JP6797227B2 - 速度を電子デバイスによって制御する機械式ムーブメントを備える計時器 - Google Patents

速度を電子デバイスによって制御する機械式ムーブメントを備える計時器 Download PDF

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Description

本発明は、機械式ムーブメントを含む計時器に関し、機械式ムーブメントは、てんぷ及びひげぜんまいによって形成した機械式発振器、並びに機械式発振器の周波数を調整する電子調整デバイスを備え、電子調整デバイスは、機械式ムーブメントの速度を制御する。
特に、電子調整デバイスは、機械式発振器、特に水晶発振器よりも一般的に正確な補助電子発振器、及び測定デバイスを含み、測定デバイスは、必要な場合、補助発振器に対する機械式発振器の時間偏差を測定することができるように構成する。
いくつかの文献は、計時器における機械式発振器の電子調整に関する。特に、米国特許出願公開第2013/051191号は、てんぷ/ひげぜんまい、及びこのてんぷ/ひげぜんまいの発振周波数を調整する電子回路を含む計時器に関する。このひげぜんまいは、圧電材料から形成されるか、又はシリコン・コア上の2つの側方圧電材料層を含み、2つの外側の側方電極は、ひげぜんまいの側面上に配置される。これら2つの電極は、複数の切替え可能静電容量を含む電子調整回路に接続され、電子調整回路は、ひげぜんまいの2つの電極に平行に配置され、接続される。
図1から図4を参照し、上述の米国特許出願に開示される種類の計時器を説明する。図を煩雑にしないため、図1は、計時器の機械式ムーブメントの機械式発振器2のみを表し、この発振器は、形状軸6回りに発振するてんぷ4及びひげぜんまい8を備え、ひげぜんまい8の末端曲線部10は、従来のようにひげ持ち12を通過し、ひげ持ち12は、機械式ムーブメントのテンプ受け(図示せず)と一体である。図2は、ひげぜんまい8の一部分を概略的に表す。このひげぜんまいは、中央シリコン本体14、2つの側方圧電材料、特にアルミニウム窒化物(AlN)層16、18及び2つの外側金属電極20、22によって形成される。2つの電極は、導電性ワイヤ26、28(概略表示)によって電子調整回路24に接続される。
(図2から図7までの何らかの更なる情報に関する従来技術文献の図1を再現する)図3は、調整デバイス32の全体構成を示し、調整デバイス32は、当該計時器、特に電子調整回路24内に組み込まれる。この回路24は、圧電ひげぜんまいの2つの電極に接続した第1の蓄電器34、及び第1の蓄電器と一緒に配置した複数の切替え可能蓄電器36aから36dを含み、可変静電容量CVを生成し、ひげぜんまいの電極に接続される静電容量値を変化させ、したがって、文献の教示によれば、ひげぜんまいの剛性を変化させるようにする。回路24は、2つの入力をそれぞれひげぜんまい8の2つの電極に接続した比較器38を更に含み、この比較器は、論理信号を供給し、この論理信号の連続的な論理状態の変化により、ひげぜんまいの2つの電極の間の誘導電圧のゼロ交差を決定するように構成する。論理信号は、論理回路40に供給され、論理回路40は、水晶共振器44に関連付けたクロック回路42からの基準信号も受信する。比較器38によって供給された基準信号と論理信号との間の比較に基づき、論理回路40は、切替え可能蓄電器36aから36dのスイッチを制御する。
更に、切替え可能蓄電器の後に、従来4つのダイオード・ブリッジから形成される全波整流器回路46を配置し、全波整流器回路46は、連続電圧VDCを供給し、蓄電器48を充電する。圧電ひげぜんまいによって供給されるこの電気エネルギーがデバイス32を動かす。したがって、これは自律的電気システムである。というのは、電気エネルギーが、機械的エネルギーに由来するという意味において自蔵動力式であるためであり、この機械的エネルギーは、機械式共振器が発振する際、圧電ひげぜんまい8が電気機械変換器(電流生成器)を形成する機械式発振器2に供給されるものである。
米国特許第2015/0051191号、段落0052に示されるように、電子調整回路24は、可変静電容量CVの値を増大させることによって、機械式共振器2の発振周波数を低減できるにすぎない。この観察は、曲線50を示す図4のグラフによって確認され、曲線50は、可変静電容量CVの値に従った変化量の速度を示す。実際、得られる速度変化量は常にゼロ未満であり、可変静電容量値が増加すると、絶対値は増加することが観察される。したがって、調整システムは、機械式共振器の固有の周波数(無調整の周波数)を、この機械式共振器の名目上の周波数(所望の周波数)よりも高くすることを必要とする。言い換えれば、機械式共振器を調節し、その固有の周波数が所望の周波数よりも高い周波数に対応するようにすること、調整回路の機能は、この固有の周波数を多かれ少なかれ低減させ、速度を所望の周波数に対応させることであることが意図される。したがって、そのようなシステムの大きな欠点は、機械式ムーブメントの速度が、電子調整がなければ最適ではないということにある。高精度の計時器ムーブメントの場合、実際、非最適設定ではその固有の機械的特徴を低下させる必要がある。そのような電子調整システムは、平均的な品質の機械式ムーブメント又は更には低品質の機械式ムーブメントでのみ意味をなすと結論付けることができる。というのは、これらの機械式ムーブメントの精度は、電子調整システムに依存するためである。
米国特許出願第2013/0051191号 米国特許第2015/0051191号
圧電材料から少なくとも部分的に形成したひげぜんまいを備える機械式共振器、及び圧電ひげぜんまいと関連付けた電子調整システムを備える計時器を提案することが本発明の目的であり、この計時器は、特に、速度を最初に最適に設定する、即ち、最良の能力に設定する機械式ムーブメントに関連付けた、上述の従来技術の計時器の欠点を有さない。したがって、電子調整システムを提供することが本発明の目的であり、この電子調整システムは、圧電ひげぜんまいを使用するため、個別で、自律的であり、機械式ムーブメントと真に相補的である。というのは、電子調整システムは、機械式ムーブメントの最適な初期設定を低下させずに精度を高めるためである。
本発明は、機械式計時器ムーブメントを備える計時器に関し、機械式計時器ムーブメントは、てんぷ及びひげぜんまいによって形成し、計時器ムーブメントの速度を設定するように構成した機械式発振器、及び機械式共振器の周波数を調整する調整デバイスを備え、この調整デバイスは、補助発振器によって形成し、基準周波信号を供給する補助時間基準器、及び補助時間基準器によって決定した所望の機械式発振器周波数に対する計時器ムーブメントの速度の時間偏差を測定するデバイスを含む。ひげぜんまいは、圧電材料及び少なくとも2つの電極から少なくとも部分的に形成し、少なくとも2つの電極は、機械式共振器が共振する間、圧電材料が機械的応力下にある場合に圧電材料によって生成した誘導電圧を電極の間に有するように構成し、2つの電極は、調整デバイスに電気的に接続し、調整デバイスは、圧電材料、前記少なくとも2つの電極及び調整デバイスによって形成した調整システムのインピーダンスを、測定デバイスによって供給した時間偏差測定信号の関数として変化させることができるように構成する。より詳細には、本発明によれば、調整デバイスは、この調整デバイスによって2つのひげぜんまい電極の間に生成される電気抵抗を瞬時に変化させ、時間別調整パルスを生成することができるように構成し、時間別調整パルスのそれぞれは、名目上の電気抵抗に対する、電気抵抗の瞬時減少から構成され、名目上の電気抵抗は、調整パルス以外に、調整デバイスによって2つの電極の間に生成される。本発明者等により明らかになった顕著な物理特性によれば、上述の調整パルスのそれぞれは、機械式発振器の半周期において開始する瞬間の関数として変化する、ある変化量の機械式ムーブメント速度をもたらし、機械式発振器の少なくとも1つの半周期においてそれぞれの少なくとも1つの調整パルスを開始する瞬間に対するこの速度変化量の特性関数は、この少なくとも1つの半周期の第1の時間部において負であり、この少なくとも1つの半周期の第2の時間部において正である。調整デバイスは、測定デバイスによって測定した時間偏差が少なくとも何らかの利得又は少なくとも何らかの損失に対応するかどうかを決定することができ、少なくとも1つの調整パルスを生成するように構成し、調整パルスの開始は、測定した時間偏差が、機械式発振器の少なくとも1つの半周期の前記第1の時間部又は前記第2の時間部のそれぞれにおける前記少なくとも何らかの利得又は前記少なくとも何らの損失に対応するかどうかに応じて、選択的に準備する。
したがって、本発明による計時器の特徴により、機械式ムーブメントの速度の利得及び損失の両方を調整パルスにより修正することが可能であり、調整パルスのそれぞれは、限定継続時間を有し、この継続時間は、機械式ムーブメントの速度の利得又は損失を検出したかどうかに応じて、対応する半周期の異なる時間部におけるひげぜんまいの2つの電極の間の抵抗を変化させる。
好ましい実施形態では、調整デバイスは、2つのひげぜんまい電極の間に配置したスイッチを含み、このスイッチは、制御回路によって制御され、制御回路は、調整パルスの間、スイッチを瞬時に閉鎖し、スイッチを導電性にし、次に、短絡回路パルスを生成するように構成する。
以下、非限定的な例として示す添付の図面を用いて本発明をより詳細に説明する。
既に説明した従来技術の計時器の図であり、計時器は、圧電ひげぜんまいを有する機械式計時器共振器、及び圧電ひげぜんまいの両方の電極に接続した電子調整回路を含む。 図1の圧電ひげぜんまいの部分拡大図である。 図1の計時器の調整デバイスの部分電気回路図である。 上述の図の計時器に対する速度変化量のグラフであり、圧電ひげぜんまいの2つの電極の間に加えられた可変静電容量を関数とする。 本発明による計時器の一実施形態内に組み込んだ調整デバイスの電気回路図であり、調整デバイスは、圧電ひげぜんまいを有する機械式共振器を含む。 本発明による計時器の1日あたりの速度変化量のグラフであり、速度変化量は、図5の調整デバイスによってもたらされ、それぞれの発振周期の間、発振周期のそれぞれにおいて機械式共振器の中性位置を通る2つの通過の間の半周期において、短絡回路パルスの開始を関数とする。 図5の調整デバイスにおける短絡回路パルス生成モードのグラフであり、測定した計時器速度の時間偏差を関数とする。 図5の調整デバイスで実施する調整方法のフロー・チャートである。 機械式共振器の極限位置を通る通過(機械式共振器の中性位置を通る2つの連続通過の間)の前の、短絡回路パルスを生成した際の圧電ひげぜんまい電極の間の誘導電圧のグラフである。 機械式共振器の極限位置を通る通過(機械式共振器の中性位置を通る2つの連続通過の間)の後の、短絡回路パルスを生成した際の圧電ひげぜんまい電極の間の誘導電圧のグラフである。 本発明による計時器の機械式共振器を形成する圧電ひげぜんまいの好ましい実施形態の断面図である。
本発明による計時器は、上記の従来技術の計時器のように、機械式共振器を備える機械式計時器ムーブメントを備え、機械式共振器は、てんぷ及び圧電ひげぜんまいによって形成し、計時器ムーブメントの速度を設定するように構成する。次に、計時器は、調整デバイス62を含み、調整デバイス62の電気回路図は、図5に示す。機械式発振器の周波数を調整するように構成したこの調整デバイスは、電子調整回路52及び補助時間基準器を含み、補助時間基準器は、補助発振器によって形成され、基準周波信号を電子調整回路に供給する。この時間基準器は、例えば、水晶共振器44及び時計回路42を含み、時計回路42は、少なくとも2つの段DIV1及びDIV2を有する分割器に基準周波信号を供給する。圧電ひげぜんまい8は、圧電材料及び少なくとも2つの電極20、22によって少なくとも部分的に形成され(図2、図5及び図11を参照)、電極20、22は、機械式発振器が発振する間に圧電材料が機械的応力を受けると、電極20と22との間に、前記圧電材料によって生成される誘導電圧U(t)を有することができるように構成する(図7を参照)。2つの電極は、電子調整回路52に電気的に接続される。
電子調整回路は、補助時間基準器42、44により決定した機械式発振器の所望の周波数に対する、計時器ムーブメント速度のあらゆる時間偏差を測定するデバイスを含む。図5に示す実施形態では、測定デバイスは、履歴比較器54によって形成され、履歴比較器54の2つの入力は、圧電ひげぜんまい8の2つの電極20、22に接続される。図示の例では、電極20は、調整デバイスの大部分を介して比較器54の入力に電気的に接続されることに留意されたい。履歴比較器は、デジタル信号「Comp」を供給し(図5及び図7を参照)、デジタル信号「Comp」の論理状態は、機械式発振器の各通過の中性位置(ゼロに等しい角度位置θ(t))を通った直後に変化する、より詳細には、この機械式発振器を形成する機械式共振器のそれぞれのゼロ交差後に変化する。圧電ひげぜんまいによって生成される誘導電圧U(t)は、機械式共振器の中性位置(角度位置「ゼロ」)を通る通過の間、ゼロである一方で、誘導電圧U(t)は、機械式共振器が2つの極限位置の一方又はもう一方にある際、2つの電極の間に印加される所与の負荷では最大である(極限位置は、中性位置の両側のそれぞれの機械式発振器の振幅を規定する)。
信号「Comp」は、一方で、測定デバイスを形成する2方向計数器CBの第1の入力「アップ」に供給され、もう一方で、制御論理回路56に供給される。したがって、2方向計数器は、機械式発振器の各発振周期で1単位増分する。したがって、2方向計数器は、機械式発振器の瞬時発振周波数の測定値を連続的に受信する。2方向計数器は、その第2の入力「ダウン」で、周波数分割器DIV1及びDIV2によって供給されるクロック信号Shorを受信し、このクロック信号は、補助時間基準器の補助発振器によって決定した機械式発振器の所望の周波数を規定する。したがって、2方向計数器は、機械式発振器の発振周波数と所望の周波数との間の経時的累積誤差に対応する信号を制御論理回路56に供給し、この累積誤差は、補助発振器に対する機械式発振器の時間偏差を規定する。
一般に、本発明による調整デバイスは、計時器速度のこの時間偏差測定信号の関数として、この調整デバイスによって生成される、圧電ひげぜんまいの2つの電極の間の電気抵抗を瞬時に変化させることができるように構成し、時間偏差測定信号は、時間偏差を測定するデバイスによってもたらされる。より詳細には、調整デバイスは、時間別調整パルスを生成することができるように構成し、時間別調整パルスのそれぞれは、名目上の電気抵抗に対する、上述の電気抵抗の瞬時減少から構成され、名目上の電気抵抗は、調整パルス以外に、調整デバイスによって2つの電極の間に生成される。したがって、計時器速度、したがって、機械式発振器の平均周波数を調整するシステムが提供され、機械式発振器は、ひげぜんまい8の圧電材料、このひげぜんまいの2つの電極20、22、及び本発明による調整デバイスによって形成される。
好ましい実施形態では、調整デバイス62は、2つのひげぜんまい電極の間に配置したスイッチ60を含み、このスイッチは、制御論理回路56によって制御され、制御論理回路56は、前記調整パルスの間、スイッチを瞬時に閉鎖し、スイッチを導電性にし、次に、短絡回路パルスを生成するように構成する。
本発明の状況において、発明者等は、上述の調整パルスはそれぞれ、ある変化量の機械式ムーブメント速度をもたらすことを発見した。この機械式ムーブメント速度は、機械式発振器の半周期に関わる調整パルスを開始する瞬間の関数として可変である。この観察は、短絡回路パルスを開始する瞬間に対する、1日の計時器速度変化量の特性関数66を示す図6に示され、短絡回路パルスのそれぞれは、1日全体を通した機械式発振器の全ての発振周期内にあり、より詳細には、これらの発振周期それぞれの半周期内にあり、各発振周期は、機械式発振器の中性位置を通る2つの連続通過によって規定される。したがって、図6のグラフの横軸は、それぞれの発振周期における短絡回路パルス開始と、これらの発振周期に関わる半周期の開始との間の時間間隔Δtに対応する。注目すべきことに、本発明者等は、速度変化量が、短絡回路パルス開始のために考慮する半周期の第1の時間部ZT1=ZT1.1及びZT1.2では負であること、並びに速度変化量は、この半周期の第2の時間部ZT2にわたり正であることを明らかにした。図6に表す特性関数66は、発振周波数が5Hzに実質的に等しい(発振周期=200ms)一変形形態に関することに留意されたい。1日あたりの秒速変化量[s/d]は、連続発振周期のそれぞれの間、機械式発振器の中性位置を通る2つの連続通過の間、100msの半周期において短絡回路パルスを開始する瞬間の関数として与えられる。短絡回路パルスはそれぞれ、図示の例では10ms継続するが、このことは限定するものではない。
電子調整回路は、測定デバイスによって測定した時間偏差が、少なくとも何らかの利得(CB>N1)又は少なくとも何らかの損失(CB<−N2)に対応するかどうかを決定することができるように構成し、2方向計数器CBの状態は、2方向計数器の状態を供給する信号SDTによって制御論理回路56に供給される。調整デバイスは、少なくとも1つの調整パルスを生成するように構成し、調整パルスの開始は、測定した時間偏差が、機械式発振器の少なくとも1つの半周期の第1の時間部ZT1又は前記第2の時間部ZT2のそれぞれにおいて前記少なくとも何らかの利得又は前記少なくとも何らの損失に対応するかどうかに応じて、選択的に準備する。実際、第1の時間部において開始する限定継続時間の短絡回路パルスは、機械式発振器の損失(逆相偏移)をもたらし、計時器速度内で検出した利得を少なくとも部分的に修正することができる一方で、第2の時間部において開始する限定継続時間の短絡回路パルスは、機械式発振器の利得(正相偏移)をもたらし、計時器速度内で検出した損失を少なくとも部分的に修正することができる。
図9及び図10は、任意の発振周期の第1の時間部ZT1における瞬間t1及び任意の発振周期の第2の時間部ZT2における瞬間t2のそれぞれで開始する短絡回路パルスの間の圧電ひげぜんまい電極間の誘導電圧U(t)のグラフを示し、即ち、瞬間t1及び瞬間t2はそれぞれ、機械式発振器が、関係する半周期を規定する中性位置を通る2つの連続通過の間の極限位置を通過する前、及びその後である(図7を参照)。
一般的な変形形態では、調整パルスはそれぞれ、所望の周期の4分の1よりも小さい継続時間を有し、所望の周期は、機械式発振器の前記所望の周波数の逆数に等しい。
好ましい変形形態では、調整パルスの継続時間は、所望の周期の10分の1よりも小さいか又はそれに等しい。多くとも、1つの調整パルスは、機械式発振器の半周期ごとに生成され、好ましくは、多くとも、1つの調整パルスは、発振周期ごとに生成される。次に、調整デバイスは、少なくとも1つの調整パルスを生成するように構成し、開始は、第1の時間部ZT1内の第1の時間間隔Int1において測定した時間偏差が少なくとも何らかの利得又は少なくとも何らかの損失に対応するかどうかに応じて選択的に準備する。前記特性関数66により与えられる速度変化量の絶対値は、第1の時間部又は第2の時間部ZT2内の第2の時間間隔Int2におけるこの特性関数の最大速度変化量の少なくとも半分よりも大きく、特性関数により与えられる速度変化量は、第2の時間部にわたるこの特性関数の最大速度変化量の少なくとも半分よりも大きい。したがって、このことは、調整パルスの間、特に短絡回路パルスの間、比較的大きな効果を保証する。
図7及び図8を参照して、調整デバイス62により実施される本発明による調整方法を説明する。この調整方法は、上記で説明した本発明の特徴に適合する。既に示したように、履歴成分54は、信号「Comp」を制御論理回路56に供給し、制御論理回路56は、機械式発振器、したがって、関係する計時器の時間偏差の測定信号SDTも受信する。信号「Comp」の各立ち上りエッジ及び各立ち下がりエッジは、機械式共振器が、機械式発振器の2つのそれぞれの連続振動の間、その中性位置をちょうど交差したことを表示する。制御回路は、制御信号Scomを調時器58に選択的に供給し、調時器58は、信号DCCをトランジスタ60に与えることによって、スイッチを形成するトランジスタ60を制御する。より正確には、制御回路は、調時器(「Timer」)を開始又は再起動することによって、各短絡回路パルス88a、88bを開始する瞬間を決定し、これにより、トランジスタ60を直ちにオンにする/導電性にする(スイッチを閉鎖する)。調時器は、各短絡回路パルスの継続時間TRを決定する。各短絡回路パルスが終了すると、調時器は、スイッチを再度開放し、トランジスタ60をオフにする、即ち、非導電性にする。
上述した特性関数66を利用すると、制御論理回路は、時間計数器Ctに関連付けられ、少なくとも2つの時間間隔Δt1及びΔt2を測定し、図6で考慮したように、制御回路が機械式発振器の速度の利得、即ち、正の時間偏差又は損失、即ち、負の時間偏差を決定したかどうかに応じて、半周期の第1の間隔Int1及び第2の間隔Int2で調時器58を選択的に開始するようにする。より正確には、制御回路が信号「Comp」内で立ち下がりエッジ(又は代替的に立ち上りエッジ)を検出すると、制御回路は、計数器CTを再起動する。信号SDTが利得、即ち、CB>N1を表示する(N1は正の自然数である)場合、制御回路は、時間間隔Δt1の間待機し、信号Scom(1)を有する調時器を起動し、次に、調時器は、信号DCC(1)を生成し、これにより、(第1の時間部ZT1、好ましくは第1の時間間隔Int1における)時間t1で、継続時間TRの間トランジスタ60を導電性にし、したがって、第1の短絡回路パルス88aを生じさせ、これにより、機械式発振器の発振の逆相偏移(発振周期の増加、したがって、瞬時周波数の減少)をもたらす。しかし、信号SDTが損失、即ち、CB<N2を表示する(N2は正の自然数である)場合、制御回路は、時間間隔Δt2の間待機し、信号Scom(2)を有する調時器を起動し、次に、調時器は、信号DCC(2)を生成し、これにより、(第2の時間部ZT2、好ましくは第2の時間間隔Int2における)時間t2で、やはり継続時間TRの間トランジスタ60を導電性にし、したがって、第2の短絡回路パルス88aを生じさせ、これにより、機械式発振器の発振の正相偏移(発振周期の減少/瞬時周波数の増大)をもたらす。
図8のフロー・チャートによって与えられるアルゴリズムは、異なる変形形態を有し得ることを留意されたい。したがって、特に、何らかの利得又は何らかの損失に留意し、それぞれの複数の発振周期において複数の短絡回路パルスが生成される場合、サブシーケンスを提供することが可能である。そのような場合、複数の短絡回路パルスが連続発振周期で生成される一変形形態、又はこれらの短絡回路パルスが、N発振周期ごとに周期的に生成される(Nは1を超える整数である(N>1))別の変形形態を供給することができる。一実施形態では、理論的にあまり有利ではないが、複数の連続半周期において複数の調整パルスを生成することが可能である。この後者のケースでは、調整パルスは、立ち下がりエッジ及び立ち上りエッジが信号「Comp」内に出現すると、交互に作動されることになる。
図11(添付図面の4/7頁)を参照し、本発明による計時器の圧電ひげぜんまい70の好ましい実施形態を説明する。断面で表されるこのひげぜんまい70は、中央シリコン本体72、中央本体の表面に付着し、ひげぜんまいの温度を補償するシリコン酸化物層74、シリコン酸化物層上に付着する導電層76、及び圧電層78の形態で導電層76上に付着する圧電材料を含む。2つの電極20a及び22aはそれぞれ、ひげぜんまいの2つの側部の圧電層78の上に配置する(2つの電極は、ひげぜんまいの上側及び下側を部分的に覆うことができるが、結合はしない)。
図11に表す特定の変形形態では、圧電層の第1の部80a及び第2の部80bのそれぞれは、中央本体72の2つの側部にわたり延在し、導電層76による成長を通じて、これら2つの側部に平行な中央平面84に対して対称であるそれぞれの結晶構造を有する。したがって、2つの側部80a及び80bにおいて、圧電層は、2つの同じそれぞれの圧電軸82a、82bを有し、圧電軸82a、82bは、圧電層に直交し、反対方向である。したがって、内側電極と、2つの外側側方電極のそれぞれとの間に、同じ機械的応力で逆の記号の誘導電圧がある。したがって、ひげぜんまいがその静止位置から収縮又は拡張した場合、第1の部80aと第2の部80bとの間に逆の機械的応力がある、即ち、これらの部の一方は圧縮を受ける一方で、もう一方は牽引力を受け、その逆も同様である。最後に、これらの考慮事項により、第1の部及び第2の部の誘導電圧は、2つの側部に直交する軸上に同じ極性を有し、このため、導電層76は、中央本体72の2つの側部から延在する単一の同じ内側電極を形成することができ、この内側電極自体は、調整デバイスに電気接続を有さない。特定の変形形態では、圧電層は、導電層76(内側電極)からの、導電層76(内側電極)に直交する結晶成長によって生成したアルミニウム窒化物結晶から構成される。
4 てんぷ
8 ひげぜんまい
8a 調整パルス
20 電極
22 電極
42 補助時間基準器
44 補助時間基準器
54 デバイス
62 調整デバイス
66 特性関数
70 ひげぜんまい
88b 調整パルス

Claims (7)

  1. 機械式計時器ムーブメントを備える計時器であって、前記機械式計時器ムーブメントは、てんぷ(4)及びひげぜんまい(8;70)によって形成し、前記機械式計時器ムーブメントの速度を設定するように構成した機械式発振器、並びに前記機械式発振器の周波数を調整する調整デバイス(62)を備え、前記調整デバイスは、補助発振器によって形成し、基準周波信号を供給する補助時間基準器(42、44)、及び前記補助時間基準器によって決定した前記機械式発振器の所望の周波数(Shor)に対する前記機械式計時器ムーブメントの速度の時間偏差を測定する測定デバイス(54、CB)を含み、前記ひげぜんまいは、圧電材料及び少なくとも2つの電極(20、22;20a、22a)によって少なくとも部分的に形成し、前記少なくとも2つの電極(20、22;20a、22a)は、前記圧電材料が、前記機械式発振器が発振する間に機械的応力を受けた際、前記圧電材料によって誘導される電圧を間に有するように構成し、前記2つの電極は、前記調整デバイスに電気的に接続し、前記調整デバイスは、前記圧電材料、前記少なくとも2つの電極及び前記調整デバイスによって形成した調整システムのインピーダンスを、前記測定デバイスによって供給した時間偏差測定信号の関数として変化させることができるように構成する、計時器において、前記調整デバイス(62)は、前記調整デバイスによって生成した前記2つの電極の間の電気抵抗を瞬時に変化することができるように構成し、前記調整デバイスは、時間別調整パルス(8a、88b)を生成することができるように構成し、前記調整パルス(8a、88b)のそれぞれは、名目上の電気抵抗に対する前記電気抵抗の瞬時減少から構成し、前記名目上の電気抵抗は、前記調整パルス以外に、前記調整デバイスによって前記2つの電極の間に生成し、前記調整パルスのそれぞれは、ある変化量の前記機械式計時器ムーブメント速度をもたらし、前記機械式計時器ムーブメント速度は、前記機械式発振器の半周期において前記調整パルスを開始する瞬間の関数として変化し、前記機械式発振器の少なくとも1つの半周期において前記調整パルスのそれぞれの少なくとも1つを開始する前記瞬間に対する前記速度の前記変化量の特性関数(66)は、前記少なくとも1つの半周期の第1の時間部(ZT1.1及びZT1.2)において負であり、前記少なくとも1つの半周期の第2の時間部(ZT2)において正であること、並びに前記調整デバイスは、前記測定デバイスによって測定した時間偏差が少なくとも何らかの利得又は少なくとも何らかの損失に対応するかどうかを決定することができるように構成し、前記調整デバイスは、前記調整パルス(88a、88b)の少なくとも1つを生成するように構成し、前記調整パルス(88a、88b)の開始は、測定した前記時間偏差が、前記機械式発振器の少なくとも1つの半周期の前記第1の時間部又は前記第2の時間部のそれぞれにおいて前記少なくとも何らかの利得又は前記少なくとも何らかの損失に対応するかどうかに応じて、選択的に準備することを特徴とする、計時器。
  2. 前記調整パルス(88a、88b)のそれぞれは、前記所望の周期の4分の1よりも少ない継続時間(TR)を有し、前記所望の周期は、前記所望の周波数の逆数に等しいとを特徴とする、請求項1に記載の計時器。
  3. 前記調整パルス(88a、88b)の前記継続時間(TR)は、所望の周期の10分の1よりも少ないか又はそれに等しいこと、及び前記調整デバイスは、前記調整パルスの少なくとも1つを生成するように構成し、前記調整パルスの開始は、測定した前記時間偏差が、前記第1の時間部(ZT1.1)内の第1の間隔(Int1)において前記少なくとも何らかの利得又は前記少なくとも何らかの損失に対応するかどうかに応じて選択的に準備し、前記特性関数によって与えられる前記速度の前記変化量の絶対値は、前記第1の時間部又は前記第2の時間部(ZT2)内の第2の時間間隔(Int2)における前記特性関数の最大速度変化量の少なくとも半分よりも大きく、前記特性関数によって与えられる前記速度の前記変化量は、前記第2の時間部における前記特性関数の最大速度変化量の少なくとも半分よりも大きいことを特徴とする、請求項に記載の計時器。
  4. 前記調整デバイス(62)は、前記2つのひげぜんまい電極(20、22)の間に配置したスイッチ(60)を含み、前記スイッチは、制御論理回路(56)によって制御し、前記制御論理回路(56)は、前記調整パルスの間、前記スイッチを瞬時に閉鎖するように構成し、前記スイッチをオンにする/導電性にするようにし、次に、前記調整パルスは短絡回路パルスを生成することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の計時器。
  5. 前記ひげぜんまい(70)は、中央シリコン本体(72)、前記中央シリコン本体の表面に付着し、前記ひげぜんまいの温度を補償するシリコン酸化物層(74)、前記シリコン酸化物層上に付着する導電層(76)、及び圧電層(78)の形態で前記導電層上に付着する前記圧電材料を含み、前記2つの電極(20a、22a)はそれぞれ、前記ひげぜんまいの2つの側部の前記圧電層の上に配置することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の計時器。
  6. 前記圧電層の第1の部(80a)及び第2の部(80b)のそれぞれは、前記中央シリコン本体(72)の2つの側部上に延在し、前記2つの側部に平行な中央平面(84)に対して対称であるそれぞれの結晶構造を有すること、並びに前記導電層(76)は、前記中央シリコン本体の前記2つの側部にわたり延在する単一の同じ内側電極を形成し、前記内側電極自体は、前記調整デバイスに電気接続を有さないことを特徴とする、請求項5に記載の計時器。
  7. 前記圧電層(78)は、前記導電層(76)に直交する結晶成長によって生成したアルミニウム窒化物結晶、及び前記導電層から構成することを特徴とする、請求項6に記載の計時器。
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