JP6802851B2 - 換気のためのシステム、方法およびフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、厨房で使用するため、特に産業用および/または業務用厨房で使用するためのフィルタならびに換気システム、遠心分離フィルタ、ヒートポンプおよび換気システム用掃除システムに関する。
大型厨房換気システムは、熱、水分および調理の煙(fume)を取り出すために厨房からの空気を運ぶように設計される。料理作業により、厨房内の空気は大量の煙および油脂を含み、したがって一部の厨房換気システムは、ファン、熱交換器、エアフィルタ等の詰まりやすい構成要素に空気が到達する前に空気を清浄化または浄化する設備を含む。空気の清浄化は通常、空気清浄化デバイスを使用して行われるが、空気清浄化デバイスも詰まりを防ぐために掃除しなければならない。換気システムのフィルタおよびその他の部分を掃除するには通常、換気システムの少なくとも一部、特に濾過ユニットを分解しなければならない。
空気清浄化デバイスを用いないかまたは最適に機能していない空気清浄化デバイスを用いた厨房換気は、ダクト系ならびにファン、熱交換器およびエアフィルタ等の他の構成要素の両方に油脂が堆積する問題が生じる。油脂堆積物は、これらの構成要素の長期的運転に影響を及ぼし、また可燃性が高いため、油脂は火災の危険性も高める。したがって、火災の安全上の理由から、換気システムをどのくらいの頻度で掃除する必要があるか、どのくらい汚れたら掃除しなければならないかを規制する条例がある。
換気システムを掃除するときには、電源を切って少なくとも部分的に分解する必要がある。これはもちろん、厨房に関連する商売に悪影響を及ぼす。
したがって、より詰まりにくい厨房換気が必要とされている。
さらに、社会のあらゆる面でエネルギーを節約する必要があるように、業務用および個人用厨房にもこれが当てはまる。
厨房換気システムでは、厨房排気すなわち様々な調理プロセスにより生成される空気を濾過する改良された様式が常に必要とされる。上述のように、この空気は通常湿気を含み、(あるいは塵および煙等の他の粒子とともに)脂肪粒子に満ちている。
本発明の目的は、先行技術の欠点を克服するかまたは少なくとも軽減することである。本発明者らは、洞察的かつ独創的な論法を通じて、厨房空気中の湿気を利用することにより、この湿気を掃除水として再循環する環境に優しい様式の自掃式換気システムが提供されうることを見出した。
また、本発明者らは、空気を冷却して空気中の水を凝縮させるためと、システムから掃除されるべき油脂が溶解するのに十分に高い温度に凝縮水を加熱するための高温ガス導管のためとの両方にヒートポンプを利用することにより、エネルギーの再循環が達成され、ヒートポンプの効率がさらに改善され、これによりヒートポンプにより必要とされる電力が実際に低減されることも見出した。
本発明者らは、以下に詳細に説明するように、厨房換気システムにおいて遠心分離フィルタの使用が非常に有益であることも見出した。
一態様によれば、自掃式であるように構成された換気システムを提供することにより背景技術の課題が解決されるかまたは少なくとも軽減され、前記換気システムは、少なくとも1つの空気ダクトにより濾過ユニットを通して導かれる排気を濾過するように構成された濾過ユニットと、排気から凝縮水を収集するように構成された凝縮チャンバと、凝縮水を摂氏65度以上の温度に加熱するように構成された加熱要素と、濾過ユニット、少なくとも1つの空気ダクトのうちの少なくとも1つ、および/または凝縮チャンバのうちの1つ以上の中に凝縮水を散水するように構成されたスプリンクラシステムとを含み、換気システムはこのように凝縮水を利用した換気システムの自掃を提供するように構成される。
一実施形態では、加熱要素は、ヒートポンプの高温ガス導管である。これは節電様式の水加熱を可能にし、これによりヒートポンプの効率も高まる。
一実施形態では、凝縮チャンバは、ヒートポンプのバッテリ部に含まれる。これにより、凝縮プロセスを用いて通過空気からエネルギーを生成しうるため、ヒートポンプの効率がさらに高まる。
一実施形態では、濾過デバイスは、国際公開第04024297号に開示されるような1つ以上の遠心分離フィルタを含む。遠心分離フィルタを使用できることを見出すことにより、特に逆に運転したときには、後に凝縮物を取り出すのに適した空気の濾過または掃除を得ることが可能である。空気が油脂を多く含み過ぎる場合には、得られる凝縮水も油脂を多く含み過ぎ、油脂は単にシステム内を循環させられ、さらなる蓄積を引き起こすであろう。したがって、遠心分離フィルタを使用した本明細書による換気システムは、非常に有益である。
一実施形態では、濾過ユニットは、図11A、図11B、図11Cおよび図12を参照して開示されるようなトリプルアクションフィルタを含む。
一態様によれば、自掃式であるように構成された換気システムにおいて用いられる方法が提供され、前記方法は、少なくとも1つの空気ダクトにより濾過ユニットを通して導かれる排気を濾過するステップと、排気からの凝縮水を凝縮チャンバ内に収集するステップと、凝縮水を加熱要素により摂氏65度以上の温度に加熱するステップと、スプリンクラシステムを使用して凝縮水を濾過ユニット、少なくとも1つの空気ダクトのうちの少なくとも1つ、および/または凝縮チャンバのうち1つ以上の中に散水し、これにより凝縮水を利用した換気システムの自掃を提供するステップとを含む。
一態様によれば、バッテリ部と高温ガス導管とを含むヒートポンプが提供され、前記ヒートポンプは、換気システムにおける使用のために構成され、このヒートポンプは、バッテリ部内に凝縮水を収集し、収集された凝縮水を高温ガス導管を利用して加熱するように構成される。
一態様によれば、換気システムとともに使用するためのスプリンクラシステムが提供され、このスプリンクラシステムは、凝縮水を受け取り、換気システムを掃除するために凝縮水を換気システム内に散水するために、凝縮水をスプリンクラ導管を通してスプリンクラノズルに送達するように構成される。
一態様によれば、上記による換気システムにおいて使用されるように適合され、および/または上記によるスプリンクラシステムに送達されるべき凝縮水を加熱するために適合されたヒートポンプが提供される。
一態様によれば、上記による換気システムにおいて使用されるように適合されたスプリンクラシステムが提供される。
一態様によれば、図1による換気システムと、このようなシステムにおいて使用されるヒートポンプと、フィルタと、スプリンクラシステムとが提供される。
一態様によれば、本明細書の教示による換気された空気から回収された凝縮水を使用した自掃のために設けられる図4による換気システムと、このようなシステムで使用されるヒートポンプと、フィルタと、スプリンクラシステムとが提供される。
一態様によれば、凝縮水が本明細書の教示によりヒートポンプの高温ガス導管により加熱される、凝縮水の使用による換気システムの掃除のために設けられる図6による換気システムと、このようなシステムで使用されるヒートポンプと、フィルタと、スプリンクラシステムとが提供される。
一態様によれば、図8によるスプリンクラシステムと、このようなスプリンクラシステムとともに使用されるヒートポンプと、フィルタと、換気システムとが提供される。
このように、自掃式換気システムを提供するためにエネルギーおよび(凝縮)水を再循環する単純明解な解決策が提供される。
本出願の教示により、空気からの油脂の取り出しが改善された換気システムが提供され、このシステムは、換気システムおよびその全ての下流の構成要素を比較的油脂を含まないように保つことができると同時に熱交換器と係合するかまたは熱交換器を含む可能性ももつ。空気清浄化装置自体も、空気清浄化装置または換気システムの内部のいずれの構成要素も詰まらないように設計される。
本発明者らは、排気から特に脂肪粒子を濾過するための新規かつ独創的な濾過ユニットも提供している。一態様では、濾過されるべきガスの流れを受け取るように設けられたトリプルアクションフィルタを含む濾過ユニットが提供され、前記フィルタは複数のパイプを含み、パイプは少なくとも2つのパイプ列に設けられる。パイプ列は、1つの列のパイプが隣接するパイプ列のパイプと重なり合って、パイプと流れの中の粒子との間の衝突の可能性を高めるように設けられる。
パイプは、冷却剤を受け取って輸送することにより冷却されるようにも設けられ、これによりパイプがガスの流れおよび流れの中の任意の粒子に対して冷却効果をもち、これにより粒子の間に引力が提供されてパイプとの衝突の可能性が高まる。
そして、パイプの少なくとも1つは、流れを受けたときにパイプの後ろに低圧エリアが形成されるように形成され、これにより粒子が低圧領域に吸い込まれてパイプとの衝突が引き起こされることにより濾過効果が提供される。
このような濾過ユニットは、本明細書に開示される換気システムにおける濾過ユニットとして有益に使用されうる。
別の態様によれば、本明細書に議論される課題を解決するかまたは少なくとも軽減する方法も提供される。この方法は、フィルタにおいて使用するためのものであり、この方法は、パイプを重なり合う列に設けるステップと、パイプを冷却するステップと、濾過されるべきガスの流れを提供するステップと、衝突により粒子を濾過するステップと、粒子を冷却し、冷却された粒子を一緒に凝集させ、その後第2パイプ群のパイプと衝突させることにより粒子を濾過するステップと、パイプを通過する流れにより低圧領域を形成し、粒子が低圧領域に吸い込まれまたは引き込まれてパイプと衝突することにより粒子を濾過するステップとを含む。
濾過ユニットは、排気から水分を取り出し、これを凝縮させて凝縮物を収集するように設けられるため、換気システムの凝縮チャンバ(以下に説明する図の6aで参照)としても機能しうる。
このような濾過ユニットは、加えてまたは代わりに他の換気システムにおいて使用されてもよいし、または独立型濾過ユニットとして使用されてもよい。
本発明は、以下の図面を参照して以下に開示される。
本明細書の教示の一実施形態による換気システム1を示した概略図である。 本明細書の教示の一実施形態による濾過ユニットを示した概略断面図である。 本明細書の教示の一実施形態による濾過ユニットを示した概略断面図である。 本明細書の教示の一実施形態による、換気された空気から回収された凝縮水を使用した自掃のために設けられた換気システム1を示した図式的概観である。 本明細書の教示の一実施形態による、図4のような自掃機器とともに使用される一般的方法を示したフローチャートである。 本明細書の教示の一実施形態による、凝縮水がヒートポンプの高温ガス導管により加熱される、凝縮水の使用による換気システムの掃除のために設けられた換気システム1を示した図式的概観である。 本明細書の教示の一実施形態による、図6のような自掃機器とともに使用される一般的方法を示したフローチャートである。 本明細書の教示の一実施形態による、換気された空気から回収された凝縮水を使用した換気システム1の自掃のために設けられたスプリンクラシステム16を示した図式的概観である。 本明細書の教示の一実施形態による、図8のような自掃機器とともに使用される一般的方法を示したフローチャートである。 本明細書の教示の一実施形態による、図1、図4、図6および図8のような自掃機器とともに使用される一般的方法を示したフローチャートである。 図11A、図11Bおよび図11Cはそれぞれ、本明細書の教示の一実施形態によるフィルタを示した概略側面図である。 本明細書の教示の一実施形態による動作中のフィルタおよびその機能を示した概略図である。 本明細書に開示されるフィルタを使用してガスを濾過する一般的な様式のフローチャートを示す。
図1は、本明細書の教示による換気システム1を示した概略図である。換気システム1は、第1空気ダクト2に接続されたキャノピを含み、第1空気ダクト2を通って厨房空気が濾過ユニット3に導かれる。厨房空気は、空気路のさらに下流の、場合によっては空気出口10内に位置する、場合によっては濾過ユニット3の一部であるファン9を用いて、第1空気ダクト2を通して吸われる。
濾過ユニット3は、1つ以上のフィルタ4を含みうる。一実施形態では、1つ以上のフィルタ4は、遠心分離フィルタ4である。遠心分離フィルタの動作の詳細については、国際公開第04024297号を参照されたい。
一実施形態では、濾過ユニット3は、図11A、図11B、図11Cおよび図12を参照して詳細に説明されるトリプルアクションフィルタ100を含みうる。一実施形態では、濾過ユニットは、遠心フィルタ4とトリプルアクションフィルタ100との組み合わせを含む。
フィルタ3を、1.4マイクロメートルより大きい粒子を全て濾過除去するように構成することにより、効果的に全ての油脂の98%が空気から濾過される。当然のことながら、異なる濾過率につながる他の粒子サイズが使用されることもできる。
図2は、国際公開第04024297号に開示されるような遠心分離フィルタ4であるフィルタ4、100を有する濾過ユニット3を示した概略断面図である。あるいは、フィルタは、トリプルアクションフィルタ100であってもよい。
本明細書による換気システムでは、遠心分離フィルタ4およびトリプルアクションフィルタ100の両方を(単独でまたは組み合わせて)使用することができることは明らかなはずであるが、説明では遠心分離フィルタ4の使用に焦点を当てる。
遠心分離フィルタ4は、例えば45度の角度で設けられた円形フランジディスク4bを含む。円形フランジディスク4bは回転するように設けられる。一例では、周辺部(周縁部)速度は50m/sである。(図2のように設けられたフィルタでは)油脂粒子Pは、中央チャンネル4aを通ってフィルタ4に入ると、主に2つの力、すなわち垂直に作用する重力と水平に作用する遠心力とを受ける。他の構成およびこの例示的実施形態でも、力の例を少数挙げると油脂粒子の慣性またはファンの空気の流れに対する作用等のその他の力も油脂粒子に作用しうる。
遠心力により、フランジディスク4bの間の通路4cを通して油脂粒子が吸われる。油脂粒子は重量に応じて3つの可能な軌道t1、t2およびt3のうちの1つをたどる。重い粒子は、十分に早く落下するためフランジディスク4bの1つには当たらず、質量および回転するフィルタ4を通過する際に増す速度により、濾過ユニット3の壁3aに当たるため、軌道t1をたどる。小さな粒子は、質量がより低いため速度を十分速やかに蓄積できず、したがって水平に投げつけられながら落下する時間があり、回転するディスクフランジ4bを外れることができるため、軌道t3をたどる。しかし、小さな粒子は小さな質量を有するため、壁3aに達するほど十分に高い速度を獲得しておらず、濾過ユニット3の底部に向かって落下し/流れ続け、そこで濾過空気Aにしたがう。中サイズの粒子は、軌道t2をたどり、回転するフランジディスク4bの1つに当たる。中サイズの粒子はそこに張り付き、他の中サイズの粒子と一緒に凝集する。そうするうちにより大きい粒子が形成され、最終的に十分なサイズに成長するため、遠心力が結合力を上回り、油脂粒子をフィルタ4から壁3a内へ投げ出す。
1.4マイクロメートル未満の油脂粒子だけが逃れられるように回転ディスク4を設けることにより、全油脂の98%が効果的に濾過除去される。これにより、凝縮チャンバ6aをスプリンクラ16d、16eなしでも使用することができ、または少なくとも掃除頻度を少なくすることができる。当業者であれば本明細書の内容を読み、場合によっては国際公開第04024297号を参照した後で理解するように、ディスクフランジ4bのサイズ、角度および速度、チャネル4aの幅およびフランジの間隔4c、ならびにフィルタ4から壁3aまでの距離は、フィルタ4の全体的な寸法による。
一実施形態では、フィルタ4は、逆方向に動作し、したがって回転するフランジディスク4bの外側にある側部または底部から濾過されるべき空気を受け取るように設けられる。これには、より大きいまたはより重い油脂粒子がフィルタに決して入らず、単に回転するディスク4bの乱流の力により壁3aに直接投げ込まれるため、濾過の効率が高まり、ディスクフランジもより綺麗に保たれるという利点がある。図3を参照のこと。
図1に戻ると、濾過された空気は、第2空気ダクト5を通って凝縮チャンバ6aに導かれる。
周知のように、ヒートポンプ6は、熱源から「ヒートシンク」と呼ばれる目的地へ熱エネルギーを提供するデバイスである。ヒートポンプは、低温空間から熱を吸収し、より暖かい空間に放出することにより、自然の熱の流れの方向とは反対に熱エネルギーを移動させるように設計される。ヒートポンプ6は、ある量の外部電源を使用して、熱源からヒートシンクにエネルギーを移動させる作業を成し遂げる。外部電源は、(少なくとも部分的に)バッテリ部を通じて提供されうる。そのようなバッテリ部は、通過空気を通してエネルギーを取り出すように構成された1つ以上のバッテリデバイスを含みうる。このようなバッテリデバイスの一例は、温かい排気とバッテリ内のより低温の冷媒との間の温度差を主に利用して排気中の固有エネルギーを取り出すように構成されたバッテリデバイスである。このようなバッテリデバイスの別の例は、デバイスの冷えた表面上で起こされる凝縮の力を主に利用して排気中の固有エネルギーを取り出すように構成されたバッテリデバイスである。
一実施形態では、凝縮チャンバ6aは、ヒートポンプ6のバッテリ部6aである。
バッテリ部6aは、温かい排気とバッテリ内のより低温の冷媒との間の温度差を主に利用して排気中の固有エネルギーを取り出すバッテリデバイス7および/またはバッテリデバイス8の冷えた表面上で起こされる凝縮の力を主に利用して排気中の固有エネルギーを取り出す第2バッテリデバイス8を含む。バッテリ部6aはこのようにして通過空気からエネルギーを取り出すように構成される。
通過空気の湿気は、バッテリ8の表面上等の凝縮チャンバ6a内で凝縮し、生じた凝縮水が収集され、配管系11を通して凝縮タンク12に導かれる。
一実施形態では、換気システム1は、ヒートポンプ6のバッテリ部6aにより提供される凝縮水を収集することにより、場合によっては上記の実施形態に加えて、ヒートポンプのバッテリ部を凝縮チャンバ6aとして利用するように設けられる。既知のように、動作中には、バッテリ部6aは、循環される空気を加熱する際に凝縮物を生成する。この凝縮水は、凝縮タンク12に収集され、換気システム1に散水するために使用されうる。
一実施形態では、換気システム1は、トリプルアクションフィルタ100を凝縮チャンバとして利用するように設けられる。これは、ヒートポンプのバッテリ部を凝縮チャンバとして使用するのと組み合わせて使用することができ、その結果システムは複数の凝縮チャンバを有する。
一実施形態では、凝縮チャンバ6aは、例えば凝縮チャンバ6aを低温室または外に置くことにより通過空気よりも低い温度に保たれる空気ダクト5、17内に設けられたチャンバであるか場合によっては空気ダクト自体である。
凝縮タンク12には、凝縮水を摂氏65度(65℃)を超える温度に加熱するように設けられた加熱要素13が設けられる。
凝縮水は、ポンプ14により導管15を通して散水システム16に送られる。散水システム16には、加熱された凝縮水を濾過ユニット3の内部に散水するように寸法決めされ設けられたノズル16aが設けられ、場合によっては遠心分離フィルタ4またはトリプルアクションフィルタ100であるフィルタ4の内部のノズル16bも、場合によっては設けられる。
一実施形態では、散水システム16には、凝縮チャンバ6a内の加熱された凝縮水を、バッテリデバイス7の上の位置から、および/またはバッテリデバイス8の上の位置から散水するように寸法決めされ設けられた少なくとも1つのノズル16cが設けられる。
一実施形態では、散水システム16には、加熱された凝縮水を第1空気ダクト2および/もしくは第2空気ダクト5ならびに/または任意の後続の空気ダクト17の内部に散水するように寸法決めされ設けられた少なくとも1つのノズル16d、16eが設けられる。
一実施形態では、散水ノズル16a〜16eの少なくともいくつかは、水を360度に散水するように設けられる。ノズル16a〜16eは、回転することによりまたは360度のノズルであることによりこれを行うように設けられうる。一実施形態では、360度は、円錐形、球形、または半球形等でのように、実際のノズル16a〜16eから(下方に)少し離れた距離での有効な360度であると解釈される。一実施形態では、フィルタ(単数または複数)4の内部に散水するように設けられる散水ノズル16bは、360度に散水するように設けられる。一実施形態では、濾過ユニット3の内部に散水するように設けられる散水ノズル16aは、360度に散水するように設けられる。一実施形態では、凝縮チャンバ6aの内部に散水するように設けられる散水ノズル16cは、360度に散水するように設けられる。一実施形態では、空気ダクト2、5、17の内部に散水するように設けられる散水ノズル16d、16eは、360度に散水するように設けられる。
凝縮物は厨房空気から収集されるため、外部水源がシステムに接続される必要がなく、換気システムは、フィルタと、場合によっては空気ダクト(単数または複数)および/または凝縮チャンバも掃除する際に自給式となる。
当然ながら必要な凝縮水の量は、濾過ユニット3のサイズ、フィルタ4の数、空気ダクト(単数または複数)の長さおよび幅、ならびに凝縮チャンバのサイズによる。(2つのフィルタ4を有する)中サイズの濾過ユニット3を掃除するためには、必要な加熱された水はわずか10リットルである。
試験により、中サイズの厨房において10Lの凝縮タンク12は3時間で一杯になることが分かっている。したがって、換気システム1は、おそらくは3時間ごとに自掃の準備が整う。
空気ダクトも掃除するためには、より大きな凝縮タンク12が必要とされうる。しかし、一実施形態では、換気システム1は、サイクルを形成する各掃除セッションで換気システム1の1つ以上の構成要素が掃除される掃除サイクルを行い、このサイクルが繰り返されるように設けられる。
一実施形態では、ポンプ14は、全てのノズル16a〜16eとともに、加熱された凝縮水を層流において送るようにおよび散水をするように寸法決めされ設けられる。層流を有することにより、凝縮水が掃除されるべき表面のかなりの部分をカバーする均等な流れにおいて散水される水滴の一定の流れで送達されるため、スプリンクラ16a〜16eがより効果的に機能する。層流は、空気(または他の気体の)気泡を一切導入せずに凝縮水のみを送るようにポンプを構成することにより達成される。これは、パワー、様々なパイプおよび導管、ならびに散水ノズル/穴の形状に応じてポンプを構成することにより達成される。当業者であれば理解するように、いずれもスプリンクラシステムの選択された設計に応じた様々な様式でこれを達成しうる。層流により、凝縮水が温度を維持することができ、また掃除されるべき油脂のより均一な掃除溶解が提供されうる。したがって、これは水が掃除すべき表面に当たったときに65度より高温にとどまることを可能にし、65度より高温の水は油脂とエマルションを形成し、油脂が表面から容易に洗い流されることを可能にするため、表面から油脂を掃除するプロセスに有益である。
一実施形態では、遠心分離機フィルタ4またはトリプルアクションフィルタ100等のフィルタ4内の散水ノズル(単数または複数)16bは、水を360度に散水するように設けられる。水の層流は、遠心分離機フィルタ4の中央から散水され、その後遠心力によりフィルタから外へ投げ出される。散水をこのような様式で設ける際には、水はこのように空気クリーナが作動している間に遠心分離機フィルタから放り出されるため、油脂粒子と同じパターンで散布される。このように加熱された水は、掃除が必要な表面上に油脂粒子が飛散するのと同じパターンで送達されて、油脂粒子が飛散したエリアに水が行き着くことが確保され、これによってより効率的な掃除が提供される。
水滴が油脂粒子の軌道の飛散パターンにならうのを促進するために、ファン9が掃除の間にオフにされうる。
したがって、ファン9をオフにし、ポンプ14に加熱された凝縮水をスプリンクラシステム16を通して様々なスプリンクラ16a〜16eに送らせることにより、掃除が行われる。一実施形態では、換気システム1全体が同時に掃除される。一実施形態では、換気システムの諸部分が異なる時に掃除され、1つの掃除セッションで1つ以上の部分が掃除され、他の部分は別の(/他の)掃除セッション(単数または複数)で掃除される。例えば、濾過ユニット3が1つのセッションで掃除され、第1空気ダクト2は別のセッションで掃除されうる。これにより、大きな換気システム1でもより小さなタンクが使用されることが可能になり、それにより必要な空間が削減される。第2空気ダクト5および凝縮チャンバ6aは、濾過空気のみを受けるため、第1空気ダクト2および存在する場合には濾過ユニット3のような頻繁な掃除は必要ない。しかし、第2空気ダクト5および凝縮チャンバ6aも、同じまたは別の掃除セッションで掃除されてもよい。
凝縮水が加熱される必要がある温度は換気システムの費用および設計により、当業者であれば本出願の内容を読んだ後に計算のしかたを理解し知るように、凝縮水は、油脂が掃除水とともにエマルションを形成する温度である摂氏65度を上回る温度で掃除されるべき油脂粒子を捕まえる必要があり、このエマルションが廃棄ダクトを通って導き去られうる。
換気システムは、油脂が乾ききり、したがってその化学構造が変化して65度よりも温かい水とともにエマルションを形成しにくくなってしまうことを避けるために十分に頻繁に散水される必要があることから、本明細書による換気システムは凝縮水が短時間(2〜4時間)で蓄積するため追加コストが全くまたはほとんどかからずに頻繁な掃除が可能であり、自動的に行われうるため、有益に使用されうる。この掃除は、追加の水を使用せず、高温ガスがいずれにせよ冷却される必要があるヒートポンプにより水の加熱が達成されるため、環境にも非常に優しく、掃除液の必要性も緩和される。したがってこれにより本システムは、水およびエネルギーを巧みな様式で再循環し、コストを増加させることなく掃除が行われる。
したがって、本明細書による換気システムは、建物の給水からの追加の水を使用することなく、(場合によっては)自動的に自掃するように設けられる。したがって、本明細書による換気システム1は、設置が容易であり(追加の水接続が不要)、環境に優しく(追加の水を必要としないため)、任意の地方、国または地域の規制にしたがうために換気システムを手動で掃除する必要性を低減する。
凝縮チャンバ6aがヒートポンプ6のバッテリ部に含まれる実施形態では、換気システム1は、本来なら換気システムにより導き去られる排気を通して失われるであろうエネルギーの一部を再循環する。したがって、本換気システムは環境にも優しい。
さらに、本発明者らは、高温ガスを(場合によっては螺旋管の形の)熱交換器を通るダクト内に分岐させて凝縮タンク12内の凝縮水を加熱することによって、ヒートポンプ6のポンプ部6bで生成される通常は摂氏80〜90度程度の高温ガスを加熱要素13として利用することにより、高温ガスがより迅速に冷め、ヒートポンプの運転がさらに効率的になることを見出した。したがって、このような換気システム1は、接続された任意のヒートポンプ6の効率を高める点でさらに環境に優しい。
本明細書の教示の一態様によれば、本明細書の教示による自動掃除のためのスプリンクラシステム16が設けられるかもしくはスプリンクラシステム16を受け入れるように設けられる濾過ユニット3および/またはフィルタ4、100が提供される。
本明細書の教示の一態様によれば、加熱された凝縮水をスプリンクラシステム16を通して散布するために凝縮水を摂氏65度上回る温度に加熱するために、凝縮タンク12内の凝縮物を収集するために設けられる凝縮チャンバ6aが提供される。一実施形態では、凝縮チャンバは、ヒートポンプ6のバッテリ部である。
本明細書の教示の一態様によれば、場合によっては凝縮タンク内の受け取られた凝縮水を加熱要素13を利用して加熱することにより、加熱された水を受け取るように設けられたスプリンクラシステム16が提供され、この水が濾過ユニット3、フィルタ4、100、凝縮チャンバ6aならびに/または1つ以上の空気ダクト2、5および17内に散水されることとなる。
本明細書の教示の一態様によれば、温度および/または排気中の湿気の凝縮プロセスに固有のエネルギーを取り出すように設けられたバッテリ部6aが提供される。一実施形態では、バッテリ部6aは、凝縮水が後の換気システムの掃除のために収集されて加熱される凝縮タンク内に凝縮水を収集するための凝縮チャンバとしても機能するように設けられる。
本明細書の教示の一態様によれば、凝縮チャンバとしての役割を果たすように設けられ、凝縮水が後の換気システムの掃除のために収集されてヒートポンプ6に含まれる高温ガス(または蒸気)導管13により加熱される凝縮チャンバ12に接続されたバッテリ部6aを有するヒートポンプ6が提供される。
ヒートポンプ6は、厨房とは別のエリアを加熱および/または冷却するために使用されうる。したがって、本システムは、厨房から他のエリアに逃れる熱を再循環する点でさらに有益であり環境に優しい。
本明細書の教示の一態様によれば、凝縮水を用いることにより換気システムの掃除を提供するための機器および方法が提供される。図4は、換気された空気から回収された凝縮水を使用した自掃のために設けられた換気システム1を示した図式的概観である。
換気システム1は、第1空気ダクト2に接続されたキャノピを含み、これを通って厨房空気が1つ以上のフィルタ4を含みうる濾過ユニット3に導かれる。濾過空気は、第2空気ダクト5を通して凝縮チャンバ6aに導かれる。
通過空気中の湿気のある部分は凝縮チャンバ6a内で凝縮し、生じた凝縮水が、場合によっては配管系11を通して凝縮タンク12に導かれる。
凝縮タンク12には、凝縮水を摂氏65度(65℃)を上回る温度に加熱するように設けられた加熱要素13が設けられる。一実施形態では、図1を参照して開示したように、また図6を参照して開示するように、加熱要素は、ヒートポンプの高温ガス導管の使用によりもたらされる。
凝縮水は、その後ポンプ14により導管15を通して散水システム16に送られうる。散水システム16は、加熱された凝縮水を濾過ユニット3の内部、場合によってはフィルタ4の内部にも散水するように寸法決めされ設けられたノズル16a、16bが設けられる。一実施形態では、散水システム16には、加熱された凝縮水を凝縮チャンバ6aの内部に散水するように寸法決めされ設けられた少なくとも1つのノズル16cが設けられる。
一実施形態では、散水システム16には、加熱された凝縮水を第1空気ダクト2および/もしくは第2空気ダクト5ならびに/または後続の空気ダクト17の内部に散水するように寸法決めされ設けられた少なくとも1つのノズル16d、16eが設けられる。一実施形態では、散水ノズル16a〜16eの少なくともいくつかは、水を360度に散水するように設けられる。
スプリンクラシステム16は、図8を参照して以下に開示されるスプリンクラシステムでありうる。
厨房排気中の湿気から凝縮水が収集されるため、外部水源がシステムに接続される必要がなく、換気システムは、フィルタと、場合によっては空気ダクト(単数または複数)および/または凝縮チャンバも掃除する際に自給式となる。
したがって、本明細書による換気システムは、追加の水を使用することなく、(場合によっては)自動的に自掃するように設けられる。したがって、本明細書による換気システム1は、設置が容易であり(追加の水接続が不要)、環境に優しく(追加の水を必要とせず、化学薬品も必要としないため)、任意の地方、国または地域の規制にしたがうために換気システムを手動で掃除する必要性を低減する。
図1(ならびに図2および図3)を参照して上に開示された一般的な換気システムの任意の変形形態または代替形態は、図4を参照して開示される換気システム1にも適用されうることに注意されたい。
図5は、上に開示したような自掃機器とともに使用される一般的な方法のフローチャートを示す。空気が空気ダクトを介してフィルタを通って510、その後凝縮チャンバを通って導かれ、凝縮チャンバで濾過された空気中の湿気が凝縮し520、凝縮水タンクに収集される530。凝縮水が加熱され540、その後スプリンクラシステムを通して送られて550、フィルタ、凝縮チャンバおよび/または空気ダクトの内部に散水される560。
この態様は、外部の水源を必要としない自掃式換気システムを提供する。
本明細書の教示の一態様によれば、凝縮水がヒートポンプの高温ガス導管により加熱される、凝縮水を使用することにより換気システムの掃除を提供するための機器および方法が提供される。図6は、このような自掃のために設けられた換気システム1の図式的概観である。
換気システム1は、第1空気ダクト2に接続されたキャノピを含み、これを通って厨房空気が濾過ユニット3に導かれる。濾過ユニット3は、1つ以上のフィルタ4を含みうる。濾過された空気は、第2空気ダクト5を通ってヒートポンプ6のバッテリ部6aに導かれる。バッテリ部6aは、温かい排気とバッテリ内のより低温の冷媒との間の温度差を主に利用して排気中の固有エネルギーを取り出すバッテリデバイス7および/またはデバイスの冷えた表面上で起こされる凝縮の力を主に利用して排気中の固有エネルギーを取り出す第2バッテリデバイス8を含む。バッテリ部6aはこのようにして通過空気からエネルギーを取り出しうる。
通過空気中の湿気は、バッテリ部6a内で凝縮し、生じた凝縮水が、配管系11を通して凝縮タンク12に導かれる。
一実施形態では、図4を参照して開示される換気システムのように、別のまたは代替的な凝縮チャンバ6aを使用して凝縮水が収集されうる。
ヒートポンプ6のヒートポンプ部6bの高温ガス導管13は、加熱要素としての役割を果たすように設けられる。高温ガスは通常摂氏80〜90度程度の範囲内の温度であるため、高温ガスは、(場合によっては螺旋管の形の)熱交換器としての役割を果たすダクトを通して分岐されて、凝縮タンク12内の凝縮水を摂氏65度(65℃)を上回る温度に加熱しうる。これにより、高温ガスがより迅速に冷めることができ、ヒートポンプの運転がさらに効率的になる。したがって、このような換気システム1は、接続された任意のヒートポンプ6の効率を高める点でさらに環境に優しい。
本出願の内容を読んだ後の当業者には明らかであるように、高温ガスを導くダクトの長さおよび形状は、凝縮水タンク12のサイズおよび達するべき温度による。
凝縮水が加熱される必要がある温度は換気システムの費用および設計により、当業者であれば本出願の内容を読んだ後に計算のしかたを理解し知るように、凝縮水は、油脂が掃除水とともにエマルションを形成する温度である摂氏65度を上回る温度で掃除されるべき油脂粒子を捕まえる必要があり、このエマルションが廃棄ダクトを通って導き去られうる。
凝縮水は、ポンプ14により導管15を通して散水システム16に送られる。散水システム16には、加熱された凝縮水を濾過ユニット3の内部に散水するように寸法決めされ設けられたノズル16aと、場合によってはフィルタ4の内部にノズル16bも設けられる。一実施形態では、散水システム16には、加熱された凝縮水をバッテリ部6aの内部に散水するように寸法決めされ設けられた少なくとも1つのノズル16cが設けられる。一実施形態では、散水システム16には、加熱された凝縮水を第1空気ダクト2および/もしくは第2空気ダクト5ならびに/または後続の空気ダクト17の内部に散水するように寸法決めされ設けられた少なくとも1つのノズル16d、16eが設けられる。一実施形態では、散水ノズル16a〜16eの少なくともいくつかは、水を360度に散水するように設けられる。
スプリンクラシステム16は、図8を参照して以下に開示されるスプリンクラシステムでありうる。
凝縮水がヒートポンプの高温ガスにより加熱されるため、それによりヒートポンプの効率が高められ、換気システム1は、濾過空気からのエネルギーを再循環してヒートポンプの効率を高めるという点でさらに環境にやさしくなる。
一実施形態では、図4の換気システムおよび図6の換気システムが、バッテリ部6aを凝縮チャンバ6aとして使用して組み合わせられる。
図1および図4(ならびに図2および図3)を参照して上に開示された一般的な換気システムの任意の変形形態または代替形態は、図6を参照して開示される換気システム1にも適用されうることに注意されたい。
図7は、上に開示したような自掃機器とともに使用される一般的な方法のフローチャートを示す。空気が空気ダクトを介してフィルタを通って710、その後凝縮チャンバを通って導かれ、凝縮チャンバで濾過された空気中の湿気が凝縮し720、凝縮水タンクに収集される730。凝縮水がヒートポンプの高温ガス導管により加熱され740、その後スプリンクラシステムを通して送られて750、フィルタ、凝縮チャンバおよび/または空気ダクトの内部に散水される760。
本態様は、ヒートポンプの効率を高める換気システムを提供する。
本明細書の教示の一態様によれば、凝縮水を用いることにより換気システムの掃除を提供するための機器および方法が提供される。図8は、換気された空気から回収された凝縮水を使用した換気システム1の自掃のために設けられたスプリンクラシステム16を示した図式的概観である。
換気システム1は、第1空気ダクト2に接続されたキャノピを含み、これを通って厨房空気が1つ以上のフィルタ4を含みうる濾過ユニット3に導かれる。濾過空気は、第2空気ダクト5を通して凝縮チャンバ6aに導かれる。
一実施形態では、凝縮チャンバ6aは、図1および図6を参照して、また図4を参照して上に開示したように、ヒートポンプ6のバッテリ部6aである。
通過空気中の湿気は、凝縮チャンバ6a内で凝縮し、生じた凝縮水が、配管系11を通して凝縮タンク12に導かれる。
凝縮タンク12には、凝縮水を摂氏65度(65℃)を上回る温度に加熱するように設けられた加熱要素13が設けられる。一実施形態では、図1および図6を参照して、また図4を参照して上に開示したように、加熱要素13はヒートポンプ6の高温ガス導管である。
凝縮水は、ポンプ14により導管15を通して散水システム16に送られる。一実施形態では、凝縮タンク12、加熱要素13および/またはポンプ14は、換気システムに含まれる。
したがって散水システム16は、(場合によっては既に加熱された)凝縮水を受け取り、スプリンクラ導管15を通してスプリンクラノズル16a〜16eに送達するように設けられる。スプリンクラ導管15は、ホースおよび/もしくはパイプまたはそれらの組み合わせとして形成されうる。スプリンクラノズル16a〜16eは、導管15に取り付けられた個別のノズルまたは一連のノズルとして、あるいは導管15の穴または開口部または一連の穴および/もしくは開口部として形成されうる。一実施形態では、一部のスプリンクラノズル16a〜16eは、導管に取り付けられた個別のノズルにより形成され、一部のスプリンクラノズル16a〜16eは、導管15の穴または開口部により形成される。
スプリンクラノズル16a、16bの少なくともいくつかは、加熱された凝縮水を濾過ユニット3の内部、場合によってはフィルタ4の内部にも散水するように寸法決めされ設けられる。これらのノズルは、導管15に取り付けられた個別のノズルにより形成されうる。これらのノズル16a、16bは、代わりに(またはこのようなノズル16cが2つ以上ある場合には加えて)導管15の穴(もしくは開口部)または一連の穴(もしくは開口部)により形成されてもよい。一実施形態では、濾過ユニット3内に散水するように設けられたスプリンクラノズル(単数または複数)16aは、導管に形成された穴(もしくは開口部)または一連の穴(もしくは開口部)により形成され、フィルタ(単数または複数)4の内部に散水するように設けられたスプリンクラノズル(単数または複数)16bは、導管15に取り付けられた個別のノズルにより形成される。濾過ユニット3およびフィルタ(単数または複数)4の設計に応じて、穴と取り付けられたノズルとの組み合わせももちろん可能である。
一実施形態では、散水システム16には、加熱された凝縮水を凝縮チャンバ6aの内部に散水するように寸法決めされ設けられた少なくとも1つのノズル16cが設けられる。このノズル16cは、導管15に取り付けられた個別のノズルにより形成されうる。このノズル16cは、代わりに(またはこのようなノズル16cが2つ以上ある場合には、加えて)、導管15の穴(もしくは開口部)または一連の穴(もしくは開口部)により形成されてもよい。凝縮チャンバ6aの設計に応じて、穴と取り付けられたノズルとの組み合わせももちろん可能である。
一実施形態では、散水システム16には、加熱された凝縮水を第1空気ダクト2および/もしくは第2空気ダクト5ならびに/または任意の後続の空気ダクト17の内部に散水するように寸法決めされ設けられた少なくとも1つのノズル16d、16eが設けられる。このノズル16d、16eは、導管15に取り付けられた個別のノズルにより形成されうる。このノズル16cは、代わりに(またはこのようなノズル16cが2つ以上ある場合には、加えて)、導管15の穴(もしくは開口部)または一連の穴(もしくは開口部)により形成されてもよい。凝縮チャンバ6aの設計に応じて、穴と取り付けられたノズルとの組み合わせももちろん可能である。
一実施形態では、散水ノズル16a〜16eの少なくともいくつかは、水を360度に散水するように設けられる。ノズル16a〜16eは、回転することによりまたは360度のノズルであることによりこれを行うように設けられうる。一実施形態では、360度は、実際のノズル16a〜16eから(下方に)少し離れた距離での有効な360度であると解釈される。一実施形態では、フィルタ(単数または複数)4の内部に散水するように設けられる散水ノズル16bは、360度に散水するように設けられる。一実施形態では、濾過ユニット3の内部に散水するように設けられる散水ノズル16aは、360度に散水するように設けられる。一実施形態では、凝縮チャンバ6aの内部に散水するように設けられる散水ノズル16cは、360度に散水するように設けられる。一実施形態では、空気ダクト2、5および17の内部に散水するように設けられる散水ノズル16d、16eは、360度に散水するように設けられる。
取り付けられたノズルを使用することにより、より正確に向けられた散水が可能になるのに対し、導管の穴(または開口部)を使用することにより、修理点検も容易な安価な設置が可能になる。
一実施形態では、通気ダクト等のより大きなエリアに散水するために一連の穴(または開口部)が使用され、フィルタ4の内部に散水するために取り付けられたノズルが使用される。
当然ながら必要な凝縮水の量は、濾過ユニット3のサイズ、フィルタ4の数、空気ダクト(単数または複数)の長さおよび幅、ならびに凝縮チャンバのサイズによる。(2つのフィルタ4を有する)中サイズの濾過ユニット3を掃除するためには、必要な加熱された水はわずか10リットルである。
試験により、中サイズの厨房において10Lの凝縮タンク12は2時間で一杯になることが分かっている。したがって、換気システム1は、場合によっては2時間ごとに自掃の準備が整う。
空気ダクトも掃除するためには、例えば100リットルなどより大きな凝縮タンク12が必要とされうる。しかし、一実施形態では、換気システム1は、サイクルを形成する各掃除セッションで換気システム1の1つ以上の構成要素が掃除される掃除サイクルを行い、このサイクルが繰り返されるように設けられる。
一実施形態では、遠心分離機フィルタ4内の散水ノズル16bは、水を360度に散水するように設けられる。水の層流はその後遠心分離機フィルタ4の中央から拡散され、その後遠心力によりフィルタから外へ投げ出される。このようにしたときには、水はこのように空気クリーナが作動している間に遠心分離機フィルタから放り出されるため、油脂粒子と同じパターンで散布される。このように加熱された水は、図2および図3を参照して上に開示されたように、掃除が必要な表面上に油脂粒子が飛散するのと同じ飛散パターンで送達されて、油脂粒子が飛散したエリアに水が行き着くことが確保され、これによってより効率的な16a〜16eの掃除が提供される。
凝縮水が加熱される必要がある温度は換気システムの費用および設計により、当業者であれば本出願の内容を読んだ後に計算のしかたを理解し知るように、凝縮水は、油脂が掃除水とともにエマルションを形成する温度である摂氏65度を上回る温度で掃除されるべき油脂粒子を捕まえる必要があり、このエマルションが廃棄ダクトを通って導き去られうる。
本明細書で開示されるスプリンクラシステム16は、図1、図4および図6を参照して上に開示されたものと同様に、換気システム1に有益に備え付けられうる。
図1、図4および図6(ならびに図2および図3)を参照して上に開示された一般的な換気システムの任意の変形形態または代替形態は、図8を参照して開示されるスプリンクラシステム16にも適用されうることに注意されたい。
図9は、上に開示したような自掃機器とともに使用される一般的な方法のフローチャートを示す。空気が空気ダクトを介してフィルタを通って910、その後凝縮チャンバを通って導かれ、凝縮チャンバで濾過された空気中の湿気が凝縮し920、凝縮水タンクに収集される930。凝縮水が加熱され940、次いでスプリンクラシステムを通して送られる950。これにより、スプリンクラシステムは凝縮水を受け取った。水はスプリンクラシステム16を通して送られて、フィルタ、凝縮チャンバおよび/または空気ダクトの内部に散水される(970)。ポンプは、(気泡を含まない)層流で水を提供する960ように設けられ、散水システムは、水を層流における水滴の形態で少なくともフィルタ(単数または複数)4内に提供または散水980するように設けられる。
この態様は、凝縮水により掃除すること、および加熱された凝縮水を油脂粒子が蓄積する/集まる傾向がある場所に送達することにより効率的な掃除を提供することを可能にする換気システムにおいて使用するためのスプリンクラシステムを提供する。
図10は、上に開示したような自掃機器、特に図1の換気システム1とともに使用される一般的な方法のフローチャートを示す。空気は、空気ダクトを介してフィルタ1010を通して導かれ、例えば1.4マイクロメートル未満のサイズの油脂粒子だけを含むように濾過される。濾過空気は、ヒートポンプのバッテリ部である凝縮チャンバを通して導かれ、濾過空気中の湿気が凝縮し1020、凝縮水タンクに収集される1030。凝縮水はヒートポンプの高温ガスにより摂氏65度を上回る温度に加熱され1040、その後スプリンクラシステムを通して送られて1050、フィルタ、凝縮チャンバおよび/または空気ダクトの内部に散水される1070。ポンプは、(気泡を含まない)層流で水を提供する1060ように設けられ、散水システムは、水を層流における水滴の形態で少なくともフィルタ(単数または複数)4内に提供または散水1080するように設けられる。
次に、図11A、図11B、図11Cおよび図12に移り、新たなフィルタ100を開示する。フィルタ100は、上に開示した換気システム1の濾過ユニット3のフィルタとして使用されうる。フィルタ100は、独立型フィルタまたは別の換気システムのフィルタとして使用されてもよく、その使用は厨房排気の濾過に限定されない。
図11A、図11Bおよび図11Cはそれぞれ、本明細書の教示の一実施形態によるフィルタを示した概略側面図である。図11Aは、フィルタ100の正面図を示し、フィルタ100は上部101と底部102とを有する。上部と底部という名称は位置関係を示唆するものの、これらは単に対向する部分であり、上部と底部とを有する機器は単に説明のためのものにすぎないことが理解されねばならないことに注意されたい。しかし、凝縮物が収集される実施形態では、底部は、残りのフィルタ機器の残部よりも低い位置に配置された部分である必要がある。フィルタの正面図は、フィルタ100の前面Aを示す。前面は、入口面、すなわち濾過されるべき空気がフィルタに入る面として理解されねばならない。銅パイプ等の複数のパイプ110が、フィルタの屋根としての役割を果たす上部101と、フィルタの床としての役割を果たす底部との間に設けられる。
図11Bは、前面Aが図の左側を向いたトリプルアクションフィルタ100の側面図Bを示す。見て分かるように、パイプ110は少なくとも二列に設けられる。図11B、図11Cおよび図12においては、パイプは三列に設けられ、これは例示的な数に過ぎないが、多くの材料を使用せずに適切な濾過効果を提供することが試験で示されている。図11B、図11Cおよび図12において、3つの列は110A、110Bおよび110Cで参照される。列は、互いからd1およびd2の距離にそれぞれ設けられうる。列間距離d1およびd2は同じであってもよいし、異なってもよい。一例では、これらは5cmである。別の例では、これらは10cmである。別の例では、これらは5〜10cmである。パイプは、列内では互いからd3の距離に設けられうる。一例では、この距離は15mmである。別の例では、これは50mmである。
図11Cは、上からのトリプルアクションフィルタ100を示し、したがってフィルタ100の概略上面図である。図11Cに見られるように、様々なパイプの列110A、110Bおよび110Cは、列を通るまっすぐな経路をとることができないように、重なり合う様式で設けられる。この実施形態では、フィルタを通って横向きに進む経路をブロックする利点を有する3つの列が示される。したがって、同じパイプ列110A、110Bおよび110C内の2つのパイプ110の間の距離は、パイプ110の直径以下でなければならない。
距離が直径より大きい場合は、パイプを設ける際に注意が必要である。例えば、列110A等の前列のパイプが第3列、例えば列110Cのパイプのすぐ前にないように列が設けられる必要がありうる。
また図11Bおよび図11Cに(図12にも)示すように、パイプ列の2つの群がある。第1パイプ群120および第2パイプ群130である。本明細書の例は2つの群しか示さないが、本明細書によるフィルタは、フィルタだけでなくフィルタを使用する換気システムの設計および必要性にもより、1群だけ、2群、3群またはそれ以上など、任意の数の群を用いて形成されうることに注意されたい。2つの群120、130の間の距離Dについては、図12を参照してより詳細に説明されるが、例示的な距離は10cmを上回る。別の例では、例示的な距離は20cm、30cm、40cmまたは50cmである。一例では、距離は10〜100cmである。一例では、距離は10〜50cmの間である。より長い距離では粒子150iiがより効果的に凝集することができるため、所与の距離は最小距離でありうることに注意されたい。
一実施形態の他の例示的な測定値は、
パイプ長さ:720mm
パイプ直径:6mm
列間距離d1、d2:50mm
パイプ間距離d3:16mm
群間距離D:400mm
フィルタ長さ(面B):800mm
フィルタ幅(面A):800mm
各列のパイプ数:48〜49
である。
これらの測定値はすべて例示の目的にすぎず、多くの変形が可能であり、フィルタ100の意図された目的および配置次第であることに注意されたい。
パイプ直径は、110A〜110Fのパイプ列からパイプ列へ異なりうることに注意されたい。パイプ直径は、パイプ群120からパイプ群130へも異なりうる。
パイプ長さも、特にフィルタ100が、幅/高さ/直径が様々な換気システムとともに使用されるように適合されている場合に、異なりうる。
図面には1つしか示されていなくても、フィルタ100は2つ以上の第2パイプ群130を含みうることに注意しなければならず、これは第1の第2パイプ群130から距離Dに配置されうる。さらなる第2パイプ群130は、異なる距離Dに配置されてもよい。さらなる第2パイプ群130は、第1の第2パイプ群130と類似の様式で設けられてもよいし、または異なって設けられてもよい(異なる数のパイプ列、異なる列間距離、異なる直径など)。
一実施形態では、パイプ110は、冷却剤が提供されるように、上部101の内部でまたはこれに隣接して、また底部102の中または底部102でも接合される。このように、パイプは冷却剤を輸送するように設けられ、冷却剤がパイプを通って移動すると、パイプ110が冷却され、それにより濾過されるべき空気に冷却効果が提供される。濾過されるべき空気が冷却されると、水分または凝縮物がパイプ上に形成される。凝縮物の質量がパイプ上で増大すると、凝縮物は重力により下方に引っ張られ、パイプ110の下に設けられた収集チャンバ140に収集される。その後凝縮物は、収集チャンバ140から出口145を通って引き出されて、場合によっては換気システム1に散水するために使用される。一実施形態では、収集チャンバ145は凝縮物を収集する役割だけを果たし、凝縮物はその後、凝縮タンク12等の図11A、図11Bまたは図11Cには示されない別の収集チャンバに(一時的に)貯蔵される。一実施形態では、収集チャンバは単に、出口145を通した凝縮物の収集を容易にするために斜めに設けられうる底部の床である。
1つのそのような実施形態では、パイプには、冷却剤を輸送するための以下ではキャピラリチューブと呼称されるより小さい内側チューブ115が提供される。パイプ内側のより小さいチューブを利用することにより、より大きい冷却およびより大きい衝突表面(これについては後述)が、少量の冷却剤だけで達成される。
ここで図12を参照して、トリプルアクションフィルタ100の動作を説明する。図は、本明細書の教示の一実施形態による動作中のフィルタおよびその機能の概略図を示す。厨房内の排気等の濾過されるべき空気またはガスの流れは、流れを表すFと記した矢印により示される。流れFは、前面Aを通ってフィルタ100に入り、パイプ110の第1列110Aに出会う。フィルタは非常に単純な設計であるが、少なくとも3つの異なる協働する様式で濾過を行う点で巧妙である。
流れF中の脂肪粒子150の3つの異なる群に焦点を当てることにより、3つの様式を議論する。
第1の濾過様式は、パイプ110の重なり合った配設により達成され、これにより脂肪(または他の)粒子150iは、粒子150iの経路をブロックする様々なパイプと単に衝突する。これは、パイプ110の間を効果的に移動するには大きすぎる、あるサイズの粒子で特に効率的である。より小さいサイズの粒子150ii(正確なサイズは当然ながらパイプの直径および各方向のパイプ間の距離による)は、サイズがより小さいためだけでなく流れF中の乱流のため、パイプの間を移動しうる。
このような粒子は、第1パイプ群120を逃れた場合には、第2パイプ群130等の後続の群において濾過されうる。しかし、このような粒子が実際に第2群で衝突する可能性を高めるために、本発明者らは空気の冷却を利用するように巧みにフィルタを設計しており、したがってその役割は流れから湿気を取り出すだけにとどまらない。
粒子がパイプ110の付近を移動するときには、このパイプ110が冷媒を輸送することにより冷却されるため、粒子150iiも冷却される。パイプの冷却効果は、図12のパイプ110の周りのCと記された点線の円により示される。粒子がパイプによって冷却されると、凝縮のために粒子が互いに引き付けられ、第1および第2パイプ群120、130の間の距離を移動する際には、粒子が互いに引き付けられるため互いに向かって移動し、接触すると一緒に凝集し(脂肪粒子は他の脂肪粒子に強く結合する)、そのため粒子(単数または複数)のサイズが増加する。より小さい粒子150iiが第2パイプ群130に出会う際には、それらはこのようにより大きなサイズに成長しており、状況は第1パイプ群120に出会ったときのより大きい粒子150iの場合と同じである。
したがって、距離Dは、粒子が互いへ移動して一緒に凝集または結合するのに十分な時間が与えられるように選択されるべきである。正確な距離は、流速、冷却量、粒子の組成等、多くの要因による。十分な結果を提供する距離は約300〜500mmであることが実験により示されている。
冷却された粒子150iiは冷却されたパイプ110にも引き付けられ、これによりパイプとの衝突の可能性が高まり、それにより粒子が濾過される可能性も高まる。
粒子を濾過する第3の様式は、パイプ110の丸い形状に起因して生じる。丸い形状はフィルタ内の乱流を増加させ、したがって不本意ながらフィルタまたは換気システムにおける層流を妨げるが、本発明者らは、丸い形状は、流れFの方向の各パイプ110の後ろに小さな真空または少なくともより低い圧力のエリアを提供することも見出した。当然のことながら、同様の機能を達成するために他の形状も可能であるが本明細書の例は丸い形状に焦点を合わせるが、楕円形、正方形、または卵形等の他の形状も本明細書の教示の一部であることに注意されたい。粒子150iiiは、いくつかのパイプの間を移動して、最終的にパイプの後ろ(後ろは流れFの方向に対して後ろと解釈される)に形成される低圧エリアLPまたは真空に吸い込まれることが示されている。低圧領域は、周囲エリアまたは体積よりも低い圧力、すなわち流れF中の圧力よりも(大幅に)低い圧力を有する領域である。また、冷却効果により、冷却された粒子は冷たいパイプ110にも引き付けられるため、粒子が真空に吸い込まれる可能性が高まる。
このように、3つの濾過様式は異なるが、協調的で互いを強化するものでもある。
図13は、本明細書に開示されるフィルタ100を使用してガスを濾過する一般的な様式のフローチャートを示す。濾過は、パイプを重なり合う列110A、110B、110Cに設けるステップ1310で開始する。パイプ110は、冷却されうる1320。濾過されるべきガスの流れFが提供され1330、粒子が衝突を通して濾過される1340。粒子は、粒子を冷却し1350、冷却された粒子を距離D移動させることにより一緒に凝集させ1351、その後第2パイプ群130のパイプと衝突させる1352ことによっても濾過される。流れFがパイプ110を通過する際にパイプ110の形状により低圧領域が形成され1360、粒子がこれらの低圧領域に吸い込まれるかまたは引き込まれ1370、それによりパイプ110と衝突することによっても粒子が濾過される。
このように巧妙でありながら単純なこの機器は、その非常に単純明解な構造にもかかわらず、非常に効率的な濾過を提供する。

Claims (11)

  1. 自掃式であるように構成された換気システム(1)であって、前記換気システム(1)は、
    少なくとも1つの空気ダクト(2、5、17)により濾過ユニット(3)を通して導かれる排気を濾過するように構成された、濾過ユニット(3)と、
    前記排気から凝縮水を収集するように構成された凝縮チャンバ(6a)であって、前記凝縮チャンバは、ヒートポンプ(6)のバッテリ部(6a)に含まれ、前記バッテリ部(6a)は、通過排気からエネルギーを取り出すように構成される、凝縮チャンバ(6a)と、
    前記凝縮水を摂氏65度以上の温度に加熱するように構成された加熱要素(13)と、
    前記凝縮水を前記濾過ユニット(3)、前記少なくとも1つの空気ダクト(2、5、17)のうちの少なくとも1つ、および/または前記凝縮チャンバ(6a)、のうちの1つ以上の中に散水するように構成されたスプリンクラシステム(16a〜16e)と、
    を含み、
    前記換気システム(1)はこのように前記凝縮水を利用した前記換気システムの自掃を提供するように構成される、
    換気システム(1)。
  2. 前記加熱要素は、ヒートポンプ(6)の高温ガス導管(13)である、請求項1に記載の換気システム。
  3. 前記濾過ユニット(3)は、少なくとも1つの遠心分離フィルタ(4)を含む、請求項1または2に記載の換気システム。
  4. 前記凝縮水は、前記スプリンクラシステム(16a〜16e)を通して層流で送られる、請求項1〜のいずれか一項に記載の換気システム。
  5. 前記スプリンクラシステム(16a〜16e)は、前記凝縮水を前記濾過ユニット(3)内に散水するための少なくとも1つのスプリンクラノズル(16a、16b)を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の換気システム。
  6. 前記凝縮水を前記遠心分離フィルタ(4)の内部に散水するために少なくとも1つのスプリンクラノズル(16b)が配置され、前記凝縮水は濾過中に前記排気流れ内の油脂粒子がたどるのと同じ軌道をたどる、請求項3に従属するときの請求項に記載の換気システム。
  7. バッテリ部(6a)および高温ガス導管(13)を含むヒートポンプ(6)をさらに含み、前記ヒートポンプは、前記バッテリ部内の凝縮水を収集して、収集された凝縮水を前記高温ガス導管(13)を利用して加熱するように構成され、したがって、前記ヒートポンプは、前記換気システム(1)の凝縮チャンバ(6a)および加熱要素(13)として作用する、請求項1〜のいずれか一項に記載の換気システム。
  8. 前記凝縮水を前記スプリンクラノズル(16a〜16e)に供給するための導管(15)をさらに含み、前記スプリンクラノズル(16a〜16e)は、前記導管(15)に取り付けられる別々のノズルおよび/または一連のノズルとして、または、前記導管(15)内の1つの穴または開口部または一連の穴および/または開口部として形成される、請求項または、請求項に従属するときの請求項またはのいずれか一項に記載の換気システム。
  9. 少なくともいくつかのスプリンクラノズル(16a、16b)は、加熱された凝縮水を前記換気システム(1)内に含まれる濾過ユニット(3)の内部、場合によっては前記濾過ユニット(3)内に含まれるフィルタ(4)の内部にも散水するように寸法決めされ配置される、請求項に記載の換気システム。
  10. 少なくとも1つのノズル(16c)は、加熱された凝縮水を前記凝縮チャンバ(6a)の内部に散水するように寸法決めされ配置され、および/または、少なくとも1つのノズル(16a、16b)は、加熱された凝縮水を前記換気システム(1)の前記少なくとも1つの空気ダクト(2、5、17)のうちの第1の空気ダクト(2)および/または第2の空気ダクト(5)および/または第1、第2以外の空気ダクト(17)の内部に散水するように寸法決めされ配置される、請求項またはに記載の換気システム。
  11. 自掃式であるように構成された換気システム(1)において用いられる方法であって、前記方法は、
    少なくとも1つの空気ダクト(2、5、17)により濾過ユニット(3)を通して導かれる排気を濾過するステップと、
    前記排気からの凝縮水を凝縮チャンバ(6a)内に収集するステップであって、前記凝縮チャンバは、ヒートポンプ(6)のバッテリ部(6a)に含まれ、前記バッテリ部(6a)は、通過排気からエネルギーを取り出すように構成される、ステップと、
    前記凝縮水を加熱要素(13)により摂氏65度以上の温度に加熱するステップと、
    スプリンクラシステム(16a〜16e)を使用して前記凝縮水を前記濾過ユニット(3)、前記少なくとも1つの空気ダクト(2、5、17)のうちの少なくとも1つ、および/または前記凝縮チャンバ(6a)、のうちの1つ以上の中に散水するステップと、
    を含み、
    これにより前記凝縮水を利用した前記換気システムの自掃を提供する、
    方法。
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