詳細な説明
本開示のある実施形態は、消費者によるセルフサービスモードで動作される製品ディスペンサでのアクセスおよび製品分配の調節の欠如を認識し、それに対処する。本開示のある実施形態は、販売時点管理(POS)デバイスなどのアクセスデバイスで生じる製品注文、および製品注文を履行するように構成された製品ディスペンサで行われる製品選択の認識を少なくとも部分的に介して、セルフサービス環境における製品分配の調節を可能にすることができる。製品注文は、所望の製品の豊富なカスタマイズを可能にすることができ、製品分配に対する許容可能な構成を確立することができる。製品注文は、製品ディスペンサに伝達することができ、製品ディスペンサは、製品注文と関連付けられた製品選択を受信し、そのような製品分配に対する許容可能な構成に少なくとも部分的に基づいて製品選択の有効性を判断することができる。有効な製品選択の場合、製品ディスペンサは、製品注文の範囲内で選択製品を分配することができる。いくつかの実施形態では、製品注文ならびに/または製品注文と関連付けられたインデックスおよび/もしくはコードは、製品ディスペンサに伝達することができ、製品ディスペンサは、製品注文、インデックスおよび/またはコードの有効性または無効性を確認することができる。有効な製品注文、インデックスおよび/またはコードに応答して、製品ディスペンサは、製品注文と関連付けられた有効な製品選択を可能にするか、または他にアンロックすることができる。一例では、アンロックされた製品選択は、製品ディスペンサと関連付けられた(例えば、製品ディスペンサに組み込まれるか、または製品ディスペンサと機能的に結合する)グラフィカルユーザインタフェースを介して提示することができ、製品ディスペンサは、アンロックされた製品選択から選択された飲料を分配することができる。
本開示のある実施形態は、従来のセルフサービス分配技術上の様々な区別機能を提供することができる。機能の一例は、製品価格および/または一人分の標準分量(一人分の分量とも呼ばれる)をセルフサービスディスペンサの動作条件に従って柔軟に調節できるか、または消費者に合わせてカスタマイズできるか、もしくは他に柔軟に調整できることである。機能の別の例は、高価値製品の分配を制限できるか、または他に調節できることである。さらなる機能の別の例は、プレミアム製品の付加価値オプションを評価できることである。さらなる別の機能は、製品分配を1つまたは複数の消費者サービスおよび/または消費者インセンティブ促進プログラム(例えば、ロイヤルティプログラム、プロモーション(くじなど)、それらの組合せまたは同様のもの)と関連付け得ることである。さらなる機能の例は、製品分配が、補充およびアップサービス(例えば、実際に購入した飲料より高いプライスポイントで価格設定された飲料を分配すること)と関連付けられるリスクおよび不確実性を含む一方で、セルフサービス製品ディスペンサの消費者関与の利益を保ち得ることである。
本明細書で説明される実施形態は、再注入の回数、再注入の分配が可能な時間、特定の飲料容器に分配される飲料の総容積および/または他の基準を制限することによって、消費者に分配される飲料の容積の制御を容易にすることができる。
図面を参照すると、図1は、本開示の1つまたは複数の実施形態による製品の分配のためのセルフサービス環境100の例を示す。示されるように、セルフサービス環境100の例は、消費者108またはユーザデバイス110から情報を受信できる販売時点管理(POS)デバイス102(販売時点102とも呼ばれる)を含み得る。情報は、1つまたは複数の製品ディスペンサ130によって提供できる製品に対する製品注文と関連付けられる(例えば、製品注文を示すかまたは他に表す)注文情報を含み得る。注文情報は、注文製品を特徴付けるもしくは他に表す情報構造および/または製品分配の調節を可能にする情報構造のグループを含み得る。ある実施形態では、情報構造は、論理型パラメータ、数値型パラメータ、文字列型パラメータ、それらの組合せまたは同様のものなどの特定のタイプのパラメータを含み得る。情報構造のグループは、製品タイプ、製品サイズ、製品量(例えば、一人分の分量)、プライスポイント(または価格水準)、繰り返しもしくは他に反復製品分配の許容量、製品アドイン、それらの組合せまたは同様のものを個別にまたは集合的に示す1つまたは複数の情報構造を含み得る。それに加えて、情報構造のグループは、製品送達規則または制限を示すかまたは他に表す1つまたは複数の情報構造を含み得る。
セルフサービス環境100では、製品注文と関連付けられた製品は、前払いすることができる。ある実施形態では、POS 102は、製品注文に少なくとも部分的に基づく製品に対する支払い情報を受信することができる。そのような実施形態では、注文情報および/または支払い情報は、1つまたは複数のネットワーク120を介して供給することができる。一例では、ネットワーク120は、例えば、パーソナルエリアネットワーク、ホームエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、広域ネットワーク(WAN)、ディープスペースネットワーク(衛星ネットワークなど)、それらの組合せまたは同様のものなど、異なる空間的範囲またはネットワークフットプリントを有する無線ネットワークおよび/または有線ネットワークを含み得る。ネットワーク120は、特定の場所に配備でき、空間的範囲に見合うことができる特定の覆域範囲を有し得ることを理解すべきである。1つまたは複数のネットワーク120とPOS 102または動作環境100の例の他の任意の機能要素との間の通信(例えば、情報の送信、受信および/または交換)は、機能要素(例えば、POS 102、製品ディスペンサ130、ユーザデバイス110、バックエンドプラットフォーム150、それらのコンポーネント、それらの組合せまたは同様のもの)および1つまたは複数のネットワーク120の少なくとも1つまたはそれらのコンポーネントを機能的に結合するトラフィックおよび信号パイプ(例えば、図1では、矢印で表される)を介して達成することができる。一例では、トラフィックおよび信号パイプ144は、有線リンク、無線リンク、および/または1つもしくは複数の基準リンクを形成できるいくつかのネットワーク要素(ルータもしくはスイッチ、集線装置、サーバおよび同様のものなど)で具体化するか、またはそれらを含むことができる。それに加えて、リンクは、ダウンストリームリンク(DL)および/またはアップストリームリンク(UL)を含み得、有線リンク(例えば、光ファイバケーブル、cat5ケーブル、DSLリンク、スイッチ、ルータ、ゲートウェイ、それらの組合せまたは同様のもの)、無線リンク(地球空気界面および/またはディープスペースリンクを含み得る)、またはそれらの組合せで具体化することができる。無線リンクは、本開示による2つ以上の電子コンピューティングデバイス間の無線通信を可能にできる特定の無線技術プロトコルに従って構成することができる。
製品注文を特徴付けるか、または他に表す注文情報構造の特定の組合せは、製品に対するプライスポイント(または価格水準)を確立することができる。そのようなプライスポイントは、製品注文の履行に応答して分配できる製品の上限を決定することができる。本開示のある実施形態による製品ディスペンサは、注文製品のプライスポイントより低いそれぞれのプライスポイントを有する製品を分配することができる。そのような上限を有する注文履行は、「注文のダウンフルフィルメント」と呼ぶことができる。
ある例示的なシナリオでは、製品注文は、製品タイプおよび製品量に従って製品を指定することができ、製品に対するプライスポイントは、それに応じて確立することができる。例えば、製品注文は、12液量オンスの非プレミアムまたはレギュラージュースを含み得る(プレミアムジュースは分配されない)。別の例の場合、製品注文は、12液量オンスのプレミアムジュースを含み得る(レギュラーまたはプレミアムジュースを分配することができる)。さらなる別の例では、製品注文は、12液量オンスのレギュラージュースと、12液量オンスのプレミアムジュースとを含み得る。他の例示的なシナリオでは、製品注文は、製品タイプ、製品量および製品アドイン(例えば、1つのMサイズのスムージーおよび最大3つの新鮮な果物のアドイン)に従って製品を指定することができる。一人分の分量がより少なく、新鮮な果物のアドインが2つ以下であるスムージーは、そのような注文で分配することができる。他の例示的なシナリオでは、製品注文は、製品タイプ、製品量および反復分配に対する許容量に従って製品を指定することができる。例えば、製品注文は、ある時間(例えば、特定の日または時間セット)または複数の時間(例えば、複数の特定の日)における6オンスの増分での分配が認められている120液量オンスのジュースを含み得る。別の例の場合、製品注文は、ある時間(例えば、特定の日)または複数の時間(例えば、複数の特定の日)における分配が認められている10個のLサイズの炭酸飲料を含み得る。さらなる他の例示的なシナリオでは、製品注文は、反復分配に対する許容量に従って製品を指定することができ、例えば、製品注文は、1時間の無制限の飲料分配(非公式には「飲み放題」と呼ばれている)を含み得る。他の例示的なシナリオでは、製品注文は、製品アドインが利用不可能であることを伝達するか、または利用可能な製品アドイン(例えば、コアブランドまたはコアブランドのサブセットが利用可能である、コアブランドに加えてチェリーとバニラ風味のブランドなどの特定の数のアドインが利用可能である、すべての風味のブランドおよびコアブランドが利用可能であるなどのすべてのアドインが利用可能であるならびに同様のもの)もしくはそれらの欠如(例えば、どのアドインも利用不可能である)を指定することができる。例えば、製品注文は、利用可能な製品アドインタイプ(例えば、風味アドインが利用可能であるが栄養補助品ではない、すべてのアドインタイプが利用可能であるおよび同様のもの)を指定することができる。
セルフサービス環境100の例における製品注文は、匿名で供給することができる。さらにあるシナリオでは、POS 102で受信された情報は、消費者108を特徴付けるか、または他に表す消費者情報を含み得、製品注文は、消費者情報と関連付けるか、または他に消費者情報にリンクすることができる。少なくともそのような目的で、一実装形態では、POS 102は、消費者108と関連付けられたデバイス(コンピューティングまたは非コンピューティング)から消費者情報の少なくとも一部分を取得するか、または他に受信することができる。それに加えてまたはその代替として、別の実装形態では、POS 102は、そのようなデバイスから受信された消費者情報の一部分に少なくとも部分的に基づく追加の消費者情報を取得する(例えば、受信する、要求する、要求して受信する)ことができる。例えば、示される実施形態では、POS 102は、ネットワーク(例えば、ネットワーク120のうちの1つ)を介して、様々な消費者情報を含み得るリモート情報ストレージ(例えば、リポジトリ154)にアクセスすることができる。POS 102は、リモート情報ストレージ(例えば、メモリで保持されるデータベース)から追加の消費者情報を得るために、消費者情報(例えば、英数字コード)の一部分を活用するか、または他に利用することができる。消費者情報を製品注文と関連付けるため、POS 102は、消費者情報を示すかまたは他に表す1つまたは複数の情報構造を補充して製品注文を拡大することができる。図2Aに示される例示的な実施形態200などのある実施形態では、POS 102は、消費者情報の少なくとも一部分を受信できる1つまたは複数の情報収集ユニット204を含み得る。情報収集ユニット204は、タッチスクリーンディスプレイ、カメラ、キーボード、キーパッド、着用可能なデバイスもしくは着用可能なコンピュータデバイス、ジェスチャキャプチャもしくは検出デバイス、マイクロフォン、音声認識デバイス、リーダデバイス(近距離無線通信(NFC)デバイスなど)、バイオメトリックセンサ、それらの組合せおよび同様のものを含み得る。図2Bに示される実施形態250などのPOSの他の実施形態では、情報収集ユニット204の少なくとも1つは、1つもしくは複数のI/Oインタフェース260で具体化するか、または1つもしくは複数のI/Oインタフェース260を構成することができる。
POS 102で受信された消費者情報は、消費者108の匿名性を保つことができ、製品注文の消費者特有のカスタマイゼーションおよび製品注文を履行するように構成された製品ディスペンサとの関連消費者相互作用を可能にすることができる。一実施形態では、コード(例えば、数値、英字、英数字、グラフィックまたは同様のもの)は、消費者のレシートまたは消費者108と関連付けられた他のキャリア媒体上に印刷するか、または他に埋め込むことができる。製品ディスペンサは、製品選択を提供する前および/または選択製品を分配する前に、コードを提供する(例えば、入力する)ように消費者に要求することができる。別の実施形態では、消費者情報は、性別、年齢、民族的背景、それらの組合せまたは同様のものなど、消費者の人口統計学的特徴を示す情報を含み得る。別の実施形態では、消費者情報は、製品の消費制限(例えば、カフェイン含有またはアルコール飲料などのある製品の消費を制限するか、または防ぐペアレンタルコントロール)または特定の製品と関連付けられた食事制限など、製品へのアクセスに関する制限を示す情報を含み得る。製品注文との食事制限の関連付けは、製品注文と関連付けられる消費者(例えば、乳糖不耐症の消費者、糖尿病の消費者または同様のもの)に不適切な成分を含む製品の分配を防ぐことができる。さらなる別の実施形態では、消費者情報は、「My Coke Rewards」などのロイヤルティプログラムまたは他のインセンティブ促進プログラムを示す情報を含み得る。インセンティブ促進プログラムとの製品注文の関連付けにより、消費者108は、ますます豊富な分配経験を受けることができ、例えば、製品消費に基づいて、消費者108は、ますます上昇する特権レベルにアクセスすることができ、それにより、消費者108は、製品の割引、無料分配、通常価格でのプレミアム製品、より高い特権レベルでのみ利用可能な特別製品(例えば、目新しい飲料)、追加のおよび/または特別なアドイン(例えば、新鮮な果実片または追加の果肉)、それらの組合せまたは同様のもののうちの1つまたは複数にアクセスすることができる。
本開示は、製品注文との消費者情報の非匿名の関連付けを企図する。ある実施形態では、製品注文は、消費者に関するバイオメトリック情報と関連付けることができる。POS 102は、バイオメトリック情報の少なくとも一部分を取得することができ、そのような情報の取得は、消費者の指紋のスキャン、消費者の網膜のスキャン、消費者の発話もしくはスピーチの記録、消費者の顔の特徴の識別、消費者の身長の測定、消費者の体重の測定、消費者の血圧の測定、消費者のコレステロールレベルの測定、消費者の心拍数の測定、消費者の体温の測定、消費者の骨密度の測定、消費者のインスリンレベルの測定、それらの組合せまたは同様のものを含み得る。注文情報にアクセスする製品ディスペンサ130のディスペンサは、そのようなバイオメトリック情報にアクセスするように構成することができる。一例では、様々なデバイス(例えば、カメラ、はかり、スキャナ、それらの組合せまたは同様のもの)は、この機能を可能にするために、POS 102と機能的に結合することができる。
消費者108は、製品に対する製品注文に少なくとも部分的に基づいて、製品を自律的に分配することを製品ディスペンサ130のディスペンサに行わせることができる(セルフサービス様式と呼ぶこともできる)。そのような分配は、製品注文の履行を表すことができる。セルフサービス環境100では、1つまたは複数の製品ディスペンサ130は、製品注文を履行することができる。製品ディスペンサ130のディスペンサは、レストランまたは他の任意のホスピタリティサービス施設などの密閉環境に配備することができる。製品ディスペンサ130が複数のディスペンサを含むシナリオでは、そのようなディスペンサは、地理的に分散させることができ、複数のディスペンサの少なくとも一部分(例えば、1つのディスペンサ、2つのディスペンサ、3つ以上のディスペンサ、各ディスペンサ)は、製品注文を履行することができる。例えば、複数の製品ディスペンサは、レストラン内またはレストランチェーンの参入レストラン内に分散させることができる。一態様では、製品ディスペンサ130は、ネットワークを形成でき、製品注文は、そのようなネットワークのいかなるディスペンサでも履行できることを理解すべきである。
少なくとも製品を自律的に分配するため、一態様では、POS 102は、注文情報の少なくとも一部分がその上で符号化された機械アクセス可能アイテム106(アイテム106とも呼ばれる)を提供する(例えば、生成する、送達する、生成して送達するまたは同様のもの)ことができる。注文情報の少なくとも一部分は、暗号化、スクランブリング、それらの組合せまたは同様のものなどの様々な安全な符号化スキームに従って、安全に符号化することができる。示されるように、POS 102は、アイテム106を構成できるタグ構成ユニット104を含み得る。一実施形態では、アイテム106は、注文情報の少なくとも一部分がその上に印刷されるか、または他に埋め込まれたタグ(紙ベースまたはプラスチックベース)または他のポータブルデバイス(例えば、カップまたは容器、キーフォブ、カードまたは同様のもの)を含み得る。ある実装形態では、タグは、アイテム106と関連付けられた消費者に取り外し可能にまたは永久的に取り付けることができる埋め込み可能なマイクロチップまたはタトゥーを含み得る。別の実施形態では、アイテム106は、磁気ストライプを有するキーフォブ、磁気ストライプを有するカードまたは磁気ストライプを有する着用可能なデバイス(ブレスレットなど)のうちの1つを含み得、POS 102は、注文情報の少なくとも一部分で磁気ストライプをプログラムするか、または他に符号化することができる。さらなる別の実施形態では、アイテム106は、無線自動識別(RFID)デバイスを含み得、POS 102は、注文情報の少なくとも一部分でRFIDデバイスをプログラムするか、または他に符号化することができる。RFIDデバイスは、スタンドアロンデバイスであり得、着用可能なデバイス(例えば、ブレスレット)またはポータブルデバイス(カップまたは他の容器など)に取り付けるように構成することができる。そのような実施形態では、アイテム106は、アイテム106を示すかまたは他に表す情報(アイテム106の製造業者を示す製造業者情報など)をその上で符号化することもできる。さらなる別の実施形態では、アイテム106は、符号化フォーマット(例えば、バーコードフォーマット)で注文情報の少なくとも一部分をレンダリングするか、または他に伝達する関連ユーザデバイス(携帯電話、タブレットコンピュータまたは同様のものなど)で具体化することができる。ユーザデバイスは、ユーザデバイスの表面(例えば、ディスプレイ表面)上にそのような情報をレンダリングすることができる。そのような実施形態では、POS 120は、ユーザデバイスによるそのような情報上の処理または動作に応答して、符号化フォーマットでレンダリングするように構成されたフォーマットでユーザデバイス(例えば、ユーザデバイス110)に注文情報の少なくとも一部分を提供することができる。一般に、アイテム106は、注文情報の少なくとも一部分で符号化するのに適したまたは他に注文情報の少なくとも一部分で符号化するように構成された大部分のデバイス(コンピューティングデバイスもしくは別のデバイスおよび/または着用可能なデバイスもしくは別のデバイス)で具体化するか、またはそれを含むことができる。図解のように、一実施形態(例えば、例示的な実施形態200)では、POS 102は、機械可読アイテム106または任意の媒体(例えば、内容の埋め込みに適した紙、プラスチック、繊維性材料)に埋め込むか、または他に伝達することができる情報を安全に符号化できるセキュリティユニット208を含み得る。それに加えて、そのような実施形態のうちの1つでは、POS 102は、機械可読アイテム上にそのようなコードまたは証印を埋め込む前に安全に符号化すべきコードまたは他の証印を生成できる1つまたは複数の構成ユニット210を含み得る。その上、発行ユニット218は、機械可読アイテム(媒体上に情報を埋め込むため、印刷、エッチングまたは他に処理に適したそのような媒体)を発行する(例えば、印刷する、エッチングするまたは他に処理する)ために、POS 102に組み込むか、またはPOS 102と機能的に結合することができる。実施形態250などのPOSの他の実施形態では、プリンタ270は、発行ユニット218を具体化または構成することができる。それに加えて、例示的な実施形態250では、本開示のある態様による情報収集ユニット204の少なくとも1つ、構成ユニット210の少なくとも1つおよび/またはセキュリティユニット208の機能は、1つまたは複数のプロセッサ280による、1つまたは複数のメモリデバイス290(メモリ290と呼ばれる)に保持されるコンピュータアクセス可能命令の実行を通じて達成することができる。コンピュータアクセス可能命令は、タグ構成コンポーネント294のグループで具体化するか、またはタグ構成コンポーネント294のグループを含むことができる。
セルフサービス分配の別の態様では、製品を提供する製品ディスペンサ130のディスペンサは、アイテム106にアクセスする(例えば、スキャンするおよび/または精査する)ことができ、それに応答して、アイテム106上で符号化された情報を取得することができる。そのような情報の少なくとも一部分に少なくとも部分的に基づいて、ディスペンサは、アイテム106と関連付けられた製品注文が有効かどうかを判断することができる。示されるように、ディスペンサは、アイテム106上で符号化された情報にアクセスできる取得ユニット132と、製品注文の有効性または無効性を確認できる制御ユニット134とを含み得る。いくつかの実施形態では、制御ユニット134は、製品注文の有効性確認を行うため、ネットワーク120の少なくとも1つを介して、POS 102および/または少なくとも1つのバックエンドプラットフォーム150などのローカルまたはリモート設置された1つまたは複数のデバイスに伝達する(例えば、情報を送信する、情報を受信するまたは情報を交換する)ことができる。取得ユニット132の構造および機能は、アイテム106および/または情報がその上で符号化される方法に特有のものであり得る。アイテム106がポータブルコンピューティングデバイスもしくはポータブル非コンピューティングデバイスで具体化されるか、またはポータブルコンピューティングデバイスもしくはポータブル非コンピューティングデバイスを含み、バーコード(例えば、リニアバーコードおよび/またはマトリクスバーコード)に従って情報の少なくとも一部分がアイテム106上で符号化される例示的な実施形態では、取得ユニット132は、バーコードをスキャンできるバーコードリーダデバイスで具体化するか、またはそれを含むことができる。アイテム106がRFIDデバイスで具体化されるか、またはRFIDデバイスを含むことができる別の例示的な実施形態では、取得ユニット132は、RFIDデバイスを精査し、それに応答して、その上で符号化された情報を受信することができるRFIDリーダデバイスで具体化されるか、またはそれを含むことができる。そのような例示的な実施形態では、取得ユニット132は、スキャンされたまたは他に受信された情報を少なくとも制御ユニット134に送信することができ、少なくとも制御ユニット134は、そのような情報を復号するか、または他に解釈することができる。それに加えて、制御ユニット134は、復号されるか、または他に解釈された情報(例えば、アイテム106のタイプを示す製造業者情報)を分析し、そのような情報が、機械アクセス可能アイテム106の許容タイプとマッチするか、または他に適合するかどうかを判断することができる。
それに加えて、本明細書で説明されるように、アイテム106に符号化された情報は、注文情報と関連付けられた製品の分配の調節を可能にできる注文情報構造のグループを含む注文情報を含み得る。取得ユニット132は、注文情報の少なくとも一部分にアクセスすることもできる。有効であると判断された製品注文の場合、取得ユニット132は、アクセスされた注文情報の少なくとも一部分を少なくとも制御ユニット134に送信することができる。それに応答して、制御ユニット134は、注文情報の少なくとも一部分に従って分配するように、製品ディスペンサ130のディスペンサを構成するか、または他に初期化することができる。そのような構成の一態様では、制御ユニット134は、アイテムを示すかまたは他に表す識別オブジェクト(例えば、番号またはラベル)を示すかまたは他に表す情報、1つまたは複数の履行情報構造、注文情報構造のグループ、タイムスタンプ、失効時間(例えば、失効日および失効時刻)の1つまたは複数を含む注文記録を生成することができる。履行情報構造は、分配製品と関連付けられた分配パラメータを示すかまたは他に表し、分配された製品を定量化するか、または他に指定する。例えば、履行情報構造は、注がれた飲料のタイプ、および注がれた飲料の量(例えば、容積)を示し得る。また、履行情報構造は、関連注文情報も示すかまたは他に表し得る。それに加えて、制御ユニット134は、ディスペンサに組み込まれたメモリ138に注文記録を保持することができる。
ディスペンサの構成および初期化の別の態様では、制御ユニット134は、注文情報構造のグループの少なくとも1つの内容をレンダリングするために、1つまたは複数のインタフェースデバイス136(インタフェース136と呼ぶことができる)のインタフェースデバイスに指令を送信することができる。示されるように、インタフェース136は、構成されているか、または他に初期化されているディスペンサに組み込むことができる。例えば、指令に応答して、そのようなインタフェースは、ディスペンサからの分配が可能なまたは他に認められた飲料の量をレンダリングすることができる。別の例では、指令に応答して、インタフェースは、消費可能なカロリーの量を示す情報をレンダリングすることができる。さらなる別の例では、指令に応答して、インタフェースは、情報構造のグループを含む製品注文と関連付けられた消費者に対するカスタマイズされた挨拶をレンダリングすることができる。
ディスペンサの構成および初期化のさらなる別の態様では、ある分配機能は、注文情報の少なくとも一部分に少なくとも部分的に基づいて使用可能にすることができる。それに加えて、消費者とディスペンサとの相互作用は、注文情報の少なくとも一部分に少なくとも部分的に基づいてカスタマイズすることができる。一態様では、ディスペンサでレンダリングされる内容は、製品注文と関連付けられた消費者を示すかまたは他に表す注文情報構造に従ってカスタマイズすることができる。図解のように、注文情報構造が製品注文と関連付けられた消費者の年齢を示すパラメータを含むシナリオでは、制御ユニット134は、年齢に適したグラフィカルユーザインタフェース(例えば、消費者の年齢に適した背景内容)および/または音(例えば、消費者の年齢に適したバックグラウンドミュージック、発話または同様のもの)をレンダリングするようにインタフェース136の少なくとも1つに指示することができる。それに加えて、製品利用可能性(例えば、製品の分配許可)は、消費者の年齢に従ってカスタマイズすることができる。製品が飲料であるか、または飲料を含む実施形態では、カフェインを含む飲み物は、消費者の年齢が閾値年齢(例えば、12歳)を超える際に提供することができ、カフェインの量は、年齢要件を満たす消費者の年齢に少なくとも基づいて調整することができる。カフェインを含む飲み物は、浸出飲料(コーヒー、茶、チャイ、マテ茶または同様のものなど)、栄養ドリンク(炭酸またはその他のもの)および/またはソーダを含み得る。同様に、アルコール飲料もまた、消費者の年齢が別の閾値年齢(例えば、21歳)を超える際に提供することができる。それに加えて、砂糖入り飲料の量に関する制限は、ディスペンサで制限することができる(例えば、砂糖入り飲料を1つ許可することができる)。消費者の年齢がある閾値(例えば、12歳)を超えない際には、ごく少量が利用可能となるように構成することもできる。栄養補強品などの年齢に適した製品アドインが利用可能となるように構成することもできる。
製品注文に従って製品を分配するように構成されるか、または他に初期化された1つまたは複数の製品ディスペンサ130のディスペンサは、製品選択を示す選択情報を受信することができる。選択情報は、選択製品を指定するか、または他に特徴付ける選択情報構造のグループを含み得る。そのような選択情報構造は、1つもしくは複数の選択パラメータで具体化するか、または1つもしくは複数の選択パラメータを含むことができる。例えば、ある実施形態では、選択情報構造のグループは、製品のタイプ(例えば、炭酸飲料、浸出飲料、ジュース、目新しい飲料または同様のもの)を示す選択パラメータまたは製品の量を示す選択パラメータのうちの1つまたは複数を含み得る。ある実装形態では、ディスペンサに組み込まれたインタフェース136のインタフェースデバイスは、選択情報の少なくとも一部分を受信することができる。例えば、インタフェースデバイスは、選択できる1つまたは複数の製品オプション(例えば、製品タイプ、製品提供サイズ、製品アドインまたは同様のもの)をレンダリングすることができ、それに応答して、インタフェースデバイスは、例えば、消費者のジェスチャ、スピーチまたは発話を通じて、1つまたは複数の製品オプションの少なくとも1つの選択を受信することができる。一例では、消費者のジェスチャは、触れること、スワイプすること、またはインタフェースデバイスの表面での他の動きおよび/もしくは相互作用を含み得、消費者の身体の一部またはデバイスによって行うことができる。別の例では、消費者のスピーチまたは発話は、語、句、文および/またはインタフェースデバイスでの他のコマンドを含み得、消費者の音声、音声合成または音声の記録によって行うことができる。それに加えてまたはその代替として、インタフェースデバイスは、製品注文に少なくとも基づいて、選択不可能な製品オプション(例えば、そのようなオプションは、灰色になったアイコンとして提示することができる)をレンダリングすることができる。選択不可能な製品オプションの提示により、異なる製品注文で利用可能な追加のオプションについて消費者に学ばせることができる。少なくとも1つまたは複数の製品オプションの選択は、少なくとも部分的に、選択情報を構成することができる。
製品注文の履行に応答して製品選択を示す選択情報を受信する1つまたは複数の製品ディスペンサ130のディスペンサは、製品選択が有効かどうかを判断することができる。本明細書で説明されるように、製品注文は、製品注文の履行に応答して分配できる許容可能なまたは他に許容可能な製品の範囲を確立する注文情報構造のグループによって特徴付けるか、または他に指定することができる。それに従って、製品選択が許容可能なまたは他に許容可能な製品の範囲内の製品を対象とするかどうかによって、少なくとも部分的に、選択情報の有効性を決定付けることができる。一実装形態では、選択情報を受信するインタフェース136のインタフェースは、ディスペンサに組み込まれるか、または他にディスペンサと機能的に結合された制御ユニット134に選択情報の少なくとも一部分を送信することができる。制御ユニット134は、製品注文と関連付けられた注文情報に含まれる注文情報構造のグループおよび選択情報に含まれる選択情報構造のグループに少なくとも部分的に基づいて、製品選択が有効かどうかを判断することができる。少なくともそのような目的で、一態様では、制御ユニット134は、注文情報構造のグループの少なくとも1つを選択情報構造のグループの少なくとも1つと比較することができる。別の態様では、制御ユニット134は、既定の範囲内の結果をもたらす比較に応答して製品選択を有効なものとして構成し、既定の範囲外の結果をもたらす比較に応答して製品選択を無効なものとして構成することができる。例えば、製品注文が非プレミアム飲料(例えば、炭酸清涼飲料)を含む際は、ディスペンサでの非プレミアム飲料(例えば、炭酸清涼飲料)の選択は、有効な製品選択であり、プレミアム飲料(例えば、ジュース)の選択は、無効な製品選択である。同様に、製品注文に対する前払い価格より低いプライスポイントを有する製品の選択は、有効な製品選択である。例えば、注文がLサイズの飲み物を含む際は、Sサイズ、MサイズまたはLサイズの飲み物の選択は、有効な製品選択であるが、特大サイズの飲み物の選択は、無効な選択である。
無効な製品選択に応答して、製品選択を示すかまたは他に表す選択情報を受信する1つまたは複数の製品ディスペンサ130のディスペンサは、例外処理を実行することができる。少なくともそのような目的で、ある実装形態では、ディスペンサに組み込まれた制御ユニット134は、追加の支払いおよび/または代替の製品選択を行うためにPOS(例えば、POS 102)に戻るようにという消費者への指令を示す情報をレンダリングするために、ディスペンサに組み込まれたインタフェース136のインタフェースに命令を送信することができる。インタフェースは、視覚的に(例えば、グラフィックでおよび/またはテキストで)、聴覚的におよび/または機械的に(例えば、インタフェースが力覚インタフェースデバイスを含むシナリオにおいて)、そのような情報の少なくとも一部分をレンダリングすることができる。他の実装形態では、制御ユニット134は、分配を継続するために支払い情報を供給するように無効な製品選択と関連付けられた選択情報と関連付けられた消費者に促すために、ディスペンサに組み込まれたインタフェース136のインタフェースに命令を供給することができる。支払い情報の少なくとも一部分は、そのようなインタフェースで受信することができる。さらなる他の実装形態では、そのような消費者と関連付けられた支払い情報がディスペンサに利用可能なシナリオでは、制御ユニット134は、消費者が分配を継続する場合、消費者の口座に追加料金が追加され得ることを消費者に通知するために、インタフェース136のインタフェースに命令を供給することができる。支払い情報の少なくとも一部分は、そのような情報を保持するネットワークノード(例えば、サーバ152のうちの1つ)を介して、製品ディスペンサに利用可能であり得、製品ディスペンサと関連付けられたサービスオペレータによってネットワーク(例えば、ネットワーク120のうちの1つ)を介してアクセス可能である。いくつかの実施形態では、制御ユニット134は、有効な選択のみがインタフェースでレンダリングされるように、インタフェースが製品選択をレンダリングする前に、製品注文の有効性確認を行うことができる。選択不可能な製品選択(灰色になった製品オプションおよび/または選択不可能を示す証印を介してレンダリングされるオプション)もまた、インタフェースでレンダリングすることができる。そのような実施形態の少なくとも1つでは、製品注文に対して選択可能な製品選択の有効性確認が既に行われているため、製品選択後の有効性確認は不要であり得る。
代替として、製品選択の有効性確認に応答して、製品選択を示す選択情報を受信する1つまたは複数の製品ディスペンサ130のディスペンサは、選択情報に基づいて、選択製品を分配することができる。示されるように、そのようなディスペンサは、選択製品の形成または他に生成を可能にする製品構成プラットフォーム140を含み得る。一例では、製品構成プラットフォーム140は、1つまたは複数の成分供給源(例えば、少なくとも1つのマクロ成分供給源(濃縮物など)、少なくとも1つのマイクロ成分供給源(添加物または栄養補強品など)、それらの組合せまたは同様のもの)を含み得る。また、製品構成プラットフォーム140は、1つまたは複数の希釈剤供給源(例えば、静水(精製水、非精製水または蒸留水)、炭酸水または同様のもの)も含み得る。それに加えて、製品構成プラットフォーム140は、多くの製品タイプ(例えば、飲料タイプ、塗料タイプ、シャンプーおよび/またはコンディショナタイプならびに同様のもの)の構成を可能にするミキサーデバイス(またはミキサー)を含み得る。ある実施形態では、成分主原材料は、製品構成プラットフォーム140を具体化または構成することができ、成分主原材料は、1つまたは複数の成分供給源を含み得る。成分主原材料は、それぞれの製品成分パッケージもしくは他の製品成分補給品を受け取るか、またはそれぞれの製品成分パッケージもしくは他の製品成分補給品に備え付けるように構成されたレセプタクルまたはマウンティングのグループで具体化するか、またはそれを含むことができ、そのようなパッケージ(製品形成成分パッケージと呼ぶこともできる)または補給品の各々は、成分供給源を具体化または構成することができる。例として、製品成分パッケージは、成分主原材料への挿入を可能にするためのプラスチック製の丈夫な容器に固定された液体の袋として製造することができる。いくつかの実施形態では、成分主原材料に備え付けられるか、または他に成分主原材料と結合された1つまたは複数の成分パッケージは、パッケージというよりもむしろ直接の補給品であり得る。例えば、製品パッケージは、非栄養性甘味料(NNS)またはブドウ糖果糖液糖(HFCS)などの甘味料供給源から提供される甘味料であり得る。同様に、希釈剤供給源は、成分主原材料に備え付けるか、または他に組み立てることができる。例えば、そのような希釈剤供給源は、水(水道水、精製水または蒸留水)の実質的に連続的なまたは連続的な供給であり得る。
それに加えて、製品構成プラットフォーム140は、複数の計量デバイスを含み得、製品構成プラットフォーム140の成分供給源は、複数の計量デバイスの少なくとも1つと機能的に結合することができる。2つ以上の計量デバイスの組合せにより、既定のタイプおよび割合の成分および希釈剤の分配を可能にするか、または分配を行うことができる。例えば、そのような計量デバイスは、特定の割合の濃縮物、甘味料、栄養補助品および炭酸水を分配することができる。ある実施形態では、計量デバイス(例えば、ポンプ)の少なくともいくつかは、成分供給源(例えば、マクロ成分供給源またはマイクロ成分供給源)、希釈剤供給源および分配バルブ間に位置付けるか、または他に配置することができる。
製品構成プラットフォーム140は、選択製品を分配できる製品分配プラットフォーム142と機能的に結合する(例えば、機械的に結合する、流動的に結合する、電子的に結合する、それらの組合せまたは同様のもの)。一例では、製品分配プラットフォーム142は、1つもしくは複数の分配バルブおよび/または1つもしくは複数の分配ノズルを含み得る。そのようなバルブまたはノズルは、製品ディスペンサからの製品の分配を可能にすることができる。分配バルブは、成分供給源(例えば、マクロ成分供給源)および希釈剤供給源と連通するフローディレクタを含み得る。それに加えてまたはその代替として、分配バルブは、別の成分供給源(例えば、マイクロ成分供給源)と連通する三次フローアセンブリを含み得る。
少なくとも本開示に基づいて、ある実施形態では、製品ディスペンサ130のディスペンサを介して分配される飲料はポストミックス飲料であり、飲料の分配前に成分と希釈剤との混合を通じて飲料が構成されることを理解することができる。成分と希釈剤との混合は、既定の配合(例えば、コアブランドと関連付けられる標準配合または消費者もしくは第三者によって提供されるカスタマイズされた配合)に従って実装することができる。ポストミックス飲料の構成要素は、個別に消費することはできない。また、本開示の態様は、ポストミックス飲料以外の飲料または製品のセルフサービス分配で利用するか、または他に活用することもできる。ポストミックス飲料は、混合後に消費することができ、濃縮物など、独立して消費することができない成分を含み得る。いくつかの実施形態では、ポストミックス飲料は、ディスペンサのノズルでまたはディスペンサから出るときに混合される1つまたは複数の成分から形成することができる。
製品ディスペンサ130のディスペンサによる選択製品の分配後または分配時には、ディスペンサに組み込まれるか、または他にディスペンサと機能的に結合されたコンピューティングデバイスは、選択製品と関連付けられた製品注文がそのような製品の分配に応答して履行されているかどうかを判断することができる。あるシナリオでは、コンピューティングデバイスは、制御ユニット134で具体化するか、または制御ユニット134を含むことができ、飲料注文が履行されたかどうかを判断するため、制御ユニット134は、製品の既定の分量または量が実質的に分配されたかどうかを判断することができる。本明細書で説明されるように、製品の既定の分量または量は、製品注文に含まれる注文情報構造で指定するか、または他に特徴付けることができる。それに加えてまたはその代替として、コンピューティングデバイスは、選択製品の分配に応答して、製品注文を更新することができる。少なくともそのような目的で、一態様では、コンピューティングデバイスは、製品注文と関連付けられた、分配された製品の量を示す記録を更新することができる。製品注文がインセンティブ促進プログラムと関連付けられるシナリオでは、コンピューティングデバイスは、選択製品の分配および/または他の分配後活動に応答して、そのようなプログラムと関連付けられた情報を更新することができる。例えば、インセンティブ促進プログラムは、ロイヤルティプログラムを含み得、コンピューティングデバイスは、選択製品の分配に応答して、ロイヤルティポイントの記録を更新することができる。それに加えて、コンピューティングデバイスは、分配された選択製品と関連付けられた消費者がディスペンサでサービス調査に参加することに応答して、ロイヤルティポイントを授与し、その記録を更新することができる。一実装形態では、サービス調査は、ディスペンサに組み込まれるか、またはディスペンサと機能的に結合されたインタフェースデバイスを介して行うことができる。そのような実装形態では、インタフェースデバイスは、グラフィカルユーザインタフェースを介してサービス調査をレンダリングすることができる。
図3A〜3Bは、本開示の1つまたは複数の実施形態による製品の分配のためのセルフサービス環境の他の例を示す。セルフサービス環境300の例では、ハブユニット320は、リンクならびに/またはトラフィックおよび信号パイプを介して、POS 102と機能的に結合する(例えば、通信可能に結合する)ことができ(図3A〜3Bでは、矢印で表される)、POS 102での製品の購入または他のトランザクションと関連付けられた製品注文(例えば、飲料注文)にアクセスするか、または他にそれを識別することができる。ハブユニット320は、注文識別子(例えば、注文番号)、購入日、購入時間、注文内容(例えば、購入飲料のタイプおよび/またはサイズ)、それらの組合せまたは同様のものなど、製品注文を示すかまたは他に表す情報を記録するか、または他に保持することができる。それに加えて、一実施形態では、ハブユニット320は、購入製品へのアクセスの制御を可能にできるパラメータのグループを構成することができる。一実装形態では、ハブユニット320は、製品ディスペンサへのアクセスレベル、製品もしくはその一部分の消費もしくは取得のために認められた期間、消費もしくは他に取得が可能な製品の分量もしくは量、それらの組合せまたは同様のものなど、製品注文と関連付けられた1つまたは複数のアクセスパラメータを構成することができる。製品が飲料であるシナリオでは、消費が可能な製品の分量または量は、製品注文と関連付けられた再注入特権(例えば、1回の再注入または複数回の再注入)を表し得る。ハブユニット320は、1つまたは複数のアクセスパラメータを示すかまたは他に表す情報を記録するか、または他に保持することができる。図解のように、図4は、製品注文を示すかまたは他に表す情報(例えば、「注文ID」、「時間」および「注文内容」)ならびにアクセスパラメータを示すかまたは他に表す情報(例えば、「アクセスレベル」、「残りの時間」および「残りの容積」)を含む注文記録の例を提示する。注文記録は、ハブユニット320のメモリデバイスに保持されたデータベース、データベーステーブルまたは他の情報構造を構成することができる。
それに加えて、コードまたは他の証印がその上に埋め込まれた機械可読アイテム310(カップもしくは容器、印刷されたバーコードもしくは他のスキャン可能なコード、キーフォブ、カードもしくはトークンまたは同様のものなど)は、販売時点102での製品の購入に応答して、ハブユニット320に供給することができる。ハブユニット320は、コードもしくは証印にアクセスするか、または他にコードもしくは証印を受信することができ、コードまたは証印を購入製品と関連付けられた製品注文と関連付けることができる。少なくともそのような目的で、一態様では、ハブユニット320は、コードまたは証印の取得(例えば、機械読み取り)を可能にする取得ユニット(カメラ、バーコードリーダまたは同様のものなど)を含み得、コードまたは証印を復号または他に解釈することができる。復号されるか、または他に解釈された情報は、ハブユニット320に組み込まれるか、またはハブユニット320と機能的に結合されたメモリデバイスに保持することができる。図3Bに示されるセルフサービス環境350などの他の実施形態では、ハブユニット320は、コードまたは証印を生成し、それを購入製品と関連付けられた製品注文と関連付けることができる。少なくともそのような目的で、一態様では、ハブユニット320は、機械可読アイテム370上にコードまたは証印を印刷できるプリンタ360と機能的に結合することができる。例示的な一実装形態では、印刷されたコードまたは証印は、二次元(2D)バーコードで具体化するか、または二次元(2D)バーコードを含むことができる。コードのソースまたは証印のソースにかかわらず、例えば、コードまたは証印がハブユニット320で受信されるか、またはハブユニット320によって生成されるかにかかわらず、コードまたは証印は、数字列、英字列、英数字列、画像、前述の組合せもしくは同様のもので具体化するか、または数字列、英字列、英数字列、画像、前述の組合せもしくは同様のものを含むことができる。ある実装形態では、コードまたは証印は、クイックレスポンス(QR)コードまたはミニQRコードなどのリニアバーコードまたはマトリクスバーコードのうちの1つまたは複数を含むバーコードスキームに従って符号化することができる。コードまたは証印は、シリアル番号を表すか、または他に伝達することができる。図4に示されるように、ハブユニット320は、注文記録のそのようなコードまたは証印を保持することができる。
機械可読アイテム310は、製品ディスペンサ130の製品ディスペンサで購入製品にアクセスするか、または他に購入製品を取得するために機械可読アイテム310(例えば、カップまたは容器)を利用できる消費者108に提供することができる。少なくともそのような目的で、一態様では、機械可読アイテム310は、取得ユニット132を介して、例えば、機械可読アイテム310上に埋め込まれたコードもしくは証印をスキャンできるか、または他にそれにアクセスできる製品ディスペンサに近接してまたは接触して配置することができる。より具体的には(しかし、排他的ではない)、機械可読アイテム310がカップで具体化される一実施形態では、そのようなカップに埋め込まれたコードまたは証印は、リーダデバイス(取得ユニット132を具体化または構成することができる)によってスキャンするか、または機械読み取りを行うこと合できる。それに加えて、製品ディスペンサは、機械可読アイテム310からアクセスされた情報の少なくとも一部分をハブユニット320に伝達することができる。そのような情報は、有効性確認のためにハブユニット320に伝達することができる。本明細書で説明されるように、そのような情報は、購入製品と関連付けられた購入注文と関連付けられたシリアル番号を含み得、購入注文の有効性確認を行うためにハブユニット320に伝達することができる。示される実施形態では、製品ディスペンサ130の製品ディスペンサは、無線リンク330を介してハブユニット320と機能的に結合することができ、無線リンク330は、特定の無線技術プロトコルに従って構成されたアップストリームリンク(UL)および/またはダウンストリームリンク(DL)を含み得る。例えば、ある実施形態では、ハブユニット320および製品ディスペンサ130のうちの1つまたは複数は、Wi-Fiプロトコル(Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)802.11規格ファミリのものなど)に従って通信することができる。本開示で企図される他の無線技術プロトコルは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)、3GPPロングタームエボリューション(LTE)、4G/5G通信プロトコル、LTEアドバンスト(LTE−A)、マイクロ波アクセスのための世界規模の相互運用(WiMAX)、BluetoothもしくはZigBeeなどのアドホックネットワークのための無線技術および関連プロトコル、パケット化された無線通信のための他のプロトコルおよび/もしくは産業環境内の通信のためのプロトコル、または同様のもの)を含み得る。
製品ディスペンサから受信された購入注文に関する情報の有効性確認を行うため、ハブユニット320は、ハブユニット320内の記憶装置の購入注文または他にハブユニット320によるアクセスが可能な購入注文を識別し、購入注文が有効かまたは無効かを判断することができる。少なくともそのような目的で、ハブユニット320は、購入注文と関連付けられたアクセスパラメータをアクセスパラメータの現在の状態または大きさと比較することができ、アクセスパラメータの現在の状態がアクセスパラメータに準拠することに応答して、ハブユニット320は、購入注文が有効であると確認することができる。代替として、準拠しないアクセスパラメータの場合、ハブユニット320は、購入注文が無効であると確認することができる。より具体的には(しかし、排他的ではない)、図解のように、許容される飲料の再注入を示すアクセスパラメータにより、3回の再注入が認められることが確証され、アクセスパラメータの現在の状態が、購入注文に対する再注入が2回行われたことを伝達した場合、購入注文は有効である。
ハブユニット320は、以前に有効性確認要求を伝達した製品ディスペンサ130の製品ディスペンサに有効性確認応答を伝達することができ、有効性確認応答は、購入注文の有効性または無効性を示すかまたは表す。有効であると考えられる購入注文の場合、そのような製品ディスペンサは、購入の有効性を伝達する有効性確認応答を受信し、それに応答して、製品の能動的な分配のための分配コンポーネントおよび/または分配メカニズムを構成することができる。それに加えて、製品ディスペンサは、購入注文に従って製品を分配することができ、例えば、製品ディスペンサは、ある量のあるタイプのポストミックス飲料またはある量のジュースもしくは他の飲料を分配することができる。
製品の分配後、製品ディスペンサは、分配された製品を示す注入情報をハブユニット320に伝達することができる。注入情報は、無線で伝達することができ、分配製品の分量もしくは量、製品が分配された時間、それらの組合せまたは同様のものを示す情報を含み得る。ハブユニット320は、注入情報を受信し、それを利用して購入注文の記録を更新することができ、購入注文の記録は、ハブユニット320内またはハブユニット320によるアクセスが可能なメモリデバイスで維持することができる。
図5は、本開示の1つまたは複数の態様による自律的な製品分配(例えば、セルフサービス製品分配)および/またはその管理のためのコンピュータ環境500の例のブロック図を示す。コンピュータ環境500の例は、単なる例示であり、動作環境のアーキテクチャの使用範囲または機能に関するいかなる制限を推奨または他に伝達することも意図しない。それに加えて、図5で描写される例示的なコンピュータ環境500は、コンピュータ環境500の一部として示されるコンポーネントのいずれか1つまたは組合せに関連する依存性または要件を有すると解釈すべきではない。コンピュータ環境500は、コンピューティングデバイス510と、1つまたは複数のコンピューティングデバイス570とを含み、1つまたは複数のコンピューティングデバイス570は、様々な実施形態では、本明細書で説明される1つまたは複数のユニットおよび/またはデバイスに相当し得る。
コンピュータ環境500は、本明細書で開示されるような自律的な製品分配(例えば、セルフサービス製品分配)および/またはその管理と関係して説明される動作の処理または実行をコンピューティングデバイス510での1つまたは複数のソフトウェアコンポーネントの実行に応答して実行できる本開示の様々な態様の例示的な実装形態を表す。1つまたは複数のソフトウェアコンポーネントは、コンピューティングデバイス510またはそのようなコンポーネントを含む他の任意のコンピューティングデバイスに、機能的な目的の中でも特に、本明細書で説明されるような自律的な製品分配(例えば、セルフサービス製品分配)および/またはその管理を生み出すための特定の機械を提供できることを理解すべきである。ソフトウェアコンポーネントは、1つもしくは複数のコンピュータアクセス可能命令(例えば、コンピュータ可読および/またはコンピュータ実行可能命令)で具体化されるか、またはそれを含むことができる。一シナリオでは、コンピュータアクセス可能命令の少なくとも一部分は、本明細書で説明される例示的な方法(図6〜10で提示される例示的な方法など)のうちの1つまたは複数の少なくとも一部を具体化するおよび/または実行するように実行することができる。例えば、そのような一方法を具体化するため、コンピュータアクセス可能命令の少なくとも一部分は、非一時的なコンピュータ記憶媒体に持続させ(例えば、格納する、利用可能にする、または格納して利用可能にする)、プロセッサによって実行することができる。ソフトウェアコンポーネントを具体化する1つまたは複数のコンピュータアクセス可能命令は、組み立てて、コンピューティングデバイス510または他のコンピューティングデバイスでコンパイル、リンクおよび/または実行できる1つまたは複数のプログラムモジュールに仕上げることができる。一般に、そのようなプログラムモジュールは、コンピューティングデバイス510に組み込めるか、またはコンピューティングデバイス510と機能的に結合できる1つまたは複数のプロセッサによる実行に応答して特定のタスク(例えば、1つまたは複数の動作)を実行できるコンピュータコード、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、情報構造(例えば、データ構造および/またはメタデータ構造)などを含む。
本開示の様々な例示的な実施形態は、他の多くの汎用または専用コンピューティングシステム環境または構成で動作可能であり得る。本明細書で説明されるような自律的な製品分配(例えば、セルフサービス製品分配)および/またはその管理と関係する本開示の様々な態様の実装に適し得る周知のコンピューティングシステム、環境および/または構成の例は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ラップトップデバイス、モバイルタブレットなどのハンドヘルドコンピューティングデバイス、着用可能なコンピューティングデバイス、ジェスチャベースのコンピュータ、ネットワーク接続されたまたは他に分散されたデバイスおよびインタフェースならびにマルチプロセッサシステムを含み得る。追加の例は、プログラム化可能な家電機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、ブレードコンピュータ、プログラマブル論理制御装置(PLC)、上記のシステムもしくはデバイスのいずれかを含む分散コンピューティング環境または同様のものを含み得る。
示されるように、コンピューティングデバイス510は、1つまたは複数のプロセッサ514、1つまたは複数の入出力(I/O)インタフェース516、1つまたは複数のメモリデバイス530(本明細書では一般に、メモリ530と呼ばれる)、およびコンピューティングデバイス510の様々な機能要素を機能的に結合するバスアーキテクチャ532(バス532とも呼ばれる)を含み得る。ある実施形態では、コンピューティングデバイス510は、任意選択により、無線ユニット(図5では描写されない)を含み得る。無線ユニットは、1つまたは複数のアンテナ、およびコンピューティングデバイス510と別のデバイス(コンピューティングデバイス570のうちの1つなど)との間の無線通信を可能にできる通信処理ユニット(処理ユニットと呼ぶこともできる)を含み得る。コンピューティングデバイス570の少なくとも1つは、コンピューティングデバイス510と同様のまたは同一のアーキテクチャを有し得る。例えば、コンピューティングデバイス510がハブユニット320を具体化または構成し、コンピューティングデバイス570のコンピューティングデバイスが製品ディスペンサ130の製品ディスペンサの少なくとも1つのユニットを具体化または構成する実施形態では、ハブユニットの無線ユニットおよびそのような製品ディスペンサの少なくとも1つのユニットと関連付けられた無線ユニットは、ハブユニット320と製品ディスペンサとの間の無線通信を可能にすることができる。
本明細書で説明される無線ユニットの通信処理ユニット(図5には示されない)は、1つまたは複数の無線技術プロトコルおよび/または様式(多重入力多重出力(MIMO)、単一入力多重出力(SIMO)、多重入力単一出力(MISO)および同様のものなどに従って、少なくとも無線信号を処理する(例えば、演算する、分析するおよび同様のもの)ことができる。そのようなプロトコルの各々は、特定の空気界面上でデータ、メタデータおよび/または信号を伝達する(例えば、送信する、受信するまたは交換する)ように構成することができる。1つまたは複数の無線技術プロトコルは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)、3GPPロングタームエボリューション(LTE)、4G/5G通信プロトコル、LTEアドバンスト(LTE−A)、Wi-Fiプロトコル(Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)802.11規格ファミリのものなど)、マイクロ波アクセスのための世界規模の相互運用(WiMAX)、BluetoothもしくはZigBeeなどのアドホックネットワークのための無線技術および関連プロトコル、パケット化された無線通信のための他のプロトコルおよび/もしくは産業環境内の通信のためのプロトコル、または同様のもの)を含み得る。また、通信処理ユニットは、非無線信号(アナログ、デジタル、光学的、それらの組合せまたは同様のもの)を処理することもできる。
バス532は、システムバス、メモリバス、アドレスバスまたはメッセージバスの少なくとも1つを含み得、プロセッサ514、I/Oインタフェース516および/もしくはメモリ530、またはそれらの中のそれぞれの機能要素間での情報(データ、メタデータおよび/または信号)の交換を可能にすることができる。あるシナリオでは、バス532は、1つまたは複数の内部プログラミングインタフェース550(インタフェース550とも呼ばれる)と併せて、そのような情報の交換を可能にすることができる。プロセッサ514が複数のプロセッサを含むシナリオでは、コンピューティングデバイス510は、並列演算を利用することができる。
I/Oインタフェース516は、コンピューティングデバイスと外部デバイス(別のコンピューティングデバイスなど、例えば、ネットワーク要素またはエンドユーザデバイス)との間の情報の通信を可能にすることができる。そのような通信は、直接通信または間接通信(ネットワークまたはその要素を介するコンピューティングデバイス510と外部デバイスとの間の情報の交換など)を含み得る。示されるように、I/Oインタフェース516は、ネットワークアダプタ518、周辺機器アダプタ522およびレンダリングユニット526のうちの1つまたは複数を含み得る。そのようなアダプタは、外部デバイスと1つまたは複数のプロセッサ514またはメモリ530との間の接続性を可能にするか、または促進することができる。例えば、周辺機器アダプタ522は、ポートのグループを含み得、ポートのグループは、パラレルポート、シリアルポート、Ethernetポート、V.35ポートまたはX.21ポートの少なくとも1つを含み得、パラレルポートは、汎用インタフェースバス(GPIB)、IEEE−1284を含み得、シリアルポートは、推奨規格(RS)−232、V.11、ユニバーサルシリアルバス(USB)、FireWireまたはIEEE−1394を含み得る。
一態様では、ネットワークアダプタ518の少なくとも1つは、コンピューティングデバイス510と1つまたは複数のコンピューティングデバイス570との間のトラフィック562(例えば、データおよび/またはメタデータ)および信号564の交換を可能にできるまたは他に促進できる1つまたは複数のトラフィックおよび信号パイプ560を介して、コンピューティングデバイス510を1つまたは複数のコンピューティングデバイス570と機能的に結合することができる。一例では、1つまたは複数のトラフィックおよび信号パイプ560の少なくとも一部分は、ネットワーク120の少なくとも一部分を具体化または構成できることを理解すべきである。別の例では、1つまたは複数のトラフィックおよび信号パイプ560の少なくとも一部分は、ネットワーク(図1のネットワーク120など)と機能的に結合することができ、ネットワークは、1つまたは複数のトラフィックおよび信号パイプ560の少なくとも別の部分を介して、コンピューティングデバイス570の少なくとも1つと機能的に結合することができる。ネットワークアダプタ518の少なくとも1つによって少なくとも部分的に提供されるそのようなネットワーク結合は、有線環境、無線環境または両方の組合せで実装することができる。ネットワークアダプタ518の少なくとも1つによって伝達される情報は、本開示の方法の1つまたは複数の動作の実装によって生じ得る。そのような出力は、これらに限定されないが、テキスト、グラフィック、アニメーション、オーディオ、触覚または同様のものを含む、視覚表現のいずれの形態も含み得る。あるシナリオでは、コンピューティングデバイス570の各々は、コンピューティングデバイス510と実質的に同じアーキテクチャを有し得る。それに加えてまたはその代替として、レンダリングユニット526は、コンピューティングデバイス510の動作の制御を可能にできるか、またはコンピューティングデバイス510の動作状態の伝達もしくは公開を可能にできる機能要素(例えば、発光ダイオードなどの照明、液晶ディスプレイ(LCD)などのディスプレイ、プラズマモニタ、発光ダイオード(LED)モニタ、エレクトロクロミックモニタ、それらの組合せまたは同様のもの)を含み得る。
一態様では、バス532は、いくつかの可能なタイプのバス構造のうちの1つまたは複数を表し、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺機器バス、アクセラレイティッドグラフィックスポート、および様々なバスアーキテクチャのいずれかを使用するプロセッサまたはローカルバスを含む。図解のように、そのようなアーキテクチャは、業界標準アーキテクチャ(ISA)バス、マイクロチャネルアーキテクチャ(MCA)バス、拡張ISA(EISA)バス、ビデオ電子機器規格協会(VESA)ローカルバス、アクセラレイティッドグラフィックスポート(AGP)バス、周辺機器相互接続(PCI)バス、PCIエクスプレスバス、パーソナルコンピュータメモリカード国際協会(PCMCIA)バス、ユニバーサルシリアルバス(USB)および同様のものを含み得る。バス532および本明細書で説明されるすべてのバスは、有線または無線ネットワーク接続上で実装することができ、プロセッサ514、メモリ530およびその中の記憶素子、ならびにI/Oインタフェース516を含むサブシステムの各々は、この形態のバスを通じて接続された物理的に離れた場所の1つまたは複数のリモートコンピューティングデバイス570内に含めることができ、それにより、完全に分散されたシステムを効果的に実装することができる。
コンピューティングデバイス510は、様々なコンピュータ可読媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体は、コンピューティングデバイスによるアクセスが可能な利用可能ないかなる媒体(一時的なおよび非一時的な)でもあり得る。一態様では、コンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ記憶媒体(または非一時的なコンピュータ可読記憶媒体)および通信媒体を含み得る。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体の例は、コンピューティングデバイス510によるアクセスが可能な利用可能ないかなる媒体でもあり得、例えば、揮発性および不揮発性媒体と取り外し可能および/または取り外し不可能媒体の両方を含み得る。一態様では、メモリ530は、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの揮発性メモリおよび/または読み取り専用メモリ(ROM)などの不揮発性メモリという形態のコンピュータ可読媒体を含み得る。
メモリ530は、機能命令ストレージ534および機能情報ストレージ538を含み得る。機能命令ストレージ534は、プロセッサ514の少なくとも1つによる実行に応答して本開示の機能のうちの1つまたは複数を実装できるコンピュータアクセス可能命令を含み得る。コンピュータアクセス可能命令は、自律的な分配コンポーネント536として示される1つまたは複数のソフトウェアコンポーネントを具体化または構成することができる。一シナリオでは、自律的な分配コンポーネント536の少なくとも1つのコンポーネントの実行は、本明細書で説明される方法のうちの1つまたは複数を実装することができる。例えば、そのような実行は、開示される例示的な方法の実行を少なくとも1つのコンポーネントを実行するプロセッサに行わせることができる。一態様では、自律的な分配コンポーネント536の少なくとも1つを実行するプロセッサ514のプロセッサは、自律的な分配コンポーネント536によってプログラムされるか、または他に構成された機能に従って動作するため、機能情報ストレージ538内の記憶素子540から情報を回収するか、またはそれに情報を保持し得ることを理解すべきである。そのような情報は、コード命令、情報構造または同様のものの少なくとも1つを含み得る。そのような命令および情報構造は、本明細書で説明される少なくともある機能を実装するために利用できる機械学習技法(例えば、パターン認識アルゴリズム、推論アルゴリズム、三角形分割または位置推定アルゴリズム、時間的アルゴリズム(例えば、関連日および/または時間に消費者にオファが提供されるか、または他に伝達されるアルゴリズム)および同様のもの)を具体化または構成することができる。一例では、オファを伝達する時間の関連性は、推論技法またはアルゴリズムによって決定できるか、または他にモデル化できることを理解すべきである。1つまたは複数のインタフェース550(例えば、アプリケーションプログラミングインタフェース、ディスプレイデバイスおよび関連グラフィカルユーザインタフェースおよび同様のもの)の少なくとも1つは、機能命令ストレージ534内の2つ以上のコンポーネント間の情報の通信を可能にするか、または促進することができる。少なくとも1つのインタフェースによって伝達される情報は、本開示の方法の1つまたは複数の動作の実装によって生じ得る。ある実施形態では、機能命令ストレージ534および機能情報ストレージ538のうちの1つまたは複数は、取り外し可能/取り外し不可能および/または揮発性/不揮発性のコンピュータ記憶媒体で具体化するか、またはそれを含むことができる。
自律的な分配コンポーネント536または自律的な分配情報540の少なくとも1つの少なくとも一部分は、少なくとも本明細書で説明される機能に従って動作するようにプロセッサ514のうちの1つまたは複数をプログラムするか、または他に構成することができる。一実施形態では、機能命令ストレージ534に含まれる自律的な分配コンポーネント536は、インタフェース136の少なくとも1つの少なくとも一部分のうちの1つまたは複数を含み得る。それに加えてまたはその代替として、プロセッサ514の少なくとも1つおよび自律的な分配コンポーネント536の少なくとも1つは、制御ユニット134の少なくとも一部分を具体化または構成することができる。その上または別の代替として、プロセッサ514の少なくとも1つおよび自律的な分配コンポーネント536の少なくとも1つは、取得ユニット132の少なくとも一部分を具体化または構成することができる。そのような実施形態では、取得ユニット132、インタフェース136および/または制御ユニットのハードウェアおよび/またはファームウェア機能要素は、コンピューティングデバイス510の適切なコンポーネントで具体化することができる。例えば、プロセッサ514の少なくとも1つおよびI/Oインタフェース516の少なくとも1つ(例えば、ネットワークアダプタ518のネットワークアダプタ)は、インタフェース136および/またはI/Oインタフェース260のインタフェース(選択可能なおよび選択不可能な製品オプションを提示するGUIなど)を具体化することができる。プロセッサ514のうちの1つまたは複数は、自律的な分配コンポーネント536の少なくとも1つを実行することができ、本明細書で説明される1つまたは複数の態様に従って自律的な製品分配(例えば、セルフサービス製品分配)および/またはその管理を提供するために、機能情報ストレージ538内の情報の少なくとも一部分を活用することができる。
同様に、ある実施形態では、機能命令ストレージ534に含まれる自律的な分配コンポーネント536は、I/Oインタフェース260の少なくとも1つの少なくとも一部分および/またはタグ構成コンポーネント294の少なくとも1つの少なくとも一部分のうちの1つまたは複数を含み得る。それに加えてまたはその代替として、プロセッサ514の少なくとも1つおよび自律的な分配コンポーネント536の少なくとも1つは、情報収集ユニット204の少なくとも1つの少なくとも一部分を具体化または構成することができる。その上または別の代替として、プロセッサ514の少なくとも1つおよび自律的な分配コンポーネント536の少なくとも1つは、構成ユニット210の少なくとも1つの少なくとも一部分を具体化または構成することができる。さらにまたはさらなる別の代替として、プロセッサ514の少なくとも1つおよび自律的な分配コンポーネント536の少なくとも1つは、セキュリティユニット208の少なくとも一部分を具体化または構成することができる。その上またはさらなる別の代替として、プロセッサ514の少なくとも1つおよび自律的な分配コンポーネント536の少なくとも1つは、発行ユニット218の少なくとも一部分を具体化または構成することができる。そのような実施形態では、情報収集ユニット204、構成ユニットインタフェース136および/または制御ユニットのハードウェアおよび/またはファームウェア機能要素は、コンピューティングデバイス510の適切なコンポーネントで具体化することができる。例えば、プロセッサ514の少なくとも1つおよびI/Oインタフェース516の少なくとも1つ(例えば、ネットワークアダプタ518のネットワークアダプタ)は、情報収集ユニット204(スキャナまたはリーダデバイスなど)の少なくとも1つを具体化することができる。プロセッサ514のうちの1つまたは複数は、自律的な分配コンポーネント536の少なくとも1つを実行することができ、本明細書で説明される1つまたは複数の態様に従って自律的な製品分配(例えば、セルフサービス製品分配)および/またはその管理を提供するために、機能情報ストレージ538内の情報の少なくとも一部分を活用することができる。
あるシナリオでは、機能命令ストレージ534は、実行に応答して本開示の方法と関係して開示される動作またはブロックを含む動作のグループを、少なくとも1つのプロセッサ(例えば、プロセッサ514のうちの1つまたは複数)に実行させることができるコンピュータアクセス可能命令を有する非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を具体化または構成できることを理解すべきである。
それに加えて、メモリ530は、コンピューティングデバイス510の動作および/または管理(例えば、更新、ソフトウェアインストール、他の任意の構成または同様のもの)を可能にするか、または促進するコンピュータアクセス可能命令および情報(例えば、データおよび/またはメタデータ)を含み得る。それに従って、示されるように、メモリ530は、1つもしくは複数のオペレーティングシステム(Windowsオペレーティングシステム、Mac OS、Unix、Linux、Symbian、iOS、Android、Chromium、Jolla、Firefox OS、またはモバイルコンピューティングデバイス、ジェスチャベースのコンピューティングデバイスもしくはテザリングされたコンピューティングデバイスに適した実質的に任意のOSなど)を具体化するか、またはそれを含む1つまたは複数のプログラムモジュールを含み得る記憶素子542(ラベル付けされたオペレーティングシステム(OS)命令542)を含み得る。一態様では、コンピューティングデバイス510の動作上のおよび/またはアーキテクチャ上の複雑性は、適切なOSを決定付けることができる。また、メモリ530は、コンピューティングデバイス510の動作および/または管理を可能にするか、または促進するデータおよび/またはメタデータを有するシステム情報ストレージ546も含む。OS命令542およびシステム情報ストレージ546の要素は、プロセッサ514の少なくとも1つによるアクセスまたは動作が可能である。
機能命令ストレージ534および他の実行可能プログラムコンポーネント(OS命令542など)は離散ブロックとして本明細書で示されているが、そのようなソフトウェアコンポーネントは、様々な時間にコンピューティングデバイス510の異なるメモリコンポーネントに存在し得、プロセッサ514の少なくとも1つによる実行が可能であることを認識すべきである。あるシナリオでは、自律的な分配コンポーネント536の実装形態は、コンピュータ可読媒体の何らかの形態上に保持するか、またはコンピュータ可読媒体の何らかの形態にわたって送信することができる。
コンピューティングデバイス510および/またはコンピューティングデバイス570のうちの1つは、そのようなデバイス内のコンポーネントまたは機能要素の電源を入れることができる電源(図示せず)を含み得る。電源は、充電可能な電源(例えば、充電可能なバッテリ)であり得、電源は、コンピューティングデバイス510および/またはコンピューティングデバイス570のうちの1つならびにその中のコンポーネント、機能要素および関連回路の動作に適したパワーレベルを達成するための1つまたは複数の変圧器を含み得る。あるシナリオでは、電源は、再充電してそのようなデバイスが動作可能であることを保証するために、従来のパワーグリッドに取り付けることができる。一態様では、電源は、従来のパワーグリッドに動作可能に接続するためのI/Oインタフェース(例えば、ネットワークアダプタ518のうちの1つ)を含み得る。別の態様では、電源は、コンピューティングデバイス510および/またはコンピューティングデバイス570の少なくとも1つのための追加のまたは代替の電力源または自律を提供するためのエネルギー変換コンポーネント(太陽電池パネルなど)を含み得る。
コンピューティングデバイス510は、1つまたは複数のリモートコンピューティングデバイス570への接続を利用することによって、ネットワーク接続された環境で動作することができる。図解のように、リモートコンピューティングデバイスは、パーソナルコンピュータ、ポータブルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークコンピュータ、ピアデバイスまたは他の共通のネットワークノードなどであり得る。本明細書で説明されるように、コンピューティングデバイス510と1つまたは複数のリモートコンピューティングデバイス570のコンピューティングデバイスとの間の接続(物理的なおよび/または論理的な)は、1つまたは複数の通信プラットフォーム560(例えば、トラフィックおよび信号パイプ)を介して行われ、1つまたは複数の通信プラットフォーム560は、ローカルエリアネットワーク(LAN)および/または広域ネットワーク(WAN)を形成する有線リンクおよび/または無線リンクならびにいくつかのネットワーク要素(ルータまたはスイッチ、集線装置、サーバおよび同様のものなど)を含み得る。そのようなネットワーク接続された環境は、従来続けられているものであり、飲食店、住居、オフィス、企業規模のコンピュータネットワーク、イントラネット、ローカルエリアネットワークおよび広域ネットワークでは一般的なものである。
1つまたは複数の実施形態では、開示される方法のうちの1つまたは複数は、グリッドベースの環境などの分散コンピューティング環境で実践することができ、タスクは、トラフィックおよび信号パイプならびに関連ネットワーク要素を有するネットワークを通じて機能的に結合される(例えば、通信可能にリンクされるか、または他に結合される)リモート処理デバイス(コンピューティングデバイス570)によって実行することができる。分散コンピューティング環境では、一態様では、1つまたは複数のソフトウェアコンポーネント(プログラムモジュールなど)は、例えば、コンピューティングデバイス510とコンピューティングデバイス570の少なくとも1つのリモートコンピューティングデバイスの両方に位置し得る。そのような分散環境では、組織知能の生成およびその管理のための機能は、コンピューティングデバイス510およびコンピューティングデバイス570の少なくとも1つによって少なくとも構成されたシステムによって実装できることを理解すべきである。そのようなシステムは、例示的な動作環境100、300、350の少なくとも一部分もしくはその一部分を具体化するか、または例示的な動作環境100、300、350の少なくとも一部分もしくはその一部分を含むことができる。
本明細書で説明される態様を考慮すると、少なくとも本開示のある態様に従って実装できる自律的な製品分配および/またはその管理のための技法の例は、図6〜10の図を参照してより良く理解することができる。説明を容易にするため、本明細書で開示される技法の例は、一連のブロックとして提示し、説明する(例えば、各ブロックは、方法の行為または動作を表す)。しかし、いくつかのブロックは本明細書で示され説明されるものとは異なる順番でおよび/または他のブロックと同時に起こり得るため、開示される技法(例えば、プロセス、手順、方法および同様のもの)は、ブロックおよび関連行為または動作の順番によって限定されないことを理解および評価されたい。例えば、本開示の様々な技法は、代わりに、状態図でなど、一連の相互に関連する状態または事象として表すことができる。さらに、示されるすべてのブロックおよび関連行為または動作が本開示の1つまたは複数の態様による技法の実装に要求されるとは限らない。さらに、本明細書で開示される技法のうちの2つ以上は、本明細書で説明される1つまたは複数の特徴および/または利点を遂行するために、互いに組み合わせて実装することができる。
本開示の技法は、コンピューティングデバイスのプロセッサによる実行および従って実装のための、またはそのメモリもしくはそれと機能的に結合されたメモリでの格納のためのコンピューティングデバイス(例えば、デスクトップコンピュータ、タブレットまたはスマートフォンなどのモバイルコンピュータ、ジェスチャベースのコンピュータ、接続デバイスまたは接続面、ゲームコンソール、携帯電話、ブレードコンピュータ、プログラマブル論理制御装置および同様のもの)へのそのような方法の輸送および転送を可能にするか、または他に促進するために、製造品またはコンピュータ可読記憶媒体上で保持できることを理解すべきである。一態様では、開示される技法のうちの1つまたは複数を実装する(例えば、実行する)プロセッサなどの1つまたは複数のプロセッサは、1つまたは複数の方法を実装するためにメモリまたは任意のコンピュータ可読もしくは機械可読記憶媒体に保持されたコード命令を実行するために採用することができる。コード命令は、技法を具体化または構成することができ、従って、本明細書で説明される技法を実装するためのコンピュータ実行可能または機械実行可能フレームワークを提供することができる。
図6は、本開示の1つまたは複数の実施形態による飲料分配のための方法600の例のフローチャートを示す。対象方法の例は、製品ディスペンサおよび/またはそれと機能的に結合された1つもしくは複数のコンピューティングデバイスによって実装することができる。ブロック605では、製品ディスペンサにおいて機械可読アイテムから製品注文と関連付けられた(例えば、製品注文を表すかまたは示す)注文情報にアクセスすることができる。注文情報は、製品注文を指定する注文パラメータのグループを含み得る。例えば、ある実施形態では、注文パラメータのグループは、製品のタイプを示すパラメータ、製品の量を示すパラメータ、製品の価格カテゴリを示すパラメータまたは製品の再注入許容量を示すパラメータのうちの1つまたは複数を含み得る。図解のように、本明細書で説明されるように、機械可読アイテムは、RFIDデバイス、磁気ストライプを有するキーフォブ、磁気ストライプを有するカード、着用可能なデバイス(ブレスレットなど)、モバイルコンピューティングデバイス、カップもしくは他の飲料容器上に印刷されたもの、または注文情報の少なくとも一部分で符号化するのに適したもしくは他に注文情報の少なくとも一部分で符号化するように構成された大部分のデバイス(コンピューティングデバイスもしくは別のデバイス)で具体化するか、またはそれらを含むことができる。
ブロック605は、アクセス動作と呼ぶことができ、注文情報を受信または他に取得することを含み得る。ある実施形態では、情報を取得することは、機械可読アイテムを精査し、それに応答して、注文情報を収集することを含み得る。機械可読アイテムがRFIDタグで具体化されるか、またはRFIDタグを含む例示的な実施形態では、注文情報の少なくとも一部分は、RFIDタグ上で安全に符号化することができ、注文情報の少なくとも一部分にアクセスすることは、RFIDタグを精査することを含み得る。機械可読アイテムがデバイスで具体化されるか、またはデバイスを含む例示的な実施形態では、注文情報の少なくとも一部分は、デバイス上で安全に符号化することができ、そのような情報にアクセスすることは、デバイスをスキャンすることを含み得る。あるシナリオでは、デバイスは、ポータブルコンピューティングデバイスもしくはポータブル非コンピューティングデバイスのうちの1つであり得るか、またはポータブルコンピューティングデバイスもしくはポータブル非コンピューティングデバイスのうちの1つを構成することができ、情報の少なくとも一部分は、リニアバーコードまたはマトリクスバーコードのうちの1つまたは複数を含むバーコードスキームに少なくとも従って、デバイス上で符号化することができる。情報の少なくとも一部分にアクセスすることは、リニアバーコードまたはマトリクスバーコードの少なくとも1つをスキャンすることを含み得る。
ブロック610では、製品注文が有効かどうかを判断することができる。一実施形態では、飲料ディスペンサと機能的に結合された(例えば、通信可能に結合された)コンピューティングデバイスは、注文情報または機械可読アイテムと関連付けられた他の情報のうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいて、飲料注文が有効かどうかを判断することができる。コンピューティングデバイスは、飲料ディスペンサに組み込まれるか、または他に飲料ディスペンサと結合されたコントローラ(例えば、制御ユニット134)を具体化するか、もしくはそれに含めることができる。機械可読アイテムがRFIDタグで具体化されるか、またはRFIDタグを構成する例示的な実施形態では、製品注文が有効かどうかを判断することは、RFIDタグの製造業者を表す情報構造を分析することを含み得る。製品注文の有効性は、情報構造の内容(例えば、データ、メタデータおよび/または信号)に少なくとも部分的に基づいて判断することができ、例えば、製品注文は、内容が既定の製造業者を表すかもしくは他に示すことに応答して有効であると考えることができるか、または他に製品注文が無効であると考えることができる。
製品注文が無効であることが確認されたシナリオでは、ブロック615において、例外処理を実行することができる。代替として、製品注文が有効であることが確認されたシナリオでは、ブロック620において、製品選択と関連付けられた(例えば、製品選択を表すかまたは示す)選択情報を製品ディスペンサで受信することができる。本明細書で説明されるように、選択情報は、選択製品を指定するか、または他に特徴付ける情報構造のグループを含み得る。
ブロック625では、製品選択が有効かどうかを判断することができる。一実施形態では、製品ディスペンサと機能的に結合されたコンピューティングデバイスは、注文パラメータのグループおよび選択パラメータのグループに少なくとも部分的に基づいて、製品選択が有効かどうかを判断することができる。注文パラメータのグループおよび選択パラメータのグループに少なくとも部分的に基づいて、飲料選択が有効かどうかを判断することは、注文パラメータのグループの少なくとも1つを選択パラメータのグループの少なくとも1つと比較することを含み得る。そのような判断動作は、(i)既定の範囲内の結果および/または既定の有効性基準を満たす結果をもたらす比較動作に応答して、飲料選択を有効なものと構成することと、(ii)既定の範囲外の結果および/またはまたは既定の有効性基準を満たさない結果をもたらす比較動作に応答して、飲料選択を無効なものと構成することとをさらに含み得る。
製品選択が無効であるという判断に応答して、ブロック630において、例外処理を実行することができる。ある実装形態では、例外処理を実行することは、追加の支払いおよび/または代替の製品選択を行うためにPOS(例えば、図1のPOS 102)に戻るようにという消費者への指令を示す情報をレンダリングするために、ブロック605の製品ディスペンサに命令を供給することを含み得る。製品ディスペンサは、視覚的に(例えば、グラフィックでおよび/またはテキストで)、聴覚的におよび/または機械的に(例えば、力覚インタフェースデバイスを介して)、そのような情報の少なくとも一部分をレンダリングすることができる。他の実装形態では、例外処理を実行することは、分配を継続するために支払い情報を供給するように選択情報を提供した消費者に促すために、ブロック605の製品ディスペンサに命令を供給することを含み得る。支払い情報の少なくとも一部分は、製品ディスペンサに組み込まれるか、または他に製品ディスペンサと機能的に結合されたインタフェースデバイス(例えば、カードリーダ、タッチスクリーンディスプレイデバイスまたは同様のもの)で受信することができる。さらなる他の実装形態では、消費者と関連付けられた支払い情報が製品ディスペンサに利用可能であるシナリオでは、例外処理を実行することは、消費者が分配を継続する場合、消費者の口座に追加料金が追加され得ることを消費者に通知または他に伝達するために、ブロック605の製品ディスペンサに命令を供給することを含み得る。それに加えてまたはその代替として、例外処理を実行することは、現在の注文パラメータを消費者に通知もしくは他に伝達するために、および/または異なる飲料選択を行うように消費者に促すために、そのような製品ディスペンサに命令を供給することを含み得る。支払い情報の少なくとも一部分は、そのような情報を保持するネットワークノード(例えば、サーバ152のうちの1つ)を介して、製品ディスペンサに利用可能であり得、製品ディスペンサと関連付けられたサービスオペレータによってネットワーク(例えば、ネットワーク120のうちの1つ)を介してアクセス可能である。代替として、製品選択が有効であるという確認に応答して、ブロック635において、飲料注文に基づいて製品ディスペンサで製品を分配することができる。
ブロック640では、製品の分配に応答して飲料注文が履行されたかどうかを判断することができる。ある実装形態では、飲料注文が履行されたかどうかを判断することは、製品の既定の量が実質的に分配されたかどうかを判断することを含み得る。注文パラメータのグループの少なくとも1つは、製品の既定の量を指定することができる。ブロック650では、飲料の分配に応答してコンピューティングデバイスによって製品注文を更新することができる。ある実施形態では、製品注文を更新することは、分配された飲料の量を示す記録を更新することを含み得る。
ある実施形態では、対象方法の例は、コンピューティングにおいて、飲料注文を表す注文情報の少なくとも一部分に基づいて消費者を製品注文と関連付けることを含み得る。一実装形態では、消費者を製品と関連付けることは、年齢、性別、身長、体重、他のバイオメトリック情報、それらの組合せまたは同様のものなど、消費者を示す情報にアクセスすることを含み得る。ある実装形態では、そのような情報にアクセスすることは、機械可読アイテムから情報の少なくとも一部分を受信または他に取得することを含み得、情報の少なくとも一部分は、安全に符号化することができる。機械可読アイテムにおいてそのような情報を安全に符号化するために、様々な手法を実装することができる。例示的な一実装形態では、機械可読アイテムにおいて符号化された情報は、暗号化することができる。別の例示的な実装形態では、機械可読アイテムにおいて符号化された情報は、既定のスクランブリングコードに従ってスクランブルをかけることができる。
図7は、本開示の1つまたは複数の実施形態に従って製品ディスペンサを構成するための方法700の例のフローチャートを示す。示されるように、一態様では、製品ディスペンサを構成することは、本明細書で説明される1つまたは複数の態様に従って製品の規則的な分配が可能になるように製品ディスペンサを保証することを含み得る。対象方法の例は、本開示の1つまたは複数の方法と組み合わせて実装することができる。ブロック710では、製品ディスペンサの構成モードにアクセスすることができる。構成モード(「セットアップモード」と呼ぶこともできる)は、製品ディスペンサに組み込まれるか、または他に製品ディスペンサと機能的に結合されたI/Oデバイスから受信された情報に応答してアクセスすることができる。例示的な一シナリオでは、製品ディスペンサの設置および/もしくは保守に対する責任を有するか、または他に製品ディスペンサの設置および/もしくは保守を担当する技術者は、構成モードへのアクセスを可能にする情報の供給を可能にするI/Oデバイスでレンダリングされるか、または他に提供される(例えば、I/Oデバイス上で実行するかまたは他に動作する)インタフェース(グラフィカルまたはその他のもの)にアクセスすることができる。
ブロック720では、製品ディスペンサにおいて機械可読アイテムから構成情報を受信することができる。本明細書で説明されるように、機械可読アイテムは、注文情報の少なくとも一部分で符号化するのに適したまたは他に注文情報の少なくとも一部分で符号化するように構成された大部分のデバイス(コンピューティングデバイスまたは別のデバイス)で具体化するか、またはそれを含むことができ、例えば、RFID、磁気ストライプを有するキーフォブ、磁気ストライプを有するカード、着用可能なデバイス(ブレスレットなど)、モバイルコンピューティングデバイスまたは同様のものが挙げられる。一シナリオでは、製品ディスペンサは、機械可読アイテムを精査するか、または他に機械可読アイテムと相互作用することができ、それに応答して、構成情報の少なくとも一部分を受信または他に取得することができる。例えば、機械可読デバイスは、構成情報を含むバーコードをレンダリングできるタブレットコンピュータなどのポータブルコンピューティングデバイスで具体化するか、またはそれを含むことができる。製品ディスペンサは、リーダデバイスを介して、例えば、バーコードをスキャンし、それを読み取る(例えば、バーコードを復号する)ことができる。それに応答して、製品ディスペンサは、構成情報を受信することができる。例えば、リーダデバイス(例えば、バーコードスキャナまたはリーダ)は、バーコードから復号された情報の少なくとも一部分を製品ディスペンサと関連付けられた制御ユニットおよび/またはメモリデバイスに伝達することができる。
ブロック730では、製品ディスペンサと関連付けられた第1のセキュリティ機能と、アクセスデバイス(例えば、POS 102)と関連付けられた第2のセキュリティ機能とを同期させる。ある実施形態では、アクセスデバイス(タブレットコンピュータなどのポータブルコンピューティングデバイス)は、製品ディスペンサから離れた場所で動作するように構成することができる。一実施形態では、第1のセキュリティ機能は、暗号化キーを含み得、第2のセキュリティ機能は、暗号化キーを含み得、第1および第2のセキュリティ機能を同期させることは、アクセスデバイスから暗号化キーを受信し、製品ディスペンサにおいて暗号化キーを構成することを含み得る。別の実施形態では、第1のセキュリティ機能は、スクランブリングコードを含み得、第2のセキュリティ機能は、スクランブリングコードと関連付けられたスクランブリング解除コードを含み得、第1および第2のセキュリティ機能を同期させることは、アクセスデバイスからスクランブリングコードを受信し、製品ディスペンサにおいてスクランブリングコードと関連付けられたスクランブリング解除コードを構成することを含み得る。
そのようなセキュリティ機能を同期させることに続いて、製品ディスペンサ上の構成モードから抜けることができる。
図8は、本開示の1つまたは複数の実施形態に従って製品を注文するための方法800の例のフローチャートを示す。ある実装形態では、販売時点管理(POS)デバイスを具体化するか、または販売時点管理(POS)デバイスと機能的に結合されたコンピューティングデバイスは、対象方法の例の1つまたは複数のブロックを実装する(例えば、実行または実施する、コンパイルして実行するなど)ことができる。ブロック810では、コンピューティングデバイスにおいて製品に対する注文を受信することができる。注文は、製品の前払い金額または製品の既定のタイプの少なくとも1つを含む注文パラメータのグループを含み得る。本明細書で説明されるように、ある実施形態では、コンピューティングデバイスは、POSデバイス(例えば、POS 102)を具体化または構成することができる。
ブロック820では、消費者情報を注文と関連付けることができる。注文を受信するコンピューティングデバイスは、そのような情報の少なくとも一部分を注文と関連付けることができる。消費者情報は、消費者、消費者の注文行為および/または消費者と関連付けられたインセンティブ促進プログラム(例えば、ロイヤルティプログラム)を特徴付ける(例えば、それらを示すかまたは他に表す)情報を含み得る。図解のように、ある実施形態では、消費者情報を注文と関連付けることは、消費者の年齢を示す情報を注文と関連付けること、消費者に関するロイヤルティプログラムを示す情報を注文と関連付けること、消費制限を示す情報を注文と関連付けること、または消費者の食事制限を示す情報を注文と関連付けることのうちの1つまたは複数を含み得る。一態様では、消費者情報を注文と関連付けることにより、注文と関連付けられた製品を分配するように構成された製品ディスペンサにおいて注文をカスタマイズすることおよび/または分配の調節を構成することが可能になることを理解すべきである。例えば、消費制限/制御を示す情報を注文と関連付けることにより、乳糖不耐症の消費者、糖尿病の消費者および同様のものに不適切な成分を含む製品の分配を防ぐかまたは他に軽減することができる。
別の態様では、消費者情報を注文と関連付けることにより、製品ディスペンサにおいて消費者の経験をカスタマイズすることが可能になり得る。図解のように、対象方法の例は、消費者の年齢を示す情報を注文と関連付けることに応答して分配情報を関連付けることを含み得、分配情報は、製品ディスペンサの動作をカスタマイズするように構成することができる。例えば、分配情報上の動作または他に処理の際、分配情報により、消費者情報の少なくとも一部分に少なくとも部分的に基づいてエンドユーザインタフェースを構成することを製品ディスペンサまたはそれと機能的に結合されたコンピューティングデバイスに行わせることができる。エンドユーザインタフェースは、グラフィカルインタフェース、聴覚インタフェース、触覚インタフェース、前述のインタフェースの機能を組み合わせたインタフェースまたは同様のもので具体化するか、またはグラフィカルインタフェース、聴覚インタフェース、触覚インタフェース、前述のインタフェースの機能を組み合わせたインタフェースもしくは同様のものを含むことができる。
ブロック830では、注文を製品の消費者と関連付けることができる。コンピューティングデバイスは、注文を消費者と関連付けることができる。一実施形態では、注文を消費者と関連付けることは、注文を表すかまたは他に示す注文情報を含む機械可読アイテムを消費者に提供することを含み得、注文情報の少なくとも一部分は、機械可読アイテム上で安全に符号化することができる。一態様では、そのような機械可読アイテムを消費者に提供することは、注文情報の少なくとも一部分を暗号化することを含み得る。別の態様では、そのような機械可読アイテムを消費者に提供することは、機械可読アイテム上で情報を符号化する前に、注文情報の少なくとも一部分にスクランブルをかけることを含み得る。別の実施形態では、そのような機械可読アイテムを消費者に提供することは、例えば、着用可能なデバイス、カード、磁気ストライプを持つフォブまたは同様のものを含むポータブル非コンピューティングデバイスを消費者に提供することを含み得る。さらなる別の実施形態では、機械可読アイテムを消費者に提供することは、数字コードまたは英数字コードを消費者のレシート購入製品上に印刷するか、または他に埋め込むことを含み得る。そのようなコードを埋め込むことは、電子デバイスにおいて電子レシートが提供され、レンダリングされるシナリオで実装できることが理解できるであろう。そのような実施形態では、消費者は、ユーザインタフェース(例えば、キーボード、キーパッド、タッチ表面ディスプレイデバイス、カメラまたは同様のもの)を介して、ディスペンサにコードを提供することができる。さらなる別の実施形態では、機械可読アイテムを消費者に提供することは、注文を消費者の電話番号または他の任意の数字もしくは英数字識別子(例えば、パスポート番号もしくはその一部分、社会保障番号もしくはその一部分、消費者と関連付けられた車両の車両識別番号、または消費者固有の他の識別番号と関連付け、次いで、そのような数字識別子を製品ディスペンサに入力するように消費者に促すことを含み得る。
注文と製品の消費者との関連付けは、注文と消費者を示すかまたは他に表す識別情報との論理的な関連付けも含み得る。一実装形態では、注文を消費者と関連付けることは、注文を消費者に関するバイオメトリック情報と関連付けることを含み得、それは、一態様では、注文を受信するコンピューティングデバイスにおいてバイオメトリック情報の少なくとも一部分を取得することを含み得る。少なくともそのような目的で、ある実施形態では、消費者に関するバイオメトリック情報の少なくとも一部分を取得することは、消費者の指紋をスキャンすること、消費者の網膜をスキャンすること、消費者の発話もしくはスピーチを記録すること、消費者の顔の特徴を識別すること、消費者の身長を測定すること、消費者の体重を測定すること、消費者の血圧を測定すること、消費者のコレステロールレベルを測定すること、消費者の心拍数を測定すること、消費者の体温を測定すること、消費者の骨密度を測定すること、消費者のインスリンレベルを測定することまたはそれらの組合せのうちの1つまたは複数を含み得る。様々なデバイス(例えば、カメラ、はかり、スキャナ、それらの組合せまたは同様のもの)は、この機能を可能にするために、POSと機能的に結合することができる。
ブロック840では、コンピューティングデバイスによって注文および消費者を示す情報を供給することができる。ブロック840は、供給動作と呼ぶことができ、一態様では、そのような情報の少なくとも一部分を製品ディスペンサに伝達することを含み得る。
図9は、本開示の1つまたは複数の実施形態に従って飲料を分配するための方法900の例のフローチャートを示す。対象方法の例は、製品ディスペンサおよび/またはそれと機能的に結合された1つもしくは複数のコンピューティングデバイスによって実装することができる。示されるように、ハブユニット320は、証印またはコードで符号化できる機械可読アイテム106(例えば、カップまたは容器)と相互作用することができる。ブロック905では、ハブユニット320は、POS 102などの販売時点から製品注文を識別することができる。ブロック910では、ハブユニット320は、機械可読アイテム106から情報にアクセスする(例えば、機械読み取りを行うおよび復号する)ことができる。ブロック915では、ハブユニット320は、製品注文をアクセス情報の少なくとも一部分と関連付けることができる。本明細書で説明されるように、ハブユニット320は、記録400などの1つまたは複数の注文記録を生成し、本開示の態様に従って飲料分配を調節するための製品注文のデータベースを形成することができる。
920で示されるように、機械可読アイテム106は、製品ディスペンサ902と相互作用させるようにすることができ、製品ディスペンサ902は、製品ディスペンサ130のうちの1つで具体化するか、または製品ディスペンサ130のうちの1つを含むことができる。ブロック925では、製品ディスペンサ902は、機械可読アイテム106から情報にアクセスすることができる。一態様では、情報にアクセスすることは、製品ディスペンサ902に存在するか、または製品ディスペンサ902と機能的に結合されたリーダデバイスまたは他の取得ユニットを介して、機械可読アイテム106を読み取るか、またはスキャンすることを含み得る。本明細書で説明されるように、ある実施形態では、製品ディスペンサ902は、機械可読アイテムから情報にアクセスする(925)ために、その中に組み込まれるか、またはそれと機能的に結合されたインタフェースを利用または活用することができる。より具体的には(しかし、排他的ではない)、そのような実施形態のうちの1つでは、製品ディスペンサ902は、機械可読アイテム106に含まれる情報を示すかまたは表す入力情報(例えば、英数字列)を受信することができる。
ブロック930では、製品ディスペンサ902は、第2の情報(例えば、機械可読アイテム106からアクセスされた情報の少なくとも一部分)の有効性確認のための要求をハブユニット320に伝達することができる。それに応答して、ハブユニット320は、第2の情報(例えば、機械可読アイテム106で符号化されたシリアル番号)を分析することができ、ブロック935では、第2の情報の有効性または無効性を示すかまたは他に表す有効性確認応答を伝達することができる。製品ディスペンサ902は、有効性確認応答を受信し、機械可読アイテム106からアクセスされた情報が有効かどうかを判断することができる。情報が無効であると確認することに応答して、製品ディスペンサ902は、本明細書で説明されるように、例外処理を実行することができる。代替として、情報が有効であると確認することに応答して、機械可読アイテム106からアクセスされた情報の少なくとも一部分と関連付けられた製品注文は有効であると考えることができ、従って、ブロック950において、分配するように製品ディスペンサ902を構成することができる。例えば、製品選択は、製品注文に少なくとも基づいて、アンロックするかまたは他に利用可能にして、製品ディスペンサのインタフェース上にレンダリングすることができる。ブロック955では、製品ディスペンサ902は、製品注文に基づく製品選択に従って製品を分配することができる。960では、製品ディスペンサ902は、分配記録を示す情報をハブユニット320に伝達することができる。本明細書で説明されるように、そのような情報は、注入情報と呼ぶことができ、ブロック965で製品注文を更新するためにハブユニット320によって利用または他に活用することができる。
方法900の例では、ブロック905、910および915は、製品注文構成プロセスと呼ぶことができる。本明細書で説明されるように、注文構成プロセスは、製品注文を構成するおよび/またはそれを更新するために、機械可読アイテム(例えば、機械可読アイテム106)に依存し得る。方法900の例では、機械可読アイテムはコード(例えば、英数字コード)を含むか、または他にそれが埋め込まれており、ハブユニット320がそれにアクセスするが、他の実施形態では、ハブユニット320は、機械可読アイテムに依存することなく、コードまたは証印を生成するか、またはコードを受信することができる。図解のように、図10は、ハブユニット320がコードを生成する製品注文構成の例示的な実施形態1000を提示する。対象方法の例は、方法800の例と関係して説明されるブロック920〜965と組み合わせることができる。ブロック1010では、ハブユニット320は、販売時点(例えば、POS 102)から製品注文を識別または他に決定することができる。ブロック1020および1030では、ハブユニット320は、製品注文の記録(例えば、図4に示される記録を参照)およびコード(例えば、英数字コード)のそれぞれを生成することができる。ブロック1040では、ハブユニット320は、コードを製品注文と関連付けることができる。本明細書で説明されるように、コードを製品注文と関連付けることは、コードを製品注文の記録に組み込むことを含み得、コードは、製品注文情報にアクセスするためのキーとして利用または他に活用することができる。それに加えて、ハブユニット320は、プリンタ360と機能的に結合することができ、1050では、ハブユニット320は、コードをプリンタ360に伝達することができる。プリンタ360は、コードを受信し、プラスチックラベル、紙ラベルまたは印刷に適した繊維性材料から形成されたラベルなどの機械可読アイテム上にそれを印刷するか、または他にそれを埋め込むことができる。1070では、プリンタは、機械可読アイテムを提供することができる。いくつかの実施形態では、コードは、ハブユニット320から消費者のパーソナル電子デバイスに提供することができる。ディスペンサは、消費者のパーソナルデバイスを介して、そのようなコードを受信することができる。
本開示の実施形態では、スキャン可能なバーコードは、例えば、飲料カップまたは他の容器上に事前印刷することができる。事前印刷されたスキャン可能なコードは、あるパラメータもしくは認証情報で事前にプログラムするか、またはあるパラメータもしくは認証情報と関連付けるか、あるいは販売時点(POS)でまたは別のプロモーションもしくは分配場所で個別にプログラムすることができる。例えば、複数の飲料カップ上に事前印刷されたスキャン可能なコードは、飲料ディスペンサにおいてある一定の数の再注入の分配を承認するように事前にプログラムすることができ、飲料カップは、商人のPOS場所において商人による分配が可能である。他の事前印刷されたバーコードは、販売時点での飲料カップのある一定の数の再注入に対する承認が可能である。プログラミングの間、ユーザは、1つまたは複数の入力を介して、それぞれのスキャン可能なバーコードと関連付けられた1つまたは複数のパラメータを構成するか、または他に事前印刷されたスキャン可能なコードを有する飲料容器の買い手がディスペンサと有することができる相互作用をカスタマイズすることができる。ユーザまたは売り手の入力は、リモートサーバでなど、記録することができ、リモートサーバは、ディスペンサと連通するか、またはスキャン可能なバーコードに基づいてディスペンサによる分配を承認することができる。本明細書で説明される実施形態は、飲料の分配および飲料に一般に関連するコストの低減をもたらすことができ、過度の分配動作を低減することによってディスペンサシステムの消耗の低減をもたらすことができ、それにより、ディスペンサシステムのコンポーネントの寿命を伸ばすことができる。
例示的な一実施形態では、POSと関連付けられたプリンタは、スキャン可能なバーコードを印刷することができる。スキャン可能なバーコードは特定の時間の間ディスペンサでの使用が有効であり得るという点で、スキャン可能なバーコードは時間符号化することができる。いくつかの実施形態では、スキャン可能なバーコードは、プリンタ上の入力に応答して印刷することができる。いくつかの実施形態では、スキャン可能なバーコードは、POSまたはプリンタでの入力に応答して印刷することができる。有効性タイミングまたは有効時間枠などの時間情報、最大分配容積などの分配可能な容積情報および同様のものは、スキャン可能なバーコードおよび/または飲料容器(スキャン可能なバーコードが飲料容器上に事前印刷されている場合)と関連付けるか、またはスキャン可能なバーコードおよび/もしくは飲料容器上で符号化することができる。
スキャン可能なバーコードは、ユーザがカップを受け取る際にカップがバーコードを有するように、カップまたは飲料容器上に事前印刷することができる。そのような例では、事前印刷されたバーコードは、一連の反復バーコードのうちの1つであり得る。POSおよび/または製品ディスペンサは、例えば、第1の分配時間および/または第1の再注入事象および同様のものを決定するためのオンマシン追跡を含み得る。POSまたは製品ディスペンサでのオンマシン追跡は、定期的にまたは順番にリセットされるように構成することができる。いくつかの例示的な実施形態では、製品ディスペンサは、バーコードスキャナと結合するか、もしくは他に接続することおよび/またはバーコードスキャナと連通することができる。製品ディスペンサとバーコードスキャナとの接続の例は、WiFiまたはUSB3.0接続などの有線または無線接続であり得る。
スキャン可能なバーコードが有効であると判断すると、製品ディスペンサは、特定のスキャン可能なバーコードと関連付けられた容器に追加の飲料が分配されることを一時的に防ぐことができる。例えば、製品ディスペンサは、特定のスキャン可能なバーコードに対する第1の分配事象と第2の分配事象との間の最小時間長を設定することができる。最小時間長は、例えば、5分、15分または別の時間長であり得る。最小時間長は、2人の異なる人が同じスキャン可能なバーコードを使用して単一の飲料を消費することを防ぐことができる。
図11を参照すると、本開示の1つまたは複数の実施形態による方法1100の例が示されている。ブロック1110では、方法1100は、飲料容器と関連付けられた第1のバーコードを識別するステップを含む。例えば、任意の適切な機械可読コードまたはスキャン可能なコード(例えば、QRコード、RFIDタグなど)などのバーコードは、飲料容器または飲料もしくは他の製品を受け取るように構成された他の容器と関連付けることができる。バーコードは、飲料容器上に事前印刷するか、または他に接着剤によってなどで飲料容器に取り付けるもしくは貼付するか、または他に容器に組み込むことができる。ブロック1100は、製品または飲料ディスペンサによって実行することができる。一実施形態では、飲料ディスペンサは、バーコードを識別するように構成されたスキャンデバイスと連通することができる。
ブロック1120では、方法1100は、第1のバーコードと関連付けられた使用記録を識別するステップであって、使用記録が第1のバーコードと関連付けられた第1の分配事象を示す、ステップを含む。使用記録は、バーコードおよび本明細書で説明されるシステムの1つまたは複数の飲料ディスペンサと関連付けられた相互作用の履歴記録であり得、有効性インジケータを含み得る。例えば、使用記録は、バーコードと関連付けられた以前の分配事象を示し得る。使用記録は、使用記録が識別される時間に先行する一定の時間帯に対するものであり得る。一例では、使用記録は、繰り返しバーコードの使用を容易にするために、24時間ごとにまたは30日ごとになど定期的に自動的にリセットすることができる。分配事象は、バーコードのスキャンまたは識別時にディスペンサの起動に応答して製品または飲料が製品ディスペンサによって分配される際に起こり得る。一実施形態では、分配事象は、これらに限定されないが、分配時間、分配場所、製品分配容積または量、分配製品タイプ、飲料の再注入事象を示す再注入の増分値および他の情報を含む情報を含み得る。特定のバーコードに対する使用記録は、バーコードと関連付けられた分配事象情報のいくつかまたはすべてを含み得る。
ブロック1130では、方法1100は、使用記録に少なくとも部分的に基づいて第1のバーコードが有効であると判断するステップを含む。一実施形態では、使用記録は、相互作用履歴記録に加えてまたは相互作用履歴記録の一部として有効性インジケータを含み得る。有効性インジケータは、製品ディスペンサが飲料もしくは製品を分配することまたは他にアンロックすることを承認するように構成することができる。有効性インジケータは、本明細書で説明されるように、例えば、使用記録に含まれる情報またはディスペンサ構成などの他の情報などの多くの因子のうちの1つまたは複数に基づいて、判断することができる。例えば、ディスペンサは、第1の分配事象から3時間の間、またはバーコードに対して既定の容積の飲料が分配されるまで、もしくはある一定の数の再注入事象が起こるまで、または他のパラメータで、バーコードが有効であるように構成することができる。
ブロック1140では、方法1100は、分配する第1の飲料の第1の選択を受信するステップを含む。ブロック1130での第1のバーコードが有効であると判断すると、ディスペンサは、例えば、ディスペンサのユーザから、分配する飲料の選択を受信することができる。
ブロック1150は、第2の分配事象の間に第1の飲料を分配するステップを含む。一例では、バーコードが有効であるという判断に応答してディスペンサが承認またはアンロックされているため、ディスペンサは、第2の分配事象の間に選択飲料を分配することができる。
ブロック1160は、第2の分配事象を使用記録と関連付けるステップを含む。例えば、ディスペンサは、正確な使用記録を維持するために、使用記録を更新するか、または他に第2の分配事象を第1のバーコードの使用記録と関連付けることができる。いくつかの実施形態では、バーコードに対する使用記録を関連付けるかまたは更新すると、方法は、後続の分配事象に対するバーコードの有効性を自動的に判断することができる。例えば、第1のバーコードが合計で2回の分配事象に対して承認されている場合、第1のバーコードが2回の分配事象と関連付けられていると判断すると、ディスペンサシステムは、第1のバーコードがもはや有効ではないと判断し、バーコードが第1のバーコードの使用記録との関連付けに有効ではないことを示す有効性インジケータを生成することができる。
図11の方法1100の例示的な一実施形態では、ブロック1160において第2の分配事象を第1のバーコードの使用記録と関連付けると、ディスペンサシステムは、分配する第2の飲料の第2の選択を受信することができる。第2の選択を受信すると、ディスペンサシステムは、第1のバーコードと関連付けられた使用記録を識別し、使用記録に少なくとも部分的に基づいて、第1のバーコードと関連付けられた分配事象の総数を決定することができる。使用記録は、相互作用履歴データを通じて、第1のバーコードが第1の分配事象および第2の分配事象の分配事象の総数と関連付けられていることを示すことができる。ディスペンサシステムは、分配事象の総数が第1のバーコードと関連付けられた最大分配事象値を超えると判断し、第2の飲料の分配を防ぐことができる。最大分配事象値は、特定のバーコードに対して許容される分配事象の数であり得、バーコードの使用記録によってまたは他にバーコードの使用記録と関連付けて示すことができる。例えば、最大分配事象値は、合計で3回の分配事象に設定することができ、それにより、ユーザは、バーコードを用いて、ディスペンサシステムのディスペンサで3回の分配事象を行うことができ、その後、バーコードは、もはや有効ではなくなる。その結果、ディスペンサシステムは、ディスペンサシステムのディスペンサからの製品の分配にバーコードを使用できる回数を制御または他に管理することができる。使用記録が定期的にリセットまたはクリアされる実施形態では、分配事象の総数もクリアすることができ、その結果、反復バーコードの使用を容易にすることができる。
別の例示的な実施形態ではまたは最大分配事象値に関して上記で説明される実施形態に加えて、図11の方法1100の使用記録は、第1の分配事象と関連付けられた第1の飲料分配容積および第2の分配事象と関連付けられた第2の飲料分配容積を含み得る。いくつかの実施形態では、ディスペンサシステムは、個々の分配事象と関連付けられた飲料分配容積を追跡または他に決定することができ、それにより、特定のバーコードに対して分配される製品の量または容積の制御を容易にすることができる。例えば、ブロック1160において第2の分配事象を第1のバーコードの使用記録と関連付けると、ディスペンサシステムのディスペンサは、分配する第2の飲料の第2の選択を受信し、第1のバーコードと関連付けられた使用記録を識別することができる。使用記録を識別すると、ディスペンサは、使用記録に少なくとも部分的に基づいて、第1のバーコードと関連付けられた分配飲料の総容積を決定することができる。ディスペンサは、分配飲料の総容積が第1のバーコードと関連付けられた最大飲料分配容積値を超えると判断することができる。最大飲料分配容積値は、個々の分配事象に対してまたは特定のバーコードと関連付けられた複数の分配事象上で、有効なバーコードに応答して、分配可能な飲料の総容積を示すことができる。例えば、ディスペンサは、特定のバーコードが、1回の分配事象あたり16液量オンスおよび/またはバーコードと関連付けられたすべての分配事象に対して48液量オンスの最大飲料分配容積を有すると判断することができる。それに従って、一実施形態では、ディスペンサは、特定のバーコードに応答して、特定の容積の飲料を分配するように構成することができる。バーコードは、特定のサイズの飲料容器と関連付けることができ、それにより、飲料分配容積の制御を容易にすることができる。例えば、バーコードと関連付けられた飲料容器が12液量オンスの容量を有するため、バーコードが個々の分配事象に対する最大飲料分配容積を12液量オンスと示す場合、ディスペンサは、12液量オンスを分配した後に分配を停止するか、または分配事象を終了することができる。そのような実施形態は、ユーザがある容量を有する飲料容器を購入し、より大きな容器に飲料を分配することを防ぐことができる。ディスペンサは、分配飲料の総容積が第1のバーコードと関連付けられた最大飲料分配容積値を超えたと判断することができ、その結果、第2の飲料の分配を防ぐことができる。いくつかの実施形態では、ディスペンサは、最大飲料分配容積値を超えて飲料の分配を継続するための許容値を有し得る。例えば、ユーザがある容積の飲料を分配しており、彼または彼女の気が変わった場合に、ユーザは、ディスペンサによって許容される許容値に達するまで追加の飲料を分配できる場合がある。許容値は、バーコードまたはバーコードのタイプに特有のものである(例えば、許容値は、飲料容器容量の増加と共に増加する)か、またはすべてのバーコードに適用可能なものであり得る。許容値は、パーセンテージ値(例えば、最大110%など)および/または絶対値(例えば、+200mLなど)によって表すことができる。
本開示の最大分配事象値および/または最大飲料分配容積値の態様を同様に含み得る別の例示的な実施形態では、方法1100の使用記録は、第1の分配事象と関連付けられた第1のタイムスタンプおよび第2の分配事象と関連付けられた第2のタイムスタンプを含み得る。ディスペンサシステムは、特定のバーコードがバーコードの受信またはスキャン時間における分配に対して有効かどうかを判断するために、特定の分配事象と関連付けられた時間を決定することができる。いくつかの実施形態では、バーコードは、ユーザが同じバーコードを使用して2つ以上の飲料容器を満たすために飲料を分配することを防ぐために、分配事象後のある時間間隔の間は無効であり得る。そのような分配を防ぐため、最小再注入時間間隔を設定することができ、その間は、バーコードは、分配に対して有効ではない。例えば、分配事象の完了後、バーコードは、バーコードが分配(例えば、再注入)に対して再び有効となるまでの10分間は無効であり得る。例えば、ブロック1160において第2の分配事象を第1のバーコードの使用記録と関連付けると、ディスペンサシステムのディスペンサは、分配する第2の飲料の第2の選択を受信し、第1のバーコードと関連付けられた使用記録を識別することができる。ディスペンサは、使用記録に少なくとも部分的に基づいて第2のタイムスタンプを識別し、第2のタイムスタンプと現在の時間との間の再注入時間間隔を決定することができる。再注入時間間隔は、バーコードがスキャンされた現在の時間または現時点と、直前の分配事象の時間との間の時間であり得る。再注入時間間隔が未だ経過していない例においてユーザが飲料の分配を試みる場合、ディスペンサは、再注入時間間隔が第1のバーコードと関連付けられた最小再注入時間間隔より短いと判断し、その結果、第2の飲料の分配を防ぐことができる。最小再注入時間間隔は、すべてのバーコードに対して事前に決定するか、またはバーコードに特有であることができる。例えば、比較的低い容量の飲料容器と関連付けられたバーコードに対する最小再注入時間は、より大きな飲料容器に対する最小再注入時間より短いものであり得る。
本開示の最大分配事象値、最大飲料分配容積値および/または最小再注入時間間隔の態様を同様に含み得る別の例示的な実施形態では、方法1100の使用記録は、第1の分配事象と関連付けられた第1のタイムスタンプおよび第2の分配事象と関連付けられた第2のタイムスタンプを含み得る。いくつかの実施形態では、バーコードは、ユーザが以前に得られた(例えば、24時間経過したなど)バーコードを用いて追加の製品または飲料を分配することを防ぐために、第1の分配事象後のある時間量の間は有効であり得る。ディスペンサシステムは、特定のバーコードがバーコードの受信またはスキャン時間における分配に対して有効かどうかを判断するために、特定の分配事象と関連付けられた時間を決定することができる。いくつかの実施形態では、ユーザが、例えば、飲料容器またはバーコードを購入した翌日に飲料を分配することを防ぐために、バーコードは、有効時間枠を有するか、または他に、第1の分配事象後のある時間間隔の間は有効であり得る。ブロック1160において第2の分配事象を第1のバーコードの使用記録と関連付けると、ディスペンサシステムのディスペンサは、分配する第2の飲料の第2の選択を受信し、第1のバーコードと関連付けられた使用記録を識別することができる。ディスペンサは、第1のバーコードと関連付けられた有効時間枠を決定することができ、有効時間枠は、第1のまたは最近の分配事象後に第1のバーコードが有効である時間長を示すことができる。有効時間枠は、第1の分配事象または最近の分配事象からのバーコードが有効である時間長であり得る。例えば、有効時間枠は、第1の分配事象から+4時間または最近の分配事象から+1時間として表すことができる。ディスペンサは、使用記録に少なくとも部分的に基づいて第1のタイムスタンプを識別し、第1のタイムスタンプと現在の時間との間の経過時間長を決定することができる。ディスペンサは、経過時間長が第1のバーコードと関連付けられた有効時間枠を超えると判断し、その結果、第2の飲料の分配を防ぐことができる。いくつかの実施形態では、ディスペンサシステムは、有効時間枠の終了時に第1のバーコードを自動的に無効にすることができる。
ある実施形態では、本明細書で説明される1つまたは複数の方法を実装するディスペンサシステムは、第1の分配事象後に既定の時間間隔で第1のバーコードと関連付けられた使用記録をリセットすることもできる。例えば、使用記録は、12時間ごとに、24時間ごとに、手動でまたは同様のものでリセットすることができる。本開示の実施形態は、バーコードと関連付けられた飲料容器と関連付けられた分配可能な容積を決定し、第1の飲料の分配可能な容積の分配時に、分配事象を自動的に終了することができる。分配可能な容積は、飲料容器の容量に等しいか、または飲料容器の容量より大きなものであり得る。
図12を参照すると、1つまたは複数の実施形態によるプロセスフロー1200の例が描写されている。プロセスフロー1200は、ブロック1202で始めることができる。ブロック1204では、ユーザは、飲料容器を購入することができる。飲料容器は、一例では、カップまたは流体を保持するように構成された他の容器であり得る。ブロック1206では、ユーザは、飲料容器を受け取ることができ、飲料容器は、飲料容器上に事前印刷されるか、または他に飲料容器に貼付されたバーコードを有し得る。いくつかの実施形態では、バーコードは、スマートチップまたはスマートタグ(RFIDタグなど)であり得る。ブロック1208では、ユーザは、飲料ディスペンサにおいて飲料容器と関連付けられたバーコードをスキャンすることができる。バーコードは、適切ないかなる機械可読コードでもあり得、飲料容器上に事前印刷するか、または他に飲料容器上に貼付するか、もしくは取り付けることができる。飲料ディスペンサは、飲料ディスペンサと関連付けられたバーコードをスキャンするように構成されたスキャナからバーコードと関連付けられた情報を受信することができる。判断ブロック1210では、飲料ディスペンサにおいてバーコードをスキャンすると、ディスペンサは、有効性の判断を行うことができる。一例では、ディスペンサは、バーコードと関連付けられたバーコード識別子を一連の1つまたは複数の有効バーコード識別子または認められているバーコード識別子と比較することができる。ディスペンサは、一連の1つまたは複数の有効バーコード識別子または認められているバーコード識別子をローカルに格納するか、または他に1つまたは複数のネットワークを介して一連の1つまたは複数の有効バーコード識別子へのアクセスを有し得る。別の例では、ディスペンサは、バーコードと関連付けられた以前の使用記録が存在しない場合、バーコードが有効であると判断することができる。バーコードが有効ではない場合はまたは否定的な判断に応答して、ブロック1212では、飲料ディスペンサにおいてエラーメッセージを表示することができ、プロセスは、飲料ディスペンサにおけるバーコードのスキャンを待つブロックに進むことができる(1214)。
ブロック1210における肯定的な判断に応答してまたはバーコードが有効であるとディスペンサによって判断された場合、プロセスフロー1200は、判断ブロック1216に進むことができ、判断ブロック1216では、ディスペンサによって、バーコードが新しいものであるか、または他に使用記録と関連付けられていないかどうかの判断が行われる。例えば、ディスペンサは、バーコードが使用記録と関連付けられているかどうかを判断するために、一連の1つまたは複数の使用記録を分析することができる。関連付けられていない場合、ディスペンサは、バーコードが新しいものであると判断することができる。バーコードが新しいものであると判断された場合はまたは肯定的な判断に応答して、プロセスフロー1200は、ブロック1218に進み、ブロック1218では、タイムクロックが始動される。開始時間またはタイムクロックが始動された時間は、バーコードの使用記録と関連付けることができる。いくつかの実施形態では、タイムクロックは、既定の時間長で始まり、ゼロに達するまで減少するタイマーであり得る。他の実施形態では、ディスペンサは、タイムスタンプを生成し、タイムクロックのカウントアップを始めることができ、タイムスタンプを基準時間として使用してタイムスタンプから経過した時間長を決定することができる。タイムクロックが始動すると、ブロック1220では、飲料ディスペンサは飲料を分配することができ、それはユーザが選択することができる。飲料の分配時に、プロセスフロー1200は、飲料ディスペンサにおけるバーコードのスキャンを待つステップに戻ることができる(1222)。
判断ブロック1216における否定的な判断に応答して、あるいはバーコードが新しいものではないか、または他に使用履歴もしくは関連データを示す使用記録と関連付けられている場合、プロセスフロー1200は、判断ブロック1224に進むことができる。判断ブロック1224では、ディスペンサによって、再注入時間枠が時間切れかどうかに関する判断が行われ得る。再注入時間枠は、再注入を分配できる第1の使用後の時間長であり得る。例えば、ユーザは、第1の使用後、いくつかの再注入を得るための時間を2時間有し得る。ディスペンサは、再注入時間枠が時間切れかどうかを判断するために、例えば、ディスペンサによって生成されたタイムスタンプからの経過時間長を決定することができる。肯定的な判断に応答してまたは再注入時間枠が時間切れである場合、プロセスフロー1200は、ブロック1226に進むことができ、ブロック1226では、飲料ディスペンサにおいてエラーメッセージが表示される。エラーメッセージを表示すると、プロセスフロー1200は、ブロック1228において終了することができる。
ブロック1224における否定的な判断に応答してまたは再注入時間枠が時間切れではない場合、プロセスフロー1200は、判断ブロック1230に進むことができ、ブロック1230では、ディスペンサによって、許容される再注入が残っているかどうかに関する判断を行うことができる。例えば、バーコードは、いくつかの再注入(例えば、2回の再注入、3回の再注入など)のために使用することができる。ディスペンサは、特定のバーコードの使用記録を通じて、バーコードと関連付けられた増分値または再注入事象の数を決定することができ、許容される再注入が残っているかどうかを判断するために、その値を許容される再注入値と比較することができる。許容される再注入が残っていない場合はまたは否定的な判断に応答して、プロセスフロー1200は、判断ブロック1232に進むことができ、ブロック1232では、飲料ディスペンサにおいてエラーメッセージが表示される。エラーメッセージを表示すると、プロセスフローは、ブロック1226において終了することができる。
ブロック1230における肯定的な判断に応答してまたは許容される再注入が残っている場合、ブロック1220において、ディスペンサは、飲料を分配することができる。飲料の分配時に、プロセスフロー1200は、飲料ディスペンサにおけるバーコードのスキャンを待つステップに進むことができる(1222)。いくつかの実施形態では、プロセスフロー1200は、ディスペンサによって、飲料の分配時にバーコードの使用記録と関連付けられた再注入数を増分するステップを含み得る。
図13を参照すると、1つまたは複数の実施形態によるプロセスフロー1300の例が描写されている。プロセスフロー1300は、ブロック1302で始めることができる。ブロック1304では、ユーザは、例えば、飲料ディスペンサのところにあるか、または他に飲料ディスペンサと連通する販売時点管理デバイスにおいて、飲料容器を購入することができる。ブロック1306では、ユーザは、事前印刷されたバーコードを有する飲料容器を受け取ることができる。飲料容器は、一例では、カップまたは流体を保持するように構成された他の容器であり得る。ブロック1308では、ユーザは、飲料ディスペンサにおいて事前印刷されたバーコードをスキャンすることができる。バーコードは、適切ないかなる機械可読コードでもあり得る。飲料ディスペンサは、飲料ディスペンサと関連付けられたバーコードをスキャンするように構成されたスキャナからバーコードと関連付けられた情報を受信することができる。判断ブロック1310では、飲料ディスペンサにおいてバーコードをスキャンすると、有効性の判断を行う。一例では、ディスペンサは、バーコードと関連付けられたバーコード識別子を一連の1つまたは複数の有効バーコード識別子または認められているバーコード識別子と比較することができる。ディスペンサは、一連の1つまたは複数の有効バーコード識別子または認められているバーコード識別子をローカルに格納するか、または他に1つまたは複数のネットワークを介して一連の1つまたは複数の有効バーコード識別子へのアクセスを有し得る。別の例では、ディスペンサは、バーコードと関連付けられた以前の使用記録が存在しない場合、バーコードが有効であると判断することができる。バーコードが有効ではない場合はまたは否定的な判断に応答して、ブロック1312では、飲料ディスペンサにおいてエラーメッセージを表示することができ、プロセスは、飲料ディスペンサにおけるバーコードのスキャンを待つステップに進むことができる(1314)。
ブロック1310における肯定的な判断に応答してまたはバーコードが有効であると判断された場合、プロセスフロー1300は、判断ブロック1316に進むことができ、判断ブロック1316では、ディスペンサによって、バーコードが新しいものであるか、または他に使用記録と関連付けられていないかどうかの判断が行われる。例えば、ディスペンサは、バーコードが使用記録と関連付けられているかどうかを判断するために、一連の1つまたは複数の使用記録を分析することができる。関連付けられていない場合、ディスペンサは、バーコードが新しいものであると判断することができる。ブロック1316における否定的な判断に応答して、あるいはバーコードが新しいものではないか、または他に使用履歴もしくは関連データを示す使用記録と関連付けられている場合、プロセスフロー1300は、判断ブロック1318に進むことができる。判断ブロック1318では、ディスペンサによって、再注入数を超えたかどうかに関する判断を行うことができる。ディスペンサは、特定のバーコードの使用記録を通じて、バーコードと関連付けられた増分値または再注入事象の数を決定することができ、許容される再注入が残っているかどうかを判断するために、その値を許容される再注入値と比較することができる。肯定的な判断に応答してまたは再注入数が満たされているか、もしくは再注入数を超えた場合、ディスペンサは、ブロック1320に進むことができ、ブロック1320では、飲料ディスペンサにおいてエラーメッセージが表示される。エラーメッセージを表示すると、プロセスフロー1300は、ブロック1322において終了することができる。
判断ブロック1316における肯定的な判断に応答してまたはバーコードが新しいものである場合、プロセスフロー1300は、ブロック1324に進むことができ、ブロック1324では、再注入をカウントし始める。例えば、ディスペンサは、0または1の初期値で増分再注入数を生成することができる。再注入をカウントし始めると、プロセスフロー1300は、ブロック1326に進むことができ、ブロック1326では、バーコードと関連付けられた使用記録がクリアされる。
使用記録をクリアすると、プロセスフロー1300は、ブロック1328に進むことができ、ブロック1328では、バーコードと関連付けられた再注入数が増分される。例えば、ディスペンサは、再注入数を後続値に(例えば、1から2に、2から3になど)増加または増分することができる。あるいは、判断ブロック1318における否定的な判断に応答してまたは再注入数を超えていない場合、プロセスフロー1300は、ブロック1328へと続行し、バーコードと関連付けられた再注入数を増分することができる。
再注入数を増分すると、プロセスフロー1300は、ブロック1330に進むことができ、ブロック1330では、ユーザは、飲料ディスペンサにおいて「注入」を押すかまたは他に分配を開始する。ブロック1332では、飲料ディスペンサは、飲料を分配することができる。ブロック1334では、飲料ディスペンサは、分配容積を測定することができる。例えば、飲料ディスペンサは、流速および分配容積を生成するための分配時間長を計算することによって分配容積を決定することができる。
判断ブロック1336では、ディスペンサによって、ユーザが「注入」を離したか、または他に分配を停止したかどうかの判断が行われる。肯定的な判断に応答してまたはユーザが「注入」を離したか、もしくは分配を停止した場合、プロセスフロー1300は、判断ブロック1338に進むことができ、判断ブロック1338では、ディスペンサによって、ユーザが分配を継続したいかどうかの判断が行われる。例えば、ディスペンサのディスプレイにおいて、分配を継続するかどうかに関してユーザに促すことができる。肯定的な判断に応答して、プロセスフロー1300は、ユーザが「注入」を押すステップに戻ることができる(1340)。判断ブロック1338における否定的な判断に応答してまたはユーザが分配を継続したくない場合、プロセスフロー1300は、ブロック1342へと続行することができ、ブロック1342では、ディスペンサにおいて「注入完了」メッセージが表示され、プロセスフロー1300は、ディスペンサにおけるバーコードのスキャンを待つステップに進むことができる(1348)。
判断ブロック1336における否定的な判断に応答してまたはユーザが「注入」を離さない場合、プロセスフロー1300は、判断ブロック1344に進むことができ、判断ブロック1344では、ディスペンサによって、許容容積を超えたかどうかに関する判断が行われる。例えば、バーコードは、1回の分配事象あたり16液量オンスの許容容積に対する承認を得るか、または1回の分配事象あたり16液量オンスの許容容積を有することができる。判断ブロック1344における否定的な判断に応答してまたは許容容積を超えていない場合、プロセスフロー1300は、飲料を分配するステップを継続するように進むことができる(1346)。肯定的な判断に応答してまたは許容容積を超えた場合、プロセスフロー1300は、ブロック1342に進むことができ、ブロック1342では、「注入完了」メッセージが表示され、プロセスフロー1300は、ディスペンサにおけるバーコードのスキャンを待つステップに進むことができる(1348)。
図14を参照すると、1つまたは複数の実施形態によるディスペンサシステムのユーザインタフェース1400の例が描写されている。ユーザインタフェース1400は、アクセス制御機能をオンまたはオフにするためのオプション1402を含み得る。ユーザインタフェース1400は、日付および時間オプション1404および言語選択オプション1406を含み得る。ユーザインタフェース1400は、バーコード関連オプション1408を含み得る。例えば、バーコード関連オプション1408は、バーコードを事前印刷するか(カップ上に直接など)またはローカルで印刷するかどうかに関する選択を含み得る。いくつかの実施形態は、RFIDタグなどのスマートタグまたはチップを含み得る。そのようなオプションにより、デフォルトルール(例えば、バーコードがカップ上に印刷される際であり、これは、反復バーコードを示し得る)またはカスタムルール(例えば、バーコードがローカルで印刷される際)を実装するように飲料ディスペンサを構成することができる。バーコード関連オプション1408は、ストアまたはディスペンサ識別オプションを含み得、ストアまたはディスペンサ識別オプションは、特定のバーコードに対する分配事象と関連付けることができる。バーコード関連オプション1408は、ロックまでのタイムアウトオプションを含み得、ロックまでのタイムアウトオプションは、その時間を超えるとバーコードのポジティブスキャン後にユーザインタフェース1400がロックすることができる時間を示し得る。ロックまでのタイムアウト機能は、ディスペンサでのユーザセッションの制限を確立することができ、一例では、秒数として、ユーザインタフェース1400で入力することができる。バーコード関連オプション1408は、入力時間長後にバーコードの使用記録を自動的にリセットまたはクリアすることができるカップリセット制御を含み得る。バーコード関連オプション1408は、バーコードスキャナオプションを含み得、バーコードスキャナオプションは、ディスペンサと関連付けられたバーコード識別子またはスキャナの状態または動作状態を示し得る。ユーザインタフェース1400は、制御関連オプション1410を含み得る。制御関連オプション1410は、あるバーコードに対して再注入を得ることができる最大時間長または有効時間枠であり得る最大タイマーを含み得る。制御関連オプション1410は、単一のバーコードに対する複数の近接した再注入を防ぐための再注入の合間の最小時間長であり得る最小タイマーを含み得る。制御関連オプション1410は、バーコードに対する再注入事象の最大数を示す許容される再注入数を含み得る。制御関連オプション1410は、バーコードのすべての分配事象にわたるバーコードに対する分配可能な最大容積を示す容積制限を含み得る。制御関連オプション1410は、個々の分配事象の間の分配可能な最大容積を示す容積制限を含み得、カップまたは容器サイズによって設定することができる。制御関連オプション1410は、分配可能な最大容積を超えた場合に個々の分配事象に対して許容される許容値または過剰パーセント、およびアクセス制御機能または機能の組合せをオンにする他のオプションを含み得る。ユーザインタフェース1400は、個々のカップサイズオプション1412を含み得、個々のカップサイズオプション1412は、異なるカップサイズと関連付けられた容積を示すように構成することができ、分配容積制御を設定するために、容積制限と併せて使用することができる。例えば、Mサイズのカップは、12液量オンスに設定することができ、容積制御は、分配可能な最大容積をカップサイズ+10%の許容値と設定することができる。次いで、ユーザは、Mサイズのカップと関連付けられたバーコードに対して、12液量オンスに1.2液量オンスを追加した分量まで分配することができる。ユーザインタフェース1400は、保存および終了オプション1414を含み得る。本開示のユーザインタフェースの例には、他のオプションおよび/または構成ならびに追加のまたはより少ないオプションを含めることができる。
図15を参照すると、本開示の1つまたは複数の実施形態による方法1500の例が示されている。方法1500は、ブロック1510において、バーコードを生成するという要求を受信するステップを含み得る。例えば、ディスペンサは、バーコードを生成するための入力を受信することができる。販売時点管理デバイスがディスペンサから切り離されている実施形態では、販売時点管理デバイスが、バーコードを生成するための入力を受信することができる。いくつかの実施形態は、RFIDタグまたは他のスマートチップを構成することができる。ブロック1520では、方法1500は、要求に応答してバーコードを生成するステップであって、バーコードが、バーコードが生成された時間に相当する時間情報を含む、ステップを含む。例えば、ディスペンサおよび/または販売時点管理デバイスは、バーコードを生成し、印刷のために関連プリンタにバーコードを送信することができる。他の実施形態では、プリンタは、プリンタでの入力に応答してバーコードを印刷することができる。時間情報は、バーコードが生成された時間、有効時間枠またはバーコードが有効である時間長、最小再注入時間間隔および他の時間情報を含み得る。いくつかの実施形態では、バーコードは、分配可能な最大容積および/または1回の分配事象あたり分配可能な容積などの容積情報をさらに含み得る。ブロック1530では、方法1500は、バーコードをスキャンするステップを含む。例えば、ディスペンサは、関連スキャナでバーコードをスキャンすることができる。方法1500は、ブロック1540において、バーコードと関連付けられた時間情報を識別するステップを含む。例えば、ディスペンサは、バーコードで符号化された時間情報またはローカルもしくはリモートで(例えば、別個の販売時点管理デバイスで)格納された他の時間情報を識別することができる。ブロック1550では、方法1500は、バーコードが有効であると判断するステップを含む。本明細書で説明されるように、ディスペンサは、バーコードが有効かどうかを判断するために、バーコードが生成された生成時間またはバーコードが分配事象と関連付けられた初期分配時間と現在の時間との間の経過時間を決定することができる。方法1500のブロック1560は、飲料を分配するステップを含む。例えば、ディスペンサは、スキャン時にバーコードが有効であると判断すると、飲料を分配することができる。
図16を参照すると、1つまたは複数の実施形態によるディスペンサ1602および飲料容器1610を有する環境1600の例が描写されている。ディスペンサ1602は、ユーザインタフェースを提示するようにおよび/またはユーザから1つもしくは複数の入力を受信するように構成できるディスプレイ1604を含む。ディスペンサ1602は、スキャンデバイス1606およびディスペンサ出力1608を含む。スキャンデバイス1606は、適切な機械可読コード(例えば、QRコード、RFIDタグなど)をスキャンするか、または他に読み取るように構成することができる。ディスペンサ出力1608は、1つまたは複数の飲料を分配するように構成することができる。飲料容器1610は、バーコード1612を含み得る。バーコード1612は、飲料容器上に直接印刷するか、または他に例えばステッカーまたは接着剤を通じて容器と関連付けるか、もしくは容器に取り付けることができる。バーコード1612は、バーコードまたは他のスキャン可能なコードであり得る。ディスペンサ1602は、スキャンデバイス1606を介して、バーコード1612をスキャンすることができる。
ディスペンサ1602は、1つまたは複数のハードウェアコンポーネントを含み得る。図16の実施形態では、ディスペンサ1602は、1つまたは複数のプロセッサ1620、1つまたは複数の入出力インタフェース1622、1つまたは複数のネットワークインタフェース1624、スキャンデバイス1606および関連スキャンインタフェース、1つまたは複数のトランシーバ1626、ディスプレイ1604ならびにディスペンサハードウェア1628を含む。ディスペンサ1602は、1つまたは複数のメモリデバイス1630を含み得る。メモリデバイス1630は、1つまたは複数のプロセッサ1620によって実行されるとある機能の実行をディスペンサ1602に行わせるコンピュータ実行可能命令を格納するように構成することができる。メモリ1630は、オペレーティングシステム1632、1つまたは複数の使用記録1634および1つまたは複数のディスペンサ設定1660を含み得る。
メモリ1630は、1つまたは複数のバーコードに対する使用記録1636を含み得る。例えば、第1の使用記録1636が図16で描写されている。第1の使用記録1636は、バーコード識別子1650を介してバーコードと関連付けることができる。第1の使用記録1636は、再注入数1638、第1の分配事象または生成時間と関連付けられた初期タイムスタンプ1640および分配事象情報1642を含み得る。分配事象情報1642は、分配時間1644または分配事象が起こった時間、分配容積1646または分配事象の間に分配された飲料容積、および分配飲料1648または分配事象の間に分配に対して選択された飲料を含み得る。分配事象の情報を使用することで、ディスペンサ1602は、総分配容積および他の情報を生成することができる。
ディスペンサ設定1660は、バーコードと関連付けられたすべての分配事象にわたって分配できる最大容積を示す分配可能な最大容積1662などの情報を含み得る。ディスペンサ設定1660は、第1の分配事象後にバーコードがアクティブまたは有効のままである時間長を示す有効時間枠1664をさらに含み得る。ディスペンサ設定1660は、バーコードが有効であり得る分配事象または再注入の最大数を示す最大再注入数1666をさらに含み得る。ディスペンサ設定1660は、後続の再注入に対してバーコードを使用できる前の再注入の合間の最小時間長を示す最小再注入間隔1668をさらに含み得る。ディスペンサ設定1660は、その時間を超えると1つまたは複数の使用記録をリセットまたはクリアすることができる時間を示す使用記録リセット1670をさらに含み得る。ディスペンサ設定1660は、特定のバーコードに対する分配可能な容積に関する許容値を示す分配許容値1672をさらに含み得る。
飲料ディスペンサによってまたはより具体的にはそのような飲料ディスペンサ上で実行される1つもしくは複数のプログラムモジュール、アプリケーションもしくは同様のものによって実行されるものとして、方法またはプロセスフロー1100、1200、1300または1500の1つまたは複数の動作について上記で説明してきた。しかし、方法またはプロセスフロー1100、1200、1300または1500の動作のいずれも、1つもしくは複数の他のデバイス(例えば、1つまたは複数の製品または飲料ディスペンサと連通する1つまたは複数のリモートサーバ)によってまたはより具体的にはそのようなデバイス上で実行される1つもしくは複数のプログラムモジュール、アプリケーションもしくは同様のものによって分散方式で少なくとも部分的に実行できることを理解すべきである。それに加えて、アプリケーション、プログラムモジュールまたは同様のものの一部として提供されるコンピュータ実行可能命令の実行に応答して実行される処理は、本明細書では、アプリケーションもしくはプログラムモジュール自体によってまたはアプリケーション、プログラムモジュールもしくは同様のものがその上で実行されているデバイスによって実行されるものとして交換可能に説明できることを理解すべきである。方法またはプロセスフロー1100、1200、1300または1500の動作は飲料ディスペンサに関連して説明できるが、そのような動作は、飲料ディスペンサと連通する多くの他のデバイス構成またはデバイスと関係して実装できることを理解すべきである。
図11〜15の例示的な方法で説明され、描写される動作は、本開示の様々な例示的な実施形態において、必要に応じて任意の適切な順番で行うか、または実行することができる。それに加えて、ある例示的な実施形態では、動作の少なくとも一部分は、並行して行うことができる。その上、ある例示的な実施形態では、図11〜15で描写されるものより少ない、多いまたは異なる動作を実行することができる。
本開示の特定の実施形態について説明してきたが、当業者であれば、他の多くの変更形態および代替実施形態が本開示の範囲内にあることが認識されるであろう。例えば、特定のデバイスまたはコンポーネントに関して説明される機能および/または処理能力のいずれも、他の任意のデバイスまたはコンポーネントによって実行することができる。さらに、本開示の実施形態に従って様々な例示的な実装形態およびアーキテクチャについて説明してきたが、当業者であれば、本明細書で説明される例示的な実装形態およびアーキテクチャの他の多くの変更形態もまた本開示の範囲内であることが理解されるであろう。
本開示のある態様は、例示的な実施形態によるシステム、方法、装置および/またはコンピュータプログラム製品のブロックおよびフロー図を参照して上記で説明されている。ブロック図およびフロー図の1つまたは複数のブロックならびにブロック図およびフロー図のブロックの組合せはそれぞれ、コンピュータ実行可能プログラム命令の実行によって実装できることが理解されるであろう。同様に、ブロック図およびフロー図のいくつかのブロックは、いくつかの実施形態によれば、必ずしも提示される順番で実行する必要があるとは限らないか、または全く実行する必要がなくてもよい。さらに、ある実施形態では、ブロックおよび/またはフロー図のブロックで描写されるものを超える追加のコンポーネントおよび/または動作が存在し得る。
それに従って、ブロック図およびフロー図のブロックは、指定された機能を実行するための手段の組合せ、指定された機能を実行するための要素またはステップの組合せ、および指定された機能を実行するためのプログラム命令手段をサポートする。また、ブロック図およびフロー図の各ブロックならびにブロック図およびフロー図のブロックの組合せは、指定された機能、要素もしくはステップを実行する専用のハードウェアベースのコンピュータシステムまたは専用のハードウェアおよびコンピュータ命令の組合せによって実装できることも理解されるであろう。
本開示の飲料ディスペンサで分配を制御するための別の方法の例では、方法は、飲料ディスペンサにおいて、機械可読アイテムから飲料注文を表す注文情報にアクセスするステップであって、注文情報が飲料注文を指定する注文パラメータのグループを含む、ステップを含む。方法は、飲料ディスペンサと機能的に結合されたコンピューティングデバイスにおいて、飲料注文が有効かどうかを判断するステップと、飲料注文が有効であるという確認に応答して、飲料ディスペンサにおいて、飲料選択を示す選択情報を受信するステップであって、選択情報が選択パラメータのグループを含む、ステップとを含み得る。方法は、コンピューティングデバイスにおいて、注文パラメータのグループおよび選択パラメータのグループに少なくとも部分的に基づいて、飲料選択が有効かどうかを判断するステップを含み得る。方法は、飲料選択が有効であるという確認に応答して、選択情報に基づいて、飲料ディスペンサにおいて飲料を分配するステップを含み得る。いくつかの実施形態では、注文パラメータのグループおよび選択パラメータのグループに少なくとも部分的に基づいて、飲料選択が有効かどうかを判断するステップは、注文パラメータのグループの少なくとも1つを選択パラメータのグループの少なくとも1つと比較するステップと、既定の範囲内の結果をもたらす比較に応答して飲料選択を有効なものとして構成するステップと、既定の範囲を超える結果をもたらす比較に応答して飲料選択を無効なものとして構成するステップとを含み得る。注文パラメータのグループは、飲料のタイプを示すパラメータ、飲料の量を示すパラメータ、飲料の価格カテゴリを示すパラメータまたは飲料の再注入許容量を示すパラメータのうちの1つまたは複数を含み得る。
いくつかの実施形態では、方法は、コンピューティングデバイスにおいて、分配に応答して飲料注文が履行されたかどうかを判断するステップを含み得、飲料注文が履行されたかどうかを判断するステップは、飲料の既定の量が実質的に分配されたかどうかを判断するステップを含み得る。方法は、コンピューティングデバイスにおいて、飲料の分配に応答して飲料注文を更新するステップを含み得、更新するステップは、分配された飲料の量を示す記録を更新するステップを含み得る。方法は、コンピューティングデバイスにおいて、飲料注文を表す注文情報の少なくとも一部分に基づいて消費者を飲料注文と関連付けるステップを含み得る。関連付けるステップは、消費者を示す情報にアクセスするステップを含み得る。
アクセスするステップは、機械可読アイテムから情報の少なくとも一部分を受信するステップであって、情報の少なくとも一部分が安全に符号化される、ステップを含み得る。機械可読アイテムは、情報の少なくとも一部分がその上で安全に符号化された無線自動識別(RFID)タグを含み得、アクセスするステップは、RFIDタグを精査するステップを含み得る。飲料注文が有効かどうかを判断するステップは、RFIDタグの製造業者を表す情報構造を分析するステップを含み得る。機械可読アイテムは、情報の少なくとも一部分がその上で安全に符号化されたデバイスを含み得、アクセスするステップは、デバイスをスキャンするステップを含み得る。デバイスは、ポータブルコンピューティングデバイスまたはポータブル非コンピューティングデバイスのうちの1つであり得、情報の少なくとも一部分は、リニアバーコードまたはマトリクスバーコードのうちの1つまたは複数を含むバーコードスキームに少なくとも従ってデバイス上で符号化され、アクセスするステップは、リニアバーコードまたはマトリクスバーコードの少なくとも1つをスキャンするステップを含み得る。
飲料を注文する方法の例では、方法は、飲料ディスペンサと機能的に結合されたコンピューティングデバイスにおいて飲料に対する注文を受信するステップであって、注文が飲料の前払い金額または飲料の既定のタイプのうちの1つまたは複数を含む、ステップと、コンピューティングデバイスにおいて、注文を飲料の消費者と関連付けるステップと、コンピューティングデバイスによって、注文および消費者を示す情報を供給するステップとを含み得る。供給するステップは、情報の少なくとも一部分を飲料ディスペンサに伝達するステップを含み得る。方法は、コンピューティングデバイスにおいて、注文および消費者を示す情報を供給する前に、消費者情報を注文と関連付けるステップを含み得、消費者情報は、消費者を特徴付ける。消費者情報を注文と関連付けるステップは、消費者の年齢を示す情報を注文と関連付けるステップ、消費者に関するロイヤルティプログラムを示す情報を注文と関連付けるステップ、消費制限を示す情報を注文と関連付けるステップ、または消費者の食事制限を示す情報を注文と関連付けるステップのうちの1つまたは複数を含み得る。
方法は、消費者の年齢を示す情報を注文と関連付けるステップに応答して、分配情報を関連付けるステップを含み得、分配情報は、飲料を分配するように構成された飲料ディスペンサの動作をカスタマイズするように構成される。供給するステップは、注文を示す注文情報を含む機械可読アイテムを消費者に提供するステップであって、注文情報の少なくとも一部分が機械可読アイテム上で安全に符号化される、ステップを含み得る。提供するステップは、注文情報の少なくとも一部分を暗号化するステップを含み得る。提供するステップは、注文情報の少なくとも一部分にスクランブルをかけるステップを含み得る。提供するステップは、ポータブル非コンピューティングデバイスを消費者に提供するステップを含み得、ポータブル非コンピューティングデバイスは、着用可能なデバイスまたはカードを含み得る。関連付けるステップは、注文を消費者に関するバイオメトリック情報と関連付けるステップを含み得る。注文を消費者に関するバイオメトリック情報と関連付けるステップは、コンピューティングデバイスにおいてバイオメトリック情報の少なくとも一部分を取得するステップを含み得、取得するステップは、消費者の指紋をスキャンするステップ、消費者の網膜をスキャンするステップ、消費者の発話もしくはスピーチを記録するステップ、消費者の顔の特徴を識別するステップ、消費者のジェスチャを識別するステップ、消費者の身長を測定するステップ、または消費者の体重を測定するステップのうちの1つまたは複数を含み得る。
本開示の製品ディスペンサを保証するための方法の別の例では、方法は、製品ディスペンサの構成モードにアクセスするステップと、製品ディスペンサにおいて、機械可読アイテムから構成情報を受信するステップと、製品ディスペンサにおいて、製品ディスペンサと関連付けられた第1のセキュリティ機能と、製品ディスペンサから離れた場所で動作するアクセスデバイスと関連付けられた第2のセキュリティ機能とを同期させるステップとを含み得る。第1のセキュリティ機能は、暗号化キーを含み得、第2のセキュリティ機能は、暗号化キーを含み得、同期させるステップは、アクセスデバイスから暗号化キーを受信し、製品ディスペンサにおいて暗号化キーを構成するステップを含み得る。第1のセキュリティ機能は、スクランブリングコードを含み得、第2のセキュリティ機能は、スクランブリングコードを含み得、同期させるステップは、アクセスデバイスからスクランブリングコードを受信し、製品ディスペンサにおいてスクランブリングコードを構成するステップを含み得る。
一例では、本開示のデバイスは、命令がその上で符号化された少なくとも1つのメモリデバイスと、少なくとも1つのメモリと機能的に結合され、命令によって、飲料の前払い金額または飲料の既定のタイプのうちの1つまたは複数を含む飲料に対する注文を受信し、注文を飲料の消費者と関連付け、注文および消費者を示す情報を供給するように構成された少なくとも1つのプロセッサとを含む。少なくとも1つのプロセッサは、情報の少なくとも一部分を飲料ディスペンサに伝達するようにさらに構成することができる。少なくともプロセッサは、注文および消費者を示す情報を供給する前に、消費者情報を注文と関連付けるようにさらに構成することができ、消費者情報は、消費者を特徴付ける。少なくとも1つのプロセッサは、消費者の年齢を示す情報を注文と関連付けるステップ、消費者に関するロイヤルティプログラムを示す情報を注文と関連付けるステップ、消費制限を示す情報を注文と関連付けるステップ、または消費者の食事制限を示す情報を注文と関連付けるステップのうちの1つまたは複数を行うようにさらに構成することができる。少なくとも1つのプロセッサは、消費者の年齢を示す情報を注文と関連付けるステップに応答して、分配情報を関連付けるようにさらに構成することができ、分配情報は、飲料を分配するように構成された飲料ディスペンサの動作をカスタマイズするように構成される。少なくとも1つのプロセッサは、注文を示す注文情報を含む機械可読アイテムを消費者に提供するようにさらに構成することができ、注文情報の少なくとも一部分は、機械可読アイテム上で安全に符号化される。少なくとも1つのプロセッサは、注文情報の少なくとも一部分を暗号化するようにさらに構成することができる。少なくとも1つのプロセッサは、注文情報の少なくとも一部分にスクランブルをかけるようにさらに構成することができる。少なくとも1つのプロセッサは、ポータブル非コンピューティングデバイスを消費者に提供するようにさらに構成することができ、ポータブル非コンピューティングデバイスは、着用可能なデバイスまたはカードを含み得る。少なくとも1つのプロセッサは、注文を消費者に関するバイオメトリック情報と関連付けるようにさらに構成することができる。少なくとも1つのプロセッサは、コンピューティングデバイスにおいてバイオメトリック情報の少なくとも一部分を取得するようにさらに構成することができ、取得することは、消費者の指紋をスキャンすること、消費者の網膜をスキャンすること、消費者の発話もしくはスピーチを記録すること、消費者の顔の特徴を識別すること、消費者のジェスチャを識別すること、消費者の身長を測定すること、または消費者の体重を測定することのうちの1つまたは複数を含み得る。
本開示の製品ディスペンサの一例では、製品ディスペンサは、機械可読アイテムから製品注文を表す注文情報にアクセスするように構成された取得ユニットであって、注文情報が飲料注文を指定する注文パラメータのグループを含む、取得ユニットと、製品注文が有効かどうかを判断するように構成された制御ユニットと、飲料注文が有効であることに応答して、製品選択を示す選択情報を受信するように構成されたインタフェースであって、選択情報が選択パラメータのグループを含む、インタフェースとを含み、制御ユニットは、注文パラメータのグループおよび選択パラメータのグループに少なくとも部分的に基づいて、製品選択が有効かどうかを判断するようにさらに構成され、ディスペンサプラットフォームは、飲料選択が有効であることに応答して、選択情報に基づいて製品ディスペンサにおいて製品を分配するように構成される。制御ユニットは、注文パラメータのグループの少なくとも1つを選択パラメータのグループの少なくとも1つと比較するように、既定の範囲内であるという比較結果に応答して製品選択を有効なものとして構成するように、および既定の範囲より大きいという比較結果に応答して飲料選択を無効なものとして構成するように構成することができる。注文パラメータのグループは、飲料のタイプを示すパラメータ、飲料の量を示すパラメータ、飲料の価格カテゴリを示すパラメータまたは飲料の再注入許容量を示すパラメータのうちの1つまたは複数を含み得る。制御ユニットは、製品の分配に応答して飲料注文が履行されたかどうかを判断するようにさらに構成することができ、制御ユニットは、製品の既定の量が実質的に分配されたかどうかを判断するように構成することができる。制御ユニットは、製品の分配に応答して飲料注文を更新するようにさらに構成することができ、制御ユニットは、分配された飲料の量を示す記録を更新するように構成することができる。制御ユニットは、製品注文を表す注文情報の少なくとも一部分に基づいて消費者を製品注文と関連付けるようにさらに構成することができる。制御ユニットは、消費者を示す情報にアクセスするようにさらに構成することができる。制御ユニットは、機械可読アイテムから情報の少なくとも一部分を受信するようにさらに構成することができ、情報の少なくとも一部分は、安全に符号化される。機械可読アイテムは、情報の少なくとも一部分がその上で安全に符号化された無線自動識別(RFID)タグを含み得、取得するステップは、RFIDタグを精査するステップを含み得る。制御ユニットは、RFIDタグの製造業者を表す情報構造を分析するようにさらに構成することができる。機械可読アイテムは、情報の少なくとも一部分がその上で安全に符号化されたデバイスを含み得、取得ユニットは、デバイスをスキャンするように構成することができる。デバイスは、ポータブルコンピューティングデバイスまたはポータブル非コンピューティングデバイスのうちの1つであり得、情報の少なくとも一部分は、リニアバーコードまたはマトリクスバーコードのうちの1つまたは複数を含むバーコードスキームに少なくとも従ってデバイス上で符号化され、取得ユニットは、リニアバーコードまたはマトリクスバーコードの少なくとも1つをスキャンするように構成することができる。
本開示のある実施形態は、実行に応答して、機械可読アイテムから飲料注文を表す注文情報にアクセスするステップであって、注文情報が飲料注文を指定する注文パラメータのグループを含む、ステップと、飲料注文が有効かどうかを判断するステップと、飲料注文が有効であるという確認に応答して、飲料選択を示す選択情報を受信するステップであって、選択情報が選択パラメータのグループを含む、ステップと、注文パラメータのグループおよび選択パラメータのグループに少なくとも部分的に基づいて、飲料選択が有効かどうかを判断するステップと、飲料選択が有効であるという確認に応答して、選択情報に基づいて、飲料ディスペンサにおいて飲料を分配するステップとを含む動作の実行を少なくとも1つの電子デバイスに行わせるという、その上で符号化された製品分配に対する命令を有する少なくとも1つの非一時的なコンピュータアクセス可能記憶媒体を含み得る。注文パラメータのグループおよび選択パラメータのグループに少なくとも部分的に基づいて、飲料選択が有効かどうかを判断するステップは、注文パラメータのグループの少なくとも1つを選択パラメータのグループの少なくとも1つと比較するステップと、既定の範囲内の結果をもたらす比較に応答して飲料選択を有効なものとして構成するステップと、既定の範囲を超える結果をもたらす比較に応答して飲料選択を無効なものとして構成するステップとを含み得る。注文パラメータのグループは、飲料のタイプを示すパラメータ、飲料の量を示すパラメータ、飲料の価格カテゴリを示すパラメータまたは飲料の再注入許容量を示すパラメータのうちの1つまたは複数を含み得る。少なくとも1つの非一時的なコンピュータアクセス可能記憶媒体は、コンピューティングデバイスにおいて、分配に応答して飲料注文が履行されたかどうかを判断するステップを含む動作であって、飲料注文が履行されたかどうかを判断するステップが、飲料の既定の量が実質的に分配されたかどうかを判断するステップを含み得る、動作をさらに実行することができる。少なくとも1つの非一時的なコンピュータアクセス可能記憶媒体は、コンピューティングデバイスにおいて、飲料の分配に応答して飲料注文を更新するステップを含む動作であって、更新するステップが、分配された飲料の量を示す記録を更新するステップを含み得る、動作をさらに実行することができる。少なくとも1つの非一時的なコンピュータアクセス可能記憶媒体は、コンピューティングデバイスにおいて、飲料注文を表す注文情報の少なくとも一部分に基づいて消費者を飲料注文と関連付けるステップを含む動作をさらに実行することができる。関連付けるステップは、消費者を示す情報にアクセスするステップを含み得る。アクセスするステップは、機械可読アイテムから情報の少なくとも一部分を受信するステップであって、情報の少なくとも一部分が安全に符号化される、ステップを含み得る。機械可読アイテムは、情報の少なくとも一部分がその上で安全に符号化された無線自動識別(RFID)タグを含み得、アクセスするステップは、RFIDタグを精査するステップを含み得る。飲料注文が有効かどうかを判断するステップは、RFIDタグの製造業者を表す情報構造を分析するステップを含み得る。機械可読アイテムは、情報の少なくとも一部分がその上で安全に符号化されたデバイスを含み得、アクセスするステップは、デバイスをスキャンするステップを含み得る。デバイスは、ポータブルコンピューティングデバイスまたはポータブル非コンピューティングデバイスのうちの1つであり得、情報の少なくとも一部分は、リニアバーコードまたはマトリクスバーコードのうちの1つまたは複数を含むバーコードスキームに少なくとも従ってデバイス上で符号化され、アクセスするステップは、リニアバーコードまたはマトリクスバーコードの少なくとも1つをスキャンするステップを含み得る。
本開示のある実施形態は、実行に応答して、飲料に対する注文を受信するステップであって、注文が飲料の前払い金額または飲料の既定のタイプのうちの1つまたは複数を含む、ステップと、注文を飲料の消費者と関連付けるステップと、注文および消費者を示す情報を供給するステップとを含む動作の実行を少なくとも1つのコンピューティングデバイスに行わせるという、その上で符号化された製品注文に対する命令を有する少なくとも1つの非一時的なコンピュータアクセス可能記憶媒体を含み得る。供給するステップは、情報の少なくとも一部分を飲料ディスペンサに伝達するステップを含み得る。少なくとも1つの非一時的なコンピュータアクセス可能記憶媒体は、注文および消費者を示す情報を供給する前に、消費者情報を注文と関連付けるステップを含む動作であって、消費者情報が消費者を特徴付ける、動作をさらに実行することができる。消費者情報を注文と関連付けるステップは、消費者の年齢を示す情報を注文と関連付けるステップ、消費者に関するロイヤルティプログラムを示す情報を注文と関連付けるステップ、消費制限を示す情報を注文と関連付けるステップ、または消費者の食事制限を示す情報を注文と関連付けるステップのうちの1つまたは複数を含み得る。少なくとも1つの非一時的なコンピュータアクセス可能記憶媒体は、消費者の年齢を示す情報を注文と関連付けるステップに応答して、分配情報を関連付けるステップを含む動作であって、分配情報が、飲料を分配するように構成された飲料ディスペンサの動作をカスタマイズするように構成される、動作をさらに実行することができる。供給するステップは、注文を示す注文情報を含む機械可読アイテムを消費者に提供するステップであって、注文情報の少なくとも一部分が機械可読アイテム上で安全に符号化される、ステップを含み得る。提供するステップは、注文情報の少なくとも一部分を暗号化するステップを含み得る。提供するステップは、注文情報の少なくとも一部分にスクランブルをかけるステップをさらに含み得る。提供するステップは、ポータブル非コンピューティングデバイスを消費者に提供するステップをさらに含み得、ポータブル非コンピューティングデバイスは、着用可能なデバイスまたはカードを含み得る。関連付けるステップは、注文を消費者に関するバイオメトリック情報と関連付けるステップを含み得る。注文を消費者に関するバイオメトリック情報と関連付けるステップは、コンピューティングデバイスにおいてバイオメトリック情報の少なくとも一部分を取得するステップを含み得、取得するステップは、消費者の指紋をスキャンするステップ、消費者の網膜をスキャンするステップ、消費者の発話もしくはスピーチを記録するステップ、消費者の顔の特徴を識別するステップ、消費者の身長を測定するステップ、または消費者の体重を測定するステップのうちの1つまたは複数を含み得る。
製品分配のためのシステムの一例では、システムは、機械可読アイテムから飲料注文を表す注文情報にアクセスするステップであって、注文情報が飲料注文を指定する注文パラメータのグループを含む、ステップを行うように構成された製品ディスペンサと、製品注文が有効かどうかを判断するように構成されたハブユニットとを含み得、製品ディスペンサは、飲料注文が有効であることに応答して、製品選択を示す選択情報を受信するようにさらに構成され、選択情報は、選択パラメータのグループを含み、ハブユニットは、注文パラメータのグループおよび選択パラメータのグループに少なくとも部分的に基づいて、製品選択が有効かどうかを判断するようにさらに構成され、製品ディスペンサは、飲料選択が有効であることに応答して、選択情報に基づいて製品を分配するようにさらに構成される。
本開示のある実施形態は、少なくとも1つのメモリと機能的に結合された少なくとも1つのプロセッサを含むデバイスを含み得、少なくとも1つのメモリは、コンピュータアクセス可能命令を含み得、少なくとも1つのプロセッサは、本明細書で説明されるおよび/または特許請求される方法のいずれかを行うようにコンピュータアクセス可能命令の少なくとも一部分によって構成される。
本開示のある実施形態は、少なくとも1つのデバイスと、少なくとも1つのメモリと機能的に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含む製品ディスペンサを含み得、少なくとも1つのメモリは、コンピュータアクセス可能命令を含み得、少なくとも1つのデバイスおよび/または少なくとも1つのプロセッサは、本明細書で説明されるおよび/または特許請求される方法のいずれかを行うようにコンピュータアクセス可能命令の少なくとも一部分によって構成される。
本開示のある実施形態は、少なくとも1つの製品ディスペンサと、少なくとも1つの製品ディスペンサと機能的に結合された少なくとも1つのデバイスとを含むシステムを含み得、少なくとも1つのデバイスおよび/または少なくとも1つの製品ディスペンサは、本明細書で説明されるおよび/または特許請求される方法のいずれかを行うように構成される。
本開示の様々な実施形態は、全体的なもしくは部分的なハードウェア実施形態、全体的なもしくは部分的なソフトウェア実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの組合せ(例えば、ファームウェア実施形態)の形態を取ることができる。その上、本明細書で説明されるように、本開示の様々な実施形態(例えば、方法およびシステム)は、そのような記憶媒体で符号化または他に具体化されるコンピュータソフトウェアなどのコンピュータアクセス可能命令(例えば、コンピュータ可読および/またはコンピュータ実行可能命令)を有する非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品の形態を取ることができる。それらの命令は、本明細書で説明される動作の性能を実行するか、または可能にするために、1つまたは複数のプロセッサによって読み取るか、または他にアクセスして実行することができる。命令は、ソースコード、コンパイル済みコード、解釈済みコード、実行可能コード、静的コード、動的コード、アセンブラコード、上記の組合せおよび同様のものなど、適切ないかなる形態でも提供することができる。適切ないかなる非一時的なコンピュータ可読記憶媒体も、コンピュータプログラム製品を形成するために利用することができる。例えば、コンピュータ可読媒体は、1つまたは複数のコンピュータまたはそれと機能的に結合されたプロセッサによって読み取ることができるか、または他にアクセスすることができる形態で情報を格納するためのいかなる有形の非一時的な媒体も含み得る。非一時的な記憶媒体は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、フラッシュメモリなどを含み得る。
動作環境および方法(または技法)の実施形態は、方法、システム、装置およびコンピュータプログラム製品のブロック図およびフローチャート図解を参照して本明細書で説明する。ブロック図およびフローチャート図解の各ブロックならびにブロック図およびフローチャート図解のブロックの組合せはそれぞれ、コンピュータアクセス可能命令によって実装できることが理解できるであろう。ある実装形態では、コンピュータアクセス可能命令は、コンピュータまたは処理装置での実行に応答してフローチャートブロックまたはブロックで指定される動作または機能を実装できるように、汎用コンピュータ、専用コンピュータまたは特定の機械を生産するための他のプログラム化可能情報処理装置にロードするか、または他に組み込むことができる。
他で明示的に述べられていない限り、本明細書に記載されるプロトコル、手順、プロセスまたは方法を、その動作またはステップを特定の順番で実行することを必要とするものとして解釈することは全く意図しない。それに従って、請求項のプロセスまたは方法が、その動作またはステップが従うべき順番を実際には記載していない場合、または他にステップが特定の順番に限定されることを対象開示の請求項もしくは説明で具体的には記載していない場合、いかなる点においても順番が推断されることは全く意図しない。このことは、ステップもしくは動作フローの構成に関する論理事項、文法構成もしくは句読法に由来する単純解釈、本明細書もしくは添付の図面で説明される実施形態の数もしくはタイプ、または同様のものを含む、可能ないかなる不特定の解釈基盤に対しても成り立つ。
この出願で使用される場合、「コンポーネント」、「環境」、「システム」、「アーキテクチャ」、「インタフェース」、「ユニット」、「モジュール」、「パイプ」という用語および同様の用語は、コンピュータ関連実体または1つもしくは複数の特定の機能を有する動作装置に関連する実体を指すことを意図する。そのような実態は、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェアまたは実行中のソフトウェアであり得る。例として、コンポーネントは、これらに限定されないが、プロセッサ上で実行しているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、ソフトウェアの実行可能な部分、実行のスレッド、プログラムおよび/またはコンピューティングデバイスであり得る。例えば、コンピューティングデバイス上で実行しているソフトウェアアプリケーションとコンピューティングデバイスは両方ともコンポーネントであり得る。1つまたは複数のコンポーネントは、プロセスおよび/または実行のスレッド内に存在し得る。コンポーネントは、1つのコンピューティングデバイス上に局在することも、または2つ以上のコンピューティングデバイス間で分散させることもできる。本明細書で説明されるように、コンポーネントは、様々なデータ構造がその上に格納された様々な非一時的なコンピュータ可読媒体から実行することができる。コンポーネントは、例えば、1つまたは複数のデータパケット(例えば、ローカルシステム、分散システムにおいておよび/または信号を介して他のシステムを有する広域ネットワークなどのネットワークにわたって、他方のコンポーネントと相互作用する一方のコンポーネントからのデータ)を有する信号(アナログまたはデジタル)に従って、ローカルおよび/またはリモートプロセスを介して通信することができる。別の例として、コンポーネントは、プロセッサによって実行されるソフトウェアアプリケーションまたはファームウェアアプリケーションによって制御される電気または電子回路によって操作される機械部品によって提供される特定の機能を有する装置であり得、プロセッサは、装置の内部または外部にあり得、ソフトウェアまたはファームウェアアプリケーションの少なくとも一部を実行することができる。さらなる別の例では、コンポーネントは、機械部品のない電子コンポーネントを通じて特定の機能を提供する装置であり得、電子コンポーネントは、その中に、電子コンポーネントの機能を少なくとも部分的に提供するソフトウェアまたはファームウェアを実行するためのプロセッサを含み得る。インタフェースは、入出力(I/O)コンポーネントならびに関連プロセッサ、アプリケーションおよび/または他のプログラミングコンポーネントを含み得る。「コンポーネント」、「環境」、「システム」、「アーキテクチャ」、「インタフェース」、「ユニット」、「モジュール」および「パイプ」という用語は、交換可能に利用することができ、機能要素と総称することができる。
本明細書または添付の図面では、「プロセッサ」への言及が行われている。本明細書で利用される場合、プロセッサは、シングルコアプロセッサ、ソフトウェアマルチスレッド実行能力を有するシングルプロセッサ、マルチコアプロセッサ、ソフトウェアマルチスレッド実行能力を有するマルチコアプロセッサ、ハードウェアマルチスレッド技術を有するマルチコアプロセッサ、パラレルプラットフォームおよび分散共有メモリを有するパラレルプラットフォームを含むいかなるコンピュータ処理ユニットまたはデバイスも指し得る。それに加えて、プロセッサは、本明細書で説明される機能を実行するように設計された、集積回路(IC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理制御装置(PLC)、結合プログラム可能論理回路(CPLD)、離散ゲートもしくはトランジスタ論理、離散ハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組合せを指し得る。プロセッサは、コンピュータ処理ユニットの組合せとして実装することができる。ある実施形態では、プロセッサは、空間利用を最適化するか、またはユーザ機器もしくは他の電子機器の性能を向上させるために、これらに限定されないが、分子および量子ドットに基づくトランジスタ、スイッチおよびゲートなどのナノスケールアーキテクチャを利用することができる。
それに加えて、本明細書または添付の図面では、「ストア」、「ストレージ」、「データストア」、「データストレージ」、「メモリ」、「リポジトリ」などの用語ならびに本開示のコンポーネントの動作および機能に関連する実質上他のいかなる情報格納コンポーネントも、「メモリコンポーネント」、「メモリ」で具体化された実体またはメモリを形成するコンポーネントを指す。本明細書で説明されるメモリコンポーネントまたはメモリは、コンピューティングデバイスによる読み取りまたは他にアクセスが可能な非一時的なコンピュータ記憶媒体を具体化するか、または含むことが理解できるであろう。そのような媒体は、コンピュータ可読命令、情報構造、プログラムモジュールまたは他の情報オブジェクトなどの情報を格納するためのいかなる方法または技術でも実装することができる。メモリコンポーネントまたはメモリは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであり得るか、または揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含み得る。それに加えて、メモリコンポーネントまたはメモリは、取り外し可能もしくは取り外し不可能であり得る、および/またはコンピューティングデバイスもしくはコンポーネントの内部もしくは外部にあり得る。様々なタイプの非一時的な記憶媒体の例は、ハードディスクドライブ、zipドライブ、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくは他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、フラッシュメモリカードもしくは他のタイプのメモリカード、カートリッジ、または所望の情報の保持に適した、コンピューティングデバイスによるアクセスが可能な他の任意の非一時的な媒体を含み得る。
図解のように、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラム可能型ROM(PROM)、電気的プログラム可能型ROM(EPROM)、電気的消去型ROM(EEPROM)またはフラッシュメモリを含み得る。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして機能するランダムアクセスメモリ(RAM)を含み得る。限定ではなく例示として、RAMは、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、拡張SDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)およびダイレクトラムバスRAM(DRRAM)など、多くの形態で利用可能である。本明細書で説明される動作環境の開示されるメモリコンポーネントまたはメモリは、これらのおよび/または他の任意の適切なタイプのメモリのうちの1つまたは複数を含むことを意図する。
他で具体的に述べられていない限りまたは他に使用される文脈内で理解されていない限り、中でも特に、「〜できる(can)」、「〜し得る(could)」、「〜する可能性がある(might)」、「〜する場合がある(may)」などの条件付き言語は、一般に、ある実装形態はある機能、要素および/または動作を含むが、他の実装形態はそれらを含まない場合があることを伝えることを意図する。従って、そのような条件付き言語は、一般に、機能、要素および/または動作が、1つまたは複数の実装形態に対していずれにしても必要とされること、またはユーザ入力もしくはプロンプトの有無にかかわらず、1つまたは複数の実装形態が、これらの機能、要素および/または動作を特定の実装形態に含めるか、または特定の実装形態で実行するかどうかを決めるための論理を必ず含むことを含意することを意図しない。
本明細書または添付の図面では、本明細書で説明してきたものは、セルフサービス環境における製品分配の調節を提供できるシステム、デバイスおよび技法の例を含む。当然ながら、本開示の様々な特徴を説明する目的で、要素および/または方法の考えられるすべての組合せを説明することは不可能であるが、開示される特徴のさらなる多くの組合せおよび置換が可能であることは認識できるであろう。それに従って、本開示の範囲または趣旨から逸脱することなく、本開示に対する様々な変更形態をなし得ることが明らかであり得る。それに加えてまたはその代替として、本開示の他の実施形態は、本明細書または添付の図面を考慮することおよび本明細書で提示されるように本開示を実践することから明らかになり得る。本明細書または添付の図面で提唱される例は、すべての点において、例示であり、限定するものではないと考えられることが意図される。本明細書では特定の用語を採用しているが、それらの用語は、一般的および記述的な意味でのみ使用され、限定することを目的としない。