JP6798180B2 - 動力取出装置 - Google Patents

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本発明は、動力取出装置に関する。
トランスミッションで変速された動力を、トランスミッションのアウトプットシャフトに固定されて、アウトプットシャフトと一体的に回転するギアを介して車載架装品に伝達する動力取出装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。これらの動力取出装置は、建築車両、農業車両、産業車両などの特殊用途自動車において、比較的大きな回転動力を取り出す構造である。それ故、普通自動車や大型自動車に搭載されたポンプなどの車載架装品に対してはオーバースペックになり、製造コストが高いことに加えて重厚長大化が問題になっている。
特開2012−233544号公報 実開昭58−124330号公報
ところで、車両においては、エンジンなどの駆動源から出力された回転動力を変速して出力するトランスミッションのアウトプットシャフトと、プロペラシャフトとが、軸継手を介して連結されている。具体的には、アウトプットシャフトの出力端部に形成された雄スプラインと、軸継手の入力端部に形成された雌スプラインとがスプライン結合することで、連結している。
雄スプラインは、例えば、ホブカッタなどの歯切り盤により加工される場合に、ホブカッタ径の蹴上げ分だけアウトプットシャフトの軸方向に余剰な部分が生じてしまい、その部分がデットスペースになっていた。
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、架装品に適した回転動力を取り出しつつ、スプライン回りのデットスペースを活用することができる動力取出装置を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明の動力取出装置は、駆動源で生じた回転動力の一部を動力伝達軸から取り出して架装品の駆動軸に伝達する動力取出装置であって、前記動力伝達軸の径方向外側に配置された回転軸と、この回転軸に固定された取出ギアと、前記駆動軸に固定されてその取出ギアに直接的又は間接的に噛み合う従動ギアと、を備え、前記動力伝達軸が内周に雌スプラインが形成された動力伝達筒に挿入された状態で、前記動力伝達軸の外周に形成された雄スプラインにスプライン結合する結合部とこの結合部を除いた余剰部とが形成されており、前記取出ギアの外周に配置された歯が、前記余剰部に噛み合う状態になっていることを特徴とする。
上記の目的を達成する本発明の動力取出装置は、駆動源で生じた回転動力の一部を動力伝達軸から取り出して架装品の駆動軸に伝達する動力取出装置であって、前記駆動軸に固定された従動ギアと、前記動力伝達軸の外周に形成された雄スプライン及び前記従動ギアに掛け回された無端状のコグドベルトと、を備え、前記コグドベルトの内周に配置された歯が、前記雄スプライン及び前記従動ギアのそれぞれに噛み合う状態になっていることを特徴とする。
ここでいう、架装品は、例えば、普通自動車や大型自動車の車載架装品として、潤滑用のオイルを循環させるオイルポンプ、小型の発電機などが例示できる。
本発明によれば、取出ギアの歯と動力伝達軸の外周に形成された雄スプラインとを噛み合わせて、その取出ギアにより雄スプラインから直接的に駆動源から出力された回転動力
の一部を取り出す構成にしている。
つまり、雄スプラインに直接的に噛み合う取出ギアを用いることで、従来の動力伝達軸に固定されたギアに比して取出ギアが軽薄短小化するので、その分、取り出した回転動力を小さくできる。これにより、小さな回転動力で駆動する架装品に対するオーバースペックの解消には有利になり、装置の重厚長大化を回避すると共に製造コストを抑えることができる。また、取出ギアが軽薄短小化するので、動力伝達軸に雄スプラインを加工する際に生じる雄スプラインの余剰部に取出ギアを噛み合わせることが可能になり、スプライン回りのデットスペースを有効活用できる。
本発明の動力取出装置の第一実施形態を例示する斜視図である。 図1の動力取出装置を例示する軸方向の縦断面図である。 図1のスプライン、取出ギア、従動ギアの噛み合わせを例示する模式図である。 本発明の動力取出装置の第二実施形態を例示する軸方向の縦断面図である。 本発明の動力取出装置の第三実施形態を例示する軸方向の縦断面図である。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図中では、xをアウトプットシャフト21の軸方向とし、yを軸方向に直交する方向で、アウトプットシャフト21の径方向とする。図1では、動力取出装置10の内部構造を説明するために、ギアケース11及びトランスミッション20のミッションケース23のそれぞれを点線で示し、図2及び図4では、ギアケース11のみを点線で示している。
図1及び図2に例示するように、第一実施形態の動力取出装置10は、トランスミッション20のアウトプットシャフト(出力軸)21から回転動力の一部を取り出して車載架装品の駆動軸30に伝達するものである。アウトプットシャフト21は、図示しない駆動源としてのエンジンで生じた回転動力を伝達する動力伝達軸である。駆動軸30は、伝達された回転動力により車載架装品を駆動する軸である。
車載架装品としては、エンジンで生じた回転動力の一部で駆動可能な装置が例示でき、潤滑用のオイルを循環させるオイルポンプ、及び小型の発電機が例示できる。
トランスミッション20は、図示しない変速ギア、アウトプットシャフト21、及びミッションケース23を有しており、エンジンから伝達された回転動力を変速して、アウトプットシャフト21から駆動輪に回転動力を伝達するプロペラシャフトに出力している。
アウトプットシャフト21は、プロペラシャフトに軸継手40を介して連結されている。アウトプットシャフト21は、その出力端部(プロペラシャフト側の端部)に雄スプライン22が形成されている。雄スプライン22は、インボリュートスプラインであって、例えば、ホブカッタなどの歯切り盤によりアウトプットシャフト21の出力端部を径方向yの外側から内側に向かって窪む複数の溝を出力端部の周方向に等間隔に切削して形成されている。
ミッションケース23は、一端がベアリング24を、他端がベアリング25をそれぞれ介してアウトプットシャフト21及び軸継手40を回転自在に支持しており、雄スプライン22の余剰部22bを覆っている。
軸継手40は、フランジ型軸継手(コンベンショナルタイプ)であり、アウトプットシャフト21側のフランジと、プロペラシャフト側のフランジとをボルトにより締結することで、両者を連結している。軸継手40は、入力端部(アウトプットシャフト21側の端部)に動力伝達筒としての筒部41を、出力端部(プロペラシャフト側の端部)にフランジ42を有している。
筒部41の内周には、雌スプライン43が形成されている。雌スプライン43は、雄スプライン22と大径合わせによりスプライン結合しており、例えば、ブローチ加工や放電加工により、径方向yの内側から外側に向かって窪む複数の溝をその周方向に等間隔に切削して形成されている。
アウトプットシャフト21と軸継手40とは、アウトプットシャフト21の雄スプライン22が軸継手40の雌スプライン43に挿入されて、スプライン結合により嵌め合わされている。また、アウトプットシャフト21の出力端面が、ボルト44によりフランジ42の径方向中心部に締結されている。
軸継手40とプロペラシャフトとは、軸継手40のフランジ42の周方向に間隔を空けて貫通した締結孔45に挿通されたボルト46により、プロペラシャフト側に固定されたフランジに締結されている。
雄スプライン22は、軸方向xに隣接した結合部22a及び余剰部22bとから構成されている。結合部22aは、上述したとおり、軸継手40の筒部41に挿入されて、筒部41の内周に形成された雌スプライン43とスプライン結合する部分である。余剰部22bは、その結合部22aを除いた部分であり、筒部41に挿入されていない部分であって、スプライン結合していない部分である。余剰部22bは、加工逃げにより生じており、例えば、ホブカッタなどの歯切り盤により加工される場合は、ホブカッタ径の蹴上げ分だけ軸方向xに延在する。
動力取出装置10は、ギアケース11、回転軸12、取出ギア13、及び従動ギア14を備えており、取出ギア13の外周に配置された歯15が、アウトプットシャフト21の外周に形成された雄スプライン22に噛み合う状態に構成されている。
ギアケース11は、ミッションケース23に固定されており、ミッションケース23の外側に向かって突出している。ギアケース11は、その内部に回転軸12、及び駆動軸30を回転可能に支持しており、取出ギア13及び従動ギア14を覆っている。駆動軸30は、一端がギアケース11から外側に抜け、車載架装品に連結している。
回転軸12は、その軸方向がアウトプットシャフト21の軸方向に対して平行になるように、ギアケース11の内部で、且つアウトプットシャフト21の径方向外側に配置されている。
取出ギア13は、回転軸12に固定されており、インボリュート歯型を有する平歯車で構成されている。取出ギア13の歯幅B3は、余剰部22bの軸方向xの幅B2よりも狭い。
従動ギア14は、駆動軸30に固定されており、インボリュート歯型を有する平歯車で構成されている。従動ギア14の歯幅B4は、取出ギア13の歯幅B3と同様に余剰部22bの軸方向xの幅B2よりも狭い。
図3に例示するように、取出ギア13の外周に配置された歯15が、アウトプットシャフト21の外周に形成された雄スプライン22に噛み合う状態にするために、取出ギア13は以下のとおり設定されている。
取出ギア13の歯先円直径dk3は、雄スプライン22の歯先円直径dk2よりも小さい。取出ギア13の歯底円直径df3は、雄スプライン22の歯底円直径df2よりも小さい。取出ギア13のピッチ円直径(基準円直径)d3は、雄スプライン22のピッチ円直径d2よりも小さい。取出ギア13の歯数Z3は、雄スプライン22の歯数Z2よりも少ない。
取出ギア13のモジュール(ダイヤメトラルピッチ)m3(ピッチ円直径d3/歯数Z3)は、雄スプライン22のモジュールm2(ピッチ円直径d2/歯数Z2)に等しい。つまり、取出ギア13の法線ピチtm3は、雄スプライン22の法線ピッチtm2に等しい。
このように、取出ギア13のモジュールm3を雄スプライン22のモジュールm2に等しくすることで、取出ギア13の歯15を雄スプライン22に噛み合わせることが可能になる。
次に、動力取出装置10の動作について説明する。エンジンからトランスミッション20に回転動力が伝達されると、その回転動力はトランスミッション20で変速される。次いで、変速された回転動力が、アウトプットシャフト21に伝達されて、軸継手40を介してプロペラシャフトに伝達される。このとき、プロペラシャフトに伝達される回転動力の一部は、アウトプットシャフト21の出力端部に形成された雄スプライン22に噛み合った取出ギア13に伝達される。次いで、取出ギア13に伝達された回転動力は、従動ギア14を介して駆動軸30に伝達される。この駆動軸30に伝達された回転動力により車載架装品が駆動する。
以上のように、この実施形態の動力取出装置10においては、取出ギア13の歯15とアウトプットシャフト21の外周に形成された雄スプライン22とを噛み合わせて、取出ギア13により雄スプライン22から直接的に回転動力の一部を取り出している。
つまり、雄スプライン22に直接的に噛み合う取出ギア13を用いることで、従来の動力伝達軸に固定されたギアに比して取出ギア13が軽薄短小化するので、その分、取出ギア13から従動ギア14を介して駆動軸30に伝達される回転動力を小さくできる。これにより、小さな回転動力で駆動する車載架装品に対するオーバースペックの解消には有利になり、動力取出装置10の重厚長大化を回避すると共に製造コストを抑えることができる。
また、取出ギア13が軽薄短小化するので、アウトプットシャフト21に雄スプライン22を加工する際に生じる余剰部22bに取出ギア13を噛み合わせることが可能になり、スプライン回りのデットスペースを有効活用できる。
取出ギア13の軽薄短小化を具体的に説明すると、この実施形態では、取出ギア13の歯幅B3を、余剰部22bの軸方向xの幅B2よりも狭くして、取出ギア13を薄化している。また、取出ギア13のピッチ円直径d3を、雄スプライン22のピッチ円直径d2よりも小さくして、取出ギア13を短小化している。
このように、取出ギア13を軽薄短小化することで、車載架装品に対するオーバースペックを解消することができると共に、スプライン回りのデットスペースを有効活用できる。
潤滑用のオイルを循環させるオイルポンプ、及び小型の発電機などの車載架装品は、エ
ンジンから出力される回転動力の一部で駆動可能である。それ故、上記のとおり、取出ギア13を軽薄短小化することで、駆動軸30から伝達される回転動力は、車載架装品に対してオーバースペックにならずに最適なものとなる。
この実施形態の動力取出装置10においては、アウトプットシャフト21の雄スプライン22の余剰部22bを活用する。これにより、アウトプットシャフト21から回転動力の一部を取り出す場合でも、アウトプットシャフト21の軸方向xの長さを延長することなく、トランスミッション20の重厚長大化を回避することができる。
動力取出装置10が取り出す回転動力が小さくなることで、アウトプットシャフト21からプロペラシャフトに伝達される回転動力の減少分が少なくなる。また、動力取出装置10の重厚長大化に加えてトランスミッション20の重厚長大化も回避するので、車両の軽量化が図れる。これに伴って、車両の燃費を向上できる。
図4に例示するように、第二実施形態の動力取出装置10は、第一実施形態に対して、取出ギア13が軸継手40と回転数センサ50との間に介在している。また、取出ギア13と従動ギア14との間に、それらと噛み合う中間ギア16が介在しており、取出ギア13と従動ギア14とは間接的に噛み合っている。
回転数センサ50は、アウトプットシャフト21の回転数を検出するセンサである。回転数センサ50としては、検出した回転数から車速を出力する車速センサも例示できる。
回転数センサ50は、雄スプライン22の余剰部22bとスプライン結合して、アウトプットシャフト21と一体的に回転するドリブンギア51と、ドリブンギア51の歯の回転を検出する電磁ピックアップ52とから構成されている。
この実施形態の取出ギア13の軸方向xの歯幅B3は、余剰部22bの幅B2から、ボールスプラインであるベアリング24の軸方向xの幅B5と、ドリブンギア51の軸方向xの幅B6とを減算した値よりも狭い。
このように取出ギア13の歯幅B3を設定して、薄化することで、余剰部22bに回転数センサ50も取り付けることが可能になり、スプライン回りのデットスペースをより有効活用できる。
取出ギア13は、雄スプライン22の余剰部22bに噛み合えばよく、アウトプットシャフト21の入力側から出力側に向かって順に、取出ギア13、回転数センサ50、及び軸継手40を配置してもよい。
中間ギア16は、取出ギア13や従動ギア14と同様の平歯車である。このように、取出ギア13と従動ギア14との間に中間ギア16を介在させることで、従動ギア14をアウトプットシャフト21や軸継手40から離間させることができる。つまり、取出ギア13と従動ギア14との間に介在する中間ギア16の数を調節することで、レイアウトの自由度が増す。
図5に例示するように、第三実施形態の動力取出装置10は、既述した実施形態に対して、回転軸12及び取出ギア13の代わりに、コグドベルト(歯付きベルト)17を備えている。コグドベルト17は、無端状のベルトであり、雄スプライン22の余剰部22bと従動ギア14とに掛け回されている。
コグドベルト17は、余剰部22b及び従動ギア14との接触面に、それらに噛み合う
歯を有している。この歯は、余剰部22b及び従動ギア14に噛み合ったときに、インボリュート歯型に近似するように構成されることが望ましい。つまり、余剰部22b及び従動ギア14に接触する円弧部分を歯車と見做した場合に、その歯車のモジュールが雄スプライン22のモジュールm2に等しいとよい。
コグドベルト17の軸方向xの幅B7は、第一及び第二実施形態の取出ギア13の歯幅B3と同様に、余剰部22bの軸方向xの幅B2よりも狭く、回転数センサ50を設ける場合は、幅B2から幅B5と幅B6とを減算した値よりも狭く設定されている。
この実施形態のように、取出ギア13に代えてコグドベルト17を用いても、雄スプライン22から直接的に回転動力の一部を取り出すことができ、スプライン回りのデットスペースを有効活用することができる。
既述した実施形態においては、動力源としてエンジンの他にも、モータジェネレータも例示でき、エンジン及びモータジェネレータの両方を駆動源とするハイブリッド車両にも適用可能である。
動力伝達軸としては、一端部、あるいは中途の位置に雄スプライン22が形成されていて、余剰部22bが存在している軸であればよい。但し、アウトプットシャフト21のように、雄スプライン22と雌スプライン43とが軸方向xに互いに移動不能で、余剰部22bの軸方向xの幅B2が固定値の軸が好ましい。
軸継手40としては、リバーススリップタイプでもよく、一端部に雌スプラインが形成されたユニバーサルジョイントで構成されてもよい。
既述した実施形態は、ギアケース11に配管を接続して、ギアケース11の内部に潤滑油を供給する構成にしてもよい。
既述した実施形態は、動力取出装置10として、車両に搭載されて、車載架装品に回転動力を伝達する例を説明したが、これに限定されずに、駆動源から出力された回転動力の一部を動力伝達軸から取り出して架装品の駆動軸に伝達するものであればよい。
10 動力取出装置
12 回転軸
13 取出ギア
14 従動ギア
15 歯
21 アウトプットシャフト
22 雄スプライン
30 駆動軸

Claims (6)

  1. 駆動源で生じた回転動力の一部を動力伝達軸から取り出して架装品の駆動軸に伝達する動力取出装置であって、
    前記動力伝達軸の径方向外側に配置された回転軸と、この回転軸に固定された取出ギアと、前記駆動軸に固定されてその取出ギアに直接的又は間接的に噛み合う従動ギアと、を備え、
    前記動力伝達軸が内周に雌スプラインが形成された動力伝達筒に挿入された状態で、前記動力伝達軸の外周に形成された雄スプラインにスプライン結合する結合部とこの結合部を除いた余剰部とが形成されており、
    前記取出ギアの外周に配置された歯が、前記余剰部に噛み合う状態になっていることを特徴とする動力取出装置。
  2. 前記取出ギアの歯幅が、前記余剰部の軸方向の幅よりも狭い請求項に記載の動力取出装置。
  3. 前記動力伝達軸が、前記駆動源としてエンジン又はモータジェネレータから出力された前記回転動力を変速して出力するトランスミッションのアウトプットシャフトであり、前記雄スプラインが、そのアウトプットシャフトの出力端部に形成されており、
    前記動力伝達筒が、プロペラシャフトの入力端部に連結された軸継手であり、前記雌スプラインが、その軸継手の入力端部に形成されており、
    前記アウトプットシャフトと前記軸継手とをスプライン結合している状態で、前記雄スプラインに前記余剰部が形成されている請求項1又は2に記載の動力取出装置。
  4. 前記取出ギアのピッチ円直径が、前記雄スプラインのピッチ円直径よりも小さい請求項1〜3のいずれか1項に記載の動力取出装置。
  5. 駆動源で生じた回転動力の一部を動力伝達軸から取り出して架装品の駆動軸に伝達する動力取出装置であって、
    記駆動軸に固定され従動ギアと、前記動力伝達軸の外周に形成された雄スプライン及び前記従動ギアに掛け回された無端状のコグドベルトと、を備え、
    前記コグドベルトの内周に配置された歯が、前記雄スプライン及び前記従動ギアのそれぞれに噛み合う状態になっていることを特徴とする動力取出装置。
  6. 前記動力伝達軸が内周に雌スプラインが形成された動力伝達筒に挿入された状態で、前記雄スプラインにスプライン結合する結合部とこの結合部を除いた余剰部とが形成されており、
    前記コグドベルトの内周に配置された歯が、前記余剰部に噛み合う状態になっている請求項5に記載の動力取出装置。
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