JP6808333B2 - 表示制御装置及び方法、及び撮像装置 - Google Patents

表示制御装置及び方法、及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6808333B2
JP6808333B2 JP2016042829A JP2016042829A JP6808333B2 JP 6808333 B2 JP6808333 B2 JP 6808333B2 JP 2016042829 A JP2016042829 A JP 2016042829A JP 2016042829 A JP2016042829 A JP 2016042829A JP 6808333 B2 JP6808333 B2 JP 6808333B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
index
display control
focus
display
defocus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016042829A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016197231A5 (ja
JP2016197231A (ja
Inventor
和憲 石井
和憲 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to US15/085,247 priority Critical patent/US20160295122A1/en
Priority to CN201610206690.5A priority patent/CN106060376B/zh
Priority to US15/167,084 priority patent/US20160295103A1/en
Publication of JP2016197231A publication Critical patent/JP2016197231A/ja
Publication of JP2016197231A5 publication Critical patent/JP2016197231A5/ja
Priority to US16/701,842 priority patent/US11095806B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6808333B2 publication Critical patent/JP6808333B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

本発明は、焦点状態を検出する構成と焦点状態の表示を制御する構成を備えた表示制御装置及び方法、及び撮像装置に関する。
近年のフルハイビジョンや4Kなどに対応した高精細ビデオカメラ等の焦点調節装置は従来以上に解像力が高く、撮影者がマニュアルによるフォーカス操作(MF操作)で被写体にピントを合わせる場合、厳密にピントを合わせることは容易ではない。特に、カメラに搭載されたビューファインダーや表示パネル等で確認しながらフォーカス操作を行う場合、ビューファインダーや表示パネル等では確認できない程度のピントのずれが生じる場合があり、意図した焦点状態となっているかどうか判断することが難しい。
そこで、MF操作のアシストを行うフォーカスアシスト方法が提案されている。特許文献1には、MF操作時に合焦評価値を算出して合焦度合をバー表示する方法が提案されている。また、特許文献2には、撮像装置におけるフォーカスアシスト方法として、フォーカスレンズの移動に伴う焦点状態の変化を表す複数の表示方法が提案されている。
一方、特許文献3には、焦点状態を検出する方法として、背面モニターなどに撮影画像を表示しながら撮影するライブビューモードが考慮された、撮像面位相差検出方式の撮像装置が記載されている。
特開2007−248615号公報 特開2005−140943号公報 特開2001−083407号公報
しかしながら、特許文献3のように、ライブビューモードでの画像表示が可能な撮像装置において撮像面位相差検出方式の焦点検出を行う場合、像面で位相差検出を行っているため、被写体のボケ状態によっては検出精度が落ちてしまう。
例えば、図12(a)のような被写体像を撮影した場合、位相差検出方式に用いられる一対の信号には、合焦近傍の場合、図12(b)に示すように、2つの山の形状が表れる。また、合焦近傍では、1201をA像、1202をB像とした場合、A像1201とB像1202はほぼ同じ形状を示している。従って、位相差検出方式を適用し、この2像のずれ量を算出することで、検出精度の高いデフォーカス量を算出することができる。
一方、焦点が大きくボケている場合(大ボケ)は、例えば、図12(c)に示すように、2つの山の形状が崩れてしまい、1つの山の形状となってしまう。さらに、その山の形状も、山の裾野が広がる形状となり、A像1201とB像1202とでは形状が異なってしまう。そのため、大ボケ状態では、A像とB像の一致度が悪くなるため、検出精度が低下してしまう。
また、絞りによっても検出精度が低下する。これは、同じ被写体距離であっても、開放から小絞りになるにつれて、A像とB像のズレ量が小さくなり、位相差検出の分解能が粗くなってしまうためである。また、低照度時には、S/N比が低下することにより、検出精度が低下してしまう。
上記のように、撮影状態によって撮像面位相差検出方式による焦点検出精度が異なるため、フォーカスアシスト表示を行う際に、安定した情報表示を行えない場合があった。さらには、装着されているレンズによって、フォーカスリングの操作性の違いや、焦点距離による被写界深度の違い等により、撮影者が情報表示を目視しながらピント合わせを行う上で違和感を生じる場合があった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、手動焦点調節時に安定したフォーカスアシスト機能を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の表示制御装置は、撮像手段から得られる像信号に基づいてデフォーカス量とデフォーカス方向を検出する焦点検出手段と、手動操作による焦点調節が行われる際に、互いの表示位置の関係によって合焦の度合いを示す第1の指標および第2の指標を表示手段に表示する表示制御手段とを有し、前記表示制御手段は、前記焦点検出手段により検出されたデフォーカス量に応じて、前記第1の指標と前記第2の指標の互いの位置を変化させる際の単位移動量に相当するデフォーカス量を変更するとともに、前記第1の指標および前記第2の指標の表示向きによってデフォーカス方向を示し、合焦と判定されている状態では前記第1の指標および前記第2の指標の前記位置が一致した状態となることを特徴とする。
本発明によれば、手動焦点調節時に安定したフォーカスアシスト機能を実現することができる。
本発明の実施形態における撮像システムの概略構成を示すブロック図。 実施形態における撮像素子の画素配列の概略図。 第1の実施形態におけるフォーカスアシスト表示の一例を示す図。 第1の実施形態におけるフォーカスアシスト表示制御のメインフローを示すフローチャート。 第1の実施形態における焦点検出処理を示すフローチャート。 第1の実施形態における焦点検出領域及び焦点検出領域から得られる像信号の一例を示す図。 第1の実施形態における相関演算方法を説明する図。 第1の実施形態における相関演算方法を説明する図。 第1の実施形態におけるデフォーカス量とフォーカスアシスト表示における指標の表示位置との関係を示す図。 第2の実施形態におけるフォーカスリング操作とフォーカスアシスト表示の指標との関係を示す図。 第2の実施形態におけるデフォーカス量から指標位置への変換量設定処理を示すフローチャート及びテーブル 撮像面位相差検出方式において得られる像信号の一例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
●撮像システムの構成
図1は、本発明の実施形態に係るフォーカスアシスト機能を備える撮像システムの概略構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では、レンズ交換可能な撮像システムとして説明するが、固定レンズを有する撮像装置であってもよい。
図1に示すように、本実施形態における撮像システムは、レンズユニット10とカメラ本体20から構成されている。そして、レンズユニット10全体の動作を統括制御するレンズ制御部106と、撮像システム全体の動作を統括するカメラ制御部207がデータを通信している。
まず、レンズユニット10の構成について説明する。レンズユニット10は、固定レンズ101、絞り102、フォーカスレンズ103、ズームレンズ(不図示)等により構成される撮像光学系を有する。絞り102は、絞り駆動部104によって駆動され、後述する撮像素子201への入射光量を制御する。フォーカスレンズ103は、フォーカスレンズ駆動部105によって駆動され、焦点調節に用いられる。不図示のズームレンズは、ズームレンズ駆動部によって駆動されることにより、ズームの調節に用いられる。なお、本実施形態においては、ズームレンズ及びズームレンズ駆動部は必須の構成ではなく、無くても構わない。
絞り駆動部104、フォーカスレンズ駆動部105、ズームレンズ駆動部はレンズ制御部106によって制御され、絞り102の開口径や、フォーカスレンズ103及びズームレンズの位置が制御される。ユーザによりレンズ操作部107に備えられたフォーカスリングやズームリング等の操作により、フォーカスやズームなどの操作が行われた場合には、レンズ制御部106がユーザ操作に応じた制御を行う。レンズ制御部106は、後述するカメラ制御部207から受信した制御命令や制御情報に応じて、絞り駆動部104やフォーカスレンズ駆動部105、ズームレンズ駆動部の制御を行うと共に、レンズ情報をカメラ制御部207に送信する。
次に、本実施形態に係るフォーカスアシスト機能を備えるカメラ本体20の構成について説明する。カメラ本体20において、撮像素子201は、CCDやCMOSセンサにより構成され、レンズユニット10の撮像光学系を通過した光束が撮像素子201の受光面上に結像される。そして、形成された被写体像が撮像素子201のフォトダイオード(光電変換部)によって入射光量に応じた電荷に光電変換され、蓄積される。各フォトダイオードに蓄積された電荷は、カメラ制御部207の指令に従ってタイミングジェネレータ209から与えられる駆動パルスに基づいて、電荷に応じた電圧信号として撮像素子201から順次読み出される。なお、撮像素子201の詳細構成については後述するが、本実施形態における撮像素子201は、通常の撮像信号の他に、位相差方式の焦点検出に用いることのできる一対のフォーカス用信号を出力することができる。
撮像素子201から読み出された撮像信号及びフォーカス用信号は、CDS/AGC回路202に入力され、リセットノイズを除去する為の相関二重サンプリング、ゲインの調節、信号のデジタル化を行う。CDS/AGC回路202は、処理した撮像信号をカメラ信号処理部203に、フォーカス用信号をフォーカス信号処理部204に出力する。
カメラ信号処理部203は、CDS/AGC回路202から出力された撮像信号に対して各種の画像処理を施して、映像信号を生成する。表示部205は、LCDや有機EL等の表示デバイスであり、カメラ信号処理部203から出力された映像信号に基づく画像を表示する。また、撮像信号の記録を行う記録モードの時には、撮像信号はカメラ信号処理部203から記録部206に送られ、光ディスク、半導体メモリ、磁気テープ等の記録媒体に記録される。
フォーカス信号処理部204は、CDS/AGC回路202から出力された一対のフォーカス用信号を基に相関演算を行って焦点状態を検出する。ここでは、相関量、デフォーカス量、信頼性情報(二像一致度、二像急峻度、コントラスト情報、飽和情報、キズ情報等)を算出する。そして、算出したデフォーカス量と信頼性情報をカメラ制御部207へ出力する。また、カメラ制御部207は、取得したデフォーカス量や信頼性情報を基に、これらを算出する設定の変更をフォーカス信号処理部204に通知する。なお、相関演算の詳細については、図6から図8を用いて後述する。
カメラ制御部207は、カメラ本体20内の各構成と情報をやり取りして制御を行う。また、カメラ本体20内の処理だけでなく、ユーザにより操作されたカメラ操作部208からの入力に応じて、電源のON/OFF、設定の変更、記録を制御する。更に、オートフォーカス(AF)/マニュアルフォーカス(MF)制御の切り替え、記録映像の確認等のユーザ操作に応じた様々な機能を実行する。また、先述したようにレンズユニット10内のレンズ制御部106と情報をやり取りし、撮像光学系の制御命令や制御情報を送信したり、レンズユニット10内の情報を取得する。
●撮像素子の構成
図2は、本実施形態における撮像素子201の画素配列の概略を示す図である。図2は、本実施形態で撮像素子201として用いられる2次元CMOSセンサの画素配列を、撮像画素の4列×4行の範囲で(焦点検出画素の配列としては8列×4行の範囲)で示したものである。
本実施形態において、画素群200は2列×2行の画素からなり、ベイヤー配列のカラーフィルタにより覆われているものとする。そして、各画素群200において、R(赤)の分光感度を有する画素200Rが左上の位置に、G(緑)の分光感度を有する画素200Gが右上と左下の位置に、B(青)の分光感度を有する画素200Bが右下の位置に配置されている。さらに、本実施形態の撮像素子201は、撮像面位相差方式の焦点検出を行うために、各画素は、1つのマイクロレンズ215に対し、複数のフォトダイオード(光電変換部)を保持している。本実施形態では、各画素、2列×1行に配列された2つのフォトダイオード211、212により構成されているものとする。
撮像素子201は、図2に示す2列×2行の画素(4列×2行のフォトダイオード)からなる画素群200を撮像面上に多数配置することで、撮像信号及びフォーカス用信号の取得を可能としている。
このような構成を有する各画素では、光束をマイクロレンズ215で分離し、フォトダイオード211、212に結像する。そして、2つのフォトダイオード211、212からの信号を加算した信号(A+B信号)を撮像信号、個々のフォトダイオード211、212からそれぞれ読み出した2つの信号(A、B像信号)をフォーカス用信号として用いる。なお、撮像信号とフォーカス用信号とをそれぞれ読み出してもよいが、本実施形態では、処理負荷を考慮して、次のようにしてもよい。即ち、撮像信号(A+B信号)と、フォトダイオード211、212のいずれか一方のフォーカス用信号(例えばA信号)とを読み出し、差分を取ることで、もう一方のフォーカス用信号(例えばB信号)を取得する。
なお、本実施形態では各画素において、1つのマイクロレンズ215に対して2つのフォトダイオード211、212を有する構成としているが、フォトダイオードの数は2つに限定されず、それ以上であってもよい。また、マイクロレンズ215に対して受光部の開口位置が異なる画素を複数有するようにしてもよい。つまり、結果としてA像信号とB像信号といった位相差検出可能な位相差検出用の2つの信号が得られる構成であればよい。また、本発明は図2に示すように全ての画素が複数のフォトダイオードを有する構成に限らず、撮像素子201を構成する通常画素内に、図2に示すような焦点検出用画素を離散的に設ける構成であってもよい。
<第1の実施形態>
●フォーカスアシストの表示形態
次に、本実施形態におけるフォーカスアシストの表示形態について、図3を用いて説明する。本実施形態では、フォーカスアシスト表示の種類は、第1から第4の表示形態の4つとし、表示パーツ301〜317により、検出された焦点状態を表現する。
図3(a)は、第1の表示形態の一例で、被写体に合焦していると判定された状態を示す。合焦と判定されている状態では、内向きの表示パーツ301と外向きの表示パーツ302の位置が一致(ここでは上部で停止)している。また、合焦状態と判定されている場合は、例えば、表示パーツ301と表示パーツ302を他の表示形態の色(例えば白)と異なる色(例えば緑)で表してもよい。
図3(b)は、第2の表示形態の一例で、被写体に合焦していないが、焦点検出結果の信頼度が高い場合に、合焦位置までの方向とデフォーカス量の大きさを示す。例えば被写体よりも無限遠側にピントが合っている(後ピン)場合は、内向きの表示パーツ303が上部に停止した状態で、外向きの表示パーツ304と305が円周上に沿って左右対称に移動する。表示パーツ304と表示パーツ305の位置はデフォーカス量の大きさを示し、両者が表示パーツ303の位置(基準位置)から離れるほど、デフォーカス量が大きいことを示している。なお、表示パーツ303は表示パーツ301に対応し、表示パーツ304と305が重なった状態が表示パーツ302に対応する。
一方、被写体よりも至近側にピントが合っている(前ピン)場合は、外向きの表示パーツ306が上部に停止した状態で、内向きの表示パーツ307と308が円周上に沿って左右対称に移動する。表示パーツ307と表示パーツ308の位置はデフォーカス量の大きさを示し、両者が表示パーツ306の位置(基準位置)から離れるほど、デフォーカス量が大きいことを示している。なお、表示パーツ306は表示パーツ302に対応し、表示パーツ307と308が重なった状態が表示パーツ301に対応する。以上説明したように、第2の表示形態では、移動する表示パーツの位置によってデフォーカス量の大きさを示すことができる。また、上部で停止している表示パーツの向きによって合焦位置までの方向(デフォーカス方向)を示すことができる。
図3(c)は、第3の表示形態の一例で、焦点検出結果の信頼度が中程度である場合に、合焦位置までの方向のみを示す。ここでは、デフォーカス量に関わらず、各表示パーツ309〜314が所定位置で固定される。また、後ピンの場合は内向きの表示パーツ309が上部で固定され、前ピンの場合は外向きの表示パーツ312が上部で固定される。すなわち、第3の表示形態では、デフォーカス量の大きさは示さずに、上部で固定される表示パーツの向きによって合焦位置までの方向を示している。
図3(d)は、第4の表示形態の一例で、焦点検出結果の信頼性が低い場合を示している。この場合は、デフォーカス量の大きさもデフォーカス方向も示さずに、焦点検出ができないことをユーザに視認させる。ここでは、各表示パーツ315〜317を他の表示形態と異なる色(例えばグレー)で表示すると共に、各表示パーツ315〜317を所定位置で固定する。また、表示パーツ316および表示パーツ317の形状を他の表示形態と異ならせる。
なお、図3に示すフォーカスアシスト表示は一例であり、本発明はこの表示に限定されるものではない。
●フォーカスアシストの表示制御
次に、カメラ制御部207が実行するフォーカスアシスト表示制御について説明する。図4は、カメラ制御部207が実行するフォーカスアシスト表示制御のメイン処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、カメラ制御部207内に格納されたコンピュータプログラムに従って所定周期で実行される。例えば、1フレーム(または1フィールド)分の画像を生成するための撮像素子201からの撮像信号の読み出し周期(垂直同期期間毎)で実行される。垂直同期期間内で複数回繰り返すようにしてもよい。
S101で焦点検出領域を設定し、次に、フォーカス信号処理部204において、フォーカス信号が更新されたかを確認する(S102)。更新されていればフォーカス信号処理部204において焦点検出処理を行う(S103)。そして、焦点検出処理の結果として、デフォーカス量及び信頼度を取得する。
ここで、S103で行われる焦点検出処理について、図5〜図8を用いて説明する。図5は、焦点検出処理を示すフローチャートであり、フォーカス信号処理部204により行われる。まず、S201において、フォーカス信号処理部204は、S101で設定された焦点検出領域から、一対のフォーカス用信号を取得する。次に、S202において、S201で取得した一対のフォーカス用信号から相関量を算出する。続いて、S203では、S202で算出した相関量から相関変化量を算出する。そして、S204において、S203で算出した相関変化量からピントずれ量を算出する。また、S205では、S201で取得したフォーカス用信号の信頼度を算出する。この信頼度は、S204で算出したピントずれ量がどれだけ信頼できるのかを表す信頼度に相当する。そして、S206では、ピントずれ量をデフォーカス量に変換する。
なお、デフォーカス量は、合焦位置からの絶対的な距離や、フォーカスレンズ103を合焦位置に移動させるために必要なパルス数で表しても良いし、そういった表現と次元、単位の異なる表現や、相対的な表現であってもよい。すなわち、どれだけ合焦状態から離れていると判断できるか、どれだけフォーカス制御すれば合焦状態に移行できると判断できるかを示すものであればよい。
次に、図6及び図7を用いて、図5で説明した焦点検出処理を詳細に説明する。図6(a)は、撮像素子201を構成する画素アレイ401上に設定された焦点検出領域402の一例を示す図である。後述する相関演算を行う為に必要なフォーカス用信号を読み出す演算領域404は、焦点検出領域402と相関演算に必要なシフト領域403とを合わせた領域である。図6(a)中のp、q、s、tは、それぞれx軸方向の座標を表し、演算領域404はpからqの範囲にあり、焦点検出領域402はsからtの範囲にある。
図6(b)〜(d)は、図6(a)で設定した演算領域404から取得したフォーカス用信号の一例を表す図である。sからtが焦点検出領域402に対応し、pからqがシフト量を踏まえた相関量演算に必要な演算領域404に対応している。実線501はA像信号、破線502はB像信号を示している。
図6(b)は、シフト前のA像信号501、B像信号502を波形で表した図である。図6(c)は、図6(b)に示すシフト前のA像信号501、B像信号502の波形に対しプラス方向にシフトした図であり、図6(d)は、図6(b)に示すシフト前のA像信号501、B像信号502の波形に対しマイナス方向にシフトした図である。相関量を算出する際には、それぞれ矢印の方向にA像信号501、B像信号502を1ビットずつシフトする。
続いて、S202における相関量CORの算出法について説明する。まず、図6(c)と(d)で説明した通り、A像信号501とB像信号502を1ビットずつシフトしていき、各シフト状態において、設定された焦点検出領域402におけるA像信号501とB像信号502の差の絶対値の和を算出する。ここで、最小シフト数はp−s、最大シフト数はq−tである。また、シフト量をiで表し、xを焦点検出領域の開始座標、yを焦点検出領域の終了座標とすると、以下の式(1)によって相関量CORを算出することができる。
Figure 0006808333
図7(a)は、相関量の変化の一例を示した図であり、グラフの横軸はシフト量、縦軸は相関量を示す。相関量波形601において、602、603は極値周辺を示している。この中でも相関量が小さい方ほど、A像信号501とB像信号502の一致度が高いと言える。
続いて、S203における相関変化量ΔCORの算出法について説明する。まず、図7(a)に示す相関量波形より、1シフト飛ばしの相関量の差から相関変化量を算出する。この時、最小シフト数は図7中のp−s、最大シフト数は図7中のq−tである。シフト量をiで表すと、以下の式(2)によって相関変化量ΔCORを算出することができる。
ΔCOR[i]=ΔCOR[i−1]−ΔCOR[i+1]
(p−s+1)<i<(q−t−1) …(2)
図7(b)は、相関変化量ΔCORの一例を示した図であり、グラフの横軸はシフト量、縦軸は相関変化量を示す。相関変化量波形604において、605、606は相関変化量がプラスからマイナスになる周辺である。この605、606において相関変化量が0となった状態をゼロクロスと呼び、A像信号501とB像信号502の一致度が最も高く、その時のシフト量に基づいてピントずれ量が得られる。
図8(a)は、図7(b)の部分605を拡大したもので、607は相関変化量波形604の一部分である。図8(a)を用いて、S204におけるピントずれ量PRDの算出法について説明する。まず、ピントずれ量PRDは整数部分βと小数部分αに分けられる。小数部分αは、図8(a)中の三角形ABCと三角形ADEの相似の関係から、以下の式(3)によって算出することができる。
Figure 0006808333
一方、整数部分βは、図8(a)より、以下の式(4)によって算出することができる。
β=k−1 …(4)
以上のようにして得られたαとβの和から、ピントずれ量PRDを算出することができる。
また、図7(b)のように複数のゼロクロスが存在する場合は、ゼロクロスでの相関量変化の急峻性maxderが大きいところを第1のゼロクロスとする。この急峻性は合焦位置の特定のし易さを示す指標で、値が大きいほど合焦位置を特定し易い点であることを示す。急峻性maxderは以下の式(5)によって算出することができる。
maxder=|ΔCOR[k−1]|+|ΔCOR[k]| …(5)
以上のように、ゼロクロスが複数存在する場合は、ゼロクロスでの急峻性によって第1のゼロクロスを決定する。
続いて、S205における像信号の信頼度の算出法について説明する。これは、デフォーカス量の信頼度に対応するものであるが、以下に示す算出法は一例であり、他の周知の方法により信頼度を算出しても構わない。信頼度は、前述した急峻性や、A像信号とB像信号との一致度fnclvl(以下、「2像一致度」と呼ぶ。)によって定義することができる。2像一致度はピントずれ量の精度を表す指標で、値が小さいほど精度が良い。
図8(b)は、図7(a)の極値付近602の部分を拡大したもので、608は相関量波形601の一部分である。2像一致度は以下の式(6)によって算出することができる。
(i) ΔCOR[k−1]×2≦maxderのとき
fnclvl=COR[k−1]+ΔCOR[k−1]/4
(ii) ΔCOR[k-1]×2>maxderのとき
fnclvl=COR[k]−ΔCOR[k]/4 …(6)
S103において上述したようにして焦点検出処理が終了すると、S104に進む。S104では、デフォーカス量が第1の所定範囲内、且つ、信頼度が予め決められた第1の閾値よりも高いか否かを判別する。デフォーカス量が第1の所定範囲内であり、且つ、信頼度が第1の閾値Th_Aよりも高い場合には(S104でYes)、フォーカスアシスト表示を、図3(a)に示す第1の表示形態に設定する(S105)。
なお、第1の所定範囲は、被写体に対してフォーカスレンズ103の位置が合焦範囲に入っているか否かを判別するための範囲であり、例えば、焦点深度に基づいて設定する。ここでは、第1の所定範囲を焦点深度とする。また、デフォーカス量の信頼度として、算出されたデフォーカス量の精度が確かであると判断できるレベルを第1の閾値Th_Aとして設定する。デフォーカス量の信頼度が第1の閾値Th_Aよりも高い場合とは、例えば、A像信号及びB像信号のコントラストが高く、A像信号とB像信号の形が似ている(二像一致度が高い)状態や、すでに主被写体像に合焦している状態にある場合である。
一方、デフォーカス量が第1の所定範囲外、もしくは信頼度が第1の閾値Th_A以下の場合には(S104でNo)、S106へ移行する。
S106では、デフォーカス量が第2の所定範囲内、且つ、信頼度が第1の閾値Th_Aより高いか否かを判別する。デフォーカス量が第2の所定範囲内であり、且つ、信頼度が第1の閾値Th_Aより高い場合には(S106でYes)、フォーカスアシスト表示で、合焦までの方向や量を示す指標を設定するために、デフォーカス方向から指標の向きを算出する(S107)。そして、後述するデフォーカス量から表示パーツを表示する位置を算出する(S108)。ここで表示位置が算出される表示パーツは、図3(b)で説明した第2の表示形態において移動する表示パーツである。そして、フォーカスアシスト表示を図3(b)に示す第2の表示形態に設定する(S109)。一方、デフォーカス量が第2の所定範囲外、もしくは信頼度が第1の閾値Th_A以下の場合には(S106でNo)、S110へ移行する。
なお、第2の所定範囲には、被写体に依存せずに検出されるデフォーカス量を設定する。例えば、コントラストが高い被写体とコントラストが低い被写体とでは、検出可能なデフォーカス量が異なってくることが考えられるためである。その場合、被写体によっては、第2の表示形態で表示できる状態が異なってくるため、ユーザが違和感を感じてしまう。そのため、第2の所定範囲を設定することにより、被写体によらず、概ねデフォーカス量が得られる量を設定する。例えば、本実施形態ではデフォーカス量を2mmと設定する。ただし、設定の仕方はこの限りではなく、ピントずれ量を求める際のシフト量によっても異なる。シフト量が、2mmを超えるデフォーカス量を検出できない場合には設定する必要がなく、その場合は第2の所定範囲は限りなく大きくてもよい。
または、フォーカスアシスト表示の操作性から決めてもよい。第2の表示形態において、移動する表示パーツは、どのくらい合焦状態からズレているかを示すものである。そのため、上部で固定される表示パーツからかけ離れているところまで表示してしまうと、どのくらい合焦位置まで離れているかがユーザにわかりにくくなる。また、表示方法によっては、画面上のフォーカスアシスト表示の大きさも大きくなってしまうと、画面が見づらくなってしまうため、これらの事項を考慮して決定してもよい。
S110では、信頼度が第2の閾値Th_B以下か否かを判別する。信頼度が第2の閾値Th_B以下でない場合には(S110でNo)、デフォーカス方向からフォーカスアシスト表示の指標の向きを算出し(S111)、フォーカスアシスト表示を図3(c)に示す第3の表示形態に設定する(S112)。
このように、信頼度が第1の閾値Th_A以下(閾値以下)で、第2の閾値Th_Bより高い(中程度の)場合、合焦位置が存在するであろう方向を示すデフォーカス方向が確かであると判定する。なお、デフォーカス量の信頼度が第1の閾値Th_A以下で、第2の閾値Th_Bより高い場合とは、次のような状態である。即ち、フォーカス信号処理部204で算出される二像の一致度レベルが所定値よりも低いものの、A像信号、B像信号を相対的にシフトさせて得られる相関量に一定の傾向があって、デフォーカス方向は信頼できる状態である。たとえば、主被写体に対して小ボケしている状態に多い判定である。
一方、信頼度が第2の閾値Th_B以下の場合には(S110でYes)、デフォーカス量、及びデフォーカス方向も信頼できないと判定する。そして、フォーカスアシスト表示を図3(d)に示す第4の表示形態に設定する(S113)。信頼度が第2の閾値Th_B以下の場合とは、例えば、A像信号、B像信号のコントラストが低く、二像の一致度レベルも低い状態である。これは、被写体に対して大きくボケている状態のときに多く、デフォーカス量の算出が困難な状態である。
S114では、上記処理により設定された第1から第4の表示形態のいずれかに基づいて、フォーカスアシスト表示の色情報、及び指標の向き、位置等のフォーカスアシスト表示に必要なパラメータを設定し、表示部205に通知する。
次に、図4のS108におけるフォーカスアシスト表示の表示パーツの位置の算出方法について図9を用いて説明する。図9において、横軸はデフォーカス量を示し、縦軸は表示パーツの位置(指標位置)を示している。なお、指標位置は、図3(b)で説明した第2の表示形態において、上部で固定されている表示パーツの位置を基準として、移動する表示パーツ(304、305、307、308)の移動量を角度で示したものとする。
検出されたデフォーカス量に関わらず検出精度が一定であれば、図9(a)の点線702に示すように、デフォーカス量と指標位置を線形で表現すると、操作性と表示パーツの表示位置が合致してフォーカス操作し易い。しかしながら、撮像面位相差検出方式の場合、前述したようにデフォーカス量が大きくなるにつれて、検出精度が低下する。そのため、出力されたデフォーカス量と線形に対応する位置に表示パーツを表示した場合、検出精度の低下により実際の焦点状態と表示パーツの位置との関係がばらつくことが考えられる。この場合、ユーザが不快感を感じることがあると共に、操作性が悪くなる。
そのため、本第1の実施形態では、図9(a)の実線701で示すように、デフォーカス量が大きくなるにつれて、表示パーツの位置の動きを鈍くするようにする。つまり、デフォーカス量が大きくなるにつれて、デフォーカス量に対する表示パーツの位置変化(変換量)を少なくする。換言すると、デフォーカス量が大きくなるほど、表示パーツの単位角度(単位移動量)あたりの位置変化に相当するデフォーカス量を大きくする。例えば、実線701に示すようなフォーカスアシスト表示の場合、表示パーツの位置を角度で表すと、デフォーカス量が0.5mmまでは、1度あたり0.02mmのデフォーカス量を表す。また、デフォーカス量が1mmまでは、1度あたり0.04mmのデフォーカス量を表し、デフォーカス量が2mmまでは、1度あたり0.08mmのデフォーカス量を表す。または、焦点深度に基づいて1度を表した場合、デフォーカス量が0.5mmまでは、1度が焦点深度を表し、デフォーカス量が1mmまでは、1度あたり焦点深度の2倍を表し、デフォーカス量が2mmまでは、1度あたり焦点深度の4倍を表す。このように指標位置を制御することにより、デフォーカス量に依らず安定したフォーカスアシスト表示を実現できる。
次に、図9(b)は、絞りに応じた指標位置の制御を説明する図である。前述したように、撮像面位相差検出方式の場合、絞りが開放から小絞りになるにつれて、A像信号とB像信号のピントずれ量が、同じ被写体距離にある被写体を撮影した場合でも異なる。開放の場合に最もピントずれ量が大きくなり、検出精度が高い。そのため、検出されたデフォーカス量をそのまま指標に変換した場合、小絞り側の方が、実際の焦点状態と表示パーツの位置との関係がよりばらつくことが考えられる。そのため、図9(b)の701、703、705に示すように、絞りに応じて表示パーツの位置の動きを変える。つまり、絞りが開放から小絞りになるにつれて、デフォーカス量に対する表示パーツの位置変化(変換量)を少なくする。例えば、F2.8に対して、F5.6の場合、1度あたりのデフォーカス量が2倍になるように変換する。これにより、絞りに依らず安定したフォーカスアシスト表示を実現できる。
さらに、絞りが開放側から小絞りになるにつれて、焦点深度が深くなることにより、絞りが開放側の場合と比較して、被写体がボケにくくなる。この場合、小絞り側の方が、合焦位置からフォーカスレンズを移動させた場合の像崩れの影響が小さくなり、大きいデフォーカス量まで検出することができると考えられる。そのため、図9(c)のように、図4のS106の判定で用いる第2の所定範囲を、701に示す開放側(第2の絞り値)の場合よりも、704に示す小絞り側(第1の絞り値)で広くする。このようにすることで、像のボケに対してフォーカスアシスト表示の表示パーツの動きが開放側と小絞り側とで変化が少なくなる。これにより、ユーザの見る映像に対するフォーカスアシスト表示の表示パーツの動きが安定し、操作性が向上する。
図9(d)は、低照度時と非低照度時に関して説明した図である。前述したように、低照度になってくると、A像信号とB像信号の信号レベルが低くなる。また、ISO感度を上げることによりノイズ成分が増加してS/N比が低下するため、検出精度も低下する。この場合も、実際の焦点状態と表示パーツの位置との関係がばらつくことが考えられる。そのため、低照度時には、705に示すように、デフォーカス量に対する表示パーツの位置変化を少なくする。例えば、非低照度時に対して、低照度時は、1度あたりのデフォーカス量が2倍になるように表現する。
第1の実施形態では、例えば、以下の4つの判定方法により低照度か否かを判定する。第1の判定方法では、ISO感度が所定値以上に設定されているか否かにより判定する。ISO感度が所定値以上の場合には、低照度撮影(第1の照度)と判定し、所定値未満の場合には、低照度撮影ではない(第2の照度)と判定する。第2の判定方法では、映像信号の輝度のピーク値が所定値以上か否かで判定する。映像信号の輝度のピーク値が所定値以上の場合には、低照度撮影ではないと判定し、所定値未満の場合には、低照度撮影と判定する。第3の判定方法では、露出値が所定値以下であるか否かで判定する。露出値が所定値以下の場合には、低照度撮影と判定し、所定値より大きい場合には、低照度撮影ではないと判定する。第4の判定方法では、ゲイン設定が所定値以上か否かで判定する。ゲイン設定値が所定値以上の場合には、低照度撮影と判定し、所定値未満の場合には、低照度撮影ではないと判定する。
なお、上述したデフォーカス量、絞り、低照度等の状態によるフォーカスアシスト表示の表示パーツの位置の算出は、いずれかの方法を実施してもよいし、複数の方法を組み合わせて実施してもよい。
このように、デフォーカス量、絞り、照度に応じて、フォーカスアシスト表示の指標の動き特性を変えることにより、安定したフォーカスアシスト表示を実現し、ユーザの操作性を向上することができる。
なお、上述したようにして算出された表示パーツの位置を、算出する度にそのまま表示部205で表示した場合、滑らかな指標の動きを実現することができず、ぎこちない見え方になってしまうことが考えられる。そのため、複数回算出された指標位置(あるいは基準位置からの移動量)の平均値を算出し、その結果を通知する。この平均値を算出する過去の指標位置の数(所定数)は、上述したデフォーカス量、絞り、低照度等の撮影状態によって変更してもよい。例えば、デフォーカス量が1mmまでは、過去2回分の平均値を用い、デフォーカス量が2mmまでは、過去3回分の平均値を用いる。また、例えば、開放からF11までに対して、F11より小絞り側は、2倍の数の指標位置の平均値を用いる。例えば、非低照度時に対して、低照度時は、2倍の数の指標位置の平均値を用いる。
また、フォーカスアシスト表示の指標を安定して表現するために、指標位置の算出に用いるデフォーカス量を過去のデフォーカス量と平均して、その平均値を用いることも考えられる。これにより、デフォーカス量のばらつきを抑制することができる。この平均する過去のデフォーカス量の数を上述したデフォーカス量、絞り、低照度等の撮影状態によって変更することで、さらに、安定したフォーカスアシスト表示を行うことができる。
例えば、デフォーカス量が1mmまでは、過去2回分の平均値を用い、デフォーカス量が2mmまでは、過去3回分の平均値を用いる。また、例えば、開放からF11までに対して、F11より小絞り側は、2倍の数のデフォーカス量の平均値を用いる。例えば、非低照度時に対して、低照度時は、2倍の数のデフォーカス量の平均値を用いる。
以上説明したように第1の実施形態によれば、マニュアルフォーカス制御時のフォーカスアシスト機能を有する撮影装置において、撮像面位相差検出方式の焦点検出処理により、焦点検出範囲内のデフォーカス量とデフォーカス方向、及び信頼度を検出する。そして、信頼度に応じて、デフォーカス量とデフォーカス方向を示すフォーカスアシスト表示を変更することにより、安定した機能を実現し、操作性を向上をすることができる。その際に、デフォーカス量や撮影状態に応じて、現在のフォーカスレンズ位置から合焦位置までの移動量を示すフォーカスアシスト表示の指標の表示特性を変更することにより、安定した指標表示を実現し、ユーザの不快感を軽減することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態におけるフォーカスアシスト表示の表示制御は、図4のS108におけるフォーカスアシスト表示における指標位置の算出処理が第1の実施形態と異なる。従って、以下、相違点について説明し、第1の実施形態と同様の撮像装置の構成及び表示制御については、説明を省略する。
フォーカスアシスト表示の表示パーツの動きは、フォーカスリングの動きに対して線形に変化する方が、ユーザにとって操作性が良いものとなる。例えば、図10(a)のフォーカスアシスト表示の表示パーツの動き量1001と、図10(b)のフォーカスリングのB点が合焦位置である場合のA点からB点までの動き量1002は等しいことが好ましい。しかしながら、レンズ交換式の撮像装置の場合、装着されたレンズによってフォーカスリングのリング操作性は異なるため、フォーカスアシスト表示の表示パーツとの動きに連動することが難しい。そこで、本第2の実施形態では、レンズ制御部106からカメラ制御部207へレンズ情報を通信し、レンズ情報に基づいて、表示パーツの表示位置の1単位(1度)あたりのデフォーカス量の変換量を設定する。
第1の方法は、レンズ種別によって判別する方法である。レンズに応じて、フォーカスリングの回転角度が大きいか否かをカメラ本体20で予め記憶しておき、装着されたレンズユニット10の種別をレンズ制御部106からカメラ制御部207へ送信する。そして、得られたレンズ種別に応じてデフォーカス量から表示パーツの表示位置へ変換する変換量を変える。
図11(a)に第1の方法における変換量設定処理のフローチャート、図11(b)にレンズ種別(レンズID)に対する最大表示角度(最大移動量)の表の一例を示す。まず、S301において、装着されたレンズユニット10からレンズ種別情報を取得する。S302でレンズ種別情報から予めカメラ本体20で記憶している最大表示角度を設定する。S303で最大表示角度から角度1度当たりのデフォーカス量を設定する。例えば、図11(b)の表でレンズIDが1104のレンズが装着された場合、最大表示角度は60度であると判別する。そして、第2の所定範囲で設定しているデフォーカス量を最大表示角度で表した場合の1度当たりのデフォーカス量を算出する。第2の所定範囲がデフォーカス量2mmの場合、1度あたり約0.033mmとなる。また、第2の所定範囲が焦点深度に基づいている場合も同様である。
第2の方法は、フォーカスリングの至近端から無限端までフォーカスレンズ103を移動させたときの回転角度(最大操作範囲)と最大デフォーカス量によって判別する方法であり、図11(c)に第2の方法における設定処理のフローチャートを示す。S401で、最大デフォーカス量とフォーカスリング(手動操作する部材)の回転角度を取得する。S402で、フォーカスリングの回転角度1度あたりのデフォーカス量を算出する。S403で、S402で得られたデフォーカス量をフォーカスアシスト表示の表示パーツの1度当たりのデフォーカス量に設定する。S404で、合焦位置と、第2の所定範囲のデフォーカス量における表示パーツの位置の角度を算出する。
S405で、S404で算出された角度がフォーカスアシスト表示の指標のあらかじめ設定されている最大角度を超えるか否かを判定する。フォーカスアシスト表示の指標の最大角度を超える場合には(S405でYes)、指標の最大角度に基づいて1度あたりのデフォーカス量を算出する。ここでは、フォーカスアシスト表示の指標の最大角度を超えたか否かを判定し、超えた場合には、1度あたりのデフォーカス量を大きくした。しかしながら、逆に、第2の所定範囲を、S403で算出された指標の角度1度あたりのデフォーカス量とフォーカスアシスト表示の指標の予め設定されている最大角度とから算出したデフォーカス量に設定してもよい。
図4のS108では、上記のようにして求めた指標1度あたりのデフォーカス量に基づいて、S103で求めたデフォーカス量を指標位置に変換する。
本第2の実施形態においては、レンズ交換式の撮像システムであるものとして説明したが、レンズ一体型の撮像装置においても同様の制御を行うことができる。その場合、レンズ制御部106からカメラ制御部207へレンズ情報を送信する必要が無くなる。
上記の通り本第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果に加え、レンズ情報を用いてフォーカスアシスト表示の指標の表示特性を変更することにより、フォーカスリングの操作性に合致したフォーカスアシスト表示を行うことができる。これにより、撮像装置においてユーザの操作性を向上することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の表示形態について説明する。なお、第3の実施形態におけるフォーカスアシスト表示の表示制御は、図4のS104における第1の所定範囲とS108におけるフォーカスアシスト表示における指標位置の算出処理が第1、第2の実施形態と異なる。従って、以下、相違点について説明し、第1、第2の実施形態と同様の撮像装置の構成及び表示制御については、説明を省略する。
一般に、焦点距離によって、所定の距離に存在する被写体に合焦しているときの被写界深度は異なる。焦点距離がワイド側の方が被写界深度は深く、テレ側になるにつれて被写体深度が浅くなる。
図4のS104において、第1の所定範囲内にデフォーカス量がある場合、合焦範囲内にあると判断する。しかしながら、被写界深度が深い場合、所定の距離に存在する被写体が合焦している距離範囲は広いため、フォーカスリングの操作量に対して第1の表示形態の状態が継続する期間が長くなる。そのため、所定の距離に存在する被写体に対してピントが最も合焦している位置にピントを合わせることが困難となってくる。
そこで、焦点距離に応じて、第1の所定範囲(合焦デフォーカス範囲)を変更する。焦点距離がテレ側になるにつれて、第1の所定範囲を広くする。例えば、焦点距離が50mm未満の場合、第1の所定範囲を焦点深度の0.7倍とし、焦点距離が50mm以上85mm未満の場合、焦点深度の0.8倍とする。更に、焦点距離が85mm以上135mm未満の場合、第1の所定範囲を焦点深度の0.9倍とし、焦点距離が135mm以上の場合は、焦点深度の等倍とする。
これにより、焦点距離によって被写界深度が異なっても、最も合焦している位置にピントを合わせることが容易になり、撮像装置においてユーザの操作性を向上することができる。
同様に、被写界深度が深い場合は、フォーカスリングの操作量に対してフォーカスアシストの表示の指標の動きが鈍感になり、第2の表示形態で表示している状態で、ユーザが違和感を感じてしまう。そのために、図4のS108におけるフォーカスアシスト表示における指標位置の算出処理において、フォーカスアシスト表示の指標の指標1度あたりのデフォーカス量を焦点距離に応じて変更する。例えば、第1の実施形態および第2の実施形態において算出されたフォーカスアシスト表示の指標の指標1度あたりのデフォーカス量を焦点距離が50mm未満の場合、0.7倍とし、焦点距離が50mm以上85mm未満の場合、0.8倍とする。更に、焦点距離が85mm以上135mm未満の場合、0.9倍とし、焦点距離が135mm以上の場合は、等倍とする。
上記の通り本第3の実施形態によれば、第1の実施形態と第2の実施形態の同様の効果に加え、焦点距離に応じてフォーカスアシスト表示の指標の表示特性を変更することにより、フォーカスリングの操作性に合致したフォーカスアシスト表示を行うことができる。これにより、撮像装置においてユーザの操作性を向上することができる。
<他の実施形態>
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
103:フォーカスレンズ、105:フォーカスレンズ駆動部、106:レンズ制御部、107:レンズ操作部、201:撮像素子、203:カメラ信号処理部、205:表示部、207:カメラ制御部、210:被写体検出部、211,212:フォトダイオード、301〜317:表示パーツ

Claims (30)

  1. 撮像手段から得られる像信号に基づいてデフォーカス量とデフォーカス方向を検出する焦点検出手段と、
    手動操作による焦点調節が行われる際に、互いの表示位置の関係によって合焦の度合いを示す第1の指標および第2の指標を表示手段に表示する表示制御手段とを有し、
    前記表示制御手段は、前記焦点検出手段により検出されたデフォーカス量に応じて、前記第1の指標と前記第2の指標の互いの位置を変化させる際の単位移動量に相当するデフォーカス量を変更するとともに、前記第1の指標および前記第2の指標の表示向きによってデフォーカス方向を示し、合焦と判定されている状態では前記第1の指標および前記第2の指標の前記位置が一致した状態となることを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記焦点検出手段により検出されたデフォーカス量が第1の値の場合に、当該第1の値より小さい第2の値の場合と比較して、前記第1の指標および前記第2の指標の単位移動量に相当するデフォーカス量が大きくなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 撮像手段から得られる像信号に基づいてデフォーカス量とデフォーカス方向を検出する焦点検出手段と、
    手動操作による焦点調節が行われる際に、互いの表示位置の関係によって合焦の度合いを示す第1の指標および第2の指標を表示手段に表示する表示制御手段とを有し、
    前記表示制御手段は、絞りの状態に応じて、前記第1の指標と前記第2の指標の互いの位置を変化させる際の単位移動量に相当するデフォーカス量を変更するとともに、前記第1の指標および前記第2の指標の表示向きによってデフォーカス方向を示し、合焦と判定されている状態では前記第1の指標および前記第2の指標の前記位置が一致した状態となることを特徴とする表示制御装置。
  4. 記表示制御手段は、第1の絞り値の場合に、当該第1の絞り値よりも開放側の第2の絞り値の場合と比較して、前記第1の指標および前記第2の指標の単位移動量に相当するデフォーカス量が大きくなるように制御することを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記焦点検出手段により検出されたデフォーカス量が所定範囲内の場合に、前記第1の指標および前記第2の指標が当該デフォーカス量に応じた移動量だけ移動するように表示を制御し、
    前記第1の絞り値の場合に、前記第2の絞り値の場合と比較して、前記所定範囲が広く設定されることを特徴とする請求項4に記載の表示制御装置。
  6. 撮像手段から得られる像信号に基づいてデフォーカス量とデフォーカス方向を検出する焦点検出手段と、
    手動操作による焦点調節が行われる際に、互いの表示位置の関係によって合焦の度合いを示す第1の指標および第2の指標を表示手段に表示する表示制御手段とを有し、
    前記表示制御手段は、焦点距離の状態に応じて、前記第1の指標と前記第2の指標の互いの位置を変化させる際の単位移動量に相当するデフォーカス量を変更するとともに、前記第1の指標および前記第2の指標の表示向きによってデフォーカス方向を示し、合焦と判定されている状態では前記第1の指標および前記第2の指標の前記位置が一致した状態となることを特徴とする表示制御装置。
  7. 記表示制御手段は、第1の焦点距離の場合に、当該第1の焦点距離よりもワイド側の第2の焦点距離の場合と比較して、前記第1の指標および前記第2の指標の単位移動量に相当するデフォーカス量が大きくなるように制御することを特徴とする請求項に記載の表示制御装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記焦点検出手段により検出されたデフォーカス量が所定範囲内の場合に、前記第1の指標および前記第2の指標が当該デフォーカス量に応じた移動量だけ移動するように表示を制御し、
    前記第1の焦点距離の場合に、前記第2の焦点距離の場合と比較して、前記所定範囲が広く設定されることを特徴とする請求項に記載の表示制御装置。
  9. 前記所定範囲は、焦点深度に基づいて決定されることを特徴とする請求項5またはに記載の表示制御装置。
  10. 撮像手段から得られる像信号に基づいてデフォーカス量とデフォーカス方向を検出する焦点検出手段と、
    手動操作による焦点調節が行われる際に、互いの表示位置の関係によって合焦の度合いを示す第1の指標および第2の指標を表示手段に表示する表示制御手段とを有し、
    前記表示制御手段は、照度の状態に応じて、前記第1の指標と前記第2の指標の互いの位置を変化させる際の単位移動量に相当するデフォーカス量を変更するとともに、前記第1の指標と前記第2の指標の表示向きによってデフォーカス方向を示し、合焦と判定されている状態では前記第1の指標および前記第2の指標の前記位置が一致した状態となり、第1の照度の場合に、当該第1の照度より明るい第2の照度の場合と比較して、前記第1の指標と前記第2の指標の単位移動量に相当するデフォーカス量が大きくなるように制御することを特徴とする表示制御装置。
  11. 前記第1の指標および前記第2の指標の単位移動量に相当するデフォーカス量は、焦点深度に基づいて決定されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  12. 前記表示制御手段は、複数回の検出により得られたデフォーカス量の平均値を算出し、所定数の前記デフォーカス量の平均値に基づいて、前記第1の指標および前記第2の指標の単位移動量に相当するデフォーカス量を決定することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  13. 前記焦点検出手段により検出されたデフォーカス量、絞りの状態、照度の状態の少なくともいずれかに応じて、前記表示制御手段は、前記所定数を変更することを特徴とする請求項12に記載の表示制御装置。
  14. 前記デフォーカス量が所定値より大きい場合、絞りが所定の絞り値より小絞り側である場合、照度が所定の照度より低照度である場合の少なくともいずれかが満たされることに応じて、前記表示制御手段は、前記所定数を大きくすることを特徴とする請求項13に記載の表示制御装置。
  15. 前記表示制御手段は、基準となる位置に対する前記第1の指標および前記第2の指標の移動量を複数回算出し、所定数の前記移動量の平均値に基づいて、前記第1の指標および前記第2の指標を表示させる位置を決定することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  16. 前記焦点検出手段により検出されたデフォーカス量、絞りの状態、照度の状態の少なくともいずれかに応じて、前記表示制御手段は、前記所定数を変更することを特徴とする請求項15に記載の表示制御装置。
  17. 前記デフォーカス量が所定値より大きい場合、絞りが所定の絞り値より小絞り側である場合、照度が所定の照度より低照度である場合の少なくともいずれかが満たされることに応じて、前記表示制御手段は、前記所定数を大きくすることを特徴とする請求項16に記載の表示制御装置。
  18. レンズ情報を取得する取得手段を更に有し、
    前記表示制御手段は、前記レンズ情報に基づいて、前記第1の指標および前記第2の指標の単位移動量に相当するデフォーカス量を変更することを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  19. 前記表示制御手段は、レンズ種別に対応した前記第1の指標および前記第2の指標の最大移動量を予め保持し、
    前記レンズ情報は、前記レンズ種別を含むことを特徴とする請求項18に記載の表示制御装置。
  20. 前記レンズ情報は、フォーカスレンズを手動操作する部材の最大操作範囲を含むことを特徴とする請求項18に記載の表示制御装置。
  21. 前記焦点検出手段により検出されたデフォーカス量に基づいて、合焦と判断する合焦デフォーカス範囲を設定する設定手段を有し、前記設定手段は、焦点距離に応じて前記合焦デフォーカス範囲を変更することを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  22. 前記設定手段は、第3の焦点距離の場合に、当該第3の焦点距離よりもワイド側の第4の焦点距離の場合と比較して、前記合焦デフォーカス範囲を大きくすることを特徴とする請求項21に記載の表示制御装置。
  23. 前記設定手段は、さらに焦点深度に基づいて前記合焦デフォーカス範囲を変更することを特徴とする請求項21または22に記載の表示制御装置。
  24. 1つのマイクロレンズに対して複数の光電変換部を備えた画素を複数有し、撮像光学系を介して入射する光束を前記複数の光電変換部で受光して一対の像信号を出力する撮像手段と、
    請求項1乃至23のいずれか1項に記載の表示制御装置とを含み、
    前記焦点検出手段は、前記一対の像信号に基づいて、位相差方式の焦点検出を行って前記デフォーカス量とデフォーカス方向を検出することを特徴とする撮像装置。
  25. 撮像手段から得られる像信号に基づいて、デフォーカス量とデフォーカス方向を検出する焦点検出工程と、
    手動操作による焦点調節が行われる際に、互いの表示位置の関係によって合焦の度合いを示す第1の指標および第2の指標を表示手段に表示する表示制御工程とを有し、
    前記表示制御工程では、前記焦点検出工程で検出されたデフォーカス量に応じて、前記第1の指標と前記第2の指標の互いの位置を変化させる際の単位移動量に相当するデフォーカス量を変更するとともに、前記第1の指標および前記第2の指標の表示向きによってデフォーカス方向を示し、合焦と判定されている状態では前記第1の指標および前記第2の指標の前記位置が一致した状態となることを特徴とする表示制御方法。
  26. 撮像手段から得られる像信号に基づいてデフォーカス量とデフォーカス方向を検出する焦点検出工程と、
    手動操作による焦点調節が行われる際に、互いの表示位置の関係によって合焦の度合いを示す第1の指標および第2の指標を表示手段に表示する表示制御工程とを有し、
    前記表示制御工程では、絞りの状態に応じて、前記第1の指標と前記第2の指標の互いの位置を変化させる際の単位移動量に相当するデフォーカス量を変更するとともに、前記第1の指標および前記第2の指標の表示向きによってデフォーカス方向を示し、合焦と判定されている状態では前記第1の指標および前記第2の指標の前記位置が一致した状態となることを特徴とする表示制御方法。
  27. 撮像手段から得られる像信号に基づいてデフォーカス量とデフォーカス方向を検出する焦点検出工程と、
    手動操作による焦点調節が行われる際に、互いの表示位置の関係によって合焦の度合いを示す第1の指標および第2の指標を表示手段に表示する表示制御工程とを有し、
    前記表示制御工程では、焦点距離の状態に応じて、前記第1の指標と前記第2の指標の互いの位置を変化させる際の単位移動量に相当するデフォーカス量を変更するとともに、前記第1の指標および前記第2の指標の表示向きによってデフォーカス方向を示し、合焦と判定されている状態では前記第1の指標および前記第2の指標の前記位置が一致した状態となることを特徴とする表示制御方法。
  28. 撮像手段から得られる像信号に基づいてデフォーカス量とデフォーカス方向を検出する焦点検出工程と、
    手動操作による焦点調節が行われる際に、互いの表示位置の関係によって合焦の度合いを示す第1の指標および第2の指標を表示手段に表示する表示制御工程とを有し、
    前記表示制御工程では、照度の状態に応じて、前記第1の指標と前記第2の指標の互いの位置を変化させる際の単位移動量に相当するデフォーカス量を変更するとともに、前記第1の指標と前記第2の指標の表示向きによってデフォーカス方向を示し、合焦と判定されている状態では前記第1の指標および前記第2の指標の前記位置が一致した状態となり、第1の照度の場合に、当該第1の照度より明るい第2の照度の場合と比較して、前記第1の指標と前記第2の指標の単位移動量に相当するデフォーカス量が大きくなるように制御することを特徴とする表示制御方法。
  29. 請求項25乃至28のいずれか1項に記載の表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  30. 請求項29に記載のプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
JP2016042829A 2015-04-03 2016-03-04 表示制御装置及び方法、及び撮像装置 Active JP6808333B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/085,247 US20160295122A1 (en) 2015-04-03 2016-03-30 Display control apparatus, display control method, and image capturing apparatus
CN201610206690.5A CN106060376B (zh) 2015-04-03 2016-04-05 显示控制设备、显示控制方法和摄像设备
US15/167,084 US20160295103A1 (en) 2015-04-03 2016-05-27 Display control apparatus, display control method, and image capturing apparatus
US16/701,842 US11095806B2 (en) 2015-04-03 2019-12-03 Display control apparatus, display control method, and image capturing apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015077147 2015-04-03
JP2015077147 2015-04-03

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016197231A JP2016197231A (ja) 2016-11-24
JP2016197231A5 JP2016197231A5 (ja) 2019-04-18
JP6808333B2 true JP6808333B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=57358027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016042829A Active JP6808333B2 (ja) 2015-04-03 2016-03-04 表示制御装置及び方法、及び撮像装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6808333B2 (ja)
CN (1) CN106060376B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7207296B2 (ja) * 2017-03-30 2023-01-18 ソニーグループ株式会社 撮像装置とフォーカス制御方法およびフォーカス判定方法
US11503201B2 (en) 2017-10-13 2022-11-15 Sony Corporation Focus detection device and method
JP7071165B2 (ja) * 2018-03-02 2022-05-18 キヤノン株式会社 表示制御装置及び方法、及び撮像装置
JP7079161B2 (ja) * 2018-06-29 2022-06-01 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
CN113411528B (zh) * 2019-02-28 2022-10-11 华为技术有限公司 一种录像帧率的控制方法、终端及存储介质
WO2020195198A1 (ja) 2019-03-27 2020-10-01 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、撮像装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4362876B2 (ja) * 1997-08-27 2009-11-11 株式会社ニコン 合焦判定装置およびカメラシステム
JP4582142B2 (ja) * 1997-08-27 2010-11-17 株式会社ニコン 交換レンズ
JP4419084B2 (ja) * 2005-04-15 2010-02-24 ソニー株式会社 制御装置および方法、プログラム、並びにカメラ
JP2008009341A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Sony Corp オートフォーカス装置、撮像装置及びオートフォーカス方法
JP5264131B2 (ja) * 2007-09-14 2013-08-14 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2009115921A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Olympus Corp 撮像装置
TWI398716B (zh) * 2009-09-09 2013-06-11 Altek Corp Use the flash to assist in detecting focal lengths
JP5738606B2 (ja) * 2011-01-13 2015-06-24 オリンパス株式会社 撮像装置
JP6172888B2 (ja) * 2012-01-18 2017-08-02 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像システム
KR20140091959A (ko) * 2013-01-14 2014-07-23 삼성전자주식회사 초점상태 표시장치
JP6112925B2 (ja) * 2013-03-15 2017-04-12 オリンパス株式会社 表示機器及び表示方法
JP6139960B2 (ja) * 2013-04-25 2017-05-31 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN106060376B (zh) 2019-10-22
CN106060376A (zh) 2016-10-26
JP2016197231A (ja) 2016-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6808333B2 (ja) 表示制御装置及び方法、及び撮像装置
US10516821B2 (en) Focus detection apparatus and control method therefor
US11095806B2 (en) Display control apparatus, display control method, and image capturing apparatus
US9438786B2 (en) Focus adjustment apparatus, focus adjustment method and program, and imaging apparatus
JP6548435B2 (ja) 表示制御装置及びその制御方法、及び撮像装置
JP5712519B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP6506560B2 (ja) フォーカス制御装置及びその方法、プログラム、記憶媒体
JP6833405B2 (ja) 焦点検出装置、焦点調節装置、撮像装置及び焦点検出方法
US11323689B2 (en) Image processing device, imaging device, image processing method, and recording medium
JP2009086030A (ja) 撮像装置、方法およびプログラム
JP2019095594A (ja) 焦点検出装置及び方法、及び撮像装置
JP6501536B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP6305017B2 (ja) フォーカス制御装置、およびその制御方法
CN106993110B (zh) 摄像设备及其控制方法
JP2016156950A (ja) 自動焦点調節装置およびその制御方法
JP6171110B2 (ja) 合焦制御装置、合焦制御方法、合焦制御プログラム、レンズ装置、撮像装置
JP6305016B2 (ja) フォーカス制御装置、フォーカス制御装置の制御方法及び撮像装置
JP7071165B2 (ja) 表示制御装置及び方法、及び撮像装置
JP6625093B2 (ja) 表示制御装置および撮像装置
JP7309383B2 (ja) 撮像装置
JP2018010245A (ja) 信号処理装置、その制御方法
JP2017163412A (ja) 画像処理装置およびその制御方法、撮像装置、プログラム
JP6740019B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
US9973679B2 (en) Control apparatus, image pickup apparatus, control method, and non-transitory computer-readable storage medium
JP7079161B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190304

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200302

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201209

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6808333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151