JP6798365B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に関する。
特許文献1には、平角線を波巻にしたコイルが巻かれたステータを備えた回転電機が開示されている。
特開2013−5516号公報
このような波巻のコイルは、同じ相の巻線が同一のステータスロット内に配置される。このため、隣接するステータティース、例えば、U相コイルが巻かれるステータティースと、隣のV相コイルが巻かれるステータティースには、磁束の差分により大きな磁束変動が発生し、この差分の磁束により大きな6次トルクリップルに繋がる。
また、重ね巻のコイルとする場合、成型したコイル束をステータコアの内側からステータコアに入れ込むため、ステータティースをストレートにしなければならない。ステータティースをストレートにすると、ステータとロータ間のギャップにおいてパーミアンスの変動が激しくなり、大きなトルクリップルが発生してしまう。
そこで、本発明は、トルクリップルを低減させることができる回転電機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明は、直線部とターン部とを有するU字状の導体セグメントを複数本直列接続して形成される巻線からなる固定子巻線と、前記直線部が収容される複数のスロットを有する固定子と、を備える回転電機であって、前記固定子巻線は、複数の相からなる相巻線を有し、前記相巻線は、同相の複数の巻線群を有し、前記巻線は、短節巻にて構成され、前記巻線群の巻線は、同相の他の前記巻線群の巻線とは異なるスロットに収容されるものである。
このように本発明によれば、トルクリップルを低減させることができる。
図1は、本発明の一実施例に係る回転電機の軸方向から見た側面図である。 図2は、本発明の一実施例に係る回転電機のステータの径方向の断面図である。 図3は、本発明の一実施例に係る回転電機の固定子巻線の結線図である。 図4は、本発明の一実施例に係る回転電機の固定子巻線のスロットでの配置を示す図である。 図5は、本発明の一実施例に係る回転電機の隣接するステータティースの磁束量の電気角による変化を示すグラフである。 図6は、本発明の一実施例に係る回転電機の隣接するステータティースの磁束量の次数毎の違いを示すグラフである。 図7は、本発明の一実施例に係る回転電機のトルクの電気角による変化を示すグラフである。 図8は、本発明の一実施例に係る回転電機の導体セグメントの斜視図である。 図9は、本発明の一実施例に係る回転電機のステータに挿通された導体セグメントの斜視図である。 図10は、本発明の一実施例に係る回転電機のステータを導体セグメントのターン部が露出した側から見た斜視図である。 図11は、本発明の一実施例に係る回転電機のステータを導体セグメントの直線部が溶接された側から見た斜視図である。 図12は、本発明の一実施例に係る回転電機の導体セグメントの直線部の溶接部分の拡大図である。 図13は、本発明の一実施例の第1の他の態様に係る回転電機の導体セグメントの斜視図である。 図14は、本発明の一実施例の第1の他の態様に係る回転電機のステータに挿通される導体セグメントの斜視図である。 図15は、本発明の一実施例の第1の他の態様に係る回転電機のステータを導体セグメントの直線部が溶接された側から見た斜視図である。 図16は、本発明の一実施例の第1の他の態様に係る回転電機のステータを導体セグメントのターン部が露出した側から見た斜視図である。 図17は、本発明の一実施例の第2の他の態様に係る回転電機の導体セグメントの斜視図である。 図18は、本発明の一実施例の第2の他の態様に係る回転電機のステータに挿通された導体セグメントの斜視図である。 図19は、本発明の一実施例の第2の他の態様に係る回転電機のステータを導体セグメントのターン部が露出した側から見た斜視図である。 図20は、本発明の一実施例の第3の他の態様に係る回転電機のステータを導体セグメントの直線部が溶接された側から見た斜視図である。 図21は、本発明の一実施例の第4の他の態様に係る回転電機の導体セグメントの斜視図である。 図22は、本発明の一実施例の第4の他の態様に係る回転電機のステータを導体セグメントのターン部が露出した側から見た斜視図である。
本発明の一実施の形態に係る回転電機は、直線部とターン部とを有するU字状の導体セグメントを複数本直列接続して形成される巻線からなる固定子巻線と、直線部が収容される複数のスロットを有する固定子と、を備える回転電機であって、固定子巻線は、複数の相からなる相巻線を有し、相巻線は、同相の複数の巻線群を有し、巻線は、短節巻にて構成され、巻線群の巻線は、同相の他の巻線群の巻線とは異なるスロットに収容されるよう構成されている。これにより、トルクリップルを低減させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る回転電機について詳細に説明する。
図1において、本発明の一実施例に係る回転電機1は、概略円筒形状に形成された固定子としてのステータ10と、ステータ10とギャップを介して径方向の内側に対向配置されるロータ20と、を備えている。回転軸3は、軸受2によって回転自在に支持されている。ロータ20は、回転軸3と一体に回転する。
なお、「径方向」とは、回転軸3が延伸する方向に直交する方向であり、回転軸3を中心として放射方向に示される。「径方向の外側」とは、径方向において回転軸3から遠い側のことであり、「径方向の内側」とは、径方向において回転軸3に近い側のことである。
また、「周方向」とは、回転軸3を中心とする円周方向を示す。また、「軸方向」とは、回転軸3が延伸する方向を示す。
ステータ10は、高透磁率の磁性部材から形成され、非磁性体からなる不図示の連結片を介して不図示のモータケースに磁気的に遮断された状態で固定されている。これにより、例えば、漏れ磁束の発生等が抑制される。
図2に示すように、ステータ10には、径方向の内側に突出したステータティース11が周方向に所定の間隔で複数形成されている。
周方向に隣り合うステータティース11の間には、溝状の空間であるスロット12が形成されている。スロット12には、三相交流のU相、V相、W相に対応する固定子巻線13が納められている。固定子巻線13は、複数本の導体セグメント14から構成されている。固定子巻線13は、分布巻によりステータティース11に巻き回されている。
固定子巻線13は、通電により磁束を発生させる。本実施例では、スロット12は等間隔に48個形成されている。
固定子巻線13は、1つのスロット12内に8本の導体セグメント14が挿通される。各導体セグメント14は、周方向に5個のステータティース11を跨いで、離間したスロット12にそれぞれ配置される。
ステータ10は、固定子巻線13に三相交流が供給されることで、周方向に回転する回転磁界を発生する。このステータ10は、発生した磁束をロータ20に鎖交させることにより、ロータ20を回転駆動させる。
図1において、ロータ20は、不図示の永久磁石が内部に埋め込まれている。ステータ10の固定子巻線13に三相交流を流すことで、回転磁界がステータ10に発生すると、この回転磁界がロータ20の永久磁石に作用してトルクが生じる。
図3に示すように、本実施例の固定子巻線13は、スター結線が採用されており、U相巻線、W相巻線、V相巻線から成る。U、V、W相巻線はそれぞれ直列に接続された4つの巻線対からなる2つの巻線群が並列に接続されている。
U相巻線は、巻線対U11、巻線対U12、巻線対U13、巻線対U14が直列接続された第1の巻線群U1と、巻線対U21、巻線対U22、巻線対U23、巻線対U24が直列接続された第2の巻線群U2とが並列に接続されている。
V相巻線は、巻線対V11、巻線対V12、巻線対V13、巻線対V14が直列接続された第1の巻線群V1と、巻線対V21、巻線対V22、巻線対V23、巻線対V24が直列接続された第2の巻線群V2とが並列に接続されている。
W相巻線は、巻線対W11、巻線対W12、巻線対W13、巻線対W14が直列接続された第1の巻線群W1と、巻線対W21、巻線対W22、巻線対W23、巻線対W24が直列接続された第2の巻線群W2とが並列に接続されている。
図3は、本実施例の固定子巻線13の結線図であり、結線方式および各相巻線の電気的な位相関係を示したものである。
図3に示すように、W相及びV相はU相とほぼ同様の構成であり、それぞれに誘起される電圧の位相が電気角で120度ずれるように配置されている。
図4は、図3に示す結線図による固定子巻線13のスロット12での配置を示す図である。図4では、図の上から順にU相、V相、W相の相別に配置を示しているが、実際には、これらの相巻線が重なってスロット12に収容される。
図4において、各巻線は、極ピッチよりコイルピッチが短い短節巻でステータティース11に巻き回されている。また、各巻線対は、互いに異なる巻方向に巻き回された2つの巻線を有している。
図4に示すように、例えば、第1の巻線群U1の巻線対U11は、互いに異なる巻方向に巻き回された第1の巻線U11a、第2の巻線U11bを有している。また、第2の巻線群U2の巻線対U21は、互いに異なる巻方向に巻き回された第1の巻線U21a、第2の巻線U21bを有している。
巻線対U11の第1の巻線U11a、第2の巻線U11bは、1スロット空けて巻き回されている。巻線対U21の第1の巻線U21a、第2の巻線U21bは、巻線対U11の第1の巻線U11a、第2の巻線U11bの間のスロット12を共有して巻き回されている。
巻線対U11の第1の巻線U11aと巻線対U21の第1の巻線U21aとは、同じ方向に巻き回されている。巻線対U11の第2の巻線U11bと巻線対U21の第2の巻線U21bとは、同じ方向に巻き回されている。
第1の巻線群U1の巻線対U12は、互いに異なる巻方向に巻き回された第1の巻線U12a、第2の巻線U12bを有している。第2の巻線群U2の巻線対U22は、互いに異なる巻方向に巻き回された第1の巻線U22a、第2の巻線U22bを有している。
巻線対U22の第1の巻線U22aは、巻線対U21の第2の巻線U21bと1スロット空けて巻き回されている。巻線対U12の第1の巻線U12a、巻線対U11の第2の巻線U11bは、巻線対U21の第2の巻線U21b、巻線対U22の第1の巻線U22aの間のスロット12を共有して巻き回されている。
巻線対U11の第2の巻線U11bと巻線対U12の第1の巻線U12aとは、逆方向に巻き回されている。巻線対U21の第2の巻線U21bと巻線対U22の第1の巻線U22aとは、逆方向に巻き回されている。
巻線対U12の第1の巻線U12aと巻線対U22の第1の巻線U22aとは、同じ方向に巻き回されている。巻線対U12の第2の巻線U12bと巻線対U22の第2の巻線U22bとは、同じ方向に巻き回されている。
巻線対U12、巻線対U13、巻線対U14、巻線対U22、巻線対U23、巻線対U24も同様にして巻き回されている。
このように、第1の巻線群U1の巻線は、同相の第2の巻線群U2の巻線とは異なるスロット12に収容されるように巻き回されている。
V相の巻線群V1、巻線群V2は、U相の巻線群U1、巻線群U2と4スロットずらされて、巻線群U1、巻線群U2と同様に巻き回される。
W相の巻線群W1、巻線群W2は、V相の巻線群V1、巻線群V2と4スロットずらされて、巻線群U1、巻線群U2と同様に巻き回される。
図5は、本発明の隣接するステータティース11の磁束量の変化と、波巻とした場合の磁束量の変化と、同心巻とした場合の磁束量の変化を示すグラフである。また、図6は、図5のグラフを高速フーリエ変換したグラフである。
図5、図6に示すように、本発明の固定子巻線13は、波巻や同心巻とした場合に比べ、隣接するステータティース11間の磁束量の差が少なく、ステータティース11の磁束量のバラツキを低減することができる。
このため、図7に示すように、波巻や同心巻としたときよりもトルクリップルを大幅に低減させることができる。これにより、回転電機1の振動及び騒音の低減、回転電機1を搭載した車両の走行中のジャダーの低減を図ることができる。
このような回転電機1のステータ10の固定子巻線13の構成方法について説明する。図8に示すように、固定子巻線13は、4種類の導体セグメント141、導体セグメント142、導体セグメント143、導体セグメント144を有している。導体セグメント141、導体セグメント142、導体セグメント143、導体セグメント144は、直線部14aとターン部14bを有するU字状に形成されている。
導体セグメント141、導体セグメント142、導体セグメント143、導体セグメント144は、図9に示すように、ステータ10の軸方向の一方の側面側からステータ10のスロット12に挿通される。導体セグメント141、導体セグメント142、導体セグメント143、導体セグメント144とスロット12の間には、絶縁紙15が設けられている。
1つのスロット12には、8本の導体セグメント14が挿通される。1つのスロット12には、2つの異なる巻線を構成する導体セグメント14が交互に挿通される。すなわち、1つのスロット12に挿通される導体セグメント14の他方の直線部14aは、交互に周方向の逆方向に5個のステータティース11を跨いだスロット12に挿通される。
導体セグメント141、導体セグメント142、導体セグメント143、導体セグメント144は、周方向に5個のステータティース11を跨いでスロット12に挿通できるように直線部14aの間の距離が設定されている。
導体セグメント141は、スロット12の径方向の一番外側と外側から2番目に挿通できるように直線部14aの間の距離が設定されている。導体セグメント142は、スロット12の径方向の外側から3番目と外側から4番目に挿通できるように直線部14aの間の距離が設定されている。導体セグメント143は、スロット12の径方向の外側から5番目と外側から6番目に挿通できるように直線部14aの間の距離が設定されている。導体セグメント144は、スロット12の径方向の外側から7番目と外側から8番目(一番内側)に挿通できるように直線部14aの間の距離が設定されている。
導体セグメント14は、図10に示すように、周方向に同じ角度に傾けて5個のステータティース11を跨いだスロット12に挿通される。すなわち、導体セグメント14は、周方向に5個のステータティース11を跨いだ2つのスロット12の径方向の位置が導体セグメント14の1本分ずらせて挿通されるため、周方向に同じ角度で傾いてスロット12に挿通される。
このように挿通された導体セグメント14は、挿通されたステータ10の側面と軸方向に反対側のステータ10の側面において、直線部14aが折り曲げられ、溶接されて固定子巻線13の巻線を形成する。
図11に示すように、スロット12に挿通された8本の導体セグメント14の直線部14aのうち、径方向の一番外側と一番内側の2本を除く6本は、固定子巻線13の巻線を形成するように同じ巻線を構成する導体セグメント14の直線部14aと溶接される。
径方向の一番外側と一番内側の2本を除く6本は、溶接される導体セグメント14の直線部14aとの周方向の中間点まで折り曲げられ、先端部が溶接される。このとき、導体セグメント14の直線部14aが折り曲げられ溶接される位置は、図12に示すように、同じスロット12に収容された径方向の一番外側及び一番内側の導体セグメント14の直線部14aの先端を結んだ線Aの周方向の間とする。
このようにすることで、導体セグメント14の直線部14a同士を接続するための溶接や、導体セグメント14の直線部14aと後述する外側バスバー16または内側バスバー17を接続するための溶接を容易に行なうことができる。
図11に示すように、導体セグメント14の径方向の一番外側には、巻線群の巻線間を接続するための外側バスバー16が接続される。
外側バスバー16は、周方向に延伸する延伸部16aと、延伸部16aの両端で軸方向に曲がって導体セグメント14との溶接部分まで延伸する接続部16bとを有している。ここで、導体セグメント14同士の溶接部分と、導体セグメント14と外側バスバー16の溶接部分とは、軸方向に揃った位置となるように導体セグメント14の直線部14aの長さが設定されている。
外側バスバー16は、延伸部16aが軸方向に重なるように配置され、接続部16bが軸方向に揃った位置の導体セグメント14との溶接部分まで延伸している。すなわち、外側バスバー16の接続部16bの長さは、外側バスバー16の延伸部16aの軸方向の位置により異なる。
軸方向においてステータ10に最も近い外側バスバー161は、接続部16bが最も長くなり、外側バスバー162、外側バスバー163、外側バスバー164、外側バスバー165、と順に短くなり、軸方向においてステータ10に最も遠い外側バスバー166が最も短い。
外側バスバー161、外側バスバー163、外側バスバー165は、7スロット離間した(間に6スロット挟んだ)導体セグメント14間を接続するように周方向の長さが設定されている。外側バスバー162、外側バスバー163、外側バスバー166は、5スロット離間した(間に4スロット挟んだ)導体セグメント14間を接続するように周方向の長さが設定されている。
なお、巻線群の巻線間を接続するには、5スロット離間した導体セグメント14間の接続と、7スロット離間した導体セグメント14間の接続とが必要である。
図11に示すように、導体セグメント14の径方向の一番内側には、巻線群の巻線間を接続するための内側バスバー17が接続される。
内側バスバー17は、外側バスバー16と同様に、延伸部17aと接続部17bとを有している。内側バスバー17は、延伸部17aが軸方向に重なるように配置され、接続部17bが軸方向に揃った位置の導体セグメント14との溶接部分まで延伸している。
軸方向においてステータ10に最も近い内側バスバー171は、接続部17bが最も長くなり、内側バスバー172、内側バスバー173、内側バスバー174、内側バスバー175、と順に短くなり、軸方向においてステータ10に最も遠い内側バスバー176が最も短い。
内側バスバー171、内側バスバー173、内側バスバー175は、7スロット離間した導体セグメント14間を接続するように周方向の長さが設定されている。内側バスバー172、内側バスバー173、内側バスバー176は、5スロット離間した導体セグメント14間を接続するように周方向の長さが設定されている。
外側バスバー16及び内側バスバー17は、軸方向において相ごとに巻線群の巻線間を接続するように配置される。例えば、外側バスバー161、外側バスバー162は、U相の巻線群の巻線間の接続に使われ、外側バスバー163、外側バスバー164は、V相の巻線群の巻線間の接続に使われ、外側バスバー165、外側バスバー166は、W相の巻線群の巻線間の接続に使われる。
外側バスバー16と内側バスバー17の軸方向の接続する相の順序は、逆順になるように接続される。上述のように外側バスバー16を接続した場合、内側バスバー171、内側バスバー172はW相、内側バスバー173、内側バスバー174はV相、内側バスバー175、内側バスバー176はU相の巻線群の巻線間の接続に使われる。
このようにすることで、バスバーの接続部の長さの違いによる各相のコイルの抵抗値のバラツキを無くし、抵抗値を同じにすることができる。
また、図3及び図4でU1、U2、V1、V2、W1、W2で示した三相電流が供給されるパワー線18も対応する導体セグメント14の直線部14aに接続される。
このように、本実施例においては、平角線の導体セグメント14を使ってコイルを形成しているため、ステータ10のスロット12の巻線占積率を向上させることができる。
また、平角線の導体セグメント14を使ってコイルを形成しているため、コイルエンドを最低限に抑えることができ、銅損を低減させ、回転電機1の効率を向上させることができる。コイルエンドを最低限に抑えることができるため、回転電機1を小型化することができる。
また、平角線の導体セグメント14を使ってコイルを形成しているため、製造時のバラツキを減らすことができ、製造品質を向上させることができる。
本実施例においては、固定子巻線13を重ね巻の短節巻のセグメントコイルとしているため、回転電機1の出力のトルクリップルを大幅に低減させることができ、回転電機1の振動や騒音を低減させることができる。
本実施例においては、外側バスバー16及び内側バスバー17により相巻線の巻線間の接続を行なっているため、セグメントコイルの重ね巻の短節巻とすることができる。
また、外側バスバー16及び内側バスバー17により相巻線の巻線間の接続を行なっているため、容易に製造することができ量産が可能となる。
また、外側バスバー16及び内側バスバー17により相巻線の巻線間の接続を行なっているため、コイルエンドを低減させることができ、銅損を低減させ、回転電機1の効率を向上させることができる。
また、コイルエンドを低減させることができるため、回転電機1を小型化することができる。
本実施例の第1の他の態様としては、巻線群の巻線間の接続や、各相巻線の中性点の接続を、導体セグメントの形状を変えて実現する。
このため、本実施例の第1の他の態様では、図13に示すように、8種類の導体セグメントを使用する。
導体セグメント41は、コイルの中間を形成するためのものであり、直線部41aとターン部41bを有するU字状に形成されている。導体セグメント41は、周方向に5個のステータティース11を跨いでスロット12に挿通できるように直線部の間の距離が設定されている。
導体セグメント411は、スロット12の径方向の外側から2番目と外側から3番目に挿通できるように直線部の間の距離が設定されている。導体セグメント412は、スロット12の径方向の外側から4番目と外側から5番目に挿通できるように直線部の間の距離が設定されている。導体セグメント413は、スロット12の径方向の外側から6番目と外側から7番目に挿通できるように直線部の間の距離が設定されている。
外側導体セグメント42は、スロット12の径方向の一番外側に挿通される。外側導体セグメント42は、巻線群の巻線間の接続に使用される。
外側導体セグメント42は、直線部42aと延伸部42bとを有している。外側導体セグメント42は、延伸部42bが軸方向に重なるように形成され、直線部42aがスロット12に挿通される。
外側導体セグメント421は、5スロット離間した導体セグメント41間を接続するように周方向の長さが設定されている。外側導体セグメント422は、7スロット離間した導体セグメント41間を接続するように周方向の長さが設定されている。
外側導体セグメント42は、延伸部42bが軸方向に重ねられ、延伸部42bのステータ10の側面からの距離が6段階になるように配置される。外側導体セグメント42は、軸方向において相ごとに巻線群の巻線間を接続するように配置される。例えば、延伸部42bのステータ10の側面からの距離が1番近い外側導体セグメント42と2番目に近い外側導体セグメント42は、U相の巻線群の巻線間の接続に使われる。延伸部42bのステータ10の側面からの距離が3番目に近い外側導体セグメント42と4番目に近い外側導体セグメント42は、V相の巻線群の巻線間の接続に使われる。延伸部42bのステータ10の側面からの距離が5番目に近い外側導体セグメント42と6番目に近い(1番遠い)外側導体セグメント42は、W相の巻線群の巻線間の接続に使われる。
内側導体セグメント43は、スロット12の径方向の一番内側に挿通される。内側導体セグメント43は、巻線群の巻線間の接続に使用される。
内側導体セグメント43は、直線部43aと延伸部43bとを有している。内側導体セグメント43は、延伸部43bが径方向に重なって軸方向の位置が同じになるように形成され、直線部43aがスロット12に挿通される。
内側導体セグメント431は、5スロット離間した導体セグメント41間を接続するように周方向の長さが設定されている。内側導体セグメント432は、7スロット離間した導体セグメント41間を接続するように周方向の長さが設定されている。
内側導体セグメント431、内側導体セグメント432は、延伸部43bが径方向に重ねられ、径方向に重ねられた延伸部43bが軸方向に3段階に重ねられて配置される。内側導体セグメント43は、軸方向において相ごとに巻線群の巻線間を接続するように配置される。例えば、径方向に重ねられた延伸部43bのステータ10の側面からの距離が1番近い内側導体セグメント431、内側導体セグメント432は、U相の巻線群の巻線間の接続に使われる。径方向に重ねられた延伸部43bのステータ10の側面からの距離が2番目に近い内側導体セグメント431、内側導体セグメント432は、V相の巻線群の巻線間の接続に使われる。径方向に重ねられた延伸部43bのステータ10の側面からの距離が3番目に近い(1番遠い)内側導体セグメント431、内側導体セグメント432は、W相の巻線群の巻線間の接続に使われる。
中性点接続導体セグメント44は、スロット12の径方向の一番内側に挿通される。中性点接続導体セグメント44は、図3及び図4でN−U1、N−U2、N−V1、N−V2、N−W1、N−W2で示した各巻線群の中性点の接続に使用される。
このような8種類の導体セグメントは、図14に示すように、ステータ10の軸方向の一方側から対応した位置のスロット12に挿通される。また、図3及び図4でU1、U2、V1、V2、W1、W2で示した三相電流のパワー線45も対応するスロット12の径方向の一番内側に挿通される。
そして、8種類の導体セグメントを挿通させたステータ10の側面の軸方向の反対側の側面において、図15に示すように、挿通された直線部を折り曲げて対応する直線部同士を溶接する。
図15に示すように、直線部は、同じ巻線を形成する直線部が周方向に同じ方向に折り曲げられ、径方向に揃った位置で溶接される。このように、容易にコイルの形成を行なうことができる。なお、8種類の導体セグメントの直線部や、三相電流のパワー線45は、ステータ10から軸方向に露出する長さが同一になるように形成されている。
このようにして、本実施例の第1の他の態様のステータ10は、図16に示すように、形成される。
本実施例の第2の他の態様としては、上述の第1の他の態様において、外側導体セグメント及び内側導体セグメントの形状を変えて、外側導体セグメント及び内側導体セグメントの軸方向に占める距離を縮めるものである。
図17に示すように、外側導体セグメント51は、2つの直線部51aと、直線部51a間を接続する接続部51bとを有している。
接続部51bは、径方向の外側に曲折し、所定の位置で軸方向に段差が設けられている。この段差の軸方向の長さは、例えば、接続部51bの軸方向の厚さの2倍程度に形成されている。
内側導体セグメント52は、2つの直線部52aと、直線部52a間を接続する接続部52bとを有している。
接続部52bは、径方向の内側に曲折し、所定の位置で軸方向に段差が設けられている。この段差の軸方向の長さは、例えば、接続部52bの軸方向の厚さと同程度に形成されている。
図18に示すように、外側導体セグメント51は、スロット12の径方向の最も外側に挿通される。外側導体セグメント51は、巻線群の巻線間の接続に使用される。
外側導体セグメント511は、5スロット離間した導体セグメント41間を接続するように周方向の長さが設定されている。外側導体セグメント512は、7スロット離間した導体セグメント41間を接続するように周方向の長さが設定されている。
外側導体セグメント511と外側導体セグメント512は、互いの接続部51bが軸方向に重なって径方向の位置が同じになるように形成され、直線部51aがスロット12に挿通される。
内側導体セグメント52は、スロット12の径方向の最も内側に挿通される。内側導体セグメント52は、巻線群の巻線間の接続に使用される。
内側導体セグメント521は、5スロット離間した導体セグメント41間を接続するように周方向の長さが設定されている。内側導体セグメント522は、7スロット離間した導体セグメント41間を接続するように周方向の長さが設定されている。
内側導体セグメント521と内側導体セグメント522は、互いの接続部52bが径方向に重なって軸方向の位置が同じになるように形成され、直線部52aがスロット12に挿通される。
図19に示すように、外側導体セグメント511と外側導体セグメント512は、接続部51bの段差により生じる軸方向の空間(ステータ10に近い空間と遠い空間の両方)に他の外側導体セグメント511と外側導体セグメント512の接続部51bが収納されるように配置される。
このように、外側導体セグメント51の接続部51bに段差を設けることで、段差で空いた空間に他の外側導体セグメント51の接続部51bを収納して、軸方向に接続部51bが占める長さを縮めることができ、コイルエンドの軸方向の高さを低くして回転電機1を小型化できる。
また、コイルエンドの軸方向の高さを上述の第1の他の態様と同程度とできる場合には、ステータ10の軸方向の端面との絶縁距離や、外側導体セグメント51間の絶縁距離を確保することができる。
内側導体セグメント521と内側導体セグメント522は、接続部52bの段差により生じる軸方向の空間(ステータ10に近い空間と遠い空間の両方)他の内側導体セグメント521と内側導体セグメント522の接続部52bが収納されるように配置される。
このように、内側導体セグメント52の接続部52bに段差を設けることで、段差で空いた空間に他の内側導体セグメント52の接続部52bを収納して、軸方向に接続部52bが占める長さを縮めることができ、コイルエンドの軸方向の高さを低くして回転電機1を小型化できる。
また、コイルエンドの軸方向の高さを上述の第1の他の態様と同程度とできる場合には、ロータ20の軸方向の端面との距離を確保することができ、ロータ20との絶縁距離を確保することができる。
本実施例の第3の他の態様としては、上述の第2の他の態様の外側導体セグメント及び内側導体セグメントの接続部の形状を、上述の実施例のバスバーに適用したものである。
図20に示すように、導体セグメント14の径方向の最も外側には、巻線群の巻線間を接続するための外側バスバー53が接続される。
外側バスバー53は、周方向に延伸する延伸部53aと、延伸部53aの両端で軸方向に曲がって導体セグメント14との溶接部分まで延伸する接続部53bとを有している。ここで、導体セグメント14同士の溶接部分と、導体セグメント14と外側バスバー53の溶接部分とは、軸方向に揃った位置となるように導体セグメント14の直線部14aの長さが設定されている。
外側バスバー53の延伸部53aは、周方向の所定の位置で段差が設けられる。この段差の軸方向の長さは、例えば、延伸部53aの軸方向の厚さの2倍程度に形成されている。
外側バスバー531は、5スロット離間した導体セグメント14間を接続するように周方向の長さが設定されている。外側バスバー532は、7スロット離間した導体セグメント14間を接続するように周方向の長さが設定されている。
外側バスバー531と外側バスバー532は、互いの延伸部53aが軸方向に重なるように配置され、互いの接続部53bが軸方向に揃った位置の導体セグメント14との溶接部分まで延伸している。すなわち、外側バスバー53の接続部53bの長さは、外側バスバー53の延伸部53aの軸方向の位置により異なる。具体的には、延伸部53aがステータ10に近い外側バスバー53ほど接続部53bの長さが長い。
導体セグメント14の径方向の最も内側には、巻線群の巻線間を接続するための内側バスバー54が接続される。
内側バスバー54は、周方向に延伸する延伸部54aと、延伸部54aの両端で軸方向に曲がって導体セグメント14との溶接部分まで延伸する接続部54bとを有している。ここで、導体セグメント14同士の溶接部分と、導体セグメント14と内側バスバー54の溶接部分とは、軸方向に揃った位置となるように導体セグメント14の直線部14aの長さが設定されている。
内側バスバー54の延伸部54aは、周方向の所定の位置で段差が設けられる。この段差の軸方向の長さは、例えば、延伸部54aの軸方向の厚さの2倍程度に形成されている。
内側バスバー541は、5スロット離間した導体セグメント14間を接続するように周方向の長さが設定されている。内側バスバー542は、7スロット離間した導体セグメント14間を接続するように周方向の長さが設定されている。
内側バスバー541と内側バスバー542は、互いの延伸部54aが軸方向に重なるように配置され、互いの接続部54bが軸方向に揃った位置の導体セグメント14との溶接部分まで延伸している。すなわち、内側バスバー54の接続部54bの長さは、内側バスバー54の延伸部54aの軸方向の位置により異なる。具体的には、延伸部54aがステータ10に近い内側バスバー54ほど接続部54bの長さが長い。
外側バスバー531と外側バスバー532は、延伸部53aの段差により生じる軸方向の空間(ステータ10に近い空間と遠い空間の両方)に他の外側バスバー531と外側バスバー532の延伸部53aが収納されるように配置される。
このように、外側バスバー53の延伸部53aに段差を設けることで、段差で空いた空間に他の外側バスバー53を収納して、軸方向に延伸部53aが占める距離を縮めることができ、コイルエンドの軸方向の高さを低くして回転電機1を小型化できる。
また、コイルエンドの軸方向の高さを上述の実施例と同程度とできる場合には、ステータ10の軸方向の端面との絶縁距離や、外側バスバー53間の絶縁距離を確保することができる。
内側バスバー541と内側バスバー542は、延伸部54aの段差により生じる軸方向の空間(ステータ10に近い空間と遠い空間の両方)に他の内側バスバー541と内側バスバー542の延伸部54aが収納されるように配置される。
このように、内側バスバー54の延伸部54aに段差を設けることで、段差で空いた空間に他の内側バスバー54を収納して、軸方向に延伸部54aが占める距離を縮めることができ、コイルエンドの軸方向の高さを低くして回転電機1を小型化できる。
また、コイルエンドの軸方向の高さを上述の実施例と同程度とできる場合には、ロータ20の軸方向の端面との距離を確保することができ、ロータ20との絶縁距離を確保することができる。
本実施例の第4の他の態様としては、上述の第1の他の態様において、外側導体セグメント及び内側導体セグメントの形状を変えて、外側導体セグメント及び内側導体セグメントの径方向に占める距離を縮めるものである。
図21に示すように、外側導体セグメント61は、直線部61aとターン部61bを有するU字状に形成されている。一方の直線部61aのターン部61b側において、外側導体セグメント61は、径方向外側に曲折し、例えば、外側導体セグメント61の径方向の厚みだけ径方向外側に延伸し、軸方向のターン部61b側に曲折してターン部61bとして周方向に他方の直線部61aに延伸する。ターン部61bは、例えば、周方向の中間付近で径方向内側に曲折し、例えば、外側導体セグメント61の径方向の厚みだけ径方向内側に延伸し、周方向の他方の直線部61a側に曲折して他方の直線部61aに繋がる。
例えば、外側導体セグメント61は、U字形状の導体セグメントの一方の直線部61aのターン部61b側と、ターン部61bの所定位置で径方向外側に段差を設けられて形成される。
内側導体セグメント62は、直線部62aとターン部62bを有するU字状に形成されている。一方の直線部62aのターン部62b側において、内側導体セグメント62は、径方向内側に曲折し、例えば、内側導体セグメント62の径方向の厚みだけ径方向外側に延伸し、軸方向のターン部62b側に曲折してターン部62bとして周方向に他方の直線部62aに延伸する。ターン部62bは、例えば、周方向の中間付近で径方向外側に曲折し、例えば、内側導体セグメント62の径方向の厚みだけ径方向外側に延伸し、周方向の他方の直線部62a側に曲折して他方の直線部62aに繋がる。
例えば、内側導体セグメント62は、U字形状の導体セグメントの一方の直線部62aのターン部62b側と、ターン部62bの所定位置で径方向内側に段差を設けられて形成される。
図22に示すように、外側導体セグメント61は、スロット12の径方向の最も外側に挿通される。外側導体セグメント61は、巻線群の巻線間の接続に使用される。
外側導体セグメント611は、5スロット離間した導体セグメント41間を接続するように周方向の長さが設定されている。外側導体セグメント612は、7スロット離間した導体セグメント41間を接続するように周方向の長さが設定されている。
外側導体セグメント611と外側導体セグメント612は、互いのターン部61bが軸方向に重なって径方向の位置が同じになるように形成され、直線部61aがスロット12に挿通される。
内側導体セグメント62は、スロット12の径方向の最も内側に挿通される。内側導体セグメント62は、巻線群の巻線間の接続に使用される。
内側導体セグメント621は、5スロット離間した導体セグメント41間を接続するように周方向の長さが設定されている。内側導体セグメント622は、7スロット離間した導体セグメント41間を接続するように周方向の長さが設定されている。
内側導体セグメント621と内側導体セグメント622は、互いのターン部62bが軸方向に重なって径方向の位置が同じになるように形成され、直線部62aがスロット12に挿通される。
外側導体セグメント611と外側導体セグメント612は、ターン部61bの段差により生じる径方向の空間(径方向の外側と内側の両方)に他の外側導体セグメント611と外側導体セグメント612のターン部61bが収納されるように配置される。
このように、外側導体セグメント61のターン部61bに段差を設けることで、段差で空いた空間に他の外側導体セグメント61を収納して、径方向にターン部61bが占める長さを縮めることができる。このため、コイルの径を小さくすることができ、ケースとの距離を確保することができる。
また、コイルの径を小さくすることができるため、ステータ10の径を小さくすることができる。
内側導体セグメント621と内側導体セグメント622は、ターン部62bの段差により生じる径方向の空間(径方向の外側と内側の両方)に他の内側導体セグメント621と内側導体セグメント622のターン部62bが収納されるように配置される。
このように、内側導体セグメント62のターン部62bに段差を設けることで、段差で空いた空間に他の内側導体セグメント62を収納して、径方向にターン部62bが占める長さを縮めることができる。
なお、外側導体セグメント61のターン部61b及び内側導体セグメント62のターン部62bは、径方向の厚さを薄くし軸方向の厚さを厚くすることで、導体セグメントの抵抗値を変えずにコイルの径を小さくすることができる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 回転電機
10 ステータ
11 ステータティース
12 スロット
13 固定子巻線
14 導体セグメント
14a 直線部
14b ターン部
16 外側バスバー
16a 延伸部
16b 接続部
17 内側バスバー
17a 延伸部
17b 接続部
41 導体セグメント
41a 直線部
41b ターン部
42 外側導体セグメント
42a 直線部
42b 延伸部
43 内側導体セグメント
43a 直線部
43b 延伸部
44 中性点接続導体セグメント
45 パワー線
51 外側導体セグメント
51a 直線部
51b 接続部
52 内側導体セグメント
52a 直線部
52b 接続部
53 外側バスバー
53a 延伸部
53b 接続部
54 内側バスバー
54a 延伸部
54b 接続部
61 外側導体セグメント
61a 直線部
61b ターン部
62 内側導体セグメント
62a 直線部
62b ターン部
141、142、143、144 導体セグメント
161、162、163、164、165、166 外側バスバー
171、172、173、174、175、176 内側バスバー
411、412、413、 導体セグメント
421、422 外側導体セグメント
431、432 内側導体セグメント
511、512 外側導体セグメント
521、522 内側導体セグメント
531、532 外側バスバー
541、542 内側バスバー
611、612 外側導体セグメント
621、622 内側導体セグメント

Claims (14)

  1. 直線部とターン部とを有するU字状の導体セグメントを複数本直列接続して形成される巻線からなる固定子巻線と、
    前記直線部が収容される複数のスロットを有する固定子と、を備える回転電機であって、
    前記固定子巻線は、複数の相からなる相巻線を有し、
    前記相巻線は、同相の複数の巻線群を有し、
    前記巻線は、短節巻にて構成され、
    前記巻線群の巻線は、同相の他の前記巻線群の巻線とは異なるスロットに収容される回転電機。
  2. 前記巻線群の隣り合う前記巻線は、互いに異なる巻方向に形成され、
    前記巻線が収容される前記スロットの一方には、同一の前記巻線群の隣り合う前記巻線が収容される請求項1に記載の回転電機。
  3. 同一の前記スロットを共有する1組の前記巻線と、当該1組の前記巻線と隣り合う同一の前記巻線群の前記1組の前記巻線との間の前記スロットに、同相の他の前記巻線群の前記1組の前記巻線が収容される請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記巻線群の隣り合う前記巻線間を接続するバスバーを有し、
    前記バスバーは、前記スロットに収容された前記導体セグメントの径方向の内側同士または径方向の外側同士で前記巻線間を接続する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機。
  5. 径方向の内側または径方向の外側の前記導体セグメントの前記直線部は、前記バスバーが接続される請求項4に記載の回転電機。
  6. 前記バスバーは、軸方向に前記相ごとに配置され、径方向の内側と径方向の外側では、軸方向に逆順で配置される請求項4または請求項5に記載の回転電機。
  7. 前記バスバーは、前記導体セグメントの前記直線部と接続される2つの接続部と、前記接続部間を接続する延伸部とを有し、前記延伸部には、軸方向に段差が設けられ、該段差により生じる空間に他の前記バスバーの前記延伸部が配置される請求項4または請求項5に記載の回転電機。
  8. 径方向の内側の前記導体セグメントの前記直線部と径方向の外側の前記導体セグメントの前記直線部との間に配置された前記導体セグメントの前記直線部は、前記直線部の先端部が重なるように折り曲げられて接続される請求項4から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機。
  9. 径方向の内側の前記導体セグメントの前記直線部と径方向の外側の前記導体セグメントの前記直線部との間に配置された前記導体セグメントの前記直線部の接続部は、周方向に隣接する径方向の内側の前記導体セグメントの前記直線部または径方向の外側の前記導体セグメントの前記直線部の周方向の間に配置される請求項4から請求項8のいずれか1項に記載の回転電機。
  10. 前記スロットの径方向の最も内側または最も外側に収容された前記導体セグメントは、前記巻線群の隣り合う前記巻線間を接続する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機。
  11. 前記スロットの径方向の最も内側に収容される前記導体セグメントは、前記スロットに収容される2つの直線部と、前記直線部間を接続する接続部とを有し、前記接続部は、径方向の内側に曲折し、軸方向に段差が設けられ、該段差により生じる空間に他の前記スロットの径方向の最も内側に収容される前記導体セグメントの前記接続部が配置される請求項10に記載の回転電機。
  12. 前記スロットの径方向の最も外側に収容される前記導体セグメントは、前記スロットに収容される2つの直線部と、前記直線部間を接続する接続部とを有し、前記接続部は、径方向の外側に曲折し、軸方向に段差が設けられ、該段差により生じる空間に他の前記スロットの径方向の最も外側に収容される前記導体セグメントの前記接続部が配置される請求項10または請求項11に記載の回転電機。
  13. 前記スロットの径方向の最も内側に収容される前記導体セグメントは、前記スロットに収容される2つの直線部と、前記直線部間を接続するターン部とを有し、前記ターン部は、一方の前記直線部との接続部分と、周方向の所定の位置とで径方向の内側に段差が設けられ、該段差により生じる空間に他の前記スロットの径方向の最も内側に収容される前記導体セグメントの前記ターン部が配置される請求項10に記載の回転電機。
  14. 前記スロットの径方向の最も外側に収容される前記導体セグメントは、前記スロットに収容される2つの直線部と、前記直線部間を接続するターン部とを有し、前記ターン部は、一方の前記直線部との接続部分と、周方向の所定の位置とで径方向の外側に段差が設けられ、該段差により生じる空間に他の前記スロットの径方向の最も外側に収容される前記導体セグメントの前記ターン部が配置される請求項10または請求項13に記載の回転電機。
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