JP6805889B2 - 照明システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、照明システムに関する。
従来、舞台等の各種施設には、演出用の照明装置に加えて、客席や廊下等を照明するための照明装置(以下、「施設用の照明装置」と記載する。)が設置されている。このような施設用の照明装置は、客席や廊下の天井等といった所定の位置に常設固定される形で設置され、入退場時の地明かりや清掃時の作業等として用いられており、一般にハロゲン電球が採用されている。しかしながら、施設用の照明装置にハロゲン電球を採用した場合は、入退場時における照明態様が固定の態様となるので、演目の内容に応じた照明演出を実現できない。
特開2013−164986号公報
本発明が解決しようとする課題は、演目の内容に応じた客席や廊下等の一般常設照明設の照明演出を実現することである。一般常設照明設備とは、例えば、大容量のスポットライトなどメインステージ(舞台)上の空間演出照明装置以外であって、入退場時や清掃時に使用するダウンライトや、廊下、エントランスの誘導灯など、固定され必ず必要な照明設備を示す。
実施形態に係る照明システムは、所定の設置位置に常設されると共に演目のメインステージにおける演出に直接用いられない照明装置であって、出力する光の色温度を可変することが可能である照明装置と;メインステージの演目に合わせて前記照明装置が出力する光の色温度を制御する制御装置と;を有し、前記照明装置は、客席、廊下、誘導路、エントランスのいずれかを照射する。
実施形態の一例に係る照明システムによれば、演目の内容に応じた入退場時や客席を明るくする必要のある場合の照明演出を実現できる。
図1は、実施形態に係る照明システムの一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る照明システムが有する機能構成の一例について説明する図である。 図3は、実施形態に係る制御テーブルの一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る色温度制御の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態に係る照明システムを説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する照明システムは、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。例えば、以下の実施形態では、照明システムは、劇場や映画館等といった各種施設に設置されるものとするが、これらの施設以外にも、公民館等の公共機関やビルディング等、任意の施設に設置可能であるものとする。なお、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
以下の実施形態にかかる照明システム1は、照明装置200a〜200c(以下、「照明装置200」と総称する。)と、制御装置100とを具備する。照明装置200は、所定の設置位置に常設されると共に演目のメインステージにおける演出に直接用いられない照明装置であって、出力する光の色温度を可変することが可能である照明装置である。制御装置100は、メインステージの演目に合わせて照明装置200が出力する光の色温度を制御する。
また、以下の実施形態にかかる照明装置200には、所定の色温度よりも高い光を出力する半導体発光素子(例えば、光源部203)、および、所定の色温度よりも低い光を出力する半導体発光素子(例えば、光源部204)が搭載される。また、以下の実施形態にかかる制御装置100は、記憶部102と、切り替えスイッチ105とを具備する。記憶部102は、照明装置が出力する光を所定の色温度に保つ場合の半導体発光素子それぞれの調光割合を記憶する。切り替えスイッチ105は、記憶部102に記憶される調光割合を用いて照明装置200が出力する光を制御する第1モード(例えば、ハロゲンモード)、または、半導体発光素子それぞれを個別に制御する第2モード(例えば、独立モード)のいずれかに切り替える。
また、以下の実施形態にかかる制御装置100では、記憶部102は、所定の白色領域で調光度が異なる光を出力する際の調光割合を記憶する。
また、以下の実施形態にかかる照明装置200は、演目会場におけるメインステージ以外を照明する客席を照明するためのものであって、メインステージの演出に対して客先の照明雰囲気を連係制御することによって演出前後又は演出中に光出力を可変する。
[実施形態]
(照明システムの概要)
以下、照明システム1の一例について説明する。図1は、実施形態に係る照明システムの一例を示す図である。図1に示す例では、照明システム1は、制御装置100、分電盤20、配線30、40、複数の照明装置200a〜200c、300a〜300c(以下、「照明装置300」と総称する。)、および電力配線ELを有する。なお、照明システム1は、任意の数の制御装置100および照明装置200、300、および分電盤20が接続されていてもよい。また、図1に示す例では、照明システム1が有する制御装置100に、照明制御装置10が接続されている例について記載した。ここで、照明制御装置10は、照明システム1に含まれていてもよく、含まれていなくともよい。
まず、照明装置200、300について説明する。照明装置200は、PWM(パルス幅変調: Pulse Width Modulation)信号による直流定電流制御を行う照明機器であり、例えば、照明装置200は、それぞれ出力する光の色温度が異なる2つ以上のLED(Light Emitting Diodes)等の半導体発光素子を有し、電力配線ELを介して分電盤20から供給される100ボルトの交流電力を駆動元としてDC(Direct Current)電源を生成し、制御装置100から受信したPWM信号が示す調光度で半導体発光素子を点灯させることで、所定の位置の照明を行う。尚、光源の制御方式は交流位相制御などでも良い。また、制御信号もシリアル信号などPWM信号に限定するものではない。すなわち、照明装置200は、制御装置100が出力する各種の調光信号に従って光の色や調光度を制御する照明装置であれば、任意の照明装置が採用可能である。
また、照明装置200は、所定の設置位置に常設される。例えば、照明装置200は、舞台施設等の演目会場におけるステージ以外を照明する照明装置が常設される設置位置に常設される。例えば、照明装置200は、舞台施設において、客席、廊下、誘導路、エントランス等に配設された照明装置であり、より具体的には、各位置を照明するために照明装置200が常設される設置位置として、舞台施設に施工された設置位置(例えば、照明装置200を設置する凹部等)に常設固定される照明装置である。
照明装置300は、電力配線ELを介して分電盤20から供給される100ボルトの交流電力を駆動元として、照明制御装置10から受付けたDMX512規格にそったDMX信号や、RDM(Remote Device Management)規格にそったRDM信号により、出力する光の強度(すなわち、調光度)や、出力する光の色彩を制御可能な照明機器であり、例えば、LED等の半導体発光素子により舞台の照明を行う照明装置である。
照明制御装置10は、所謂調光卓や制御卓と呼ばれる装置により実現され、オペレータによる操作に基づき、照明装置200の制御を行う。例えば、照明制御装置10は、プリセットフェーダやマスタフェーダ、ボタン等の操作部を有し、操作部を介して利用者から照明装置200、300の調光度や色彩の制御を受付ける。このような場合、照明制御装置10は、制御内容を示すDMX信号を制御装置100を介して出力することで、照明装置200、300の制御を行う。例えば、照明制御装置10は、照明装置200の調光度の制御を受付けた場合は、制御内容を示すDMX信号を制御装置100へと出力し、照明装置300の調光度や色彩の制御を受付けた場合は、制御内容を示すDMX信号を照明装置300へと出力する。
分電盤20は、配線ELを介して、各照明装置200、300に対し、駆動元となる交流電力を供給する分電盤である。
制御装置100は、DMX信号に基づいて、照明装置200の調光制御を行う装置であり、例えば、DMX信号をPWM信号に変換する変換ボックス等により実現される。例えば、制御装置100は、演目に合わせて照明制御装置10が操作されることに応じて、照明制御装置10から受信したDMX信号に基づいて、照明装置200が出力する光の調光度や色温度を制御する。
例えば、制御装置100は、照明制御装置10から照明装置200の調光度を示すDMX信号を受付けると、受付けたDMX信号をPWM信号に変換し、変換したPWM信号を照明装置200へと出力する。この結果、制御装置100は、DMX信号が示す調光度で照明装置200を点灯させることができる。
配線30は、制御装置100から照明装置200へとPWM信号を伝達する配線である。例えば、配線30は、照明システム1が設置された施設において、制御装置100から各照明装置200が設置されている設置位置まで延伸される電源線により実現される。また、配線40は、照明制御装置10から照明装置300にDMX信号を伝達する信号線である。
(照明システムが実行する制御について)
ここで、従来、客席の天井やエントランスの照明装置には、白熱電球が主に用いられ、白熱電球から出力される光の調光度を変更するといった制御を行っていた。近年、半導体発光素子を用いた照明装置(以下、「LED照明」と記載する場合がある。)の普及に伴い、白熱電球等の照明装置をLED照明へと変更する需要が生じている。また、観客の入退場時において、客席などの照明態様を上演される演目の内容に応じた照明態様にしたいといった要望が考えられる。しかしながら、このような施設用の照明装置にハロゲン電球を採用した場合は、入退場時における照明態様が固定の態様となるので、演目の内容に応じた入退場時の照明演出を実現できない。一方で、このような施設用の照明装置には、LED照明へと変更したうえで白熱電球と同様の調光変化も求められる。
そこで、実施形態に係る照明システム1は、以下の制御を行う。まず、照明システム1は、上述したように、各位置を照明するために常設固定された複数の照明装置200を有する。このような照明装置200は、所定の設置位置に常設されると共に演目のメインステージにおける演出に直接用いられない照明装置であって、出力する光の色温度を可変することが可能な照明装置である。そして、制御装置100は、メインステージの演目に合わせて、照明装置200が出力する光の色温度を制御する。
例えば、照明装置200は、所定の色温度よりも高い光を出力する半導体発光素子、および、所定の色温度よりも低い光を出力する半導体発光素子を有し、これらの半導体発光素子が出力する光を制御することで、出力する光の色温度を可変とする。そして、例えば、制御装置100は、ジャズ等の少し暗い雰囲気の演目が最初に上演される場合、客席入場時等に、色温度がある程度低い態様で客席や廊下の照明を行う。この結果、演目が開始された際に、照明の雰囲気が急に変化してしまうといった態様を防ぐことができ、上演前から客席や廊下の雰囲気を演目に応じた雰囲気に設定することができる。また、演目終了時においても、演目に応じた態様で客席や廊下の照明を行うので、入場時や退場時の雰囲気を演目に応じて制御することができる。このように、制御装置100は、演目会場におけるメインステージ以外を照明する客席を照明するためのものであって、メインステージの演出に対して客先の照明雰囲気を連係制御することによって演出前後又は演出中に光出力を可変することができる。
また、講演会などでは、色温度を上げた明るい照明が求められる場合が多い。このような場合においても、照明システム1は、講演に合わせた色温度で客席や廊下を照明することができる。また、小さな子供向けの演目の場合、客席をある程度明るく照明しながら演目を上演することが多い。このような場合であっても、照明システム1は、演目の雰囲気に合わせた色温度で客席を照明することができるので、メインステージとの一体感を醸成し、演目の雰囲気が損なわれるのを防ぐことができる。
また、制御装置100は、照明装置200が出力する光を所定の色温度に保つ場合のLEDそれぞれの調光割合を記憶する。また、制御装置100は、調光割合を用いて照明装置200が出力する光を制御するハロゲンモード、または、LEDそれぞれを個別に制御する独立モードのいずれかに切り替えることを可能とする。
すなわち、照明装置200に出力する光の色温度が異なる複数のLEDを設置した場合、各LEDごとに調光度を制御することとなり、使用するDMXチャンネル数の増大や、操作性の悪化を招く恐れがある。しかしながら、照明システム1においては、照明装置200が出力する光を所定の色温度に保つ場合のLEDそれぞれの調光割合を記憶し、記憶した調光割合を用いて照明装置200が出力する光を制御するハロゲンモードを備える。このため、照明システム1は、照明装置200をLED化した場合であっても、照明制御装置10から受信した1チャンネルのDMX信号の値に基づき、各LEDが出力する光の調光度を制御する。例えば、照明システム1は、従来のハロゲンランプが出力する光の色温度を再現するように、照明装置200が出力する光の調光度を制御する。
このため、照明システム1は、従来のハロゲン照明と同様の調光制御を実現することができる。例えば、照明システム1は、照明装置200を従来のハロゲン照明と同様に制御したい場合は、ハロゲンモードに設定することで、1つのフェーダ操作により照明装置200の制御を実現することができる。一方、照明システム1は、照明装置200が出力する光の色温度を調整したい場合は、独立モードを設定することにより、照明装置200が出力する光の色温度の調節を2つのフェーダ操作により実現できる。
なお、制御装置100は、ハロゲン照明と同様の色温度の光で調光を行う際の各LEDの調光割合を記憶してもよく、例えば、各種任意の電球色あるいは所定の昼白色の光で調光を行う際の調光度を記憶することで、各色温度での調光を実現するようにしてもよい。
(照明システムの機能構成について)
以下、図2を用いて、照明システム1が有する機能構成の一例について説明する。図2は、実施形態に係る照明システムが有する機能構成の一例について説明する図である。
まず、照明制御装置10の機能構成の一例について説明する。図2に示す例では、照明制御装置10は、DMX通信部11、表示部12、制御部13、および操作部14を有する。DMX通信部11は、制御装置100に対してDMX信号を出力する通信部であり、DMX端子等により実現される。
表示部12は、調光制御に関する各種の情報を表示するための表示装置であり、例えば、液晶パネル等により実現される。例えば、表示部12は、制御部13の制御により、照明システム1が有する各種の照明装置の調光度や、各照明装置とフェーダとの対応等を表示する。
制御部13は、各種の情報処理を実行する演算装置であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路を採用できる。例えば、制御部13は、オペレータが照明装置200と対応する操作部14を操作することにより、照明装置200の調光度を変更した場合は、DMX通信部11を介して、変更後の調光度を示すDMX信号を制御装置100へと出力する。
操作部14は、調光度の制御等、各種照明装置に対する制御を受付ける制御装置であり、例えば、フェーダ等により実現される。
続いて、制御装置100が有する機能構成の一例について説明する。制御装置100は、DMX通信部101、記憶部102、変換部104、および切り替えスイッチ105を有する。DMX通信部101は、照明制御装置10のDMX通信部11から出力されたDMX信号を受信する通信部であり、DMX端子等により実現される。
記憶部102は、照明装置200が出力する光を所定の色温度に保つ場合に照明装置200の各LEDが出力する光の割合である調光割合を記憶する記憶装置であり、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子等によって実現される。具体的には、記憶部102は、昼白色や電球色等、色温度が所定の白色領域の光を照明装置200に出力させる場合、どれくらいの調光度で各LEDを点灯されればよいかを示す制御テーブル103を記憶する。
例えば、図3は、実施形態に係る制御テーブルの一例を示す図である。図3の例では、制御テーブル103は、「モード」、「DMXアドレス」、「調光度(パーセントまたは256段階)」、「光源♯1(色温度:高)」、「光源♯2(色温度:低)」といった項目を有する。
ここで、「モード」とは、照明装置200をハロゲンモード(第1モードの一例)、または、独立モード(第2モードの一例)のいずれで制御するかを示す情報である。ハロゲンモードは、調光割合の組合せを用いて照明装置200が出力する光を制御するモードである。また、ハロゲンモードは、調光割合の組合せを用いることにより、例えば、オペレータによる1つのフェーダ操作で、異なる2つのLEDの色温度を同時に制御することが可能なモードである。一方、独立モードは、調光割合の組合せを用いるものではなく、異なる2つのLEDを個別に制御するモードである。
また、DMXアドレスとは、照明装置200を制御する際に用いるDMXアドレスである。また、「調光度」とは、照明制御装置10から受信した調光度の範囲を示す情報である。また、「光源♯1(色温度:高)」とは、対応付けられた調光度の範囲に含まれる調光度が指示された場合に、出力する光の色温度が高いLED(例えば、光源部203)をどれくらいの調光度で出力するかを示す情報である。「光源♯2(色温度:低)」とは、対応付けられた調光度の範囲に含まれる調光度が指示された場合に、出力する光の色温度が低いLED(例えば、光源部204)をどれくらいの調光度で出力するかを示す情報である。
ここで、図3に示すように、ハロゲンモードには1つのDMXアドレス「1」が対応付けられており、独立モードには2つのDMXアドレス「1」、「2」が対応付けられている。そして、ハロゲンモードにおいては、ある1つの調光度に対して、光源#1および光源#2が出力する光の調光度が対応付けられている。このため、ハロゲンモードにおいては、DMXアドレス「1」が対応付けられたフェーダを操作するのみで、照明装置200が有する複数のLEDを一斉に制御することができる。
一方、独立モードにおいては、各DMXアドレスに対して、光源#1または光源#2のいずれか一方の調光度が対応付けられている。このため、例えば、独立モードにおいては、DMXアドレス「1」が対応付けられるフェーダを操作することにより、「光源♯1」のみを制御でき、DMXアドレス「2」が対応付けられるフェーダを操作することにより、「光源♯2」のみを制御できる。
例えば、図3に示す例では、制御テーブル103には、モード「ハロゲンモード」、DMXアドレス「1」、調光度「0〜20」、光源#1「0〜25」、および光源#2「0〜10」が対応付けて登録されている。このような情報は、DMX信号の調光度が「0〜20(パーセント)」の範囲に含まれる場合は、光源#1を「0〜25(パーセント)」の調光度で制御させ、光源#2を「0〜10(パーセント)」の調光度で制御させる旨を示す。例えば、このような情報は、DMX信号の調光度が「20(パーセント)」であった場合は、光源#1を「25(パーセント)」で点灯させ、光源#2を「10(パーセント)」で点灯させる旨を示す。
図2に戻り、説明を続ける。変換部104は、切り替えスイッチ105が示すモードに応じて、照明制御装置10から受信したDMX信号をPWM信号に変換する。例えば、制御装置100は、モードの切り替えスイッチ105を備え、RDM信号のモード切替機能などを使用して、モードの切り替えをオペレータから受付けている。例えば、切り替えスイッチ105は、内部モードの設置記憶値をオペレータの遠隔操作に応じて、制御装置100をハロゲンモード、または、独立モードのいずれかに切り替える。なお、切り替えスイッチは、機械的なトグルスイッチ等により実現されてもよい。
そして、変換部104は、例えば、ハロゲンモードで動作する際に、DMXアドレス「1」を示すDMX信号を受信した場合は、DMX信号が示す調光度と対応する光源#1および光源#2の調光度を、予めハロゲンの変化に合わせて2つの光源の出力値を決めた制御テーブル103から読み出す。例えば、変換部104は、DMX信号が調光度「50」を示す場合、調光度「50」が含まれる範囲「40〜60」を制御テーブル103から特定する。ここで、調光度「50」は、特定した範囲の中央値となるので、変換部104は、範囲「41〜60」と対応付けられた各光源の調光度の範囲のうち、中央値である「55」および「25」を算出する。そして、変換部104は、光源#1の調光度を「55(パーセント)」に調光するPWM信号と、光源#2の調光度を「25(パーセント)」に調光するPWM信号とを生成する。そして、変換部104は、生成したPWM信号を照明装置200に出力する。
また、独立モードの場合2つのアドレスの分解能は通常1バイトであるため256階調となり、PWMの値を設定できない微妙な調色の調整が出来なくなる。ハロゲンモードの場合、予めハロゲンの変化に合わせて、256階調では設定できない2つの光源のPWM出力値を決めことができるため、ハロゲンの調色変化により合わせた明りを表現できる。
一方、変換部104は、例えば、独立モードで動作する際に、DMXアドレス「1」を示すDMX信号を受信した場合は、光源#1の調光度をDMX信号が示す調光度に設定する。また、変換部104は、例えば、独立モードで動作する際に、DMXアドレス「2」を示すDMX信号を受信した場合は、光源#2の調光度をDMX信号が示す調光度に設定する。
次に、照明装置200が有する機能構成の一例について説明する。照明装置200は、PWM受信部201、制御部202、光源部203、および光源部204を有する。PWM受信部201は、制御装置100の変換部104から送信されPWM信号を受信する。
制御部202は、PWM受信部201によって受信されたPWM信号に基づいて、光源部203および204を制御する。具体的には、制御部202は、PWM受信部201によって受信されたPWM信号によって示される調光割合に応じた色温度の光を出力するよう光源部203および204を制御する。ここで、光源部203が「光源♯1」に対応し、光源部204が「光源♯2」に対応するものとする。
ここで、PWM受信部201によって、「光源♯1」の調光度「55(パーセント)」を示すPWM信号と、「光源♯2」の調光度「25(パーセント)」を示すPWM信号とが受信されたとする。係る場合、制御部202は、調光度「55(パーセント)」で光源部203を点灯させ、調光度「25(パーセント)」で光源部204を点灯させる。
光源部203、204は、それぞれ個別に制御される光源部であって、例えば、LED等の半導体発光素子により実現される。また、光源部203は、出力する光の色温度が所定の色温度よりも高いLEDであり、光源部204は、出力する光の色温度が所定の色温度よりも低いLEDである。
(調光制御の流れの一例について)
次に、図4を用いて、実施形態に係る照明システム1が実行する色温度制御の流れの一例について説明する。図4は、実施形態に係る色温度制御の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、制御装置100は、照明制御装置10からDMX信号を受信する(ステップS101)。このような場合、制御装置100は、独立モードであるか否かを判定する(ステップS102)。そして、制御装置100は、独立モードでないと判定した場合(ステップS102:No)、すなわち、ハロゲンモードであると判定した場合には、照明装置200が出力する光の色温度が所定の色温度に保たれるように、色温度が異なる各光源部203、204を制御する(ステップS103)。一方、制御装置100は、独立モードであると判定した場合(ステップS102:Yes)、各光源部203、204を独立して制御する(ステップS104)。
[各実施形態の変形例]
(構成について)
上述した各実施形態では、照明システム1は、PWM信号により制御される照明装置200と、DMX信号により直接制御が可能な照明装置300を有していた。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、照明システム1は、照明装置300を有していなくともよい。また、照明システム1は、照明装置200が施設の固定位置に常設される照明装置であれば、任意の施設に設置された照明システムであってよい。
また、照明装置200は、例えば、出力する光の色温度がそれぞれ異なる3つ以上のLEDを有していてもよい。このような場合、制御装置100は、ある調光度が指定された場合に各LEDをどれくらいの調光度で点灯されるかを示す制御テーブル103を記憶することとなる。
(調光制御について)
また、上述した照明システム1が実行する調光制御は、あくまで一例であり、どのような調光度のDMX信号が受信された場合に、各光源部203、204をどれくらいの調光度で点灯させるかについては、任意の設定が可能である。すなわち、照明システム1は、演目に応じた色温度で照明装置200による照明を行うことができるのあれば、任意の設定を制御テーブル103として採用してよい。
また、照明システム1は、ハロゲンモード以外にも、1つのDMXアドレスにより、所定の色温度で照明装置200の調光度を変動させる1つまたは複数のモードを有していてもよい。また、各モードには、それぞれ異なるDMXアドレスが設定されることで、例えば、照明システム1は、入場時においては第1のモード(すなわち、第1の色温度)で調光を行い、退場時においては、第2のモード(すなわち、第2の色温度)で調光を行ってもよい。また、ハロゲンモード等、1つのフェーダで複数の光源部203、204を同時に調光するモードと、独立モードとの切替は、例えば、照明制御装置10からのDMX信号により実現されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 照明システム
10 照明制御装置
11 DMX通信部
12 表示部
13 制御部
14 操作部
100 制御装置
101 DMX通信部
102 記憶部
103 制御テーブル
104 変換部
105 切り替えスイッチ
200 照明装置
201 PWM受信部
202 制御部
203、204 光源部

Claims (4)

  1. 所定の設置位置に常設されると共に演目のメインステージにおける演出に直接用いられない照明装置であって、出力する光の色温度を可変することが可能である照明装置と;
    メインステージの演目に合わせて前記照明装置が出力する光の色温度を制御する制御装置と;
    を具備し、
    前記照明装置は、客席、廊下、誘導路、エントランスのいずれかを照射する
    ことを特徴とする照明システム。
  2. 前記照明装置には、所定の色温度よりも高い光を出力する半導体発光素子、および、所定の色温度よりも低い光を出力する半導体発光素子が搭載され、
    前記制御装置は、
    前記照明装置が出力する光を所定の色温度に保つ場合の前記半導体発光素子それぞれの調光割合を記憶する記憶部と、
    前記調光割合を用いて前記照明装置が出力する光を制御する第1モード、または、前記半導体発光素子それぞれを個別に制御する第2モードのいずれかに切り替え可能な切替部と
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  3. 前記記憶部は、所定の白色領域で調光度が異なる光を出力する際の調光割合を記憶する
    ことを特徴とする請求項2に記載の照明システム。
  4. 前記照明装置は、演目会場におけるメインステージ以外を照明する客席を照明するためのものであって、メインステージの演出に対して客先の照明雰囲気を連係制御することによって演出前後又は演出中に光出力を可変する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の照明システム。
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