JP6806672B2 - 圧縮端に縁段を有するアイソパイプ及びガラスリボンを作製する方法 - Google Patents

圧縮端に縁段を有するアイソパイプ及びガラスリボンを作製する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6806672B2
JP6806672B2 JP2017517012A JP2017517012A JP6806672B2 JP 6806672 B2 JP6806672 B2 JP 6806672B2 JP 2017517012 A JP2017517012 A JP 2017517012A JP 2017517012 A JP2017517012 A JP 2017517012A JP 6806672 B2 JP6806672 B2 JP 6806672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trough
glass
end cap
edge
compressed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017517012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017530929A5 (ja
JP2017530929A (ja
Inventor
マイケル フィーノーティー,ジョン
マイケル フィーノーティー,ジョン
レイチェル マークハム,ショーン
レイチェル マークハム,ショーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2017530929A publication Critical patent/JP2017530929A/ja
Publication of JP2017530929A5 publication Critical patent/JP2017530929A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6806672B2 publication Critical patent/JP6806672B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
    • C03B17/06Forming glass sheets
    • C03B17/064Forming glass sheets by the overflow downdraw fusion process; Isopipes therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
    • C03B17/06Forming glass sheets
    • C03B17/068Means for providing the drawing force, e.g. traction or draw rollers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

関連出願の説明
本出願は2014年9月30日に出願された米国仮特許出願第62/057416号の優先権の恩典を主張する。上記仮特許出願の明細書の内容はその全体が本明細書に参照として含められる。
本開示は全般にはガラス製造システムのための成形体に関し、さらに詳しくはフュージョンドロー機に用いるためのアイソパイプに関する。
液晶ディスプレイ(LCD)及びプラズマディスプレイのような、高性能ディスプレイデバイスは、携帯電話、ラップトップ、電子タブレット、テレビジョン及びコンピュータモニタのような、様々なエレクトロニクスに普通に用いられている。現在市販されているディスプレイデバイスは、例えば、2〜3の用途を挙げると、電子回路コンポーネントのための基板として、またはカラーフィルタとして、1枚以上の高精度ガラス板を用いることができる。そのような高品質ガラス基板を製造するための先端技術は、コーニング社(Corning Incorporated)によって開発された、例えば特許文献1及び2に説明されるような、フュージョンドロープロセスである。特許文献1及び2はそれぞれの全体が本明細書に参照として含められる。
フュージョンドロープロセスは、成形体(例えば、アイソパイプ)を備えるフュージョンドロー機(FDM)を用いることができる。成形体はトラフ形上部及び、2つの主側面(または成形面)が下方に向けて斜行してルートで合する、くさび形断面を有する下部を有することができる。動作中、トラフは溶融ガラス、例えば、約16000〜約75000ポアズの範囲にある粘度を有するガラスで満たされる。そのような粘度により、ガラスがトラフの側壁(または堰)から溢れて2枚のガラスリボンとして成形面に沿って流下することが可能になり、2枚のガラスリボンは最終的にルートにおいて収斂し、そこで融合して一体ガラスリボンを形成する。したがって、ガラスリボンは、成形体の表面に触れていない、2つの清純な外表面を有することができる。リボンは次いで下方に引かれ、冷却されて、所望の厚さ及び清純な表面品質を有するガラス板になることができる。
ガラス成形プロセス中、溶融ガラスはアイソパイプの一端(送出端)に送り込まれ、堰から溢流しながら、対向端(圧縮端)までアイソパイプの長さを進むことができる。アイソパイプのような成形体は、エンドキャップ及び/またはプラウのような、アイソパイプの金属コンポーネントの熱膨張係数(CTE)に比較して広範に変わり得るCTEを有することができる、ジルコン、ジルコニア、アルミナ、等のような、耐火セラミック材料で構成されることが多い。例えば、白金及び白金含有合金は高温においてジルコンの約2倍にも膨張することができる。2つの材料の間の膨張差は動作中に空隙を生じさせ得る。
動作温度において、特にフラッシング処置中に、低粘度のガラスが流過するに十分な大きさの空隙が生じ得る。溶融ガラスは次いでアイソパイプのエンドキャップに溜まり始めることができる。エンドキャップに溜まったガラスは不活性であり、比較的安定であり得るが、エンドキャップに不具合があると、ついには溶融ガラスが漏れ出し得る。例えば、エンドキャップにおける漏れは、例えば、SiCのような、いくつかの材料との接触による、溶接部の汚染及び/または金属の劣化によって生じ得る。いくつかの場合、エンドキャップ内の過剰な量のガラスは金属を膨隆させて、溶接線に応力をかける及び/またはエンドキャップの既に薄くなっている領域を引き伸ばすことができる。エンドキャップの膨隆は成形体を囲包している構造体にエンドキャップを接触させ、よってエンドキャップに穴を生じさせることもできる。エンドキャップ内の過剰な量のガラスはエンドキャップに力をかけて、成形体、すなわちアイソパイプから完全に抜け落ちさせることもできる。
圧縮端のエンドキャップから漏れているガラスはプロセスの他の部分に、例えば主ガラスフローのエッジにおいてエッジディレクタの背後に流下することができ、技術において「ゴブ」と称される。ゴブは集まって、アイソパイプのルートの下でエッジロールを囲む大きさになることができ、引張り動作を妨害することができる。ゴブは砕けて、ガラスと下部ロールの間にガラス片を挟み込ませることもでき、この結果、有意なガラス破壊が生じ得る。さらに、ガラスのエンドキャップへの流入率及びその後のエンドキャップにおける漏出率に依存して、成形体または周囲装置の早期修理が必要になり得る。
エンドキャップに溜まるガラスの量は、ガラスが、例えば約35000ポアズより低い、低粘度状態にある時間長、エンドキャップの締まりの堅さ、アイソパイプトラフの深さ、(加工されたままの、またはプロセスダウン傾斜の関数としての)堰の角度、及び/または(材料間の膨張差に影響し得る)プロセス温度のような、様々な要因に依存し得る。例えば、エンドキャップは堅い機械的嵌合よる以外にアイソパイプに取り付けるかまたは封着することができない。したがって、幅が約0.04cm(0.015インチ)もの大きさの隙間がエンドキャップとアイソパイプの間に存在し得る。約35000ポアズより低い粘度を有する溶融ガラスは0.04cm幅の隙間を流過することができる。さらに、送出端から圧縮端にかけての一定の角度、例えば6°角の堰の緩やかな傾斜により、エンドキャップ領域におけるアイソパイプの上面は、圧縮端におけるガラスのヘッドレベルより下になり得る。これは、ガラスが空隙または隙間を流過するためのさらなる圧力を与え得る。ガラスが空隙または隙間を流過してしまうと、ガラスはエンドキャップ内に流れ込み、アイソパイプの末端から溢流することができ、この結果、上で論じた不具合の1つ以上が生じ得る。
装置損傷、生産損失及び/またはゴブによるガラス損傷を抑えようとするこれまでの試みには、製造システム内へのゴブ収集装置の実装があった。しかし、ゴブ収集は、薄い(例えば、約0.3mmより薄い)ガラス板に対するガラス成形プロセスの場合には特に、熱バランス及び/または質量バランスのような、動作パラメータを乱し得る。例えば、高精度ガラスにおけるガラス転換及び/または液相デビット問題を補償するため、フラッシングの頻度を高めることができる。長時間の及び/またはより頻繁なフラッシングを用いるプロセスでは、高められた頻度及び/または量のガラス漏れが問題になり得る。したがって、従来方法を用いる大きな末端質量の収集及び除去による強い熱的影響はガラス成形プロセスに有害であり得る。
寸法及び画像品質への要件が高まり続ける高性能ディスプレイへの顧客の要求が、高品質で高精度のガラス板に対する改善された製造プロセスへのニーズを駆り立てている。したがって、ガラスの欠陥及び/または破壊を最小限に抑えることができ、また装置の損傷及び不安定性を減じることもできる、ガラスリボン及びガラス板を成形する方法及び装置を提供することが有益であろう。様々な実施形態において、本明細書に開示される方法及び装置は成形体のエンドキャップに流入し、圧縮端から溢流する、ガラスを、またゴブの形成も、最小限に抑えることができ、これにより、生産損失及び装置損傷を最小限に抑えるかまたは防止することができる。
米国特許第3338696号明細書 米国特許第3682609号明細書
本開示はガラスリボンを作製するための装置に関し、装置は、2つのトラフ壁及び1つのトラフ底を有するトラフ形上部、くさび形下部、溶融ガラスを受け取るように構成された送出端及び、縁段を有する、圧縮端を有する成形体、並びに、圧縮端に結合され、縁段の上面にかけて延びる、エンドキャップを備え、縁段の高さは圧縮端に近接する点において2つのトラフ壁の高さより大きい。そのような成形体装置を備えるフュージョンドロー機も本明細書に開示される。
本明細書にはガラスリボンを作製する方法もさらに開示され、方法は、溶融ガラスを形成するためにバッチ材料を融解する工程及び溶融ガラスを、2つのトラフ壁及び1つのトラフ底を有するトラフ形上部、ルートに収斂する両側の外面を有するくさび形下部、溶融ガラスを受け取るように構成された送出端及び、縁段を有する、圧縮端を有する成形体、並びに、圧縮端に結合され、縁段の上面にかけて延びる、エンドキャップを備え、縁段の高さは圧縮端に近接する点において2つのトラフ壁の高さより大きい、装置に投入する工程を含む。
様々な実施形態において、成形体は、ジルコン、ジルコニア、アルミナ、酸化マグネシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素及びこれらの組合せから選ばれる耐火材料を含むことができる。いくつかの実施形態にしたがえば、成形体装置は、縁段に近接して配置され、エンドキャップに取り付けられたダイバータをさらに備えることができる。いくつかの実施形態において、エンドキャップ及び/またはダイバータは、白金及び白金含有合金のような、貴金属を含むことができ、エンドキャップとダイバータは溶接し合わせることができる。別の実施形態にしたがえば、成形体装置は縁段とダイバータの間に配置された補助フィラー部品及び/またはエンドキャップの表面の上に配置されたヨークを備えることができる。縁段は、様々な限定ではない実施形態において、圧縮端において溶融ガラスの高さより大きい高さを有することができる。
本開示のさらなる特徴及び利点は以下の詳細な説明に述べられ、ある程度は、当業者にはその説明から容易に明らかであろうし、あるいは、以下の詳細な説明及び特許請求の範囲を、また添付図面も、含む本明細書に説明されるように方法を実施することによって認められるであろう。
上記の全般的説明及び以下の詳細な説明がいずれも本開示の様々な実施形態を提示し、特許請求の範囲の本質及び特質を理解するための概要または枠組みの提供が目的とされていることは当然である。添付図面は本開示のさらに深い理解を提供するために含められ、本明細書に組み入れられて本明細書の一部をなす。図面は本開示の様々な実施形態を示し、記述とともに、本開示の原理及び動作の説明に役立つ。
以下の詳細な説明は、可能な場合には同様の構造が同様の参照数字で示される、以下の図面とともに読まれたときに、最善に理解され得る。
図1はガラスリボンを作製するための一例のフュージョンドロープロセスに用いるための一例の成形体の略図である。 図2は図1の成形体の側断面図を示す略図である。 図3は一例の成形体の圧縮端の側断面図である。 図4は一例のエンドキャップの側面図である。 図5は一例の成形体の側断面図である。 図6は図5の成形体の圧縮端の側断面図である。 図7は本開示の実施形態にしたがう成形体装置の圧縮端の側断面図である。 図8は図7の成形体装置の圧縮端の一部の側断面図である。 図9Aは本開示の実施形態にしたがう成形体装置の圧縮端の内部斜視図を示す。 図9Bは本開示の実施形態にしたがう成形体装置の圧縮端の内部斜視図を示す。 図10は一例のガラス製造システムの略図である。
装置
ガラスリボンを作製するための装置が本明細書に開示され、装置は、2つのトラフ壁及び1つのトラフ底を有するトラフ形上部、くさび形下部、溶融ガラスを受け取るように構成された送出端及び、縁段を有する圧縮端を有する成形体、並びに、圧縮端に結合され、縁段の上面にかけて延びるエンドキャップを備え、縁段の高さは圧縮端に近接する点において2つのトラフ壁の高さより大きい。そのような成形体装置を備えるフュージョンドロー機も本明細書に開示される。
本開示の実施形態は、ガラスリボンを作製するための一例のガラス製造プロセスに用いるに適する一例の成形体、例えばアイソパイプを示す、図1〜2を参照して論じられる。図1を参照すれば、フュージョンドロープロセスのような、ガラス製造プロセス中、トラフ103を有する成形体100に流入パイプ101を介して溶融ガラスを投入することができる。トラフ103が完全に満たされてしまうと、溶融ガラスはトラフの側縁をこえて溢流し、両側の成形面107を流下してからルート109において融合して、ガラスリボン111を形成することができる。ガラスリボンは次いで、例えばローラーアセンブリ(図示せず)を用いて、方向113に引き下ろし、さらに、ガラス板を形成するために処理することができる。成形体アセンブリはさらに、エンドキャップ105及び/またはエッジダイレクタ(図示せず)のような付属コンポーネントを有することができる。
図2は図1の成形体アセンブリの断面図を提供し、成形体100はトラフ形上部102及びくさび形下部104を有することができる。トラフ形上部102は溶融ガラスを受け取るように構成されたチャネルまたはトラフ103を有することができる。トラフ103は、内面121a、121bを有する2つのトラフ壁(または堰)125a、125b及び1つのトラフ底123を定めることができる。トラフは、内面がトラフ底とほぼ90°の角度をなしている、長方形の断面を有するとして示されているが、別のトラフ断面を、また内面とトラフの間の別の角度も、想起することができる。堰125a、125bはさらに、くさび外面129a、129bとともに、両側の成形面107を構成することができる、外面127a、127bを有することができる。溶融ガラスは堰125a、125bを溢流し、2つのガラスリボンとして成形面を流下し、2つのガラスリボンは次いでルート109において融合して一体ガラスリボン111を形成する。リボンは次いで方向113に引き下ろすことができ、いくつかの実施形態においては、ガラス板を形成するためにさらに処理することができる。
成形体100はガラス製造プロセスに用いるに適するいずれかの材料、例えば、ジルコン、ジルコニア、アルミナ、酸化マグネシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素及びこれらの組合せのような耐火材料を含むことができる。様々な実施形態にしたがえば、成形体は一体部品、例えば単一源から機械加工された一部品を含むことができる。別の実施形態において、成形体は相互に、接合されるか、融着されるか、取り付けられるか、または別の手段で結合された、2つ以上の部品を含むことができ、例えば、トラフ形部分及びくさび形部分を、同じかまたは異なる材料を含む、2つの個別部品とすることができる。いくつかを挙げれば、長さ、トラフの深さ及び幅並びにくさびの高さ及び幅を含む、成形体の諸元は所望の用途に応じて変わり得る。特定の製造プロセスまたはシステムに適するようにこれらの諸元を選択することは当業者の能力の範囲内にある。
図3に示されるように、一例の成形体装置には、トラフ底123上に配されたダイバータ131を装着することができる。ダイバータ(例えばプラウ)は、いくつかの実施形態において、トラフの内壁間隔にわたる幅を有する、概ねくさび形とすることができる。ダイバータは、白金及び白金含有合金のような貴金属を含むが、これらには限定されない、ガラス製造プロセスに用いるに適するいかなる材料も含むことができる。成形体装置はさらに、ダイバータをそれに溶接することができる、エンドキャップ105を有することができる。エンドキャップは同様に、ダイバータを構成するに用いられる材料と同じかまたは異なり得る、貴金属を含むことができる。エンドキャップはさらに、エンドキャップがガラスで一杯になるときに空気がエンドキャップから抜けることを可能にし得る、少なくとも1本のベント管133を有することができる。様々な成形体設計にしたがえば、ダイバータは、ダイバータ内またはダイバータ上に配置することができる、少なくとも1つの重しを用いて所定の位置に保持することもできる。重しはガラス製造プロセスにおいて用いるに適するいずれかの材料、例えば成形体に関して上述したような耐火材料、例えばジルコンを含むことができる。ダイバータは、実質的に均等な態様で2つのトラフ壁にかけてガラスを分配するため、ディストリビュータ135のような付加コンポーネントを有することもできる。
トラフ底123は、いくつかの実施形態において、送出端(図示せず)から圧縮端137にかけて、成形体の水平軸xに対し、角度Θをなして緩やかに傾斜することができる。この角度は、例えば、約1.25°〜約2.5°、約1.5°〜約2.25°または約1.75°〜約2°のような、約1°〜約3°の、これらの間の全ての範囲及びサブ範囲を含む、範囲にあることができる。したがって、いくつかの実施形態において、送出端におけるトラフの深さは圧縮端におけるトラフの深さより大きくなり得る。トラフの深さは、線形または非線形態様で、アイソパイプの長さに沿って変わることもできる。
ダイバータは、例えば、約2.5°〜約3.75°、約2.75°〜約3.5°または約3°〜約3.25°のような、約2°〜約4°の、これらの間の全ての範囲及びサブ範囲を含む、範囲にある角度Θで傾斜する、別の輪郭をトラフ底に与えることができる。トラフ壁125a(125bは示されていない)は同様に、送出端(図示せず)から圧縮端137にかけて、成形体の水平軸xに対し、角度Θ(例えば、堰角)をなして緩やかに傾斜することができる。この角度は、例えば、約4.5°〜約7°、約5°〜約6.5°または約5.5°〜約6°のような、約4°〜約8°の、これらの間の全ての範囲及びサブ範囲を含む、範囲にあることができる。いくつかの実施形態にしたがえば、トラフ側縁は軸xに対して約6°の角度で傾斜する。
エンドキャップ105は(以下で図6Aに関してさらに詳細に論じられるように)圧縮端137に結合させることができる。例えば、エンドキャップ105は、堅い機械的嵌合を形成するため、圧縮端に圧着する及び/または圧縮端に巻き付けることができる。したがって、成形体装置は、長さL及び、その上にエンドキャップ材料、例えば白金が圧着されるか、巻き付けられるか、または別の手段で結合され得る、実質的に平坦な表面を有する領域zを有することができる。様々な実施形態にしたがえば、領域zの長さLは、約2cm〜約12cm、約3cm〜約10cm、約4cm〜約9cm、約5cm〜約8cmまたは約6cm〜約7cmのような、約1cm〜約15cmの、これらの間の全ての範囲及びサブ範囲を含む、範囲にあり得る。別の実施形態において、領域zは、水平軸xに対し、例えば、角度Θをなして配され得る。
領域zは、いくつかの実施形態において、堰角Θとトラフ底角Θの交点に始まることができる。さらに、領域zは堰角Θと同様であるかまたは同じ角度で緩やかに傾斜し続けることもでき、例えば、トラフ底及びトラフ側壁は、エンドキャップ105が結合され得る(角度Θをなし得る)実質的に平坦な表面を形成する、実質的に同じ高さを有し得る。したがって、エンドキャップ105は、領域zの表面と接触している第1の部分105a及び、ダイバータ131を溶接するかまたは別の手段で取り付けることができる、垂直方向に延びる第2の部分105bを有することができる。第2の部分105bは水平軸xに対して90°の角度をなして示されているが、この部分は、軸xに対しまたはトラフ底角Θに対し、いかなる角度もなして垂直方向に延びることができる。
先に論じたように、エンドキャップは圧縮端に結合させることができ、したがってエンドキャップは成形体と物理的に接触していることができるが、エンドキャップを成形体に封着するかまたは別の手段で取り付けることはできない。したがって、エンドキャップと成形体の間に、約0.038cm、0.035cm、0.03cm、0.025cm、0.02cm、0.015cmまたは0.01cmのような、約0.04cmもの、これらの間の全ての範囲及びサブ範囲を含む、大きさになり得る、空隙が存在し得る。さらに、温度の上昇にともなうエンドキャップ材料、例えば白金の膨張は成形体材料、例えばジルコンの膨張より大きくなることができ、これは、様々な実施形態において、エンドキャップと成形体の間のいかなる空隙の寸法も増大させ得る。
図4は一例の成形体の圧縮端に結合されたエンドキャップの浅い角度から見た側面図を示す。この図は圧縮端上のエンドキャップのなされ得る嵌合に関する別の視点を提供する。図示される実施形態に示されるように、エンドキャップ105は圧縮端を緊密に取り巻き、圧縮端の形状と同形になっていると推察することができる。第1の部分105aは圧縮端の一部、例えば圧縮端の(参照符号が付されていない)上面及び側面にかけて延びる。第1の部分は成形体への圧着または機械的結合を提供することができる。第2の部分105bは成形体から放射状に、例えば、成形体の上面から垂直方向に、及び成形体の側面から水平方向に、延びる。第2の部分はダイバータまたはその他のコンポーネント(図示せず)を取り付けることができるプラットフォームを提供することができる。したがって、図3及び5〜7に与えられる断面図では見ることができないが、エンドキャップ205は、全ての方向に放射状に、例えば、上面から垂直方向、側面、例えばトラフ側壁から水平方向、等々に、延びることが可能である。この態様で放射状に延びるエンドキャップ材料は、エンドキャップがそこから延びる表面に対していかなる角度も、例えば、図4に示されるように、約90°の角度をなすことができる。
図5は別の例の成形体の側断面図を示す。成形体100は送出端139を有することができ、送出端139は、それを通ってガラスが方向Fに流れることができる、流入口101を有することができる。圧縮端137は、図3に示される成形体とほとんど同様に、ディストリビュータ135を有することができ、ベント管133を有することができるエンドプレート105に溶接することができる、ダイバータ131を有することができる。さらに、エンドキャップ105は、ガラス製造プロセスに用いるに適するいずれかの材料、例えばジルコンのような耐火材料を含むことができる、ヨーク141によって下に押さえつけておくことができる。図5の圧縮端137のさらに詳細な図を提供する、図6に示されるように、ヨーク141はエンドキャップの第1の部分105a上に載るか、そうではなくとも第1の部分105aに物理的に接触することができ、エンドキャップの第2の部分105bに当たるか、そうではなくとも第2の部分105bに物理的に接触することができる。ヨーク141は、いくつかの実施形態において、ベント管133に当たるかまたは物理的に接触することもできる。さらに、図6に示されるように、ヨーク141は、様々な実施形態において、ヨークが成形体の圧縮端137におけるガラスレベルGより高くなるような高さhを有することができる。
ヨーク141の高さにより、この成形体設計においてガラスは成形体の圧縮端の頂部からこぼれ出ることはできない。しかし、この設計は未だに、いかなる漏出ガラスも捕えて保持するためにエンドキャップの機械的強度に依存し、エンドキャップ自体内へのガラスの流入に対処することはできない。上で論じたように、エンドキャップの機械的強度が損なわれると、例えば、漏れ口または孔が形成されると、その後の、ガラスのエンドキャップ流過及び主ガラスフローへの流下及び流入(ゴブ)が数多くの不利益を与え得る。
図7は本開示の実施形態にしたがう成形体装置の圧縮端237のための別の設計を示す。図示される限定ではない設計において、成形体は縁段またはダム243を有し、縁段は圧縮端237におけるガラスレベルGより縁段が高くなるような高さhを有することができる。様々な実施形態において、縁段の高さhは圧縮端において、例えば圧縮端237に近接する点において、(参照符号が付されていない)トラフ壁の高さより大きくすることができる。本開示のいくつかの実施形態にしたがえば、縁段の高さhは、約6cm〜約12cm、約7cm〜約10cmまたは約8cm〜約9cmのような、5cm〜約15cmの、これらの間の全ての範囲及びサブ範囲を含む、範囲にあることができる。したがって、エンドキャップ205は圧縮端237を囲んで延び、例えば、図7に示されるように少なくとも縁段243の上面の一部にかけて延びる。様々な実施形態において、エンドキャップ205は縁段243と、縁段と接触しているエンドキャップの部分のような、エンドキャップの表面に載るか、そうではなくとも物理的に接触していることができる、ヨーク241の間に配置することができる。図5〜6におけるように、エンドキャップ205はさらに少なくとも1本のベント管233を有することができる。
縁段243の表面が図8に示され、参照符号が付されている。図示されるように、縁段243は曲率半径を有する少なくとも1つの表面を有するように機械加工するかまたは別の手段で成形することができる。例えば、上面243aは約0.5cm以下の曲率半径のエッジまたはコーナーの丸めのような、曲率半径を有することができる。別の実施形態において、上面243aは成形体装置の水平軸xに対し角度Θをなすように配置することもできる。本開示の様々な実施形態にしたがえば、この角度は0°〜約10°の範囲とすることができ、及び/またはΘは堰角(図3のΘを参照のこと)と同様とするかまたは等しくすることができる。したがって、限定ではない実施形態において、上表面243aは、約6°のような、約4°〜約8°の範囲にある角度をなして配することができる。外表面243bの1つ以上のコーナーまたはエッジも同様に曲率半径を有するように機械加工することができる。外表面243bは成形体の終端とすることができ、エンドキャップ(図示せず)と物理的に接触することもできる。
さらに、縁段の内表面243cは図8に示されるように非平坦とすることができる。内表面243cは(参照符号が付されていない)トラフの内面を構成することができる。内表面243cの曲率半径rは特定の用途に対し、例えば応力集中を最小限に抑えるため、所望に応じて変わることができ、いくつかの実施形態において、約1.5cm〜約2cmのような、約1cm〜約3cmの、これらの間の全ての範囲及びサブ範囲を含む、範囲にあり得る。もちろん、縁段の様々な表面が、様々な角度で配される及び/または様々な弧度を有するとして図7〜8に示されているが、これらの特徴のいかなる組合せも所望に応じて用いられ得ることは当然である。例えば、縁段は平坦面だけを有するように、例えば長方形または正方形の縁段に、機械加工するかまたは別の手段で成形することができるが、そのような実施形態は、非平端面をもつ縁段に比較して高い応力点を有することができ、及び/または成形体を作成するための製造費用が高くなり得る。
図7に戻って参照すれば、非平端内部縁段表面(参照符号は付されていない)の場合、曲率半径とダイバータ231の間に別途に形成され得る空洞を埋めるために1つ以上の補助フィラー部品245を用いることができる。これらのフィラー部品245は個々の耐火材料体、例えばジルコンから機械加工し、続いて、縁段243に隣接して成形体に接合するかまたは別の手段で結合することができる。同様に、縁段243を有する成形体は(例えば単一材料体から機械加工された)一体品として図示されるが、縁段を同様に個別耐火材料体から機械加工し、続いて、成形体の圧縮端に接合するかまたは別の手段で取り付けることができる。別の実施形態において、フィラーまたはエンドピースを形成する材料には、エンドキャップ内のいかなるガラスの漏れリスクも最小限に抑えるため、白金(または他の材料)と反応しない材料を含めることができる。そのような実施形態においては、例えば、アイソパイプを構成するために用いられる材料と同様であるかまたは同じ耐火材料を含む第2のエンドキャップを金属エンドキャップに隣接してその外側に装着することができ、エンドキャップの金属を支持して、エンドキャップが膨らんでガラスを集める能力を抑制することができるであろう。
エンドキャップ205は、縁段243を含む圧縮端、例えば第1の部分205aに結合することができ、第1の部分205aは、縁段の外面、上面及び/または側面(参照符号は付されていない)のような、様々な縁段面を囲んで、または様々な縁段面にかけて延びることができ、第2の部分205bは成形体の様々な面から放射状に、例えば、縁段の上面から垂直方向に及びトラフ側面から水平方向に、延びることができる。ダイバータまたはプラウ231はエンドキャップに少なくとも部分的に取り付けることができる。例えば、ダイバータ231はエンドキャップの第2の部分205bに溶接することができる。エンドキャップへのダイバータの取付け(または溶接)は様々な構成及び方法を用いて達成することができる。特に、図7に示されるように、エンドキャップ205、例えば第2の部分205bは、いくつかの実施形態において、縁段243の内面(参照符号は付されていない)を覆うことはできない。しかし、ダイバータは、様々な実施形態において、縁段と同じかまたは縁段より低い高さを有することができる。したがって、補助プレート247を、プレートが下方に延びて縁段の内面の少なくとも一部を覆うように、エンドキャップ205の1つ以上の面に溶接することができる。次いで、ダイバータ243を補助プレート247に溶接し、したがってエンドキャップ205に取り付けることができる。補助プレートはいずれか適する材料、例えば、白金または白金含有合金のような貴金属で構成することができる。もちろん、別の実施形態において、ダイバータはエンドプレートへの直接取付けまたは溶接を可能にする1つ以上の諸元を有することができる。
図9A〜9Bは本開示にしたがう成形体装置の圧縮端の内部斜視図を提供する。図9Aにおいては、端縁段の第2の部分205bを見ることができ、ヨーク241がエンドキャップ(見ることはできない)の第1の部分の上に配置されている。縁段の内面243cは見ることができ、エンドキャップ材料で覆われていない。縁段の上部(参照符号は付されていない)はエンドキャップの第1の部分と接触していて、トラフ側壁225a、225bの高さより上に配置されている。図9Bにおいて、縁段の内面は見ることができず、補助プレート247で覆われている。次いで、ダイバータまたは他のコンポーネント(図示せず)を補助プレート247に溶接するかまたは別の手段で取り付けることができる。もちろん、上述したように、エンドキャップにダイバータを取り付けには別の構成及び方法が可能であり、図示される実施形態が添付される特許請求の範囲に制限を課していると見なされるべきではない。別の実施形態は、それぞれのエンドキャップへのガラスの流入を最小限に抑えるため、プラウ背後のあらかじめ定められた長さに整合する堰及びトラフのいくつかの寸法を有する一例のアイソパイプを提供することができる。
方法
ガラスリボンを作製する方法が本明細書に開示され、方法は、溶融ガラスを形成するためにバッチ材料を融解する工程及び、溶融材料を、2つのトラフ壁及び1つのトラフ底を有するトラフ形上部、ルートに収斂する両側の外面を有するくさび形下部、溶融ガラスを受け取るように構成された送出端及び、縁段を有する、圧縮端を有する成形体、並びに、圧縮端に結合され、縁段の上面にかけて延びるエンドキャップを備え、縁段の高さは圧縮端に近接する点において2つのトラフ壁の高さより大きい、装置に投入する工程を含む。
本開示の実施形態は、ガラスリボン304を作製するための一例のガラス製造システム300を示す、図10を参照して論じられる。ガラス製造システム300は、融解槽310、融解槽−清澄化槽連結管315、清澄化槽(例えば清澄化管)320、清澄化槽−撹拌チャンバ連結管(連結管から伸びるレベルプローブスタンドパイプ327を含む)325、撹拌チャンバ(例えば混合槽)330、撹拌チャンバ−ボウル連結管335、ボウル(例えば送出槽)340、ダウンカマー345並びに、流入口335、成形体)例えばアイソパイプ)360及びプルロールアセンブリ365を有することができる、FDM350を備えることができる。
溶融ガラス314を形成するため、矢印312で示されるように、ガラスバッチ材料を融解槽310に投入することができる。融解槽−清澄化槽連結管315によって清澄化槽320が融解槽310に連結される。清澄化槽320は、融解槽310から溶融ガラスを受け取り、溶融ガラスから気泡を除去することができる、高温処理領域を有することができる。清澄化槽320は清澄化槽−撹拌チャンバ連結管325によって撹拌チャンバ330に連結される。撹拌チャンバ330は撹拌チャンバ−ボウル連結管335によってボウル340に連結される。ボウル340はダウンカマー345を介して溶融ガラスをFDM350に送り込むことができる。
FDM350は、流入口355、成形体360及びプルロールアセンブリ365を備えることができる。流入口355はダウンカマー345から溶融ガラスを受け取ることができ、溶融ガラスは、流入口355から成形体装置360に流れることができて、成形体装置360においてガラスリボン304に成形される。成形体装置360の様々な実施形態がさらに、例えば図1〜9を参照して、上述してある。プルロールアセンブリ365は別の必要に応じる装置によるさらなる処理のために、延伸ガラスリボン304を送り出すことができる。例えば、ガラスリボンを罫書くための機械的罫書き装置を備えることができる、移動アンビル装置(TAM)によってガラスリボンをさらに処理することができる。罫書かれたガラスは次いで、技術上既知の様々な方法及び装置を用いて、複数枚のガラス板に分割し、機械加工、研磨、化学強化及び/または別の表面処理、例えばエッチングを施すことができる。
術語「バッチ材料」及びこの異形は本明細書において、融解すると反応及び/または化合してガラスを形成する、ガラス前駆体成分の混合物を表すために用いられる。ガラスバッチ材料はガラス前駆体材料を結合させるためのいずれか既知の方法によって作製及び/または混合することができる。例えば、いくつかの限定ではない実施形態において、ガラスバッチ材料はガラス前駆体粒子の、乾燥または実質的に乾燥している、例えば液体または溶媒を全く含まない、混合物を含むことができる。別の実施形態において、ガラスバッチ材料はスラリー、例えば液体または溶媒が存在しているガラス前駆体粒子の混合物、の形態にあり得る。
様々な実施形態にしたがえば、バッチ材料は、シリカ、アルミナ及び、ホウ素、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、ストロンチウム、スズまたはチタンの酸化物のような、様々な添加酸化物のような、ガラス前駆体材料を含むことができる。例えば、ガラスバッチ材料は、シリカ及び/またはアルミナの1つ以上の添加酸化物との混合物とすることができる。様々な実施形態において、ガラスバッチ材料は、合わせて約45〜約95重量%のアルミナ及び/またはシリカと、合わせて約5〜約55重量%の、ホウ素、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、ストロンチウム、スズ及び/またはチタンの内の1つ以上の酸化物を含む。
バッチ材料は、図10を参照して本明細書で論じた方法を含む、技術上既知のいずれかの方法にしたがって融解させることができる。例えば、バッチ材料を融解槽に投入し、約1200℃〜約1650℃、約1250℃〜約1600℃、約1300℃〜約1550℃、約1350℃〜約1500℃または約1400℃〜約1450℃のような、約1100℃〜約1700℃の、これらの間の全ての範囲及びサブ範囲を含む、範囲にある温度に加熱することができる。バッチ材料は、いくつかの実施形態において、動作温度及びバッチサイズのような、様々な変数に依存して数分〜数時間の範囲にある、融解槽内滞留時間を有することができる。例えば、滞留時間は、約30分〜約8時間、約1時間〜約6時間、約2時間〜約5時間または約3時間〜約4時間の、これらの間の全ての範囲及びサブ範囲を含む、範囲にあることができる。
溶融ガラスは続いて、いくつかを挙げれば、気泡を除去するための清澄化工程及び溶融ガラスを均質化するための撹拌工程を含む、様々な付加処理工程を受けることができる。溶融ガラスは次いで、ガラスリボンを作製するため、本明細書に開示される成形体装置を用いて処理することができる。例えば、上で論じたように、成形体のトラフ形部分に、送出端において1つ以上の流入口を介して、投入することができる。ガラスは送出端から圧縮端に進む方向に流れ、2つのトラフ壁から溢流し、くさび形部分の両側の外面を流下し、ルートにおいて収斂して、一体ガラスリボンを形成することができる。
限定ではない例として、成形体装置は、(例えば、トラフ形部分に近接する上部「マッフル」領域にある)最高温度点において、約1150℃〜約1325℃、約1150℃〜約1300℃、約1175℃〜約1250℃または約1200℃〜約1225℃のような、約1100℃〜約1350℃の、これらの間の全ての範囲及びサブ範囲を含む、範囲にある温度で動作する槽内に囲包することができる。(例えば、成形体のルートに近接する下部「遷移」領域にある)最低温度点において、槽は、約850℃〜約1225℃、約900℃〜約1200℃、約950℃〜約1100℃または約1000℃〜約1100℃のような、約800℃〜約1250℃の、これらの間の全ての範囲及びサブ範囲を含む、範囲にある温度で動作することができる。
本明細書に開示される方法及び装置は従来技術の成形体アセンブリに優る1つ以上の利点を提供することができる。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される装置は圧縮端でエンドキャップに漏入してエンドキャップから漏出するガラスによって生じるゴブを低減するかまたは排除することができる。ゴブ低減はプロセス流に落ち込むガラスゴブによるルビコン数を減じることで収率を向上させることができる。さらに、ガラスゴブが大きくなると、ガラスゴブは、ゴブが存在するときと存在しないときに温度差があるように、システムの局所熱力学を変えることができる。したがって、ゴブ形成の排除または低減は、開示される装置を用いるガラス製造システムの熱力学的安定性を向上させることができる。さらに、圧縮端を溢流するガラスを減じることで、開示される装置は、圧縮端近傍のトラフ側縁をこえるガラスフローを改善するかまたは多くし、したがっておそらく、ガラスリボンの一様性を向上させる、及び/または材料浪費を抑えることができる。最後に、本開示の方法及び装置はエンドキャップへのガラス流入を、したがって引き続く過剰なガラス量によるエンドキャップへのいかなる損傷も低減または排除することができるから、成形体装置及び周囲の装置への損傷を、また修理のためのプロセスダウンタイムも、最小限に抑えることができ、したがって製造のスピード及び効率を向上させることができる。もちろん、本明細書に開示される方法及び装置が上記利点の1つ以上を有していないことがあり得ることは当然であるが、そのような方法及び装置も添付される特許請求の範囲内に入るとされる。
様々な開示された実施形態が特定の実施形態に関して説明された特定の特徴、要素または工程を含み得ることは理解されるであろう。特定の特徴、要素または工程が、1つの工程の実施形態に関して説明されていても、説明されていない様々な組合せまたは置換において、別の実施形態と交換され得るかまたは組み合わされ得ることも理解されるであろう。
本明細書に用いられるように、名詞は「少なくとも1つ」の対象を指し、そうではないことが明白に示されていない限り、「ただ1つ」の対象に限定されるべきではないことも当然である、したがって、例えば、コンポーネントへの言及は、そうではないことを文脈が明白に示していない限り、2つ以上のそのようなコンポーネントを有している例を含む。
本明細書において範囲は[「約」1つの特定値]から、及び/または[「約」別の特定値]までのように表され得る。範囲がそのように表される場合、例はその1つの特定値から及び/またはその別の特定値までを含む。同様に、先行詞「約」の使用により値が近似値として表されていれば、その特定の値が別の態様をなすことは理解されるであろう。さらに、範囲のそれぞれの端点が、他方の端点との関係でも、他方の端点とは独立にも、有意であることは理解されるであろう。
用語「実質的な」、「実質的に」またはこれらの異形は、本明細書に用いられるように、説明される特徴が値または記述に等しいかまたは近似的に等しいことに特に表すことが意図されている。さらに、「実質的に同様」は2つの値が等しいかまたは近似的に等しいことを表すことが意図されている。いくつかの実施形態において、「実質的に同様」は、相互に約5%以内または相互に約2%以内のような、相互に約10%以内の値を表すことができる。
別途に明白に言明されない限り、本明細書に述べられるいずれの方法もその工程が特定の順序での実施が必要であると解されることは全く意図されていない。したがって、方法請求項が、その工程がしたがうべき順序を実際に挙げていないか、そうではなくとも、その工程が特定の順序に限定されるべきであることが請求項または説明に特に言明されていない場合、いかなる特定の順序も推定されることは全く意図されていない。
特定の実施形態の様々な特徴、要素または工程が移行句「含む(comprising)」を用いて開示されるであろうが、移行句「なる(consisting of)」または「基本的になる(consisting essentially of)」を用いて説明されるであろう様々な特徴、要素または工程を含む、別の実施形態が暗に含まれることは当然である。したがって、例えば、A+B+Cを含む装置に暗に含まれる別の実施形態は、装置がA+B+Cからなる実施形態及び装置がA+B+Cから基本的になる実施形態を含む。
本開示の精神及び範囲を逸脱することなく本開示に様様な改変及び変形がなされ得ることが当業者には明らかであろう。本開示の精神及び本質を組み込んでいる開示された実施形態の改変組合せ、サブ組合せ及び変形が当業者には思い浮かび得るから、本開示は添付される請求項及びそれらの等価形態の範囲内に全てを含むと解されるべきである。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラスリボンを作製するための装置において、
成形体であって、
2つのトラフ壁及び1つのトラフ底を有するトラフ形上部、
くさび形下部、
溶融ガラスを受け取るように構成された送出端、及び
縁段を有する圧縮端、
を有する成形体と、
前記圧縮端に結合され、前記縁段の上面にかけて延びるエンドキャップと、
を備え、
前記縁段の高さが前記圧縮端に近接する点において前記2つのトラフ壁の高さより大きい、
装置。
実施形態2
前記成形体が、前記エンドキャップに取り付けられ、前記縁段に近接して前記トラフ底上に配置された、ダイバータをさらに有する、実施形態1に記載の装置。
実施形態3
前記エンドキャップ及び前記ダイバータが貴金属を含み、前記ダイバータが前記エンドキャップに溶接される、実施形態2に記載の装置。
実施形態4
前記ダイバータが前記エンドキャップに取り付けられた補助プレートに取り付けられる、実施形態2に記載の装置。
実施形態5
前記縁段と前記ダイバータの間に配置された補助フィラー部品をさらに有する、実施形態2に記載の装置。
実施形態6
前記縁段の前記上面にかけて延びる前記エンドキャップの一部の上に配置されたヨークをさらに有する、実施形態1から5のいずれかに記載の装置。
実施形態7
前記縁段が前記圧縮端における前記溶融ガラスの高さより大きい高さを有する、実施形態1から6のいずれかに記載の装置。
実施形態8
前記2つのトラフ壁の高さが前記送出端から前記圧縮端にかけて、前記成形体の水平軸に対し、一定の角度で傾斜する、実施形態2に記載の装置。
実施形態9
前記2つのトラフ壁の寸法及び前記トラフ底の寸法が前記ダイバータと前記エンドキャップの間で前記成形体のあらかじめ定められた長さに沿って実質的に整合される、実施形態2に記載の装置。
実施形態10
前記トラフ形上部の深さが前記送出端から前記圧縮端にかけて、線形または非線形態様で、変化する、実施形態1に記載の装置。
実施形態11
前記送出端における前記トラフ形上部の第1の深さが前記圧縮端における前記トラフ形上部の第2の深さより大きい、実施形態1に記載の装置。
実施形態12
前記エンドキャップに結合された第2のエンドキャップをさらに有し、前記第2のエンドキャップが耐火材料を含む、実施形態1に記載の装置。
実施形態13
前記成形体が、ジルコン、ジルコニア、アルミナ、酸化マグネシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素及びこれらの組合せから選ばれる耐火材料を含む、実施形態1から12のいずれかに記載の装置。
実施形態14
フュージョンドロー機において、実施形態1から13のいずれかに記載の装置を備える、フュージョンドロー機。
実施形態15
ガラスリボンを作製する方法において、
溶融ガラスを形成するためにバッチ材料を融解する工程、及び
前記溶融ガラスを、
2つのトラフ壁及び1つのトラフ底を有するトラフ形上部、
ルートにおいて収斂する両側の外面を有するくさび形下部、
前記溶融ガラスを受け取るように構成された送出端、及び
縁段を有する圧縮端、
を有する成形体と、
前記圧縮端に結合され、前記縁段の上面にかけて延びるエンドキャップと、
を備え、
前記縁段の高さが前記圧縮端に近接する点において前記2つのトラフ壁の高さより大きい、
装置に投入する工程、
を含む、方法。
実施形態16
前記溶融ガラスが前記成形体の前記トラフ形上部に投入され、前記送出端から前記圧縮端に流れ、前記2つのトラフ壁を溢流し、前記くさび形下部の前記両側の外面を流下し、前記ルートにおいて収斂して、一体ガラスリボンを形成する、実施形態15に記載の方法。
実施形態17
前記成形体が、前記エンドキャップに取り付けられ、前記縁段に近接して前記トラフ底上に配置されたダイバータをさらに有する、実施形態15から16のいずれかに記載の装置。
実施形態18
前記エンドキャップ及び前記ダイバータが貴金属を含み、前記ダイバータが前記エンドキャップに溶接される、実施形態17に記載の方法。
実施形態19
前記ダイバータが前記エンドキャップに取り付けられた補助プレートに取り付けられる、実施形態17に記載の方法。
実施形態20
前記縁段が前記圧縮端における前記溶融ガラスの高さより大きい高さを有する、実施形態15から16のいずれかに記載の方法。
100 成形体
101 流入パイプ(流入口)
102 トラフ形上部
103 トラフ
104 くさび形下部
105、205 エンドキャップ
105a,205a エンドキャップの第1の部分
105b,205b エンドキャップの第2の部分
107 成形面
109 ルート
111 一体ガラスリボン
121a,121b トラフ壁内面
123 トラフ底
125a,125b,225a,225b トラフ壁(または堰)
127a,127b トラフ壁外面
129a,129b くさび外面
131,231 ダイバータ(プラウ)
133,233 ベント管
135 ディストリビュータ
137,237 圧縮端
139 送出端
141,241 ヨーク
243 縁段(ダム)
243c 縁段の内面
245 フィラー部品
247 補助プレート
300 ガラス製造システム
304 ガラスリボン
310 融解槽
314 溶融ガラス
315 融解槽−清澄化槽連結管
320 清澄化槽
325 清澄化槽−撹拌チャンバ連結管
327 レベルプローブスタンドパイプ
330 撹拌チャンバ
335 撹拌チャンバ−ボウル連結管
340 ボウル
345 ダウンカマー
350 FDM(フュージョンドロー機)
355 流入口
360 成形体
365 プルロールアセンブリ

Claims (10)

  1. ガラスリボンを作製するための装置において、
    成形体であって、
    2つのトラフ壁及び1つのトラフ底を有するトラフ形上部、
    くさび形下部、
    溶融ガラスを受け取るように構成された送出端、及び
    縁段を有する圧縮端、
    を有する成形体と、
    前記圧縮端に結合され、前記縁段の上面にかけて延びるエンドキャップと、
    該エンドキャップに結合された、耐火材料を含む第2のエンドキャップと、
    を備え、
    前記縁段の高さが前記圧縮端に近接する点において前記2つのトラフ壁の高さより大きい、
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記成形体が、前記エンドキャップに取り付けられ、前記縁段に近接して前記トラフ底上に配置された、ダイバータをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記縁段の前記上面にかけて延びる前記エンドキャップの一部の上に配置されたヨークをさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記縁段が前記圧縮端における前記溶融ガラスの高さより大きい高さを有することを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の装置。
  5. 前記2つのトラフ壁の高さが前記送出端から前記圧縮端にかけて、前記成形体の水平軸に対し、一定の角度で傾斜することを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の装置。
  6. 前記ダイバータは、前記トラフ底に2°〜4°の範囲の傾斜する別の輪郭を与えるくさび形を含むことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  7. 前記トラフ形上部の深さが前記送出端から前記圧縮端にかけて、線形または非線形態様で、変化することを特徴とする請求項1から6いずれか1項に記載の装置。
  8. 前記送出端における前記トラフ形上部の第1の深さが前記圧縮端における前記トラフ形上部の第2の深さより大きいことを特徴とする請求項1から7いずれか1項に記載の装置。
  9. 前記エンドキャップが少なくとも1つのベント管を有することを特徴とする請求項1から8いずれか1項に記載の装置。
  10. ガラスリボンを作製する方法において、請求項1から9のいずれかに記載の装置を用いて前記ガラスリボンを作製することを特徴とする方法。
JP2017517012A 2014-09-30 2015-09-30 圧縮端に縁段を有するアイソパイプ及びガラスリボンを作製する方法 Active JP6806672B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201462057416P 2014-09-30 2014-09-30
US62/057,416 2014-09-30
PCT/US2015/053075 WO2016054130A1 (en) 2014-09-30 2015-09-30 Isopipe with curb at the compression end and method for forming a glass ribbon

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017530929A JP2017530929A (ja) 2017-10-19
JP2017530929A5 JP2017530929A5 (ja) 2018-11-08
JP6806672B2 true JP6806672B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=54477215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017517012A Active JP6806672B2 (ja) 2014-09-30 2015-09-30 圧縮端に縁段を有するアイソパイプ及びガラスリボンを作製する方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10703664B2 (ja)
JP (1) JP6806672B2 (ja)
KR (1) KR102377994B1 (ja)
CN (1) CN107108306B (ja)
TW (1) TWI675805B (ja)
WO (1) WO2016054130A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200078677A (ko) 2017-11-22 2020-07-01 코닝 인코포레이티드 유리 리본들을 성형하기 위한 에지 디렉터들을 포함하는 장치
JP7325511B2 (ja) * 2018-08-10 2023-08-14 コーニング インコーポレイテッド ガラスリボンを製作するための装置及び方法
CN110750883B (zh) * 2019-09-29 2021-08-03 彩虹显示器件股份有限公司 一种溢流砖槽底曲线设计优化方法
US20230056198A1 (en) * 2020-02-03 2023-02-23 Corning Incorporated Methods and apparatus for manufacturing a glass ribbon
WO2024010704A1 (en) * 2022-07-08 2024-01-11 Corning Incorporated Methods and apparatus for manufacturing a glass ribbon
WO2024191679A1 (en) * 2023-03-15 2024-09-19 Corning Incorporated Fusion glass forming bodies and corresponding support structures

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3338696A (en) * 1964-05-06 1967-08-29 Corning Glass Works Sheet forming apparatus
US3451798A (en) * 1966-04-04 1969-06-24 Corning Glass Works Sheet glass edge control device
US3437470A (en) * 1966-06-17 1969-04-08 Corning Glass Works Constant force internal support for glass overflow wedge
US3589887A (en) * 1968-06-03 1971-06-29 Ppg Industries Inc Edge restrictor in down drawn glass
US3537834A (en) * 1968-08-07 1970-11-03 Corning Glass Works Maintaining sheet glass width
BE757057A (fr) * 1969-10-06 1971-04-05 Corning Glass Works Procede et appareil de controle d'epaisseur d'une feuille de verre nouvellement etiree
US4214886A (en) * 1979-04-05 1980-07-29 Corning Glass Works Forming laminated sheet glass
JPS59165423U (ja) 1983-04-22 1984-11-06 日本板硝子株式会社 線材入りガラス板の製造装置
US6748765B2 (en) * 2000-05-09 2004-06-15 Richard B. Pitbladdo Overflow downdraw glass forming method and apparatus
DE10229344B4 (de) 2001-06-29 2011-02-17 Asahi Glass Co., Ltd. Apparat für die Herstellung von dünnem Flachglas
US7690221B2 (en) * 2004-02-23 2010-04-06 Corning Incorporated Sheet width control for overflow downdraw sheet glass forming apparatus
US20050268659A1 (en) * 2004-06-02 2005-12-08 Rhoads Randy L Defect reduction in manufacture glass sheets by fusion process
US20050268658A1 (en) * 2004-06-02 2005-12-08 Adamowicz John A Glass sheet forming apparatus
US20050268657A1 (en) * 2004-06-02 2005-12-08 Adamowicz John A Isopipe mass distribution for forming glass substrates
US8042361B2 (en) * 2004-07-20 2011-10-25 Corning Incorporated Overflow downdraw glass forming method and apparatus
US20060236722A1 (en) * 2005-04-26 2006-10-26 Robert Delia Forming apparatus with extensions attached thereto used in a glass manufacturing system
US7748236B2 (en) * 2005-12-27 2010-07-06 Corning Incorporated Overflow downdraw glass forming method and apparatus
JP5291704B2 (ja) * 2007-05-11 2013-09-18 コーニング インコーポレイテッド 改良された端部支持条件を用いたアイソパイプのサグ・コントロール
EP2225181A1 (en) * 2007-11-29 2010-09-08 Corning Incorporated Creep resistant multiple layer refractory used in a glass manufacturing system
US20100212359A1 (en) * 2009-02-23 2010-08-26 Hilary Tony Godard Spinel isopipe for fusion forming alkali containing glass sheets
WO2011007681A1 (ja) * 2009-07-13 2011-01-20 旭硝子株式会社 ガラス板の製造方法及び製造装置
US8743523B2 (en) 2010-07-28 2014-06-03 General Electric Company Systems, methods, and apparatus for limiting voltage across a switch
KR101815725B1 (ko) 2010-10-29 2018-01-05 코닝 인코포레이티드 큰 제노타임 세라믹 블럭 및 이의 건식 제조방법
JP5724552B2 (ja) * 2011-04-01 2015-05-27 日本電気硝子株式会社 薄板ガラス製造装置
WO2012166761A1 (en) * 2011-05-31 2012-12-06 Corning Incorporated Precision glass roll forming process and apparatus
KR101372609B1 (ko) * 2011-07-01 2014-03-10 아반스트레이트 가부시키가이샤 유리판의 제조 방법
US8794034B2 (en) * 2012-05-29 2014-08-05 Corning Incorporated Apparatus for forming glass with edge directors and methods
CN202808574U (zh) 2012-07-16 2013-03-20 富荞企业管理顾问有限公司 玻璃液溢流装置
JP6052624B2 (ja) * 2012-08-24 2016-12-27 日本電気硝子株式会社 板ガラス製造装置および板ガラス製造方法
CN203212449U (zh) * 2013-02-25 2013-09-25 富荞企业管理顾问有限公司 具有狭位溢流槽的溢流式平板玻璃成型器
US9914657B2 (en) * 2013-04-30 2018-03-13 Corning Incorporated Apparatus and method for thermal profile control in an isopipe
TWI656022B (zh) * 2013-11-13 2019-04-11 美商康寧公司 疊層玻璃物件及其製造方法
CN107428582B (zh) * 2015-02-04 2021-02-26 康宁股份有限公司 用于形成玻璃制品的系统
US20180327299A1 (en) * 2015-11-20 2018-11-15 Corning Incorporated Apparatus and method for forming glass ribbon

Also Published As

Publication number Publication date
TWI675805B (zh) 2019-11-01
JP2017530929A (ja) 2017-10-19
CN107108306B (zh) 2020-07-07
TW201623160A (zh) 2016-07-01
WO2016054130A1 (en) 2016-04-07
CN107108306A (zh) 2017-08-29
US20190092673A1 (en) 2019-03-28
KR102377994B1 (ko) 2022-03-23
US10703664B2 (en) 2020-07-07
KR20170066485A (ko) 2017-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6806672B2 (ja) 圧縮端に縁段を有するアイソパイプ及びガラスリボンを作製する方法
US9187357B2 (en) Vitreous silica crucible having outer, intermediate, and inner layers
JP5424833B2 (ja) アイソパイプ材料のガス抜き
TWI717330B (zh) 用於等管支撐及下垂減緩的方法與設備
JP5397857B2 (ja) 石英ガラスルツボの製造方法および製造装置
WO2017218501A1 (en) Method and apparatus for cooling glass ribbon edges
SG172748A1 (en) Vitreous silica crucible, method of manufacturing the same, and use thereof
JP7408057B2 (ja) シリカガラスルツボ
KR101457507B1 (ko) 실리카 유리 도가니의 제조 방법 및 제조 장치
US9863061B2 (en) Vitreous silica crucible and method for manufacturing the same
JP6253976B2 (ja) 石英ガラスルツボ及びその製造方法
JP5685894B2 (ja) 石英ガラスルツボ及びその製造方法、並びにシリコン単結晶の製造方法
CN105780105B (zh) 单晶硅的制备方法
CN111792820B (zh) 连熔法生产大尺寸石英玻璃板工艺、石英玻璃板及其应用
JP5668717B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181001

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190911

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200527

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6806672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250