JP6808584B2 - 吐出具付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体と該容器本体に装着された吐出具とを備えた吐出具付き容器に関する。
化粧水などの化粧料や、シャンプーやリンスあるいは液体石鹸、または食品調味料などを内容液として収容する容器として、内容液を収容する容器本体に内容液を吐出するための吐出具を装着した構成の吐出具付き容器が知られている。
また、このような吐出具付き容器として、例えば特許文献1に記載されるように、容器本体が、外殻を形成する外体(外層)と、外体の内側に配置されて内容液を収容する減容変形自在の内体(内層)とを備えた二重容器(積層剥離容器)に構成されたものが知られている。このような吐出具付き容器によれば、内容液の吐出に伴って内体が減容変形(収縮)するので、内体の内部に外気が取り込まれることを抑制して、内体に収容されている内容液の空気との接触による劣化や変質を抑制することができる。
一方、透明な容器に内容液を収容した場合、内容液によっては紫外線等の光を受けて品質劣化を生じる虞があるので、このような場合には、容器として遮光性を有する不透明なものを用いるのが一般的である。特に、二重容器においては、内容液の吐出に伴って減容変形する内体が外部から視認されると外観上の見映えがよくないため、この点からも、容器の外体として不透明なものを用いるのが好ましい。
特開2005−162215号公報
しかし、容器本体として外体が不透明な二重容器を用いた吐出具付き容器では、容器本体の内部に収容されている内容液を外部から視認することができないので、内容液の残量を確認することが困難になるという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、容器本体として外体が不透明な二重容器を用いても内容液の残量を確認することが可能な吐出具付き容器を提供することにある。
本発明の吐出具付き容器は、容器本体と該容器本体に装着された吐出具とを備えた吐出具付き容器であって、不透明な外体と、該外体の内側に配置されて内容液を収容する減容変形自在の内体とを備えた二重容器に構成された内容器と、前記外体の胴部の外側に間隔を空けて配置されて該胴部との間に指示液充填空間を区画形成する透明または半透明の周壁と、前記指示液充填空間に外気を導入するための外気導入孔とを備え、前記内容器を収容して該内容器とともに前記容器本体を構成する外容器と、前記外容器に設けられ、前記外気導入孔を開閉する逆止弁と、前記指示液充填空間に充填され、外部から視認可能な指示液と、前記外体に設けられ、前記指示液充填空間から前記内体と前記外体との間に前記指示液を導入可能な液導入口とを有し、前記吐出具を通して内容液が外部に吐出されると、前記内体が減容変形して前記指示液充填空間から前記液導入口を通して前記内体と前記外体との間に前記指示液が導入されることを特徴とする。
本発明の吐出具付き容器は、上記構成において、前記内体が前記外体の内面に剥離可能に積層されているのが好ましい。
本発明の吐出具付き容器は、上記構成において、前記液導入口が、前記外体の底部に設けられているのが好ましい。
本発明の吐出具付き容器は、上記構成において、前記内容器の底部分にピンチオフ部が設けられ、該ピンチオフ部における前記外体と前記内体との間の割れ目が前記液導入口を構成しているのが好ましい。
本発明の吐出具付き容器は、上記構成において、前記吐出具が、ノズルを備えた押下げヘッドと、該押下げヘッドが押し下げられたときに内容液を前記ノズルに圧送するポンプとを備えるのが好ましい。
本発明の吐出具付き容器は、上記構成において、前記外容器が、前記外体の口部の外周面に固定される固定筒部と、該固定筒部の上側に同軸に連なるとともに前記内体の内部に連通する装着筒部とを備え、前記装着筒部に前記吐出具が装着されているのが好ましい。
本発明の吐出具付き容器は、上記構成において、前記外気導入孔が、前記外容器の前記周壁と前記固定筒部とを連ねる肩部に設けられており、前記逆止弁が、前記周壁の内周面に嵌合する環状の嵌合部と、該嵌合部から斜め下方に向けて延びて前記固定筒部の外周面に弾性的に当接する環状のシール片とを有するのが好ましい。
本発明の吐出具付き容器は、上記構成において、前記嵌合部が、前記外容器の肩部の下面に弾性的に当接する当接片を備えるのが好ましい。
本発明の吐出具付き容器は、上記構成において、前記外容器の底部が、前記周壁の下端に装着される底蓋で構成されているのが好ましい。
本発明によれば、容器本体として外体が不透明な二重容器を用いても内容液の残量を確認することが可能な吐出具付き容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る吐出具付き容器の側面視での断面図である。 図1に示す逆止弁の外容器への取付け構造の詳細を示す拡大断面図である。 ある程度内容液が吐出された状態における吐出具付き容器の断面図である。 大部分の内容液が吐出された状態における吐出具付き容器の断面図である。
以下、図1〜図4を参照しつつ本発明の一実施の形態に係る吐出具付き容器1について詳細に例示説明する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲においては、上下方向は、図1に示すように吐出具付き容器1を正立姿勢とした状態における上方、下方を意味するものとする。また、径方向とは、吐出具付き容器1の中心軸線を通り当該中心軸線に垂直な直線に沿う方向を意味するものとする。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る吐出具付き容器1は、容器本体2と容器本体2に装着された吐出具3とを備えている。
吐出具3の外側にはオーバーキャップ4がアンダーカット係合により着脱自在に装着されている。オーバーキャップ4は、不使用時には吐出具3を覆って吐出具3の誤操作を防止し、使用時には吐出具3から取り外される。なお、オーバーキャップ4は設けられなくてもよい。
容器本体2は、内容器10と内容器10を収容する外容器20とで構成されている。
内容器10は、外体11と内体12とを備えた二重容器に構成されている。
外体11は、例えばポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂材料により、略円筒状の口部11aと、口部11aの下端に連なる口部11aよりも僅かに大径の略円筒状の胴部11bと、胴部11bの下端に連なり胴部11bの下端を閉塞する底部11cとを備えた有底円筒状に形成されている。外体11は、合成樹脂材料が着色等されることにより不透明となっており、外体11の内部を外部から目視で視認することができないようになっている。また、外体11の胴部11bは、内容液L1が注出されたときに径方向に変形しない程度の所定の剛性を有している。さらに、外体11の底部11cには、液導入口11dが設けられている。液導入口11dは、外体11の外部を、外体11と内体12との間に連通している。
内体12は、例えばEVOH(エチレン−ビニルアルコール共重合体)樹脂やナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の、後述するブロー成形によって形成された場合であっても外体11に接着されることのない合成樹脂材料により、外体11よりも薄肉の柔軟な袋状に形成されており、その開口を外体11の口部11aの上端に接合した状態で外体11の内側に配置されている。内体12の内部は収容空間となっており、この収容空間に、例えば化粧水などの化粧料、シャンプーやリンスあるいは液体石鹸、または食品調味料などの内容液L1を収容することができる。内体12は、その内容積を減少させるように減容変形自在(収縮自在)となっており、内容液L1が外部に吐出されて内容液L1の残量が減るのに合わせて減容変形する。
本実施の形態においては、内容器10は、外体11に対応する合成樹脂層と内体12に対応する合成樹脂層とを共押出して円筒状の積層パリソンを形成し、この積層パリソンを、左右分割型の金型を用いてブロー成形(押出ブロー成形)することにより、外体11の内面に内体12が剥離可能に積層された積層剥離容器(デラミネーション容器)に構成されている。内容器10を積層剥離容器に構成することで、外体11と内体12とを備えた二重容器として構成される内容器10を安価に製造することができる。
左右分割型の金型を用いてブロー成形されることにより、内容器10の底部分には、突条形状のピンチオフ部13が設けられている。ピンチオフ部13は外体11と内体12との間に割れ目を有し、ピンチオフ部13における当該割れ目が前述した液導入口11dを構成している。ピンチオフ部13における割れ目により液導入口11dを構成することで、別途、外体11に液導入口11dを孔開け加工等によって設ける必要をなくして、この吐出具付き容器1の製造コストを低減することができる。
なお、内容器10は、外体11と内体12とを備えた二重容器に構成されていれば、積層剥離容器に限らず、外体11の内側に外体11とは別体に形成された内体12を組み込んだ構成とすることもできる。また、液導入口11dは、ピンチオフ部13の割れ目によって構成されるに限らず、外体11に設けられていれば、例えばパンチ等を用いた後加工によって形成される構成とするなど、他の構成であってもよい。
外容器20は、外体11の口部11aの外周面にアンダーカット係合によって固定される円筒状の固定筒部21を有している。固定筒部21の径方向外側には肩部22を介して周壁23が一体に設けられている。
周壁23は、外体11よりも大径の略円筒状に形成され、肩部22から下方に向けて延びて外体11の胴部11bの外側に径方向に間隔を空けて配置されている。周壁23の下端は外体11の底部11cよりも下方側にまで達しており、当該下端に周壁23とは別体に形成された底蓋24が装着されることで周壁23の下端が閉塞されている。すなわち、外容器20の底部は底蓋24によって構成されている。底蓋24は、周壁23の内周面に嵌合固定される嵌合筒部24aと、嵌合筒部24aの内側に連なる下側に向けて凸のカップ状部24bとを有しており、カップ状部24bの内側に内容器10の外体11の底部11cが配置されている。カップ状部24bの内面と外体11の底部11cの外面との間には隙間が設けられており、当該隙間は外体11の底部11cに設けられた液導入口11dに連通している。
周壁23と外体11の胴部11bとの間には、指示液充填空間25が区画形成されており、この指示液充填空間25には指示液L2が充填されている。指示液充填空間25は、底蓋24のカップ状部24bの内面と外体11の底部11cの外面との間の隙間を介して液導入口11dに連通している。これにより、液導入口11dは、指示液充填空間25に充填されている指示液L2を、外体11と内体12との間に向けて導入することができる。なお、指示液充填空間25の内容積は、内体12の内容積とほぼ同一に設定されている。
周壁23は透明または半透明となっており、指示液充填空間25に充填されている指示液L2は、周壁23を通して外部から目視で視認可能となっている。したがって、指示液充填空間25に充填されている指示液L2の残量を外部から目視で確認することができる。
なお、周壁23は、指示液充填空間25に充填されている指示液L2の残量を外部から目視で確認することができる程度の透明性を有していれば、着色等されていてもよく、また、その一部にラベル等が貼り付けられたり加飾等が施されていたりしてもよい。底蓋24は、周壁23と同様に透明または半透明とすることができるが、着色等された不透明なものであってもよい。
外容器20の肩部22には、指示液充填空間25に外気を導入するための外気導入孔26が設けられている。図示する場合には、肩部22には、当該肩部22を上下方向に貫通する複数の外気導入孔26が周方向に間隔を空けて設けられている。なお、外気導入孔26は、肩部22に限らず、例えば周壁23の上端側の部分などの他の部位に設けることもできる。また、外気導入孔26は、少なくとも1つ設けられていれば、その数は任意に変更可能である。
外容器20には、外気導入孔26を開閉するための逆止弁27が設けられている。本実施の形態では、逆止弁27は、嵌合部27aとシール片27bとが合成ゴム等の弾性材料によって一体に形成された構成となっている。
図2(a)に示すように、嵌合部27aは、断面が略矩形の円環状に形成されており、その下面には環状の溝27cが設けられている。嵌合部27aの外径は周壁23の内径よりも僅かに大きくなっており、嵌合部27aは、その外周面を周壁23の内周面に弾性的に当接させて周壁23の内周面に嵌合固定されている。なお、外気導入孔26は嵌合部27aの内側において開口している。嵌合部27aは、その外周面において周壁23の内周面に弾性的に当接するので、嵌合部27aの外周面と周壁23の内周面との間のシール性を高めて、指示液L2が外気導入孔26に漏れ出すことを確実に防止することができる。周壁23の内周面には径方向内側に向けて突出する環状の突起23aが設けられており、嵌合部27aは、突起23aと肩部22との間に配置されることで上下方向に位置決めされている。
シール片27bは、嵌合部27aの下端内周側部分から斜め下方に向けて延びる円環状で薄い板状に形成されており、その下端内周面において固定筒部21の外周面に弾性的に当接している。シール片27bは、径方向外側に向けた外力が加えられると、その下端内周面が固定筒部21の外周面から離れるように弾性変形することができる。
上記構成を有する逆止弁27は、通常状態においては、シール片27bが固定筒部21の外周面に当接した状態となって指示液充填空間25の内部から外気導入孔26を通して外容器20の外部へ空気ないし指示液L2が流出するのを阻止し、指示液充填空間25の内部が負圧となったときには、シール片27bが固定筒部21の外周面から離れるように弾性変形して外容器20の外部から外気導入孔26を通して指示液充填空間25の内部に外気が導入されるのを許容するように作動する。
このように、外容器20の肩部22に外気導入孔26を設けるとともに、逆止弁27を、周壁23の内周面に嵌合する環状の嵌合部27aと、嵌合部27aから斜め下方に向けて延びて固定筒部21の外周面に弾性的に当接する環状のシール片27bとを有する構成としたことにより、外気導入孔26を逆止弁27で開閉する構成を簡素化して、この吐出具付き容器1のコストを低減することができる。
図2(b)に示すように、逆止弁27は、嵌合部27aが、外容器20の肩部22の下面に弾性的に当接する当接片27dを備える構成とすることもできる。この場合、当接片27dは、図2(b)において二点鎖線で示すように、肩部22の下面に当接しない自然状態においては嵌合部27aに対して上方に突出した形状となっており、嵌合部27aが周壁23の内周面の所定位置に嵌合固定されると、肩部22の下面に押されて下方側に向けて弾性変形した状態で当該肩部22の下面に弾性的に当接するようになっている。このように、嵌合部27aを、外容器20の肩部22の下面に弾性的に当接する当接片27dを備えた構成とすることにより、嵌合部27aの外周面と周壁23の内周面との間のシール性だけでなく、嵌合部27aないし当接片27dと肩部22の下面との間のシール性をも高めて、指示液L2が外気導入孔26に漏れ出すことをより確実に防止することができる。
次に、吐出具3の構成について説明する。吐出具3は、内体12に収容されている内容液L1を外部に吐出するものである。図1に示すように、本実施の形態においては、吐出具3は、押下げヘッド30とポンプ31とを備えたポンプ式吐出具となっている。吐出具3としてポンプ式のものを用いることにより、簡単な操作で所望の量の内容液L1を容易に外部に吐出させることができる。
外容器20には、固定筒部21の上側に当該固定筒部21と同軸に連なる装着筒部28が固定筒部21と一体に設けられており、吐出具3の円筒状の装着アダプタ32が装着筒部28にねじ結合によって固定されている。このように、外容器20に設けた固定筒部21の上側に同軸に連なる装着筒部28に吐出具3を装着する構成としたことにより、内容器10と外容器20とで構成される容器本体2への吐出具3の固定構造を簡素化して、この吐出具付き容器1のコストを低減することができる。
装着アダプタ32には、当該装着アダプタ32に対して上方に向けて延びるとともに径方向外側に向けて逆U字状に曲がって肩部22の上面近傍にまで達する円環状のカバー壁33が一体に設けられており、オーバーキャップ4は、その下端内周面がカバー壁33の外周面に設けられた環状突起33aにアンダーカット係合して吐出具3に装着されるようになっている。
装着アダプタ32の天壁部分32aには円環状の凹溝34が設けられ、ポンプ31は、その上端部分が凹溝34に嵌合されることで、装着筒部28の内側に配置されるとともに内体12の内部に連通する装着筒部28を通して内体12の内部にまで達した状態で保持されている。装着アダプタ32の天壁部分32aと装着筒部28の上端との間には内容液L1の漏れ出しを防止する環状のシール部材35が配置されている。
ポンプ31からはステム36が突出しており、このステム36に押下げヘッド30が固定されている。押下げヘッド30は、有頂円筒状に形成されており、その下端外周面に設けられた複数のガイド突起30aによってカバー壁33の内周面に案内されて、ステム36とともに上下方向に移動自在となっている。また、押下げヘッド30の側面にはステム36の内部通路に連通するノズル37が設けられている。詳細は図示しないが、ステム36の下端側にポンプ31のピストンが固定され、ステム36の内部通路がポンプ31の加圧室に連通している。ポンプ31の下端には内体12の内部の内容液L1をポンプ31の内部に吸引するための吸引路38が設けられている。また、ポンプ31には、減容変形した内体12によって吸引路38が閉塞されるのを防止するために、吸引路38から下方に向けて延びる断面十字形状の隙間保持杆を備えたディップバーDが装着されている。
オーバーキャップ4を取り外した状態で、手動で押下げヘッド30を押下げ操作して、図1に示す位置から下方に向けて押し下げることにより、ポンプ31を吐出動作させてノズル37から外部に内容液L1を吐出させることができる。すなわち、押下げヘッド30を押下げ操作すると、ポンプ31が作動し、当該ポンプ31の下端に開口する吸引路38から吸引されてポンプ31の内部に貯留されている内容液L1がステム36を通してノズル37に圧送され、ノズル37から外部に吐出される。
押下げヘッド30の押下げ操作を解除すると、図示しないバネの付勢力によって押下げヘッド30は上方に向けて移動し、図1に示す原位置に復帰する。このとき、内体12に収容されている内容液L1が吸引路38からポンプ31の内部に吸引され、次の吐出に備えてポンプ31の内部に貯留される。
このように、押下げヘッド30の押下げ操作と当該操作の解除とを繰り返し行うことで、所望の量の内容液L1をノズル37から外部に吐出させることができる。
押下げヘッド30の押下げ操作が繰り返し行われ、吐出具3を通して内体12の内部に収容されている内容液L1が外部に吐出されると、図3に示すように、内容液L1が吐出された分だけ内体12はその内容積を減少させるように減容変形(収縮)する。内体12が減容変形すると、外体11と内体12との間が負圧になるので、指示液充填空間25に充填されている指示液L2が指示液充填空間25から液導入口11dを通して外体11と内体12との間に導入される。また、指示液充填空間25に充填されている指示液L2が液導入口11dを通して外体11と内体12との間に導入されることにより、指示液充填空間25が負圧になるので、逆止弁27が開いて外気導入孔26から指示液充填空間25の内部に外気が導入される。
すなわち、本実施の形態の吐出具付き容器1では、押下げヘッド30が押下げ操作されて内容液L1が外部に吐出されて内体12の内部に収容されている内容液L1の残量が減るに連れて、指示液充填空間25に充填されている指示液L2が液導入口11dを通して外体11と内体12との間に導入されて指示液充填空間25に充填されている指示液L2の残量も、内容液L1の残量に比例して減少する。
そして、図4に示すように、押下げヘッド30の押下げ操作を行っても内容液L1が吐出されない程度にまで内体12の内部に収容されている内容液L1の残量が減少すると、指示液充填空間25に充填されていた指示液L2の大部分が液導入口11dを通して外体11と内体12との間に導入された状態となり、指示液充填空間25は空となる。
ここで、外体11が不透明となっているので内体12に収容されている内容液L1を外部から目視で視認することはできないが、外容器20の周壁23は透明または半透明となっているので、指示液充填空間25に充填されている指示液L2を外部から目視で確認することができる。したがって、内体12の内部に収容されている内容液L1の残量に比例して減少する指示液充填空間25に充填されている指示液L2の残量を、透明ないし半透明の周壁23を通して目視で確認することにより、当該指示液L2の残量をインジケータとして内体12の内部に収容されている内容液L1の残量を確認することができる。このとき、周壁23の内部には指示液L2のみが視認され、内容液L1の吐出に伴って減容変形する内体12は不透明な外体11によって覆われて外部から視認されないので、吐出具付き容器1の外観上の見映えは良好である。したがって、本実施の形態に係る吐出具付き容器1によれば、容器本体2を構成する内容器10として外体11が不透明な二重容器を用いて内容液L1の空気及び光に触れることによる劣化を抑制しつつ、内容液L1の残量を確認することが可能である。
上記構成の吐出具付き容器1は、以下の手順で組付け及び内容液L1及び指示液L2の充填を行うことができる。まず、外容器20に逆止弁27及び内容器10を装着し、次いで内容器10の内体12に内容液L1を充填する。次いで、外容器20に吐出具3を装着して内体12の開口を密閉する。次いで、吐出具3が装着された外容器20を倒立状態とし、周壁23の下端開口から指示液充填空間25に指示液L2を充填する。そして、指示液L2の充填が完了したら周壁23の下端を底蓋24で閉塞する。このように、外容器20を、周壁23の下端に底蓋24を装着する構成としたことにより、吐出具付き容器1の組付け作業及び内容液L1及び指示液L2の充填作業を容易にすることができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、吐出具3として押下げヘッド30の押下げ操作により作動するポンプ式のものを用いるようにしているが、これに限らず、内体12に収容されている内容液L1を外部に吐出することができるものであれば、例えばトリガーの操作により作動するポンプを備えたトリガー式吐出器などの他の吐出具を用いることもできる。
前記実施の形態においては、押下げヘッド30の押下げ操作により吐出具3のポンプ31を作動させて内容液L1を吐出させる構成としているが、これに限らず、容器本体2をスクイズ(押圧)することにより内容液を吐出具から吐出させる構成とすることもできる。この場合、外容器20の周壁23及び外体11の胴部11bは、それぞれスクイズされることにより径方向内側に向けて弾性変形可能であるとともにスクイズの解除により元の形状に復元する構成とされ、吐出具としては、例えば、内容液の注出口を備えるとともに当該注出口を開閉する逆止弁を備えた注出キャップが用いられる。
さらに、逆止弁27としては、上記構成のものに限らず、外気導入孔26を開閉することができるものであれば、他の構成のものを用いてもよい。
さらに、指示液L2としては、外部からの視認性を高めるために着色がされたものを用いることもできる。
さらに、前記実施の形態においては、外体11の底部11cに液導入口11dを設けるようにしているが、これに限らず、液導入口は、外体11に設けられて内体12から内容液L1が吐出されるに連れて指示液充填空間25に収容されている指示液L2を外体11と内体12との間に導入させて指示液充填空間25の内部の指示液L2を減少させていくことができる部位であれば、例えば外体11の胴部11bの下端近傍部分など、外体11の他の部位に設けるようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、外容器20は、周壁23に底蓋24が装着される構成のものとされているが、これに限らず、内部に内容器10と指示液L2とを収容可能な構成であれば、周壁23と底蓋24とが一体に形成されたボトル形状に形成されたものとすることもできる。
1 吐出具付き容器
2 容器本体
3 吐出具
4 オーバーキャップ
10 内容器
11 外体
11a 口部
11b 胴部
11c 底部
11d 液導入口
12 内体
13 ピンチオフ部
20 外容器
21 固定筒部
22 肩部
23 周壁
23a 突起
24 底蓋
24a 嵌合筒部
24b カップ状部
25 指示液充填空間
26 外気導入孔
27 逆止弁
27a 嵌合部
27b シール片
27c 溝
27d 当接片
28 装着筒部
30 押下げヘッド
30a ガイド突起
31 ポンプ
32 装着アダプタ
32a 天壁部分
33 カバー壁
33a 環状突起
34 凹溝
35 シール部材
36 ステム
37 ノズル
38 吸引路
L1 内容液
L2 指示液
D ディップバー

Claims (9)

  1. 容器本体と該容器本体に装着された吐出具とを備えた吐出具付き容器であって、
    不透明な外体と、該外体の内側に配置されて内容液を収容する減容変形自在の内体とを備えた二重容器に構成された内容器と、
    前記外体の胴部の外側に間隔を空けて配置されて該胴部との間に指示液充填空間を区画形成する透明または半透明の周壁と、前記指示液充填空間に外気を導入するための外気導入孔とを備え、前記内容器を収容して該内容器とともに前記容器本体を構成する外容器と、
    前記外容器に設けられ、前記外気導入孔を開閉する逆止弁と、
    前記指示液充填空間に充填され、外部から視認可能な指示液と、
    前記外体に設けられ、前記指示液充填空間から前記内体と前記外体との間に前記指示液を導入可能な液導入口とを有し、
    前記吐出具を通して内容液が外部に吐出されると、前記内体が減容変形して前記指示液充填空間から前記液導入口を通して前記内体と前記外体との間に前記指示液が導入されることを特徴とする吐出具付き容器。
  2. 前記内体が前記外体の内面に剥離可能に積層されている、請求項1に記載の吐出具付き容器。
  3. 前記液導入口が、前記外体の底部に設けられている、請求項1または2に記載の吐出具付き容器。
  4. 前記内容器の底部分にピンチオフ部が設けられ、該ピンチオフ部における前記外体と前記内体との間の割れ目が前記液導入口を構成している、請求項3に記載の吐出具付き容器。
  5. 前記吐出具が、ノズルを備えた押下げヘッドと、該押下げヘッドが押し下げられたときに内容液を前記ノズルに圧送するポンプとを備える、請求項1〜4の何れか1項に記載の吐出具付き容器。
  6. 前記外容器が、前記外体の口部の外周面に固定される固定筒部と、該固定筒部の上側に同軸に連なるとともに前記内体の内部に連通する装着筒部とを備え、
    前記装着筒部に前記吐出具が装着されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の吐出具付き容器。
  7. 前記外気導入孔が、前記外容器の前記周壁と前記固定筒部とを連ねる肩部に設けられており、
    前記逆止弁が、前記周壁の内周面に嵌合する環状の嵌合部と、該嵌合部から斜め下方に向けて延びて前記固定筒部の外周面に弾性的に当接する環状のシール片とを有する、請求項6に記載の吐出具付き容器。
  8. 前記嵌合部が、前記外容器の肩部の下面に弾性的に当接する当接片を備える、請求項7に記載の吐出具付き容器。
  9. 前記外容器の底部が、前記周壁の下端に装着される底蓋で構成されている、請求項1〜8の何れか1項に記載の吐出具付き容器。
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