JP6805484B2 - ずれ検出装置及びずれ修正装置、並びにずれ検出方法及びずれ修正方法 - Google Patents

ずれ検出装置及びずれ修正装置、並びにずれ検出方法及びずれ修正方法 Download PDF

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本発明は、重ね合わせた二枚のフィルムの縁部(エッジ)のずれ検出装置及びずれ修正装置、並びにずれ検出方法及びスレ修正方法に関し、より詳細には、重ね合わせた二枚のフィルムの縁部の不一致を検出することにより相対的なずれを検出する、ずれ検出装置及び製袋機においてそのずれを修正するずれ修正装置、並びにずれ検出方法及びスレ修正方法に関する。
従来から、食料品や液体洗剤などを内容物とする容器として、フィルムなどの軟包材で形成された袋状容器が多く使用されている。一般に、かかる袋状容器は、製袋機によって、可撓性を有するプラスチック製のフィルムから製造される。例えば、平袋三方製袋機では、原反ロールから繰り出されたフィルムを流れ方向に沿って半裁し、次に、半裁後の二枚のフィルムを重ね合わせて、ボトムシール及びサイドシールを行い、続いて、シール部で切断することによって、三方がシールされかつ一方に開口部を有する袋状容器が製造される。
このような製袋機に関しては、製造される袋の生産性や品質の向上を目的として、様々な改良が提案されている。例えば、下記の特許文献1には、フィルムに印刷されたアイマークを検出することによって、印刷ピッチずれやフィルム蛇行に対して、シール位置及び切断位置を精度良くかつ効果的に自動修正する技術が開示されている。
特開2008−100466号公報
製袋機においては、搬送されている二枚のフィルムの一方又は双方が流れ方向と直交する幅方向にずれて流れる蛇行という現象が発生することがある。フィルムが蛇行すると、二枚のフィルムの縁部(エッジ)の位置が互いにずれ、そのまま重ねてシールすると、製造した袋状容器の開口部にリップずれ(縁部のずれ)が発生してしまうことがある。そこで、上記特許文献1では、フィルムに印刷されたアイマークを検出することによって、フィルムの蛇行による上下フィルムの縁部の位置ずれを検出している。
しかし、フィルムにアイマークを印刷することなく、二枚のフィルムの縁部の相対的なずれを検出することができれば、フィルムの印刷版の制約を緩和することができ、より望ましい。また、リップずれの発生などをより一層防止することが要請されている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、製袋機において重ね合わせた二枚のフィルムの縁部の相対的なずれを直接検出することができるずれ検出装置及びずれ修正装置、並びにずれ検出方法及びずれ修正方法を提供することを目的としている。
この目的を達成するため、本発明のずれ検出装置は、重ね合わされた二枚のフィルムの縁部のずれを検出するずれ検出装置であって、二枚のフィルムに光を照射する照明手段と、二枚のフィルムのうちの一方のフィルムの表面側から前記二枚のフィルムの縁部を撮像して第一画像を生成する第一撮像手段と、二枚のフィルムのうちの他方のフィルムの表面側から縁部を撮像して第二画像を生成する第二撮像手段と、第一及び第二画像に基づいて二枚のフィルムの縁部の相対的なずれを検出する検出手段とを備え、検出手段は、第一及び第二画像中の前記二枚のフィルムの縁部像を特定し、第一及び第二画像のうちの少なくとも一方の画像に、二つの縁部像が存在するか否か判断し、前記照明手段は、前記二枚のフィルムの縁部を前記二枚のフィルムの表面と平行な方向から照明するとともに、前記二枚のフィルムの一方又は双方の表面を斜め方向から照明するように前記二枚のフィルムの縁部に対向して配置されていることを特徴としている。
また、本発明のずれ修正装置は、製袋機において重ね合わされた縁部のずれを修正する装置において、上述のずれ検出装置における検出手段が、(1)前記第一及び第二画像のいずれか一方のみにおいて前記二つの縁部像が存在すると判断した際、二つの縁部像が存在すると判断した画像の撮像手段から見て奥側のフィルム縁部が、手前側のフィルムの縁部よりも外側にずれていると判断するか、または、(2)前記第一及び第二画像それぞれにおいて前記二つの縁部像が存在すると判断した際、(2−1)前記第一及び第二画像における所定の像の明るさの比較結果に応じて、二枚のフィルムのどちらが外側にずれているかを判断するか、あるいは(2−2)前記第一または第二画像における所定の像の明るさを示す値の、閾値に対する大小判断により、二枚のフィルムのどちらが外側にずれているかを判断する検出手段であり、該検出手段により、二つの縁部像が存在すると判断した際、前記一方の画像における前記二つの縁部像の間隔を計測し、計測した前記間隔に基づいて前記二枚のフィルムの縁部のずれ量を決定するものであり、該すれ検出装置により決定されたずれ量、及び二枚のフィルムの位置関係に基づいて前記二枚のフィルムのうちの一方又は双方のフィルムの流れ方向に直交する幅方向の位置を修正する修正手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明のずれ検出方法は、重ね合わせた二枚のフィルムの縁部の相対的なずれを検出するずれ検出方法であって、二枚のフィルムに光を照射する照明工程と、二枚のフィルムのうちの一方のフィルムの表面側から二枚のフィルムの縁部を撮像して第一画像を生成する第一撮像工程と、二枚のフィルムのうちの他方のフィルムの表面側から縁部を撮像して第二画像を生成する第二撮像工程と、第一及び第二画像に基づいて二枚のフィルムの縁部のずれを検出する検出工程とを有し、検出工程は、第一及び第二画像中の前記二枚のフィルムの縁部像を特定するステップと、第一及び第二画像のうちの少なくとも一方の画像に、二つの縁部像が存在するか否か判断するステップとを有し、前記照明工程において、前記二枚のフィルムの縁部を前記二枚のフィルムの表面と平行な方向から照明するとともに、前記二枚のフィルムの一方又は双方の表面を斜め方向から照明するように、前記照明手段を前記二枚のフィルムの縁部に対向して配置するすることを特徴としている。
また、本発明のずれ修正方法は、製袋機における重ね合わされた二枚のフィルムの縁部のずれ修正方法において、上述のずれ検出方法により検出されたフィルム縁部のずれを前記二枚のフィルムのうちの一方又は双方のフィルムの流れ方向に直交する幅方向の位置を修正することにより修正する特徴とする。
本発明によれば、重ね合わせた二枚のフィルムの縁部の相対的なずれを直接検出及び修正することができる。これにより、製袋機においては、リップずれを抑制することができる。
製袋機によって製造される袋の構成を説明するための概略図であり、(i)は、袋の平面図、(ii)は、袋の下面図、(iii)は、原反から繰り出されたフィルムの平面図、(iv)は、(iii)に示したフィルムを半裁して重ねた上下フィルムの平面図である。 製袋機の平面図である。 図2に示す製袋機の正面図である。 本発明の第一実施形態に係るずれ検出装置の斜視図である。 縁部がそろった上下フィルムの断面図及び検出装置の側面図である。 第一撮像手段によって上側から撮像された、図5の上下フィルムの第一画像である。 第二撮像手段によって下側から撮像された、図5の上下フィルムの第二画像である。 下フィルムの縁部が上フィルムの縁部よりも外側にずれた上下フィルムの断面図及び検出装置の側面図である。 第一撮像手段によって上側から撮像された、図8の上下フィルムの第一画像である。 第二撮像手段によって下側から撮像された、図8の上下フィルムの第二画像である。 上フィルムの縁部が下フィルムの縁部よりも外側にずれた上下フィルムの断面図及び検出装置の側面図である。 第一撮像手段によって上側から撮像された、図11の上下フィルムの第一画像である。 第二撮像手段によって下側から撮像された、図11の上下フィルムの第二画像である。 図3のA−A断面図である。 蛇行した上フィルム、及び下フィルムの平面図である。 ずれ検出方法を説明するためのフローチャートである。 第一実施形態におけるずれ検出処理の手順を示すフローチャートである。 ずれ修正処理の手順を示すフローチャートである。 第一撮像手段によって上側から撮像された、図8の上下フィルムの第一画像である。 第二撮像手段によって下側から撮像された、図11の上下フィルムの第二画像である。 第二実施形態におけるずれ検出処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態に係る製袋機に設けたずれ検出装置の側面図である。
[第一実施形態]
本発明のずれ検出装置及び方法、並びに製袋機の第一実施形態を説明する。
ここでは、ずれ検出装置の説明に先立ち、図1〜図3を参照して、ずれ検出の対象例となる二枚のフィルムから製造される袋状容器(単に袋とも称する)と、その袋を製造する製袋機について説明する。
<袋状容器>
図1(i)及び図1(ii)に示す製造された袋状容器(袋)10は、平袋と呼ばれるものであって、矩形状の表側フィルム11と裏側フィルム12とが重ね合わされて、底側縁部にボトムシール13が施され、左右側縁部に一対のサイドシール14が施され、上部はシールされずに開口している。さらに、この袋10の四隅には面取り部16が形成され、側縁部には切欠17が形成されている。また、表側フィルム11の表面には、模式的に「F」と表示されたフロント印刷18が施され、裏側フィルム12の表面には、模式的に「b」と表示されたバック印刷19が施されている。
<製袋機>
次に、図2及び図3を参照して、かかる袋10を製造する製袋機1を説明する。製袋機1(ここでは平袋三方製袋機)は、上流側から下流側へ順に配置された、供給手段2と、ボトムシール手段3と、サイドシール手段4と、切断手段5とを備えている。以下、これらの手段における製袋工程を簡単に説明する。
供給手段2では、図1の(iii)に示すフロント印刷18及びバック印刷19が施されたプラスチック製のフィルム91が、原反繰り出しロール22によって原反から繰り出される。繰り出されたフィルム91は、ほぼ斜め45°に傾斜して設けられたターンバー21によって流れる方向が変えられ、続いて、センター切レザー刃23によって中央線に沿って半裁される。半裁された上フィルム921及び下フィルム922は、M板24によって流れ方向を変えられて並走し、さらに、原反繰り出しダンサロール25によって一定の張力が加えられる。
さらに、供給手段2では、並走する上フィルム921及び下フィルム922は、上下方向に対向して配置された一対の耳合わせロール26によって重ね合わされる。耳合わせロール26の回転軸を傾けることによって、上フィルム921及び下フィルム922の一方又は双方の蛇行を修正して、縁部のずれを修正することができる。
そして、図1(iv)に示すように重なった上下フィルム921及び922が、一対の原反部フィードロール27によって、供給手段2から連続的に送出される。
なお、図1(iii)及び図1(iv)中の二点鎖線は、予想切断線を示す。
送出された上下フィルム921及び921は、ボトムシール手段3、サイドシール手段4によりヒートシールされ、切断手段5により面取り部16及び切欠17が打ち抜かれ、袋状に切断されて、袋10が製造される。
<ずれ検出装置>
次に、図4を参照して、ずれ検出装置を説明する。
図4は、製袋機に配置されたずれ検出装置6を示す斜視図である。図4では、図2及び図3に示した原反部フィードロール27の図示を省略する。図5は、製袋機1の上流側から見た上下フィルムの断面図及びずれ検出装置6の側面図である。
図4に示すように、ずれ検出装置6は、第一撮像手段611、第二撮像手段612、第一バー照明手段621、第二バー照明手段622、第一リング照明手段631、第二リング照明手段632、電源部64、画像入力部65、制御部66、記憶部67、及び表示部68を備えている。以下、これら構成要素を順に説明する。
第一撮像手段611及び第二撮像手段612は、CCD(Charge Coupled Device、電荷結合素子)カメラで構成され、図2及び図3に示すように、製袋機1の供給手段2とボトムシール手段3との間に配置されている。
第一撮像手段611及び第二撮像手段612はまた、図4及び図5に示すように、重ね合わせた状態の上フィルム921及び下フィルム922それぞれの縁部を挟んで実質的に上下方向に対向して配置されている。
なお、図4では、第一撮像手段611と第二撮像手段612とが上下フィルムの搬送方向に互いにずらして配置してあるが、これら撮像手段は互いの光軸が一致するように配置してもよい。
第一撮像手段611は、重ね合わせた上下フィルム921及び922の縁部を上方(上フィルム921の表面側)から撮像し、上下フィルム921及び922の縁部を上側から見た第一画像を生成する。また、第二撮像手段612は、重ね合わせた上下フィルム921及び922の縁部を下方(下フィルム922の表面側)から撮像し、上下フィルム921及び922の縁部を下側から見た第二画像を生成する。第一及び第二撮像手段611及び612による撮像は、原反部フィードロール27による上下フィルム921及び922の断続的(間欠的)な搬送が断続的に停止している間に実行される。第一及び第二画像のデータは画像入力部65を介して制御部66へ送られ、記憶部67に記憶されるとともに、液晶ディスプレイなどの表示部68に表示される。
(バー照明手段)
第一バー照明手段621及び第二バー照明手段622は、ポリプロピレンやポリエステルなどの透明な材料で形成された透明又は半透明の上下フィルム921及び922を照明するのに主に使用される。
第一及び第二バー照明手段621及び622もまた、第一及び第二撮像手段611及び612と同様に、供給手段2の下流側であってボトムシール手段3の上流側に設けられている。
第一及び第二バー照明手段621及び622は、LEDがマトリクス状(列状)に配列された矩形状の発光面を有する。図5に示すように、第一バー照明手段621は、上下フィルム921及び922の縁部951及び952の側方に、発光面をこれら縁部に対向させて配置されている。これにより、上下フィルム921及び922の縁部951及び952が側方から(即ち、これらフィルムの表面と平行な水平方向から)照明されるとともに、上フィルム921の表面が幅方向の外側斜め上方から照明される。また、第二バー照明手段622も、上下フィルム921及び922の縁部951及び952の側方に、これら縁部に対向して配置されている。これにより、上下フィルム921及び922の縁部951及び952が側方から(即ち、これらフィルムの表面と平行な水平方向から)照明されるとともに、下フィルム922の表面が幅方向の外側斜め下方から照明される。
このように、フィルムの縁部の側方及び斜め上下方向から照明することにより、フィルム縁部を効果的に光らせることができる。そして、効果的に光った状態で撮像されたフィルムの縁部は、第一及び第二画像において、より明るく(白く)際立った線状の像となる。
なお、第一及び第二バー照明手段621及び622は、一体的に構成してもよい。
第一及び第二バー照明手段621及び622から照射される光の波長は、第一及び第二撮像手段611及び612の受光感度範囲内、例えば、可視光の波長領域(380nm〜750nm)の範囲内であることが好ましいが、より好ましくは、より短い波長であるとよい。具体的には、ピーク波長が400nm〜500nm、より好ましくは435nm〜480nmの範囲内であることが望ましい。バー照明手段から青色光を放射して撮像された画像中のフィルムの縁部像は、赤色光を照射した場合のものよりも鮮明となる。照明光の波長によってフィルムの縁部の鮮明さが異なる理由は、青色光で照明した場合の散乱光の強度が、赤色光の場合のものよりも強くなるためと考えられる。
(リング照明手段)
第一リング照明手段631及び第二リング照明手段632は、アルミニウム蒸着フィルムや、アルミニウム箔層を備えたフィルム、遮光インキ層を備えたフィルムのような遮光性材料を用いて形成された不透明な上下フィルム921及び922を照明するのに主に使用される。第一及び第二リング照明手段631及び632は、LEDが同心円状に配列されたリング形状の発光面を有し、これらの発光面は、第一及び第二撮像手段611及び612の周囲に、撮像手段の光軸と同軸状に配置されている。また、電源部64により、各照明手段に調光機能をもたせることができる。
(制御部)
制御部66は、ずれ検出手段として機能し、第一及び第二画像中で上下フィルムの縁部像を特定し、第一及び第二画像のうちの少なくとも一方の画像に、二つ(二本)の縁部像が存在するか否か判断する。画像中の縁部像の特定方法は特に限定されないが、画像処理等により所定の閾値以上の明るさ(白色濃度)を有する画素群を縁部像として特定してもよいし、画像中の明暗(白,灰色,黒の色の濃度)が急激に変化する画素群を縁部像として特定してもよい。そして、特定された縁部像が二つ存在していれば、上下フィルムの縁部に相対的なずれが発生していることになる。第一及び第二画像のいずれも縁部像が一つ(一本)しか存在しない場合は、相対的なずれは発生していない
また、制御部66は、上下フィルムのうち相対的に外側(図5において、左側)にずれているフィルムを特定する。
不透明な上下フィルムの縁部のずれが発生した場合には、第一及び第二撮像手段のうちの一方の撮像手段によって撮像された画像にだけ二つの縁部像が存在し、他方の撮像手段によって撮像された画像には一つの縁部像しか存在しない。これは、一方のフィルムの縁部を、他方の不透明なフィルムを通して見ることができないためである。
不透明なフィルムの場合、この現象を利用して上下フィルムのどちらが相対的に外側にずれているか、判断可能である。例えば、第一撮像手段611の奥側にある不透明な下フィルム922が、手前側の不透明な上フィルム921よりも外側にずれている場合には、第一撮像手段611によって上側から撮像された第一画像にのみ二つの縁部像が存在し、第二撮像手段612によって下側から撮像された第二画像には一つの縁部像しか存在しない。
したがって、不透明なフィルムの場合には、縁部像が二つ存在する画像を撮像した撮像手段からみて奥側のフィルムが手前側のフィルムよりも外側にずれていると容易に判断され、二つの縁部像が第一撮像手段611の撮像画像に存在する場合は下フィルムが外側にずれていて、第二撮像手段612の撮像画像に存在する場合は上フィルムが外側にずれている。また、第一及び第二画像のうちの一方の画像には、縁部像が二本表示されているが、他方の画像には、縁部像が一本しか表示されない場合、又は、他方の画像において内側縁部像の抽出が困難な場合においても、同様に判断可能である。
ところで、上下に重ねたフィルムが透明又は半透明である場合、上側から撮像した第一画像にも下側から撮像した第二画像にも、上フィルムの縁部951と下フィルムの縁部952の両方が表示される。このため、画像中の二つの縁部像の有無だけでは、上下フィルムのどちらの縁部が外側にずれているのか判断が困難な場合がある。
以下に、透明又は半透明の上下フィルムの縁部のずれを検出する例を説明する。不透明又は半透明の上下フィルムを撮像する場合には、第一及び第二バー照明手段621及び622が使用される。
ここでは、(i)図5に示す、上下フィルムそれぞれの縁部が揃っている場合、(ii)図8に示す、下フィルム922が上フィルム921よりも外側(左側)にずれている場合、及び(iii)図11に示す、上フィルム921が下フィルム922よりも外側(左側)にずれている場合について説明する。
(i)上下フィルムそれぞれの縁部がそろっている場合
図6は、図5に示す上下フィルムを、第一撮像手段611によって上側から撮像して生成した第一画像を示す(図6の上側は製袋機1の下流側、下側は上流側である)。また、図7は、図5に示す上下フィルムを、第二撮像手段612によって下側から撮像して生成した第二画像を示す(図7の上側は製袋機1の上流側、下側は下流側である)。
図6に示す第一画像には、上側から撮像された上フィルム像921とその縁部951が表示されている。透明フィルムであっても、その表面で照射光の一部が反射されるため、上フィルム像921のエリアの明るさ(白色濃度)は、反射物のないフィルム外側(図の左側)の背景エリアよりも明るく(白色濃度がより高く)なっている。また、フィルムの縁部951(特に側面931)では第一バー照明手段621による側方からの照射光が散乱されるため、縁部像951は上フィルム像921エリアよりも更に明るくなっている。
一方、図7に示す第二画像には、下側から撮像した下フィルム像922とその縁部像952が表示されている。下フィルム像922のエリアの明るさ(白色濃度)も、反射物のないフィルム外側(図の左側)の背景エリアの明るさ(白色濃度)よりも明るく(高く)なっている。また、フィルムの縁部952(特に側面932)では第一バー照明手段621による側方からの照射光が散乱されるため、縁部像952の濃度も下フィルム像922エリアよりも更に明るくなっている。
そして、上下フィルム921及び922それぞれの縁部像951及び952の位置が互いに重なっているため、第一及び第二画像のいずれにおいても、縁部像は一つしか表示されていない。この場合、制御部66は、第一及び第二画像のいずれにも離間した二つの縁部像が存在しない(縁部像は一つ存在している)と判断する。
(ii)下フィルムが上フィルムよりも外側にずれている場合
図8は、製袋機1の上流側から見た、下フィルム922の縁部952が上フィルム921の縁部951よりも外側にずれている上下フィルム921及び922の断面図及びずれ検出装置6の側面図である。図9は、図8に示す上下フィルム921及び922を、第一撮像手段611によって上側から撮像して生成した第一画像を示す(図9の上側は製袋機1の下流側、下側は上流側である)。また、図10は、図8に示す上下フィルム921及び922を、第二撮像手段612によって下側から撮像して生成した第二画像を示す(図10の上側は製袋機1の上流側、下側は下流側である)。
図9に示す第一画像には、上側から撮像された上フィルム像921及びその縁部951に加えて、上フィルムの幅方向外側(図の左側)へはみ出した下フィルム像922及びその縁部像952も表示されている。一方、図10に示す第二画像には、下側から撮像された下フィルム像922及びその縁部952だけでなく、下フィルム922を介して見える上フィルム911の縁部像951も表示されている。したがって、制御部66は、第一及び第二画像に、二つの縁部像が存在すると判断する。二つの縁部像が存在しているので、上下フィルムの縁部に相対的なずれが発生していることになる。
図9及び図10では、第一及び第二画像の右側が、上下フィルム像の内側、即ち中央側となる。したがって、図8の状況下での第一及び第二画像においては、二つの縁部像951及び952のうち、縁部像952よりも上下フィルム中央側に位置する縁部像951が内側縁部像として縁部像952よりも右側に撮像される。
このとき、第一画像に表れている内側縁部像951の明るさ(白色濃度)と第二画像に表れている内側縁部像951の明るさ(白色濃度)とを比較すると、第一画像に表れているものが、第二画像に表れているものよりも明るく(白色濃度が高く)なっている。これは、第一画像中の内側縁部像951は、上側の第一撮像手段911から直接見えているのに対して、第二画像中の内側縁部像951は、下側の第二撮像手段912からは、上フィルム921を介して、見えているためである。
そこで、制御部66は、第一及び第二画像のうち、より明るい(白色濃度の高い)内側縁部951が撮像された画像を選定し、第一画像を選択した場合は、図8のように、第一撮像手段611から見て奥側(図8の下側)にある下フィルム922の縁部952が上フィルム921の縁部951よりも外側にずれていると判断する。
(iii)上フィルムが下フィルムよりも外側にずれている場合
図11は、製袋機1の上流側から見た、上フィルム921の縁部951が下フィルム922の縁部952よりも外側にずれている上下フィルム921及び922の断面図及びずれ検出装置6の側面図である。図12は、図11に示す上下フィルム921及び922を、第一撮像手段611によって上側から撮像して生成した第一画像を示す(図12の上側は製袋機1の下流側、下側は上流側である)。また、図13は、図11に示す上下フィルム921及び922を、第二撮像手段612によって下側から撮像して生成した第二画像を示す(図13の上側は製袋機1の上流側、下側は下流側である)。
(ii)の下フィルムが上フィルムよりも外側にずれている場合と同様に、(iii)の場合も図12,図13の第一及び第二画像から、制御部66は、二つの縁部像951,952が存在すると判断する(上下フィルムの縁部に相対的なずれが発生している)。そして、制御部66は、第一及び第二画像のうち、明るい(白色濃度の高い)内側縁部が撮像された画像として第二画像を選択し、図11のように、第二撮像手段612から見て奥側(図11の上側)にある上フィルム921の縁部951が下フィルム922の縁部952よりも外側にずれていると判断する。
このように、フィルムのずれの位置関係(ずれ方)を特定することにより、フィルムのずれ修正が可能となる。
(ずれ修正)
次に、ずれ修正について説明する。
本実施形態における製袋機1には、ずれ検出装置6と、更にずれ修正手段を備えている。ずれ量修正手段は、制御部66に加えて、傾斜制御部69と回動手段261とを有する。
制御部66は、画像上の縁部像の間隔の計測値に基づいて、実際の上下フィルム921及び922の縁部のずれ量を算出する。実際の縁部のずれ量の算出にあたっては、あらかじめ画像中の縁部像の間隔値と、実際の縁部の幅方向のずれ量との比率を求めて記憶部67に記憶しておき、この比率を計測された間隔に乗算してずれ量を算出するとよい。
上下フィルム921及び922の縁部の相対的なずれは、図4に示した耳合わせロール26の回転軸を傾けることによって修正される。耳合わせロール26は、図3のA−A断面図である図14に示すように、隙間をあけて上下方方向に対向する一対のローラである。上側の耳合わせロール26の回転軸を水平状態から傾けることによって上フィルム921の位置が修正され、また、下側の耳合わせロール26の回転軸を水平状態から傾けて下フィルム922の位置を修正することによって、上下フィルムの縁部の相対的なずれを修正することができる。
図14及び図15を参照して、フィルムの縁部のずれ修正例を説明する。
図15は上下フィルムの平面図である。図15に示す上フィルム921は蛇行あるいは斜行して、下フィルム922に対し、縁部が+Y方向(上フィルム921を平面視したときに、流れ方向に対して右方向)にずれている。このずれを修正するため、傾斜制御部69は、ステッピングモータなどの回動手段261を制御して、図14に示す耳合わせロール26の−Y方向側を所定の回動量だけ下げるように、回転軸を傾ける。これにより、上フィルム921の−Y方向側の部分と耳合わせロール26の摩擦抵抗が+Y方向側の部分における摩擦抵抗より大きくなり、上フィルム921が−Y方向側に移動する。その結果、上フィルム921の+Y方向への蛇行が−Y方向側に修正され、上下フィルムの縁部の相対的なずれが修正される。
算出された縁部のずれを修正するのに最適な耳合わせロール26の回転軸の回動量は、ずれ量と回動量とを対応づけた対応表又は関係式として記憶部67にあらかじめ記憶されている。傾斜制御部69は、制御部66が算出したずれ量に基づいて、記憶部67から耳合わせロール26の回転軸の最適な回動量を読み出し又は算出し、回動手段261を制御して、耳合わせロール26の回転軸をその最適な回動量だけ傾斜させる。その結果、フィルムの蛇行が修正されることにより、上下フィルムの縁部の相対的なずれが修正される。これにより、精度良く自動的にずれ修正を行うことができる。
<ずれ検出方法及びずれ修正方法>
次に、図16〜図18のフローチャートを参照して、本発明の実施形態によるずれ検出方法及びずれ修正方法を説明する。
図16のフローチャートに示すように、まず、ずれ検出装置6の第一バー照明手段621が、上下フィルム921及び922の側面931及び932、及び上フィルム921の表面941を照射する(S10)。続いて、第一撮像手段611が、第一バー照明手段621によって照明されている上フィルム921及び下フィルム922を、上側から撮像して第一画像を生成する(S11)。
次に、第二バー照明手段622が、上下フィルム921及び922の側面931及び932、及び下フィルム922の表面942を照射する(S12)。続いて、第二撮像手段612が、第二バー照明手段622によって照明されている上フィルム921及び922を、下側から撮像して第二画像を生成する(S13)。
続いて、以下に説明するずれ検出処理(S14)及びずれ修正処理(S15)が実行される。
図17のフローチャートを参照して、ずれ検出処理(S14)を説明する。
制御部66は、第一撮像手段611から画像入力部65を介して第一画像のデータを取得し(S20)、第二撮像手段612から画像入力部65を介して第二画像のデータを取得する(S21)。
次に、制御部66は、第一画像における上下フィルムの縁部像の位置を特定し(S22)、さらに、第二画像における上下フィルムの縁部像の位置を特定する(S23)。
なお、この段階では、画像中の各縁部像が上下フィルムいずれの縁部像であるのかは特定されていない。
次に、制御部66は、画像中の上下フィルムの縁部像の位置が互いに異なるか否か、すなわち、第一及び第二画像に離間した二つの縁部像が存在するか否かを判断する(S24)。
図6に示す第一画像及び図7に示す第二画像のように、画像中に一つの縁部像しか存在しない場合には、制御部66は、上下フィルムの縁部に相対的なずれが発生していないと判断し(S25)、ずれ検出処理を終了する。
一方、図9又は図12に示す第一画像及び図10及び図13に示す第二画像のように、画像中に離間した二つの縁部像が存在する場合には、制御部66は、第一及び第二画像それぞれにおいて内側縁部像を特定する(S26)。例えば、図9に示す第一画像及び図10に示す第二画像においては、画像中の二つの縁部像951及び952のうち、右側の縁部像951が内側縁部像として特定される。また、図12に示す第一画像及び図13に示す第二画像においては、画像中の二つの縁部像951及び952のうち、右側の縁部像952が内側縁部像として特定される。
次に、制御部66は、第一及び第二画像の内側縁部の明るさを特定するとともに、第一画像における内側縁部の明るさ(白色濃度)と第二画像における内側縁部の明るさ(白色濃度)とを比較する(S27)。そして、第一画像における内側縁部の方が第二画像における内側縁部よりも明るいか否か(白色濃度が高いか否か)を判断する(S28)。例えば、図9に示す第一画像中の内側縁部像951と、図10に示す第二画像中の内側縁部像951とを比較した場合、制御部66は、第一画像中における内側縁部像951の方が明るい(白色濃度の方が高く、白色に近い)と判断する。そして、制御部66は、第一画像を撮像した第一撮像手段611から見て奥側のフィルムの縁部が手前側のフィルムの縁部よりも外側にずれている、すなわち、下フィルム922の縁部952が上フィルム921の縁部951よりも外側にずれていると判断する(S29)。
一方、図12に示す第一画像中の内側縁部像952の明るさと、図13に示す第二画像中の内側縁部像952の明るさとを比較した場合、制御部66は、第二画像中における内側縁部像952の方が明るいと判断し、第二画像を撮像した第二撮像手段612から見て奥側の上フィルム921の縁部951が下フィルム922の縁部952よりも外側にずれていると判断する(S30)。
続いて、制御部66は、画像中の二つの縁部像の間隔を計測し、計測した間隔に基づいて二枚のフィルムの縁部のずれ量を算出する(S31)。さらに、制御部66は、算出したずれ量、及び上下どちらのフィルムが外側にずれているかの情報を、傾斜制御部69へ送る(S32)。
図18のフローチャートを参照して、ずれ修正処理(S15)を説明する。
傾斜制御部69は、制御部66からずれ量、及び上下どちらのフィルムが外側にずれているかの情報を受け取ると、このずれ量、及び外側にあるフィルムの情報に基づいて、耳合わせロール26の(上下各々、またはいずれか一方の)回動量、及び回動の向き(+/−)を決定し(S40)、決定した回動量だけ耳合わせロール26を傾斜させる(S41)。これにより、上下フィルム921及び922の縁部のずれが修正される(S42)。
以上説明したように、本実施形態のずれ検出装置及び方法によれば、重ね合わせた上下フィルムの縁部を撮像して生成した第一及び第二画像に基づいて、上下フィルムの縁部の相対的なずれを直接検出することができる。また、透明又は半透明な上下フィルムを上下方向から撮像して生成した第一及び第二画像に基づいて、上下フィルのどちらが外側にずれているか特定することができる。さらに、第一及び第二画の一方又は双方に基づいて、上下フィルムの縁部のずれ量を算出することができる。そして、上下フィルムの縁部の相対的なずれ量、及び上下フィルのどちらが外側にずれているかの情報に基づいて、上下フィルムの縁部の相対的なずれを適切に修正することにより、リップずれの抑制に寄与することができる。
本実施形態のようにずれ検出装置を製袋機に設ければ、製袋機の信頼性の向上、製造される袋状容器の品質向上、及び袋の歩留まりの向上を図ることができる。
なお、不透明な上下フィルム921及び922を使用した場合は、以下の点を変更する。
図16のフローチャートにおける第一バー照明手段621による照明(S10)では、第一リング照明手段631により不透明な上フィルム921を照明する。また、第二バー照明手段622による照明(S12)では、第二リング照明手段632により不透明な下フィルム921を照明する。このときの工程S10,S12において、第一バー照明手段621及び第二バー照明手段による照明は適宜省略してもよい。
そして、図17のフローチャートにおいて、第一及び第二画像に離間した二つの縁部像が存在するか否かを判断する際(S24)、第一及び第二画像のいずれか一方のみに離間した二つの縁部像が存在するか否かを判断する。そして、第一及び第二画像のどちらも二つの縁部が存在しない場合(No)、上下フィルムの縁部に相対的なずれが発生していないと判断し(S25)、ずれ検出処理を終了する。また、第一及び第二画像のいずれか一方にのみ二つの縁部が存在する場合(Yes)、内側縁部とその明るさの特定(S26,27)を省略し、第一画像の内側縁部の方が明るいかの判定(S28)の変わりに、第一画像に二つの縁部像が存在するかどうかを判定する。そして存在する場合(Yes)は下フィルム922が外側にずれ(S29)、存在しない場合(No)は上フィルム921が外側にずれている(S30)と判断する。なお、判断S24で第一及び第二画像の両方に二つの縁部が存在する場合、撮像手段の不具合や、透明フィルムを誤使用していることなどが考えられるため、必要に応じて装置を停止するなどのエラー処理を行うと好ましい。
以上、不透明な上下フィルムを使用した場合の、透明又は半透明の上下フィルムと異なる点を説明したが、それ以外は透明又は半透明の上下フィルムと同様である。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態を説明する。
第二実施形態のずれ検出装置の実質的な構成は、図4に示した第一実施形態のものと同じであるが、第二実施形態では、ずれ検出装置が上下フィルムのうち外側にずれているフィルムを特定する処理方法、即ち、ずれ検出方法のずれ方の判断処理が異なっている。
第二実施形態では、検出手段としての制御部66は、第一及び第二画像のうちの一方の画像に2つの離間した縁部像が含まれている場合に、その画像を、その二つの縁部像を境界とする三つのエリアに区分けして、三つのエリアそれぞれの明るさを特定し、三つのエリアのうち、最も明るいエリアの明るさと、次に明るいエリアの明るさとの差が所定の閾値以上のときに、その画像を撮像した撮像手段から見て奥側のフィルムの縁部が手前側のフィルムの縁部よりも外側にずれていると判断する。一方、明るさの差が所定の閾値未満のときには、その画像を撮像した撮像手段から見て手前側のフィルムの縁部が、奥側のフィルムの縁部よりも外側にずれていると判断する。
以下、図19及び図20に示す第一画像を例にとり、図21のフローチャートを参照して、ずれ検出方法を説明する。
第二実施形態においても、制御部66が、画像中に二つの縁部像が存在するか否かを判断するステップ(S24)までは、第一実施形態と同じである。
図19は、図8に示した上下フィルム921及び922を第一撮像手段611によって上側から撮像して生成した第一画像で、図19の上側は製袋機1の下流側、下側は上流側であり、図20は、図11に示した上下フィルム921及び922を第一撮像手段611によって上側から撮像して生成した第一画像で、図20の上側は製袋機1の下流側、下側は上流側である。
図19及び図20の第一画像のように、画像中に二つの縁部像が含まれている場合、すなわち、上フィルム921の縁部951の位置と下フィルム922の縁部952の位置が異なる位置にある(S50)。この場合、制御部66は、図19及び図20の第一画像を、二つの縁部951及び952を境界として、第一〜第三エリア三つのエリアに区分けする(S51)。
次に、制御部66は、エリアごとに明るさ(白色濃度)を特定する(S52)。図19及び図20に示す第一画像では、第一〜第三エリアに、同一面積の範囲D1〜D3を設定して、各範囲D1〜D3内の明るさ(白色濃度)を測定する。なお、範囲D1〜D3は、縁部像を含まないように設定される。
次に、制御部66は、三つのエリアのうち、最も暗い(白色濃度の低い)エリアを、背景が写し出されたエリアであるものと判断する(S53)。図19及び図20に示す第一画像では、第一エリアが背景と判断される。
次に、制御部66は、残りの第二エリアと第三エリアの明るさ(白色濃度)の差、即ち、三つのエリアのうち最も明るいエリアと次に明るいエリアの明るさ(白色濃度)の差を算出する(S54)。さらに、制御部66は、その明るさ(白色濃度)の差が所定値以上であるか否かを判断する(S55)。
なお、明るさ(白色濃度)の差の判断に使用する所定の閾値は、好適な値を実験的に求めて設定するとよい。
判断の結果、図19のように第二エリアと第三エリアの明るさ(白色濃度)の差が大きく、所定の閾値以上である場合、制御部66は、図19に対応する図8のように第一画像を撮像した第一撮像手段611から見て奥側の下フィルム922の縁部952が上フィルム921の縁部951よりも外側にずれていると判断する(S56)。
図19のように第二エリアと第三エリアの明るさ(白色濃度)の差が大きくなるのは、以下の理由による。図8に示すように、上フィルム921の縁部951付近は下側にカール(湾曲)し、その上面が水平から第一バー照明手段621側に傾斜しているため、上フィルム921の縁部951付近の上面は、第一バー照明手段621によって側方及び斜め上方から明るく照明される。これに対し、下フィルム922の縁部952の付近は上側にカールして、上面が水平から第一バー照明手段621とは反対側に傾斜しているため、下フィルム922の縁部952付近の上面は、第一バー照明手段621によって相対的に暗く照明される。このため、上フィルム921の縁部951の付近が表示されている図19の第三エリアは明るく(白色濃度は高くなり)、これに対し、下フィルム922の縁部952の付近が表示されている図19の第二エリアは暗く(白色濃度は相対的に低くなる)。
その結果、図19に示す第一画像のように、第二エリアの範囲D2の明るさ(白色濃度)と、第三エリアの範囲D3の明るさ(白色濃度)の差は、所定の閾値以上となる。
逆に、ステップS55の判断の結果、図20のように第二エリアと第三エリアの明るさ(白色濃度)の差が所定の閾値未満である場合、制御部66は、図20に対応する図11のように第一画像を撮像した第一撮像手段611から見て手前側の上フィルム921の縁部951が下フィルム922の縁部952よりも外側にずれていると判断する(S57)。
図20のように第二エリアと第三エリアの明るさ(白色濃度)の差が小さくなるのは、以下の理由による。図11に示すように、上フィルム921が下フィルム922よりも外側にずれている場合には、第一バー照明手段621から照射された光が、図20の第二及び第三エリアの両方のエリアにおいて、上フィルム921の縁部951付近の上面によって反射される。このため、第一撮像手段611によって上方から撮像された図20の第一画像において、第二エリアD2の明るさ(白色濃度)と第三エリアD3の明るさ(白色濃度)との差が小さくなり、第二エリアの範囲D2の明るさ(白色濃度)と、第三エリアの範囲D3の明るさ(白色濃度)の差は、所定の閾値未満となる。
このようにして、上下フィルム921及び922のうち相対的に外側にずれているフィルムを特定することができる。続いて、制御部66は、フィルムの縁部のずれの修正を行うために、上下フィルム921及び922の縁部951及び952のずれ量を測定し(S58)、測定したずれ量、及び上下フィルのどちらが外側にずれているかの情報を傾斜制御部69へ送る(S59)。以下、第一実施形態と同様に、ずれが修正される。
[第三実施形態]
次に、本発明による第三実施形態を説明する。 本実施形態では、第一及び第二撮像手段611及び612の配置が、第一実施形態のものと異なっている。
図22は、製袋機1の上流側から見た本実施形態の上下フィルムの断面図及びずれ検出装置の側面図である。
図22に示すように、第一及び第二撮像手段611及び612は、上下フィルムの法線に対し光軸を傾けて配置されている。具体的には、上下フィルム921及び922の縁部951及び952付近を通る第一及び第二撮像手段611及び612それぞれの光軸が、上下のフィルムの表面の法線に対して、側方に配置された第一バー照明手段621,第二バー照明622と反対側へそれぞれ傾斜するように、第一及び第二撮像手段611及び612が配置されている。
上下フィルムの幅方向の側方に配置された第一バー照明手段621からの照射光は、上フィルム921の表面941の法線に対して45°〜90°の入射角をもって、上フィルム921の表面941に斜め方向から入射する。なお、上フィルム921の縁部951の付近が下方へカール(湾曲)しているため、縁部951付近の表面941の法線に対する入射角は、実際には30°〜90°程度となる。また、第二バー照明手段622からの照射光も同様に、下フィルムに斜め方向から入射する。その結果、入射光は、上下フィルムの表面で、フィルム法線に対して実質的に入射角と等角度の反射角となるように、上下フィルムの幅方向内側斜め方向に主に反射される。したがって、 図22に示すように、第一及び第二撮像手段611及び612をその光軸を傾けて配置すれば、上下フィルム921及び922からの反射光を効果的に受光することができる。その結果、上下フィルム921及び922をより鮮明に撮像することができる。
以上、本発明について説明したが、上述の形態に限らず、様々な変更が可能である。
例えば、第一実施形態において、明るい内側縁部が撮像された撮像手段の奥側のフィルムが外側にずれていると判断したが、撮像手段の手前側のフィルムが内側にずれていると判断してもよい。また、暗い内側縁部が撮像された撮像手段の手前側のフィルムが外側にずれていると判断してもよい。(すなわち、縁部のような所定の像の明暗関係と、フィルムのずれの位置関係は、正しい限り適宜設定してよい。)
また、第二実施形態において、第二エリアと第三エリアの明るさの差を閾値と比較したが、第二エリアの明るさを直接、別の所定の閾値と比較してもよい。
また、縁部像の間隔の計測値に対応して二枚のフィルムのずれを修正できる場合は、ずれ量(現実の寸法)の算出は、不要である。また、ずれ修正手段も本実施形態に限らず、公知のずれ修正手段を使ってもよい。
また、第一及び第二バー照明手段はLEDに限らず、直管型等の蛍光灯や、マトリクス状に配列された通常の(LED以外の)電球等でもよく、その際は、青色の蛍光灯や電球を用いると、より好ましい。
また、第一及び第二リング照明手段もLEDに限らず、丸型(円形)蛍光灯や、同心円状に配列された通常の(LED以外の)電球を、第一及び第二撮像手段の周囲に、撮像手段の光軸と同軸状に配置してもよい。
1 製袋機
2 供給手段
3 ボトムシール手段
4 サイドシール手段
6 ずれ検出装置
10 袋
26 耳合わせロール
66 制御部
69 傾斜制御部
91 フィルム
261 回動手段
611 第一撮像手段
612 第二撮像手段
621 第一バー照明手段
622 第二バー照明手段
631 第一リング照明手段
632 第二リング照明手段
921 上フィルム
922 下フィルム
931 上フィルムの側面
932 下フィルムの側面
941 上フィルムの表面
942 下フィルムの表面
951 上フィルムの縁部
952 下フィルムの縁部)

Claims (11)

  1. 重ね合わされた二枚のフィルムの縁部のずれを検出するずれ検出装置であって、
    前記二枚のフィルムに光を照射する照明手段と、
    前記二枚のフィルムのうちの一方のフィルムの表面側から前記二枚のフィルムの縁部を撮像して第一画像を生成する第一撮像手段と、
    前記二枚のフィルムのうちの他方のフィルムの表面側から前記縁部を撮像して第二画像を生成する第二撮像手段と、
    前記第一及び第二画像に基づいて前記二枚のフィルムの縁部の相対的なずれを検出する検出手段とを備え、
    前記検出手段は、
    前記第一及び第二画像中の前記二枚のフィルムの縁部像を特定し、
    前記第一及び第二画像のうちの少なくとも一方の画像に、二つの縁部像が存在するか否か判断し、
    前記照明手段は、前記二枚のフィルムの縁部を前記二枚のフィルムの表面と平行な方向から照明するとともに、前記二枚のフィルムの一方又は双方の表面を斜め方向から照明するように前記二枚のフィルムの縁部に対向して配置されている
    ことを特徴とするずれ検出装置。
  2. 前記照明手段から照射される光のピーク波長が、400nm〜500nmである
    ことを特徴とする請求項1に記載のずれ検出装置。
  3. 前記第一及び第二撮像手段は、前記二枚のフィルムの縁部付近を通る前記第一及び第二撮像手段それぞれの光軸が前記二枚のフィルム表面の法線に対し、前記フィルムの縁部に対向して配置された照明手段と反対側へそれぞれ傾斜するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のずれ検出装置。
  4. 前記検出手段は、前記第一及び第二画像のいずれか一方のみにおいて前記二つの縁部像が存在すると判断した際、二つの縁部像が存在すると判断した画像の撮像手段から見て奥側のフィルム縁部が、手前側のフィルムの縁部よりも外側にずれていると判断することを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載のずれ検出装置。
  5. 前記検出手段は、
    前記第一及び第二画像それぞれにおいて前記二つの縁部像が存在すると判断した際、
    前記第一画像中の前記二つの縁部像のうち他の縁部像よりも前記二枚のフィルムの中央側に位置する内側縁部像の明るさと、前記第二画像中の前記二つの縁部像のうち他の縁部像よりも前記二枚のフィルムの中央側に位置する内側縁部像の明るさとを比較し、
    前記第一及び第二画像のうち、より明るい前記内側縁部像が表れている画像を選択し、
    選択された画像を撮像した撮像手段から見て奥側のフィルムの縁部が、手前側のフィルムの縁部よりも外側にずれていると判断する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のずれ検出装置。
  6. 前記検出手段は、
    前記第一及び第二画像それぞれにおいて前記二つの縁部像が存在すると判断した際、
    前記一方の画像を、前記二つの縁部像を境界とする三つのエリアに区分けし、前記三つのエリアそれぞれの明るさを特定し、
    前記三つのエリアのうち、最も明るいエリアの明るさと、次に明るいエリアの明るさとの差が、所定の閾値以上のときに、前記一方の画像を撮像した撮像手段から見て奥側のフィルムの縁部が、手前側のフィルムの縁部よりも外側にずれていると判断し、
    前記差が所定の閾値未満のときに、前記一方の画像を撮像した撮像手段から見て手前側のフィルムの縁部が、奥側のフィルムの縁部よりも外側にずれていると判断する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のずれ検出装置。
  7. 前記検出手段は、前記二つの縁部像が存在すると判断した際、
    前記一方の画像における前記二つの縁部像の間隔を計測し、計測した前記間隔に基づいて前記二枚のフィルムの縁部のずれ量を決定する
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のずれ検出装置。
  8. 製袋機において重ね合わされた二枚のフィルムの縁部のずれを修正するずれ修正装置において、
    請求項7に記載のずれ検出装置により決定された前記ずれの量、及び二枚のフィルムのずれの位置関係に基づいて、前記二枚のフィルムのうちの一方又は双方のフィルムの流れ方向に直交する幅方向の位置を修正する修正手段を更に備えることを特徴とする、ずれ修正装置。
  9. 前記修正手段は、
    製袋機において前記二枚のフィルムをガイドするロール部材の回転軸を傾斜させる回動部と、
    決定された前記ずれの量に基づいて、前記回動部による前記回転軸の回動量を制御する傾斜制御部とを備える
    ことを特徴とする請求項8記載のずれ修正装置。
  10. 重ね合わせた二枚のフィルムの縁部の相対的なずれを検出するずれ検出方法であって、
    照明手段によって前記二枚のフィルムに光を照射する照明工程と、
    前記二枚のフィルムのうちの一方のフィルムの表面側から前記二枚のフィルムの縁部を撮像して第一画像を生成する第一撮像工程と、
    前記二枚のフィルムのうちの他方のフィルムの表面側から前記縁部を撮像して第二画像を生成する第二撮像工程と、
    前記第一及び第二画像に基づいて前記二枚のフィルムの縁部のずれを検出する検出工程とを有し、
    前記検出工程は、
    前記第一及び第二画像中の前記二枚のフィルムの縁部像を特定するステップと、
    前記第一及び第二画像のうちの少なくとも一方の画像に、二つの縁部像が存在するか否か判断するステップとを有し、
    前記照明工程において、前記二枚のフィルムの縁部を前記二枚のフィルムの表面と平行な方向から照明するとともに、前記二枚のフィルムの一方又は双方の表面を斜め方向から照明するように、前記照明手段を前記二枚のフィルムの縁部に対向して配置する
    ことを特徴とするずれ検出方法。
  11. 製袋機における重ね合わされた二枚のフィルムの縁部のずれ修正方法において、
    請求項10に記載のずれ検出方法により検出されたフィルム縁部のずれを前記二枚のフィルムのうちの一方又は双方のフィルムの流れ方向に直交する幅方向の位置を修正することにより修正することを特徴とする、ずれ修正方法。
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