JP6807693B2 - X線検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送される被検査物にX線を照射し、このX線を照射したときのX線透過量を用いて例えば異物混入の有無、シール部不良の有無、欠品の有無などの検査を行うX線検査装置に関する。
X線検査装置は、製品ライン上を順次搬送されてくる被検査物(例えば、生肉、魚、加工食品、医薬など)にX線を照射し、このX線を照射したときのX線透過量を用いて被検査物中に異物混入の有無、シール部不良の有無、欠品の有無などの検査を行う装置として従来より知られている。
この種のX線検査装置において、搬送部に搬送ベルトを採用して被検査物を搬送する場合、搬送ベルトのベルト面にゴミ、汚れ、かす、水滴などが付着し、これらが付着したまま被検査物の検査を行うと、付着物が影響して正常な検査が行えなくなる。そこで、搬送部のベルト面の付着物を取り除くため、例えば下記特許文献1や特許文献2などに開示されるように、搬送部の清掃が行える構成を採用している。特許文献1のX線検査装置では、X線発生部が支持された装置筐体に対し、X線検出部が収容されるとともに搬送部が配された収容箱を引き出し可能とし、収容箱が引き出された位置で搬送部を洗浄するための洗浄水および汚れが搬送部の部位に滞留することなく流れ落ちることで清掃を適宜行えるようにしている。また、特許文献2のX線検査装置では、片持ちフレームで搬送部を支持するように構成し、搬送部のベルトなどを取り出し易くして清掃を行えるようにしている。
特開2004−069386号公報 特開平11−183407号公報
しかしながら、この種のX線検査装置における搬送部のベルト面の清掃は、X線検査の開始前又は終了後に作業者によって行われるが、ベルト面の付着物の位置を作業者が把握した状態で行われるとは限らず、清掃作業にも個人差がある。また、ゴミ、汚れ、かす、水滴などの付着物は、被検査物が搬送されるベルト面の表面側だけに付着するものとは限らず、ベルト面の裏面側にも付着する場合がある。このため、ベルト面全体を清掃したつもりであっても、付着物の種類やその付着度合いによってはベルト面の一部に付着物が残ってしまうことがある。
そして、付着物がベルト面に残ったままX線検査が開始された場合には、付着物がX線検査の誤判別を引き起こす要因となってしまい、正常な検査を行うことができない。このため、搬送部の清掃を行うにあたって、搬送ベルトのベルト面の付着物を事前に発見できる構成が望まれていた。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、搬送ベルトのベルト面の付着物を事前に発見することができるX線検査装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載されたX線検査装置は、搬送装置2の搬送ベルト2a上に載置されて搬送される被検査物WにX線を照射し、前記被検査物を透過するX線のX線透過データを出力するX線検出器4から取得される透過画像に基づいて前記被検査物の検査を行うX線検査装置1において、
前記透過画像に基づく検査の結果を表示する表示部7と、
前記搬送ベルト上に前記被検査物が載置されていない状態の透過画像から前記搬送ベルトのベルト面の異常を検出するベルト面異常検出モードを設定する設定入力部5と、
前記設定入力部にて前記ベルト面異常検出モードが設定されていると、前記搬送ベルトが所定時間回転するように前記搬送装置を制御し、前記搬送ベルトのベルト面の異常の有無を判定するとともに、前記搬送ベルトが1回転する長さの透過画像のうち前記搬送ベルトの上面画像と下面画像の少なくとも一方を前記表示部に表示する信号処理部6とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載されたX線検査装置は、請求項1のX線検査装置において、
前記信号処理部は、前記搬送ベルトのベルト面の異常を検出したときに、その異常箇所を識別した画像を前記表示部に表示することを特徴とする。
請求項3に記載されたX線検査装置は、請求項1又は2のX線検査装置において、
前記信号処理部は、前記搬送ベルトの動作に連動して前記画像の所定区間を更新表示することを特徴とする。
請求項4に記載されたX線検査装置は、請求項1〜3の何れかのX線検査装置において、
前記設定入力部は、前記上面画像と前記下面画像の何れを表示するか、もしくは両方を並べて表示するかを切り替える操作キーを備えたことを特徴とする。
請求項5に記載されたX線検査装置は、請求項〜4の何れかのX線検査装置において、
前記信号処理部は、前記搬送ベルトを寸動したときに、前記画像の表示位置を前記搬送ベルトの動作に連動させることを特徴とする。
請求項6に記載されたX線検査装置は、請求項1〜5の何れかのX線検査装置において、
前記信号処理部は、前記被検査物の検査よりも低管電圧出力、低搬送速度としたときの前記X線透過データの濃淡レベルが検出リミット値を超えるか否かにより前記搬送ベルトのベルト面の異常の有無を判定することを特徴とする。
本発明に係るX線検査装置によれば、搬送ベルトが所定時間回転するように搬送装置を制御し、搬送ベルトのベルト面の異常の有無を判定することにより、X線検査の誤判別を引き起こすベルト面の付着物を事前に発見することができる。また、付着物の位置を表示で確認して把握することができる。
本発明に係るX線検査装置の概略構成を示すブロック図である。 (a),(b)搬送ベルトを所定時間自動的に動作させたときの搬送ベルトの動作前後における表示画面の一例を示す図である。 (a),(b)搬送ベルトを寸動させたときの搬送ベルトの動作前後における表示画面の一例を示す図である。 (a),(b)搬送ベルトのベルト長分の片面表示による表示画面の一例を示す図である。 (a),(b)搬送ベルトの動作前後における搬送ベルトのベルト長分の片面表示による表示画面の一例を示す図である。 (a)搬送ベルトの1回転分の長さを上面と下面に分けて平面視画像を2段表示したときの表示画面の一例を示す図である。 (b)ベルト面異常検出モード時に搬送ベルトの上面と下面の付着物を識別表示したときの表示画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係るX線検査装置は、例えば搬送ラインの一部に組み込まれ、一定間隔おきに順次搬送されてくる被検査物(物品)にX線を照射し、このX線を照射したときのX線透過量を用いて被検査物の所定の検査(例えば被検査物中の異物混入の有無、包装材に包装された内容物のシール部への噛み込みによるシール部不良の有無、内容物の欠品の有無など)を行うものである。
図1に示すように、本実施の形態のX線検査装置1は、搬送装置2、X線発生器3、X線検出器4、設定入力部5、信号処理部6、表示部7を含んで概略構成される。
搬送装置2は、検査対象の被検査物Wを搬送路上で所定間隔おきに順次搬送するもので、例えば装置本体に対して水平に配置されたベルトコンベアで構成される。
搬送装置としてのベルトコンベア2は、X線を透過しやすい材料(原子量の大きい元素以外の元素)からなる搬送ベルト2aを備える。
ベルトコンベア2は、被検査物Wが搬送されない状態、すなわち、搬送ベルト2a上に被検査物Wが載置されていない状態で搬送ベルト2aのベルト面の異常を検出するベルト面異常検出モード時に、後述する搬送制御手段6cの制御に基づく駆動モータMの回転により、予め設定入力部5にて設定される搬送速度で搬送ベルト2aを所定時間(少なくとも搬送ベルト2aが1回転する時間)動かす。
また、ベルトコンベア2は、被検査物Wの検査を行う運転モード時に、後述する搬送制御手段6cの制御に基づく駆動モータMの回転により、予め設定入力部5にて設定される搬送速度で搬送ベルト2aを動かし、搬入口から搬入された被検査物Wを搬出口側に向けて図1の搬送方向Xに搬送する。
X線発生器3は、搬入口から搬出口に向かって搬送方向Xに搬送路上を搬送される被検査物WにX線を照射するもので、電圧を印可して加速させた電子をターゲットに射突させてX線を発生させる円筒状のX線管と、X線管が発生させたX線をX線検出器4に向けて照射するための照射スリットとを有する。
X線管は、例えば金属製の箱体内部に設けられる円筒状のX線管を絶縁油により浸漬した構成であり、X線管の陰極からの電子ビームを陽極ターゲットに照射させてX線を生成する。X線管は、その長手方向が被検査物Wの搬送方向(図1のX方向)の平面上で直交する方向に設けられ、生成したX線を、下方のX線検出器4に向けて、長手方向に沿った照射スリットによりスクリーン状にして照射する。
X線検出器4は、搬送される被検査物Wの搬送方向Xの平面上で搬送方向Xと直交する方向に複数の素子が一直線上に配置されたものであり、ライン状に整列して配設された複数のフォトダイオードと、ライン状のフォトダイオード上に設けられたシンチレータとを備えてアレイ状に構成される。
X線検出器4は、複数の素子(フォトダイオードとシンチレータのアレイ)により、ベルト面異常検出モード時には搬送ベルト2aを透過するX線を検出し、運転モード時には被検査物Wおよび搬送ベルト2aを透過するX線を検出し、この検出した検出データを素子毎に複数の素子数を1ラインとして順次出力する。
設定入力部5は、装置本体に設けられる例えばキー、押しボタン、スイッチ、表示部7の表示画面上のソフトキーなどで構成される。設定入力部5は、搬送装置2の搬送ベルト2a上に被検査物Wが載置されていない状態の透過画像から搬送ベルト2aのベルト面の異常を検出するベルト面異常検出モードと、搬送装置2の搬送ベルト2a上に被検査物Wを載置して被検査物Wを搬送した状態の透過画像から被検査物Wの検査を行う運転モードとの何れかのモードを動作モードとして設定する。
設定入力部5は、動作モードに応じた検査パラメータ(X線発生器3の管電圧出力、搬送装置2の搬送ベルト2aの搬送速度、検出リミット値)を適宜設定する。すなわち、動作モードとしてベルト面異常検出モードが設定される場合は、X線源の発熱を抑制してベルト面の異常検出を行うため、X線発生器3の管電圧出力がX線の透過しにくい低電圧に設定され、搬送装置2の搬送ベルト2aの搬送速度が運転モード時よりも低速に設定され、ゴミ、汚れ、かす、水滴などの付着物による搬送ベルト2aのベルト面の異常を検出するための検出リミット値(例えば図2(b)や図3(b)のVth)が付着物の種類に応じて設定される。
また、動作モードとして運転モードが設定される場合は、X線発生器3の管電圧出力がベルト面異常検出モード時よりも高電圧に設定され、搬送装置2の搬送ベルト2aの搬送速度がベルト面異常検出モード時よりも高速で被検査物Wの品種や検査内容などに応じて設定され、被検査物の品種や異物の種類など検査内容(被検査物W中の異物の混入の有無、被検査物Wのシール部におけるシール不良の有無、被検査物W中の内容物の欠品の有無などの検査)に応じた検出リミット値が設定される。
なお、被検査物Wのシール不良の有無を検査する場合には、被検査物Wのシール部の幅寸法(例えば外形が矩形状であれば、外形の4辺から内側に向かう寸法)、シール部を有する箇所の数などのシール部に関する各種情報を設定する際に設定入力部5が操作される。
信号処理部6は、記憶手段6a、モード判別手段6b、搬送制御手段6c、異常判定手段6d、検査手段6e、表示制御手段6fを含んで構成される。
記憶手段6aは、ベルト面異常検出モード時に、X線検出器4からの検出データに基づく所定区間のX線透過データを所定周期で更新して記憶する。又は、搬送ベルト2aが動いている間だけX線検出器4からの検出データに基づくX線透過データを記憶する。このときのX線透過データは、X線検出器4からの検出データを不図示のA/D変換器によりA/D変換して得られる。
なお、所定区間とは、例えばX線検出器4による検出データのライン数(例えば100ライン)に相当する区間、搬送ベルト2aの1回転分の長さに相当する区間などを意味する。また、所定周期とは、例えば搬送ベルト2aが1回転又は複数回転する時間、30秒や1分などの指定された時間などを意味する。
記憶手段6aは、運転モード時に、X線検出器4からの検出データに基づく各被検査物W毎のX線透過データを記憶する。具体的には、1つの被検査物Wの検査を行う毎に、X線検出器4の1ライン(Y方向)あたり例えば数百個のX線透過データを、少なくとも搬送される被検査物Wの搬送方向の長さ(前端から後端までの検出期間に相当)に対応した所定ライン数(例えば数百ライン)だけ格納する。
モード判別手段6bは、設定入力部5にて設定された動作モードがベルト面異常検出モードか運転モードかを判別し、判別したモードの搬送条件や搬送速度にて搬送装置2の搬送ベルト2aを駆動制御するための駆動制御信号を搬送制御手段6cに出力する。
搬送制御手段6cは、設定入力部5にて設定された搬送条件や搬送速度に基づくモード判別手段6bからの駆動制御信号により駆動モータMを正回転又は逆回転制御する。
搬送制御手段6cは、ベルト面異常検出モード時に、駆動モータMにより搬送ベルト2aが所定時間(少なくとも搬送ベルト2aが1回転する時間)動くように搬送装置2を制御する。また、搬送制御手段6cは、搬送ベルト2aを動作させているときに、異常判定手段6dがベルト面の異常を検出すると、搬送ベルト2aが停止するように駆動モータMを停止制御する。
また、搬送制御手段6cは、運転モード時に、駆動モータMにより搬送ベルト2aを搬送方向Xに進行させて被検査物WがX線検出器4上を通過して搬送方向Xに搬送されるように搬送装置2を制御する。
異常判定手段6dは、ベルト面異常検出モード時に、搬送制御手段6cにて搬送ベルト2aが所定時間動作して記憶手段6aに記憶されたX線透過データから搬送ベルト2aのベルト面の異常の有無を判定し、判定結果を表示制御手段6fに出力する。
検査手段6eは、X線検出器4の各素子が検出したX線に対応してX線検出器4から出力されるX線透過データに基づいて被検査物Wに対して所定の検査を行い、選別信号を外部出力するとともに、検査結果(判別結果)を表示制御手段6fに出力する。検査手段6eは、例えば異物混入の有無、シール部不良の有無、欠品の有無を検査する場合、異物判別手段、シール部不良判別手段、欠品判別手段を含んで構成される。
異物判別手段は、被検査物Wの内容物領域において、内容物領域内でX線透過データの濃淡レベルが他と違う部分を異物として判別し、異物有りを示す選別信号を外部出力するとともに、判別結果を表示制御手段6fに出力する。
シール部不良判別手段は、X線透過データによる全体画像から被検査物Wの外形領域(被検査物の輪郭から内側の面積を示す領域)を抽出し、抽出した外形領域からシール部領域を算出し、シール部領域内に被検査物Wの内容物が存在するか否かによりシール不良の有無を判別し、シール不良を示す選別信号を外部出力するとともに、判別結果を表示制御手段6fに出力する。
欠品判別手段は、被検査物Wの内容物領域の欠品検出領域における濃淡レベルを予め設定される値と比較することにより欠品の有無を判別し、欠品有りを示す選別信号を外部出力するとともに、判別結果を表示制御手段6fに出力する。
なお、各手段による判別は、異物検出リミット値、シール部不良の検出リミット値、欠品検出リミット値を用いて行われ、これらの値は、それぞれ被検査物毎にその内容物に応じて設定入力部5から適宜設定入力可能である。
また、検査手段6eは、異常判定手段6dが搬送ベルト2aのベルト面の異常を検出したときに、X線透過データによる被検査物Wの検査を禁止するようにしてもよい。
表示制御手段6fは、設定入力部5からの入力情報(被検査物Wに関する情報、搬送速度、検出リミット値)、X線検出器4からの(記憶手段6aを介した)X線透過データ、異常判定手段6dからの判定結果、検査手段6eからの検査結果(判別結果)を処理して表示部7の表示を制御する。
表示部7は、表示制御手段6fにより制御される例えば液晶表示器などの表示装置で構成される。
表示部7は、ベルト面異常検出モード時に、図2や図3に示すようなX線検出器4の1ラインの現在のX線透過量に応じた濃淡レベル、ベルト面の異常箇所を含む所定区間のX線透過データの画像、図4〜図6に示すような搬送ベルト2aの画像(平面視画像、側面視画像)などのベルト面異常に関する画像や情報をベルト面監視表示として表示制御手段6fの制御により表示画面に表示する。
また、表示部7は、ベルト面異常検出モード時に、搬送ベルト2aを寸動又は所定時間動作させると、図2乃至図6の表示画面上の所定区間のX線透過データの画像、搬送ベルト2aの平面視画像や側面視画像の表示位置が搬送ベルト2aの動作に連動して変わるように表示制御手段6fにより制御される。
さらに、表示部7は、運転モード時に、被検査物Wの全体画像、外形領域の画像、シール部領域の画像、判別結果に基づく被検査物Wを平面視したX線透過画像、「OK」や「NG」の良否判定結果、総検査数、良品数、NG総数などの検査結果情報を表示制御手段6fの制御により表示画面に表示する。
次に、上記のように構成されるX線検査装置1にて搬送ベルト2aのベルト面の異常検出を行うときの動作について説明する。
なお、搬送ベルト2aのベルト面の異常検出を行う場合、設定入力部5にて動作モードがベルト面異常検出モードに設定される。このベルト面異常検出モードでは、X線発生器3の管電圧出力が低電圧に設定され、搬送ベルト2aの搬送速度が運転モード時よりも低速に設定され、付着物によるベルト面の異常を検出するための検出リミット値が設定される。
そして、ベルト面異常検出モード時の搬送ベルト2aのベルト面の異常検出は、搬送ベルト2aを所定時間自動的に動作させて行う方法と、設定入力部5のキー操作により搬送ベルト2aを寸動させて行う方法がある。
まず、搬送ベルト2aを所定時間自動的に動作させて搬送ベルト2aのベルト面の異常検出を行う方法について図2(a),(b)を参照しながら説明する。なお、図2(a),(b)の点線の基準線Cは、搬送方向Xと直角をなすX線検出器4の検出面のライン方向の仮想中心線である。
設定入力部5にて動作モードをベルト面異常検出モードに設定し、図2(a)の表示画面に設定入力部5のソフトキーとして表示される自動動作キー5aを押下すると、搬送ベルト2aが所定時間(少なくとも搬送ベルト2aが1回転する時間)自動的に動作するように搬送制御手段6cが駆動モータMを回転制御する。
この搬送ベルト2aの動作に伴い、X線発生器3からのX線が搬送ベルト2aを透過してX線検出器4に検出されると、図2(a)に示すように、ベルト面監視表示として、現在のX線検出器4によるX線透過データの濃淡レベルと、現在のX線透過データを中心(図2(a)の基準線C)とする前後所定ライン数のX線透過データとを表示部7の表示画面に表示する。
そして、X線検出器4によるX線透過データの濃淡レベルの中に検出リミット値Vthを超える濃淡レベルがあれば、ベルト面に付着物Fによる異常が有ると異常判定手段6dが判定し、搬送制御手段6cが駆動モータMを停止制御して搬送ベルト2aの動作を停止する。この状態で、搬送ベルト2aは、直ぐには停止せずにベルト面の付着物FがX線検出器4上を通りすぎた位置で停止する。
そこで、搬送制御手段6cは、駆動モータMを停止制御して搬送ベルト2aを停止した後に駆動モータMを逆転させ、図2(b)の表示画面に示すように、ベルト面の付着物Fが図2の基準線C付近、すなわち、X線検出器4の検出範囲内に位置するように搬送ベルト2aを所定量動かす。これにより、ベルト面の付着物FがX線検出器4の直上付近にあることが判り、付着物Fの位置を把握した上で搬送ベルト2aの清掃を行うことができる。
なお、駆動モータMを逆転させるときの搬送ベルト2aの動作量は、駆動モータMのブレーキの制動時間、制動距離などから事前に計算で求め、駆動モータMを逆転するときの情報として予め記憶手段6aに記憶しておく。
このように、搬送制御手段6cは、搬送ベルト2aを動作させて、検出リミット値Vthを超える濃淡レベルがあった場合に駆動モータMを停止制御し、さらに、付着物Fが図2の基準線C付近にくるよう駆動モータMを逆転制御して停止するように制御する。なお、搬送制御手段6cは、搬送ベルト2aが1回転するまでの時間を上述した所定時間とし、検出リミット値Vthを超える濃淡レベルがある度に上述した制御を所定時間に達するまで行うようにすることもできる。その場合には、図2(b)のソフトキーとして表示される自動動作キー5aを用いることで停止状態から自動動作を再開させることができる。
次に、設定入力部5のキー操作により搬送ベルト2aを寸動させて搬送ベルト2aのベルト面の異常検出を行う方法について図3(a),(b)を参照しながら説明する。なお、図3(a),(b)の点線の基準線Cは、図2(a),(b)と同様に、搬送方向Xと直角をなすX線検出器4の検出面のライン方向の仮想中心線である。
設定入力部5にてベルト面異常検出モードが設定されると、図3(a)の表示画面に設定入力部5のソフトキーとして表示される矢印キー5b(又は5c)を押すごとに搬送ベルト2aがほんの少しだけ動くような短い時間だけ搬送制御手段6cが駆動モータMを回転制御し、搬送ベルト2aを寸動させる。なお、寸動は、矢印キー5b(又は5c)を押している間だけ駆動モータMを回転制御するようにしても良い。
この搬送ベルト2aの寸動に伴い、X線発生器3からのX線が搬送ベルト2aを透過してX線検出器4に検出されると、図3(a)の表示画面に示すように、ベルト面監視表示として、現在のX線検出器4によるX線透過データの濃淡レベルと、現在のX線透過データを中心(図3(a)の基準線C)とする前後所定ライン数のX線透過データを表示部7の表示画面に表示する。
そして、搬送ベルト2aの寸動により、図3(b)の表示画面に示すように、ベルト面の付着物Fが図3(b)の中心線C付近、すなわち、X線検出器4の検出範囲内に位置し、X線検出器4によるX線透過データの濃淡レベルが検出リミット値Vthを超える表示がなされたときに矢印キー5b(又は5c)の押下を止める。これにより、ベルト面の付着物FがX線検出器4の直上付近にあることが判り、付着物Fの位置を把握した上で搬送ベルト2aの清掃を行うことができる。
なお、搬送ベルト2aを寸動させて搬送ベルト2aのベルト面の異常検出を行うにあたっては、ベルト面異常検出モードが設定された後、搬送ベルト2aが所定時間(少なくとも搬送ベルト2aが1回転する時間)内で、異常判定手段6dが付着物Fが有ると判定するまで自動的に動作するように搬送制御手段6cが駆動モータMを回転制御するようにしてもよい。この場合、異常判定手段6dが付着物F有りと判定すると搬送ベルト2aの動作が停止して図3(a)に示す表示画面となり、図3(a)に示す表示画面から図3(b)に示す表示画面になるように、ベルト面の付着物FがX線検出器4の検出範囲内に位置するまで矢印キー5b(又は5c)を操作して搬送ベルト2aを寸動させる。
このように、搬送ベルト2aを自動的に動作させる方法と搬送ベルト2aを寸動させる方法とを併用すれば、ベルト面の付着物FがX線検出器4の検出範囲内に位置するように搬送ベルト2aを動かすことができ、ベルト面の付着物Fが発見しやすい。
ところで、上述したベルト面の異常検出は、感度補正に対するゴミなどの誤差影響を無くすため、X線検出器4の各素子の感度補正前の暗電流補正後に実施するのが好ましい。この場合、一つの検出リミット値をX線検出器4の各素子に反映させ、ベルト面の異常検出の判定を行う。
また、ベルト面の異常検出をX線検出器4の感度補正後に実施する場合には、X線検出器4の各素子毎にX線の放射角度に応じて検出リミット値を設定し、ベルト面の異常検出の判定を行う。
さらに、ベルト面異常検出モードでは、運転モード時の搬送方向Xと反対の方向に進行するように駆動モータMを逆回転させて搬送ベルト2aを制御するのが好ましい。これにより、例えばベルト面異常検出モード中に作業者が誤って未検査の被検査物を搬送ベルト上に乗せて搬入してしまった場合や未検査の被検査物Wが搬送ベルト2a上に存在する場合であっても、被検査物WがX線検出器4を通過して未検査のまま搬出口側に搬送されることがない。
そして、上述した搬送ベルト2aのベルト面の異常検出では、搬送ベルト2aのベルト面監視表示として、現在のX線検出器4によるX線透過データの濃淡レベルと、現在のX線透過データを中心とする前後所定ラインのX線透過データとをベルト面監視表示として表示した場合を例にとって説明したが、これに限定されるものではなく、少なくとも搬送ベルト2aを1回転させたときのX線透過データを元に図4乃至図6に示すベルト面監視表示を採用してもよい。
図4(a),(b)はベルト面異常検出モード時に搬送ベルト2aのベルト長分の片面表示を行ったときのベルト面監視表示を含む表示画面の一例を示す図である。
図4(a),(b)の表示画面では、ベルト面監視表示として、付着物Fを含む搬送ベルト2aのベルト長分の片面(上面又は下面)の平面視画像と、付着物Fを含む搬送ベルト2aの側面視画像とが上下に並んで表示される。図4(a),(b)の表示画面では、搬送ベルト2aの上面に2つの付着物F1,F2が表示され、搬送ベルト2aの下面に1つの付着物F3が表示された状態を示している。
なお、表示画面の右側には、例えば被検査物Wの品種、搬送ベルト2aの搬送速度、被検査物Wの検査総数、良品数(OK)、不良品数(NG)などの検査情報が表示される。また、表示画面の下端部には、搬送ベルト2aの寸動を指示するための矢印キー5b,5c、搬送ベルト2aの平面視画像を上面又は下面に切り替えるための下面画像キー5d、上面画像キー5eを含む各種ソフトキーが表示される。
そして、図4(a)の付着物Fを含む搬送ベルト2aのベルト長の上面の平面視画像が表示された状態において、下面画像キー5dを押下すると、図4(b)に示すように、付着物Fを含む搬送ベルト2aのベルト長の下面の平面視画像に切り替え表示される。これにより、表示画面に表示された画面切替用のソフトキー(下面画像キー5d、上面画像キー5e)を操作するだけで搬送ベルト2aのベルト面の全面に渡って付着物Fの位置を確認することができる。
図5(a),(b)はベルト面異常検出モード時に搬送ベルト2aのベルト長分の片面表示で設定入力部5のキー操作により搬送ベルト2aを寸動させたときのベルト面監視表示を含む表示画面の一例を示す図である。
図5(a),(b)の表示画面では、ベルト面監視表示として、搬送ベルト2aの片面(例えば上面)の平面視画像と側面視画像とが上下に並んで表示される。そして、図5(a)の表示画面において、矢印キー5b,5cを操作すると、この矢印キー5b,5cを操作している間だけ搬送ベルト2aを寸動し、図5(b)の表示画面に示すように、この搬送ベルト2aの動きに合わせてベルト面上の付着物Fの表示位置が変わる。すなわち、図5(a)の表示画面では、搬送ベルト2aの上面の平面視画像に2つの付着物F1,F2が表示され、搬送ベルト2aを寸動することにより、図5(b)の表示画面では、搬送ベルト2aの上面の平面視画像に2つの付着物F1,F2に加え、搬送ベルト2aの寸動前に搬送ベルト2aの下面に存在していた付着物F3が一緒に表示される。
次に、図6(a)はベルト面異常検出モード時に搬送ベルト2aの1回転分の長さを上面と下面に分けて平面視画像を2段表示したときのベルト面監視表示を含む表示画面の一例を示す図である。
図6(a)の表示画面では、設定入力部5のソフトキーとして表示される両面画像キー5fを押すと、搬送ベルト2aの側面視画像を中心として、搬送ベルト2aの上面の平面視画像と搬送ベルト2aの下面の平面視画像とが上下に並んで表示される。これにより、搬送ベルト2aの付着物Fの位置を搬送ベルト2aの全面に渡って確認することができる。
次に、図6(b)はベルト面異常検出モード時に搬送ベルト2aの上面と下面の付着物を識別表示したときのベルト面監視表示を含む表示画面の一例を示す図である。
図6(b)の表示画面では、設定入力部5のソフトキーとして表示される識別表示キー5gを押すと、搬送ベルト2aの片面(例えば上面)の平面視画像と側面視画像とが上下に並んで表示され、搬送ベルト2aの片面(上面)の平面視画像に対し、搬送ベルト2aの上面の付着物F1,F2と搬送ベルト2aの下面の付着物F3とが識別(例えば色分け)表示される。
このように、本実施の形態のX線検査装置1は、設定入力部5にてベルト面異常検出モードを設定し、このベルト面異常検出モード時に、搬送ベルト2a上に被検査物Wが載置されていない状態で所定時間回転するように搬送装置2を制御し、被検査物Wの検査よりも低管電圧出力、低搬送速度としたときのX線透過データの濃淡レベルが検出リミット値を超えるか否かにより搬送ベルト2aのベルト面の異常(ゴミ、汚れ、かす、水滴などの付着による異常)の有無を判定する。そして、搬送ベルト2aのベルト面の異常を検出すると、その異常箇所を含む画像を表示部7に表示する。これにより、作業者は、搬送ベルト2aを清掃するにあたって、表示部7の画像を確認することで搬送ベルト2aのベルト面の付着物による異常箇所を事前に発見し、その位置を把握することができる。そして、作業者は、異常箇所の位置を把握した上でベルト面に付着物が残らないように搬送ベルト2aを綺麗に清掃することができる。
また、搬送ベルト2aが1回転する長さの画像を表示部7に表示するので、搬送ベルト2aのベルト面全体にわたって付着物による異常の有無を判別することができる。
さらに、ベルト面異常検出モード時に、搬送ベルト2aを自動的に動作し、画像の表示位置を搬送ベルト2aの動作に連動させる構成とすれば、作業者は特別な操作をすることなく単に表示部7の画像を確認するだけで搬送ベルト2aのベルト面の異常箇所を認識することができる。
また、ベルト面異常検出モード時に、搬送ベルト2aを寸動させ、画像の表示位置を搬送ベルト2aの動作に連動させる構成とすれば、作業者自身が設定入力部5のキー操作にて搬送ベルト2aを寸動させながら表示部7の画像を確認することでベルト面の異常の有無を発見することができる。
ところで、上述した実施の形態では、被検査物Wが搬送される搬送ベルト2aのベルト面の表面(搬送面)側の付着物Fの位置を事前に発見する場合を例にとって説明したが、X線が搬送ベルト2aを透過したときのX線透過データを用いて付着物の位置を特定するので、ベルト面の裏面側の付着物の位置についても同様の構成および手法によって事前に発見することができる。
以上、本発明に係るX線検査装置の最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 X線検査装置
2 搬送装置
2a 搬送ベルト
3 X線発生器
4 X線検出器
5 設定入力部
5a 自動動作キー
5b,5c 矢印キー
5d 下面画像キー
5e 上面画像キー
5f 両面画像キー
5g 識別表示キー
6 信号処理部
6a 記憶手段
6b モード判別手段
6c 搬送制御手段
6d 異常判定手段
6e 検査手段
6f 表示制御手段
7 表示部
C 基準線
F(F1,F2,F3) 付着物
M 駆動モータ
Vth 付着物の検出リミット値
W 被検査物

Claims (6)

  1. 搬送装置(2)の搬送ベルト(2a)上に載置されて搬送される被検査物(W)にX線を照射し、前記被検査物を透過するX線のX線透過データを出力するX線検出器(4)から取得される透過画像に基づいて前記被検査物の検査を行うX線検査装置(1)において、
    前記透過画像に基づく検査の結果を表示する表示部(7)と、
    前記搬送ベルト上に前記被検査物が載置されていない状態の透過画像から前記搬送ベルトのベルト面の異常を検出するベルト面異常検出モードを設定する設定入力部(5)と、
    前記設定入力部にて前記ベルト面異常検出モードが設定されていると、前記搬送ベルトが所定時間回転するように前記搬送装置を制御し、前記搬送ベルトのベルト面の異常の有無を判定するとともに、前記搬送ベルトが1回転する長さの透過画像のうち前記搬送ベルトの上面画像と下面画像の少なくとも一方を前記表示部に表示する信号処理部(6)とを備えたことを特徴とするX線検査装置。
  2. 前記信号処理部は、前記搬送ベルトのベルト面の異常を検出したときに、その異常箇所を識別した画像を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1記載のX線検査装置。
  3. 前記信号処理部は、前記搬送ベルトの動作に連動して前記画像の所定区間を更新表示することを特徴とする請求項1又は2記載のX線検査装置。
  4. 前記設定入力部は、前記上面画像と前記下面画像の何れを表示するか、もしくは両方を並べて表示するかを切り替える操作キーを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のX線検査装置。
  5. 前記信号処理部は、前記搬送ベルトを寸動したときに、前記画像の表示位置を前記搬送ベルトの動作に連動させることを特徴とする請求項〜4の何れかに記載のX線検査装置。
  6. 前記信号処理部は、前記被検査物の検査よりも低管電圧出力、低搬送速度としたときの前記X線透過データの濃淡レベルが検出リミット値を超えるか否かにより前記搬送ベルトのベルト面の異常の有無を判定することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のX線検査装置。
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