JP6801208B2 - 電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電池モジュール及びセルホルダに関する。
連結部材によって連結された複数のセルホルダを備える電池モジュールが知られている(特許文献1参照)。この連結部材には、連結ロッドを挿入するための貫通孔が設けられている。この貫通孔はテーパ形状を有している。
特開2013−8479号公報
上記電池モジュールでは、連結ロッドを貫通孔に挿入する際に、連結ロッドの先端の角部が貫通孔の内面に引っかかるおそれがある。連結ロッドの先端の角部が貫通孔の内面に引っかからないように連結ロッドを動かしながら貫通孔に挿入すると、連結ロッドの挿入に時間が掛かる。
また、上記電池モジュールでは、セルホルダの向き(貫通孔のテーパ形状の向き)を判別するためには、貫通孔の大きさを観察して差を判別する必要があるので、セルホルダの向きを短時間で判別することは難しい。
したがって、上記電池モジュールの構造では、電池モジュールの製造に要する時間を短縮化することは難しい。
本発明の一側面は、電池モジュールの製造に要する時間を短縮化できる構造を有する電池モジュール及びセルホルダを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電池モジュールは、配列された複数の電池セルと、前記複数の電池セルのそれぞれを保持し、前記複数の電池セルの配列方向に貫通する貫通孔が設けられたセルホルダと、前記複数の電池セルの配列方向に延びており、前記貫通孔を貫通するボルトと、を備え、少なくとも1つの前記セルホルダに設けられた前記貫通孔が、前記ボルトの先端に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有しており、前記ボルトの前記先端が面取り部を有している。
この電池モジュールでは、少なくとも1つのセルホルダに設けられた貫通孔がテーパ形状を有し、かつ、ボルトの先端が面取り部を有しているので、ボルトを貫通孔に挿入する際に、ボルトの先端が貫通孔の内面に引っかかり難い。そのため、ボルトを貫通孔にスムーズに挿入できる。よって、電池モジュールの製造に要する時間を短縮化できる。
前記セルホルダは、前記貫通孔の一端に設けられた突起部と、前記貫通孔の他端に設けられ、前記突起部に嵌合可能な形状を有する穴部とを有してもよい。
この場合、突起部又は穴部を観察することによって、セルホルダの向きを短時間で判別することができる。そのため、ボルトを挿入する向きを短時間で決定することができる。
上記電池モジュールは、前記複数の電池セルの配列方向において前記複数の電池セルに拘束荷重を付加する第1及び第2のエンドプレートと、前記第2のエンドプレートと前記複数の電池セルとの間に配置される弾性部材と、前記ボルトの前記先端に位置するナットと、を更に備え、前記第2のエンドプレートが、前記ナットと前記弾性部材との間に位置しており、前記第2のエンドプレートには、前記ボルトを貫通させるための貫通孔が設けられており、前記第2のエンドプレートの前記貫通孔は、前記ボルトの先端に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有してもよい。
ボルトは、電池セルを保持するセルホルダの貫通孔を貫通した後、ナット側に位置する第2のエンドプレートの貫通孔に挿入される。さらに、第2のエンドプレートは、弾性部材によって複数の電池セルから離れた場所に位置している。そのため、通常、第2のエンドプレートの貫通孔にボルトを挿入する場合、セルホルダの貫通孔にボルトを挿入する場合に比べてスムーズにボルトを挿入することが難しくなる。そのような場合であっても、ボルトの先端が面取り部を有し、第2のエンドプレートの貫通孔がテーパ形状を有しているので、第2のエンドプレートの貫通孔にボルトをスムーズに挿入できる。
上記電池モジュールは、前記複数の電池セルと前記弾性部材との間に配置されるミドルプレートを更に備え、前記ミドルプレートには、前記ボルトを貫通させるための貫通孔が設けられており、前記ミドルプレートの前記貫通孔は、前記ボルトの先端に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有してもよい。
この場合、ミドルプレートの貫通孔にボルトをスムーズに挿入できる。
前記複数の電池セルの数が3つ以上であってもよい。
この場合、ボルトの先端が引っかかる可能性のある箇所(貫通孔の内面及び貫通孔間の段差)が多くなる。そのような場合であっても、セルホルダの貫通孔にボルトをスムーズに挿入できる。
前記ボルトの前記先端から最も遠くに位置する前記セルホルダに設けられた前記貫通孔が、前記テーパ形状を有してもよい。
ボルトは、複数のセルホルダの貫通孔を貫通する際に、ボルトの先端から最も遠くに位置するセルホルダの貫通孔から挿入される。そのため、当該セルホルダの貫通孔にボルトの先端を挿入する際に、ボルトの先端と貫通孔との位置合わせに時間が掛かる。しかし、当該セルホルダの貫通孔がテーパ形状を有していると、貫通孔にボルトをスムーズに挿入できる。
本発明の他の一側面に係るセルホルダは、電池セルを保持するためのセルホルダであって、突起部と、前記突起部に嵌合可能な形状を有する穴部と、を備え、前記穴部から前記突起部まで貫通し、ボルトを貫通させるための貫通孔が設けられており、前記貫通孔は、前記穴部から前記突起部に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有している。
このセルホルダでは、突起部又は穴部を観察することによって、セルホルダの向き(貫通孔のテーパ形状の向き)を短時間で判別することができる。そのため、ボルトを挿入すべき向きも短時間で判別することができる。よって、電池モジュールの製造に要する時間を短縮化できる。
本発明の一側面によれば、電池モジュールの製造に要する時間を短縮化できる構造を有する電池モジュール及びセルホルダが提供され得る。
第1実施形態に係る電池モジュールを模式的に示す斜視図である。 図1の電池モジュールに含まれるセルホルダ、電池セル及び伝熱プレートを模式的に示す分解斜視図である。 図1のIII−III線に沿った電池モジュールの部分断面図である。 ボルトの変形例を示す平面図である。 ボルトがセルホルダの貫通孔に挿入される工程の一例を示す図である。 第2実施形態に係る電池モジュールを模式的に示す部分断面図である。 第3実施形態に係る電池モジュールを模式的に示す部分断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。図面には、必要に応じてXYZ直交座標系が示されている。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る電池モジュールを模式的に示す斜視図である。図2は、図1の電池モジュールに含まれるセルホルダ、電池セル及び伝熱プレートを模式的に示す分解斜視図である。図3は、図1のIII−III線に沿った電池モジュールの部分断面図である。図1〜図3に示される電池モジュール10は、例えば筐体内に収容され、フォークリフト等の産業車両のバッテリーとして使用され得る。
図1〜図3に示される電池モジュール10は、Y軸方向に配列された複数の電池セル20と、複数の電池セル20のそれぞれを保持するセルホルダ30とを備える。電池モジュール10は、複数の電池セル20の配列方向(Y軸方向)において複数の電池セル20に拘束荷重を付加する第1のエンドプレート14及び第2のエンドプレート15を備えてもよい。この場合、複数の電池セル20は、エンドプレート14,15間に位置することになる。エンドプレート14,15には、それぞれブラケット16が設けられている。例えば締結ボルトによりブラケット16,16が筐体に固定されることによって、電池モジュール10は筐体に固定される。各エンドプレート14,15は、ブラケット16と一体であってもよい。エンドプレート14,15及びブラケット16は例えば金属製部材である。
電池モジュール10は、複数の電池セル20の配列方向(Y軸方向)に延びるボルトBを備える。本実施形態において、電池モジュール10は複数本(図1の例では4本)のボルトBを備える。各ボルトBの長さは例えば200mm以上である。図1及び図3に示されるように、各ボルトBは、第1のエンドプレート14から、第2のエンドプレート15に向けて挿通されると共に、第2のエンドプレート15を挿通した位置でナットNに螺合され得る。ボルトBとナットNの締結により、エンドプレート14,15及び複数の電池セル20に拘束荷重が付加される。
電池セル20の数は3つ以上であってもよいし、5個以上であってもよいし、10個以上であってもよいし、20個以下であってもよい(図1の例において電池セル20の数は7つ)。
電池セル20は、例えばリチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。電池セル20は、例えば略直方体形状をなす中空のケースと、ケース内に収容された電極組立体とを備えている。ケースは、例えばアルミニウム等の金属によって形成されている。ケースの内部には、例えば有機溶媒系又は非水系の電解液が注入されている。電極組立体は、正極、負極、及び正極と負極との間に配置されたセパレータとによって構成されている。電極組立体では、例えば袋状のセパレータ内に正極が収容されており、正極が収容された袋状のセパレータと負極とが交互に積層されている。
図2に示されるように、セルホルダ30は、底面部31と、第1の側面部32と、第2の側面部33と、仕切り部34と、複数(図2の例では4つ)の柱部37とを備え得る。セルホルダ30は、例えば一体成形された樹脂部材である。
底面部31は、矩形平板状に形成され、電池セル20の底面に対向する。第1の側面部32及び第2の側面部33は、底面部31の長手方向(X軸方向)における両端部に接続され、Z軸方向に延在している。第1の側面部32及び第2の側面部33は、矩形平板状に形成され、電池セル20の一対の側面(Y軸方向及びZ軸方向に延在する側面)をそれぞれ覆う。仕切り部34は、矩形平板状に形成される。仕切り部34は、第1の側面部32の長手方向(Z軸方向)における第1の端部32a(底面部31に接続される端部とは反対側の端部)と、第2の側面部33の長手方向(Z軸方向)における第1の端部33a(底面部31に接続される端部とは反対側の端部)とを接続する。仕切り部34は、その厚み方向が電池セル20の配列方向(Y軸方向)と一致し、長手方向(X軸方向)が底面部31の長手方向と一致するように配置されている。底面部31、第1の側面部32及び第2の側面部33に囲まれる領域は、電池セル20が収容される収容部Sとなる。
第1の側面部32及び第2の側面部33の長手方向(Z軸方向)における第1の端部32a,33aには、Z軸方向に延びる矩形平板状の突出部35が設けられている。第1の側面部32及び第2の側面部33の長手方向(Z軸方向)における第2の端部32c,33cには、Y軸方向に延在する柱部37,37がそれぞれ設けられている。仕切り部34には、仕切り部34の長手方向(X軸方向)に配列された柱部37,37が設けられている。各柱部37はY軸方向に延在している。
セルホルダ30には、複数の電池セル20の配列方向(Y軸方向)に貫通する貫通孔38が設けられている。本実施形態では、複数の貫通孔38が、複数の柱部37にそれぞれ設けられている。貫通孔38は、ボルトBを貫通させるための孔である。貫通孔38はY軸方向において例えば直線状に延びる。貫通孔38のXZ断面は例えば円形である。
各柱部37は、突起部37aと、突起部37aに嵌合可能な形状を有する穴部37bとを備える。1つのセルホルダ30において突起部37aが穴部37bに嵌合するのではなく、隣接する2つのセルホルダ30間において、一方のセルホルダ30の突起部37aが、他方のセルホルダ30の穴部37bに嵌合する(図3参照)。貫通孔38は、穴部37bから突起部37aまで貫通している。貫通孔38は穴部37bの開口面から突起部37aの頂面まで延びている。突起部37aは貫通孔38の一端に設けられ、穴部37bは貫通孔38の他端に設けられる。突起部37aは、環状の内面及び外面を有する筒状部である。穴部37bは、突起部37aの外面に嵌合可能な形状の内面を有する。突起部37aの内面及び穴部37bの内面は、貫通孔38の内面の一部を構成する。
電池モジュール10は、隣接する電池セル20間に配置される伝熱プレート41を備えてもよい。伝熱プレート41は、隣接する電池セル20間に位置する第1の板状部分42と、第1の板状部分42と交差する第2の板状部分43とを有する。第1の板状部分42は、電池セル20に直接接触してもよいし、他の伝熱部材を介して電池セル20に接続されてもよい。第2の板状部分43は第2の側面部33の外面を覆っている。伝熱プレート41は例えば金属製部材である。電池セル20において発生した熱は、第1の板状部分42から第2の板状部分43に向けて伝達され、第2の板状部分43から、電池モジュール10が固定される筐体に伝達される。電池モジュール10が伝熱プレート41を備えない場合、例えば冷媒を電池セル20間に流すことにより放熱を行うことができる。例えばセルホルダ30に溝部を設けることによって、冷媒の流路が形成される。
図3に示されるように、ボルトBは、エンドプレート14の貫通孔14a、セルホルダ30の貫通孔38及びエンドプレート15の貫通孔15aに挿通されている。エンドプレート15がセルホルダ30に隣接する場合、貫通孔15aの電池セル20側の端部には、セルホルダ30の突起部37aに嵌合可能な穴部15bが設けられてもよい。ボルトBの頭部51は、エンドプレート14側に位置している。ボルトBの先端52は、エンドプレート15側に位置している。ボルトBの先端52には、ナットNが位置している。
ボルトBの先端52は面取り部53を有している。面取り部53は、例えばC面取り部(平面部)である。面取り部53は、図4に示されるように、R面取り部(曲面部)であってもよい。R面取り部は、C面取り部よりも、貫通孔38の内面に引っかかり難い。面取り部53は、先端52に角部を有するボルトBの角部を面取りして形成されたものに限られない。例えば、元々、先端52の面取り部53が平面状あるいは曲面状に形成されることで先端52に角部を有さないボルトBを用いてもよい。貫通孔14a,15a,38は、ボルトBの先端52に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有している。突起部37aの内面及び穴部37bの内面も、ボルトBの先端52に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有している。貫通孔14a,15a,38の径は、それぞれ、貫通孔14a,15a,38の一端から他端まで、ボルトBの先端52に向かうに連れて単調減少している。突起部37aの外面及び穴部37bの内面が同様のテーパ形状を有してもよい。
図5は、ボルトがセルホルダの貫通孔に挿入される工程の一例を示す図である。図5では、エンドプレート14は省略されている。図5に示されるように、ボルトBは、セルホルダ30の穴部37bから突起部37aに向けて挿入される。面取り部53がC面取り部である場合、C面取り部とY軸方向とのなす角度のうち小さい方をθ1、貫通孔38の内面とY軸方向とのなす角度のうち小さい方をθ2とすると、θ1≧θ2であってもよい。この場合、ボルトBの先端52が貫通孔38の内面に引っかかり難くなると共に面取り部53を形成するのも容易になる。貫通孔38の出口径(突起部37aの頂面における貫通孔38の径)をD1、入口径(穴部37bの開口面における貫通孔38の径)をD2とすると、D2−D1≧(突起部37aと穴部37bとの間のクリアランス)+(突起部37aの内径と外径との差)である。クリアランスには、突起部37a及び穴部37bの加工公差も含まれる。
第1実施形態の電池モジュール10では、セルホルダ30の貫通孔38がテーパ形状を有し、かつ、ボルトBの先端52が面取り部53を有しているので、ボルトBを貫通孔38に挿入する際に、ボルトBの先端52が貫通孔38の内面に引っかかり難い。そのため、ボルトBを貫通孔38にスムーズに挿入できる。よって、電池モジュール10の製造に要する時間を短縮化できる。
また、ボルトの先端が面取り部を有していない場合、ボルトの先端の角部が貫通孔38の内面に引っかかると、衝撃によりセルホルダ30が位置ずれするおそれがある。電池モジュール10では、そのようなセルホルダ30の位置ずれを抑制できる。
セルホルダ30が突起部37a及び穴部37bを有している場合、突起部37a又は穴部37bを観察することによって、セルホルダ30の向き(貫通孔38のテーパ形状の向き)を短時間で判別することができる。すなわち、穴部37bからボルトBを挿入すればよいことが分かる。そのため、ボルトBを挿入する向きを短時間で決定することができる。
また、突起部37aが穴部37bに嵌合することによって、隣接するセルホルダ30間の位置ずれを抑制することができるので、隣接する貫通孔38間の段差を小さくできる。その結果、ボルトBを複数の貫通孔38によりスムーズに挿入できる。
電池セル20の数が3つ以上である場合、ボルトBの先端52が引っかかる可能性のある箇所(貫通孔38の内面及び貫通孔38間の段差)が多くなる。そのような場合であっても、セルホルダ30の貫通孔38にボルトBをスムーズに挿入できる。
第1実施形態のセルホルダ30では、突起部37a又は穴部37bを観察することによって、セルホルダ30の向き(貫通孔38のテーパ形状の向き)を短時間で判別することができる。そのため、ボルトBを挿入すべき向きも短時間で判別することができる。よって、電池モジュール10の製造に要する時間を短縮化できる。
ボルトBは、複数のセルホルダ30の貫通孔38を貫通する際に、ボルトBの先端52から最も遠くに位置するセルホルダ30(すなわちボルトBの頭部51側のセルホルダ30)の貫通孔38から挿入される。そのため、当該セルホルダ30の貫通孔38にボルトBの先端52を挿入する際に、ボルトBの先端52と貫通孔38との位置合わせに時間が掛かる。しかし、当該セルホルダ30の貫通孔38が、ボルトBの先端52に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有していると、貫通孔38にボルトBをスムーズに挿入できる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る電池モジュールを模式的に示す部分断面図である。図6に示される電池モジュール110は、各セルホルダ30の各柱部37が突起部37a及び穴部37bを有していないこと以外は第1実施形態の電池モジュール10と同様の構成を備える。電池モジュール110では、セルホルダ30が突起部37aを有していないため、貫通孔15aにおける電池セル20側の端部に、セルホルダ30の突起部37aに嵌合可能な穴部15bが設けられていない。
第2実施形態において、貫通孔38の出口径をD1、入口径をD2とすると、D2−D1≧(基準位置からの貫通孔38の位置の公差)である。基準位置は、セルホルダ30の底面部31に位置する柱部37の底面であってもよいし、ブラケット16側に位置する第2の側面部33の外面(又は伝熱プレート41の第2の板状部分43の外面)であってもよい。貫通孔38の位置は、例えば貫通孔38の中心位置である。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の構成に基づく作用効果が得られる。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態に係る電池モジュールを模式的に示す部分断面図である。図7に示される電池モジュール210は、弾性部材60及びミドルプレート70を更に備えること以外は第1実施形態の電池モジュール10と同様の構成を備える。電池モジュール210では、エンドプレート15がセルホルダ30に隣接していないため、貫通孔15aにおける電池セル20側の端部に、セルホルダ30の突起部37aに嵌合可能な穴部15bが設けられていない。
弾性部材60は、エンドプレート15と電池セル20との間に配置される。弾性部材60は、電池セル20の配列方向における変動を吸収可能である。弾性部材60は、電池セル20に膨張が生じた場合等に、拘束荷重による電池セル20及びエンドプレート14,15の破損を防止する目的で用いられる部材である。弾性部材60は、例えばウレタン製のゴムスポンジによって矩形の板状に形成され、配列方向の一端側の電池セル20とエンドプレート15との間に配置されている。弾性部材60の他の形成材料としては、例えばエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。また、弾性部材60は、ゴムに限られず、バネ材などであってもよい。
ミドルプレート70は、電池セル20と弾性部材60との間に配置される。ミドルプレート70は、例えば樹脂部材である。ミドルプレート70により、弾性部材60から電池セル20にかかる荷重のばらつきが抑制される。電池セル20の配列方向から見たミドルプレート70の平面形状は例えば長方形であり、エンドプレート14,15と同じ形状である。ミドルプレート70には、ボルトBを貫通させるための貫通孔70aが設けられている。貫通孔70aは、ボルトBの先端52に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有している。電池モジュール210では、ミドルプレート70がセルホルダ30に隣接しているため、貫通孔70aにおける電池セル20側の端部に、セルホルダ30の突起部37aに嵌合可能な穴部70bが設けられている。貫通孔70aは、ミドルプレート70の表面における弾性部材60との接触領域の外側に設けられる。ミドルプレート70は、電池セル20の配列方向にスライド可能である。例えば、ミドルプレート70は、電池セル20の膨張に伴って弾性部材60に向かってスライドする。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様の構成に基づく作用効果が得られる。さらに、エンドプレート15は、弾性部材60によって電池セル20から離れた場所に位置している。そのため、通常、エンドプレート15の貫通孔15aにボルトを挿入する場合、セルホルダ30の貫通孔38にボルトを挿入する場合に比べてスムーズにボルトを挿入することが難しくなる。そのような場合であっても、ボルトBの先端52が面取り部53を有し、エンドプレート15の貫通孔15aがテーパ形状を有しているので、エンドプレート15の貫通孔15aにボルトBをスムーズに挿入できる。同様に、ミドルプレート70の貫通孔70aにもボルトBをスムーズに挿入できる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明されたが、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、第3実施形態において電池モジュール210はミドルプレート70を備えなくてもよい。この場合、弾性部材60がセルホルダ30に隣接することになる。
また、第2実施形態において、電池モジュール110が、エンドプレート15と電池セル20との間に配置される弾性部材60を更に備えてもよい。さらに、電池モジュール110は、弾性部材60に加えて、電池セル20と弾性部材60との間に配置されるミドルプレート70を更に備えてもよい。この場合、第3実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、第1〜第3実施形態のそれぞれにおいて、複数のセルホルダ30のうち少なくとも1つのセルホルダ30に設けられた貫通孔38が、ボルトBの先端52に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有してもよい。この場合、残りのセルホルダ30の貫通孔38は上記テーパ形状を有していない。例えば、ボルトBの先端52から最も遠くに位置するセルホルダ30(すなわちボルトBの頭部51側のセルホルダ30)の貫通孔38のみが、ボルトBの先端52に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有してもよい。
10,110,210…電池モジュール、14a,15a,38,70a…貫通孔、14…第1のエンドプレート、15…第2のエンドプレート、20…電池セル、30…セルホルダ、37a…突起部、37b…穴部、52…先端、53…面取り部、60…弾性部材、70…ミドルプレート、B…ボルト、N…ナット。

Claims (4)

  1. 配列された複数の電池セルと、
    前記複数の電池セルのそれぞれを保持し、前記複数の電池セルの配列方向に貫通する貫通孔が設けられたセルホルダと、
    前記複数の電池セルの配列方向に延びており、前記貫通孔を貫通するボルトと、
    前記複数の電池セルの配列方向において前記複数の電池セルに拘束荷重を付加する第1及び第2のエンドプレートと、
    前記第2のエンドプレートと前記複数の電池セルとの間に配置される弾性部材と、
    前記ボルトの先端に位置するナットと、
    を備え、
    少なくとも1つの前記セルホルダに設けられた前記貫通孔が、前記ボルトの前記先端に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有しており、
    前記ボルトの前記先端が面取り部を有しており、
    前記第2のエンドプレートが、前記ナットと前記弾性部材との間に位置しており、
    前記第2のエンドプレートには、前記ボルトを貫通させるための貫通孔が設けられており、
    前記第2のエンドプレートの前記貫通孔は、前記ボルトの前記先端に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有している、電池モジュール。
  2. 前記複数の電池セルと前記弾性部材との間に配置されるミドルプレートを更に備え、
    前記ミドルプレートには、前記ボルトを貫通させるための貫通孔が設けられており、
    前記ミドルプレートの前記貫通孔は、前記ボルトの前記先端に向かうに連れて径が小さくなるようにテーパ形状を有している、請求項に記載の電池モジュール。
  3. 前記セルホルダは、前記貫通孔の一端に設けられた突起部と、前記貫通孔の他端に設けられ、前記突起部に嵌合可能な形状を有する穴部とを有している、請求項1又は2に記載の電池モジュール。
  4. 前記ボルトの前記先端から最も遠くに位置する前記セルホルダに設けられた前記貫通孔が、前記テーパ形状を有している、請求項1〜のいずれか一項に記載の電池モジュール。
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