JP6802927B2 - 試適義歯、及び試適義歯作製プログラム - Google Patents

試適義歯、及び試適義歯作製プログラム Download PDF

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Description

本開示は、試適義歯、試適義歯の作製プログラム、及び義歯作製方法に関する。
義歯を作製する方法としてよく知られたものの1つにロストワックス法があり、例えば次のような工程を経る。
初めに印象材を用いて患者の口腔内の形状の型をとる(いわゆる印象採得)。これに石膏を流して固め、石膏模型を作製する。
次に、得られた石膏模型の上にワックスを用いて上下顎義歯の高さを確保し、ワックスに人工歯を埋め込み、蝋義歯とする(いわゆる人工歯排列)。その後、この蝋義歯を石膏などに埋めて固めるとともにワックスが流出する部位を形成した上で、湯等を用いてワックスを溶融して流し去る。これにより排列された人工歯のみが残り、ワックスが存在していた部分に空洞が形成されるので、ここにレジン等を流入(填入)させて硬化する。そして石膏を割って取り去ることにより義歯を得ることができる。
このようにロストワックス法は工程が多く、完成までに時間がかかるとともに、その作製について歯科技工士の熟練が必要とされている。
これに対して特許文献1には、CAD(computer aided design)及びCAM(computer aided manufacturing)を用いて義歯を作製する技術が開示されている。すなわち、CAD及びCAMを用いて義歯の設計から製造工程の決定までをデータとして取り扱い、最終的には当該データに基づいてNC(numerical control)工作機械を用いて削り出すことにより義歯を得る。
これによれば、ロストワックス法に比べて工程が少なく、義歯をこれまでより短期間で製作することが可能である。
このように義歯作製にはいくつかの方法があるが、いずれも最初に口腔内の印象の採得、及び咬合の採得(義歯の位置、安定を確保するための口腔粘膜の形態の印象採得、及び上下の咬合関係を記録する咬合採得)を行う。特に総義歯の場合、印象採得は無歯顎の顎堤に対して行われるため、得られた印象(特に顎間関係)の精度が低い。かかる観点から、義歯を作製する途中で該義歯の咬合の適正を確認するために試適が行われる。そしてこの試適の結果に基づいて顎間関係や人工歯の位置の調整を行い、最終的な義歯とする。特許文献1にも試適に関する事項が記載されている。
特許第5932803号公報
ところが、CAD及びCAMを用いた義歯作製において、試適のための義歯である試適義歯は一般的には3次元造形装置や工作機械を用いて、歯冠(人工歯)部と義歯床部とが一体となったもので製作される。そのため、顎堤と人工歯の位置関係が適切でない場合や顔貌に対して前歯部の歯列位置を調整する場合にも多大な労力を要し、修正が難しかった。その結果、最終的に得られる(完成)義歯の精度を十分に上げることができずに初めからやり直すようなこともあった。
そこで本開示は、より簡易に精度よく咬合(顎間関係、人工歯位置)の調整をすることができる試適義歯を提供することを課題とする。またこの試適義歯を作製するプログラム、及び義歯の作製方法を提供する。
本開示の1つの態様は、義歯の作製のために咬合状態を調整する試適義歯であって、義歯床部及び歯列部を有し、分離可能に調整部と基部とを備えており、調整部は、歯列部の咬合面の全てを含み、咬合平面に平行な面を具備しており、基部に対して咬合平面に平行に移動可能、咬合平面に平行な面内で回転可能、又は移動及び回転の両方が可能とされ、調整部と基部とを跨ぐように切り欠き部が設けられている、試適義歯である。
上記試適義歯では、調整部には基部に対して係合し、調整部の移動又は回転の少なくとも一方を所定の範囲に制限する部位を備えてもよい。
本開示の他の態様は、義歯の作製のために咬合状態を調整する試適義歯を作製するプログラムであって、義歯床部及び歯列部のデータから、調整部と基部とを分離するステップ、及び、調整部と基部とを跨ぐ切り欠き部を形成するステップを含み、調整部は、歯列部の咬合面の全てを含み、咬合平面に平行な面を具備しており、基部に対して咬合平面に平行に移動可能、咬合平面に平行な面内で回転可能、又は移動及び回転の両方が可能とされている、試適義歯作製プログラムである。
本開示の他の態様は、義歯を製造する方法であって、咬合状態を調整するための試適義歯を作製する工程を含み、試適義歯は、義歯床部及び歯列部を有し、分離可能に調整部と基部とを備えており、調整部は、歯列部の咬合面の全てを含み、咬合平面に平行な面を具備しており、基部に対して咬合平面に平行に移動可能、咬合平面に平行な面内で回転可能、又は移動及び回転の両方が可能とされ、調整部と基部とを跨ぐように設けられた切り欠き部のずれを直接、又は、切り欠き部に対して取得した印象による印象体を測定することにより移動、及び、回転の量を得る、義歯の製造方法である。
本開示によれば、調整部を移動、回転、又はその両方をすることで、歯列全体として咬合(顎間関係、人工歯位置)の調整をすることができ、調整量を定量的に得ることができるため、より簡易に精度よく試適義歯から最終義歯への修正をすることが可能となる。
図1は試適義歯10を側面から見た図である。 図2は試適義歯10を正面から見た図である。 図3は上顎側試適義歯11を側面から見た図である。 図4は上顎側試適義歯11を側面から見た分解図である。 図5は上顎側試適義歯11を歯列部13側から平面視した図である。 図6は下顎側試適義歯21を側面から見た図である。 図7は下顎側試適義歯21の分解図である。 図8は変形例を説明する図である。 図9は変形例を説明する他の図である。 図10は上顎側試適義歯11’を側面から見た図である。 図11は上顎側試適義歯11’を側面から見た分解図である。 図12は義歯30を側面から見た図である。 図13は義歯30を正面から見た図である。 図14は上顎側義歯31を人工歯列33側から平面視した図である。 図15は義歯床32を凹部32b側から平面視した図である。 図16は人工歯33aの外観を表す図である。 図17は設計装置50を概念的に示すブロック図である。 図18は義歯の製造方法S1の流れを表す図である。 図19は義歯の設計の工程S20の流れを表す図である。 図20は義歯の作製の工程S60の流れを表す図である。
以下、図面に基づき各形態について説明する。本発明はこれら形態に限定されるものではない。
図1乃至図7は1つの形態を説明する図であり、試適義歯10を示した図である。図1は試適義歯10を側面から見た図、図2は試適義歯10を正面から見た図である。図3、は上顎側試適義歯11を側面から見た図、図4は上顎側試適義歯11を側面から見た分解図、図5は上顎側試適義歯11を歯列部13側から平面視した図である。図6は下顎側試適義歯21を側面から見た図、図7は下顎側試適義歯21を側面から見た分解図である。
各図には3次元の直交座標系における方向(x、y、z)を表す矢印も示した。この座標系はCAD上における座標系と同様となるように対応している。
試適義歯10は、試適のために作製され、咬合状態の調整に用いられる義歯であり、試適義歯10による咬合調整結果に基づいて義歯が作製される。
本形態で試適義歯10は、上顎側試適義歯11、及び下顎側試適義歯21を有して構成されている。
上顎側試適義歯11は、上顎用の試適義歯であり、義歯床部12、及び歯列部13を有して構成されている。そして上顎側試適義歯11は、基部14と調整部15とに分離できるようにされている。また、上顎側試適義歯11には、基部14及び調整部15に跨るように設けられた切り欠き部16が備えられている。
義歯床部12は、義歯30の義歯床32(図14、図15参照)となる部位に相当する形状を有する部位である。従って義歯床部12にはその一方の面に歯列部13が形成されるとともに、その他方の面には破線で示したように口腔内の顎堤頂の形状に対応する凹部12aが形成されている。
歯列部13は、義歯30の人工歯列33(図14参照)となる部位に相当する形状を有する部位である。従って歯列部13は、個々の人工歯33aに相当する複数の人工歯部13aが歯列弓状に配列されてなる。そして歯列部13の人工歯部13aは咬合面13bを備えている。
義歯床部12と歯列部13とは一体で同じ材料で作製されていればよい(ただし、後述するように基部14と調整部15とは分離可能である。)。試適義歯11は義歯の外形だけが問題であり、その材質は特に問題とならない。具体的な材料は特に限定されることはないが、レジン(硬化のための光源を可視光や紫外光とする光硬化性樹脂を含む。)、熱可塑性樹脂、石こう、セラミックス、金属の他、暫間使用にのみ用いられるワックス含有レジン、ワックス、紙などのセルロース系素材、又はこれら2種類以上の組み合わせによる材料を使用することができる。
そして上顎側試適義歯11は、3次元造形装置や最終的な義歯床を加工する工作機械(切削装置等)により作製することができる。
このような上顎側試適義歯11は、基部14と調整部15とに分離可能に構成されている。
基部14は、上顎側試適義歯11のうち義歯床部12の大部分又は全部を含み、上顎側試適義歯11から調整部15、及び、後述する調整用間隔11aとなる部位を切り欠いた切り欠き14a(図4参照)を有している。基部14には咬合面13bが含まれないように構成されている。
また、切り欠き14aのうち、調整部15の後述する摺動面15aに含まれる、咬合平面10a(図1、図2参照)に平行である部位が接触する面14b(図4参照)は、咬合平面10aに平行とされている。なお、当該咬合平面10aはxy平面に平行としている。ここで「咬合平面」は歯科分野で通常に用いられる用語により定義されるものである。
調整部15は、上顎側試適義歯11のうち少なくとも咬合面13bを全て含み、基部14の切り欠き14aの面14bに接触し、少なくとも一部に咬合平面10aに平行な面を有する摺動面15aを具備して構成されている(図4参照)。従って、調整部15には歯列部13の一部又は全部が含まれ、義歯床部12の一部が含まれてもよい。
また、調整部15には、摺動面15aとは異なる面で、基部14の切り欠き14aを構成する面に対向するように配置される他の面15bが設けられた場合、基部14に接触しないように調整用間隙11aが形成される。これにより調整部15を基部14に対して摺動、回転、又はこれらの両方をすることで調整することができる。
一方、下顎側試適義歯21は下顎用の試適義歯であり、該下顎側試適義歯21も上顎側試適義歯11と同様に考えることができる。従って、下顎側試適義歯21にも上顎側試適義歯11と同じ符号を付して説明を省略する(図6、図7参照)。
以上のような構成の試適義歯10は、調整前において例えば次のように組み合わされている。
上顎側試適義歯11では、基部14の切り欠き14aに調整部15が配置される。このとき、調整部15の摺動面15aが切欠き部14aの面14bに接触する。また他の面15bは切欠き部14aの面には接触しないように配置され、これにより調整用間隙11aが形成される。
さらに、このように基部14と調整部15とが組み合わされた姿勢において、上顎側試適義歯11の側面(z方向に延びる面)の少なくとも1箇所で、基部14及び調整部15を跨ぐように切り欠き部16が形成されている。この切り欠き部16は次のような特徴を有するように設けられている。
切り欠き部16は基部14と調整部15とを跨ぐようにして設けられている。従って、切り欠き部16は基部側切り欠き部16a及び調整部側切り欠き部16bを備えている。そして、この切り欠き部16は、咬合面13bを切り欠かないように形成される。咬合面13bを切り欠いてしまうと咬合調整が難しくなる虞がある。また同様に切り欠き部16は口腔内の粘膜の形状を表す凹部12aも切り欠かないことが好ましい。
切り欠き部16では、後述するような基部14、調整部15の移動及び回転の少なくとも1つによる咬合調整をする前において、基部側切り欠き部16aと調整部側切り欠き部16bとが重なる部位の端点が同じ位置となる。すなわち基部側切り欠き部16aの1つ端点であるP141と調整部側切り欠き部16bの1つの端点であるP151とが同じ位置(同じ座標、図1乃至図4参照)にある。同様に、基部側切り欠き部16aの他の端点であるP142と調整部側切り欠き部16bの他の端点であるP152とが同じ位置(同じ座標、図2参照)にある。
また、この端点P141、P142、P151、P152が試適義歯10の外部から見えるように切り欠き部16が設けられることが好ましい。これにより後述するようにして端点のずれを測定することがさらに容易になる。また、本形態では切り欠き部16を前歯側に1つ設けたが、これに限らず、代わりに奥歯側に1つ設けてもよいし、異なる位置に2箇所以上設けてもよい。設ける数が多いほど調整量の測定精度を向上させることができる。異なる2箇所以上に切り欠き部を設けるときには、できるだけ離隔した位置であることが好ましい。これによっても調整量の測定精度を高めることができる。
また、図8、図9に変形例を表したように、基部の形態を可能な限り切り欠かずに少なく抑え、最終義歯の形態を残すように切り欠き部16が矩形断面となるようにしてもよい。
同様に下顎側試適義歯21でも、基部14の切欠き部14aに調整部15が配置される。このとき、調整部15の摺動面15aが切欠き部14aの面14bに接触する。また他の面15bは切欠き部14aの面には接触しないように配置され、これにより調整用間隙11aが形成される。また同様に切り欠き部16を設ける。
そして、上顎側試適義歯11と下顎側試適義歯21とが、その咬合面13a同士が向かい合うように配置されて試適義歯10とされる(図1、図2、図8、図9参照)。
以上のような試適義歯10では、図1にA、図2にBで示したように咬合平面10aに平行な方向であるx方向及びy方向に調整部15を移動させることができるとともに、図5にCで示したように摺動面15aのうち咬合平面10aに平行であるxy平面の面内で調整部15を回転させることができる。
このように調整部15を移動、回転、又はこれらの両者をすることで、上顎側試適義歯11と下顎側試適義歯21との咬合を調整することができる。従って、試適義歯10によれば、歯列全体を移動、回転するので個々の人工歯部13aの上下顎対合関係は変更されないため個々の人工歯部13aの調整が不要である。これにより、不適とされる顎の調整部15と基部14の関係性を修正するのみとなり、非常に容易な方法で咬合を調整することができる。
また、人工歯に形成された咬合面はもともと適切な形状となるように設計されているものが多いので、咬合採得時のずれや顎堤に対して本来あるべき位置に歯列がないことによる義歯適用時の不必要な削合は、咀嚼等の口腔機能面においても望ましいことではない。本形態の試適義歯を使用することにより、人工歯に形成された咬合面による咀嚼機能を損なう可能性が低くなるため、義歯における咬合面の良好な形状が維持された状態で患者の顎運動に合わせた咬合調整が行われる。
そして試適義歯10では、x方向及びy方向への移動及び回転の少なくとも一方を定量的に把握することができる。すなわち、移動や回転をさせる前(調整前)には座標が一致していた切り欠き部の端部であるP141とP151、及び、P142とP152に対して、調整のための移動、回転の後におけるP141とP151とのx座標及びy座標のずれの距離であるΔx及びΔy、並びに、調整のための移動、回転の後におけるP142とP152とのx座標及びy座標のずれの距離であるΔx及びΔyを測定することで、定量的に移動や回転量を把握することができる。
これによりさらに精度の高い義歯の設計が可能となる。
本形態では、上顎側試適義歯11、及び下顎側試適義歯21の両方が基部14と調整部15とに分割されているが、必ずしも両方が分割された形態であることはなく、上顎側試適義歯11及び、下顎側試適義歯21の少なくとも一方が、基部14と調整部15とに分割されていればよい。
また、調整部15については、必ずしも全ての人工歯が一つの調整部として存在する必要はなく、例えば臼歯部(右側、左側)と前歯部(2つの犬歯間)の3分割になっていても良い。すなわち任意に複数の調整部へ分割することができる。
また、調整部15の摺動面15aは、その少なくとも一部が咬合平面10aに平行であり、面14bに重なることができればよく、他の部位では凹凸等が形成されてもよい。これにより調整部15の移動及び回転を規制し、移動しすぎ、回転させすぎを防止して咬合調整のしやすさを向上させることができる。
例えば、図10、図11には変形例の上顎側試適義歯11’を示した。この上顎側試適義歯11’にはその摺動面15a’に突起15b’を備えており、基部14の切欠き14a’のうち突起15b’に対応する位置に凹部14c’が配置されている。そしてこの突起15b’が凹部14c’に挿入されるようにして配置される。このとき凹部14c’の大きさは突起15b’よりも大きくなるように構成されている。
このような形態の上顎側試適義歯11’によれば、調整部15’を移動及び回転させて咬合状態を調整するに際し、この移動及び回転が、突起15b’が凹部14c’内を移動及び回転できる範囲に制限されるため、想定範囲を超える移動及び回転を防止することができ、作業の容易を図ることができる。
次に、上記試適義歯10を用いて義歯30を作製する方法について説明する。なお、この中で、試適義歯10を作製するためのプログラムについても併せて説明する。
図12には義歯30の側面図、図13には義歯30の正面図、図14には義歯30のうち上顎側義歯31を歯列33側から平面視した図を表した。このような義歯30が患者の口腔内の下顎側、上顎側に配置され、欠損してしまった天然歯を人工的に補っている。図12乃至図14からわかるように、義歯30は上顎側義歯31、及び下顎側義歯41を備えている。下顎側義歯41は、適用される顎が異なるが、上顎側義歯31と同じように考えることができるので、構成する部材については同じ符号を付して説明は省略する。
図12乃至図14からわかるように、義歯30は、上顎側義歯31、及び下顎側義歯41のそれぞれに、義歯床32及び複数の人工歯33aが配列された人工歯列33を有して構成されている。図15には義歯床32、図16には1つの例にかかる人工歯33aの外観を示した。
義歯床32は、人工歯33aを所定の位置に保持するとともに、口腔粘膜上に義歯30を安定して装着させる機能を有する部材である。本形態では図15からわかるように、人工歯33aが排列される部位として堤状の盛り上がった堤部32aを備えるとともに、この堤部32aの頂部に人工歯33aの一端が挿入され、人工歯33aが固定される凹部32bが設けられている。
義歯床32は後述するように切削加工によって作製されるので、硬質のレジン、金属、セラミック焼結体等の硬質の材料を用いることが好ましい。
人工歯33aは、欠損した天然歯の代わりに、当該天然歯の機能を有するように作製された人工の歯牙である。人工歯33aは義歯床32の上記凹部32bにその一端が挿入されて接着剤により固定されることで保持される。これにより、複数の人工歯33aが歯列のように弓状に排列されて人工歯列33となり、天然歯のように機能することができる。
ここで、人工歯33aには人工歯に用いられる公知の材料を適用することができる。これには例えばセラミック、レジン、硬質レジン、及び金属を挙げることができる。
また、義歯床32に人工歯33aを接着する材料としては、公知の材料を用いることができるが、これには例えば即時重合レジン、歯肉色レジン、義歯床用レジン、エポキシ接着剤等の公知の工業用接着剤、又はこれらの少なくとも2つの組み合わせ等が挙げられる。
ここで、人工歯33aを義歯床32に配置したときに回転してしまうことを防止するための手段が設けられてもよい。これには例えば人工歯33aに円形でない突起を設け、凹部32b側にこの突起を挿入する穴を設ける等の態様を挙げることができる。
次に、上記形態の義歯30を作製する方法について説明する。
図17は、1つの形態にかかる義歯の設計装置50に含まれる構成を概念的に表したブロック図である。義歯の設計装置50(以下、「設計装置50」と記載することがある。)は、入力手段51、演算装置52、及び表示手段58を有している。そして演算装置52は、演算手段53、RAM54、記憶手段55、受信手段56、及び出力手段57を備えている。また、入力手段51にはキーボード51a、マウス51b、及び記憶媒体の1つとして機能する外部記憶装置51cが含まれている。
演算手段53は、いわゆるCPU(中央演算子)により構成されており、上記した各構成部材に接続され、これらを制御することができる手段である。また、記憶媒体として機能する記憶手段55等に記憶された各種プログラム55aを実行し、これに基づいて後で説明する各種データの生成やデータの選択をする手段として演算を行うのも演算手段53である。
RAM54は、演算手段53の作業領域や一時的なデータの記憶手段として機能する構成部材である。RAM54は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等で構成することができ、公知のRAMと同様である。
記憶手段55は、各種演算の根拠となるプログラムやデータが保存される記憶媒体として機能する部材である。また記憶手段55には、プログラムの実行により得られた中間、最終の各種結果を保存することができてもよい。より具体的には記憶手段55には、プログラム55a、人工歯形状データベース55b、義歯床形状データベース55cが記憶(保存)されている。またその他情報も併せて保存されていてもよい。
プログラム55aは設計装置50を作動させるために必要なプログラムであり、特に限定されることはない。
人工歯形状データベース55bは人工歯に関する形状等の情報が収納されたデータベースである。データベースに収納される人工歯形状の種類は特に限定されることはないが、歯列弓に含まれる複数の人工歯が1つの組となり、上下の歯列弓が咬み合わされた状態でデータとして収納されている態様でもよい。そしてこのデータは、1つ1つの人工歯ごとの他、いくつかの人工歯が含まれる分割された、いくつかのユニットで取り扱えるように構成してもよい。
このような人工歯の組は、例えば「性別」、「体格」等、患者の特徴に合わせるための複数のバリエーションを有したものが準備されていることが好ましい。
また、当該人工歯形状データベース55bには、上記説明した回転を規制する手段の形態も含まれている。
義歯床形状データベース55cは、義歯床に関する形状等の情報が収納されたデータベースである。データベースに収納される義歯床に関するデータの態様は特に限定されることはない。バリエーションについても人工歯の大きさに合わせた組み合わせで3種類乃至4種類の大きさのデータがあることが好ましい。
当該義歯床形状データベース55cには、上記したような、人工歯を義歯床に配置した際に回転を規制する手段の形態が含まれていてもよい。
受信手段56は、外部からの情報を演算装置52に適切に取り入れるための機能を有する構成部材であり、入力手段51が接続される。いわゆる入力ポート、入力コネクタ等もこれに含まれる。
出力手段57は、得られた結果のうち外部に出力すべき情報を適切に外部に出力する機能を有する構成部材であり、モニター等の表示手段58や各種装置がここに接続される。いわゆる出力ポート、出力コネクタ等もこれに含まれる。
入力装置51には、例えばキーボード51a、マウス51b、外部記憶装置51c等が含まれる。キーボード51a、マウス51bは公知のものを用いることができ、説明は省略する。
外部記憶装置51cは、公知の外部接続可能な記憶手段であり、記憶媒体としても機能する。ここには特に限定されることなく、必要とされる各種プログラム、データを記憶させておくことができる。例えば上記した記憶手段55と同様のプログラム、データがここに記憶されていてもよい。また、演算装置52によるデータ生成の際の基礎となる印象データや咬合関係のデータ等を外部記憶装置51cに記憶しておいてもよい。
外部記憶装置51cとしては、公知の装置を用いることができる。これには例えばCD−ROM及びCD−ROMドライブ、DVD及びDVDドライブ、ハードディスク、各種メモリ等を挙げることができる。
また、その他、ネットワークや通信により受信手段56を介して演算装置52に情報が提供されてもよい。同様にネットワークや通信により出力手段57を介して外部の機器(例えばNC工作機械)に情報を送信することができてもよい。
次に、設計装置50を用いて、試適義歯10、及び義歯30を製造する方法S1(「製造方法S1」と記載することがある。)について説明する。ここではわかりやすさのため設計装置50を用いた例を説明するが、当該製造する方法はこれに限定されるものではなく、以下の趣旨を含む方法を可能とするものであれば他の装置で行うこともできる。
図18に製造方法S1の流れを示した。ここからわかるように製造方法S1は、印象のデジタル化の工程S10、試適義歯の設計の工程S20、試適義歯の作製の工程S30、試適義歯の調整の工程S40、義歯の設計S50、及び義歯の作製の工程S60を含む。以下それぞれの工程について説明する。
工程S10は、得られた印象から形状データや咬合関係のCADデータを得る工程である。印象自体は公知の方法で印象採得し、ここから石膏模型、印象体等の計測により患者の粘膜面情報を得ることができる。
CADデータを得る方法は公知の装置を用いて行うことができ、例えば3次元光学スキャナを挙げることができる。一方、咬合関係のデータは、上顎の印象体と下顎の印象体とを咬合採得材で直接口腔内連結する、又は、咬合器上へ移行するための咬合採得を行うこと等により患者の咬合状態、又は、理想的な顎位置を再現したものを3次元計測することにより得ることができる。
工程S20は、工程S10で得た患者に基づく粘膜面の情報、及び設計装置50に保存されたデータベースにより、試適義歯の形状を設計する。本形態における工程S20で行われる各演算は設計装置50により行われる。すなわち、設計装置50に備えられる記憶装置55に保存されたプログラム55aに沿って演算手段53が演算をすることにより進められる。
図19に工程S20の流れを示した。ここからわかるように、工程S20は、印象データの取得の工程S21、データ呼び出し及び排列位置調整の工程S22、試適義歯の形状設計S23を含む。
工程S21は、工程S10でデータ化した印象に関する情報を取得し、設計装置50内に取り込む工程である。当該取り込みは設計装置50の受信手段56を介して記憶装置55に記憶される。
工程S22は、データベースから情報を呼び出し設計装置50上でデータ上で人工歯を排列する工程である。すなわち、ここまでで取り込んだ情報に基づき、設計装置50の記憶手段55に格納されたデータベースから歯列弓に適した人工歯データを呼び出す。そしてこれをデータ上で顎堤上のおおよその位置に配置させたのち、位置を微調整する。
工程S23では工程S22で決定した形状に基づいて、試適義歯10の形状を作製する。具体的には上記した試適義歯10のように、上顎側試適義歯11、及び下顎側試適義歯21の少なくとも一方に対して、基部14と調整部15とを分割するとともに切り欠き部16を形成する。
基部14と調整部15との分割の位置については、全ての咬合面13bを含み、かつ、粘膜面の顎堤が調整部15に干渉しない位置を摺動面15aの分割基準とし、全ての人工歯部13aの少なくとも咬合面13bを含む最後部を他の面15bの分割基準とする。
摺動面15aは、移動、回転、又はこれらの両方を行う面となるため、咬合平面10aに対して平行にすることが好ましい。このとき、摺動面15aが咬合面13bの近傍である場合、隣在歯との接触がなくなり一塊の調整部を得ることが困難であるため、当該摺動面15aは、分割基準を満たした位置のうち、より咬合平面10aから遠い位置を選択することが好ましい。
一方、他の面15bについては,調整部15を後方へ移動することを想定して2mm以上3mm以下の範囲で上記のような調整用間隙11aを設定してもよい。調整用間隙を設けない場合は、調整部15又は基部14を削合することによって位置関係を修正する。
また、上記した条件に基づいて切り欠き部16をデータ上で形成する。
本形態における工程S20で行われる各演算は設計装置50により行われる。すなわち、設計装置50に備えられる記憶装置55に保存されたプログラム55aに沿って演算手段53が演算をすることによりいずれもデータとして進められる。
工程S30では、工程S20で決定した試適義歯の形状データに基づいて試適義歯の作製を行う。工程S30で出力された試適義歯用の加工データを受信して3次元造形装置又は工作機械により形状を積層する、又は削り出すとともに、これらを組み合わせて試適義歯10として仕上げる。すなわち、工程S30で出力された3次元造形装置又は工作機械への指令データを受信してこれに基づいて、3次元造形装置や工作機械が積層や切削により試適義歯10を作製する。ここで3次元造形装置及び工作機械は公知の物を用いることができ、特に限定されるものではなく、公知の3次元造形装置及びNC工作機械を用いることができる。
本形態における工程S30で行われる各演算は設計装置50により行われる。すなわち、設計装置50に備えられる記憶装置55に保存されたプログラム55aに沿って演算手段53が演算し、3次元造形装置や工作機械を制御することにより進められる。
工程S40では、作製された試適義歯10が患者の口腔内に配置され、咬合状態の調整が行われる。咬合状態の調整は上記したように、調整部15を基部14に対して移動、回転、又は両者を合わせて行うことができる。そしてその調整結果がデータとして得られる。調整結果のデータは例えば、調整部15の移動量や回転量である。
具体的には、基部14及び調整部15を相対的に移動及び回転の少なくとも一方を行い、適切な姿勢で両者を固定する。固定方法は特に限定されることはないが、歯科用レジン材料(常温重合レジンや光重合レジン材料など)、接着剤、粘着材、粘着テープ等を挙げることができる。
次に、このように固定した試適義歯10に対して、切り欠き部16において、基部側切り欠き部16aと調整側切り欠き部16bとのずれを測定する。すなわち、調整のための移動や回転の後におけるP141とP151とのx座標及びy座標の距離であるずれΔx及びΔy、並びに、調整のための移動及び/又は回転の後におけるP142とP152とのx座標及びy座標の距離であるずれΔx及びΔyを測定する。
測定方法は、ノギス等により直接計測してもよいし、3次元光学スキャナで一部の形状データを取得する方法などが考えられるが、これらの方法については任意の手段を用いることができる。
また、ここでは切り欠き部を直接測定する例を説明したが、このほか、ずれが生じた状態の切り欠き部に対して、歯科用シリコーン印象材を用いて切り欠き部を印象採得し、この印象体を測定することによりずれ量を測定してもよい。
なお、ずれ量が計測されたのちの固定された試適義歯は、暫間的な義歯として患者が使用することも可能である。
工程S50では、上記調整で得られた調整部15の移動量、及び回転量が取り込まれ、これに基づいてデータ上で義歯形状を設計する。これにより義歯形状が決定する。
そして、工程S50では、決定した義歯データから人工歯データを削除し義歯床切削のための加工データを義歯の作製の工程S60(工作機械)に出力する。
本形態における工程S50で行われる各演算は設計装置50により行われる。すなわち、設計装置50に備えられる記憶装置55に保存されたプログラム55aに沿って演算手段53が演算をすることにより進められる。
工程S60は、工程S50から出力された義歯用の加工データを受信して工作機械により形状を削り出すとともに、これらを組み合わせて義歯30として仕上げる工程である。
図20には工程S60の流れを示した。図20からわかるように、工程S60は、切削加工の工程S61、義歯床への人工歯の取り付けの工程S62、及び仕上げ研磨の工程S63を備えている。
工程S61は、工程S50で出力された工作機械への指令データを受信してこれに基づいて、工作機械が切削により義歯床32を削り出す工程である。ここで工作機械は公知の物を用いることができ、特に限定されるものではなく、公知のNC工作機械を用いることができる。ここで用いられる義歯床の材料は硬質のレジン、金属、セラミック等の硬質の材料により形成されているので、切削が適切に精度よく行える。
工程S62は、工程S61で得られた義歯床32に人工歯33aを取り付ける工程である。義歯床32の凹部32bに人工歯33aを配置して接着剤で固定する。
工程S63は、工程S62で得られた義歯に対して仕上げ研磨を施し、最終的に義歯30を得る。
以上のように、製造方法S1によれば、咬合調整を手間や時間をかけることなく精度よく行うことができる。
10 試適義歯
10a 咬合平面
11 上顎側試適義歯
11a 調整用間隙
12 義歯床部
13 歯列部
13a 人工歯部
13b 咬合面
14 基部
14a 切り欠き
15 調整部
15a 摺動面
16 切り欠き部
30 義歯
32 義歯床
32a 堤
32b 凹部
33 人工歯列
33a 人工歯

Claims (3)

  1. 義歯の作製のために咬合状態を調整する試適義歯であって、
    義歯床部及び歯列部を有し、
    分離可能に調整部と基部とを備えており、
    前記調整部は、前記歯列部の咬合面の全てを含み、咬合平面に平行な面を具備しており、前記基部に対して前記咬合平面に平行に移動可能、前記咬合平面に平行な面内で回転可能、又は前記移動及び前記回転の両方が可能とされ、
    前記調整部と前記基部とを跨ぐように切り欠き部が設けられている、試適義歯。
  2. 前記調整部には前記基部に対して係合し、前記移動又は前記回転の少なくとも一方を所定の範囲に制限する部位が備えられる、請求項1に記載の試適義歯。
  3. 義歯の作製のために咬合状態を調整する試適義歯を作製するプログラムであって、
    義歯床部及び歯列部のデータから、調整部と基部とを分離するステップ、及び、前記調整部と前記基部とを跨ぐ切り欠き部を形成するステップを含み、
    前記調整部は、前記歯列部の咬合面の全てを含み、咬合平面に平行な面を具備しており、前記基部に対して前記咬合平面に平行に移動可能、前記咬合平面に平行な面内で回転可能、又は前記移動及び前記回転の両方が可能とされている、試適義歯作製プログラム。
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