持ちの為、この様に車輪19を備える構成とすることによって、係る板棒材11を支える補強ともなり、また、ブレーキを備える構成とすることによって、係る転倒防止アイテムSを後ろから押さえる構成とすることが可能であり、有用である。
係る橋架材17には、図13(a)の構成の例に示される様な回動手首29が設けられており、係る回動手首29が、荷物の量に合わせて回動する係る板棒材11の角度と合わせて、係る荷物の面に合わせて、回動可能な構成であり、有用である。
また載置部21の形状は、円形でも良いし、方形でも良いし、3角形でも、その他多角形でも、星形でも、ハート形でもよく、車輪19を設けても、足を設けても良く、水に浮く構造としても良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
2 転倒防止具
10 可撓性シート
11 板棒材
12 回動具
13 台係止部
14 ネジ
15 物品係止部
16 跨ぎ長さ
17 橋架材
18 巻き取り具
19 車輪
20 帯紐材
21 載置部
22 帯紐係止部
23 帯紐係止具
24 アイテム底下係止部
26 根
27 植物
28 回動軸
29 回動手首
30 手首回動部
31 突き当て部
32 突き当て面
33 外面凸部
34 横回転手首
35 載置係止部
36 荷下板
37 抑え掛板
38 抑え掛歯
39 回転軸
S 転倒防止アイテム
Claims (8)
- 転倒防止ユニット(1)であって、前記転倒防止ユニット(1)は転倒防止具(2)、および載置部(21)から成り、前記載置部(21)は、転倒防止アイテム(S)を載置する為の台または板または可撓性シート(10)であり、前記転倒防止アイテム(S)は、転倒させたくない物品であり、
前記転倒防止具(2)は、棒状または板状の板棒材(11)が、回動可能構造を備え、前記回動可能構造は載置部(21)と係止され、前記板棒材(11)は、転倒防止アイテム(S)と突き当て可能である突き当て部(31)を備えるか、または転倒防止アイテム(S)と着脱可能に係止可能な物品係止部(15)を備え、
前記載置部(21)は、前記転倒防止アイテム(S)を載置する台または板または可撓性シート(10)であり、前記突き当て部(31)が、前記転倒防止アイテム(S)に突き当てられることによって、前記転倒防止アイテム(S)の転倒を抑止可能であり、
前記載置部(21)がアイテム底下係止部(24)を備え、
前記アイテム底下係止部(24)は、前記転倒防止アイテム(S)を、前記アイテム底下係止部(24)の上に載置可能に、前記載置部(21)に設けられた係止部であり、
前記アイテム底下係止部(24)は、前記板棒材(11)または前記板棒材に備えられた部材に設けられた、可撓性シート(10)または帯紐材(20)と係止して用いられることを特徴とした転倒防止ユニット(1)。 - 転倒防止ユニット(1)であって、前記転倒防止ユニット(1)は転倒防止具(2)、および載置部(21)から成り、前記載置部(21)は、転倒防止アイテム(S)を載置する為の台または板または可撓性シート(10)であり、前記転倒防止アイテム(S)は、転倒させたくない物品であり、
前記転倒防止具(2)は、棒状または板状の板棒材(11)が、回動可能構造を備え、前記回動可能構造は載置部(21)と係止され、前記板棒材(11)は、転倒防止アイテム(S)と突き当て可能である突き当て部(31)を備えるか、または転倒防止アイテム(S)と着脱可能に係止可能な物品係止部(15)を備え、
前記載置部(21)は、前記転倒防止アイテム(S)を載置する台または板または可撓性シート(10)であり、前記突き当て部(31)が、前記転倒防止アイテム(S)に突き当てられることによって、前記転倒防止アイテム(S)の転倒を抑止可能であり、
前記板棒材(11)または前記板棒材に備えられた部材に、可撓性シート(10)または帯紐材(20)を備え、前記可撓性シート(10)または帯紐材(20)は荷下板(36)に係止して用いられ、前記荷下板(36)が、転倒防止アイテム(S)の下または間に挟んで設けられる、前記可撓性シート(10)または帯紐材(20)と係止可能な略板状材であることを特徴とした転倒防止ユニット(1)。 - 転倒防止ユニット(1)であって、前記転倒防止ユニット(1)は転倒防止具(2)、および載置部(21)から成り、前記載置部(21)は、転倒防止アイテム(S)を載置する為の台または板または可撓性シート(10)であり、前記転倒防止アイテム(S)は、転倒させたくない物品であり、
前記転倒防止具(2)は、棒状または板状の板棒材(11)が、回動可能構造を備え、前記回動可能構造は載置部(21)と係止され、前記板棒材(11)は、転倒防止アイテム(S)と突き当て可能である突き当て部(31)を備えるか、または転倒防止アイテム(S)と着脱可能に係止可能な物品係止部(15)を備え、
前記載置部(21)は、前記転倒防止アイテム(S)を載置する台または板または可撓性シート(10)であり、前記突き当て部(31)が、前記転倒防止アイテム(S)に突き当てられることによって、前記転倒防止アイテム(S)の転倒を抑止可能であり、
前記載置部(21)が可撓性シート(10)であり、前記載置部(21)が、
自己吸着シートあるいはマグネットシートあるいは面ファスナー等の面で着脱可能に係止可能な面係止具、または載置部(21)に設けられた穴あるいは帯紐材20あるいはホックあるいは磁石であるシート係止部を備え、
前記載置部(21)が、前記面係止具あるいはシート係止部によって、前記載置部(21)が、載置される台や支柱と係止可能であることを特徴とする転倒防止ユニット(1)。 - 転倒防止ユニット(1)であって、前記転倒防止ユニット(1)は転倒防止具(2)、および載置部(21)から成り、前記載置部(21)は、転倒防止アイテム(S)を載置する為の台または板または可撓性シート(10)であり、前記転倒防止アイテム(S)は、転倒させたくない物品であり、
前記転倒防止具(2)は、棒状または板状の板棒材(11)が、回動可能構造を備え、前記回動可能構造は載置部(21)と係止され、前記板棒材(11)は、転倒防止アイテム(S)と突き当て可能である突き当て部(31)を備えるか、または転倒防止アイテム(S)と着脱可能に係止可能な物品係止部(15)を備え、
前記載置部(21)は、前記転倒防止アイテム(S)を載置する台または板または可撓性シート(10)であり、前記突き当て部(31)が、前記転倒防止アイテム(S)に突き当てられることによって、前記転倒防止アイテム(S)の転倒を抑止可能であり、
前記載置部(21)に、水を溜めることが可能であることを特徴とする転倒防止ユニット(1)。 - 前記載置部(21)が、可撓性シートであることを特徴とする請求項4に記載の転倒防止ユニット(1)。
- 転倒防止ユニット(1)であって、前記転倒防止ユニット(1)は転倒防止具(2)、および載置部(21)から成り、前記載置部(21)は、転倒防止アイテム(S)を載置する為の台または板または可撓性シート(10)であり、前記転倒防止アイテム(S)は、転倒させたくない物品であり、
前記転倒防止具(2)は、棒状または板状の板棒材(11)が、回動可能構造を備え、前記回動可能構造は載置部(21)と係止され、前記板棒材(11)は、転倒防止アイテム(S)と突き当て可能である突き当て部(31)を備えるか、または転倒防止アイテム(S)と着脱可能に係止可能な物品係止部(15)を備え、
前記載置部(21)は、前記転倒防止アイテム(S)を載置する可撓性シート(10)であり、前記突き当て部(31)が、前記転倒防止アイテム(S)に突き当てられることによって、前記転倒防止アイテム(S)の転倒を抑止可能であり、
前記可撓性シートからなる載置部(21)が、複数の可撓性シートから構成され、
複数のそれぞれの可撓性シートは、転倒防止具(2)を備え、
前記載置部(21)が他の載置部(21)と係止可能な係止部を備え、該係止部によって前記載置部(21)の長さを調整可能に係止することによって、複数の板棒材(11)同士の距離を調整可能であることを特徴とする転倒防止ユニット(1)。 - 転倒防止ユニット(1)であって、前記転倒防止ユニット(1)は転倒防止具(2)、および載置部(21)から成り、前記載置部(21)は、転倒防止アイテム(S)を載置する為の台または板または可撓性シート(10)であり、前記転倒防止アイテム(S)は、転倒させたくない物品であり、
前記転倒防止具(2)は、棒状または板状の板棒材(11)が、回動可能構造を備え、前記回動可能構造は載置部(21)と係止され、前記板棒材(11)は、転倒防止アイテム(S)と突き当て可能である突き当て部(31)を備えるか、または転倒防止アイテム(S)と着脱可能に係止可能な物品係止部(15)を備え、
前記載置部(21)は、前記転倒防止アイテム(S)を載置する台または板または可撓性シート(10)であり、前記突き当て部(31)が、前記転倒防止アイテム(S)に突き当てられることによって、前記転倒防止アイテム(S)の転倒を抑止可能であり、
前記載置部(21)は車輪を備えて移動可能であり、且つ、前記板棒材(11)または橋架材(17)が、車輪(19)を備え、前記板棒材が前記載置部(21)と反対方向に開いた際に、前記板棒材(11)または橋架材(17)に設けられた車輪(19)が地面に接地可能であり、前記橋架材は、複数の板棒材(11)を橋架して設けられた部材であることを特徴とする転倒防止ユニット(1)。 - 前記転倒防止ユニット(1)が、台車であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の転倒防止ユニット(1)。
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