JP6796349B1 - 通信管理装置、通信管理方法、通信管理プログラムおよび通信管理システム - Google Patents

通信管理装置、通信管理方法、通信管理プログラムおよび通信管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の発信元電話番号が登録されていても、相手による電話の応答率を向上させることができる通信管理装置、通信管理方法、通信管理プログラムおよび通信管理システムを提供すること。【解決手段】内線電話端末N1〜N3と外線電話端末G1との間に接続され、前記内線電話端末N1〜N3と前記外線電話端末G1とで通話を行わせる通信管理装置10であって、前記内線電話端末N1〜N3から送信される相手先外線電話番号および内線通話要求を入力すると、前記相手先外線電話番号との通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出し、当該抽出した発信元電話番号情報を発信元として前記相手先外線電話番号に対応する外線電話端末G1に通話要求を送信する発信制御部11bを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、通信管理装置、通信管理方法、通信管理プログラムおよび通信管理システムに関する。
従来、例えば、オフィスなどにおいて内線電話端末と外線電話端末との通信管理を行う通信管理システムが利用されている(例えば、特許文献1参照)。
このような通信管理システムでは、操作者の操作によって内線電話端末から外線電話端末に電話をかけると、当該内線電話端末に対応する発信元電話番号を発信元として、当該外線電話端末に通話要求を送信するようになっている。これによって、発信元電話番号が外線電話端末等に表示される。
特開平5−91552号公報
しかしながら、上記のような通信管理システムでは、複数の内線電話端末を使って同じ相手先に電話をかけると、それら内線電話端末に応じた複数種の発信元電話番号が利用されてしまい、電話をかけるたびにその相手先の外線電話端末等にその都度異なる発信元電話番号が表示されてしまう。そのため、発信元が実は同じであるにもかかわらず、同じ発信元であるということを相手に認識させ難くなり、相手に安心して電話に出てもらえなくなってしまうという問題がある。
以上に鑑みて、本発明は、複数の発信元電話番号が登録されていても、相手による電話の応答率を向上させることができる通信管理装置、通信管理方法、通信管理プログラムおよび通信管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、内線電話端末と外線電話端末との間に接続され、前記内線電話端末と前記外線電話端末とで通話を行わせる通信管理装置であって、前記内線電話端末から送信される相手先外線電話番号および内線通話要求を入力すると、前記相手先外線電話番号との通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出し、当該抽出した発信元電話番号情報を発信元として前記相手先外線電話番号に対応する外線電話端末に通話要求を送信する発信制御部を備える。
本願の一観点によれば、複数の発信元電話番号が登録されていても、相手による電話の応答率を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態としての通信管理システムを示す全体構成図である。 ゲートウェイ設定を示す説明図である。 状態管理テーブルを示す説明図である。 携帯電話番号管理テーブルを示す説明図である。 通話履歴テーブルを示す説明図である。 通話評価テーブルを示す説明図である。 通話評価の評価項目およびポイント数を示す説明図である。 内線電話端末から携帯電話端末を介して外線電話端末に発信するときの発信時の処理を示すシーケンス図である。 図8の発信元電話番号情報抽出処理を示すフローチャートである。 図9の番号評価抽出処理を示すフローチャートである。 図9の番号抽出後の共通処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態としての通信管理システムを示す全体構成図である。 第1の実施形態の変形例を示す全体構成図である。 第2の実施形態の変形例を示す全体構成図である。
(実施形態1)
以下、本発明の第1の実施形態における通信管理装置、通信管理方法、通信管理プログラムおよび通信管理システムについて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態としての通信管理システム1を示す全体構成図である。
通信管理システム1は、携帯電話ゲートウェイ10と、内線電話管理サーバ20と、内線電話端末N1〜N3と、携帯電話端末a〜cとを備えている。
携帯電話ゲートウェイ10と、内線電話管理サーバ20と、内線電話端末N1〜N3とは、ネットワークを介して互いに接続されている。
携帯電話ゲートウェイ10は、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3との間に接続されて、携帯電話端末a〜cを介して外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3とで通話を行わせるものである。具体的には、携帯電話ゲートウェイ10は、携帯電話端末a〜cを介して外線電話端末G1に接続され、内線電話管理サーバ20を介して内線電話端末N1〜N3に接続される。すなわち、携帯電話ゲートウェイ10は、外線電話端末G1に接続される携帯電話端末a〜cと、内線電話端末N1〜N3に接続される内線電話管理サーバ20との間に接続される。
携帯電話ゲートウェイ10は、制御部11と、携帯電話通信部12と、クラウド通信部13と、記憶部14とを備えている。
制御部11は、例えば、プロセッサ、CPU等の演算手段によって実現され、各種のメモリ、ハードディスク等の記憶手段と協働して機能し、各種のプログラムを実行する。この制御部11は、通信制御部11aと、発信制御部11bと、通話評価制御部11cと、着信制御部11dと、音声情報変換部11eとを備えている。
通信制御部11aは、各種のプログラムを実行して各種構成部及び各機能部間の制御及び装置全体の制御を実行する。また、通信制御部11aは、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3とが通話接続された状態において、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3との間で、携帯電話端末a〜cを介して音声通信制御を行う。なお、音声通信制御とは、音声情報の送受信を制御することをいう。
発信制御部11bは、内線電話端末N1〜N3から内線通話要求があった場合に、内線電話端末N1〜N3と外線電話端末G1とを通話接続するものである。なお、内線通話要求とは、内線電話端末N1〜N3が外線電話端末G1に通話の開始を要求するものである。また、通話接続とは、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3との間で、通話要求と応答を相互に送受信することによって通話が可能になることをいう。
この発信制御部11bは、内線電話端末N1〜N3から送信される内線通話要求を内線電話管理サーバ20を介して入力すると、後述する通話評価に基づいて、発信元電話番号情報として携帯電話端末a〜cのいずれかの識別情報を抽出する。
なお、発信元電話番号情報とは、外線電話端末G1に発信元の電話番号として表示させるための情報であり、ここでは携帯電話端末a〜cのいずれかを識別するための識別情報である。例えば、携帯電話端末a〜cのそれぞれの携帯電話番号であってもよいし、これら携帯電話番号に対応付けられたMACアドレスまたはIPアドレスなどの携帯識別情報などであってもよい。
また、発信制御部11bは、通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出すると、この発信元電話番号情報に対応する携帯電話端末a〜cを介して外線電話端末G1に外線通話要求を送信する。すなわち、発信制御部11bは、通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出すると、この発信元電話番号情報に対応する携帯電話端末a〜cに外線通話要求発信処理を行わせる。
なお、外線通話要求発信処理とは、外線電話端末に電話をかける処理をいうものであり、すなわち携帯電話端末a〜c自身の電話番号を発信元電話番号として相手先外線電話番号に対応する外線電話端末に通話要求信号を発信する処理をいう。
通話評価制御部11cは、それぞれの発信元電話番号情報に対して、外線電話端末の電話番号である相手先外線電話番号との通話評価を行い、図6に示すように、発信元電話番号情報である携帯電話番号と、相手先外線電話番号と、通話評価(「総合評価」)とを対応付けて記憶部14に記憶する。なお、通話評価とは、外線電話端末G1と携帯電話端末a〜cを介する内線電話端末N1〜N3との通話状況に応じて、相手先外線電話番号と発信元電話番号情報との関係性を評価したものである。
着信制御部11dは、外線電話端末G1から外線通話要求があった場合に、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3とを通話接続するものである。なお、外線通話要求とは、外線電話端末G1が、内線電話端末N1〜N3に通話の開始を要求するものである。
この着信制御部11dは、携帯電話端末a〜cから送信される携帯着信指示を入力すると、対応付けられている全ての内線電話端末N1〜N3に内線電話管理サーバ20を介して内線着信指示を送信して着信処理を行わせる。なお、着信処理とは、例えば、音、振動または光などによって、着信があったことを操作者に知らせる動作を行う処理をいう。
音声情報変換部11eは、携帯音声情報と内線音声情報とを相互に変換する処理を行う。携帯音声情報とは、携帯電話端末a〜cにおいて処理される音声信号からなる音声情報である。また、内線音声情報とは、内線電話端末N1〜N3において処理される音声信号からなる音声情報である。
携帯電話通信部12は、例えば、外部機器との情報の送受信を行う各種通信デバイスなどからなり、例えばBLUETOOTH(登録商標)やWi−Fi(登録商標)等の通信規格を利用して携帯電話端末a〜cと無線による通信を行ったり、または有線による通信を行ったりする。
クラウド通信部13は、例えば、外部機器との情報の送受信を行う各種通信デバイスなどからなり、インターネットなどのネットワークを介して内線電話管理サーバ20と通信を行う。なお、クラウド通信部13は、有線による通信であってもよいし、Wi−Fi(登録商標)等を利用した無線による通信であってもよい。
記憶部14は、例えば、ハードディスクやメモリなどからなり、各種プログラムや作業データなどを記憶する。
また、記憶部14は、ゲートウェイ設定、状態管理テーブル、携帯電話番号管理テーブル、通話履歴テーブルおよび通話評価テーブルを記憶する。
ゲートウェイ設定は、操作者によって事前に設定されるものであり、図2に示すように、「番号評価利用」、「抽出条件設定」および「低評価発信条件」を含むものである。
「番号評価利用」とは、後述する番号評価を利用するか否かを決めるものであり、オンオフのフラグによって識別される。なお、図2において、「○」はフラグがオンであることを示している。
「抽出条件設定」とは、発信制御部11bが、複数の発信元電話番号情報を抽出した場合に、どのような順で発信元電話番号情報を選択するかを設定するものである。この抽出条件には、「順番」と「ランダム」の2種類があり、「順番」に設定されると、複数の発信元電話番号情報を抽出した順番に選択し、「ランダム」に設定されると、抽出した複数の発信元電話番号情報をランダムに選択する。
「低評価発信条件」とは、通話評価の低い発信元電話番号情報を発信元として利用するか否かを決めるものであり、オンオフのフラグによって識別される。
状態管理テーブルは、図3に示すように、携帯電話端末a〜cの通話状態を示すものである。通信制御部11aは、携帯電話端末a〜cの通話状態を定期的に監視しており、通話していない場合には、「通話状態」を「待機」とし、通話している場合には、「通話中」として、状態管理テーブルに記憶する。
携帯電話番号管理テーブルは、図4に示すように、「携帯電話番号」と、「携帯電話端末」と、「番号評価」と、「発信利用」とを対応付けるものである。
なお、「番号評価」とは、携帯電話番号である発信元電話番号情報自体の評価であり、発信元の電話番号として利用することが有利か不利かの評価をいうものである。番号評価としては、有利なら「○」、不利なら「×」の2択の評価とされている。例えば、外部によって発信元電話番号が迷惑電話等として認識されているような場合には、操作者によって不利として事前に「×」と設定され、迷惑電話等として認識されていない場合には、有利として事前に「○」と設定される。なお、番号評価されていない場合には、評価なしとして「−」と表記されている。
また、「発信利用」とは、発信元電話番号情報を発信元として利用するか否かを事前に登録するものであり、オンオフのフラグによって識別される。
通話履歴テーブルは、相手先外線電話番号、内線電話端末および携帯電話端末の通話履歴を記憶するものである。この通話履歴テーブルは、図5に示すように、「相手先外線電話番号」、「内線電話端末」、「携帯電話端末」、「区分」、「開始日時」、「終了日時」、「結果」および「ポイント」を対応付けるものである。
「内線電話端末」は、内線電話端末N1〜N3を識別するための識別情報である。
「区分」は、内線電話端末N1〜N3から外線電話端末G1への発信か、外線電話端末G1からの着信かを示すものである。
「開始日時」は、発信制御部11bが携帯電話端末a〜cに通話要求発信指示を送信した日時である。
「終了日時」は、外線電話端末G1または内線電話端末N1〜N3が発信する通話終了を通信制御部11aが入力した日時である。
「結果」は、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3との通話の結果を示すものである。例えば、発信制御部11bは、内線電話端末N1〜N3が発信し外線電話端末G1と通話接続した場合、「通話」とし、外線電話端末G1と通話接続しなかった場合、「無反応」とし、通話接続してから通話終了していない場合、「通話中」として記憶する。また、着信制御部11d1は、外線電話端末G1から着信して、内線電話端末N1〜N3と通話接続した場合、「通話」とし、内線電話端末N1〜N3と通話接続しなかった場合、「無反応」とし、通話接続してから通話終了していない場合、「通話中」として記憶する。
「ポイント」は、通話評価制御部11cが、携帯電話番号の相手先外線電話番号との通話の評価を自動的かつ定量的に評価したものである。例えば、図7に示すように、「発信時に相手が応答した(電話に出た)」とき、「+10」ポイント、「発信時に一定時間(5分)通話できた」とき、「+15」ポイント、「発信時に相手が無応答だった」とき、「−3」ポイント、「発信時に相手が通話中だった」とき、「0」ポイント、「相手から着信があった」とき、「+15」ポイント、「着信時に通話できた」とき、「+5」ポイントが設定されている。これにより、通話評価制御部11cは、外線電話端末G1との発信または着信により、通話が終了すると、当該通話に関して「評価項目」に応じたポイントを算出し、通話履歴テーブルに「ポイント」として記憶する。
通話評価テーブルは、図6に示すように、「携帯電話番号」、「相手先外線電話番号」、「自動評価」、「手動評価」および「総合評価」を対応付けるものである。
「自動評価」は、通話評価制御部11cが、携帯電話番号の相手先外線電話番号との通話の評価を自動的に評価したものである。すなわち、通話評価制御部11cは、通話履歴テーブルの「ポイント」の直近数件の平均評価ポイントを算出し、その平均評価ポイントが10ポイント以上である場合に、「○」とし、10ポイント未満である場合に、「×」として、「自動評価」に記憶する。なお、評価されていない場合には、評価なしとして「−」と表記されている。
「手動評価」は、操作者が、携帯電話番号に対して相手先外線電話番号ごとに事前に通話を評価し、操作者の操作によって、通話評価制御部11cが、高い評価の場合、「○」とし、低い評価の場合、「×」として「手動評価」に記憶する。なお、評価されていない場合には、評価なしとして「−」と表記されている。
「総合評価」は、「自動評価」および「手動評価」を考慮した評価であり、これが通話評価となる。例えば、通話評価制御部11cは、「手動評価」があるなら、「手動評価」をそのまま「総合評価」とし、「手動評価」がなく「自動評価」があるなら、「自動評価」をそのまま「総合評価」として記憶する。なお、「手動評価」も「自動評価」もない場合には、評価なしとして「−」と表記されている。
内線電話管理サーバ20は、携帯電話ゲートウェイ10と内線電話端末N1〜N3との間に接続されて、携帯電話ゲートウェイ10と内線電話端末N1〜N3との間で通信を行うものである。
内線電話管理サーバ20は、制御部21と、通信部22と、記憶部23とを備えている。
制御部21は、例えば、プロセッサ、CPU等の演算手段によって実現され、各種のメモリ、ハードディスク等の記憶手段と協働して機能し、各種のプログラムを実行する。この制御部21は、内線通信制御部21aと内線発信制御部21bと内線着信制御部21cとを備えている。
内線通信制御部21aは、各種のプログラムを実行して各種構成部及び各機能部間の制御及び装置全体の制御を実行する。また、内線通信制御部21aは、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3とが通話接続された状態において、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3との間で、携帯電話端末a〜cを介して音声通信制御を行う。
内線発信制御部21bは、内線電話端末N1〜N3から内線通話要求が送信されると、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3との通話接続を行うものである。この内線発信制御部21bは、内線電話端末N1〜N3から送信される内線通話要求を入力すると、当該内線通話要求を携帯電話ゲートウェイ10に送信する。
内線着信制御部21cは、外線電話端末G1から外線通話要求が送信されると、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3との通話接続を行うものである。この内線着信制御部21cは、携帯電話ゲートウェイ10から送信される内線着信指示を入力すると、対応付けられている全ての内線電話端末N1〜N3に内線着信指示を送信して着信処理を行わせる。
通信部22は、例えば、外部機器との情報の送受信を行う各種通信デバイスなどからなり、インターネットなどのネットワークを介して携帯電話ゲートウェイ10と通信を行う。
記憶部23は、例えば、ハードディスクやメモリなどからなり、各種プログラムや作業データなどを記憶する。
内線電話端末N1〜N3は、例えば、ネットワークに接続可能なIP電話機やスマートフォンなどからなる。内線電話端末N1〜N3は、内線通話要求を内線電話管理サーバ20に送信したり、着信処理を行ったりする。
携帯電話端末a〜cは、例えば、BLUETOOTH(登録商標)やWi−Fi(登録商標)等により通信可能なスマートフォンなどからなる。携帯電話端末a〜cは、携帯着信指示および携帯発信応答などを携帯電話ゲートウェイ10に送信したり、携帯電話ゲートウェイ10からの指示のもと通話要求発信処理を行ったりする。
外線電話端末G1は、電話端末やスマートフォンなどからなり、外線通話要求、外線発信応答および携帯音声情報などを携帯電話端末a〜cに送信する。
次いで、通信管理システム1における発信時の処理について説明する。
図8は、内線電話端末N1から携帯電話端末aを介して外線電話端末G1に発信するときの発信時の処理を示すシーケンス図である。
なお、携帯電話端末a〜cは、それぞれ登録された携帯電話ゲートウェイ10に、BLUETOOTH(登録商標)により無線接続されているものとする。
また、通信管理システム1においては、携帯電話端末a〜cおよび内線電話端末N1〜N3の全ての組み合わせにおいて同様に動作するが、ここでは、説明の便宜上、携帯電話端末aおよび内線電話端末N1の組み合わせについてのみ説明する。
まず、内線電話端末N1の操作者が内線電話端末N1から外線電話番号に電話をかける。
すなわち、内線電話端末N1が内線電話管理サーバ20を介して携帯電話ゲートウェイ10に内線通話要求信号を送信する(ステップS1)。つまり、内線電話端末N1が、内線電話管理サーバ20に内線通話要求信号を送信する。なお、内線通話要求信号は、内線通話要求、相手先外線電話番号、内線番号および通話IDを含むものである。また、内線通話要求は、内線電話端末N1〜N3から外線電話端末G1への通話接続の要求である。内線番号は、内線電話端末N1〜N3を識別するための識別情報である。
内線電話管理サーバ20の内線発信制御部21bは、その内線通話要求信号を入力すると、通話IDを記憶部23に記憶し、当該内線通話要求信号を携帯電話ゲートウェイ10に送信する(ステップS2)。
携帯電話ゲートウェイ10の発信制御部11bは、その内線通話要求信号を入力すると、通話IDを記憶部14に記憶し、後述する発信元電話番号情報抽出処理を行って所定の発信元電話番号情報を選択する(ステップS3)。そして、発信制御部11bは、選択した発信元電話番号情報に対応する携帯電話端末aに通話要求発信処理を行わせる。すなわち、発信制御部11bは、通話要求発信指示信号を携帯電話端末aに無線により送信する(ステップS4)。なお、通話要求発信指示信号は、通話要求発信指示および相手先外線電話番号を含むものである。そして、発信制御部11bは、図5の通話履歴テーブルにおいて、「相手先外線電話番号」、「内線電話端末」、「携帯電話端末」を記憶し、通話要求発信指示信号を送信した日時を「開始日時」とし、「区分」を発信としてそれぞれ対応付けて記憶する。
携帯電話端末aは、その通話要求発信指示信号を入力すると、通話要求発信処理を行う。すなわち、携帯電話端末aは、自身の携帯電話番号を発信元電話番号として、相手先外線電話番号に対応する外線電話端末G1に通話要求信号を送信する(ステップS5)。通話要求信号は、通話要求および自身の携帯電話番号を含むものである。
外線電話端末G1は、その通話要求信号を入力すると、通話着信処理を行う。すなわち、外線電話端末G1は、自身の画面に発信元の携帯電話番号を表示してコール音を報音する。外線電話端末G1の操作者は、画面に表示された発信元の携帯電話番号を見て、着信操作を行う。これにより、外線電話端末G1は、外線発信応答信号を携帯電話端末aに無線により送信する(ステップS6)。
携帯電話端末aは、その外線発信応答信号を入力すると、携帯発信応答信号を携帯電話ゲートウェイ10に無線により送信する(ステップS7)。
携帯電話ゲートウェイ10の発信制御部11bは、その携帯発信応答信号を入力すると、図5に示す通話履歴テーブルの「結果」を通話として記憶する。そして、発信制御部11bは、内線通話要求信号を送信した内線電話端末N1に内線電話管理サーバ20を介して内線発信応答信号を送信する。すなわち、発信制御部11bは、記憶部14から通話IDを抽出し、内線発信応答信号を内線電話管理サーバ20に送信する(ステップS8)。なお、内線発信応答信号は、内線発信応答および通話IDを含むものである。
内線電話管理サーバ20の内線発信制御部21bは、その内線発信応答信号を入力すると、通話IDに対応する内線番号を抽出し、当該内線番号に対応する内線電話端末N1に内線発信応答信号を送信する(ステップS9)。
内線電話端末N1は、その内線発信応答信号を入力する。これにより、外線電話端末G1と内線電話端末N1とが通話接続される。
なお、これらステップS1〜S9が発信制御ステップとなる。
次いで、携帯電話ゲートウェイ10における発信元電話番号抽出処理について説明する。
図9は、携帯電話ゲートウェイ10における発信元電話番号抽出処理を示すフローチャートである。
発信制御部11bは、内線電話端末N1が内線電話管理サーバ20を介して内線通話要求信号を送信すると、その内線通話要求信号を入力する(ステップS20)。発信制御部11bは、図4に示す携帯電話管理テーブルから、発信元電話番号情報として登録されている携帯電話番号を抽出する(ステップS21)。そして、発信制御部11bは、抽出した携帯電話番号のうち現在利用可能な状態の番号があるか否かを判定する(ステップS22)。すなわち、発信制御部11bは、図3に示す状態管理テーブルから、抽出した携帯電話番号に対応する携帯電話端末a〜cの「通話状態」を読み出す。そして、発信制御部11bは、「通話状態」が「待機」の場合、利用可能と判定し、「通話状態」が「通話中」の場合、利用不可と判定する。
さらに、発信制御部11bは、ステップS22において、現在利用可能な携帯電話番号が無いと判定すると(ステップS22:No)、利用可能な番号が無い旨を、内線電話管理サーバ20を介して内線電話端末N1に送信して、処理を終了する。
一方、発信制御部11bは、ステップS22において、現在利用可能な携帯電話番号があると判定すると(ステップS22:Yes)、現在利用可能な携帯電話番号に、内線電話端末N1が送信した相手先外線電話番号との通話評価があるか否かを判定する(ステップS23)。すなわち、発信制御部11bは、図6に示す通話評価テーブルから、「携帯電話番号」および「相手先外線電話番号」を読み出し、現在利用可能な携帯電話番号に、内線電話端末N1が送信した相手先外線電話番号が登録されている場合、相手先外線電話番号との通話評価があると判定し、相手先外線電話番号が登録されていない場合、相手先外線電話番号との通話評価が無いと判定する。
そして、発信制御部11bは、ステップS23において、現在利用可能な携帯電話番号に相手先外線電話番号との通話評価が無いと判定すると(ステップS23:No)、後述する番号評価抽出処理を行う(ステップS24)。さらに、発信制御部11bは、発信元として利用するよう登録されている携帯電話番号を抽出する(ステップS25)。すなわち、発信制御部11bは、現在利用可能な携帯電話番号が発信元として利用されるよう登録されているか否かを判定し、登録されていないと判定すると、当該携帯電話番号を外し、登録されていると判定すると、当該携帯電話番号を抽出したままにする。具体的には、発信制御部11bは、図4に示す携帯電話管理テーブルから、「携帯電話番号」および「発信利用」を読み出し、現在利用可能な携帯電話番号の「発信利用」が「○」の場合に、発信元として利用されるよう登録されていると判定し、「×」の場合に、発信元として利用されるよう登録されていないと判定する。
さらに、発信制御部11bは、後述する番号抽出後の共通処理を行い(ステップS26)、処理を終了する。
一方、発信制御部11bは、ステップS23において、現在利用可能な携帯電話番号に相手先外線電話番号との通話評価があると判定すると(ステップS23:Yes)、相手先外線電話番号との通話評価に基づいて携帯電話番号を抽出する。すなわち、発信制御部11bは、現在利用可能な携帯電話番号のうち、通話評価の高い携帯電話番号があるか否かを判定する(ステップS27)。つまり、発信制御部11bは、図6に示す通話評価テーブルから、現在利用可能な携帯電話番号の「総合評価」を読み出し、「○」がある場合、通話評価の高い携帯電話番号があると判定し、「○」が無い場合、通話評価の高い携帯電話番号が無いと判定する。
そして、発信制御部11bは、ステップS27において、現在利用可能な携帯電話番号のうち、通話評価の高い携帯電話番号があると判定すると(ステップS27:Yes)、通話評価の高い携帯電話番号のみを抽出する(ステップS28)。このときの携帯電話番号は、現在利用可能かつ通話評価の高い携帯電話番号となる。それから、発信制御部11bは、ステップS26に進み、番号抽出後の共通処理を行う。
また、発信制御部11bは、ステップS27において、現在利用可能な携帯電話番号のうち、通話評価の高い携帯電話番号が無いと判定すると(ステップS27:No)、通話評価の無い携帯電話番号があるか否かを判定する(ステップS29)。すなわち、発信制御部11bは、図6に示す通話評価テーブルから、現在利用可能な携帯電話番号の「総合評価」を読み出し、評価無しの「−」がある場合、通話評価の無い携帯電話番号があると判定し、「−」が無い場合、通話評価の無い携帯電話番号が無いと判定する。そして、発信制御部11bは、ステップS29において、現在利用可能な携帯電話番号のうち、通話評価の無い携帯電話番号があると判定すると(ステップS29:Yes)、通話評価の無い携帯電話番号のみを抽出する(ステップS30)。このときの携帯電話番号は、現在利用可能かつ通話評価の無い携帯電話番号となる。それから、発信制御部11bは、ステップS24に進み、番号評価抽出処理を行う。
また、発信制御部11bは、ステップS29において、現在利用可能な携帯電話番号のうち、通話評価の無い携帯電話番号が無いと判定すると(ステップS29:No)、評価が低くても発信する設定か否かを判定する(ステップS31)。すなわち、発信制御部11bは、図2に示すゲートウェイ設定から、「低評価発信条件」を読み出し、「○」の場合、評価が低くても発信する設定であると判定し、「×」の場合、評価が低くても発信する設定ではないと判定する。そして、発信制御部11bは、ステップS31において、評価が低くても発信する設定であると判定すると(ステップS31:Yes)、現在利用可能な携帯電話番号のうち、通話評価の低い携帯電話番号のみを抽出する(ステップS32)。このときの携帯電話番号は、現在利用可能かつ通話評価の低い携帯電話番号となる。それから、発信制御部11bは、ステップS24に進み、番号評価抽出処理を行う。一方、発信制御部11bは、ステップS31において、評価が低くても発信する設定ではないと判定すると(ステップS31:No)、処理を終了する。
次いで、携帯電話ゲートウェイ10における番号評価抽出処理について説明する。
図10は、携帯電話ゲートウェイ10における番号評価抽出処理を示すフローチャートである。
発信制御部11bは、図2に示すゲートウェイ設定から「番号評価利用」を読み出し(ステップS40)、番号評価を利用する設定か否かを判定する(ステップS41)。すなわち、発信制御部11bは、「番号評価利用」」が「○」の場合、番号評価を利用する設定であると判定し、「番号評価利用」が「×」の場合、番号評価を利用する設定ではないと判定する。そして、発信制御部11bは、ステップS41において、番号評価を利用する設定であると判定すると(ステップS41:Yes)、現在利用可能な携帯電話番号のうち、番号評価が有利な携帯電話番号または番号評価無しの携帯電話番号を抽出する(ステップS42)。すなわち、発信制御部11bは、図4に示す携帯電話管理テーブルから、「番号評価」を読み出し、「×」の携帯電話番号を外して、「○」または「−」の携帯電話番号のみを抽出する。
そして、発信制御部11bは、処理を終了する。
なお、発信制御部11bが、「○」または「−」の携帯電話番号のみを抽出するとしているが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、発信制御部11bが、「○」の携帯電話番号のみを抽出してもよいし、「○」が無い場合に「−」の携帯電話番号を抽出してもよい。または、発信制御部11bが、「−」の携帯電話番号のみを抽出してもよいし、「−」が無い場合に「○」の携帯電話番号を抽出してもよい。
次いで、携帯電話ゲートウェイ10における番号抽出後の共通処理について説明する。
図11は、携帯電話ゲートウェイ10における番号抽出後の共通処理を示すフローチャートである。
発信制御部11bは、現在利用可能な携帯電話番号が1つ以上あるか否かを判定する(ステップS50)。そして、発信制御部11bは、1つ以上ない(1つもない)と判定すると(ステップS50:No)、利用可能な番号が無い旨を、内線電話管理サーバ20を介して内線電話端末N1に送信して、処理を終了する。
一方、発信制御部11bは、現在利用可能な携帯電話番号が1つ以上あると判定する(ステップS50:Yes)、現在利用可能な携帯電話番号が複数あるか否かを判定する(ステップS51)。そして、発信制御部11bは、複数あると判定すると(ステップS51:Yes)、抽出条件設定を読み出す(ステップS52)。すなわち、発信制御部11bは、図2に示すゲートウェイ設定から、「抽出条件設定」を読み出す。そして、発信制御部11bは、抽出条件が、「順番」または「ランダム」かを判定する(ステップS53)。すなわち、発信制御部11bは、図2に示すゲートウェイ設定から「抽出条件設定」を読み出し、「順番」の場合、順番に設定されていると判定し、「ランダム」の場合、ランダムに設定されていると判定する。
発信制御部11bは、ステップS53において、順番に設定されていると判定すると(ステップS53:「順番」)、現在利用可能な複数の携帯電話番号のうち、抽出した順番に一番最初の携帯電話番号を選択する(ステップS54)。一方、発信制御部11bは、ステップS53において、ランダムに設定されていると判定すると(ステップS53:「ランダム」)、現在利用可能な複数の携帯電話番号のうち、ランダムに1つの携帯電話番号を選択する(ステップS55)。そして、発信制御部11bは、ステップS54もしくはステップS55の処理を実行し、または、ステップS51において、現在利用可能な携帯電話番号が複数ないと判定すると(ステップS51:No)、処理を終了する。
次いで、通信管理システム1における着信時の処理について説明する。
まず、外線電話端末G1の操作者が携帯電話端末aの電話番号に電話をかける。すなわち、外線電話端末G1が外線通話要求信号を携帯電話端末aに送信する。外線通話要求信号は、外線通話要求および自身の外線電話番号を含むものである。このときの自身の外線電話番号は、相手先外線電話番号となる。
携帯電話端末aは、その外線通話要求信号を入力すると、着信処理を行う。すなわち、携帯電話端末aは、外線電話番号を表示しコール音を報音する。そして、携帯電話端末aは、携帯着信指示信号を携帯電話ゲートウェイ10に送信する。携帯着信指示信号は、携帯着信指示、外線電話番号および自身の携帯電話番号を含むものである。
携帯電話ゲートウェイ10の着信制御部11dは、その携帯着信指示信号を入力すると、通話IDを記憶する。そして、着信制御部11d1は、図5の通話履歴テーブルにおいて、「相手先外線電話番号」、「内線電話端末」、「携帯電話端末」を記憶し、携帯着信指示信号を入力した日時を「開始日時」とし、「区分」を着信としてそれぞれ対応付けて記憶する。そして、着信制御部11dは、対応する全ての内線電話端末N1〜N3に内線電話管理サーバ20を介して内線着信指示信号を送信して、着信処理を行わせる。内線着信指示信号は、内線着信指示、外線電話番号、携帯電話番号および通話IDを含むものである。
内線電話管理サーバ20の内線着信制御部21cは、その内線着信指示信号を入力すると、通話IDを記憶し、全ての内線番号に対応する内線電話端末N1〜N3に、内線着信指示信号を送信する。内線着信指示信号は、内線着信指示、外線電話番号および通話IDを含むものである。
内線電話端末N1〜N3は、その内線着信指示信号を入力すると、着信処理を行う。すなわち、内線電話端末N1〜N3は、自身の画面に外線電話番号を表示してコール音を報音する。
ここでは、内線電話端末N1〜N3のうち、内線電話端末N1の操作者が受話器を取るなどの着信操作を行ったものとする。
内線電話端末N1は、内線電話管理サーバ20を介して着信応答信号を携帯電話ゲートウェイ10に送信する。着信応答信号は、着信応答、自身の内線番号および通話IDを含むものである。
内線電話管理サーバ20の内線発信制御部21bは、その着信応答信号を入力すると、内線番号を記憶し、通話IDに対応する携帯電話ゲートウェイ10に着信応答信号を送信する。着信応答信号は、着信応答および通話IDを含むものである。
携帯電話ゲートウェイ10の着信制御部11dは、その着信応答信号を入力すると、図5に示す通話履歴テーブルの「結果」を通話として記憶する。そして、着信制御部11dは、通話IDに対応する携帯電話端末aに着信応答信号を送信する。
携帯電話端末aは、その着信応答信号を入力すると、着信応答処理を行う。
これにより、外線電話端末G1と内線電話端末N1とが通話接続される。
なお、これらのステップが着信制御ステップとなる。
次いで、通信管理システム1における通話時の処理について説明する。
なお、図8に示す着信時の通話接続処理、または発信時の通話接続処理については終えており、外線電話端末G1と内線電話端末N1とは通話接続されているものとする。
内線電話端末N1の操作者がマイクに対して話しをする。内線電話端末N1は、その音声を入力して内線音声情報に変換して、内線電話管理サーバ20を介して携帯電話ゲートウェイ10に内線音声情報を送信する。すなわち、内線電話端末N1は、内線音声情報および通話IDを内線電話管理サーバ20に送信する。
内線電話管理サーバ20の内線通信制御部21aは、それら内線音声情報および通話IDを入力すると、通話IDに対応する携帯電話ゲートウェイ10に音声送信指示信号を送信する。音声送信指示信号は、音声送信指示、携帯電話番号、内線音声情報および通話IDを含むものである。
携帯電話ゲートウェイ10の通信制御部11aは、その音声送信指示信号を入力すると、内線音声情報から携帯音声情報への変換処理を音声情報変換部11eに行わせる。すなわち、通信制御部11aは、内線音声情報を音声情報変換部11eに出力する。音声情報変換部11eは、その内線音声情報を入力すると、内線音声情報を携帯音声情報に変換する。そして、音声情報変換部11eは、携帯音声情報を通信制御部11aに出力する。通信制御部11aは、その携帯音声情報を入力すると、通話IDに対応する携帯電話端末aに音声送信指示および携帯音声情報を送信し、携帯音声送信処理を行わせる。なお、携帯音声送信処理とは、携帯音声情報を外線電話端末に送信する処理をいう。すなわち、携帯電話端末aは、それら音声送信指示および携帯音声情報を入力すると、外線電話端末G1に携帯音声情報を送信する。
外線電話端末G1は、その携帯音声情報を入力すると、携帯音声情報に基づいて自身のスピーカから音声を報音する。
外線電話端末G1の操作者が話しをすると、外線電話端末G1が、携帯音声情報を携帯電話端末aに送信する。
携帯電話端末aは、その携帯音声情報を入力すると、音声送信指示および携帯音声情報を携帯電話ゲートウェイ10に無線により送信する。
携帯電話ゲートウェイ10の通信制御部11aは、それら音声送信指示および携帯音声情報を入力すると、携帯音声情報から内線音声情報への変換処理を音声情報変換部11eに行わせ、内線電話管理サーバ20を介して内線音声情報を内線電話端末N1に送信する。すなわち、通信制御部11aは、携帯音声情報を音声情報変換部11eに出力する。音声情報変換部11eは、その携帯音声情報を入力すると、携帯音声情報を内線音声情報に変換する。そして、音声情報変換部11eは、内線音声情報を通信制御部11aに出力する。通信制御部11aは、その内線音声情報を入力すると、内線電話管理サーバ20を介して内線電話端末N1に内線音声情報を送信する。すなわち、通信制御部11aは、内線電話管理サーバ20に音声送信指示信号を送信する。音声送信指示信号は、音声送信指示、内線音声情報および通話IDを含むものである。
内線電話管理サーバ20の内線通信制御部21aは、その音声送信指示信号を入力すると、通話IDに対応する内線電話端末N1に、内線音声情報および通話IDを送信する。
内線電話端末N1は、その内線音声情報を入力すると、内線音声情報に基づいてスピーカから音声を報音する。
これにより、携帯電話端末a、携帯電話ゲートウェイ10および内線電話管理サーバ20を介して、外線電話端末と内線電話端末N1との通話が行われる。
なお、これらのステップが通話制御ステップとなる。
なお、外線電話端末と内線電話端末N1との通話接続中に、内線電話端末N1の操作者による保留および転送の操作があると、内線電話端末N1は、通話の保留処理を行い、例えば内線電話端末N2に通話接続を切り換える。すなわち、内線電話端末N1は、内線電話管理サーバ20に内線電話端末N2への転送要求を送信する。そして、内線電話管理サーバ20の内線通信制御部21aは、その転送要求を入力すると内線電話端末N2に転送要求を送信し、内線電話端末N2が転送応答処理を行うことにより、外線電話端末と内線電話端末N2とが通話接続される。このように、内線電話端末N1〜N3は、それぞれが外線電話端末G1と通話接続中に、内線電話管理サーバ20を介して外線電話端末G1との通話接続を相互に切り換えることができる。
さらに、外線電話端末G1または内線電話端末N1の操作者が、通話終了の操作を行うと、外線電話端末G1または内線電話端末N1が通話終了信号を送信し、内線電話管理サーバ20、携帯電話ゲートウェイ10および携帯電話端末aを介して、通話が終了する。
このとき、通信制御部11aは、通話終了信号を入力すると、図5に示す通話履歴テーブルにおいて、当該入力日時を「終了日時」として記憶する。
そして、通信制御部11aは、通話評価制御部11cに通話評価指示信号を送信する。通話評価制御部11cは、その通話評価指示信号を入力すると、このときの携帯電話番号に対する外線電話番号との通話評価を行う。すなわち、通話評価制御部11cは、図7に示す評価項目に基づいて、当該評価ポイントを算出し、図5に示す通話履歴テーブルのポイントの過去2回分を抽出して、当該評価ポイントと過去2回分の評価ポイントとの平均評価ポイントを算出する。そして、通話評価制御部11cは、平均評価ポイントが10ポイント以上であると、高評価であると判定し、図6に示す通話評価テーブルにおいて、「自動評価」を「○」として記憶する。一方、通話評価制御部11cは、平均評価ポイントが10ポイント未満であると判定すると、低評価であると判定し、通話評価テーブルにおいて、「自動評価」を「×」として記憶する。そして、通話評価制御部11cは、「手動評価」がある場合には、「手動評価」をそのまま「総合評価」として記憶し、「手動評価」が無い場合には、「自動評価」を「総合評価」として記憶する。
以上より、本実施形態における通信管理システム1によれば、発信制御部11bが、相手先外線電話番号との通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出し、この発信元電話番号情報を発信元として相手先外線電話番号に対応する外線電話端末G1に通話要求を送信することから、相手先外線電話番号との通話評価に応じた発信元電話番号情報を発信元として利用することができ、外線電話端末G1にその発信元電話番号情報を表示させることができる。そのため、相手先外線電話番号の相手は、電話がかかってきたときに、通話評価に応じた発信元電話番号の表示を見ることができる。したがって、複数の発信元電話番号情報が登録されていても、相手に不信感を与えることを極力防止することができ、相手による電話の応答率を向上させることができる。
また、発信制御部11bが、通話評価の高い発信元電話番号情報を抽出して発信元として利用することから、通話評価の高い発信元電話番号情報を外線電話端末G1に表示させることができる。そのため、相手に不信感を与えることを極力防止することができ、相手による電話の応答率を向上させることができる。
また、通話評価制御部11cが、所定の評価項目に基づいて評価ポイントを算出し、当該評価ポイントを通話評価とすることから、迅速かつ正確に通話評価を行うことができる。
また、発信制御部11bが、発信元電話番号情報の番号評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出して発信元として利用することから、発信元として有利な電話番号を利用することができ、相手による電話の応答率を向上させることができる。
また、発信制御部11bが、発信元電話番号情報を複数抽出すると、複発信元電話番号情報をランダムに選択することから、通話評価に基づいて抽出した複数の発信元電話番号情報を満遍なく利用することができ、相手による電話の応答率を向上させることができる。
また、発信制御部11bが、発信元電話番号情報を複数抽出すると、抽出した順番に発信元電話番号情報を選択することから、通話評価に基づいて抽出した複数の発信元電話番号情報のうち、先に抽出した発信元電話番号情報から毎回優先的に利用することができ、相手による電話の応答率を向上させることができる。
また、発信制御部11bが、通話評価の高い発信元電話番号情報がないと判定したとき、通話評価の無い発信元電話番号情報を抽出することから、通話評価の低い発信元電話番号情報に優先して、通話評価の無い発信元電話番号情報を利用することができ、相手による電話の応答率を向上させることができる。
また、発信制御部11bが、通話評価の高い発信元電話番号情報がないと判定し、かつ通話評価の無い発信元電話番号情報が無いと判定した場合において、通話評価の低い発信元電話番号情報を抽出し、低評価発信条件が発信可のとき、当該低い発信元電話番号情報を発信元として外線電話端末G1に通話要求を送信し、低評価発信条件が発信不可のとき、通話要求を送信しないことから、通話評価の低い発信元電話番号情報を発信条件によって利用するか否かを選択することができ、低評価の状況に応じて柔軟に対応することができる。
また、携帯電話ゲートウェイ10および内線電話管理サーバ20が、携帯電話端末a〜cを介して外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3との通話接続を行い、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3との間で携帯電話端末a〜cを介して音声通信制御を行うことから、携帯電話端末a〜cによる通信接続の場所的な自由度を上げることができ、外線電話端末と内線電話端末との通信の利便性を向上させることができる。
すなわち、従来では、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3とが通話するためには、外線電話端末G1が会社の固定電話に電話をかけてから内線電話端末N1〜N3と通話するため、通信接続の場所的な制約があった。
本実施形態における通信管理システム1および携帯電話ゲートウェイ10では、外線電話端末G1が電話をかけると、携帯電話端末a〜cが携帯着信処理を行ってから内線電話端末N1〜N3に繋ぐことができるため、通信接続の場所的な自由度を向上させることができる。例えば、操作者が携帯電話端末a〜cおよび携帯電話ゲートウェイ10を携行していれば、操作者が外出中であっても、外線電話端末G1と社内の内線電話端末N1〜N3との通話を行わせることができ、通信の利便性を向上させることができる。さらに、操作者が携帯電話端末a〜cおよび携帯電話ゲートウェイ10を携行し、内線電話端末N1〜N3であるスマートフォンを他の操作者が携行していれば、当該操作者や他の操作者が外出中であっても、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3との通話を行わせることができるだけでなく、携帯電話端末a〜cまたは内線電話端末N1〜N3の操作者の少なくともいずれか一方が海外に滞在していたとしても、外線電話端末G1と内線電話端末N1〜N3との通話を行わせることができる。
また、着信制御部11dが、携帯電話端末a〜cのいずれかから送信される携帯着信指示を入力すると、登録されている全ての内線電話端末N1〜N3に着信処理を行わせることができることから、通信の利便性をさらに向上させることができる。
また、通話評価制御部11cが、所定の評価項目に基づいて評価ポイントを算出し、直近の評価ポイントとの平均評価ポイントを算出して、当該平均評価ポイントを通話評価とすることから、過去の評価に応じた適切な通話評価を行うことができる。
また、通話評価制御部11cが、平均評価ポイントが所定の閾値(例えば、10ポイント)以上である場合、高評価とし、閾値未満の場合、低評価とすることから、迅速かつ正確に通話評価を行うことができる。
また、通話評価制御部11cが、自動評価および手動評価に基づいて、通話評価を行うことから、適切な通話評価を行うことができる。
また、通話評価制御部11cが、自動評価および手動評価のうち、手動評価がある場合、当該手動評価を通話評価とし、手動評価が無くかつ自動評価がある場合に、当該自動評価を通話評価とすることから、操作者の判断を優先した適切な通話評価を行うことができる。
また、通話評価制御部11cは、発信の処理に基づいて通話評価を行うことから、発信したときの通話の状況に応じて、適切な通話評価を行うことができる。
また、通話評価制御部11cは、着信の処理に基づいて通話評価を行うことから、着信したときの通話の状況に応じて、適切な通話評価を行うことができる。
また、発信制御部11bが、抽出した発信元電話番号情報が発信元として利用されるよう登録されているか否かに応じて発信元電話番号情報を抽出することから、着信専用の電話番号を確保することができ、柔軟に対応することができる。
また、発信制御部11bが、番号評価を利用する設定か否かに応じて発信元電話番号情報を取得することから、番号評価の利用の有無を選択することができ、柔軟に対応することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図12は、本発明の第2の実施形態における通信管理システム1Aを示す全体構成図である。
図12において、図1から図11に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施形態と上記第1の実施形態とは基本的構成は同一であり、ここでは主として異なる点について説明する。
本実施形態においては、携帯電話端末を不要としている。
すなわち、通信管理システム1Aは、ゲートウェイ10Aと、内線電話管理サーバ20と、内線電話端末N1〜N3とを備えている。
通信制御部11a1は、音声情報変換部11e1に、内線音声情報と外線音声情報とを相互に変換させ、不図示のONUまたは電話キャリアのサーバ等を介して、外線音声情報を外線電話端末G1に送信し、外線電話端末G1から送信される外線音声情報を入力する。
発信制御部11b1は、通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出すると、ONUまたは電話キャリアのサーバ等を介して、外線電話端末G1に通話要求を送信し、外線電話端末G1から送信される外線発信応答信号を入力する。なお、本実施形態における発信元電話番号情報は、固定電話やIP電話の番号などであってもよい。
着信制御部11d1は、ONUまたは電話キャリアのサーバ等を介して、外線電話端末G1から送信される外線通話要求信号を入力し、内線電話管理サーバ20から送信される着信応答信号を外線電話端末G1に送信する。
音声情報変換部11e1は、外線音声情報と内線音声情報とを相互に変換する処理を行う。なお、外線音声情報とは、外線電話端末G1において処理される音声信号からなる音声情報である。
電話通信部12aは、例えば、外部機器との情報の送受信を行う各種通信デバイスなどからなり、ONUまたは電話キャリアのサーバ等を介して、外線電話端末G1と通信を行う。
このような構成のもと、通信管理システム1Aは、上記第1の実施形態と同様にして、発信時、着信時および通話時の処理を行う。すなわち、ゲートウェイ10Aは、ONUまたは電話キャリアのサーバ等を介して外線電話端末G1と発信時、着信時および通話時の処理を行う。なお、ゲートウェイ10Aと外線電話端末G1とがONUまたは電話キャリアのサーバ等を介して通信を行う以外の具体的な処理ついては、上記第1の実施形態と同様であるため、ここでの具体的な説明を省略する。
以上より、本実施形態における通信管理システム1Aによれば、上記第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、発信制御部11bが、通話評価のある発信元電話番号情報のうち、通話評価の高い発信元電話番号情報を抽出するとしているが、これに限ることはなく、この構成は設けられていなくてもよい。
また、通話評価制御部11cが、所定の評価項目に基づいて当該外線電話端末に対応する相手先外線電話番号の評価ポイントを算出し、当該評価ポイントを当該外線電話端末との通話における発信元電話番号情報の通話評価とするとしているが、これに限ることはなく、この構成は設けられていなくてもよい。
また、発信制御部11bが、発信元電話番号情報の番号評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出するとしているが、これに限ることはなく、この機能は設けられていなくてもよい。
また、番号評価については、操作者が番号評価を入力するとしているが、これに限ることはなく、番号評価制御部が、インターネットなどを介して、当該発信元電話番号情報を監視し、サイトなどに不利な電話番号として掲載されていると判定すると、不利と評価し、掲載されていないと判定すると、有利と評価して、図4に示す携帯電話番号管理テーブルに記憶してもよい。
また、発信制御部11bが、発信元電話番号情報をランダムにまたは抽出した順番に選択するとしているが、これに限ることはなく、この機能は設けられていなくてもよい。また、発信元電話番号情報の選択のやり方は、ランダムのみであってもよいし、順番のみであってもよい。また、発信元電話番号情報の選択のやり方は、予め選択の順番が決められていてもよいし、その他適宜変更可能である。
また、発信制御部11bが、通話評価の高い発信元電話番号情報がないと判定したとき、通話評価の無い発信元電話番号情報を抽出するとしているが、これに限ることはなく、この構成は設けられていなくてもよい。また、発信元電話番号情報の抽出のやり方としては、適宜変更可能である。例えば、通話評価の高い順に抽出してもよいし、通話評価の無い発信元電話番号情報を優先的に抽出してもよいし、通話評価の低い順に抽出してもよい。
また、発信制御部11bは、通話評価の高い発信元電話番号情報がないと判定し、かつ通話評価の無い発信元電話番号情報が無いと判定した場合において、通話評価の低い発信元電話番号情報を抽出し、低評価発信条件が発信可のとき、当該低い発信元電話番号情報を発信元として外線電話端末G1に通話要求を送信し、低評価発信条件が発信不可のとき、通話要求を送信しないとしているが、これに限ることはなく、この構成は設けられていなくてもよい。例えば、通話評価の低い発信元電話番号情報については、利用しないとしてもよいし、利用するとしてもよい。
また、通話評価について、所定の項目に基づいて、ポイントを算出しているとしてるが、これに限ることはなく、ポイント以外の評価であってもよい。例えば、「○」や「×」などの評価でもよいし、「A」、「B」、「C」などの記号や数字による評価でもよい。
また、通話評価について、図7に示す所定の評価項目に基づいて評価を行うとしているが、これに限ることはなく、評価項目やそれらのポイント数は適宜変更可能である。また、通話評価制御部11cが、外線電話端末G1との通話の音声情報に基づいて、相性等を評価してもよい。
また、通話評価制御部11cが、平均評価ポイントを算出するとしているが、これに限ることはなく、評価の算出のやり方は適宜変更可能である。例えば、通話評価制御部11cが、通話を終えたときに算出する評価ポイントをそのまま「自動評価」としてもよい。
また、通話評価制御部11cが、10ポイント以上を高評価としているが、これに限ることはなく、その閾値は適宜変更可能である。
また、通話評価制御部11cが、「自動評価」および「手動評価」を利用しているが、これに限ることはなく、「自動評価」または「手動評価」の少なくともいずれか一方を利用するようにしてもよい。
また、通話評価制御部11cが、「手動評価」を優先的に利用するようにしているが、これに限ることはなく、「自動評価」を優先的に利用し、「手動評価」を劣後的に利用するようにしてもよい。また、通話評価制御部11cが、これら「自動評価」および「手動評価」を合計して、「総合評価」としてもよい。
また、通話評価制御部11cが、発信時および着信時の通話に対して通話評価しているが、これに限ることはなく、発信時または着信時の少なくともいずれか一方の通話に対して通話評価するようにしてもよい。
また、発信元電話番号情報として、携帯電話番号、固定電話番号またはIP電話番号などが利用可能であるとしているが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、携帯電話端末等のMACアドレスやIPアドレスであってもよいし、その他の識別情報であってもよい。
また、着信制御部11dが、登録されている全ての内線電話端末N1〜N3に着信処理を行わせるとしているが、これに限ることはなく、いずれか一つの内線電話端末N1〜N3に着信処理を行わせるようにしてもよい。
また、外線電話端末G1、携帯電話端末a〜c、携帯電話ゲートウェイ10、内線電話端末N1〜N3の設置数は、適宜変更可能であることは言うまでもない。外線電話端末G1は複数であってもよいし、携帯電話ゲートウェイ10は2つ以上であってもよいし、内線電話端末N1〜N3は1つ、2つまたは4つ以上であってもよい。
また、上記第1の実施形態においては、携帯電話ゲートウェイ10および内線電話管理サーバ20を装置として分離させているが、両者の機能を一つの通信管理装置が備えるようにしてもよい。具体的には、図13に示すように、通信管理システム1Bは、携帯電話端末a〜cと、携帯電話ゲートウェイ10Bと、内線電話端末N1〜N3とを備えている。携帯電話ゲートウェイ10Bの記憶部14は、記憶部23としても機能する。通信制御部11aは、内線通信制御部21aとしても機能し、発信制御部11bは、内線発信制御部21bとしても機能し、着信制御部11dは、内線着信制御部21cとしても機能する。これにより、通信管理システム1および携帯電話ゲートウェイ10と同様の効果を奏することができるだけでなく、携帯電話ゲートウェイ10と内線電話管理サーバ20の機能を1つにまとめることができる。
また、上記第2の実施形態においては、ゲートウェイ10Aおよび内線電話管理サーバ20を装置として分離させているが、両者の機能を一つの通信管理装置が備えるようにしてもよい。具体的には、図14に示すように、通信管理システム1Cは、ゲートウェイ10Cと、内線電話端末N1〜N3とを備えている。ゲートウェイ10Cの記憶部14は、記憶部23としても機能する。通信制御部11a1は、内線通信制御部21aとしても機能し、発信制御部11b1は、内線発信制御部21bとしても機能し、着信制御部11d1は、内線着信制御部21cとしても機能する。これにより、通信管理システム1Aおよびゲートウェイ10Aと同様の効果を奏することができるだけでなく、ゲートウェイ10Aと内線電話管理サーバ20の機能を1つにまとめることができる。
また、外線電話端末G1、携帯電話端末a〜c、携帯電話ゲートウェイ10,10B、ゲートウェイ10A,10C、内線電話管理サーバ20および内線電話端末N1〜N3を構成する前述の各機能部は、単体のコンピュータに備えられていてもよいし、通信ネットワークを介して通信可能な複数のコンピュータに分散して備えられていてもよい。
また、通信管理システム1,1A,1B,1C、携帯電話ゲートウェイ10,10B、ゲートウェイ10A,10C、内線電話管理サーバ20の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各種処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ハードディスク、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、DVD、USB(登録商標)メモリ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
なお、前述した各実施形態およびその変形例を各種組み合わせることができることは言うまでもない。
既述の実施形態に関し、さらに以下の付記を示す。
(付記1)
内線電話端末と外線電話端末との間に接続され、前記内線電話端末と前記外線電話端末とで通話を行わせる通信管理装置であって、
前記内線電話端末から送信される相手先外線電話番号および内線通話要求を入力すると、前記相手先外線電話番号との通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出し、当該抽出した発信元電話番号情報を発信元として前記相手先外線電話番号に対応する外線電話端末に通話要求を送信する発信制御部を備える通信管理装置。
(付記2)
前記発信制御部は、前記通話評価のある発信元電話番号情報のうち、前記通話評価の高い発信元電話番号情報を抽出する付記1に記載の通信管理装置。
(付記3)
前記外線電話端末との通話に対して、所定の評価項目に基づいて当該外線電話端末に対応する相手先外線電話番号の評価ポイントを算出し、当該評価ポイントを当該外線電話端末との通話における発信元電話番号情報の通話評価とする通話評価制御部を備える付記1または付記2に記載の通信管理装置。
(付記4)
前記発信制御部は、前記発信元電話番号情報の番号評価に基づいて前記発信元電話番号情報を抽出する付記1から付記3のいずれか一項に記載の通信管理装置。
(付記5)
前記発信制御部は、前記通話評価に基づいて前記発信元電話番号情報を複数抽出すると、前記発信元電話番号情報をランダムにまたは抽出した順番に選択し、前記外線電話端末に通話要求を送信する付記1から付記4のいずれか一項に記載の通信管理装置。
(付記6)
前記発信制御部は、前記通話評価の高い発信元電話番号情報が無いと判定したとき、前記通話評価の無い発信元電話番号情報を抽出する付記1から付記5のいずれか一項に記載の通信管理装置。
(付記7)
前記発信制御部は、前記通話評価の高い発信元電話番号情報が無いと判定し、かつ前記通話評価の無い発信元電話番号情報が無いと判定した場合において、前記通話評価の低い発信元電話番号情報を抽出し、低評価発信条件が発信可のとき、当該低い発信元電話番号情報を発信元として前記外線電話端末に通話要求を送信し、前記低評価発信条件が発信不可のとき、前記通話要求を送信しない付記1から付記6のいずれか一項に記載の通信管理装置。
(付記8)
内線電話端末と外線電話端末との間に接続され、前記内線電話端末と前記外線電話端末とで通話を行わせる通信管理装置における通信管理方法であって、
前記内線電話端末から送信される相手先外線電話番号および内線通話要求を入力すると、前記相手先外線電話番号との通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出し、当該抽出した発信元電話番号情報を発信元として前記相手先外線電話番号に対応する外線電話端末に通話要求を送信する発信制御ステップを含む通信管理方法。
(付記9)
内線電話端末と外線電話端末との間に接続され、前記内線電話端末と前記外線電話端末とで通話を行わせる通信管理装置における通信管理プログラムであって、
前記内線電話端末から送信される相手先外線電話番号および内線通話要求を入力すると、前記相手先外線電話番号との通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出し、当該抽出した発信元電話番号情報を発信元として前記相手先外線電話番号に対応する外線電話端末に通話要求を送信する発信制御ステップを前記通信管理装置に実行させる通信管理プログラム。
(付記10)
内線電話端末に接続される通信管理サーバと、外線電話端末に接続される通話管理装置とを備え、前記通信管理サーバと前記通話管理装置とが接続されて前記内線電話端末と前記外線電話端末とで通話を行わせる通信管理システムであって、
前記通信管理サーバは、
前記内線電話端末から送信される相手先外線電話番号および内線通話要求を入力すると、これら相手先外線電話番号および内線通話要求を前記通話管理装置に送信する内線発信制御部を備え、
前記通話管理装置は、
前記通信管理サーバの内線発信制御部から送信される相手先外線電話番号および内線通話要求を入力すると、前記相手先外線電話番号との通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出し、当該抽出した発信元電話番号情報を発信元として前記相手先外線電話番号に対応する外線電話端末に通話要求を送信する発信制御部を備えることを特徴とする通信管理システム。
1,1A,1B,1C 通信管理システム
10,10B 携帯電話ゲートウェイ(通信管理装置)
10A,10C ゲートウェイ(通信管理装置)
11b,11b1 発信制御部
11c 通話評価制御部
21b 内線発信制御部
G1 外線電話端末
N1〜N3 内線電話端末

Claims (10)

  1. 内線電話端末と外線電話端末との間に接続され、前記内線電話端末と前記外線電話端末とで通話を行わせる通信管理装置であって、
    前記内線電話端末から送信される相手先外線電話番号および内線通話要求を入力すると、前記相手先外線電話番号との通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出し、当該抽出した発信元電話番号情報を発信元として前記相手先外線電話番号に対応する外線電話端末に通話要求を送信する発信制御部を備える通信管理装置。
  2. 前記発信制御部は、前記通話評価のある発信元電話番号情報のうち、前記通話評価の高い発信元電話番号情報を抽出する請求項1に記載の通信管理装置。
  3. 前記外線電話端末との通話に対して、所定の評価項目に基づいて当該外線電話端末に対応する相手先外線電話番号の評価ポイントを算出し、当該評価ポイントを当該外線電話端末との通話における発信元電話番号情報の通話評価とする通話評価制御部を備える請求項1または請求項2に記載の通信管理装置。
  4. 前記発信制御部は、前記発信元電話番号情報の番号評価に基づいて前記発信元電話番号情報を抽出する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の通信管理装置。
  5. 前記発信制御部は、前記通話評価に基づいて前記発信元電話番号情報を複数抽出すると、前記発信元電話番号情報をランダムにまたは抽出した順番に選択し、前記外線電話端末に通話要求を送信する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の通信管理装置。
  6. 前記発信制御部は、前記通話評価の高い発信元電話番号情報が無いと判定したとき、前記通話評価の無い発信元電話番号情報を抽出する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の通信管理装置。
  7. 前記発信制御部は、前記通話評価の高い発信元電話番号情報が無いと判定し、かつ前記通話評価の無い発信元電話番号情報が無いと判定した場合において、前記通話評価の低い発信元電話番号情報を抽出し、低評価発信条件が発信可のとき、当該低い発信元電話番号情報を発信元として前記外線電話端末に通話要求を送信し、前記低評価発信条件が発信不可のとき、前記通話要求を送信しない請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の通信管理装置。
  8. 内線電話端末と外線電話端末との間に接続され、前記内線電話端末と前記外線電話端末とで通話を行わせる通信管理装置における通信管理方法であって、
    前記内線電話端末から送信される相手先外線電話番号および内線通話要求を入力すると、前記相手先外線電話番号との通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出し、当該抽出した発信元電話番号情報を発信元として前記相手先外線電話番号に対応する外線電話端末に通話要求を送信する発信制御ステップを含む通信管理方法。
  9. 内線電話端末と外線電話端末との間に接続され、前記内線電話端末と前記外線電話端末とで通話を行わせる通信管理装置における通信管理プログラムであって、
    前記内線電話端末から送信される相手先外線電話番号および内線通話要求を入力すると、前記相手先外線電話番号との通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出し、当該抽出した発信元電話番号情報を発信元として前記相手先外線電話番号に対応する外線電話端末に通話要求を送信する発信制御ステップを前記通信管理装置に実行させる通信管理プログラム。
  10. 内線電話端末に接続される通信管理サーバと、外線電話端末に接続される通話管理装置とを備え、前記通信管理サーバと前記通話管理装置とが接続されて前記内線電話端末と前記外線電話端末とで通話を行わせる通信管理システムであって、
    前記通信管理サーバは、
    前記内線電話端末から送信される相手先外線電話番号および内線通話要求を入力すると、これら相手先外線電話番号および内線通話要求を前記通話管理装置に送信する内線発信制御部を備え、
    前記通話管理装置は、
    前記通信管理サーバの内線発信制御部から送信される相手先外線電話番号および内線通話要求を入力すると、前記相手先外線電話番号との通話評価に基づいて発信元電話番号情報を抽出し、当該抽出した発信元電話番号情報を発信元として前記相手先外線電話番号に対応する外線電話端末に通話要求を送信する発信制御部を備えることを特徴とする通信管理システム。
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