JP6807182B2 - ポリカーボネートジオールの梱包体並びに保存方法及び運搬方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリカーボネートジオールの梱包体並びに保存方法及び運搬方法に関する。
ポリカーボネートジオールは、一般的に、カーボネート化合物とジヒドロキシ化合物とをエステル交換反応させる方法により製造される。このような一般的な方法により製造されたポリカーボネートジオールは、通常、僅かながらも着色しているため、ポリウレタンやウレタンアクリレートの原料として使用した場合、得られるポリウレタン等も着色し、商品価値を低下させる場合がある。そのため、ポリカーボネートジオールの着色を低減する様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1には、ジアリールカーボネートと脂肪族ジヒドロキシ化合物とからエステル交換反応によってポリカーボネートポリオールを製造するに際して、あらかじめ水素添加精製処理を行った脂肪族ジヒドロキシ化合物を使用することにより、得られるポリカーボネートジオールの着色を低減する方法が記載されている。また、例えば、特許文献2には、特定のジヒドロキシ化合物を含むジヒドロキシ化合物とジフェニルカーボネートとをエステル交換触媒の存在下に重縮合反応させてポリカーボネートジオールを製造する際に、重縮合反応における最高温度を制御することにより、得られるポリカーボネートジオールの着色を低減する方法が記載されている。
特開2000−095855号公報 特開2013−018978号公報
しかしながら、特許文献1及び2の記載の方法により着色が低減されたポリカーボネートジオールであっても、例えば、梱包体で長期間保存したり劣悪な環境下で運搬したりしている間に着色が進んでしまうという問題がある。梱包体中のポリカーボネートジオールの着色が進む原因としては、例えば、梱包体がドラム缶等の金属容器である場合、一般的に金属容器から析出する錆が挙げられるが、本発明者らは、ポリカーボネートジオール特有の原因として、その製造工程で発生する環状カーボネート及び環状エーテルからなる不純物が水と相互作用し錆の発生に影響を及ぼしていると推定している。
これまで梱包体中のポリカーボネートジオールの着色の進行を抑制する技術は開発されていない。
そこで、本発明は、梱包体中のポリカーボネートジオールの着色の進行を抑制する技術を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、梱包容器にポリカーボネートジオールを梱包した梱包体において、梱包容器のポリカーボネートジオールと接触する部分に樹脂を含む層を形成することにより、梱包容器からの錆の発生を防ぎ、結果として梱包体中のポリカーボネートジオールの着色の進行を抑制することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]
梱包容器にポリカーボネートジオールを梱包した梱包体であって、梱包容器のポリカーボネートジオールと接触する部分に樹脂を含む層が形成されている梱包体。
[2]
前記梱包体を室温20±20℃の屋内倉庫で1年間保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)に対して10倍未満であり、かつ100未満である、[1]に記載の梱包体。
[3]
前記梱包体を室温20±20℃の屋内倉庫で1年間保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度が5ppm以下である、[1]又は[2]に記載の梱包体。
[4]
前記梱包体を60℃の加温室で3か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)に対して10倍未満であり、かつ100未満である、[1]〜[3]のいずれかに記載の梱包体。
[5]
前記梱包体を60℃の加温室で3か月保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度が5ppm以下である、[1]〜[4]のいずれかに記載の梱包体。
[6]
前記梱包体を80℃の加温室で1か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)に対して10倍未満であり、かつ100未満である、[1]〜[5]のいずれかに記載の梱包体。
[7]
前記梱包体を80℃の加温室で1か月保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度が5ppm以下である、[1]〜[6]のいずれかに記載の梱包体。
[8]
前記樹脂が、エポキシ樹脂あるいはフェノール樹脂、又はエポキシ樹脂とフェノール樹脂とを含む樹脂からなる群より選択される少なくとも1種である、[1]〜[7]のいずれかに記載の梱包体。
[9]
前記樹脂がエポキシ樹脂を含む、[8]に記載の梱包体。
[10]
前記樹脂がフェノール樹脂を含む、[8]に記載の梱包体。
[11]
前記ポリカーボネートジオールが、環状エーテル及び環状カーボネートからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む、[1]〜[10]のいずれかに記載の梱包体。
[12]
前記ポリカーボネートジオール中の環状エーテル及び環状カーボネートの総含有量が、前記ポリカーボネートジオール100質量%に対し0.05質量%以上10質量%以下である、[11]に記載の梱包体。
[13]
前記ポリカーボネートジオールが常温で液体又は固体である、[1]〜[12]のいずれかに記載の梱包体。
[14]
前記梱包容器が密閉可能である、[1]〜[13]のいずれかに記載の梱包体。
[15]
前記梱包容器が金属容器である、[1]〜[14]のいずれかに記載の梱包体。
[16]
前記梱包容器がドラム缶である、[1]〜[15]のいずれかに記載の梱包体。
[17]
[1]〜[16]のいずれかに記載の梱包体を用いてポリカーボネートジオールを保存する保存方法。
[18]
[1]〜[16]のいずれかに記載の梱包体を用いてポリカーボネートジオールを運搬する運搬方法。
本発明によれば、梱包体中のポリカーボネートジオールの着色の進行を抑制することができる。また、このように着色の進行が抑制された高品質のポリカーボネートジオールは、ポリウレタンやウレタンアクリレートの原料として好適に使用することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」と略記する。)について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
<梱包体>
本実施形態の梱包体は、梱包容器にポリカーボネートジオールを梱包した梱包体であって、梱包容器のポリカーボネートジオールと接触する部分に樹脂を含む層が形成されている。
〈ポリカーボネートジオール〉
本実施形態に用いるポリカーボネートジオールは、特に限定されないが、例えば、下記式(A)で表される繰り返し単位と末端ヒドロキシル基とを含むポリカーボネートジオールであることが好ましい。
式(A)中、Rは、炭素数3〜15の二価の脂肪族又は脂環族炭化水素を表し、全繰り返し単位において1種又は2種以上を選択することができる。式(A)中、Rが側鎖を持たない二価の脂肪族炭化水素の場合、ポリウレタンの耐薬品性や機械的強度が高くなるので好ましく、Rが炭素数4〜9の二価の脂肪族炭化水素の場合、より好ましい。
このようなポリカーボネートジオールの製造方法としては、特に限定されないが、例えば、ジオールとカーボネート化合物とを原料とする場合、Schnell著、ポリマー・レビューズ第9巻、p9〜20(1994年)に記載される種々の方法が挙げられる。
原料として用いるジオールは、特に限定されないが、例えば、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,15−ペンタデカンジオールなどの側鎖を持たないジオール;2−メチル−1,8−オクタンジオール、2−エチル−1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジメチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールなどの側鎖を持ったジオール;1,4−シクロヘキサンジメタノール、2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパン、1,4−シクロヘキサンジオールなどの環状ジオールが挙げられる。当該ジオールは1種類又は2種類以上をポリカーボネートジオールの原料として用いてもよい。
さらに、1分子に3以上のヒドロキシル基を持つ化合物、例えば、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトールなどをポリカーボネートジオールの原料として用いることもできる。この1分子中に3以上のヒドロキシル基を持つ化合物をポリカーボネートジオールの原料としてあまり多く用いると、ポリカーボネートの重合反応中に架橋してゲル化が起きてしまう。したがって、1分子中に3以上のヒドロキシル基を持つ化合物をポリカーボネートジオールの原料として用いる場合であっても、当該化合物は、ポリカーボネートジオールの原料として用いるジオールのモル数に対し、0.1〜5モル%にするのが好ましい。この割合は0.1〜1モル%であることが、より好ましい。
本実施形態に用いるポリカーボネートジオールの原料となるカーボネートの例として、特に限定されないが、例えば、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、ジブチルカーボネートなどのジアルキルカーボネート;ジフェニルカーボネートなどのジアリールカーボネート;エチレンカーボネート、トリメチレンカーボネート、1,2−プロピレンカーボネート、1,2−ブチレンカーボネート、1,3−ブチレンカーボネート、1,2−ペンチレンカーボネートなどのアルキレンカーボネートなどが挙げられる。これらの内から1種又は2種以上のカーボネートをポリカーボネートジオールの原料として用いることができる。
ポリカーボネートジオールの製造では、触媒を添加することが好ましい。該触媒としては、特に限定されないが、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムなどのアルカリ土類金属のアルコラート、水素化物、オキシド、アミド、炭酸塩、水酸化物、窒素含有ホウ酸塩、さらに有機酸の塩基性アルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩が挙げられる。また、前記触媒として、特に限定されないが、例えば、アルミニウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、インジウム、スズ、アンチモン、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、金、タリウム、鉛、ビスマス、イッテルビウム、の金属、塩、アルコキシド、有機化合物が挙げられる。それらから1つ又は複数の触媒を選択し使用することができる。ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カリウム、チタン、ジルコニウム、スズ、鉛、イッテルビウムの金属、塩、アルコキシド、有機化合物から1つ又は複数の触媒を用いた場合、ポリカーボネートジオールの重合が良好に行われ、得られるポリカーボネートジオールを用いたウレタン反応に対する影響も少ないので好ましい。前記触媒として、チタン、イッテルビウム、スズ、ジルコニウムを用いた場合、さらに好ましい。
本実施形態に用いるポリカーボネートジオールには、上記触媒を含んでいてもよい。本実施形態に用いるポリカーボネートジオールにおいて、該触媒の含有量は、ICPを用い測定した金属元素の量として、0.0001〜0.05質量%であることが好ましく、0.0001〜0.02質量%であることがより好ましく、0.0001〜0.01質量%であることがさらに好ましい。該触媒の含有量が前記範囲であれば、ポリカーボネートジオールの重合が良好に行われ、得られたポリカーボネートジオールを用いたウレタン反応に対する影響も少ない。
本実施形態に用いるポリカーボネートジオールにおいて、水分量は、0.1〜1000ppmであることが好ましく、0.1〜500ppmであることがより好ましく、0.1〜100ppmであることがさらに好ましい。ポリカーボネートジオール中の水分量が前記範囲内であると、梱包容器からの錆の発生を抑制でき、その結果、梱包体中のポリカーボネートジオールの着色の進行を抑制することができる。
〈ポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)〉
本実施形態の梱包体は、屋内倉庫で1年間保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)に対して10倍未満であり、かつ100未満であることが好ましい。上記保管時の屋内倉庫の室温は、温度調節等を行わない温度であり、一般的には20±20℃の温度範囲である。
本実施形態の梱包体は、屋内倉庫(室温20±20℃)で1年間保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)に対して1〜10倍であることがより好ましく、1〜5倍であることがさらに好ましく、1〜3倍であることが特に好ましい。また、本実施形態の梱包体は、屋内倉庫(室温20±20℃)で1年間保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、5〜100であることがより好ましく、5〜50であることがさらに好ましく、5〜30であることが特に好ましい。屋内倉庫(室温20±20℃)で1年間保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が前記範囲内であると、ポリカーボネートジオールを原料として得られるポリウレタンは、色調が良好となり、商品価値が向上する。
本実施形態の梱包体は、梱包容器のポリカーボネートジオールと接触する部分に樹脂を含む層を形成することにより、屋内倉庫(室温20±20℃)で1年間保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)を上記範囲に制御することができる。
なお、本実施形態において、ポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)は、JIS K0071−1:1998に準拠した方法により測定することができる。
本実施形態の梱包体は、屋内倉庫で1年間保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度が5ppm以下であることが好ましく、0.001〜2.0ppmであることがより好ましく、0.001〜1.0ppmであることがさらに好ましい。上記保管時の屋内倉庫の室温は、温度調節等を行わない温度であり、一般的には20±20℃の温度範囲である。梱包体を屋内倉庫(室温20±20℃)で1年間保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度が前記範囲内であると、梱包体中のポリカーボネートジオールの着色の進行を一層抑制することができる。
本実施形態の梱包体は、梱包容器のポリカーボネートジオールと接触する部分に樹脂を含む層を形成することにより、屋内倉庫で1年間保管した後の梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度を上記範囲に制御することができる。
なお、本実施形態において、ポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度は、例えば誘導結合プラズマ質量分析法(ICP−MS)により測定することができる。
本実施形態の梱包体は、60℃の加温室で3か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)に対して10倍未満であり、かつ100未満であることが好ましい。
本実施形態の梱包体は、60℃の加温室で3か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)に対して1〜10倍であることがより好ましく、1〜5倍であることがさらに好ましく、1〜3倍であることが特に好ましい。また、本実施形態の梱包体は、60℃の加温室で3か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、5〜100であることがより好ましく、5〜50であることがさらに好ましく、5〜30であることが特に好ましい。60℃の加温室で3か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が前記範囲内であると、ポリカーボネートジオールを原料として得られるポリウレタンは、色調が良好となり、商品価値が向上する。
本実施形態の梱包体は、梱包容器のポリカーボネートジオールと接触する部分に樹脂を含む層を形成することにより、60℃の加温室で3か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)を上記範囲に制御することができる。
本実施形態の梱包体は、60℃の加温室で3か月保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度が5ppm以下であることが好ましく、0.001〜2.0ppmであることがより好ましく、0.001〜1.0ppmであることがさらに好ましい。60℃の加温室で3か月保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度が前記範囲内であると、梱包体中のポリカーボネートジオールの着色の進行を一層抑制することができる。
本実施形態の梱包体は、梱包容器のポリカーボネートジオールと接触する部分に樹脂を含む層を形成することにより、60℃の加温室で3か月保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度を上記範囲に制御することができる。
本実施形態の梱包体は、80℃の加温室で1か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)に対して10倍未満であり、かつ100未満であることが好ましい。
本実施形態の梱包体は、80℃の加温室で1か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)に対して1〜10倍であることがより好ましく、1〜5倍であることがさらに好ましく、1〜3倍であることが特に好ましい。また、本実施形態の梱包体は、80℃の加温室で1か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、5〜100であることがより好ましく、5〜50であることがさらに好ましく、5〜30であることが特に好ましい。80℃の加温室で1か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が前記範囲内であると、ポリカーボネートジオールを原料として得られるポリウレタンは、色調が良好となり、商品価値が向上する。
本実施形態の梱包体は、梱包容器のポリカーボネートジオールと接触する部分に樹脂を含む層を形成することにより、80℃の加温室で1か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)を上記範囲に制御することができる。
本実施形態の梱包体は、80℃の加温室で1か月保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度が5ppm以下であることが好ましく、0.001〜2.0ppmであることがより好ましく、0.001〜1.0ppmであることがさらに好ましい。80℃の加温室で1か月保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度が前記範囲内であると、梱包体中のポリカーボネートジオールの着色の進行を一層抑制することができる。
本実施形態の梱包体は、梱包容器のポリカーボネートジオールと接触する部分に樹脂を含む層を形成することにより、80℃の加温室で1か月保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度を上記範囲に制御することができる。
また、上記保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)は、0〜100であることがより好ましく、0〜50であることがさらに好ましく、0〜30であることが特に好ましい。
上記保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)を前記範囲内に制御する方法としては、公知の方法を用いることができ、特に限定されないが、例えば、ポリカーボネートジオール製造時の触媒、添加剤の種類や量の選択、熱履歴、重合中及び重合終了後の未反応モノマーの濃度や不純物の濃度を総合的に制御する方法が挙げられる。
本実施形態の梱包体は、前記樹脂としては、エポキシ樹脂あるいはフェノール樹脂、又はエポキシ樹脂とフェノール樹脂とを含む樹脂が挙げられる。
エポキシ樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、水添ビスフェノールA型、フェノールノボラック型等からなるグリシジルエーテル型、ヘキサヒドロフタル酸グリシジルエステル、グリシジルメタクリレートコポリマー等からなるグリシジルエステル型、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン等からなるグリシジルアミン型、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート等からなる環状オキシラン型が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。これらのエポキシ樹脂は、脂肪酸変性による常温硬化対応や、メラミン樹脂やアミン等の硬化剤を用い熱硬化させたり、紛体塗料化や乳化させてカチオン電着型としたりするなど、一般的に知られた方法で塗料として使用される。
フェノール樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ノボラックフェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂等が挙げられ、アミン系の硬化剤による硬化や熱による硬化方法を用いて塗料として使用される。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
エポキシ樹脂とフェノール樹脂とを含む樹脂としては、特に限定されないが、例えば、エポキシ樹脂の硬化剤としてフェノール樹脂を用い、熱硬化させた樹脂が挙げられ、該樹脂は塗料として使用される。
本実施形態の梱包体において、前記樹脂が上述したような樹脂であると、梱包体中のポリカーボネートジオールの着色の進行をより一層抑制することができる。
また、前記樹脂は、エポキシ樹脂を含むことがより好ましく、フェノール樹脂を含むことがより好ましい。
本実施形態の梱包体において、前記樹脂の被覆量は特に限定されないが、被覆膜厚として1μm〜100μmであることが好ましい。当該樹脂の被覆膜厚が1μm以上であることで被覆の欠陥を防止しやすく、着色防止効果がより好適に発現する傾向にある。当該樹脂の被覆膜厚が100μm以下であることで、コスト、生産性の観点から好ましい。当該樹脂の被覆膜厚は、より好ましくは3μm〜50μmであり、さらに好ましくは5μm〜40μmである。
ポリカーボネートジオール中には、製造の際に副生した環状のカーボネート(環状オリゴマー)や環状エーテルを含有する場合がある。
本実施形態の梱包体は、前記ポリカーボネートジオールが、環状エーテル及び環状カーボネートからなる群より選ばれる少なくとも1種を含んでいてもよい。
前記ポリカーボネートジオール中の環状エーテル及び環状カーボネートの総含有量は、前記ポリカーボネートジオール100質量%に対し0.05質量%以上10質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以上1.0質量%以下であることがより好ましく、0.05質量%以上0.5質量%以下であることがさらに好ましい。
前記ポリカーボネートジオール中の環状エーテル及び環状カーボネートの総含有量を前記範囲内とする方法としては、特に限定されないが、例えば、ポリカーボネートジオールの製造の終期において減圧度を高めて、副生した環状カーボネートなどを留去する方法や、ポリカーボネートジオールの製造後、公知の精製方法により環状エーテル及び環状カーボネート等の不純物を除去する方法が挙げられる。
前記ポリカーボネートジオール中の環状エーテル及び環状カーボネートの総含有量が前記範囲内であると、梱包体中のポリカーボネートジオールの着色の進行をより一層抑制することができる。
なお、本実施形態おいて、ポリカーボネートジオール中の環状エーテル及び環状カーボネートの含有量は、後述の実施例に記載の方法により測定することができる。
本実施形態の梱包体は、前記ポリカーボネートジオールが常温で液体又は固体であることが好ましい。前記ポリカーボネートジオールが常温で液体又は固体であると、安全上、取扱上、経済上等の観点で好ましい。
本実施形態の梱包体は、前記梱包容器が密閉可能であることが好ましい。前記梱包容器が密閉可能であると、梱包体中のポリカーボネートジオールの着色の進行をより一層抑制することができる。
本実施形態の梱包体は、前記梱包容器が金属容器であることが好ましい。前記梱包容器が金属容器であると、衝撃に強く輸送中に漏洩や外気との接触を受けにくく、また保存中の内温の温度変化が緩やかになるという利点がある。
前記金属容器の金属としては、鉄、ステンレス、アルミニウムであることが好ましく、鉄、ステンレスであることがより好ましく、鉄であることがさらに好ましい。
本実施形態の梱包体は、前記梱包容器がドラム缶であることが好ましい。前記梱包容器がドラム缶であると、一般的な容器で物流面また保管の際の省スペース、倉庫の出し入れに便利でありながら、内容物を安定的に保存できるという特徴を持つ。
[保存方法]
本実施形態の保存方法は、上述の梱包体を用いてポリカーボネートジオールを保存する保存方法である。
本実施形態の保存方法において、ポリカーボネートジオールを保存する際の梱包容器内の温度は、0〜50℃であることが好ましく、10〜40℃であることがより好ましく、15〜25℃であることがさらに好ましい。
本実施形態の保存方法において、ポリカーボネートジオールを保存する期間は、0か月〜5年であることが好ましく、1か月〜2年であることがより好ましく、1か月〜1年であることがさらに好ましい。
本実施形態の保存方法において、保管する倉庫は40℃以下に制御できる倉庫であることが好ましく、15〜25℃の範囲で制御できる定温倉庫であることがより好ましい。
本実施形態の運搬方法は、上述の梱包体を用いてポリカーボネートジオールを運搬する運搬方法である。
本実施形態の運搬方法において、ポリカーボネートジオールを運搬する際の梱包容器内の温度は、0〜50℃であることが好ましく、10〜40℃であることがより好ましく、15〜25℃であることがさらに好ましい。
本実施形態の運搬方法において、運搬するコンテナや荷室は40℃以下に制御できる倉庫であることが好ましく、15〜25℃の範囲で制御できる定温コンテナや荷室であることがより好ましい。
次に、実施例及び比較例によって、本発明を具体的に説明する。
以下の実施例は、本発明を例示するために記載するものであって、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
[環状カーボネートの分析方法]
ポリカーボネートジオール中の環状カーボネートの分析は、高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS)を用いて行った。試料0.05gをアセトニトリルで希釈して5mLにし、約1質量%溶液に調製しこの溶液をLC/MS測定に供した。詳細な分析方法を以下に示す。
LC装置:SIMADZU Nexera X2
カラム:Waters ACQUITY UPLC HSS C18
1.8μm 2.1×50mm
カラム温度:40℃、 流速:0.2mL/分
移動相水、メタノールによるグラジェント
注入量 :5μL、
MS装置:BRUKER amaZon SL
イオン化:APCI+
スキャンレンジ:m/z70〜1500
[環状エーテルの分析方法]
ポリカーボネートジオール中の環状カーボネートの分析は、ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)を用い、密閉容器中での揮発成分を分析する方法で行った。詳細な分析方法を以下に示す。
試料2gを20mL容バイアルに入れて密栓し、バイアルを100℃×3時間加熱した時の気相中に発生した成分1mLをGC/MS測定した。
(ヘッドスペース条件)
装置:COMBI PAL〔CTC〕
バイアル容積:20mL
加熱条件:100℃×3時間
ガスタイトシリンジ:100℃加熱
(GC条件)
GC装置:7890A
カラム:Equity−1(30m×0.25mmφ、膜厚0.25μm)
温度条件:40℃(7分保持)→10℃/分→280℃(4分保持)
流速:1mL/1min
注入量:1μL
注入温度:250℃
注入法:スプリット 1/10
(MS条件)
MS装置:Jms-Q100GC
イオン化:EI 70eV
イオン源温度:250℃
スキャン範囲:m/z=10−500
フォトマルゲイン:−1300V
[ポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)の測定方法]
ポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)は、JIS K0071−1:1998に準拠した方法により測定した。
[誘導結合プラズマ質量分析法(ICP−MS)によるポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度の測定]
ポリカーボネートジオール中に含有する鉄元素濃度を以下のとおり分析した。まず、サンプルをテフロン(登録商標)製分解容器に秤取り、高純度硝酸(関東化学製)を加えてマイクロウエーブ分解装置(マイルストーンゼネラル社製、ETHOS TC)を用いて分解した。サンプルは完全に分解され、得られた分解液は無色透明となった。分解液に純水を加えて検液とした。得られた検液について誘電結合プラズマ分析装置(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製、iCAP6300 Duo)を用い、鉄元素の標準液を元に定量を行い、鉄元素濃度を測定した。
[実施例1]
(保管試験)
ポリカーボネートジオールを梱包する梱包容器として鋼製ドラム缶(JFEコンテイナー製)を10本(No.1〜No.10)用意した。該梱包容器のポリカーボネートジオールと接触する部分はエポキシフェノール樹脂の層が形成されていた。該梱包容器にポリカーボネートジオール(製品名:T5652(旭化成ケミカルズ(株)製)を200kg投入し該梱包容器を密閉して梱包体を得た。得られた梱包体を屋内倉庫(室温20±20℃)で1年間保管した。該保管前にポリカーボネートジオール中の環状カーボネート及び環状エーテルの含有量を上記方法により分析した所、合計量でポリカーボネートジオール100質量%に対し0.3質量%であった。上記保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)は10であり、屋内倉庫(室温20±20℃)で1年間保管した後のポリカーボネートジオールのAPHAは変化なく10のままであった。結果を表1に示す。
[比較例1]
(保管試験)
ポリカーボネートジオールを梱包する梱包容器として、ポリカーボネートジオールと接触する部分に樹脂を含む層が形成されていない未処理の鋼製ドラム缶を10本(No.1〜No.10)用意した。該梱包容器にポリカーボネートジオール(製品名:T5652、旭化成ケミカルズ(株)製)を200kg投入し該梱包容器を密閉して梱包体を得た。得られた梱包体を屋内倉庫(室温20±20℃)で1年間保管した。上記保管前のポリカーボネートジオールのAPHAは10であり、屋内倉庫(室温20±20℃)で1年間保管した後のポリカーボネートジオールのAPHAの最大値は100以上であった。結果を表1に示す。
[実施例2]
(保管試験)
屋内倉庫での保管の代わりに60℃の加温室で3か月保管した以外は実施例1と同様にして保管試験を行った。該保管試験後のポリカーボネートジオールのAPHAの最大値は15であり変化したのは1本のみであった。結果を表2に示す。
[比較例2]
(保管試験)
屋内倉庫での保管の代わりに60℃の加温室で3か月保存した以外は比較例1と同様にして保管試験を行った。該保管試験後のポリカーボネートジオールのAPHAの最大値は100以上であった。結果を表2に示す。
[実施例3]
(保管試験)
屋内倉庫での保管の代わりに80℃の加温室で1か月保管した以外は実施例1と同様にして保管試験を行った。該保管試験後のポリカーボネートジオールのAPHAの最大値は20であり変化したのは2本のみであった。結果を表3に示す。
本発明によれば、梱包体中のポリカーボネートジオールの着色の進行を抑制することができる。また、このように着色の進行が抑制された高品質のポリカーボネートジオールは、ポリウレタンやウレタンアクリレートの原料として好適に使用することができる。

Claims (17)

  1. 梱包容器にポリカーボネートジオールを梱包した梱包体であって、梱包容器のポリカーボネートジオールと接触する部分に樹脂を含む層が形成されており、
    前記樹脂が、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、環状オキシラン型エポキシ樹脂、ノボラックフェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂、及び、エポキシ樹脂をフェノール樹脂で熱硬化させた樹脂から成る群より選択される少なくとも一つを含む樹脂である、梱包体。
  2. 前記梱包体を室温20±20℃の屋内倉庫で1年間保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)に対して10倍未満であり、かつ100未満である、請求項1に記載の梱包体。
  3. 前記梱包体を室温20±20℃の屋内倉庫で1年間保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度が5ppm以下である、請求項1又は2に記載の梱包体。
  4. 前記梱包体を60℃の加温室で3か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)に対して10倍未満であり、かつ100未満である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の梱包体。
  5. 前記梱包体を60℃の加温室で3か月保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度が5ppm以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の梱包体。
  6. 前記梱包体を80℃の加温室で1か月保管したとき、保管後の梱包体中のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)が、保管前のポリカーボネートジオールのハーゼン色数(APHA)に対して10倍未満であり、かつ100未満である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の梱包体。
  7. 前記梱包体を80℃の加温室で1か月保管した後の、梱包体中のポリカーボネートジオール中の鉄元素濃度が5ppm以下である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の梱包体。
  8. 前記樹脂がエポキシ樹脂を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の梱包体。
  9. 前記樹脂がフェノール樹脂を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の梱包体。
  10. 前記ポリカーボネートジオールが、環状エーテル及び環状カーボネートからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の梱包体。
  11. 前記ポリカーボネートジオール中の環状エーテル及び環状カーボネートの総含有量が、前記ポリカーボネートジオール100質量%に対し0.05質量%以上10質量%以下である、請求項10に記載の梱包体。
  12. 前記ポリカーボネートジオールが常温で液体又は固体である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の梱包体。
  13. 前記梱包容器が密閉可能である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の梱包体。
  14. 前記梱包容器が金属容器である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の梱包体。
  15. 前記梱包容器がドラム缶である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の梱包体。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の梱包体を用いてポリカーボネートジオールを保存する保存方法。
  17. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の梱包体を用いてポリカーボネートジオールを運搬する運搬方法。

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