JP6802520B2 - 洗面化粧台 - Google Patents

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本発明の態様は、一般的に、洗面化粧台に関する。
例えばマイクロ波センサなど電波を用いたセンサ部によって使用者を検知し、センサ部の検知結果に応じて照明などの駆動部を動作させる洗面化粧台がある(例えば、特許文献1)。
こうした洗面化粧台において、例えば、洗濯のためボウル部内に水を溜めたりする際など、使用者が水を吐出させたまま洗面化粧台の前を離れる場合がある。このような場合に、電波を用いたセンサ部では、吐水口から吐出される水流の動きやボウル部内に溜められた水の水面の揺らぎなどといった水の動きを検知し、使用者が滞在していると誤って判定してしまう可能性がある。
すなわち、センサ部の検知領域内に水が存在すると、センサ部が水の動きを検知して、使用者がいなくなったことが分からなくなってしまう可能性がある。また、上記のような誤検知を抑制するために、センサ部の検知領域を狭めると、洗面化粧台に接近する使用者を検知しづらくなってしまう。
このため、洗面化粧台では、電波を用いたセンサ部で使用者を検知する場合に、水に起因する誤検知を抑制し、使用者の検知精度を向上させることが望まれる。
実開昭63−103492号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、電波を用いたセンサ部で使用者を検知する場合の、水に起因する誤検知を抑制し、使用者の検知精度を向上させた洗面化粧台を提供することを目的とする。
第1の発明は、オーバーフロー口を有するボウル部と、吐水口を有し、前記吐水口から前記ボウル部に水を吐出する吐水部と、放射した電波の反射波に基づいて被検知体を検知するセンサ部と、前記センサ部の検知結果に応じて作動する駆動部と、を備え、前記センサ部は、前記吐水口よりも上方に配置され、前記ボウル部の前端よりも前方の領域の前記被検知体を検知可能であり、前記センサ部の前記被検知体の検知領域は、前記吐水口の上端よりも下方に位置する領域を含み、かつ、前記吐水口から吐出される水の軌跡の領域、及び前記ボウル部内の前記オーバーフロー口よりも下方の領域を含まないことを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、センサ部の被検知体の検知領域が、吐水口から吐出される水の軌跡の領域、及びボウル部内のオーバーフロー口よりも下方の領域を含まないので、吐水口から吐出された水やボウル部内に溜められた水の水面の揺らぎなどをセンサ部が検知してしまうことを抑制することができる。これにより、センサ部の検知結果に応じて作動する駆動部が、吐水や水溜めに起因する誤動作を起こしてしまうことを抑制することができる。また、上記のように検知領域を設定することにより、検知領域が過度に狭くなることもない。従って、電波を用いたセンサ部で使用者を検知する場合の、水に起因する誤検知を抑制し、使用者の検知精度を向上させた洗面化粧台を提供することができる。また、この洗面化粧台によれば、センサ部が吐水口よりも上方に配置されているため、電波が透過するセンサ部の前方の壁面などに水滴が付着してしまうことを抑制することができる。従って、壁面を伝う水滴によってセンサ部が誤検知を起こしてしまうことを抑制することができる。使用者の検知精度をより向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記センサ部は、前記吐水口よりも前方に配置されていることを特徴とする洗面化粧台である。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記ボウル部よりも上方に配置された鏡をさらに備え、前記センサ部は、前記鏡の直下に配置されていることを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、センサ部が鏡の直下に設けられているため、鏡の前方下方付近に検知領域が形成される。これにより、吐水や水溜めによるセンサ部の誤検知を抑制しつつ、鏡を覗き込む使用者をより確実に検知することができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記センサ部の前記検知領域の中心軸線は、水平方向から上向きの0°以上90°以下の範囲に設定されることを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、センサ部の検知領域の中心軸線が、水平方向から上向きの0°以上90°以下の範囲に設定されるので、検知領域の水平方向の最大距離を短くすることができる。これにより、洗面化粧台から比較的遠い場所にいる人などを検知してしまうことを抑制することができる。例えば、洗面化粧台の前方を通過する人など、洗面化粧台を使用する意図のない人を検知して駆動部が作動してしまうことを抑制することができる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記ボウル部よりも上方に配置されたパネル部をさらに備え、前記センサ部は、前記パネル部の内部に設けられ、前記パネル部の少なくとも一部は、着脱可能であることを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、センサ部が設けられているパネル部の少なくとも一部が着脱可能に構成されているので、パネル部の少なくとも一部を取り外すことにより、センサ部のメンテナンスを容易に行うことができる。
本発明の態様によれば、電波を用いたセンサ部で使用者を検知する場合の、水に起因する誤検知を抑制し、使用者の検知精度を向上させた洗面化粧台が提供される。
第1の実施形態に係る洗面化粧台を表す正面図である。 第1の実施形態に係る洗面化粧台を表す側面図である。 第1の実施形態に係る洗面化粧台を表す側面図である。 第1の実施形態に係る洗面化粧台の電気的構成を表すブロック図である。 第1の実施形態に係る洗面化粧台を表す側面図である。 第2の実施形態に係る洗面化粧台を表す側面図である。 第3の実施形態に係る洗面化粧台を表す側面図である。 第3の実施形態に係る洗面化粧台を表す正面図である。 第3の実施形態に係る洗面化粧台を表す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る洗面化粧台を表す正面図である。
図2及び図3は、第1の実施形態に係る洗面化粧台を表す側面図である。
図1〜図3に表したように、洗面化粧台10は、洗面器12と、水栓装置14と、支持台16と、センサ部18と、鏡20と、照明装置22(駆動部)と、を備える。なお、図3では、洗面器12の一部を便宜的に省略した断面図として表している。
以下、本願明細書において、「上」、「下」、「右」および「左」という記載は、洗面化粧台10の前で洗面化粧台10を見た人を基準とした上、下、右および左をそれぞれいう。また、本願明細書においては、洗面化粧台10から、洗面化粧台10の前に居る人へ向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。
洗面器12は、ボウル部24と、バックガード部26と、を有する。ボウル部24は、下方に向かって凹んだ凹状に形成されている。ボウル部24は、排水口28と、オーバーフロー口30と、を有する。排水口28は、ボウル部24の底部に設けられる。排水口28は、図示を省略した排水管に接続され、ボウル部24に吐出された水を排水管に流す。ボウル部24は、排水口28に向かって下方へ傾斜した排水勾配を有する。排水口28には、例えば、上下方向に昇降することにより排水口28を開閉する排水栓32が設けられる。排水口28は、排水栓32に限ることなく、例えば、ゴム栓などで塞げるようにしてもよい。
オーバーフロー口30は、ボウル部24内の上部に設けられている。オーバーフロー口30は、洗面器12の内部に設けられた排水経路を介して排水管と接続される。オーバーフロー口30は、排水栓32で排水口28を塞ぎ、ボウル部24内に水を溜める際に、オーバーフロー口30に達した水を排水管に流すことにより、ボウル部24から水が溢れることを抑制する。
バックガード部26は、ボウル部24の後端から上方に延びる。バックガード部26は、必要に応じて設けられ、省略可能である。洗面器12の形状は、少なくともボウル部24を有する任意の形状でよい。
洗面器12は、支持台16の上に設けられる。支持台16は、洗面器12を支持する。支持台16は、例えば、引き出しや扉などを有し、内部の空間に物品を収納可能なキャビネットとしても機能する。支持台16は、換言すれば、下部キャビネット(フロアキャビネット)である。支持台16は、必ずしも収納機能を有していなくてもよい。支持台16は、洗面器12を支持可能な任意の構成でよい。また、洗面器12は、例えば、洗面所などの壁面に直接取り付けてもよい。すなわち、支持台16は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
水栓装置14は、洗面器12のバックガード部26の上に設けられる。水栓装置14は、本体部40と、吐水部42と、操作部44と、を有する。本体部40は、例えば、略矩形の箱状であり、内部の空間に給水管や給湯管などを収容する。吐水部42は、本体部40に設けられる。吐水部42は、吐水口42aを有し、吐水口42aからボウル部24に水を吐出する。操作部44は、本体部40に設けられる。操作部44は、使用者の操作に応じて吐水部42からの水の吐止水を切り替える。また、操作部44は、例えば、吐水部42からの水の吐止水を切り替えるとともに、吐水部42から吐出される水の流量、及び吐水部42から吐出される水の温度を切り替える。
操作部44は、例えば、レバー状である。操作部44を前後方向に揺動させることにより、吐水部42からの水の吐止水、及び水の流量が切り替えられる。そして、操作部44を左右方向に揺動させることにより、吐水部42から吐出される水の温度が切り替えられる。操作部44は、レバー状に限ることなく、例えば、回転するハンドル状などでもよい。また、吐水部42から吐出される水の流量及び温度は、それぞれ別の操作部で調整してもよい。
吐水部42及び操作部44は、例えば、洗面器12のバックガード部26やボウル部24の周囲のリム面などに設けてもよい。吐水部42は、ボウル部24に水を吐出可能な任意の構成でよい。操作部44は、少なくとも吐水部42からの水の吐止水を切り替え可能な任意の構成でよい。
センサ部18は、前方に向かって電波を放射し、放射した電波の反射波に基づいて被検知体OBJを検知する。センサ部18は、使用者などの人体を被検知体OBJとして検知する。センサ部18は、換言すれば、人体検知センサである。
センサ部18は、例えば、マイクロ波センサである。センサ部18は、マイクロ波を送信し、使用者などの被検知体OBJで反射した反射波を受信し、送信波と受信波との位相差や周波数差を計測することにより、物体が電波センサ18に対して接近方向か離れる方向かのどちらに移動しているかや物体の移動速度などを検知する。
センサ部18の送信するマイクロ波の周波数はGHz(ギガヘルツ)帯が好ましく、例えば、10.50GHz以上10.55GHz以下である。
センサ部18は、水栓装置14の本体部40の内部に設けられる。本体部40に例えば樹脂材料が用いられている場合、センサ部18から放射された電波は、本体部40を透過可能である。従って、電波を透過させるための窓などを本体部40に設ける必要が無く、洗面化粧台10の意匠性を高めることができる。なお、本体部40は樹脂材料に限られず、センサ部18からの電波を透過する材料であればよく、例えば陶器材料などであってもよい。
センサ部18は、例えば、吐水部42の吐水口42aよりも上方に配置される。センサ部18の位置は、上記に限ることなく、被検知体OBJ(使用者)を適切に検知可能な任意の位置でよい。
鏡20は、水栓装置14の上に設けられている。このように、鏡20は、ボウル部24よりも上方に配置される。これにより、洗面化粧台10を利用する使用者が、水栓装置14で手洗いなどを行いつつ、自身の姿を確認することができる。
洗面化粧台10は、例えば、水栓装置14の上に設けられた支持部46をさらに備える。鏡20は、この支持部46の前面に取り付けられている。鏡20は、例えば、一面鏡である。支持部46は、例えば、内部に物品を収納可能なキャビネットとしてもよい。鏡20は、例えば、キャビネットの扉の前面に設けてもよい。すなわち、鏡20及び支持部46は、いわゆるミラーキャビネットでもよい。
上記のように、センサ部18は、水栓装置14の本体部40の内部に設けられ、鏡20は、水栓装置14の上に設けられる。すなわち、センサ部18は、鏡20の直下に配置されている。換言すれば、センサ部18は、上下方向において、吐水部42の吐水口42aと鏡20との間の領域に配置される。ここで、「鏡20の直下」とは、例えば、鏡20を前方側から見た状態(鏡20と正対した状態)において、センサ部18と鏡20との間の上下方向の距離D1(図1参照)が、30cm以下の状態であり、より好ましくは、20cm以下の状態である。
照明装置22は、支持部46の上に設けられている。すなわち、照明装置22は、鏡20の上に設けられている。照明装置22は、例えば、前方及び下方に向けて光を照射し、鏡20、ボウル部24、及び洗面化粧台10の前方に立つ使用者などを照明する。
照明装置22は、センサ部18の検知結果に応じて作動する。照明装置22は、センサ部18の検知に応じて点灯し、センサ部18の非検知に応じて消灯する。すなわち、照明装置22は、使用者の洗面化粧台10への接近に応じて自動的に点灯し、使用者の洗面化粧台10から離れる動きに応じて自動的に消灯する。これにより、使用者による点灯の操作の手間を省き、洗面化粧台10の使い勝手を向上させることができる。また、照明装置22の消し忘れにともなう無駄な消費電力の発生を抑制することができる。
照明装置22は、例えば、スイッチなどにより、手動で点灯・消灯を切り替えられるようにしてもよい。また、例えば、センサ部18の検知結果に基づく自動的な点灯・消灯の切り替えと、スイッチ操作などによる手動の点灯・消灯の切り替えとを選択的に切り替えられるようにしてもよい。
図2及び図3に表したように、センサ部18の被検知体OBJの検知領域DRは、吐水口42aから吐出される水の軌跡の第1領域R1、及びボウル部24内のオーバーフロー口30よりも下方の第2領域R2を含まない。すなわち、検知領域DRは、吐水口42aから吐出される水、及びボウル部24内に溜められた水と重ならない。検知領域DRは、例えば、第1領域R1及び第2領域R2よりも上方に形成される。
検知領域DRとは、換言すれば、センサ部18の有効電波領域である。センサ部18は、電波放射方向に向けて電波を放射し、被検知体OBJの検知領域DRである有効電波領域を形成する。この有効電波領域は、例えば、電波放射方向に沿って延びる略楕円形状断面の指向性パターンを有する。換言すれば、有効電波領域は、略楕円球状である。被検知体OBJが有効電波領域内に存在しない間は、センサ部18は、有意な大きさの信号(例えばドップラ信号)を出力しないため、被検知体OBJが検知されない。一方、被検知体OBJが有効電波領域内に存在すると、センサ部18は、有意な大きさの信号を出力するため、この信号に基づいて被検知体OBJの動きが検知される。
検知領域DRは、例えば、センサ部18から出力される電波の指向性のパターン、電波の強度、及び検知・非検知を判定する反射波の閾値などによって設定される。また、検知領域DRは、例えば、電波に対して人体に近い反射特性を有する対象物を徐々にセンサ部18に近付けていき、センサ部18が非検知状態から検知状態に切り替わる境界を求めることによって測定することができる。
水栓装置14が吐水口42aから吐出される水の流量の調整機能を有している場合、第1領域R1は、例えば、吐水口42aから吐出される水の最大の流量における軌跡の領域である。第1領域R1は、例えば、吐水口42aから吐出される水の最小の流量から最大の流量までの全ての軌跡を含む領域としてもよい。
図4は、第1の実施形態に係る洗面化粧台の電気的構成を表すブロック図である。
図4に表したように、センサ部18は、送信部50と、受信部52と、差分検出部54と、を有する。送信部50は、洗面化粧台10の前方に向けて電波を放射する。この際、送信部50は、前述のように、検知領域DRが第1領域R1及び第2領域R2に入らないように、前方に電波を放射する。
受信部52は、放射した電波の反射波を受信し、反射波の強度に応じた信号を差分検出部54に入力する。差分検出部54は、送信部50から送信した送信波と、受信部52で受信された受信波との差分信号(例えばドップラー信号)を求める。
洗面化粧台10は、制御装置60をさらに有する。制御装置60は、センサ部18及び照明装置22と電気的に接続されている。制御装置60は、センサ部18の検知結果に応じて照明装置22を作動させる。すなわち、制御装置60は、センサ部18の検知結果に応じて照明装置22の点灯・消灯を制御する。
制御装置60は、信号受信部62と、判定部64と、を有する。信号受信部62は、差分検出部54と電気的に接続されている。信号受信部62は、差分検出部54から差分信号を受信する。換言すれば、差分検出部54は、差分信号をセンサ部18の検知結果として出力する。信号受信部62は、受信した差分信号を判定部64に入力する。
判定部64は、差分信号が所定の閾値以上か否かを判定する。判定部64は、例えば、差分信号の振幅が所定の閾値以上か否かを判定する。判定部64は、差分信号が所定の閾値以上である場合に、被検知体OBJが検知領域DR内に存在すると判定し、差分信号が所定の閾値未満である場合に、被検知体OBJが検知領域DR内に存在していないと判定する。判定部64は、照明装置22と電気的に接続されている。判定部64は、判定結果を照明装置22に入力する。
照明装置22は、光源部66と、照明制御部68と、を有する。光源部66は、例えば、電球、蛍光灯、又は発光素子などの光源を有する。光源部66は、電力供給に応じて光源を点灯させることにより、光を照射する。例えば、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子を光源として用いる場合には、複数の光源が光源部66に設けられる。
照明制御部68は、判定部64及び光源部66と電気的に接続されている。照明制御部68は、判定部64の判定結果に応じて光源部66への電力供給を制御する。すなわち、照明制御部68は、被検知体OBJが存在すると判定された場合に、光源部66に電力を供給して光源部66を点灯させ、被検知体OBJが存在していないと判定された場合に、光源部66への電力供給を停止して光源部66を消灯させる。これにより、照明装置22が、センサ部18の検知結果に応じて作動する。
以上、説明したように、本実施形態に係る洗面化粧台10では、センサ部18の被検知体OBJの検知領域DRが、吐水口42aから吐出される水の軌跡の第1領域R1、及びボウル部24内のオーバーフロー口30よりも下方の第2領域R2を含まないので、吐水口42aから吐出された水やボウル部24内に溜められた水の水面の揺らぎなどをセンサ部18が検知してしまうことを抑制することができる。これにより、センサ部18の検知結果に応じて作動する照明装置22が、吐水や水溜めに起因する誤動作を起こしてしまうことを抑制することができる。
例えば、吐水口42aから水を吐出し、ボウル部24に水溜めを行っている状態で使用者が洗面化粧台10から離れた場合に、センサ部18が誤検知を起こして照明装置22が点灯したままになってしまうことを抑制することができる。
また、上記のように検知領域DRを設定することにより、検知領域DRが過度に狭くなることもない。従って、電波を用いたセンサ部18で使用者を検知する場合の、水に起因する誤検知を抑制し、使用者の検知精度を向上させた洗面化粧台10を提供することができる。
また、洗面化粧台10では、センサ部18が吐水口42aよりも上方に配置されているため、電波が透過するセンサ部18の前方の壁面などに水滴が付着してしまうことを抑制することができる。例えば、センサ部18が内部に設けられた水栓装置14の本体部40において、センサ部18の前方の前面に水滴が付着してしまうことを抑制することができる。従って、壁面を伝う水滴によってセンサ部18が誤検知を起こしてしまうことを抑制することができる。使用者の検知精度をより向上させることができる。
図5は、第1の実施形態に係る洗面化粧台を表す側面図である。
本実施形態に係る洗面化粧台10では、センサ部18が鏡20の直下に設けられているため、鏡20の前方下方付近に検知領域DRが形成される。これにより、吐水や水溜めによるセンサ部18の誤検知を抑制しつつ、図5に表したように、鏡20を覗き込む使用者をより確実に検知することができる。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係る洗面化粧台を表す側面図である。
図6に表したように、洗面化粧台100では、センサ部18の検知領域DRの中心軸線CAが、水平方向HDに対して上方向に傾斜している。なお、上記第1の実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
中心軸線CAは、水平方向HDから上向きの0°以上90°以下の範囲に設定される。換言すれば、水平方向HDと中心軸線CAとの成す角度θは、上向きに0°以上90°以下である。
なお、中心軸線CAとは、例えば、検知領域DRにおいてセンサ部18の中心から最も遠い点と、センサ部18の中心とを結ぶ仮想線である。検知領域DRにおいてセンサ部18の中心から最も遠い点とは、すなわち検知領域DRの中で電波強度の最も強い部分である。中心軸線CAは、換言すれば、センサ部18の極大指向方向である。
このように、本実施形態に係る洗面化粧台100では、センサ部18の検知領域DRの中心軸線CAが、水平方向HDから上向きの0°以上90°以下の範囲に設定されるので、検知領域DRの水平方向HDの最大距離を短くすることができる。これにより、洗面化粧台100から比較的遠い場所にいる人などを検知してしまうことを抑制することができる。例えば、洗面化粧台100の前方を通過する人など、洗面化粧台100を使用する意図のない人を検知して照明装置22が作動してしまうことを抑制することができる。例えば、意図せず照明装置22が点灯してしまうことを抑制することができる。
水平方向HDと中心軸線CAとの成す角度θは、より好ましくは、5°以上45°以下である。これにより、洗面化粧台100から比較的遠い場所にいる人などの検知を抑制することができると共に、中心軸線CAが過度に上向きに傾斜することを抑制することができ、使用者の検知精度をより向上させることができる。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態に係る洗面化粧台を表す側面図である。
図8は、第3の実施形態に係る洗面化粧台を表す正面図である。
図9は、第3の実施形態に係る洗面化粧台を表す側面図である。
図7〜図9に表したように、洗面化粧台110では、水栓装置14の本体部40が、パネル部112を有する。パネル部112は、パネル本体113と、前面パネル114と、を有する。パネル本体113は、前方を開口させた開口箱状である。前面パネル114は、パネル本体113に着脱可能に取り付けられ、パネル本体113の前方の開口を塞ぐ。なお、図7は、前面パネル114がパネル本体113に取り付けられた状態を表し、図8及び図9は、前面パネル114がパネル本体113から取り外された状態を表している。
センサ部18は、パネル部112の内部に設けられる。より詳しくは、センサ部18は、パネル本体113の内部に設けられる。前面パネル114は、パネル本体113に取り付けられた状態において、センサ部18の前方を覆う。換言すれば、前面パネル114は、パネル本体113から取り外された状態において、パネル本体113内に設けられたセンサ部18を露呈させる。
このように、本実施形態に係る洗面化粧台110では、センサ部18が設けられているパネル部112の前面パネル114が着脱可能に構成されているので、前面パネル114を取り外すことにより、図9に表したように、センサ部18のメンテナンスを容易に行うことができる。
パネル部112において着脱可能に構成される部分は、前面パネル114に限ることなく、例えば、側面パネルなどでもよい。パネル部112において着脱可能に構成される部分は、取り外すことでセンサ部18のメンテナンスが容易になるパネル部112の任意の部位でよい。例えば、パネル部112の略全体が外れる構成としてもよい。すなわち、パネル部112において着脱可能に構成される部分は、パネル部112の少なくとも一部でよい。
上記実施形態では、水栓装置14の本体部40を構成するパネル部112内にセンサ部18を設けた例を示している。センサ部18を設けるパネル部は、水栓装置14のパネル部112に限ることなく、他の部分のパネル部でもよい。例えば、鏡20を支持する支持部46を、センサ部18を収容するパネル部として用いてもよい。
上記各実施形態では、センサ部18の検知結果に応じて作動する駆動部として、照明装置22を示している。駆動部は、照明装置22に限ることなく、センサ部18の検知結果に応じて動作する装置であれば、その他の装置でもよい。例えば、使用者の検知に応じて装置を作動させ、使用者の非検知に応じて装置の作動を停止させてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、洗面化粧台10、100、110などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10、100、110 洗面化粧台、 12 洗面器、 14 水栓装置、 16 支持台、 18 センサ部、 20 鏡、 22 照明装置(駆動部)、 24 ボウル部、 26 バックガード部、 28 排水口、 30 オーバーフロー口、 32 排水栓、 40 本体部、 42 吐水部、 44 操作部、 46 支持部、 50 送信部、 52 受信部、 54 差分検出部、 60 制御装置、 62 信号受信部、 64 判定部、 66 光源部、 68 照明制御部、 112 パネル部、 113 パネル本体、 114 前面パネル

Claims (5)

  1. オーバーフロー口を有するボウル部と、
    吐水口を有し、前記吐水口から前記ボウル部に水を吐出する吐水部と、
    放射した電波の反射波に基づいて被検知体を検知するセンサ部と、
    前記センサ部の検知結果に応じて作動する駆動部と、
    を備え、
    前記センサ部は、前記吐水口よりも上方に配置され、前記ボウル部の前端よりも前方の領域の前記被検知体を検知可能であり、
    前記センサ部の前記被検知体の検知領域は、前記吐水口の上端よりも下方に位置する領域を含み、かつ、前記吐水口から吐出される水の軌跡の領域、及び前記ボウル部内の前記オーバーフロー口よりも下方の領域を含まないことを特徴とする洗面化粧台。
  2. 前記センサ部は、前記吐水口よりも前方に配置されていることを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台。
  3. 前記ボウル部よりも上方に配置された鏡をさらに備え、
    前記センサ部は、前記鏡の直下に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の洗面化粧台。
  4. 前記センサ部の前記検知領域の中心軸線は、水平方向から上向きの0°以上90°以下の範囲に設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の洗面化粧台。
  5. 前記ボウル部よりも上方に配置されたパネル部をさらに備え、
    前記センサ部は、前記パネル部の内部に設けられ、
    前記パネル部の少なくとも一部は、着脱可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の洗面化粧台。
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