JP6801537B2 - 情報管理プログラム、情報管理方法、および情報管理システム - Google Patents

情報管理プログラム、情報管理方法、および情報管理システム Download PDF

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Description

本発明は、情報管理プログラム、情報管理方法、および情報管理システムに関する。
従来、利用者の体温、血圧、心拍数、体重、体脂肪率、体組成などの健康情報を計測する計測機がある。計測機は、共用されることがあり、複数の利用者の健康情報を計測することがある。
先行技術としては、例えば、利用制限の指定があるサービス利用にかかるデータを受信した場合、利用者に対して確認を求め、承諾を得られた場合にのみ上記サービスプロバイダに受信したデータを振り分けるものがある。また、例えば、入力された識別情報に対応する識別情報取得時刻を抽出し、抽出した識別情報取得時刻に近接する環境情報取得時刻があるときは、環境情報取得時刻に対応する環境情報を抽出する技術がある。
特開2006−48404号公報 特開2011−2974号公報
しかしながら、従来技術では、計測機が共用される場合、その計測機が計測した健康情報が誰の健康情報であるかを特定することが難しい。例えば、計測機は、計測中の利用者が誰であるかを識別することができず、計測した健康情報が誰の健康情報であるかを特定することができない。
1つの側面では、本発明は、利用者ごとの計測結果を特定しやすくすることができる情報管理プログラム、情報管理方法、および情報管理システムを提供することを目的とする。
1つの実施態様によれば、計測機によって計測された計測結果と計測時点とを対応付けた計測情報を取得し、前記計測機の利用者に対応する端末装置によって、前記計測機の近傍の発信機によって発信された電波が受信された受信時点と、前記端末装置の識別情報とを対応付けた端末情報を取得し、取得した前記計測情報と前記端末情報とに基づいて、前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが所定の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する情報管理プログラムが提案される。
本発明の一態様によれば、利用者ごとの計測結果を特定しやすくすることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる情報管理方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、情報管理システム200の一例を示す説明図である。 図3は、情報管理装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、管理情報テーブル400のデータ構造例の一例を示す説明図である。 図5は、計測機201のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図6は、計測情報テーブル600のデータ構造例の一例を示す説明図である。 図7は、発信機202のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図8は、信号データ800のデータ構造例の一例を示す説明図である。 図9は、端末装置203のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図10は、一覧情報テーブル1000のデータ構造例の一例を示す説明図である。 図11は、端末情報テーブル1100のデータ構造例の一例を示す説明図である。 図12は、中継装置204のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図13は、情報管理装置100の機能的構成例を示すブロック図である。 図14は、情報管理装置100の具体的な動作例を示す説明図である。 図15は、端末装置203が電波を受信したと判定する一例を示す説明図である。 図16は、マッチング処理手順の一例を示すフローチャートである。 図17は、電波受信処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明にかかる情報管理プログラム、情報管理方法、および情報管理システムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態にかかる情報管理方法の一実施例)
図1は、実施の形態にかかる情報管理方法の一実施例を示す説明図である。図1において、情報管理装置100は、複数の利用者に共用される可能性がある計測機の計測結果を管理するコンピュータである。
計測機は、例えば、その計測機の利用者について、体温、血圧、心拍数、体重、体脂肪率、体組成などの健康情報を計測するコンピュータである。体組成は、体重、体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪などの組み合わせである。計測機は、例えば、血圧計や体組成計などである。計測機は、例えば、住宅に設けられ、その住宅の住民によって共用される。計測機は、医療機関に設けられてもよい。
ここで、計測機が共用される場合、その計測機の計測結果が誰の計測結果であるかを特定することが難しい。例えば、計測機は、計測中の利用者が誰であるかを識別することができない場合がある。このため、利用者ごとに計測結果をまとめることができず、利用者ごとに健康状態を把握することができず、利用者ごとに健康管理を行うことができない。
これに対し、利用者が、計測機の計測結果が得られる都度、人手で、自身の計測結果を記録し、自身の計測結果をまとめておく場合が考えられる。
しかしながら、この場合、利用者に人手で計測結果を記録させることになり、利用者の作業負担の増加を招き、計測機の利便性の低下を招いてしまう可能性がある。
また、これに対し、計測機が、計測中の利用者を識別するための物理スイッチを有し、利用者が、計測直前にその物理スイッチを操作しておき、計測機が、その物理スイッチの操作に基づいて、計測中の利用者を識別する場合が考えられる。
しかしながら、この場合、利用者に物理スイッチを操作させることになり、利用者の作業負担の増加を招き、計測機の利便性の低下を招いてしまう可能性がある。また、利用者が物理スイッチを操作し忘れると、計測機は、実際に計測中の利用者とは異なる利用者を、計測中の利用者として識別してしまう可能性がある。また、物理スイッチにより計測機が識別可能な利用者の数には上限があり、その上限を超える数の利用者が計測機を利用してしまうと、計測機は、計測中の利用者が誰であるかを識別することができない。
また、これに対し、計測機が、計測結果に基づいて、その計測結果を計測した利用者が誰であるかを識別し、その計測結果が誰の計測結果であるかを特定する場合が考えられる。例えば、体組成計が、予め設定された利用者の体重や体脂肪率などの特徴と、計測結果に含まれる体重や体脂肪率などの特徴を照合し、その計測結果を計測した利用者が誰であるかを識別する場合が考えられる。
しかしながら、この場合、計測機は、計測結果を計測した利用者が誰であるかを識別することができないことがある。例えば、体組成計は、その体組成計と接する利用者の足裏などが乾燥していると、体脂肪率を計測することができず、体重や体脂肪率に基づいて利用者が誰であるかを識別することができないことがある。また、体組成計は、腹膜透析患者やアスリートなどの体脂肪率を計測することができず、体重や体脂肪率に基づいて利用者が誰であるかを識別することができないことがある。
また、計測機は、計測中の利用者が誰であるかを識別する機能を実現することが難しい場合がある。以下の説明では、利用者が誰であるかを識別する機能を「個人識別機能」と表記する場合がある。例えば、体温計は、比較的小型であり、個人識別機能を実現する部品を、その体温計の内部に搭載することが難しい場合がある。また、計測機は、製造された後では、個人識別機能を実現する部品を、その計測器の内部に追加することが難しい場合がある。
そこで、本実施の形態では、計測機の近傍に発信機を設け、計測機の計測結果と、計測機の利用者に対応する端末装置における、その発信機からの電波の受信結果とを照合することにより、利用者ごとに計測結果を特定しやすくする情報管理方法について説明する。
図1の例は、利用者Aと利用者Bとによって計測機m1が共用される場合の例である。図1の例では、計測機m1は、体重計である。利用者Aは、端末装置w1を有する。利用者Bは、端末装置w2を有する。また、発信機b1は、計測機m1に取り付けられ、電波を発信する。
まず、時点t1において、利用者Aが、計測機m1によって体重を計測したとする。計測機m1は、体重を計測すると、計測結果r1と、計測時点t1とを対応付けた計測情報を記憶しておく。ここで、計測機m1は、体重を測定した対象が、利用者Aであることを識別することができなくてもよい。
また、端末装置w1は、利用者Aが計測機m1に近づいたため、計測機m1に取り付けられた発信機b1によって発信された電波を受信することができる。端末装置w1は、電波を受信すると、その電波が受信された受信時点t1を記憶する。ここで、受信時点t1は、端末装置w1における電波の受信強度が閾値以上になった受信時刻によって示される。また、受信時点t1は、端末装置w1における電波の受信強度が閾値以上であった受信期間によって示されてもよい。
ここで、受信時点t1は、端末装置w1が発信機b1に近づいた時点を示し、その端末装置w1に対応する利用者Aが、その発信機b1の近傍で、何らかの計測機によって計測された可能性がある時点を示している。
その後、時点t2において、利用者Bが、計測機m1によって体重を計測したとする。計測機m1は、体重を計測すると、計測結果r2と、計測時点t2とを対応付けた計測情報を記憶しておく。ここで、計測機m1は、体重を測定した対象が、利用者Bであることを識別することができなくてもよい。
また、端末装置w2は、利用者Bが計測機m1に近づいたため、計測機m1に取り付けられた発信機b2によって発信された電波を受信することができる。端末装置w2は、電波を受信すると、その電波が受信された受信時点t2を記憶する。ここで、受信時点t2は、端末装置w2における電波の受信強度が閾値以上であった受信期間によって示されてもよい。
ここで、受信時点t2は、端末装置w2が発信機b2に近づいた時点を示し、その端末装置w2に対応する利用者Bが、その発信機b2の近傍で、何らかの計測機によって計測された可能性がある時点を示している。
(1−1)情報管理装置100は、計測情報を取得する。情報管理装置100は、例えば、計測機m1に、計測情報の問い合わせを送信する。計測機m1は、その問い合わせに応じて、計測結果r1と計測時点t1とを対応付けた計測情報と、計測結果r2と計測時点t2とを対応付けた計測情報とを、情報管理装置100に送信する。情報管理装置100は、計測結果r1と計測時点t1とを対応付けた計測情報と、計測結果r2と計測時点t2とを対応付けた計測情報とを、計測機m1から受信する。
(1−2)情報管理装置100は、端末情報を取得する。端末情報は、端末装置によって電波が受信された受信時点と、その端末装置の識別情報とを対応付けた対応情報である。情報管理装置100は、例えば、端末装置w1に、端末情報の問い合わせを送信する。端末装置w1は、その問い合わせに応じて、受信時点t1と端末装置w1の識別情報「w1」とを対応付けた端末情報を作成し、情報管理装置100に送信する。情報管理装置100は、受信時点t1と端末装置w1の識別情報「w1」とを対応付けた端末情報を、端末装置w1から受信する。
また、情報管理装置100は、例えば、端末装置w2に、端末情報の問い合わせを送信する。端末装置w2は、その問い合わせに応じて、受信時点t2と端末装置w2の識別情報「w2」とを対応付けた端末情報を作成し、情報管理装置100に送信する。情報管理装置100は、受信時点t2と端末装置w2の識別情報「w2」とを対応付けた端末情報を、端末装置w2から受信する。ここでは、情報管理装置100が、計測情報と端末情報のうち、計測情報を先に取得する場合について説明したが、これに限らない。例えば、情報管理装置100が、計測情報と端末情報のうち、端末情報を先に取得する場合があってもよい。
(1−3)情報管理装置100は、取得した計測情報と端末情報とに基づいて、計測時点と受信時点との組み合わせが所定の条件を満たすか否かを判定する。所定の条件は、例えば、計測時点と受信時点とが一致することである。所定の条件は、例えば、計測時点と受信時点の差分が閾値以下であることであってもよい。
ここで、所定の条件は、受信時点として示された、利用者が何らかの計測機によって計測された可能性がある時点と、計測時点として示された、計測機m1によって誰かが計測された時点とが対応することを意味する。このため、所定の条件を満たす受信時点を含む端末情報の取得元の端末装置に対応する利用者は、その条件を満たす計測時点に、その条件を満たす計測時点を含む計測情報の取得元の計測機m1によって計測された利用者である可能性が大きい。
そして、情報管理装置100は、計測時点と受信時点との組み合わせが所定の条件を満たす場合に、その計測時点に対応付けられた計測結果と、その受信時点に対応付けられた端末装置の識別情報とを対応付けて出力する。出力形式は、例えば、情報管理装置100が有する記憶装置への記憶である。
情報管理装置100は、例えば、計測時点t1と受信時点t1とが一致するため、計測時点t1と受信時点t1との組み合わせが所定の条件を満たすと判定する。情報管理装置100は、計測時点t1と受信時点t1との組み合わせが所定の条件を満たすため、計測時点t1に対応付けられた計測結果r1と、受信時点t1に対応付けられた端末装置w1の識別情報「w1」とを対応付けて出力する。
また、情報管理装置100は、例えば、計測時点t2と受信時点t2とが一致するため、計測時点t2と受信時点t2との組み合わせが所定の条件を満たすと判定する。情報管理装置100は、計測時点t2と受信時点t2との組み合わせが所定の条件を満たすため、計測時点t2に対応付けられた計測結果r2と、受信時点t2に対応付けられた端末装置w2の識別情報「w2」とを対応付けて出力する。これによれば、情報管理装置100は、端末装置ごとに、その端末装置の識別情報に対応する計測結果を出力することができる。
これにより、情報管理装置100は、計測機m1の計測結果のうち、いずれかの端末装置を有する利用者の計測結果であると判断される計測結果を、その端末装置の識別情報に対応付けてまとめることができる。このため、情報管理装置100は、計測機m1を共用する利用者が何人いても、利用者ごとに計測結果をまとめやすくすることができ、利用者ごとに健康状態を把握しやすくすることができる。
また、情報管理装置100は、利用者が人手で自身の計測結果をまとめなくてもよいようにすることができ、利用者の作業負担の増加を抑制し、計測機m1の利便性の低下を抑制することができる。また、情報管理装置100は、計測機m1が、計測中の利用者を識別しなくてもよいようにすることができる。
結果として、情報管理装置100は、例えば、計測機m1が計測中の利用者を識別するための物理スイッチを有する場合であっても、その物理スイッチを利用者が操作しなくてもよいようにすることができる。そして、情報管理装置100は、利用者の作業負担の増加を抑制し、計測機m1の利便性の低下を抑制することができる。また、情報管理装置100は、利用者の物理スイッチの操作ミスによる、計測機m1の利用者の識別ミスをなくすことができる。
また、情報管理装置100は、利用者が腹膜透析患者やアスリートなどであり、計測機m1が計測結果に基づいて、計測した利用者を識別することが困難である場合であっても、利用者ごとに計測結果をまとめやすくすることができる。そして、情報管理装置100は、計測機m1の利便性の低下を抑制することができる。
また、情報管理装置100は、計測機m1が、計測中の利用者が誰であるかを識別する機能を実現することが難しい場合であっても、利用者ごとに計測結果をまとめやすくすることができる。そして、情報管理装置100は、計測機m1の利便性の低下を抑制することができる。また、計測機m1が、計測中の利用者が誰であるかを識別する機能を実現しなくてもよいため、その計測機m1の製造コストの増大化を抑制することができる可能性がある。
ここでは、計測機m1が、計測情報に、その計測機m1の識別情報を含めずに、情報管理装置100に送信してもよい場合について説明したが、これに限らない。例えば、計測機m1が、計測情報に、その計測機m1の識別情報を含めて、情報管理装置100に送信する場合があってもよい。
(情報管理システム200の一例)
次に、図2を用いて、図1に示した情報管理装置100を適用した、情報管理システム200の一例について説明する。
図2は、情報管理システム200の一例を示す説明図である。図2において、情報管理システム200は、情報管理装置100と、計測機201と、発信機202と、端末装置203と、中継装置204と、利用者205とを含む。
以下の説明では、複数の計測機201を区別する場合には、それぞれの計測機201の符号の末尾に「−i」を付与して区別する。iは整数である。同様に、複数の発信機202を区別する場合には、それぞれの発信機202の符号の末尾に「−i」を付与して区別する。同様に、複数の端末装置203を区別する場合には、それぞれの端末装置203の符号の末尾に「−i」を付与して区別する。同様に、複数の利用者205を区別する場合には、それぞれの利用者205の符号の末尾に「−i」を付与して区別する。
情報管理システム200において、情報管理装置100と端末装置203とは、例えば、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。また、情報管理装置100と中継装置204とは、例えば、ネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
情報管理装置100は、計測機201の計測結果を管理するコンピュータである。情報管理装置100は、例えば、計測機201の計測結果を、利用者205に対応する端末装置203ごとにまとめた管理情報テーブルを作成し、記憶する。管理情報テーブルのデータ構造例は、例えば、図4を用いて後述する。情報管理装置100は、具体的には、サーバやPC(Personal Computer)などである。情報管理装置100のハードウェア構成例は、例えば、図3を用いて後述する。
計測機201は、複数の利用者205に共用される可能性があるコンピュータである。計測機201は、例えば、住宅に設けられ、その住宅の住民によって共用される。計測機201は、例えば、介護施設やデイサービスセンターなどに設けられてもよい。計測機201は、例えば、献血所や医療機関に設けられてもよい。
計測機201は、その計測機201の利用者205について、体温、血圧、心拍数、体重、体脂肪率、体組成などの健康情報を計測する。計測機201は、計測結果と計測日時とを対応付けた計測情報を作成し、計測情報テーブルに蓄積する。計測情報は、さらに計測機201の識別情報を含んでもよい。計測機201の識別情報は、例えば、その計測機201の種別情報である。計測情報テーブルのデータ構造例は、例えば、図6を用いて後述する。
計測機201は、計測情報テーブルに蓄積した計測情報を、中継装置204を介して情報管理装置100に送信する。計測機201は、計測情報を、直接情報管理装置100に送信してもよい。計測機201は、具体的には、血圧計や体組成計などである。計測機201のハードウェア構成例は、例えば、図5を用いて後述する。
発信機202は、計測機201の近傍において通信圏内に電波を発信する。電波は、その電波の変調により、信号データを含んでもよい。信号データは、例えば、発信機202の識別情報を含む。信号データのデータ構造例は、例えば、図8を用いて後述する。発信機202は、例えば、計測機201に貼り付けられる。
発信機202は、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy)の形式にしたがって通信圏内に電波を発信する。Bluetoothは登録商標である。発信機202は、具体的には、その発信機202から1m以内にある端末装置203が電波を受信可能になるように、その電波の発信電力を調整する。発信機202は、具体的には、ビーコンである。発信機202のハードウェア構成例は、例えば、図7を用いて後述する。
端末装置203は、利用者205に有されるコンピュータである。端末装置203は、交代で複数の利用者205に有されてもよい。端末装置203は、交代で複数の利用者205に有される場合、その端末装置203を現在有している利用者205を識別し、利用者205ごとに、その端末装置203の識別情報を使い分けるようにする。
端末装置203は、発信機202の電波を受信する。端末装置203は、受信した電波に基づいて、その電波を受信した受信時点と、その端末装置203の識別情報とを対応付けた端末情報を作成し、端末情報テーブルに記憶する。端末装置203の識別情報は、例えば、その端末装置203の製造時に、その端末装置203に割り振られた製造番号などの端末IDである。端末装置203の識別情報は、その端末装置203を有する利用者205の識別情報であってもよい。端末情報は、さらに発信機202の識別情報を含んでもよい。発信機202の識別情報は、例えば、その発信機202の製造時に、その発信機202に割り振られた製造番号である。発信機202の識別情報は、例えば、その発信機202が貼り付けられた計測機201の種別情報であってもよい。端末情報テーブルのデータ構造例は、例えば、図11を用いて後述する。
端末装置203は、端末情報テーブルに記憶した端末情報を、情報管理装置100に送信する。端末装置203は、端末情報テーブルを用いず、端末情報を作成する都度、その端末情報を、情報管理装置100に送信するようにしてもよい。端末装置203は、具体的には、ウェアラブル端末、タブレット端末、スマートフォンなどである。端末装置203のハードウェア構成例は、例えば、図9を用いて後述する。
中継装置204は、計測情報を計測機201から受信し、情報管理装置100に転送するコンピュータである。中継装置204は、例えば、PC、タブレット端末、スマートフォンなどである。情報管理システム200は、計測情報を計測機201が直接情報管理装置100に送信可能な場合には、中継装置204を含まなくてもよい。
利用者205は、計測機201を利用し、端末装置203を有する。利用者205は、例えば、住宅の住人である。利用者205は、例えば、介護施設やデイサービスセンターなどを訪れた訪問者であってもよい。利用者205は、例えば、献血所や医療機関などを訪れた訪問者であってもよい。
情報管理システム200は、例えば、住宅に設けられた計測機201の計測結果を、利用者205に対応する端末装置203ごとに管理する場合に対して適用される。情報管理システム200は、例えば、医療機関に設けられた計測機201の計測結果を、利用者205に対応する端末装置203ごとに管理する場合に対して適用されてもよい。
ここでは、情報管理装置100が、計測機201、端末装置203、および中継装置204とは異なる装置である場合について説明したが、これに限らない。例えば、情報管理装置100が、いずれかの計測機201と一体である場合があってもよい。また、情報管理装置100が、いずれかの端末装置203と一体である場合があってもよい。また、情報管理装置100が、中継装置204と一体である場合があってもよい。
ここでは、計測機201が、発信機202とは異なる装置である場合について説明したが、これに限らない。例えば、計測機201が、発信機202を、その計測機201の内部に含む場合があってもよい。
(情報管理装置100のハードウェア構成例)
次に、図3を用いて、情報管理装置100のハードウェア構成例について説明する。
図3は、情報管理装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、情報管理装置100は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、通信I/F(Interface)303と、記録媒体I/F304と、記録媒体305とを有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、情報管理装置100の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
メモリ302は、例えば、利用者205に対応する端末装置203ごとに、計測機201によって計測された計測結果を管理するために、図4に後述する管理情報テーブル400を記憶する。
通信I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータに接続される。他のコンピュータは、例えば、端末装置203や中継装置204である。そして、通信I/F303は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。通信I/F303は、例えば、モデムやLANアダプタなどである。
記録媒体I/F304は、CPU301の制御にしたがって記録媒体305に対するデータのリード/ライトを制御する。記録媒体I/F304は、例えば、ディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)、USB(Universal Serial Bus)ポートなどである。記録媒体305は、記録媒体I/F304の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発メモリである。記録媒体305は、例えば、ディスク、半導体メモリ、USBメモリなどである。記録媒体305は、情報管理装置100から着脱可能であってもよい。
情報管理装置100は、上述した構成部のほか、例えば、キーボード、マウス、ディスプレイ、タッチパネル、プリンタなどを有してもよい。また、情報管理装置100は、記録媒体I/F304や記録媒体305を有していなくてもよい。
(管理情報テーブル400のデータ構造例)
次に、図4を用いて、管理情報テーブル400のデータ構造例について説明する。管理情報テーブル400は、例えば、図3に示した情報管理装置100のメモリ302や記録媒体305などの記憶領域により実現される。
図4は、管理情報テーブル400のデータ構造例の一例を示す説明図である。図4に示すように、管理情報テーブル400は、端末装置203の識別情報に対応付けて作成される。図4の例では、端末装置203の識別情報は、例えば、その端末装置203を有する利用者205の識別情報が用いられる。利用者205の識別情報は、具体的には、利用者205の名称「Aさん」である。
図4に示すように、管理情報テーブル400は、受信時刻と、計測機識別と、計測結果とのフィールドを有する。管理情報テーブル400は、各フィールドに情報を設定することにより、管理情報がレコードとして記憶される。
受信時刻のフィールドは、その端末装置203における発信機202からの電波の受信強度が閾値以上であった受信期間として、受信時刻の範囲が設定される。受信時刻のフィールドは、端末装置203における発信機202からの電波の受信強度が極大になった時点が設定されてもよい。受信時刻のフィールドは、端末装置203における発信機202からの電波の受信強度が閾値以上であった受信期間の中心時刻が設定されてもよい。受信時刻のフィールドは、例えば、端末装置203から受信した端末情報に基づいて設定される。
計測機識別のフィールドは、計測機201の識別情報が設定される。計測機201の識別情報は、例えば、計測機201の種別情報が用いられる。計測機201の種別情報は、例えば、「体組成計」である。計測結果のフィールドは、その受信時刻のフィールドに設定された受信期間に、その計測機識別のフィールドに設定された識別情報に対応する計測機201によって計測された計測結果が設定される。
(計測機201のハードウェア構成例)
次に、図5を用いて、計測機201のハードウェア構成例について説明する。
図5は、計測機201のハードウェア構成例を示すブロック図である。図5において、計測機201は、CPU501と、メモリ502と、通信I/F503と、記録媒体I/F504と、記録媒体505と、計測部506と、タイマ507を有する。また、各構成部は、バス500によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU501は、計測機201の全体の制御を司る。メモリ502は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU501のワークエリアとして使用される。メモリ502に記憶されるプログラムは、CPU501にロードされることで、コーディングされている処理をCPU501に実行させる。
メモリ502は、例えば、計測機201によって計測された計測結果を蓄積するために、図6に後述する計測情報テーブル600を記憶する。
通信I/F503は、近距離無線通信を介して、他のコンピュータと通信する。他のコンピュータは、例えば、中継装置204である。通信I/F503は、例えば、Bluetoothの形式に対応するアンテナを有する通信回路である。通信I/F503は、例えば、Wi−Fi(登録商標)の形式に対応するアンテナを有する通信回路であってもよい。通信I/F503は、情報管理装置100と直接通信してもよい。
記録媒体I/F504は、CPU501の制御にしたがって記録媒体505に対するデータのリード/ライトを制御する。記録媒体I/F504は、例えば、ディスクドライブ、SSD、USBポートなどである。記録媒体505は、記録媒体I/F504の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発メモリである。記録媒体505は、例えば、ディスク、半導体メモリ、USBメモリなどである。記録媒体505は、計測機201から着脱可能であってもよい。
記録媒体505は、例えば、メモリ502の代わりに、図6に後述する計測情報テーブル600を記憶してもよい。そして、記録媒体505は、計測機201から取り外され、情報管理装置100に装着されることにより、計測機201によって記憶された計測情報テーブル600を、情報管理装置100にコピーするために用いられてもよい。
計測部506は、計測機201の利用者205について、体温、血圧、心拍数、体重、体脂肪率、体組成などの健康情報を計測する。計測部506は、例えば、利用者205に微弱電流を流し、その電流に対する抵抗値を計測することにより、利用者205の体脂肪率、筋肉量などを計測する。計測部506は、例えば、重量センサを有し、利用者205の体重を計測する。タイマ507は、時刻を計る時計である。タイマ507は、例えば、計測時刻を特定するために用いられる。
計測機201は、上述した構成部のほか、例えば、キーボード、マウス、ディスプレイ、タッチパネル、プリンタなどを有してもよい。また、計測機201は、記録媒体I/F504や記録媒体505を有していなくてもよい。
(計測情報テーブル600のデータ構造例)
次に、図6を用いて、計測情報テーブル600のデータ構造例について説明する。計測情報テーブル600は、例えば、図5に示した計測機201のメモリ502や記録媒体505などの記憶領域により実現される。
図6は、計測情報テーブル600のデータ構造例の一例を示す説明図である。図6に示すように、計測情報テーブル600は、計測時刻と、計測機識別と、計測結果とのフィールドを有する。計測情報テーブル600は、各フィールドに情報を設定することにより、計測情報がレコードとして記憶される。
計測時刻のフィールドは、計測機201が利用者205について計測を行った時刻が設定される。計測機識別のフィールドは、計測機201の識別情報が設定される。計測機201の識別情報は、例えば、計測機201の種別情報が用いられる。計測結果のフィールドは、その計測時刻のフィールドに設定された時刻に、その計測機識別のフィールドに設定された識別情報に対応する計測機201によって計測された計測結果が設定される。
計測情報テーブル600は、計測結果が単位を含む場合、その単位を、計測機201の識別情報の代わりに用いてもよい。計測情報テーブル600は、単位を、計測機201の識別情報の代わりに用いる場合、計測機識別のフィールドを有さなくてもよい。
(発信機202のハードウェア構成例)
次に、図7を用いて、発信機202のハードウェア構成例について説明する。
図7は、発信機202のハードウェア構成例を示すブロック図である。図7において、発信機202は、CPU701と、メモリ702と、通信I/F703とを有する。また、各構成部は、バス700によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU701は、発信機202の全体の制御を司る。メモリ702は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU701のワークエリアとして使用される。メモリ702に記憶されるプログラムは、CPU701にロードされることで、コーディングされている処理をCPU701に実行させる。
メモリ702は、例えば、電波を変調し、その電波に信号データ800を含ませるために、図8に後述する信号データ800を記憶する。信号データ800は、具体的には、図8に後述するように、信号データ800aであってもよいし、信号データ800bであってもよい。
通信I/F703は、近距離無線通信を用いて、電波を発信する。通信I/F703は、例えば、メモリ702に記憶された信号データ800aまたは信号データ800bを参照し、発信する電波に、その信号データ800aまたは信号データ800bが含まれるようにする。通信I/F703は、例えば、Bluetoothの形式に対応するアンテナを有する通信回路である。通信I/F703は、例えば、Wi−Fiの形式に対応するアンテナを有する通信回路であってもよい。
(信号データ800のデータ構造例)
次に、図8を用いて、信号データ800のデータ構造例について説明する。信号データ800は、例えば、図7に示した発信機202のメモリ702などの記憶領域により実現される。
図8は、信号データ800のデータ構造例の一例を示す説明図である。図8に示すように、信号データ800として、例えば、信号データ800aが用いられる。信号データ800aは、発信機202の識別情報として発信機IDを含む。発信機IDは、例えば、発信機202の製造時に、その発信機202に割り当てられた識別情報である。発信機IDは、具体的には、「b1」である。
また、信号データ800として、例えば、信号データ800bが用いられてもよい。信号データ800bは、発信機202の識別情報として、その発信機202が貼り付けられた計測機201の識別情報を含む。計測機201の識別情報は、例えば、計測機201の種別情報が用いられる。計測機201の種別情報は、例えば、「体組成計」である。信号データ800に含まれる発信機202の識別情報は、通信I/F703などを介した外部装置との通信によって書き換えられてもよい。
(端末装置203のハードウェア構成例)
次に、図9を用いて、端末装置203のハードウェア構成例について説明する。
図9は、端末装置203のハードウェア構成例を示すブロック図である。図9において、端末装置203は、CPU901と、メモリ902と、通信I/F903と、タイマ904とを有する。また、各構成部は、バス900によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU901は、端末装置203の全体の制御を司る。メモリ902は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU901のワークエリアとして使用される。メモリ902に記憶されるプログラムは、CPU901にロードされることで、コーディングされている処理をCPU901に実行させる。
メモリ902は、例えば、発信機202を識別するために、または、その発信機202に割り当てられた発信機IDを、その発信機202が取り付けられた計測機201の識別情報に変換するために、図10に後述する一覧情報テーブル1000を記憶する。一覧情報テーブル1000は、具体的には、図10に後述するように、一覧情報テーブル1000aであってもよいし、一覧情報テーブル1000bであってもよい。
メモリ902は、例えば、端末装置203によって発信機202からの電波が受信された受信時点を蓄積するために、図11に後述する端末情報テーブル1100を記憶する。端末情報テーブル1100は、具体的には、図11に後述するように、端末情報テーブル1100aであってもよいし、端末情報テーブル1100bであってもよい。
通信I/F903は、ネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータに接続される。他のコンピュータは、例えば、情報管理装置100である。そして、通信I/F903は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。また、通信I/F903は、発信機202の電波を受信する。
通信I/F903は、例えば、Bluetoothの形式に対応するアンテナを有する通信回路である。通信I/F903は、例えば、Wi−Fi(登録商標)の形式に対応するアンテナを有する通信回路であってもよい。
通信I/F903は、例えば、3G(3rd Generation)の形式に対応するアンテナを有する通信回路であってもよい。通信I/F903は、例えば、LTE(Long Term Evolution)の形式に対応するアンテナを有する通信回路であってもよい。
タイマ904は、時刻を計る時計である。タイマ904は、例えば、発信機202からの電波が受信された受信時刻を特定するために用いられる。端末装置203は、上述した構成部のほか、例えば、ディスプレイ、タッチパネルなどを有してもよい。
(一覧情報テーブル1000のデータ構造例)
次に、図10を用いて、一覧情報テーブル1000のデータ構造例について説明する。一覧情報テーブル1000は、例えば、図9に示した端末装置203のメモリ902などの記憶領域により実現される。
図10は、一覧情報テーブル1000のデータ構造例の一例を示す説明図である。図10に示すように、一覧情報テーブル1000として、例えば、一覧情報テーブル1000aが用いられる。一覧情報テーブル1000aは、発信機IDのフィールドを有する。一覧情報テーブル1000aは、各フィールドに情報を設定することにより、一覧情報がレコードとして記憶される。
発信機IDのフィールドは、発信機IDが設定される。発信機IDは、発信機202の製造時に、その発信機202に割り当てられた識別情報である。発信機IDは、具体的には、「b1」である。
また、一覧情報テーブル1000として、例えば、一覧情報テーブル1000bが用いられてもよい。一覧情報テーブル1000bは、発信機IDと、計測機識別とのフィールドを有する。一覧情報テーブル1000bは、各フィールドに情報を設定することにより、一覧情報がレコードとして記憶される。
発信機IDのフィールドは、発信機IDが設定される。発信機IDは、発信機202の製造時に、その発信機202に割り当てられた識別情報である。発信機IDは、具体的には、「b1」である。計測機識別のフィールドは、計測機201の識別情報が設定される。計測機201の識別情報は、例えば、計測機201の種別情報が用いられる。計測機201の種別情報は、例えば、「体組成計」である。
(端末情報テーブル1100のデータ構造例)
次に、図11を用いて、端末情報テーブル1100のデータ構造例について説明する。端末情報テーブル1100は、例えば、図9に示した端末装置203のメモリ902などの記憶領域により実現される。
図11は、端末情報テーブル1100のデータ構造例の一例を示す説明図である。図11に示すように、端末情報テーブル1100として、例えば、端末情報テーブル1100aが用いられる。端末情報テーブル1100aは、端末装置203の識別情報を含み、受信時刻と、計測機識別とのフィールドを有する。端末情報テーブル1100は、各フィールドに情報を設定することにより、端末情報がレコードとして記憶される。
端末装置203の識別情報は、例えば、その端末装置203を有する利用者205の識別情報が用いられる。利用者205の識別情報は、具体的には、利用者205の名称「Aさん」である。受信時刻のフィールドは、その端末装置203における発信機202からの電波の受信強度が閾値以上であった受信期間が設定される。受信時刻のフィールドは、端末装置203における発信機202からの電波の受信強度が極大になった時点が設定されてもよい。
計測機識別のフィールドは、その受信時刻のフィールドに設定された受信期間に電波が受信された発信機202が貼り付けられた計測機201の識別情報が設定される。計測機201の識別情報は、例えば、計測機201の種別情報が用いられる。計測機201の種別情報は、例えば、「体組成計」である。
また、端末情報テーブル1100として、例えば、端末情報テーブル1100bが用いられる。端末情報テーブル1100bは、端末装置203の識別情報を含み、受信時刻と、計測機識別と、電波強度とのフィールドを有する。端末情報テーブル1100は、各フィールドに情報を設定することにより、端末情報がレコードとして記憶される。
端末装置203の識別情報は、例えば、その端末装置203を有する利用者205の識別情報が用いられる。利用者205の識別情報は、具体的には、利用者205の名称「Aさん」である。受信時刻のフィールドは、その端末装置203における発信機202からの電波の受信強度が閾値以上であった受信期間が設定される。受信時刻のフィールドは、端末装置203における発信機202からの電波の受信強度が極大になった時点が設定されてもよい。
計測機識別のフィールドは、その受信時刻のフィールドに設定された受信期間に電波が受信された発信機202が貼り付けられた計測機201の識別情報が設定される。計測機201の識別情報は、例えば、計測機201の種別情報が用いられる。計測機201の種別情報は、例えば、「体組成計」である。
電波強度のフィールドは、その受信時刻のフィールドに設定された受信期間における電波の平均受信強度が設定される。電波強度のフィールドは、その受信時刻のフィールドに設定された受信期間における電波の極大値が設定されてもよい。
(中継装置204のハードウェア構成例)
次に、図12を用いて、中継装置204のハードウェア構成例について説明する。
図12は、中継装置204のハードウェア構成例を示すブロック図である。図12において、中継装置204は、CPU1201と、メモリ1202と、通信I/F1203とを有する。また、各構成部は、バス1200によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU1201は、中継装置204の全体の制御を司る。メモリ1202は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU1201のワークエリアとして使用される。メモリ1202に記憶されるプログラムは、CPU1201にロードされることで、コーディングされている処理をCPU1201に実行させる。
通信I/F1203は、ネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータに接続される。他のコンピュータは、例えば、情報管理装置100である。そして、通信I/F1203は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。また、通信I/F1203は、近距離無線通信を介して、他のコンピュータと通信する。他のコンピュータは、例えば、計測機201である。
通信I/F1203は、例えば、Bluetoothの形式に対応するアンテナを有する通信回路である。通信I/F1203は、例えば、Wi−Fi(登録商標)の形式に対応するアンテナを有する通信回路であってもよい。
通信I/F1203は、例えば、3Gの形式に対応するアンテナを有する通信回路であってもよい。通信I/F1203は、例えば、LTEの形式に対応するアンテナを有する通信回路であってもよい。中継装置204は、上述した構成部のほか、例えば、タッチパネルなどを有してもよい。
(情報管理装置100の機能的構成例)
次に、図13を用いて、情報管理装置100の機能的構成例について説明する。
図13は、情報管理装置100の機能的構成例を示すブロック図である。情報管理装置100は、記憶部1301と、取得部1302と、判定部1303と、出力部1304とを含む。
記憶部1301は、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域によって実現される。取得部1302〜出力部1304は、制御部となる機能である。取得部1302〜出力部1304は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、通信I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域に記憶される。
記憶部1301は、計測情報を蓄積する。計測情報は、計測機201によって計測された計測結果と計測時点とを対応付けた対応情報である。計測情報は、さらに計測機201の識別情報を対応付けてもよい。これにより、記憶部1301は、利用者205に対応する端末装置203に対応付ける対象になる計測情報を蓄積し、判定部1303に提供することができる。
記憶部1301は、端末情報を蓄積する。端末情報は、計測機201の利用者205に対応する端末装置203によって、計測機201の近傍の発信機202によって発信された電波が受信された受信時点と、端末装置203の識別情報とを対応付けた対応情報である。受信時点は、例えば、端末装置203における電波の受信強度が閾値以上になった時点である。受信時点は、例えば、端末装置203における電波の受信強度が閾値以上である受信期間によって示されてもよい。
電波は、例えば、発信機202と端末装置203との距離が所定以上の場合には端末装置203でその電波を受信したと判断されないように、所定以下の電力を用いて発信される。受信強度に対する閾値は、例えば、発信機202と端末装置203との距離が所定未満の場合に端末装置203で電波を受信したと判断されるように設定される。このため、例えば、発信機202と端末装置203との距離が1m以下の場合に、端末装置203で電波を受信したと判断されるようになる。
端末情報は、さらに発信機202の識別情報を対応付けてもよい。端末情報は、さらに端末装置203における電波の受信強度を対応付けてもよい。端末情報は、端末装置203における電波の受信強度として、直前N秒間の平均受信強度を用いてもよい。これにより、記憶部1301は、計測情報を対応付ける端末装置203を特定する際に用いられる端末情報を蓄積し、判定部1303に提供することができる。
取得部1302は、計測情報を取得する。取得部1302は、例えば、取得した計測情報を記憶部1301に蓄積する。取得部1302は、具体的には、計測機201から中継装置204を介して計測情報を受信し、受信した計測情報を記憶部1301に蓄積する。これにより、取得部1302は、記憶部1301に、利用者205に対応する端末装置203に対応付ける対象になる計測情報を蓄積しておくことができる。
取得部1302は、端末情報を取得する。取得部1302は、例えば、取得した端末情報を記憶部1301に蓄積する。取得部1302は、具体的には、端末装置203から端末情報を受信し、受信した端末情報を記憶部1301に蓄積する。これにより、取得部1302は、記憶部1301に、計測情報を対応付ける端末装置203を特定する際に用いられる端末情報を蓄積しておくことができる。
判定部1303は、記憶部1301のいずれかの計測情報と、記憶部1301のいずれかの端末情報との組み合わせについて、第1の条件を満たすか否かを判定する。第1の条件は、例えば、計測時点と受信時点とが一致することである。第1の条件は、例えば、計測時点が、受信時点を示す受信期間に含まれることであってもよい。
判定部1303は、例えば、記憶部1301のいずれかの計測情報と、記憶部1301のいずれかの端末情報との組み合わせを選択する。判定部1303は、選択した組み合わせの計測情報に対応付けられた計測時点と、その組み合わせの端末情報に対応付けられた受信時点とが一致する場合、第1の条件を満たすと判定する。
判定部1303は、例えば、選択した組み合わせの計測情報に対応付けられた計測時点が、その組み合わせの端末情報に対応付けられた受信時点を示す受信期間に含まれる場合、第1の条件を満たすと判定してもよい。これにより、判定部1303は、選択した組み合わせが、正しい組み合わせであるか否かを判定することができる。
正しい組み合わせは、その組み合わせの端末情報の取得元の端末装置203に対応する利用者205が、その組み合わせの計測情報の計測時点に、その組み合わせの計測情報の取得元の計測機201が計測した利用者205である可能性が大きい組み合わせである。
判定部1303は、記憶部1301のいずれかの計測情報と、記憶部1301のいずれかの端末情報との組み合わせについて、第1の条件を満たすか否かを判定し、さらに第2の条件を満たすか否かを判定してもよい。第2の条件は、例えば、計測機201の識別情報と、発信機202の識別情報とが対応することである。第2の条件は、具体的には、計測機201の識別情報と、発信機202の識別情報として用いられた、その発信機202が貼り付けられた計測機201の識別情報とが一致することである。
判定部1303は、例えば、記憶部1301のいずれかの計測情報と、記憶部1301のいずれかの端末情報との組み合わせを選択し、第1の条件を満たすか否かを判定する。判定部1303は、さらに、選択した組み合わせの計測情報に対応付けられた計測機201の識別情報と、その組み合わせの端末情報に対応付けられた発信機202の識別情報とが一致する場合、第2の条件を満たすと判定する。
判定部1303は、例えば、発信機202の発信機IDと、その発信機202が貼り付けられた計測機201の識別情報とを対応付けて記憶していてもよい。判定部1303は、選択した組み合わせの端末情報に対応付けられた発信機202の識別情報に対応付けて記憶された計測機201の識別情報を特定する。そして、判定部1303は、その組み合わせの計測情報に対応付けられた計測機201の識別情報と、特定した計測機201の識別情報とが一致する場合、第2の条件を満たすと判定する。これにより、判定部1303は、複数の計測機201があり、第1の条件を満たす計測情報と端末情報との組み合わせが複数あっても、選択した組み合わせが、正しい組み合わせであるかを判断することができる。
判定部1303は、例えば、選択した組み合わせの端末情報の取得元の端末装置203に対応する利用者205を計測した計測機201が、その組み合わせの計測情報の取得元の計測機201であるか否かを判定することができる。このため、判定部1303は、いくつかの計測機201の計測時点が重複しても、選択した組み合わせが、正しい組み合わせであるかを判断することができる。
判定部1303は、記憶部1301のいずれかの計測情報と、記憶部1301のいずれかの端末情報との組み合わせについて、第1の条件を満たすか否かを判定し、さらに第3の条件を満たすか否かを判定してもよい。第3の条件は、例えば、端末情報に対応付けられた電波の受信強度が、閾値以上であることである。第3の条件は、例えば、同じ計測情報を含み、第1の条件を満たす組み合わせが複数ある場合に、その複数の組み合わせのうち、判定対象の組み合わせの端末情報に対応付けられた電波の受信強度が最大であることであってもよい。
判定部1303は、例えば、記憶部1301のいずれかの計測情報と、記憶部1301のいずれかの端末情報との組み合わせを選択し、第1の条件を満たすか否かを判定する。判定部1303は、さらに、選択した組み合わせの端末情報に対応付けられた電波の受信強度が、選択した組み合わせと同じ計測情報を含む他の組み合わせの端末情報に対応付けられた電波の受信強度より大きい場合、第3の条件を満たすと判定する。これにより、判定部1303は、複数の端末装置203があり、第1の条件を満たす計測情報と端末情報との組み合わせが複数あっても、選択した組み合わせが、正しい組み合わせであるかを判断することができる。
判定部1303は、例えば、選択した組み合わせの端末情報の取得元の端末装置203に対応する利用者205が、その組み合わせの計測情報の取得元の計測機201に最も近づいて、その計測機201に計測された可能性が大きいか否かを判定することができる。このため、判定部1303は、いくつかの端末装置203の受信時点が重複しても、選択した組み合わせが、正しい組み合わせであるかを判断することができる。
判定部1303は、記憶部1301のいずれかの計測情報と、記憶部1301のいずれかの端末情報との組み合わせについて、第1の条件を満たすか否かを判定し、さらに第2の条件を満たすか否かを判定し、第3の条件を満たすか否かを判定してもよい。第1の条件、第2の条件、または第3の条件についての判定内容は、上述した判定内容と同様であるため、説明を省略する。これにより、判定部1303は、選択した組み合わせが、正しい組み合わせであるかを判断することができる。
判定部1303は、記憶部1301のそれぞれの計測情報に対応付けられた計測時点を補正してから、上述した第1の条件、第2の条件、または第3の条件についての判定を行ってもよい。判定部1303は、例えば、記憶部1301のいずれかの計測情報に対応付けられた計測時点と、記憶部1301のいずれかの端末情報に対応付けられた受信時点との差分に基づいて、記憶部1301のそれぞれの計測情報に対応付けられた計測時点を補正する。これにより、判定部1303は、計測機201が計る時刻と、端末装置203が計る時刻とにずれがあっても、計測情報と端末情報とを組み合わせる精度を向上することができる。
出力部1304は、計測情報と端末情報との組み合わせが第1の条件を満たす場合に、その計測情報に対応付けられた計測結果と、その端末情報に対応付けられた端末装置203の識別情報とを対応付けて出力する。これにより、出力部1304は、利用者205に対応する端末装置203に、その利用者205が近づいた可能性が大きく、その利用者205を計測した可能性が大きい計測機201による計測結果を対応付けることができる。
出力部1304は、計測情報と端末情報との組み合わせが、第1の条件と第2の条件とを満たす場合に、その計測情報に対応付けられた計測結果と、その端末情報に対応付けられた端末装置203の識別情報とを対応付けて出力してもよい。これにより、出力部1304は、複数の計測機201があっても、利用者205に対応する端末装置203に、その利用者205が近づいた可能性が大きく、その利用者205を計測した可能性が大きい計測機201による計測結果を対応付けることができる。
出力部1304は、計測情報と端末情報との組み合わせが、第1の条件と第3の条件とを満たす場合に、その計測情報に対応付けられた計測結果と、その端末情報に対応付けられた端末装置203の識別情報とを対応付けて出力してもよい。これにより、出力部1304は、複数の端末装置203が同じ計測機201に近づいても、端末装置203に、その端末装置203を有する利用者205が近づいて、その利用者205を計測した可能性が大きい計測機201の計測結果を対応付けることができる。
出力部1304は、計測情報と端末情報との組み合わせが、第1の条件と第2の条件と第3の条件とを満たす場合に、その計測情報に対応付けられた計測結果と、その端末情報に対応付けられた端末装置203の識別情報とを対応付けて出力してもよい。これにより、出力部1304は、利用者205に対応する端末装置203に、その利用者205が近づいた可能性が大きく、その利用者205を計測した可能性が大きい計測機201による計測結果を対応付けることができる。
出力形式は、例えば、ディスプレイ(不図示)への表示、プリンタ(不図示)への印刷出力、通信I/F303による外部装置への送信、または、メモリ302や記録媒体305などの記憶領域への記憶であってもよい。
(情報管理装置100の具体的な動作例)
次に、図14を用いて、図2に示した情報管理システム200における、情報管理装置100の具体的な動作例について説明する。
図14は、情報管理装置100の具体的な動作例を示す説明図である。図14において、計測機201−1は、体組成計である。以下の説明では、計測機201−1を「体組成計201−1」と表記する場合がある。また、図14において、計測機201−2は血圧計である。以下の説明では、計測機201−2を「血圧計201−2」と表記する場合がある。
利用者205−1は、体組成計201−1や血圧計201−2を操作し、体組成計201−1や血圧計201−2によって計測されたとする。利用者205−2は、体組成計201−1や血圧計201−2を操作し、体組成計201−1や血圧計201−2によって計測されたとする。これにより、体組成計201−1は、計測情報1401−1,1401−2などを、計測情報テーブル1401に蓄積している。また、これにより、血圧計201−2は、計測情報1402−1,1402−2などを、計測情報テーブル1402に蓄積している。
利用者205−1が有する端末装置203−1は、利用者205−1が体組成計201−1や血圧計201−2に近づいたことに応じて、体組成計201−1や血圧計201−2の近傍の発信機202−1,202−2の電波を受信したとする。この電波は、例えば、信号データ800aを含む。端末装置203−1は、受信した電波に応じて、端末情報1403−1,1403−2などを作成する。端末装置203−1は、例えば、信号データ800aと、一覧情報テーブル1000bとを参照して、計測機201の識別情報を特定し、端末情報1403−1,1403−2などを作成する。端末装置203−1は、端末情報を作成する都度、その端末情報を情報管理装置100に送信する。
利用者205−2が有する端末装置203−2は、利用者205−2が体組成計201−1や血圧計201−2に近づいたことに応じて、体組成計201−1や血圧計201−2の近傍の発信機202−1,202−2の電波を受信したとする。この電波は、例えば、信号データ800aを含む。端末装置203−2は、受信した電波に応じて、端末情報1404−1,1404−2などを作成する。端末装置203−2は、例えば、信号データ800aと、一覧情報テーブル1000bとを参照して、計測機201の識別情報を特定し、端末情報1404−1,1404−2などを作成する。端末装置203−2は、端末情報を作成する都度、その端末情報を情報管理装置100に送信する。ここで、端末装置203が、どのように電波を受信するかについては、図15を用いて後述する。
情報管理装置100は、例えば、所定の時刻になると、計測機201−1から、計測情報テーブル1401を取得する。また、情報管理装置100は、例えば、所定の時刻になると、計測機201−2から、計測情報テーブル1402を取得する。
情報管理装置100は、例えば、端末装置203−1から、端末情報1403−1,1403−2などを受信しており、その端末装置203−1を有する利用者205−1の名称「Aさん」に対応する端末情報テーブル1403を用意して管理している。また、情報管理装置100は、例えば、端末装置203−2から、端末情報1404−1,1404−2などを受信しており、その端末装置203−2を有する利用者205−2の名称「Bさん」に対応する端末情報テーブル1404を用意して管理している。
情報管理装置100は、計測情報1401−1を選択し、計測機識別「体組成計」と、計測時刻「10:07」とを抽出する。次に、情報管理装置100は、端末情報1403−1,1403−2,1404−1,1404−2のうち、抽出した計測機識別「体組成計」と同じ情報が含まれる、端末情報1403−1,1404−2を選択する。そして、情報管理装置100は、選択した端末情報1403−1,1404−2のうち、抽出した計測時刻「10:07」を含む受信時刻の範囲「10:05〜10:08」が対応付けられた端末情報1403−1を選択する。
情報管理装置100は、選択した計測情報1401−1と、選択した端末情報1403−1との組み合わせを、正しい組み合わせと判断する。次に、情報管理装置100は、選択した端末情報1403−1の端末装置203の識別情報として設定された、その端末装置203を有する利用者205の名称「Aさん」に対応付けて管理情報テーブル1405を用意する。そして、情報管理装置100は、選択した計測情報1401−1の計測機識別と計測結果と、選択した端末情報1403−1の受信時刻の範囲とを対応付けた管理情報1405−1を作成し、管理情報テーブル1405に記憶する。
情報管理装置100は、計測情報1401−2を選択し、計測機識別「体組成計」と、計測時刻「10:13」とを抽出する。次に、情報管理装置100は、端末情報1403−1,1403−2,1404−1,1404−2のうち、抽出した計測機識別「体組成計」と同じ情報が含まれる、端末情報1403−1,1404−2を選択する。ここで、情報管理装置100は、端末情報1403−1について既に計測情報1401−1と組み合わせているため、端末情報1403−1を選択せず、端末情報1404−2を選択してもよい。そして、情報管理装置100は、選択した端末情報1403−1,1404−2のうち、抽出した計測時刻「10:13」を含む受信時刻の範囲「10:12〜10:15」が対応付けられた端末情報1404−2を選択する。
情報管理装置100は、選択した計測情報1401−2と、選択した端末情報1404−2との組み合わせを、正しい組み合わせと判断する。次に、情報管理装置100は、選択した端末情報1404−2の端末装置203の識別情報として設定された、その端末装置203を有する利用者205の名称「Bさん」に対応付けて管理情報テーブル1406を用意する。そして、情報管理装置100は、選択した計測情報1401−2の計測機識別と計測結果と、選択した端末情報1404−2の受信時刻の範囲とを対応付けた管理情報1406−1を作成し、管理情報テーブル1406に記憶する。
情報管理装置100は、同様に、計測情報1402−1を選択し、端末情報1404−1を選択し、その計測情報1402−1と、その端末情報1404−1との組み合わせを、正しい組み合わせと判断する。そして、情報管理装置100は、その組み合わせに基づいて、管理情報1406−2を作成し、用意済みの管理情報テーブル1406に記憶する。
情報管理装置100は、同様に、計測情報1402−2を選択し、端末情報1403−2を選択し、その計測情報1402−2と、その端末情報1403−2との組み合わせを、正しい組み合わせと判断する。そして、情報管理装置100は、その組み合わせに基づいて、管理情報1405−2を作成し、用意済みの管理情報テーブル1405に記憶する。
これにより、情報管理装置100は、計測機201の計測結果のうち、いずれかの端末装置203を有する利用者205の計測結果であると判断される計測結果を、その端末装置203の識別情報に対応付けてまとめることができる。このため、情報管理装置100は、計測機m1を共用する利用者が何人いても、利用者ごとに計測結果をまとめやすくすることができ、利用者ごとに健康状態を把握しやすくすることができる。また、情報管理装置100は、複数の計測機201があっても、計測機201ごとに、その計測機201の計測結果を、いずれかの端末装置203の識別情報に対応付けてまとめることができる。
また、情報管理システム200では、複数の計測機201が作成する計測情報は、少なくとも計測時点と計測結果とを対応付けていれば、データ構造が異なっていてもよい。このため、情報管理システム200では、複数の計測機201が、同じ製造者によって製造された計測機201でなくてもよいし、同じ製造基準にしたがって製造された計測機201でなくてもよい。結果として、情報管理システム200は、複数の計測機201が利用される状況に対して適用しやすくすることができる。
ここでは、情報管理装置100が、所定の時点になると計測情報や端末情報を取得する場合について説明したが、これに限らない。例えば、計測機201が、計測情報を作成する都度、計測情報を情報管理装置100に送信することによって、情報管理装置100が、計測情報を取得する場合があってもよい。また、例えば、端末装置203が、端末情報を作成する都度、端末情報を情報管理装置100に送信することによって、情報管理装置100が、端末情報を取得する場合があってもよい。
ここでは、端末装置203が、受信した電波に含まれる信号データ800aと、一覧情報テーブル1000bとを参照して、計測機201の識別情報を特定し、端末情報を作成する場合について説明したが、これに限らない。例えば、発信機202の電波が、信号データ800bを含み、端末装置203が、一覧情報テーブル1000を有さない場合があってもよい。この場合、端末装置203は、受信した電波に含まれる信号データ800bを参照して、計測機201の識別情報を特定し、端末情報を作成する。
また、例えば、発信機202の電波が、信号データ800aを含み、端末装置203が、一覧情報テーブル1000aを有し、情報管理装置100が、一覧情報テーブル1000bを有する場合があってもよい。この場合、端末装置203は、受信した電波に含まれる信号データ800aの発信機IDを、端末情報に含めて、情報管理装置100に送信する。そして、情報管理装置100は、一覧情報テーブル1000bを参照して、発信機IDから計測機201の識別情報を特定する。
ここでは、端末装置203が、端末情報を作成する都度、その端末情報を情報管理装置100に送信する場合について説明したが、これに限らない。例えば、端末装置203が、作成した端末情報を端末情報テーブル1100aに蓄積しておき、所定のタイミングに、その端末情報テーブル1100aを情報管理装置100に送信してもよい。
ここでは、端末情報に、電波の平均受信強度が含まれない場合について説明したが、これに限らない。例えば、端末情報に、電波の平均受信強度が含まれる場合があってもよい。この場合、情報管理装置100は、複数の端末情報の電波の平均受信強度を比較した結果にも基づいて、管理情報を作成してもよい。
(端末装置203が電波を受信したと判定する一例)
次に、図15を用いて、端末装置203が電波を受信したと判定する一例について説明する。
図15は、端末装置203が電波を受信したと判定する一例を示す説明図である。図15のグラフの横軸は、時刻であり、図15のグラフの縦軸は、その時刻の直前N秒間の、端末装置203における電波の平均受信強度である。平均受信強度の単位は、例えば、dBである。
(15−1)端末装置203は、端末装置203における電波の平均受信強度が、第2閾値を超えたか否かを判定する。端末装置203は、端末装置203における電波の平均受信強度が、第2閾値を超えたと判定すると、下記(15−2)〜(15−4)の動作に移行する。
(15−2)端末装置203は、端末装置203における電波の平均受信強度が、さらに第1閾値を超えたか否かを判定する。第1閾値は、第2閾値より大きい。端末装置203は、端末装置203における電波の平均受信強度が、第1閾値を超えたと判定した時刻を、受信時刻の範囲の開始時刻として記憶する。
(15−3)端末装置203は、端末装置203における電波の平均受信強度が、第1閾値を超えた後、第1閾値を下回ったか否かを判定する。端末装置203は、端末装置203における電波の平均受信強度が、第1閾値を下回ったと判定した時刻を、受信時刻の範囲の終了時刻として記憶する。これにより、端末装置203は、端末装置203における電波の平均受信強度が第1閾値以上であった受信時刻の範囲を特定することができる。
(15−4)端末装置203は、端末装置203における電波の平均受信強度が、第2閾値を下回ったか否かを判定する。端末装置203は、端末装置203における電波の平均受信強度が、第2閾値を下回ったと判定すると、特定した受信時刻の範囲を用いて、端末情報を作成し、情報管理装置100に送信する。また、端末装置203は、端末情報を作成し、端末情報テーブル1100に蓄積してもよい。
(マッチング処理手順の一例)
次に、図16を用いて、マッチング処理手順の一例について説明する。
図16は、マッチング処理手順の一例を示すフローチャートである。図16において、情報管理装置100は、複数の計測情報を、計測機201である体組成計から取得する(ステップS1601)。
次に、情報管理装置100は、複数の端末情報を、利用者Aに対応する端末装置203から取得する(ステップS1602)。そして、情報管理装置100は、計測情報の計測時刻と、端末情報の受信時刻の範囲とに基づいて、計測時刻が受信時刻の範囲に含まれる条件を満たす計測情報と端末情報とを組み合わせ、組み合わせた結果を記憶する(ステップS1603)。
次に、情報管理装置100は、複数の端末情報を、利用者Bに対応する端末装置203から取得する(ステップS1604)。そして、情報管理装置100は、計測情報の計測時刻と、端末情報の受信時刻の範囲とに基づいて、計測時刻が受信時刻の範囲に含まれる条件を満たす計測情報と端末情報とを組み合わせ、組み合わせた結果を記憶する(ステップS1605)。
情報管理装置100は、同様に、他の利用者205がいれば、他の利用者205に対応する端末装置203から複数の端末情報を取得し、計測情報と端末情報とを組み合わせ、組み合わせた結果を記憶する。その後、情報管理装置100は、マッチング処理を終了する。
また、情報管理装置100は、同様に、他の計測機201があれば、他の計測機201についてもマッチング処理を実行する。これにより、情報管理装置100は、それぞれの計測機201の計測結果を、利用者205ごとに分類することができる。
(電波受信処理手順の一例)
次に、図17を用いて、電波受信処理手順の一例について説明する。
図17は、電波受信処理手順の一例を示すフローチャートである。図17において、端末装置203は、ビーコンの電波を受信したか否かを判定する(ステップS1701)。ここで、ビーコンの電波を受信していない場合(ステップS1701:No)、端末装置203は、ステップS1701の処理に戻る。
一方で、ビーコンの電波を受信した場合(ステップS1701:Yes)、端末装置203は、直前N秒間の平均受信強度を算出する(ステップS1702)。次に、端末装置203は、今回算出した平均受信強度が、第2閾値より大きいか否かを判定する(ステップS1703)。ここで、今回算出した平均受信強度が、第2閾値より大きい場合(ステップS1703:Yes)、端末装置203は、ステップS1704の処理に移行する。
一方で、今回算出した平均受信強度が、第2閾値以下である場合(ステップS1703:No)、端末装置203は、ステップS1709の処理に移行する。
ステップS1704に移行すると、端末装置203は、今回算出した平均受信強度が、第1閾値より大きいか否かを判定する(ステップS1704)。ここで、今回算出した平均受信強度が、第1閾値より大きい場合(ステップS1704:Yes)、端末装置203は、前回算出した平均受信強度が、第1閾値より大きいか否かを判定する(ステップS1705)。
ここで、前回算出した平均受信強度が、第1閾値より大きい場合(ステップS1705:Yes)、端末装置203は、ステップS1701の処理に戻る。一方で、前回算出した平均受信強度が、第1閾値以下である場合(ステップS1705:No)、端末装置203は、現在時刻を、受信開始時刻として記録する(ステップS1706)。そして、端末装置203は、ステップS1701の処理に戻る。
一方で、今回算出した平均受信強度が、第1閾値以下である場合(ステップS1704:No)、端末装置203は、前回算出した平均受信強度が、第1閾値より大きいか否かを判定する(ステップS1707)。
ここで、前回算出した平均受信強度が、第1閾値以下である場合(ステップS1707:No)、端末装置203は、ステップS1701の処理に戻る。一方で、前回算出した平均受信強度が、第1閾値より大きい場合(ステップS1707:Yes)、端末装置203は、現在時刻を、受信終了時刻として記録する(ステップS1708)。そして、端末装置203は、ステップS1701の処理に戻る。
ステップS1709に移行すると、端末装置203は、平均受信強度が第2閾値を下回った回数が一定の回数を超えたか否かを判定する(ステップS1709)。ここで、一定の回数を超えていない場合(ステップS1709:No)、端末装置203は、ステップS1701の処理に戻る。
一方で、一定の回数を超えた場合(ステップS1709:Yes)、端末装置203は、記録された受信開始時刻と、受信終了時刻とに基づいて、受信時点の範囲を含む端末情報を作成し、その端末情報を情報管理装置100に送信する(ステップS1710)。これにより、端末装置203は、受信時点の範囲を含む端末情報を、情報管理装置100に送信することができる。
以上説明したように、情報管理装置100によれば、計測機201によって計測された計測結果と計測時点とを対応付けた計測情報を取得することができる。また、情報管理装置100によれば、端末装置203によって、計測機201の近傍の発信機202によって発信された電波が受信された受信時点と、端末装置203の識別情報とを対応付けた端末情報を取得することができる。また、情報管理装置100によれば、取得した計測情報と端末情報とに基づいて、計測時点と受信時点との組み合わせが第1の条件を満たすか否かを判定することができる。また、情報管理装置100によれば、第1の条件を満たす場合に、計測結果と端末装置203の識別情報とを対応付けて出力することができる。
これにより、情報管理装置100は、端末情報の取得元の端末装置203に対応する利用者205が、計測情報の計測時点に、その計測情報の取得元の計測機201によって計測された利用者205である可能性が大きいか否かを判断することができる。そして、情報管理装置100は、その判断に基づき、計測機201の計測結果のうち、端末装置203を有する利用者205の計測結果である可能性が大きい計測結果を、その端末装置203の識別情報に対応付けてまとめることができる。このため、情報管理装置100は、計測機201を共用する利用者205が何人いても、利用者205ごとに計測結果をまとめやすくすることができ、利用者205ごとに健康状態を把握しやすくすることができる。
情報管理装置100によれば、さらに計測機201の識別情報が対応付けられた計測情報を取得することができる。また、情報管理装置100によれば、さらに発信機202の識別情報が対応付けられた端末情報を取得することができる。また、情報管理装置100によれば、計測時点と受信時点との組み合わせが第1の条件を満たすか否かを判定することができる。また、情報管理装置100によれば、計測機201の識別情報と発信機202の識別情報との組み合わせが第2の条件を満たすか否かを判定することができる。また、情報管理装置100によれば、第1の条件を満たし、かつ、第2の条件を満たす場合に、計測結果と端末装置203の識別情報とを対応付けて出力することができる。
例えば、計測機201−1の計測時点と、他の計測機201−2に端末装置203が接近し、他の計測機201−2の近傍の発信機202−2の電波を、その端末装置203が受信した受信時点とが比較的近くなってしまう場合がある。この場合、その計測時点と、その受信時点との組み合わせが第1の条件を満たすことがあるが、その計測機201−1の計測結果と、その端末装置203の識別情報とを対応付けることは好ましくない。これに対し、情報管理装置100は、第1の条件を満たしても、第2の条件を満たさなければ、計測結果と、端末装置203の識別情報とを対応付けないようにすることができる。このため、情報管理装置100は、計測機201の計測結果に、その計測機201の近傍の発信機202に接近していない端末装置203の識別情報を対応付けることを防止し、計測結果と端末装置203の識別情報とを精度よく対応付けることができる。
情報管理装置100によれば、取得した計測情報を記憶部に蓄積することができる。また、情報管理装置100によれば、取得した端末情報を記憶部に蓄積することができる。また、情報管理装置100によれば、記憶部のいずれかの計測情報に対応付けられた計測時点と、記憶部のいずれかの端末情報に対応付けられた受信時点との組み合わせが第1の条件を満たすか否かを判定することができる。また、情報管理装置100によれば、その計測情報に対応付けられた計測機201の識別情報と、その端末情報に対応付けられた発信機202の識別情報との組み合わせが第2の条件を満たすか否かを判定することができる。また、情報管理装置100によれば、第1の条件を満たし、かつ、第2の条件を満たす場合に、その計測情報に対応付けられた計測結果と、その端末情報に対応付けられた端末装置203の識別情報とを対応付けて出力することができる。
これにより、情報管理装置100は、複数の計測機201について計測情報を蓄積しても、蓄積した計測情報が、いずれの計測機201の計測情報であるかを特定することができる。そして、情報管理装置100は、複数の計測機201があり、第1の条件を満たす計測時点と受信時点との組み合わせが複数あっても、第2の条件に基づいて、どの計測結果と、どの端末装置203の識別情報とを対応付けるかを決定することができる。このため、情報管理装置100は、計測機201の計測結果に、その計測機201の近傍の発信機202に接近していない端末装置203の識別情報を対応付けることを防止し、計測結果と端末装置203の識別情報とを精度よく対応付けることができる。
情報管理装置100によれば、さらに端末装置203における電波の受信強度が対応付けられた端末情報を取得することができる。また、情報管理装置100によれば、計測時点と受信時点との組み合わせが第1の条件を満たすか否かを判定することができる。また、情報管理装置100によれば、電波の受信強度が第3の条件を満たすか否かを判定することができる。また、情報管理装置100によれば、第1の条件を満たし、かつ、第3の条件を満たす場合に、計測結果と端末装置203の識別情報とを対応付けて出力することができる。
例えば、計測機201の計測時点付近に、その計測機201の近傍の発信機202から比較的遠い位置にある端末装置203が、その発信機202の電波を受信してしまう場合がある。この場合、その計測機201の計測時点と、その端末装置203の受信時点との組み合わせが第1の条件を満たすことがあるが、その計測機201の計測結果と、その端末装置203の識別情報とを対応付けることは好ましくない。これに対し、情報管理装置100は、第1の条件を満たしても、第3の条件を満たさなければ、計測結果と、端末装置203の識別情報とを対応付けないようにすることができる。このため、情報管理装置100は、計測機201の計測結果に、その計測機201の近傍の発信機202に接近していない端末装置203の識別情報を対応付けることを防止し、計測結果と端末装置203の識別情報とを精度よく対応付けることができる。
情報管理装置100によれば、取得した計測情報を記憶部に蓄積することができる。また、情報管理装置100によれば、取得した端末情報を記憶部に蓄積することができる。また、情報管理装置100によれば、記憶部のいずれかの計測情報に対応付けられた計測時点と、記憶部のいずれかの端末情報に対応付けられた受信時点との組み合わせが第1の条件を満たすか否かを判定することができる。また、情報管理装置100によれば、その端末情報に対応付けられた受信強度が第3の条件を満たすか否かを判定することができる。また、情報管理装置100によれば、第1の条件を満たし、かつ、第3の条件を満たす場合に、その計測情報に対応付けられた計測結果と、その端末情報に対応付けられた端末装置203の識別情報とを対応付けて出力することができる。
これにより、情報管理装置100は、計測機201の近傍の発信機202の電波を受信した複数の端末装置203の端末情報を蓄積しても、いずれの端末情報が、その発信機202に最も近づいた端末装置203の端末情報であるかを判断することができる。そして、情報管理装置100は、複数の端末装置203があり、第1の条件を満たす計測時点と受信時点との組み合わせが複数あっても、第3の条件に基づいて、どの計測結果と、どの端末装置203の識別情報とを対応付けるかを決定することができる。このため、情報管理装置100は、計測機201の計測結果に、その計測機201の近傍の発信機202に接近していない端末装置203の識別情報を対応付けることを防止し、計測結果と端末装置203の識別情報とを精度よく対応付けることができる。
情報管理装置100によれば、取得した計測情報を記憶部に蓄積することができる。また、情報管理装置100によれば、取得した端末情報を記憶部に蓄積することができる。また、情報管理装置100によれば、記憶部のいずれかの計測情報に対応付けられた計測時点と、記憶部のいずれかの端末情報に対応付けられた受信時点との差分に基づいて、記憶部のそれぞれの計測情報に対応付けられた計測時点を補正することができる。これにより、情報管理装置100は、計測機201が計る時刻と、端末装置203が計る時刻とにずれがあっても、計測結果と端末装置203の識別情報とを組み合わせる精度を向上することができる。
情報管理装置100によれば、発信機202から所定以下の電力を用いて発信された電波を受信した端末装置203の端末情報を用いることができる。これにより、情報管理装置100は、計測機201の近傍の発信機202から一定距離以内にある可能性が大きく、その計測機201によって計測された可能性が比較的大きい利用者に対応する端末装置203の端末情報を取得することができる。このため、情報管理装置100は、計測結果と端末装置203の識別情報とを組み合わせる精度を向上することができる。
情報管理装置100によれば、受信時点を、端末装置203における電波の受信強度が閾値以上である期間によって示すことができる。また、情報管理装置100によれば、第1の条件として、計測時点が受信時点を示す期間に含まれることを用いることができる。これにより、情報管理装置100は、端末装置203において一定期間電波が受信された場合であっても、計測結果と端末装置203の識別情報とを組み合わせる精度を向上することができる。
なお、本実施の形態で説明した情報管理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本実施の形態で説明した情報管理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本実施の形態で説明した情報管理プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
計測機によって計測された計測結果と計測時点とを対応付けた計測情報を取得し、
前記計測機の利用者に対応する端末装置によって、前記計測機の近傍の発信機によって発信された電波が受信された受信時点と、前記端末装置の識別情報とを対応付けた端末情報を取得し、
取得した前記計測情報と前記端末情報とに基づいて、前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが所定の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、
処理を実行させることを特徴とする情報管理プログラム。
(付記2)前記計測情報は、さらに前記計測機の識別情報を対応付け、
前記端末情報は、さらに前記発信機の識別情報を対応付け、
前記出力する処理は、
前記計測機の識別情報と前記発信機の識別情報との組み合わせが第2の条件を満たし、かつ、前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが前記所定の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、ことを特徴とする付記1に記載の情報管理プログラム。
(付記3)前記計測情報を取得する処理は、
取得した前記計測情報を第1の記憶部に蓄積し、
前記出力する処理は、
前記第1の記憶部のいずれかの前記計測情報に対応付けられた計測機の識別情報と前記発信機の識別情報との組み合わせが前記第2の条件を満たし、かつ、当該計測情報に対応付けられた計測時点と前記受信時点との組み合わせが前記所定の条件を満たす場合に、当該計測情報に対応付けられた計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、ことを特徴とする付記2に記載の情報管理プログラム。
(付記4)前記端末情報は、さらに前記端末装置における前記電波の受信強度を対応付け、
前記出力する処理は、
前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが前記所定の条件を満たし、前記電波の受信強度が第3の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の情報管理プログラム。
(付記5)前記端末情報を取得する処理は、
取得した前記端末情報を第2の記憶部に蓄積し、
前記出力する処理は、
前記計測時点と前記第2の記憶部のいずれかの前記端末情報に対応付けられた受信時点との組み合わせが前記所定の条件を満たし、当該端末情報に対応付けられた受信強度が前記第3の条件を満たす場合に、前記計測結果と当該端末情報に対応付けられた端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、ことを特徴とする付記4に記載の情報管理プログラム。
(付記6)前記計測情報を取得する処理は、
取得した前記計測情報を第1の記憶部に蓄積し、
前記コンピュータに、
さらに、前記第1の記憶部のいずれかの前記計測情報に対応付けられた計測時点と前記受信時点との差分に基づいて、前記第1の記憶部のそれぞれの前記計測情報に対応付けられた計測時点を補正する、処理を実行させることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の情報管理プログラム。
(付記7)前記電波は、所定以下の電力を用いて発信される、ことを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の情報管理プログラム。
(付記8)前記受信時点は、前記端末装置における前記電波の受信強度が閾値以上である期間によって示され、
前記所定の条件は、前記計測時点が前記受信時点を示す期間に含まれることである、ことを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の情報管理プログラム。
(付記9)コンピュータが、
計測機によって計測された計測結果と計測時点とを対応付けた計測情報を取得し、
前記計測機の利用者に対応する端末装置によって、前記計測機の近傍の発信機によって発信された電波が受信された受信時点と、前記端末装置の識別情報とを対応付けた端末情報を取得し、
取得した前記計測情報と前記端末情報とに基づいて、前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが所定の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、
処理を実行することを特徴とする情報管理方法。
(付記10)計測機と、前記計測機の近傍の発信機と、前記計測機の利用者に対応する端末装置と、情報管理装置とを含む情報管理システムであって、
前記計測機は、前記計測機によって計測された計測結果と計測時点とを対応付けた計測情報を、前記情報管理装置に送信し、
前記発信機は、電波を発信し、
前記端末装置は、前記端末装置によって前記電波が受信された受信時点と、前記端末装置の識別情報とを対応付けた端末情報を、前記情報管理装置に送信し、
前記情報管理装置は、前記計測情報と前記端末情報とを取得し、取得した前記計測情報と前記端末情報とに基づいて、前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが所定の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、ことを特徴とする情報管理システム。
(付記11)計測機によって計測された計測結果と計測時点とを対応付けた計測情報を取得し、
前記計測機の利用者に対応する端末装置によって、前記計測機の近傍の発信機によって発信された電波が受信された受信時点と、前記端末装置の識別情報とを対応付けた端末情報を取得し、
取得した前記計測情報と前記端末情報とに基づいて、前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが所定の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、
制御部を有することを特徴とする情報管理装置。
100 情報管理装置
200 情報管理システム
201 計測機
202 発信機
203 端末装置
204 中継装置
205 利用者
210 ネットワーク
300,500,700,900,1200 バス
301,501,701,901,1201 CPU
302,502,702,902,1202 メモリ
303,503,703,903,1203 通信I/F
304,504 記録媒体I/F
305,505 記録媒体
400,1405,1406 管理情報テーブル
506 計測部
507,904 タイマ
600,1401,1402 計測情報テーブル
800 信号データ
1000 一覧情報テーブル
1100,1403,1404 端末情報テーブル
1301 記憶部
1302 取得部
1303 判定部
1304 出力部

Claims (7)

  1. コンピュータに、
    計測機によって計測された計測結果と計測時点とを対応付けた計測情報を取得し、
    前記計測機の利用者に対応する端末装置によって、前記計測機の近傍の発信機によって発信された電波が受信された受信時点と、前記端末装置の識別情報とを対応付けた端末情報を取得し、
    取得した前記計測情報と前記端末情報とに基づいて、前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが所定の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、
    処理を実行させることを特徴とする情報管理プログラム。
  2. 前記計測情報は、さらに前記計測機の識別情報を対応付け、
    前記端末情報は、さらに前記発信機の識別情報を対応付け、
    前記出力する処理は、
    前記計測機の識別情報と前記発信機の識別情報との組み合わせが第2の条件を満たし、かつ、前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが前記所定の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報管理プログラム。
  3. 前記端末情報は、さらに前記端末装置における前記電波の受信強度を対応付け、
    前記出力する処理は、
    前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが前記所定の条件を満たし、前記電波の受信強度が第3の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報管理プログラム。
  4. 前記受信時点は、前記端末装置における前記電波の受信強度が閾値以上である期間によって示され、
    前記所定の条件は、前記計測時点が前記受信時点を示す期間に含まれることである、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報管理プログラム。
  5. コンピュータが、
    計測機によって計測された計測結果と計測時点とを対応付けた計測情報を取得し、
    前記計測機の利用者に対応する端末装置によって、前記計測機の近傍の発信機によって発信された電波が受信された受信時点と、前記端末装置の識別情報とを対応付けた端末情報を取得し、
    取得した前記計測情報と前記端末情報とに基づいて、前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが所定の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、
    処理を実行することを特徴とする情報管理方法。
  6. 計測機と、前記計測機の近傍の発信機と、前記計測機の利用者に対応する端末装置と、情報管理装置とを含む情報管理システムであって、
    前記計測機は、前記計測機によって計測された計測結果と計測時点とを対応付けた計測情報を、前記情報管理装置に送信し、
    前記発信機は、電波を発信し、
    前記端末装置は、前記端末装置によって前記電波が受信された受信時点と、前記端末装置の識別情報とを対応付けた端末情報を、前記情報管理装置に送信し、
    前記情報管理装置は、前記計測情報と前記端末情報とを取得し、取得した前記計測情報と前記端末情報とに基づいて、前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが所定の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、ことを特徴とする情報管理システム。
  7. 計測機によって計測された計測結果と計測時点とを対応付けた計測情報を取得し、
    前記計測機の利用者に対応する端末装置によって、前記計測機の近傍の発信機によって発信された電波が受信された受信時点と、前記端末装置の識別情報とを対応付けた端末情報を取得し、
    取得した前記計測情報と前記端末情報とに基づいて、前記計測時点と前記受信時点との組み合わせが所定の条件を満たす場合に、前記計測結果と前記端末装置の識別情報とを対応付けて出力する、
    制御部を有することを特徴とする情報管理装置。
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