JP6808426B2 - 液体吐出装置、インプリント装置および方法 - Google Patents

液体吐出装置、インプリント装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は液体吐出装置に関する。
吐出ヘッドを備える液体吐出装置では、液体の漏出を防止するため、吐出ヘッドのノズル内の圧力(以下、単に「ヘッド内圧」と称す)が、通常、大気圧に対して負圧に維持される。
特許文献1には、液体収容ユニット内が、可撓性部材により第1の収容空間と第2の収容空間に分離された装置が開示されている。第1の収容空間と吐出ヘッドが連通しており、第1の収容空間に吐出用液体が収容される。第2の収容空間には液状充填剤が収容されている。圧力制御手段により液状充填剤の圧力を調整し、ヘッド内圧が負圧に維持される。液状充填剤に気泡が混入していると、ヘッド内圧に影響を与える。そこで、第2の収容空間と脱気装置との間で液状充填剤を循環させる構成も開示されている。
特開2015−92549号公報
液状充填剤を循環させると、液状充填剤に圧力変動が生じ得る。例えば、液状充填剤の循環をポンプにより行う場合、ポンプの脈動により液状充填材の圧力変動が生じ得る。この圧力変動はヘッド内圧の変動の要因となり、吐出ヘッドから液体が漏出する場合がある。
本発明は、循環動作において、吐出ヘッドから液体が漏出することを防止する技術を提供するものである。
本発明によれば、例えば、
大気圧に対して内部が負圧に維持されるノズルを有し、該ノズルから第一の液体を吐出する吐出ヘッドと、
前記第一の液体を収容する第一の液体収容部と、
第二の液体を収容する第二の液体収容部と、
前記第一の液体収容部の内部空間を、前記吐出ヘッドに連通し、前記第一の液体を収容する第一の収容空間と、前記第二の液体収容部と連通し、前記第二の液体を収容する第二の収容空間とに区画する可撓性部材と、を備え、
前記ノズルから前記第一の液体が吐出されると前記第二の液体が前記第二の液体収容部から前記第二の収容空間に供給される液体吐出装置であって、
前記第二の収容空間と前記第二の液体収容部との間で、前記第二の液体を循環させる循環手段と、
記ノズルの内部の負圧が増加するように、前記第二の液体の圧力を減圧する減圧手段と、を備え、
前記第二の液体を循環しない場合よりも前記減圧手段により前記負圧を増加させて、前記循環手段により第二の液体を循環させることを特徴とする液体吐出装置が提供される。
本発明によれば、循環動作において、吐出ヘッドから液体が漏出することを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の概略図。 気泡の混入例を示す図。 図1の液体吐出装置の動作説明図。 本発明の別実施形態に係る液体吐出装置の概略図。 図4の液体吐出装置の動作説明図。 図4の液体吐出装置の動作説明図。 本発明の別実施形態に係る液体吐出装置の概略図。 制御ユニットのブロック図。 (A)および(B)は図8の制御ユニットが実行する処理例を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係るインプリント装置の概略図。
<第一実施形態>
<装置の構成>
図1は本発明の一実施形態に係る液体吐出装置1の概略図である。液体吐出装置1は、液体収容部4、吐出ヘッド3、循環ユニットCU、圧力調整ユニット13および搬送ユニット5を含む。
吐出ヘッド3は複数のノズル3aと、各ノズル3aに設けられた吐出素子とを含み、液体収容部4に収容された液体9を、各ノズル3aが開口した吐出面10から吐出する。吐出素子は、ノズル3a内に圧力を発生させてノズル3a内の液体9を吐出させる素子である。吐出素子としては、例えば、発熱素子や圧電素子を採用可能である。発熱素子の場合、その熱により液体を発泡させて液滴を吐出させる。圧電素子の場合、その変形により液滴を吐出させる。吐出ヘッド3には、インクジェットプリンタの記録ヘッドの技術が適用可能である。本実施形態の場合、吐出ヘッド3は、移動不能であるが、吐出ヘッド3が移動可能であってもよい。
液体収容部4は、その外壁を構成する中空の筐体7を含み、液体9を収容する液体収容器である。吐出ヘッド3は筐体7の下部に支持されている。筐体7の内部空間は、可撓性部材30により、収容空間32と収容空間33とに区画されている。収容空間32は吐出ヘッド3(つまりノズル3a)と連通し、かつ、液体9を収容する。収容空間33は吐出ヘッド3(つまりノズル3a)と連通せず、液体11を収容する。本実施形態では、筐体7の収容空間32が、直接吐出ヘッド3と連通しているが、チューブ等を介してこれらが連通する構成も採用可能である。
液体9は、液体吐出装置1の用途に応じて選択され、例えば、インク、導電性液体、樹脂(例えばUV硬化性樹脂)等を採用可能である。液体11は、ノズル3aの圧力制御(換言すると液体9の圧力制御)のために作動液として用いられる液状充填剤である。液体11のことを液状充填剤と呼ぶ場合がある。液状充填剤11は、例えば、非圧縮性を有する物質であり、水等の液体や、ゲル状物質を用いることができる。液状充填剤11は、気体に比べて、外的な温度および圧力の変化に対し、自身への体積に対する影響を受けにくい。したがって、液体吐出装置1の周辺の気温または気圧が変化しても、液体11の体積はほとんど変動せず、第1収容空間32における液体9の圧力の変動が抑制される。
可撓性部材8は、例えば、厚さが薄いフィルム状の部材である。本実施形態の場合、可撓性部材30は、筐体7を左右に区画する壁体を構成している。しかし、上下に区画する壁体であってもよい。また、可撓性部材30は袋体であってもよく、収容空間32は可撓性部材30に包まれるように形成された空間であってもよい。可撓性部材8は、接液性等の観点から液体9の特性に適した部材を選定することができる。例えば、液体9が溶剤の場合、可撓性部材8は、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等の耐薬品性に優れた材料から形成された部材であってもよい。
液体9の密度と液状充填剤11の密度との差は、液体9の密度と気体の密度との差に比べて小さい。収容空間32に収容される物質の密度と収容空間33に充填される物質の密度との差をより小さくすることで、筐体7に衝撃が加えられた際の可撓性部材8の揺動を抑制することができる。
例えば、収容空間33に気体が充填されている場合を想定する。気体の密度は液体9の密度に対して非常に小さい。このように密度差がある場合、充填気体は、可撓性部材8の動きに従って筐体7内を移動する。したがって、筐体7に衝撃が加えられた際、充填気体は、可撓性部材8の動きをほとんど抑制せず、可撓性部材8は比較的大きく揺動する。
本実施形態では、収容空間33に収容される充填剤を液体とした。そのため、筐体7に衝撃が加えられた際、液状充填剤11と、液体9を収容する可撓性部材8とが互いに動きを抑制しあい、可撓性部材8の揺動が抑制される。液体収容部4が液体吐出装置1の内部で移動する場合もある。このような場合であっても、可撓性部材8の揺動が抑制される。可撓性部材8の揺動が抑制されることで、可撓性部材8が収容する液体9の圧力変動が抑制される。
以上のように、本実施形態によれば収容空間32に収容された液体9の圧力変動が抑制される。したがって、吐出ヘッド3における液体9の圧力変動が抑制され、ヘッドの内圧を安定的に負圧に維持することが可能であり、吐出ヘッド3からの液体9の漏れ(液漏れ)が抑制される。
本実施形態の一例として、筐体7の容量を500mlとし、液体9の初期量を約400mlとし、液状充填剤11の初期量を約100mlとすることができる。無論、これに限られず、筐体7の容量、液体9の初期量および液状充填剤11の初期量を適宜決定することができる。例えば、筐体7の容量を400mlとし、液体9の初期量を約400mlとし、初期状態において液状充填剤11が収容空間33に充填されていなくてもよい。
搬送ユニット5は、不図示の搬送機構によりベースプレート2上を移動可能に設けられている。搬送ユニット5は、吐出対象物6を搭載して吐出ヘッド3の下方を移動可能であり、吐出対象物6に対して吐出ヘッド3から液体9が吐出される。搬送ユニット5は、吐出対象物6を吸着する吸着機構を備えていてもよい。
圧力調整ユニット13は、ノズル3aの圧力制御(換言すると液体9の圧力制御)を行う機構であり、特に、ノズル3aを負圧に維持する機構である。圧力調整ユニット13は、液体収容部12と、減圧ユニット18と、制御弁17とを含む。
液体収容部12は、液状充填剤11を収容するサブタンクである。本実施形態の場合、液体収容部12に収容された液体9の液面Lvと、吐出ヘッド3との位置により、ノズル3aの内部を大気圧に対して負圧に維持する。すなわち、液体収容部12は、吐出ヘッド4の吐出面10の高さHhよりも低い液面Lvで液体9を収容し、水頭差によってノズル3aを負圧に維持する。ノズル3aを負圧に維持する方法としては、水頭差以外の方法、例えば、ポンプ等のアクチュエータにより、液体収容部4内の液体9の圧力や液体収容部12の液体11の圧力を調整する方法も採用可能である。しかし、本実施形態のように水頭差を利用することで比較的簡素な構成でノズル3aを負圧に維持することができる。
液体収容部12の内部空間は、液面Lvの上側に形成される気体室12aを含む。すなわち、液体収容部12は、液面Lvの上限高さよりも上壁が高い位置に位置して、気体室12aを形成する形成部として機能する箱体である。この気体室12aを減圧することで液状充填剤11を減圧し、ノズル3aの内部の負圧を一時的に増加することが可能である。
気体室12aは、流路16と連通している。流路16は大気に開放された開口端34を有する大気開放流路であり、液体収容部12の内部空間は大気に連通可能である。制御弁34は流路16に設けられており、制御弁17には減圧ユニット18が連通している。本実施形態の場合、制御弁17は三方向弁であり、気体室12aを開口端34と減圧ユニット18とに選択的に連通可能である。制御弁17は、通常時は気体室12aを開口端34と連通させ、ノズル3aの内部の負圧を増加させる際に気体室12aを減圧ユニット18に連通させる。
減圧ユニット18は、ノズル3aの内部の負圧を一時的に増加するように液状充填剤11を減圧する機構であり、本実施形態の場合、気体室12aを減圧する機構である。減圧ユニット18は例えば吸引ポンプと、吸引圧力を制御するレギュレータとを備える。レギュレータの制御圧力を設定することで、ノズル3aの内部の負圧の増加の程度を調整できる。
液体吐出装置1は、液体貯留部12内の液状充填剤11の液面Lvを調整する機構として、液体収容部25、送液ポンプ24および液面センサ14および15を含む。
液面センサ14および15は、液体収容部12に設けられており、液体収容部12内の液状充填剤11の液面Lvを計測する。本実施形態の場合、液面センサ14は、液面Lvが上限高さにあることを検知するように配置され、液面センサ15は液面Lvが下限高さにあることを検知するように配置される。液面Lvは、上限高さと下限高さとの間に維持されるように制御される。
液面センサ14および15としては、光学式センサが一例として挙げられる。また、例えば、液体収容部12内に設けられた電極でもよく、電極への接液による通電を検知する方式でもよい。また、静電容量式センサであってもよく、更に、液体収容部12内にフロートを設けて、フロートの位置を検知する方式であってもよい。このように、液体収容部12内の液状充填剤11の液面Lvの位置検出方法は、様々な方法を選択可能である。
液体収容部25は、液状充填剤11を収容するメインタンクである。液体収容部25には、大気連通孔11が設けられており、液体収容部25の内部は、大気に開放されている。
液体収容部12の内部空間と液体収容部25の内部空間とは流路22を介して連通している。本実施形態の場合、流路22は液体収容部12と液体収容部25とを接続する配管により形成される。その一方端部は、液体収容部12の内部空間において、液状充填剤11の液面Lvの下限高さよりも低い位置に開口し、他方端部は液体収容部25の底面に近い位置に開口している。
送液ポンプ24は、流路22の途中に配置されている。送液ポンプ24は、通常は停止している。送液ポンプ24が停止している場合は、流路22内の液状充填物11は移動せず、液体収容部12と液体収容部25とは非連通状態となる。液面センサ15が液面Lvが下限高さに低下したことを検知した場合に送液ポンプ24を駆動して、液体収容部25内の液状充填剤11が液体収容部12へ送液される。液面センサ14が液面Lvが上限高さに上昇したことを検知すると送液ポンプ24が停止される。
送液ポンプ24の例としては、シリンジポンプ、チューブポンプ、ダイアフラムポンプ、ギアポンプ等が挙げられる。ただし、送液ポンプ24に代えてポンプ以外の送液装置を採用することも可能である。例えば液体収容部25を密閉系として、液体収容部25内を加圧して送液する構成とすることも可能であり、送液停止中に、流路22が遮断できればよい。流路22を遮断できない送液装置を使用する場合は、流路17の一方端部を液体収容部12の内部空間において、液状充填剤11の液面Lvの上限高さよりも高い位置に開口するか、流路22を開閉する制御弁を設ければよい。
循環ユニットCUは、収容空間33と液体収容部12との間で、液状充填剤11を循環させる機構である。本実施形態の場合、循環ユニットCUは、収容空間33と液体収容部12とに連通した二つの流路19および20、二つの流路19および20の一方の流路19に設けた送液ポンプ21および他方の流路20に設けた制御弁23を含む。送液ポンプ21および制御弁23と流路19および20との組み合わせは、逆の組合せであってもよい。
本実施形態の場合、流路19および20は液体収容部4と液体収容部12とを接続する配管により形成され、その各一方端部は、液体収容部12の内部空間において、液状充填物11の液面Lvの下限高さよりも低い位置に開口している。流路19および20の各他方端部は、筐体7の側部において収容空間33に開口している。なお、流路19および20の一部にジョイント部を設けて、液体収容部4と液体収容部12とを分離可能な構成としてもよい。
送液ポンプ21は、その作動により、収容空間33と液体収容部12との間で、液状充填剤11を循環させる循環ポンプである。本実施形態の場合、送液ポンプ21の作動により、液体収容部12→流路19→収容空間33→流路20→液体収容部12の順に液状充填剤11が循環する。送液ポンプ21の例としては、シリンジポンプ、チューブポンプ、ダイアフラムポンプ、ギアポンプ等が挙げられる。ただし、送液ポンプ21に代えてポンプ以外の送液装置を採用することも可能である。本実施形態の場合、送液ポンプ21は、送液停止中に流路19を遮断しない。
制御弁23は流路20を開閉する弁であり、通常時は閉状態とされ、液状充填剤11を循環させる場合に開状態とされる。
<動作例>
液体吐出装置1の動作例について説明する。吐出ヘッド3から吐出対象物6に液体9を吐出する場合、制御弁17は液体収容部12を大気開放し、送液ポンプ21および24は停止する。制御弁23は閉状態とする。
吐出ヘッド3から液体9を吐出したことにより液体9の量が減少すると、ノズル3aでの液体9の毛管力により可撓性部材30が収容空間31を縮小するように変形する。また、毛管力により、液状充填剤11が流路19を介して液体収容部12から収容空間33へ供給される。そのため、液体収容部12内の液体9の液面Lvの位置が下がる。液面センサ15が、液面Lvが下限高さまで低下したことを検知すると、送液ポンプ24による液状充填剤11の供給が開始される。液面センサ14が、液面Lvが上限高さまで上昇したことを検知すると送液ポンプ24が停止される。
可撓性部材8が、厚さが薄いフィルム状の部材で構成されている場合、液状充填剤11の圧力と液体9の圧力は、ほぼ同一となる。そのため、液体収容部12内の液状充填剤11の液面Lvの高さを制御することで、ノズル3a内が液体9を吐出することに適した負圧に制御することが可能である。例えば、吐出ヘッド3から液体9を吐出することに適した負圧としては、-0.3kPaが例として挙げられる。
液体吐出装置1においては、液状充填剤11に気泡が混入する場合がある。図2は、その一例を示している。同図は、空気が流路19の壁面を透過して、流路19に侵入して気泡27が形成された状態を示している。流路に用いられるチューブ等の配管のガス透過を完全に防止することは困難であり、一定時間の間にチューブ等の配管の壁面を透過した空気が、チューブ等の内部に堆積する。空気は流路19以外の流路からも侵入する場合がある。流路内に空気が侵入して気泡となると、気泡と流路内の液状充填剤11の界面が流路抵抗となる。その結果、液体収容部4へ液状充填剤11を供給しにくくなり、吐出ヘッド3の吐出性能が劣化する。そのため、流路19内の気泡による流路抵抗が増大する前に気泡27を除去する必要がある。
そこで、液状充填剤11の循環動作を行う。循環動作は、制御弁23を開状態とし、送液ポンプ21を駆動することにより行う。循環動作により、図3に示すように、気泡27が液体収容部12に移動し、液体収容部12で気液分離が自然発生して液状充填剤11が脱気される。
循環動作は、液状充填剤11に気泡が溜まっている場合または溜まっている可能性がある場合に行う。送液ポンプ21を駆動すると、その脈動等によって、液状充填剤11の液圧が変動する。したがって、循環動作は、吐出ヘッド3の吐出動作を停止している状態で行うことができる。吐出ヘッド3の吐出動作を停止している状態であっても、液状充填剤11の液圧が変動すると、吐出ヘッド3から液体9が漏出する場合がある。そこで、送液ポンプ21を動作させて気泡を移動させる前に、ノズル3aの内部の負圧を増大させる。まず、制御弁17を切り替えることで、流路16と減圧ユニット18を連通させる。減圧ユニット18を駆動して液体収容部12内の圧力を負圧に制御する。液体収容部12内の圧力は、ノズル3aのメニスカスが破壊されない圧力とし、送液ポンプ21を動作させた時の脈動で、吐出面10から液体9がにじみ出ない圧力とする。
例えば、ノズル3aのメニスカスが破壊されて吐出面10から空気が侵入しない限界圧力が、-5kPaとする。液体9を吐出ヘッド3から吐出することに適した圧力を-0.3kPaとし、送液ポンプ21の脈動圧力が±1kPaとする。この場合、減圧ユニット18の駆動により、ノズル3aにかかる圧力を-2kPaに制御する。その結果、送液ポンプ21を動作させた場合、ノズル3aにかかる圧力は、-1kPaから-3kPaとなり、ノズル3aが負圧に維持され、吐出面10から液体9がにじみ出ることを防止できる。また、吐出面10から空気が侵入しない限界圧力の-5kPaに到達していないため、吐出面10から空気が侵入することも防止できる。
このように、液状充填剤11を循環する際に、循環しない場合よりもノズル3aの内部の負圧が増加するように、液状充填剤11の圧力を減圧することで、吐出面10から液体9が漏出することを防止できる。上記の説明では、圧力変動の要因を主に送液ポンプ21の脈動としたが、これに限られず、液状充填剤11の循環に伴う圧力変動による液体9の漏出を防止できる。
循環動作での送液ポンプ21の送液速度は遅くてもよい。また、一回の循環動作で、液状充填剤11の循環が一巡する必要はなく、複数回の循環動作で液状充填剤11の循環が一巡してもよい。制御弁23を閉じることで、流路20内を移動させた気泡27が、液体収容部12側から液体収容部4側へ戻ることを防止できる。
循環動作を終了する場合、送液ポンプ21および減圧ユニット18を停止し、制御弁23を閉状態とし、制御弁17を切り替えてにより液体収容部12を大気に開放する。これにより、減圧ユニット18による負圧の増加状態が直ちに解消され、吐出ヘッド3から液体9を吐出することに適した圧力(上記の例では-0.3kPa)に直ちに復帰できる。
ノズル3a内に気泡が溜まると吐出不良の要因となる。気泡を排除するために、ノズル3aから液体9を強制排出することができる。強制排出は、例えば、制御弁23を閉状態とし、送液ポンプ21により収容空間33へ液状充填剤11を送出して液体9を加圧することによって行うことが可能である。ノズル3a内に気泡が溜まる要因の一つとしては、液状充填剤11の気泡が、可撓性部材8を通過して液体9に侵入することが挙げられる。上述した本実施形態の循環動作を行って、液状充填剤11の気泡を排除することで、液体9の強制排出の頻度を減らすことができ、液体9の廃棄量を抑制できる。
<第二実施形態>
第一実施形態では、減圧ユニット18を設けたが、送液ポンプ24を減圧ユニット18としても利用することが可能である。図4はその一例を示す。同図の例では、減圧ユニット18および制御弁17は省略されており、流路16が常時大気に開放されている。つまり、液体収容部12は常時大気に開放されている。送液ポンプ24は、送液方向を切り換え可能である。
液体収容部12には、液面センサ14および15に加えて、液面センサ28および29が設けられている。液面センサ28および29は液面センサ14、15と同様のセンサであってもよい。
液面センサ28および29は、循環動作の際の液状充填剤11の液面Lvを制御するために設けられた負圧シフト用のセンサである。液面センサ28は、液面センサ15に対応する下限高さよりも低い高さLv1を検出するように設けられている。液面センサ29は、液面高さLv1よりも更に低い高さLv0を検出するように設けられている。
循環動作を行う場合、送液ポンプ24を駆動して、液面Lvを高さLv0と高さLv1との間に維持する。具体的には、送液ポンプ24を駆動して液体収容部12から液体収容部25へ液状充填剤11を送液し、液面センサ29により液面Lvが検知されると、送液ポンプ24を停止する。液面センサ28により液面Lvが検知されると、送液ポンプ24を再び駆動し、液面センサ29により液面Lvが検知されると、送液ポンプ24を停止する。これらを繰り返すことで、液面Lvを高さLv0と高さLv1との間に維持する。
図5は液面Lvを高さLv0と高さLv1との間に維持されている状態を示す。液面Lvと吐出ヘッド3との高さHが、通常時(図4)よりも大きくなっており、水頭差の増大によってノズル3aの内部の負圧が増加する。この状態で、循環動作を行うことにより、第一実施形態と同様、吐出面10から液体9が漏出することを防止でき、図6に示すように、液体収容部27において気泡27を液状充填剤11から脱気することができる。循環動作を終了する場合、送液ポンプ21を停止し、制御弁23を閉状態とする。送液ポンプ24の送液方向を切り替えて、液状充填剤11を液体収容部25から液体収容部12へ液面センサ14で液面が検知されるまで送液する。これにより、負圧の増加状態が解消され、吐出ヘッド3から液体9を吐出することに適した圧力に復帰できる。
<第三実施形態>
液状充填剤11の圧力を計測するセンサを設けてもよい。図7はその一例を示す図である。同図は、第一実施形態の構成において、圧力センサ30が追加されている。なお、第二の実施形態の構成において、圧力センサ30を追加することも可能である。
圧力センサ30の圧力検知位置は、ノズル3aに近い位置の方がノズル3a内の圧力をより精度よく検知できる。本実施形態の場合、圧力センサ30は、流路19の、液体収容器4側の端部に配置されている。
圧力センサ30を設けたことにより、循環動作の前の負圧の増加の際、ノズル3a内の圧力を計測し、負圧を調整することができる。つまり、ノズル3a内の圧力が、メニスカスが破壊されない圧力であって、かつ、送液ポンプ21を動作させた時の脈動で吐出ヘッド3から液体9がにじみ出ない圧力であることを確認した上で、循環動作を開始できる。また、循環動作中において、ノズル3a内の圧力を圧力センサ30で監視し、圧力が規定範囲を逸脱した場合、送液ポンプ21を停止させることができる。ノズル3a内の圧力が規定範囲を逸脱した場合、ユーザに報知する表示装置あるいは音声出力装置を設けてもよい。これにより、ユーザに異常の通知を行うことが可能となる。
<第四実施形態>
上記各実施形態で説明した送液ポンプ21、24、制御弁17、23および減圧ユニット18は手動で駆動および駆動停止を制御してもよいが、自動制御を行うことができる。図8は、液体吐出装置1の制御ユニット100のブロック図である。制御ユニット100は、CPU等の処理部101と、RAM、ROM、HDD等の記憶部102と、外部デバイスと処理部101とをインターフェースするインターフェース部103と、を含む。インターフェース部103には、ホストコンピュータとの通信を行う通信インターフェースも含まれる。ホストコンピュータは、例えば、液体吐出装置1が配置された工場全体または一領域を制御するコンピュータである。
処理部101は記憶部102に記憶されたプログラムを実行する。処理部101は、吐出ヘッド3に設けられたドライバ3cを介して吐出素子3bを制御する。また、処理部101は、センサ104の検知結果に基づいてアクチュエータ105を制御する。センサ104は、例えば、液面センサ14および15、液面センサ28および29、圧力センサ30、搬送ユニット5の搬送機構が備える各種センサ等の少なくともいずれかを含むことができる。アクチュエータ105は、例えば、送液ポンプ21、送液ポンプ24、減圧ユニット18、制御弁17、制御弁23、搬送ユニット5を移動させる搬送機構が備えるモータ等の少なくともいずれかを含むことができる。
図9(A)および図9(B)は制御ユニット100が実行する処理例を示している。図9(A)は液面センサ14および15の検知結果に基づいて、送液ポンプ24を駆動し、液状充填剤11の液面Lvを上限高さと下限高さに維持しつつ、液体収容部12へ液状充填剤11を供給する制御例を示すフローチャートである。
S1では液面センサ15が、液面Lvが下限高さまで低下したことを検知したか否かを判定する。検知した場合はS2へ進み、検知しない場合は処理を終了する。S2では送液ポンプ24の駆動を開始する。S3では液面センサ14が、液面Lvが上限高さまで上昇したことを検知したか否かを判定する。検知した場合はS4へ進み、検知しない場合は検知するまで待つ。S4では送液ポンプ24の駆動を停止する。以上により処理が終了する。
図9(B)は、液状充填剤11から気泡を脱気する制御例を示すフローチャートである。ここでは、ノズル3aの負圧を増加させる処理と、循環動作の処理とを行う。
S11では脱気処理の条件が成立したか否かを判定する。脱気処理は、液状充填剤11に気泡が溜まっている場合または溜まっている可能性がある場合に行う。例えば、液体吐出装置1を起動する場合、液体吐出装置1において液体の吐出動作を所定時間行った場合、液体9の吐出異常が検出された場合、ユーザが指示したした場合を挙げることができる。液体9の吐出異常としては、液体9の不吐出や着弾位置のズレを挙げることができる。吐出異常は、例えばノズル3a毎にセンサを設けて該センサにより検知する方式や、吐出対象物6に対する吐出結果を撮像し、その画像解析により検知する方式により判定できる。
S12では、液状充填剤11の圧力を減圧して、ノズル3aの内部の負圧を増加させる。第一実施形態の場合、制御弁17を切り替えて流路16と減圧ユニット18を連通させ、減圧ユニット18を駆動して液体収容部12内の圧力を負圧に制御する。また、第二実施形態の場合、送液ポンプ24を駆動して、液面Lvを高さLv0と高さLv1との間に維持する。液状充填剤11を段階的に減圧してもよい。例えば、最終圧力が100の場合、25ずつ4回に分けて減圧してもよい。第三実施形態の圧力センサ30を設けた構成においては、圧力センサ30の計測結果に基づいて、液状充填剤11を段階的に減圧することができる。ノズル3aにかにかかる圧力をゆるやかに変化させることが可能となり、急激な圧力変化による吐出面10からの泡の侵入の可能性を減少させることが可能となる。液状充填剤11の減圧は、連続的に滑らかに減圧してもよく、ノズル3aの急激な圧力変化を更に抑制できる。
ノズル3aの内部の負圧の増加が完了すると、S13で液状充填剤11の循環動作を開始する。ここでは制御弁23を開状態とし、送液ポンプ21を駆動する。液状充填剤11が流動し、液体収容部12で脱気される。S14では規定時間が経過したか否かを判定する。規定時間は脱気に必要な時間として適宜設定される。規定時間が経過するとS15へ進み、循環動作を停止し、また、液状充填剤11の減圧を終了してノズル3aの内部の負圧を元に戻す。以上により処理が終了する。
<第五実施形態>
上記各実施形態の液体吐出装置1は、プリンタやインプリント装置等、各種の装置に適用可能である。ここでは第一実施形態の液体吐出装置1をインプリント装置に適用した例について説明するが、他の上記実施形態の液体吐出装置1を適用する場合も同様である。
図10は、本発明の一実施形態に係るインプリント装置50の概略図である。インプリント装置50は、液体吐出装置1を備えたナノインプリント装置である。液体9は、光硬化性の樹脂(レジスト)である。吐出対象物6は基板(ここでは半導体ウェハ)である。以下、それぞれをレジスト9、ウェハ6と呼ぶ場合がある。
インプリント装置50は、モールド53を移動するモールド移動部57と、モールド移動部57を支持するモールド支持部58と、露光ユニット54とを備える。モールド53は、石英で形成されており、微細パターンが形成されている。
モールド53はモールド移動部57にて上下方向に移動可能に構成されている。モールド53を介してウェハ6に吐出されたレジスト9に、露光ユニット54によって紫外線が照射される。露光ユニット54は、露光ユニット支持部55により支持されている。
吐出ヘッド3からレジスト9が吐出され、ウェハ6上にレジスト9が塗布される。レジスト9を塗布されたウェハ6は、搬送ユニット5によりモールド53の下部に移動される。その後、モールド移動部57を駆動してモールド53を下方向に移動することで、モールド53をウェハ6上のレジスト9に押圧する。レジスト9はモールド53に形成された微細パターンに内に充填される。
レジスト9が微細パターンに充填された後に、モールド53を通して露光ユニット54から紫外線をレジスト9に照射することで、レジスト9による微細パターンを形成する。微細パターン形成後に、モールド移動部57を駆動してモールド53を上方向へ移動することで、形成した微細パターンからモールド53は離れる。ナノインプリント装置50では、このような工程を経てウェハ6上に微細パターンを形成する。
インプリント装置50を用いて、デバイス(半導体集積回路素子、液晶表示素子等)を製造することができる。この製造方法は、上述したインプリント装置50を用いて基板(ウェハ、ガラスプレート、フィルム状基板)にパターンを形成する工程を含む。さらに、該製造方法は、パターンを形成された基板を処理する工程(例えばエッチングする工程)を含む。
なお、パターンドメディア(記録媒体)や光学素子などの他の物品を製造する場合には、該製造方法は、エッチングの代わりに、パターンを形成された基板を加工する他の処理を含みうる。
<他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 液体吐出装置、3 吐出ヘッド、4 液体収容部、12 液体収容部、18 減圧ユニット、CU 循環ユニット

Claims (13)

  1. 大気圧に対して内部が負圧に維持されるノズルを有し、該ノズルから第一の液体を吐出する吐出ヘッドと、
    前記第一の液体を収容する第一の液体収容部と、
    第二の液体を収容する第二の液体収容部と、
    前記第一の液体収容部の内部空間を、前記吐出ヘッドに連通し、前記第一の液体を収容する第一の収容空間と、前記第二の液体収容部と連通し、前記第二の液体を収容する第二の収容空間とに区画する可撓性部材と、を備え、
    前記ノズルから前記第一の液体が吐出されると前記第二の液体が前記第二の液体収容部から前記第二の収容空間に供給される液体吐出装置であって、
    前記第二の収容空間と前記第二の液体収容部との間で、前記第二の液体を循環させる循環手段と、
    記ノズルの内部の負圧が増加するように、前記第二の液体の圧力を減圧する減圧手段と、を備え、
    前記第二の液体を循環しない場合よりも前記減圧手段により前記負圧を増加させて、前記循環手段により第二の液体を循環させることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記第二の液体の圧力を計測する計測手段を更に備える、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記第二の液体収容部は、前記吐出ヘッドよりも低い液面で前記第二の液体を収容し、
    前記第二の液体収容部における前記第二の液体の液面を計測する計測手段を更に備える、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記減圧手段は、前記第二の液体の圧力を段階的に減圧する、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項2または請求項3に記載の液体吐出装置であって、
    前記計測手段の計測結果に基づいて前記循環手段を制御する制御手段を更に備える、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項2または請求項3に記載の液体吐出装置であって、
    前記計測手段の計測結果に基づいて前記減圧手段を制御する制御手段を更に備える、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記循環手段は、
    前記第二の収容空間と前記第二の液体収容部とに連通した二つの流路と、
    前記二つの流路の一方に設けられた送液手段と、を含む、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  8. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記第二の液体を収容する第三の液体収容部と、
    前記第二の液体収容部に前記第三の液体収容部から前記第二の液体を送液する送液手段と、を更に備え、
    前記第二の液体収容部は、前記吐出ヘッドよりも低い液面で前記第二の液体を収容し、
    前記送液手段は、前記第二の液体収容部における前記第二の液体の液面を調整し、
    前記減圧手段は、前記第二の液体収容部の内部の気圧を減圧することにより、前記第二の液体を減圧する、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  9. 請求項8に記載の液体吐出装置であって、
    前記第二の液体収容部を、前記減圧手段または大気に選択的に連通させる弁を更に備える、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  10. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記第二の液体を収容する第三の液体収容部を更に備え、
    前記第二の液体収容部は、前記吐出ヘッドよりも低い液面で前記第二の液体を収容し、
    前記減圧手段は、前記第二の液体収容部と前記第三の液体収容部との間で、前記第二の液体を送液する送液手段であり、かつ、前記第二の液体収容部における前記第二の液体の液面を低下させることにより、前記第二の液体を減圧する、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  11. 請求項10に記載の液体吐出装置であって、
    前記第二の液体収容部および前記第三の液体収容部は、大気に開放されている、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  12. 基板に樹脂を吐出する、請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の液体吐出装置を備えたことを特徴とするインプリント装置。
  13. 請求項1に記載のインプリント装置によりインプリントを行う工程と、
    インプリントがなされた基板を処理する工程と、を含む、
    ことを特徴とする方法。
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