JP6798191B2 - 潤滑油供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、過給機に潤滑油を供給する潤滑油供給装置に関する。
従来、車両のエンジン(駆動源の一例)に搭載される過給機(ターボチャージャ)の軸受部に対して、エンジンのオイルポンプにより圧送されるエンジンオイル(潤滑油)を供給する技術が知られている。
例えば特許文献1には、オイルポンプと過給機の軸受部とを結ぶ給油配管の途中に、エンジンの停止時にエンジンオイルを貯留する油溜りを設け、エンジンの始動時に、予め貯留されたエンジンオイルを軸受部に供給する構成が開示されている。この構成により、給油応答性を向上させることができ、過給機の軸受部の摩耗や焼付き(破損)等を防止できるとしている。
実開平6−22536号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、油溜りと軸受部との間に給油配管が設けられているため、油溜りから軸受部へのエンジンオイルの供給に時間がかかる。よって、特許文献1の構成は、給油応答性を向上させる構成として不十分であった。
本発明の目的は、駆動源の始動時における給油応答性をさらに向上できる潤滑油供給装置を提供することである。
本発明の潤滑油供給装置は、潤滑油ポンプにより圧送される潤滑油を、車両の駆動源に搭載された過給機の軸受部へ供給する潤滑油供給装置であって、前記潤滑油ポンプにより圧送される潤滑油が流れる給油配管と接続されるアイジョイントと、軸芯方向に貫通する流路が形成され、前記アイジョイントを挿通して前記軸受部に固定されるアイボルトと、前記流路に接続される開口部を有し、前記駆動源の駆動時に前記流路を流れる潤滑油の一部を前記開口部から取り込み、前記駆動源の停止時に前記開口部を閉塞して前記開口部から取り込んだ潤滑油を貯留する潤滑油貯留部と、前記駆動源の始動時に、閉塞された前記開口部を開放する制御を行う制御部と、を備え、前記潤滑油貯留部は、前記開口部が開放されたときに、前記潤滑油貯留部に貯留されている潤滑油が自重により前記開口部から流出し、前記流路を介して前記軸受部に流入するように、前記アイボルトの上部に配置される。
本発明によれば、駆動源の始動時における給油応答性をさらに向上できる。
本発明の実施の形態に係るエンジンの構成例を示す図 本発明の実施の形態に係る潤滑油供給装置の構成例を示す断面図 本発明の実施の形態に係る潤滑油供給装置の第1の動作例を示すフローチャート 貯留部にエンジンオイルが流入する際の状態を示す図 本発明の実施の形態に係る潤滑油供給装置の第2の動作例を示すフローチャート 貯留部からエンジンオイルが流出する際の状態を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<エンジンの構成>
まず、本発明の実施の形態に係るエンジン1の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係るエンジン1の構成例を示す図である。
エンジン1(駆動源の一例)は、例えば車両に搭載されるディーゼルエンジンである。図1に示すように、エンジン1は、排気管2、吸気管3、過給機(ターボチャージャ)4、オイルポンプ8、メインオイルギャラリ9、給油配管10、潤滑油供給装置100を備える。
過給機4は、排気ガスタービン5、コンプレッサ6、ベアリングハウジング7を備える。
排気ガスタービン5は、排気管2から供給されるエンジン1の排気ガスを作動媒体として作動する。
コンプレッサ6は、排気ガスタービン5によって駆動され、吸気を圧縮して吸気管3に供給する。圧縮された空気は、吸気管3からエンジン1のシリンダ(図示略)に供給される。
排気ガスタービン5のタービンロータ(図示略)とコンプレッサ6のホイール(図示略)とは、共通のロータ軸(図示略)の両端部に装着され、ロータ軸は、ベアリングハウジング(ターボセンターハウジングともいう)7内の軸受部(図示略)によって回転自在に支持されている。なお、以下では、ベアリングハウジング7内の軸受部を、適宜「過給機4の軸受部」ともいう。また、ベアリングハウジング7と軸受部とを合わせて「過給機4の軸受部」と呼んでもよい。
ベアリングハウジング7内の軸受部には、オイルポンプ8により圧送されたエンジンオイルの一部が供給される。例えば、エンジン1の駆動時において、エンジンオイルは、オイルポンプ8(例えば、エンジン駆動式のポンプ)により、エンジンオイルを貯留しているオイルパン(図示略)から汲み上げられる。そして、汲み上げられたエンジンオイルは、メインオイルギャラリ9、給油配管10、および潤滑油供給装置100を介して、ベアリングハウジング7内の軸受部に供給される。
潤滑油供給装置100は、過給機4の上方に配置され、アイジョイント20、アイボルト30、オイル貯留部40、ECU(電子制御ユニット)50を備える。
以上、エンジン1の構成について説明した。
<潤滑油供給装置の構成>
次に、本実施の形態に係る潤滑油供給装置100の構成について、図2を用いて説明する。図2は、潤滑油供給装置100の構成例を示す断面図である。
アイジョイント20は、略円筒形状のアイジョイント本体21と、アイジョイント本体21の側面から突出して設けられた枝管22と、を備える。枝管22には、給油配管10が接続されている。
アイジョイント本体21の内部には、環状の凹溝部23が形成されている。また、アイジョイント本体21の上面および下面のそれぞれには、アイボルト30が挿通される挿通孔24、25が形成されている。
アイジョイント本体21は、その下面がベアリングハウジング7の壁面に接するように配置されている。この状態において、アイボルト30は、挿通孔24、25を挿通し、ベアリングハウジング7の壁面に固定される。
アイボルト30には、軸芯方向(図中の矢印a、bが示す方向)に貫通する流路31が形成されており、軸芯方向に垂直な方向に貫通する流路32が形成されている。流路31と流路32は、直交している。なお、以下では、矢印aが示す方向を「上方向」といい、矢印bが示す方向を「下方向」という。
オイル貯留部40は、例えば外形が直方体状の部材であり、アイボルト30の上面に接して配置されている。オイル貯留部40は、アイボルト30と一体的に形成されてもよいし、アイボルト30に対して着脱可能であってもよい。
オイル貯留部40の内部には、流路41および空間部42が形成されている。
流路41の両端には、開口部41a、41bが形成されている。図示は省略するが、開口部41a、41bは、真上から見たときに正円形状であるとする。開口部41aは、アイボルト30の流路31と接続されている。一方、開口部41bは、空間部42と接続されている。すなわち、流路41は、流路31と空間部42とを連結している。また、流路41(または、開口部41b)は、流路31と、重力方向に沿う一直線上で接続されている。
また、流路41は、開口部41bから開口部41aへ向かうにつれ径が小さくなるように形成されている。なお、流路41の長さ(開口部41aと開口部41bとの間の長さ)は、例えば、数十mm程度である。
また、流路41には、金属製の球体である弁体43が配置されている。弁体43の直径は、開口部41aの直径より大きく、開口部41bの直径より小さい。
弁体43は、上下方向に移動可能である。図2では例として、弁体43が、流路41の開口部41aを閉塞している状態を示している。
また、流路41の開口部41bには、その円周に沿って、弁体43の上下方向の動きを制限するための制限部45が設けられている。これにより、弁体43が斜め上の方向に移動し、電磁石44と開口部41bとの間から空間部42に入り込んでしまうことを防止できる。
空間部42には、エンジン1の駆動時に過給機4の軸受部に供給されるエンジンオイルの一部が流入し、貯留される。なお、空間部42の容量は、例えば、数十cc程度である。
また、空間部42には、電磁石44が設けられている。電磁石44の一端は、開口部41bに対向しており、もう一端はオイル貯留部40の内壁(空間部42を形成している壁面)に固定されている。電磁石44は、ECU50と電気的に接続されており、ECU50により電流が印加された際、磁力を発生する。
ECU50は、公知のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、出力ポート(いずれも図示略)等を備え、エンジン1および車両の各種制御を行う。これら各種制御を行うため、ECU50には、各種センサ類(図示略)のセンサ値が入力される。
また、ECU50は、エンジンキー(エンジン1のキー装置。図示略)が操作された際、その位置を判定する。エンジンキーの位置は、例えば、オフ位置、アクセサリオン位置、または、イグニッションオン位置である。
また、上述したとおり、ECU50は、電磁石44に対して電流の印加を行う。
以上、潤滑油供給装置100の構成について説明した。
<潤滑油供給装置の動作>
以下、本発明の実施の形態に係る潤滑油供給装置の動作について説明する。
まず、図3を用いて、エンジン1が始動してから停止するまでの動作例(以下、第1の動作例という)について説明する。図3は、第1の動作例を示すフローチャートである。
まず、ECU50は、エンジンキーがオフ位置からイグニッションオン位置に操作されたか否かを判定する(ステップS101)。
エンジンキーがイグニッションオン位置に操作されていない場合(ステップS101:NO)、フローはステップS101へ戻る。
一方、エンジンキーがイグニッションオン位置に操作された場合(ステップS101:YES)、ECU50は、電磁石44に電流を印加しない(ステップS102)。よって、電磁石44は磁力を発生しないため、弁体43が電磁石44に引き寄せられることはない。そのため、弁体43は、自重により下方向へ移動し、図2に示すように、開口部41aを閉塞する。
また、エンジンキーがイグニッションオン位置に操作されたことにより、エンジン1が始動し、オイルポンプ8がエンジン1の動力で駆動を開始する(ステップS103)。
これにより、エンジンオイルは、オイルポンプ8に汲み上げられ、メインオイルギャラリ9を経て、給油配管10からアイジョイント20の枝管22へ流入する(図2の矢印c参照)。その後、エンジンオイルは、凹溝部23からアイボルト30の流路32へ流入し(図2の矢印d、e参照)、流路31へ流入する(図2の矢印a、b参照)。
流路31を下方向(矢印bが示す方向)へ流れるエンジンオイルは、ベアリングハウジング7内の軸受部に供給される。
一方、流路31を上方向(矢印aが示す方向)へ流れるエンジンオイルは、開口部41aを塞いでいる弁体43を押し上げる。押し上げられた弁体43は、図4に示すように、上方向へ移動し(ステップS104)、開口部41aが開放される。これにより、流路31からのエンジンオイルは、開口部41aから流路41を介して空間部42へ流入する。
ECU50は、エンジンキーがイグニッションオン位置からイグニッションオフ位置に操作されたか否かを判定する(ステップS105)。イグニッションオフ位置は、例えば、オフ位置、または、アクセサリオン位置である。
エンジンキーがイグニッションオフ位置に操作されていない場合(ステップS105:NO)、フローはステップS105へ戻る。
一方、エンジンキーがイグニッションオフ位置に操作された場合(ステップS105:YES)、エンジン1が停止し、オイルポンプ8が駆動を停止する(ステップS106)。これにより、オイルポンプ8から潤滑油供給装置100へのエンジンオイルの供給が停止される。
これにより、弁体43は、図2に示すように、自重により下方向へ移動し(ステップS107)、開口部41aを閉塞する。そして、流路41および空間部42には、エンジンオイルが貯留される。
以上、第1の動作例について説明した。
次に、図5を用いて、上述した動作例1の後にエンジン1が再始動されるときの動作例(以下、第2の動作例という)について説明する。図5は、第2の動作例を示すフローチャートである。
ECU50は、エンジンキーがオフ位置からアクセサリオン位置に操作されたか否かを判定する(ステップS201)。
エンジンキーがアクセサリオン位置に操作されていない場合(ステップS201:NO)、フローはステップS201へ戻る。
一方、エンジンキーがアクセサリオン位置に操作された場合(ステップS201:YES)、ECU50は、電磁石44に電流を印加する(ステップS202)。
これにより、開口部41aを塞いでいた弁体43は、図6に示すように、磁力を発生している電磁石44に引き寄せられて上方向へ移動し(ステップS203)、開口部41aが開放される。なお、図6では、電磁石44に引き寄せられた弁体43が電磁石44に接触した状態を示しているが、弁体43は、必ずしも電磁石44に接触する必要はない。
そして、流路41および空間部42に貯留されていたエンジンオイルは、自重により流路31へ流出し(図6の矢印f参照)、流路31を下方向に流れ(図6の矢印b参照)、ベアリングハウジング7内の軸受部に供給される。ここで供給されるエンジンオイルの量は、例えば数ccである。
ECU50は、エンジンキーがアクセサリオン位置からイグニッションオン位置に操作されたか否かを判定する(ステップS204)。
エンジンキーがイグニッションオン位置に操作された場合(ステップS204:YES)、ECU50は、電磁石44に対する電流の印加を停止する(ステップS205)。
これにより、弁体43は、自重により下方向へ移動し(ステップS206)、図2に示すように、開口部41aを閉塞する。
また、エンジンキーがイグニッションオン位置に操作されたことにより、エンジン1が始動し、オイルポンプ8がエンジン1の動力で駆動を開始する。このとき、ベアリングハウジング7内の軸受部は、エンジンオイルが充填された状態で駆動を開始することになる。
一方、エンジンキーがアクセサリオン位置からイグニッションオン位置に操作されていない場合(ステップS204:NO)、ECU50は、エンジンキーがアクセサリオン位置に操作されてから所定時間(閾値と言い換えてもよい。例えば、数秒)が経過したか否かを判定する(ステップS207)。
所定時間が経過していない場合(ステップS207:NO)、フローはステップS202へ戻る。一方、所定時間が経過した場合(ステップS207:YES)、フローはステップS205へ進む。これにより、オイル貯留部40に貯留されたエンジンオイルを確実に過給機4の軸受部に供給できるとともに、エンジンオイルの供給過剰を防ぐことができる。
以上、第2の動作例について説明した。
<本実施の形態の効果>
本実施の形態の潤滑油供給装置100によれば、エンジン1の駆動時に過給機4の軸受部へ圧送されるエンジンオイルの一部を開口部41aから取り込み、エンジン1の停止時に開口部41aを閉塞してエンジンオイルを貯留するオイル貯留部40を備える。このオイル貯留部40は、エンジンオイルが、エンジン1の始動時に開放された開口部41aから自重により流出し、アイボルト30の流路31を介して過給機4の軸受部に供給されるように、アイボルト30の上部に配置される。
これにより、オイル貯留部40から過給機4の軸受部へエンジンオイルが速やかに供給されるため、エンジン1の始動時における給油応答性をさらに向上できる。その結果、過給機4の軸受部の摩耗や焼付き(破損)等を効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態の潤滑油供給装置100によれば、オイル貯留部40に貯留されたエンジンオイルは、自重により流出して過給機4の軸受部に供給されるため、オイル貯留部40に貯留されたエンジンオイルを圧送するための電気的手段(例えば、モータ等)を必要としないため、コストを抑制できる。
また、本実施の形態の潤滑油供給装置100によれば、オイル貯留部40の流路41(開口部41a)とアイボルト30の流路31とが重力方向に沿う一直線上で連結されているため、オイル貯留部40に貯留されたエンジンオイルは、スムーズに流路31を流れ、速やかに過給機4の軸受部へ供給される。よって、エンジン1の始動時における給油応答性を確実に向上できる。
<本実施の形態の変形例>
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。以下、各変形例について説明する。
(変形例1)
上述した動作例2では、エンジンキーがアクセサリオン位置からイグニッションオン位置に操作された場合に(図5のステップS204:YES)、ECU50が電磁石44に対する電流の印加を停止する(ステップS205)例について説明したが、これに限定されない。
例えば、ステップS204の判定処理の代わりに、ステップS207の判定処理を行ってもよい。すなわち、ステップS203の後、ECU50は、エンジンキーがアクセサリオン位置に操作されてから所定時間(例えば、数秒間)が経過したか否かを判定し、所定時間が経過した場合に、電磁石44に対する電流の印加を停止してもよい。この場合も、上記実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
(変形例2)
図2等に示した弁体43は、球体に限定されず、開口部41aを閉塞できる形状であれば、球体以外の形状であってもよい。
(変形例3)
図1に示したオイルポンプ8は、ギヤ式ポンプに限定されず、例えばトロコイド式ポンプまたは可変容量型ポンプなどの、他のポンプであってもよい。
(変形例4)
図1に示したエンジン1は、ディーゼルエンジンに限定されず、ガソリンエンジン等の他のエンジンにも広く適用することが可能である。また、車両の駆動源は、エンジンに限定されず、例えばバッテリ駆動のモータであってもよい。
<本開示のまとめ>
本発明の潤滑油供給装置は、潤滑油ポンプにより圧送される潤滑油を、車両の駆動源に搭載された過給機の軸受部へ供給する潤滑油供給装置であって、前記潤滑油ポンプにより圧送される潤滑油が流れる給油配管と接続されるアイジョイントと、軸芯方向に貫通する流路が形成され、前記アイジョイントを挿通して前記軸受部に固定されるアイボルトと、前記流路に接続される開口部を有し、前記駆動源の駆動時に前記流路を流れる潤滑油の一部を前記開口部から取り込み、前記駆動源の停止時に前記開口部を閉塞して前記開口部から取り込んだ潤滑油を貯留する潤滑油貯留部と、前記駆動源の始動時に、閉塞された前記開口部を開放する制御を行う制御部と、を備え、前記潤滑油貯留部は、前記開口部が開放されたときに、前記潤滑油貯留部に貯留されている潤滑油が自重により前記開口部から流出し、前記流路を介して前記軸受部に流入するように、前記アイボルトの上部に配置される。
なお、上記潤滑油供給装置において、前記開口部は、前記流路と、重力方向に沿う一直線上で連結されていてもよい。
また、上記潤滑油供給装置において、前記潤滑油貯留部は、前記開口部を閉塞可能な金属製の弁体を備え、前記駆動源の駆動時、前記開口部を閉塞する前記弁体が前記潤滑油ポンプにより圧送される潤滑油の一部に押されて、前記開口部から遠ざかる第1方向へ移動することで、前記開口部が開放され、前記開口部から前記潤滑油の一部が前記潤滑油貯留部に流入し、前記駆動源の停止時、前記第1方向へ移動した前記弁体が自重により前記開口部に近付く第2方向へ移動することで、前記開口部が閉塞され、前記潤滑油貯留部に流入した前記潤滑油の一部が貯留されてもよい。
また、上記潤滑油供給装置において、前記潤滑油貯留部は、電磁石を備え、前記制御部は、前記駆動源の始動時に、前記電磁石に電流を印加し、前記弁体を前記第1方向へ移動させてもよい。
また、上記潤滑油供給装置において、前記制御部は、前記駆動源のキー装置がアクセサリオン位置に操作された場合、前記電磁石に電流を印加してもよい。
また、上記潤滑油供給装置において、前記制御部は、前記キー装置が前記アクセサリオン位置からイグニッションオン位置に操作された場合、前記電磁石に対する電流の印加を停止してもよい。
また、上記潤滑油供給装置において、前記制御部は、前記キー装置が前記アクセサリオン位置に操作されてから所定時間が経過した場合、前記電磁石に対する電流の印加を停止してもよい。
また、上記潤滑油供給装置において、前記弁体は、球体であり、前記潤滑油貯留部は、前記球体の前記第1方向への移動を制限するための制限部をさらに備えてもよい。
本発明は、過給機の軸受部に潤滑油を供給する潤滑油供給装置に適用できる。
1 エンジン
2 排気管
3 吸気管
4 過給機
5 排気ガスタービン
6 コンプレッサ
7 ベアリングハウジング
8 オイルポンプ
9 メインオイルギャラリ
10 給油配管
20 アイジョイント
21 アイジョイント本体
22 枝管
23 凹溝部
24、25 挿通孔
30 アイボルト
31、32、41 流路
40 オイル貯留部
41a、41b 開口部
42 空間部
43 弁体
44 電磁石
45 制限部
50 ECU
100 潤滑油供給装置

Claims (8)

  1. 潤滑油ポンプにより圧送される潤滑油を、車両の駆動源に搭載された過給機の軸受部へ供給する潤滑油供給装置であって、
    前記潤滑油ポンプにより圧送される潤滑油が流れる給油配管と接続されるアイジョイントと、
    軸芯方向に貫通する流路が形成され、前記アイジョイントを挿通して前記軸受部に固定されるアイボルトと、
    前記流路に接続される開口部を有し、前記駆動源の駆動時に前記流路を流れる潤滑油の一部を前記開口部から取り込み、前記駆動源の停止時に前記開口部を閉塞して前記開口部から取り込んだ潤滑油を貯留する潤滑油貯留部と、
    前記駆動源の始動時に、閉塞された前記開口部を開放する制御を行う制御部と、を備え、
    前記潤滑油貯留部は、
    前記開口部が開放されたときに、前記潤滑油貯留部に貯留されている潤滑油が自重により前記開口部から流出し、前記流路を介して前記軸受部に流入するように、前記アイボルトの上部に配置される、
    潤滑油供給装置。
  2. 前記開口部は、前記流路と、重力方向に沿う一直線上で連結されている、
    請求項1に記載の潤滑油供給装置。
  3. 前記潤滑油貯留部は、前記開口部を閉塞可能な金属製の弁体を備え、
    前記駆動源の駆動時、前記開口部を閉塞する前記弁体が前記潤滑油ポンプにより圧送される潤滑油の一部に押されて、前記開口部から遠ざかる第1方向へ移動することで、前記開口部が開放され、前記開口部から前記潤滑油の一部が前記潤滑油貯留部に流入し、
    前記駆動源の停止時、前記第1方向へ移動した前記弁体が自重により前記開口部に近付く第2方向へ移動することで、前記開口部が閉塞され、前記潤滑油貯留部に流入した前記潤滑油の一部が貯留される、
    請求項1または2に記載の潤滑油供給装置。
  4. 前記潤滑油貯留部は、電磁石を備え、
    前記制御部は、
    前記駆動源の始動時に、前記電磁石に電流を印加し、前記弁体を前記第1方向へ移動させる、
    請求項3に記載の潤滑油供給装置。
  5. 前記制御部は、
    前記駆動源のキー装置がアクセサリオン位置に操作された場合、前記電磁石に電流を印加する、
    請求項4に記載の潤滑油供給装置。
  6. 前記制御部は、
    前記キー装置が前記アクセサリオン位置からイグニッションオン位置に操作された場合、前記電磁石に対する電流の印加を停止する、
    請求項5に記載の潤滑油供給装置。
  7. 前記制御部は、
    前記キー装置が前記アクセサリオン位置に操作されてから所定時間が経過した場合、前記電磁石に対する電流の印加を停止する、
    請求項5に記載の潤滑油供給装置。
  8. 前記弁体は、球体であり、
    前記潤滑油貯留部は、前記球体の前記第1方向への移動を制限するための制限部をさらに備える、
    請求項3から7のいずれか1項に記載の潤滑油供給装置。
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